【PSU】新ジャンル 「パシリ」十体目【祝十体】

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329青キャス子の日常「おやつ編」:2007/04/19(木) 12:52:00.03 ID:I832o/NG
>>325 食べ物が絡む420はヤッパリいいですな…いいぞ420姉、もっとやれ(何

>>327 ふよふよと浮いてればもう何でもいいのかw不意に部屋の電器の紐とたわむれる430を想像して吹いた

ベタな展開ですが…どうしてもやりたかったんだ!

 プシュー
青キャス子「タダイマー、今日のお土産はシュクリームだ!」
411「シュクリーム!」 441「!!」
   「今お茶をいれてきますよぉおおぉぉ…(すたたた」
青キャス子「じゃ、はいコレ さて私は売り上げのチェックでも(つ´∀`)」
441「ありがとうございます」
青キャス子「フム、武器はだいたい売れとるな」 プスッ、ズジュルルルル ズズズ…
411「お茶はいりましたよぉおお!それでは…いただきまーす」 パクッ アッーー!
   「Σ(゜д゜|||)中身が入ってない!?」 
 411はシュクリームをバシっと叩いてみた
青キャス子「回復アイテムもそれなりに売れてるか」 かふっ 「入ってないー!」
     「んーむ、防具がさっぱり売れんな…もうちょい値段下げてみるか」 かふっ 「これも入ってないぃぃ」
     「今回は素材メインで陳列してみるか…って411一体何をやっている」 ブチュッ 「アッーー!」
411「だって!;;中身がっ!うあああああん;;」
青キャス子「んんΣ(´∀`;)よくわからんが、床に飛び散ったクリームをなめようとするな!」
     「441、すまんが掃除頼む…ってそのストローはナンダ?」
441「!! いえ、何でもありません 今掃除いたします」
青キャス子「そうか(つ´∀`)… あーよしよし、私の分あげるから機嫌なおせ」
411「いいんですか!?ありがとうございます!…いただきまーすっ」
   「!? はーーーーーっ!あーーーーー!みずぅぅううう」
青キャス子「ぶはははは!wドウカネ?ホットベリーソースの味は」
441「お茶ならありますよ はい、どうぞ」
411「あ、ありがとう…あーーーーーーー!痛っ、熱っ!みずーーー!;;」
青キャス子「うはははは!wやるな441…ところで口のまわりがクリームだらけなんだが」
441「!! いえ、何でもありません 何でもありませんからね!」
青キャス子「そうか(つ´∀`)… ってどこへ行く411」
411「ひどいですよ!一個も食べられなかったんですよっ!実家に帰らせていだだきますっ(;´д⊂)」
 プシュー
青キャス子「行ってしまった… フム、今日はヒュマ助氏の店で晩飯といくか」
441「それはいいですね、あそこのシュクリームは絶品です」
 プシュー
411「もーー!;;もぉおおおおおおおお!!;;私も連れてってくださいよぉぉおおお」
青キャス子「おかえりw」 441「…!(口元を押さえ肩がぷるぷると震えている)」
      終わり
41Xシリーズをいじめたくなるのは私だけだろうか…健気にガンバル姿を見てるとついちょっかいを出したくなる
そろそろPM愛護団体からクレームきそうだな(つ´∀`)…
330名無しオンライン:2007/04/19(木) 18:30:21.55 ID:IJcVQqFu
とある主人とパシリの出来事 420 440編。

デトロイトメタルシティを読んでるハイな440を発見したご主人。身の危険ヴぇr1
ガチャリ。
440「SATUGAIせよ!SATUGAIせよ!SATUga…。」
バタン。
主人「…。(軽く背筋を震わせてドアノブに手。)
ガチャリ。
440「…。」
主人「いや、そのなんだ。魔が差したって言うんだよこれは。ほら、ここの広辞苑にも乗ってるだろう?
   俺は何も見てないから安心するんだッ!な?な?な?落ち着いて、そのショットを降ろして手を洗ってくるんだッ!
   ほーら、お前の好きなsrbけik…。」
ガチリ…ちょ…ぉま…ゃめ…ターン!

420とマージャンをやってみた。
「ん?最初に捨てる牌がない?それはな…ここにある天和ってあるだろ?麻雀の中でも最高の役なんだよ。
 一等賞?んーそうだな!一等賞だな。ははー偉いぞー。やっぱりお前は手先が器用だな!
 …………………あれ?。」

440が着替えてる所に帰ってきてしまった。身の危険ヴぇr2
主人「今日もハンサムガイな!ご主人様が帰ってきたぜー。」
ドガッ!ドアを蹴り空ける。
440「………………。」
主人「いや、そのなんだ。あれだ。こないだ教えただろ?魔が差したって奴。あのだな。」


             「お前、乳デカイな。」


ライフカード「銃殺」「絞殺」「撲殺」
どうする!?俺!?


寝てる間に420の頭を触っていたら、耳が取れてしまったッ!
420「すーすー。」
主人「落ち着けッ!落ち着くんだッ!素数!素数を数えるんだ!2、4、6、違うッ!
   どこに挿し込むんだコレッ!そもそも着脱式だったのかよ!
   落ち着け、落ち着くんだ…そうッ!ガンプラが得意だった俺にできないことはないッ!。」
後に葛藤しながら無限ループに陥る主人が420から生えてくる耳を見て、スクリーム。
331名無しオンライン:2007/04/19(木) 18:32:03.48 ID:IJcVQqFu
最近、食べ物をロクに与えてなかったのでセレブケーキ買って、帰ってきた主人。
「さすがに、最近物食べさせてないから、腹減ってるだろう…っと。おーし420、主人が帰ってきたぞー!。」
ガチャリ…。
「ん?その手に持ってるのはなんだ?どっかでモノメイトでも拾ってきたのか?
 お前、それ…ねず……。」
420「…みーたーなー…。」
ピギャアアアアアアアアアア

ベッドの下に置いてあるエロ本を見つけてしまった440.
「姉乳ぱら☆だいす」
440「キョロキョロ…。ぱらり…ぱらり…ぱらり…。」
もそもそ(自分の胸に手を当てながら、写真ページを凝視。)
440(……………)ビリビリビリビリッ!
440「!」床に散乱している、紙キレを見て。
440「ここここ…これ…くださいっ!お釣はいいですっ!。」(本屋。)
ベッドの下の隠し場所に置こうとする440.
ガチャリ。「たっでっーまー!おー元気だったかー?いい子にしてたご褒美にだなー…って…。」
440(……チャキッ。)
主人「待て!俺が何をしたって言うんだ!この間のかっ!?それとも昨日のヤツか?2年前のあのデキゴトか!?
   おおおお…落ち着け!そ…そうだッ!お前のセレブケーキは預かった!返してほしくb…」
ぅゎ…なに…ヒッ…おち…やめ…ズドドドドドドド…

デスメタ聞いてるなんて知らなかったんだッ!440.
ガチャリ…
440「Fuck!Jesus Christッ!。」
バタン。なぜか握りこぶしを作って、ドアを殴り開ける。ドガァッ!
主人「……。」
440……。」
暫く間。
主人「son of a bitch!Next BGM!COB!Year!?。」
440「Cool!Are You Ready?.」ベッドにあがってじたばたしながらリモコンボタンをON.
主人「Lets rock!」頭を振り出す。
何かを分かり合った。

420の前にゴスロリドレスを置いて、部屋から出てみた。
3分後。部屋をきょろきょろしだす。
6分後。服に近づいたり離れたりする。
9分後 リボンを手にとって見る。取ったらすばやく頭につけて、鏡を見て戻すの高速巻き戻し+再生。
12分後。服の感触を気にし始める。服のすそを指のハラでこすりだす。
15分後 ハンガーをあの手この手で落とそうとする。最終的には、すさまじい速度で服をひっぱる。
18分後 なぜか匂いを嗅ぎ出す。服をもったままうろうろ。
20分後 着替えだす。なにッ!こいつ着やせするタイプだったのか!うほっいい裸体
22分後 両手を胸の前にかかげてもじもじしだす。と思ったらぴたっと動きを止めてクルっと1ターン。
22分30秒後 何度も鏡の前でターン。決まったのだろうか、満面の笑み。
24分後 裾を持ち上げて、ウインクしだす。
26分後 耐え切れなくなった俺が、カメラを懐から持ち出す。
28分後 カメラを出すのに気を取られていたら何故かフォトンウィップを持っている420.
30分後 じょ…女王様ぁー!
                  〜続かない〜
いつぞやの者DEATH。素晴らしい職人達の文章の合間に、くだらない箸休めに投下。
332罠師の恋人:2007/04/19(木) 21:28:39.63 ID:CR0Q/iIe
>>329
いいようにいぢり回される411にフイタwナイスコンビネーション!w
>>331
ゴスロリドレス姿の420……思わずよからぬ妄想がw

それでは、第二十三話「悪戦苦闘! D・Fは倒れない」を投下です。

沼虎「──したいコトが、山程あるんだよっ!」
 懐から取り出したトラップをその場にセット、起動する。自ら仕掛けたトラップで、沼虎たちの身体は宙へ舞い上がる。
沼虎「こんなコトもあろうかと、用意してたぜ『ダメージトラップックG』! ダメージトラップとは名ばかりで、
   対象をすんげえ打ち上げるだけのジョークトラップ! 別名ハイジャンプトラップたあコイツのことよ!」
 召喚された隕石が、沼虎たちを紙一重でかすめてゆく。
沼虎「虎子! 獣虎! キメるぜ!」
 上昇直前にコスモアトマイザーで蘇生していた二人が、それぞれナノトランサーから武器を取り出し応えた。
虎子「受けなさい、光の矢!」
獣虎「我、槍、空穿つ!」
 二人の放った矢と槍は、それぞれダルク・ファキスの頭部へと突き立った。
沼虎「コイツが止めのっ! ブレコウド、鉄砲玉ドスアタック!」
 上昇の勢いをそのままに、沼虎が長剣を突き込んだ。
沼虎&虎子&獣虎「爆発っ!」
 三人が一斉にダルク・ファキスの表面へありったけのトラップを仕掛け、爆発させた。
虎子「やりましたわ!」
 落下しつつ、器用にガッツポーズを取る虎子と獣虎。
沼虎「!! まだだ!」
 爆煙の中から、黒い巨体が猛スピードで迫り来る。足場のない空中では、どうしようもない。
沼虎「ぐあああああ!」
 体当たりによって大きく跳ね飛ばされた沼虎の身体が、床にバウンドして転がった。
沼虎「く、くそ……」
 うつ伏せになった沼虎が、それでもなんとか手を伸ばす。その指が、小さな足に触れた。
沼虎「ん? ……黒、か」
430「ア゛ッー!」
420「ナニ430のスカート覗いてんのよ、バカ虎っ! って、バカ虎!?」
 沼虎の胸倉を掴み上げた420が、停止した。
420「ちょ、ちょっと! 傷だらけじゃない! は、早く治さないとっ!」
 あたふたと片手杖を取り出した420が、怒涛の勢いでレスタをかける。
420「よし、完治したわね。じゃ、続きを……」
沼子「420ちゃん、今は、それどころではないわ。……430のスカートの中身を見た罰は、後でじっくり、ね?」
430「沼虎さま、えっちです……」
沼虎「ちょっと待て! 俺様はだな……って、言ってる場合じゃねえ!」
 またも降り始める小隕石。沼子と420の顔に、緊張が走った。
420「沼虎っ! 虎子と、獣虎は?」
沼虎「あっちで倒れてる。420、430と一緒に応急処置を頼む!」
420「了解っ!」
 430の手を引いて沼虎の指し示すほうへ足を踏み出しかけた420が、くるりと振り返った。
420「って、あんたはどーすんのよ。トラップ、残ってないんじゃない?」
 420の問いかけに、沼虎がにやりと笑う。
沼虎「プロトランザーの武器ってのは、トラップだけじゃねえんだぜ? それに、沼子もいるしな」
 落ちてきた小ぶりの隕石をかわしつつ、沼虎は行け、と合図した。
430「420ちゃーん、散りましょー」
420「縁起でもないコト言わないの! 一緒に行くわよっ! 一応味方とはいえ、アノ二人はちょっと危ないんだから」
 ぱたぱたと駆ける二人を見送りつつ、沼子が沼虎へ一個のトラップを手渡した。
沼虎「あん? 何だコレ……! ま、まさかコイツは!」
 受け取ったトラップを鑑定した沼虎が、目を見開いて声を上げた。
沼子「入手経路やその他は、特殊機密、とでもしておくわ。あなたなら、ソレを使いこなせるはずよ」
 ぼそりと言って微笑む沼子を、沼虎はしげしげと眺めた。         つづく
333名無しオンライン:2007/04/19(木) 22:25:55.81 ID:ibnPBD9A
>>326
420姉妹の稽古かぁ…まぁ稽古と言うには楽しそうだけど…w
余りにも今更だけど、同型のパシリってどの位見分けが付くんだろう…

>>329
気持ちは分かるが、ちゃんと後で可愛がってあげないと倫理的におkじゃないんだぜ?w

>>331
440可愛いよ440
いや、主人も含めて三人とも可愛い気もするw

>>332
縁起でもないコト噴いたw
しかし、やっぱりあっさりとは終わらないか。トラップはEXなのか…?いやもっと…?
3341/1:2007/04/19(木) 22:27:01.72 ID:ibnPBD9A
物を消化するときは発熱するから熱くて服が脱ぎたくなるかも…って消化しちゃ駄目だな。


441「ご主人様、こんな(>>318>>321)リクエストが来ていますよ」
ヒュマ男「ん?…これは別にリクエストじゃないんじゃないか?」
441「あれ、そうでしょうか…」
ヒュマ男「というか、そのあからさまに手で隠している部分(『リボン440が合成時に(ここが見えない)とか』)を
 見せてくれないと何とも言えないぞ」
441「ここには何も書いてありません」
ヒュマ男「そんな訳あるか……まぁもしもリクエストだとして、そんな事できるのか?」
441「さあ…私は聞いたことありません…」
ヒュマ男「ふむ。マニュアルにもそれらしきことは書いてなかったな」
441「あ、でも、基板が食べられないのは誤飲防止機能なのかも!」
ヒュマ男「…なるほど、となると昔はそう言う方法で、誤飲防止機能は名残とかか」
441「そうかもしれませんね。もしかしたら今でもできるんでしょうか…」
ヒュマ男「試してみるか?」
441「え、うーん……」
ヒュマ男「できた場合、ニュー・アッシュ50個をお腹に入れる必要があるわけだが」
441「ご主人様、私今とってもディ・ラグナスを撃ち抜きたいです!」
ヒュマ男「大丈夫だよ、やらせないから」


合成方法はさておき、頑張って大量の素材を頬張るパシリは
とても可愛いのではないかと思ったりしたので即席投下(´−`*)
335名無しオンライン:2007/04/20(金) 01:03:14.45 ID:n3T+cROT
>>330 耳w超吹いたw

>>334 とても可愛いですな(つ´∀`)最初は防具特化441に☆8防具を頼んで
   フォトン×15ヴェスタリン×25メタレジン×35をムリヤリ詰め込むのを妄想してたんですが
   汚物はモノメイトだ〜!というのを強調したくて411にチェンジしたんですよ
   何というか、喉にひっかかってくれそうな物をw消化しちゃったらモノメイトになるのかなー
   そもそも基板32個エントリーできて同時進行もできるから…いや、もう寝ようw(逃避
336名無しオンライン:2007/04/20(金) 20:16:38.36 ID:d503Lxo5
>>329
シュークリームの中身だけとはなんと巧妙な・・・w

>>331
ゴスロリドレスの420の一連の動作が鮮明に浮かんでしまった俺は420中毒者
>カメラを出すのに気を取られていたら何故かフォトンウィップを持っている420.
命に代えてもシャッターを押すんだスネーク!!!w

>>333
同系でも癖とか口調とかに差があってその辺で見分けをつけている
と言う事でとりあえず一つ

420姉の外見特徴は一つ考えてるんだけどその辺も次辺りで

>>334
大量の素材が口の中に・・・
パシリにもハムスターのように頬袋でもあるんだろうかw
337名無しオンライン:2007/04/20(金) 20:21:42.49 ID:zkwOO1yf
PM「私のスロットはブラックホールです」
338罠師の恋人:2007/04/20(金) 20:23:27.08 ID:G0SGSIQn
>>334
大量の素材を頬張る・・・・・・ハムスターみたいな感じですかw

それでは、第二十四話「決着! 炎の沼虎!」を投下です。

沼子「いい? チャンスは一回。私がダルク・ファキスをダウンさせるから、あなたはソレを使って止めを刺すのよ」
沼虎「……一応聞いとくが、もし俺様がミスったら、どーなるんだ?」
沼子「私がケリをつけることになるわね。430は大喜びだけれど、420ちゃんは微妙な気分になるわよ」
沼虎「……演出上の問題だけかよ」
沼子「それだけではないけれど……説明している暇はないようね。とりあえず、目の前の問題から片付けましょう」
 沼子がロドウで指し示す方向から、巨大隕石が迫っていた。
沼虎「どーすんだ? マトモにぶつかったら、全員ヤバイぜ?」
沼子「こうするのよ」
 巨大隕石に向けて、沼子がロドウを一振りした。杖の先端から、闇球がひとつ、真っ直ぐ巨大隕石へと進んでゆく。
沼虎「んなちゃちな球で、どーにかできるわけ…ってウソだろ!?」
 あんぐりと口を開ける沼虎の前で、隕石がゆっくりと崩壊してゆく。
沼子「それじゃあ、うまくやるのよ。420ちゃんに、イイトコ見せてあげなさい」
 耳元に聞こえた声に振り向くと、沼子はウインクひとつ残して駆け出した。
 沼子の動きは迅速で、尻尾を伝ってあっという間にダルク・ファキスの胸あたりまで到達した。
 杖を振り上げる沼子の身体が、ふわりと浮いた。
沼虎「メギバース……なのか?」
 ダルク・ファキスの懐へ入り込んだ沼子の周囲に、闇のフォトンが円を描くように浮き出る。たちまち、その円に触れた装甲に
亀裂が走る。沼子が杖を下ろすと同時、闇の円は消えダルク・ファキスが前のめりに倒れ始めた。
沼虎「!! よし、今だ!」
 すかさず、沼虎が倒れてくるダルク・ファキスの下を潜り抜けた。
沼虎「燃えちまいなっ!」
 沼虎の掛け声とともに、ダルク・ファキスの全身が紅蓮の炎に包まれた。くぐもった、薄気味の悪い悲鳴が響き渡る。
沼虎「正真正銘、最後の切り札だ」
 ナノトランサーから沼虎が取り出したのは、420の作ったヴォルケーノ・スパイシア。
沼虎「じゃあな」
 短く言って、沼虎がソレを口に入れた。直後、炎の柱が沼虎の口からほとばしる。
 断末魔の悲鳴とともに、焼き尽くされたダルク・ファキスが欠片となって奈落の底へと落ちていった。
沼虎「やっぱ、キクなコイツは……」
 喉を押さえて呻く沼虎の背に、420が飛びついた。
420「すごいじゃない、沼虎っ!」
 心底嬉しそうな声に、沼虎も笑顔で応じた。
沼虎「当たり前だ。俺様を、誰だと思ってる?」
420「ニューマンのプロトランザー、略して沼虎っ! でしょ?」
沼虎「あ、コラ! 俺様の台詞取るんじゃねえ!」
 笑いあいながらじゃれ合うふたりを、遠まきに四人が見守っていた。
虎子「ああもう! 完全に『ふたりの世界』ですわね! 私たちだって、こんなに頑張りましたのに……」
 歯噛みする虎子の横では、獣虎が沼子にきらきらした目で語りかけている。
獣虎「我、強き者、好む。我、パートナーカード、所望」
沼子「ええ。構わないわ」
 カードを交換しあう二人。その沼子に抱きついた姿勢のまま、430がにこにこしていた。
430「420ちゃん、よかったですねー。アッ、ふよふよさんですー!」
 上を向いたまま走り出した430が、足をもつれさせて転んだ。
 こうしてHIVE3号に、つかの間の平穏が訪れたのであった。            つづく 
339名無しオンライン:2007/04/20(金) 21:44:11.87 ID:+83Zgfjp
ハムスターだと…ただでさえ小動物的な可愛さもあるというのにッ…!w

ttp://phantasystaruniverse.jp/news/wis/?mode=view&id=301
4x3以降は載ってるんだろうか…逆に言うとこれに合わせて解禁の予感?
340名無しオンライン 1/2:2007/04/21(土) 06:02:18.54 ID:mAvh9hrW
275す、また例のたゆんたゆんと410です。
たゆんたゆんの過去と。なんで410を引き取ったか視点つーことで。

百戦錬磨すら生温い雰囲気を持つ、重装備に身を包んだ歴戦の古兵達。
その古兵達を従えるは、腕を組み仁王立ちする女性型のキャスト。
腰まである銀色の長髪を風になびかせ、獣のような鋭い目からは絶対零度の眼光。
その指揮官パーツは幾多の修羅場を潜り抜けた証として、無数の傷が勲章の代わりに付いている。
手にした斧を力任せに地面へと突き立て、銀髪の肉食獣が古兵達に問う。

「貴様らは何をすべきか?」
「「「殲滅!全ての敵達を殲滅!」」
「貴様らは何を望むか?」
「「「戦場!!永遠に戦い続ける戦場!」」」
「貴様らは何だ?」
「「「鉄屑!死に損なった鉄屑!」」」
「貴様らは鉄屑では無い、同胞であり戦友であり兄弟だ、他の紛い物とは違う本物の戦士だ」
「「「オオォォ!!」」」
「…紛い物とは違う本物の戦士の力、今この場で見せてくれ」
「「「オオオォォォォォォォォォォォーーーー!!!」」」

「…ター?マスター??」
「ん、、んんん、、、あ、あ…410かーすまんなぁ寝てたみたいなんよー」
「あ、お休みだったようで…起こしてしまって申し訳ございません…」
「ん?起こしてくれてありがとうなぁ、ちょいと昔の事思い出してたんよー」
昔の事?そう言えばマスターが以前、私がいた研究所へ突入した時はガーディアンズの
所属ではなく、軍にいたような話をされてましたが…

ふと気付けばベットの上には古いポートレイトがありました。
写っているのは、明らかに普通の正規兵とは全く雰囲気が違う兵士達。
その兵士達の最前列には一際目立つ女性型キャスト。
普段のパトリエルとは違い、傷だらけの指揮官パーツ、
いつもの手入れを面倒くさがるショートヘアーとは違い、腰まではある綺麗な長髪。
そしてあの鋭い目を隠している眼鏡は無く、真正面を見据えた威風堂々のマスターの姿。

マスターは以前どんな事をしてたのでしょうか、ちょっとした好奇心で聞きました。
「差し支えなければお聞かせ願いたいのですが、マスターは以前どのような事を?」
「…まあ一応は同盟軍に籍を置いてたけどなぁ…その程度なんよ…」
いつものお気楽なマスターが初めて見せる険しい顔、そして重苦しい空気。

(聞いてはいけない事を聞いてしまったのでしょうか?マスターに嫌われる?
 もし嫌われたら捨てられる!?、怖いコワイコワイ!嫌だイヤダイヤダ!!)
重苦しい空気に酔ったのでしょうか、後ろ向きな考えがばかりが頭の中をめぐりはじめ…
「あ、あの…マスターが嫌悪するような事をお尋ねして…申し訳ござ…ひっくひっく…」
「まあ〜別に気にせんでもーって、、、、ああああ!何で泣いてるん!?
 そんな泣かんでもええんよー!!ワシが悪かったんよーー!!!」

泣いたカラスがもう笑った。
言い得て妙だなと思います、泣き出した私をマスターは抱っこしてくれました。
ぐずる赤子をあやす母親のように、私の背中を優しくポンポンと叩きつつ、
安心した(至福)状態の私を見たマスターは、そのままの体勢で口を開きました。
「いい機会やし、簡単やけど昔の事を話しとくんよー、他愛も無い話やけどなぁ」

例の感触の素敵な柔らかさと心地よさに加え、背中から伝わる優しく軽やかなリズム、
マスターに身をゆだねつつ、次の言葉を待つ私でした。
341名無しオンライン 2/2:2007/04/21(土) 06:03:34.78 ID:mAvh9hrW
どんな組織にも目立つ個がいる、幾多の戦場で生き残った者ならば尚更。
例え優秀な個も、規律に縛られた群の中においては追い出されはぐれ者となる。
そんなはぐれ者達を寄せ集め、更に強烈な個の元に統率をされた部隊。
呼吸をするように全てを破壊し全てを蹂躙する、同じ軍からも畏怖されながら
正規に存在を認められない、名は第0遊撃隊。
その遊撃隊の隊長こそが、銀髪の肉食獣と揶揄された女性型キャスト。

巨大な墓石の如き冷徹さ、上官はおろか隊員ですら容易に近づけぬ威圧感。
普段から戦闘の事のみしか考えてない、それが彼女を知る殆どの人らの意見。
しかしながら彼女自身がその強烈な個である故か、普通のキャストとは違う
考えと夢を持っていました、それは…
『願わくば、自分の子供が欲しい』

戦闘と破壊をする事しか出来ない自分。
比べて他の種族の女性は、新しい希望ある命を産み育てる事が出来ます。
自分達のキャストように作られる訳では無い。
いずれ養子を取る事も考えた事もありましたが所詮は人と機械、
相容れる事は難しく、必ずどこかで歪みが生じると。
そのジレンマは日に日に、彼女の心に空白を作るようになりました。

そんな時、彼女が率いる第0遊撃隊に特殊任務の命令が下りました。
その内容はPMの違法改造を試みる研究施設の徹底破壊。
無論、研究施設内のあらゆるモノは、証拠を残す事無く全てを破壊抹消する事。

空白を抱えたま任務を淡々とこなしていく途中、
彼女が偶然出会ったのは、調整槽に眠る一体の可愛らしいPM。
楽しげな夢を見てるのか、幸せそうにに眠るPMの姿は、
広がり続けていた心の空白を一瞬にして埋めてしまう程の物でした。
一方で聞こえるのは、そんなPMの未来を消し去ろうとする研究者達の会話。

…響くは怒号と咆哮、そして断末魔。
後から合流した隊員達が見た光景は、もはや人の形を成さぬ肉塊と血の海。
そして幸せそうに眠るPMを起こさぬように大事に抱きつつ、
誰にも見せた事の無い優しい微笑を浮かべ、銀髪の肉食獣の名を捨てた女性の姿でした。

結果、命令違反として彼女は軍法会議に架けられました。
本来ならば極刑の所、過去の戦歴と隊員達の猛反発により極刑は免れました。
代わりに言い渡されたのは監視付きでの軍からの除隊。
『最後に言いたい事があれば聞こう、何かあるかね』
上官の問いに彼女は、どこか遠くを見つめながら答えました。
「出来る事なら…あの子と、ずっと一緒に暮らしていきたいなぁ…」

「……くぅ」
「ありゃ、410?寝ちゃったん?」
軍を除隊する時に髪を切った…過去との決別として。
「このままって訳もいかんしなぁ、丁度ええから一緒に昼寝するかぁ…」
明日はこの子と一緒にどんな光景を見てどんなに楽しく過ごせるだろう?
「ワシ死ぬまで…子離れ出来そうに無いなぁ…」

自嘲気味のその言葉は眠る410にかけたのか、獣のような鋭い目を隠す為の
外した眼鏡にかけたのか、部屋に響くのは二人の平和そうな寝息…
342名無しオンライン:2007/04/21(土) 06:22:09.60 ID:mAvh9hrW
…シリアスみたいなの書いたらどうなるんだろ?
書いたらこうなりました_| ̄|○
お気楽たゆんたゆん&生真面目風で悟り入った410の小ネタの方が
やっぱええわと、嗚呼日々是精進也。

>>295
クリームパンとエビフライとメダカ…メダカは食えないっすねえ。
でも金魚の天ぷら食った人もいるくらいですし、その内わんわんさんどに食われ…ゴメンナサイ
>>334
撃ち抜いても良いと思うんだ…(ヒドイ
>>338
口からファイヤーで派手に燃やされたファキス先生に合掌。
よい子は真似してはいけない技の筆頭ですなw
343罠師の恋人:2007/04/21(土) 19:58:24.92 ID:DB71RMSn
>>342
こういう、しみじみとした雰囲気もまたいいもんですね・・・。

それでは、第二十五話「すれ違う、ココロ」を投下です。

 クバラおばさんに基板を納品して、その日のうちに仕事は終わった。お見舞いと称して見物に行った
クバラおばさんのご主人は、タレ耳の優しそうなビーストだった。
 巨体で魁偉な風貌のおばさんがオロオロと見守る姿は、ちょっぴり、イヤかなり違和感あったけれど、
イイなと思えた。二人の間にある絆が、とてもよく感じられたからだ。
 絆といえば、沼子と430も、そうだ。お互いを、すごく大事に想い合っている。
 その心と心の繋がりには、少しの隙間もない。あたしには、そう思えた。そして──
420「あたしたちも、そうなれたらなあって、思っただけなのに……バカ虎」
 誰も居ない部屋で、420は膝を抱えてベッドの縁にもたれかかるように座っていた。
 ……いつもふたりでいる空間に、いまはひとりでいる。ぼんやりと、考える。
 サイドボードに並んでいる、ちょっとファンシーなデザインの時計。ソレは、420が進化を終えたばかりの頃、
お祭り好きの沼虎が記念にプレゼントしてくれたものだ。その時計が、いまは無機質に、午前八時を差している。
 HIVE3号から帰還して、一週間が過ぎた。沼虎が出て行ったきり帰ってこないのは、一昨日からだ。
420「バカ虎……っ。なんで、帰って来ないのよ。そりゃ、あたしだって言い過ぎたかも知れない。
    けど、……そうよ。よく考えてみたらっ! 全部あんたが悪いんでしょうがあああっ!」
 勢いよく立ち上がった420が、合成キットから取り出したセイバックの完成品(氷45%)を口に入れ、
ガリガリと噛み砕く。
420「もぎ、もぎ……なんで、あたしが落ち込まなくちゃいけないのよっ!」
 証拠隠滅のモノメイトを合成キットに置いて、420は足音荒く部屋を出た。
420「虎子なら、きっとわかってくれるっ! 悪いのは、バカ虎なんだからっ!」
 虎子のマイルーム前までやってきた420が、ずかずかと部屋の中へと踏み込んだ。
420「虎子! いる? ちょっと聞いて欲しい……コトが……」
 踏み込んだ部屋から、前を向いたままそっと出てゆく420。ぷしゅー、とドアが閉まる。
 部屋に背を向けて、全力疾走の態勢になりかけた420の肩に、ポン、と手が置かれた。
虎子「おチビちゃあん……見・ま・し・た・わ・ね?」
420「みみみ見てないわよっ! ヘンなカッコで縛られた410とムチ持って笑ってるアンタなんか、全っ然!」
虎子「しっかり見たんじゃありませんの? 知られたからには、タダで帰すわけには……」
410「ほひゅひんひゃは、ほひはへふ、ははひひへはひゃぅ」
(訳:ご主人さま、とりあえず、中に入れましょう)
420「いーやー!」
 抵抗もむなしく、420は虎子の手により禁断の領域へと拉致された。
虎子「410。とりあえず、お茶を入れていらっしゃい」
 さるぐつわと縄を解いてやりながら、虎子が明るい口調で言った。
410「はいっ、ご主人さま!」
 元気よく返事をしたGH−410が、奥の間へと消えた。
虎子「さて、おチビちゃん。お話があるんですわよね?」
420「フツーに話進めるなあっ! 今のはナニよ? どー考えてもおかしいでしょう、倫理的にっ!」
虎子「ああ。さっきのアレですわね。お気になさらないで? アノ子の趣味だから」
 さらりと言う虎子に、420はしばし絶句した。
420「……お邪魔なようだから、帰る。ていうか、帰して?」
虎子「いいですわよ、気を使わなくて。私はちゃんと、おチビちゃん一筋ですのよ?」
 色っぽい流し目をくれる虎子に、420はたじろいだ。その直後、近くでガチャンと派手な音がした。
410「ごごごごごご主人さま! そいつですか? そいつが、私とご主人さまの愛の蜘蛛糸を断ち切らんとする、
    憎きドロボー猫ですかあっ!」
420「ひぃぃ、な、なによアンタ!?」
 やおらジョギリを構えた410がゆらぁっと乱入し、420は腰を浮かした。  つづく
344罠師の恋人:2007/04/23(月) 21:00:05.91 ID:mIptSlDl
それでは、第二十六話「迷走」を投下です。

虎子「落ち着きなさいな、410。私とおチビちゃんとは、そーいう深ぁい仲ではありません」
420「そ、そうそうそうそう!」
 何度もうなずく420の様子を楽しげに眺めつつ、頬を赤らめ虎子は続けた。
虎子「私の、片思いですのよ?」
410「イヤアアアアアア!」
420「ちょ、きゃあーっ!」
 410の腕から高速で振り下ろされるジョギリを、420は間一髪真剣白刃取りに受け止めた。
420「虎子っ! み、見てないでなんとかしなさいよっ! この子、あんたんとこのでしょ!?」
虎子「フフフ、さぁて、どうしたものかしら……」
 じりじりと迫るフォトン刃に、420の背から嫌な汗が流れる。
虎子「何でもするから助けて下さい虎子様。そう言ったら、助けて差し上げますわよ?」
420「……誰がっ! あんた……なんかにっ!」
410「ご主人さまをあんた呼ばわりとは……度し難い痴れ者ですねぇ……っ!」
 ぎしり、とジョギリに重みが加わる。
420「なかなか、やるじゃない、あんた。でもね、少しだけ、経験が足りないわよ」
 いきなり目標を見失ったフォトン刃が、床材に食い込んだ。ハッと410が目を見開いたときには、420はすでに背後に回っている。
420「ややこしいから、しばらく寝てなさい」
 420の手刀により首筋を強打された410が、気絶してジョギリを抱くように倒れた。
虎子「お見事。流石ですわね、惚れ直してしまいますわ」
 大きく息を吐く420に、虎子が惜しみない賞賛の拍手を贈った。
420「……この子に、どーいう教育してんのか、参考までに聞いてもいい?」
 420の問いに、虎子はニコリと笑う。
虎子「ダメですわ、倫理的に。それより、ココへ来たワケをお聞かせ願えませんこと? ……私が恋しくなって、
   というわけではないのでしょう?」
420「あ、うん。実は……あたし、沼虎と喧嘩しちゃったのよ」
 その時の沼虎とのやり取りを一部始終語りだす420。初めのうちは冷静な口調だったが、徐々に怒りが顔を出し、最後には
420「ねっ!? どー考えても! 悪いのは、あのバカ虎でしょっ!?」
 虎子の胸倉を掴みゆさぶりかねない勢いで怒鳴っていた。
 襟にかかった420の指を、虎子がそっと握りしめる。
虎子「おチビちゃんの言いたいコトは、よくわかりましたわ。……でもソレは、本当に沼虎さまだけが悪いのかしら?
   おチビちゃんにも、落ち度があったのではなくて?」
 穏やかに諭すような虎子の言葉に、420はカッとなった。
420「何よそれ! あたしが悪いっていうの? 信じらんない! 虎子なら、わかってくれると思ってたのにっ!」
 瞳に涙をにじませた420が、立ち上がり虎子へ背を向ける。
420「虎子のばかぁっ! 変態色魔ーっ!」
 言いたいコトを言って、420は駆け去った。
虎子「………」
 ぐんぐんと遠ざかっていく小さな背中を見送りつつ、虎子は自らの震える身体を抱きしめ立ち尽くしている。
410「ご主人……さま?」
 復活した410が、虎子の様子を心配そうに見守っている。
虎子「おチビちゃんに、思いっきり罵られてしまいましたわ……ああっ」
 くねくねと身悶えする虎子を見て、410は彼方へ去った420に嫉妬の炎を燃やすのであった。   つづく
345名無しオンライン:2007/04/24(火) 07:26:19.40 ID:qQTzWX1s
駄目だ虎子…w
346名無しオンライン:2007/04/24(火) 07:39:49.94 ID:hMDSoES4
>>342
一瞬ハートマン軍曹が浮かびかけたがそうでもなかったw
しかし変な人のようで案外いい人なんだなぁこのたゆんたゆん・・・w

>>344
ほんとにどんな教育してるんだ沼子・・・w
てか話し聞いてるようで半分くらいしか聞いてなさそうだ・・・w
347罠師の恋人:2007/04/24(火) 21:14:56.87 ID:X1BCWGoO
それでは、第二十七話「ケンカの理由」を投下です。

 駆けていた足を、420はその部屋の前で止めた。
420「やっぱり、虎子なんか当てにしたのがいけなかったのよ」
 ネームプレートを確認してから、420はずかずかと部屋に踏み込んでいった。
420「沼子ー、いる? 話があるんだけど」
 返事はなかった。がらんとしたショップスペースを横切り、ルームグッズの陳列された小部屋にさしかかったところで、
420は奇妙なものを発見した。
420「足……?」
 モトゥブカズラの袋状の花弁から、小さな足先が天井に向かってにょっきりと生えている。
420「! まさか、430!」
 慌てて駆け寄り、足首を掴んで引きずり出す。ほどなく、ハタキを持ったまま意識を失った430が救出された。
420「ちょっと、430! しっかりしなさいよ!」
 ぺちぺちとほっぺたを叩くと、430のまぶたが薄く開いた。
430「いたぁい……あれ、420ちゃん?」
420「あれ? じゃないわよ……。遊ぶなら、もっとマシな遊びにしなさいっ! 部屋に来た人が、心底びっくりするんだから」
430「えへへー、ごめんなさいです。でも、私はけっしてあそんでいたわけではないのですよー」
420「じゃあ、ナニしてたのよ?」
 420の問いに、430はパパーンとハタキをかざした。
430「モトゥブカズラさんのおそうじをしていたのですッ! しつないのしょくぶつには、ほこりがたまりやすいのですよー」
420「……まあ、何でもいいわ。それより、沼子いる?」
430「ごしゅじんさまは、たしかぬまとらさまとおでかけしてますけど……」
420「何ですって!? ちょっと430! それ、いつのコト!?」
430「ア゛ッー! 420ぢゃん゛、ぐびは、い゛げま゛ぜん゛ッー!」
 430の襟首を絞るように持ち上げた420が、慌てて手を離した。
420「ご、ごめん430! ああ、泣かないでよ。ホラ、あめちゃんあげるからっ」
430「わぁい♪ もぎもぎ……アッー! かみくだいちゃいましたーッ!」
420「もう一個くらいあげるわよ……。今度は、落ち着いて食べるのよ? んで、いつから出かけてんの? 沼子とバカ虎」
430「コロコロ……あまぁい。たしか、きのうのゆうがたあたりからですねー」
420「昨日の……夕方」
430「ぬまとらさまが、ごしゅじんさまをさそいにきたみたいです。それから、420ちゃんにはないしょにって……アッー!」
420「ななな、何ですってぇー!?」
 420の脳裏に浮かんだ漢字二文字の事態を、430はすぐに笑い飛ばした。
430「うわきじゃないですよー。ぬまとらさま、420ちゃんひとすじですし。それに、ぬまとらさまってごしゅじんさまの
    このみのタイプとぜんぜんちがいますからー」
420「じゃ、じゃあっ! わざわざ二人でナニしてるってのよ!」
430「それは、ごしゅじんさまたちがもどってきてからきいたらいいとおもいます。それより、420ちゃんはどうして
    ここへきたですか? ごしゅじんさまに、なにかおはなしでも……、アッ、もしかして、こいのそうだんですか?
    それなら、私におまかせなのですよー」
 どん、と胸を叩いてむせる430に、420はうろんな目つきになった。
420「……まあ、この際あんたでもいいか。……実はね、一昨日、沼虎とケンカしちゃったのよ」
 真剣に身を乗り出してくる430に、420はその出来事を語り始めた。
420「アレは、あたしが沼虎と朝ごはんを食べてたときのことなの……」      つづく
348名無しオンライン:2007/04/25(水) 08:53:12.69 ID:W5xHcXhG
350前でもう470Kか容量食うの早いな
349名無しオンライン:2007/04/25(水) 15:05:59.02 ID:aXOb73xI
それだけ中身が濃ゆいと言う事だネ
作者様方に感謝感謝
350罠師の恋人:2007/04/25(水) 21:01:35.29 ID:uDukDU0f
>>349
そう言っていただけると、作者冥利に尽きます m(_ _)m

それでは、第二十八話「犬も食わないナントヤラ」を投下です。

 そのとき、食卓に並べられていたのは、メザシのシオヤキとメダマヤキ、そしてヤキノリに
オミソシルというラインナップだった。一見、ニューデイズの中流階級の標準的な朝食に見えるが、さにあらず。
 まず、メザシは朝一番に獲れた天然モノである。メダマヤキの卵も、産みたてほやほや有精卵だし、
ヤキノリは最高級品の切れ端を安く分けてもらったもので、オミソシルにはシジミが入っている。
420「今日は、ちょっと材料に凝ってみたのよ」
沼虎「そっか? いつもとあんま変わんねえ気がするんだが……」
420「百聞は一食になんとやら。まあ、食べてみてよ」
沼虎「ふうん? んじゃ、魚から……う、これはっ!」
 沼虎の口から、メテオカノン顔負けのレーザーが噴出した。
沼虎「うーまーいーぞー! こっちの汁も、このノリもっ! ひそかに手間ぁかけてんな? うめぇ!」
420「ありがとー! こっちの、メダマヤキも食べてみてっ? 今回は、キレイに焼けたんだからっ!」
沼虎「ああ。んじゃ、いただくぜ……」
 事件が起こったのは、この直後である。

430「それで、どーしたんですか? メダマヤキのなかに、たまごのからでもはいっていたですか?
    私、よくやるんですよー」
420「違うっ! あたしのメダマヤキは完璧だった! 片面焼きで、黄身は程よく半熟でっ! 白身もぷるぷるで!
    なのに、あのバカ虎ときたらっ!」

 沼虎の手が、マヨネーズのボトルを掴んだ。そして、そのまま無造作に、メダマヤキへ中身を搾り出す。
420「アッー!」
沼虎「どうした? んなバカでっかい声出して。……うん、うめぇ! やっぱイイな、こーゆー朝メシ」
420「何てコトすんのよっ!」
 怒り心頭に達した420が、両手のひらを食卓へ叩きつけた。
沼虎「?」
420「なんで……なんでマヨネーズなんかかけんのよバカ虎っ!」
沼虎「イヤ、ホレ。俺様ぁメダマヤキにゃこだわりがあるんだ。いっつもこーやって食ってるの、お前も知ってんだろ?」
420「今日のメダマヤキは、塩が一味違うのよっ! ソレを味わいもせず、ナニいきなりマヨ風味にしてんのよこのお子様舌っ!」
沼虎「んだと……っ! イイか、この機会だから言っとくが、マヨネーズってのはだな……」
 しばし口論が繰り広げられたが、ふたりの意見はどこまで行っても平行線だった……。

420「それでね? 言ってやったのよ。『アンタなんか、ずっとマヨネーズ食べてりゃいいのよこの味オンチっ!』って。
    ね? 430。悪いのは、どー考えてもバカ虎でしょう!?」
 いきり立つ420に、430はきょとんとして言った。
430「それで、420ちゃん? つづきはどーなんです? まさか、それでおわりではないですよね?」
420「ん? コレで終わりよ? バカ虎が、『塩なんぞでメダマヤキが食えるかっ!』って捨て台詞残して、出てったきりなのよ」
430「………」
 420の言葉に、430はしばし放心し、やがて大きな、大きなため息を吐いた。
430「420ちゃん、わるいのは、どうみても420ちゃんのほうですよ?」
 容赦のない言葉が、430の口から発せられた。      つづく
351名無しオンライン:2007/04/26(木) 12:47:32.00 ID:IRRRcz5J
なんという小さいケンカだ・・・w

しかし350で473kとは最高記録か、流石十体目
352罠師の恋人:2007/04/26(木) 21:01:13.32 ID:Ue96Wpb0
それでは、第二十九話「ごめんね、沼虎」を投下です。

420「………」
 まさか、と思った。虎子はともかく、430は自分とおなじPMである。その彼女から、『悪いのは自分だ』と
言われるとは、思ってもみないことだった。
 ショックを受けて停止している420に、430は構わず続けた。
430「420ちゃんは、ぬまとらさまのメダマヤキのたべかた、ちゃんとしっていたですね? それなのに、
    420ちゃんはじぶんのたべかたをおしつけようとしました」
420「お、押し付けてなんかいないわよっ! ただ……」
430「ただ、なんですか?」
420「ただ、あーいう食べ方じゃ、何食べてもマヨネーズ味しかしないって、思ったから……」
 420の反論は、どこか勢いがない。
430「でも、ぬまとらさまはちゃんと『うめえっ』って、いってくれたですね?」
420「それはっ……! だけどっ!」
430「そもそも、ヒトのみかくをあなどってはいけません。ごしゅじんさまも、私のつくるはちみつハムトーストを、
    ハムのあじがぜつみょうねとほめてくれましたッ! きっと、ぬまとらさまもきちんとタマゴのあじをわかってますッ」
420「……ちょっと、沼子に同情するわ」
430「ともかくッ、420ちゃんがするべきことは、ひとつですッ」
 びしっ、と指を立てて430が宣言した。
420「……バカ虎に、謝れって言うの?」
430「いいえ、あやまるまえに、たいせつなコトがあるのですよー」
 困惑する420を促して、430はキッチンへと向かった。

 沼子と沼虎が帰ってきたのは、それからまもなくのことだった。二人とも、ぐったりと疲労した顔つきだった。
430「おかえりなさいです、ごしゅじんさま。ついでに、ぬまとらさま」
沼虎「ついでは余計だっつの」
沼子「ただいま、430。早速だけれど、夕食にしましょう。実は、お昼から何も食べていないのよ」
430「ダイエットですか? ……そーいえばごしゅじんさま、さいきんおなかが……アッ、ごめんなさいー!」
 ぷっと吹き出した沼虎が火だるまになったりしつつ、夕食の準備は終わった。
沼虎「んじゃ、遠慮なくいただくか。っと、メダマヤキ、か。……420、まだ怒ってっかな」
430「きっと、だいじょぶです。ハイ、ぬまとらさま、マヨネーズどぞー。てづくりですよー。ごしゅじんさまは、こっちの
    イチゴジャムですよー」
 メダマヤキを眺め、一口かじったところで沼虎は箸を置いた。
沼虎「……420、いるんだろ? 出て来いよ」
420「……どうして、わかったの?」
 キッチンに隠れていた420が、おずおずと姿を現した。
沼虎「メダマヤキの底、ちょっぴり焦がすのはお前の癖だぜ? んで、マヨネーズかけるって知ってんのは、420だけだからな」
 隣でイチゴジャムをトッピングしたメダマヤキを涼しい顔で頬張る沼子に目をやりつつ、沼虎が言った。
420「沼虎……ごめんね。あたし、沼虎に酷いコト、言った」
沼虎「あん? ああ、味オンチ、だったか? んなもん、気にしちゃいねえよ。俺様こそ、すまねえな。勝手に留守にしちまって」
420「沼虎ぁ……んっ……」
 ふたりは抱き合い、どちらからともなくキスをする。430の目を両手でふさぎつつ、沼子はもごもごと口を動かした。
沼子「とってもおいしいわ、430……。でも、できれば私はお醤油で食べたいのだけれど……」
 かすかに青ざめた沼子の額には、色んな意味の汗が浮かんでいた。    つづく
353名無しオンライン:2007/04/27(金) 17:13:49.72 ID:9xr9hLJE
マヨネーズは万能調味料

まぁマヨネーズは置いといて微妙な残り容量だな
埋めるにも多いし使うにも心許ない
短編でも書いてくるか
354罠師の恋人:2007/04/27(金) 19:46:51.71 ID:Li1BvrnR
それでは、第三十話「ふたりの、しあわせ」を投下です。

 沼子のマイルームを出て、ふたりは手をつないで歩きだした。
430「アッー! ごしゅじんさまー! しっかりしてください、おかおがまっさおですよー!?」
 背中越しに聞こえる悲鳴が、420にはどこか遠くの出来事のように感じられた。
420「……ねえ、沼虎」
 420が言って、ふと足を止めた。
沼虎「あん? 何だ」
420「沼子と、ドコ行ってたの?」
 自然な声で、420が切り出した。
沼虎「ああ。……ココじゃなんだから、部屋ぁ戻ってからな」
 答える沼虎は、どこか照れくさそうにしていた。
 部屋に戻り、ふたりはベッドに並んで腰掛けた。
沼虎「……大したモンじゃねえけどよ」
 ぽつりと前置きしてから、沼虎がナノトランサーから小箱を取り出し420の小さな手に握らせた。
420「あけて、いい?」
沼虎「好きにしろ」
 顔を赤くしてそっぽを向く沼虎の横で、420が封を解く。
420「……! これって、まさか」
 包みから出てきた手のひらサイズのケースを、420は慎重に開ける。中に入っていたのは、紅い宝石をあしらった、
金細工の指輪である。
沼虎「ゴルダニアのフレームに、研磨したルビナードををあしらったモンだ。この世に、たったふたつしかねえ。
   材料は大したコトねぇが、細工は凝ってんだぜ?」
 言いながら、沼虎が指輪を420の左薬指へとはめ込んだ。
420「ぬま、とら……」
沼虎「ホレ、おそろいだ」
 にこっと笑った沼虎の左手の薬指にも、同じ意匠の指輪がはまっている。
沼虎「今はコレだけしかできねえが、そのうち金貯めて、結婚式でも挙げてみるか? 沼子に虎子に獣虎、いやさこの際
   無制限に、誰でも呼んじまうってのもイイな」
420「ぬま……とらっ……」
沼虎「泣くなよ……襲いたくなっちまうだろ」
 420の涙を、沼虎の唇がひとつひとつ吸い取ってゆく。
420「あたしでっ……あたしで、イイの?」
 うるんだ瞳で、上目遣いに420が見上げる。
沼虎「ああ。お前が、イイんだよ。420……」
 どさり、とベッドの上に420の身体が倒れ、沼虎が覆いかぶさる。
420「あ……ぬまとらぁ……」
 かすかな、420の声。そして、ゆっくり下りてくる幕。
420「え? どーして幕が下りてくんのよ?」
沼虎「決まってんだろ? 誰も、邪魔が入んねえからだ」
420「あ、んっ……」
 下り切った幕に、文字が書いてある。
『倫理的におK』

 そして、夜が明けた!         つづく
355名無しオンライン:2007/04/27(金) 21:08:06.08 ID:49ankzKr
>>354
チャーラーラーラーラッチャッチャー
ゆうべは おたのしみでしたね
356名無しオンライン:2007/04/27(金) 23:03:07.07 ID:cVN8ZB4F
>>355
>>227といい、おぬしもえろよのぅ。
357罠師の恋人:2007/04/28(土) 19:21:14.03 ID:+Z58V7Jj
それでは、第三十一話「エピローグ〜そして、九章へ〜」を投下です。

 マイルームで、420は今日も合成をしていた。
420「えっと、ハンドガックにアルテリックにワンドラックにソードックっと。うん、イイ調子。
    やっぱり、愛されてると星霊の加護も一段と……なーんて、恥ずかしー!」
 ぼすぼすと枕を叩く420。やがて手を止めたその視線は、左手の指輪へ移る。うっとりと、ため息が出た。
沼虎「……アレからもう一ヶ月になるってのに、よく飽きねえもんだな」
 苦笑交じりの沼虎の声が、背後からいきなり聞こえた。
420「ひゃ、ぬぬ、沼虎? か、帰ってたんならただいまくらい言いなさいよっ!」
沼虎「言ったぜ? 枕叩きに夢中で、気付かなかったみてえだけどよ」
 言われて、420の顔が耳の端まで朱に染まる。
420「……ど、ドコから見てたのよ?」
沼虎「全部。愛されてるもんな、俺様に。420……」
 抱き寄せようとする沼虎の手を、420がするりとかわす。
420「ぱ、ぱぱーん! ホラ、全部できてるわよ、合成っ!」
沼虎「そっか。んじゃ、ご褒美だ」
 ハンドガックとアルテリックとワンドラックとソードックが、床にガシャガシャと落ちる。
 そして、『倫理的におk』の幕が下がり……。
 唐突に、幕がばさりと跳ね上げられた。
420「きゃあっ!」
沼虎「!! 420! 誰だっ、俺様たちの至福タイムを邪魔しやがるのは!」
 シーツにくるまる420とそれをかばうように立つ沼虎の前に現われたのは、虎子と獣虎と沼子と430である。
虎子「大変、大変ですわ沼虎さま……これは、また見事なおキノコさまですこと」
獣虎「……我、勝った!!」
430「ごしゅじんさま、このヒトいったいなんのしょうぶにかったですか?」
沼子「……世の中には、知らなくてもイイことがたくさんあるのよ、430」
 騒ぐ一同を手で制し、
沼虎「……ともかく、いったん出てけ」
 今にもルパンダイブを実行しそうな虎子を沼子と獣虎が引きずり、侵入者たちは部屋を出て行った。
沼虎「ったく、何だってんだ」
 ぶつぶつ言う沼虎と、あまりのコトに声も出ない420が着替えを終えた。
 もういいぞ、という声を待ちかねたように、改めて虎子たちが現われた。
虎子「一大事ですわ、沼虎さま」
沼虎「どーした?」
獣虎「非常呼集、キタ」
沼子「手の空いているガーディアンズはモトゥブへ急行し、同盟軍に協力せよ、だそうよ」
430「モトゥブに、ちょうちょさんはいるでしょうか」
沼虎「……ったく、面倒なハナシだなそりゃ。こっちは、せっかく『おたのしみ』だったのにな、420?」
420「う、うるさいっ! そーいうコト言ってる場合じゃないでしょっ!?」
 久々の420の回し蹴りが、沼虎の腰部にクリーンヒットした。
虎子「一線を越えたというのに……ピュアで可愛いですわよ、おチビちゃん」
420「な、何で知ってんのよ? ととと、ともかく、そーいうコトなら急がなきゃ! ちょっと、バカ虎、ナニ倒れてんのよっ!」
沼虎「誰に蹴倒されたんだろうな、ったく……。んじゃ、モトゥブでイクか!」
420「最後の最後まで、何でアンタはそーなのよっ!!」
 420の真空飛び膝蹴りを側頭部に受け、ばったり倒れる沼虎。
 彼らがモトゥブへ到着するのは、もう少し先のことになるのであった。            おわり


長々と投下してきた作品を読んでくださった皆様、レスを下さった方々へ深く御礼申し上げます。  アホの子及び罠師の作者
358名無しオンライン:2007/04/28(土) 20:02:52.51 ID:EK1ph7a9
>>354
幕ワロタwww
しかし倫理的におk・・・w

しかしゆうべは(ryとか言ったら間違いなく420に殴られるな・・・w
359名無しオンライン:2007/04/28(土) 22:23:14.53 ID:6hVQKLwq
>>357
9章って何のことかと思ったらストミに繋げたのか、なるほど。
乙、楽しませて貰ったよ〜。

>>358
ゆうべは おたのしみでしたね

…え、違う?
360名無しオンライン:2007/04/28(土) 22:23:34.06 ID:6hVQKLwq
スマソ、sage損ねた…orz
361名無しオンライン:2007/04/28(土) 22:29:17.03 ID:1aNLqcvI
スタイリッシュアクションゲーム『CABAL ONLINE』
ダウンロード→http://onlinegame.young.cx/fun/
362名無しオンライン:2007/04/28(土) 22:37:23.37 ID:kfjmnutC
ゆうべも おたのしみでしたね

だろ?だろ?
363名無しオンライン:2007/04/29(日) 22:46:55.03 ID:ta5sGwOv
ごしゅじんさま、いままで、とてもたのしかたです。
よくごうせいものめいとしておこられたけど、やくにたたなで、ごめんなさい。
ごしゅじんさまが、かいかえるよていの、4*0はあたしのいもおとです。
いもおとだけど、あたしみたいに、やくたたずではありません。
すなおなこで、ごうせいも、とくいです。
すたいるもいいから、ほんとはちょっと、くやしいです、
いもとを、かわいがってもらえると。おねえさんとして、うれしいです。
いままでつかえないこで、・ごめんなさい..
そして、つかってくれて、ありがとおゴザいました。
あたしは、もう、きえちゃうけれど¥、さいごに、おねがいがあります。きいてくれると、うれしいです。
ごしゅじんさまの、もっている、きばん、すてないでください。
いもうとでも、つかえます。いまのあたしじゃ、ないけど、あたしとおなじです。
どきどきみたり、さんこうにしたり。、してくれるとうれしいです。
ごしゅじんさまにあえて、4*0は、
しあわS
364219:2007/04/30(月) 00:41:05.70 ID:IFVlXJX5
主人  「パシリ・・・お前・・・また失敗したのか・・・」
パシリ 「すいません・・・」
主人  「すいませんじゃねぇよ!!!いい加減にしろよまったく!!!」
パシリ 「はいいぃぃ・・・」

and in the evening

パシリ 「hy! master!!」
主人  「oh,pasiri・・・ sorry, i said too much today・・・」
パシリ 「oh, no no please! We are NOVU友, right?」
主人  「oh thank you. that's right ・・・i love you・・・pasiri・・・」
パシリ 「master・・・」

   NOVU友作るなら
     NOVU
 ××××-××××××


パシリ 「・・・・入ろっかな・・・」
男   「無いって」
365名無しオンライン:2007/04/30(月) 02:36:55.01 ID:4VUUY+1y
いまはもう、動かない、おじいさんのパシリ
おじいさんがなくなった日に動かなくなったパシリ
366名無しオンライン:2007/04/30(月) 17:31:13.50 ID:4uNN7D3i
皆さんこんばんわ。
いつもはロムのみですが、皆さんの作品を見ていたら、
書いてみたくなりました。友達にも「書いて見ろ」と言われたので
初投稿に踏み切りました。
以下稚拙で短いですが投稿させていただきます。
367名無しオンライン:2007/04/30(月) 17:34:56.79 ID:4uNN7D3i
扇の人

ここはガーディアンズコロニーの連絡通路。
今なおSEED汚染が残っている区画です。

あ、申し送れました。
私、ガーディアンズ所属のパートナーマシナリーGH450です。
今、私達がいる区画は危険度が低いエリアにいます。
なんでそんなところにいるかと言うと・・・

「あはは、待て待て〜♪」
・・・あちらにいるのは私のご主人様の扇ニュマ子
略して扇子(せんこ)です。
名前の通りキカミをいつも持ち歩いています。
黒い服装でやや長身で胸も大き目とスタイルはいいのですが・・・
変な物を愛してやまない人です・・・
「ぴきゅきゅ〜〜〜!?」
今も逃げ惑うパノンを追いかけている変た・・・ご主人様。
あ、どうやらパノンを捕まえた様です。
「可愛い〜〜。あ、こら暴れるな、くすぐったいw」
「ぴ〜〜〜〜きゅ〜〜〜!」
叫ぶ(?)パノンを抱きしめている変・・・ご主人。
パノンはどう見ても嫌がっているようにしか見えません。
「なぁ、450。このパノン可愛いと思わない?」
「そうですね」
てきとーに答える私。
可愛くても敵なんですけどねぇ・・・
どうにかならないのかな、この変体・・・
「あ!」
そういっている内にパノンが逃げ出したようです。
「ああーー、パノォォォン!」
まるで何かの映画のように泣き崩れるご主人。
はぁ・・・さっさとミッション終わらしてこの変体をつれて帰ろう。
大げさに泣いている変体を置いてさっさと奥に進む私。
368名無しオンライン:2007/04/30(月) 17:36:30.11 ID:4uNN7D3i
「これが、完全燃焼です!」
私は叫ぶとデルセバンに向かってフォイエを放った。
断末魔をあげて倒れるデルセバン。
数が少ないので私一人でも結構進んでいます。
通路をさらに進んでいると、ガレキの多いエリアに来ました。
周り見渡すと、すぐそばのガレキの脇にパノンがいました。
・・・私は変体と違って抱きついたりはしません。
「燃焼です。フォイ・・・痛!」
いつの間にか後ろにいた2匹目のパノンにド突かれました。
「パノンが2匹ね、油断しまし・・・え・・・?」
周りを見渡すとそこらのガレキからパノンがうじゃうじゃ出てきました。
もしかして、ここパノンの巣ですか?
さすがに私ではこの数に対処できません。絶対絶命です・・・

その時、
「450ぅぅぅぅ!」
その声の方をみると、変た・・・ご主人様がパノンを蹴散らして向かってきました。
なんで・・・あのパノン好きで変体のご主人様が!?
一直線にボッガ・ズッバで突進してきたご主人様。
「大丈夫?450」
「え、ええ・・・なんとか」
正直、私はちょっと混乱しています。
ご主人様はそんな私を抱えて元いた方角に向かって一直線に駆け出しました。

「あの区画はミッション対象外だったんだよ」
無事帰還した時、ご主人様はそう言いました。
つまり、私がやったことは無駄骨・・・
まぁ、それはいいとして、聞きたいことがあります。
「なんであの時、パノンを蹴散らしてまで私を助けたんですか?」
「ああ、それは450がピンチだからに決まっているでしょ」
・・・それって、あんなに好きなパノンよりも私が大事って事ですか!?
臆面も無くそう言ってくれるご主人様・・・
多分、今の私の顔は赤くなっているでしょう。
「まぁ、手加減したから、あのパノン達もそんな怪我はないだろう」
・・・またそんなこと言ってますね。

でも、私はそんなご主人様がもっと好きになりそうです。

END
369名無しオンライン:2007/04/30(月) 18:19:19.71 ID:TWRoKxO1
×変体
○変態
370名無しオンライン:2007/04/30(月) 23:00:57.67 ID:lSBq0ir8
       ^´       ∨// /,∠ ,. ' /l/// /, ' , '/ ! | l }´     〈
       〉    変  〈/ , ' // ̄`>< /// /// _,.=‐|'"´l l〈  変  /
        〈    態.   ∨, '/l|   ,.'-‐、`//`7/  /''"´__ | ハ l丿  態   {
     人)   ! !   (/!  |ヽ〈_ ・.ノ〃  〃 /  '/⌒ヾ.! ,' !く   ! !  (_
 ト、__/   ヽ、_,.イ    /l l |:::::::```/:::::/...´..   //´。ヽ }! ,'  !! )     /
ト'    亦   ,イ⌒ヽ/   !l l ! l し   J ::::::::::::::::::::``‐-</ /  ,'、`Y´Τ`Y
l      夂   (ハ ヽ l i   ! l ', !   , -―-、_   ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl
ヽ          〉,\ ! i   ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、  ι  〃,'/! ヽ、\ ヽ、
 !     能   // ,' lヽ! ii  ',l  ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、!   / ハ ノヽ._人_从_,. \
 |    心   { / ,' ' ,! ll  l`、 { ヽ' \     ヽ  '  '´   Λ ',}      ( \
.丿         ∨ // ,',! l l  l ヽ`、 \  \   ∨   し /! ∨  変   ,ゝ、
∧     / /   ヾノ //l l l  l、_ヽ\ \   ヽ , '   ,.イ |ノ    態   (ヽ
/ノ__  ゚ ゚  (⌒`〃'j | l  l   l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl {  | ヽ   ! !   ,ゝ\
/ /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l   l   l   } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! !  |  )_    

371名無しオンライン:2007/05/01(火) 04:19:27.71 ID:frFiunPu

   ___l___   /、`二//-‐''"´::l|::l       l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i:::::
   ノ l Jヽ   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
    ノヌ     レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
    / ヽ、_      /::l l:::::l  l\l      ヽ-'  / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
   ム ヒ       /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l:::
   月 ヒ      /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l:::
   ノ l ヽヽノ    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;',               ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l::
      ̄ ̄    /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l            `‐--‐'´.....:::::::::!l
   __|_ ヽヽ   /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ....      し   :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l
    | ー      /::::l';!::::::::::::::::::::  u               ', i ノ l
    | ヽー     /イ';::l          ’         し u.  i l  l
     |       /';:';:!,.イ   し    入               l l U
     |      /,、-'´/ し      /  ヽ、   u    し ,' ,'  l
     |        /l し     _,.ノ     `フ"       ,' ,'  ,ィ::/:
     |       /::::::ヽ       ヽ    /     し ,' ,' / l::
     |      /::::::::::::`‐、 し      ',  /    u   ,、-'´  l,、-
     |      ``‐-、._::::::::::` ‐ 、     ',/       , -'´`'´ ,-'´
     |      _,、-‐'"´';:::::::::イ:l';:::` ‐ 、._____,、-‐'"´  u /
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372名無しオンライン:2007/05/01(火) 04:23:13.93 ID:Fc4TeS1t
おい、いい加減に何処か行ってこいよ。
せっかくの超週間で、しかも連休だろ?
友達とレア発掘に励めばいいだろ。
アタイはもう・・・
もうグラインダー作るの嫌になっちまったよ。
良いの出来ないし、かったるぅ・・・。 (=△=;

========
パシリと差し向かいで大量に頑張ってみたが、結局お互いに疲労困憊。
そんなパシリの疲れた顔を見ていたら、こんなセリフが聞こえたような気がした。
373名無しオンライン:2007/05/01(火) 14:13:01.58 ID:90ApwkmP
俺は逆に 4月から連休中じゃないと帰ってこれなくてな…

心なしか、以前より合成やら戦闘やら頑張ってくれてる気がするんだぜ
374名無しオンライン:2007/05/01(火) 16:08:38.60 ID:vnDHauzb
@6Kか
連休だしもうぼちぼち新スレ立てとくか
375366:2007/05/01(火) 23:56:41.58 ID:tRjJ6u8t
>>369
誤字の訂正、ありがとうございます。
変態変態連呼している割には気づきませんでした。

>>370
>>371
実は変態パワーはパノンだけじゃないんですよw
そのうちまた変態書けたら投稿させていただきます。
376名無しオンライン:2007/05/02(水) 04:51:39.01 ID:F8bjr82b
>>364
ラストの展開はどうなんだw

450とか440は流暢に英語も話しそうだが420とかはきっとカタコトでしか言えないんだろうななんて思ってしまった

>>368
ポルティとかラッピーとかも可愛いって言うんだろなぁ
てかむしろラッピーとか密かに家で飼ってそうだ、オリ・オリとかに入れてw

>>372
むしろそんな風に言ってくれたら気分転換にとパシリ連れ回して遊ぶんだけどなぁw
377名無しオンライン:2007/05/02(水) 21:48:57.28 ID:IgiBxi9E
>>376
420「あ…ぁ…ア…I…アイ ラブ ユー マスター!
   あーもう、何でカタカナになるのよ!
   ってちがっ、今のは教科書読んだだけなんだからね?!!」


ところで、誰か本気で次スレ頼む。
378名無しオンライン
立てた
【PSU】新ジャンル 「パシリ」十一体目
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1178116011/l50