お た く 三 国 志

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1おたく、名無しさん?
魏・コテハン達

蜀・名無しさん達

呉・荒らし

南蛮・厨房
2おたく、名無しさん?:02/02/14 22:31
a6e
3おたく、名無しさん?:02/02/14 22:31
hage
4おたく、名無しさん?:02/02/14 22:32
蜀が劉備だっけ?
5おたく、名無しさん?:02/02/14 22:33
じゃあオレは印度人
6おたく、名無しさん?:02/02/14 22:36
曹操・玲音

孫権・臭人番号687

玄徳・あうーとうぐぅでジャンケンポン!

南蛮・ツェねずみ
7おたく、名無しさん?:02/02/14 22:37
中国史弱いから日本の戦国史で喩えてくれよぅ。
8おたく、名無しさん?:02/02/14 22:39
俺:徳川家康
コテハン達:豊臣秀吉
ツェねずみ:織田信長
その他:農民
9おたく、名無しさん?:02/02/14 22:39
訂正します。
南蛮→孟獲・ツェねずみ(藁)
10おたく、名無しさん?:02/02/14 22:45
孟獲ことツェねずみは7回捕らえられて7回解放されて感動して涙したそうです。
11おたく、名無しさん?:02/02/14 22:53
>>6は玲音のジサクジエーンか?
12玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 22:58
おい!ちょっと待て!ゴルゥウ!なんじゃコリャ!?
ココヘンの実況帰りに寄ってみれば(w)6は断じて俺じゃねぞ
ジサクジエンケテーイ!!
141:02/02/14 23:01
つーか明らかに1=6だろ。
一目瞭然
15玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:01
個人的にはだな…関さんにしてくれ(美髭公)
16おたく、名無しさん?:02/02/14 23:11
>15
おまえは童卓程度
17キンバカU世DQN少年:02/02/14 23:16
童卓の死後、彼はへそに糸を置かれ蝋燭代わりに燃やされたという話があったが・・・。
それによると、3日はもったらしい。
18玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:16
おまえなぁ、童卓をなめちゃいかんよ?蒼天行路でもみとけ。
>15
顔良・文醜で充分
20おたく、名無しさん?:02/02/14 23:17
俺は呂布だな
21玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:19
顔良・文醜も使い方によっちゃ便利だぁね。
>>21
あうーが玄徳ってのは、人柄だけの脳無しということなのか?
23玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:26
だぁから俺は1じゃないって、ソウソウより孫策のほうがカコイイし
俺だったらあの頃の時代の武将ネタで立てるねぇ。
じゃあ おいら 馬だね
陸上やってたから 早いよ
25玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:30
馬といえば馬超が頭にかぶってるのがカナリ疑問
俺が周瑜で外道が孫策と…(ぼそっ
27玲音 ◆lain0RlA :02/02/14 23:34
>>26
ほほほぅ例の美人姉妹は?ま…まさか!?
>>27
聞くだけ野暮ってもんだよ(w
美人姉妹…(;´Д`)ハァハァ
童貞の死後、彼は仮性包茎のチムポを蝋燭代わりに燃やされたという話があったが・・・。
それによると、3日はもったらしい。
31おたく、名無しさん?:02/02/15 00:23
はたして、龍の軍師は、オタク板に現れるのだろうか・・・
32おたく、名無しさん?:02/02/15 00:26
オタクは三国人?
>>31
董卓と周瑜に掘れていたらしいね、竜の軍師。
34おたく、名無しさん?:02/02/16 20:07
蜀って結局滅んだの?
昔は男色も特別な事ではなかったのさ。
>>34
蜀は魏の将軍トウ艾・鍾会によって滅亡。
でも、後主劉禅は食邑も貰って、天寿を全うする。
37釜猫先生 ◆S.drKaMA :02/03/12 17:38
愛美ちゃんの膣に塩ビパイプを入れて
ご飯をギュウギュウに押し詰めてから
寝ている俺の顔の上にまたがってもらい
粘液の糸を引きながらビチビチひり出させた
ご飯を食べてみたい
>>37
馬鹿の言うことワケワカラン、と。
ビチクソ喰いたい、と。
40武田信繁@武田騎馬軍団@三戦板 ◆KIBA/9kE :02/04/09 19:55
┏━━┓
┃掠疾┃   2ちゃんねる人気板トーナメントは三戦板を宜しく!
┃如如┃
┃火風┃   御旗楯無、御照覧あれ!!l
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┃ 三国志・戦国時代板
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42(有)犬へぼら ◆UNKOGEDY :02/04/09 20:06
>>31

 それは『龍狼伝』 だろう!!

 程度の突っ込みしかできない俺のふがいなさを許してほしい。

先代の残した富を食いつぶして娯楽に没頭するあたりは
オタクと劉禅は似た者同士ですなぁ。
44(有)犬へぼら ◆UNKOGEDY :02/04/09 23:16

 劉禅くらい恵まれた家に生まれたかったノウ。
 だが劉禅は単に色狂いの放蕩だから、まったくおたくらしくは無い。
45 ◆MGTy6iYI :02/04/23 08:33
ありゃ黄皓にも問題あったんじゃね
直突 字は匈奴露唖 肌白県腹黒郡の人。
おたく散文の系のひとつ、馴を県立する。

朱霊 字は田我 猫県雑学郡の人。
関東馴合と関西議論が激突し、板が混迷を極めた後、新たに議を平定。
別名双獅児。

西園寺 字は美剣 革雀県魔獣郡の人。
おたく散文の系のひとつ、ネタ系の初代大統領。


王馬鹿長 字は犬屁墓裸 漫画県蘊蓄郡の人。
関東固定だが、雪を嫌い、ネタと議に内通して馴を討とうと画策する。
おたく州初期からいる。

雪 字は男殺 毒舌県巨乳郡の人。
馴の初代女帝となるが、東西大決戦ののちすぐに自己紹介州へと隠遁する。

奴隷 字は小学生 美県食品郡の人。
雪に従い、のちに皇族を僭称するが、雪と同じく自己紹介州へと隠遁する。

石毛 字は利明 美県鬱郡の人。
奴隷とともに雪に従う。やはり自己紹介州へ。美少年強姦委員会松田として
直突を追ったことも。
双子 字は萌  露微居州の人。
おたく州設立当初から、ちょくちょくきてはマジなコトを行ってさっていく。最後の良心。

風股 字は赤青 自作県自演郡の人。
三国のひとつ、ネタの建立に躍起になり、神王を僭称するも、
東西大決戦のときに直突に破れ去る。

杖鼠 字は上  荒県age郡の人。
杖鼠党の乱の張本人にして党首。おそらく三代目。

癌謝 字は摩価ー 毒舌県衣装郡の人。
奴隷、直突と共に行動し、2人を雪に引き合わせるが、歳若くして夭折する。
夜 萌県少年郡の人。
直突を補佐し、馴の善政を布く。悪い女に騙される。

五月野 字は恋人 萌県電波郡の人。
ただひたすらに電波を放つ、南蛮。強大な力を持ち、大宮殿を構える。
祭り好き。

禁止 字は42 毒舌県男前郡の人。
馴への戒めに起ったが、自身懐柔され、やむなく一時草莽へ身を隠す。

岡田 字は優 本名県素体郡の人。
一時期は多く擦れを立て、猛威を振るったが、馴へ身を投じてからは
大人しくなる。
逢遇 字は邪見本 遊戯県淫猥郡の人。
若くして美少女遊戯に通じ、密かに信者が多い。

五丸三 字は毒藻 携帯県絶望郡の人。
おたく州の世代交代の混乱期に乗じて、弄せずして馴の中枢へと入り込んだ。

乾板 字は太郎 魔女県友達郡の人。
その人間的魅力で、一時期は馴の丞相にまで上り詰めた。
東西決戦の後、隠棲する。

黒日 字は蒸化 毒舌県絵描郡の人。
馴の食客。滅多にこないものの、その威圧感は馴一とも州一とも言われる。
白 字は甘 魔女県音符郡の人。
州の世代交代にいち早く名乗りを挙げた若き統率者。

淫槍 字は軍具煮 誤爆県白衣郡の人。
諸県を放浪しているうちに、親衛隊など一大勢力ができあがる。

喪 字は弐寄 同人県八丸一郡の人。
地下を巡回し、力を蓄える。蓄えるだけ。

眼鏡 字は委員長 萌県性嗜好郡の人。
眼鏡州の高祖。諸州を巡り、理想の眼鏡娘を探し求める。
鳩 字は麦茶 毒舌県毒舌郡の人。
毒吐き。

赤 字は筆 出自不明
「赤ペンの戦い」において、関東軍の戦陣、雪と石毛により討ち死にする。東西決戦の幕開け。

豆腐 字は小僧 論県方言郡の人。
議の建国に心血を注いだが、時代の本流に打ち勝てず、去る。

糞下呂 字は獄犬 出自不明。
ネタの建立に大いに貢献したが、周りがついて行けず、断念。
方 字は無図 衣装県衣装郡の人。
州の衣装文化発展のため労力を傾けたものの、私怨を持った粘着に追われ
州を去る。

竜 字は+ 電波県電波郡の人。
進化する臥竜。ただし、いけない方向に進化してしまった。
*方無図と竜+をして、「世に方竜あり」と唱えられた。
が、たいしたことなかった。

ヲタク王 出自不明
おたく州の高祖。アンチにより討たれる。

振 字は惇 電波県小娘郡の人。
地下で怪電波を飛ばしている。小さい。
派日利 字は臼 絵文字県癒郡の人。
無理矢理癒しを振りまく魔法少女。チンチクリンステッキ。

ヽ(`Д´)ノ 字は鵜腕 絵文字県猛虎郡の人。
いつの間にかいついたネタだかなんだかわからない人。
挨拶代わりに「なんて読むの?」と言われること多し。

左党 字は影王 電波県独言郡の人。
一時期王族を僭称していたが、別に偉くはない。

一見 字は参 派亜派亜県絵描郡の人。
馴とネタの境目に座している。黒日の領土を侵食したりしてる。

55 ◆MGTy6iYI :02/05/02 18:35
>>54
面白いので続きをみちゃいにぇ〜
オタク三国志・史
【十丈二】じゅうじょうじ
 おたく州黎明期に、結城丈二が「固定狩りだ! 
 最近は弱いやつら程固定を名乗りたがるが固定とは強者の象徴なのだ!」
 といって完璧固定(パーフェクトコテハン)を千人集めようとしたが、
 10人も集まらなかった。
 当時からおたく州には人が少なかった事実を思わせる事件である。
【反童卓連合】あんちとうたくれんごう
 童貞オタク(略して童卓)達に反旗を翻し、
 各地で反童卓の狼煙が上がった。
 「童貞率No.1はおたく板」
  http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1021005124/l50
 「くっさい白ブタキモキモ童貞オタクども来いや!」
  http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1011612065/l50
 「25歳過ぎで童貞のオタクなんているのか?」
  http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/otaku/1021777350/l50
 など、現在でも反乱軍はその勢いを止めてはいない。

旧時代の終焉、新時代の幕開け。
歴史とはそれの繰り返しである。

我、芝遷は、おたく州の太史公として、ここにその歴史を記す。
これから語る「おたく板演義」は、かつて広大なおたく州を舞台に
所狭しと活躍した萌者(もさ)たちの物語りである。

しかし、既にいくつか失われた書や事実が多くあり、
書き進める上で我の想像に頼らざるを得なかった部分が多々あるが、
その辺りは御容赦願いたい。
また、参考にした文献は以下の通りである。

「高祖本紀」「ヲタク王本紀」を始め、帝の伝記7書
「直突列伝」「雪列伝」など個人の伝記70余書
「遊戯書」「漫画書」「亜弐目書」などの書8
「高祖功臣侯者年表」「二ch之表」などの表6
「宅世家」「岡田世家」など世家8

59芝遷:02/06/14 00:45
おたく板演義 
プロローグ

最初は細く緩やかな流れがある。
次第にいくつかの流れが加わり、その勢いを増し、さらにいくつかの流れを
飲み込んでいく。
そうして大奔流が出来上がる。
河の流れだけではなく、時代の流れ、人の流れも同じである。

数年前、活動絵画州・遊戯州・漫画州・声優州・同人州などから
流刑となった者達が住みはじめ、次第に勢力を広げていった辺境の地が
ここ、おたく州である。
しかし、この辺境の土地に居着いたのは荒だけではなかった。
他の州についていけなくなった者や、専門的知識を持たぬもの、
なんとなく流れ着いてしまったものなど様々な人間が住人となった。
そのため、おたく州の黎明期である前宅時代には、州各地で荒(煽り・叩き)と
軽宅(ライトおたく)との小競り合いが相次いだ。
だが、州の高祖、ヲタク王も即位して間も無かったためにその力は弱く、
結果として各擦(スレ)の自治に任せざるを得なかった。
荒の鎮圧により、ヲタク王に代わって少しづつ力を蓄えていったのが、
地方豪族達、いわゆる固定と呼ばれるものたちであった。
やがて彼らは州の覇権を奪い合い、互いに反目し、あるいは協力し
相争っていくのである。

物語は、ヲタク王が崩御し、それまであった議論固定(義)と
ネタ固定(ネタ)のバランスを崩し、州を戦国時代ヘを導いた
馴れ合い固定(馴)の台頭から始まる。
後に、おたく三国時代と呼ばれる時代である。

60芝遷:02/06/15 00:37
おたく板演義 
第一章 魔獣(1) 

 肌白県腹黒郡から流れてきて、「おたくちゃんいらっしゃ〜い」の
檄文をみて名乗りをあげ、その後着実に力を蓄えていた男がいる。
名を直突、字を匈奴露亜(くうどろあ)という。
彼は、奴隷字を小学生、癌謝(がんしゃ)字を魔価と名乗る2人の
仲間とともに、おたく州に馴の基盤を築こうとしていた。
その象徴ともいえるのが、ここ「おれたちってどーよ?」宮である。

ある日、癌謝が宮廷内の直突のもとへ駆け込んできた。
「大変だ、直突殿。魔獣が暴れている」
「魔獣?」
直突は訝しんで聞き返した。
「本人が魔獣だと云っているんだ! 今、煽りたちと一戦交えている」
困惑する直突を無理矢理引っ張って、癌謝は宮廷を飛び出した。
途中、奴隷も加わり、一同は件の魔獣が暴れているという
擦近くまで来た。
「ココから見えるぞ。直突殿、奴隷殿、わかるか? ホラ、あいつだ」
癌謝の指差した先には、ひとりの男が立っていた。

61芝遷:02/06/16 02:41
おたく板演義 
第一章 魔獣(2) 

 男は、夏だというのに皮ジャンを着ていた。
「俺はワルだぜ! しかもその辺にいるようなセコいワルじゃない。
 魔獣だ! 俺の中には魔獣が眠っているんだ。一度キレたら
 もう手がつけられないぞ! いいか、五体満足で長生きしたけりゃ、
 俺を怒らせるんじゃねぇ!!」
魔獣を自称する男が、煽どもに向かって捲し立てている。
どうやら舌戦が繰り広げられているらしい。
すでに彼と煽たちの周りには、たくさんの人だかりができていた。
「よく聞こえないな……彼は何を言っているんだ?」
奴隷は、その長身から人垣を越えて事態を遠望できているようだが、
あまりの人の多さに、自称魔獣の声は直突たちには届かない。
「さあ? 魔獣だとかなんだとか。癌謝、彼は一体何ものなんだ?」
直突は隣にいる癌謝に訊ねた。
「漏れにもよくはわからない。ただここ数日の間、ああやって
 煽相手に口論をしているらしいんだ。」
突然、聴衆の中から大きな歓声が沸き起こった。
どうやら魔獣が煽を撃退したようだ。
「いいか、俺は心優しいワルだから今回は見逃してやるが、
 次に会った時は容赦しないぜ! 覚悟しとけよ!」
聴衆が再び沸いた。
凄まじい熱気の中、ひとり直突のみが冷静な目で男を見つめていた。
「奴は…使えるぞ…」
直突のつぶやきは、歓声にかき消され、すぐ隣にいる
奴隷と癌謝にも聞こえてはいなかった。



62芝遷:02/06/17 02:50
おたく板演義 
第一章 魔獣(3)

 おたく州には食客が多く訪れる。
露微意州の双児萌もそのひとりだ。
彼は直突の宮廷へと足を運んでいた。
魔獣見物から戻ってきた直突は、客室でしばし待っていた
双児萌を見つけると大いに歓迎した。
「ひさしぶりです、双児萌先生。今日はどういった御用で?」
双児萌も立ち上がって黙礼をする。
「いや、直突殿。少々気になることを耳にしましてな」
「気になること?」
直突は怪訝な表情で聞き返した。
「直突殿が、『議』、『ネタ』に対抗するため、『馴』という国を興し
 『おたく三分の計』などという謀を企てていると聞き及んだのだが」
「……」
「よもや、このおたく州に波瀾を巻き起こすつもりではありますまいな?」
眼光鋭い双児萌の視線から、逃れるように直突は声を絞り出した。
「現状では、まだこの州は固定が少なすぎるのです。
 固定を増やすには、馴合がもっとも手っ取り早いのです」
「無能の士をいくら集めたところで、仕方あるまい」
双児萌は呆れ顔で嘆息した。
「いいえ、決してそのような事にはなりません。
 現に、たった今も魔獣を名乗る男を見てきたばかりです。
 彼はきっと有能な固定になるに違いありません」
「ならば何も言いますまい。ただこれだけは気をつけたまえ。
 馴合のみで栄えた国は、やがて荒を呼び、崩壊する。
 結城丈二や王馬鹿長などは、その辺のことを君らよりも
 よく分かっている。せいぜい、彼らに足を掬われぬことだ」
そう言うと、双児萌はおたく州のいくつかの擦に挨拶をして
どこかへ旅立っていった。


63芝遷:02/06/18 07:29
おたく板演義 
第一章 魔獣(4)

 内心、直突は焦っていた。固定を増やすには確かに馴合が手っ取り早い。
しかし、名無しを増やすためにはむしろ馴合固定の増加は致命的な障害になりかねない。
どんなに数が多くても、名無しに支持されない政権は長くは続かない。
議は煽に狙われやすく、ネタは叩に狙われやすい。
だが、馴は煽、叩、荒、全てに高確率で狙われやすい。
そして、最終的には荒によって、せっかく集まった固定も
数少ない名無しも、この地を捨てて去ってしまう。
議の煽は論破されれば引き下がり、その後ちょっかいを出してくることはほとんどない。
ネタの叩も、ネタ自体が優れていれば、擁護してくれる名無しが叩を追い出してくれる。
しかし、馴の場合、相当上手く対応しなければ、荒された場が
止めどなく泥沼化していってしまうことが多い。
荒を撃退できるかどうかは、数よりもむしろ力であるといってよい。
強力な固定は名無しを惹きつけ荒を退散させる。
だが、今の馴にはそこまでの力を持った固定はいない。
直突には双児萌の言葉が十二分に分かっていた。
だからこそ数を集めなければならないのだ。
多く集めれば、中には有能なものも潜んでいるかもしれない。
「1人でも多く……っ」
直突の呟きには、悲壮な響きが込められていた。


 
64左影:02/06/23 02:21
おたく板演義 
第一章 魔獣(5)

「癌謝は固定召集をかけてくれ。奴隷は引き続き新固定の発掘を。
 僕は魔獣と直接会ってくる!」
自らの不安を打ち消すように、直突は勢いよく告げた。
彼の焦りを感じたのだろう、癌謝が抗議した。
「固定召集は時期尚早だ。前回『現実』が召集をかけてから
 まだ日も浅い。そのうえ、『現実』はすでにこの地を去っている。
 王布に失敗すれば、その後の人心掌握に支障をきたすぞ」
固定召集とは、その名の通り、おたく州に散らばる固定を同日同時に1ケ所に
召集することで、別名『王布会(おふかい)』と呼ばれる。
これにより集まった固定の数によって、召集をかけた者の地位がどの程度か
はっきりとわかる。
しかし、人望厚いものでも、そう多くは王布を開くことはない。
なぜなら、名無しの反発、各固定の負担による離心、召集期間中の
固定不在による擦れの治安悪化などを鑑みての事である。
そのため、ある者が召集をかけたあとは、次に召集をかけたい者は
半年以上待つのが当時としては通例であった。
「癌謝の言う通りだ。それに、次は玩駄無県の『雪』女王の
 番ではなかったか。順番を無視して彼女と禍根を残すのは、
 賢明なやりかたとは言いがたいと思うが。」
奴隷も異議をはさんだ。
「君たちの言い分はよくわかる。
 だが、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや、だ。
 今回の召集はいわば布石なんだ。僕が覇を唱えるためのものではない。
 君たちは僕の言う通り動いてくれればいいんだ」
直突の気迫に押され、癌謝と奴隷はしぶしぶ彼に従った。
しかし、功を焦った直突には、この言い合いによって生じた
わずかな亀裂には気がつかなかった。
そして、直突は魔獣と邂逅する。

65芝遷:02/06/23 02:38
やべ。死ぬかも、俺。
つーか殺される。
助けてェ。


66おたく、名無しさん?
ワロタ