福岡大学W部カムイエクウチカウシ山 ヒグマ遭難

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鹿の肉は日本で手に入る最もヘルシーで美味い肉だ。
鹿を撃ち倒した場所が道路に近くてそのまま引きずり出せるとしても、
まず、とにかく血を抜き、内臓を取り出すことだけは急がないといけない。
鹿に限らず、鳥でも早く血抜きしないと、肉の中に血が残って肉が不味くなるし、
内臓が残っていると腐敗が速くなり、肉が臭くなってしまう。
ちゃんと血抜きわたぬきをした鹿は刺身で食べても絶品だ。

撃ち倒した鹿の皮膚にダニが多数付着してることがあるが、俺の経験では
北海道の鹿はほとんどいなかったが、内地のには割合多い。
鹿の体温が下がれば、ダニは離れていくけど、それを待ってはいられない。
ダニはツツガムシ病を媒介する恐れがあるので、殺虫剤をスプレーしてやるとダニは逃げていく。
>>802
大藪さんはあくまでアクション作家でハンターとしては素人だ。

鹿を解体するのにはランボーナイフみたいな大袈裟なものはいらない。
刃渡り10cm前後のものでも充分だし、それで胴体から足を切り離すこともできる。
まず、血抜きしないといけないので、顎の直ぐ後ろの頚動脈を切断して首を低いほうへ
向けるか、首を切断してしまってもいい。

ただ、剥製を作る場合は首の皮に傷をつけないほうが良いので、頚動脈や
首を切断するのは皮を全部はいだ後になる。
剥製を作る場合は、喉から肛門まで切り裂いて、性器と肛門の部分は丸く切り残す。
鹿の皮は意外と剥ぎ易くて、肉と皮は力が強ければベリベリ引き剥がせるくらいで、
実際ウィンチや車で引っ張って、セーターを脱がすように皮を剥がすことも出来る。
皮と肉の間にナイフの刃先を入れて皮を引っ張りながらナイフの刃先を動かしていけば、
簡単に肉と皮は剥がれる
鹿の皮には商品価値はない。
キツネの様に毛に艶もないし、毛が抜けたり折れたりしやすい。
それに剥製屋に持っていって皮をなめしてもらうだけで2万円から取られるが、
輸入品のトナカイの毛皮が1万くらいで売られたりしてるから、自分で撃った
記念品として以外に皮を持ち帰る意味が無い。
だから大抵の場合は、皮を完全に剥ぐ必要もなく、解体のときに肉に
木の葉や土がつかないように敷物として使うだけのことが多い。

自分で仕留めた獲物をさばいて調理して食べるのは、格別だし、
鳥だろうと何だろうと、不思議と自分で取った動物の解体は気持悪いとか
汚いとか思わないもんだよ。

俺は拙いながらも自営業を営んでいて、普通の勤め人の方に比べれば
多少の経済的余裕もあり、時間的にも融通が効くので海外にもよく遠征するが。
日本でも乙種免許を取って狩猟免許を取得すれば、北海道で鹿やヒグマを
撃つこともできるので、小動物から徐々にステップアップして挑戦してみても良いと思う。
ただ、ヒグマや北米の巨熊は命を張る覚悟がないとベテランでも命を落とす人が
多いので、俺の様に的確な射撃技術と体力がないと無責任にお勧めはできないけどね。