【クロスベアリング】道迷い総合スレッド【GPS】

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1底名無し沼さん
「道に迷った!」
多くの遭難事故が道迷いを契機として発生しています。
迷った時にどうする?迷わないためには何をすればいい?
各種テクニックやGPSは役に立つのか?
熱く議論していただければ幸いです。

といいつつ実はここの隔離スレ
地図・地形図総合スレ 5枚目
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/out/1241914759/l50
2底名無し沼さん:2010/07/24(土) 00:38:11
>>814
登山で道に迷ったときどうすべきでしょうか?

迷うくらい不注意なバカだったので、
来た道を戻ることはできませんでした。

道迷いが少しでも減ってくれる情報源とおっしゃるわりに
「登山で道に迷ったときどうすべきか?」の解決法が一つしかないみたいなので
もしご存知でしたら王道以外の情報、技術も教えていただけるとありがたいです。
3底名無し沼さん:2010/07/24(土) 12:27:50
前697・814 です。
すみませんが自分の知識では王道以外に思いつく技術はありません。
(ロクに地図も読めない人に自分の知識をひけらかしてもしゃーない)

でも、生きて帰るために、人様にかける迷惑を最低限にするためには
同じ捜索依頼をするでも直接110・119番する方が捜索する方にとっては
混乱しないという事実もあります。

質問の答えには全くなってませんが、やっぱり道に迷わないように・・
と読図力向上を地道に啓発していくしかないのかな?とも思います。

話を拡げてしまいますが、実は道迷い捜索依頼は登山者やハイカー
だけでなく、山菜採り目的の人達も多いのです。この人たちの遭難は
もっとタチが悪く、地図やコンパスの持参など全く頭になく下向いて山菜
取ってるうちに仲間とはぐれてしまいドツボに嵌るケースが多いようです。
せめてホイッスルぐらいは持って行ってくれよと、こういう啓発も必要なのかな
と思う次第です。

4底名無し沼さん:2010/07/24(土) 12:29:54
前スレの流れを元に設問を変えたいと思うのですが。
全く初めての土地で道なき山々をゴールまで踏破すべく2チームで
挑戦する事になったとします。用意されたのは地形図とコンパス。
地図は市販のもので現在地形が正確に反映されているとは限りません。
GPSは使えません。コンパスの偏差はわかっているとします。

AチームのリーダA氏は「地形図読みの天才」を豪語しています。
ただし「クロスベアリングなんて机上の空論」という事でやった
事はありません。地形を読みながら急斜面を避けつつ最短コース
でゴールに向かう予定です。
BチームのリーダB氏は「コンパス使いの達人」を豪語しています。
目標物さえ追っかけていけば位置は常に把握できるという事で
遠回りですが尾根づたいの見晴らしのいいコースでゴールに向かう
予定です。

さてあなたなら、どちらのチームで行動しますか?
それとも別行動をとりますか?

道迷い含めA,Bそれぞれに想定される困難な状況、あなたの知識
と経験を元にした解決策、相手チームへの罵倒等を自由に語って
ほしいと思います。
5底名無し沼さん:2010/07/24(土) 12:38:09
言いだしっぺとしては最短コースに未練はありますが、まずは
安全そうなBチームを選ぶ事にします。
古い地形図を信じると落とし穴がかなりあると思われ、それのみに
頼るのは得策でないと考えるからです。

なお>>3のレスを見落としていました。割り込んですいませんでした。
有事の際のホイッスル。確かに重要です。
6底名無し沼さん:2010/07/24(土) 13:03:59
なお、前スレでは「視界の悪い状態で道迷いになったらどうする?」
という設問で
「来た道を戻るのが王道」とするC氏に対し
A氏は「尾根の方向、傾斜、歩いた時間などを考慮して現在地特定
の努力をすべき」と行動継続を主張し、
B氏は「視界がよくなるまでその場にとどまるべき」と言っています。
72:2010/07/24(土) 13:05:19
>>3
なるほど、答えてくれてありがとう。
私が道を間違えた時はGPSで復帰できましたが、
もし、あのときに位置を知る方法がなかったらどうなっただろう、
今、自分は遭難していると判断して助けを呼んだだろうか、
そのままさまよっただろうか。
あの時は何ができたんだろうと考えてました。
8底名無し沼さん:2010/07/24(土) 21:15:48
>>6
というか「実際問題として登山で道に迷いやすい条件」というと・・・

遠くが見通せない場所 : 森の中とか谷とか

遠くが見通せる場所でも
 ガスに巻かれて見通しが効かない条件
 日が暮れかけて暗くなってきている

・・・「土台からして見通しが効きにくいからこそ迷う」のであって、周囲が丸見えで、
遠くまで視界が効いているのに迷うことは、絶対にないわけではないにしても希でしかない

ゆえに

「いわゆるクロスベアリング/交差法」のように「遠くまで見通しが効くことを当然の前提としたハウツー」は、
「道に迷ったときに現在地を知るためのハウツーとしては根本的にナンセンスに近い」

・・・というのが問題なわけです。
9底名無し沼さん:2010/07/24(土) 21:30:20
参考文献

山と渓谷社 「ドキュメント 道迷い遭難」

その他、遭難ドキュメントの類いは、ズバリではなくても参考になる。

103:2010/07/24(土) 22:13:12
>なお、前スレでは「視界の悪い状態で道迷いになったらどうする?」
という設問で

・・あ、そうでしたっけ。意識してませんでした。

別に「地形図読みの天才w」を豪語はしてません。
むしろ聞いてみたいのですが、「クロスベアリングで現在地特定できて
すっげー助かったよ」的な成功談をお持ちの方、是非ご教授ください。

あと、7氏にお聞きしたいのですが、GPSで復帰できたのは画面に
地形図表示できるタイプのGPSだったのでしょうか?
だとして画面表示の辿ってきた軌跡を参考に来た道を戻ったのでしょうか?
その時の詳しいシチュエーションを教えていただきたいです。


  
113:2010/07/24(土) 22:13:57
>4
勉強だと思って考えてみます。

・両者とも全く道はない
・AもBも地図コンパスともに使いこなせる人
・植生(下草)状況は不明
・Aは森林地帯で遠くの見通しは効かないが、Bは見た目裸尾根
・いまんとこ荒天ではない
という条件下だったとして

設問ではゴールまでの距離もわからないし、実際はこのスレの人達は
地図もコンパスも使えてケースバイケースで状況に応じた最適な方法を
選択できる人達ばかりだとは思いますが、一応Aチームの立場で考えると

・Bの尾根ルートが全部下草に全然邪魔されることない本当の裸尾根なら
 素直に詫びを入れて尾根ルートを辿る
 →ヤブい植生状況で体力消耗するぐらいなら最短距離になんか拘らない

・Bの尾根ルートの植生状況が不明で一本調子の登りでなく、アップダウンの
 連続尾根だったら体力消耗の少なさそうな最短距離を選ぶだろう
 →体力温存は常に意識して地図上からルート取りを判断する

設問からはいろいろなケースが想定されるから、絶対これと言えるような
回答は出せないけど、自分は大して体力もないのでできるだけ地図上から
体力を消耗しないようなルートを選択すると思います。
12底名無し沼さん:2010/07/25(日) 09:29:50
>>8
>「道に迷ったときに現在地を知るためのハウツーとしては根本的にナンセンスに近い」
>・・・というのが問題なわけです。

「クロスベアリングができれば道に迷った時でも心配ない」とか
前スレで言ってる人いますか?そんな人なんて誰もいない。
むしろ「地形図さえちゃんと読んでいれば道に迷う事はない」と
言い切る、そのおごった考えが問題。
>>5のように「地形図の信頼性」にポイントを置く人もいれば
>>11のように「体力の消耗」を第一に考える人もいる。
それらの人が納得できるコース取りが地形図を読むだけでホントに
実現できるのか?
「クロスベアリングちゃんと練習しとけばよかった」と後悔し始めた
頃には、もう道迷いにおちいってると思いますよ。
13底名無し沼さん:2010/07/25(日) 23:43:11
>>12
他人の話の意図をネジ曲げるの止めてくれない?

> 「クロスベアリングができれば道に迷った時でも心配ない」とか
> 前スレで言ってる人いますか?そんな人なんて誰もいない。

「多少なりとも意味があると頑なに思い込んでる」でしょ? それが根本的に間違っているわけですよ。

「視界が効かないからこそ道に迷うことが多い」
「視界は効いていても、目印になるような特徴的なものが見あたらなかったり、
似たような紛らわしいものがたくさんあるからこそ迷うことが多い」

だから、目印となるような都合の良いものが見えることを当然の前提としているクロスベアリングは、
登山で道に迷ったときに現在地を知る方法としては現実性がないに等しい。

> むしろ「地形図さえちゃんと読んでいれば道に迷う事はない」と
> 言い切る、そのおごった考えが問題。

前提条件等を勝手にすっ飛ばして嘘読みして、他人の話をネジ曲げるのはいい加減に止めてくれない?
「地形図さえちゃんと読んでいれば道に迷う事はない」などとは言ってない。

「現在地がまるで分からなくなる」のは、地形図をろくに読みもせず、自分がどのあたりをどちらに
向かって進んでいるのかさえもろくに意識せずに漫然と歩き続けるから。

> 「クロスベアリングちゃんと練習しとけばよかった」と後悔し始めた
> 頃には、もう道迷いにおちいってると思いますよ。

間違い。「道迷いにおちいっ」たときには、遠くまで見通しが効かず、一を割り出すのに都合が良いような
ものも全く見あたらないせいで、「クロスベアリングちゃんと練習」していても「まるで通用しない状況にある
という厳然たる事実にがついて愕然とするだけ」が落ち。
14底名無し沼さん:2010/07/26(月) 00:05:32
「クロスベアリング」は「いかにももっともらしい」ものの、実際には「机上の空論でしかない」という実例
※全て、手近には道標はないし、通りがかりの人に効くという手も通じないとする

1:どこかの山で道に迷った。日が暮れて遠くが見通せないどころか、近くもハッキリ見えない

どうやって「クロスベアリング」するの?

2:どこかの山で道に迷った。樹林帯内なので遠くの見通しは全く効かない。

どうやって「クロスベアリング」するの?

3:どこかの山で道に迷った。疎林帯内なのである程度見通しは効くが、見えるのは
特徴のない尾根等だけで、どれがどの尾根なのか分からない。

どうやって「クロスベアリング」するの?

4:どこかの山で道に迷った。森林限界を超えているから見通しは効くが、見えるのは
特徴のない似たような地形ばかりで、どれがどの地形なのか分からない。

どうやって「クロスベアリング」するの?
15底名無し沼さん:2010/07/26(月) 00:26:51
「クロスベアリング」にすがる以前に、やるべきことはいくらでもあるという実例
※全て、手近には道標はないし、通りがかりの人に効くという手も通じないとする

1:道に迷った。先で道が分かれているが、道標がない/壊されている/倒れているのでどれが正しいか分からない

「地図見ればいいんじゃね?」

2:道に迷った。確かに道を歩いてきたはずなのだが、体に木や草が引っかかって妙に歩きにくいし、
段々ハッキリしなくなっているので、ケモノ道か古い踏み跡に迷い込んだように思われる。

「ハッキリ分かるところまで戻ればいいんじゃね?」

3:道に迷った。どうも進んでいる方向が予定とは違うような気がする。

「地図とコンパス見ればいいんじゃね?」

4:道に迷った。行く手がいきなり崖になっていて、どう見ても登れそうにない/下れそうにないし、
かといって、脇に回り込む道も見あたらない。

「どっかで間違って、ロッククライミングの踏み跡に迷い込んだんじゃね? 戻ってみたら?」

5:道に迷った。ともかく間違っていることは分かるけど、どこにいるのかさっぱり分からない。

「寝ぼけてんじゃね? ともかく、来た通りに戻ってみたら?」

5:道に迷った。どこにいるのかさっぱり分からないけど、滝に阻まれて先に進めないし、
そこまで無理やり滑って下ってきてるから、戻ろうにも滑ってしまって戻れない。

「自業自得だから、救援が来るのを祈るしかないんじゃね?」
16底名無し沼さん:2010/07/26(月) 00:45:16
>>4
それは、「道ではないところを進む」という設定だから、「道に迷った」という状況ではないでしょう。

> 地図は市販のもので現在地形が正確に反映されているとは限りません。

国内ならその設定は無理がある。昔の実地測量図なら、山岳地域の地形、特に谷筋の地形が
不正確なことで定評があったし、それをベースにした登山地図も地形が不正確だったけど、
現在の地形図は、登山地図にしても、既に空中測量図ベースに切り替わって久しいから、
空中写真では写らない樹林帯内の登山道の通りかたが間違っていたり、存在するものが
書いてなかったり、存在しないものが書いてあったりすることがあるのと、地震や豪雨等による
ごく新しい変動が反映されていないことがあるなどを除いて、縮尺と規定等に応じた誤差の
範囲内で、地形は基本的に正確だから。

海外遠征なら別だろうけど、正確な地形図もないような未開地域を探検する?
何か設定として無理ありすぎなんだけど?

それなら、昔から軍隊の進軍のときのノウハウとして言い伝えられている「クロスベアリング」を利用して、
既知の目立つような山等と現在地の関係を「測量」しつつ、「正しい地形図を自分で造りながら進む」
しかないんじゃないですか。
17底名無し沼さん:2010/07/26(月) 00:50:07
>>16
山登った事ないでしょ?
森林限界以下だと、見通しが効かない場所の方が多いんだよ。
18底名無し沼さん:2010/07/26(月) 01:17:44
>>17
? 「正確な地形図もないような地域」で、しかし、「目標物さえ追っかけていけば位置は
常に把握できる」そうだから、遠くの目標物も、当然見え続けているのが前提じゃないの?

「地形図は正確ではないが、「Bチーム」のように、地形図とコンパスを当てにすれば
全く問題なく行動できる程度には正確」?
かつ、「森林限界以下だと、見通しが効かない場所の方が多い」にもかかわらず、
「BチームのリーダB氏」は、「目標物さえ追っかけていけば位置は常に把握できる」
のだから、「見通しが効かない場所」でも「透視」ができる超能力者?

何それ?
193:2010/07/26(月) 01:19:31
地図上の自分の位置が明らかな場面で、練習のつもりでクロスベアリングを
やってみても、その交点が全然地図上の現在地とは合わないのさ。答えは
わかってるのに、期待する点が打てないってやつね。
Type3程度の小さなコンパスじゃ理論に機能が追いつかないんだね。

にも関わらず、コンパスの説明書やひどい地図読み指南書では
「道に迷ったらクロスベアリングが有効」みたいな書き方されてるじゃない。
それはやっぱりおかしいと思うんだよね。
前スレでは指導者がボーイスカウトにクロスベアリングを教えるという
話から、「そんなの机上の空論で使えねーよ」といった流れで今に至っている。

海や空の業界の話は門外漢なので自分はわかんない。実際は今でも訓練で
クロスベアリングで現在地特定やってるんだろうけど、まさか海上でType3は
使わないだろうよ(笑)
203:2010/07/26(月) 01:38:11
まだGPSが普及していない10年ぐらい前、伐採地に新たな植林区画を
地図上にプロットする・・みたいな作業をよくやっていた。区画の角を既知点の
3点にコンパスで測量してプロットを打つという正にクロスベアリングで現在地
特定みたいな作業をやってたけど、その既知点は遠くても200〜300m先が
せいぜい。それ以上はズレがひどくて採用できなかった。

既知点(目標物)が200〜300m先程度でないと使えないクロスベアリング手法が
山中での現在地ロストの場面で役立つかと言えばムリでしょ?

そんな昔、苦労してプロットした点も、今GPSで再取得してみると
ずいぶんズレていて汗顔の至り・・(笑)。
21底名無し沼さん:2010/07/26(月) 01:40:35
>>19
あ、なるほど。矛盾を浮き彫りにすると。

ただ、「全然地図上の現在地とは合わない」というのは、当然「程度の問題」ということになるけど、
どの程度の範囲を観察したときに、誤差がどの程度という話?

ダイナミックに八ヶ岳辺で、富士山と槍ヶ岳を利用
仙塩尾根の仙丈から野呂川越の間で、北岳を利用
もっと狭い範囲

どういう感じ?
22底名無し沼さん:2010/07/26(月) 01:47:38
>>20
そりゃ、測量の範疇ですな。
だけど、実際に即してますね。ごく狭い範囲で正確に特定できないと
まずい条件になればなるほど実用性が低下すると。

つか、登山の技術書とかでいう「クロスベアリング/交差法」は、
誰でも間違いなく分かる目標という点で、>>21に書いたような
非現実的な状況を念頭においてるとしか考えられない、という
面もあるし・・・

「遠くまで丸見えだからといって遠くの景色を眺めてる暇があったらもっと近く見ろ!」

・・・という落ち。
23:2010/07/26(月) 02:13:08
>>21
> >>19
誤差がどの程度という話?
>
> ダイナミックに八ヶ岳辺で、富士山と槍ヶ岳を利用
> 仙塩尾根の仙丈から野呂川越の間で、北岳を利用
> もっと狭い範囲
>
> どういう感じ?

2万5千図使用を前提に。
八ヶ岳−富士山  → そもそも自分が持ってる地図外でしょ。
              クロスベアリングの話に乗らない。小さなコンパスの
              長辺では足りない。

野呂川越 → 行ったことないので状況わかんないです。

具体的には里山のとある道の分岐で、眼下の水田を貫く
主要道の交差点と、高圧線の曲がり(鉄塔)でコンパスを当ててみた。
たぶん両者とも1km(図上4cm)ぐらい先の既知点。

解答はわかってるんだけど、期待する点にはなかなか当たらんな
というのが実情。もちろん磁北修正はしてますよ。 
24底名無し沼さん:2010/07/26(月) 02:54:18
>>23
> 八ヶ岳−富士山  → そもそも自分が持ってる地図外でしょ。

そうです。「誰でも一目で確実に分かる目標物」というのは、そういうものが多いという皮肉な結論。
「日本地図でクロスベアリングするってのか?」という落ち。

> 野呂川越 → 行ったことないので状況わかんないです。

2万5千の「仙丈ヶ岳」の仙丈ヶ岳からほぼ南に延びる尾根で、南下したばあいに左手に北岳が
見えるけど、進むにつれて見える角度が当然変わるから、ほぼ線状の尾根上にいるなら、見える
方位で位置の概略は分かるという話です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=354031&l=1381139
ここの辺なら北岳がほぼ真東に見えるけど、そんなもんで位置を推定するくらいなら、それまでの
経過を加味したりして細かい地形を観察したりするほうが先決問題だし、効果も大きいという落ち。

しかも、この場合は、都合の良い目標物がギリギリで1枚に収まっているけど、外れたりしたら
どうもならないし、だからといってむやみに広い範囲の地図を持ち歩きまくるわけにも行かないし。

> 解答はわかってるんだけど、期待する点にはなかなか当たらんな
> というのが実情。もちろん磁北修正はしてますよ。 

なるほど。それらを見込む角度次第で違いはあるだろうけど。
演習問題ということで、うぉっ地図を例示してくれます?
25底名無し沼さん:2010/07/26(月) 10:07:32
なぜこんなムキになってクロスベアリングを否定したがるのか
ほとんど理解不能。なんか嫌な思い出でもあるのだろうか?
「大抵は見通しがきかない状況だから使えない」っていうのなら
見通しのきく場所に移動すればいいだけだと思うが‥
クロスベアリングを使うかどうかに関係なく、迷ったら少しでも
周りが見渡せる場所に移動するのが普通じゃない?
使えない理由を100個あげてみてもそれが誰かの為になるのかね〜。
26底名無し沼さん:2010/07/26(月) 11:00:06
前スレを知らない人、「クロスベアリング」という言葉になじみ
のない人(聞けばなんだそれの事って感じですが)の為に、船乗りの
人が書き込んだと思われるレスを下に貼り付けときます。
当然ながら「クロスベアリング否定派」の方々の標的になってましたが。

> コンパス使って位置を得る方法についてはクロスベアリングが一般的。
> 参照→ ttp://www.ycm-compass.co.jp/chisiki.html
> ただ、誤差や目標物の思い違いなどで落とし穴にはまりやすいので
> 目標物は3つあったほうがよい。3本の線が作る三角形があまりに
> 大きいときは何かがおかしいと気付けると思う。
> 次に目標物が一つの場合。これは自分の歩幅を利用して歩いた距離をつかう。
> 1) まず目標物の方位を測り地図上に方位線を記入。
> 2) そのまま直進(まっすぐでない道ではこの方法は使えない)
> 3) しばらく歩いたら再度目標物の方位を測り地図に方位線を記入。
> 4) 1)で引いた方位線を「歩いた方向」に「歩幅から割り出した距離」平行移動させる。
> 5) 3)と4)の交点が現在位置。
> 特殊例として
> 1)で測った時の目標物の相対方向が右30度、3)で測った時の相対方向が右60度
> というように倍角であった場合は、その間に歩いた距離=目標物までの距離になる。
> この時は方位と距離で位置を割り出せる。
27底名無し沼さん:2010/07/26(月) 19:36:23
>>25
> 見通しのきく場所に移動すればいいだけだと思うが

ハイキング程度ののっぺりした山なら、それで通用するだろうけど、
登山といえる登山では、「それで通用するなら誰も苦労しない」わけですよ。
28底名無し沼さん:2010/07/26(月) 19:41:20
>>25
> 使えない理由を100個あげてみてもそれが誰かの為になるのかね〜。

「実際の役に立たない無意味なノウハウ」にしがみついて、地形図とコンパスを
持っているというだけで安心して、ろくに見もせずに行動して、いざ迷った後で
「見通しが効くことを当然の前提としているノウハウなど全く何の役にも立たない」
という厳然たる事実に気がついてからでは遅すぎるからね。
29底名無し沼さん:2010/07/26(月) 22:45:17
>>24
>演習問題ということで、うぉっ地図を例示してくれます?

うぉっちずに線2本引いてプリントスクリーンして貼り付ければ一目瞭然なのにね
出来るという人間は実際にやった物を、出来ないと否定する人間に見せ付ければいいだけじゃん
何をぐだぐだやってんだが
30底名無し沼さん:2010/07/26(月) 23:19:54
>>29
? >>23でいう「里山のとある道の分岐」というのが、具体的などこのことか、うぉっ地図で
例示してほしいという話で、「主要道の交差点」と、「高圧線の曲がり」というのがどこの
ことなのかは、「線2本引いてプリントスクリーンして貼り付け」るまでもなくて、見るだけで
分かるに決まってるけど?
31底名無し沼さん:2010/07/27(火) 04:04:54
位置特定の技能は数が多ければ多いほどいい。自分がいる位置の確認手段が多ければ、それだけ情報の確度が向上する。

議論の大前提でおかしいのは、クロスベアリングだけで位置を特定して歩く奴はいないってことを無視してる点だよ。

見通しがいい場所でクロスベアリングできない奴はそれだけ自分の位置特定情報が減るってこった。
できないより出来たほうがいいに決まってる。
32底名無し沼さん:2010/07/27(火) 08:54:45
>>26の内容について補足。
船乗りのクロスベアリングは必ず3本以上の方位線を使う。
この際3本の線が1点で交わるなんてまずない。
だから3本の方位線が作る小さな三角形(誤差三角形)の
重心位置を計測位置としている。
>>23氏も2本の方位線で試したのではないかと想像する。
もう一本測っていればクロスベアリングに対する印象も
変わったんじゃないかなと思うが‥
ちなみに私も普通のコンパスで1.5km前後の距離にある鉄塔
や建物を測って位置を出してみた。誤差30mといったところ。
これが実用の範囲内かどうかの議論もあるだろうが道迷いで
パニックになった気持ちに安心感を与えるには十分だと感じる。
33底名無し沼さん:2010/07/27(火) 11:55:50
>>30
見せてないじゃん!
だから、それを誰が見ても分るように見せて欲しいのさ
34底名無し沼さん:2010/07/27(火) 19:57:33
>>33
いや、こちらは>>23ではないから、聞かれても知らない。
35底名無し沼さん:2010/07/27(火) 20:07:08
>>31
それは、現在地が分からないから調べる目的の「クロスベアリング」ではなくて、
現在地は分かっていて、見える地形が地形図のどれに該当するか調べる
→誰かに聞いたり道標に頼り切りになったりしないで、地形図を見て
進路を探る作業、ということになるけど、そのためのノウハウについて
あれこれ検討する価値はあるね。
36底名無し沼さん:2010/07/27(火) 20:32:31
>>32
船乗りだったら話が通じると思うんだけどね?

> パニックになった気持ちに安心感を与えるには十分

ったって、「現在地が分からなくて本当に困る」のは、「周囲に島影も何もない海のまっただ中」とか、
「周囲に目標物があるはずだけど、霧に巻かれたりして遠くが見通せないとき」なのだから、
「遠くまで見通せている&一目で分かるような都合が良い目標物がある」ことを当然の前提とした
ノウハウが、「パニックになった気持ちに安心感を与える」可能性は限りなく低いでしょ?

そんなものに頼る以前に、最後に確認できた位置から、どちらの方位に、どれだけの速度で
どれだけの時間進んできているか記憶あるいは記録して、それを資料にするほうが先決問題だし、
クロスベアリングで現在地を知るにしても、どのあたりにいるはずだから、どちらに見えるのが何島、
こちらに見えるのが何島と推理して、その上で方位を測ったりするのでないと有効性が低い。

何で、そういう単純な理屈が通じないのか、全くもって意味不明なんだけど???
37底名無し沼さん:2010/07/27(火) 20:40:37
たとえば、東京湾を出て南下するばあい

島影が見えたから方位を測定したらどの島か分かった

・・・なんてことはあるはずがなくて・・・

どの方位に何ノットで何時間進んだから、どちらにどの島が見えるはずで、実際にもその通りに島が見えて・・・

山一つで、近くにこれこれの形の島が見えるから伊豆大島

山二つで、近くにこれこれの形の島が見えるから八丈島

平たくて、近くにこれこれの形の島が見えるから硫黄島・・・

・・・というパターンが普通ではないですか?
登山のばあいでもそれと全く同じように、どこからどの方位にどの程度進んだから云々とかいう
データを確保することのほうが遥かに重要。
      ↑
 こういう粗筋なんだけど、全然通じてない?
38位置特定情報:2010/07/28(水) 01:27:00
1.[特徴的な地形から位置を"確定"]
 コルやピーク、大岩、送電線などピンポイントで位置特定できるポイントを通過時、位置を確定 (必要な作業) 通過時間の記録、高度計補正

2.[高度から推定]
 ルート上の高度と現在の高度を比較し位置を推定 (必要な物) 高度計

3.[移動距離から推定]
 水平方向 : 移動時間x水平移動速度。歩けば普通2〜4km/hで移動する。(必要な物) 時計、コンパス
 垂直方向 : 移動時間x鉛直移動速度。登れば普通200〜400m/hで高度が増える。降りるときは300〜500m/h(必要な物) 時計

4.[斜度と斜面方向から推定]
 移動中の斜度の変化と斜面の方角から位置を推定(必要な物)コンパス

5.[目標物から推定(視界良好)]
 既知の目標への方位から位置を推定 (必要な物)コンパス (必要な作業)視界内の地形を予め同定し目標とできるようにしておく

6.[目標物から推定(視界不良)]
 進行方向と移動距離から位置を推定 (必要な物)コンパス、時計(必要な作業) 通過経路に目印を置く

7.[植生から推定]
 植生の変化から位置を推定(必要な物)なし

8.[地質から推定]
 地質の変化から位置を推定(必要な物)なし (必要な準備)地質に関する情報と知識

あとはGPSくらいかなあ。
39底名無し沼さん:2010/07/28(水) 01:38:42
日本での登山のばあいは、

道標とか看板とか、利用できる情報も少なくないのだから、利用しない手はない。

現在地を確認できた場所で、「時刻」と、「高度計の表示」をメモしておいて、
どの方位に進んだか憶えておけば、以後、そこから大体どの方位にどのくらい
進んだ場所で、高度(高度差)はどのくらい、ということが分かるので、「現在地で
あり得る範囲」を絞る有力な資料になる。

それを怠って「どこからどちらにどれだけ進んだのかもハッキリ分からない」状態では、
現在地が分からなくなったときに、手がかりがあるわけない。
40底名無し沼さん:2010/07/28(水) 16:56:05
大航海時代には、何ノットでどれぐらいなんて誤差が大きすぎるから、

測定して、現在北緯xxx東経xxxだから、もうすぐ何の島が見えるはず。

という状態だったらしいよ。大航海時代だけじゃなくて、第二次大戦まではコレだったわけだよな。

GPSでもないかぎり、日本の登山においては使えないけどね。
41底名無し沼さん:2010/07/28(水) 21:35:50
地形図上の現在地を知る作業は、色々な資料を利用して、「現在地ではあり得ない範囲」を除外し、
「現在地であり得る範囲」を絞る作業。

そのためには、>>38-39にあがっているようなデータが参考になるし、詳細で正確なほど有利。
また、データの残し方、観察のコツなどに、ある程度以上の慣れが必要。
42底名無し沼さん:2010/08/01(日) 11:30:28
やっとアク禁解除されたようだ。
議論する気はないが誤解だけはといておく。
>>36-37
>そんなものに頼る以前に、最後に確認できた位置から、どちらの方位に、どれだけの速度で
>どれだけの時間進んできているか記憶あるいは記録して、それを資料にするほうが先決問題

針路や速度の記録は、先決問題とか関係なく、すでにやっているのが前提。
というか航海日誌への記載義務はあるし、やってなきゃ航海士クビ。
重要な事は、位置を推測できる能力が長けていても船乗りとしては評価
されないし、所詮は「推測位置」という事。
そんなものに船や人の命は預けられない。難しい状況でも「実測位置」
をとる事ができる人がすばらしい船乗り。
とりあえず誤解されるといけないので言っておく。

登山で応用できる事は少ないかも知れない。しかし「推測位置」には
思い込みや勘違いといったエラーが含まれる事は理解してもらえると
思う。
43底名無し沼さん:2010/08/01(日) 20:17:34
>>42
その「当然の前提」をやってないからこそ道に迷う、という落ちだから、あえてノウハウを
論ずるなら、その「当然の前提」のほうを先にしないと意味がないですよ。

登山だったら、登山口何時何分・・・山頂何時何分・・・ とか、確認するごとにメモする。
頻度は、最低でも1時間に1箇所以上、内容は、場所と時刻をごく簡単にだけで十分。

それだけで大違い。

ただし、実際問題として道に迷いやすいのは下り、それも午後遅くになってからだから、
ちゃんと記録してる間は問題が少なくて、疲れてきて面倒になって確認と記録を怠った
頃が一番危ない。

> 難しい状況でも「実測位置」をとる事ができる人がすばらしい船乗り。

それにしても、世界一周するばあいなら、太平洋にいるのか大西洋にいるのか、
太平洋ならどの辺にいるのかは、当然の前提として分かってるでしょ?
そんなことはまるで考えもしないで突き進んで、いざ、「難しい状況」に陥ったときに
慌てて、「自分は地球上のどこにいるのか?」初めて調べて、「参考データは絶無の
状態から実測位置をとる」なんて馬鹿げたことは、土台からしてやらないでしょ?

地球儀レベルの地図は、あえて海図なんか見るまでもなく頭に入っていて、地球儀
レベルの現在地は、あえて「実測位置をとる」までもなく、当たり前に把握し続けていて、
その上で、詳細な「実測位置」をとるわけでしょ?

何が先決かつ重要なのかは明白でしょう。
44底名無し沼さん:2010/08/01(日) 20:25:39
>>42
> 「推測位置」には思い込みや勘違いといったエラーが含まれる

そう。だから、それを「何か他の手段で補正する」ことも、位置の測定作業の一部。

登山のばあいなら、たとえば目的の山のどちらの斜面にいるはずなのか推測しておく。
しかし、方位と実地の傾斜の具合を見比べると、明らかにそれとは矛盾していたとする。
それなら、「こっちに来てるつもりで、実際には違った方向に来ちゃってる」とか、推定を
訂正する必要が生ずることはある。

もっと細かい範囲、目的の山のどちらの斜面のどの尾根のどちら側にいるはずなのが、
実際には逆の側にいるとか、どの尾根のどのピークとピークの間にいるはずなのが、
もっと手前のピークを誤認したせいで、実際にはもっと手前にしか来てないとか、
推定を訂正する作業を行う。

大ざっぱで不正確な推定 → 細かくて正確な推定 に絞っていく作業、
それ自体が、すなわち「現在地を知る作業そのもの」。
45底名無し沼さん:2010/08/02(月) 10:13:25
「ドキュメント 道迷い遭難」読んでみた。
たとえ自分の位置がわかっていても「このまま行けば山小屋だし‥」
とか「このまま下っていけば街にでるし‥」とか考えて、滝つぼに
ダイブしたり笹藪に突っ込んで行く訳だ。
地形図読めても道迷いするし、コンパス使う技術あっても使えないし
このスレも役に立たないって事。
46底名無し沼さん:2010/08/02(月) 10:52:37
>>45
つまり君は人生の迷子になっていて
何をしたらいいのか分からない状態、なんですね。

笑えるw
47底名無し沼さん
>>45
勉強を怠けたい夏休み厨の常套句は見飽きてるから。