165 :
底名無し沼さん:2001/08/22(水) 18:26
このスレちょっと好き
166 :
底名無し沼さん:2001/08/22(水) 18:29
つまらん長文で自己満足スレ
>愛用のロッドを二刀に構えた釣りヲタがクマの前に立ちはだかった。
自分は結構おかしかった。
襲い掛かるクマの前肢が釣りヲタの胸倉にかかろうとする。
その時、副隊長は釣りヲタの背中が一瞬光ったように見えた。
そして秋田在住の曽祖父の言葉を思い出した。
「クマの最大の武器は爪でも牙でもネェ。肉球ダァ。
あれがな、そぉうっと押し当てられるんだガァ、
内臓はぁ、はぁ、グチャグチャになるぅ。」
その必殺の浸透勁が釣りヲタの体を貫いた。
170 :
底名無し沼さん:2001/08/23(木) 20:13
即身仏。
つまらん、、、
172 :
特別大佐:2001/08/24(金) 00:44
(つづき)
釣りヲタ、すまん。
必死で走り続けた俺たちは、釣りヲタの犠牲のおかげで、一旦はあの化け物クマから逃れて雑貨屋に到達することができた。
幸い、雑貨屋の電気はついていた。麦茶をくれたあのオヤジに助けを求めるべく、玄関に行くとドアは半分開いていた。
が、しかし。
なんか変だ。明かりはついているのに物音がしない。人の気配がない。
「おやじさーーーん!」
2、3度、声を出して呼びかけても返事がないので俺たちは中に入ってみることにした。
半開きのドアを開けて一歩なかに踏み込むと、思わず「あっ!」と息をのんだ。
そこには、この世のものとは思われない、恐るべき光景が展開されていた。
(つづく)
↑つづきは不要
ちぇっ、釣りヲタに期待してたのに、
巧の技がみれるべ、と思ってたけど死んでしまったのか、、、
ちょっとかなぴー。
この世のものとは思われない、恐るべき光景
をきぼーん。
(つづき)
「あ〜〜〜〜ら、いらっしゃい」
「隊長さんだったかしら」
俺たちは、信じられない光景を目撃した。
雑貨屋がみごとにオカマバーになっている。
あの内装はどこいったんだ?
だが、声の主は先ほどの雑貨屋のおやじだった。
なんだか顔は白いが、塗りが厚すぎるようだ。
ひび割れてもいる。
小麦粉でも塗りつけているのではないかと思うほどだ。
いや、実際そうかもしれない。
部屋の奥には、
やっぱりおんなじような化粧に、
おんなじようにバカハデなドレスをまとった、おかまおやじが数人いる。
どうやら近所のおやじどもか?と思っていると、
「すわって下さるかしら、奥のほうへどうぞ−」
語尾の最後は裏声でも出してるような声だ。
俺たちは、魔法にかかったように、部屋の奥に歩き出した。
「焼酎でいい」といいつつもうボトルをあけている。
「麦茶わりでよかったわよね!」
なんと!!!!
先ほど来た時もらった麦茶、ペットボトル2本分は、
なんか、用意がいいなと思っていたら、これだったのかい!!!
店でだしてたのかあぁぁぁぁぁ!!!!!!
(つづく)
ごめん
× 先ほど
○ 先日
178 :
底名無し沼さん:2001/08/24(金) 21:26
↑ウンザリだ、、、
つまんないから、特別大佐も平隊員も自己満足したいだけなら
これからは全部sageで書いてよね!!
180 :
特別大佐:2001/08/25(土) 01:05
(つづき)
そこには、この世のものとは思われない、恐るべき光景が展開されていた。
玄関のタタキには、眼をカッと見開いたままの男の死体が仰向けに転がっていた。
腰から下がちぎり取られていた。
「・・・おやじさん・・」
そうだ。麦茶をくれた、あのおやじさんの変わり果てた姿だった。
そうか。テントの外で、あの化け物がくわえていた足首は、おやじさんの足だったのか。
おもわず涙がこみあげてきた。
奥へ通じる廊下には、女が倒れていた。スイカのようなものも落ちていた。
いや、よく見るとスイカではなく男の子の”頭”だった。
女は20代のように見えたが、腹と乳房をえぐり取られていた。
おそらく、おやじさんの娘と孫であろうか。
あたり一面が血の海で、歩くのに難儀した。
廊下を進んで右側の部屋にはいると、ふたり倒れていた。
一人は30歳くらいの男で、右腕をもぎ取られていた。
その下には、首のない子供の死体があった。
廊下に倒れていた娘の亭主と、その子供であろうか。
おそらく、クマと格闘になった亭主が子供をかばいながら抵抗したが、先ず、子供の首を引きちぎられ、次にかばった右腕をむしり取られたのであろう。
そしてそれに気づいた娘が逆上して、こどもの頭を抱えてクマに立ち向かったが、返り討ちにあった、というところだろうか。
その部屋を出て、向かい側の部屋に入ると、老婆が倒れていた。
そしてその上に、猫がうずくまっていた。
猫は生きていたが、こちらを一瞥しただけでじっとしていた。
老婆には外傷は無かった。おそらく心臓麻痺か。生前、可愛がっていたのが、この猫だったのだろう。
一家全滅か・・・
なんてヤツなんだ・・・
俺たちは急いで警察に連絡をすることにして、そばにあった電話機で110番をダイヤルした。
が、しかし・・・
(次回、驚愕のクライマックスへつづく)
ageるなヴォケ!!打ち切れや!!
==========終了=============
もうクライマックか、、、、
なんか評判悪いしね。
183 :
おいなりさん:2001/08/25(土) 12:14
揚げ
特別大佐、平隊員ともに消防並の作文ですな
まだあたのか?
いきてるか?
よっしゃ!
あげるな
うう・・・釣りヲタはゆっくりと、のたうつように体を回しながら周囲を見渡した。
誰も居ない。クマも。
あの時、クマの右拳がえぐるように胸元にかかり、すんでの所でかわしたつもりが、
胸元で何かが爆発したような感じがして吹き飛ばされた。
一瞬で熱い奔流が胸元と腰椎に向かって突き抜けて意識を失ったのだ。
今は肺が裂けたように小刻みに、浅くしか呼吸ができない。
呼吸をするたびに激痛が全身を走り、腕一本動かすのでさえ困難だ。
さらに、先ほどのクマの手から放たれた熱がまだ残っているのか、頭がぼうっとし
ている。
クマを前にしたとき、釣りヲタはいくつかのオプションを持っていた。
@ルアーを高圧線に投げて引っ掛け、ロッドをクマに絡ませる一相地絡電撃作戦。
Aミツバチに似たフライを投げ(バスちゃうやん)、あたかもそこにハチミツ一
杯の蜂の巣が有ると見せかける、ハニーハニー作戦。
B二刀のロッドでクマの目を突き、一刀で脚を払い、もう一刀で脇から心の臓を
貫く剣豪作戦。
C二刀のロッドをクルクル回してクマを幻惑するジャグラー作戦。
D隊長を殺るために先端に毒を塗っておいたスペシャルロッドを伸縮させてクマ
を突く、毒針蜂の一刺しなんちゃてビリヤード作戦。
Eクマの加えた腕を針で引っ掛け、これでクマを操る傀儡作戦。
「あ、この手も有った、ロッドを献上して謝るゴメンナサイ作戦」
しかし所詮はヲタはヲタだった。自分を取り巻く現実も、メディアを通して得られ
た薄っぺらな知識のフィルターを通した戯画としか捉えられなかった。ヒーローは
誰でもなれるほど安っぽいものでは無かったし、追い詰められても開放されるよう
な自分の潜在能力などは最初から無かった。そもそもそんな行動力も無かった。
中学のとき、初めてのイジメに合ったときに気付くべきだった。すぐに登校拒否、
一日中釣りをして、大検通って大学入って、出あったのは昔の苛めっ子に似ている
が、頭の足りない隊長で、こいつは上目遣いでちょっと見てやればご機嫌になるよ
うな奴だった。何も変わっていなかった。忘れていた。考えもしなかった。
「としゆき・・・副隊長・・・チョッパー・・・大穴・・・猿・・・ひろし・・・逃げろ。バラバラに
なるな。力を合わせろ。」
隊長以外の全員の名前を絞るように呟き、釣りヲタは祈った。すべては遅すぎた。
満天の星空が涙でゆがむ。
「あるー日、森の中、クマさんに、出あった・・・」
釣りヲタは再び気を失うまで口ずさんでいた。
8−1=7人:チーム壊滅まで残り30時間27分
190 :
底名無し沼さん:01/08/27 16:51 ID:wMha11o2
age
>>189 だからオリジナルの文体と知能程度と文章力を
ちゃんと継承しろっての。あと続けるなら短めにな。
ぼくちゃんのすうぱぁ沢登り日誌
今回は沢登りの話を報告しとくね。
服装はTシャツにズボンは半ズボンになった海水パンツに靴は登山用のハイネックシューズ、靴下は軍足の上にカジュアルソックス、時計はランドマスター植村モデル。
装備はリュックサックに1.5Lのペットボトルに自家製の麦茶、携帯電話にティッシュペイパー、コンパクトカメラ、タオル1枚、懐中電灯、財布、水中眼鏡を入れて出発。
とりあえずバイクで阪急清荒神駅まで、そこから徒歩でかまどの神様で有名な清荒神への参道を徒歩で登る事数分、道中は平日の昼過ぎなので開いている露天も少なく閑散としていました。
途中にある駐車場を右に折れ200mほど登っていくと無料休憩所があるのでそこで暖かいお茶を飲み一服。
本堂に参拝し商売繁盛・家内安全をお願いしてから元来た参道を駐車場まで戻り、今度は駐車所から東へ抜ける車道を道沿いに歩く。
汗が流れ落ちるほど日差しが強く、汗を拭きながら住宅街を抜けて武庫川にかかる生瀬橋を渡り国道176号を川を右手に見ながら北上していく。
清荒神駅を出発してから生瀬橋を渡るまでの所有時間は約1時間、途中住宅街で少し迷ったので次回は40分もあればいけるでしょう。
地蔵堂を目指して歩く事数分、交通量が多いので普通の歩道を歩いてるような感じで結構しんどかったです。
地蔵堂から旧福知山線に入る道を見つけてそこへ合流。
実際の所は旧福知山線の入り口は地蔵堂の100mぐらい宝塚よりにあったのですが見落としていました。
武庫川沿いを上流に向かってテクテク歩く、この辺から川にはゴツイ岩がごろごろ転がっているので今までと全く景色が違う所にまず驚く。
川岸にあった畳7帖ほどある岩の上でちょこっと一服、麦茶が美味い。
旧福知山線を歩く事10分ほど、途中短い鉄橋を2本ほど渡り、最初のトンネルへ到着。
持っていた懐中電灯で中を照らして20mほど中へ進んでいくが、光が奥まで届かず尚且つヒンヤリ冷気に出口が見えない無気味さにビビってしまい途中で引き返す。
2回ほど気合を入れてチャレンジするがやっぱり怖くて引き返す。
こうなれば川を上っていこうと川岸へ降りて、途中川につかりながらも上流を目指す、川岸には大きな岩がゴロゴロしているので、川が深い所は岩を登りながらも地道に進んでいく。
約1時間進むが全く次のハイキング道=トンネルの出口が見えず、尚且つ2m~3mの岩を登りながら進むので危険この上なく、怪我をしても一人で帰れないような状況なので、後ろ髪を引かれながらももと来た道を戻る。
旧福知山線のもと来た道を戻りながら最初の鉄橋の下を流れる名塩川を登る事にする。
鉄橋の上から覗くと水が澄んでいてとても綺麗なので、早速鉄橋から降りて沢登りに変更する。
日差しがキツイので沢に足を突っ込みながらザブザブと上流目指して進む。
傾斜は殆ど感じられず木洩れ日から日差しがやわらかく水面を照らしている様は幻想的で何かしら感動があります。
途中に岩場があるが大きくても直径1m程なので子供を連れてきても大丈夫でしょう。
行程はとても快適で、マッタリするにはお勧めです。
途中に住宅街を横目に見ながら進む場面もありましたが、全体的に木々や竹薮の間を抜けるので非日常的な雰囲気が味わえます。
ちょっとした渓谷のような場所をさらに進んでいくと、最初の関門は人工的に作られた高さ4mほどのコンクリートの壁でした。
どうやら壁の向こうは小さなダムのようになっているようで、壁の上からは水が小さな滝となっています。
見たときは滝壷を突き進んで壁を攀じ登ろうかと考えましたが、傾斜が90度近くあり尚且つ突起が皆無なのでそれは断念。
向かって右手にある土手とダムの壁がクロスする所を、両手両足を突っ張る感じで何とかよじ登る。
登りきった先は少し浅めの池のような感じになっていました。
少し小さく直径10m幅7m程の楕円になった形をしていて、水深が30p弱で水が澄みきっているのでとても綺麗です。
壁の上は畳を2枚縦に並べたような空間があり、そこで一服。
住宅街からはかなり上流に来ているので、街の騒音が全くせず、鳥や虫の声が良く聞こえます。
小動物が水場にしているのかして、水で湿った砂の上に動物の足跡が見られました。
靴の中に溜まった小石などを出して再出発。
時刻は午後4時ぐらいになっていました。
暦の上では秋という訳ではないのですが、流石に日の傾きが早くなってきています。
左右を木々に囲まれた沢を地道に進んでいくとゴロゴロと岩が転がっている幅10m程の空間に出くわす。
突き当たりは天然の滝があり、水が流れ落ちる所は半径5mほど深さ1.5m位の小さな滝壷になっておりかなり深さがあります。
滝は高さ約5mで表面は大きく2条の流れとなって水が降り注いでいてかなり流れがきついです。
この滝に到着した時にはもう日が暮れ始めていて、水が幾ら澄んでいるといっても流石に滝壷を泳ぎきって登れるかどうか怪しい滝に取り付くのは危険が伴うので散々迷った挙句ここで断念し、側壁の土手を20mほど登攀して国道へエスケープ。
この土手を登る時も傾斜が60度以上あったのでかなり緊張しながらの登攀でした。
国道に辿り着いた場所は先ほど断念した滝が下に見ることが出来る橋になっており、橋の上から滝を見下ろすと木々の陰に隠れて川面を見ることが出来ませんでした。
さらに国道沿いに北上する事しばらく、中国自動車道をくぐり少し行くとJR西宮名塩駅が見えたのでそこへ行きました。
西宮名塩はベッドタウンで、駅に隣接する大手スーパーやバスターミナルでこの地域が最近開拓された地域であるのが見て取れます。
数年前にはじめてバイクでここへ来た事がありますが、うっすらと思い出される町並みより遥かに開拓された感じがします。
名物になるのかどうか?ここには山の斜面上部に住宅街が密集しているので下にある駅からは直接山の斜面に設けられた斜めに移動するエレベーターがあります。
来たついでに数年前と同じようにエレベーターにのり展望を楽しみました。
そうこうしている内に日が暮れたので西宮名塩から宝塚まで電車で移動した後、そこからは徒歩で清荒神駅まで戻りました。
駅前の広場で休んだ後、国道をひたすら南下。
道が空いていたのでストレスを感じることなく帰宅する事が出来ました。
数日後・・・
--------------------------------------------------------------------------------
前日夜更けからシトシト雨が降っていましたが、夜明け前にはあがったらしく空気が澄んでいました。
天気予報を見ると午後から局地的に小雨といっていました。
空を見ると雲の間に青空が見える箇所が要所要所見て取れますが、全体的には曇りでした。
流石に先日ほど暑くはなく厳密に言えば涼しいくらいでしたが、諦めた名塩川の渓流にどうしてもリベンジしたく出発する事にしました。
時刻は午前11時、服装は前回と同じで唯一違うのは時計だけがカシオのG−ショック。
今回はハードな沢登りになるかもしれないので購入したばかりの時計を傷つけるのは少し気がひけるのと、行程のタイムを計測したいのとでデジタル時計を選択。
装備の方はリュックの中に、水筒、着替えのTシャツ、タオル、カメラ、財布、洗濯物を干す時に使用している長さ7m程のロープ、懐中電灯とライターはタッパ−に入れ防水し、ティッシュは弁当箱にほり込んでこれまた浸水に対処する。
携帯電話は流石に今回は置いていくことに。
出発前に体力補充のためお餅を5個ほど焼いて食べておく。
今回は天候の関係と体力温存の為電車で西宮名塩まで行く。
家を出発してから駅到着までの所有時間は1時間半、駅を出て目の前の大型ショッピングセンターでビニールを補充し、すぐ近くにある小学校の脇を通り、前回の滝から下流200mぐらいの所へ到着。
渓流に入る前にシトシトと雨が降ってきたので、リュックの中の備品をビニールで包み込む。
これで全身ずぶ濡れになってもリュックの中の防水は完璧。
前日に降った雨と現在も降り続けている雨のせいで、川の水が泥水に近い濁りで尚且つ少し増水していました。
雨にぬれて寒かったですが、どうせ沢登りは全身ずぶ濡れになると半分覚悟していたのと前回のような悔しい思いはしたくなかったのとで早速渓流へ。
この辺では昨夜の雨がひどかったらしく、途中土砂が崩れて川を半分埋めていました。
少しビビリました。
それでもズンズン登っていくと前回の滝へ到着。
状況は最悪で滝壷の範囲が広がっており、上流から流れてきたであろう木の葉や泥水で底が全く見えないような状況でした。
腰まで滝壷につかりどうしようか思案する事数分、いまさら帰るわけには行かないので思い切って滝壷を泳ぎ滝に取り付くことに成功。
がっしかし取り付いたのはいいが、下半身はまだ水中で足を引っ掛ける場所が見つからない。
その亀のような格好で数分耐え、何とか腕力だけで体を引き上げる事に成功。
最初に手を架けた箇所に足を引っ掛けてやっと登攀の準備完了。
冷たい滝の水を頭からかぶりながら、次の手がかりを探す。
指が引っかかれば力を少し加えて、崩れないか確認し他の手足が滑らないように細心の注意を払いながら体を壁に密着するような感じで体を持ち上げていく。
単純な作業を規則正しく繰り返しながらも決して気を抜かないように自分に言い聞かせながらの登攀。
高さ約5mでも途中で滑り落ちれば、何がしかの怪我を負う可能性があると思うとかなり緊張しました。
十分時間をかけて登りきると、其処からはもう別世界。
ひとかかえでは抱えきれないような大きな岩がゴロゴロ転がっていて、岩には苔などがびっしりついています。
滝を挟んでの上流と下流ではこうも景色が変わるのかと、少し驚きました。
--------------------------------------------------------------------------------
その上流でぼくちゃんが体験した事は・・・・次回に続く
197 :
のり太:01/08/28 02:14 ID:ZC1iSQfM
>>115の続き
俺達は全員目を覚ました。隊員の一人が先日クマらしきものを目撃したという報告が俺の頭をよぎった。
きっと他の隊員たちもその事を考えていたのだろう。
隊長が火をおこそうと言ったので俺達は夕食時に造った焚き木にもう一度火をつけることにした。
連れが言う怪しい物音は聞こえてはこなかったが山の夜は真っ暗で気持ちが悪かった。
俺達は恐怖を紛らわす為先日の残りの花火や爆竹で騒いだが、俺を含め隊員たちが空騒ぎで騒いでいる事は誰の目にも明らかだった。
闇が怖くて俺達はわざと大きな声で会話していたがそれも長くは続かなかった。
先ほどの食料の件でギクシャクしていた俺たちだったが、状況が状況だけに力を合わすため改めて友情を誓い合った。
結局話し合った結果俺達は交代で見張りをつける事にした。
見張るのはローテーション制で2人一組で3時間交代に決定した。
3時間と言うのはその時間の方が体には良いと隊員の一人が言ったからだ。
なぜそうなのか理解できなかったが俺達はその提案道理に実行する事にした。
まずは隊長と怪しい物音が聞こえたという隊員が見張りにつくこととなり、その後は俺と釣りオタという順番になった。
最初はなぜか興奮して寝付けなかったが、焚き火のはぜる音を聞いているうちになぜか眠ってしまったようだ。
何者かに体を揺り動かされ目が覚めた。
目をあけてみると其処は寝ズの番をしていた隊員が青い顔をして立っていた。
時計を見るとまだ3時間経っていなかったので不機嫌になったが、隊員の顔色が悪いのでその事は一瞬で頭の隅から追いやり隊員に状況を聞くために寝袋から抜け出した。
そして隊員に話し掛けようとした俺だったが・・・・そこで思わず言葉を失ってしまった。
俺の横では何も知らない釣りオタが口をだらしなくあけて幸せそうに眠っている。っが俺は理解したのだ!
俺たちのベースキャンプが今とんでもない状況に陥ってるということを・・・。
眠気が一瞬で吹っ飛んでしまうような危機的状況が目の前に展開されていた。
この後俺達は人生において初めての修羅場を経験する。
>>146にバトンタッチするのはちと無理かな?
a
199 :
底名無し沼さん:01/08/28 15:48 ID:ooYrV47.
ho
200 :
平隊員:01/08/29 00:35 ID:QZm2jcng
>>189 そういうことだったのか。
イイ。
ワシより文才あるね。
201 :
副隊長:01/08/29 19:15 ID:LeqM/wUc
あげじゃー!
202 :
底名無し沼さん:01/08/29 19:22 ID:kBdtmMWw
まだやってたの・・・・・・これ。
自分が自分でしかないことに釣りヲタが絶望していた頃、残るメンバーは雑貨屋
の惨状に息を飲んでいた。それが、自分達が出会ったあのクマの仕業かどうかは
知る由も無い。しかし、まるで快楽殺人の現場のような理不尽な殺戮の跡に、
一同はただ立ち尽くすしかなかった。
何故ここまでやる?自然は無駄な殺生はしないんじゃないのか?篭った血の臭い
にひろしは全身がすくむのを感じながらも、湧いてくる教科書的な疑問の答えを
探そうと室内を見渡した。
副隊長も必死で何かの手がかりを求めて歩き回っている。
「ゃ、やべぇよ・・・あいつがやったんだ。ここはやべぇ、逃げようゼ」
チョッパーが最初に口を開いた。予想外に貧弱な声しか出ないことにチョッパー
本人が驚き、自身の精神以上に肉体が恐怖していることをチョッパーは自覚した。
自覚により精神の恐怖は肉体へ、肉体から精神へと、まるでハウリングのように
閉じたループ内を伝達し、段々とチョッパーの恐怖は増幅されていった。そして
それはチョッパーを不安げに見ていた猿にも伝わった。
「どうすんだよ!?逃げんのか?俺は逃げるぜ、死ぬのは御免だからな!」
「そう、そうだ、逃げよう。町まで行くんだ。降りりゃいいんだ。」
発言しながらチョッパーと猿の視線は今回の無謀な計画を立ち上げた隊長に注がれた。
が、その視線は空を切った。隊長は忽然と姿を消していた。
「あいつ何処だよ、あん?野郎逃げやがった、勝手に逃げやがった。畜生!」
ろくすっぽ確認もせずにチョッパーが外へ飛び出して行った。
「待ってくれ、俺も行く・・・」
猿がそれに続こうとする。機を見るに敏な大穴が猿の機先を制して駆け出す。
二人は狭い戸口でぶつかりあい、もつれるように闇の中へ消えてしまった。
「嘘だろ、アニキ、アニキッ」
としゆきが屋内を走りながらバンバンと乱暴に扉を開けて回る。
「チキショウ、何でだよアニキ、何でだ」
兄の不在を確信したとしゆきは、そう呟きながらフラフラと戸口へ向かう。
「待てとしゆき、待つんだ落ち着け」
ひろしの静止が合図となったようにとしゆきはダッと走り出した。
「としゆきーッ!」
釣りヲタの願いは星には届かなかった。
8−1=7人:チーム壊滅まで残り29時間14分
204 :
特別大佐:01/08/31 22:47 ID:FKGvEPyQ
>>180 より、つづき、その1)
俺たちは急いで警察に連絡をすることにして、そばにあった電話機で110番をダイヤルした。
が、しかし・・・
電話は通じなかった。
どうやら電話線をちぎられているようだった。
「くっそー、ヤツの仕業にちがいない!」副隊長が吐き捨てた。
「仕方がない。山を下りよう。」俺が言った。
ドアの外に出て、俺たちは驚いた。
あたり一面がいつの間にか銀世界に変わっていた。
「おい、おい、真夏に雪かよ。信じられんなぁ、まったく・・・」副隊長が言った。
「これが山岳気候ってもんさ。」俺が解説してみせた。
雪は、ぱらぱらと降っていた。俺たちは、下山するために山道へ出て、左へ曲がって2,3歩踏み出して、ギョッとした。
「ヤツだ!!」
20m先に、あの化け物が道の真ん中にどっかりと座り込んでいた。
そして、こっちを見ていた。
漆黒の闇のなかに、2つの赤い眼が「鬼火」のように揺れていた。
「これは、下山できんぞ・・・」 俺が呟いた。
「いよいよ終わりですかねぇ、おれたちも・・・」気弱に副隊長がもらした。
「・・・・・よし、ちょっと考えがある。雑貨屋まで戻ろう。」
後ずさりしながら、雪の中を俺たちは雑貨屋まで戻った。
クマは動かず、じっと見つめていた。
205 :
特別大佐:01/08/31 22:49 ID:FKGvEPyQ
(つづき、その2)
雑貨屋に戻った俺たちは、スコップを2本調達した。
その他には、鉈を2丁ずつとナイフを1本ずつぶら下げて、再び外へ出た。
雪は、かなり激しく降りだした。
山道へ出ると、クマはさっきと同じ場所に座っていた。そしてこっちを見ていた。
まるで「下りれるものなら、下りてみろ。」 と言っているようにも見えた。
俺たちは、クマとは反対の、頂上の方角へ歩き出した。
化け物クマも20mの距離を保ったまま、ゆっくり歩き出した。
ときおり後ろを振り返ると、ヤツの「鬼火」のような赤い眼が20m後ろで揺れていた。不気味だった。
雪は、ますます激しく、吹雪の様相を呈してきた。と、そのとき、
「ドガガガガーーーーーーーン」
と大音響とともに山が揺れた。
「崩落だっ!近いぞ!」副隊長が叫んだ。
その5分後に、俺たちは頂上に到達したが、副隊長の
「道が無い!!」という叫びに愕然とした。
先ほどの大音響は、頂上の南から西へ下るルートが100mに渡って崩落した音だったのだ。
行く手は断崖のみ。後方からは3mの巨大な人喰い熊。
まさに、「絶体絶命」であった。
206 :
特別大佐:01/08/31 22:51 ID:FKGvEPyQ
(つづき、その3)
あれこれ考えても仕方がない。
俺たちは、雑貨屋で打ち合わせた通り、東側の断崖の1m手前をスコップで掘り始めた。
頂上から東側の断崖へは、およそ25mの距離があり、ゆっくり傾斜している。そして、その先は500mの断崖絶壁。
「よし、完成だ!」
1時間あまり掛かっただろうか、吹雪の中で、苦しい作業だったが、幅50cm、長さ1.8m、深さ1mの穴が完成した。
その間、クマは20mあまり離れた頂上から、「鬼火」のような赤い眼で、じっと見つめているだけだった。
満腹だったのだろうか。
雪は小降りになってきたが、積もった雪で頂上から断崖へは非常に滑りやすくなっていた。これは、俺たちに好都合だった。
俺たちは、穴の横に立って叫んだ。
「おいっ!化け物ぐまっ!かかってこい!」
同時に、持っていたナイフをクマに向かって投げつけた。
が、二人のナイフは届かずにクマの手前で雪に刺さっただけだった。
次に、俺の持っている鉈を
「くそったれーーーーーーーー」と言いながら化け物に向かって投げた。
ヤツは一瞬、ピクッとしたが、耳をかすっただけだった。
今度は副隊長がヤツに鉈を投げた。
「くたばれーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
鉈は、ヒューーンと唸りながら、「ドカッ!」「うおぉぉぉおお」とヤツの悲鳴が続いた。
「やった!」副隊長が叫んだ。
どうやら化け物の右肩に、鉈が突き刺さったようである。
しかし、その程度でくたばる化け物ではない。
怒りに燃えた赤いその両眼は、大きく見開かれ、血にまみれた歯を剥き出しにすると、ただちに攻撃態勢に移るや、鉈を右肩に刺したまま、猛スピードでこちらに突進してきた。
「さあ、いいぞ! 15m、 10m、、 4m、今だっ!!」
俺たちは同時に穴の中へ飛び込んだ。
「ぐぅおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
化け物の巨大な黒いかたまりが、俺たちの穴の上空を滑空して行った。
(次回、最終章へつづく)
207 :
とんび:01/08/31 23:40 ID:R17JTb/s
あぶらげ
↑痛すぎる自覚を持て
あのー続き書くなら、副隊長の視点から文章を書くべきだと思われ
続きなんぞ要らん、終了しろ。
つまらん長文よくやるよ、、、
なんか知らないうちにムチャクチャになってる・・・・・
糞スレにつき終了。
>>206 より続き俺たちは同時に穴の中へ飛び込んだ。
「ぐぅおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
化け物の巨大な黒いかたまりが、俺たちの穴の上空を滑空して行った。
<最終章>
俺たちは急いで穴から飛び出して、化け物クマの行方を目で追った。
ヤツの黒い巨体が、崖の数メートル先の空中でフワリと一瞬止まり、こちらを見た。
その赤い眼に、”敗北”の色が滲んでいたように見えた。
黒い巨体が白い谷底に向かって真っ逆さまに吸い込まれていき、小さな点となり消滅した。
「やったー。やったぞーーーーー!!」
俺たちは口々に叫んだ。
そして全身の力が抜けていき、その場にへたり込んだ。
何時間眠り込んだことだろう。小鳥のさえずりで眼を覚ましたが、やけに胸が重い。
何かが覗きこんでいる。
ぎょっ、としてよくみると、白い猫がからだの上に乗っていた。
例の雑貨屋で死んでいた老婆の上に乗っていた猫だった。
「そうかー。ばあちゃんの仇は討ってやったからな。」
と言って、その猫を抱いて俺は立ち上がった。
昨夜の吹雪は嘘のように止み、あぶらぜみの鳴き声が青空の下でいつまでも聞こえていた。
<完>
いまいち。