【PSU】新ジャンル 「パシリ」七体目

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1名無しオンライン
合言葉は

  ( ゚д゚ )<倫理的におk      
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/     /
     ̄ ̄ ̄
[ ´・ω・`]<創作能力がしょぼいんだけど投下していいの?
( ゚д゚)<倫理的におk 尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ

[ ´・ω・`]<凄く長くなったんだけどどうすればいい? あとパシリ関係ないのは?
( ゚д゚)<空気嫁ば倫理的におk 分割するなりうpろだに上げるなりするんだ

[*´・ω・`]<エロネタなんだけど…
( ゚д゚)<ライトエロなら倫理的におk あまりにエロエロならエロパロスレもあるよ
ファンタシースターユニバースのエロパロ  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157960314/

[ ´;ω;`]<叩かれちゃった…
( ゚д゚)<叩きも批評の一つ。それを受け止めるかどうかはおまいの自由だ
m9(゚д゚)<でもお門違いの叩き・批評はスルーマジオヌヌメ するほうもそこを考えよう

[ ´・ω・`]<投稿する際に気をつけることは?
( ゚д゚)<複数レスに渡る量を書きながら投稿するのはオヌヌメできない。まずはメモ帳などで書こう。
m9(゚д゚)<あとは誤字脱字のチェックはできればしておいたほうがいいぞ

[ ´・ω・`]<過去の住人の作品を読みたいんだけど
( ゚д゚)<まとめサイトあるよ ttp://www.geocities.co.jp/nejitu3pachiri/

( ゚д゚)<前スレ
【PSU】新ジャンル 「パシリ」六体目
http://live19.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1165667182/
( ゚д゚)<次スレは容量が470kを超えるか、>>800を超えた辺りから警戒しつつ立てよう。
2名無しオンライン:2006/12/25(月) 20:11:36.40 ID:dmWRQceQ
  420「420だけに2ゲット!」
ビス男「・・・関係なくないかそれ?」

  420「まあまあ、とりあえず>>1さんスレ立て乙〜」
ビス男「しかしもう七体目かぁ」

  420「まだまだ私達も頑張るぞー」
ビス男「んで俺が苦労する、と・・・」
3名無しオンライン:2006/12/25(月) 20:39:14.57 ID:0BYYUXOZ
>>1さん乙

ついにパシリも7スレ目か
しかしここはいつまでも『新ジャンル』だなw
永遠の二十歳みたいだ(・ω・)
4名無しオンライン:2006/12/25(月) 20:43:22.12 ID:EMX+J79r
黒キャス子「立ったわね。>>1乙」
430「………うぅ」
黒キャス子「あら、二日酔い?」
430「…そのようです」
黒キャス子「いっそのこともっと飲む?宇宙の泉とお友達になれるかもしれないわよ?」
430「…なんで……宇宙の泉なんですか?」
黒キャス子「経験談よ。あげた便座におでこを引っ掛けるとちょうどいいのよ」
430「…なににちょうどいいんですか」
黒キャス子「そりゃあもちろん―」
430「言わないで下さい…」



作家さん達、飲み過ぎはいけないんだぜ?
5名無しオンライン:2006/12/25(月) 20:45:54.25 ID:qK1W8CEz
[[[[[ロ・ω・]ロ<450だけに5げっとずさー!
[`・ω・]ノ<>>1乙っ
6名無しオンライン:2006/12/25(月) 20:51:08.33 ID:wKwk+wkN
      l\ /\/i
    、ー┘      `ヤ
  γl~:>  ,..-.==.=.-....,、>
  !::/`r''´,:::::::::::::)::ヽ::ヽ
  ハ:/~:イ:::::::::::;;人.,:::::::::j
 //. |::::リ:::::;/   ヽ;:リノ
 《 (Θ)、レ ○   ○|:〉  >>1さん
. リ ヽハリi //   //lノ  スレ立てお疲れ様です
 ノ   ハト、.   lフ ,イ
. ソ   //\` ー イ レ、_.. 
.レ 、-イ\  \(⌒)/Vフ
7名無しオンライン:2006/12/25(月) 21:17:16.57 ID:pZgyAj/d
>>1
もう七体目か……早いもんだな……
(´∀`)
8名無しオンライン:2006/12/25(月) 21:24:30.39 ID:Vlu0hEjv
GH-470乙
9名無しオンライン:2006/12/25(月) 23:38:31.24 ID:j1IKBm10
>>6のID、ワクワクしすぎ
気持ちはわかるがな!

>>1乙!
作家さんと、まとめサイト管理人さんも、いつも乙!

もはやこのスレが私のPSUの全てだ…。
10名無しオンライン:2006/12/26(火) 02:05:29.41 ID:8KgwDNzA
寝る前に描いたニャンポコ−
みなさま乙でーす!
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1752.jpg
細かいトコは目をツブッテネ
11名無しオンライン:2006/12/26(火) 02:46:33.10 ID:LaOGEgTl
>>10
素晴らしいじゃないか・・・w
12名無しオンライン:2006/12/26(火) 03:23:39.59 ID:ydZBAwtJ
>>10
これはまたけしからんシリコンバレーでございますねwww
13名無しオンライン:2006/12/26(火) 13:11:11.25 ID:ke146SaA
△△「なぁ420…」
420「にゃ?」
△△「それ『シリコン』なのか?」
420「!!??」

 とりあえずガミサキが飛んできた

△△「刺さる!刺さるって!!!」
420「し、失礼ですよ、ご主人様!!」
420「ちゃ…ちゃんと生体素材使ってます!!!!」
△△「へ〜〜〜〜、そうなのか…」
△△「高価な素材つかってるからそんなに小ぶr…」

 ご丁寧にシンツキザシも飛んできた

△△「近い!近いよ!!あと5cmで『ジョギり』だよ!?」
420「ご主人様がいけないんです!」

420「…で、でも…ご主人様になら…」
420「小ぶりか…ど…どう、か…」
420「ちょ、直接か…確認してもらっても…」

 うつむき加減のまま、恥らいつつすり寄る420

 …しかし、そこに△△はいなかった
 いつのまにかビジフォンの前に移動している

△△「お〜〜い!>>12〜〜!!」
△△「シリコンじゃなくて生体素材なんだってさ〜〜〜」
>>12「ほほ〜それなら『シリコンバレー』だと違和感が…」
>>12「しかし、あのけしからん物体には…いい名称を付けたいものだ…」
△△「あ、あれはどうだろう…」

 やけに楽しそうに話す△△を横目に…
 あ、青筋…

420「ふっふっふ… >>12… プッチコロチュ(゚ω゚#)」


『昨日未明、コロニー噴水付近で傷だらけの男性が発見されました』
『男性は、>>12(住所未定:職未定)』
『発見者によると>>12は「ニャンポココワイ、ニャンポココワイ」と、かなりうなされていた模様』
『すぐさま病院に運ばれ、全治2ヶ月の重症と診断されました』
『グラール警察では…』

-------------------
布団の中で暇にまかせて書いてみた
32gぐらい後悔しています orz
14名無しオンライン:2006/12/26(火) 13:12:07.47 ID:ke146SaA
△△「>>1さんお疲れ様です!」
420「…ですにゃ( ゚ω゚)ノ」
15名無しオンライン:2006/12/26(火) 14:01:30.89 ID:ydZBAwtJ
>>14
襲われた際に左右のプレートをプレートテクトニクスしたら
すれ違う境界同士の間で横ズレ断層を形成(トランスフォーム断層)することができた。

まったくもってけしからん揉にゅめんとバレーだ。







        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
      ,. -─―- 、.                    `ー-、__,|     ''
    ,‐'´::::::::::::::::::::::::::::`‐、
   \ ,.. ---―─- 、_/
   /.┘└     ヽ,
  /'  ┐┌       j
  / .イ 、         ノ
  | ,l /`ゝ、.__. _,,.ィ'`i 
. 〔Θ〕 | ○   ○.| | 
. ヽハ  |       l l 
  V  :ト、..  lフ ,,イ ./
  ハ  lヘ ` ー イ .| /..,
 /:::::::\|ハ  [*`・ω・´]  <けしからん揉にゅめんとバレーだ…っと
 ̄ ̄\丶@ /   / ̄ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄|   /   ./ GRMック/ 
 ̄ ̄| |__(__ニつ/____/_______
  田| |          ))\ 
  ノ||| |       ̄ ̄ ⌒ ̄
16名無しオンライン:2006/12/26(火) 14:56:09.13 ID:sTI32tN2
|ω・)誰もいない・・・。投下するなら今のうち・・・。
17冬山の一夜 1:2006/12/26(火) 14:58:31.29 ID:sTI32tN2
〜ニューデイズ〜

主「いつ来てもここは和むなあ。」
ゴーモン&アギータ「キシャー!!」
主「・・・こいつらがいなけりゃもっと良いのに・・・。」
・・・アギータを無視してゴーモンに突っ込む!
主「ライジングクラッシュ!」
空中散歩してもらっている間にアギータに向き直る。
主「トルネードブレイク!」
アギータを蹴散らした後、落ちてきたゴーモンをペチペチ・・・。

主「・・・飯にするか。」
適当な岩場に座り、持参したコルトバサンドをパクつく。
主「・・・ハー、茶がうまい。」
・・・サァーーーーーーーーーー・・・
主「・・・良い風だ。・・・眠くなるな。」
ヒュマ子?「・・・。」
主「!?」
ズザザッ・・・思わず間を取って身構える。
主「誰だ!?」
・・・銀色の長髪、透き通るような白い肌、白い着物?を着た女性がいつの間にか隣りに座っていた。
ヒュマ子?「・・・驚かせてすまない。そなたが食べているものが気になってな・・・。」
主「・・・コルトバサンドを知らないのか?」
ヒュマ子?「俗世のことに疎くてな・・・。」

ヒュマ子?「ほほう。惑星パルムの原生生物とな?」
主「現在は家畜になっているが、他にもジュース、ヌードル等の料理がある。」
主「一つどうです?」
ヒュマ子?「・・・良いのか?そなたの食事であろう?」
主「まだあるから大丈夫。」
ヒュマ子?「では遠慮なく・・・美味!」
主「お気に召して何よりだ。」

ヒュマ子?「いや馳走になった。礼をしたいが持ち合わせがなくてな。」
主「いやいや礼を言われるほどじゃないよ。」
ヒュマ子?「それではわらわの気がすまぬ。・・・ここにはよく来るのか?」
主「ん?そうだな・・・。聖地に向かうのに通過はするな。」
ヒュマ子?「では、その時に会えたら礼をしよう。・・・さらばだ。」
主「ああ、気をつけて。(瞬きしたら消えたりして・・・。)」
・・・スタスタスタ・・・フッ
主(!!マジか!?・・・幽霊?もしや・・・!?)
18冬山の一夜 2:2006/12/26(火) 15:00:15.42 ID:sTI32tN2
数日後・・・

主「では聖地で稼ぐ!」
410「了解です。」
・・・緑林を突破しカガジバリの前へ・・・
主「まかせた!」
410「ご主人様は戦わないのですか?」
主「闇武器ばかりだからな。・・・めんどい。」
410「仕方ありませんね・・・。やっちゃいます!!」

410「やっちゃいました!」
主「早いよ!」
410「C難度ですからね。」
主「・・・にしても傷ひとつないとは・・・。(恐ろしい子!)」
410「ご主人様?先へ進みますよ。」

・・・どこまでも続く深い森・・・生物の気配すら無い・・・

主「・・・あのー410さん、ここはどこでしょう?」
410「・・・わかりません・・・。」
主「マップ表示は?」
410「・・・されていません。」
主「何で?」
410「・・・データに無い、・・・つまり存在しない場所という事です・・・。」
主「迷ったってこと?」
410「はい。」
主「・・・帰れない?」
410「・・・残念ながら・・・。」
・・・・・パタリ・・・・・
主「・・・ああ、思えば短い人生だった・・・。」
410「ご主人様、あきらめるのが早すぎます!」
主「・・・墓はいらん、この地の土となろう・・・。」
410「どこかで聞いたセリフで縁起でもないこと言わないでください!」
ヒュマ子?「・・・騒々しいのう。何事じゃ?」
主「ハハハ、雪女がお迎えに・・・!?あ、あんた・・・いや、あなたは。」
ヒュマ子?「雪女?」
19冬山の一夜 3:2006/12/26(火) 15:02:41.87 ID:sTI32tN2
ヒュマ子?「・・・なるほど道に迷って・・・。しかし、雪女とは、な・・・。」
主「申し訳ない。・・・orz」
410「・・・ご主人様、この方は?」
主「この前話した雪・・・い、いや・・・銀髪の美女さんだ。」
410「ご主人様がお世話になりまして・・・。」
ヒュマ子?「いやいや馳走になったのはこちらじゃ。・・・そういえば名乗っておらんな。」
津女「棚織津女(タナバタツメ)じゃ。津女でよいぞ。」

津女さんの案内で先へ進む・・・まるで自分の庭のように・・・

主「・・・ずいぶん詳しいね・・・。」
津女「・・・人との接触を避けていてな・・・。この辺り一帯の空間を歪めておる。」
410「さらっとものすごい事おっしゃいますね。」
津女「通常は迷い込まぬように入口は存在しておらぬが、そなたのように自分で入口を作ってしまう者
   もたまに存在する。・・・フフ、ヒトとは不思議なものよ。」
主「え?俺のせいだったのか?」
津女「・・・精進されよ。・・・努力は嘘をつかぬ・・・。」

・・・しばらく進むとニューデイズ様式によく似た建築物が見えてきた。

津女「ここがわらわの住居じゃ。ささ、入ってくれ。」
410「・・・すごいですね。」
主「宿舎は犬小屋・・・いや、鳥の巣箱だな・・・。」

津女「こたびはわらわがもてなそうぞ。」
・・・色とりどりの料理を、色とりどりの侍女が運んできた。
主「・・・俺はわらしべ長者か?」
410「近いかもしれません。」
津女「さあさあ、遠慮はいらぬぞ。」
主「では・・・。」
主&410「いただきまーす!!」

津女「ほっほっほ。見事な食べっぷりじゃ。見ていて気持ちが良いぞ。」
主「く、苦しい!産まれる〜!」
410「な、何かが合成しそうです〜。」
津女「お前たち、寝所にご案内せよ。夜伽の相手もしてさしあげるがよいぞ。ほっほ。」
侍女一同「は〜い♪」
主「!?ちょ・・・ま・・・410助けて〜。」
410「ご主人様、待ってくださ〜い。」
20冬山の一夜 4:2006/12/26(火) 15:05:01.31 ID:sTI32tN2
・・・その日の深夜、漆黒の夜空に閃光が走る!・・・

侍女「お妃様、大変でございます!」
津女「そう呼ぶなと申したであろう。何があった?」
侍女「そ、それがあのお方が・・・。」
津女「!!・・・そうか・・・嗅ぎ付けられたか。」

・・・庭先には武装した兵を従えた煌びやかな着物を着た男が立っていた・・・

男「・・・こんな辺境の星におったとはな・・・。帰るぞ。」
津女「おぬし・・・あなたのもとに帰る気は無い。・・・王よ。」
王「ほう、それが夫に対する言葉か?」
津女「・・・あなたは変わった・・・。私の愛した夫ではない。」
王「フッ我のためにその姿に成り果てたのにか?」
津女「・・・そ、それは・・・。」
・・・突如、屋敷に向かって火矢が放たれる。細工しているのか火のまわりが速い。
津女「!!なんて事を!」
王「未練を消してやろうというのだ。」
津女「客人が眠っているのだぞ!」
王「客?下等生物がか?」

主「ギ・バータ!!」
・・・屋敷全体を氷が覆う。瞬く間に鎮火されていった。
主「火消しに使ったのは初めてだ。」
410「貴重な経験ですよ。」
津女「おお、無事だったか。」
主「あ、侍女達は先に逃がしておきましたよ。」
津女「かたじけない。」
王「フッさすがは下等生物、細菌なみのしぶとさよ。」
主「ん?何か言ったか、410?」
410「いいえ、何も。」
主「何か聞こえたような気がしたんだがな〜。気のせいか。(ニヤニヤ)」
410「気のせいです。(ニヤニヤ)」
王「おのれ!下等生物が!!」
・・・兵士達が一斉に襲いかかってくる。
410「露払いはおまかせを。」
主「うむ、苦しゅうない。」
王「玩具ごときに何ができる。跡形も無く破壊しろ!」
410「殺っちゃいます!!」
主「まて、字が違う!」
21冬山の一夜 5:2006/12/26(火) 15:07:54.63 ID:sTI32tN2
・・・双手剣を巧みに使い、兵士の攻撃を受け流し的確に倒していく。・・・たぶん俺勝てない・・・

王「バカな!?玩具ごときに!」
410「パートナーマシナリーは主人のサポート兼ボディガード。このぐらいは当然です!」
主「逃げるのなら止めはせんぞ?」
王「我を愚弄するか!!」・・・細身の剣を抜いて向かってくる。
主「・・・真打ち登場といくか!」・・・双手剣を構え迎えうつ。

・・・キンッカキンッ・・・カンッ・・キキンッ・・・
主「・・・どうした?もう疲れたか?」
王「・・・下郎が!死ねい!!」
・・・掌から火球が放たれる!・・・そして紅蓮の炎につつまれる・・・
主「・・・!?」
410「ご主人様!?」
王「燃え尽きるがいい!」
主「・・・テクニックは個人の精神能力がものをいう・・・。」
・・・ハァーーーーー!・・・・・バフォッ
王「消えた・・・だと?」
主「・・・今日の俺は絶好調!フォルテクターでも無にしてやるぜ!!」

王「クッ・・・。」・・・ダッ
津女「!!」
主「津女さん!」
王「武器を捨てよ!さもなくばこの女の命はない!!」
主「な、おまえの奥さんだろう?」
王「さよう。王に相応しき道具よ。」
主「・・・道具・・・だと?」
津女「・・・やはり・・・あなたは変わってしまった・・・。」

・・・・・ズンッ・・・・・
王「グッ・・・!?こ・・・の愚か者が!!」
・・・津女の全身が火につつまれる・・・
津女「ああ!?」
主「津女さん!」

主「津女さん!?しっかりしろ。レスタ!」
津女「・・・うぅ・・・。」
主「!?再生過程が違う?・・・人工皮膚?津女さんもしかして・・・キャスト?」
王「・・・その女は生身を捨てたのだ。我のためにな。」
主「何だと?」
王「妻とはなんだ?」
主「?生涯添い遂げたい存在だろ。」
王「・・・王の妻とは・・・世継ぎを産む道具にすぎん!」
410「!?」
主「・・・言い切りやがった・・・。」
王「だが我らは悠久の時を生きる存在。・・・世継ぎなど必要ない。
  子を産まぬ妻など存在価値も無い。ゆえにその女は我の望むままの姿になれるよう、生身の身体を
  捨てたのだ。」
津女「・・・戻って欲しかった・・・以前のあなたに・・・そのために私は・・・。」
王「以前、か・・・。もはやどんな顔だったか思い出せぬわ。」
津女「!」

主「・・・津女さん・・・、あいつやっても良いか?」
津女「・・・命だけは・・・。」
主「・・・わかった。410、津女さんを頼むぞ。」
410「わかりました。」
主「・・・許しが出た。貴様を倒す!」
22冬山の一夜 6:2006/12/26(火) 15:10:54.22 ID:sTI32tN2
王「下等生物が、図に乗るな!!」
・・・火球が連続で飛んでくる・・・・・避けるまでもない!
主「ディ・ラガンに比べりゃ可愛いもんよ!」
・・・飛んでくる火球を双手剣で打ち返す。
王「クッ、貴様はいったい何者だ!?」
主「ヒューマンですが、何か?」
王「愚弄しおって!」

王「最大火球で消し炭にしてくれる!」
主「ならばこちらも炎で応戦しよう。」
王「くらえ!!」
・・・巨大な火球が襲い掛かる。
主「ギ・フォイエ!!」
・・・辺り一帯から炎が噴出し、火球を飲み込んでいく・・・
王「な、・・・バカな・・・。」
主「・・・決して英雄にはなれないが、守護者にはなれる。
  守るための力、戦う救急箱たぁウォーテクターのことよ!」
410(後半部分で台無しです。)
津女(・・・確かに英雄にはなりきれそうにないですね・・・。)

王「おのれ、おのれ!!」
・・・狂ったように火球を連発する。
主「捻じ曲がった性根、叩き直してやるぜ!」
・・・飛んでくる火球を鋼拳で弾き、突撃する。
主「死なないように歯食い縛れ!ボッカ・ダンガー!!」
王「ヒィィッ」  
・・・ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
王「ガハァッ・・・。」
23冬山の一夜 7:2006/12/26(火) 15:15:03.22 ID:sTI32tN2
津女「お見事な腕前です。」
主「死んではないと思う。・・・たぶん。」
津女「お心遣い感謝いたします。」
主「・・・ところで、あなたは・・・。」

・・・・・カッ・・・・・夜空に閃光が走り・・・武装した女達が現れた・・・・・

主「新手か?」
津女「いえ、あの者達は・・・私の部下、近衛隊です。」
近衛兵長「お久しゅうございます。王妃様。」
津女「あなた方も元気そうで・・・。私を連れ戻しに来たのですか?」
近衛兵長「それもありますが・・・、罪人を捕縛しに参りました。」
津女「罪人?私のことですか?」
近衛兵長「いえ・・・。王のことです。」
津女「どういうことです!?」
近衛兵長「今しがた民衆による蜂起が起こり、反王勢力と協力し中央を占拠いたしました。
     そこで臨時法廷が開かれ、王と側近・部下達の有罪が確定したのです。」
津女「・・・自業自得とはいえ、哀れな・・・。」
主「・・・あのー、ちょっといいですか?」
近衛兵長「あなたは?」
津女「私の恩人です。」
近衛兵長「そうですか。私達からもお礼申しあげます。」
主「いえ、こちらこそ・・・。それで、あなた方は何者ですか?・・・人間ではなさそうですが。」
津女「・・・あなたになら言っても良いでしょう。・・・私は・・・。」

・・・強烈な光が放射され中から幻視の巫女よりも神々しい姿が現れた・・・
織姫「・・・ワタクシは織姫と申します。」
主「!?じ、じゃあ俺がぶっ飛ばしたのは・・・もしや?」
織姫「・・・彦星です・・・。」
主「何てこった。」
410「ご主人様、どうかなさったのですか?」
主「神様だ。」
410「神様?」
主「ヒューマンに伝わるお伽噺にでてくる、純愛の象徴とも言える神様だ。」
織姫「・・・契りを結ぶまでは確かにそうでした・・・。しかし、父の跡を継ぎ権力を手にした時、
   これまで権力と無縁の生活をしていたあの人は力に魅入られてしまいました・・・。」
主「・・・最後は罪人か・・・。子供には話せん結末だ・・・。」
織姫「・・・あなたには感謝しています。・・・どうか夫のようにはならないでください・・・。」
主「努力します。」
410「そこは約束しますの方が良いのでは?」
主「俺にも欲はある。先のことはわからない。」
410(バカ正直・・・。)
織姫「(クスクス、仲のいいこと)・・・私は故郷にもどります。夫の過ちを償わなければ・・・。
   あなた方のことは忘れません。・・・ありがとう。」
主「織姫様もお元気で。」
織姫「さようなら。」


主「夢、じゃないよな?」
410「試しますか?」・・・ブンッブンッ
主「丁重にお断りさせていただきます。」
24名無しオンライン:2006/12/26(火) 15:15:23.16 ID:JeOjpdfD
キャス男「1乙パイ!」
410 「おまぇには恥ってものはねぇのか…?」

キャス男「あるに決まってるだろう!
    羞恥プレイでは最高のエッセンスになるぜ!」
410 「聞いた俺がバカだった…」

キャス男「まあぁ…胸かぁ…
    ヒューマンは良心的なぷにぷに感で、
    ニューマンはもちもちな感触が何とも…
    ビーストは張りがあって揉み応えがあるし、
    キャストは感度センサーの反応値が低いから
    かわいい反応してくれるんだよ〜」
410 「………」
キャス男「なんだよその汚物を見るような目は!」
410 「さいてーだな」
キャス男「なっ! ちげぇよ! これはネーブ先生
    直伝のコンディションチェックだよ!
    下心があってもそれは変態という名の紳士だよ」

パープーパープーパープー
(パトカーが来る音)

25冬山の一夜 後日談:2006/12/26(火) 15:18:32.43 ID:sTI32tN2
主「・・・しかし、いまだに信じられんな・・・。」
410「伝説の存在ですからね。」
主「まあ、俺があれこれ言っても仕方ないか。もう寝るわ。」
410「はい、お休みなさいませ。」

主「さあ、寝るぞ寝るぞ。人間寝る時が一番幸せだなあ。」
・・・モゾモゾ・・・・・・ムニュッ
主「ムニュッ? 410か?いつのまに・・・。」
・・・バサッ
織姫「・・・・・・・・・・・ニコッ。」
主「!!!!!?????」

・・・・・デターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!・・・・・

410「ご主人様!?何事ですか!」
主「で!で!で!でたでたでた・・・。」
410「落ち着いてください!・・・あ、あなたは。」
織姫「ほっほ。意外と小心者だの。」
主「居るはずの無い人が居れば、誰だって驚きますよ!」
織姫「ほれほれ、女神をモノにするチャンスじゃぞ?」
主「か、神様に手を出すなんて恐ろしい事できません!」

410「それで織姫様、どういったご用件でしょうか?」
織姫「うむ、礼をするのを忘れておった。」
主「礼、ですか?」
織姫「渡すから近う寄れ。」
主「こうですか?」・・・ススッ
織姫「もそっと近う。」
主「限界ですよ。」・・・スッ
織姫「では、これじゃ。」
・・・・・チュッ・・・・・
主「!?!?!?!?!?」・・・パタリ・・・
織姫「ほっほっほ。愛い奴じゃ。」
410「ご主人様!?しっかりしてください!」

強くなりたい(いろんな意味で)・・・主はそう思いましたとさ。
めでたしめでたし?
26名無しオンライン:2006/12/26(火) 15:23:20.81 ID:JeOjpdfD
わー!
また割り込んでしまった!

105氏申し訳ない!
410「こうなりゃキャス男の腹を切って…」
キャス男「ちょwwwwwwジョギリwwww」
27名無しオンライン:2006/12/26(火) 15:23:53.12 ID:sTI32tN2
忘れてた>>1乙。
なれないことするもんじゃないな。文才がないのがよくわかる。
長編書く作者方は凄いな。
28名無しオンライン:2006/12/26(火) 15:59:08.62 ID:r4nrF+3a
SSっぽいテンポの良さがあるじゃん
人にものを伝える方法は色々ある
必要な事が伝わるなら、あとは個性とも言えるさ
好みはともかくとしてね
29名無しオンライン:2006/12/26(火) 16:27:26.92 ID:ydZBAwtJ
>>27
正直ここは文才のあるなしは関係ないだろ。
如何に己の妄想を文字に叩きつけて投下するかが肝心だと思うぜ?
文才を云々したいのならそれこそ小説スレに行ったほうがいいと思うぞ。落ちてるけどw

と文才がないのは解っているが書くのが楽しいから投下しまくってる奴が何かほざいてますよwww
30名無しオンライン:2006/12/26(火) 16:35:15.76 ID:bTIvuZS+
書き手の楽しさや思い入れは読み手にも伝わってきてますきてます
31名無しオンライン:2006/12/26(火) 19:09:31.88 ID:74ZskFhH
>>1
乙!

>>25
     …ちょっとこのヒュマ男さん探しに行ってくる

     ( `・へ・´)       
 ̄\  /   / ̄ ̄ ̄ ̄/ ┌┐┌┐   
 ̄ ̄| /   ./ GRMック /∠ノノノハハ>   はぁ…七夕好きも程々にして下さいね
 ̄| |(__ニつ/____/ __ノ(゚ -゚ レ_______
田| |        ))\   O  O
ノ||| |    ̄ ̄ ⌒ ̄
32名無しオンライン:2006/12/26(火) 19:24:51.13 ID:ydZBAwtJ
>>31
つ【基盤/タナバナアタ】
33名無しオンライン:2006/12/26(火) 19:26:50.59 ID:mqwvIXmc
書き手が楽しめればいいのさ、文才のある無しは関係ない

頑張ったってのは読み手にも伝わってくるからなw


俺だって文才なんて皆無さ・・・w
34名無しオンライン:2006/12/26(火) 20:27:22.61 ID:eeOoQ0Wz
文でも絵でも立体物でもなんでも
思いのたけをぶつけたらそれで良いんですよ
35名無しオンライン:2006/12/26(火) 21:55:46.07 ID:74ZskFhH
>>32
.  | ヽ ノ||
   |__Y_||   ああああ、また生活が苦しくなる……(わーい、ありがとうございます!)
  ,´ノノノヽ)))  
 W@リ ゚ヮ゚ ノ ,-―――、
  /(つ`イつ/ リボン /
 ̄ ̄ ̄n\_/,,____,,/  ̄
     `〜'
36家出した日(1/2):2006/12/26(火) 22:56:45.20 ID:EtgZX0YL
森の中。右も左も分からない。
もう、どうだっていい。どうなってもいい。私はいらない子だから。

     〜 家出した日 〜

ご主人様はとても優しい方だった。
でも、ここ数日、突然人が変わったみたいになってしまった。
部屋に帰ってこない日が増えて、帰ってきても私にアイテムを預けてすぐにベッドに入ってしまう。
前は、よくミッションに連れて行ってくれたのに・・・。
私はいらない子なんだ。

だから、私は部屋を飛び出した。
気がつけば、ニューデイズの森の中。
道なんて分からない。これからどうすればいいのかも・・・。

しばらくすると、突然視界が開けた。
あれ、ここは・・・。
どしゃ降りみたいな水の音。これは滝?
見上げた空はとても高くて、遠くには透き通った綺麗な海が見える。
そうだ、ここは――
初めてのミッションの時に、ご主人様が連れてきてくれた場所だ。

初めてで、失敗ばかりで・・・、落ち込んでた私の為にご主人様が見せてくれた素敵な風景。
どんなにひどい失敗をしても、笑って許してくれたご主人様。
そうだ、その時も手に入れたばかりのクリムゾンラインを、私間違って食べちゃったんだ。
でも、ご主人様は笑って「おいしいか?」って。
とても高価なものだったのに。

とてもとても、優しいご主人様。なのに私は家出なんてして・・・。
「うぅ・・・ご主人・・・さまぁ・・・」
私は泣いた。
帰ろう。うん、決めた。
私はいらない子かもしれないけど、それでもご主人様のそばにいたい。
私は袖で、涙をぬぐった。
37家出した日(2/2):2006/12/26(火) 22:59:35.36 ID:EtgZX0YL
・・・あれ、今ご主人様の声がきこえた?
私は振り返った。すると、向こうからご主人様が駆けてくるのが見えた。
私の名前を呼びながら、息を切らせて。
「よかった、やっぱりここにいたか」
「ご主人様、どうして・・・?」
ご主人様はかがみ込むと、戸惑う私の頭にポンと手を置いた。
「ごめんな、寂しい思いさせちゃったな」
「いえ、私が悪かったんです。ごめんなさい」

ご主人様は優しく頭を撫でてくれて、それから何かを取り出した。
「これは、クリムゾンライン?」
「プレゼントだ。なかなか手に入らなくてさ、クリスマスにはちょっと遅れちゃったけど」
なんで? どうして? 私はいらない子じゃないんですか?
「ほら、前にそれ、おいしいって食べてただろ? だから、な。日頃から世話になってるし」
だから、ずっと忙しそうにしていたんだ。

私は、そのプレゼントをぎゅっと抱きしめた。
ご主人様の優しさが、たっぷりと込められたそれを。
「メリークリスマス、ご主人様」
顔がほころぶのを抑えられなかった。涙がこぼれるのも抑えられなかった。
私は、グラールで一番幸せなパートナーマシナリーです、ご主人様。
3836:2006/12/26(火) 23:04:05.88 ID:EtgZX0YL
しまったぁっ!滝があるのはニューデイズじゃなくてパルムだったあぁぁぁぁ!
・・・家出してくる orz
39名無しオンライン:2006/12/26(火) 23:53:44.03 ID:mqwvIXmc
>>38
クリムゾンラインをプレゼントになんて凄いぜ・・・w

まあ滝についてはニューデイズでも探せばあるんじゃないか?一応緑と水の惑星だし



ちと>>10に触発されたんで軽く書いたのを投下
40名無しオンライン:2006/12/26(火) 23:53:59.41 ID:mqwvIXmc

  420「ふっふっふっ、マスターどう、これが真の姿なのよ!」
(参考 >>10氏作ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1752.jpg

ビス男「・・・いや、真の姿って言われても何が何やら・・・」
  420「む、もっとちゃんと見てよちゃんと!」

そう言って背を張り胸を強調する420、何か違和感が・・・

ビス男「こ、これは・・・」
  420「ふっふっふっ・・・」

ビス男「・・・わかった、特殊メイクだな!」

ピシッ、420の動きが止まる(状態異常:凍結)

ビス男「ふーむ、最近の技術は凄いな、ぱっと見じゃわから・・・ぐはっ・・・」

床に倒れ付すビス男、そしてガミサキ片手に顔を真っ赤にしている420、みねうちだから多分大丈夫、のはず

  420「ハー・・・ハー・・・マスターのバカー!」

ドレッシングルームに駆け込み呼吸を整え、ちらりと胸を見る

  420「うーん、やっぱ見得張りすぎたかなぁ、ちょっと大きすぎたかも」

ゴソゴソと風船を取り出す、通販で買ったクバラ製でキャストの胸部補強パーツだとかなんとか
420がボタンを操作すると胸が風船のように縮みぺらぺらの紙のような物が取れる

  420「結構高かったのになぁ・・・残念」


がっくりと肩を落とす420と殴られ損のビス男であった
41名無しオンライン:2006/12/27(水) 03:04:26.58 ID:aA7lsW7q
>>38
滝だったら、温泉の入り口から見て左側にあったと思いまする
下も海(?)だったはずですしー
42名無しオンライン:2006/12/27(水) 03:30:28.31 ID:GjszSEHS
いいたい事はわかるが
ここは言わせて貰う

>40
背を反り胸を張る、が正しくないかい?
背を張って強調できる胸は谷間だから
それはそれで男には効果覿面かもしれんが・・・
43名無しオンライン:2006/12/27(水) 04:20:43.78 ID:kYIjGz5O
>>42
あぁそっかそうなるか、適当に書き殴ったからそこまで気が回らなかったよすまぬ・・・

まあそっちの方で強調させてもよかったんだが・・・w
44名無しオンライン:2006/12/27(水) 05:06:12.76 ID:h76EEQRn
前スレがどうやら埋まったようです。荒らしみたいな埋めかたして正直スマンカッタ。
でかいの貼ってくれた人アリガトー
デハ、オヤスミナサイ[゚⇔゚]
45名無しオンライン:2006/12/27(水) 05:29:29.98 ID:U6XPYLnc
『くっ!!これが最後っす!!!』
ヒュマオはフリーズトラップGを空中に放り投げる。

『こっちもこれで打ち止めよ!ゾンデッ!!』
そのトラップに向けてニュマコは力を振り絞り光りを放った!

その閃光はトラップを貫き、爆ぜる。そのカケラは辺りに散らばり回りのローグス達を凍らせて動きを止める。


『早くしてよ!こっちはもう保たないわよっ!』ニュマコはPPの切れたランスをナノトランサーから取り出し、凍っているローグスを睨み付ける。

『この先刻買ったSUVック、効果は知らんが認証が本部じゃない!繋げるのに、もう少し…』

ローグス達の氷の彫刻にヒビが入り出した!!!


ヒュマオ『ひぃぃぃ!やっぱり早いっす!もうダメっすよ!!』同じくPPの切れたセイバーを力無く震わして叫んだ。

『情けない事言わない!……来るわよ』ランスの柄を握る両手に力が入り身構える。


ピ、ピシ、…ピシピシ……パリーン!!!

ローグス達が襲い掛かって来た!

キャスオ『コードDARKIMPACT…繋がったっ!みんな伏せてろ!くるぞっ!』両手を高々と天に向け転送を開始した!

ワームホールから闇が広がり辺りを包み込む。その広がる闇の中心、ボゥーっと白く浮かび上がる何か。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


オキクが現れた!!『あ、えっとえっと、こ、こんばんわ!』ペコリ


「ローグスAは恐れ竦み上がった」
「ローグスBは恐れ竦み上がった」
「ローグスCは恐れ(略)」
「ローグスDは(略)」
「ローグ(略)」


ヒュマオは「恐れ竦み上がった」
ニュマコは「恐れ竦み上がった」
キャスオは「恐れ竦み…」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ビスオ『ってヤツなんだけど、売れないかなぁ?』

オキク『無理です。ってか嫌です。』


46名無しオンライン:2006/12/27(水) 05:40:00.10 ID:U6XPYLnc
1様&44様スレ立て、スレ埋めお疲れ様です♪

新スレが立った記念と夜勤が暇なんでオキクネタ投下。

読んでもらったらわかりますが文才なんて俺にも……(,,゜Д゜)

でも、しちゃいます(´艸`)プププ・・・


さぁ!そこの貴方も!!

47名無しオンライン:2006/12/27(水) 06:45:58.39 ID:jpD8EKCJ
削除依頼だしとけよ
48名無しオンライン:2006/12/27(水) 08:58:18.79 ID:AdJF+Ata
>>44
とりあえずsageたほうがいいんでね?
荒しかとオモタ
49名無しオンライン:2006/12/27(水) 09:21:57.75 ID:LH7dG0Oh
技量は数をこなすしかないが、
魂ってのは鍛えられるもんじゃないからなぁー
というわけで小ネタ。

410 「…バキャス男はおっぱい星人だからなぁ…」

胸元を確認中…

410「…orz」

〜〜翌日〜〜

キャス男「あれぇー? おい410、コルトバミルクしらね?
    ストックあったと思ったんだけどなぁ…」

410 「あー…腐ってたから捨てた…」

キャス男「………」

410「なっ! なんだよ疑うような目をしてっ!///」

キャス男「ま、いっか…」

410 (…ほっ)

キャス男「あ”ー、バストアップしたかったら、
    ミルクに加えて、パノンゼリーも食った方が
    いいらしいぞ? あとは適度な運動か?」

410 「!!! キイイイイイイ!///」

キャス男「デルセバアアアアン!」

410 「こ…このやろう…ぶち殺すぞキャス男…///」

パシ通今週の特集は
『大人なPMはいかが?』
50名無しオンライン:2006/12/27(水) 11:23:10.38 ID:AdJF+Ata
クリスマスの次はおっぱい祭りですかw
よーし箱も支援爆撃しちゃうぞー


 [´;ω;]<シクシク ただいま
 @リ´゚ -゚ノ|<ど、どうされましたご主人様?

 [´;ω;]<今日野良でSのHIVEに行ったんだけど
 @リ;゚ -゚ノ|<なんでそんなところに…

 [´;ω;]<メギドで死にまくってメンバーのひとに怒られちゃった…
 @リ´゚ -゚ノ|<あ…… そうですか…  でもメギドで死にまくることもたまにはありますよ…

 [´;ω;]<シクシク
 @リ´゚ -゚ノ|<ナデナデ



 [ つω;]<でね、お願いあるんだけど
 @リ ゚ -゚ノ|<はい?

 [*´・ω・]<ええと
 @リ ゚ -゚ノ|<なんですか?

 [*´・ω・]<お…
 @リ ゚ -゚ノ|<お?

 [*´・ω・]<おっぱいしゃぶらせてくんない?

 ドテッ
  ミ , 口 ノ∩ ←コケた

 @リ;///ノ|<ななななななななななななな!?!?!?

 [*´・ω・]<いや、だって…
 [*´;ω;]<その怒った人に「ママのおっぱいでもしゃぶってこいカス!!」って言われて…
 [*´;ω;]<ぼく、母親っていないからさ、こういうの頼めるの450くらいしか…

 @リ;///ノ|<あ、あのですね、それは人を馬鹿にする時に言う台詞で…
 [´・ω・]<え、そうなの?

 @リ;///ノ|<あ、あたりまえですっ!
 [´・ω・]<なんだ、残念…

 @リ;///ノ|<ざ、残念って……      。oO(ド、ドウシテモトオッシャルノナラ……ハウハウ)

 [´・ω・]<450のっておっきいから、何かSUVウェポン的なものが発動するかと思ってたのに…

 @リ ゚ -゚ノ|<…

 @リ#゚ -゚ノ|


      \||||||||||||/
      ≡[´;ω;]≡ <イタイ…
        |\ \
       ロニコ コ
51名無しオンライン:2006/12/27(水) 12:22:06.38 ID:GjszSEHS
箱らしいと言えばそうかも知れないが
そこまで行くと純情初心というより
厚顔無恥って気がしないでもない
言葉の意味をストレートに受け止めたとしても
常識的にその行為がOKかNGかを考えたら
普通、倫理的にギリギリおk

450「全然おkじゃないです!!!」

・・・あれ?おかしいな
52名無しオンライン:2006/12/27(水) 12:29:45.39 ID:TTig+D7b
450「しゃぶれよ」
箱「アッーー」


正直スマンかった…
53名無しオンライン:2006/12/27(水) 13:42:21.64 ID:cBkyfKxX
ピピピ

440「こちら440、小ビス子の寝室に潜入した。指示をくれご主人様」

主人『よくやった440。ではナノトランサーに入っているデジタルカメラで小ビス子をあらゆる角度から撮影するんだ』

440「分かった。………これは!」

主人『なにがあった440』

440「どういうことだ、ご主人様。小ビス子のPMが添い寝しているなんて聞いてないぞ」

主人『馬鹿な、今は外出中のはずだ。…少々危険だが仕方がない。任務を続行するんだ』

440「そうはいうがな、ご主人様。この画、性欲をもてあます」

主人『今はそんなことをしている時間はない。さあ、はやく撮影する作業にもどるんだ440』

ジー…パシャッ

430「う……ん……」

440「ご主人様、PMが起動してしまう。これ以上の続行は無理だ!」

主人『PMが起動する以上、そこは危険だ。早くそこから離れるんだ440』

デュビィィィィン

430「誰だテメェ!!」

440「しまった!見つかっqあうぇdrftgyふじこlp;@:」

主人『どうした!?なにがあった!?440!!よんよんれぇーーーーーー!!!!』

MISSION FAILED



小ビス子の作者様ゴメンナサイorz
ただなんとなくやってみたかったんだ
他の作家さん達の部屋にも潜入するかも
54名無しオンライン:2006/12/27(水) 13:52:50.07 ID:AdJF+Ata
>>51
このネタが浮かんだ時に「いくらなんでもこれじゃただの馬鹿だ」と思ったけど、
どうせ一発ネタだし、450をいぢる為なら箱を少々アホの子にしたってバチはあたらないだろ
と思ってたら箱がGOサインを出したので投下したらしいだぜ?


[;´・ω・]<だ、出してないよっ!!




いやほんとちょっとした出来心だったんだ…
55遅刻したサンタクロース(1/4):2006/12/27(水) 16:21:14.12 ID:JRktIHMV

私は今パルムに居る。パルムの何処にいるのかは秘密だ。
最近 私は周回場所をドラCから、研究施設奪還Cに変えた。

周回場所を研究施設奪還に変えた理由。
1.最短ルートで行けば火力の無い私でも10分程で最終エリアに到達出来る。
2.元々ミッションポイントが低いのでS評価取れなくても気にならない。
3.最終エリアにはデカ物が大量に湧くので合計の経験値はドラよりもいい。
4.デカ物にはポラヴォーラが居るので青玉に食べさせるスタッフが拾える。
5.なにげにポラヴォーラが落とすメセタがおいし・・・・・。

「ちわー。」

どうやら、客が来た様だ。
「いらっしゃいませー。(にこっ)」 売り子は営業スマイルを欠かしてはいけない。

「アレ? 店長は?」

「クバラシティに商談に行ってまして。 その商談が長引いて当分は戻られません。」

「そうなんだ。 で、お姉ちゃんは?」

「店番のアルバイトです。(にこっ) お探し物はございますか?」

「まぁ、いつもの冷やかしなんだけどね。 掘り出し物がなにか無いかなぁ?」

そう言って客は商品の物色を始めた。
客の大半は冷やかしか店長と雑談目当ての客。ジャンク屋とは概ねこういう物だ。

「ん? 変わったものを置いたんだね」

客はカウンターの脇にピラミッド状に積み上げた商品を手に取った。

「私の妹がクバラシティで見つけて“絶対に売れる”と言うものですから」
「クバラのチチブックから仕入れたんですよ。おひとつどうですか?」

「そうだな、ひとつ貰うかな」

「250メセタになります。ありがとうございました。(にこっ)」

物珍しければ、何であれそれなりに売れてしまうのもジャンク屋の面白いところだ。

次の客が来た様だ。
「いらっしゃいませー。(にこっ)」

「ちょいと邪魔するよ・・・。ぐっ・・こうも行く先々に現れるとは、正にゴキブリ。」

「お探し物はございますか?(にこっ) 今日はおひとりなんですね。」

「そんな事お前さんにはどうでもいいことだろ・・・・・。」
「まぁ、売り子がお前さんならむしろ話が早いかねぇ。」
「ここで、クバラのおでん缶扱ってないかい?」

「こちらの商品で間違いございませんでしょうか?(にこっ)」

私はカウンターの脇のピラミッドを客に示した。

「ああ、間違いない。悪いが在庫を2、3ケース分けてくれないか?」
56遅刻したサンタクロース(2/4):2006/12/27(水) 16:23:02.32 ID:JRktIHMV

随分と歩き回ったのであろうか靴が煤けている客は
おでん缶をケース買いしたいと要求した。

「商品ですから(にこっ) ただでよこせと言うのではありませんよね(にこっ)」

「当たり前だ、アタシを誰だと思ってる!! カタギの店でタカリなんかせんよ!」

いや・・・あまりカタギの店と言うわけでも・・・・・。

「お一人でお食べに?(にこっ) うちの妹みたいに太っちゃいますよ。(にこっ)」

基本的にPMは食い意地が張っているものだ。

「2ケースも3ケースも1人で食べ切れるわけないだろ」
「さっさと持ち帰られるように包んでくれないかねェ。」

「配達するんじゃないんですか?」

客は俯き気味に少し顔を赤くして。

「配達なんてよしとくれ。何のために苦労して探して・・・。」

「どうしてクバラから仕入れなかったんですか?」

「そんな事したら、名前を出さないと・・・い・・・」

私はカウンターの奥からおでん缶を3ケース(1ケース12缶入り)持ち上げた。
(GH410の右腕を持っている私にはこの程度の重量はどうと言う事は無い。)

「閉店時間には少し早いけど手伝いますよ。」

私は戸締りをして、おでん缶のダンボール3ケースを右肩に担いで店を出た。
午前1時、客と見上げたパルムの寒空には雪が舞っていた。
(雪じゃなくってこれってSEEDの胞子だっけ?)

「まったく、イベントが終わったんならさっさと撤去してくれないもんかねぇ」
57遅刻したサンタクロース(3/4):2006/12/27(水) 16:25:10.77 ID:JRktIHMV

「警告。未知の移動体を確認。熱源反応あり。個体数2。捕捉シーケンスに入ります。」
「やめとくれ・・・お前さんが言うと洒落ならない。」

今、私達は見ず知らずのガーディアンズの宿舎に不法侵入している。
サンフラワ、リニアライン、ボンボリ・・・etc.
無節操に無秩序に埋め尽くされたルームグッズの数々。

その向こうのベットルームに足を抱えて丸くなって浮かんでいるGH450。
動力の消費を最も抑えることの出来る形態。そして
コロニーの人工重力を盗用して辛うじて機能維持を継続するモード。

客は懐からロウソクを出して火を灯しデスクの脇に置いた。
空調を止められた密閉された部屋で火を使うなんて自殺行為なのだが、
私達はみんな生き物ではないので・・・・・。

ロウソクの熱を感知して丸まっていたGH450が目を開けた。
「誰?」

「また来たよ。ルームグッズが前のままだねェ。少しは食べたらどうだい?」
「お前さんの知り合いがお前さんを心配して置いていった物(もん)だろ?」

GH450は弱弱しく、しかし毅然に。
「ご主人様はきっと帰ってきます。」
「ですからご主人様以外の人から恵んで頂くわけにはまいりません。」

客はやれやれと言う顔をしながら。
「だったら、“人”じゃなればいいんだろ。ちょっと珍しい物が手に入ったんでねェ」

私は肩に担いだダンボールから客におでん缶を手渡した。
客はおでん缶を手に取るとプルトップを立てて缶の蓋を少し開け
次に懐から太目の針金を取り出すと指で器用に折り曲げてやぐら状のモノを作っていく。
そのやぐらをロウソクに被せるとその上に蓋を少し開けたおでん缶を乗せた。
    ・
    ・
    ・
15分ほどしておでん缶はコトコトと小気味良い音をたてはじめた。

「そろそろかねェ。 これはおでんって言うんだよ。」

客は缶を火から下ろすとプルトップの缶の蓋を開け、その缶の蓋にチューブ入りの
練りカラシを捻り出して乗せた。

缶の中から串に刺さったコンニャクを取り出し、カラシを付けるとGH450に差し出した。

「ですからご主人様以外の人から恵んで頂くわけには・・・・・。」

先程と同じ台詞を繰り返すGH450。

「アタシを“人”扱いするなら怒るよ!」
「お前さんとアタシは同じPMじゃないか遠慮なんてよしとくれ。」

「でも・・・。」

なんとか断る理由を探そうと私の方を見上げるGH450。

「そいつぁ、配達を頼んだ缶詰屋の店員さね。アタシのご主人サンなんかじゃないよ」

・・・・お客さん、それはあまりに酷いです。
58遅刻したサンタクロース(4/4):2006/12/27(水) 16:26:27.10 ID:JRktIHMV

断る理由を探すのを諦めたのか、空腹に耐え切れなくなったのか、
他に別の理由があるのかGH450は客からコンニャクを受け取りモギモギし始めた。

「・・・・・・・・。」

GH450からポタリと・・・・・落ちた。

「あ、すまない カラシが目にしみるって言うのを忘れてた。」

「目にしみ過ぎます。・・・・」

GH450から落ちるモノの数が増えていった。

「なぁ、そこのルームグッズの数だけお前さんを心配してる奴が居るんだ。」
「ちっとは、その辺の事を考えてやっちゃぁくれないか。」

「・・・・・・・・はい。」

ロウソクの明かりの中GH450はおでん缶を抱えてモギモギし続ける。

ただ・・・無言で・・・・。



「そろそろ次に行こうかねェ。」


次の部屋に不法侵入する為に私と客は一旦宿舎からコロニー1Fに抜けた。
そこには、クリスマスが終わってもまだ撤去されていない飾り付けが
みっともなくも残っている。

客は今日一日一人で歩き続けて煤けてしまった靴でクリスマスの飾り付けを蹴る。

「ちっ、まったく、こういうのはアタシの趣味じゃないんだよ!!」
59名無しオンライン:2006/12/27(水) 16:28:44.74 ID:JRktIHMV
関係各位の皆さんごめんなさい。
今回、お客さんは正体不明扱いなもので・・・・・。

なんとなくお客さんの話を書きたいなーと思ってたら・・・・。
全然撤去されないクリスマスの飾りを見てて思いつきました(いいめいわく)。

おでん缶ネタはもう一本書くかもしれません。
皆さんのご想像通りだと思う「消えた花嫁」の焼き直しSSの構想はあります。
(形になるかどうかは・・・今の所不明です。)
60名無しオンライン:2006/12/27(水) 16:55:34.31 ID:AdJF+Ata
大掃除に疲れたついでにちょっと質問。
・最初の「周回場所を変えた」って言ってる人って誰?
・クバラのチチブックって何?
・おでん缶って美味しい?[ ´¬`]クッテミタイ



ところで、おでん缶ってフタしたまま直火であっためたら危なくね?w
61名無しオンライン:2006/12/27(水) 16:59:11.54 ID:OVaIKhbN
> 客はおでん缶を手に取るとプルトップを立てて缶の蓋を少し開け
てから温めた。
チチブ=おでん缶
62名無しオンライン:2006/12/27(水) 17:23:44.92 ID:AdJF+Ata
>フタ
ああ、ほんとだ。d
素で読み逃してた。スマネ

>チチブック
チチブ+ックで、チチブはおでん缶のことだったのか。
どーりでチチブックでぐぐっても見つからない筈だ…


さて掃除の続きするか…マンドクセ('A`)
63名無しオンライン:2006/12/27(水) 17:24:15.80 ID:YyMNBvCg
研究施設かぁ…参考にしてみようかな。

>>60
おでん缶を有名にした店がチチブ電機(おでん缶売ってるけどPC関係の店)。
おでん缶結構美味しいよ。汁が一杯で最初のこんにゃくをどうやって出すか悩んだけどw
64名無しオンライン:2006/12/27(水) 17:45:00.26 ID:AdJF+Ata
>>63
サイト見てきた。やきとり缶も美味そうww
で、中身の写真見てやっと

>缶の中から串に刺さったコンニャクを取り出し

がイメージできたw
チビ太のおでんみたいなのからこんにゃくを引き抜いたのかな??とおもってたんだけど、
こんにゃくだけが刺さってるんだね。
情報dですた。


引き続き何事もなかったかのようにパシリスレをお楽しみください
65名無しオンライン:2006/12/27(水) 19:36:33.54 ID:JRktIHMV
>>60
>・最初の「周回場所を変えた」って言ってる人って誰?

これは450cです。(久しぶりの450c一人称、450d一人称より相性はいいみたい)
450cは日々Cミッションを繰り返して日銭を稼いで青玉をにゃんぽこにする為に
杖を集めています。今朝青玉はLV42になりました。
(うちの2ndがまんま450cなのは内緒の話。2ndの青玉が打撃10法撃32なのも内緒の話)

>・クバラのチチブックって何?
あっと・・・これは皆さんの補足にある通り「チチブ電機」の事です。
グラール教団台頭以前のニューデイズにあった「原」の字を持つジャンク街を
モトゥブに移設したのが「バラック(後のクバラ)」と言う脳内設定になってます。

なので、店名なんかも「ック」表記になってます。
「ソフマック」とか「ラオックス(複数形?)」とか・・・。

>・おでん缶って美味しい?[ ´¬`]クッテミタイ
おいしい。特に出汁が飲み物として飲めるぐらいに薄味なので最後まで楽しめます。
(反面、味が薄い分缶臭さが誤魔化しきれてないのがちょっと残念)


>>61,63
補足ありがとうございました。
66名無しオンライン:2006/12/27(水) 21:40:55.47 ID:I+mJIYHO
クバラのおでん缶か…合成できるとしたら材料が気になるな…
牛筋をコルトバフォアとしても、コンニャクはパノンゼリーかな?

…明日あたりに今考えてるの、乗せようかな…
67名無しオンライン:2006/12/27(水) 22:05:44.74 ID:L7D26CRM
>>66
クバラだし

ギュウニック
コンニャック

とかじゃね?
68名無しオンライン:2006/12/28(木) 00:01:51.83 ID:eH67Lj+G
欠かさず読んでいるんですが、最近忙しくてなかなか書く時間が取れません…orz
おでん缶ネタで盛り上がってますねー。
うちのキャラをちょこちょことネタで使って頂けて幸せです。
とても楽しく読ませて頂いておりますっ。

正月を控えての小ビス子帰省with430ネタとか考えているんですが…、
はたしてシーズン中に書けるやらw まだケンカしてますしw

…おでん食べたいな…。
69名無しオンライン:2006/12/28(木) 00:47:05.60 ID:3U2bcvIl
>>53
こんな具合にttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1779.jpg
本当はもっとくっつけたかったけど…
残念!画力が絶望的に足らなかった様だ!::::

70名無しオンライン:2006/12/28(木) 00:57:56.05 ID:LuHoDIwc
>>67
コニャックと申すか
71名無しオンライン:2006/12/28(木) 05:58:41.26 ID:H1bzm/O2
>>69
全俺が萌えた(*´Д`)ハァハァ
72名無しオンライン:2006/12/28(木) 10:55:54.51 ID:Eh8rDPdY
ガーディアンズの正式寝巻きは
サイズ大きめの男性用開襟シャツ(白)のみだろうがよ!
430! 自分のポリシーを捨てて幸せそうに寝てるんじゃねぇっ

430「誰だテメェ!!!」
73名無しオンライン:2006/12/28(木) 12:18:26.32 ID:rKUH7b9d
そういや初期の頃にそんな描写があったよなぁ。
今でも小ビス子はシャツ一枚だと思っていたのに…!
ギラギラしていたお前の牙は折れちまったのかよ!430!

430「誰だテメェ!」
74名無しオンライン:2006/12/28(木) 13:08:53.33 ID:8KOJIHIf
いやいや待て待て、落ち着くんだ。

小ビス子も女の子!
寝間着が一枚だけだなんて、おしゃれ心を解ってない
ガーディアンズに一石を投じたわけだ!

そうだな! ワンワンサンド!

430「誰だテメェ!」
75名無しオンライン:2006/12/28(木) 15:01:44.27 ID:7ymi2civ
それでも、430なら…… 430ならきっと何かしでかしてくれる!

頼むぜ430!!それは寝た振りしてるだけだろ!?


430「誰だテメェッ!」
76IF Box Meets Girl:2006/12/28(木) 17:20:00.82 ID:mPIrxHGg
やっと書き貯まった_| ̄|○
年末年始無くなりそうデス、残業の合間にサボレナイ

430!情けない、貴様それでもワンワンサンドか!

430「誰だテメェッ!」

では、流れぶった切りですが投下いたします
77IF Box Meets Girl 1/7:2006/12/28(木) 17:20:48.67 ID:mPIrxHGg
第五話<ジャンク・ジャンクション>

クバラの町に夜が訪れる。

町のあちこちでシャッターが開き、露店が並び、人々が動き出す。
さながら昼夜が逆転した市場のようだ。

「へ〜賑やかな所なんですね、ここにパーツがあるんですか?」
初めて見る辺境の町の光景に、戸惑いよりも好奇が勝る450がキョロキョロしながら尋ねる。
「ここはまだ上の階層だ、ガーディアンズとかを相手に商売をしてるやつらのたまり場だな。
 俺達が行くところはもっと奥だ、はぐれるなよ」
呼び込みには目もくれずズンズンと進んでいく店長。
カスタムさんはカーゴでお留守番です。

 やがて、活気のある商店や露店がポツポツとしか見あたらなくなり、
路地も狭く、天井も低くなってきた。
所々にフォトンをチカチカと明滅させるケイコウトウ以外は明かりも無く、
たまにすれ違う人はみな活力の乏しい目つきをしていた。

「あの…店長さん…ほんとうにコッチなんですか…?」
徐々に人気も活気も無くなっていく町並みに不安を募らせる450。
「説明した通り、お前さんのご主人様を治すには特別なパーツが必要だ。
 この町では何でも揃うとは言ったが、コイツばかりは流通していない」
「そんな!話が違うじゃないですか!」
即座にいきり立つ450に淡々と話し続ける店長。
「まぁ最後まで聞け、表向きは、だ。どんな物でも裏道ってのはあってな、これから行く所はそういうトコだ」
「そ、そうなんですか…すみません…」
諭されてションボリする450に、
「いいか?戦場ではそういうせっかちなヤツはすぐ死ぬんだ。俺の部隊ではな(ry」
と、過去の教訓を延々と聞かせつつ進んでいく。

ぶっきらぼうな所もあるけど、いい人ですね
ちょっと、いやかなり説教長いですけど…

ここまでの道中カーゴの中で何度も聞かされた戦争話にちょっと辟易しつつ、
そう声に出さずにつぶやく450を、物陰から誰かが見つめていた。
78IF Box Meets Girl 2/7:2006/12/28(木) 17:21:24.23 ID:mPIrxHGg


「ここです姐さん!ここが姐さんの言ってたパシリングをやってる所でさぁ」
モヒカンに案内されて黒キャス子がやってきたのは町の中心部から地下に降りた場所だった。
そこには周囲を金網に囲まれたリングとそれを囲むように階段状に客席が配置された、
いわば闘技場のような物だった。

暗い地下空間に男達がひしめき合い、ヤジや罵倒、声援を飛ばす。
そのリングの中でここからでは小さくてよくわからないが、何かが戦っていた。

「よかったわ、あなたが知ってて。余計な手間かかっちゃったらどうしようかと思ったわ」
そうニッコリと笑う黒キャス子の目は全然笑っていなかった。
「お、お役に立てて光栄っすよ、はは…は…ハハハ…」
無理やりな笑みを浮かべて答えるモヒカン。
「じゃ、じゃあ俺はこの辺で…」
コソコソと帰ろうとするモヒカン、しかし…
「あら?つれないのね、女を一人で残して帰るなんて…」

コツリ…
帰ろうとしたモヒカンの背中に何か硬い物が当たる。
「ア、アハアハハハハ、やだなあ姐さん、帰ったりなんてしないっすよ。
 ちょ、ちょっとトイレ行きたくなっただけっすから、でででももう引っ込んじゃったっすハハ、ハハハハ」
「そう?ありがとう、頼もしいわぁ」
ニコニコとお礼をいう黒キャス子。

周囲の喧噪と熱気とは裏腹に冷や汗をかきながら、
「で、いったい姐さんはここに何しに…?俺は何をすればいいんで…」
早く帰りたい一心でモヒカンは尋ねた。

「元締めの所に案内お願いね、頼むわよ?」

あぁ、死んだ。もう死んだ、断っても行っても死ぬんだ。 
きっと何かヤル、この女は絶対何かやらかす、
ここの元締めに難癖つけて次の日砂の海に屍を晒していた馬鹿と同じ道をたどるんだ…
もうダメだ…かーちゃん、俺生きて戻れたら真人間になるよ…

今日何度目かの死の予感に目を潤ませるモヒカンであった。
79IF Box Meets Girl 3/7:2006/12/28(木) 17:22:01.79 ID:mPIrxHGg


コツコツと靴音の響く狭い路地、
店長と450はどこまでも続く同じような路地を進んでいた。

「店長さん、いったいどこまでいくんですか?」
不安にかられる450に、
「焦るなと言っただろう?と、着いた着いた。ここがそうだ」
そう言って立ち止まる店長。

「ここ…ですか…?」
周りを見渡してもそれらしい所は何もない、狭い通路にボロイ扉がいくつか並んでいるだけだ。

店長は無造作にそのうちの一つに近づき壁をまさぐった、
そして巧妙に隠された壁のパネルを開けテンキーの付いたユニットを機動させる。
店長がそのテンキーに素早く何かを入力するとゴゴゴゴゴと中で何かが動く音がした。

くるりと振り返った店長は、
「間違ったり入力しないで入ると…こうだ」
と、手の平を上に向けてパッと開いて見せた。

「ぐずぐずしてるとまた仕掛けが作動しちまうぞ、早く入れ」
そう言って店長は扉の一つに入っていった。
450も慌てて後に続く。

    ・
    ・
    ・

しばらくして、2人が消えた通路に人影が現れた。
「手がかりを捜して一週間、ついに見つけたぜ…
 どうみてもガーディアンじゃない怪しいオヤジと怯えた450、きっと何か知ってるはずだ」
現れた人影はビス男だった。
「ここに隠しパネルがあってと、コレだな。視力8,0のビーストを舐めるなよ!」
先程の店長が押したキーと寸分違わずコードを打ち込むビス男。
「この扉の奥か…待ってろよ!420」
そう言って2人が入った扉に手をかけると躊躇無く飛び込んだ。



「ところで450」
「なんでしょう?」
「さっきのドア、認証コードは一回限りだから覚えていても使うなよ」
「そうなんですか、ずいぶん用心深いんですね」
「用心深くないと生き残れないのさ」



「ッアァ〜〜〜〜〜〜〜〜?!」
80IF Box Meets Girl 4/7:2006/12/28(木) 17:22:29.74 ID:mPIrxHGg
− 

「ん…」
何も見えない真っ暗な中、420は目を覚ました。
ここはいったい…
辺りを見回しても何も見えない、PMはある程度の暗視があるがそれでも何も見えない、
どうやら完全に光源が無い状態のようだ。

「マスター!どこなのー!マスター!!」
叫んでみるが何の反応もない。
そして、自分の体が動かない事に気が付いた。
「なんでこんな…あたしどうしたんだっけ…」
段々と記憶がハッキリしてくる、
「そうだ、変なキャストが来て、プレゼントもらって…それから、それからどうしたんだっけ…」
なんだか頭が痛い…
「マスター…マスターどこなの?マスター…」
頭がグラグラする…
頭の中を何かに探られているような不快感
「はぁぅ…い…やぁ……」
助けて…
「マ…すたぁ…」
再び420の意識は闇に飲まれていった。
81IF Box Meets Girl 5/7:2006/12/28(木) 17:23:01.68 ID:mPIrxHGg


何処とも知れぬ薄暗い部屋

怪しげな実験装置が所狭しと並んでいる、
そしてその装置の間にはズラリと並んだガラス管。
その中には色々なタイプのパートナーマシーナリーが入っていた。
しかし、どのPMも微妙に既製品と異なっている、髪の色が鈍い鉄色をしているのだ。
まるでクバラ品の武器のように。

「またサンプルが届いたか、これでまた我が輩のパシリックが強くなる。
 GRMよ、我が輩を首にした事を後悔するがいい!ククククク…ハーッハハハハハハ!」
部屋の中には高笑いする男が一人、
どうやらこのPM達を作った者らしい。
「しかし、まだ足りない…これではGRMのと変わらないではないか!
 もっと圧倒的なパワーを!機動力を!1体で全てを超える能力を!我が輩の究極のPMを!」
誰もいない部屋で一人演説をぶつ男。

「ん〜む…」
頭を掻きむしりながら部屋をウロウロ、とポンと手を打って、
「まてよ、確かGRMの暗部に超絶的な能力を持ったパシリが所属していたという噂があったな…」
そう呟くと男は端末に向かって猛然と何かを打ち込み始めた。
「ふん、この程度のセキュリティ我が輩にかかればどうということもない。
 フフフ、見つけたぞ…暗部の人事記録にアクセス…、む…PMは居るがタダの強化タイプではないかっ!」
端末をバシンと拳で叩くとさらに猛然と打ち込み始める。
「我が輩が所属していた頃まで遡ってと、ふむ…コレか、430と440」
カタカタと打っていた手を止め満足そうに画面を眺める男。
「440はデータが綺麗に消されておる…430はと、現在は1ガーディアンの所有…?
 しかも査定レベル20のビーストか、これは面白い…」
男は端末につないだ内線に何事か命令すると椅子にドッカリ腰を下ろし、壁にならんだPM達を眺めた。
「待っておれ、我が娘達よ。今我が輩が最強の力を与えてやる…何者にも勝る力を、な」

壁に並んだPMを眺め悦に浸っている男の元に部下らしき男がやってくる。
「ドクター、新しいPMはまだかと催促が来ています、どういたしましょう?」

楽しい愉悦の時を邪魔されたドクターと呼ばれた男はいらただしげに、
「ええい、いちいちそんな事でこの部屋に来るな!ヤツにはデータスキャンの終わったサンプルを渡してやれ。
 なに?それでは数が足りない?むぅ………しかたない、量産試作機を数体廻してやれ」
「アレ…ですか?」
ドクターの指示を聞いて何か言い淀む部下。
「ちょっと倫理回路と感情回路の調整が済んどらんがまぁかまわんだろう、
 どうせヤツは闘技場での金儲けに使う人形が欲しいだけだ、戦闘力だけなら問題ないじゃろう」
「わかりました、ではそのように」
「ああ、それと動作記録もキチンと取っておくのだぞ、データ回収はメンテナンスとでもなんとでも言え。
 戦闘データしか取れぬが役には立つであろう」

まったく、あの強突張りめ…しかしあやつの資金と物資の援助が無ければ開発ができぬ…
自分の崇高な開発が金儲けに使われる事と資金を頼らざるを得ない現実のジレンマに悩むドクターであった。
82IF Box Meets Girl 6/7:2006/12/28(木) 17:23:38.45 ID:mPIrxHGg


薄暗い通路を延々と歩き、450が何度目かの店長への尋ね事をしようとした頃、
ついに通路は終わり、突き当たりに1枚の扉がある場所へたどり着いた。

「ここからは無駄口は無しだ、俺がいいと言うまで黙っているんだぞ、いいな?」
店長は450に念を押すように言うと突き当たりの扉を開けた。

とたんにドッとあふれ出す濃い異臭、甘ったるいような脳の奥が痺れる臭いが部屋に満ちている。
「誰かと思えばジャンク屋か、久しいな。いったいこんな所まで何のようだ?」

紫煙漂う部屋の奥に気怠げな男が座っていた。
ヒューマンだろうか、耳は長い髪に隠れてわからないがキャストでは無さそうだ。

「なに、ちょいと商品の買い付けさ。お前さんのとこに生体神経素子とナノブレイン調律機はあるかい?」
「ナノブレイン調律機は、クバラ製でよければあるが…
 生体神経素子は管理が厳しいゆえココでは扱ってないぞ、パルムのGRMにでも頼むのだな」

お互い値踏みするような視線で言外の相手の意図を探ろうとする店長と男。

「おおっと、そういう出し惜しみは無しで頼むぜ。クバラの元締の倉庫に無い物があるなんて聞きたくは無かったセリフ

だな」
「出し惜しみではない、確かに…有るには有る。ただし、コレはもう行き先がきまっているゆえ渡すことができぬ」

「ふ〜む、その行き先ってのは?」
男は苦笑いして、
「それは言えぬよ、客商売は信用が第一だからな」

しかし、なおも店長は食い下がる。
「ならその客の倍出すからこっちに先にまわしてくれないか?少々急ぐ用事があるんでな」

「お前のそんな交渉の仕方は初めて見るな、よっぽど急いでいると見える、しかし金の問題では無いのだよ。
 そんなに急ぐなら生体神経素子程度、他でも手に入れられないこともあるまい?」

「確かに、だがそういうのはキャストを殺して剥いだパーツだ、使うわけにはいかないさ。
 お前もそういうパーツをご主人様に使うのはイヤだろう?」

他人を殺して奪い取ったパーツがご主人様に組み込まれる…考えるだけでもゾッとする、
あの優しい箱がそれを知ったら…
「絶対にダメです!!」
それだけは、それだけはいけない…でも、箱が死ぬくらいなら…
いや、やっぱりいけない!
箱が死んでしまうのはイヤだ、でも苦しむのを見るのはもっとイヤだ。
わたし、ご主人様のPM失格かな…
何よりも主人の命を優先しなくちゃいけないのに…
83IF Box Meets Girl 7/7:2006/12/28(木) 17:24:05.29 ID:mPIrxHGg
元締は激しいジレンマに苦悩する450をしばし見つめ、
「このPMの主人か…果報者だな、良いパートナーに巡り会えたとみえる。
 いいだろう、こちらから先方に連絡を入れてみよう。」

「すまないな、この借りはいずれ…」

「いや、喜ぶのはまだ早い、私は場を設けるだけだ。
 交渉はお前達自身でやってもらう。こちらの一存だけで約束を反故にするわけにはいかないのでな」

「いや、それだけでも感謝する。助かったよ」
そう言うと店長は深々と頭を下げた。

「なに、私も昔は同じ450を連れていたことがあった…お前、知っていたんだろう?」
ニヤリとして店長に言う。

「いいやぁ?俺はそんなこと知らなかったがね、だが良いことを聞いた、
 これからは450を連れて交渉に来るとしよう」

わざとらしく答える店長に、
「だが、今回のは私の気まぐれだ。次は無いぞ」
そう冷たく言い返す。

「しかし、450を連れてくるのはかまわん、贔屓はしないが歓迎しよう」
そういって450に優しく笑いかけた。

「で、その交渉相手っていうのはいったい何処のどいつなんだ?」
場が和んだところで店長が改めて切り出した。
 
元締は少し苦い顔をして、
「もう一人の元締だ、この町の裏側を仕切るローグスのな…」

<続く>
84名無しオンライン:2006/12/28(木) 17:26:07.21 ID:mPIrxHGg
時間が無いので、これで失礼いたします(⊃д⊂)

なんか話しが横道にソレまくりですがこの後もお付き合いください。

読んでくれた方、個別レスできなくてゴメンなさい
みなさんの作品もどんどん進んでいって読むだけでサボリ時間があああ!

では仕事しごと・・・
85名無しオンライン:2006/12/28(木) 17:41:04.24 ID:i2CbVSNx
ぬおー!話が広がってきて、俺の頭ではついていけぬかも・・・。

主「コタツの中から応援してますよー。(棒読み)・・・アグディール。」
410「間違ってますって!」
86名無しオンライン:2006/12/28(木) 18:46:25.92 ID:89+RHzMD
ちょwビス男ーッww
何気に前提となる他の話を知らなくても楽しめるようになってるのが秀逸だな。
仕事に余裕が出来たら是非これも使ってくれ。つ[基板/わふるツインズ]
87名無しオンライン:2006/12/28(木) 19:38:03.28 ID:7ymi2civ
ビス男ゐ`wwwww

パシリングって何かと思ったらそれか!w
右肩を血のように赤(ry

そして年末年始大変だろうけど頑張ってね( ´;ω;`)
あとノロウィルスにも気をつけろ!絶対だぞ!!
88名無しオンライン:2006/12/28(木) 20:05:54.66 ID:9gP1kvcX
>>84
何かの役に立つかもしれない物

パシリ時代の450cのフレーム(フレームのみ中身無し)
同盟軍時代の店長とボケ主人の軍用機体(約200年前の機体なのでほぼ寿命)
軍退役時のボケ主人の民生用機体(100年前の機体:店長は退役時の民生機をチューンして使用中)
これらは店長が管理保存している。

今のボケ主人は20年ほど前のガーディアンズ用の機体を使用中。
100年前の民生機は性能が低すぎて任務に耐えない為交換。
(現在の民生機はガーディアンズ任務に十分な性能を持っている。)
8969:2006/12/28(木) 22:34:24.82 ID:ev377AoU
そうか男物シャツか…不覚であった

続きものはどうしても頭の中で自分的幸endと鬱endを妄想して
勝手にウネウネしてしまうから困る
さて…わっふr
90名無しオンライン:2006/12/29(金) 01:07:07.60 ID:Caq3M15w
>>84
び、ビス男ー!
パシリもパシリなら主人も主人ってことか・・・w


ビス男「・・・俺あんなキャラだったのか?」
  420「まあまあ、ほらパシリスレだからあくまでマスターはサブキャラ、って事で」

てかまだ420のが扱いいいじゃないかこれw
91450と赤キャス子 1/5:2006/12/29(金) 02:11:40.38 ID:vUo6SCBy
前スレ491の続き

「もうっ! 何でこうも上手くいかないのかしら!」
崩れ始めている坑道の抜け道をニューマンの女頭領は悪態をつきながら駆ける。
戦力では圧倒的だったはず、あれだけPMを用意したのに対して相手はキャストの女一人と450一人。
それが今や、彼女についてきているのが420と450が一体ずつのみ。

「あんな奴・・・瓦礫の下で潰れちゃえばいいのよ。憎たらしいキャスト・・・本当忌々しい!」
終始優勢だった筈だ、最初のSUVウェポンの後も追い詰めた筈なのに。
あの女の450が援護に出てから決定打が得られなかった。
そうこうしている内に二度目のSUVウェポン・・・此方に対しての決定打になった。
二人ともキャストのクセに生意気にテクニックを使って、しぶとく立ち回って。

「あれだけ苦労して集めたっていうのに!肝心な所でてんで役に立ちやしない!」
倒された、彼女の物と成り果てたPM達。
あれらを手に入れるのにどれだけの苦労を要したと思っているのか。
主人さえ殺せば後は楽に捕える事が出来るのだが、それがまた厄介だった。
共闘された時は随分と被害を出して捕まえたものも居るというのに。
それだけの実力を持ちながら何故たった二人に負けるのか。
ローグスとして本格的に活動し出した矢先に同盟軍と遭遇するわ。
逃げたと思ったらこんな目に遭うわ。
散々極まりない現状に腹が立つ。

並以上の装備も揃え、その為にPMも集め、資材も揃え。
それなのに部下は捕まり、PMも破壊され、終いには逃げる為にアジトとその中にある資材も自分の手で破棄しないといけなくなった。
マシーナリーである前にパートナー。
あの言葉が頭に残り、気分がどんどん悪くなる。

「見つけた!!」
「っ!あのキャスト、何でこの道を・・・! 420、ぶっ潰れてでもあの二人止めなさい!」
時間さえ稼げれば自分は脱出できる、ここが崩れれば幾らキャストでも生きては居られない筈。
色々な物を失ったがまだ再起は可能、捕まらなければいい。
脱出さえすればストライカーも配置してあるし、仮にこいつ等が出てきたとしても撃ち殺してやればいい、跡形もなく。
女頭領の命令に、420はふと彼女の顔を見上げる。
「ぼさっとするな!あんなボロボロの二人ぐらい愚図でも足止めは出来るでしょ!」
「・・・了解」
420はその足を止め、踵を返した。

―――――――――――――――――――――――

420はガミサキのフォトンを起動させ、左手には一枚のディスクを持ち立ちはだかった。
「どいて・・・って言っても聞いてくれないんだろうね、物騒な物まで持ってさ」
主人はデバイスZEROを確認し、肩を竦めた。
ここまで追ってきたとはいえ、主人も450も満身創痍。
ボロボロの状態でのSUVが影響を与えたのか、若干平衡感覚がなくなってきている。
パーツの至る所に銃弾の痕、冷却を幾らしようがオーバーヒート。
それでも倒れるとは不思議と思えないのは側に居てくれる450のおかげなんだろう。

92450と赤キャス子 2/5:2006/12/29(金) 02:12:30.99 ID:vUo6SCBy
420が地を蹴る。
身を屈め、地面すれすれかと思える跳躍。
ガミサキを死角になっている主人の左から。
450が咄嗟にカバーするべく踏み出そうとするが、主人はソレを体で制しナノトランサーからバルディスを取り出す。
長柄の武器だろうが、片手で扱えない事もない彼女はガミサキの二本爪の間へ柄を滑り込ませて押し返した。
肘の辺りから鈍い音がするがまだ腕が完全に死ぬわけでもない。
弾き返された420の手からディスクがするりと抜け落ち、転がる。

「450狙いだったんだろうけど、やらせないよ。 出来れば無抵抗に通して欲しいんだけど・・・」
「通さないよ」
両手を広げ、420はハッキリと言った。
これまでどのPMも言葉一つ発しなかったのに。

「あなた・・・」
「ご主人様の所には行かせない。 絶対に通らせないんだから!」
涙目で彼女は訴える。

あぁ、そうかと主人は理解する。
何故カーツが仕事を回してきたのかと。
あの女頭領は今はローグスだ・・・だけれども。
昔はガーディアンズだったんだ。
PMを買い取って辞めたガーディアンズ。
GRMは規定の金額を払えばその用途を問う事もなく個人に譲渡する。
それが原因でローグスに装備が提供されたという事実。
同盟軍がここを制圧すれば報告を強要される。
そうなれば批判はガーディアンズ、GRMに及び、PMを引き取る事が出来なくなってしまうかもしれない。
最悪、PMという存在すら闇の奥に葬られる可能性だってある。
カーツは選択肢を主人に与えた。
コレを報告するか否かを。
昔の彼女とカーツならば躊躇いなく報告し、対処を求めただろう。
ガーディアンズとしてもこの事は公にするのが正しい在り方だろう。
こんな事件を何度も起こす可能性を秘めているのだから。

「あの人・・・貴女のご主人様なのですか・・・? あんなご主人様を助けて、他の人達を犠牲にして・・・恥ずかしくないんですか!?」
「あんな人でもあたしのご主人様なの!!」
450の声に420はぼろぼろと涙を零しながら悲痛な叫びをあげる。
カッとなって声にした450だったが、自分の事を思ったのだろう・・・顔を背けて口を噤む。

「正しい事じゃないって分かってる! デバイスを入れられる前の皆の涙だって痛かった! やめようって言っても聞いてくれなかった・・・でも!」
この先の言葉は450にだって分かってる。
正しいとは思えない、例え他のどんな人に嫌われるようなどうしようもない者だとしても。
「あたしのご主人様なの! あの人が居なくなったらあたしには何もなくなっちゃうの! あの人があたしの全てなの!!」
「立派なパートナーだこと。 でも、だからと言って『はいそうですか』と帰れないのも、分かってるよね?」
バルディスを420の鼻先に突きつけて。
これ以上被害を広げるワケにはいかない。
問答はもう無く、今にも戦闘が始まろうかという時。


93450と赤キャス子 3/5:2006/12/29(金) 02:14:00.62 ID:vUo6SCBy

三人の聴覚センサーが敏感に音を感じ取る。
爆発音、原生生物の声・・・そして、女の悲鳴。
「ご主人様!!?」
420はまるで無防備に敵である主人と450に背を向けて駆け出す。
その後を二人が追う。
駆動系の調子が芳しくない為に420とは距離が開いていくが、ずっと一本道なおかげで迷うという事はなかった。
錆びた鉄の匂いが徐々に強くなっていく。
長い通路を走り抜けた先、クグ砂漠。
起動準備に入っていたストライカーが一台。
原生生物、ドルァ・ゴーラの死骸が二つ。
片方の死骸の下敷きになって機能を停止した450。
そして、二つの死骸の間に倒れる女が一人。

「ご主人様・・?! ご主人様!!」
420が駆け寄るも、既に息がないのはすぐに分かった。
体の至る所に焼け痕があり、腹部からは激しい出血、片足もなかった。
「・・・呆気ない終わり方だね」
ぼそっと主人は呟いた、誰にも聞こえないぐらいの小さな声で。
420の泣き声が夜の砂漠に響き渡る。
ふと空を見上げると、今夜は星がとても綺麗だった。

―――――――――――――――――――――――――

「それで、一頻り泣いた所でどうする?」
いつでも発進可能なストライカーに寄りかかりながら聞く。
座席では疲労のせいか、450が寝息を立てている。
あの女の亡骸は主人が埋葬してやった。
酷い女だったとはいえ、余りにも可哀想に見えたから。

「もう・・・あたしは意味のないものになっちゃった・・・」
目を真っ赤にして、420は主人の方へ顔を向ける。
何が出来るのだろう、と考えた。
でも、420には難しすぎてどうすればいいのか分からなかった。

「選択させたげるよ。 貴女自身でちゃんと決めなさいな」
そう言って、デバイスZEROを放り投げ。
主人は一本のセイバーを取り出した。

420は考える。
もう、自分には仕えるご主人様はいない。
死に追いやったのは同盟軍と、そしてこのキャストの女。
でも、直接手を下したわけでもなく、言わば彼女らも被害者だ。
間接的にでも要因を担ったからこの女キャストを殺すか。
意味もない、負の連鎖が積み重なる行為。
断ち切る為にここで機能を停止するか否か。
何がしたかったのか・・・それは単純な話。
ご主人様の側にいたかった、何があっても。
どうしようもなくなるその時まで一緒にいたかった。
ご主人様の望みは彼女の望み。
だからこそ私はパートナーマシーナリーなのだから。
ガミサキを見つめ、女キャストと、その後ろ・・・ストライカーの座席で眠っている450を見て。
デバイスZEROを見つめる。
これは逃げだ・・・散々罪を犯して、ご主人様と共に生き抜く事に対しての。

94450と赤キャス子 4/5:2006/12/29(金) 02:14:52.94 ID:vUo6SCBy

『420が幸せならそれでいいのよ、私は』
いつだったか・・・まだご主人様が駆け出しだった頃の言葉。
どこで彼女は曲がったのだろう。
初めからPMを道具としか見ていないのならば。
こんなに感情回路が発達する筈がなかった。

もう一度女キャストを見つめる。
「自分で選びなよ。 私は貴女の選択を受け入れる」
「あたし・・・は・・・」


―――――――――――――――――――――――――――

「やっほ、経過はどうかな?」
パルムのカフェに見知った姿を見つけて主人はコルトバジュース片手に手を振った。
「何ともGRMとガーディアンズらしい結果に落ち着くようだ。 同盟軍からは非難の嵐だな」
向かいの椅子に座り、カーツが示す文書に目を通す。
あの一件、主人は事実を同盟軍に提供した。
リーダーは元ガーディアンズでPMを引き取った者であると言う事。
そして引退したガーディアンズらからPMを強奪して兵器として扱っていた事も。
最悪の事態が来るかもしれないにも関わらず。
これは遅かれ早かれいずれ来るであろう問題だと思ったから。
乗り越えるならば早い方がいい、その方がPMのため、ガーディアンズの為になる。

「確かに・・・らしいって言えば『らしい』わ・・・」
主人は思わず肩を竦める。
同盟軍からの非難に対し両者が取った対応。
ガーディアンズ側は引き取る主人の素行調査、そして主人、PM個別の面接。
GRM側はもっと単純で引き取り金額の値上げ。
同盟軍にとってみれば生温いにも程があるだろうが・・・。
PMの廃止、若しくは引き取り不可となればそれこそ暴動が起きるだろう。
ガーディアンズに無くてはならないものであるという主張が大きい。
GRMにしてみれば金にさえなれば何でもいいのだろう、巧妙にガーディアンズを利用している気がしないでもない。
「結局、こんなもんよね」
少しばかり呆れたように苦笑し、文書を返す。
「で、これはいつ公表されるのかな?」
「恐らく2,3日中には」
発表だけしてその後各所からの声は徹底的にスルーするつもりなのだろう。
今までのパターンだ。

「PM絡みの事件、また何かあったら私に回して。 出来る範囲で力になるから」
「ない事を祈っているがな。 それよりももう体の方は大丈夫なのか?」
席を立った主人にカーツが問う。
ダグオラに帰り着いた時には酷い有様だった。
今では彼女の腕も新しくなり、見た目は前と何一つ変わらない。

「概ね快復はしたけどね。 左腕にまだちょこっと違和感あるぐらいかな」
「後遺症がないなら何よりだ。 それともう一つ、同盟軍に戻る気はないのかという催促が来ていたぞ。 お前の戦闘能力をガーディアンズで遊ばせておくには惜しいらしいな」
「無理無理。 今の私が戻ったりなんかしたら命令違反ばっかりだよ。 いざって時に同盟軍に顔利くぐらいで留めといて」
「お前に借りのある奴はまだ軍に残っている奴が多いからな。 出来るならとばっちりは私以外にしてもらいたい物だ」
「それも無理無理。 今の所連絡先、カーツしか知らないもの。 全部カーツ経由になるからよろしく」
くすくすと笑いながら主人は背を向ける。
「これからミッションか?」
「いーや、コロニーに戻って買い出し。 ウチのがお腹空かしてるだろうからね」

95450と赤キャス子 5/5:2006/12/29(金) 02:15:22.89 ID:vUo6SCBy
――――――――――――――――――――――――――

「ただいまー」
「ご主人様ー!」
ルームに戻るなり450のオルアカタックルを貰う。
片手に食べかけのオルアカロールを持ったままなのがまた可愛い。
「えーっと、どうしたのかな」
「酷いんですよー! 毎回毎回『これ、少し古くないですか』ってもう!!」
「・・・450もそうだったんだけどね・・・」
そこら辺は棚の上でカビてるから問題ないのですと450は呟く。
手を引かれてベッドルームに戻ると本来居るはずのないGH-101が宙を浮いていた。

主人は事実を報告した。
元ガーディアンズの犯行である事を。
でも彼女は少しだけ嘘をついた。
酷使された女頭領のPMはデバイスZEROによって101に戻る事なく自壊してしまったと。
あの420の選択は、昔のご主人様の言葉を実行する事となった。

正直、コレが正しいのか彼女にも、450にも主人にも分からない。
PMとして失格なのかもしれない、でも420は選択した。
デバイスZEROでもう一度GH-101へ戻る事を。
既に個人所有となっていた彼女に行く当ては一つしか残っていなかった。
主人は彼女を受け入れる、420の罪を命を背負って。
道を踏み外してしまったあの女に代わって、引き受けた。

「これ・・・少し古くないですか」
「あー、またー!!」
「今食べさせたのディメイトだしねぇ・・・。 ちょっとシャワー浴びてくるね」
そう言って邪魔なものを外し、浴室の方へ足を運ぶ。
丁度扉に手を掛けたとき。
「ごちそうですね!」

とてつもなく嫌な予感がした。
家に帰ってきて、食べ物を渡して、そしてシャワーを浴びるのに邪魔なものを取っ払った。
「・・・450・・・?」
「・・・・・・やっぱり、ごちそうだったみたいです」
そこにあった筈のバイザー付きヘッドパーツはGH-101によってその存在を完全に抹消されていた。


おしまい。

96名無しオンライン:2006/12/29(金) 02:15:52.73 ID:vUo6SCBy

ラストにかけてちょっとやっつけ仕事気味ですが、これにて一応終了です。
PM増やしちゃったよ orz
また投下するとしたら短編ほのぼのでいきたいものです。
賛否両論ありそうな内容でしたけども、これが赤キャス子なりの結論という事で。

それでは投下逃げします、おやすみなさい|ω・)ノシ

97名無しオンライン:2006/12/29(金) 02:38:47.60 ID:+1MvdPOF
>>85さんアグディールありがとう(ノ∀`)ああ・・・力が抜ける

>>86さん、ありがとう。ツインズってことは合わせてワッフルワッフr

>>87さん、とうとうバレt 赤い肩のパシリは・・・出ないと思うけど(ノ∀`)

日付の人様、設定ありがとう(*´д`*)
450c話見ました、喋り口調が全然違う○| ̄|_ドウシヨウ
いつもの姉妹漫才とか店長と話してるノリがそうかと思ってたデス
なんとか少しずつ修正かけよう・・・


420話さま、ゴメンヨ(´Д⊂ちょっと前の日にドリフ大全集見ちゃってつい・・・

>>96様、完結おめでとうございます(´Д⊂敵のパシリが
で、結局赤キャス子の腕は食べられたのでしょうか?w

それでは、また書き溜めたら投下しに来ます。
98名無しオンライン:2006/12/29(金) 07:32:19.56 ID:BhZNidMr
>>97
>450c話見ました、喋り口調が全然違う○| ̄|_ドウシヨウ

どうもですぅ。
450cは地の言葉がとても汚く(ほぼ男口調:一人称時のナレーション)
そして相手によって言葉遣いと態度を変えるので初対面の相手にはあんなものでいいかと。
相手との親密度が増すほど言葉遣いは汚くなる。(地の言葉に近くなる)

でも・・・。最期まで450cが地の言葉で話せる相手は出てこないんだろうなぁ。
(ロンリーヒーローだし)

補足:450dは何回のメンテでよりパシリに相応しく性格矯正されているので
地の言葉もまともです。
99名無しオンライン:2006/12/29(金) 10:17:39.23 ID:n47ccQei
このスレで出てくるパシリ&主人の簡単なプロフィールの一覧みたいなのがあって、
2006年度パシモエ人気投票なんかやったら面白となぁ、と妄想しながら
仕事してきます。  [人生の墓場] λ....
100名無しオンライン:2006/12/29(金) 10:51:20.47 ID:krUzALJW
>>99
プロフィール一覧はあってもいいと思うけど(他作品からレンタルする時に探すの楽そうだしw)
人気投票はあんま気が進まんなあ…
そういう順位をつけるスレじゃないと思うんだ。

>>97
赤い肩のパシリは出ないのかあ…
代わりに箱の肩を誰かが赤く塗っ(ry

ところで、設定とかは伝えるだけ伝えたほうがいいのかな。
箱のはいらんかw

>450c話見ました、喋り口調が全然違う○| ̄|_ドウシヨウ

ほら、大長編では剛田くんも性格変わるしいいんじゃね?
本人が書くんじゃないんだからそこらへんが変わるのは仕方がないと思う。
101名無しオンライン:2006/12/29(金) 11:00:25.60 ID:UzZ7NQr9
>>97
あんな扱いでも出て来てるだけでも実は結構嬉しかったりするw
と言うわけでビス男が出てきたので
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1799.jpg
密かに某ワルキャス氏のみたくしたのは秘密

ちなみに420の一人称は「あたし」ではなく「私(わたし)」なのだが俺自身420の口調が最初と大分違ってるので気にしない事に

>>100
人気投票についてはお任せ
仮に票入れるとしたら俺以外の作者全員に、になるがw
102名無しオンライン:2006/12/29(金) 12:13:35.04 ID:nLfXZG8I
主人「まあなんだかんだ言っても自分ちの子が一番かな?」

410「ご主人様・・・」

主人「お前が来てから色々あったな」
主人「高価な素材を使った合成を連続で失敗してくれたり」
主人「あと一歩で無事ミッション終了って時に」
主人「ボスに突っ込んで返り討ちにあったり」

410「うっ! ・・・すみません」

主人「でも、高属性武具を作ってくれたり」
主人「大勢の敵に囲まれた時に引きつけてくれたり」
主人「・・・いや、そういうんじゃなくもっと大きな意味で」
主人「お前がいてくれたから、俺はガーディアンを続けていられたんだと思う」
主人「ほんと、お前には凄く感謝してるよ」

410「そ、そんな・・・ ありがとうございます」
410「で、でもでも、私の方こそご主人様のパートナーでいられて幸せですっ」

主人「そうか」
主人「まあ幸せかどうかとか先の事とかよくわからんが」
主人「来年も、今年同様よろしく頼むよ」

410「はいっ、不束者ですがよろしくお願いしますっ!」

・・・なーんて年越しを過ごしたいなー
あれ? なんか手書きのメモが
ご主人様かな、なになに・・・

”一週間ほど遊んでくる、留守番頼んだ”


みなさん、今年はいい年でしたか?
来年はいい年になりそうですか?
私には聞かないでくださいオネガイシマス

それでは少し早いですが、よいお年を・・・
103名無しオンライン:2006/12/29(金) 13:44:59.44 ID:exKod615
おうぃえー。現在オダイバックでやってる
コミック祭にいってるぜー。
キャスコのやらしー本や、
パシリのエロスまで幅広いぜー。
プロフに関しては追々〜

(ジャキ)

Ok、落ち着けパシリ。
笑顔でジョギリを首筋に宛てるんじゃあ…

ひいいいいい!!


各先生陣さま
相変わらず良作の数々…今までの日を悔ゆるのみ
本日より義兄弟の契りを…

ワルパシリ「ここはマニアックネタを振るスレでは
     ござらぬ…」

ぎひいい!
104名無しオンライン:2006/12/29(金) 13:51:16.95 ID:qxoDQoCs
どけ!俺のジョギリだ!
105名無しオンライン:2006/12/29(金) 14:32:28.73 ID:1r609Dts
66です。乗せるといっていて一日放置してしまいました…スマソ。
では、此処は一つお目汚しを…orz

ヒュマ助「ただいまー…」
此処は、ガーディアンズコロニー、マイルーム区画の一室。
その片隅で、仕事を終えて一人のガーディアンズが自室へと帰宅していた。

440「お帰りなさいませ、ヒュマ助様」
彼こと、ヒュマ助のパートナーマシナリーGH440が奥から出て彼を出迎える。

ヒュマ助「ただいま、440。すぐにご飯にしようね?」
そういって、ヒュマ助は手にした袋を440の目の前に掲げてみせる。

440「今日はいっぱいでたんですね、ヒュマ助様」
ヒュマ助「うん!今日は料理の素材、PTの人がいらない…ておいていってさ」
そう、彼ことヒュマ助は今の男性やガーディアンズには珍しい趣味を持っていた。
440「それじゃぁ…」
ヒュマ助「勿論、440の大好きなのもいっぱい、腕によりをかけて作るからね!」

そう、彼は無類の料理好きなのである。
106105の続き2/4:2006/12/29(金) 14:34:32.82 ID:1r609Dts
…ふんふふ〜ん♪
数分後、マイルームの奥の方から、上機嫌な鼻歌が聞こえている。
それに相まって、美味しそうな香りが、部屋の奥から漂ってきていた。

440「ヒュマ助様〜、テーブルの準備が出来ました〜」
ヒュマ助「お、ありがとー440。もうすぐ出来るからね〜?」

そんなヒュマ助の声を聞いて、440はセットしたちゃぶ台と座布団をもう一度確認する。
440(お茶碗もお皿も良し、食後のお茶も準備良し、後は…)
指差し確認という古風な確認方法をしている440。そんな時…

ヒュマ助「440、ごめーん。盛り付けるから大き目のお皿出してくれるー?」
440「あ、はぃ!只今お持ちします!」
ヒュマ助の声を聞くと、戸棚にある大きめのお皿を取り出した。

ヒュマ助「大丈夫?一人で持てる?」
厨房から聞こえる心配する声に、440はムっとした表情で答える。
440「大丈夫です!これ位、まぁザコですよ!」

440に違わず、マシナリーは背が主人よりだいぶ低い。
一般の人間が使うお皿も、彼女たちにとっては大きくて重いものである。
440「よいしょ…うんしょ…」
両手いっぱいの大きさの大皿を、440はふらふらと厨房へ運んでいく。
その時…

440「あっ…」
足元で何かを踏む感触。腰の辺りから前の方へつんのめる感覚。そして…
440「はわ!?はわわわっ!?」
お皿の重みで前の方に偏った重心が、追い討ちをかけた。
107105の続き3/4:2006/12/29(金) 14:35:34.37 ID:1r609Dts
ガッシャーン…
ヒュマ助「440!大丈夫っ!?」
大きな物音に、慌てて厨房から飛び出してきたヒュマ助の目に映ったのは…

派手に割れた大皿と、その傍でオロオロと床をのたうつ440の姿。
440「ひゅ、ヒュマ助様!?…ど、何処にいますか!?」
転んだときに帽子がずり落ちたのか、目のところまですっぽりと覆われている。

440「あぅ…前が真っ暗です…ヒュマ助様ぁ…助けて下さいぃ…」
既に涙声となった440に駆け寄ると、ヒュマ助は440のずり落ちた帽子を直した。

ヒュマ助「もぅ、無理するからだよ?440はすぐ強がるんだから…」
そういって、涙目の440を撫でて落ち着かせるヒュマ助。
ヒュマ助「よしよし、もう泣かないの。怪我がなくて良かったよ」
結局、食事の支度も割れたお皿の後片付けも、ヒュマ助がする事になった…
108105の続き4/4:2006/12/29(金) 14:36:53.37 ID:1r609Dts
食事を終えて、440の入れてくれたお茶で食後をくつろぐヒュマ助と440。
440の鼻の頭には、ヒュマ助が張った絆創膏が乗っている。
そんな440はといえば、先ほどの失敗が悔しいのか、頬を膨らませていた。

ヒュマ助「440、お皿の事は仕方が無いさ。そんなに落ち込まないで…」
440「つ、次こそは…ヒュマ助様のお手伝いを見事こなして見せますっ…!」
ヒュマ助のなだめる言葉に、ちょっぴり涙目になって440は反論した。

ヒュマ助「440はちょっとそそっかしいから、僕も心配なんだよ…」
はは、と笑いながら、ヒュマ助は440の頭を撫でた。
440「ぅぅぅ…いつか、ヒュマ助様を立派にサポートするレディにるもん…」
ムスっとしながらも、ヒュマ助の撫でる手を心地良さそうにする440。

ヒュマ助「その時までに、お店が開けるといいなぁ…」
お店、ヒュマ助の営む飯店。それはヒュマ助と440の夢であり、目標である。
ヒュマ助がガーディアンズに志願したのも、飯店の資金繰りの為であった。

ヒュマ助「もっと沢山の人に、僕の料理を美味しいって言って欲しいなぁ…」
にへら…と、子供のように無邪気に微笑むヒュマ助。それを見つめる440。

440「大丈夫ですよ、ヒュマ助様!」
頭を撫でていたヒュマ助の手を取ると、440は目を輝かせて答える。
440「ヒュマ助様のお料理が不味いなんていう人は、蜂の巣ですよ蜂の巣!」
そういってシッガ・アムザを構える440。それを見て、ヒュマ助は苦笑する。

ヒュマ助「お客様に銃を向ける様じゃ、レディはまだまだ先の話だなぁ…w」
それを聞いて、またもやむくれる440。
そんなパートナーを撫でながら、ヒュマ助は思った。
「君となら、いいお店が開けそうだよ?」…と。
109105:2006/12/29(金) 14:48:35.26 ID:1r609Dts
いろいろと細かい内容も考えていましたが、まずはこれくらいで。
微妙に書ききれなかった私の設定を後書きっぽく記載で締めます。

>ヒュマ助
決して美形じゃないヒューマン男。ヒュマ男とは別なヒューマン男。
背は高いが小太り。趣味も特技も料理。将来の夢は自分の飯店を持つ事。
両短銃と機関銃が好きな敵。
性格はお人よし過ぎで騙されても恨まない性格。

>440
他の方の腹黒とは一風変わった性格の440。ヒュマ助のパシリ。
性格は作中でも書いたとおりのそそっかしいドジ系。負けず嫌いで泣き虫。
書ききれなかったのですが、畳やちゃぶ台など古風な趣味。好物はダンゴモチ。
ヒュマ助が貰って来るあまったルームグッズで育った防具方440。

以上。こんな二人もいいな…という願望から生まれた話です。
自キャラでこれをRPしたいな…とか言う願望は少々あったりw

拙い作品ですが、読んで下さってありがとうございました。
110名無しオンライン:2006/12/29(金) 15:44:45.66 ID:kn/YU3mZ
〜黒キャス子と430・プロフィール〜
430
黒キャス子のPM。黒キャス子や狂犬430などの強者に追い付くために日々自主訓練をしている努力家。酒には弱い。
普段は冷静沈着だが、対人戦では熱くなってしまう。
主人以外では初めての対人戦である狂犬との戦いで何もできずに敗れ、そのことを必要以上に悔いている。
誰にも負けたくないという思いが誰かに勝ちたいという思いにすり替わり、無差別にガーディアンズに勝負を挑むことがある。
相手を打ち負かすことに悦びを感じており、やり過ぎることが多々ある。

黒キャス子
永遠の21歳。現在、愛する430を自由にするため日々金を稼ぎまくっている。
見た目はスマートだが、生体パーツの発達具合を見ると相当な鍛錬を積んだことが分かる。
出生やガーディアンズ入隊当初の経歴を知る者はごくわずかで、進んで話そうとする者は皆無。
戦闘(対人戦)の中に快感を見いだすも、最近はトシらしく(本人談)必要以上の戦闘はしない傾向にある。
十年前から現在にかけて、相当数のPMの育成・訓練・破壊を繰り返していたことから、『PM殺し』の二つ名を持つ。
その真意は計りかねるが、恐らくPMに戦闘の相手をさせるために訓練をしていたと思われる。
年を重ねるごとに自分のしていることが間違いだと気付き、今の430を最後のPMにし、精一杯愛することを誓う。
何故戦闘狂になったのか、何故PMを壊れるまで訓練したのかなど謎は多い。
実はちゃんとした名前がある。
111名無しオンライン:2006/12/29(金) 15:45:08.07 ID:kn/YU3mZ
プロフ作ってみました。
パシリスレなのにパシリのプロフの方が短い…
しかも黒キャス子も謎だらけだしorz

>>96
戦闘描写好きなので楽しく読めました
完結乙です!

>>97
ウチの黒キャス子何しでかすんだw
つ基盤/ワック・テッカ

>>109
続き物ktkr
主人とPMが経営する飯店いいなぁw
440可愛いよ440(*´д`)
112名無しオンライン :2006/12/29(金) 21:45:45.86 ID:xActo8Oy
>>109
GJ! そういえばドジっ子系パシリってあんまりいなかったかも。
ヒュマ助も良いキャラだなあ。彼の店なら行ってみたい。
ハードな話も読みごたえあるけど、こういうほのぼのSSも続いていってほしいよ。
夢を叶えるためにガンガレ>ヒュマ助
113名無しオンライン :2006/12/29(金) 21:46:54.19 ID:xActo8Oy
>>109
GJ! そういえばこのスレでドジっ子系パシリってあんまりいなかったかも。
ヒュマ助も良いキャラだなあ。彼の店なら行ってみたい。
ハードな話も好きだけど、こういうほのぼのSSも続いていってほしい。
114名無しオンライン :2006/12/29(金) 22:05:41.50 ID:xActo8Oy
鯖重くて連書きしてもうた…スマソorz
115名無しオンライン:2006/12/29(金) 22:14:45.63 ID:UzZ7NQr9
>>109
パシリと一緒の料理屋か、いいなぁ
ところで何系料理の店なんだろ410や430ならファミレス、420なら中華料理屋なイメージあるが440だと想像が付かんな
116『』とワルキャス 〜待ち合わせ編:2006/12/29(金) 22:56:09.47 ID:krUzALJW
前回のあらすじ

〜工と口でエロとなる


―ニューデイズ 聖地エガム

『よう、待たせたな』
ヒュマ男の声。

「「よう、待たせやがって」」
キャストと、もう一つの声がハモって返ってくる。

『……ところでボブ、その君の横にいるちっこいのはなんなんだい?』
一瞬の沈黙の後、妙な笑い顔を浮かべながら尋ねるヒュマ男。
「なにを言ってるんだマイケル、彼女は僕の愛しいPMじゃあないか」
一方ワルキャスは、まるで股間ユニットを鷲掴みされているようなセツナイ表情で答える。

『そうか、よくわかったよボブ。ハンゾウを突きつけているからてっきり殺し屋かとおモルスァ』
ヒュマ男の言葉を遮るように、彼の顔に小さな鉄拳がめり込んだ。
「あ〜ん? なんか言いやがったでございますかァ?」
その鉄拳の主が、笑顔と青筋を浮かべながらドスの効いた声で尋ねる。

『いや、拙者何にも発言しておりませぬ。それにしても突然のこの所業、あんまりではござらぬか』
鉄拳を顔にめり込ませながらヒュマ男が答える。
ずぽんと手が抜かれると、たら〜りたらりと鼻から紅き液体が一筋流れた。
『うう、まったくひでーパシリだなおい…』
ティッシュを鼻に詰めながらワルキャスに小声で文句を垂れるヒュマ男。

「いやすまん。あれでもまあいつものことだ」
『ったく、パシリは連れてこないはずじゃなかったのか? アレはどういうことだよ』
「あー、まあ、その、なんだ… ハンゾウ突き付けられてゲロらされてなあ…」
がっくりと肩を落とすワルキャス。

「それで渋々箱の話したら、そんな面白そうなことに連れていかないとは何事だと言って
 ついてきやがってさあ…」
『おめーも大変だな…』
「そういえばお前は大丈夫だったのか?」
『当たり前だ。うちのパシリは躾がしっかりしてあるからな』
えっへんと言わんばかりに胸を張るヒュマ男。

「くそ、羨ましい奴… まあいい、とりあえず今日の打ち合わせだが…」
『ああ。4人…いや一人増えたから5人で東方に突入。オンマまで進んだらオンマで俺達はわざと戦闘不能になるんだったな』
「そうだ。そしてボスエリアに箱と450を残して俺達は中継地点に戻るんだ。
 そんでもって箱がオンマを倒して450が"キャーご主人様カッコイー!!"となるわけだ!
 名付けて"あっれー、間違えて中継地点にもどっちゃったよーでラブラブ"作戦ッ!!」

『……ひとつ聞いていいか?』
「なんだ」
117『』とワルキャス 〜待ち合わせ編:2006/12/29(金) 22:57:21.38 ID:krUzALJW
『"あの"450がそんな感じの台詞を言うと思うか?』
「…………………………………………うちのは言わないな…」
『うちのですら言いそうに無いぞ……』
「………………まあ待て待て。いくら東方オンマでもSなら箱一人じゃ苦戦する筈だ。
 そこを450が的確なサポートをかましてだな、二人の仲は急・接・近ッ!!」
『まあ、それなら大丈夫そうだが……心配だなあ……』
「はっはっはお前、心配性だなあ。……ところで箱はどうした?」
『そういえば遅いな。何時も10分前には来て、すみっこのほうで体育座りしてるんだが…』

ドド…

「だよな? 俺が来た時にはまだ居なかったし」

ドドド…

『なんかあったのか?』

ドドドドドド…

「ん? なんだこの音?」

「ひいええええええええええええええええええええ!!」
「まてええええええええええええええええええええ!!」
ドップラー効果を最大限に利用して、土煙を上げて目の前を疾走していく箱。
そしてそれをもの凄い勢いでストーキング?する440。

『……』
「……」
「……」

「ちょ、おくれてすみませんっ! もしよかったら見てないで助けてくださいよ〜〜〜〜〜!!」
「ハァハァ、次はこれに着替えましょうね〜〜!!」
妙に可愛い服をかざしながら追いかける440。

「……なあ、お前のパシリって躾がどうなってたんだっけ?」
『聞くな…聞かないでくれ… 俺が悪かったから……』
『とりあえずアレをなんとかしようぜ。一応箱の貞操のピンチだ』

「…そうだな…そうか?…まあいいか。 よし、410、出番だ」
「オレかよっ!! 自分でやれよ自分でっ!!」
「ほら、パシリのことはパシリが一番良くわかるだろ?こういうときに興味を引く台詞を言えばいいんだ」
ぼふぼふと410の頭を軽く叩くワルキャス。
「むぅ…仕方ない… じゃあ…えーっと…」
しばらく思案する410。
それを、どうやって止めるんだろうとwktkしながら見守るワルキャスとヒュマ男。
118名無しオンライン:2006/12/29(金) 22:57:24.35 ID:x9kc4RXb
>115 和食がイイ
119『』とワルキャス 〜待ち合わせ編:2006/12/29(金) 22:57:40.17 ID:krUzALJW
「こ…これしかない…かッ。  お、おーい!440!! お前の主人がA武器をモギらせてくれるってよ!!」
『な!? ちょっ、おま、ま、待てよ!!』
バヒュン
まるでワープでもしかたのようにヒュマ男の前に来て目を輝かせる440。
「ほ、ほんとですかご主人様! わーいうれしいですー A〜ぶき、A〜ぶき!」
『ん?何?何か俺言った? 最近物覚えが悪くてさぁーアッハッハー』

バババシュ

笑い飛ばそうとするヒュマ男に浴びせ掛けられる散弾。そして440の声。
「んふふ〜〜 ご主人様ってば、まだそんな老け込む歳じゃないですよー」
満面の笑みでシッガ・アムザをガシャコンとリロードする。
『あ、あははー あははー ちょうちょだー ちょうちょー』
目と身体と意識を440から逃がそうとするヒュマ男の顎に、冷たいバレルが押し付けられる。

「あらー、ちょうちょがご主人様の顎に〜 今追い払ってあげますねえー」
『いやほんとすみません。ルウ先生最新シリーズの限定版ゲットして浮かれてました。マジすんません』

「A武器は?」
『……提供いたします』

「やったあ!                    あとその限定版は処分しますね♪」
『あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ それだけはご勘弁をををををををををををを!!』
「だ・め・で・す(はぁと)」
「お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙まいがああああああああああああああああああああっ!」
ムンクの叫びもまっつぁおのすンさまじい表情で叫ぶヒュマ男。
「いや、まあ、なんつーか、A武器資金の半分は出すからさ…… 元気出せよ…」
そう言ってぽんと彼の肩に手を置くワルキャス。

『えぐえぐ、ぼくのルウ先生シリーズ限定版……えぐえぐ 付属の六分の一リアルフィギュア……えぐえぐ』
ヒュマ男の両の目からは、涙がオンマの撒き散らす火炎弾のように零れまくる。…哀れ…
「(ひ、悲惨だ……)      ……そ、それにしてもお前… プクク」
ジロリと410のほうを見てニヤニヤするワルキャス。

「わ、悪いかよッ! だ、誰だってA武器が食えるって聞いたら……ッ!!」
「い、いや、笑ってない。笑ってないよ        プクククククA武器モギモギッテオマエ…」
「笑ってんじゃねえかッ!!」
今度はワルキャスの顔面にめり込む小さな鉄拳。

「誰のせいだ! 誰のせいだあっ!!」
そのままマウントポジションで涙を振り撒きながらワルキャスを殴りつづける…が
「オレチガウオレチガウ              A武器…プクク」
「うがああああああああああああああああああああああああああああっ」
聖地エガムに怒号が鳴り響く。

箱「……… うわぁ…シャープツインズが刺さりまくってる……」
その惨状をぽかーんと眺める箱。
グラールは今日も正常運転であった。……多分。

つづく
120名無しオンライン:2006/12/29(金) 22:58:49.03 ID:krUzALJW
いやもうなんというか、お二人ともすまんorz
なんかこちらの勝手なイメージが先行してるような気がしてたまらないぜ(;゚∀゚)
121名無しオンライン:2006/12/29(金) 22:59:44.83 ID:x9kc4RXb
>116氏 スマン!!ぶった切ってしまった!
しかしつづき つ基盤/ワックワックック
122名無しオンライン:2006/12/29(金) 23:02:07.04 ID:krUzALJW
>>121
キニシナイ!!
つか読むの速ェェェェw

>>115
450が忘れ去られている件について
123名無しオンライン:2006/12/30(土) 01:11:39.26 ID:txGOcEyp
>>119
何と言う地獄絵図・・・w
箱が通った後には死体しか残らなかった


ちなみに450だが440と同じく考え付かなかった、忘れてたわけじゃないんだ、すまぬ・・・

考えるとするなら少々無理矢理だがあの450の服をエプロンとして食堂?w
和服とかあればよかったんだがなぁ・・・w
124名無しオンライン:2006/12/30(土) 01:24:56.43 ID:xku7cEre
>>120
あの2人がタッグ組むとこんな有様になるのかwwwwwワロチwwwwww
久々に爆裂ハイテンションで腹イテェwwww
続き楽しみにしてるんだぜ!! つ【基板/わっふるック】
125名無しオンライン:2006/12/30(土) 02:53:41.63 ID:4lgddCDg
飯屋じゃなくなるけど、俺は440にはお菓子屋とかして欲しいイメージが…。
うちの440はショコラを作りまくってるんだぜ。その場で食うけど。

>>120
この後はPC3人パシリ3体で冒険になるんだな、良いなー(見るとこ違う
いや、あなたの描写だとそれぞれの主人&パシリが何だかんだ楽しそうに見えてイイ
続き楽しみにしてるよ。
126名無しオンライン:2006/12/30(土) 03:25:34.95 ID:CMJTwPkn
 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /)
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   ぱぱーん!
|/レ/:| | //   //l/l`   ショコラができました!
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ







 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /)
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   とうぜんの けんり
|/レ/:| | //..   //l/l`
 |/、/.l .ト、. ・)フ:. ノノ./、
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
127名無しオンライン:2006/12/30(土) 03:59:06.42 ID:4lgddCDg
>>126
ああ、ご褒美確定してから作ってるからそれで良いんだ。
よしよし、良くやったな。
128名無しオンライン:2006/12/30(土) 04:37:42.37 ID:txGOcEyp
>>125
なんかうちの420に似てるな、こっちも料理つくりまくってる
まあ主にビス男が商品として作ってるだけだが・・・w

そしてつまみ食いされる・・・w
129名無しオンライン:2006/12/30(土) 06:33:39.72 ID:/4atv8Ig
>>123

450c「エプロンなんかつけて、オマエなにしとるん?」

450d「しゃぶしゃぶ作ってみました。」
450c「・・・・お肉薄切りにしただけやないの?」

450d「おでん作ってみました。」
450c「・・・・缶詰温めたただけやないの?」

450d「コルトバ汁(ジュース)作ってみました。」
450c「たべもんの合成は失敗せんようになったし。」

450c「それよかオマエ大切なこと忘れとるんよ。自分の髪の色みてみ。」
450c「それ全部、感染LV5入っとるんるんやないの?」

450d「><;」
130109:2006/12/30(土) 08:10:51.47 ID:u7c0ymtA
>>120
A武器モギモギさせるのは意外と経済状況に痛手が…ガフッw
でも、愛しいわが子のためならば!(キュピーン

>>115
ヒュマ助が開こうとしているお店はレストランと言うより大衆食堂です。
メニューは無く、注文されればお腹いっぱい食べさせる…という感じ。
440が得意なのはスイーツ系ですよ〜。

では、まったり系を投下です!
131ヒュマ助と440 1/2:2006/12/30(土) 08:12:04.09 ID:u7c0ymtA
ヒュマ助「ただいまー」
440「お帰りなさいませ、ヒュマ助様」
いつも通りにクタクタの様子で、ヒュマ助が自室へ戻ってきた。

ヒュマ助「いやぁ…東方から来たオンマって凄いね〜」
440「…?オンマゴウグがどう凄かったのですか?」
ヒュマ助「炎属性の癖に雨の中飛んでいるしさー…」
440「…」

440(ヒュマ助様…雨は別に氷属性では…)
そう思った440だが、口に出すのは止めておこうと思うのであった。

ヒュマ助「それはそうと、お腹空いたでしょ?今、ご飯にするからね」
440「ところで、今回の袋は特に大きいのですが…何が入って?」
ヒュマ助「ふっふっふ、シェフにはたまらない厳選素材…」
ヒュマ助が袋から取り出したのは、440の見たことの無い果物であった。

ヒュマ助「じゃじゃーん、サムシングフルーツ!」
440「いただきます(モギモギ…」
ヒュマ助「今まで基盤があっても素材が…って食べてるし!?」
440「…何か、微妙な味…」
ヒュマ助「駄目ー!wそのまま食べちゃ駄目ーっ!w」
132ヒュマ助と440 2/2:2006/12/30(土) 08:12:44.13 ID:u7c0ymtA
―数分後。
ヒュマ助「…と、いうように、セレブケーキ完成〜♪」
440「セレブ…(ジュルリ」
ヒュマ助「デザートに食べようね?440」
440「はい、ヒュマ助様…!(ワクワク」

食事も終わり、ヒュマ助が出来上がったケーキをお皿に取り分け、440に差し出す。
ヒュマ助「召し上がれ〜」
440「い、頂きます…!(モギモギ…」
ヒュマ助「…ど、どうかな?」
440「………」

無言のままでいた440が、残りをフォークに刺すと一口で食べてしまう。
ヒュマ助「わ、ちょ、ちょっと440…、あ、味の方は…」
440「何か、微妙な味」
きっぱりと言われてしまい、「そ、そっかー…」とうな垂れるヒュマ助。

440「微妙すぎて言葉に出来なかったので、その…」
うな垂れるヒュマ助の方は見ずに、手にした皿を突き出す440。
ヒュマ助「ぇ…?」
440「で、ですから、もう一切れモギモギします…!」

そっぽを向いた頬は桜色に染まり、ケーキの白いクリームがついている。
440「あ、味が判らなかったんです!判るにはもう一切れ食べないと…!」
そういって「ん!」とお皿をヒュマ助に向ける440。

ヒュマ助「…じゃぁ…」
440からお皿を受け取るとケーキを乗せずに、ヒュマ助はテーブルの向こうへ置いた。
そして、440の目の前に残りのケーキの乗った大皿をドン、と置いた。
ヒュマ助「440、微妙かもしれないけど、テイスティング宜しくね…?」

そう言って、嬉しそうににへら…っと笑うヒュマ助。
440「任せて下さい。こういう合成(?)には自信があるんですよ?ヒュマ助様!」
ケーキを頬張る440の顔は、満面の笑顔がだった。
133名無しオンライン:2006/12/30(土) 12:07:06.34 ID:TTpUOMGG
>>123
スマン、謝らせるつもりとかはなかったんだ。
語尾にwをつけるかどうか迷ったんだが付ければよかった…[´・ω・`]

450は薬屋とかサプリメントバーとか…って食堂じゃないなw

>>124
火と火が合わさると炎になるらしいぜ!w

>>125
それは土台がいいからだと思うんだ。
『』氏もワルキャスもキャラが立ってるからなあw

>>131
>ヒュマ助「炎属性の癖に雨の中飛んでいるしさー…」

      ___       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/|\ /´∀`;::::\ /|\<  あれは超我慢してるんだぜ?
⌒⌒./    /::::::::::| ⌒⌒  \______
   | ./|  /:::::::|::::::|
   | ||/:::::::::|::::::|
134名無しオンライン:2006/12/30(土) 18:32:20.02 ID:gRwJfND0
ツマンネ

特に箱のやつ
135名無しオンライン:2006/12/30(土) 20:52:45.56 ID:VWI4lJy3
>>133
何か凄く危ない450が思い浮かんでしまったわけだが。<薬屋450
136名無しオンライン:2006/12/30(土) 23:41:41.38 ID:bmgULS3i
日付が変わるまでレス無かったら
オキクがPM化
型番は666
137名無しオンライン:2006/12/30(土) 23:44:00.12 ID:t20BGx+R
>>136
そりゃすげぇ
だ が 阻 止
138名無しオンライン:2006/12/30(土) 23:49:48.13 ID:bmgULS3i
>>136
早いなオイ!!
ちょっとは夢みさせさせてくれwww
139名無しオンライン:2006/12/30(土) 23:53:02.00 ID:t20BGx+R
>>138
オキクがミッション行ってみーよ?
「イッペン死ンデミル?」とかいいながら髪の毛で敵をバッサバッサとww
オキク…おそろしい子…
140名無しオンライン:2006/12/30(土) 23:55:59.70 ID:bmgULS3i
スマン色々誤爆した
スレ汚してスマナイ
m(_ _)m
慣れない事はするもんじゃネェーな
('A`)
410に癒されてくる
141名無しオンライン:2006/12/31(日) 00:00:18.91 ID:Zk4cc3qf
誤爆だったのか?!w
たまにはこういうのもありかと思って見てたよw
142名無しオンライン:2006/12/31(日) 00:07:19.68 ID:WP7BvdIK
>>141
正確にはレス番と誤字の事なんだ。
メンドかったんでまとめて誤爆にしたんだ……スマン
て、何時のまにか410が……オレは主人失格だ……
_| ̄|○
143137:2006/12/31(日) 00:13:16.54 ID:ZFhro8Ur
なんかそくせきで書き上げたから初投下
誤字・脱字・おもしろさは保証できませんorz
144137:2006/12/31(日) 00:14:05.67 ID:ZFhro8Ur
キャス子「大晦日だね」
410「大晦日ですね」
キャス子「ねぇ410?」
410「なんですか?ご主人様」
キャス子「私の武器や防具、基板1つで必ず1つは作ってくれてありがとうね」
410「ご主人様のPMですから」
キャス子「これからもよろしくね410」
410「よろしくお願いしますご主人様」
キャス子「ふふ…頼りにしているわ」
410「はい、ご主人様が信じてくださる限りは必ず成果を出します」
キャス子「さて、2006年も最後…今日は丸一日貴方とミッションをやりまくるわよ」
410「どこまでもついていきますご主人様」
145137:2006/12/31(日) 00:15:18.69 ID:ZFhro8Ur
丸一日ミッションやりまくるというの以外は事実なので書いてみました
あまり良い出来ではないと思いますができれば感想をお願いします
146名無しオンライン:2006/12/31(日) 00:32:37.42 ID:nu0shcyn
>>145
主人とPMの絆の深さがにじみ出ている
何か大事な物を思い出した気がしたよ







うちの410が失敗続きだがw
147名無しオンライン:2006/12/31(日) 00:37:26.45 ID:N4SNldOe
今年一年はココにお世話になりました。
感謝の気持ちを込めて初投下ー

ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1812.jpg
148名無しオンライン:2006/12/31(日) 01:24:38.47 ID:7DhntjJ4
>>147
GJ! 不覚にも萌えたwww
ここはいい絵師が集まりますねw

149名無しオンライン:2006/12/31(日) 01:48:22.39 ID:DCn/pEnF
105氏のを読んで古風趣味なら
メイド服より割烹着だろ…とか描いたら
原型とどめてねえや、なにこれ(;^ω^)
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1815.jpg

>>144
いい410だな…うちの450も見習って欲しいのだぜ;
>>147
ニャンポコ可愛いよニャンポコ
こういう絵描けるの羨ましいデスよ〜
150名無しオンライン:2006/12/31(日) 02:24:17.36 ID:7DhntjJ4
>>149
給食当番のビス子に見えた…スマネw
割烹着なら着物の上が似合いそう…だが、そうなるとパシリ全然関係なくなりそうだなw
151ヒュマ男と410 1/6:2006/12/31(日) 02:53:43.97 ID:+WHfQtet
〜ニューデイズ・ミズラキ森林地帯〜

ヒュマ男の携帯端末から、ミッション終了を告げるコール音が鳴り響いた。その音を聞き、彼に対して得意げに踏ん反り返る420。

420 「どう、劣等種?中々の早さでしょ?」
ヒュマ男「ああ、確かにクリアタイムだけ見れば大したものだ」
420 「ふふん、調査任務で長いことここに居たんだもん。当然の結果よ」

今回受諾していたミッションは、ミズラキ森林地帯の保護、早い話がこのエリアのエネミーの掃討である。
それと大事なことを一つ、この二人は主従関係ではない。ヒュマ男は自分のPMを所持しているし、420にもちゃんと主人がいる。
ちなみに420の主人というのは、ヒュマ男の新人時代の教官を勤めていた人物だ。
ヒュマ男が正式なガーディアンズとして独立した後、教官と420は彼と別れて新たに長期任務についていた。
そのまま結構な時間が流れ、ヒュマ男が彼女らと再会を果たしたのは、つい最近のことである。
そんな繋がりから、このミッションにはヒュマ男と教官、そして彼らのPMである410と420、計四名が参加していた。

ヒュマ男「しかし、余計な被ダメージが多すぎるな。何を張り切っていたかは知らんが、正直言って突っ込みすぎだ」
420 「む〜、何よ、その分早く終わったならそれでいいじゃない」
ヒュマ男「確かに早いにこしたことはない。とはいえ今回のミッション、そこまで急を要するものでもなかったはずだ」
420 「だったら何だって言うのよ」
ヒュマ男「俺のこの片手杖、レスタとレジェネがセットされている。そしてPPはほぼ空だ。理由は言うまでもあるまい?」
420 「う…」
ヒュマ男「一つきりの命だ、大事に使え。この程度のミッションで捨てるのは馬鹿馬鹿しすぎる」
420 「わ、分かったわよ…」

ヒュマ男の評価は厳しいが、それは彼なりの気遣いでもある。それを知ってか、420は割と素直にその言葉を受け止めた。
最初のころはまるで馬が合わなかった二人だが、かつて起こったとある出来事を通して、今はそれなりに互いを認め合う仲である。
そんな二人を少し離れた樹木の陰から、そっと伺う小さな人影があった。

410 「……はぁ。私のご主人様なのに…」

暗い表情で深く溜息を吐くこの少女――彼女こそヒュマ男のPM、410である。
PMとしては珍しくもないが、彼女は主人であるヒュマ男を慕っている。大大大好き、愛している、そういうレベルでだ。
当のヒュマ男にロリコン趣味はないらしく、女性そのものに対しても割と淡白。それは410の大きな悩みの種ではあるが、
同時にヒュマ男の女性関係において、余計な心配事を抱え込む必要がない利点とも言えた。言えたはずなのだが…

410 「うう…ちゃっかり手なんか握っちゃって…」

正直なところ、410にとって420の存在は少しばかり面白くなかったりする。
理由としてはまず一つ、420がヒュマ男に送る視線――明らかに自分と同種のものだ。友情以上の感情を抱いているのは間違いない。
そしてもう一つ、ヒュマ男の420に対する態度――彼女に対して明らかに心を許している、これもまた間違いないだろう。
以前聞いた話から、教官と420はヒュマ男の新人時代の恩人であり、特別な存在というのは理解している。
だからといって、そう簡単に納得できるものでもない。
152ヒュマ男と410 2/6:2006/12/31(日) 02:55:13.57 ID:+WHfQtet
410 「あーうー…何であの子はあんな風に――」

無意識にだがつい力が入り、410の指が樹の幹をえぐってしまう。そんな彼女の背後に、新たな人影がゆっくりと近づき、

教官  「駄目よ、樹を傷つけちゃ」
410 「きゃう!?」

ひたすら独り言を呟いていた410に、突然教官から声がかけられた。当然のように410は驚くが、教官はそれを尻目に幹を撫でた。

教官  「分かるでしょ?このミッションはミズラキの木々を守るのが目的なんだから」
410 「あう、本当にごめんなさい…」

教官に諭され、ようやく我に返る410。同時に、今度は目に見えて落ち込みだした。教官はそんな彼女の頭を優しく撫でつつ、

教官  「素直で宜しい。あなたは本当にいい子ね」
410 「いい子なんかじゃないです…。こんなことでは私、ご主人様のPM失格です…」
教官  「あなたは良くやっているわよ。色々と規格外な彼に、ちゃんとついて行ってるもの」
410 「ですが――」

教官の励ましも今の410には通じないらしい。教官はしゃがみこんで410に目線を合わせると、にっこりと微笑んだ。

教官  「410ちゃんは寂しいのよね?ご主人様に甘えたいのに上手く甘えられないから。だから420に嫉妬しちゃってつい――」
410 「………」
教官  「違うかしら?」

教官をポカンと見つめていた410が、感心したように口を開いた。

410 「…その通りです。やっぱり教官さんはすごいですね…。ご主人様があなたを尊敬する気持ち、良く分かります…」
教官  「うふふ、ありがとう。でも彼ってば、本当に困ったご主人様ね。あなたをほったらかしで…」

その言葉に410は目を伏せ、力なく首を横に振った。

410 「その、ご主人様は悪くないんです…。教官さんたちに再会できて、すごく喜んでいるのは分かりますし…」
教官  「410ちゃん……」
410 「あんなに嬉しそうなご主人様、私は初めて見ましたから…。だから、仕方が無いのかなって…」

寂しそうに笑う410。その姿にいたたまれなくなり、流石の教官も表情を曇らせてしまう。

教官  「そんな辛そうに笑って…」
410 「あ、えっと…ミッションも無事終わりましたし、私たちも戻りましょう。先、行ってますね」

誤魔化すようにそう言うと、410は教官から逃げるように走り出した。その後姿を見つめながら、教官は溜息混じりに呟いた。

教官  「もう、無理してるのが見え見えじゃない…」
153ヒュマ男と410 3/6:2006/12/31(日) 02:56:57.07 ID:+WHfQtet
〜ガーディアンズコロニーF4〜

無事ミッションを終了し、ガーディアンズコロニーへと帰還したヒュマ男たち四人組。
皆が一息つく中、一人はしゃぎ気味な420が口を開いた。

420 「ねぇねぇご主人様、折角早めに終わったんだし、皆でどこか遊びにいきましょう」
教官  「ごめんなさいね。これから彼と大事なお話があるの。悪いけど410ちゃんと先に帰っててもらえるかしら?」
420 「え〜?そんなのつまんない!」
教官  「ガーディアンズのお仕事の話なのよ。分かってくれるわよね?」

例えPMという立場であっても、420には自分もガーディアンズの一員という自覚がある。それ故に、仕事ということなら素直に従う。

420 「…そういうことならしょうがないか。分かりましたご主人様」

そう言うと420は410の方を向き、

420 「ってわけだから帰るわよ。ご主人様たちの邪魔をするわけにはいかないんだから」
410 「………」
420 「ちょっと、あんた人の話きいてるの?」

420の言葉に410は反応を示さない。意図的に無視しているわけではない様だ。うつむいたままで、ぼぅっとして居るように見える。
そんな410に、今度はヒュマ男が声をかけた。

ヒュマ男「おい、410!」
410 「……え?あ…な、なんでしょうか?」

はっとしたように410。

ヒュマ男「その調子だと教官の話も聞いていなかったか。もう少ししゃきっとしろ、疲れるほどのミッションではなかったはずだ」
410 「ご、ごめんなさいご主人様…」

今度は反応があったが、明らかに元気がない。ヒュマ男は420の方を向き、

ヒュマ男「チビ助、とりあえずこいつを部屋まで送ってやってくれ。見ていてどうにも危なっかしい」
420 「しょうがないわね、まぁ一応私のほうが先輩なわけだし。ほら、行くわよ」
410 「……はい、すいません…」

410を宿舎へと引っ張っていく420。それを見送りながら、ヒュマ男は僅かに眉をしかめた。

教官  「流石のあなたも気がついているわよね?410ちゃんの様子がおかしいことに」

既にベンチに腰を下ろしていた教官がヒュマ男にそう話しかけた。彼女に習い、ヒュマ男も同じように腰を下ろした。
154ヒュマ男と410 4/6:2006/12/31(日) 02:57:52.88 ID:+WHfQtet
ヒュマ男「ああ、ここのところずっとあんな感じだ。一人で置いておくと、妙に沈み込んで周りが見えてない時がある」
教官  「今日のミッションでもそんな感じだったわね…」
ヒュマ男「戦闘時の思い切りの良さも無くなっていた。悪い傾向だ。昔のあいつ――妙に迷いを抱えていた時期に戻ったようだ」

ヒュマ男はそう言うと、深く溜息をついて見せた。主人である彼の様子からも、410はかなりの重症らしい。

教官  「少しは410ちゃんとお話してみたの?」
ヒュマ男「してはみたが、何でもないの一点張りだ。様子がおかしいのは分かりきっているが、どう扱っていいのやら…正直困っている」
教官  「それで、あなたはこの先どうするつもり?」
ヒュマ男「とりあえず、あいつが事情を話すのを待つ。駄目そうならGRMのPM開発部まで連れて行って、カウンセリングでも受けさせる」

その言葉に、教官は顎に手をあて考え込む仕草をしながら、

教官  「…今の状態じゃ、あの子の方からというのは正直難しいと思う。それに、カウンセリングで解決するものでもないと思うわ」
ヒュマ男「何故だ?」
教官  「まず前者。今回の件、私と420が大きな要因の一つだから。そして、410ちゃんが気遣いの出来るいい子だから」
ヒュマ男「さっぱりわからんぞ?」

頭に?を浮かべるヒュマ男を無視して教官は続ける。

教官  「次に後者。仮にカウンセリングが成功したとしても、一時しのぎにしかならないわ。結局、また同じことの繰り返し」
ヒュマ男「どういうことだ?」
教官  「410ちゃんが欲しいのは、カウンセラーじゃなくてあなたの言葉よ。本当の意味であの子を救えるのはあなただけ」
ヒュマ男「……むぅ」

さっぱりわからない、そういった様子のヒュマ男。

教官  「とにかく相手任せ、人任せじゃ駄目。あなたの方から行動を起こしなさい。きっと、あなたにとってもいい経験になるはずよ」
ヒュマ男「………」

教官はそう締めくくったが、肝心のヒュマ男の方は難しい顔で考え込むばかりだ。そんな彼に教官は呆れ顔で言った。

教官  「あなたって本当に困った人ね。並のガーディアンズじゃ手も足もでないミッションを涼しい顔してこなすクセに…」
教官  「こういったこととなると、からきし駄目なんだから…」
ヒュマ男「………」

考え続けるヒュマ男に教官は真剣な表情を向け、

教官  「メンタル面にかなりの負荷がかかっているのは間違いないわ。出来るだけ急ぎなさい。410ちゃんが大切なら尚更にね」

それだけ言い残し、立ち去っていった。自分一人になったベンチに深く寄りかかり、ヒュマ男は思わず天を仰ぐ。

ヒュマ男「……そうは言うがな、教官――」
155ヒュマ男と410 5/6:2006/12/31(日) 03:00:05.56 ID:+WHfQtet
どれくらいの間そうしていただろうか…ふいにヒュマ男は体を起こした。
原因は、自分に向けられる明らかな敵意を感じ取ったからだ。更に言うならその敵意には覚えがある。相手は恐らく――

ビス子 「あ、こんにちはヒューマンさん。先日はお世話になりました」

すぐ脇を通りがかった二人組の片方が、ヒュマ男へと挨拶した。
挨拶の主は可愛らしい小ビースト――ほんわかふわふわ、マイナスイオン全開という感じで、敵意という言葉には程遠い。

430 「(ちっ…)…お久しぶりですね」

続いてその隣に立つPM――挨拶は小さな舌打ち交じり、視線はまるで射抜くよう――彼女こそがビス子のPMにして敵意の発信源である。

ヒュマ男「…やはり、か。相変わらずだな二人とも」

とはいえ、その敵意をいちいち気にするようなヒュマ男ではない。それをすっぱりと無視してビス子に話しかけた。

ヒュマ男「そのゲートからとなると、キミたちもニューデイズ帰りか?」
ビス子 「はうはう、新しいお茶の葉を仕入れてきたのですよ。そのぅ、ちょっとだけ高級な品なのです、えへへ…」
ヒュマ男「なるほど、それは結構なことだ」

ビス子はかなりのニューデイズ贔屓であり、その方面の知識も豊富である。彼女の仕入れたというお茶も、特別なものなのだろう。
ヒュマ男は以前彼女からの相伴に預かった、ニューデイズ特産料理であるすき焼きを思い出す。あれはかなりの美味だった。

430 「ご主人様、私はなんだかすごく喉が渇きました。今すぐ戻ってお茶にしましょう」

そんなヒュマ男を無視して430はビス子を促す。ヒュマ男自身も少なからず自覚しているが、どうにもこのPMに嫌われているらしい。
とはいえ実際のところ、この430は主人に近づくもの全てに排他的である。これもまた、ビス子を愛するが故に…という奴なのだ。

ビス子 「はう、折角なのです、ヒューマンさんもご一緒しませんか?このお茶、ご馳走するのですよ」

だというのに、そんなことを言い出すビス子。当の430は『な、なんてこったー!!』といった感じで固まっている。

ヒュマ男「…そうだな、頂くことにしよう」

ヒュマ男はその誘いをあっさりと受け入れた。ガーディアンズに入る前は、こういった経験がまるで無かった彼だったが、
新人時代、教官の食事に度々お呼ばれしているうち、いつしかお茶や食事の誘いを受ける事が、ちょっとした楽しみとなっていた。

ビス子 「わぁい!それではいきましょ〜!はうはう〜」
430 「…くっ、い、行きましょう」

上機嫌で歩き出すビス子と、微妙に顔を引きつらせながら歩き出す430。その後をヒュマ男はゆっくりとついていく。
お茶のことは確かに楽しみだが、ずっと考え事で頭が一杯だったヒュマ男としては、気分転換もしたいところだった。
410のことは未だに解決できそうにないが、この二人に関わることで何か閃きが生まれるかもしれない、そんなことも考える。
色々と思案していたヒュマ男に対し、430が一度だけ振り返り、――ギロリ!と思いっきり睨みつけてきた。
ヒュマ男の方は呆れ気味に肩をすくめつつ、小さく呟いた。

ヒュマ男「……やれやれ。今回の件、中々手を焼きそうだ」
156ヒュマ男と410 6/6:2006/12/31(日) 03:02:47.18 ID:+WHfQtet
〜ビス子のマイルーム〜

ミカン完備のコタツの中に、足を納めているヒュマ男と430。ちなみにこの部屋の主であるビス子の姿は見当たらない。

ヒュマ男「一般にお茶汲みなどというものは、PMの役目ではないのか?」
430 「あなたとご主人様を二人っきりにするつもりはありませんので」
ヒュマ男「…まぁいい。俺の命を狙うほどのお前だ、任せておいたら毒物混入くらいは平気でやりかねん」

その言葉に、430は大げさに髪をかきあげ、

430 「その点ならご心配なく。あなたを殺るとしたら、そんなまどろっこしい手を使いやしません」

その手が音もなくミカンのカゴへと伸びた。中の一つを無造作につかみとると、そのまま上空に放り投げ――
――しゅん!…ぽす。
彼女の伸ばした右腕の先――いつの間にか握られていたビームガン、銃口の上にはミカンがピタリ、狙いの先はヒュマ男の眉間。

430 「こっちの方が手っ取り早いですから」

そのまま手首だけで銃身を跳ね上げ、銃口の上のミカンを放り上げて左手でキャッチ。彼に対するあからさまな挑発だ。

ヒュマ男「…狂った様な速さ、冗談の様な精密さ、中々面白い出し物だ。とはいえ、食い物を遊び道具にするのは感心せんな」
430 「はっ!もうちょっと気の利いたことを言ったらどうです?」

ヒュマ男の言葉を鼻で笑い、銃を仕舞った430が、手の中のミカンを剥きに掛かった。ミカンの中心に指を差し込んだところで…

430 「テメェ…!食い物を遊び道具にするなとか言ってやがったのはどこのどいつだ!?」

どこかすまし顔だった430が、態度を一変させた。

ヒュマ男「食する上での問題はあるまい?お前の様なPMにはちょうどいい冷却剤だ。遠慮なく食らうがいい」

いつの間にやらヒュマ男の手には片手杖。目には目を、挑発には挑発を、430のミカンはすっかり冷凍ミカンと化していた。

430 「(ガリゴリ)フローズンヒットでテメェの頭も冷却してやろうか?(ボリボリ)勢い余って脳漿ぶちまけるかもしれねぇけどな」

冷凍ミカンを皮付きのままで、まるかじりしながら430。

ヒュマ男「(むきむき)想定外の事態というものは、いつだって起こりえる。(モグモグ)それを自覚した上でなら好きにするがいい」

カゴからミカンを取り出し、同じくまるかじり(ちなみに皮は剥いた)しながらヒュマ男。

430の力強く射抜くような…いや、むしろ射殺すような視線、そして、ヒュマ男の静かな…だが、大きな威圧感をはらんだ視線、
それら二つが交じり合い、部屋の空気が黒く、重いものに変質していく。
もはや空気というレベルではない。瘴気、そう言っても差し支えないだろう。パノン程度のエネミーならば、それだけで消滅しかねない。
強者と強者の睨みあい…絵としては非常に映えるもののはずだが、コタツとミカンが微妙に台無し感を漂わせていた。

ビス子 「は、はううううううぅぅ…」

そんな中、お盆を持って何も知らずにやってきたビス子。見事にこの瘴気に当てられて、半泣きになって震えていた。


…続く
157156:2006/12/31(日) 03:13:06.42 ID:+WHfQtet
410の話題出てたし、420の絵も投下されてたしチャンスかなと…
たまには時期的なネタをってことで年末恒例隠し芸大会…ごめん、無理あった
小ビス子と430の作者さん、またお借りしました
正直ちょっと調子に乗りすぎたかもしれません。反省してます

410が幸せになれる話を…と思ったのですが、前半で消えてますね…
それと戦闘絡まないヒュマ男は、割と駄目な人だと思ってます
ローグス女首領と戦うわけでも、箱のキューピットをするわけでも、
クバラシティで暴れるわけでも、家出騒動を起こすわけでも、
自分の店を持つわけでもない、事件とすら言えない様な小さな話ですが、
よろしければお付き合いください。つっても仕事忙しすぎて続きいつになるやら…
158名無しオンライン:2006/12/31(日) 07:26:05.39 ID:mU9sdhlm
>>157新作キター(・∀・)
しかしこう見ると、誰一人ラブラブ三昧イチャイチャしまくりな
ご主人様とパシリって居ないのね。
くっついちゃうと話し終わりな気もするけど(ノ∀`)

ところで、クバラシティで暴れるという話しですが
420が誘拐されるときニュースで流れていたのがヒュマ男さんの410のつもりだったのです
ヒュム男と書いてしまってたのに今気が付きました(⊃д⊂)
誘拐描写はあえて外したのですが、裏目に出たようで・・・
改めて許可をくださいませorz

日付様、使えそうな設定ありがとうございます。是非活用したいと思います
口調については今のままで良いということで、了解です。
ロンリーヒーローが地でしゃべってくれる展開・・・書けるといいなあ

ビス男様、自分的には美味しい役をと思ったんですがスミマセヌm(_ _)m
後半に期待しててください、大活躍?予定・・・かな
戦闘スタイル等お教えくださるとありがたいです。

箱様、プロフィール熱望!箱と450両方お願いしますm(_ _)m
なんせ主役ですから!(箱寝っぱなしですが・・・

では、夜勤中なのでこれにて。
1591/2:2006/12/31(日) 11:55:48.30 ID:f9JIw8b2
「ごー主人様っ」

ベッドの上であぐらをかいてデータ化されていない書類を整理していると、
不意に声が聞こえ、両肩に何かが触れる感覚。

「ん……どうした?」

ついで背中にも何かが触れ、左肩に先ほどより少しだけ強い力がかかる。

「お掃除が終わりましたので、お手伝いにきましたっ」

振り向かずとも分かる。
声の主は俺のパートナーマシナリーGH440であり、
彼女は今、後ろから俺にくっついて頭を左肩にのせている。

「ふむ、お疲れさま。はは、手伝ってもらうほどの仕事ではないけど…
 折角だから頼もうかな」

「はいっ」

440は嬉しそうに返事をすると、前に回り込み、組まれた俺の足の上に腰を下ろす。

「…あれ……本当にあとちょっとなんですね…」

「うん、元々たいした量じゃなかったからな。後は最新分をデータ化するだけだ」

書類を覗き込みながら、440は帽子を取り、体の前に抱える。
この体勢で帽子を被ったままだと俺の視界を遮ってしまうことを把握しているからだ。

「これですね。すぐ終わりますよー」

そういうと440は最新の日付の入った数枚の紙を持ち上げ、端から目を通していく。
ただでさえ分量も少ない、彼女がやれば本当に一瞬だろう。
なにせ、見た物をそのままデータ化できるのだ。

「終わったらビジフォンに転送しておいてくれ」

「分かりましたー」

俺は他の書類を手に取ると、束ねてベッド脇のスペースに移動する。
そして手持ちぶさたになると、左手を440の頭にのせ、髪に優しく指を通す。
440は小さく息を吐いた気がしたが、別に反応を返すわけでもなく作業を続ける。
もう慣れっこなのだろう。
1602/2:2006/12/31(日) 11:56:09.26 ID:f9JIw8b2
少しして、440は手に持っていた書類を束ねると、先ほど俺が積んだ書類の上にのせる。
何も言わないが、作業が終わったと言うことなのだろう。
その後、ゆっくりとその背中を寝かし、俺に体を預けてきた。

俺は先ほどまで440の頭にのせていた左手を降ろし、静かに440の体に回す。
440はその手で遊んでいた俺の右手を捕まえ、やはり体の前に持ってくる。
そして俺の右手に両手を添えたまま、ゆっくりと目を閉じる。
俺も少しだけ窓の外の宇宙を眺めた後、目を閉じた。

とてもゆったり流れる至福の時。

触れ合った手で、そして洋服越しに全身で感じるお互いの暖かさ。

俺は人間で、彼女はキャスト。
俺が主人で、彼女は従者。

しかし、もはや決して欠かすことのできない存在であることは、お互い同じ。

俺の手に、無意識のうちに少しだけ力がこもる。

そう、これが、ガーディアンズである俺が、世界よりまず先に守り通すべき、存在。
いつまでもお互いを求めあって共に居たい、大切な、パートナー。


------------------------------------

>>158を見て試しに書いてみるテスト…のはずだったのだが、
気がついたらNPCの撃つSUV並に方向性がそれてしまった上、
ラブラブイチャイチャというよりただのベタベタになってしまった。難しいなorz
メ欄にも書いたけどいつものリボン440と主人ではないのであしからず。
リボン440がいつか見る夢…かもしれないけれど。
161名無しオンライン:2006/12/31(日) 23:37:00.60 ID:SG8c5aJZ
昼間に勢い任せに投下してしまった故に連投になってしまって申し訳ないが、もう一個行きます。
今度はいつものリボンの方で、年末ネタを。
お目汚しの上塗りですが、年も明けるので水に流してやって下さいorz

あぁ、440に会いたい…。
1621/4:2006/12/31(日) 23:37:26.21 ID:SG8c5aJZ
『ハルのNew Year's Radio!次のメッセージ行ってみよう!
 ”SEEDで父も母も失って、一時期随分やさぐれてしまったけど、
  あなたが優しく接してくれたおかげで道を踏み外さずに生きて来れたと思います。
  今更だけど、本当にありがとう。
  …良かったら、これからは姉さんって呼んでも良いでしょうか”
 なんだか、深い事情がありそうだけど、とっても心の暖まるお話ね。
 投稿者はパルム在住の…』

そろそろ同盟歴103年も終わろうとしている。
ラジオから流れ出る年末特番を聞き流しながら、私は俗に言うところの『大掃除』をしていた。
毎日の掃除で手を抜いたりはしていないが、普段では掃除が困難な部分というのも多々ある物で、
そう言ったところを徹底的に掃除しているわけだ。

「ひゃっ!」

顔に水滴が飛んできて、思わず悲鳴を上げてしまう。
今はショップスペースの掃除……壁際のショーウィンドウガラスと格闘していた。
この大きなガラスはパートナーマシナリーの身長では上の端まで拭くのは不可能。
(いや、浮遊機能があった頃ならその限りでもないか。)
なので長い棒の先端に布のクリーナーがついた道具で磨いているのだが…
非常にローテクなこの道具、自分で水を染みこませたりして使うしかない。
気を抜くと道具からたまに水がはね飛んでくる。

「むぅ……」

側に置いておいたタオルで、顔に着いた汚水を拭き取る。
服に付かなかったのは不幸中の幸いか…

「ご主人様ぐらいの身長があればなぁ……」

ここ数日、ご主人様は不在だった。
故郷の風習の都合で、どうしても帰郷せざるを得なかったらしい。
ご主人様の故郷は遠い惑星だ。一度出かけるとどうしても数日帰って来れない。
最初はご主人様も私を連れて行ってくれるつもりだったらしいのだが、
遠くにあるその惑星とは高速な通信手段が確立されておらず、
状況把握の通信が確保できないとして、ガーディアンズ本部から許可が下りなかった。
久しぶりに自分の所有者がご主人様ではなく、ガーディアンズだと思い知った。

…尤も、掃除はパートナーマシナリーである私の仕事。
仮にご主人様が居たとしても手伝わせる気はないし、
むしろ不在なので気兼ねなく掃除が出来て良い。

「はぁ…」

……そのはずなのに、何となく気乗りがせず、ため息が出る。
1632/4:2006/12/31(日) 23:37:49.08 ID:SG8c5aJZ
『えーと、次のお便りは…これ。
 ”全太陽系の同士諸君!今年も巫女様のおかげで素晴らしい一年となった。
  翌年もきっと、巫女様が素晴らしい年にして下さる。
  感謝の気持ちを込めて、さあご一緒に、スキスキ巫女様、ラブラブグラール!”
 …えーっと、ペンネーム”ニューデイズの赤髪”さんからでした。
 うーん、ファンクラブの皆さん、応援するのは良いけど、大騒ぎは程々にね?』

さて、漸くショーウィンドウとショーケースが磨き終わった。
これでショップスペースの掃除はあらかた終了。
使っていた雑巾をすすぎ、絞る。

…あ、そうだ、玄関も簡単に掃除しておかないと。
玄関と言ってもガーディアンズコロニーの居住区画、
通路…というより廊下とルームを繋いでいるだけなので、さほど酷い汚れではないはず。
私はとりあえず絞り終わった雑巾をそのまま持って、ルームの入り口に向かう。

プシュー…

自動ドアが開いて外に出てみると、外は思ったより静かだった。
クリスマスの雪の演出は無くなった物の、何となく肌寒く感じる。

ふと、右の方から二つの人影がやってくるのが見えた。
どうやらキャストの女性と…そのパートナーマシナリーのようだ。
二人とも大きな袋を抱えている。正月に向けての買い出しだろうか。

別にそんなに狭い通路でもないので、私は気にせずに扉の掃除にかかる。
すると、二人が背後を通り抜けたと思われる少し後、声が聞こえてきた。

「…そう言えば、うちも玄関の掃除をしてなかったかしら。
 450、した覚えある?」

「いえ、私はしてません」

「そっか。じゃあ帰ったらやらないとね」

「ええー…また掃除ですか?……年越しソバ…」

「あはは、二人でやればすぐ終わるわよ。働いた方がおそばも美味しいと思うし、ね?」

「はーい…」
1643/4:2006/12/31(日) 23:38:13.11 ID:SG8c5aJZ
…………。

プシュー…

私は部屋の中に戻ると、雑巾を乱暴に床に叩き付けた。
そのままベッドに向かい、俯せに倒れ込む。

何だろう、このやるせない気持ちは。
別に何かあったわけではないのに。
大掃除しなくちゃいけないのに。
目の周りが熱くなっているのを感じる。

『あら、もう今年も残り一時間?ハルのNew Year's Radio!も後一時間ね。
 少しスピードアップしていっきま〜す』

ベッドの近くのビジフォンから聞こえてくるラジオがとても五月蠅く感じる。

切ろう…

動きたくない気持ちを振り切って、のそのそと体を起こす。
そして手を伸ばし…

『”親愛なる我がパートナーマシナリーへ。”』

手が止まる。

『”私がガーディアンズになってから早くも4ヶ月が過ぎようとしている。
  その間色々あったけれど、こうして無事に任務をこなして来れた。
  これはいろんな人の協力、そして何より、お前のおかげだと思う。”』

そういえば、私のご主人様がガーディアンズになったのも丁度4ヶ月前の大量採用の時だったな。
この4ヶ月のメモリーが一瞬にしてフラッシュバックする。

いや、一瞬ではフラッシュバック出来なかった。
それだけ、いろんな事があった。

…ご主人様…。

『”直接言うことは出来ないけれど、お前にはとても感謝している。
  本当にありがとう。そして、こんな主人だけど、来年もどうか宜しく頼む。”』

…ご主人様……私…。

自分のメモリーに飲み込まれていたので、一瞬反応が遅れる。

…ん。
…直接…言えない…?
え、まさか、これって……?
ハルさん、投稿者は?!
1654/4:2006/12/31(日) 23:38:43.24 ID:SG8c5aJZ
『ガーディアンズの方からの投稿ね。パートナーを思いやるなんてすてき!
 お名前は…あれ、匿名希望?
 投稿者さん、直接いえないぐらい恥ずかしがり屋さんなのは仕方ないけど、
 せめて名乗らないと伝わる思いも半減ですよ〜?』

と、匿名…恥ずかしがり屋…。

……。

ご主人様のわけ、無いか。
ガーディアンズの発表ではガーディアンは50万人程居るらしい。
それぞれがパートナーマシナリーを持っているわけで…
今の投稿がご主人様である確率なんて、
マヤリーフィーバーが正面からBUGに一発で当たる確率より低いだろう。

でも。

万が一って事も…

ご主人様も私を『確率をひっくり返す才能がある』って言ってたし…

「…でも、ありえないよね」

自分に言い聞かせて。

…とりあえずピッカピカのルームで帰りを待ちかまえてみよう。
何となくお掃除が楽しくなった気がする。



拝啓、パシリスレの皆様。
大掃除は終わりましたでしょうか。今年は本当にありがとうございました。
綺麗な部屋で、パートナーと一緒に心機一転、新しい一年を迎えて下さいね。
良いお年を!
敬具。

(ラジオは全ガーディアンズに配信されているので、もしも半端な時間を持てあました方は
 自分のパシリが聞いたらどんな反応をするか妄想してみたりしてくれるとちょっと幸せです。)
166名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:20:52.64 ID:CPowKjlG
とりあえず「箱」はW2住人だということを把握した。
167名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:21:11.91 ID:z7w0A72c
箱の人の流れたぜ。今年も皆よろしくな
168名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:22:15.64 ID:CPowKjlG
>>166は早とちりだな。
よく考えなくてもW1W2共通メッセージだろうしな。
169名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:23:26.16 ID:dXYoHXvp
>>162
一年の締めくくりに相応しいな……

てな訳でオマエラあけましておめでとう
\(^O^)/
170名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:23:50.39 ID:z7w0A72c
>>168
W1と2は内容違うらしいぜ?
171名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:35:59.99 ID:Siwbx3lZ
あけまして記念パピコ




くじ運悪い俺の投稿なんて絶対に流れないから投稿しちゃえwwwww俺アホスwwwww俺プギャーwwwww
と思って投稿したのに…流されたのか…ソニチの馬鹿…orz
なんでこんな時に限って…

調子こき過ぎてすみませんでした皆様orzオハズカシイ…

>>158
了解しました。
気分や成り行きで設定変えることもありますが気にしないでくださいw

>>166
投稿の際にワールドの選択ができたので、
万が一の時に被害が少なそうな人の少ないらしいW2を選んでみた。

まさかここの住人で見てる人が居たとはorz
172名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:40:22.24 ID:CPowKjlG
選択制だったのかー。
年越しうどん吹きそうになったがおもしろかったのでおk。
173名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:44:01.00 ID:eWPsqgcA
>>172
kwsk
ガキ使見てたからわからん
174名無しオンライン:2007/01/01(月) 00:59:22.74 ID:zFy0VmL2
あけましておめでとう!


『箱』のモデルはW1にあって、プレイはW2だったっけ?
環境がなくてPSU出来なかった俺からも是非kwsk
175名無しオンライン:2007/01/01(月) 01:00:30.01 ID:CPowKjlG
そんな大げさなことじゃなくて
[ ´・ω・`]がこのスレのみんな宛に新年の挨拶をしてくれたって話だぜ☆
176名無しオンライン:2007/01/01(月) 01:08:39.35 ID:QqkSRGPx
小ビス子「はう、あけましておめでとうございます
    (指ついて礼)」
430「おめでとうございます
  (並んで同じように礼)」
小ビス子「430、新年です。おめでたいのです。
    今年の抱負はどうしましょう?」
430「ご主人様はどうなさいますか?」
小ビス子「はう、はうはう…、そうですね…
    たくさんの人と仲良くなりたいのです(にばあ)」
430「…敵が増える一年になりそうです…」
小ビス子「はう?」
430「いえ何でも!」
小ビス子「あとは…、もっと立派になるのです。
430が胸を張って「私のご主人様です」
    と言える人になりたいのです。
    泣き虫さんは返上なのですよっ(ぐっ!)」
430「ごしゅじんさま…
  (言えない…! 「今年こそ貴女を喰う」
   なんて抱負、言えない…!)」

小ビス子「ではハツモウデに出発ですっ」
430「…ムチャムチャ寒いです…
  明るくなってからいきませんか…?」
小ビス子「は、はう、くじけないでください430
    きっと何かいいことありますからー…」
430「むぃ…、で、では…
  その、おててつないでくれたら…、
  ご一緒、します」
小ビス子「おやすいごようなのです!
    (おててぎゅぅ)」
430(!! 言ってみるモンだなおい!?
  新年早々大躍進か!?
  新春鼻オイル奮発コースか!?
  ふたりっきりの深夜デートだと思え!
  年明けいきなりCG付きイベント発生かこれは!?)

450「おや、お前さんがたもハツモウデかい?」
ニュマ子「あけおめでございます」
小ビス子「はう! 430、私たちもご一緒しましょうですー」

430「じぃぃざあぁあぁぁぁぁすっ!!」



…本年も、よろしくおねがいしますっ。
177名無しオンライン:2007/01/01(月) 01:12:33.03 ID:eWPsqgcA
>>175
そういうこだったか。THX
明けましておめでとう、パシリスレの住人達よ
178名無しオンライン:2007/01/01(月) 02:00:49.53 ID:Siwbx3lZ
 Σ@リ ゚ -゚ノ|←ビジフォンでグラールチャンネル5を見ていた
 [*`・ω・]<450〜 雑煮にモチ幾つ入れる〜?

 @リ ゚ -゚ノ|<ご主人様。
 [ ´・ω・]<ん?何?

 @リ ゚ -゚ノ|<スレの皆様への挨拶をされてたんですね。
 [*´・ω・]<あ、僕の投稿流れたの!? てっきり採用されないのかと思ってた…

 @リ#゚ -゚ノ|<スレの皆様「へは」されたんですね、新年の挨拶。
 [*´・ω・]<うん去年凄くお世話になったし。

 @リ#゚ -゚ノ|<スレの皆様「へ は」されたんですね、新 年 の 挨 拶。
 [;´・ω・]<う、うん

 @リ#゚ -゚ノ|<………
 [;´・ω・]<??

 @リ#゚ -゚ノ|<………ワタシニハ…
 [ `・ω・]<ああ、そうだ

 @リ#゚ -゚ノ|<なんですかっ!?
 [*`・ω・]<450には直接言わないとね。あけましておめでと。今年もよろしくね。

 @リ ゚ -゚ノ|<…
 @リ///ノ|<…は、い よろしくお願い致します。

 [ `・ω・]<あー、そだ(ごそごそ) はい、おとしだま
 @リ*゚ -゚ノ|<あ、ありがとうございます。……なんだか…私子供みたいですね…

 [ ´ω`]<『親戚のおぢさん』ってこんな気分なのかなあ

 @リ ゚ -゚ノ|<…
 @リ#゚ -゚ノ|<…

メゴッ

 [ TωT]<グファ…
 @リ#゚ -゚ノ|<さっ、初詣いきますよっ!!(ずるずる)
179名無しオンライン:2007/01/01(月) 02:04:12.22 ID:Siwbx3lZ
セルフネタしちゃったwww
今年もよろしくなおまいら[ ゚∀゚]ノ

>>173>>174
いきなり一年目の新年からふざけるわけにはいかないなと思って
無難な挨拶にしちゃったチキンな俺でスマソw
180名無しオンライン:2007/01/01(月) 02:38:41.95 ID:I6i3ai0A
あけましておめでとうございます!
今年もこのスレで楽しめる良い年であることを願います[゚д゚*]

で、文才のない私はワルキャス&ワルパシリを借りました゜+.[゜ω゜]゜+.゜
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1838.jpg

PMデバイスシリーズにラージがあれば…
181名無しオンライン:2007/01/01(月) 02:59:59.71 ID:vjKURdKn
>>180 GJ!&光速の200%で保存した
よだれすぎw
182名無しオンライン:2007/01/01(月) 03:10:00.44 ID:Siwbx3lZ
>>180
くっそー、かわいすぎるwww>デフォルメ410
183名無しオンライン:2007/01/01(月) 03:25:25.52 ID:9EnrioFY
      /\
      〈::::::::ヽ
       l\::::::::〉
    /ヽ|  \/i.へ
   〈:::::ヽ___|:::::;ヽ
.    i\::::ヽ― -|\/i
    l \`ヘ.   |__|
   ミ|_ _\i   | ―|ミ
   ミサレ川ミサミリサノレミ
   ミレノレノレノレ川ノレノレミ
  | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|
.  〉=========〈
  |_|_|_|_|_|_|_|
  | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
. 〔Θ〕 | ィf'卞  ィ'卞| :|    ご主人様
. ヽハ  |u''ー'   'ー' .l l   「カドマツ」というのは
  V  :ト、..  -  ,,イ ./    本当にこうやって使うものなのですか
  ハ  lヘ ` ー イ、 | /
 /:::::::\|ハ __`ノ|/..
.〈::::::::::::丶@--―-@:::λ
184名無しオンライン:2007/01/01(月) 03:53:28.20 ID:Ud8q6dgC
ぷろふぃーる
Foキャス子450cは改造パシリである。
彼女を改造した店長は全てのキャストの幸福を企む悪の秘密個人である。
Foキャス子450cは青玉をにゃんぽこに育てる為日夜戦い(周回)続けるのである。

450d「なんですか???これは????」
450c「うちのプロフィールやないの。いっしょうけんめい考えたんよ。」

450d「そんなことよりスレの皆さんへ新年のご挨拶は?」

450c「迎春 古来より一年の謀(はかりごと)は元旦にありといふ。今年こそはグラールを我がシチューに・・・」

450d「・・・シチューって、煮込むのですか? それに元旦にあるのは謀ではなく計です。」
450d「今はお母さんも店長も居ないのですから 姉さんがしっかりしてくれないと困ります。」

450c「うみゅぅ・・・ない知恵絞ったんにぃ・・・・・。」
450d「絞ってソレですか・・・・。」


450c「夜明け前が一番暗いんよ。それでは皆さん今年もよろしゅうに。」
450d「・・・・・・あ、ふつつかな姉ですが、姉妹共々今年もよろしくお願いいたします。」
185名無しオンライン:2007/01/01(月) 03:58:27.43 ID:zjjNrFGI
迂闊だったぜ、まさかこの時期に規制されるとは・・・

と言う訳で携帯から

ビス男「おっと、もう新年か、明けましておめでとうだな」
420「みんな明けましておめでとー!」

ビス男「・・・みんなって誰だ?」
420「まぁまぁ細かいことは気にしない気にしない、と こ ろ で マスター、新年といったら〜」

ビス男「新年といったら・・・あぁ、年賀メール来てないか確認するか」
  420「もーそんな事の前にやることあるでしょ、ほらお正月に渡す『お』が付くもの」

ビス男「んー・・・あぁ思い出した、お節買っておいたから食べよう」
420「えっ、お節!?やったー!もぎもぎ・・・ん〜おいし〜もぎもぎ・・・
   あれ、なんか忘れてる気がするけど・・・まいっか、もぎもぎ」

ビス男「(ふぅ・・・何とかやり過ごしたか・・・)」


まあこんな奴らですが今年もよろしくお願いします
186名無しオンライン:2007/01/01(月) 04:45:16.28 ID:I6i3ai0A
>>185
あけおめ!
ビス男と420のSSが上がってたのを見て今更ながら描いてしまった
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1843.jpg
187名無しオンライン:2007/01/01(月) 04:47:00.71 ID:I6i3ai0A
書き忘れたが、IFストーリーじゃ落とし穴に落ちてるんだよなこのビス男が・・w
想像してまたウケタ
188156:2007/01/01(月) 09:00:38.27 ID:42H2xpPR
410 「ご主人様、あけましておめでとうございます」
ヒュマ男「ああ、無事新しい年を迎えられたな」

410 「(もぎもぎ)ご主人様、今日のご予定は?」
ヒュマ男「(もぐもぐ)食い終わり次第ミッションだ」
410 「えっと…初詣とかは…」
ヒュマ男「神頼みは趣味ではない。そもそも、自分から進んで、人ごみに押しつぶされに行く奴らの気がしれん」
410 (クリスマスもこんな調子でミッションだったのですが…)
ヒュマ男「…どうした?」
410 「他のガーディアンズの皆さんも、お正月らしく初詣に出かけていますよ」
ヒュマ男「だとしたら人員が少なくなるな。尚更俺たちがしっかり仕事をこなすべきだろう」
410 「…あの、一年の計は元旦にあり…そんな言葉があります。こういった行事は大事にすべきではないのでしょうか?」
ヒュマ男「……ふむ」
410 「…それに、出来ることなら私も、その…ご主人様と初詣に行ってみたいのです」
ヒュマ男「…分かった。お前がそう言うのなら初詣に出かけるとしよう」
410 「はい!ありがとうございます!」
ヒュマ男「礼を言うようなことでもないだろう。それより、俺に対してきちんと自分の意見を言うことが出来たな。上出来だぞ」
410 「は、はい!(ほ、褒められた!ご主人様が褒めてくれたーー!!)」
ヒュマ男「さて、朝食終了だ。準備が出来次第――」

教官&420「あけましておめでとうございま〜す」
ヒュマ男「ん?教官たちか?」
410 「…みたいですね」
420 「ほらほら、初詣に出かけるわよ。ど〜せあんたのことだから、初詣なんかよりミッションだ〜、とか思ってたんでしょ?」
教官  「そうそう、420の言う通りよ。こういった時期ネタは大事にしないと駄目よ」
ヒュマ男「やれやれ、分かったからひっぱるな。というか、教官は何を言っているんだ?」

410 「あうー…教官さんたちが来てから、すっかり二人っきりの時間が減りました…」


今進行している話が、クリスマスの過ぎた年末あたりの予定なので、それが終わったあとみたいなノリで
では皆様、今年もよろしくお願いいたします

>>158
ヒュマ男がヒュム男になってたのはフォニュームぽいなーとか思ってました。ヒュマ男もフォース特化ですし
とりあえず、気にせず続きのほう頑張ってください

さて、今日も仕事か…
189名無しオンライン:2007/01/01(月) 09:37:21.24 ID:YrAQi/o1
あけましておめでとう諸君!
今年もヨロシク勇気!
つーわけで元旦早々寝落ちした俺がきましたよと。
箱の450の救出は今週中に〆る!

そして>>180殿!
で か し た ! G J !
お年玉的な感覚で設定晒し。

ワルキャス→キャス男(キャスト・フォルテファイターレベル7〜8・レベル50〜60前後)
パルム生まれクバラ育ちのチャキチャキのモトゥブッ子。マスクは脱着可能。
元々ローグスだが、ある理由(寝るとこがある上に色んな女性とウハウハできる)
のためにガーディアンズ入り。
エロバカであるが、面倒見はいいほう。ライアほどではないが曲がった事は好まない。
クバラ品には多少愛着があり、クバラ武器(スピナアタックやヴァーラクロー)を多用する。

ワルパシリ(410型)
ワルキャスのパシリ。育て方は良かったものの、口の悪さがそのまま受け継がれたパシリ。
料理はモトゥブ料理のレシピが豊富で数少ないワルキャスが誉めてくれる所。
多少なりと恋愛感情的な物は見え隠れするが、いかんせんワルキャスはおっぱいレディ主義。
おっきくなって他所の女より俺が一番だ! と思わせたいと企んでいる。
だが、言葉より拳のほうが早い。


キャス男「と、言うわけでだ…新年早々ハッピージュース祭りな訳で…」
410 「んー? うぎゃあああ!」

さっそく自分のパシリをベットに押し倒すキャス男。
そっとよるキャス男の瞳。聞こえてくる息使い。

キャス男「そろそろ俺たちも一線超えちまおうか? 覚悟はいいか? 俺はできてる」
410 「ばばばばばばばばああwせdrftgyふじこlp」

男の指先がそっと頬を弄ると、だんだん大人しくなってゆく410。
お酒の席、お酒の席…きっとキャス男は冗談で…でも体が熱くなるのは隠せない。
むしろ一線越えてもらえると嬉しいやらはずかしいやら。
茹蛸のようになったパシリをじっと見つめ噴出すキャス男。

キャス男「…プッ、ヴァーカ! そんな事するわきゃねーだろぉが!」
410 「…殺ャ――――! んぐっ! 離せオラ!」

410の拳をキャッチした所で顔と顔が寄る…そしてキャス男の言葉。

キャス男「今回は唇だけで勘弁してやるよ…俺なりのサプライズだ」
410 「……!? んぅ…んぅ!?///」

いいのかこんな一年で…まあいいか、とおもう410であった。
新年早々エロスでごめんねごめんね。
190名無しオンライン:2007/01/01(月) 11:31:53.80 ID:aU3lGNl+
みなさん新年あけましておめでとうゴザイマスm(_ _)m

みんなパシリと良い年越ししてるかな?
正月早々姫はj(r
    ・
    ・
    ・
倫理的におk!

ちなみに私は430とパルムの工場長にご挨拶しにいって
430の身請け予定等をさりげなく切り出す予定だったのがミッションで行けなく〔´;ω;`〕
430は散々スネて一人でパルムに行きました。
「ご主人様!お風呂掃除しといてくださいね(`ω´*)」
「いや元旦から風呂掃除ってオマ・・・」
「しておいて く だ さ い ね」
「ハイ・・・」

430と初詣の予定が〜振袖姿がぁ〜
ガーディアンズのバカー〔;´д⊂〕

では、今年もみなさまヨロシク!
191名無しオンライン:2007/01/01(月) 11:41:03.20 ID:vrO5ltzo
 『あけおめーッ!』
440「新年明けましておめでとうございます。 本年も、何卒宜しくお願い申し上げます」
 『堅苦しい挨拶はいい、早速だが姫はじm──』
──ぐさっ!
440「何か仰いましたか?」
 『・・・ぐ・・・ぐおおおお・・・か、門松は突き刺すモンじゃ・・・ないぞ・・・』
440「さぁ、初詣をしにニューデイズ行きましょうか」
 『・・・ま、待ってくれ・・・この門松・・・抜いて・・・』



あけましておめでとう!
仕事終わって早々、新年会してきて、ちょい飲みすぎた・・・頭痛いorz
皆も、正月だからと言って、食べ過ぎや飲み過ぎに注意なんだぜ!



440「そういえば、まだクリスマス編・・・完結してないんですよね・・・?」
 『あぁ・・・モグモグ・・・中の人の遅筆さを呪うがいい・・・ムグムグ』
440「私の・・・くりますぷれぜんと・・・」
 『ま、途中で投げ出すことは・・・ガツガツ・・・しないらしいから、待ってろって・・・パクパク』
440「他にも、ネタはあるみたいですが、なかなか書き進められてないようですし・・・」
 『らしいな。 ムシャムシャ』
440「もう、ご主人様! おせち食べてばかりいないで、真面目に聞いてくださいッ!」
 『んあ? モグモグ』
440「私のくりすますぷれぜんとー!」
 『まあ、待ってりゃその内出来るだろ・・・モギモギ・・・あぁ、あと正月にちなんだネタも出そ──』
──ガシャコッ!
440「"おとしだま"いかがですか? ご主人様が、命(タマ)を落として"おとしだま"なんちゃって♪」
 『・・・お、落ち着け・・・お前はヤクザか・・・八つ当たりはよくないんだぜ・・・?』
192名無しオンライン:2007/01/01(月) 13:49:36.12 ID:zjjNrFGI
>>186
携帯からでも何とか見れたぜ、GJ!
てかありがとう!

>>188
ライバル出現で410大変そうだ、いつか和解するのかそれとも全面戦争になるのか・・・w

>>189
嫌がるようで実は抵抗してない410が可愛いなあ、何げにワルパシリってかなり可愛い分類な気がするw
正月にエロスでも倫理的におk!

>>190
振り袖パシリとデート、俺も420と一緒にいけたらなぁ・・・

>>191
門松が刺さって大丈夫とはまるでビーストのような男だ・・・w


しかしみんな新年明けてもやっぱ変わらないなあ、ともあれ今年もよろしく
193名無しオンライン:2007/01/01(月) 15:02:45.85 ID:pBXvd1ca
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1845.jpg
ここだと着色道具がボールペンしかなかったんだ。肝心のリボンの黄色がないし…

…ごめん、そう言うレベルじゃなかった。今では反省している。

では、今年もどうぞ倫理的に宜しくおkお願い致します。
194名無しオンライン:2007/01/01(月) 21:07:16.30 ID:iSEDh/cy
パパーン・・・

夜通しのバイトから帰ってきたんだ、うん。
パシリスレで新年過ごせなかったのがすごく悔しいんだ、うん・・・・。
明日もバイトなんだ、うん・・・。
っていう愚痴はこの程度にして


ニュマ男「明けましておめでとうございます」
440「あけましておめでとうございます〜」

ニュマ男「しかし見事に乗り遅れたな」
440「もうすっかり誰もいませんよ・・・むぅ〜。これもご主人様がウスノロなせいです・・・」
ニュマ男「まぁ星霊様のお導き」
440「誤魔化さないでください」
ニュマ男「ゴメンナサイ orz」

ミコト「ところでマスター、あたいと440そっちのけで進んでた突撃レポート、あれは ど う し た ん だ い ? 」
ニュマ男「あっ、あれは諸般の事情により休憩と言うかその・・・バイトとか忙しいからな、な?」
ミコト「書かぬなら、書かせてみよう(ry」

ニュマ男「課題があと40ヨタバイト(推定)くらいあるからな、なっ」
440「大丈夫、なんとかなります」
ニュマ男「('A`)・・・・」

さて、頑張らないとorz

皆さん今年もよろしくおねがいします。
195名無しオンライン:2007/01/02(火) 00:49:04.44 ID:tuo78q2w
>>193
キュートだぜ

というか、本当ここの主人&パシリのまとめ欲しいよね…
結構な数いるからもう何がなにやらって感じだから…(´・ω・`)

と、こういう事を言い出した奴がすればいいんだぜ?というのはなしな!:(´゙゚'ω゚'):
196名無しオンライン:2007/01/02(火) 02:35:40.44 ID:4DGOhDBR
言い出した奴がすればいいんだぜ?








と言われるのを覚悟して書き込んだとしか思えんw
197名無しオンライン:2007/01/02(火) 02:41:49.29 ID:aFwPTpwb
>>195
君には期待しているよ
198名無しオンライン:2007/01/02(火) 03:40:13.54 ID:QZ5EBJfa
>>193
みれないだぜ
199名無しオンライン:2007/01/02(火) 03:57:09.89 ID:/xGWMmih
大いに期待しているぞ>>195くん 
200名無しオンライン:2007/01/02(火) 04:46:02.37 ID:tuo78q2w
まとめるにはまたSS全部読み直しという苦行が待ってるからなぁwwwwwww

そこまで時間ない[´・ω・`]
絵に起こすほうが楽です先生方《;~Д~》
201名無しオンライン:2007/01/02(火) 04:58:53.25 ID:IsXfQoFC
時間がかかって現実的に難しいというのはあるけど
もし時間が許すなら苦行というほどの事でもない
ただ、俺がやると多分な主観分析になるか
過剰な客観&ダメ出しになって
更に漏れなく願望&妄想が入るからダメだな
202名無しオンライン:2007/01/02(火) 05:41:22.88 ID:MQvJxNBp
まとめwikiあるんだしそこに作ってみるとか。
wikiなら誰でも編集できるんだっけ?
俺は使い方わからんからパスだけどwww
203名無しオンライン:2007/01/02(火) 13:04:12.06 ID:QTQkzvv6
>>195
お世辞でも嬉しいのだぜ。絵が稚拙な分妄想で補完されやすいのかもしれんがw
最近何人かの作者さんがやっているように自己申告してもらって、
それを誰か担当者がwikiとかブログの類に整理してコピペ…ぐらいが短時間で出来て確実なのかな?
俺もwikiは良く分からないから何とも…(既存ページの編集は出来るけど追加は出来ない

>>198
すまない、ちょっと気になったところがあったから消してしまってた。
調子に乗って再うpしたけど、
見ないで『リボン440が着物でご挨拶』を想像する方が幸せになれるかもしれない(´・ω・`)
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1872.jpg
204名無しオンライン:2007/01/02(火) 20:02:52.41 ID:OlzzQNNn
少し遅れてのご挨拶
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1873.jpg

>>203
腹黒感が微塵もない440も素敵なのだぜ
205名無しオンライン :2007/01/02(火) 21:34:59.60 ID:EcQPHUzB
イラストどれもええな〜。萌え分補給しまくり。
でも、やはりこのスレはSSあってだと思うんだ。
年始はもっと投下されるかと思っていたが、仕事中とか帰省な人が多いのか。

頼む、誰かSSをくれ…禁断症状が…
206名無しオンライン:2007/01/02(火) 21:38:35.23 ID:XuzhmfSV
プロフィールが欲しいと戯言を吐いた>>99が来ましたよ、っと。

欲しい欲しいだけ言っていてもはじまらないので、
wikiの方にコーナーを作って、自分なりに書いてみました。
自分の作品ではなく、書いてみたのは、日付シリーズの面々の一部です。
日付シリーズの作者様、許可無く書いて申し訳ない…(悪気は無いですヨ)

試しに書いては見たものの、他の人の作品なので読み直したり探したり
しているうちに結構時間が掛かるものだと実感しました。
又、項目や内容がしょぼしょぼです。
もし、プロフィール計画に賛同してくれる読み手or書き手方々が
いらっしゃいるのなら、続きを上手く追加・編集していただくと助かります。


ω-)oO(ラッコやサンタ等の鬱系一発キャラのプロフィールなぞ書けるものか!!)
207名無しオンライン:2007/01/02(火) 22:38:16.17 ID:MQvJxNBp
>>205
おk、御粗末なものだが今投下するぞスネーク。
ぶっちゃけスレ違いの箱の過去ネタだ。

もうちと書き溜めてうpろだ使おうかと思ってたけど別にいいやwww何時になるかわからないしwww
208炎の追憶 1:2007/01/02(火) 22:40:15.12 ID:MQvJxNBp
惑星パルム。その中心都市ホルテス。その西地区の一角にある酒場。
その酒場の、重く、メタリックな扉が開く。
「いらっしゃい」
店主であろうか、老キャストがグラスを拭きながら扉のほうを見ずに言う。

「いつもの」
その男…大柄のキャストは、ぶっきらぼうに答えた。
そして2メートル近いその巨躯を椅子に座らせて、一息付く。

「休みかい?」
グラスに琥珀色の液体を注ぎ、男に差し出す。
男は無言で、一気にそれを飲み干す。

「また、いろいろ死んだのかい?」
やれやれといった感じで、老キャストが空になったグラスに再び酒を注ぐ。
男は、一口だけ口に含み、それを飲み干すと口を開いた。

「ああ。主にヒューマ…いや、劣等種どもがな」
表情の変化が出ないヘッドタイプ。それが却ってそのキャストの威圧感を高めていた。
店には、老キャストとそのキャストだけ。静かだが、なにか張り詰めた空気がそこにはあった。
老キャストは溜息を一つ吐き、再びグラスを拭き始める。

「自由ってのは、そんなに大事なのかねえ」
ふと、老キャストが漏らす。

「自由の代償に、数多の命が消え去る。他の自由が消えるんだ。悲しい話じゃないかい」
そして一つ大きく息を吐く。
こんなことを言えるのも、店には馴染み客が一人しかいないからだろう。
キャストが自分達の自由を求め、ヒューマンと争っている今の情勢で、こんなことは言えるはずも無い。
そんな危険な発言に、手でグラスを回しながらキャストが答える。
「解らんな…… 俺は、戦う為に生まれ、戦いの中で死ぬだろうからな。
 そんな奴に自由などあると思うか?」
再び酒を流し込む。

「流石……とでもいえばいいのかねぇ、ブラッドリィよ」
ちらりとキャストに目線を移す。

「ブラッドリィじゃない。GR-D0853だ」
老キャストをじろりと睨んで答えるキャスト。
怒気はない。だからだろうか、老キャストは平気なものだ。
「ほっほっほ。兵士に名前は要らないということかい? 味気ないもんだね」
笑いながらそう答える。
209炎の追憶 2:2007/01/02(火) 22:41:00.73 ID:MQvJxNBp
「……そういうことだ。 俺にあるのは製造ナンバーだけ。名前も、仇名も必要ない」
再びグラスを空にするキャスト。
それに気付いた老キャストが再び酒を注ぎに来る。

「おまえさんによく合う仇名だと思うがね。血のように紅いキャスト。だからブラッドリィ。
 それにしても、また安直な名前を付けたもんだなヒューマンってのは」
そして再び笑う。
そんな店主に、紅いキャストは気にもせずに酒を呑む。
こんなやりとりは何時ものことなのだろうか。

「何と呼ばれようともそんなもんは無駄というものだ。俺は俺。たかが一兵士だ」
トンッ と、空のグラスを叩きつけるように机に置くと、その横にメセタを置き
老キャストに背を向けて扉に向かう。
「毎度」
メセタとグラスを片付け、老キャストが答える。
そして、紅いキャストの背中に向かって続けた。

「あんたは、自由が欲しくないのかい?」
ふと、紅いキャストの足が止まる。
「今の俺が欲しいのは、武器と弾薬…… そして敵の命だ」
振り返りもせずに、その言葉を残して店を出て行った。





「たいちょーう、ブラッドリィ隊長!!」
紅いキャストがパルム西通りを歩いていると、唐突に彼を呼ぶ声がした。
ふと声の方向を見ると、ダンボールの箱を持った一人の女性キャストが彼の方に小走りで駆けてくる。
身長は紅いキャストの胸よりも低いであろうか。白と青のボディが柔かい日の光に照らされる。
そして彼の近くまで来て、一息つき、喋りだす。
「ブラッドリィ隊長がこんなところにいらっしゃるなんてめずらしがふっ!!」

紅いキャストの鉄拳が女性キャストの頭に振り下ろされた。
「あ、いたたたたぁ…… なにするんですかぁ……」
目を涙で潤ませて抗議する女性キャスト。
「馬鹿が、敵が付けた呼び名をこんなところで使うな。せめて隊長とだけ呼べ」
そう言うと、女性キャストを一瞥して歩いていく。
「ま、まってくださいよう、隊長!」
とてとてと後を追う女性キャスト。
なんとか紅いキャストの横につくと、彼に向かって喋りだす。
「で、でも、他所の部隊と同行するとこんがらがるじゃないですか」
210炎の追憶 3:2007/01/02(火) 22:41:52.53 ID:MQvJxNBp
「そのときはコードナンバーで呼べ」
女性キャストのほうを見ずに吐き捨てる。
しかし彼女も引かない。
「えー、味気ないじゃないですかぁ…… じゃあ、そうですねえ、何かニックネームを…」
首をかしげて思案する。が、紅いキャストは無碍に答える。
「要らん。そんなくだらないものを考えている暇があるなら射撃訓練でもしていろ
 大体お前はキャストのくせに命中精度が低い。ならばデータベースを修正する為に訓練は必須だ」
女性キャストの方を見もせずに歩きながら叱咤する紅いキャスト。
「ぶー、だってぇ、私はもともと戦闘用キャストじゃないんですよ。仕方ないじゃないですか」
そう口を尖らせて抗議する。
「仕方ないだと?軍隊に入ったのなら戦力に足りえるのは必定だ。それを……そういえばお前」
「なんですか?」
説教と歩みが止まる。

「お前、何故軍に入ったんだ?」
当然と言えば当然のその疑問。今の女性キャストの能力を見る限り、まるで軍が似合わない。
そんな質問を受け、女性キャストはニヤリと笑みを浮かべて答える。
「え? えへへ〜〜 気になります? 気になるんですね? でも、秘密で〜す」
そんなふざけ半分の答えにじろりと一瞥で返すと、紅いキャストは
「そうか。ならいい」
と一言残し、歩幅を広げ女性キャストを残して歩き出した。

「え?あ!?ちょ、ちょっと!待ってくださいよう!喋ります、喋りますから聞いてください〜〜」
紅いキャストの後を慌てて小走りで追いかける女性キャスト。
「別に興味はないが」
どうにか追いつき、早歩きで歩幅をカバーする女性キャストに向かって紅いキャストが言う。
「うう、いぢわる…… あたしだってちゃんとした事情があって軍隊に入ったんですから…」
何も答えない紅いキャスト。しかし女性キャストは続ける。
「えっとですね、あたし、あるヒューマンの富豪に……買われたんです」
少し、表情が翳る。
「それで、あの、その、えっと……いろいろ……い、いわゆる、え、えっちなこととかの…お相手とかさせられて…
 そ、それはいいんです。ちょっと前のキャストって、あの…"そういうもの"でしたから…」
そしてちらりと上官の表情を見る。紅いキャストは無表情だ。
少しだけ悲しそうな顔をして、女性キャストは独白を続ける。
「で、そのうち、手足を…外されたり…機能外のものを付けられたり…
 あたしって、なんなのかな…って。キャストって、なんなのかなって思って」
だんだん細くなる声。女性キャストの頬に涙が伝う。相当酷い扱いを受けていたんだろう。
「それで… あたし、とても辛くて……そこから逃げ出して… そしたら丁度、
 キャストの皆が独立の為の運動をしていたって聞いて… あたし、気付いたらこの世界に足を踏み入れてたんです」

突然ぴたりと紅いキャストの足が止まる。
「…お前も、自由が欲しいのか?」
唐突な台詞。
「え? …あ、はい… 多分… あ、いえ、きっとそうです」
当惑しながらそう答える女性キャスト。
「そうか」
ぽつりと答えると、再び歩き出す紅いキャスト。
「あ、まってくださいー」
再び二人して歩き始める。
(どいつもこいつも、自由、自由… くだらん… 自由がそんなにありがたいものか)
「…どうしたんですか?」
なにやら妙な表情を浮かべる紅いキャストに心配そうに声をかける女性キャスト。
(戦いもない、敵もいない、そんな世界に…    俺に居場所があるものか…)
「あ、あのぉ…」
立ち止まって恐々尋ねる女性キャストを残して、彼は建物の中に入っていった。
「隊長…」
一人残された女性キャストは、既にそこにはない紅いキャストの背を見つめ、佇んでいた。

―つづく
211名無しオンライン:2007/01/02(火) 22:46:50.90 ID:MQvJxNBp
御粗末さまですた。
PM出てないけどごめんね、ほんとごめんね[´・ω・`]

>>203
あー、リボンってこういう風なんだったのか
イメージしてたのと違ってたw  ええのう440もええのう

>>204
全俺が萌えまくった。 やっぱ450好きなのか俺www
床の間に飾っておきたいwww
212名無しオンライン:2007/01/02(火) 23:02:28.30 ID:2LExxnSr
なんかシリアスな展開が…!これにあの箱が絡んで来るのかと思うとwktkしてくる。
PM話を散々出した上でのサイドストーリーだから全然倫理的におkだと思うよ。

>>206
分かる範囲でまとめて置いて、本人あるいは他の人が加筆修正するというのは良いかもしれんね。
日付の人氏とかそれこそこうでもしないと知られ得ない設定をたくさん作っていそうだしw
(勿論今後の物語のために隠すべき設定は隠しておくとしても。こうなると本人が書いた設定なのかって判別も必要か。)
とりあえずwikiのアドレスを記録し忘れてた俺はアドレスが欲しいんだぜ…いや申し訳ないorz
213名無しオンライン:2007/01/02(火) 23:08:49.42 ID:jjfQjU+T
っ ttp://www21.atwiki.jp/nejitu3pachiri/


自分のSSの続き書きたいのにアイディアが出てこないorz
214名無しオンライン:2007/01/02(火) 23:39:12.56 ID:2LExxnSr
トン。
思ったよりずっと拘ったページが出来ててビックリした(作者備考もちゃんとあるんだな)。
これを作者別…いやシリーズ別にページを作っていけば結構良い感じなのかな。
全部きちんと埋めていこうとすると凄い負担になりそうだからその辺は考えなきゃいけないかもしれんが…
215名無しオンライン:2007/01/02(火) 23:52:12.73 ID:jjfQjU+T
禿同

書いてある事違うが、某会社が出した某パーフェクトバイブルックと比べても
まさに『パーフェクト』だと思う。

>>206

216名無しオンライン:2007/01/02(火) 23:58:34.04 ID:L+3ga2pu
>>211
箱の過去の話キタコレ
箱の人はギャグもシリアスもAAも出来てすごいのう

>>207
帰省中故携帯からの投下は少々きついので戻って規制が解除されてたら投下させてもらうぜ!
217名無しオンライン:2007/01/03(水) 02:24:55.36 ID:DqU4JsZy
いい加減何かストーリー性のあるものを書かないといけないと思ったので書いてみた
正月早々重いネタで申し訳ないorz

>>211
紅箱カッケェよ紅箱
つ基盤/ワクタライド


それでは投下
2181/3:2007/01/03(水) 02:27:55.48 ID:DqU4JsZy
〜黒キャス子と430〜

プシュー

430「あ、いらっしゃいませ」

時刻は昼前。私が先月の売上を確認していると、一人の男が店に入って来た。

男「よぅ、嬢ちゃん。今日はあんたのご主人様に会いに来たんだが、今いるか?」

その男は彫りの深い顔に無精ひげをはやしており、坊主といって差し支えないほどの短髪にラインを入れている。

430「今は出かけています。すぐ帰るとのことでしたが」

がたいはそれほどよくないが、しなやかで適度に締まった肉体は、この人物ができる人間であることを示している。
一言で言うと、怪しい。

430「…失礼ですが、ご主人様とはどういったご関係で?」
男「ありゃ、警戒されちまったか。まぁアレだ、嬢ちゃんにはわからねぇ大人の関係ってやt」

プシュー

黒キャス子「誰がいつあんたと寝たのよ」
男「あ?いや、いつも誘ってんのになかなk」
黒キャス子「あたしの430の前で…」

キュッ

黒キャス子「そんな話してんじゃ…」

キュッ

黒キャス子「ないわよ!!」

ゴスッ!

男の側頭部に絶妙な角度で後ろ回し蹴りが入る。

「あべしっ!!」

無抵抗のまま吹っ飛ばされた男は、店のショーケースに顔面を強打し静かになった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2192/3:2007/01/03(水) 02:29:03.83 ID:DqU4JsZy
黒キャス子「で、今日は何しに来たのよ」
男「そりゃぁもちろん夜のおさそ………嘘、ウソだから落ち着け? …ちょっと大事な話があってな」

後半は軽口を飛ばしていた時とは打って変わって、男は真剣な表情になる。
その男がチラリと私の方を見た後に、ご主人様に何か耳打ちするが、声が小さくて聞き取れない。
その耳打ちを聞くご主人様の表情がどんどん険しくなっていく。何かヤバいヤマなのだろうか。
ご主人様もその男に何か耳打ちし、その会話が終わると男は足早に店を出て行ってしまった。

黒キャス子「…430、ちょっと長いミッションを受けることになったの。一緒に行くわよ」


長いミッション。そんなミッションに連れて行ってもらえるのは初めてだ。
嬉しいはずなのに、喜びたいのに。

なんだろう、この言いようのない不安は。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2203/3:2007/01/03(水) 02:31:51.49 ID:DqU4JsZy
黒キャス子「これとこれとこれを持てるだけ頂戴」
店員「かしこまりました」

ここはガーディアンズ2Fのショッピングモールにあるアイテムショップ。私達は足りないアイテムを買うためにここに来ていた。
しかし、部屋を出るときに全財産を引き出してくる必要があったのだろうか。

「おや、そこにいるのは…」
黒キャス子「あら、ゴーデスさん…、明けましておめでとう」
430「明けましておめでとうございます」ゴーデス「明けましておめでとう。いやぁしかし久しぶりだなぁ。どうだね、その辺で少し話さないか」
黒キャス子「あたし達、これからミッションがあって…」

この人はご主人様の先輩のゴーデスさんだ。
ご主人様は申し訳なさそうに先輩の誘いを断ると、店を出ようとする。

ゴーデス「…わたしの娘の話を聞きたくはないかね?」

会計を済ませ、自分の脇を通り抜けようとしたご主人様の腕をゴーデスさんが掴むと、ご主人様の顔が一気に警戒の色に変わる。

黒キャス子「なっ…」
ゴーデス「わたしの娘はね、本当に可愛いんだ、本当に…。頼むから、どこかに座って、話をしよう…」

見ると、ゴーデスさんは目に涙を浮かべている。それを見たご主人様の目が大きく見開かれていく。
そして、何かを察したのか、折れそうな程に歯噛みし、

黒キャス子「わかりました………行きましょう」

娘さんに何かあったのだろうか。何故ご主人様は怒っているんだろうか。
今日は解らないことが山積みなのに、私はご主人様に手を引かれるままに、ついて行くことしかできなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
221LAST:2007/01/03(水) 02:34:49.48 ID:DqU4JsZy
私達はゴーデスさんについていき、連結通路まで来た。すると、いきなり十数人のキャスト達が私達を取り囲んだ。
そして、周りの人間よりも明らかに態度がでかいキャストが前に出てくる。

態度がでかいキャスト「久しぶりだなぁ、テラー。やはりあの時回収しておくべきだったか」

テラー?今、あの男はご主人様のことをテラーと呼んだ?それにあの時?ご主人様とこの人は面識が?

黒キャス子「………その名前で呼ばないでくれるかしら」
態度がでかいキャスト「そういうなよ、テラー。そうだな…、30年ぶりじゃぁないか」

キャストは嫌みのようにその名を口にする。
いつもならご主人様から、この場の重力が2倍になる程の殺気が溢れ出すはずだが………。
耐えている。ご主人様がキレずに耐えている。あの男、何者…?

ゴーデス「こ、この女は連れて来た!早く娘を返してくれ!!」

そういうことだったのか。ご主人様は分かってて、ゴーデスさんのためにここまで耐えて…。

態度がでかいキャスト「クックック、まぁ待て。今ぁ、あんたの娘を解放したら俺の身が危ないだろう」
黒キャス子「解放しなかったら殺す、って言われるとは考えなかったの?」

一瞬だがご主人様の内側で煮えくり返る殺気が外に漏れ、数人のキャストの顔が引きつる。

態度のでかいキャスト「ハァッ!それはぁこいつを見てからでも言えるセリフか!?」

そのキャストが後ろの数人に指示を出すと、拘束されボコボコにされた、昼前に見たあの男がキャストの輪の中に倒れ込む。

黒キャス子「ラック!!?」
ラック「は…は…、ち…と……ダン…ディーに…なり………過ぎた………か……」

ボコボコにされてもなお、軽口を叩くラックと呼ばれた男。…ご主人様の唇から一筋のオイルが垂れる。

態度がでかいキャスト「クックック、ゴーデスさんだったかな?あんたの娘さんはぁ服屋でウチの者とショッピングを楽しんでいる。
約束通り危害は加えていない。…おい、そこをぉ空けてやれ」

指示通りにキャストの輪に切れ目が入ると、ゴーデスさんは脇目も振らずにクライズシティの方へ駆けていった。

態度がでかいキャスト「邪魔者はぁいなくなった。さっそく本題にぃ入るとするか」

ニヤリと笑うキャスト。虫の息のラックさん。ピクリとも動かないご主人様。

もう何が何だか………

〜続く〜
222名無しオンライン:2007/01/03(水) 02:43:28.21 ID:DqU4JsZy
なにげにオフのNPCとか出てきてますが、キャラについては勘弁してください
イーサンと話してるときに娘さんの話が出てたからつい…orz
223名無しオンライン:2007/01/03(水) 13:13:28.13 ID:71f0m4mb
>>206
どわわわわぁぁぁ!!! なんて事を!! こっぱずかしいではないか!!
折角なので作者備考を追記しておきました。


450d「とーさんは無印が風邪引いて行けなかった追加ミッションを二人で一気に周った様です。」
450c「HIVEとか食虫植物とか拾ってきて早速飾っとるんよ。」
450d「ムシムシ大行進だった部屋が妖しげなジャングルの様になってしまいました。」

450c「でも、なんか無印嬉しそうなんよ。」
無印「・・・・。@リ*゚ -゚ノ|」

450c「ここ2日で無印が雷50と火50と闇50x2のステノザシを合成したんよ。」
450d「だいたいPMからお年玉貰うなんていったいどう言うつもりなのでしょうか?」
450c「・・・・なんか裏疾しい。」
450d「裏疾しいではなく羨ましいです・・・。ですが・・・そうですね。」

450c、d「・・・はぁ。 お母さん正月ぐらい仕事休んで一緒に居てよ。」


450c「でわ、気を取り直して小ネタいくんよ。」

450d「私達PMが合成を行う際に必要な基板というモノがあります。」
450c「ふむふむ。」

450d「これ実は、“牛乳だけですぐ出来るホットケーキミックス”のようなモノなんです。」
450c「カーラリアンとかアホナリンとかが、牛乳の替わりなわけね。」
450d「アホナリンではアポナリンです。」

450d「こほん、私達PMとっての密かな楽しみは、基板のパッケージの中に」
450d「合成に無関係な物が必ず1つ入っていることです。私達はそれをオマケと呼んでいます。」

450c「ほとんどはモノメイトとかなんやけど、たまにスケープドールとかが入ってたりするんよ。」
450d「特に私や姉さんの様に普段の食事が質素なPMはオマケを非常に楽しみにしています。」

450d「・・・・ですが。」

450c「パパーン パパーン  つ【モノメイト】(;_;)」
450c(オマケがスケープドールの時はがんばって成功させるんよ。)
224205:2007/01/03(水) 16:56:27.92 ID:dzkNc25G
PC不調で見れなかった間にシリアス話が二つも来てた…

>>207 
うわぁぁ、箱話が…勝手な要望にお応えいただいて感謝です!
このクールな展開にあの箱氏がどうからんでくるのか、非常に楽しみっす。

>>218
ついに黒キャス子の過去キタ―!!
しかしオフ全然やってないのぜ…ちょっと起動してくるorz
225名無しオンライン:2007/01/03(水) 17:06:27.98 ID:cGIAa+fz
年が明けてからの合成が一度も失敗しない…
85%↑ばっかだから確率的にはおかしくないけど…これは難しい物に挑戦する流れだろうか…

>>222
クミルと話してるとゴーデスさんのイメージはかなりの子煩悩な気がしてくるので良い配役だと思うw

>>223
日付の人氏が『とーさん』で、キャス子が『お母さん』で…
そしてアポナリンでもなくアポラリンではないかとうわなにをするやめ
226名無しオンライン:2007/01/03(水) 17:56:36.11 ID:mTtIIZVa
420「ハッピーニューイヤーなのです。」
キャスト男「二日遅れだがな。」
420「ご主人様。今日はニューデイズからオモチというものが届いたそうです。」
キャスト男「ほう。食物か?」
420「ほへ?そうですよ〜」
キャスト男「俺、口が無いからエネルギーパックしか・・・」
420「・・・」
キャスト男「・・・」
420「ごべんなざい・・(涙目)」
キャスト男「うぉつ!?泣くな泣くな!お前は悪くないぞ!」

駄文失礼。
227名無しオンライン:2007/01/04(木) 02:20:11.65 ID:ljlWVOHJ
>>226
確かキャストの顔はヘルメットだから外せたと思うが外せないキャストも居るんだろうかな
てか泣く420も可愛いよ畜生


んで>>216で約束したとおり戻ったので投下するぜ

228名無しオンライン:2007/01/04(木) 02:21:05.42 ID:ljlWVOHJ

  420「もぎもぎ〜♪御節にお雑煮〜♪お餅にお汁粉も食べましょう〜♪もぎもぎ〜♪」
ビス男「全く、食べてる時はほんとに幸せそうだなお前は・・・」

  420「当然、それにお正月だもん、美味しいものがいっぱいあるしね」
ビス男「だからってここ数日寝て食べての繰り返しばっかりってのはどうかと思うが
    ガーディアンズなんだからもう少し自覚って物をだな・・・」

  420「大丈夫大丈夫、お正月にミッションなんてそんなに無いって、あ、テレビ始まっちゃう、見なきゃ!」
ビス男「まあ、確かに・・・正月くらいは俺ものんびりするかなぁ」

  420「コタツぬくぬく〜・・・すぴー・・・」
ビス男「何かこの世の幸せを独り占め、見たいな表情してるなこいつ・・・」


その夜、ドレッシングルームにて・・・


  420「むぅぅ・・・」

風呂上りなのだろう、寝巻き姿の420が目の前にある板の上にそっと片足を乗せる
そしてゆっくりと両足が床を離れ板の上に乗り、針がその数値を示す・・・

  420「・・・・・・あっ、そうだ、パジャマの重さよね!うんきっとそう!」

いそいそとパジャマのボタンを外す、パサッと乾いた音を立てて上着が落ち白く透き通った肌と可愛らしい下着が露になる
そして420は自らを隠している最後の薄い布切れに手を―――

[*´・ω・`]b倫理的に自主規制

そして失意に倒れるパシリが一人、恐る恐る腹に手を伸ばしてみる

むに・・・


次の日―――


  420「もー!いつまで寝てんのさマスター、早くミッションに行くよ!」
ビス男「んー・・・いきなりどうしたんだよ、正月なんだからのんびりしてててもバチは当たらないだろ・・・」

  420「もぅそんな事言って、マスターもガーディアンズなんだからもっと自覚持ってよね!」

その後、数週間に渡り鬼神のような勢いで敵をなぎ倒す420の姿が見られたとかなんとか

  420「(せめてウエスト1cmは減らさないと・・・)ほりゃりゃりゃー!!420様のお通りだー!!!」
229名無しオンライン:2007/01/04(木) 11:03:02.48 ID:512wu+AF
>>228
単純さっぷりがふつうに可愛いんだが。
風呂って何だろう。メンテナンス用なんたら液的な何かか?
230名無しオンライン:2007/01/04(木) 13:25:36.31 ID:iZY2dwJy
>>229
埃とかなんやらで日常生活でも汚れるから
シャワー的なものだと推測
231名無しオンライン:2007/01/04(木) 15:35:33.79 ID:RJCMaNO7
>>229.230
風呂じゃなくてシャワーにしておくべきだった
うちの420でのネタはそんなメカ的な物じゃなくてもっと単純な物で見てもらえると解りやすいと思われます
232名無しオンライン:2007/01/04(木) 15:36:40.62 ID:yygQ1C3x
どうせなら湯船に浸かろうぜ

全裸で。
233名無しオンライン:2007/01/04(木) 20:09:36.30 ID:5lquJYIu
週間パシ通 vol.1652
-お肌の手入れはダイジョウブ? 美肌を保つ10の法則!- より転載。

パシリに搭載されている、人間の五感(主に触覚)機能を模すための各種センサー類の感知点の多くは
パシリの肌である準生態パーツにあるため、ルックスが低下するとセンサー機能が鈍ってしまう。
主人とより同じ状況を共有する事がパートナーとして必要になることなので、完全な無機のパーツではなく、
主がヒューマンならヒューマン肌、無機パーツのキャストなら無機な近い肌、等の設定が可能な
それぞれの種族の肌に合わせた設定が可能な準生態パーツが用いられる。
通常の皮膚より代謝は遅いが、準生態パーツも機能維持の為の代謝を行う為、
人体に無害な専用のナノマシン入り洗浄液(見た目や匂い等は普通の水と変わらない)で洗浄が必要。
"人体に無害"なので、主人と一緒にお風呂に入る事は、倫理的におk。



>>223
早速使ってもらってありがたやー。
他の作品のパシリ達も書き込まれるのを楽しみにしてよう、っと。
234名無しオンライン:2007/01/04(木) 21:48:48.18 ID:8xzDTDfD
>主人と一緒にお風呂に入る事は、倫理的におk。
そういえばここのパシリ達はだいたいみんな思春期↑の精神年齢だけど、
外見年齢とかだけ見れば喜んで一緒にお風呂なパシリも居そうだな。

wikiの名鑑なんだけど、左のメニューから詳細直行じゃなくて、
作品名が列挙されているようなメニューページでワンクッション作れないだろうか。
今のままだと他の作品を何処にどんな風に追加して良いか困るような。。。
235名無しオンライン:2007/01/05(金) 00:16:34.52 ID:hw1p5WYT
>>234

ワンクッションな感じ、ですか。
とりあえず応急処置的に作ってみましたが、センスがアレなので、
スレ住人の皆様で見苦しくないように編集しなおしていただけると助かります。

改変ついでに、編集テンプレの方法なぞ追加してみましたが、
解らない人が居るかどうかは別にして、余計わかりにくくなったと不評が出る前に
スレ住人の皆様で見苦しくないように編集しなおしていただけると助かります。(2回目)
236名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:47:10.93 ID:z4IwOItO
やっぱこのスレはクオリティ高いと思うんだ。
作者面々GJですぞ!

箱の人は過去シリアス編にっ!?
こっちもちょっとバトル色がでてきたぜぇーというわけで投下

それは変なキャストに変なパシリ…そして、
それに絡まれた気弱な箱と真面目なパシリのお話。

ディラグリーナの亜種、ディラ・グロブスに侵食された450。
彼女を救うために、箱一行は次々と刺客を打ち破る。
そして、最終車両の一つ前にたどり着く。
そこは一切の貨物が搭載されていない、静かな空間。
そして眼前には二人のローグス。
一人はセレブコートを羽織り、ワガクロッサを構え…
もう一人はゴジゴッジの上下、ダガ・サバッサとブドゥキ・レイ。
そして、それぞれ異なった獣骨のヘルムをかぶっている。
いままで打ち倒してきたローグスとは明らかに別格。

フローリン「ようこそガーディアンズ諸君…そして…ここが君達の…」
箱   「じゃまあああああああ! どけえええええええええっ!」

ワルキャスとワルパシリ〜謀略編7〜

セレブコートを羽織った男…首謀者フローリンと、その部下ステラは
暴走止まらぬ箱の突進は回避するも、その事態を把握できずにいた。
そうする間に、箱は最終車両に突入。450を救いに向かう。
237名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:49:36.12 ID:z4IwOItO
キャス男「あーあー…どーもすみませんねぇ…」
410 「あとでなんとかしますんで〜…それじゃ失礼するぜー…」

呆然とする二人を他所にそそくさとその後を追おうとするキャス男とパシリ。
ローグスたちの返事は最大レベルのフォイエとフォトンバレットだった。

フローリン「冗談は顔だけにしたまえ…この鉄クズども…」
410 「んだとてめぇ! ん!? おい、キャス男!」

双手剣デスダンサーを構える410を前に、槍で彼女の進行をさえぎるキャス男。

キャス男「ここは俺に任せな…お前にはやる事があんだろうが…」
410 「2対2なら余裕だろうが! ほかになんか…」

怒りの形相で見上げる410に対して、キャス男は敵を見据えたまま。
槍の矛先を二人のローグスに向けて。

キャス男「特製ブルーフィーターの効能…お前わかってるだろ?」
410 「ぇ…ああっ!」
キャス男「まあ、そーいうこった…行け!」

410の顔が怒りから寂しさに塗り替えられる。
それはどのパシリにも見れる…主と離れ離れになることを惜しむ寂しげな表情。

410 「ぁ…で、でもよぉ…」
キャス男「いいから行けや!!」

キャス男の覇気に押され、一歩二歩下がる410。

410 「くっ! 死んだらぶっ殺すからな! この馬鹿野郎っ!」

ステラ 「ちっ…行かせないよっ!」

最大速度で最終車両に向かう410。
それを妨げようとするローグス・ステラのダガーを槍の柄が押し弾く。
当然ながらその持ち主は…

ステラ 「くっ! 邪魔すんなくそがっ!」
キャス男「おっとお姉さん…うちのパシリになんか用か?
     あるなら保護者を通してからに…してもらおうか!」
238名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:51:21.65 ID:z4IwOItO
***

それは不意におきた。
最終車両に続く一本道。

箱   「前へ…前へ…前へ…前へ…」

箱の行動理念に身体のリミッターが限界を迎えようとしていた。
全身から黒い煙が立ち始める中、追ってきた410がトリメイトをぶちまける。
熱暴走するボディから煙がたちこめ、破損部分をナノマシンが修復。
肉体繊維の破損した部分を補いながらエネルギーパックを補充してゆく。

410 「おい箱! しっかりしろ!」
箱   「あ…あ…あ…あ…」

おもわず歩みを止め、膝をつく。
特製ブルーフィーターのデメリット。
それは効能が切れかける時に発生する…肉体破壊。
完璧な薬など存在しない。それはブルーフィーターも同義である。
だが…

410 「箱…?」
箱   「450…」

彼は歩みを再開した。
確実に一歩一歩…それはブルーフィーターの効能とは次元が違う。
それは…己の意思。
彼の行動原理は決して折れることはない…決して…決して!

箱   「彼女が…まってるんだ…僕を…僕をまってるんだ…
     だから…行かないと…いけないんだ!」

***

キャス男「デリャアアアッ!」
ステラ 「ハアアアアアッ!」

出の早いダガーをいなしつつ捌きつつ、キャス男は隙あらば槍で突く。
だがそれだけではダメなのだ。
全身に神経を集中させ、襲い掛かる火球もよけなければいけない。
239名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:53:19.53 ID:z4IwOItO
フローリン「私も舐められたものですね…」

状況は2対1…当然ながらキャス男が防戦になるしかない。
だが、そうであっても首謀者フローリンの焦りは消えなかった。
先に行ったPMとキャスト…そいつらが己の芸術を汚されると思うと、
腹の底からマグマのように熱い殺意を全身から滲み出してゆく。

フローリン「キャストはキャストらしく…とっととスクラップになりなさい!」
キャス男「ちいっ!」

棒高跳びの要領で、床に槍を突き立て、しなる槍の反動で飛び上がる。
その数秒後、キャス男のいた場所は爆発を起していた。

距離を置く二人と一人。戦闘中は常についてきたステラの方は息を切らし始めている。
自分のボスにすがるようにコートの袖を掴み、
何かを請う様な眼でステラはフローリンを見上げた。

ステラ 「はぁ…はぁ…フローリン様…奴…おもったよりやります…このままじゃ…」
フローリン「………」

マスク越しで互いの顔はわからない。彼女がボスをどう思うかなど、キャス男の範疇外。
だが、一つだけ理解できた。

キャス男「…こんな所で…ストロべりってるんじゃねええええええっ!
     むきいいいいいいいっ!」

まるでヒル・デ・ビアのように威嚇するキャス男。
二人は何処吹く風で無視をする。
だが…心無き男は己をすがる部下に指示をあたえた。
キャス男には聞こえぬ声…だが、そこ宣告にステラの身体と心を凍らせる。

ステラ 「えっ…そ…そんな…」
フローリン「…いいから行きたまえ…」
キャス男「?」

すっかりリラックスして槍を支えに耳をほじっていたキャス男であるが、
戦鬼の形相をしながら、ステラが特攻をかけてきた!
240名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:55:47.49 ID:z4IwOItO
ステラ 「うああああああああっ!」
キャス男「うおおおっ?!」

当然の油断。キャス男はステラに押さえ込まれた。
所作を封じされ、ビースト特有の腕力で思うように動けない。
唯一の救いは彼女の胸の感触でキャス男が鼻の下を伸ばしていたくらいか。
だが、キャス男の眼がフローリンに行った瞬間、表情が固まった。
首謀者は笑っていた…そして片手にフォトンをためて此方にかざす。

フローリン「では…消えなさい」
キャス男「! ちいっ!」

キャス男はおもむろにステラの膨らみをわしつかみにほぐす。
こんな危機的状況にもかかわらずだ。
当然ながらステラの動きに恥じらいが混じり吠え立てる。
その目頭には涙が微かに溜まっていた。

ステラ 「きゃ! なにすんっ…」

その隙だけで次の行動を映すのは簡単だった。
彼女をかばう形でフローリンに背を向けた…瞬間、大爆発。

ステラ 「っ?!」
キャス男「グオオオオオオオオッ!」

背中の配管ユニットが悲鳴を上げ、人口筋肉が過度の焼却に焼き焦げる。
だが、決して腕の中の女性を傷つけまいとおもわずうずくまった。
ステラは感情が爆発を涙で表し、敵が自分を守った事実に困惑した。
作戦に失敗した部下を呆れ顔で見放すフローリン。

ステラ 「え…え…?」
フローリン「…使えませんね…捨て駒にもなれないなんて…」
241名無しオンライン:2007/01/05(金) 02:59:51.02 ID:z4IwOItO
キャス男「今、何つった…?」

力が抜け、そのまま床にへたり込むステラ。
キャス男はゆっくりと立ち上がり、フローリンをにらみつけた。
おちゃらけでなく、相手に明確な殺意を向けて…キャス男は吼えた。

キャス男「てめぇみてぇな腐った奴をみると…どうもムカムカする…
     徹底的にボコす! 覚悟しとけや屑野郎!」

それは変なキャストに変なパシリ…そして、
それに絡まれた気弱な箱と真面目なパシリのお話。

さー終わりが遠くなってまいりました!
でも書くよ、ホントダヨ?
242名無しオンライン:2007/01/05(金) 06:26:43.12 ID:fcuyPJ4s
脇役(特に女性キャスト)の名前が思いつかないヨ('A`)

>>212
d。お言葉とご好意に甘えてデカイ面で投下させてもらうことにしたw

>>216
AAはコピペの単純な組み合わせだけどNE!![::゚∀゚]

>>221
ゴーデスというとスターフォースを思い出しちゃう俺www

>>224
キニシナイ!!
読みたい奴がいたのならネタを投下するのが俺のジャスティス
たまたま書き溜めがあったというだけとか言わないでwww

>>226
420可愛いじゃねえか畜生ッ!

>>228
浮遊システムを使えb(ry

>>241
ワルキャスてめー、かっこいいじゃねえか!!w
243名無しオンライン:2007/01/05(金) 21:02:54.67 ID:PJmzFpma
>>224
実は過去話じゃなかったり
やりたいとは思ってるんだが、黒キャス子がいかにして戦闘狂になったかっていう激しく鬱な内容だから後回しorz

>>225
もうゴーデスさんしかいないな、と思って書いた(`・ω・´)

>>242
つ1000000



さて、投下投下
244名無しオンライン:2007/01/05(金) 21:03:50.06 ID:PJmzFpma
〜黒キャス子と430〜

態度がでかいキャスト「廃棄されたぁPMはどこだ?」

廃棄されたPM。
今のご主人様からは考えられないが、ご主人様が自分の欲求を押し付け、玩具にしていた私の姉達。
幾度となくPMが変わるご主人様を見て、周囲の人々はこう呼んだ。
『PM殺し』。
しかし、このキャストがその噂を知っていたとして、何故場所を知る必要があるのか。

黒キャス子「…なんのことかしら」
態度がでかいキャスト「とぼけてもぉ無駄だ。
お前のぉPMが変わる時、我が社に送られてくるガーディアンズの内部調査による紛失理由はいつも『行方不明』だ。
だがぁ、わたしはある事実に気付いたのだよ。その全てのぉ内部調査の担当者はこの男だったということにな。
わたしはお前達のぉ関係を知っていたから、あとは簡単だったよ。少しばかりぃ手荒になってしまったが、証言も得た。
クックック、私はあまりぃ事を荒立てるような真似はしたくない。大人しくPMの廃棄場所を教えるんだ。
そして私は偶然それを発見・回収し、その功績によって地位が上がる。
お前とこの男は今まで通り、ガーディアンズとしての生活を送ることができる。
どうだ、悪い話ではないだろう?」

我が社?この男、GRMの関係者か。
…ご主人様が姉さん達のためにお墓を作っているとは聞いていたが、まさかこんな危険な橋を渡っていたとは。
この内部調査による不正が公になれば、ラックさんとご主人様はもうガーディアンズにはいられない。
ラックさんは昼前、GRMに目を付けられたことを伝えに…。
ご主人様が長期のミッションを受けようとしたのは、調査の手から逃れるため。
こう考えればなんとかつじつまが合う。しかし実際はGRMのキャストの方が一枚上手だった…。

ラック「す…ま……ない」
黒キャス子「………嫌、といったら?」
GRM社員リーダー格「その場合の説明はぁいらんだろう」

リーダー格が私に顔を向ける。それにつられるようにしてご主人様も私の顔を見る。
ご主人様がガーディアンズを追われることになれば、当然私はご主人様と一緒にはいられなくなる。
仮にご主人様と一緒に逃げ出したとしても、常に私の位置情報が本部に送信され続けてるので、ただの足手まといにしかならない。
245名無しオンライン:2007/01/05(金) 21:05:33.63 ID:PJmzFpma
黒キャス子「………分かったわ、墓の在り方は教える。…パルム、惑星パルムにあるわ。
ちょっと細工がしてあるから私がいかないと回収は出来ないわよ」
GRM社員リーダー格「ふむ………、まぁいい。少しでも妙な真似をぉすればこの男がどうなるかは、わかっているのだろう?では、わたし達はこのぉ男を連れて先にパルムに行っている。お前は次の便で来るがいい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

惑星パルム。
今でこそ緑豊かな地域も増えてきたが、かつては500年にも渡る戦争で荒れ果てていた。
その戦争の時代を知るキャストは、今もところどころに存在しており、
自分が必要とされない穏やかな時代をひっそりと生きている。
ある者はその寂しさを背負いながら、またある者は何らかの方法で寂しさを紛らわせながら。

そのキャストの女は暗闇の中で、椅子に座りながら寂しさに耐えていた。
10年前、ある事件がきっかけで社会に出る事ができなくなったとき、娘が自分に与えてくれた最後の居場所。

その娘から10年ぶりに通信が来たと思えば、その内容は「見つかった。今から行くから助けて頂戴」だけ。
全く、この老いぼれに助けを求めるようじゃまだまだ未熟だ。
娘を助けるつもりはない。私はただ、与えられた墓守としての役目を果たすのみだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
246名無しオンライン:2007/01/05(金) 21:06:36.60 ID:PJmzFpma
ピピピ

黒キャス子「ロック解除したわ。………行くわよ」

ホルテスシティ郊外に位置する小さな四角い建物。
必要最低限の生活設備が備わっており、その全てが10年近く使われていないように見える。
奥には地下に続く階段があり、二階ほど降りたところに、そのドアはあった。

プシュー

入った瞬間に視界が開け、広々とした空間が姿を現す。
ご主人様が照明のスイッチを入れると、目の前に浮かび上がるのは一体のキャストとその後ろに並ぶ23の棺。

GRM社員リーダー格「ああああっっっっ!!!」

突然、リーダー格のキャストが悲鳴を上げ、尻餅を突くように倒れ込む。
ご主人様とラックさん以外の全員が何事かとリーダー格のキャストを見るが、簡素な椅子に座るそのキャストの女を凝視し、
口をパクパクさせながらずるずると後ろに下がろうとしているだけ。
ラックさんはただそのキャストをじっと見つめ、ご主人様はゆっくりと近付いて行く。
両手を翼のように広げ、一言。

黒キャス子「ただいま………母さん」

〜続く〜
247名無しオンライン:2007/01/05(金) 21:10:02.84 ID:PJmzFpma
色々有り得ないキャストだらけの展開が続くが、生暖かく見守ってくれたら嬉しい(´・ω・`)
248名無しオンライン:2007/01/05(金) 22:16:24.31 ID:XwjZ0R/1
>>247
最近明るい話が多かったから黒キャス子の最初の方の話すっかり忘れてたなぁ・・・

この先黒キャス子の秘密が明らかになるのか、wktk
249名無しオンライン:2007/01/06(土) 09:36:23.35 ID:p5fkTxeP
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|               ,. -─―- 、.
  ||      | :|   |             ,‐'´::::::::::::::::::::::::::`‐、
 ノ L.      | :|     |             \ ,.. ---―─- 、_/.__
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  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,  '!
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj マイルームの   〔Θ〕 | ○    ○.| :|  まものが
|/レ/:| | //   //l/l`   なかにはー  .ヽハ  | //    //.l l    すーむのー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l            ./:::::::\|ハ __`ノ|/..
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ            .〈::::::::::::丶@--―-@:::λ
250名無しオンライン:2007/01/06(土) 13:33:06.87 ID:UaRPPDKC
旅行に行っててさーっぱりスレ覗けなかった赤いのです、あけましておめでとうございます。
拙い文章ですけども、思い出したように投下するので本年もどーぞよろしくですよ。

―新年の1コマ―
キャス子「うわー・・・お餅喉につまらせて重体ってニュースが早々に」(もぐもぐ)
450「焦って食べるからじゃないですか?ある意味で毎年恒例ですよね、嫌ですけど」(モギモギ)

201「これ・・・少し古くないですか」(モギモギ)
450「古くない。 全く、この子は誰に似たんだk」

450「・・・・・・・・・・」
キャス子「?」
無表情でキャス子の顔を見て口をぱくぱくさせる。

キャス子「えーっと・・・?」
ぱくぱくさせながら無言のジェスチャー。
450「・・・・・・・・」
キャス子「・・・喉につまらせた?」
音速で頷く450。
別に機能がどうなったとか言う訳ではないようだけれども・・・喉の内側に餅がべったり張り付きでもしたのだろう。

キャス子「病院行くー? え、剥がれるまで待つ? 命に別状ないからいいって?」
450(これでPMが病院運ばれるとか恥ずかしくてもう!!)
201「・・・・・・」(トントンとキャス子の肩を叩く)
キャス子「・・・・・・・・・・・・・・・」

キャス子「え、詰まらせる喉あったの・・・?」


オチもなくただただフェードアウトでした。(・ω・)ノシ
場合によってキャストっぽくなったり人っぽくなったり忙しいですね
251名無しオンライン:2007/01/06(土) 14:27:29.51 ID:ncbSOJFr
>>235
wiki編集乙!かなり見やすくなったと思う。

>>241
キャス男格好いいよキャス男。この手のキャラのお約束としてキレたら凄いんだろうなぁ…

>>247
黒キャス子の母か…どういう経緯で『母』になったのかとかも気になるな…

>>250
新年らしいネタで和んだw今年も宜しく!
それと、年末にちょっとだけキャラお借りしました。(言わなければ確証持てない程度にちょっとだけだけどイメージを…)
252名無しオンライン:2007/01/06(土) 18:17:55.71 ID:ecWjqku/
>>249
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj マイルームの   〔Θ〕 | ○    ○.| :|  まものが
|/レ/:| | //   //l/l`   なかにはー  .ヽハ  | //    //.l l    すーむのー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /

  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj たーよーれる   〔Θ〕 | ○    ○.| :|  みんな
|/レ/:| | //   //l/l`   ぱしりはー  ヽハ  | //    //.l l   モノメにするー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /

  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj ごうせいにかけた〔Θ〕 | ○    ○.| :|  みんな
|/レ/:| | //   //l/l`せいしゅんー    .ヽハ  | //    //.l l   モノメになるー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、      でも    V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /

  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj わーたーしーとー 〔Θ〕 | ○    ○.| :|  ともだちじゃ
|/レ/:| | //   //l/l`   ぱしりはー  .ヽハ  | //    //.l l    ないけどー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /

  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj わーたーしーのー〔Θ〕 | ○    ○.| :|  みよしと
|/レ/:| | //   //l/l`   ぱしりはー  .ヽハ  |        .l l    ともだちー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  Д  ,,イ ./ペッ
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /  っ

  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ            /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'            | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj だいたい      〔Θ〕 | ○    ○.| :|  ぷすまんが
|/レ/:| | //   //l/l` そんなーかんじー .ヽハ  | //    //.l l    びよりー
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、             V  :ト、..  lフ  ,,イ ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ             ハ  lヘ ` ー イ、 | /


いや特に意味は無いんだ
253名無しオンライン:2007/01/06(土) 18:32:27.62 ID:UaRPPDKC
>>251
指摘されて見てみれば・・・あぁ、確かにウチの450だと思いました!w
キャス子「食いしん坊450が定着してきたね」
450「不名誉です! 認めたくないですー!!」
201「なら食べてる分を私に」
450「それはないです」

>>252
わらたww
254名無しオンライン:2007/01/06(土) 20:00:16.32 ID:LrzapCzh
>>249では気づかなかったけど>>252でフイタwwwwwww
255名無しオンライン:2007/01/06(土) 20:03:26.31 ID:eRX3b3Ww
>>252
見てコーヒー吹いたわ…ギャグ漫画びよりのパシリバージョン想像しちまったwww
256名無しオンライン :2007/01/06(土) 21:11:49.40 ID:RceyPN4f
>>250
ワロタw 確かに食えるなら喉はあるのか。
モチつかえは掃除機で吸い取るのがマジでいいらしい。
パシリなら息吸われて窒息することもないし。

>>252
元ネタは知らないがなごんだ。GJ。
257名無しオンライン:2007/01/06(土) 21:14:50.05 ID:vFvi28aA
>>255
見てきたぜ
なんつーか絵描こうって気になったよ!
            …ぼ、ぼーるぺんで
肝心のPSUには全然インしてないが
ここ見てるとうちの450の為だけに課金しようかって気に
つかしました、ちと450を愛でてきますね^^
258名無しオンライン:2007/01/06(土) 21:19:31.04 ID:p5fkTxeP
259名無しオンライン:2007/01/06(土) 21:53:02.26 ID:CgY4VG0+
>>250
そいやパシリが食べたものって体内で分解されるんだろうか
と、疑問になったがそんな事は気にせずにガツガツ食わせてる俺420ユーザー

>>252
元ネタ知ってるとこれは笑うなぁw
260ぷす漫画びより:2007/01/06(土) 21:57:52.13 ID:ecWjqku/
>>255
こうですか!わかりません!!

元ネタ ttp://www.youtube.com/watch?v=5_3PO-0xWH0&eurl=

GRM「はいもしもし」
主「あ、け、結婚相談所ですか?」
GRM「えー、違いますがどんな御用でしょう」
主「え?あ、あの、結婚したいんですけど出会いがなくて」
GRM「うちの女性型パシリでよければご紹介しますが。ガーディアンズになって頂きますけど」

主「あ〜 どうしよう 間違い電話したら何故か勢いでガーディアンズにさせられてしまった…」
主「どんなパシリなんだろう… か、可愛いのかな?」
【希望】「モギモギしちゃうぞこのヤロー(はぁと)」
主「気に入らなかったらチェンジとかできるのかな…」

声「こんにちわー セクシーボディのパシリでーす」
主「あ!来た!! はーーーーい!!今開けま…」
主「あ、あの…」
パ「チェンジ!」
主「えええええーーーっ!」

パ「なんだ、じゃあ人間サイズの相手を探してるのね。
  あーよかった、私、こんなガーディアンズ紹介されてどう断ろうかと焦っちゃったわ」
主「おもっきりチェンジとか言ってたけど…」

パ「よし、任せなさい、私が立派なガーディアンズにしてあげるわ」
主「え、僕ガーディアンズになりたいわけじゃ…」
パ「何軟弱なこといってんだ!!」(ボゴォ!!)
主「え、えええ!? な、ななな軟弱!?」
パ「このド軟弱者!!モテないうえにガーディアンズになりたくないなんて!この最低人間!!」
主「てっきり一般人でもいいのかと…」
パ「アンタ今、私の中で最低番付の大関よ! 因みに横綱はヒューガ」
主「ヒュ、ヒューガなの?」
パ「とにかく、結婚相手が欲しけりゃガーディアンズになるのよ」
主「えー、ガーディアンズっすかー?」
パ「ガーディアンズのミッションがきっかけで結婚したケースも多いのよ?」
主「えー、無理だよ僕には…いててててて」
パ「いいから行くのよ、大関!さあ!」
主「く、くるしいー やめてー」
パ「えぇーい、観念せい!モギるぞ!」
主「モギられるー」
261ぷす漫画びより:2007/01/06(土) 21:58:22.02 ID:ecWjqku/
パ「ちょっとそこのニュマ子さん」
ニ「え?」
パ「どう?コレ」
ニ「いや?どうって言われても… 意味がわかりません」
パ「ちょっとさっき、モギりそうになったけど、どう?コレ どう?」
ニ「ちょ、近づけないで!何をモギりそうになったの?」
パ「頭」
ニ「頭を!?」
パ「おぉりゃ!(ゴスッ) さぁアンタ、こっからは自分で誘いなさい!ほら!」
ニ「だ、大丈夫…ですか?」
主「は、はい…えっと…」

主「やっぱダメだよ!面と向かってミッションになんて誘えないよパシリさん〜」
パ「えぇい、この根性無しが!SEEDに感染されて氏ね!」
主「え!? 酷い!」
パ「しょーがない、じゃあ、これ[パシスピーカー]を使って遠くから離しなさい。大関!」

主「あ、あのー、ぼ、ぼ、ぼくと…」
パ「あ、あのー、ぼ、ぼ、ぼくと…」

主「ミ、ミ、ミッションに行きませんか…?」
パ「ふ、ふ、ふたりで大人の合成しませんか…?」

主「今アレンジ加えてなかったーー!?」
パ「なによー!乙女のアレンジになんか文句あるっての!?」
主「乙女じゃねーだろっ!」
パ「だって聞き取り難いのよ! フォトン通信って!」
主「フォトン使ってるのに!?」

パ「この胸のボタン(450を服を思い浮かべてください)を押しながら何か喋りなさい」
パ「それをあの子の前で再生してあげるわ」
主「録音できるの!?」
主「じゃあ、えっと… (ピー)ぼ、僕と一緒にドラC周回しま…」
パ「何ビーチク触ってんだ!!」(ドゴォ!!)
主「えーっ!?ビーチク!?」
パ「録音ボタンは下よ!この破廉恥大関が!!」
主「あ、いやそのボタンがビーチクだとは思わなくって…」
主「ていうかパシリさん、それだとビーチク露出しっぱなしじゃない?」
パ「ガーン!!」
主「今頃気付いたの!?」
パ「し、失礼ね!パシリってこういうものなのよ!!バカ言ってないでさっさと録音しなさい!」
主「は、はい… あ、よく見るとちゃんと書いてある…」

主「えー、僕はヒューマンのハンターです。あのー、よろしければ僕と一緒にドラC周回しませんか?」
主「と、こんな感じかな?」
パ「ま、いいわ何でも  おまたせニュマ子さん」
主「あ、待って! 録音出来てるか確認させてよ!」
パ「じゃあ、ちょっと待って。巻き戻すから」
主「カセットテープなの!?今時!!」
パ「はい、再生」
262ぷす漫画びより:2007/01/06(土) 21:58:55.71 ID:ecWjqku/
「ええ〜 僕はヒューマンのハンターです。あの…よろしければ僕と一緒にドラ…ウワッ!」
「なっ、なんだこのビーストは… や…やめてっ うわっうわぁーっ!」
「痛っ 痛いですっ!! 何人目ですかっ!妻子は何人目ですか…」
「やめて!痛い! やめて――――――――っ―――――――――― でも…」
「気持ちいい……」

パ「フォトンって不思議」
主「フォトンが不思議なのにも程があるよ!」
パ「テープにとるのはやめよ!」
主「なんでレオが出て来るんだよ!」
パ「こうなったら合成よ!合成品をプレゼントするのよ!」
主「結局アイテムかよ…」
パ「さ、どうぞ!」(基盤を差し出す)
主「基盤の差込口はどこに…?」
パ「私の右目よ」
主「大丈夫なの挿しても!?」
主「まあ、パシリだから痛くはないのかな…」(ブスッ)

パ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」
主「えええええええええええええええええええええ!?」
パ「いぎゃああああああああああああああああああ!!」
主「うわあああああああああああああああああああ!!」
ニ「いやあああああああああああああああああああ!!」

パ「はよう素材も入れろっ!」(ゴスァッ!!)
主「つみぶぎゃっ!」
パ「痛いやろが! 目ェ痛いやろが!! 何時までも挿しとったら!!」
主「す、すみません、そんなに痛がるとは思ってなくて!」
パ「ホントに痛いんだから!急いで素材セットしなさいよ!まったく!」

主「う、うん… じゃあいくよ… せーの」
パ「ぎゃああああああああああああああああああ!!」
パ「しぬうううううううううううううううううう!!」

〜2時間30分後〜

パ「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
主「お、終わった?」
パ「ふ、ふぅぅぅぅ〜〜〜〜 死ぬかと思ったわ……」
主「ちゃんと合成できてるかなあ…」
パ「取り出してみる?」

パ「パパーン!パパーン!!」

主「どうだった?」
パ「おめでとうございます、トリメイトです」
主「失敗してるじゃないか!!」
パ「お馬鹿!!私の目の回復をしないとダメだろがっ!!」
主「えええええええええええーーーーーー!?」
263名無しオンライン:2007/01/06(土) 22:00:32.06 ID:ecWjqku/
なんとなくパロってみた。多分気の迷いだ。後悔はそれほどしていない。
ていうかむしろ動画見ながら書き起こすのが大変だったwwwww何やってんだ俺wwwww

ラストが全然違うけどキニシナイ!!(;゚∀゚)
264名無しオンライン:2007/01/07(日) 01:41:06.07 ID:OGatUnMR
かなり面白いんだ本当に。だがな大佐、420にしたほうがシックリきたのはなぜなんだろう・・[´・ω・`]
265名無しオンライン:2007/01/07(日) 02:05:20.08 ID:ve4XT0PL
>>264
特にパシリの指定はしてないので、好きなパシリを当てはめてくれればおk。
450の服のくだりは、他のパシリにボタンがあるかどうか知らなかったので450の服を例に取ったというだけw
あと、「450を服を」は「450の服を」の間違い。( ´・ω・`)ゴメンネ
266名無しオンライン:2007/01/07(日) 11:43:10.28 ID:z8jYcT9h
「んっと・・・んっと・・・・」
迷いながらも翳(かざ)した杖のフォトンが光る。
その小さく華奢な体には似つかわしくない長い杖
「はぁ!」
迷いを断ち切り一線、たちまち炎が凄まじい勢いで飛び出した。
全てを燃やし尽くそうとするその炎の向かった先は・・・・・

「ぎゃあ!」
コルトバ数匹と格闘する女ビーストfF。
「あ゛っじいいいいいい!」
周囲をコルトバに囲まれていることよりも己が炎に包まれていることの方が数倍一大事。
一心不乱に転げ回る女ビースト。名は「フレア」
いや、正確には違う名前だが、日常的に起こるこの現象から仲間達にそう呼ばれるようになった。
つまりは異名。

「あんた!またレスタとフォイエ間違ったでしょ!?」
すでに消化を終え、コルトバから距離を取るためにそれらに背を向けて走りながらフレアは叫んだ。
かなり怒っている様子。
「あう・・・あ・・・あ・・・・」
コレまで幾度となく犯してきた間違いにも初々しい戸惑いを見せる450
ちなみに愛称は「クレスタ」
もちろんガーディアンズ仲間が名付けた異名である。

「ごめんなさい!」
前に両手を揃えて杖を持ち、深々と頭を下げるクレスタ。
その姿を見てフレアがまた叫ぶ。
「あっ!バカ!!」
戦闘のど素人から見ても隙だらけのクレスタに左右からコルトバが突進。
今にも彼女を挟み撃ちしようとしている。

フレアの声に我を取り戻し再び杖を翳すクレスタ。
そして次の瞬間


「むぎゅうううううう・・・」

間に合わなかった。
コルトバに挟み潰され軽く宙に浮いた状態。
それでもか細い腕で必死にコルトバを押し戻そうとするか効果はまるで無い。
おまけに頬まで潰されて唇がとがっている。

「ふゅ、フュレアさみゃぁ・・・」
軽く頭降ってから額に手を当てフレアがうなだれる。
「はぁ。」

_________

皆さんの文章に触発されて書いてしまいました。
あまりにも鈍筆なのでここまでで1時間経過orz
267名無しオンライン:2007/01/07(日) 11:46:29.42 ID:z8jYcT9h
そして誤字だらけを今確認。

軽く逝ってくる。
268名無しオンライン:2007/01/07(日) 21:50:37.15 ID:9vyGAmqF
無機質フェンスで覆われた広場に鈍い金属音が響き渡る。
一機の戦闘用マシナリーがまさに叩き潰されるという表現が正しいやられ方で地面に沈む。
ここはモトゥブにあるマシナリー同士のコロシアム。
毎日行われる試合は観客を熱狂させる。

420「ご主人様。ここはなんでココまで熱狂するんですか?」
キャスト男「なんだか言葉がおかしいんだが。まぁ、理由としてはマシナリーが格闘武装だけという所だろうな。」
420「だから迫力があるわけですか。というかガーディアンズなのにこういうところにいていいんですか?」
キャスト男「それは言うな。悲しくなる。」

どうしてココにいるかという経緯はあえて省かせていただく。
そんな中、先程勝利したマシナリーのオーナーがなにかのインタビューに答えている。

オーナー「ええ、ガーディアンズに支給されるマシナリーありますよね?あんなマシナリーには到底出来ませんよ。」

自分のマシナリーを自慢しているのだろうか。ココにガーディアンズのマシナリーが居ることに気づいていないのはかなりのミスである。
420からプチッという音が聞こえたが、気にしたら負けな気がするのでインタビューに耳を傾ける。

オーナー「なんでしたか・・GH420?あれ戦場をウロウロしているだけみたいじゃないですか。ああいうのなんか論外ですね。」
420「(ブチッ)」

今度は確実に聞こえた。正に堪忍袋の緒がきれた瞬間である。
その瞬間420がなぜか片手にはクローを装備し、フェンスをやすやすと突き破りオーナーの元へと駆ける。

オーナー「ですから・・ん?」

気付いた瞬間にはそのオーナーのマシナリーの四肢をバラバラにし、器官をすべて・・
(いろいろな方のため、倫理的に自主規制)
そしてオーナーの方にキッと視線を向ける。

オーナー「な・・GH420!?な・・なんでココに!?」
420「誰が論外だコラー!!」
警備員「お、おい!だれか止めろ!人一人本気で殺しかねんぞ!」

―――翌日。

キャスト男「それ以来、俺の420がコロシアムの女王として君臨してるんだ。」
ヒューマン男「あんたも大変だな。」
269名無しオンライン :2007/01/07(日) 22:38:47.64 ID:FLKU1krX
>>266
同じ名前の仲間がいるもんで吹いてしまった>フレア
(↑のようなことはないので念のため)

450に「クレスタ」って名前はいいかもしれんな。間違いはしてほしくないがw

>>268
負けず嫌いの420ワロスw
しかし、ガーディアンズ用のマシナリーよりはるかに強いって…
実際キャスト並みってこと?
270名無しオンライン:2007/01/07(日) 23:13:56.66 ID:LthSDASM
>>267
コルトバに潰される450を想像して吹いたw
誤字は投稿前に見直しで解決、それでも気付かなかったらまあ仕方ないと思うべし

>>268
なんか親近感湧く420だw

ガーディアンズ以外のマシナリーって事はグリナビートとかみたいなメカメカしいマシナリーなんだろうか
271名無しオンライン:2007/01/07(日) 23:36:39.20 ID:ve1WISDo
最近、小ビス子話の続きこないな
箱やオールスターの話もだが(´・ω・)

特定作家を持ち上げるのはNGかもしれんが、楽しみにしてるんだ…
272消えた花嫁?(1/5):2007/01/07(日) 23:51:15.30 ID:zm6BZxHB

俺の名は鼈甲(べっこう)その昔 亀の甲羅から作った装身具の材料なのだそうだ。
どんなつもりで俺の親がこんな名前を付けたかは知らんが・・・・ただ、
俺の親が相撲KINGプレートと言う珍しい鎧を手に入れてそれで
俺の名前が鼈甲になった。(亀の甲羅と相撲取りに何の関係がある?)

その親も今では遠い宇宙の彼方だ。
俺が今の大道芸人を辞めて政府の仕事に就いて外交で行くか。
次の移民船が来る様な事態が起きて帰りの船に乗り込むか・・・。
そうでもしなければ俺が故郷に帰ることは無いだろう。

俺はパルムの青空を見上げた。パルムの空は好きだ。故郷の森で見上げた空を思い出す。

「・・・・・・へ戻りますか? はい いいえ」

あの時の故郷の空は、ただ高く そして青く・・・・岩ゴリのメギドは痛かった。

「鼈甲様 鼈甲様・・・・。 どうなさいました? モギモギ」

俺のPMだと言う450が心配そうに声をかけて来た。
確かに俺がガーディアンズを辞める前に育てたPMは450だった。

「なんでもない。空が青かっただけだ。」


確かにこの450とガーディアンズを辞める前に所有していた450の登録番号は同じだが、
書類上のデータと言うものはいくらでも改竄出来る。
しかもこいつには俺と過ごした記憶が無いと言うのだから真偽については怪しい物だ。

にしても・・・・・。

「お前は・・・。手伝うか食うかどっちかにしろ!」

450はこの間モトゥブのクバラシティで買ってやったおでん缶が気に入ったらしく
片時も缶を離さずにモギモギとおでんを楽しんでいる。

PMの小さな手では缶を持つのも大変だろうに片手でおでん缶を支え
もう一方の手で大道芸用の的を置きつつ、口に咥えたおでんをモギモギしている。
そして、モギモギの合間に話しかけるという始末だ。(これは既に芸の域だろう。)

「う・・・。」

450は手伝うの優先するかおでんを食うのを優先するか迷っている様だ。

「おでんもコンニャクもつみれ大根も・・・。みんな大切です。」

「もういい。 好きにしろ。」

俺は残りの的を並べ始めた。俺の芸で一番人気があるのは目隠しをして
無数の的を次々とテクニックで射抜いていく芸だ。
まぁ故郷で身に付けたゾンデはオートロックする。目隠しだろうが暗闇だろうが
障害物越しだろうが当たるだけの事なのだがここの連中にはそれが珍しいらしい。

「みんな・・・・鼈甲様に教えて頂いた大切な言葉です。」

そう、こいつが俺のPMだと言い張る理由・・・。
それは、俺と俺のPMしか知らない筈の言葉・・・いや単語か・・・を覚えている。
と言うことなのだそうだ。

そんな事は正直どうでもいい。 今ここに俺が居てこいつが居るそれだけでいい。
273消えた花嫁?(2/5):2007/01/07(日) 23:53:02.26 ID:zm6BZxHB

「だから・・・そんな泣きそうな顔で見上げるな。」

従者を見捨てた主に主たる資格は無い。俺はガーディアンズを辞めた時にPMを見捨てた。
だからこいつが本当に俺のPMだとしても俺はこいつの主人じゃない。

主でもなく従者でもない者同士の立場は対等であるべきだ。

「それと“様”はよしてくれ 鼈甲でいい。俺はお前の主人じゃないよ相棒。」

「べっこう・・・・・・様。。。。。私には呼び捨てなんて無理です。」

「なら王子でいい。毒キノコでもでいい。」

俺は極彩色のキノコの傘状(見るからに毒キノコ)の帽子をかぶって見せた。

「ぷっ・・・。」

「笑ったな。」

「も、申し訳ありません・・・王子・・・様。」

一気に顔を真っ赤にして俯く450。まぁそうだろう王子に様を付ければ
これほど恥ずかしいものは滅多にない。それに“毒キノコ様”もありえない。

「卑怯です・・・・もごもご。」

王子と言う単語が敬称で更に敬称の“様”を重ねる事は相手を侮辱する行為だから
PMにはその選択は簡単には出来ないだろう。

「卑怯です・・・・王子。」

故郷ではその風体から“王子”と呼ばれていたからこう呼ばれる事は構わない。
それに“王子”は単体で敬称だから450の許容範囲だろう。
相棒との妥協点としてはこんなところか。

2人の漫才にガヤガヤと人が集まってきた。そろそろ大道芸の商売を始めますか。

先ずは手始めに素手から真上にフォイエを打ち上げる・・・・・・。
274消えた花嫁?(3/5):2007/01/07(日) 23:55:40.89 ID:zm6BZxHB

この間俺の呼び方の件で苛めたせいだろうかここ数日450がパルムに顔出してない。
2、3日なら都合の悪い日もあるだろうと思っていたが、
それ以上となるとさすがに心配になってきた。

連絡を取ってみると・・・・・「ミッション中なので御会いできません。」と
返信が帰ってきた。モトゥブに行っていたアイツの主人が帰ってきたのか。
それならそれで連絡してくれてもよさそうな物だが・・・・。
(まぁそれは自惚れと言うものかもしれないが)
それにしても来る時は来たで鬱陶しくつきまとうは、少し冷たくすれば
泣きそうな顔になるは、来ないとなったら連絡ひとつよこさないは・・・ぐちぐちぐち。

俺の(ガーディアンズ)ライセンスは残っていたよな、暇潰しに情報を集めて見るか。

フライヤーベースの受付を覗いてみたが実行中のミッションにそれらしい物はなかった。
次にガーディアン支部の受付を覗いてみたがここも同じだった。

さて、どうするか・・・。野営基地まで足を伸ばすのは暇潰しにしては度が過ぎるし
そういえば少し前に西側のGRM前にも新しい受付が出来たんだったか。

リニアトレインの受付で俺が見たものは・・・・・・。

「太りすぎて婚約者に顔をあわせられない!ダイエットを手伝って!」

依頼者はGH450か・・・・、アホか? お前以外に婚約者持ちの450が何処にいる?
しかも・・・俺の居住地のパルムでミッション依頼するとは。
ニューデイズやモトゥブならまだ見付からなかったろうに。

相棒の“婚約者にあわせられない顔”を見たくなってミッションを受けてみた。

「いらっしゃませ。このミッションはリニアトレインから臨時拠点、デネス湖経由で」
「フォランの滝まで私を連れて・・・・・。」

「よぉ 元気そうだな。ミッションって言うから」
「あの変なキャストがモトゥブから戻ってきたのかと思っていたらこんな事か。」
「太りすぎたって言う割には見た目は変わらんよな。何処が太ったんだ?」

「・・・それは言えない場所です。」

「そうか、じゃ早速ミッションを始めるか。」
「俺がガーディアンズとして(ミッション)を受ける分には問題ないんだろ?」

「卑怯です・・・・王子。」


貨物列車内を進んで行く。
最初の敵はローグスが3人か・・・・これも嫌なんだよな、人間が相手って言うのは。

「ちょっと、ローグスの足止めをしておいてくれ」

450にローグスの足止めを任せて俺は貨物列車の先頭側の扉の隅に背中を密着させて
素手の打撃モーションを空振し続けると。モーションの最後に一歩下がるその動きで
背にした扉の中に少しづつめり込んでいく。

そして、次の車両へと抜ける。

「王子 置いてかないでぇ。」
275消えた花嫁?(4/5):2007/01/07(日) 23:58:02.01 ID:zm6BZxHB

「王子 こちらでしたか。」
「扉を開けずにすり抜けるなんて止めてください。」

「いや・・・・お前こそ何処から湧いて出た? 扉すら抜けてなかったぞ」

「気のせいですよ 私はちゃんとそこの扉から。」

「450さん・・・・扉・・・閉まったままですが。」

「だからそれは気のせいです。王子。」

「・・・・・。」


とりあえずソレは気にしないことにして俺達は不要な戦闘はなるべく避けて
貨物列車の先頭へと進んでいく。でもこいつ・・・・・。
次の車両へ移動するといきなり現れるよな。

先頭車両にはディラ・グリーナ!!
・・・・なんかコロニーのリニアライン居たヴァンスみたいな奴だな
この系統の奴って鉄道マニアかなんかか?

火属性か・・・。ならバータでいいな。俺は一度手前の車両に戻った。

「王子? 先頭車両の入り口前で立ち止まってどうしたのですか?」
「PPの回復でも・・・え?」

いや、TPは十分に残ってるよ。俺のバータはここからあの鉄道マニアに届くんだ。

・・・・特に語ることも無く鉄道マニアは散った。
空にまた鉄ちゃんの星が増えたことだろう。

「・・・・王子、エリアの外からボスを倒さないで下さい。」

「450見てごらんあれが鉄ちゃんの星だ。」

「鉄ちゃんの星????・・・・いったい何の話ですか????」


貨物列車を鉄ちゃん達の墓場にして。臨時拠点から旧メルヴォアシティ方面に向かう。

途中、サンダ○バ○ド2号に足が生えた様なのや、虫っぽいのが居たが
印象が薄かったせいかどうも記憶が曖昧ではっきりと思い出せない。

どこかで見たような景色、どこかで見たような敵、初めての場所のはずなのに。
これをたしか・・・デジャヴューと言うんだったかな?

「アレ? このディ・ラガンには首が2本あるな。」

「王子 あれはディ・ラグナスです」

それにしても長いミッションだ。しかし、何が長かったのか思い出せない。
目の前には10個ばかりのアイテムボックスが並んでいる・・・・・。

ここで黙祷を奉げよう。
この長いミッションで俺達を楽しませてくれた貨物列車の鉄ちゃん達の冥福に・・・・。
276消えた花嫁?(5/5):2007/01/08(月) 00:00:39.13 ID:BnKX/1yj

「わぁ♪」

デネス・レリクスを抜けて目的地のフォランの滝に抜けた450が感嘆の声を上げた。

「王子 見てください。滝ですよ滝。」

「何気にこの滝しょぼくないか?水もなんかチョロチョロと・・・・」

「むぅ!」 火鉢にかざした餅の様にぷぅっと膨れる450がなにやら妙な事を口走る。

「私がはじめて見た滝に感動してるのに。」

フォランの滝は2段になった崖の上段から崖下に落ちる水を
中段から眺めるようになっているのだが今は乾季と言う事なのだろうか
崖上からは何条かの水がチョロチョロと落ちるのみである。

雨季になって豊富な水量になった滝をもう一度450と見に来よう。
流石にこの風景に感動している450が哀れに思えてきた。

「はじめてって・・・・お前は何度もここに来てるんじゃないのか?」
「お前が募集したミッションなんだろ?」

「・・・あ゛・・・・それは・・・・誰もミッション受けてくれなくて・・・。」

「そりゃそうだ。婚約者の居るPMが依頼主だなんて妖し過ぎる。」

「・・・・その婚約の事なのですが。どうして私と?」

俺はパルムの空を見上げた。滝の風景が貧しくてもパルムの空は青くそして高い。

「移民の俺はここの連中とは異種交配になるしな。(子供は作れない)」
「移民街を作ってつるんでるのも居るが、新しい土地に馴染めなくて何処が移民か。」

俺は空に向かって話す。

「なら・・・誰を選んでも同じだ。なら・・・誰に気兼ねをする必要がある。」
「お前と婚約した理由?  そんなもの簡単だ話だ お前がお前だからだ。」
     ・
     ・
     ・
しばらくの沈黙の後 カシュっと場の雰囲気に不釣合いな音がフォランの滝響く。
450は何処からか取り出したおでん缶の蓋を開けていた。

「お前は・・・・。これはダイエットミッションじゃなかったのか?」

「私が私だからです。私の大好きなものを大好きな人と大好きな場所で食べます。」

「ここは初めての場所じゃなかったのか?」

「はい、でもここは大好きな場所です。王子。」

「そうか。」
     ・
     ・
     ・
「おなかすいちゃった。」
277名無しオンライン:2007/01/08(月) 00:01:20.62 ID:BnKX/1yj
ダイエットミッション話が形になったので投下しました。
それにしてもフォランの滝はなんであんなにしょぼいのだろう?
滝一面に水を落とせばもっと迫力のある光景になったと思うのに残念。

450c「これって“消えなかった花嫁”じゃないんの?」
450d「えへへへぇ(ニタニタ) 牛すじモギモギ。」

450c「これだから“450は食いしん坊“って言われるんよ。」
450d「えへへへぇ(ニタニタ) さつま揚げモギモギ。」

450c「結局ダイエットは失敗したんよね?」
450d「うっ・・・・。」
278名無しオンライン:2007/01/08(月) 00:21:54.39 ID:c7Vlq/3u
>>277
ずっと登場してるおでんのせいか、
最初王子を玉子と読み違えてしまい、わけがわからなかったぜw
279名無しオンライン:2007/01/08(月) 05:47:25.46 ID:Kb9atx60
>>277
凄いほのぼのしつつちゃんと設定が生きてるなぁ。楽しく読めた。
にしても壁抜けはどうかと思うよ毒キノコ様ww
280名無しオンライン:2007/01/08(月) 06:11:32.23 ID:ZQPAvbd9
壁抜けせんとソロで洞窟と遺跡行けんかったんや!
281炎の追憶 4:2007/01/08(月) 06:21:08.51 ID:c7Vlq/3u
惑星パルムの一角。ラフォン草原の湖畔。
その大地と湖はオレンジ色の光に照らされ、数多の銃声と轟音と、断末魔が響いていた。

「いけェ!! 狂った機械どもを蹴散らせッ!!」
指揮官の号令の下、被害を受けながらも進軍するヒューマンの部隊。
劣勢から、撤退を始めるキャストの部隊。
しかし悪い方向に転がり始めた状況は、容赦なく彼らキャストを奈落へと導く。

「このっ!このっ!!くたばれキャストどもっ!」
部隊から先行した一つの部隊が森を抜け、退却するキャストの部隊に銃弾を浴びせる。
フォトンの弾丸に貫かれたキャストの流すオイルが、
沈み行く太陽に照らされ、まるで血のように大地に流れていた。

「はぁ、はぁ   …?」
と、ヒューマン兵の眼前、小高い丘の向こうで赤く光る陽光の中に、何かの影がぼんやりと浮かんだ。
(なんだ…あれは…)
疑念に憑りつかれ、目を細めながら動きが止まるヒューマン兵達。影は、人型だった。

ブォン

重く唸るフォトンが展開される音。
影の左右に、新たな大きい影が生まれ、その輪郭に沿ってフォトンが光る。
まるでそれは翼。翼の生えた大きな影。

そして影が動く。
遮るものが唐突に消え、沈み行く光をその目に受けた兵士達の視界が一瞬白くなる。

ズウォン

重い音と共に、一人の兵士の胴が下半身と別れを告げた。
スローモーションのように下から上に流れる景色を見ながら、
彼は今自分に何が起こっているのか理解しきれていなかった。
「な、な、な!?」

シールドラインは展開していた筈だ。しかし、それをもものともしない圧倒的な斬撃。
大地に己の鮮血と内臓が零れる。薄れゆく意識の中、兵士が目の前に立つ影を追う。

夕日よりも紅い、紅いボディのキャスト。
右手には大剣。そして左手にも同じ大剣。規格外のツインソードを持ち、それはそこにいた。

「あ、紅いボ……ディ…… りょ…う…手に…ソード… き……さま…が…ブラ……ッ……」
怨敵の名を最後まで紡ぐことはできず、兵士の目から生気が消える。

「…次だ」
既に「生命体」ではなく「モノ」と化したそれに興味を示さず、彼は回りを見渡す。
「や、奴だッ!! ブラッドリィだっ!! う、撃て、撃てェェェッ!」
響く銃声。そして幾つかの断末魔。
282炎の追憶 5:2007/01/08(月) 06:21:47.91 ID:c7Vlq/3u
「な、何…」
丘の向こうに増えていく影。夕日に照らされ、光るライフルのバレル達。
「や、奴の部隊か………ッ!?」
直後、思考が止まる。いや、既に考えることが叶わなくなったというべきか。
左の肩口から袈裟斬りにされ、またひとつ命が消えた。

「う、うわあああああああああああああっ!!」
残された幾人かのヒューマン兵が狂ったような叫び声を上げ、
紅いキャストが存在する空間にばら撒かれるフォトン弾。
しかし、大剣の前にそのフォトン弾は弾かれ、彼らと紅いキャストの間合いが詰る。

「ひ、ひいっ!!」
怯む兵士達の中心に、黄色の光跡を引きながら、紅い影が風のように滑り込んだ。
刹那その影の持つ二つの大剣が薙ぎ払われ、
一つの生命が二つ、ないしはそれ以上の数の「モノ」に成り果てていく。
数分も経たずに、そこには死がばら撒かれていた。

「次は」
振り返ることなく、後ろの影に向かって尋ねる紅いキャスト。
「隊長、森の中から反応が。数からしてこの周辺のエリアに展開する敵の本隊だと思われます」
群れる影の中から一人出てきた緑色のキャストが答える。

「数は」

「96です」

「わかった。我々の部隊で殿を務めるぞ。適当に相手をしつつ退却する。無理はするな」

「はッ」

最低限の会話。紅いキャストの後ろに彼の部隊員が並ぶ。その数およそ40。
その中には例の女性キャストはいなかった。
別の場所にいるのか、それとも置いてこられたのか。

「いくぞッ」
「はッ!」

短い号令とそれに従う声、声、声。
キャスト達はくるりと方向を変え、丘の向こう、友軍が消えた森へと消えると、
数分もしないうちに森を抜けたヒューマンの軍勢が丘にたどり着いた。
「機械どもの反応はどうか」
指揮車に乗る指揮官のヒューマンが部下に尋ねる。

「森に…40体ほど潜んでいますね。既に本隊は森の向こうに抜けているようです」
「そうか、おそらく殿の部隊かもしれんな。ならばそれほどの戦力はなかろう。一気に蹴散らすぞ!」
その号令の下、そのエリアは再びフォトン弾の飛び交う戦場となった。
退いていくキャスト、進軍するヒューマン。
このエリアでの大勢は、ほぼ決まろうとしていた。
今は、逃げるのみ。 紅いキャストはハンドガンを撃ちながら、そう考えていた。
283名無しオンライン:2007/01/08(月) 06:26:29.61 ID:c7Vlq/3u
>>210の続きを投下。
バトルシーンって難しいなあ。紅箱の強さを上手く表現できたか自信ナス[´・ω・`]

因みにツインソードはビジュアル的に迫力がある武器を考えてて思いついた創作ねw
大剣二刀流だと思ってくだせえ。
284名無しオンライン:2007/01/08(月) 08:39:26.26 ID:hCOuffpl
>>269
感情の起伏により、強さが一時的に変わるものと思ってもらえば嬉しい。
坂本ジュリ●ッタみたいな。

>>270
グリナビートやゴーマ・ディラ見たいなもんだと思ってもらっておk
285名無しオンライン:2007/01/09(火) 02:06:17.75 ID:mKplGGCv
[ ゚Д゚]  fFってさ、攻撃力しか長所ないからって
      如何に多いダメージをたたき出すかでしか
      自分をアピールできないんだよな


黙れfG! 自らの長所を活かす戦い方を         |゚w゚ |
選んで何が悪い?
全タイプ中最大の命中を誇りながら
射撃オンリーで寝落ちか? 迷惑な奴め!


[ ゚Д゚]  これだから脳筋馬鹿は・・・
      戦いとは一固体を素早く殲滅するだけでなく
      全体的な敵勢力の戦力ダウンを効率よく行い
      その状況に応じて最善の武器を選ぶ事にある
      fGにはその選択肢が豊富にあり
      その中から最も安全かつ確実な手段を
      選んでるだけだ


クハハ! 聞いて呆れる                    |゚w゚ |
一方面において突出した能力を持つ仲間がいるなら
それを最大限に活かした戦い方をとるのが理想だろう
fGに戦い方が豊富に用意されているというなら
それこそ貴様が仲間に合わせて動くべきであり
さらに自らの命中を活かす事を考えれば
前線に切り込みより多くの敵の攻撃チャンスを潰すべきだ



  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|
  ||      | :|   |
 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /) まあ、キャストなんかより
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ   私の方が優秀なんですけどね
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj      というか、昔BBスレで使ったネタの
|/レ/:| | //   //l/l`            使いまわしですけど
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ
286新米ママの子育て記 その2:2007/01/09(火) 20:42:16.50 ID:ikgP12qW

あっ、これ続き物の扱いじゃなくて単発集の扱いでお願いするんよ。
(450cも姉妹漫才のノリの方がよさそうなので)

やっと、うちの青玉がネコ(GH302)になったんよ。
んで、とーさんが酷いんよ。
うちが爪の先に火灯してお金ためてたのにぃ・・・・。

うちは、始めはドラC周回と遺跡C周回を交互にやってたんよ。
ドラCは実入りがいいし、遺跡Cは青玉にあげるスタッフが拾えるしぃで。

ラッピーの羽やら、拾った素材で青玉にジュースやらスケドやらを合成させて
うちの店で売ってお金ためてたんよ。

450(無印)の風邪が治った記念にとーさんと無印とでリニアトレインに行った時に
とーさんったら虎の子のクロスボウをPP切れさせて。

「やっぱりもう一本欲しいなぁ」とか言い出して、いやな予感がしたんよ。


それからしばらくは何事もなくて、ウチは周回場所をドラCから研究施設C変えて
青玉を育ててたんよ。

そしたら・・・・とーさんがいきなり2本目のクロスボウを買ったんよ。
クロスボウだけならまだしも、カードまで買ってたんよ。

とーさんはあんまりお金持ってなかった筈なんに・・・・。
嫌な予感が当たった気がしたんよ。とーさん、うちの貯金でカード買ったんよ。
うちが、どんな思いでお金溜めたと思っとんの?

基板買ってジュース作って店で売って50メセタ100メセタをコツコツ溜めたお金なんよ。
いつかニャンポコになった青玉と一緒に遊びに行く時の装備を買うのを楽しみに
溜めてたお金だったんよ。

とーさんに使い込まれるぐらいなら残ったお金でディスク買い込んで、
一気に青玉育ててやる。ざまーみろ!!

そんなこんなで、うちの青玉改めネコをよろしゅうに。
(やっとニャンポコまでの折り返し地点を越えたんよ)
287名無しオンライン:2007/01/09(火) 20:44:22.74 ID:ikgP12qW
>>278
>最初王子を玉子と読み違えてしまい、わけがわからなかったぜw

 「も、申し訳ありません・・・玉子・・・様。」
 一気に顔を真っ赤にして俯く450。まぁそうだろう玉子に様を付ければ
 これほど恥ずかしいものは滅多にない。

実にシュールだ。 こうゆうボケもありだな。

450d「玉子様は嫌です。それにおでんの具の場合玉子はバクダンと呼ぶべきです。」
450c「バクダンは玉子巻(丸ごと玉子入りさつま揚げ)の事なんよ。玉子は玉子。」


>>279
>にしても壁抜けはどうかと思うよ毒キノコ様ww

毒キノコ様がレーザーフェンスに斜め方向の微妙な角度から侵入するとあら不思議。
毒キノコ様が裏側のパレットにスターアトマイザーをセットするとあら不思議。
毒キノコ様が・・・・。

毒キノコ様は悪の限りを尽くします。


   , 口 ノ、   ζ⌒ヽ
 〈, , ノヽハ〉.  /・ ・ ヽ
  @リ ゚ ー゚ノ|. (_ 〜 _)
  |/ 〉 ' )っ  Ο ̄Ο|
   レんヽ_ヽ   /   Ю
   i_'ォノ  .  しー-J


>>280
壁抜けせんとソロで洞窟と遺跡行けんかったんや!

遺跡(最終フィールド)の入り口がロックされていて
そのロックを解除するには、遺跡以外の3つのフィールドにある解除スイッチの
作動必要で・・・・スイッチ作動のためだけに最初からやり直す仕様が嫌われて
遺跡入り口の扉で壁抜け覚えたユーザーがかなり居たのも懐かしい記憶です。
(後に解除スイッチは事前に作動できる様に仕様変更された。)
288名無しオンライン:2007/01/10(水) 09:05:44.92 ID:H93Q7Ja6
最近勢いが恐ろしくなくなったなこのスレ…
何人くらいが見てるんだろうか…
289名無しオンライン:2007/01/10(水) 10:07:07.12 ID:r5BFG41k
俺は毎日欠かさずチェックしてるぜ?
俺には文才も創造力もないから投下はできないがな!
290名無しオンライン:2007/01/10(水) 11:03:13.25 ID:yH8kpO76
同じくマメにチェックし保存してまっせ
アイデアはあるけど文才皆無なので^^;
PSU本編のストーリーよかココのが数倍面白い、わっふるわっふる

懺悔:ごめんなさい小ビス子つくって育てました(20で止めて430育成中
291名無しオンライン:2007/01/10(水) 12:25:06.53 ID:HClIZvwL
じゃあ明日みんなで雪合戦しよーぜ!


…いや、『新しい配信があればきっとそのネタが出てくるさ』って書こうとしただけなんだ、すまない。
292名無しオンライン:2007/01/10(水) 17:55:56.00 ID:eqa39I+G
俺も欠かさずチェックしてるぜ

でも最近シリアスネタ書こうと頑張ってるんだが中々かけなくて止まってるんだ・・・orz


普通の日常ネタなら書こうと思えば割りと書けるのにシリアスは苦手らしい・・・
293名無しオンライン:2007/01/10(水) 18:18:54.15 ID:Fsw0Mc7X
>>292
同情する。本気で。
294名無しオンライン:2007/01/10(水) 18:39:04.88 ID:6utD2ckp
>>レスいただいた方
かっこいい ときだって あるよ キャス男 だもの

>>黒キャスコさん
やっぱキャストは異人ばかりだぜーGJ

>>日付の人
壁ぬけ…なつかしいのう。
みえる! 幸せ太りする450bのすがた!

>>箱の人
赤箱つえええ! 大剣がとくいと(メモメモ


新規の方もようこそウェルカム!
パシリへの思いがあるだけで貴方はこのスレの住民!
私は心からそれを応援するものです!
295名無しオンライン:2007/01/10(水) 19:26:43.08 ID:qu6WL9SN
いつもはROMってますが
泣いたり、笑ったり、感動したり
楽しませて読ませていただいてます
296名無しオンライン :2007/01/10(水) 19:43:45.35 ID:53B+pgMJ
すいません…パシリへの愛はあまりないのですが
(最初は何だこの幼女オンライン、きめぇwとしか思ってなかった)
面白い話が読みたい一心で毎日覗いてますorz

こんな外道者ですが、SSを書くのも好きなもので
そのうち何か落とすかもしれません…
297名無しオンライン:2007/01/10(水) 20:17:32.81 ID:KsqWshPP
あの頭身で幼女はキツイわ
298名無しオンライン:2007/01/10(水) 20:20:42.64 ID:6S6KVPT1
パシリは幼女じゃなくて小人だよ
むしろ妖精みたいなものだよ
299名無しオンライン:2007/01/10(水) 21:02:47.86 ID:4HWH+4rF
流れ無視して投下。
あんまり一人が連続して投下するのはどうかと思って控えてたんだ[´・ω・`]
300名無しオンライン:2007/01/10(水) 21:03:30.24 ID:4HWH+4rF
「ぜえ、ぜえ、ぜえ」
やっと440の追跡から逃れ、ぶっ倒れて一息つく箱。
「…ふー、酷い目にあったぜ…      プククッ」

ゴスッ

顔をボコボコにされつつ、いまだ余裕を忘れないワルキャスに410の追加の一撃が一発。

『はうはう、ルウたん… はうはう』

いまだ精神的ダメージから回復しきれていないヒュマ男がこの後処分されるであろうお宝の偲んでいる。
まさに地獄絵図。グラール中の悲劇がここに集約したかのような惨状。

「いてて…  ん? おい、箱」

「な、なんですか ぜえぜえ」

「450はどうした?」
そういえば肝心の450の姿がない。
何時も箱の横で保護者よろしく杖を持って立っているのだが。

「ああ、450ならマイルームに居ますよ」

「………………………………なんで?」

「え?3人居たら十分でしょうって…」

「………………呼べよ…」

「え? でも…」

「いいからァァァァァ!!よォォォべェェェェェよォォォォォォ!!!」
ブラックハートを装備していないのに、ワルキャスから沸きあがる黒いオーラ。
そのオーラに気圧され、箱がこくこくと頭を縦に振る。

「……あ、450? あ、あのさ、ミッションに来てくれない? あ、うん。わかった。じゃね」
短いやりとり。通信を終えた箱がワルキャスに向かって言う。
「えっと、ヤダって」
301『』とワルキャス 〜死闘編:2007/01/10(水) 21:04:10.97 ID:4HWH+4rF
その答えにワルキャスとヒュマ男が箱にズモァと迫る。
「てめええええええええええ、この箱ォォォォ!!ガキの使いやあらへんのやでええええええええ!!」
『俺のォォォォ!!俺のルウ先生ヲヲヲヲヲヲ!! てめえぁッ!今すぐ公園のトイレに行ってイイ男と出会ってやろうかああああッ』
二人が箱の胸座をがくんがくん揺すりながら脅す。

「いいから呼べ!!兎に角呼べッ!!!」
『おめーはパシリを甘やかせ過ぎなんだよ!!ビシッといけよビシッと!!乳の一つでも揉みしだくくらいで丁度いいんダベランッ!!』
ゴヌッという音の後、ぽた…ぽた…という音。
440の手に握られたライフル。その銃身から滴り落ちる赤い液体。

「ご主人様?何か仰いましたか〜♪」
青筋を立てながらにこにこと尋ねる440。

『い……いえなんでもないッス…… それは鈍器じゃないッス…』

「あ、そうですね♪じゃあ…」
ジャコッ
装填される弾丸。
『いや待てェ!! 撃ってもダメ!! 撃ってもダメなのっ!!
 お前俺をミッションに行く前に入院ミッションやらせる気かッ!!……あ、でもそれはそれで美人ナースとイチャイチャ…ぐへへへ』

ズドム

『あ、あぶねええええええ!! あた、あた、当たるところだったぞっ!』
顔から流れる冷や汗。彼の股間あたりの地面から立ち上る一筋の煙。
彼のナニがもうちょっとアレだったら間違いなくその場には絶望の破片が飛び散っていただろう。

「見たか箱ォォォォ!! お前が450呼ばないとこの世に可哀想な男が一人増えるんだぞッ!!
 お前このまま彼の秘密兵器を秘密のまま生涯を終わらせる気かァッ!!」

『ちょっとまてェェェェェ!!誰のが秘密兵器ですかっ!!俺のはちゃんと最前線で活躍してますぅっ!!』

「最前線がどうかしましたか?ご・しゅ・じ・ん・さ・ま?」
302『』とワルキャス 〜死闘編:2007/01/10(水) 21:05:08.86 ID:4HWH+4rF
『んぎゃあああああああああ!! お前ミッション前にPP使い切るつもりかァっ!!』
ズドムズドムとツインハンドガンをぶっ放す440をワルキャスが必死に止める。

「えぇい止めろ!止めてあげてっ!! おまえ話進まないっつーの!! 箱!お前はとっとと450を呼べっ!!」

「あ、はい、わかりました!(ピポパポピポ)
 あ、450? 悪いんだけど今すぐ来てくんない!? 早く来てくれないとヒュマ男さんがころされちゃうんだよう!!
 え?後ろの騒ぎ?……えっと、ヒュマ男さんが440に襲われてそれをワルキャスさんが必死で止めてる
 うん、3人。僕入れたら4人。うん。早く来てねっ!!」

そして無事450の呼び出しを成功させた箱が、440を止めに入る。
中継地点でのこの騒動はまだ終わりそうになかった。










410「お、俺の台詞と存在感がねえええええええええええええええええええええっ!!!」
あ……ここにも泣き叫ぶ者がもう一人…
303名無しオンライン:2007/01/10(水) 21:07:06.21 ID:4HWH+4rF
つづく…

つかホントに話進まねえwww
304名無しオンライン:2007/01/10(水) 21:11:41.86 ID:eqa39I+G
全体的にキャラが強すぎるから乱闘状態になってるw


死人出るんじゃないかこの調子じゃ・・・w
305266:2007/01/10(水) 21:28:55.84 ID:O8IaL/S9
以前いきなり投下した>>266です。
勢いで投下した後、急に恐くなって今まで見てませんでした。

>>269
>>270

レスありがとうございます!

レスいただけるって凄く嬉しいですね!感動しております。
また機会があったら投下させていだたくかもしれません。
その際にはまたヨロシクお願いします。
306名無しオンライン:2007/01/10(水) 21:37:33.59 ID:HClIZvwL
>>303
何処かの漫画家が「キャラに何かさせるのではなく、そのキャラが取るであろう行動を形にする」
と書いているのを見た記憶があるが、まさにそんな感じだな。頑張って話を進めてくれw
しかし何だか410が猛烈に可愛く見えるぜ…w
307名無しオンライン:2007/01/10(水) 22:05:34.48 ID:H93Q7Ja6
>>303
腹筋が壊れそうになったわwwwwwwww
まさしく各自のキャラが好き勝手に動いてるのが良くわかるw
面白すぎて困るなこれは゜+.[゜ω゜]゜+.゜続きwktk
308名無しオンライン:2007/01/10(水) 22:58:15.94 ID:74mNFXjV
箱の人に便乗して投下。『』の方、キャラ借りるぜ!
みんな風邪に気をつけろよー♪


410 「うー…元気な奴はみんなしねっ…げふっ」

ワルパシリが風邪を引いた。

ワルキャスとワルパシリ〜闘病編〜

原因は氷原での遊びすぎ。
低温地域での体温調節機能が元に戻らず、体内システムを落ち着かせることに。
ワクチンプログラムを構築するまでの間は絶対安静が基本。
キャス男の大きな布団の中、ただただ天井を眺める410。

キャス男はと言うと410の代わりにお店番。
もしも410の体内プログラムに追加バグがあった時のため、
側にいてやろうという配慮である。

キャス男「らっしゃいらっしゃい!
     今日もハッピージュースがやすいよーっと」

発した言葉をそのまま告知板に書き記しつつ、
ワルキャスとワルパシリの愛読雑誌「ヤングヴァンダ」を、
ぺらぺらと開いて、ケラケラ笑ってる。

キャス男「DMC(デトロイト・マシーナリー・シティ)…
     また超展開だなぁ…PMはパシリザーさんが
     ルウ全員を孕ませて作ってただなんて…」
410 (きこえるんじゃボユゲー…ネタバレすんなー)

口をパクパクさせながらワルパシリがヤジを入れても、
壁一枚の距離はでかい。そんな中で今日の来客。
309名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:00:55.05 ID:74mNFXjV
変態なヒュマ男(略してヒュマ男)『おーっす』
キャス男「おー来たか。頼んでた物は?」
ヒュマ男『当然…っ!』

グッ! グッ! ガッガッガッ!

意味不明に拳と拳の甲を重ねたり、腕を組んで、
2人は頬をつり上げた。
それにしてもこの2人ノリノリである。

ヒュマ男『でー病気になったパシリはどこにいるんー?』
キャス男「俺のベットで寝かしてやってるぜー」
ヒュマ男『なんだとっ! ってことは…アレな事もっ!?』
410 (そんな事されるかー! つか…されたぃ…いいっいやいやいやいや…)

二人のアホな会話に、勝手に赤くなって布団をかぶる410。
会話は続くよどこまでも。

キャス男「フフフフフッ…それはどうかな…でも甘かったぜ…」
410 (えっ!? え…い、いつのまに…!?)

キャス男「なんつーか味わうたび…そのやわらかさに、
     おもわずトロトロになりそうだったぜ…」
ヒュマ男『うんうんっ!』
キャス男「あれはアレだ…癒し効果ってやつだな…たまらんかったぜ…」
410 (ええええええっ///)
310名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:03:19.69 ID:74mNFXjV
ヒュマ男『キャー! もうっキャス男のエッチーッ!』
キャス男「あーもうとろけそうだったな…箱からもらったダンゴモチ!」

ヒュマ男『………』
キャス男「………」
410 (………)

ヒュマ男『謀ったなキャスオオオオオオオオオオッ!』
キャス男「だからお前はアホなのだああああああっ!」
410 「てめぇ! 俺のお見舞い品をおおおおっ!」

頭がまだぼーっとする中、不審者を見つけた番犬のように牙むき出し、
おもわず布団をはぎ捨て吼え上げる410。
その声に、ドアを開けて入ってくる馬鹿と変態。

キャス男「ククク、おいおい寝とけよボケが。まだ治ってねーだろ?」
ヒュマ男『あーやっぱ声が大きかったか。ごめんなー』
410 「それよりもおれのダンゴモチいいいいっ!!」

キャンキャン吼えるワルパシリの頭を抑えて腕をぶんぶん振らせておく。
変ヒュマの腕には少し大きめの買い物袋。
キャス男の腕がソレに伸び、中からブリザードアイスを取り出す。
アイスを410の頭に乗っけた途端…
シュワーと湯気をあげながら、その冷たさにおもわず頬を緩ませるワルパシリ。
311名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:05:54.75 ID:74mNFXjV
410 「うおっ…おおおお〜…」
キャス男「実はな、ヒュマ男にコレを頼んでたんだわ。隠してて悪かったなー
     (『マヤ先生の私のプリン食べてみる?』を頼んでたなんて言えるか)」
ヒュマ男(………さすがキャス男。
     小さなホントで大きな嘘を隠すとは…できておる喃…)
410 「お…おう…///」

振ってる腕がブリザードアイスを捉え、頬にソレを改めて当てる410。
嬉しそうにその冷たさを楽しむワルパシリを見てニヤニヤするキャス男とヒュマ男。
そこに新たな来訪者。

440「ご主人様〜♪ なんですかこの購入リスト♪ 大人しく出てきてくださーい♪」

ダブルハンドガンにフォトンバレットを入れなおしながらヒタヒタ歩み寄る一つの影。
変態なヒュマ男のマイパシリこと440である。
その澄んだ声にすぐさまキャス男の背後に隠れて震えだすヒュマ男。
その様子にある予測を立て、キャス男はおそるおそる問いただす。

キャス男「まさかっ…おまえっ…」
ヒュマ男「…てへっ♪」

***

その後、二人仲良くブリザードアイスを食べる410と440と…
血と煙硝と壊れたDVDの破片の中で嗚咽を漏らす変態達の姿があったそうな。

410 「なかなかイケルな♪」
440 「ですねっ♪」
312名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:14:02.17 ID:74mNFXjV
とりあえずここまで。

これからうちに帰って自分ちの410様が
ヴァーラクローのGOUSEIをSEIKOUさせてる事を祈るよ。
313名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:33:37.02 ID:eqa39I+G
>>312
しかし似てるなぁこの二人・・・w


パシリの性格こそ違えど主人は殆どそっくりだ・・・w
しかしそれでもどっちもいい味出してるから凄いw
314名無しオンライン:2007/01/10(水) 23:45:44.27 ID:4HWH+4rF
>>312
スマネ、ワルキャス=キャス男? それとも別人?

つか購入リストをとっておくとは律儀だなヒュマ男www
315名無しオンライン:2007/01/11(木) 01:41:41.62 ID:1wPyoR4K
ちくしょう…ヴァーラトリメイトだったorz
レスありがとうよう!

>>313
相性によっては2乗にも3乗にもなるんだぜ…変態度が!

>>314
ワルキャス=キャス男
ですぜ。
わかりづらくてすまねぇだ。


だが、まあなんだ…ちくしょうorz
316156続き 1/6:2007/01/11(木) 01:53:44.05 ID:NAH6YX94
ビス子 「はううぅぅ、よ、よくわからなかったけど、すごく黒かったのです、重かったのです、ものすご〜く、怖かったのですっ!!」

430に必死にしがみつき、ぶるぶる震えているビス子。部屋の空気を一変させるほどの睨み合いだったのだ、無理もないだろう。

430 「大丈夫ですよ、ご主人様。もう心配は要りませんから。…でも、私としてはずっとこのままでも倫理的におk」

そんな主人を一生懸命にあやす430…と思いきや、彼女に抱きつかれ、ものすごく表情が緩んでいた。正に至福、そう顔に書いてある。
一人蚊帳の外で、二人の様子を何となく眺めていたヒュマ男。その口からポツリと言葉が漏れた。

ヒュマ男「…キミたちは不思議だな」
ビス子 「……はう?」
430 「……はぁ?」

その言葉にビス子はきょとんと、430は怪訝そうにヒュマ男を見つめた。

ヒュマ男「少々変わり者の主人に、随分と変わり者のPM…だが、本当に仲がいい」

ビス子の視線がヒュマ男から430へと移る。そのまま暫く430の顔を見つめ、

ビス子 「……はう、仲がいい……えへへ…」

にへらっと笑った。その笑顔を向けられた430といえば、顔を上に向け、鼻の頭を抑えながら首の付け根をとんとんと叩いている。
ビス子の笑顔が相当効いたらしく、鼻の油圧がやばい様だ。

ビス子 「でも、ヒューマンさんと410さんだって、すごく仲良しさんだと思うのですよ」
ヒュマ男「………」
ビス子 「はう?ヒューマンさん?」

ビス子の言葉に返答を返すことなく、無言で考え込むヒュマ男。ビス子に視線を合わせぬまま、

ヒュマ男「…俺とあいつの現状…仲がいいと表現するのは、少々難しいかもしれん」

そう曖昧に答えた。そんな彼に、ビス子は心配そうな顔を向け、

ビス子 「は、はう…も、もしかして…喧嘩…しちゃったのですか?」
ヒュマ男「喧嘩…か。喧嘩だったのなら、もう少し気が楽だっただろうな」

喧嘩ならば410だって自分の意見をぶつけてきただろう。だが、ヒュマ男の問いかけを「何でもない」で流されている今の状態、
文字通りお話にすらならない。だからこそ、ヒュマ男は今こうして悩んでいる。
そんなヒュマ男を見かねたのだろうか、ビス子は決意するように一つ頷き、そして話しかけた。

ビス子 「あのぅ、も、もし私でよかったら、相談に乗るのですよ」
ヒュマ男「…キミがか?」
ビス子 「は、はう…あ、あんまり頼りにならないとは思うのですが…」

ビス子が親切心から言ってくれていることはヒュマ男にも分かる。その気持ちをありがたいとも思っている。
とはいえ、これはあくまで自分のPMの問題であり、教官でもない相手に簡単に頼っていいものだろうか?そんな思いも抱えている。

ヒュマ男「………」

とりあえず場を持たせるため、自分の前に置かれていた湯飲みを手に取り、一口すすってみた。
…ヒュマ男の舌には少し熱かった。だがその味は、不思議と彼の心を落ち着かせた。

(教官  「メンタル面にかなりの負荷がかかっているのは間違いないわ。出来るだけ急ぎなさい。410ちゃんが大切なら尚更にね」)

ふいに思い出された教官の言葉……つまらないこだわりなど、今は捨てるべきだ。ヒュマ男はそう判断した。

ヒュマ男「…では聞いてもらいたい。実は――」
317156続き 2/6:2007/01/11(木) 01:54:46.74 ID:NAH6YX94
ヒュマ男は話し始めた。
最近の410が元気をなくしていること。一人で置いておくと、暗く沈みこんで周りが見えていない時があること。
戦闘時にも影響が出ており、今までの様な思い切りのよさが、まるでなくなっていること。
そして、様子がおかしい理由を尋ねみても「なんでもない」で済まされ、何も語ってくれないこと。

ヒュマ男「――問題を一人で抱え込まれているのが一番辛い。今の状態では、俺としても対策の立てようがない」

最後にそう言って話を締めくくった。

ビス子 「……はう」
430 「………」

ヒュマ男を心配そうに見つめるビス子。目線は合わせなくとも、話だけは聞いていた様子の430。

ヒュマ男「…俺は、俺自身が思っているほど、あいつに信用されていないのかもしれんな…」

溜息混じりにそんなことを言うヒュマ男。ビス子は首を横に振り、その言葉を否定する。

ビス子 「は、はう、そんなことはないのですよ。410さんがヒューマンさんを信用していないなんて、ありえないのです」
ヒュマ男「そうは言うがな…」
ビス子 「きっと、ヒューマンさんに心配をかけたくないだけなのですよ。だって、410さんは優しくていい子なのですから…」
ヒュマ男「……いい子、か…」

ヒュマ男はそこで一旦言葉を区切り、小さく息を吐く。

ヒュマ男「…俺はな、あいつをそんな風に褒めてやったことすら無いんだ。冷たい主人…そう思われても仕方が無い」
ビス子 「だ、駄目なのです!自分のことをそんな風に言っては駄目なのですよ!」

再びヒュマ男の言葉を否定するビス子。彼女としては強い口調だった。そんな彼女に、ヒュマ男と430、二人の視線が集中する。

ビス子 「ヒューマンさん、410さんのことを沢山心配しているのです。沢山考え込んで、沢山悩んでいるのです」
ビス子 「今こうして相談だってしているのです。それはみんな410さん為、410さんのことを大切に思っているからなのです」
ビス子 「だから、ヒューマンさんは冷たい主人なんかじゃないのです。410さんの優しいご主人様なのですよ」

ビス子らしい優しい、そして真摯な言葉だった。それに――とビス子は続ける。

ビス子 「信用されていない…そんな風に言っちゃ駄目なのですよ。そんなことを言われたら、410さんが傷つくのです」
ビス子 「410さん、大好きなヒューマンさんの為に頑張っていると思うのです。沢山沢山、頑張っていると思うのです」
ビス子 「それなのに、信用されていないなんて言われたら…はう…きっと、辛いのです…すごく、悲しむのです…」

小さな拳を握り締め、俯きながらビス子は言った。まるで自分のことのように、悲しんでくれていた。

430 「ご主人様…」

430の手が、慰めるかのようにビス子の手に重なった。更にその顔がヒュマ男の方へ向き、

430 「PMにとって主人がどういうものか…410があなたの為に何をしてきたのか…もう一度じっくり考えてみては如何ですか?」
318156続き 3/6:2007/01/11(木) 01:55:40.71 ID:NAH6YX94
そう言って睨みつけてきた。だがそれは、先ほどまでの様な敵意のみをぶつけてくるものとは違っていた。
ビス子を悲しませたことを怒りつつも、ヒュマ男のPMの主人としての不甲斐なさを叱り付けているような、そんな視線だった。
今度は睨み合いにはならなかった。ヒュマ男は静かに目を伏せ、430の言うとおり、410のことを考えてみる。

最初のころの410…ミッションに連れて行くたび、怯えた目をして、泣き言ばかり言っていた。
それがいつの頃からか、いい目をする様になった。迷いのない瞳で、まっすぐ前を見つめるようになった。
時にはヒュマ男をたしなめる様にもなった。そのことが、ヒュマ男には妙に嬉しかった。
そして、頭を撫でてやる、手を繋いでやる、そんな些細なことで、本当に嬉しそうに笑ってくれた。
ヒュマ男の元で、ずっと頑張ってきた410…彼女がヒュマ男を信用していない…それは違う気がした。
だとしたら、彼女を信用していなかったのはむしろ――

ヒュマ男は再び目を開いた。その鋭い瞳に迷いはなく、いつも通りの強い意志が宿っていた。

ヒュマ男「……確かに、キミの言うとおりだ。あいつの主人である俺が言うべきセリフではなかった」
ビス子 「ヒューマンさん…」
ヒュマ男「キミたちに教えられたな。…やれやれ、俺にはこのガーディアンズで学ぶべきことが、まだまだ沢山あるようだ」
ビス子 「は、はう〜、教えられたなんて…。わ、私は別に何も…」
430 「まぁ、そういうことでしょうね」
ビス子 「は、はうううぅ、よ、430ったら…」

ビス子は一人慌てるが、430は特に気にしている様子は無かった。ヒュマ男の方も同様であり、慌てるビス子を尻目に話を戻した。

ヒュマ男「さて、それでどうすればあいつが元に戻るかだが…どうしたものか」
ビス子 「そ、そうですね。どうしたら410さん、元気になるのでしょうか…。430に何かいいアイディアはありますか?」
430 「…はい?私ですか?」

自分に話が振られると思ってなかったらしく、どこか間の抜けた返事をした430。渋々といった感じだが、彼女なりに意見を出した。

430 「まぁそうですね、日ごろの労いということで、デートにでも誘ってやったらいかがですか?」
ヒュマ男「デートだと?」
ビス子 「…デート…ですか。はうはう、それ、名案なのです。410さん、きっと喜ぶと思うのですよ」
430 「あの子は単じゅ…いえ、根が素直ですし、一発で元気を取り戻すんじゃないですかね」
ヒュマ男「……デート…むぅ」

名案だとはしゃぐビス子に、自分の意見に納得顔の430。だが、当のヒュマ男といえば、再び考え込んでしまっていた。

ビス子 「はう?ヒューマンさん、何か問題でもあるのですか?」
ヒュマ男「…俺は、デートというものに関してまるで経験がない。よって、正直どうすればいいのかさっぱり分からん」
ビス子 「は、はうぅ、そ、それは確かに――」
430 「大問題ですね…」

なんとも微妙そうな顔をするビス子と430。そんな二人に、ヒュマ男は大真面目に言った。

ヒュマ男「キミたちの様子から、デートが非常に効果的なことは分かった。すまんが、簡単なレクチャーをして貰えるとありがたい」
319156続き 4/6:2007/01/11(木) 01:56:35.72 ID:NAH6YX94
〜ヒュマ男のマイルーム〜

ショップカウンターに寄りかかり、膝を丸めて小さくなっている410。その表情は相変わらず暗く、元気がない。
ショップ広告には『準備中』の文字…。当然客が来ることはない。現状では商売は無理、ヒュマ男がそう判断したからだ。
誰も居ない部屋。誰も来ない部屋。そんな中で、殆ど空気と同化していた410が小さく呟いた。

410 「教官さんには悪いことをしてしまいました…。それに、420さんにも…」

ミッション終了時、心配して声をかけてくれた教官。何か言いかけていたのを無視して、思わず逃げ出してしまった。
410を部屋まで送ってくれた420。「あんた、しっかりしなさいよ」帰り際にそう言ってくれたのに、何も言葉を返せなかった。

410 「教官さん…420さん…。ご主人様の『特別』な存在…」

ガーディアンズに着たばかりの頃のヒュマ男は、その心を閉ざしていたと聞いた。
そんな彼の心を開き、多大な影響を与えた二人――
魔法のように相手の心内を見透かし、その人懐っこい笑顔でするりと入り込んでくる教官。
思ったことをそのまま口にし、正直腹が立つことも少なくないが、裏表、そんな言葉とはまるで無縁の420。
ヒュマ男の様子を見ていれば、二人が彼にとってどれだけ大きな存在か良く分かる。

410 「…ずっと側に居たけれど…私は…ご主人様に何かしてあげられたのかな?」

今までずっと、ヒュマ男の側で410なりに頑張ってきたつもりだった。
ヒュマ男から褒められることはなかったけれど、それでも彼から叱られる事は段々と減っていった。
410自身、それなりに満足していた。少しづつだが、彼にふさわしい『パートナー』へと成長している、そう信じていた。
そんな矢先に現れた教官と420――今のガーディアンズとしての俺があるのは、教官と420のお陰――そう言っていたヒュマ男。
410はそんな風に言ってもらったことは無かった。そんな風に褒めてもらったことは無かった。
410の中で少しづつ形になっていたもの…それが再び形を失った。自分というものが分からなくなった。

410 「……う」

悲しいのか、寂しいのか、それとも悔しいのか…410自身にも分からない理由で、思わず涙が出そうになる。
だが、唇を噛み、目を強くつむり、410は必死に涙を押さえ込んだ。
――どんなに辛くても、泣くことだけは駄目だ。もし泣いてしまったら、自分は本当に駄目になる。もう二度と立ち直れない気がする。
それが最後の意地なのか、はたまたただの恐怖から来るものなのか…そのこともまた、今の410には分からなかった。

410 「ご主人様……」

410の口から無意識にこぼれた言葉。だが、その言葉は誰にも届くことなく、この部屋の空気に溶けて…

ヒュマ男「…呼んだか?」
410 「きゃう!?」

突然のヒュマ男の帰還に、驚きの声を上げる410。…訂正、その言葉はヒュマ男へと届いていた。

ヒュマ男「…お前の主人が帰ってきたんだ。「きゃう」ではなく他に言うべきことがあるだろう?」
410 「……え、あ、はい。…おかえりなさい、ご主人様」
ヒュマ男「ああ、今帰った。ついでに言うと腹も減っている、すぐ飯にしてくれ」

410の気持ちを知ってか知らずか、矢継ぎ早に命を下すヒュマ男。とはいえ、彼はいつもこんな調子だ。

410 「えっと…メニューでなにか希望はありますか?」
ヒュマ男「すぐできるものでいい。そうだな、サラダあたりで頼む」
410 「…わかりました」
320156続き 5/6:2007/01/11(木) 01:57:31.50 ID:NAH6YX94
410の作ったサラダ。ヒュマ男はいつもの通り、黙々と食べ――

ヒュマ男「……むっ?」

――られなかった。食べ始めたところで歯に当たった硬い感触。…どうやら何かの木片らしい。恐らくはまな板の欠片だろう。
最近の410、料理に関しても絶不調である。砂糖と塩を間違えるくらいは朝飯前で、焼き物をすれば炭化させる、
揚げ物をすれば衣を付け忘れる、煮物をすればだし汁を入れ忘れる…と、かなり終わっている。

ヒュマ男「やれやれ、これは想定外だったな…」

サラダなら野菜を切り分けて盛り付けるだけなので、問題ないと思っていたヒュマ男。
だが、410の奇行はその上をいったらしく、ご丁寧にまな板まで切り分けて混ぜ込んだ様だ。

410 「モギモギ……微妙な味…」

そう呟きながら食事を続ける410。問題なく食せるあたり、流石はPMといったところだろうか。
その様子を眺めながら、今度はパル・ウッド製ではなく、パル・アッシュ製のまな板を買おう、そんなことをヒュマ男は考えた。

ヒュマ男「おい、410」
410 「…あ、はい。なんでしょうかご主人様?」
ヒュマ男「明日の予定だがな…」

大分脱線しかけたが、今回の本題についてヒュマ男は話し始めた。

ヒュマ男「俺とお前で、デートへと出かける」
410 「分かりました、デートへ出かけるのですね」

特に驚いた様子も無く、その話を聞き入れた410。少しだけ考え込み、

410 「あの…ご主人様…」
ヒュマ男「なんだ?」
410 「えっと、デートとはどこの地名でしょうか?その…私のデータに無いもので…」

真顔でそんなことを言い出した。ヒュマ男は僅かに眉をひそめつつ、改めて説明を行う。

ヒュマ男「地名ではない。デートというのは一般に、男女が二人で遊びに行くことだ」

ヒュマ男の説明にポカンとした表情を向ける410。暫くそのままでヒュマ男を見つめた後、

410 「ご、ごごご、ご主人様!」
ヒュマ男「今度はなんだ?」
410 「そ、それって「待った?」「ううん、今来たところ」って待ち合わせしたり、仲良く手を繋いで歩いたり」
410 「一つのジュースをお互いが一本づつのストローで飲んだりするアレですか!?アレのことなのですか!?」

ものすごい勢いでまくし立てた。かなり慌てている410にヒュマ男は冷静に突っ込みを入れた。

ヒュマ男「手を繋ぐのはともかく、同じ部屋から出かけるのに待ち合わせる意味はあるのか?」
410 「そ、そういえばそうですね」
ヒュマ男「それとジュースくらい二つ頼めばよかろう。俺の稼ぎは十分なはずだぞ」
410 「そ、それは一応意味が…。と、とりあえず、明日は私とご主人様の二人でデートを行う、そういうことですよね?」
ヒュマ男「ああ、そういうことだ」
321156続き 6/6:2007/01/11(木) 01:58:31.94 ID:NAH6YX94
410は幾分落ち着きを取り戻したようだが、それでもまだこの展開が信じられないらしく、

410 「あの…ご主人様…」
ヒュマ男「…まだあるのか?」
410 「お体の具合が悪いとかありませんか?主に、頭とか…」

そんなことを言い出した。ヒュマ男は410を睨みつけつつ、

ヒュマ男「…もしかして、俺はお前に馬鹿にされているのか?」
410 「そ、そんなつもりは!ただ、その…」
ヒュマ男「その…なんだ?」
410 「…ご主人様がデートのお誘いなんていう気の利いたこと、言い出すとは思わなかったもので…。あの…ごめんなさい…」

小さくなって謝る410。とはいえ実際のところ、言い出したのはビス子の430だ。410の言っていることは確かに事実である。

ヒュマ男「…なるほど、確かに否定はできんな」

なんとなく納得してしまうヒュマ男。ともあれ気を取り直し、話を続けた。

ヒュマ男「まぁいい。これは決定事項だ。お前に拒否権を与えるつもりは無い」
410 「は、はい」
ヒュマ男「食事の片づけが終わり次第、今日は早めに休め。俺にとってもお前にとっても初のミッションだ。万全を期す必要がある」
410 「…はい?」
ヒュマ男「経験の無いミッションだったから――そんなことを失敗の理由にしている様では三流だ」
ヒュマ男「一流のガーディアンズというものは、どんなミッションであろうと必ず成功させるものだ」

どうにもヒュマ男のセリフの雲行きが怪しい。恐る恐るといった感じで410は聞いてみた。

410 「あの…あくまでデートの話をしているのですよね?」
ヒュマ男「そのつもりだが?」
410 「な、ならいいのですが…」
ヒュマ男「おかしな奴だな」

おかしいのは明らかにヒュマ男の方だと思ったが、410は黙っていた。
妙な展開に置いてきぼり気味ではあったが、やはりデートには行きたいからだ。今は余計な事を言うべきではない。

410 「えっと…わ、私なりに最善を尽くします」
ヒュマ男「ああ、それでいい。では片づけを頼む」

食事を終えたヒュマ男が席を立った。その背を見送った410は暫く考え込み、

410 「……え〜と、記念すべき初デートのお誘い…なんですよねこれ?」

期待と不安を三対七くらいの割合で胸に抱きつつ、ポツリと呟いた。


…続く
322321:2007/01/11(木) 02:02:03.58 ID:NAH6YX94
たかだかデートにもっていくためだけに、どんだけ回り道してるんだろ…
最近どうにも投稿しづらくて、尻込みしている間に随分間あいちゃいました
もう忘れられてるかも
323名無しオンライン:2007/01/11(木) 03:25:45.43 ID:+wEj/FdA
ヒュマ男の台詞見てるととてもデートに行くような台詞とは思えん・・・w

410が不安に思うのも無理ないなこれ・・・w
324名無しオンライン:2007/01/11(木) 05:21:48.13 ID:MhsOxRYP
>>322
覚えてるよ。
ヒュマ男と410がいい味出てるな、この先の展開が楽しみだ。
430はちゃんとまともな事言えるんだなwww
325名無しオンライン:2007/01/11(木) 07:11:35.96 ID:cG9qQpZE
>>321
やぁぁぁぁっとおおおおおおおヒュマ男&410話がきたああああああああああ
恐ろしく待ってた一人でした。GJすぎ!

「PMは主人に似る」とはよくいったもので
んもぉニヤニヤしっぱなしで読んでしまったわ!(*ノノ)410かぁぃぃ

続き楽しみにしてます!
326果たされ○、我が想ひ(1/2):2007/01/11(木) 11:49:15.66 ID:U+tU1p6J

ソレがGRMから届いたのは、陽の光も和らぎ風が秋めいた午後でした。

「GRMからの小包?」

小包と呼ぶには些か大きめのみかん箱大のダンボールは
開店したばかりのショップの片隅で主の帰りを待っていました。

私の主人は今日もパルムの野営基地で遺跡Cの周回をしています。

私はGH202主人に付けて頂いた名前はTesse(ティセ)もうじきGH304になる予定です。
Tesseは昔主人が良く遊んでいた格闘ゲームでの使用キャラの名前なのだそうです。

ゴトッ・・・。みかん箱大のソレは不振な音を立てて動き出しました。

「あううぅ、狭かったよー。身体がボキボキ言うよぉ。」

みかん箱の蓋(?)を突き破って大きく伸びをしたソレは・・・・。
いきなりうずくまってしまいました。

「ううぅ・・・。立ちくらみしたよぉ。」

再び立ち上がったソレは私のステータスを覗き込みます。

「ふーん緑玉だからもしやと思ったけど。もうすぐヒヨコになるんだね。」
「って事は旦那は今遺跡? 相変わらずなんだから。」

「私もティセ。旦那、同じ名前を付けたんだ。でもね。私のステータスは・・・。」

え? 打撃3 射撃2 法撃14 防具8・・・これってまだGH202のレベル。

「やっちゃった系のステータスだよね。それでも旦那は450を目指してたんだよ。」
「うん、緑玉だと動けないから無理言って、この身体GRMから借りてきちゃった。」

「一度 旦那に見せておきたかったんだけどね。」
「・・・・あんたが苦労して育てようとした最初の子の晴れ姿なんだよって。」

「でも人型って慣れないなぁ。」

ソレは足を抱え込んで丸くなりコロコロとショップの中を転がり続けます。

「やっぱり、こっちの方が落ち着く。」

ソレはコロコロと床に二条の染みを残します。

「あっ・・あんまり時間が無いんだった。」
327果たされ○、我が想ひ(2/2):2007/01/11(木) 11:51:58.02 ID:U+tU1p6J

「無印ぃ。うちの貯金使い込んだとーさん何処行ったか知らんの?」
「とっちめてやろうと思ったんに。」

「・・・・・・・。@リ;゚ -゚ノ|」

「え? 今エボン工に行ってるって? どーして無印一緒じゃないの?」

「・・・・・・・。@リ; -;ノ|」

「無印が死んじゃうから1人で行って来るって? うー。とーさん何も判ってない。」

「・・・・・・・。@リ*゚ -゚ノ|」

「え? そんな事ないって。」
「まぁどっちにしてもとーさんにはうちのネコの養育費出して貰うかんね。」

「・・・・・・・。@リ゚ -゚ ノ|」

「ん? 無印どこ見とんの?」


そう、そこはあの日ソレの入ったみかん箱が届いた場所。

「あっ・・あんまり時間が無いんだった。」
「旦那居ないんなら、あんたでもいいや。」

“でもいいや”とは失礼な人ですね。

「ほら、私って幽霊みたいなもんだからさ。」
「今度ワールド2作る事になって本当のお別れになりそうなんだ。」
「その前に会いに来たんだけど。旦那のバカヤローったら。遺跡なんかに行って。」

ソレは不自然に天井を見上げました。

「ワールド2作るからもう昔のデータ消しちゃうんだって。」
「だからさ、最後に一目・・・旦那に・・・・。」


「旦那はさキャストのくせにすぐFoに転職して」
「無理していっぱい死にながら野営基地まで行ってさ。遺跡に行ってさ。」
「沢山、沢山、スタッフを持って帰ってきてくれてさ・・・・。」
「沢山、沢山、フェイエを買って帰ってきてくれてさ・・・・。」
「・・・・短い間でした。 でもティセは本当に幸せでした。」

床の染みがどんどん大きくなっていきます。

「・・・・・。もう・・・時間だから帰るわ。」
「あんた私の分まで旦那に可愛がって貰うんだよ。」
「旦那は今日も沢山お土産持って帰ってくるって。」


私が主人に出会い、私達の世界が始まった2006/09/06と言う日・・・。
それは私と同じ様に主人に育てられ・・・・そして強化に失敗した。
       ・
       ・
       ・
私と同じTesseと言う名前を持つ私達の姉 GH450braekの命日でした。

328名無しオンライン:2007/01/11(木) 11:52:53.87 ID:U+tU1p6J
>>294
>みえる! 幸せ太りする450bのすがた!

450bの登場依頼が来たのはこれで2回目。
こうなれば450b(braek)を登場させねばなるまい。

450d「・・・・。とーさんそれは間違ってます。」

でもこれで450bと書いても間違いにはならんぞ。

450d「そういう事を行っているのではありません。」

329名無しオンライン:2007/01/11(木) 12:20:07.07 ID:duHfOSMw
>>328
ちょ、そんな理由で真っ昼間からこんな悲しい話をぉぉぉぉ(GJでもあるけど
リセット騒動か……迂闊にも忘れかけていたんだぜ…
330名無しオンライン:2007/01/11(木) 13:04:01.38 ID:n0q8IBDt
>>ヒュマ男と410の方
GJ! つかこういった不器用な誘い方とかツボだw

>>日付の人
言えない…素で間違えたなんて言えない;;
だがGJ!!
331名無しオンライン:2007/01/11(木) 13:40:58.83 ID:hxhkCEr0
オフ日でメンテは暇だなあ…
というわけで今日のメンテで雪ロビーになるらしいので、
それに因んだ…わけじゃないけど暇潰しに書いたネタ投下w
332雪と箱と450と:2007/01/11(木) 13:42:07.63 ID:hxhkCEr0
450「くちんっ!」
控え目なくしゃみ。
箱「どしたの? 風邪?」
床…といっても雪の積もっている床に座りながら
ツイサバエザシの手入れをしている箱が450に声をかける。

450「風邪以前の問題です… どーしてこんな部屋にしたんですか…」
箱のベッドの上に座り、布団に包まって震えながら450が文句を言う。

箱「えー、だって、季節がら…ねえ? 期間限定だし…」
ある程度手入れの終わった武器を仕舞い始めつつ答える。

450「そうかもしれませんが…   ひぁ………… くちんっ!」
よっぽど寒いようだ。流石に鼻水は垂れていないようだが、これ以上はヤバい。

箱「うーん、じゃあこれだっこしてみたら? 少しはあったかくなるかもよ?」
そう言うと立ち上がり、ベッドの下の引出しから何かを取り出し、450に渡す箱。

450「…………なんですかこれ」
その渡されたものを眺めつつ尋ねる。

箱「410のぬいぐるみ」
それは450の手にあまるほどの大きさの、410が可愛くデフォルメされたぬいぐるみだった。

450「………………どうしたんですかこれ」
予想外なものを手渡され呆気に取られて尋ねる450。
しかし箱は平気な顔をして答えた。
箱「つくったの」

450「誰がですか?」

箱「僕が」

450「………………え……えーーーーーーーっ!?」
驚く450。それはそうだ。あのでっかい箱がこんな可愛いぬいぐるみを作るなんて…
正直自分でもこういうものを作れる自信はない。

箱「いやほら、子供達にプレゼント贈ったじゃない?
  その中に混ぜたんだけど、自分の分もつくっちゃおうかなって思って」

450「自分の分って…」
なんかちょっとひっかかる。

箱「うーん、子供達には合わなかったかなあ」
450の薄い反応に、410のぬいぐるみをいじりながら箱が落ち込む。
333雪と箱と450と:2007/01/11(木) 13:42:38.11 ID:hxhkCEr0
450「あ、いえ、そんなことはないと思います」
箱「そう? よかったあ」
慌てて取り消す450の返事に、満面の笑みを浮かべる箱。
自分の作業が無駄にならなかったからだろうか。

450「ところで、どーして410……なんですか?」
なんだか、こう…………もやもやする。嫉妬……とかじゃないと自分に言い聞かせる450。

箱「410タイプだからってわけじゃないよ。ほら、420も430も440も460もあるし」
450(いや460は違うでしょう……               あれ?)
ふと気付く。

450「あの」
箱「なに?」

450「わた……コホン  450タイプのはないのですか?」
ついストレートに質問してみる。当然箱は…

箱「ああ、えっと、その…モゴモゴ」
やはりなにやら言い辛そうだ。こういう時は大抵いい事じゃない。

450「……仰ってください」
ちょっと威圧感を感じる言い方をしてみる450。

箱「う…………だって、こういうの勝手に作ったら、なんか450が怒りそうだし……」
その威圧感に気圧されつつ、410人形を盾にして答える箱。

450(……なんですかそれ…… 「だって、君がいるから……(声色)」とか言ってくださいよっ!!この鈍感箱っ!!)
450の顔がみるみる不機嫌なものに変わっていく。

箱「やっぱり怒ってる…」
450「そんなことありませんっ!」
箱(怒ってるじゃない……)

450「あーもうっ、寒いです!とっても寒いです!!くしゅんっ!くしゅんくしゅんっ!!」
わざとらしい妙なくしゃみをする450。

箱「うう、わかったよ、わかりましたよう」
450の大人気ない妙な抗議に渋々そう言うと、箱がベッドに乗り450に近づく。

450(え?い、いきなり何を!? 大体心の準備というものが!!クリスマスも新年も終わっちゃってるしっ!!)
迫る箱の巨体にどぎまぎする450。そして、期待感がふつふつと沸いてくる。

箱「よいしょ、よいしょ」
ベッドの上に座り、頭から毛布を被る。
そして、6体の4x0シリーズをあぐらをかいた脚の上に乗せ、ぎゅっと抱き締める。

箱「これでどう? あったかくない?」
能天気に尋ねる。

450「え…ぁ…」
答えられない450。予想外の出来事にどう答えればいいのか混乱してしまう。
とりあえず、「はい」って言わなくちゃ。言わなくちゃ…

450「……ぃ……」
声が出ない。背中に感じる箱の存在感。自分を抱き締める腕。
顔が赤くなる。身体が熱くなってくる。
334雪と箱と450と410:2007/01/11(木) 13:43:42.40 ID:hxhkCEr0
と、その時

プシュー

ワルパシリ「おーい、箱ー、うちの馬鹿しらないかー?  ……何やってんだお前ら…」
突然の来客。
410の目に、が雪の積もった部屋と、毛布に包まってなにやらもふもふと抱きかかえている箱が映る。

450「あ、あの、えっと、その!ち、違うんです!これは、あの、あの、あのあの!!」

箱「やー、クリスマスチケットでリフォームしたのはいいんだけど、エアコンが壊れちゃってさあ」

410「…それでこの惨状か…  外に出ろよ…って無理か、今メンテ中だもんな。……ん?」
410の視線が450の回りでもふもふしてるそれに移動する。

410「な、なんだこれ…  どこに売ってたんだ?(か、かわいい…っ!!)」

箱「いいでしょ?僕が作ったんだよ」

410「Σノ゚(|||゚Д゚)」

箱「あ、あの、なにも楳図かずお的な驚き方しなくても…」

410「あ、いや、ごめん  それにしても…いいなあこれ…」
そう言うと自分と同じ―410タイプの人形を手にとって、もふもふといじる。

箱「なんだったらあげるよ?」

410「い、いいのかっ!?」

箱「うん。好きなの持ってっていいよ」

410「わ、わりーな、じゃ、じゃあこれを…」
そう言って手にもった410タイプのぬいぐるみを指差す。

箱「おっけー。大事にしてね」

410「お、おう!まかせろ! じゃあな、箱! あ、あ、…アリガトヨ」
少々照れつつも感謝の言葉を残し410は帰っていった。

箱「……何か用事あったのかな?」
450「さあ?? ところで、あの、何時までこのまm」
335雪と箱と450と440:2007/01/11(木) 13:44:13.61 ID:hxhkCEr0

プシュー

440「こんにちわー、ご注文のお菓子の冬季限定セットをお届けにm……」

箱「あ、いらっしゃいヨシオちゃん」

440「ご、ごごごごごめんなさいお楽しみのところを私ったらっ!!」

450「ちょ!ち、違います!!私まだそういうことしてませんっ!!!…あ!えと、いや、あの」
なんだか自爆して泥沼にレッツゴーの450。

箱「いやー、エアコン壊れちゃってね。寒くてさあ〜 ヨシオちゃん配達ご苦労様」

440「あ、そ、そうだったんですか… あ、えっと、これ、ここに置いておきm…」

ふと箱に移った目線がその腕の中のものに移る。

440「か…かわいい…っ!! こ、これ、どうしたんですか?」

箱「ああこれ?僕が作ったんだけど」

440「Σ(;゚Д゚)」

箱「……あのー、ガラスの仮面的な驚きはやめてくんないかなあ…」

440「あ、ご、ごめんなさい。 でも、いいですねえこれ…」

箱「よかったらあげるけど…? どれがいい?」

440「ほ、ホントですか!? あ、ありがとうございます!!じゃ、じゃあこれを!!」
そう言って440タイプのぬいぐるみをぎゅっと抱き締めるヨシオちゃん。

440「ありがとうございます!えと、お礼にお代はよろしいですので!」

箱「え、でも…」

440「いーんですいーんです!では、またのご利用を〜〜」
満面の笑みを浮かべながら440は帰っていった。

450「……よかったんですか?」
箱「……まあ、向こうがいいっていってたし…いいんじゃないかなあ?」
450「あ、あの、ところで、そろそr」
336雪と箱と450と雪上の惨劇:2007/01/11(木) 13:45:48.32 ID:hxhkCEr0

モコッ

またも450の言葉を何かが遮る。
今度は床の雪の一部がもこっと盛り上がったのだった。

箱「!?」
450「!?」

モコモコモコモコ

ずおおおおおおっとその盛り上がりが大きくなっていく。

箱「ひ、ひいい!」
450「ご、ごしゅじんさまあ!!」
怖がる箱にしがみ付いて、450は半泣きだ。

ドボサッ
雪の盛り上がりが割れ、中から不気味な人影が…!!

箱「ぎゃあああああああああああああああああああっ!!」
450「いやああああああああああああああああああっ!!」

パシオキク「あのー、箱さんのお店はこちらでよろしかったでしょうか……あれ?」
ギギギと首をくるくる回してあたりを確認するパシオキク。

パシオキク「あらら? どうされました?」
気絶して反応のない二人に声をかけてみる。

パシオキク「んま、お二人とも仲がおよろしいことで… あらら?」
ふと460タイプの自分と同じ姿(といってもやけに可愛いが)のぬいぐるみを見つけるパシオキク。

パシオキク「あらー、かわいいですねー これ頂いてもいいですか?いいですよね?」
スススとどの関節も動かさずにベッドに近寄り、ギギギと肩を動かし目的のぬいぐるみをゲットする。

パシオキク「んふふー かわいいですねー 大事に飾っておきますよ〜 クックックック」

そう言い残すと、パシオキクは再びずももと雪の中へと帰っていった。
寒い部屋に、気を失った箱と450を残して…
翌日、箱と450は二人仲良く風邪をひいたのはいうまでもない。
337名無しオンライン:2007/01/11(木) 13:49:51.44 ID:hxhkCEr0
御粗末さまですた。
リフォームチケットって1回使い捨てだから、ころころ変化を楽しめなくてつまんないんだよなあ[´・ω・`]
購入して、パシリに渡したら何度でもリフォームできたらいいのにね。
正直夏も今のままクリスマス仕様な気がしてならないw

んで余談。450以外のパシリを出そうと思ったんだけど、
ふと考えたら箱の知り合いって410と440ばっかりじゃね?w
もし絡めてる人がいたらスマソ
338名無しオンライン:2007/01/11(木) 14:09:30.72 ID:duHfOSMw
>>337
440の人形売ってくれ!と言う前に持って行かれてしまったんだぜ…orz(笑
箱の知り合いとしてもそうだけど、このスレ自体440が多めなのもありそうだ。
シリーズ物やってる440だけでも1PT作れるんじゃないか。
『』氏の440、日和、リボン、ヨシオちゃん、不死身、変態氏の440…
339名無しオンライン:2007/01/11(木) 14:41:57.64 ID:bx5WOuCa
>>377
読んでて脳裏に即浮かんだ映像を絵にした。
ttp://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1991.jpg
後悔はしていない[゚д゚]

GJ!残りの人形を引き取りにくるパシリはどれになるかとても楽しみだ(゚ω゚)
340名無しオンライン:2007/01/11(木) 15:03:28.33 ID:bx5WOuCa
はいはい>>337の間違いでした(´・ω・`)
吊ってきますね…
341名無しオンライン:2007/01/11(木) 16:12:42.58 ID:40KaGpf7
>>328
忘れてた黒歴史だなぁ・・・

俺のパシリはその時点で育ててなかったがそういうパシリも多いんだろなぁ・・・

>>337
420人形は是非うちの420にっ!
てかオキクは殆ど強盗じゃねえかこれ・・・w



さて俺も書き上げたネタ投下
342名無しオンライン:2007/01/11(木) 16:13:28.38 ID:40KaGpf7


  420「んぐっんぐっ・・・ぷはぁ、ん〜美味しい」

飲み干したコルトバミルクのビンを机に置く
以前何かの本で身長と胸にはミルクが良い、と言うのを読んだ事がありそれ以来一日三本、朝昼晩と欠かさず飲むように心がけている
ちなみに今のところどちらも成長の兆しは見えない
一休みを終えた420は再びビジフォンの前に陣取る

  420「さてっと、そろそろ何か見つからないかなぁ」

先ほどから何か面白い物は無いかとビジフォンでネットサーフィンをしているが大した収穫はない
こんな事をしているのには店が暇だと言う事以外にも少し理由がある
それは少し時間を遡る――


  420「あーもうあのニュマ男の奴、ほんとあったまに来るー!」
ビス男「何があったか知らんがよかったじゃないか、あれだけの騒ぎでこんなに金貰って」

  420「もう、マスターは能天気なんだからそういう問題じゃなーい!
    あのニュマ男ったら聞きたい事がある、なんて言って人の手紙勝手に読むし挙句の果てに・・・」
ビス男「挙句の果てに・・・何だ?」

  420「・・・知らないッ!」

口ごもり顔を真っ赤にしてそっぽを向く420
『マスターにも触らせた事無い胸を触られた』などと言う恥ずかしい事は流石に言えるわけも無い
あのニュマ男のヘラヘラした顔を思い出すだけで怒りがふつふつと湧き上がるがそのニュマ男はこの場に居ない
もやもやと向け様の無い感情を扉に八つ当たりする

ビス男「・・・もう遅いし近所迷惑になるからやめろっての」
  420「はーい・・・」

しぶしぶ引き下がりベッドへと潜る420

ビス男「あぁそうだ、これ、420が自由に使っていいぞ」
  420「これってあのニュマ男が置いてったメセタカード?」

ビス男「修理費に、なんて書かれてるが流石に余りすぎるしな、何か買うなりあのニューマンに付き返すなり好きにしていいぞ
    ただしちゃんと部屋の修理はする事、それと無駄遣いはしない事、いいな?」


―――と言われたのが昨日の事

  420「・・・なんて急に言われてもなぁ・・・何か良いの無いかなぁ」

別に欲しい物が全く無い、と言う訳でもない、ただ今すぐ欲しいと言う物はこれと言って無い
それに無駄遣いはするなと言われているのでお小遣いが貯まったら行きたいと思っていたスイーツ食べ放題のお店に行くわけにもいかないし
何よりこのお金はあのにっくきエロニュマ男がもたらした物だと言うのだから余計に使う気分にはなれない
343名無しオンライン:2007/01/11(木) 16:15:17.13 ID:40KaGpf7
  420「ん〜・・・あれだけおちょくられて付き返すのも気が引けるしなぁ
    マスターに何か買ってあげれればいいんだけど何買えばいいかさっぱりだし・・・」

10万メセタと言えば上位のガーディアンズ達が使うAランクの装備くらいなら簡単に買える金額だ

  420「でもマスターってば欲しがってる武器も無いし、他の物って言っても何買えば喜んでくれるのかもわかんないし・・・」

腕を組み再び考え込む420、色々な通販サイトを見て回るが今一ピンと来ない
気が付けばいつものネットサーフィンいつものネットサーフィンになっていた
お気に入りのページを巡り、少しアングラなサイトに差し掛かると目に付くポップアップ記事
いつもなら気にも留めずに消してしまうものだがその内容は珍しく気になるものだった

『噂のPM用特殊デバイス各種入荷、数量限定!オプションもあり!』

PM用、要するに自分達用のデバイスで思い当たるものと言えばPM-ZEROくらいのものであるが広告には『各種』と書かれている、それが気になった

  420「うわぁ・・・こ、これって・・・」

広告ページにでかでかと書かれていたものは

『PM-ERO』

友達からこういうデバイスの話は聞いたことがあったがまさか実際に見ることになるとは思ってもみなかった

  420「すごい、こんなのまであるんだ・・・やっぱこういうので倫理的におkな事しちゃうのかな・・・」

どういう想像をしているのかはわからないが顔を真っ赤にしながらも熱心に見ている、かなり興味津々のようだ
PM-EROのように性格を一時的に変えてしまうデバイスや何やら怪しげな薬、おまけに倫理的におkなのかすら解らないようなオプションや道具類・・・
こんなところを見てる姿を誰かに見られでもしたらそれこそ大変な事になりそうだがどうしても見てしまい新たなページを開くたびに一段と顔を赤らめていく

そして見つけたこの一品

『PM-LARGE』
『一時的にPMの身長をおよそ二倍(当社比)にすることが出来ます(ご利用の際は用法用量を守り(以下略))』

二倍になると言うことはPMの身長の平均が大体一メートルだから一気に二メートル、ビースト男性の平均身長になると言う事だ
身長を伸ばすと言うのは殆どのPMが持つ『夢』であり『あこがれ』なのだ、もちろん、420も身長を伸ばしたいと思っている
何故なら―――

  420「・・・身長が伸びたら高いとこにも手が届くようになるし足も速くなるかも
    それにそれに・・・もっといっぱいご飯が食べられるようになるかも!」
344名無しオンライン:2007/01/11(木) 16:15:46.17 ID:40KaGpf7
などと言うよくわからない願望を胸に早速購入画面に切り替えるが

『PM-LARGE:10万メセタ』

  420「うっ・・・た、高い・・・でも欲しい・・・」

手持ちの金額は丁度10万メセタ、だがこれは部屋の修理費込みでの金額であり何より無駄遣いは禁止されている
自分のお小遣いを合わせても部屋の修理とこれを両立させるには遠く及ばない

  420「ルームチケット代を少し減らして別の壁紙に・・・って、これじゃあからさま過ぎるし・・・
    倉庫から少しお金を拝借して・・・と言ってもそんなに金額無いし、ばれたら怖いしなぁ・・・うーん・・・」

あれでもないこれでもないと(普段あまり使わない)知恵を最大限に振り絞って考える
既に420の頭の中は『何か良さそうな物を探す』と言う事から『如何にして足りない金額を捻出するか』と言う事でいっぱいだった
そして考える事数十分、辿り着いた結論は

  420「そっか、店の商品をお店で売ってそのお金で買えばいいんだ!マスターにはお客さんが来たって言っておけば良いんだし
    うん、我ながらナイスアイデア!」

あまり変わってない気はするが納得したようだ、そして喜び勇んでデバイスを購入しようとするが―――

ビス男「ほお、そりゃぁ確かにナイスアイデアだな、だが売り上げが少ないのに俺が気付いたらどうするのかな・・・?」
  420「そこはほら、マスターだし何とかなるかな、って・・・おかえりマスター」

ビス男「あぁ、ただいま、んで何をしようとしてたのかじっくり聞かせてもらおうか?」


その後、420(タンコブ付き)はいつものようにこっ酷く叱られ420の計画は無残にも砕け散った

ビス男「あれほど無駄遣いはするなと言ったのに、全くお前は・・・」
  420「でもほら、私がおっきくなったらマスターも嬉しいでしょ?だからいっかなーって」

ビス男「別に嬉しくない、俺の苦労が増すだけだろ・・・」
  420「え〜・・・おっきくなったらマスターの手伝いももっと楽になるしそれに・・・倫理的におkな事も出来るかもよ?」

ビス男「ば、馬鹿言うな!お前相手にそんな事するほど落ちぶれちゃ居ないっつーの!」
  420「ふ〜ん・・・あ、ひょっとしてマスターって小さい方が好みとか?なるほどぉ、そういう趣味だったのね」

ビス男「だからそんな趣味もなーい!」
  420「あ、怒った〜、ほらマスター照れない照れない〜」

とまあいつもの様にこんな微笑ましい(?)やり取りの中阻止できて内心ほっとしているビス男が居たような居なかったような


ちなみにメセタは食べ放題バイキングに化けたとかなんとか
345名無しオンライン:2007/01/11(木) 16:18:04.24 ID:40KaGpf7
シリアス書きながら思いつきで前書こうと思ってたネタをば

しかしデバイスネタにしようと思ったらうまく纏められないのでこんな形に・・・orz
そして締めがグダグダなのもお約束・・・w


346名無しオンライン:2007/01/11(木) 18:18:09.67 ID:U+tU1p6J
>>328
あ・・・そのブレイクは逝ってしまった子なので登場させるとこんな話に。


>>330
bとdは紛らわしかったんだなぁと再認識。
次はpとqでも使えばいいのか・・・・。(書いてる本人もわけわかんなくなりそう。)


>>337
「・・・・・・・。@リ*゚ -゚ノ| GJ」
うちの子達が奪い合いに乗り込みそうだけど、450のぬいぐるみも作って欲しい。

>ふと考えたら箱の知り合いって410と440ばっかりじゃね?w

そう言われて見るとうちのは・・・・・。

450d「それ以上言わないで下さい。エキストラ募集した410を除くと」
450d「450しか出演していません。偏好するにしても度が過ぎます。」

もうすぐ孫パシリの420が参戦するから。

450d「そう言えば、姉さんがネコ(GH302)の食費払えって騒いでましたよ。」

毎日エボン工で稼いでるから大丈夫

450c「毎日じゃなくて、12時間枚にフォイエ100個欲しいんよ。」

450cさん それは無理です。(しくしく 2ndのメセタに手を出すもんじゃないなぁ。)


>>345
420(予定のネコ)「GJです。ねぇゴハンは無駄遣いじゃないよね?」

10万メセタ・・・法撃型パシリの2日分の食費・・・・はぁ。
法撃型が大喰らいなのをコロッと忘れてた。
毎日フェイエ食べ放題(5万メセタ)はつらい。
347名無しオンライン:2007/01/11(木) 18:20:53.78 ID:U+tU1p6J
おわっ!>>328は自分宛だ!!!

すまんです。

>>329
あ・・・そのブレイクは逝ってしまった子なので登場させるとこんな話に。
348名無しオンライン:2007/01/11(木) 20:00:10.83 ID:yCfgxunE
 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   えーと、アレとコレが売れたとして
|/レ/:| |U//   //l/l`   次の合成にはナノレジンが必要で
 |/、/.l .ト、..  − ,,イ./、   ナノレジンを市場価格に換算して
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ   ご主人様が幾つか拾ってくるとして
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l   期待値がこのくらいになって
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ








     _______
   .j''~   | ::::::::::::: | `,   i................ノ
.  |_     .|  ::::::::: | .|  ノ:::::::::::ノ
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .| (:::::::::::(
  ||      | :|   |  ヽ::::::::) 
 ノ L.      | :|     |  ノ:::;;ノ
 \ ::|     .|_|     /  )::r
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ_ノ '
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj
|/レ/:| |       l/l`
 |/、/.l .ト、..  − ,,イ./、
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ










     _______
   .j''~   | ::::::::::::: | `,
.  |_     .|  ::::::::: | .|
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|
  ||      | :|   |
 ノ L.      | :|     | ′     '
 \ ::|     .|_|     /) .
゛ ・ ヽ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'′' .・"
(´;^`⌒)∴⌒`.・  "; '、′・   Over Heat!!
´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人    ヽ
;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; ::) )、  ヽ
´;`ヾ,;⌒::      :::.从⌒;) :`.・ ヽ   ,
、:::::. :::   ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ   ヽ/´
...;:;_)  ...::ノ  ソ ...::ノ  -'
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ
349名無しオンライン:2007/01/11(木) 20:15:31.18 ID:hxhkCEr0
>>348
     _______
   .j''~   | ::::::::::::: | `,
.  |_     .|  ::::::::: | .|
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|
  ||      | :|   |
 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ     revive!!
../  ,ll ||\_o>┴<_o/|| l
/〈Θ〉ヽ|l|||  ゝ  ||||,//゙ 
|/レ/:. |、||  ニフ ||l,/l|  
 |/、/. .| \、二ヽ/ l |\-、ヽ、
   ヽ__\ ̄// ヽ  /
350名無しオンライン:2007/01/11(木) 21:16:48.25 ID:jQ73fGfM
パシリでもオーバーヒートするとやっぱ煙出るのか。
351名無しオンライン:2007/01/11(木) 21:29:47.14 ID:3MLXZptz
>>350
何が出たら満足なんだ
352名無しオンライン:2007/01/11(木) 21:37:50.89 ID:NWShnuLJ
>>351
くらくらとへたり込み、
全身にうっすらと汗をかきながら
泣きそうな顔をするのはどうか?
353名無しオンライン:2007/01/11(木) 23:06:26.09 ID:3Q3FiZYl
〜黒キャス子と430〜

シューゥゥゥー…

自身の体が起動したことを告げる音を発し、そのキャストは椅子から立ち上がった。
その髪とパーツは眩しいぐらいの白一色、瞳は煌々と赤く輝いている。
キャストはその赤い瞳でご主人様を見据えながら、ゆっくりと近付いていき、

「何がただいまだ」

ゴシャッ!!

黒キャス子「い゛っ!?」

予想外に放たれたのは渾身の拳骨。ご主人様の頭がかち割れるのではないかという程の音を立ててヒットする。

ラック&430「(痛っ………)」

黒キャス子「………………!!!」
430「ご主人様!?あ、あなた、いきなりなにするんですか!」

頭を抱えて声にならない叫びを発しながら、床をのた打ち回るご主人様。よく見ると頭部のセンサーがひしゃげている。
私はそれをかばうようにご主人様とそのキャストの間に立つ。

430「(で、でかー!)」

そのキャストは私よりもはるかに身長が高かった。2メートルはあるだろうか。

「あー、なんだあんた。もう一発くれてやるからそこをどきな。ハァー」
430「ひっ」

にぎり拳に息を吐きかける様はまるで鬼神、その巨体から放たれるプレッシャーはいとも簡単に私を縛りつける。

黒キャス子「……くっ……何すんのよフィアー!!」
フィアー「…ほぅ、育ての親を呼び捨てにするとは。口だけは一丁前になったな…」
黒キャス子「あ、いや、今のは…ほら!はずみっていうか、軽い挨拶みたいなものよ!」
フィアー「言い残す事はないな」

ごめんなさいご主人様ごめんなさい、私には止められそうにありません。

ラック「姐さんっ!そんなことしてる場合じゃありません!」

ピタッ

それを聞いた瞬間、フィアーさんの拳の動きが一瞬止まる。

ゴスッ!

と見せかけて殴った!

黒キャス子「く………(ガクッ)」
ラック&430「えええ!」
354名無しオンライン:2007/01/11(木) 23:09:21.37 ID:3Q3FiZYl
フィアーさんは二回殴ってすっきりしたのか、何事もなかったようにラックさんの方に向き直る。
当のラックさんは、自分の制止を振り切り暴挙に出たキャストを、呆然と見つめている。

フィアー「ラック、お前老けたな。で、何か言ったか?」
ラック「いや、あいつらが娘さんの大事なもんを回収しに…」
フィアー「あいつら?」

フィアーさんがラックさんの指さす方を見やると、すっかり落ち着きを取り戻したGRM社員のリーダー格が立っていた。

GRM社員リーダー格「ひひひさしぃぶぶりだなぁ。ままさかぁ、生きているとはぁおお思わなかったぞぞ」

全然落ち着き取り戻してなかった。リーダー格の後ろにいる取り巻き全員が笑いをこらえている。

フィアー「お前は………」
GRM社員リーダー格「ひっ」
フィアー「ここは私が守っている。回収したきゃ同盟軍のストライカーぐらい持ってこい」
GRM社員リーダー格「う………う………て、撤収ぅ!!!」

一目散に逃げ出す上司。そして「おいおいマジかよ」といった感じで失笑しながらそれを追う部下達。

………

430「人質までとった割にはあっさりと…」
ラック「さすが姐さん…」
430「そうだ、主人様は…!」
黒キャス子「う………ん………。あれ?あいつらは?」
430「…頭、大丈夫ですか?」
黒キャス子「ああ、久しぶりにくらったからつい…」
フィアー「ったく………自分の大事なもんぐらい自分で守れってんだ」
黒キャス子「しょうがないでしょ、ガーディアンズ続けられなくなるかもしれなかったんだし」
430「あのー…」
フィアー「あいつら全員ぶっ飛ばせばよかったんだよ」
黒キャス子「だから、そんなことしたらガーディアンズに!」
430「あの」
フィアー「それはお前が弱いからだ!!」
355名無しオンライン:2007/01/11(木) 23:12:06.03 ID:3Q3FiZYl
黒キャス子「強けりゃいいって問題じゃないわよ!!」
430「聞きたいことが!」
フィアー「やるか!?SUVでさっきの百倍の痛みを与えてやる!!!」
430「聞 き た い こ と が あ る ん で す け ど !!!」
黒キャス子&フィアー「何だ&何よ!!!!」
430「ひっ」

私は二人の剣幕に、まるで突き飛ばされたかのように尻餅をつく。

黒キャス子「あ………ごめん………」
430「い、いいんです。それより」
フィアー「あー…、私達はどんな関係なのか、過去に何があったのか。大方聞きたいのはそんなところだろう?」
430「!?」
フィアー「…ここに来た時から"さっぱり事情が飲み込めてません"という顔をしていたからな。
お前のこと知りたいようだし、話してやってもいいんじゃないか?」
黒キャス子「………………」

さっきまで怒鳴っていたとは思えない程、意気消沈し俯くご主人様。なにかこう、深い悲しみに包まれている感じだ。

黒キャス子「………あたしは上に行くわ」
430「ご主人様!」
黒キャス子「母さんが教えてくれるわ」

ご主人様が背を向け、ドアの方に行ってしまう。

フィアー「あー…、逃げるのか?」

ご主人様は答えない。

………

ラック「俺、様子見てきます」

ご主人様の様子に危機感を覚えたのか、ラックさんは心配な顔をしている。

フィアー「…頼む。私にはやる事ができたからな。あー、おいお前、名前は?」

私はいきなり声をかけられ、ビクリと身を竦ませてしまう。

430「あ、あの、私に名前は…」
フィアー「あー、何だ、つけてもらってないのか?…あいつも呆れた奴だ。…さて、まぁ座れ」
430「ど、どうも」

フィアーさんがナノトランサーから椅子を取り出し腰掛けるように促す。
私は椅子に腰掛けるとフィアーさんの目を正面から見据える。すごく綺麗、だけど恐ろしい目だ。

フィアー「…何が聞きたい?」
430「…あなたの知っていることを、全部」
フィアー「全部、か。あー…、長くなるけどいいか?」
430「…はい!」
フィアー「その前に、だ。軽く自己紹介しとくか」
フィアー「私はフィアー。元軍人で元ガーディアンズで元あいつの母親で今は雇われてここの管理してる。格安でね」
430「え………」
フィアー「今分かんなくても後で分かる。………今から30年前だ。私とあいつが出会ったのは…」

〜続く〜
356名無しオンライン:2007/01/11(木) 23:13:50.21 ID:3Q3FiZYl
GRMのキャストが邪魔くさかったのでストーリーからはずしましたよ、と。
なんつーいい加減さ…。

さて、過去に何があったのか。
一応パシリも出す予定。430型。フィアーのパシリ。
440人気に負けじと頑張ってみるんだぜー。

>>294
ホントキャストは強者揃いだぜー。フゥーハハハーハー

>>339
し、知らなんだー!!
いや、普通にフイタ。GJ

>>348-349
ワロタ
357名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:11:16.16 ID:ssXt25kJ
>>356
>GRMのキャストが邪魔くさかったのでストーリーからはずしましたよ、と。
最初態度でかくて凄いキャラかと思えば扱いがひでえw

フィアーと黒キャス子の関係も気になるが何よりフィアーのパシリがどんな奴なのか気になる俺は異端だろうか・・・w
358名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:42:33.37 ID:B2dFOAeP

「・・・・まだ起きませんね、ご主人様・・・」
『元はといえばお前が・・・・・』

ここは、何処だ?・・・

・・・・誰かの声が聞こえる


ニュマ男「ん、んっ・・・・・ここは・・・」
ニュマ男は起き上がり、辺りを見回した。誰かのマイルームのようだ。
ニュマ男「俺はなんでこんなとこで寝てたんだ・・・」


「パパーン、おはようございます」
急に背後から声がする。振り返ってみると、そこにはGH-440型のPMとその主人らしきヒューマンが立っていた。

 『440よ、まず初めに自分のしたことを謝るべきだろ・・・』
主人らしきヒューマンが440にそう言った。

ニュマ男「謝る?ん〜・・・・」
ニュマ男は額に手をやり、自分がどういう経緯でここにいるかを思い出そうと考え込んでいる。

440「ん〜・・・」
 『お前は考え込むなっwwww』
440「はっ、ご主人様に突っ込まれるとは。何たる失態」
悔しそうにしている440を尻目に、主人はニュマ男の方を向く。

 『実はうちの440がな、箱さんを捕まえようとしたらしくてなぁ。その・・・
  ルームの入り口に、スリープトラップを仕掛けてたんだ。俺は前に箱さんを捕まえてくるのは止めろ、と
  散々言い聞かせたんだが、
  こいつときたらトラップにかかったアンタをドレッシングルーム内に詰め込んでてな、
  発見が遅れたって訳だ。申し訳ない』
440「えへへー♪ごめんなさーい」
 『全く、箱さん以外にドレッシングルームに詰め込まれてる人を見るなんて初めてだぞ』

ニュマ男「そうだ、あの時俺はプレゼントのことを聞いて回っていて・・・・」

359名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:43:39.64 ID:B2dFOAeP
-----------------------------

・・・その日、ニュマ男は410から話を聞き終え、次の聞き込み先を探していた。
手に持った端末で検索をかけると、今居る場所からそう遠くない場所に、440型のPMがいるショップを見つけた。

ニュマ男「440型か、同型ならもっといい話が聞けるに違いない」


目的のルームにたどり着くと、すぐさまドアを開けるニュマ男。
ニュマ男「お邪魔しま・・・」
目の前に広がるのは440のいる店のカウンター・・・ではなくトラップが発する煙幕だった。

ニュマ男「なっ、スリープトラップだと!?」
とっさに口と鼻を手で塞ぐニュマ男。
身の危険を感じ、とりあえずルームから出ようとするニュマ男の足に縄が巻きつく。縄は上に持ち上がり、ニュマ男は宙吊りにされる。

何がどうなっているのか全くわからず、頭の中が混乱しているニュマ男の前に、このルームのPM、440が現れる。

ニュマ男「事情は知らんが、とりあえずこの縄を解いてくれないか?頭に血が・・・」
440はニュマ男が宙吊りにされている縄を、エビルツインズの弾で切る。

ニュマ男「っつ〜、また何でこんな罠を」
床にぶつけた頭を痛そうに押さえながら尋ねるニュマ男を440は縄で縛る。

440「まあ ザコですね」
ニュマ男「はぁ!?」
抵抗する間もなく縛られ、ドレッシングルームに詰められるニュマ男。
ドレッシングルームにもご丁寧に沢山のスリープトラップが入っていた。

ニュマ男「な、なんで・・・・・・・」
440「早く箱さん来ないかな〜っ♪」
ニュマ男はわけもわからないまま、眠りに付いた。

-------------------------------

ニュマ男「!、今日って何月何日だ!?」
 『え〜と確か・・・・というか今日は1月1日、元旦だぞ』
ニュマ男「クリスマスオワッテル  年越エテル iiiorziii」
手と膝を床につけ、挫折感を体で表現するニュマ男。

440「あらら〜。クリスマスに何かあったんですか?」
ニュマ男「実はな・・・、クリスマスにうちの440にプレゼントを渡そうと思ってな・・・それで・・・」
ニュマ男は今までの経緯を440とその主人に話す。

 『ふむ、それは非常に悪いことをしたな・・・』
440「そんな事があったなんて・・・ごめんなさいです」
ニュマ男「ハハハ・・・・いいさ、全てはもう終わってしまったことだ・・・・・フゥーハハハーハー・・・」
突っ立ったまま、真っ白になってゆくニュマ男。
360名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:44:18.38 ID:B2dFOAeP

440「クリスマスは終わってしまいましたけど、プレゼントをあげることはできるじゃないですか」
440はそう言って続ける。
440「大事なのはあなたがその440ちゃんにプレゼントを渡したいっていうその気持ちじゃないですか?」
  「クリスマスだから、じゃなくて440ちゃんが大切だから、だからあなたはプレゼントを贈ろうと
   だからそこまで多くの人に聞き込んでまで慎重に選んでるんじゃないんですか?」

 『440、お前・・・。なんか今俺、猛烈に感動したぞ』
440「べっ、別にご主人様に向かって言った訳じゃありませんし、ご主人様からプレゼントを貰ったとしても別に私は・・・」

顔を真っ赤にして反論する440を前に、ニュマ男は立ち上がる。
ニュマ男「まだだ、まだ終わらんよ。で、早速だが君なら何が欲しい?」
440「私ですか?私は・・・、ご主人様のエロ気がもう少し減ってくれればそれで十分です」
主人にシッガ・アムザの銃口を向けながら440は答える。

 『それは無理な話だ、煩悩を止めることなどできぬわっ・・・あべしっ』
440の放った距離散弾銃の直撃を受けてなお立っている主人。

ニュマ男「オーケー嬢ちゃん、キミにはこれをあげよう」
ナノトランサー内からジョギリを取り出し、それを440に渡す。
ニュマ男「使い方の説明は不要だろう、それじゃっ」
ニュマ男はそういうと、ものすごい速さで部屋を出て行った。

残った440と主人・・・。

 『そっ、それはジョギリ・・・・』
440「ふふ♪」
満面の笑みを浮かべる440。

 『やめるんだ440・・・それは・・・』
440から遠ざかる主人。

440「ふふふ♪」
 『うわぁぁぁぁぁぁぁぁあっ』
440「モギモギ・・・いただきます」

 『なんだ、食べるのかよ脅かしやがって・・・』
主人はほっと。胸を撫で下ろす。

440「モギモギ・・・あ、そうそうご主人様、ご主人様がミッションにいってらっしゃる最中に荷物が届いてましたよ」
 『なんですとっ!?』

440「モギモギ・・・美人なんたらとか・・・モギモギ・・・書いてありましたけど・・・」
 『それ今何処に!?』

440「えと・・・モギモギ・・・怪しかったのでとりあえず撃っておきましたよ・・・えへへ♪」
 『のぉぉぉおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!』

361名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:44:49.61 ID:B2dFOAeP
-----------------------------------------------------------------------------------

とりあえずマイルームへと向かうニュマ男。
ニュマ男「俺、一体何日ルームに戻ってないんだ・・・・。あいつら心配してるだろうなぁ・・・。」
人ごみの中をうまくすり抜けながら進む。

ニュマ男「明けましておめでとーっ!」
ルームに入ってすぐに、新年の挨拶をするニュマ男。
440「えうっ、うっ・・・ご主人様あぁぁぁ〜」
440が泣きながらニュマ男に飛びつく。

440「うぅっ・・・、誘拐でもされたのではないかと心配で心配で・・・・」
ニュマ男「心配かけたな、すまん・・・」

440「本当に心配で心配で・・・頼まれてたヒラギセンバがモノメイトになっちゃうくらい心配で・・・」
ニュマ男「ゴメンな・・・ずっと留守にしてて」

440「食事もヒラギセンバくらいしか喉を通らなくて・・・・」
ニュマ男「寂しい思いさせて、本当にゴメンな・・・・」

440「でも、ご主人様・・・帰ってきてくれました。 もう、・・・急に居なくなっちゃ、嫌ですよ・・・」
ニュマ男「あぁ。もう急に居なくなったりなんかしないからな」
440の頭を優しく撫でるニュマ男。

440「約束・・・ですよ」
少しはずかしそうにしながらニュマ男の顔を見つめる440。
ニュマ男「あぁ、約束する」


ニュマ男「さてと、とりあえず俺は寝るぞ」
440「あっ、はい・・・おやすみなさいです・・・」
ベッドの方へと向かってゆくニュマ男。

ニュマ男「あぁそうそう」
440「どうかしましたか?」

ニュマ男「ヒラギセンバ食うなwwwww」
440「はうぅっ、何故そのことをっ!?」

ニュマ男「・・・・まぁ俺は寝るぞ」
今日は許してもいいかな、と思うニュマ男であった・・・・。

362名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:45:43.86 ID:B2dFOAeP
-----------------------------------------------------------------------------------

ニュマ男「ふわぁぁぁっ・・・・」
440「あっ、ご主人様おはようございます〜。今日は起きるのが早いですね」
440は朝食の支度をしながらニュマの方を見る。

440「今日の朝ごはんはオルアカロールですよ〜」
ニュマ男の前に出来たばかりのオルアカロールが並べられる。

ニュマ男「いただきます、っと。・・・・」
440「どうです?おいしいですか?」
ニュマ男「ん、なかなか・・・」
440「あう〜、よかったぁ〜」
440はホッと胸を撫で下ろす。

ニュマ男「よかった〜ってお前、また何か変なもの混ぜたのか?」
440「また、って〜。今回は何も入れてませんよぉ」
ニュマ男「今回“は”ね・・・・。一体俺何食わされてたんだろ・・・」
440「だ、大丈夫ですよぉ・・・。生きてるじゃないですか〜」
そう言うと、440はごそごそと何かを取り出し、それをニュマ男の前に置く。

ニュマ男「ん、なんだこれは」
ニュマ男の前に出されたのは、小さなケーキだった。

440「えへへ〜っ、今日は特別にデザートを作ってみたんです」
ニュマ男「ケーキってことはこれ、まさかセレブケーキか」
440「あう〜、よくわかんないけど多分それです」

ニュマ男「これがセレブのためのデザートとまで言われたケーキか、いただきま」
一口食べたニュマ男の顔が、みるみるうちに青ざめていく。

ニュマ男「これ・・・・・・ハンドめいどケーキじゃ・・・・・・・ねぇか」
そういい残し、倒れるニュマ男。

440「はわわっ、だ、大丈夫ですか、ご主人様ぁ」
慌ててニュマ男の元へ駆け寄る440。

440「どこかのサイトでHPの半分ダメージって書いてあったけど、まさか本当だったなんて・・・。
   あぅぅ、どうしよう・・・・・。とりあえず急いで回復しなきゃっ。
   えと〜、えと〜・・・・ホイミ〜じゃなかった、レスタっ」

ニュマ男「ん、んっ」
440「あ、あのっ、大丈夫ですかっ」
ニュマあ、あぁ、なにやら恐ろしい夢を見ていたようだ・・・」
ニュマ男は頭を押さえながらそう答える。

440「夢・・・・。そうです、夢ですよ夢っ。夢ですからあまり気にしちゃダメですよっ」
ニュマ男「あぁ、もちろんそのつもりだ」
そう言うとニュマは立ち上がる。

ニュマ男「ごちそうさまでした、っと。んじゃちょっと出かけてくるぞ」
440「あっ、はい。いってらっしゃいませっ」
440はニュマ男の背中を見送る。

363名無しオンライン:2007/01/12(金) 02:46:18.90 ID:B2dFOAeP

440「う〜、本当にHP半分減るなんて・・・。これ本当に食べ物なのかなぁ」
ミコト「マヤ教官の料理は恐ろしいねぇ・・・」
440「食べてダメージを受けるなんて料理っていうレベルじゃねぇぞ、ですよぉ」

ミコト「しかしアレだねぇ・・・。HPの半分ダメージを受けるなら、残りHPが半分以下の状態で食べたらどうなるんだい?」
440「まさか、ご主人様で試すって言うんですか!?」

ミコト「それはアンタ次第さ、440。だがねぇ、可愛いパシリが作ったケーキ、
    食べられないとか言うマスターは、居ないだろう? ねぇ、そこのアンタもそうだろう?」


364名無しオンライン:2007/01/12(金) 03:16:23.37 ID:B2dFOAeP
『』氏

キャラを使わせていただきました。
なんかキャラ違うな〜と思ったら鋭く突っ込みをお願いしますm(_ _)m



マヤ教官のレシピによって作られたこのケーキ。
すごくおいしいですよ。一度ご賞味あれ。


  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ≡   ≡|ヘj   わたしのとっておきのメニューです
|/レ/:| | //    //l/l`
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ

ミコトの言ってること、ガーディアンズは絶対に実践しちゃいけませんよ?
365名無しオンライン:2007/01/12(金) 03:24:52.76 ID:B2dFOAeP
しかし随分と間を開けてしまった・・・

続きどうなるのかな〜とワクテカしてた人が居たら本当に申し訳ない orz
366名無しオンライン:2007/01/12(金) 03:35:23.35 ID:dfR/88Li
>>365
>ニュマ男「クリスマスオワッテル  年越エテル iiiorziii」

( ´;ω;`)
3671/2:2007/01/12(金) 04:16:19.79 ID:PB4fzhkJ
「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております!」

カウンターから次のショップへ向かう客を見送ると、
私はルームグッズのスペースを経て、ベッドルームへ移動した。

最近はこれと言って売る物もないので、ショップではご主人様の拾ってくる武器を売っているのみ。
これらは安価である事から私達のようなPMの育成に使われる事が多い。俗に言う餌武器だ。
そして、安価で、かつ餌で大量に使う故に、買う客は大抵『買い占め』をしていく。

要するに、今の客で売り物が尽きたから部屋で休むことにしたのだ。


ベッドに浅く腰掛けると、ふと思い出して自分の靴を脱ぎ、胸元まで持ってきてみる。

「……やっぱりかぁ…」

そして、その靴を観察し、思わず声に出して呟く。

パートナーマシナリーの装備はかなり強固だ。これは衣服でさえ例外はなく、
その気になれば数ヶ月連続で使用しても耐えられるように作られている。
しかし、度重なるミッションの影響を受ければ、どうしてもほころびは生じる。
最近どうも違和感があると思ったら、靴の羽飾りが微妙に取れかけていた。

まぁ、この位の修理はそう難しくはない。
気を取り直して道具をナノトランサーから…

――シュイーン

…?ドアの音?もう売り切れたのに…?

「ただいまっ!」

ご主人様の声だ。
ならば売り切れは関係ない…けど、帰って来るには随分早い時間だ。
何かあったのだろうか。
そういえば声も何か焦っているような。
3682/2:2007/01/12(金) 04:16:42.49 ID:PB4fzhkJ
「おかえりなさいませー」

とりあえず返事を返し、ご主人様の方へ行こうと靴を床に置く。

「ああ、ここにいたか!」

しかし靴を履く間もなくご主人様はベッドルームまでやってきた。
少し息切れしている。興奮しているのだろうか。或いは走って帰ってきた?

「あ、お、おかえりなさいませ。
 …どうしたんですか?今日は聖地に行かれていたのでは…」

靴を履くために前に乗り出した姿勢のままで訊ねる。
そう、今日はガーディアンズがライセンスの上限を解放したので、
ご主人様は『久しぶりにしっかり鍛えてくる』と意気込んで出掛けたのだ。
それなのにいつもより数時間も早く帰ってくると言う事は考えられない。

「いや、そうなんだが、聖地で凄い話を聞いてしまってな!!」

…やっぱり、かなり興奮しているようだ。

ご主人様は寡黙というわけではないが、どちらかと言えば落ち着いている方だと思う。
ルームでは私と良くお話ししてくれるが、外に出るとどちらかというと聞き手だ。
そのご主人様がこれだけ興奮する話……

…新しい七夕飾りでも発掘されたのだろうか?

「一体どうしたんですか?」

流石にこの時期にそれはないか。
聞いてみるしかない。

「じ、実はな…」

「はい」

「…来週、PM進化デバイスが解放されるらしい」

…………。





自分で踏みつけて取れてしまった羽飾りを付け直すのには結構苦労した。
369名無しオンライン:2007/01/12(金) 04:17:45.88 ID:PB4fzhkJ
ただの口コミだから真偽のほどは定かではないけど、
これだけwktkしたのは久しぶりだったので駄文にしてみた。
4x1と4x2だけ先に解放とかいうから結構信憑性は高いのかな…(本スレでも見に行くべきだろうか
ああ、楽しみだ。

>>364
うちのパシリが俺を喜ばせようと作った物なら、たとえミヤゲノメイトだって俺は食うぜ!
と言うか上手くまとめたな。乙!ニュマ男も乙!w


さて、書いてる間に仕込んで置いた星霊祭の飾りを取りに行ってくるんだぜ。
370名無しオンライン:2007/01/12(金) 04:55:30.07 ID:l8Vb4Hxt
>>369
バミ痛に載ってたからマジネタなんじゃね?
371名無しオンライン:2007/01/12(金) 06:05:52.32 ID:j9CEecz+
     _______
   .j''~   | ::::::::::::: | `,   i................ノ
.  |_     .|  ::::::::: | .|  ノ:::::::::::ノ
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .| (:::::::::::(
  ||      | :|   |  ヽ::::::::)
 ノ L.      | :|     |  ノ:::;;ノ
 \ ::|     .|_|     /  )::r
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ_ノ '
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   ご主人様はなぜ
|/レ/:| | //..   //l/l`   こんなにおいしいケーキで
 |/、/.l .ト、. ・)フ:. ノノ./、   ダメージを受けるのですか
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
372名無しオンライン:2007/01/12(金) 06:55:58.22 ID:qAKw52bi
>>322
おおおおおお!!!!!!
待ってましたぁ!今回も楽しく読ませて頂きました!続きもワクテカして待ってますです♪
373名無しオンライン:2007/01/12(金) 19:17:55.83 ID:zHUhQKv/
なんとなく・・・作ってみた。

         
    ,. -─―-―−、.      i................ノ  
  ,‐'´::::::::::::::::::::::::::`‐、     ノ:::::::::::ノ   
  \ ,.. ---―─- 、/    (:::::::::::(    
  /           !ヽ,    ヽ::::::::)   
  /             j    ノ:::;;ノ    
  |∩  /`ゝ、ノ\ノヽィ'`i    )::r      
 (Θ)| ´○   ○| |   _ノ '       
  ∪ | //    //l l   ¶
   V ト、.  ─━┿┿━┛
  ハ lヘ ` ー イ、 | / 
 /:::::\|ハ __`ノ|/\
〈::::::::::::丶@--―-@::λ
374名無しオンライン:2007/01/12(金) 19:43:00.27 ID:dfR/88Li
おれもれも
        ,. -──―- 、.  
      ,‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::`‐、
     \ ,.. ---───- 、_/
     /           ヽ,
    / .イ 、           )
    .| ,l /`ゝ、.____. _,,ィ'`i
   〔Θ〕 |   .   .  | |
  .  ヽハ  |.///     ///l l    わたしにデバイスLargeを使って、
    . V  |   .ヽ_フ   .ハ ./      ごしゅじんさま(箱)にデバイスSmallを使えば…
     .ヽ  |        ノ| /         うふ、うふふふふふ
      \ l≧,  __ , イ .|/
      / l ゝ" ト、__ヽ".___
       /に}└´ヽ/|´device-L`l
      / l, l_ ./  |_________|
    ,/  ヽニ⊃ /         /
375名無しオンライン:2007/01/13(土) 15:10:48.46 ID:tj1XUe99
瑞穂お姉さまがどんどん進化していくww
376名無しオンライン:2007/01/13(土) 15:34:33.58 ID:zlJsiKW0
>>370
サンクス、ファミ通と電プレ確認してきた(1ページのために電プレ買っちまったw)
リストレイトとかSUVとか☆10武器装備とか未実装PAとか、想像の5倍ぐらいこのスレでネタに出来そうな材料があって本屋で噴きそうになった。
来週だという確証は得られなかったが、一応両方に今月という表記はあったから近いのは確かっぽいな。
(にしても、GH440の装備が☆7ショットガンって表記は電プレとソニチとどっちのミスなんだろ…そもそもソニチの設定ミスか?不公平だったし)
377374:2007/01/13(土) 17:27:43.57 ID:W+KeRNya
>>375
もしかしてこのAAの元って、その瑞穂って名前だったの?
知らなかったwww
378名無しオンライン:2007/01/14(日) 01:21:12.81 ID:tGDiw4M8
ここで聞くのもスレ違いかも知れないが、世界設定に詳しい人がいそうなので
本題、惑星パルムのメルヴォアシティで起こったメルヴォアエクスプロージョン(都市が一瞬で廃墟になったアレ)って
SEED襲来(ストーリーモードの年)の何年前だったっけ?
オンラインモードがストーリーの一年後なのは覚えてるんだが

いきなり質問で申し訳ない
379名無しオンライン:2007/01/14(日) 04:04:14.12 ID:xV0KqccH
上げるよ(・ω・)
380名無しオンライン:2007/01/14(日) 04:22:56.70 ID:DdkeyKvW
>378
ビジフォンの用語解説に載ってない?
ないならオフするしかないな
381名無しオンライン:2007/01/14(日) 09:50:46.20 ID:ld7dQyGf
バイブルック094ページより

…そこでイーサンは18年前のメルヴォア・エクスプロージョンの真相を知ることになる。
382名無しオンライン:2007/01/14(日) 09:53:06.12 ID:tGDiw4M8
>>380
すまない、オンやってないんだ…
というわけでオフってくる
レスTHX!
383名無しオンライン:2007/01/14(日) 09:56:41.02 ID:tGDiw4M8
>>381
18年前かぁ…
ネタにできるか微妙だ
レスTHX!
384名無しオンライン:2007/01/14(日) 12:52:40.83 ID:ePXy+ii3
皆そんな細かいところまで調べてネタにしてるのか…すげえな
気にしたこともなかったわw
385名無しオンライン:2007/01/14(日) 13:10:31.65 ID:ld7dQyGf
NPCのスリーサイズを誰か調べてくれないか。
386名無しオンライン:2007/01/14(日) 17:30:23.62 ID:ePXy+ii3
>>385
[`・ω・]<そういえばうちの450は上から4


                 ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | /  -- ̄
      ------------------------------ .ヽ[´;ω;`]ノ .-----
           _______----------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     
      ,. -─―- 、.                 / / |  \
    .,‐'´::::::::::::::::::::::::::::`‐、             /  ./  |   \
   \ ,.. ---―─- 、_/            /   /  |     \
    /┘└      ヽ___               |
   ./' ┐┌      〈〈〈〈.ヽ               |
  / .イ 、         〈⊃  }              |
  | ,l /`ゝ、.__. _,,.ィ'`i.|   |    
. 〔Θ〕 | ○   ○| |.!   !   、
.  ヽハ .|       l l.|  ./   ,,・
  .V  :ト、..  lフ ,,イ ./ / , ’,∴ ・ ¨ 
  ハ  lヘ ` ー イ、| //  、・∵ ’  
 〈  \|ハ __`ノ|/        
  (   ̄ ̄)   @)
   ̄ ̄ ̄
387名無しオンライン:2007/01/14(日) 19:05:19.37 ID:q8f+4uYz
>>385
それを知る事は大変な危険を伴う事になるぞ
388名無しオンライン:2007/01/14(日) 19:36:34.08 ID:9X61Nd+W
うちの101は上から0、30、0
389名無しオンライン:2007/01/14(日) 22:43:53.94 ID:NfPc1mij
うちの420は上から45・10・10・35だな
390名無しオンライン:2007/01/14(日) 23:25:38.63 ID:alV+i2c8
うちの440は上から8おぶっ
391名無しオンライン:2007/01/14(日) 23:56:09.87 ID:PUUr1Mee
うちの450は上から0・0・100・0

忘れよう
392名無しオンライン:2007/01/15(月) 16:54:07.29 ID:WBk6rWVn
保守
393名無しオンライン:2007/01/15(月) 19:50:12.60 ID:bZJEX4ou
進化デバイス配信記念age

気になる奴は公式を見るんだ!
394名無しオンライン:2007/01/15(月) 19:59:58.60 ID:trHxHxaO
気になった、木になった、期になった・・・

パシリたちの見た目はいいんだけど・・・
ウチの450の進化後がのてないってのはなしなんだぜ(´・ω・`) 
395名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:19:29.20 ID:ApMCYFXl
ttp://phantasystaruniverse.jp/news/wis/?mode=view&id=204
一応貼りー。
載ってないタイプに関しては進化の瞬間をwktk待てば良いんだぜ!

>・ パートナーマシナリーのステータス調整
また日付の人の出番…か?悲しい話にならないでくれることを切に願う。

>GH442から派生する攻撃タイプのパートナーマシナリー。
最後の最後の部分で誤字があると何か涙が止まらない。。。
396名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:36:39.56 ID:/WzG6L+D
>載ってないタイプに関しては進化の瞬間をwktk待てば良いんだぜ!

で、進化させたらもう戻せないとかなwwwww
1体しか持てないんだったらいろいろ遊べるようにしてほしいぜ('A`)

>パートナーマシナリーのステータス調整

またか('A`)
397名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:37:07.82 ID:3iqRUz8x
この勢いでそのまま投下!

それは変なキャストに変なパシリ…そして、
それに絡まれた気弱な箱と真面目なパシリのお話。

前回までのあらすじ!
箱はやっとまともに、そしてキャス男はぶち切れ金剛。

暗い…そこは一面が闇の世界。
そこでうずくまるのは一人のPM450。
箱を愛し、箱に愛されたたった一人のPM。

450 (私は…もうご主人様と一緒にいられないのかな…)

誰の声も届かない世界…異形に取り込まれた彼女は、
暗闇の世界で絶望という名の味をかみ締めていた。
彼女が唯一守ったPMの感情回路…肉体の支配権を奪われてもなお、
心だけは守りきった…だが、それもまた時間の問題。

その時…声が聞こえた…遠くもなく近くもなく、心に響くような声が。

???「あきらめちゃダメですよ…450…」

彼女に最初に声をかけたのは赤い玉…GH101型…
そう、PMの基本形である彼女が450を慰めるように肩を叩いた。

101 「あきらめてはダメです…」
202 「あの箱が助けてくれないと思ったんですが?」
304 「さあ…覗いてみてください…」
450 「あっ…」

それだけではない…202型や304型…彼女が彼女になる前の彼女達が、
450を抱き支え、かすかに見える小さな窓を覗かせる…
398名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:38:48.89 ID:3iqRUz8x
その光の先には…

450 「ご主人様っ!」

ワルキャスとワルパシリ〜謀略編8〜

増産されたディラ・グロブスの触手が飛び交う中…
その巨躯は両手にフォトンを纏った翼を携え、
嵐のように触手達を只の鉄屑に変えてゆく。

箱   「うおおおおおおおっ!」

目標は450を捕らえた首領機。
目標との間に配備された量産機は4体。
すべてディラ・グリーナの比ではない性能を持っているユニットであるが、
箱が両手で装備するダブルアスカロンの敵ではない。
邪魔する敵は全て斬り捨てる。

『ミッション:450の救出』

それを完遂するまで箱は止まることは無いだろう。

***

時をしばし戻す。
最終車両に繋がる一本道。

そこで、キャス男のPM410はキャス男の持ってきたトリメイトを
持てる分だけ箱に渡した。
399名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:40:41.28 ID:3iqRUz8x
410 「まだブルーフィーターのせいで、身体を壊すかもしれねぇ…
     そのときは迷わずつかってくれや!」

キャス男ゆずりの覇気のある援助に箱は深く頷き、
トリメイトをナノトランサーの中にしまいこむ。

箱   「うん…大切に使わせてもらうよ」

410はシャープツインズを装備し、肩を廻して準備運動をする。
それは心の奥底にある何かを紛らわせるようにやる気を振り絞って。

410 「さあってと! んじゃあお姫様救出作戦でもすっか!」
箱   「…うん…でも…」

箱は通路を塞ぐように410の前にしゃがみこんで。

箱   「行くのは…僕だけにしてくれないか…ガジバリッ!」

珍しく気前の良い台詞に410のドロップキックが箱の顔を潰した。

410 「てめぇいまさらカッコつけてんじゃねぇ!」
箱   「うううっ…でも…キャス男さんの事…きにならないの?」
410 「う゛っ!」

ついでに右ストレートを入れようと思った410の拳が止まる。
箱はナノトランサーからトリメイトを二つ取り出し、その拳を広げて渡す。

箱   「一つはキャス男さんの…もう一つは君の…残りはもらっておくよ…」

箱はマスク越しながら不器用に笑みを作る。
トリメイトを受け取ってぶるぶる拳を震わせながら…
ゆっくりと自分のナノトランサーにソレをしまう410。

410 「っ…この…お人よしランドがっ!」
箱   「ご…ごめん…あうっ!」

頭を掻きながら、いつもの箱の姿を見せ、410は気前良く頭を叩いた。
400名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:42:30.69 ID:3iqRUz8x
410 「これで450助けられなかったらぶっ殺すからな!」
箱   「うんっ! 絶対に…助けてみせるっ!」

すっくと立ち上がり、410に背を向ける箱。
ナノトランサーから二本のアスカロンを取り出し…

箱   「じゃあ…いってきます! キャス男さんに…よろしくね」
410 「おうよっ!」

410は箱に背を向け、シャープツインズを構える。
二人は一斉に逆方向に走り出した。
それぞれのパートナーを助けるために…。

***

女ローグスのステラをかばったキャス男。
背中に大怪我を負うも、闘気はむしろ熱く燃え上がった。
ローグスのボス・フローリンは逆に冷たい顔をしながら、杖を構えなおす。

フローリン「何を言い出すと思えば…勝手に私の駒を庇って逆ギレですか…
      勘違いもはなはだしいですねっ!」

言葉と共に連続で放たれるフォイエを紙一重で交わし、
一気に間合いを詰める。
焦る首領の隙をキャス男は見逃さない。

フローリン「くそっ! くそっ!」
キャス男「言いたい事は…」
フローリン「なっ! オグゥウ!」
401名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:44:22.82 ID:3iqRUz8x
氷のスピナアタックがフローリンの懐を抉りこみ、
キャス男は正確な一撃と睨みつけが相手を射抜く。

キャス男「それだけか…?」
フローリン「グハアアアッ! 抜けッ! 抜けこのクズがっ!
      私からその醜い槍を引き抜けッ! ウギイイイッ!」

冷静だった男は一気に混乱し、杖を頬リ付け、槍を引き抜かんと、
柄を引き抜こうとする…だが、そんな事を許容するほどキャス男はお人よしではない。

キャス男「ローグスって糞野郎どもはな…どうしようもないバカばっかだけどよ…
     仲間は家族って根性だけはイカシてやがる…」
フローリン「うるさいいいいいい! はやくその槍をぬけええええっ!」

吠え立てるローグス…いや只の糞野郎を槍で突き刺し、傷口をさらに抉る。

フローリン「ギャオオオオオッ!」
キャス男「そんなケジメも守れないクズが…ローグスを名乗ろうなんて…」
フローリン「やめやめやめ…うぎゃあああああっ!」
キャス男「1000年早いんだよ!!」
402名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:45:40.69 ID:3iqRUz8x
キャス男はフローリンの腹を貫いたまま、何度も何度も腹を刺してゆく。
槍PAの基本形…デュース・ダッカスである。
上級レベルの3段目を決め、壁に叩きつけられるフローリン。

フローリン「ギャアアアアアアッ!」
キャス男「黙って寝とけ…クズ野郎が」

槍についた血のりをふき取り、いまだに倒れこむステラに歩み寄る。
ローグスの仮面が取れ、釣り目気味な瞳を涙で濡らしていた。
キャス男はぽんと頭を撫でてやり。

ステラ 「フローリン…さ…ま…」
キャス男「…運が悪かったな…もっといい組に入れるように、
     俺が根回ししてやるよ…」
ステラ 「………ッ!」
キャス男「…ん…ッ!!」

ゆっくりと顔を上げたステラが思わず口を塞ぐ。
キャス男がその正体に気がついた瞬間、今度は自分自身が壁に叩きつけられていた。

***

450を取り込んだディラグロブスは混乱していた。
自分は最強の存在と自負していたのに、
己の分身達はいともたやすくスクラップに化けてゆく。
403名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:47:10.96 ID:3iqRUz8x
箱   「おおおおおおっ!! でりゃああああっ!!」

ソレはかつて紅の戦鬼ともブラッドリィとも呼ばれていた戦闘マシーン。
いや、今は一人の女を取り戻そうとする一人の男。
箱は今、自分の持てる全ての術をつかい、450を救わんと奔走する。

彼が通ればただの車両占領用マシーナリーは2等分にも4等分にもなり、
機能を停止させてゆく。

ディラグロブスは己の存在に対する矛盾に暴走しかけていた。
火玉を一点に集中させ、触手は相手の所作を封じるために全方位で取り囲んでゆく。
だが、答えは…盾にもなる大きな剣で火玉を弾かれ、
触手は取り囲んだ瞬間、回転する箱の刃によって微塵切りになった。

残ったのは450を取り込んだ只一体のみ…。

箱   「迎えに…きたよ…450…いま…いくからね…」

取り込まれ、服も剥ぎ取られ、まるで胸像のようになった450に一声かけ、
二本の大剣を構える。

ディラ・グロブス「ゴシュジン…サ…マ…」
箱   「450っ! 無事でッ! ッッ!!」
404名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:48:56.72 ID:3iqRUz8x
不意の激痛。
グロブスは450の声帯をつかい、箱に隙を作らせた。
箱の腹には2本の触手が突き刺さり、腹部を貫通する。
瞬間、激痛を紛らわせるために、箱は吼えた。

箱   「クッ! ウアアアアアアアッ!」

***

410はその光景に愕然とした。
涙で頬を濡らす女海賊。息を荒げる黒い巨獣。
そして、壁に叩きつけられ、吐血する己のご主人。
巨獣の口からは、あのアナウンスで聞こえた胸糞悪いフローリンの声を洩らした。

フローリン「この姿には…なりたくなかったのですがねぇ…」
410 「キャス男オオオオッ!」

感情が涙となって目を潤ませ叫ぶ410。
その声に右手をプラプラさせながら振るキャス男。
だが、その右手は変な方向に曲がっており指先も動作していなかった。
405名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:50:56.74 ID:3iqRUz8x
キャス男「お〜っす…へへへ…ありゃ? 腕がまがっ…」

言葉を言い切る前にフローリンの拳がキャス男の顔面を潰した。
マスクが割れ、内側で血だらけになったヒューマンフェイスが露になる。

キャス男「ガファッ!」
フローリン「まだ生きていましたか…」
410 「キャス男ッ! てめぇ!」

怒気を溢れさせながら、410はアサルト・クラッシュを
フローリンにぶち込もうとするが、強靭なブラスト化した皮膚は、
その一撃を無効化させる。

フローリン「おやっ…なにかしましたかっ!」
410 「キャウッ!」
キャス男「てめぇ! 俺の女にっ!」

フローリンの強烈な裏拳が、華奢な彼女を反対側の壁に吹き飛ばす。
その光景に再び立ち上がろうとするキャス男に再び拳が降りかかる。

キャス男「ガッハアアアッ!」
フローリン「何か言ったか糞ガーディアンズ…私は怒っているんですよ!」

まるで糸の切れた操り人形のようにキャス男を持ち上げ、
黒いヒル・デ・ビアのようなフローリンは何度も腹部を強打する。
そのたびにキャス男はサンドバックのように跳ね上がった。
406名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:52:27.06 ID:3iqRUz8x
フローリン「この醜い姿を見たものは全て殺す! 先ずはお前からっ!」
キャス男 「くっ…クハッ…ハハハハッ…」

すっかり力を失った両手でその拳に触れて。
キャス男は不敵にも笑ったのだ。

キャス男「ハッ…そんなモヤシ見てぇな身体で…ナマ言ってんじゃねぇ…」
フローリン「GAAAAAAAA!」

巨獣はあまりの激怒にキャス男の頭をそのまま410の凭れた壁に叩きつける。
ズルズルと壁からずり落ち、へたり込むキャス男。
意識を取り戻した、410が彼にしがみつく。

410 「おいキャス男っ! キャス男ッ!」
キャス男「へへへっ…どうだ…なかなかナイスガイだろう?」

血まみれのその男は今更ながら、己の素顔を自慢する。
涙をぽろぽろと流しながら、パシリは吼える。

410 「このバカッ! バカバカバカバカッ!」
キャス男「へへへっ…うっせー…傷口がしみる」
407名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:55:05.75 ID:3iqRUz8x
410の背中に手を廻したキャス男はそのまま彼女を抱きしめる。
こんな状況でそんな事をするキャス男に泣きながら赤面する410。

410 「バカッ! てめぇっ…そんな時じゃっ!」
キャス男「ばーか…だまってろ…した噛むぞ…」

フローリン「今生の別れは済ませましたか…このクズ鉄ども…」

キャス男「……あぁ。じゃあ最後に…」
410 「えっ…んなっ! んんぅ!?」

410のナノトランサーから何かを取り出し、ソレを二人で分けるように口移しする。
血の味と体から湧き上がる何かを感じながら、410はキャス男に身体を委ね…
フローリンの動きをキャス男は見定めた…唇を開放し、そして絶叫する!

フローリン「では…死になさ…」
キャス男「俺様を舐めるんじゃねぇぞ!」
408名無しオンライン:2007/01/15(月) 20:56:11.50 ID:3iqRUz8x
410を抱きしめながら、キャス男はワードを発した。
ガーディアンズが持ちえる戦力の一つ『SUVウェポン』。
2門のガトリング砲『ラファールバスター』が彼に打ち込まれてゆく。

フローリン「GYAAAAAAAAA!!」

大量のフォトンバレットをその身に受け、再び壁に叩きつけられた男は…
元のやせた身体に戻り、再起不能となった。
口に含まれ、半分にされたトリメイトを飲み干し、
キャス男に押さえ込まれた410は赤面しながら顔に拳を叩き込む。

410「んうぅ…てめぇ!」
キャス男「モトゥブッ!」

それでもにやけるキャス男に、パシリは涙を流しながら抱きついた。

410「バカ…ばかやろぉ…しねっ…ばかっ…」

キャス男は脱力しつつも410の頭を撫でるのであった。

それは変なキャストに変なパシリ…そして、
それに絡まれた気弱な箱と真面目なパシリのお話。

さあ、次回でとりあえず完結じゃよー。
長くなったけどなんとかラストが見えてきたぜー。
409名無しオンライン:2007/01/15(月) 21:07:03.57 ID:/WzG6L+D
>キャス男「てめぇ! 俺の女にっ!」
>キャス男「てめぇ! 俺の女にっ!」
>キャス男「てめぇ! 俺の女にっ!」
>キャス男「てめぇ! 俺の女にっ!」

テラ萌えたwwwwwww

完結が近いのか〜 どうなるのかwktkが止まらないぜ!



チラ裏ですが、箱は正気状態ではツインソード使わないって考えてましたw
デフォはツインダガー。
でもまー、450のピンチだし倫理的におk!w


…つか、はっきり言ってないから当然そうなるわな。スマソw
410名無しオンライン:2007/01/15(月) 21:09:22.43 ID:9mN8zNCq
カッコいいなぁワルキャスも箱もw

こいつらギャグではあんなのなのにシリアスではかっこよすぎるんだよ畜生w
411名無しオンライン:2007/01/15(月) 21:16:16.68 ID:ApMCYFXl
展開が熱すぎる!ワルキャスいいよワルキャス!
ラストwktk

>>396
そういえば、電プレで440のショットガンが☆7になってたのは調整後のデータなのかもしれない。
…まさかそれだけのためにソニチが告知するとは思えないが…いや、でも一応上方修正だしなぁ…

進化デバイスいくらなんだろう。まぁ全財産より安ければ何でも良いや…
412名無しオンライン:2007/01/15(月) 21:57:43.49 ID:9mN8zNCq
パシリのデバイス追加って事で早速ネタ仕上げてきたぜ

シリアスなのは依然書けてないが・・・orz



ワルキャスがあまりにかっこよすぎたんで落とすかどうか考えたがもう迷わず落とす事にするぜ!
413名無しオンライン:2007/01/15(月) 21:58:37.01 ID:9mN8zNCq


  420「ん〜・・・どっちにしよっかなぁ」

420が熱心に読んでいるのはいつものパシ通ではなくGRMの最新のカタログだ
なんでも新しいデバイスが出るとかでそれを使うとパシリの容姿や能力が変化すると言う
420は2種類の服でどちらにしようか悩んでいた―――俺になんの断りも無く・・・

  420「う〜ん、こっちの帽子は可愛いし、でもこっちのピンクの服も捨てがたいし・・・
    どっちがいいかなぁ・・・ねえ、マスターはどっちがいい?」
ビス男「どっちがって・・・まあどっちでもいいんじゃないか?」

  420「む・・・それってどう言う意味さ」

凄む420、まずい、失言だったかもしれない・・・下手をするとガミサキが飛んで来かねない
俺は何とか機嫌を取ろうとする

ビス男「ほ、ほら、俺は今の420のが好きだしそのままでいいんじゃないかと思うんだが・・・どうだろう?」
  420「ふーん・・・」

少し無理やりすぎただろうか・・・スケープドールの用意をすべきだろうか

  420「な〜んだ、そういう事ならはっきり言えばいいのに、そっか〜マスターはこの格好のままの私が良いんだ、なるほどなるほど」

不機嫌な顔から一転して一人で勝手に嬉しそうにはしゃぐ420、後一押しってとこかな・・・

ビス男「えーと・・・あぁそうだ、セレブケーキ買ってきてあるんだが一緒に食べるか?」
  420「あの人気のケーキ!?やった、食べよ食べよ〜!」

幸せ絶好調の420に気付かれないように溜め息を漏らす
また一つ俺の命と財布の危険が去った・・・と思う

  420「もぎもぎ。しあわせ〜♪」
414名無しオンライン:2007/01/15(月) 22:02:12.70 ID:9mN8zNCq
デバイスいくらになるんだろなぁと思いつつ今の420が気に入ってるのでこんな風に


後パシリの修正ってどうなるのか気になるぜ
415名無しオンライン:2007/01/15(月) 22:54:47.78 ID:9YTHKGkU
レスありがたや!

>>409
うぎゃあああ!!
かってに設定イジってごめんねごめんね

>>410
気をつけろ!
少年マンガ補正だ!

>>411
とりあえず少年マンガっぽくするかもー

>>414
ほんわかニャンポコーいいねぇ
ウチのワルパシリもそんなネタ考えんとなぁ
416名無しオンライン:2007/01/16(火) 04:00:44.34 ID:Fk1ufX3G
小ビス子のパシリのイメージ画像です
http://www.imgup.org/iup316203.jpg
417名無しオンライン:2007/01/16(火) 08:04:41.81 ID:skdEMU2e
>>415
こちらの報告や描写が遅かっただけなので気にしないでおkw
前述したように450のピンチだし、理由なんて後からなんとでもなる!w
この程度で不快に思うのなら、最初から他の方にキャラを預けたりしないお[ ´∀`]

ていうかカッコイイので普通に読んじまったwww
418名無しオンライン:2007/01/16(火) 08:17:10.06 ID:f4m4HZpc
>>416
貴様どうにも見覚えのあるアホ毛だな。
昔俺のPCん中にいなかったか?

最近小ビス子話見てないな。
スレから離れたんかな。
そのうちまたひょっこりうpされたら嬉しいが。
419名無しオンライン:2007/01/16(火) 10:07:55.24 ID:I0qXDzuM
小ビス子さんのナノブラストの話は終わってしまったのだろうか・・・
420新米ママの子育て記 その3(1/3):2007/01/16(火) 10:42:59.00 ID:TgNCS11r

「あっ。白いちょうちょがふたり・・・・。たのしそう。」

「夕焼けきれい。・・・・でも、雲さんがいそがしそうなの。あしたは雨かなぁ?。」

「雨は嫌だなぁ。」なんとなく湖をわたる風も水っぽい。

かいぐり、かいぐり。 あした雨かもって思ったら顔の周りがムズムズするの。

「ぽこー。そろそろ帰りますよ。」

あっ。かーさんが呼んでるの。



   じゃじゃーん。

あたしは「ぽこ」かーさんがそんな名前をつけた。にゃんぽこのぽこだって。

「・・・・一気に420まで育てたわね。」

この人はかーさんの妹の450、だからあたしのオバちゃん。

「とーさんからたっぷり養育費を貰ったかんね。」

この人はあたしのかーさん。
ないしょだけど・・・。ガーディアンズのかーさんも450。

「とーさんはまだエボン工ですか?」

「・・・・・・・。@リ;゚ -゚ノ|」

この人はおじーちゃんの450。とっても無口なの。

「それじゃ とーさんの所にぽこを連れていくんよ。」

「・・・・・・・。@リ;゚ -゚ノ|」

「無印(450)は、とーさんの邪魔したくないから行かないって?」

これが2時間前、あたしがGH420になるところをみんなでお祝いしてくれたの。
おじーちゃんの450はお留守番する事になって、かーさんとオバちゃんと・・・。
オバちゃんの婚約者のオジちゃん?を誘って湖畔公園へいったの。

パルムの湖畔公園へはフライヤーベースのルートとリニアトレインのルートのほかに
個人タクシーがあって、今回は個人タクシーを使ったの。
421新米ママの子育て記 その3(2/3):2007/01/16(火) 10:44:54.65 ID:TgNCS11r

狂う珍獣でエボン工をやってるおじーちゃんのミッションに参加することになり。

「まずはマシンガンを両手に持つだろ。それから目標に向かって・・・・。」

ニューマンのオジちゃんは、おじーちゃんが討ち漏らした敵を前に
ツインマシンガンを装備して。

「臭う足!!」

オジちゃんは片足をコルトバに向けて上げその足先から紫色の(臭気?)を打ち出すの。

「グオォォォォォォォォ!!!」

「コルトバが悶絶しています。・・・・王子。 ビキ」

オバちゃんがあきれているなかコルトバはアイテムを残して消えたの。

「おかしいなぁ・・・・。ここは笑う所なんだが。」

「コルトバを悶死させる臭い足が婚約者なんて笑えません。 ビキビキ」

どんなに臭い足なの? オバちゃんが怒ってます。

「ぽこー。何見とるん?」

かーさんが茂みの中から出てきて・・・・・。
あたしがオジちゃん達を見ていたのが判るとかーさんの外面スイッチがはいったの。

「あら、鼈甲(べっこう)さん何をなさっていらっしゃるの?」

あたしはかーさんの後ろにくっついてオジちゃん達の所へいくの。 トテトテ。

「オバちゃんが臭い足を怒ってたの。」

「オバちゃん・・・・・? ビキビキビキ」

「臭い足????」

「いや・・・。ただのメギドだ。冗談のつもりだったが度が過ぎたようだ。」

「メギドと臭い足???? 申し訳ありませんが関係が良く判りません。」

オジちゃんはオバちゃんのことを気にしながらもう一度。

「臭う足!!」キックのポーズで上げた足先からのメギド。
(マシンガン装備フォニームのテクニックモーションってはなしなの。)

「ぷっ」コルトバを襲う足の臭気に外面モードなのも忘れてかーさんは吹き出したの。

「ビキビキビキビキ」

「そう。それだよ。ここは笑う所なんだよ。」

「ビキビキビキビキビキ」

「オバちゃん・・・・・こわい。」

「オバちゃんですって? ビキビキビキビキビキビキ」
422新米ママの子育て記 その3(3/3):2007/01/16(火) 10:47:01.09 ID:TgNCS11r

「オバちゃん こわい。」

頭の電線が切れそうな形相のオバちゃんがこわくなってかーさんの後ろにかくれたの。

「また、オバちゃん!!! ビキビキビキビキビキビキビキ」

「こら、ぽこちゃんが怯えてるじゃないか。」
「それにだな 姉さんの子供なんだから伯母さんで間違ってないぞ。」

「王子まで!!! ビキビキビキビキビキビキビキビキ」

「癇癪持ちでは百年の恋も冷めてしまいますわ。」かーさんもオバちゃんを茶化したの。

「キーっ!!! あなただってシングルマザーじゃないの!! いったい誰の子!!」

・・・・・あの、もともとあたし、とーさんは居ないの。

「そんな事 子供の前でする話じゃないでしょ!!」
「そんなんじゃ、あんたに一生 子供なんて出来ないでしょうね!」

・・・・・だからあたしはPM・・・・。

「なんですって!!」
「なにぉ!!」

どたどたばたばた、どんがらがっしゃーん。

「やれやれ。」

かーさんの影にかくれていた景色があたしの前いっぱいにひろがった。

「夕焼けきれい。」

「そうだな。俺もパルムの空が好きだ。」

「オバちゃんよりも?」

オジちゃんは苦笑しているの。

「・・・・・ああ。でもそれは見果てぬ夢さ。」
「夢を忘れて現実に走る男なぞ、相棒にしてみればただ退屈なだけの相手だと思う。」

「よく・・・わからない。」

「そうか、じゃ向こうへ行ってみるか。湖越しに見る夕日も綺麗だぞ。」

「うん・・・。でも。」

どたどたばたばた、どんがらがっしゃーん x2

「ほっとけ。あの2人なら、すぐにけろっとした顔で追いかけてくるって。」


あたしはオジちゃんに連れられて湖を見下ろす岸にいきました。(極悪幼女誘拐犯?)


423名無しオンライン:2007/01/16(火) 10:48:05.33 ID:TgNCS11r
2ndのパシリがニャンポコになった(孫パシリ登場)記念です。

450d「ついでにとーさんは完全に忘れ去られています。」

んなもん。作者が出張り過ぎる話なんて、読み手にしてみれば面白くない。
作者なんて、ストーリーミッションのPC並みの空気扱いで丁度いい。

450c「とーさんが登場する事自体が間違いなんよ。」

いや、そうじゃないと無印を登場させられないし。えへへ。

450d「親ばか。」

>>395
日付シリーズの第3部はイルミナスまで無いと思ってたのに・・・・。
でも、今回は微調整の範囲じゃないかな?
アイテムの説明見ると、デバイス4**は基本型から派生型への一方通行アイテムだから
ここで、基本型を全部4*1、4*2に変えさせる様な修正したら4*3、4*4を実装した時に
困るのはソニチ自身。

ただ、デバイス4*3が4*1→4*3 デバイス4*4が4*2→4*4の進化アイテムだとすごく危険。


>>408
箱のボディーカラーが攻撃色に!!(なってないって)

オババ「箱の怒りは大地の怒り。」(赤箱は青箱とは別人だとおもてた)


>>414
うちは沢山420と遊びに行かないといけないなぁ(ネタが無くて話が書けない)

424名無しオンライン:2007/01/16(火) 11:34:02.55 ID:skdEMU2e
>>423
ヒント:別人w
過去編の進行がえらく遅れてるのでシカタナス。
全部わたくしの責任でございます[´;ω;`]
まあ、ツインソードの描写をツインダガーにしたらつじつまは合うからおkw

極限状態で戦闘モードにシフトすると、ボディカラーが青から赤にかわったり
性格が変わったりとか考えてましたw
そういう設定を、自分の書く話で描写して伝えたかったと思ってた俺は負け組orz
425名無しオンライン:2007/01/16(火) 14:26:51.01 ID:i+Qs+qye
今話題(?)のメガマックとやらを食べてみたんだが、食べにくいなこれ。
このスレの食いしん坊PM諸君だとどうやって食べるだろうとか考えてしまったぜ。
バラしたら意味ないし…

>>423
こういうのも何だが、シリアスだったメインの日付シリーズと同じキャラとは思えないぐらい
ほのぼのしてるなぁ。いや俺はどっちも大好きだから良いんだけどw
進化デバイスはゲーム内で何人かに聞いてみたけど、保留の人が多かった。
でも4x1はHPリストレイト、4x2はシュトルムバスター、の事実が周知されたら大分変わる気がする。
バイブルックを見るに残りの二種も並列だと思うんだけど、
4x0がバランス型、4x1が防御型、4x2が攻撃型とか書いてあるからちょっと不安だ…。

>>424
色が変わったりするのか。怒りの熱で塗装が剥げるとかだろうか。かっこいいな箱…
426箱と450と進化デバイス?:2007/01/16(火) 14:55:38.68 ID:skdEMU2e

ここは箱のマイルーム。
ぼけーっとニューデイズ製の暖房機能が付加された机、コタツタラに入って、雑誌を読む箱。
ちょうど次回配信についての情報が書いてあるページだ。

箱「…ねー、450〜」
450「なんでふか? ぱり」
おせんべいを食べながらビジフォンで番組を見ていた450が、口におせんべいを挟んだまま答える。

箱「次回ね、君たち4x0タイプの派生機種が出るんだって」
450「へぇ… そうなのでふか? ぱりぱり……」
箱「うん。ほら、421とか、かーいーよねぇ〜」
そう言って開いた雑誌を450に見せる。

450「(ムッ)そ、そーですね」
箱「442もいいなあ… えへへ……」
450(むー…)
不機嫌そうにジト目で箱を睨む。

箱「でねー」
450「……なんですか」
箱「このね、『防御タイプ』とか、『攻撃タイプ』ってどんなだろ?」
450「知りません。戦闘傾向じゃないんですか?」
そっけなく答える。

箱「450もそうなるの?」
450「わかりません。大体私達450タイプは打たれ弱いですから……どっちのタイプでも同じなんじゃないですか?」
箱「じゃあ… なにが変わるんだろ???」



[*`・ω・] 。oO(もわんもわんもわん―――――――)
427箱と450と進化デバイス?:2007/01/16(火) 14:56:23.37 ID:skdEMU2e
452「ほらほら、ご主人様、しっかりしなさい!それでも男の子?」
箱「む、むー」
452「はーっ、そんなことじゃSランクでクリアなんて出来ないわよ?」
箱「で、でもさー、敵が強いじゃない?」
452「ほらっ、そうやってぐずぐずしない!しゃきっとしないとダメでしょ」
箱「はう」
452「もー、あんまり情けないとオンナノコにモテないわよ? そんなんじゃ心配で合成とかできないじゃない!」
箱「うー だってさあ」
452「?」
箱「452がいるから、モテなくてもいいもん……」
452「!? ば、ば、ばばばばかっ! そ、そんなこといったって何もでないんだからっ!」
箱「むー……」
452「……な、何よー」
箱「むー……」
452「もう、泣きそうな顔しないの! ほら、もうしばらくは一緒にいてあげられるから……」
箱「う〜……」
悲しそうな表情の箱の顔に、両手をそっと頬に添える。
452「ほら、ね? 泣かないの。 私はまだここにいるでしょ?」
箱「う、うん……」
452「ふふ…… ちょっと……恥ずかしいね」
箱「……うん……」
目を閉じ、箱の顔を引き寄せる452。箱は抵抗できずになすがままに身体をゆだn



ゴズァッ!!


450「何ぽけーっとしてるんですか!」
箱「い、いたたたた……」
箱の脳天に450のチョップが叩き込まれる。
450「……もしかして、えっちなこと考えてたとか……」
じろーっと睨む450。

箱「そ、そそそそそそそんなことないよ!」
450「……まさか、私が452型に派生して、攻撃タイプとか言いつつ隣のおねーさんみたいになってたとか
  そんなベタことを考えてたんじゃないでしょうね」
箱「ぎく……い、いやまさかあ…………(す、するどい……)」
450「大体、タイプで性格がコロコロ変わったりしませんよ」
箱「えー、でもさ、410ちゃんは乱暴だけど優しいところあるし、440ちゃんはよく気が付いてテキパキなんでもこなすし」

450「う〜〜ん…… それは確かに……そうですけど…… って、それって個体の性格なんじゃ……」
箱「あ、そうか。じゃあ、450が派生タイプになったら、性格は残ったままなの?」
450「どうなんでしょう? なってみないとわかりませんけど……」


@リ*~-~ノ|。oO(もわんもわんもわん―――――――)
428箱と450と進化デバイス?:2007/01/16(火) 14:57:16.49 ID:skdEMU2e
451「きゃっ!」
箱「くっ、オンマゴウグめっ!! 大丈夫かい451!」
451「は、はい…… すみません、私攻撃系法撃が苦手で……」
箱「なあに大丈夫だって。451は僕の後ろに隠れてていいよ」
451「で、でも!」
箱「心配しないで。君は僕が守るから。 い……」
451「い? い…………なんですか?」
箱「い? いい…………いやーそのー」
451「じーーーっ」
箱「な、なんだよう」
451「言って…………くださらないんですか?」
箱「いぇ!? あ、あうあうあう」
451「…………」
箱「……だから、その……い、一生…………守ってあげr


コツァッ


450「いたっ!」
箱「あ、ご、ごめん」
箱が呼んでも返事がなく、なにやらほけーとしている450の脳天に、
そおっとチョップを落としたのだ。

450「な、なんですかいきなり……」
箱「あ、その、おせんべい一枚貰おうかなと……」
450「あ、はい。どうぞ」
箱「ありがと。 で、何ぼけーっとしてたの?」
450「え!? え?私ぼけーっとしてました!?」
箱「うん。見事に。何か考え事?」

450「え? えと……なんでも……ないですよ」
箱「…………ははーん……も・し・か・し・て!」
450(ぎ、ぎくっ!)
箱「この後こっそり買って来たダンゴモチを食べようとしてたでしょ!!」
450(…………こ……っ……)
箱「ずるいなー、僕もちょうだいよー!」
450(……このっ!鈍感っ!!!)

嗚呼、今日もこの二人は正常運転……
429名無しオンライン:2007/01/16(火) 15:02:33.50 ID:skdEMU2e
次回配信らしい進化デバイスネタに便乗してみますたw
つか、こんなの書いてる暇あったら過去とか3組話とか書けよってもんだよねorz

で、結局どうなるのかなあ。少しはプレイヤーに優しいシステムにして欲しいよ。
個性とか出させてくんないものか…


>>425
サーモグラフだっけ?あんな感じで、
箱の意識が失せていくのと同時進行で、じわぁっと青→紫→赤と変わってくって感じかなあ。
暴走する箱を、泣きじゃくりつつ必死で止める450とか書いてみたいw
ああ、なんかいつも泣かせたくなるなあwww
430名無しオンライン:2007/01/16(火) 15:19:13.42 ID:Y+bASOBE
俺が書いてたら肩だけ赤くなるところだったぜ。
危ない危ない。
431名無しオンライン:2007/01/16(火) 15:23:54.95 ID:SawVCUTQ
「それでもまた、許されるなら...いつかあの扉をまた開けたらって思うの」

いつもと変わらない いつもと同じ朝
けれどご主人様はその日、唯の一度も外へ出る事も無く
ただ一日中私の隣へ座り、ずっと扉を眺めていました...

「毎度有り難う御座います、そして有り難う御座いました」

数日前、ご主人様は此れまでに無い程の商品を大量にお店に並べました
一度に並びきらない量、でもそれは瞬く間に売れていきました
ご主人様が自らを守る為に在った銃
ご主人様が私を庇ってくれた度に振り下ろされた刃

私はそれが、どんな意味を持つのか 知っていました

ご主人様は唯、扉を見つめたまま隣に座ってらっしゃいます
私はふと、メモリーを検索して思い出を反芻します

初めて一緒にいったミッションを覚えてる?

誰かが沈黙を破ります、勿論忘れる筈がありません
ご主人様はガミサキが欲しくて、二人でずっと篭ったっけ
結局ガミサキは手に入らなかったけれど、私は楽しかったです
本当に二人で色々なミッションへ行った...
ご主人様は流行のミッションへあまり行かれませんでしたね

「450がいるから大丈夫、今日も一緒に行こう」

事実、貴女に凄い助けられた、楽しかった
貴女に色々な景色を見せる度に、零れる笑顔が好きだった
私が強くなれたのは貴女のお陰だと思う、守ってくれたから

パートナー守りたかったから

いやです!食べたくありません!!
他の子はそう、抵抗したそうです
全てをゼロに戻すあのデバイスを、頑なに拒否し
そして、全てを忘れていったそうです...

ごめんね、本当にごめんね。でもこのままで置いていく訳にはいかないの

どれだけの時が流れたのでしょうか、ただその時が迫ってる
あと10分...あと5分...あと1分......
ご主人様が私の頭をそっと撫ぜました、そして

私は全てをゼロに戻すそのデバイスの光に包まれました

眩い光で全てが白く染まっていく最中
私に深々と御辞儀をするご主人様を見ました

有り難う、私の最愛のパートナー

「もしまた叶うなら、その時はまた一緒にこの扉の外へ...」

http://moemi.mithra.to/~psu/uploader/src/psu1795.jpg



432名無しオンライン:2007/01/16(火) 15:52:35.46 ID:i+Qs+qye
>>431
本人…だよな?久しぶり…
ちょっと前にうpろだで画像を見た時は凄くびっくりした記憶があるけど、スレはまだ見ててくれたんだな。
良かったら今後もスレでパシリへの愛を募らせて、イルミナスででも復帰してくれ。
今はただ一言、乙!
433名無しオンライン:2007/01/16(火) 15:56:47.54 ID:PLyBBK+6
(´;ω;`)ブワッ
434名無しオンライン:2007/01/16(火) 16:23:50.60 ID:62EP+vmw
>>429
シャイニングスコーピオン思い出した
435名無しオンライン:2007/01/16(火) 16:30:01.91 ID:6DuU0Jj/
(´・ω・)久しぶりにスレ見たらつい・・・ゲームでお別れはしたんだけど
なんか自己満足に過ぎないけど一応言葉を残したくて・・・
ヽ(;´Д`)ノあ、相変わらず文才ないけど!早速脱字見つけたけどorz

>>431さんありがとです!私もいつか戻れたらなあ、と思ってます
その時は迷い無くまた450を育てようと思います
派生も気になるにゃー(´・ω・)・・・う、浮気かしら・・・
436名無しオンライン:2007/01/16(火) 16:35:18.54 ID:QUtjM5WA
派生は浮気ではなくイメチェンだと考えるんだ
437名無しオンライン:2007/01/16(火) 16:56:59.95 ID:skdEMU2e
>>431からの流れがさっぱりわからない俺orz
438名無しオンライン:2007/01/16(火) 17:43:18.76 ID:f4m4HZpc
俺も… orz

貼られてる絵を見ればわかるんだろうか。
ケータイだと全部は見れんな…。
439名無しオンライン:2007/01/16(火) 17:56:04.03 ID:fb/FaKun
Σ(´・ω・)た、たいした話ではないのです!あまりきにしないで;
引退した自キャラの今更な未練がましい話なのです・・・

このスレではうっかり広告誤爆したりうっかりジョギリがどうとか口を滑らしたり・・・
箱さんの話とか凄く好きでいつも見てたので懐かしくつい(;´・ω・)ごめんなさい・・・
440名無しオンライン:2007/01/16(火) 17:56:27.86 ID:qIN78sQO
>>437-438
こういう表現は本人に失礼かとは思うが、
分かりやすく書くと>>431=>>435はいつぞやの広告誤爆の人。
きゃああ、みすた、ごめんなさい。って。
画像は氏のキャラと450の記念撮影。
いやほんと乙でした。

>>434
ちょwナツカシスwww
441名無しオンライン:2007/01/16(火) 17:59:48.19 ID:qIN78sQO
うお、蛇足になってしまった、すまないorz


ミスと事故が重なったからって
レス番440と441を抑えられてつい喜んだ俺は死んで良い。
442名無しオンライン:2007/01/16(火) 18:37:39.16 ID:mBgj7U1g
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|   . ,.-──--,. ‐、,.─--、
  ||      | :|   |   . i:::::::::::::",.-`ー'‐- 、':::::〉 
 ノ L.      | :|     |    !_,/      ヽ ヽハ
 \ ::|     .|_|     /)   ./:::/  "   .    、 ヽ
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ   /::/   レ  /  λ. j .ヽ`、
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'   /:::/  l /レ'‐-|/ .j -+.レハ.'
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj,   レ/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   >>440-441
|/レ/:| | //   //l/l`   |/レ/:| | //   //l/l`
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、    |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ    /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l    /    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ    |;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ



  | |   ヽ、 ::::: ノ   |    ,.-──--,. ‐、,.─--、
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 ノ L       | :|    |    !_,/      ヽ ヽハ
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  ゞ ィ `ゝ、._ _|. _,,...ィ'ハ   /::/   レ  /  λ. j .ヽ`、
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|/レ/:| |       l/l`   |/レ/:| |       l/l`
 |/、/.l .ト、.  lフ  ,イ./、    .|/、/.l .ト、.  lフ  ,イ./、
 /ヽ:l l \.`ー .イヽーlハ    /ヽ:l l \.`ー .イヽーlハ
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|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ    |;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ
443名無しオンライン:2007/01/16(火) 19:15:40.99 ID:qIN78sQO
む、無言の圧力を感じるんです><



…可愛く言っても駄目…?アッ―!
444名無しオンライン:2007/01/16(火) 19:20:08.80 ID:skdEMU2e
>>439-440
ああ〜〜〜〜思い出したwwwナツカシスwww
住人(元住人?)なのは予想してたんだけど、誰だかわからなくて。
>>431>>435のIDが違ってたのも拍車をかけてたのかも。箱共々鈍感でスマソorz

引退しちゃったのかあ…( ´;ω;`)
でもまだこのスレは細々と生きてるから、また誤爆してくれ!待ってる!w
445名無しオンライン:2007/01/16(火) 21:34:43.40 ID:wpu7Z/gE
>>431
懐かしいなぁ、俺も一度付かない落ちの代わりに使わせてもらった事があるから良く覚えてる
PSUから去ってもこのスレはいつでも暖かく迎えるぜ、たとえ誤爆でもなw


引退してもパシリへの愛とこの言葉だけは忘れないでくれ

『倫理的におk!』
446名無しオンライン:2007/01/17(水) 09:31:21.98 ID:ouSCwTkX
1スレ目当時から読ませていただいて楽しんでました。
「投下して良い?」と見るたび「尋ねる暇があったら投下マジオヌヌメ」
と思っていたのですが、自分が書くとなると聞きたくなる気持ちがすごくわかりますw

というわけで、進化デバイスネタがあふれる前に初投下してみます。
…こんな時間にこっそりと。
447(1/2):2007/01/17(水) 09:33:38.51 ID:ouSCwTkX
私のご主人様は自分の研究をする傍ら、ガーディアンズの機動警護部に所属しています。
資料を集めるのにその方が都合が良いとかなんとか…。
マヤ・シドウをはじめ、研究者には変わった人が多いと聞きます。
ご主人様も少し変わった人ですが、優しい人です。
資料収集ついでに拾った杖や、ショップで買ってきた杖を私によく食べさせてくれます。

「コジロー、ほらご飯あげるわよ。」
私はGH304。ご主人様にはコジローと名付けられました。

「モギモギ…これちょっと古くないですか。」
「あなたいつも余計な事言うわよね…。なかなかいい度胸してるわ。」
ご主人様はそう言いながらもスタッフを食べさせてくれます。

「まだよ…まだ食べちゃダメよ…。」
「…ま、まだですか。」

「…( ̄ー ̄)」
「…(そわそわ)」

「……(o ̄ー ̄o)」
「……(ぷるぷる)」

「…よしっ!」
「モギモギ…これちょっと古くないですか。」
ご主人様は私のことをペットか何かと勘違いしているようです。
失礼しちゃいます。

「これが最後の1本ね。」
「モギモギ…」

「Level up!」
眩い光に包まれ、私はついに人型PM「GH450」へと進化を果たす事ができました。

「ご主人様、ありがとうございます。おかげでここまで進化できました。」
「ワタシのパートナーカードです。これからは一緒に戦うこともできます。」
「いつでもお呼び下さい。すぐに駆けつけますから!」

GRMにより定められた定型文を述べ、ご主人様に深々とお辞儀をします。
当のご主人様は、口をポカーンとあけてこちらを見つめています。

「…嘘でしょ?」
「いえ、これからはもっとご主人様のお役にたてます!(`・ω・´)」

…無理もありません。初めて人型に進化する様子を見れば誰でも混乱…
「…なんで?」
「…はい?」
448(2/2):2007/01/17(水) 09:34:46.48 ID:ouSCwTkX
「なんであなた女の子なのよぉぉぉォォォ!?」
「ええぇぇ!?」
「どうせなら美少年!と言わないまでも、なんで美青年じゃないの!?」

「男の子だと思ってコジローって名前付けたのに!」
「そ、そんなことを言われましても…。」

「…ごめん…そうよね、あなたが悪いんじゃないものね。」
「…ご主人様…。」
ご主人様はようやく落ち着き、私に笑いかけてくれました。

「じゃあGRMに抗議のTelしてやるわ!ヽ(`Д´)ノ」
こ、この人落ち着いてません!
ビジフォンに一目散です!

「ちょっと!私のPMが女の子になったんですけど!…いや、おかしいでしょう?
 これじゃ全然『倫理的におk!』じゃないじゃない!
 もっと女性客も視野に入れた開発をしないと、〜云々」

「〜〜…ともかく男の子だと思ってたのにどうしていただけるのかしら!?」

…やっとご主人様のお役にたてると思ってたのに、私はご主人様の望むパートナーじゃないのかな。
私が男の子だったら喜んでもらえたのに…女の子だったからダメなのかな。
いらない子、なのかな。
そんな風に考えたらいけないのに。どうしてもそればかり浮かんできてしまいます。


ビジフォンで話しながら、ふと、こちらを振り返ったご主人様の動きが止まり、
さっきまで怒気を含んでいた表情は穏やかな笑みに変わっていきました。

「…まぁ今回はいいわ。今後の参考に担当者にはちゃんと伝えておきなさい。」
ビジフォンを切るとご主人様はこちらに戻ってきました。

「ご主人様…私ではお役にたてなくてごめんなさい…」
ご主人様は私と同じ目線になるよう腰を落としました。
「ふふっ、バカね。そんなわけないじゃないの。
 あなたの事が嫌いになったんじゃないし、悪いのはGRMのオタク研究者よ。」
ご主人様は私の頭をポンポンとなでながら、にっこり笑ってくれました。

「男の子の名前の女の子だって古今東西いるものだし。それに…あなたかわいいから気に入っちゃった。
 そんな泣きそうな顔で人のこと見るんだもの。」
「わたし…ご主人様と一緒にいてもいいんですか?」
「もちろんよ。これからもよろしくね、コジロー。」
「は、はい!よろしくお願いします。」


ご主人様は少し変わった人ですが、優しい人です。

「せっかくだから男装させてみるのもいいわね…ニヤニヤ(・∀・)」
…少し…変わった人ですが。
449名無しオンライン:2007/01/17(水) 12:22:20.00 ID:C5820452
やっと、こういう方向の話がでてきた!
楽しみだこのシリーズは.。゚+.(*'ω'*)。+.゚。.
450名無しオンライン:2007/01/17(水) 13:06:10.79 ID:gYDRGH0k
>>448
こうきたか!
そういうのは守備範囲外なので思いもつかなかったwww

>「なんであなた女の子なのよぉぉぉォォォ!?」

JOJO4部の山岸ユカコだっけ?思い出したw
451名無しオンライン:2007/01/17(水) 14:41:56.10 ID:0l5rsM7j
>>448
男装450ktkr…え、違う?(いや今後待ちか?w
この二人良いなぁ。今後も楽しみにしてるよ。
452名無しオンライン:2007/01/17(水) 17:55:59.02 ID:nKxvDXyq
>>448
少しってかかなり変わってるがこういう主人も面白いなw
てか男の子になったらどうする気だったのか気になるぜ・・・w

これだけ悲しむって事は色々やばそうな事考えてたんだろうなぁw
453名無しオンライン:2007/01/17(水) 19:11:25.17 ID:rgL5LleB
あ・・・名無しで投稿したまま作者名入れるの忘れてた・・・・。

>>424
450c「むかしむかしあるところに、紅くて強くて大きな箱さんがいました。」

ぽこ「箱さん?」

450c「箱さんの頭には、目標の移動速度をも正確に計測するドップラーレーダー用」
450c「パラボラアンテナが左右一対装備されていました。」

ぽこ「それしってる。」

450c「ある日、箱さんが昼寝をしていると・・・・・。」

ぽこ「していると?」

450c「大事な大事なパラボラをネズミにかじられてしまいました。」

ぽこ「あうぅぅ」 思わず自分の頭をおさえる。

450c「目が覚めて鏡で自分の姿を見た紅くて強くて大きな箱さんは」

ぽこ「箱さんは?」 ちろっと上目遣いで450cを見上げる。

450c「恐ろしさのあまりに機体色が真っ青になってしまいました。」

ぽこ「あうぅぅ」 また自分の頭をおさえて怯える。

450c「それ以来、箱さんはネズミが大嫌いになったそうでした。めでたしめ・・・・」

ひゅーーーーーーっ ドカっ!!

ぽこ「かーさん、かーさんの頭に何か刺さってる。」
450c「これは・・・杖ですね。」

スポン(基本的に450cの機体はスカスカなので)

450c「ぽこ 食べますか?」

ぽこ「わーい、モギモギ」

その頃、箱のマイルームでは、腕を振り切って息を荒げる450が。

450「ハァハァ・・・。」


>>425
箱さん借りて小ネタかいてみたけど、ほのぼのしてるかなぁ?

ぽこ「ドップラーレーダー用パラボラアンテナは形からネコミミって愛称なの。」


>>448
やはり・・・・。450ユーザーは”ピー”なのが多いと思う。
うちのパシリも450の大行進・・・・。
454448:2007/01/17(水) 19:39:18.78 ID:ouSCwTkX
多くのレス感謝です。
国語が苦手で、本もあまり読まないから心配でしたw

>>449
お望みの方向なのか自信がありませんが、
なんとかやってみます。
既にシリーズ化なんでしょうかw

>>450
男の名前を付けた、という経験から練ってみました。
JOJO4部読んだはずなのに覚えてない…。

>>451
オチとして男装がぽっと出てきたんですが、
このインパクトだと男装キャラを引きずりそうですw

>>452
主人もお気に入りいただけて嬉しいです。
仮にも自分の主人なので「少し」と抑え目に表現してみた感じですw

>>453
やはり450のマスターはピーなんでしょうかw
実は次作に直接ではないですが、日付シリーズのちょっとした裏側にかかるものを
書かせてもらいたいなーと思っているので、先にご報告させていただきますw
455名無しオンライン:2007/01/17(水) 20:11:30.48 ID:A+amnvSO
>454
適度に想像の余地を残しながらも状況を飲み込ませる
いい意味で単純明快な文章だと思った
キャラクターもわかりやすく、短くまとまってるのもグッド
なんというか、苦手意識からなのか知らないけど
丁寧に綴ってる雰囲気から謙虚さが見て取れる

440「まあ、外面だけならどうとでもできますからね」

こらっ、余計なこと言うんじゃない!
・・・ともかくGJ
456名無しオンライン:2007/01/17(水) 23:13:04.93 ID:6/PEMyof
>>450
むしろ小池一夫の
「どうしてエレクチオンしないのよぉ!」を思い出した
457448:2007/01/17(水) 23:17:44.49 ID:ouSCwTkX
>>455
客観的なコメントありがとうございます。
自分ではわかりにくいので参考になりますー。

長くなるほど話が逸れるクセがあるので、
なるべく短くを心がけました。
なんとか目標は達成できているようなので安心しました。
4581/4:2007/01/18(木) 02:59:12.62 ID:ozsslcFg
……今何時だろう、深夜なのは確かだ。
私は…スリープ状態で店番をしている。

いや、正確には『スリープモードに設定』はしていたが、『スリープ状態』ではない。
スリープモードは名前の通りの休息状態だが、一般的な『寝る』という行動とは少し違い、
ほんの僅かな事…例えばショップへの来客でもすぐに目を覚まし、対応する事が出来るようになっている。
その為、その強制力は非常に弱く、何らかのプレッシャーが体にかかっている場合や、
考え事をしている状態ではスリープ状態には移行しない。

そうだ、私はずっと考え事をしていたんだっけ…。
4592/4:2007/01/18(木) 02:59:31.77 ID:ozsslcFg
ご主人様がミッション中にPM進化デバイス販売の噂を聞き、興奮気味に帰ってきたのは数日前の事。

『GRMはパートナーマシナリーを更に進化させるデバイスを開発している』
これは公然の秘密として、かなり前からガーディアンズに知れ渡っていた。

このデバイスでの進化は、進化と言っても今まで私が辿ってきたような形状変化ではない。
装備や外観がマイナーチェンジされ、多少戦闘能力が上がるというだけだ。
ただ、基本的には五種類しか存在しなかったGH400シリーズのバリエーションが大幅に増えるので、
ガーディアンズにとっても、私たち自身にとっても、個性化、そしてモチベーションの上昇に繋がる。
だから、私もご主人様も楽しみにしていた。
存在だけ匂わされて公開の目処もなく、少しヤキモキしていたのだ。
信用性も低い噂に二人して喜んだ。

そして昨晩、正式にガーディアンズから告知が出された。
次の本部メンテナンスの終了と同時に販売を開始するという。
そして、告知と前後するかのように、いくつかの情報メディアに、GRMからの広告が載った。
ご主人様は早速今日これらのメディアをいくつか買って帰ってきてくれたので、
広告とバイブルック(と呼ばれる製品情報集で随分前に出回った物)とを見比べながら、
ああでもないこうでもないと二人で話し合った。

「エクストラユニットを搭載しているとは、GRMも思ったより太っ腹じゃないか」
「HP/リストレイトがあればご主人様がfFでレスタ出来ない時もお手伝いしやすくなりますね」
「そうだな。でも、完全燃焼効果のあるシュトルムバスターもかなり強力だぞ?」
「あんなに大きなSUVウェポンが私に扱えるかどうか…あ、でも全方位攻撃だから撃てば当たるんですね」
「ああ。って、俺には当てないでくれよ?」
「き、気を付けます」

話題は戦闘能力から服装に付いてまで様々。

「それにしても、441も442も…残りの二種も、全員帽子じゃないんだな」
「そうですね。帽子は私達のトレードマークですから、もしかしたら嫌がる子もいるかも…」
「お前はどうなんだ?やっぱり帽子が良いのか?」
「私は、帽子も好きですけど、他の物も好きだから大丈夫です(441だったらいつでもリボン付けてられる…)」
「そうか。まぁ、別に帽子が被りたかったらそれ位買えばいいしな」

結局結論は出なかったけれど、久しぶりにご主人様とたくさんお喋りできて楽しかった。
4603/4:2007/01/18(木) 03:00:06.13 ID:ozsslcFg
ただ、その後、ご主人様が寝ている間に資料を持ち出して読んでしまったのが失敗だった。

「(442だと青系でご主人様とお揃いだ…こっちも良いなぁ)」
「(リストレイトもシュトルムもどっちも強力だし、服もどっちにも良いところがあるなぁ)」
「(武器もどっちも新しいバレットだし…これじゃ決まらない…何か他に違いはないのかな?)」

そして、改めて資料を舐めるように読み返し、ふと引っかかったバイブルックの一文。

”進化デバイスを使えば、勝手気まま派のGH441、援護上手派のGH442…”

「(この二択だったらやっぱりGH442かな。ご主人様の役に立てそうだし…
   私、戦闘になると敵を倒すのに必死で周りが見えなくなることがあるし……)」

方針が決まって、満足してバイブルックを閉じ、本棚に戻す。

「(そっか、これで私もやっと落ち着いて上手に援護……あれ…?)」

『戦闘方針』は、私達が戦場で独自に判断している。
その戦闘方針が『進化』によって変わる。
つまり、進化で私たち自身の考え方…『性格』が変わると言うことだ。

しかし、様々な記憶や経験で作られた性格が一瞬で変わるはずがない。
知識が大幅に増えることで行動に幅が出ることは有るかも知れないが、一朝一夕で生かせるわけがない。
でも、バイブルックには戦闘方針まで込みで考えてデバイスを選ぶよう書かれている。

一瞬で性格を変える。
考えられる方法は一つあった。

『性格部分の上書き』

キャストや私達パートナーマシナリーの頭脳はとても複雑とはいえ、一応はコンピュータ…機械だ。
専用の装置を使ってきちんと操作すれば、外部から変更を加えることは可能。
作りがやや簡素なはずのパートナーマシナリーの頭脳であれば、
専用のデバイスで書き換えることは難しくないのかも知れない。
性格や感情を司る部分を書き換えて、記憶データベースだけ残す。
そうすれば、今までの主人に今まで通りに仕えつつも、戦闘などの考え方は変わるだろう。

でも、いくら記憶があって、今まで通りに過ごせても…性格が上書きされた私は、『私』なのだろうか?
こうやって物事を考えているのは紛れもなく性格や感情の部分……と言う事は。
4614/4:2007/01/18(木) 03:00:34.11 ID:ozsslcFg
パートナーマシナリーは主人に尽くすためのマシナリー。
戦闘能力が上がるのであればそれは非常に喜ばしいことだ。
だとしたら、仮にそれによって性格が書き変わるとしても喜ぶべきだ。
性格が書き変わる、それが『私』が『私』で無くなると言う事を意味するとしても…

しかし、『私』が『私』で無くなると言うのはどういう事なのだろう。
『私』という存在が居なくなるのだから、『私』は『死ぬ』のだろうか。
でも、それで『私』の体が無くなるわけではない。
『私』はその後もご主人様のために尽くし続けるのだろう。
強くなった『私』にご主人様は喜んでくれると思う。
ご主人様が喜ぶ、それは嬉しいことだ。

でも、ご主人様が喜ぶことを『私』は認識できない…?

それで本当に意味があるのだろうか…
いや、私はパートナーマシナリーなのだから…



ループする思考。ご主人様に嫌われたと思いこんだあの時以来の、強大な不安。

夜は更けていく。


―――『その時』が近付いてくる。
462名無しオンライン:2007/01/18(木) 03:01:13.39 ID:ozsslcFg
続く、予定。

文字が異常に多かったり、鍵かっこが多用されてたり、読みにくい文章になってしまったかも。
…こうやって考察すると続かない方が読み手のためかも知れないな…すまないorz

そりゃあゲームの中の物で、しかもさらに使役されるためのマシナリーだけど。
大切に育てた物を、それなりに自我もありそうな物を、
デバイス一つで性格を変えるとか、どういう世界観なんだと思ったんだ。
まぁ、こういう発想もあると言うことで聞き流して下さい…
(俺自身はデバイスは大歓迎なので、箱氏のように明るくネタに出来れば良かったんだけど…)
463名無しオンライン:2007/01/18(木) 03:27:13.28 ID:Kl/h4yVj
>>462
そいや戦闘方針の変更ってそういう風に取れるのか、そうなると確かに考えるなぁ・・・
デバイスEROとかは一時的にって言う風にしてるが進化デバイスだと完全に上書きもしくは行動パターンの強制(これもこれであれだが)

こういう風なイメージにすると使いにくいぜ・・・w

ある意味盲点だったかもしれない、これは続きが楽しみだ
464名無しオンライン:2007/01/18(木) 03:38:22.52 ID:auPjqM7L
俺はハンドル握ると性格変わるみたいな感じに捉えてるけど
オシャレしても気分が変わるもんだ
465名無しオンライン:2007/01/18(木) 05:28:00.90 ID:tubSN5mF
[商品概要]
各種武装(誤食防止加工済)と
以下の器具が同梱されています。


     、-、‐、‐、-、,.
   、-'~       `'、 ―― ヘアアクセサリー
  <  ,. -.‐=.=.‐-ヾ、)
  く ,."::::::::::::::::::::、::::ヾヽ ―― 染色液(天然素材使用)
. /::ソ:::〃:::::::::::λ::::::j:ヾ`、
../::::::l::::/.レ'‐-|/ .j -+レハ.'
/〈Θ〉::::| ○   ○|ヘj ―― 映像「キャラ作り指南」
|/レ/:|::::| //   //l/l`    (撮影協力:ルウ教官)
 |/、/:l:::ト、..  lフ ,,イ:/、
 /ヽ:l::l \.` ー.イヽーlハ
/    |゙ヽ  ̄::[_]...  ゙l ―― コスチューム
|;/"⌒ヽ,  \ く\、ヽ


※パッケージ及び説明書は
  マシナリーの手の届かない所に保管して下さい。
466(1/2):2007/01/18(木) 12:38:38.21 ID:4iuXZXQY
人間は何かに夢中になると寝食を忘れると言います。
それはご主人様も例外ではありません。
(もっともご主人様はニューマンなのですが。)

「ご主人様、研究もいいですけどペロリーメイトばかり食べてちゃダメですよ?」

ご主人様は研究に夢中になると片手間にペロリーメイトを食べてばかり。
やはり私としてはご主人様の体のことも気になるのです。
こればっかりはスケープドールを身代わりにはできないのですから。
今日こそはちゃんとした食事を摂ってもらうようにしないと!

「ん…だってお手軽でいいじゃない?
 …あ、そうか、コジローにもご飯上げるわね。」

自分のことは棚にあげて、ご主人様は私のご飯を用意してくれます。
うれしいな、あ、今日はセレブケーキですか♪
…?何か忘れたような気がするけど、たぶんたいしたことじゃないと思います。

「コジロー、おあずけっ!」
「…(ピクッ)」

「…( ̄∇ ̄) 」
「…(ま、まだ?)」

「…(o ̄∇ ̄o) 」
「…(ううう〜)」

「食べて良しっ!」
「ご主人様、同じネタの使いまわしはどうかと思いますよ。」

「こ、これはお笑いで言う『テンドン』なのよ、うふふヽ(;・ー・)ノ」
「モギ…『テンドン』!?モギ…それは…ちょっとふ…ごちそうですね!…るくありませんか?」
「お行儀悪い!Σ(゜д゜lll)
 やっぱりアナタ食い意地はってるわよね…ニヤリ(´ー`)」

「いえ、これはお笑いで言う『お約束』というものです。
 PM全般に食いしん坊イメージがありますので、わざとそう装っただけです。」
誤解を生まないよう、キリッ(`・ω・´。)とした顔で言っておきます。
私は決して食い意地ははっていないのです。
A武器というものは大層おいしいらしいですが。

「この口かしら?こ・の・く・ち・が!そういう生意気な事を言うようになったのかしら?」
「いひゃい、いひゃいれす。ごめんにゃひゃい、ごひゅひんひゃまー。」
両手でおもいっきり口を両側に引っ張られました。
こういう時のご主人様は極上の笑顔でイキイキとしています…。
467(2/2):2007/01/18(木) 12:39:22.86 ID:4iuXZXQY
「ご主人様は一体なんの研究をしているんですか?」
まだひりひりして熱を帯びているほっぺをさすりながら尋ねます。

「えっとね、主にサムシングスイーツ内で発見されるウィルスについて調べているのよ。」
「ウィルスとは穏やかじゃないですね…あ、このダンゴモチいただきますね、モギモギ」
ご飯は食べましたが、机の上のダンゴモチがおいしそうなのです。

「それ自体に実害はほとんど無いんだけど、すごく変わった症状が出るのよ。」
「へ〜変わった症状。一体どうなるんですか?…あ、このショコラもおいしそうです、モギモギ」
ご飯は食べましたが、ショコラはきっと別腹…?なのです。

「うん、『甘い物が食べたくてどうしようもなくなる』だけなのよ、うふふ( =_=) ジーー」
「モギモギ…このブリザードアイスもなかなか…
 って何を自分のPMに盛ってるんですか!?アナタは!Σ(゜д゜lll)」

「ふーむ、PMにも効果があるみたいね。良いデータになったわ。(*^-^)ニコ」
「モギモギ…食べすぎ?なのに止まらないんですけど!助けてくださいご主人様〜。モギモギ…」
PMも甘い物に夢中になると食々となるようです…。
涙ながらに甘味をほうばる私を、嬉々として観察するご主人様。

「大丈夫。たくさん食べればすぐ治るわよ。
 …それが原因で、ダイエットを依頼する婚約者なんかが色んな惑星でいるみたいだけどね。」

(*´,_ゝ`)プッという顔で山盛りのショコラやらケーキやらを並べ始めるご主人様。
なんだかわからないですけど、全宇宙のフォマールとGH450(私を含む)を敵にまわしたような気がします。
部屋の外からグランツが飛んできても、「すきありっ」と後ろからフォイエで燃焼されても私は責任を持てません。

「あ、Before→Afterがよくわかるように写真も撮っておかなきゃね!ニヤニヤ(・∀・)」

今度ご主人様のペロリーメイトにも一服盛ってあげようと思います。
そうすればペロリーメイト以外のものも食べてくれますしね。
…ちゃんとした食事には程遠いですけど。
468名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:39:54.97 ID:4UCiWml5
△△「あけましておめで…」
420「さすがに遅すぎ!ご主人様!!」
△△「orz」

△△「仕方がないじゃないか、ようやく日本に帰ってきたんだから…」
420「!? 僕を一人淋しくお留守番させて???」
△△「う…」
420「本当に淋しかったんだから…」
△△「…」

 無言で頭を撫でる
 420も…無言のまま△△に寄りかかる

420「今度は僕も連れてってね…」

△△「…」
420「…」

△△「普通に無理だろ」
420「(゚ω゚) 可能ニシヤガレ、ご主人」
△△「(゚д゚)」


 …と言うわけで、新年初のカキコです
 これから皆様の作品読ませていただきます
 すっごい量ですよ…
 仕事になりません(゚∀゚)

 皆様&皆様のパシリが今年1年幸せでありますように…
469名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:41:50.39 ID:4UCiWml5
△△「そういえば、420」
420「にゃ?」
△△「何やら、今日実装らしいんだが…」
420「にゃぁ…」
△△「どのタイプになってみたいんだ??」
420「う〜〜〜」

420「…ご、ご主人様は…どれがいいと思う??」
△△「どれでもいいぞ」
420「そ、そんな関心なさそうに… orz」

△△「どんな格好してても…」
420「???」

△△「……出かけてくる!」
420「ちょ!ご主人様!?」

 ものすんごい速さでマイルームを出る△△

△△(んなセリフの続き、恥ずかしくて言えねーよ)
470名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:44:19.22 ID:4iuXZXQY
というわけで、食べすぎの原因を作ってみました。
PMを名前で呼ぶとGH450なのか分かりにくいですね…。
ちょっと考えてみます。
471名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:46:06.50 ID:4UCiWml5
>470
うわ、すんません
割り込みしてしまいました
ご勘弁を orz
472名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:46:53.46 ID:4iuXZXQY
う、タイミングがかぶりましたw
470は>>446-447についてです。
473名無しオンライン:2007/01/18(木) 12:47:37.16 ID:4iuXZXQY
>>471
いえいえ、こちらこそすんません><
474名無しオンライン:2007/01/18(木) 16:40:22.53 ID:oUZ5IYLL
>>467
サムシングスィーツにはそんな成分があったのか…
うちのパシリにも食わせたい。
とりあえずあの450シリーズを敵に回すといろんな意味で危険だぜ…[゚д゚;]

>>469
お帰りなさい&あけましておめでとう!(遅
△△が可愛い件について。

さぁ今日のアップデートで、どんな話が飛び出すか…゜+.[゜ω゜]゜+.゜
475名無しオンライン:2007/01/18(木) 16:48:29.41 ID:cM4a2jxU
>>462
PMデバイスネタはうちは保留だな・・・・。
と思いつつ自分の作品を振り返ると・・・・デバイス買いにいく奴が居ない事に
今頃になって気がついた。

ボケ主人→家出中
450c→流石に自分からは手を出さないでしょう。
王子→ガーディアンズ廃業、今はライセンス切れを待ち中。
    (今月はまだライセンスは生きているはず)

うちにまともなガーディアンズはいないのか?

>>470
「日付シリーズのちょっとした裏側」ってなんだ?と思ってたら・・・。
ダイエットミッションの事でしたか。(これって裏側だったのか)

450d「メビウスの輪の様に捻くれたとーさんは裏表の無い性格ですから。」


>>471
おかえりー。
476名無しオンライン:2007/01/18(木) 18:07:38.77 ID:OoCT7P5J
「スク水パシリ」が出たら復帰
477名無しオンライン:2007/01/18(木) 18:50:56.13 ID:ozsslcFg
440のショットが本当に☆7になってて、
441にしたら台詞が410の奴にさし代わってて、
バラタ・チャンムガは理解不能のハートエフェクトの状態異常にするPAで、
想像を遙かに斜め上を行くように槍まで持ち出してきました。

…どっからネタにしよう。いや、まずは昨晩の続きだ。
478名無しオンライン:2007/01/18(木) 18:53:38.39 ID:LsU5b5XG
やっぱり進化させたらもう戻せないのかな?
怖くて進化させられないよ[ ´・ω・`]
479名無しオンライン:2007/01/18(木) 19:07:30.82 ID:oUZ5IYLL
普通に戻せます。戻すデバイスも50kするがね・・(;´Д`)
480名無しオンライン:2007/01/18(木) 19:10:38.82 ID:LsU5b5XG
MJD!?

よしちょっと進化させてくる!!
金?

この日のために溜めたパシリ貯金30万があるぜえええええええええええ!!!
481名無しオンライン:2007/01/18(木) 19:28:33.96 ID:K5drPcp/
なるにも戻るにも50kか、たけぇ・・・w


でも新しいパシリの姿に興味あるんだよなぁ、金が出来たらやってみようかな
482名無しオンライン:2007/01/18(木) 19:33:53.57 ID:5VyiGJin
10万を想定してたから半額ですんだぜw
452にしたが雷系なのにアグタ、レンティス使う不思議っ子だった
声は8の高飛車系
483名無しオンライン:2007/01/18(木) 19:56:26.50 ID:LsU5b5XG
とりあえず遊んできたので第一印象メインで書き殴ってみたよ![ ゚∀゚]
内容もテーマも無いけどキニシナイ!
484箱と450 〜451編 1/2:2007/01/18(木) 19:57:38.49 ID:LsU5b5XG
プシュー

箱「ただいまー  ねー、450、450〜?」
450「はいはい、なんですか?」
夕食の準備をしていたのだろうか、
何時ものピヨピヨエプロンで手を拭きながら450がキッチンから出てくる。
箱「新発売のデバイス買ってきたよー」
450「またそんなものを… おいくらだったんですか?」
箱「5万メセタ」

ゴスッ

どこから出したのか、杖が箱の頭に叩き込まれる。
450「だからあれほど何時も無駄遣いは駄目って言ってるでしょうっ!一体何時になったらっ!!」
箱「だ、だって、『スレに投下するネタができるのなら5万なんて安い!』なんて幻聴が聞こえて…」

バギッ

二本目…
450「中の人のせいにしちゃいけませんっ!」
箱「あうあう…  でも、折角買って来たんだから…食べてよ」

450「……………………」
ジト目で箱を見る450
箱「どしたの?」
450「……またいつかみたいに、えっちなデバイスだとか…………」
箱「ち、ちがうよ! ちゃんんとしたデバイス451だって!」
450「…………どうして451なんですか?」
箱「とりあえず1から…」
450「じゃあ…………食べますけど………… モギモギ  おいしいですね……」

450「…………あ……」
箱「どしたの?」
450「い、いえなんでも…………んっ…………ふぁ…………っ」
ぷるぷると震える450の身体。
箱「だ、だいじょぶ!?」
450「あっ…………あーーーーーーーーーーーーー」

ぴかーーーーっ!!!
光り輝く450。

箱「お、おおう!」
451「…………あ、あれ? わたし……」
金色の髪、ピンクを基調にした衣装。耳には天使の羽のような飾り…
箱「…………」
451「…………え、えと、ご主人様、どうかな……?」
箱「…………」
451「………………(どきどき)」
箱「ケバい」
451「………………ば、ばかばかばかーーーーーーーーーー!!!」
箱「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」

バキッ!ボゴッ!!etc
鈍器で殴られた際に発生する音を満遍なく発する箱。

451「なんですかその感想は! ひどいじゃないっ!!」
箱「ごぶぁ…………だ、だって、中の人が451を見て最初に言った台詞だし……」
451「中の人なんてほっとけばいいんですっ!どうせ美的感覚狂ってるんだし!!」
箱「それは酷いんじゃ…… まあいいや、兎に角一度ミッションやってみようよ」
451「…………なんか納得いかないですけど……」
485箱と450 〜451編 2/2:2007/01/18(木) 19:58:29.56 ID:LsU5b5XG

―連絡通路

451「お凍えになっていただきます!」
箱「…………」
451「まあ ザコですね」
箱「…………」
451「これはいかがっ!?」
箱「…………」
451「……あれ、どうしました、ご主人様?」
箱「…………………………変」

451「がーーーーーーーーーん!!」
箱「お凍えって……ザコって……」
451「し、仕方ないでしょう!ヘルプファイルで推奨されている台詞がこれなんですからっ!」
箱「でも……」
451「そ、それより、少しは戦闘楽になりませんでした?」

箱「…………楽っていうかさ……、451、敵の周りをぐるぐるまわってるばっかじゃない……」
451「うっ……」
箱「僕が瀕死になってもレスタしてくんないし……」
451「す、すみません…………」
箱「あ、ご、ごめん……言い過ぎちゃった……」

451「いえ、なんだか解らないけど敵のまわりをカニ歩きしたくなったり、レスタ出さなくなったのは事実ですから…」
箱「…………でもさ、なんでそんなにちょこちょこ歩き回るの?」
451「そういえば………… 多分、身体が軽くなったからじゃないかなあ?」
箱「軽くなったの?」
451「はい。胸の邪魔なのがかなり軽量化されましたから(にっこり)」
箱「……………………………………………………………………_| ̄|□」
451「ちょ、ご、ご主人様!どうなさったんですか!?ご主人様っ!!ごしゅじんさまーーー!!」

連絡通路に響く451の声。
箱は452に希望を抱きつつ、今はただ泣くのみであった。
486名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:00:40.73 ID:LsU5b5XG
まあ、ぶっちゃけ451は地雷かなとオモタ('A`)
そういえば何かカジューみたいな杖を一瞬だけ取り出したけどあれはなんだったんだろう?
エクストラにHPリジェネイトついてるみたいで自動回復してたな。

さて、450に戻してくるかあ…
487名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:02:30.21 ID:t9mGYmlG
>カジューみたいな杖
ハラロドウか。ニューマン専用★10杖だ。
488名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:04:47.59 ID:SU/4neE4
つまり、451はニューキャストということか
489名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:16:57.46 ID:LsU5b5XG
マヤもカニ歩き派だっけ?
ニューマンにはカニ歩き遺伝子があるのだろうか?

たまにラバータやギバータ使うけど、
レスタはこちらのHP1〜2割くらいになっても使ってくれませんでした( ´;ω;`)
パシリのHPが満タンだったからかなあ?
490名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:24:03.99 ID:SU/4neE4
マヤと言えばカバディ
カバディと言えばマヤ

ディーザス使ってくれると楽だし
レスタ回復量もNPCとしてはダントツなんで
スペックは申し分ないんだよな、スペックだけは

451もそんな感じなのかな
ポテンシャルはあるけど、あるがゆえにお馬鹿にして調整されてるとか
491名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:38:52.02 ID:cM4a2jxU
取り合えずパシリスレを全部まわってきて
下方修正は無いようなので一安心。

ただ、450のレスタが800ほど叩きだしていると言う未確認情報をゲット。
がんてくしあわせのレスタは頑張っても400前後だと言うのに。

後は、432が狂犬430化している模様。
492名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:46:23.24 ID:ozsslcFg
440も441も戦闘能力は申し分なかったし、レスタも強いし、上方修正された気配。
451だけ弱い(?)のはどうなんだろう…箱氏の451なら戦闘値も充分だろうし、何だか変な話だ。

丁度フレが432を作ったので見てきますわ。
493名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:53:25.08 ID:5VyiGJin
>>491
452はレスタ650くらいだったよ
雷系攻撃テクが属性合わせずに200〜500でけっこー強い
494名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:54:16.68 ID:K5drPcp/
>後は、432が狂犬430化している模様。
それは素晴らしいなw
495名無しオンライン:2007/01/18(木) 20:58:45.00 ID:upqGn9ZV
パシリってどうやって進化させるの?
「該当するリフォームチケットがありません」てなるんだけど・・orz
496名無しオンライン:2007/01/18(木) 21:10:40.95 ID:K5drPcp/
聞いた話だとパシリに食わせるらしい

ゼロと同じ使い方
497名無しオンライン:2007/01/18(木) 21:11:57.41 ID:1/9tOQTu
>>495
食す
498名無しオンライン:2007/01/18(木) 21:31:16.64 ID:upqGn9ZV
>>496>>497
どうもありがとうございました
499名無しオンライン:2007/01/18(木) 21:53:37.88 ID:LsU5b5XG
>>492
あ、戦闘値は50もありません。
すぐに死ぬので上がらないんだ…orz
あと、ちょっとうろついただけなので、書いた感想が100%の性能じゃないです。
混乱させてスマソ
500名無しオンライン:2007/01/18(木) 22:24:28.69 ID:ozsslcFg
432を見てきたけど武器が違うだけで430だったなぁ(台詞も430)。
狂犬ってのは強いって事だろうか…
501名無しオンライン:2007/01/18(木) 23:06:50.40 ID:RlL5iBBC
パシリがレベル0の初期段階でも50000メセタのデバイス使えば進化するの?
502名無しオンライン:2007/01/18(木) 23:18:38.17 ID:mj6pLVBI
>>501
公式サイト更新してあるよ。
503名無しオンライン:2007/01/18(木) 23:26:48.38 ID:ncwm1vkC
>>500
ご主人様が嫉妬するぐらいに強いそうですよ。432
430ユーザーはドジッ子好みだそうで10万メセタで売りに出されそう・・・・・。
504461の続き 1/5:2007/01/19(金) 01:28:17.64 ID:slxNuBWh
「……い、440、起きろ」

ご主人様の声がする……

「…………」

なんだか目が開きにくい…

「440、大丈夫か?」

「……あ、はい…」

何とか目を開き、気の抜けた返事をする。
目の前にご主人様がしゃがみ込んでいた。

「起きたか。…何かあったのか?」

ご主人様が心配そうな顔をしている…
ふと気が付くと、私は座り込んでカウンターに寄りかかっていた。
ご主人様がすでに着替えているところをみると、もう朝なのだろう。

「…いえ、何でもありません…申し訳ありません…」

行動ログを辿ってみる。
……深夜に突然システムダウンしている。原因は論理回路の暴走…
どうやら考え込みすぎて強制的に休息モードに入ったらしい。
店番をしなくてはならなかったのに…

「そうか…別に客も来ないし、無理せずにきちんと寝ても良いんだぞ?」

立ち上がりながらご主人様がそう言う。
情けなさ過ぎて、ご主人様に申し分けなさすぎて、顔が合わせられない。

「……いえ、大丈夫です…」

悩みの理由を思い出しかけたが、やめた。
505461の続き 2/5:2007/01/19(金) 01:28:38.67 ID:slxNuBWh
「どうですかっ」

私の放ったツインプラズマでヴォルフが感電し、攻撃に戸惑う。
その隙を見逃さず、ご主人様が切り伏せる。

「よし、このブロックはこれで片づいたかな」

「そのようですね」

「この先はエネミー達の巣窟部分だ。気合いを入れていくぞ」

「ちょっとドキドキします」

私は、ご主人様と二人でパルム地下の研究施設に来ていた。
起きた後慌てて用意した朝食を食べているとき、唐突にご主人様から
「今日はいつも行かないようなミッションを回るから一緒に来てくれ」と言われたのだ。
コロニーのSEEDフォームを掻き消し、モトゥブの砂漠を走り、ニューデイズの暴徒を鎮圧し、今はパルムだ。
一日でこれだけ回れてしまうのだから、PPTと言う物がどれだけ高速なのか改めて実感させられる。
今日こなしたミッションはいずれも、本来は剣を主要装備とするご主人様には相性の悪い物ばかり。
現在進行形のこのミッションも、低ランクから強力なメギドが飛んでくるため、余り好まないようだ。
その上に報酬も極めて少ない部類に入るので、どうしても来る機会は少ない。
…何で今日来たのかも良く分からないが、「報酬が悪くても困っている区域を救うのがガーディアンズ」だそうだ。

「相変わらず壮観だな……行くぞっ」

「およばずながら援護いたします」

一斉に出迎えてくれる複数のジャーバとポラヴォーラの群に二人で突入する。
ご主人様が素早く回り込み、背後からジャーバを一体ずつ倒していく。
その間、私は入り口付近から複数の敵に銃弾を撃ち込む。
大型エネミーばかりなので敵を倒すまでとは行かないが、注意を引き付ける事ぐらいは出来る。

「よしっ」

ご主人様がまた一体、ジャーバを切り伏せた。
賛辞の言葉を言おうとして、ふと、ご主人様の背後に視点が向く。
別のジャーバが何か構えて…

「ご主人様!あぶな」

「うぐッ…」

背後からのメギドを受け、ご主人様の生命反応が低下する。

「ごっ…!……邪魔よ!」

進路を遮るポラヴォーラにシッガ・アムザを至近距離で叩き込む。
自分の攻撃力の低さがもどかしい。早くご主人様の所へ行きたいのに…!
もう一発。目の前のポラヴォーラが叫び声を上げて絶命する。もっと手間取るかと思ったのに。
威嚇射撃で割と体力を削れていたのか、ご主人様が攻撃していたのか。
ってそんな事はどうでも良い!

「くっ…」

「大丈夫ですかっ!?」

「ああ、何とかな…」

良かった、戦闘不能効果は発動しなかったみたいだ。
すぐさま私は、WTのご主人様がレスタを使う時間を稼ぐべく、振り向いて敵中に戻る。
506461の続き 3/5:2007/01/19(金) 01:28:55.64 ID:slxNuBWh
「綺麗ですねー……」

30分ほど後、私とご主人様はラフォン草原にある湖畔公園に居た。
丁度時刻は夕方。公園は夕日の色に綺麗に染められていた。
二人で湖畔に腰を下ろし、それを眺めている。

「そうだな……」

元々は観光地として整備されたこの公園も、原生生物の凶暴化によって交通手段が限られると
ほぼその機能を失い、今はガーディアンズの休憩地点でしかなかった。
今は、GRMの販売員を除けば私とご主人様しか居ない。
日が落ちると共に小さな生き物達も休み始めるのか、だんだん静かになってきた気がする。

こうやってご主人様と景色が見られるのも、後数日なのかな。

「………」

無言のまま、少しだけご主人様に近付く。
そして、横につかれた手に、そっと自分の手を重ねる。
暖かい。



「……なぁ、440」

「なんでしょうか」

少しして、不意にご主人様が口を開いた。

「もしかして、デバイスを使うのは怖いか?」

「えっ…」

予想もしていなかった言葉に、思わず声が出る。

「いや…進化デバイスとは言え、あのデバイスZEROの仲間だ。もしかして、と思ってな…」

「……だいじょうぶです…別に、怖くはありませ…ん」

もっとご主人様のお役に立てるようになるのに、怖がるなんて…
と付け加えたが、顔を背けたながらでご主人様に聞こえたかどうかは定かではない。

「…無理はしなくて良い、手が震えているよ」

ご主人様の手に載せていた方の手が、持ち上げられ、その上に更にもう一つ暖かい物が載った感触。
両手で包み込んでくれたのだろう。

「無理なんて……」

デバイスを使うと『私』が『私』でなくなるのではないだろうか。怖い。
でも、こんな事、言えるわけない。言ったらご主人様は絶対似躊躇う。

お互い喋らないまま、また少し、間が空く。
507461の続き 4/5:2007/01/19(金) 01:29:22.73 ID:slxNuBWh
「…今日一日随分色々な場所を回ったが、何処でもお前は充分すぎる活躍をしてくれた」

ご主人様がゆっくり話し始めた。

「ブル・ブナを感電させてくれればかなり戦いやすいし」

感電させる間に倒せればもっと早かったです。

「さっきはポラヴォーラまで倒して助けに来てくれた」

それは、必死と偶然が重なって。

「だから、今のままでも充分…役に立ってくれている」

充分なんて…ほど遠い…。

「無理に変わる必要なんか無い。…お前は俺の大切なパートナーだよ」

手を包んでいた暖かい物が何処かに離れた。
そして、数秒の後、ゆっくりと私の後ろ髪を撫でる。

ありがとうございます。やさしいご主人様。
私はただ、もうご主人様に会えなくなるのかと思うと寂しいだけなんです。

ご主人様に体を預け、泣いた。

私、このままでも良いのかな…
508461の続き5/5:2007/01/19(金) 01:29:48.46 ID:slxNuBWh
すっかり日も落ちた。

すっかり気持ちも落ち着いた。

「…ご主人様」

「ん、なんだ?」

私は自分で帽子を取って、もう一度ご主人様によりかかる。
ご主人様は意味が分かったのか、苦笑いして、頭を撫で付けてくれる。

「私…やっぱり進化デバイスを食べてみようと思います」

「…良いのか?良いんだぞ、無理しなくても…」

「いえ、大丈夫です。落ち着いて気が変わりました」

「…そうか…」

今日は一日、必死だった。とにかく必死にご主人様に付いてきた。

だから、気付かなかった。

朝起きた時点で、私の顔は涙でぐしゃぐしゃだった事に。

今日のミッションが、悉くCランクやBランクで、ご主人様のレベルに見合っていない事に。

私に活躍させるための選択だったことに。

私を、元気付けるための選択だったことに。

「…一つだけ、お願いがあります」

こんな素敵なご主人様。やっぱり私はこれからももっともっとお役に立ちたい。

「ん、何だ?」

その為には、確証のないちょっとぐらいのリスクを恐れてどうするんだ。

「もし私が…進化してとんでも無い我が侭娘になっても……側に置いて下さいね?」

それに、大丈夫。もし少しの間デバイスの影響で『私』が『私』でなくなっても…

「ああ……勿論だ。俺の大切なパートナー、440」

この人と一緒にいれば、『私』は『私』に絶対戻れると思うから………





「ごちそうですね」
509名無しオンライン:2007/01/19(金) 01:30:57.45 ID:slxNuBWh
相変わらず後編が長くなってぐだぐだ感が…orz
ほんのちょっとだけエピローグ(?)も考えていたのですが、
実際の441の挙動をもう少し確認してから、上手くまとまったら投下するなり次作に混ぜるなりしようかと。
とりあえず今はお粗末様でした。

ていうか俺は毎回440をいぢめている気がするな…ごめんよ440…

>>463
事実問題、戦い方どころか台詞や声まで全部変わってしまってちょっとビックリしましたよ。
でも、このスレの住人にとってはその位いくらでも脳内補完できるので大丈夫だ!(世界観は…うーん

>>499
いやいや、こちらこそ飛んだ早とちりを。
もし戻さずに暫く一緒に暮らすなら、何か面白いことがあったらまた是非ネタに。

>>503
なるほど、確かに性能は充分だったと思います。武器もどっちかというと440系統の多数攻撃だし。
430の持つ悲しい業ですか。。。(でもこの様子だと430も相当強化されちゃってるんじゃ…
450cが無理にデバイスを食べるとやっぱり壊れてしまうんでしょうかね、改造具合を見るに…


@c因みにメギドを喰らった直後に440がポラヴォーラを沈めたのは本当なんだぜ。
@c実際は即死して人形のお世話になってるがなーorz
510名無しオンライン:2007/01/19(金) 03:31:10.39 ID:/Yq8NmHG
>@c因みにメギドを喰らった直後に440がポラヴォーラを沈めたのは本当なんだぜ。
いい話だなぁ・・・と思ったら

>@c実際は即死して人形のお世話になってるがなーorz
これでふいたw


そして幸せ絶頂だな440、うちの420もこんな事を・・・言うわけないか・・・w
511名無しオンライン:2007/01/19(金) 09:32:29.42 ID:iFyh699F
421と422で迷ってる俺に一言
512名無しオンライン:2007/01/19(金) 09:33:47.02 ID:wYrA9XE0
両方やればいいんじゃね?
513名無しオンライン:2007/01/19(金) 09:35:04.83 ID:nS2ygEkP
>>503
>430の持つ悲しい業ですか。。。(でもこの様子だと430も相当強化されちゃってるんじゃ…

450もLV90の敵と対等に殴り合ってた。・・・与ダメージがご主人様とは桁違い。
(がんてくが殴っても2桁のダメージ出すのが精一杯)

だが、がんてくのしあわせは他人に不幸(状態異常)をばら撒く事だ。食らえ感染LV3!
今日もライフルのPA上げに余念が無い。早く大型にもしあわせを分けてあげないと。

>450cが無理にデバイスを食べるとやっぱり壊れてしまうんでしょうかね、改造具合を見るに…

うーっと。外見上はパシリ時代の面影は残ってないから多分大丈夫。
S武器を5万メセタでモギモギできるとなると喜ぶかも(もちろんデバ451)

ただ・・・服が・・・ムチムチ、ピチピチ、パンパンになるから
別の意味で壊れるかも・・・(身だしなみは意外とシャイな子なので)


>@c因みにメギドを喰らった直後に440がポラヴォーラを沈めたのは本当なんだぜ。
>@c実際は即死して人形のお世話になってるがなーorz

背後からのメギドを受け、ご主人様の生命反応が低下したがすぐに最大値に戻る。


 ノ L.      | :|     |
 \ ::|     .|_|     /)
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ
../  ,l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'   さすがはご主人様です。
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj   メギドなんてへっちゃらです。
|/レ/:| | //   //l/l`  
 |/、/.l .ト、..  lフ ,,イ./、   この間のかりは返した。
 /ヽ:l l \.` ー.イヽーlハ

514名無しオンライン:2007/01/19(金) 10:55:00.38 ID:w48vNdSW
声や台詞が違うのは設定ミスかと思ってたけど、
各種パシリスレを見てると意図した仕様っぽいな…。
442に今までになかった台詞が出てるし。

マシナリーの戦闘パターン(AI)を変えたから性格も変わったって事か。
515名無しオンライン:2007/01/19(金) 10:57:45.27 ID:2iYmsjBj
516名無しオンライン:2007/01/19(金) 10:58:15.88 ID:w48vNdSW
×442
○422
517名無しオンライン:2007/01/19(金) 11:18:32.96 ID:0Lrh+fzE
>>509
面白いことあるかなあw
5万出費してるので、もうしばらくは451のままにしておくつもりなんだけど、
ついさっきまで451が攻撃系、452が防御系だと思ってた('A`)
452が癒し系ってあるし、451はレスタ使わないし…
このあと452にして様子を見ます( `・ω・)ノ

でもその前にやらなければならないことがデケタ(;゚∀゚)


450「…また、くだらないことでしょう…」
『…まあ、くだらないっていっちゃあくだらないなあ。時間と資金の大幅なロストになるんじゃないかなあ』

450「まったく… 馬鹿みたいですね」
『いやほんと馬鹿だねえ。なにせ、育てきったパシリ消して君をW1に転生させるんだから…』
450「なっ…!?」
『いやほら、やっぱ、箱には君でしょ?430じゃないでしょ?』

430「Σ(;゚Д゚)」
450「あ…430ちゃん…何時の間に…」
430「…あれはデバイスZEROだったんだ…( ´;ω;`) どうりで美味しいと思った…」
450「え、えと、な、泣かないで?ね?よしよし…」

『食べる前に気付いてよ…他の作家さんたちのZEROネタはみんな涙モンじゃない… もうちょっとねえ…
 それにしても、あんなに簡単に戻っちゃうんだねえ… ちょっと涙出た』
430「しくしく…」
450「…鬼!鬼です!悪魔です!か弱いパシリを泣かせるなんて!!」

『いた、いたた! わ、わかったよう、そのうち余裕できたらまた430作るから!』
430「ほんとですか!」
『…余裕…できたらね?』
430「やったーーー!」
450「よかったですね、430ちゃん」
430「うん!」

箱「…ぼく、パシリ2人分メセタ溜めないとだめなんだ…しかも一人は法100の450…[´;ω;`]」
『が、がんばれ…』
430「あ、(元)ごしゅじんさま! わーい!(むぎゅ)」
箱「うわ!?あうあう!!」
450「ちょ!? 430ちゃん!?」

430「んもー、ごしゅじんさまーひどいですー! ZERO食べさせるなんて!!」
箱「あうあう… え、えっと、ごめんね、ZERO食べさせちゃって…」
430「いーんです。あれはゴミムシの陰謀です。今度出るとか言う凍らせる殺虫剤で始末しておきますね♪」
『…ゴミムシってお前……』

430「もう離しませんからねっ また二人でグラール食べ歩きしましょうね〜〜」
450「なっ!? だ、だめーーっ! この箱は私のですっ!!       ……あ」
『……おまw』
430「……むーーー」
箱「……[*´・ω・`]」

450「う……うっ……ギフォイエギフォイエギフォイエーーーーーーーーーーっ!!!!」
3人「うぎゃーーーー!!」


ってな感じでZERO使って450をまた作り始めたので折角だから発作的にネタにしてみますたヽ[ ゚∀゚]ノ
書いてたら無駄に長くなっちゃったwwwスマネw
518名無しオンライン:2007/01/19(金) 12:04:58.01 ID:W2rdcjxT
(´∀`*)
519名無しオンライン:2007/01/19(金) 12:46:38.39 ID:zZGoqkxt
 主「ここに2種類のデバイスがある。
   1つがPMデバイス441、1つがPMデバイス442」

 主「さあ、目を瞑って選べ」
440.「…じゃあこれを」


モギ…モギ…


パ ァ ァ ァ






    r-、    r-、
    |/ ̄ ̄ヽ |
    /!      |ヽ.  ハズレとか言ってた。
    {}::!. i ' i  !::{}  にぎりつぶす。ふたつとも。
    .l::|ヽ.__/|:/
    ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ
      ̄ ̄ ̄
520名無しオンライン:2007/01/19(金) 16:01:13.51 ID:slxNuBWh
440のショットが☆7になって最初に思ったこと。
「『』氏とか生き残れるかな…」

>>514
台詞が変わっちゃったのはどっちかというと不評だから、また不具合扱いになるかも。
これだけ待たされればみんな性格込みでパシリ選んで育てちゃうよな…

>>517
箱、モテモテだな。全俺にちょっとした殺意が…w
W1での育成頑張れ!450育ててる間に東方S2とか行けるようになれば430は一瞬だ!

>>519
手もないのにどうやって。
521名無しオンライン:2007/01/19(金) 16:20:21.96 ID:nGr8PHPU
>>520

モギモギ…これ古くないですか?

確か玉って手は出せたぞ
522名無しオンライン:2007/01/19(金) 19:05:29.42 ID:LB5PLmkZ
赤玉で手があるのはピートの特権で、出し入れできるわけじゃないんじゃないか?
523名無しオンライン:2007/01/19(金) 19:40:19.06 ID:u/7dRUvY
Σ(´・ω・)は、箱さんW1に転生するのか・・・
引退話書いたのに箱と450見たさに戻りたくなったのは内緒


524名無しオンライン:2007/01/19(金) 19:52:56.88 ID:n021DG2m
戻ってこいよ、臆病者!!
525名無しオンライン:2007/01/19(金) 19:59:09.55 ID:q1cycghB
箱がW1に転生か、法撃100になるとかなり疲れるだろうなぁ・・・w
でも450あっての箱、箱あっての450だし頑張れw


>440のショットが☆7になって最初に思ったこと。
>「『』氏とか生き残れるかな…」
狂犬とやりあった『』氏ならある意味大丈夫そうな気もするがコレクションは無残に散るだろうな・・・w
526名無しオンライン :2007/01/19(金) 20:09:46.07 ID:sxjeS+pF
箱氏がW1来るのか。
450を一日でも早く復活させるために、
このスレ住人でLV上げを手伝うのはありかとふと思った。
(一度に全員のパシリが見られないのが残念だが)
527名無しオンライン:2007/01/19(金) 21:14:01.30 ID:v7tLXNEV
パシリスレ第1回集会〜箱とお茶しない?〜
開催か
528321続き 1/7:2007/01/20(土) 00:03:09.78 ID:dVkRenua
〜ガーディアンズコロニー1F〜

そんなこんなで色々あって、デートの時間がやってきた。

ヒュマ男「さて、行くぞ410」

そう言ってヒュマ男は妙に真剣に一歩を踏み出す…というか、彼はいつもこんな感じかもしれない。

410 「…はい、行きましょうご主人さ…ふあ〜」

そして、それに呼応するように410も一歩を踏み出す…が、セリフの後半が欠伸交じりになってしまう。

ヒュマ男「…全く、昨日は早めに休めと言っておいた筈だぞ?」
410 「ご、ごめんなさいご主人様…」
ヒュマ男「覚えておけ、休めるときにしっかり休んでおくこともまた、ガーディアンズの大事な仕事だ」
410 「…はい」

のっけから説教を食らう410。デートの事が気になって昨日は良く眠れなかったわけなのだが、その事をヒュマ男は知る由も無い。

420 「あれ?劣等種と410?」
教官  「あら、あなたたちもこれからお出かけ?」

そんな彼らに声をかける二人組…おなじみの教官と420だ。

ヒュマ男「ああ、俺たちはこれからミッションへと出向くところだ」
410 「…え?あの…デー……あうぅ…」

いつも通りに答えるヒュマ男と、なんだかみるみるしぼんでいく410。420は410を一瞥した後、

420 「あんたたち二人で大丈夫なの?410、相変わらず駄目そうだし」

無遠慮にそう言ってきた。その言葉に、更に表情を曇らせる410。それを見た教官は、420の物言いを注意する。
529321続き 2/7:2007/01/20(土) 00:04:09.13 ID:OiwpP9a3
教官  「こらこら420。いくらなんでもそんな言い方したら、410ちゃんに失礼でしょ?」
420 「あ…ごめんなさい」
教官  「謝る相手は私じゃなくて410ちゃんでしょう?」

教官にそう言われ、420は410の方を向き、一応は謝って見せる。

420 「そ、その…わ、悪かったわよ」
410 「あ、いえ…お気になさらずに…」

そのまま今度はヒュマ男の方に顔を向け、

420 「でもさ、本当にいいの?どうしてもって言うのなら手伝ってあげるわよ?」
ヒュマ男「気持ちはありがたいが、今回のミッションは定員二名でな。それに命に関わるようなものでもない、心配は無用だ」
420 「まぁ、あんたがそういうなら大丈夫よね。でもさ、人手が必要な時はちゃんと声かけなさいよ」
ヒュマ男「ああ、その時は頼りにさせてもらおう」
420 「…あ、うん。任せなさいよ!」

ヒュマ男の言葉にちょっと照れて見せる420。それを面白く無さそうに見つめていた410が、ヒュマ男を促した。

410 「…ご主人様、そろそろ行きましょう」
ヒュマ男「…そうだな、ではこれにて失礼する」
教官  「あら、ちょっと引きとめすぎちゃったわね。それじゃ、気をつけていってらっしゃい」
420 「劣等種も410も、しっかりやんなさいよ」

ヒュマ男たちを見送る教官と420。彼らの姿が見えなくなったところで、

420 「でも、劣等種が受けるミッションって、どんなやつなんでしょうか」
教官  「そうねぇ…彼と410ちゃん…二人きりのデートミッション…っていうのはどうかしら?」
420 「あの劣等種がデ〜トォ〜?あはははは、ありえないですよ、そんなの」

知らぬが仏…その言葉は、正に今この瞬間の為にあるのかもしれない…。
530321続き 3/7:2007/01/20(土) 00:05:00.00 ID:OiwpP9a3
〜ガーディアンズコロニー3F・映画館〜

二人が最初にやってきたのは映画館。まぁデートコースとしては基本だろう。

410 「私、映画を見るのは初めてです…」
ヒュマ男「そうか…まぁ、俺もなのだが。それで、どんなものがあるんだ?」
410 「え〜っと、現在上映中の映画は三つですね…。『私たちのこれから』『ジョギリ』『ま た 箱 か』…ですか」

『私たちのこれから』…ガーディアンズから初めてPMを引き取った主人のお話。何度もリメイクされている有名なドキュメンタリー映画。
『ジョギリ』…浮気性の主人に復讐するPMのお話。ジョギリ抱えて散々追い回した挙句、最後に○○を××してしまうというホラー映画。
『ま た 箱 か』…サブタイトルは『おやゆび姫の涙』…箱と450がおりなおす、有名なアニメの劇場版作品。

410 「えっと、私としては…」
ヒュマ男「よし、アニメだ」

410のセリフを遮ってヒュマ男は言った。

410 「あの…」
ヒュマ男「アニメでいく」

有無を言わさぬ、正にそんな感じのヒュマ男。心なしか、表情がいつも以上に真剣に見える。
――アニメかぁ…。やっぱり私って、子供だと思われているのかなぁ…410はそんな事を考えるが、これは単にヒュマ男の趣味だ。
実はヒュマ男、新人時代に420からこのシリーズのアニメディスクを見せられて以来、すっかりこの作品にはまってしまったのだ。
ちなみに410はその事実を知らない。普段のヒュマ男は主人としての威厳を示すため、あえて見るのを我慢しているからだ。

410 「あうぅ…」

こうなった以上、自分にはなす術が無いことを悟り、小さく呻く410。ちなみに、彼女個人としてはホラーが見たかった。
もしホラーなら、自然な形でヒュマ男に抱きつける…そんな風に考えていたからだ。そう、例えばこんな感じで…

410 「うう…ご主人様…(ヒュマ男の腕にぎゅっとしがみ付く)」
ヒュマ男「どうした410?」
410 「あの…やっぱり怖くて…きゃう!(更にぎゅ〜〜っと)」
ヒュマ男「自分で見たいと言っておいて…。全く、仕方の無い奴だ(そう言うと410を小脇に抱えこむ)」
410 「え…?あの…ご主人様?」
ヒュマ男「この程度の作品を怖がっているようでは話にならんな。やはりデートは中止だ。今から鍛え直してやる」

410 「そ、そんなぁ〜〜!!」

突然叫び声をあげる410。妄想が悪い方へ向かい、思わず声に出てしまったようだ。妄想すら歪めるヒュマ男も、ある意味恐ろしい。

ヒュマ男「…?一体どうした?」

そうとは知らず、ヒュマ男は当然の様に410に問いかけた。410はヒュマ男にキッと真剣な瞳を向け、

410 「ご主人様!私、アニメがいいです!是非アニメでお願いします!!」

そう言い放った。その迫力に、一瞬あっけにとられるヒュマ男。だが、すぐにいつも通りの表情に戻り、

ヒュマ男「俺のPMだけあって、お前も中々分かっているようだな。よかろう、ではアニメだ」
410 「はい、アニメです!」

二人はそう言って頷き合い、窓口へと向かう。そして窓口の人に、気合とともに言い放った。

ヒュマ男「大人一枚!」
410 「PM一枚!!」
窓口の人「は、はい!…た、ただいま!!」

…ちなみに窓口の人、二人の迫力に押され、マジでビビっていた。
そうそう、この映画を見た後、410もこの作品に見事にはまったことをここに追記しておく。
531321続き 4/7:2007/01/20(土) 00:05:59.48 ID:OiwpP9a3
〜ニューデイズ・オウトクシティ某食堂〜

映画を見終わり時計を見れば、正午過ぎとなっていた。正午といえばお昼ご飯…というわけで、次に二人はこの食堂へとやってきた。
ちなみに、ここを紹介してくれたビス子曰く、小奇麗なお店で、お魚料理が美味しい上にお値段もお手ごろ、とのことらしい。

410 「映画、面白かったですね」
ヒュマ男「そうだな」
410 「でも、箱さんたら酷いですよ。あの場面で450さんを小脇に抱えて運ぶだなんて。…本当、台無しです」
ヒュマ男「そうか?俺としては箱の気持ちも分かるがな。運ぶ方としては、ああするととても運びやすいぞ」

既に注文を済ませた二人。雑談など交えつつ、料理が運ばれるのを待っていた。
そう、この辺りまでは良かった。だがこの後、想定外という三文字がヒュマ男を待ち受けていた。

ヒュマ男「……むぅ」

ヒュマ男の元に運ばれてきたのは、本日のオススメである焼き魚定食。ご飯とお味噌汁、そしておしんこ、塩辛といった脇付けを従え、
メインとしてドン!と構えている尾頭付のタイ。オハシを片手に、ヒュマ男はこのタイとにらめっこしていた。

410 「どうかしましたかご主人様?」
ヒュマ男「…いや、なんでもない」

ここはニューデイズ。ニューデイズといえばオハシの星。そのことをヒュマ男は失念していた。彼はオハシを使うのが苦手なのだ。
とはいえ、仕方が無いと言えば仕方が無かった。ヒュマ男の生活様式はパルム式で、ニューデイズ文化に特に関心があるわけでもない。
普段の食事にオハシを必要とはしないし、ビス子のすき焼きパーティに招待されるまで、オハシの存在そのものを知らなかったのだ。
そんな彼がオハシを使うのはこれが二回目。しかも今回の相手は焼き魚。骨を取り除き、身を綺麗にほぐすには、案外コツがいるものだ。

ヒュマ男「……よし」

一呼吸し、ヒュマ男は獲物(タイ)に得物(オハシ)をゆっくりと突き立てる。皮を裂き、肉をえぐり、やがて触れる骨の感触。
彼は迷うことなく、その右手を動かし続ける。これまで培ってきた、己の勘に全てを委ねて。
ヒュマ男は頑張った。彼なりに最善を尽くした。だがこの挑戦は、FTが杖無しでSランクミッションに挑むくらい無謀だった。

ヒュマ男「くっ……」

結果としては『無残』の一言。彼のタイは見事にスプラッタ化。物言わぬタイの瞳が、恨めしげにヒュマ男を見つめていた。
海産物相手に敗北したヒュマ男。そんな彼を見かねたのか、410がおずおずと声をかけた。

410 「あの…良かったら私が身をほぐしましょうか?」
ヒュマ男「うーむ、だがな…」
410 「えっと、ご主人様は不慣れのようですし…。それに、ちゃんと食べてあげないと、そのタイだって浮かばれないと思いますよ」

少々渋るヒュマ男を、410はやんわりと諭す。彼女の言うことは確かに正論であり、結局、ヒュマ男は大人しくその申し出に従った。

ヒュマ男「…わかった。では頼む」
410 「あ、はい。お任せください」

ヒュマ男からタイの入った器を受け取り、410は黙々とその身をほぐしていく。自ら言い出しただけはあり、中々丁寧な仕事だった。
その様子を静かに見守るヒュマ男。彼の眉間をよく見ると、随分皺がよっていた。恐らく、この状況に結構な葛藤を抱えているのだろう。
そんなヒュマ男を他所に、身をほぐし終えた410。器をヒュマ男へ返そうとしたところで、その手が止まった。
532321続き 5/7:2007/01/20(土) 00:07:06.19 ID:dVkRenua
410 「……ふぅ」

一緒に映画を見て、こうして外食をして…出かける=ミッションが基本だった410としては、こんなことだって十分に楽しい。
だが、今ひとつ『二人のデート』という感じがしない。むしろ、これまでの流れは『二人の珍道中』とでも言った方ががしっくり来る。
なんというか、今ひとつロマンス分が足りない。こんなのって倫理的におkじゃない気がする。

410 「あの…ご主人様…」

だから、410は少しだけ勇気を出してみることにした。ほぐした身の一かけらを、自分のオハシで摘み上げると、

410 「ど…どうぞ」

そう言ってヒュマ男の鼻先にそっと差し出した。ちなみに、さりげなく左手を添えることも忘れない。ここ重要。

ヒュマ男「…なんのつもりだ?」
410 「だ、だからその…あ、あ〜んって…」

当然の様に訝しむヒュマ男。410は頑張ってみるが、彼はそう思い通りに行く相手では無い。

ヒュマ男「…俺は成人したヒューマンだ。ヒナでもなければ鳥でも無い。そんな食い方出来るわけがなかろう」
410 「お、おっしゃる通りだとは思いますが…その、せ、せめて一口、あ〜んって…」
ヒュマ男「冗談ではない」

410の頑張りをよそに、ヒュマ男は一言で切って捨てた。流石鈍感キング、相変わらず女心を全く理解出来ていない。

410 「あ、あううぅ…」

やはり無理だと悟り、花がしおれるかの様に落ち込む410。諦めから下ろされる彼女の右手。だが、それが唐突に掴まれた。

410 「…え?」
ヒュマ男「全く…いちいちそんな顔をするな」

掴んだのはヒュマ男の左手。彼は悪態をつきながらも、410の差し出したオハシにパクリと食いついた。

410 「……あ」
ヒュマ男「(もぐもぐ)…これでいいのだろう?」
410 「…は、はい!!」

しおれていたと思ったら、満開に咲き誇った。今の410を表現するとしたら、そんな感じだろうか。正に満面の笑みだ。

410 「あ、よ、よろしければもう一口…」

勢いに乗ってもう一回、そう思った410だったが、

ヒュマ男「調子に乗るな」

さすがに怒られた。
533321続き 6/7:2007/01/20(土) 00:07:55.98 ID:dVkRenua
〜パルム・ホルテスシティ西地区〜

410 「ご主人様、次はあそこへ行ってみましょう」
ヒュマ男「わかったから、いちいち引っ張るな」

呆れ顔をしているヒュマ男と、彼を笑顔で引っ張りまわす410。いつしか主導権は、ヒュマ男から410へと移っていた。
二人が何をしているかといえば、特に当てもなくフラフラとだ。いわゆるウィンドウショッピングという奴である。
別にオウトクシティでも良かった気はするが、先ほど大恥をかいたヒュマ男としては、ニューデイズは避けたかったのだろう。

410 「今度はあっちへ行きましょう」
ヒュマ男「好きにしてくれ…」

鯛の一件から完全に主導権を失い、今のヒュマ男は410に振り回されっぱなしだ。はっきり言って『ヒュマ男カッコワルイ』
とはいえ久々に410の笑顔が見れたのだ。コイツの主人として、ここは大人しく付き合うべきだろう――彼はそんな風にも考えている。

410 「…えへへ」
ヒュマ男「どうした?」
410 「いえ、その…えへへ」
ヒュマ男「分からん奴だ…」

410は意味も無くヒュマ男に微笑みかけ、ヒュマ男は怪訝そうに410を見つめた。
「何かをする為」ではなく、「ただ一緒に居る為」だけに時間を使える。そのことが、今の410にはたまらなく嬉しいのだ。

410 「ご主人様、このお店に入ってみましょう」
ヒュマ男「やれやれ…」

そう言って二人が立ち寄ったのは、一軒の小さなアクセサリーショップ。普段のヒュマ男なら近づこうとすらしない場所だ。

410 「うわ〜、すごいです…」
ヒュマ男「こういう場所はどうにもな…」

所狭しと並べられたアクセサリーに、感嘆の声を上げる410。対してヒュマ男はどうにも居心地が悪そうだ。
410は度々立ち止まっては物珍しげに辺りを見回し、彼女に手を引かれたヒュマ男が渋い顔をしながら付き従う。

410 「この指輪、とっても可愛いです」
ヒュマ男「PMのお前じゃ、全然サイズが合わんだろう」
410 「あう…ならこのネックレス、いいと思いませんか?」
ヒュマ男「チャラチャラしたものを身に着けたところで、戦闘の邪魔になるだけだ」

410の問いかけに、否定的な返答ばかりするヒュマ男。

410 「ご主人様ったら文句ばっかりです。だったら、どんな物ならいいのですか?」
ヒュマ男「分かるわけが無かろう。俺にアクセサリーの価値を求めること自体が間違いだ」
410 「この際です、折角ですからご主人様が選んでみてください!」
ヒュマ男「何故そうなる…」

文句を言いつつも、辺りを見回してみるヒュマ男。彼にしてみれば、アクセサリーなんてどれも同じに見えてしまう。
難しい顔をしながら幾つかの棚に目をやり、とある棚の前で、その目が留まった。

ヒュマ男「これは何だ?」
410 「えっと、チョーカーですね。首に巻くものです」
ヒュマ男「なるほど、急所である首を守るのためのモノなのか」
410 「いえその…防具じゃなくてれっきとしたアクセサリーですよ、これ」

ヒュマ男はその棚から一つのチョーカーを取り出し、410に見せてみる。

ヒュマ男「これなんかどうだ?」
534321続き 7/7:2007/01/20(土) 00:10:54.79 ID:dVkRenua
ヒュマ男が選んだものは、濃紺の紐に、剣をあしらった飾りのついた、シンプルな品だった。

410 「ふわ〜、これ、シンプルだけど素敵です…」
ヒュマ男「うむ、これなら戦闘の邪魔にもならんな。よし、ならばこれで良かろう」

ヒュマ男はそれだけ言うと、410の手を引きレジへと直行。そのままぱぱっと支払いを済ませ、包み紙を410に押し付けた。

410 「え?え?」

あまりの展開の早さに戸惑う410。そんな彼女をヒュマ男は憮然とした表情で見つめ、

ヒュマ男「なんだ、いらんのか?」
410 「あ、いえ…でも、いいのですか?」
ヒュマ男「いるのか、いらないのかはっきりしろ。お前がいらんのなら、教官かチビ助にでもくれてやるだけだ」
410 「い、いります!是非いただきます!!」
ヒュマ男「だったら最初からそう言え」

410は包み紙をそっと胸に当ててみた。ヒュマ男からの初めてのプレゼント…そのことが、ようやく実感として湧いてくる。

410 「これ、大切にします…」
ヒュマ男「もうお前のものだ。お前の好きなようにすればいい」

ヒュマ男の言葉に、小さく頷く410。

410 「ずっとずっと…大切にします…」
ヒュマ男「…お前がそうしたいなら、それもよかろう」
410 「…はい」

どこかしおらしい返事とともに、410は今日一番の笑顔をヒュマ男へ向けた。
ヒュマ男は暫くその笑顔を見つめると、そっと目を伏せ、ほんの僅かだけ思考に耽った。
考えが纏まったのか、彼は再び目を開いた。そのまま410を正面から見据えると、静かに尋ねた。

ヒュマ男「…少しは元気になったか?」
410 「……え?」
ヒュマ男「今回の目的はな、ずっと沈み込んでいたお前を、元気付けるためのものだ」

お前を元気付けるため――普段の410なら、その言葉に素直に感動出来ただろう。だが…

410 「……っ!」

ヒュマ男の言葉に、410の表情から笑顔が消えうせた。そして代わりに走ったもの…恐らくは動揺だ。

410 「……私…何も知らずに一人ではしゃいで…。ご主人様に何もしてあげられないどころか、逆に心配をかけて…」
ヒュマ男「…それが、ここのところ悩んでいた理由か?」
410 「…え?ぁ…」

しまった――思わずそんな顔をしてしまう410。ヒュマ男はそれを見逃さず、すかさず畳み掛けた。

ヒュマ男「今更「なんでもない」などとは言うなよ?お前は根が素直なだけに、無意識に本音をこぼす癖がある。焦ると尚更にな」
410 「あう……」

410は俯いて黙り込む。その沈黙が、質問に対する答えだろう。

ヒュマ男「「ご主人様に何もしてあげられない」…か。全く、お前は勝手な事を言う奴だ」
410 「………」

沈黙を続ける410の手を、ヒュマ男は強引に掴んだ。

410 「……あ…」
ヒュマ男「お前を連れて行きたい場所がある。嫌だとは言わせない。強制連行だ」
535534:2007/01/20(土) 00:27:38.67 ID:dVkRenua
…続く(改行的に上にいれられなかった)
元々410が幸せになる話をと思ってたのに、途中まで本気でそのこと忘れてた件…

>>408
悪キャス男と悪パシリがやたらめったらカッコイイのにこっちはカッコ悪ー
>>448
これまた妙というか、個性的な主人出てきたね
てか自分、ぶっちゃけ好きだけどね、こういう人
>>461
進化デバイスネタかぁ…既に引退している自分としては…むぅ
>>485
箱さんと450みたいなストロベリーな雰囲気が出せません
あと微妙な形でちょっとお借りしました

スレ容量大丈夫かな?
仕事やら風邪引きやらでまた随分と間が…
もう忘れられてるかと思ったら、何気に覚えてくれてた人いたみたいで感謝です
見てくれてる人が居る以上、頑張って最後まで書き上げないとね
うん、頑張らないとね…
536名無しオンライン:2007/01/20(土) 03:53:54.62 ID:myV619Z8
托イ創作は同人誌でもつくってやってろよ
537名無しオンライン:2007/01/20(土) 05:05:23.93 ID:XvLqUxW1
>>535
かわいいなぁ410、箱の450に似てるようでこっちは純粋な可愛さがあるなぁ

しかしヒュマ男も無骨ながらも410心配してるのがよくわかる
何ともいいやつだなぁ・・・w
538名無しオンライン:2007/01/20(土) 20:36:55.75 ID:TVP98weN
>>535
映画のタイトルと説明で吹いたw
続き楽しみにしてますぜ〜
ヒュマ男がもうちょっと鈍感じゃ無くなれば、、、と思うけど
そうしたらただのラブコメになってしまうよなぁ、、、頑張れ410
539名無しオンライン:2007/01/20(土) 20:45:56.52 ID:jUcjvS4a
450はこつこつ頑張って育てております。
ゲーム序盤の必死さを思い出しながら( ゚∀゚)タノシー
店を出してる上にパシリの名前がわかるヒトにはわかるような名前なので、
見つけちゃった人はそっとしておいてあげてくださいw

>>520
最近箱と450に割り入るキャラが出したくて仕方が無い病にかかってしまいました。
もしかしたらレギュラーになるかもしれませんwwwwwww>430

>>523
まだ450になってませんw

>>525
凄いです。先が見えませんwwww
でも俺の中でもう箱と450は切っても切れない関係になっちまいました。
とりあえず最後までがんばります[ `・ω・]=3

>>526
お気持ちだけありがたくいただくということで。
私の勝手なこだわりに他所様を巻き込むわけには…w

>>527
420に追い掛け回されて食べられちゃうかもしれないのでご勘弁くださいw

>>535
ストロベリーな雰囲気を消す方法を教えてくださいw
あと映画糞ワロタw
540名無しオンライン:2007/01/20(土) 20:58:50.75 ID:jUcjvS4a
おっとレス忘れ。
>>537
それは450が純粋じゃないってことですかッ!?wwwwww
まあ、素直じゃないからねっ!( ゚∀゚)


それにしてもまさかW1に戻ることになるとは… パシリスレ恐るべし……
アイテムからお金まで全部フレにあげちまってるよヽ(;゚∀゚)ノ
541名無しオンライン:2007/01/20(土) 22:25:47.81 ID:rjxyvycP
>>540
ほらなんと言うか、たまに狂犬430の姿が重なるというか黒くなると言うか

まあそんな感じ?w
542名無しオンライン:2007/01/21(日) 05:43:23.95 ID:eMhWu4mu
そういや最近430&小ビス子の人こねぇな
リアル忙しいままなのか、秋田のか

はぅ…
543名無しオンライン:2007/01/21(日) 06:33:30.80 ID:NjT26MaN
>>542
せっかくだからお前もなんか書いていかないか?
544名無しオンライン:2007/01/21(日) 14:17:00.75 ID:KjIQ+ncn
ううう・・・420と一緒にいろいろ周ってみたけど特長がつかみ辛い。
450は基本的にいつも傍にいて視界に入ってたからなぁ・・・・。

気が付いたらHP回復して・・・お前何処からレスタとばした?

420p(poco)「おじーちゃん酷い。あたしはいっしょうけんめい頑張ったの。」

なぁ、もう少し目の届く範囲居てくれないか?

420p「・・・・・。」

ぽこ? ぽこぉ? ???? どこいったぁ????

〜〜〜〜〜〜(*゚ω゚)ノ ~~゛


箱さんの子育て支援の話なんだけど。
ぽことウルロドウ(餌用☆2長杖)拾ってきたからこれ使おう。
箱さん専用店開いて置いときますね。パスワード何にしよう?

じゃ、パスワードは450cで(うちの子は無印から始まるのでcはご想像ください。)
545名無しオンライン:2007/01/22(月) 01:54:53.57 ID:bvWvqvIg
以前ショップ見に来た人が
「いい450だ」と言って去っていったが
今思えばココ見てた人なのかな〜なんて思ったり
546名無しオンライン:2007/01/22(月) 02:08:13.67 ID:TLMae6x2
>>545
「ちょっと借りるぞ」とか続けなかったか?
547名無しオンライン:2007/01/22(月) 03:32:41.13 ID:jpJKE4g9
第二次升対策終了後
世界はログイン後に二分された
PSU?(^o^)/オワタと呼ばれる時代の幕開けである

↓ネタ元
ttp://www.konami.jp/gs/kojima_pro/movie/e3_2k6_mgs4_j.asx

蛇:ソニチは変わった
PSOのサービスが終わり、俺たちのラグオルは終わった

大佐:例のキャストの独立戦争以来
GRM社へのキャスト素体製造が緩和され、ガーディアンズ派遣会社の台頭が始まった
いまや世界の軍備はガーディアンズ派遣事業に含まれるSEED駆除請負企業の
パートナー・マシナリーに大きく依存している
もはやパシリは世界にとって脅威となりつつある
蛇:GRM社はガーディアンズに武力を輸出しすぎた
ツケがまわってきたんだ
大佐:その全兵力の合計は連合軍にも匹敵する勢いだ
われわれの調査によれば
最終形態のパシリ5形態達が、パトカを通じて
たった数百人のガーディアンズ達に使役よってされていることがわかった
蛇:そのガーディアンズ達が?
大佐:アウターヘブン(廃人の周回天国)
蛇:廃人が唯一、生の充足を得られる世界…

ソニチは変わった
ライトユーザーや社会人のためではない。ユーザーの楽しさや出会いの喜びのためでもない
メセタで雇われた周回屋と造られた特化型パシリが
果てしない代理周回を繰り返す
時間を浪費する周回は、合理的な痛みの無いビジネスへと変貌した
戦争は変わった
ID登録されたガーディアンズたちは
ID登録された槍を持ち、ID登録されたツインダガーを使う
体内の糞AIがパシリらの能力を助長(本来の意味)し、管理する
遺伝子の制御(ニューマンorビースト)
情報の制御(小出し運営)
感情の制御(ルウさん…)
戦場の制御(レンカイダッガズ縛り)
すべては監視され、統制されている
ソニチは変わった
時代はドラ周回からハゲ周回へと移行し
ドラ周回による精神崩壊は回避された
そして報酬の制御はユーザーのコントロールをも可能にした
ソニチは変わった
報酬が制御管理された時
周回は普遍のものとなった

大佐:幼女を更に拡大し
かつて三吉が唱えていた理想郷を実現させるつもりなのだ

リキッド:CEROという束縛から解放される
兄弟、♀キャラたちはスパッツだ

蛇:パシリがそこまで軍備を整えるのを見逃していたのか?
メリル:パシリやNPCには完璧な管理制御システムが導入されている
彼らの体内に糞AIがある限り
彼等はエネミーに銃口を向ける事さえ許されない
548名無しオンライン:2007/01/22(月) 03:33:15.63 ID:jpJKE4g9
蛇:オタコン、三吉が目を覚ますぞ
オタ:スネーク、急いでくれ
懐かしい顔がお待ちだ
大佐:ご主人様・・・
蛇:パシリ!
大佐:その呼び方はよしてくれ
奴の居場所がわかった
自宅だ
詳しくは道中で話そう
いま奴が辞めなければ もう…後はない
オタ:(ああ)三吉が狂い出した
大佐:三吉はその強大なブログを率いてバランスボールの準備を進めている

蛇:ナオミ、教えてくれ
このゲームはいつまでもつ?
ナオミ:チーム内のあらゆる場所で放置が始まっている
無名企業ならもう立ち上がることも出来ないはず
もってあと半年。それがPSUの命
549名無しオンライン:2007/01/22(月) 03:33:42.81 ID:jpJKE4g9
オタ:やめようスネーク。もう限界だ
蛇:今すぐサービス終了するわけじゃない
オタ:違う、相手が悪すぎる
不具合報告を見るような相手じゃなかったんだ

ナオミ:罪は当人が償うべき
これだけは次の世代へ委ねるわけにはいかない
罪を、未来に残してはいけない

大佐:誰にも奴を止めることは出来ない
PSO儲達が関与している
世界を救えるのは君たちしかいない

メリル:6年間のノウハウ≠チて何のこと?
私たちは新制ソニックチームよ

オタ:終わらせよう、スネーク
これが僕らの最後の戦いになる
すべての罰をソニチが受けるべきだ

ルツ:娘殺しで教団に追放されたのはお前の方だ
身内を殺した後はどうする?
罪を受け入れて自分を葬るか?

蛇:ソニチは変わった
PSOの時代が終わり、俺たちのラグオルは終わった
だが、俺にはまだ、やらなければならない事が残っている
最後に 課せられた罰は
俺のアカウント、課金をこの月から停止する事
それが、俺に残された最後のミッション


蛇:世の中には語り伝えられないものがある
伝えてはいけないことがある
クレアダブルスをモギモギしたパシリがいる


(こっち見んな→シャキーン→戦闘)



430:ご主人様、貞操は私が守る(もとい奪う!)

ネタ元のムービー見て思いつきましたが、
きっとつまんなくてスイマセン。
でもこのスレの作家さんたちにはがんばって欲しいと心から願ってます。
550名無しオンライン:2007/01/22(月) 04:12:27.55 ID:RDcBZNZj
>>547-549
面白かった。元ネタを知っていて、PSUやってるから尚更。

>でもこのスレの作家さんたちにはがんばって欲しいと心から願ってます。
って糞日への応援の意味は微塵もないのかよw
551名無しオンライン:2007/01/22(月) 05:19:44.60 ID:G7ZkWudc
>>549
MGSに詳しくない俺だが、ムービー見ながら改めて読み直したら面白かった。GJ
最近のソニチは少し変わった感があるから、
起死回生の一手を放ってくれると信じてその時まで俺はパシリと一緒に戦おうと思うよ。

<チラ裏>ソニチさん、真面目に何とかして下さい。昔からの仲間がまた一人課金を止めてしまいました。
理由はPA修正が気に入らないわけでも小出し運営にうんざりしたわけでもない、
『連帯責任制が刺々しすぎて辛い』なんです。戦術シミュレーションでもないのにそんなネトゲってどうなのよorz</チラ裏スマソ>
552名無しオンライン:2007/01/22(月) 05:44:13.56 ID:vKRelhAc
うお、ヒュマ男と410ノデートの続きがうpされてた!
GJっす!続き楽しみにしてます…゜+.(゜ω゜)゜+.゜
しかし、PSUは引退してたんか…(´・ω・`)

>>547-549
ようつべのクオリティでしか見たことなかったんで2度も見ちまったw
面白かったよw
こういうネタも悪くないな…w
553名無しオンライン:2007/01/22(月) 06:26:32.62 ID:uAJOEGb/
>>549
うまいなぁ・・・w
思わず動画と見比べてしまったw
554名無しオンライン:2007/01/22(月) 08:22:26.43 ID:TzQP2cym
>>547-549
SUGEEEE!!
面白すぎる!
升だらけのPSOがずっと続いてた理由分かってないんだろうな、ソニチは。
ソニチは変わりすぎだ。洒落にならん…。
555名無しオンライン:2007/01/22(月) 13:48:10.21 ID:bvWvqvIg
>>546
続いた様な…まあW2の話なのだぜ


大佐…パシリを弄びたい
556547-549:2007/01/22(月) 15:33:32.85 ID:MjFsoAC/
昨晩寝ぼけながら作ったネタだから、「やっちゃったかな〜?」
って思いつつ恐る恐るスレ覗いてみたら・・・何か好感触なレス付いてて…正直ホッとした。
>>550-555、みんなありがとう。今度話作るならネタは自分の頭から引っ張ってくるよ。
557名無しオンライン:2007/01/23(火) 00:38:57.07 ID:2UbFXrUw
下がりすぎで不安なのだぜ…

いまの内に450を投下しますね
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2150.jpg
558名無しオンライン:2007/01/23(火) 01:12:54.84 ID:Y/Rsrfbl
まぁ、かといってageる理由って無いからなぁ…
にしても可愛い450だぜ…w(服の分解の仕方に感心したw
559名無しオンライン:2007/01/23(火) 01:54:59.31 ID:HYXYpX5K
既出かもとか流れとか雰囲気だとか一切無視してただURLを張り逃げ
ttp://www.aa.alpha-net.ne.jp/ryu2w/dozin.html
560名無しオンライン:2007/01/23(火) 03:55:53.25 ID:IGWBwaz9


コロニー繁華街


ビス男「おし、まあ買い物はこんなとこで良いか、んじゃ帰って飯にしよう」
  420「はーい、ご飯〜ご飯〜♪」

買ったばかりのまだ暖かいスパイシア丼を嬉しそうに抱え、鼻唄を歌いながらスキップする420
ふと420の動きが止まったのに気付き420の視線を追う、するとそこには
青い装甲、人ごみでも目立つ長身、そして独特のオーラ、まさにそれは箱だった

俺の頭の中に数日前のやり取りがフラッシュバックする


――ここから回想

それはふと何気なく420が洩らした言葉から始まった

  420「箱さんってカニっぽい味しそうだよね」

しばしの硬直・・・全く突然何を言い出すんだこいつは

ビス男「えーと・・・何だって?」
  420「だから箱さんってカニっぽいよねって言ったの」

あの箱がカニ・・・一体何処をどうすればカニに見えるのか解らない
まあ青いし茹でたら紅くなりそうではあるが・・・
いかん、だんだん箱がカニに見えてきた・・・正気を保たないと・・・

  420「マスター、どうしたの?」
ビス男「あ、あぁ、美味そうだな・・・じゃなくて何でもない」

頭をぶるぶる振って自分を戻す、最近420の思考が移ってきたかもしれない

  420「今度箱さんに会ったら聞いてみよっかな〜」
ビス男「聞いてどうするんだ・・・」

  420「ふふふふふ・・・」
ビス男「・・・襲ったりするなよ?」

  420「大丈夫だって、多分・・・」
ビス男「多分って、心配だ・・・」

回想終了――
561名無しオンライン:2007/01/23(火) 03:56:21.99 ID:IGWBwaz9

そうだ、確かそんな事を言ってた、となると420が下手なことを起こさないうちに帰らねば・・・

ビス男「さ、さーて420、飯が冷める前にもd・・・」

気付くのが遅かった、と言うべきだろうか
俺が最後まで言い切るよりも早く420は俺の隣から姿を消し箱へと迫っていた

ビス男「・・・ここぞとばかり早いな、しかもちゃんとスパイシア丼零さない様にしてるし
    おー、何か言ってる何か言ってる、箱が少し慌ててるな、何言ったか大体想像付くが・・・
    そして箱の顔がますます青く・・・あ、逃げた」

脱兎の如く駆ける箱を追う420、手にはスパイシア丼とどこから持ってきたのかわからない巨大なフォーク
遠くて見ることは出来ないが恐らく箱の顔はものすごい必死な表情をしてるんだと思う

ビス男「っと観察してる場合じゃないな、早いとこ止めないと、下手すると明日の紙面には・・・」


この辺からビス男脳内――

『箱食い420!白昼堂々と散歩中の箱を襲う!』

リポーター「420さん、何か一言!」
  420「カニの味かと思ったらエビの味だった、残念、もぎもぎ」

リポーター「現在この420の主人を拘束、余罪を追及しています」
ビス男「違う、俺は何もしてないんだぁぁぁぁ!!」

――脳内終了


ビス男「とかなりかねん・・・」

ダメだ、想像するだけで寿命が5年は縮まる・・・
とりあえず最悪の事態は防げるよう俺は二人の後を追うことにした


コロニー繁華街を少しばかり裏へと入った袋小路

  箱「はあ・・・はあ・・・びっくりしたぁ、あの子いきなり『箱さんってカニみたいな味する?』だもん」
  420「あ、箱さんみ〜っけ」

  箱「ギクッ・・・」

急いで逃げ出そうとする箱、だが動こうとした瞬間足元にガミサキが突き刺さる

  420「もう逃がさないからね、観念しなさい」
  箱「うぅっ・・・僕はただ散歩に来ただけなのに、ど、どうしてこんな目に・・・よ、451助けてー!」
ビス男「この声は箱か!よし、なんとか間に合ったか!」

箱の叫び声を聞きつけ駆けつけた俺の視界に入ってきたものは
フォークとナイフを構えじりじりと距離を詰める420、そして、己の不運を嘆くかのように泣いている箱だった
562名無しオンライン:2007/01/23(火) 03:58:35.01 ID:IGWBwaz9
余りの予想通りの展開に漏れる溜め息、そして420を止める為に呼びかけようとしたその時だった

???「そこまでよ!」

狭い路地に響く声、積まれたコンテナの上から現れたのは白とピンクの二色
頭に付いた羽飾りを靡かせ右手に構えるハラロドウ

  箱「よ、451!」
  451「ご主人様今助けます、とうっ!」

シュタッと、箱の前に飛び降りる451、そして睨み合う420と451

  451「あなたがどう言うつもりでご主人様を追いかけているのか知りませんがこの箱は私の大切なご主人様です
    ですからあなたが彼に危害を加えると言うなら・・・全力で私はあなたを倒します!」
  420「別に危害を加えるつもりはないけど、箱さんって美味しそうだな〜って」

  451「お、美味しそうって・・・」

杖を構え全身から怒りの炎、もとい怒りの冷気を放つ、心なしか顔が赤くなっている気もする
二人の壮絶な睨み合いに箱は隅っこで泣きながら震え、ついでに俺も蚊帳の外だ
そんな俺達をよそに二人の微妙にずれた争いは始まった

先に動き出したのは420、持ち前の敏捷性を生かして451に接近、そのままシンツキザシで斬りかかる
451はそれを後方へと飛ぶように回避しそのまま精神集中、杖の先から青白い光、バータで反撃をする
420はその攻撃を横に回避し両手に持ったシンツキザシを投げ、451はそれをハラロドウで弾き返す

  420「む、やるね」
  451「伊達にこんな格好してませんから、体が軽くなった分機動力でも負けません!」
ビス男「・・・どうでもいいがなにやら箱が落ち込んでるぞ」
  箱「orz」

ビス男「・・・っとそうだ、止めないと、二人とも、いい加減にやめろ!」
  420「大丈夫、こんな奴すぐに倒してマスターにも箱さん少し分けてあげるから!」

ビス男「そういう問題じゃないだろ!」
  451「さっきからご主人様を美味しそうだの食べるだのと・・・」

451は顔を伏せ小刻みに震えている、多分かなり怒ってるんだろう

  451「ご主人様を・・・ご主人様を食べるのは私なんだから!」

その衝撃の告白に、周囲の空気が凍った、まさにこれが絶対零度と言う奴か
563名無しオンライン:2007/01/23(火) 03:58:52.07 ID:IGWBwaz9

  箱「え、えっと・・・よ、451・・・?」
  451「え、あ・・・わ、わたし・・・」

451は熟したりんごのように顔を耳まで真っ赤に染め頭からポンッと湯気が出た
あまりの出来事に俺を含むみんなはその場で固まるしかなかった

  451「あ、その・・・ご、ご主人様今の内です!急いで帰りましょう!」
  箱「う、うん、そうだね・・・451・・・あの、さっきのって・・・」

  451「は・・・話は帰ってから聞きます!」

戸惑う箱の背中を451がぐいぐいと押しながら二人は去っていった
後に残されたのはなんかどっと疲れた俺と冷めたスパイシア丼をもぎもぎしている420だけだった

  420「もぎもぎ・・・むー逃がしちゃったかぁ、残念」
ビス男「むしろ逃げてくれて俺は助かったが・・・」

  420「よしっ、今度は絶対に捕まえるからね!」
ビス男「捕まえなくていい!」


苦労の耐えないビス男であった
564名無しオンライン:2007/01/23(火) 04:03:45.21 ID:IGWBwaz9
この前箱氏らに会ったときに出たネタを流用、予想以上に長くなった・・・

普通に451の箱救出撃を書くとラブラブになってしまうので以前>>541で言った451の少し黒い部分を書いてみたかったw

そういえばこの長さのレベルのを投下したのは初めてな気がする
565名無しオンライン:2007/01/23(火) 05:20:56.00 ID:amHhmiWL
いや、これも普通にラブラブじゃね?
566名無しオンライン:2007/01/23(火) 12:55:34.79 ID:ytPt3qvl
>>546
>ビス男「・・・どうでもいいがなにやら箱が落ち込んでるぞ」

窒息しそうになったwwwwww

>ラブラブになってしまうので

うん、ラブラブだなwww

>>549
なんだか読んでて涙がでてきた…
「メセタ回収」って悲しい響きに感じる( ´;ω;`)

>>544
今回はそのお気持ちだけいただくということで。
自分で育てたいというのもあるのですが、
お言葉に甘えると、なんだかこのスレを利用して協力を要請したようでちょっとイヤン
いやほんとお気持ちはありがとうでしたよ( ´∀`)ノ
567IF Box Meets Girl 1/6:2007/01/23(火) 15:20:13.31 ID:yDDK5r+B
第六話<代価という名の生け贄>


その男は皆から恐れられていた
4つの勢力から疎ましがられ、その平和を脅かす存在のまとめ役として。
そう、ローグスギルドの幹部として。

ローグスギルドは3つの惑星の裏社会、とりわけ惑星モトゥブにおいては表の一部すらも支配している程の勢力だ。
ギルドに所属しない者は徹底的に潰す、
そんなやり方で勢力を伸ばしているため反感を買うことも多いが。
もちろん気骨のある者はギルドに入ることなくローグスとしての生きている、
そういう一匹狼なローグスともしばしば争う事もある。
が、概ね大半の者はギルドの傘下に入り組織の庇護の元海賊行為を行っていた。

そんな彼が拠点を構えているのが惑星モトゥブの1都市であるクバラであった。



450達一行は地下へのエレベーターに乗っていた。
もうかれこれ10分程は経とうか、
「いったい何処まで降りるんです?」
底知れぬ穴をガタガタと音を立てて降りていくエレベーターに不安をいだき尋ねる450に、
元締から案内として付けられた男が答える。

「ここは町の外れにあった元鉱山だった場所でしてね、
 今は枯れて何も出ませんが最深部は地下3000メートルにもなります、
 最下層にはもう付く頃ですよ」
そう元締の部下、ビースト族の若者が答えた。

やがてエレベーターがブザーの音を立てて停止し、
黄色い回転灯が灯り金属の柵がガラガラと音を立てて開いた。

「う、わぁ……」
目の前に広がる光景に言葉を失う450。

450の目の前には所狭しと並ぶ大型マシーナリーやストライカー等の装甲車両、そして戦艦だった。

「ほほぅ…こりゃ凄いな……ん?」
感嘆しかけた店長が目の前の光景に疑問を抱く。
「なんだこりゃ、全部ボロボロじゃねーか」

そう、よくよく見ればドレもコレも錆び、朽ち、壊れて使い物にならない物ばかりだった。
戦艦に至っては後ろのフォトンエンジンが丸ごと抜け落ちている。

「ああ、これですか。ここのボスの趣味らしくて、今まで戦った相手を飾るミュージアムだそうですよ」

なるほど、どのマシーナリーや車両もフォトン弾痕や剣で切り裂かれたような傷がついている。
大型マシンの影になって最初は見えなかったが進むうちに装甲服や死んだキャストまで並べられていた。

「虚仮威しの好きな趣味の悪い野郎だって事だけはよくわかったよ」
コメカミに#マークを浮かべた店長が吐き捨てるように言う。

「交渉に行くんですからね、喧嘩腰はダメですよ?店長さん」
同じく並べられたキャストのボディに嫌悪感を抱きながらも交渉の失敗を恐れて注意する450。

「わかっているさ、ダテにこういう奴らと商売しとらん!任せておけ」
「だと良いんですけど…」
568IF Box Meets Girl 2/6:2007/01/23(火) 15:21:22.29 ID:yDDK5r+B
やがて何度かのチェックを経て3人は金で象眼された趣味の悪い扉の前に立った。
「私が案内できるのはここまでです、交渉の成功を願ってますよ。」
そう言って一礼してビーストの男は戻っていった。

「ご主人様、もうすぐです。すぐに助けに戻りますからね!」
気合いを入れている450に、
「気合いは良いが、交渉に変な口出しはするなよ?
 どんな無理難題吹っ掛けてくるかわからんからな、あまり付け入る隙は与えたくない」
そう釘を刺して店長はドアをノックした。

「入れ」
横柄な声で一言だけ命令のように返事がある。

こいつは一筋縄ではいかねーかな…
長年のカン…というものであろうか、
声を聞いた瞬間店長の脳裏に一抹の不安が過ぎった。

重厚なモトゥエボンの扉を開けて入った部屋は20畳程だろうか、
お約束のように置かれた金ピカの壺だの裸婦の彫像だのがゴテゴテと並べられた奥の応接セットで
タバコをふかしながらその男は座っていた。

こいつがローグスギルドの幹部、クバラの裏の元締か…

ビースト族特有のビルドアップされた肉体は見る影もなく醜く太り、
下卑た表情の中で肉に埋まりそうな小さな目だけは冷たい光を放っている。
が、見かけに惑わされてはいけない。
ひと度ナノトランスすれば生身の人間どころかキャストすら引き裂く恐るべき猛獣と化す、
それがビーストなのだから。

男がソファーにふんぞり返ったまま声をかけてきた。
「よく来たな、俺がここの元締をやってるザッガスだ」
タバコをスパスパと忙しなくふかしながら顎でこちらをしゃくる。
気のせいか妙に450を見つめているような…

店長は深々とお辞儀をして、
「お初にお目にかかりますザッガスさん、私はしがない雑貨屋の店長。コレは連れの450」

店長さん…自己紹介になってないような…

「ふん、で?雑貨屋がなんだってキャスト用の生体神経素子を欲しがる?しかもわざわざ新品をだ」
値踏みするように小さな目でこちらを睨め付けてくる男。
「まあ、こっちの必要としている物を横から欲しいって言うくらいだ。それ相応の代価は払って貰うぞ、ん?」
ぶはぁ〜とタバコの煙を吐き散らしながらこちらに返事を促す。

案外ストレートな交渉だ、なんとかなるか…
店長が安堵して交渉を開始しようとしたその時!

「お、お金ならあります!この端末に!いくらでもいいですからお願いです早くください!」
450が叫びながら携帯端末を振りかざしてザッガスに詰め寄った。

「お、おいおい!あ、すいませんね旦那、こいつ躾がなってなくて。コラ!勝手に話すなと言っただろう!」
慌てた店長が450を後ろから羽交い締めにして怒鳴りつける。

「クックック、どれお嬢ちゃん、いくら払ってくれるんだ?」
男は下卑た顔をさらに歪めてニタニタと笑いながら450に話しかける。

「あ〜すみませんね、後できっちり叱っておきますから。それで取引の事なんですが…」
「お前には聞いてない、俺はそこの450に聞いているんだ。黙っていろ」
569IF Box Meets Girl 3/6:2007/01/23(火) 15:23:15.54 ID:yDDK5r+B
まずい事になった…
今更ながらに450を連れてきたことを後悔する。
自分の主人を救いたいなら、それ相応の覚悟を見せて貰おう。
そんな事を考えて連れてきたのだが予想外の事態を迎えてしまった。

「あ、あの…」
勢いとはいえ、自分がしてしまった事の重大さに今更ながらに気が付いた450が口籠もる。

「金があるというのはウソだったのか?どっちなんだ!ハッキリしろっ!」
と、ザッガスが唐突に怒声を上げてテーブルを拳で叩き付け450を睨み付けた。
重厚なモトゥエボンの応接テーブルがミシミシと軋んでたわんでいる。

「ひっ…あ、あの…お、おかね…これ…あの…」
急に怒鳴られ450はしどろもどろになりながら携帯端末を差し出した。

「どら、見せてみい」
男はひったくるように端末を奪い取るとすぐに内部にアクセスし情報を確かめ始めた。
「ふん…どらどら、ずいぶんボロい端末だな。で、金はと…」
しばらく端末を操作していた男がやがて、ゆっくりと顔を起す。

「なんだ、この金額は…」
地を這うような低い声でボソリと呟き450の顔に端末を突きつけた。

「確かかなりの金額があったはずですが…………え!」
450の目に信じられない物が飛び込んできた。

  【現在この口座は凍結されています、お客様がご使用になることはできません】

「な、なんで…そんな、間違いなくお金あったんです、本当なんです!」
慌てふためいて店長とザッガスを交互に振り返って訴える450。

「まぁいい、パシリのお小遣いなんぞたかが知れてるからな。
 で、お前さんはいくら出してくれるんだ?」
慌てて訴える450に見向きもせずザッガスは急に店長に話を振った。

「あ、ああ。あんたが買う予定だった価格の倍出そう。それでどうだろうか?」
急に話を振られたが、なんとか冷静に返事をする。
とりあえず倍で様子を見よう、あまり低く言ってもこういう場合は足下見られるからな…
そう交渉を頭でシミュレートしていた店長だったが。

「なぁ、嬢ちゃん。あんたのご主人様は、何処にいるんだい?」
今度は答えた店長を無視して450に向き直るザッガス。
「この端末の写真のキャストがお前のご主人様なんだろう?」
舌なめずりでもしそうな表情で450に端末のフォト画面を突き出した。

しまった!やられた…

主人と同行していない必死なPM

交渉のパーツはキャストにとって致命的にもなる部位に必要な物

そしてPMの主人はキャスト

後は馬鹿でもわかる。
570IF Box Meets Girl 4/6:2007/01/23(火) 15:24:44.50 ID:yDDK5r+B
交渉前に感じていた悪い予感が現実の物になりつつあるのを感じながらも、
店長は流れを戻そうと声をかけた。
「あ〜、そのキャストはうちの店員でして今店で留守番してるんですよ。こいつが懐いちまいましてね」

「お前は黙っていろ。聞こえたか?黙っていろ」
先程までの緩んだだらしのない顔が今は別人のように凄みのあるものになっている。
反抗を一切許さない、そんな空気が部屋に満ちていく。

「改めて質問だ、コレはお前の主人なのか?違うのか?答えろ」
450に先程の写真を示してもう一度問いかける。
「ワタシの…ご主人様…デス…」
抗いがたい空気に考えを纏めることもできず、答えてしまう450。

おかしい、何かがおかしい…

そういえば、俺も何か変だ。
うまく考えがまとまらない、さっきから後手にまわってばかりだ。

店長は450を振り返ってギョッとした、
450の目が虚ろになっている。
なんだ?何をされたんだ?

その時店長の体内から緊急アラームが発せられた、
【汚染物質検出 体内循環器洗浄 汚染化合物浄化開始】
大戦時に極地での作戦行動を行うために内蔵した体内環境維持装置がフル稼働している。

汚染…汚染だと?!

ナノイコライザーを起動、
汚染物質侵入源及び成分分析………分析完了

汚染物質は対マシーナリー用自白剤及び催眠誘発剤の混合物
侵入場所は呼吸器

呼吸器………アレか!
店長は男が口にしているタバコを見つめた。

「そのタバコ、子供には毒なんでやめてもらえませんかねえ?」
タバコを見つめながらザッガスに声をかけ450をそっと後ろから抱えてザッカスから引き離す。

「ふんっ、いいだろう。もう用は済んだ」
タバコを灰皿に押し付け揉み消す。
まったく悪びれた様子はない、
相手は海千山千のローグスだ、油断したこちらが悪い…ということか。
571IF Box Meets Girl 5/6:2007/01/23(火) 15:26:39.92 ID:yDDK5r+B
虚ろな目をした450に手持ちの簡易浄化剤を飲ませる、
モギモギと嚥下したのを確認して店長はザッガスに向き直った。
「で、結局おいくらで売ってくださるんでしょうかね?」
今までの上辺だけでも謙った態度をかなぐり捨て、
いつものマイペースな調子で男に問いかける。

「そうだな…さっきも言ったがこっちでも必要な物だ、500万メセタでなら売ってやろう」
先程の凄みを消してニヤニヤとイヤらしい笑いを浮かべながら答える男。

クソッ足下見るにも程がある…

少し強気で様子を見てみるか、
「もう少し何とかならないか?ビジネスってのは歩み寄りが大事なんですがね、コレじゃ子供の使いになっちまう」

「ふん、雑貨屋風情が言いおるわ。だがビタ一文まからん、払えないなら帰れ」
とりつくしまもない。

おかしい、俺達と会う事を決めたんだ、何か交渉をする気はあるはずなのにコイツの態度は何だ?
まるで商売をする気が無いみたいだ。
元締の顔を立てるためだけに会ったというにしてもおかしい…何かある。

「ん、うん…ん、なんかボーっとします」
浄化剤が効いたのか450が頭を振りながら起きあがってきた。

その450を見てザッガスの目がギラリと光った、
「では、金が無いなら他の方法を教えてやろう」

「何…?」
「はぇ…?どうしたんですか店長さん」

「そこの450、お前ご主人様を助けたいんだろう?」
再び底冷えのするようなギラギラした目つきになった男が450に問いかける。

「あ、その…」
450は答えていいものか迷い助けを求めるように店長の顔を見つめた。
もうバレバレだしな…
「答えてやんな、そのままを」

「え、いいんですか?」
無言でうなずく店長に応え堰を切ったように答え始める。
「はい!私のご主人様を治すために必要なんです、お願いですからソレを私に売って下さい!」

それを聞いて満足したようにうなずくザッガス。
「やっと素直に話してくれたな、俺も鬼じゃねぇ。
 ご主人様を助けたいってお前の気持ちはよーくわかった」

「そ、それじゃ売っていただけるんですか!」
パッと顔を明るくして喜ぶ450、

しかし…
「おっと、何事にも代価ってのが必要だ、金で買うなら500万メセタってのは曲げられねえ」

「そんな…大金…」
期待に明るくした顔を一気に曇らせガックリと肩を落とす450に、
「金でなら、といっただろう。
 何悪い話しじゃねえ、お嬢ちゃんのガンバリ次第でご主人様を助けれるいい話があるんだが…」
と、耳がザワザワする猫なで声で話を持ちかける。
572IF Box Meets Girl 6/6:2007/01/23(火) 15:28:18.88 ID:yDDK5r+B
何やらまた雲行きが怪しくなってきやがった…
が、どっちにしても聞かないわけにもいかない。
内心の焦燥を表に出さず平静を装って傍観する店長。

「私に出来ることなら」
450は真っ直ぐにザッガスを見つめ返し答える。

うんうん、と満足気にニヤつきながら話を続ける。
「そう難しいことじゃない、俺の所有する闘技場に出場してくれれば望みの物を渡そう。どうだ?簡単だろう?」

確かに毎日がミッションという名の戦闘に明け暮れるガーディアンズに付き従うPMにとって、
戦闘は簡単とは言わぬが自分に与えられた役割の一つだ。
私が戦えばご主人様が助かる、是も非もない。

「私が戦えばいいんですね!それでご主人様が助かるなら、私は戦います!」
まるで誰に宣言するでもなく、自分の心に誓うように…450はハッキリと答えた。

「イイ〜答えだ、主人のため自分をなげうってまで戦う。これがPMってもんだ、なぁ?雑貨屋」
何か熱を帯びたように浮かれた口調で店長に同意を求める。
「俺の闘技場はちょっと特殊でな、口がさないやつらはパシリングなんて呼んでるが…」

ザッガスが壁に向かって手を翳すとピッと音を立ててモニターが点灯し何かが映し出される。
画面の中で何かが戦っている、人型の何かが。

PMだ、2体のPMが凄まじい戦いを繰り広げている。
黒鉄色をした髪を振り乱した見たことのない型のPMと、
翠色のショートヘアに黒い袖の無いショートドレス?を纏った見慣れないPMが目にも止まらぬ速度で戦っている。

黒鉄色のPMがクバラ製らしい槍を振り上げドゥース・ダッガズを繰り出す、
残像の残る程の連撃が翠髪のPMを貫く、
かに見えたが薄紙一枚の見切りで槍を避けたPMがビームガンを突きつけ3連射。

青いフォトンが次々と叩き込まれるが黒鉄のPMはドゥース・ロバット繰り出し対抗する。
フォトン弾は旋風を巻き上げて振り回される槍に掻き消され黒鉄のPMには届かない。

黒鉄のPMは連射後の硬直した翠のPMの隙を衝き、
ロバットで加速の付いた穂先を地面に叩き付け反動を使って急角度で下から上に跳ね上げた。
足下から跳ね上がってくる穂先に翠のPMは身を捻ってかわすがビームガンを弾き飛ばされる。

高々と弾き飛ばされるビームガン、翠のPMの手に武器は無い。
そこに跳ね上がった槍の穂先が反転して翠のPMの頭部めがけて振り下ろされる。

が、次の瞬間振り下ろされる槍を片手でいなし身体を反転させながら流れるような体捌きで黒鉄のPMの死角に入り込む。
計ったかのようなタイミングで落ちてきたビームガンを受け止め、そのままPMの後頭部に3連射。
ビクンビクンと撃ち込まれる度に跳ね上がる身体、頭部は無惨に砕け散り首のないPMの骸が倒れ込む。

勝ったPMは何の感慨も無く、ただ何かを呟いている。

そこで映像は終わりプツンとモニターが消灯される。
573IF Box Meets Girl 6/6+1:2007/01/23(火) 15:29:04.54 ID:yDDK5r+B
言葉も無く唖然と消えたモニターを見つめていた450に、
「コレが、お嬢ちゃんに戦って貰う相手だ。どうだい?ワクワクするだろう?
 お互いの主人の為、死力を尽くすPM、最高じゃないか!!」

「ぁ……」
絶句する450に構わずさらに興奮して話し続ける男、
「ハッハッハ、命果てるまで戦う姿は美しい!お嬢ちゃんにもこの素晴らしさを味あわせてあげようじゃないか!」

コイツの狙いは最初からコレだったのか…
店長は興奮している男を見ながら完全にハメられた事に歯を軋らせた。

「紹介しよう、我が闘技場最強の女帝、黒き殺戮の女神を!」
そして部屋の奥の扉から現れたのは先程の翠髪のPM。

え、アレは…430?

短く切られた髪と袖無しやスカートが短くなった黒い服のせいでよくわからなかったが、
アレは間違いなく430タイプのPMだった。

紹介されたPMは何かをずっと呟き続けていた。
「もう誰にも負けられない…もう誰にも負けられない…もう誰にも負けられない…」




同時刻<ガーディアンズコロニー1Fガーディアンズ宿舎>

ビジフォンがビービーとけたたましく鳴り響く。

「緊急コール?」
450探索に憔悴し気怠げにベッドに体を横たえていたビースト女はのっそりと起きあがり端末を操作する。
途端、疲れ切って弛緩した身体にみるみるうちに力が入っていく。
いや、入りすぎて端末がパキッと乾いた音を立てヒビが入っていく。
「やっと、やっと見つけた…そこに居たのね。前の主人なんて関係無い、あなたはあたしのパートナーなのよ…」
そう一人呟くと手早く装備を整えマイルームを飛び出していった。

消し忘れられた端末画面には、
【携帯端末より該当口座にアクセス有り・アクセス元 惑星モトゥブ クバラシティ】
と、表示されていた。


<続く>
574名無しオンライン:2007/01/23(火) 15:49:37.51 ID:/R9qJ5qT
ふう〜_| ̄|○ やっと投稿できた

長い期間書けなくてすみません。
今年の正月はちょっと異常だったもので…

みなさんのパシリも元気でしょうか?
私はさっぱりオンできません、あぁ430よ〜

今回は中心になる部分しか書けませんでしたが、
次回は周りの部分も書きたいと思います、ビス男さんが落ちっぱなしだ(ノ∀`)
ドリフ大全集なんて見た後書いた私が悪うゴザイマシタ

黒キャス子さん、怒ってた理由はコレっていうことで。
本当は右肩を赤く染めたかったのですがさすがにヤメましたw

箱さん、過去編楽しみに見ております。
ところであの赤いキャストは箱なんでしょか[´・ω・]?
ちょっとよくわからなくて_| ̄|○
もしそうなら、後で暴走させてみたいな〜なんて…
続きの状況を見つつ、アイデア練ってみたいと思いまする。

みなさん、遅筆の事何とぞご容赦をm(_ _)m
575名無しオンライン:2007/01/23(火) 17:38:41.12 ID:ytPt3qvl
>>574
おお、お久しぶり。お仕事ご苦労様です。
そして相変わらず面白かった!GJ!

>ビス男さんが落ちっぱなしだ
ワロスwww
き、きっと凄く深い縦穴なんだよ!w

紅箱と箱の詳細な関係ですが…
折角書いて貰ってるからいろいろお伝えしたいのですが、
俺設定の塊をここに書くのも気が引けるw ていうか恥ずかしいwwww
ゲームで直接会って…とかも難しそうだし… どうしましょ( ´・ω・`)
576名無しオンライン:2007/01/23(火) 19:16:49.90 ID:AJbsr37f
>>575
直接会って会話…(*´Д`)
魅力的な提案ですねい!でも実際難しいですね

設定ココに書くのが気が引けるとしたら、
せっかく作ってくれた新パシwikiを活用してみるとかどうでしょう?
日よりさんの設定が書かれて以降書き込み無いようですし。
せっかくだから箱&450の設定をあそこに!

後は捨てアド取って晒すくらいしか方法ないかなー(´・ω・`)
577名無しオンライン:2007/01/23(火) 20:39:05.97 ID:ytPt3qvl
>>576
そか、wikiがあったか( ゚∀゚)
じゃあこれから決まってる部分をまとめて書いてきます。
…根幹だけ日がかわったら消そうかw
578名無しオンライン:2007/01/23(火) 21:36:35.95 ID:ytPt3qvl
連投スマソ
投稿してきたんだけど、編集の勘違いをしててミスしましたorz
とりあえず「名前を入力してください」を−−−で編集しておいたので、
削除していただけるとありがたいです。


過去編のラストに関わるネタバレがありますので、
もしも万が一それを楽しみにしてくれる方がいらっしゃったら閲覧しないことをお勧めしますwww
日が変わったらそこ消しますので( ゚∀゚)ノ
579名無しオンライン:2007/01/23(火) 22:04:37.03 ID:mOcS8poy
>>564
つ 基板/蒼箱(海老風味)
  レイフォトン    8個(★3)
  ハコタイト     1個(★8.5)
  ラブ・ベリー    8個(★2)
  デガーナ・カノン  1個(★10)

  成功率85%


>>566
450c「商品ですから(にこっ)」
商売になる(お約束の)値段で置いてますがな。

ガオゾラン対策が出来るなら450(法撃型PM)育成に衛星Cが相性いいみたい。
LV20ビス子と420pとレオ兄貴で、平均1個/周回ウルドロウを拾ってるよぉ。

>>574
おひさー。

ザッガスがジャバ・ザ・ハットと被って見えた。
店長がカーボンフリーズされそうな予感。

wikiかぁ、うちの家族も増えたから追加しとかないといかんなぁ・・・・。
580名無しオンライン:2007/01/23(火) 23:03:59.23 ID:fIDjGi84
そろそろ500kbに到達しちまいますよ。
うちの430は「基板/スレ立て」を壊しちまったので
成功率の高い優秀なパシリさん、引き継ぎ願いやす。
581名無しオンライン:2007/01/23(火) 23:30:56.27 ID:wx6SQwgl
>>574
おぉ、総集編の続きが
袖のない430って事は黒キャス子の430かこの二人が次回戦うのか・・・

>ビス男さんが落ちっぱなしだ(ノ∀`)
ビス男「アッーーーーーー(ドップラー効果)すまん420、俺はもうだめかもしれない、いろんな意味で・・・w」


>>565.566
まあ確かにラブラブか・・・w
多少黒い妄想を抱いてる感を出したかったんだがもう少し研究が居るかな・・・w
582名無しオンライン:2007/01/23(火) 23:31:07.07 ID:mOcS8poy
583名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:13:58.31 ID:4paB8nrQ
こっちは埋め?
584名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:22:21.58 ID:qOZyhQmZ
>>528スレ立てお疲れ様でアリマス

>>578箱さん、濃ゆい設定ありがとう(´Д⊂
 ヤバイ、すごい内容だ。でも純粋に小説楽しみな人は見ないほうが良いかも。
 すっごい使いたい設定だ、ってかこっちも追加変更しちゃう(*´д`*)

>>579日付さんおひさしです
 言われてみればジャバザハット・・・店長ハン・ソロか
 450をレイアにすると店長とくっついちゃう(ノ∀`)・・・450cはチューバッカ?
 あと、店長に勝手にオプションつけてすみませぬm(_ _)m

>>581ビス男さん、ドップラーするまで落としてゴメンよ(;゜д゜)
 今しばらく自由落下をお楽しみくださいm(_ _)m
585名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:34:14.76 ID:pengJmDM
スレの主旨とは違う気もする上に
人様のキャラと>>560氏のネタを勝手に使った上に
思いつきで描いたから汚い上に
なんか色々ダメですいません埋め;;
ttp://www.mithra.to/~psu/uploader/src/psu2153.jpg
586名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:39:47.56 ID:9Hv/iTT2
>>575
全く第三者の俺だがお互いフリメで捨てアド取って、それで連絡はどうだろう?
587名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:43:31.87 ID:9Hv/iTT2
って576で書いてたorz
588名無しオンライン:2007/01/24(水) 01:59:28.84 ID:4paB8nrQ
>>579
ほほう。
でもまあレジン工で頑張るさ。
恐ろしいほど瞬殺されるしwwww


>>584
とりあえず今頭にある設定だけをなぞってみますたw
何かの役にたったら嬉しいっヽ[ ゚∀゚]ノ

>>586が仰るようにフリメという手もありますが、どうしましょう?
ショップ検索という手もありますが…ログインがなかなかできないんですよねえ…

…まあ、いっか!( ゚∀゚)

>>585
腸がよじれるほどワロタwwwwwww
589名無しオンライン:2007/01/24(水) 02:13:21.43 ID:g+5lcZ5x
雑談で埋めるにはまだ結構あるな。
無理に埋めずにSSやAAネタを待つ方向で良い予感。

>>574
お久しぶり、そしてGJ!
相変わらず凄い面白いんだが、どうも平和ボケしている俺にはドキドキし過ぎて心臓に悪いんだぜ…w
つ[基板/ワクテカン](パルチザンとかけたつもりがもはや意味不明

>>585
倫理的におk
っていうか普通にGJ
590名無しオンライン:2007/01/24(水) 02:52:40.35 ID:ig6OnoYt
>>585
ちょ、これはGJwww

しかしこんなキャラの予定じゃなかったんだが何処で道を踏み外したんだろなビス男・・・w
あぁあの落とし穴からかw
591名無しオンライン:2007/01/24(水) 13:53:31.15 ID:4paB8nrQ
>>590
             ↑ネタキャラワールド
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::         :::::::::::::::::::::::
  ::::::::::::::::::::::::::::::   ,    ,、 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
  :::::::::::::::::::::::::::::   i!   ,ノミ '::::::::::::::::::::::::::::
    ::::::::::::::::::::   !i   r' ミ  :::::::::::::::::::::::::::::::::
  :::::::::::::::::::::::::::  ヽ('A`)ノノ`  ::::::::::::::::::::::::::::::
   ::::::::::::::::::::::    ( )     :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   :::::::::::::::::::::     ヽヽ     :::::::::::::::::::::::::::::::::
        ,、  ,       ,    ,、
        ミ.'、  .i!      i!   ,ノミ
       ミ ハ i.!      !i   r' ミ
       ヽ`[ ゚ω゚]    『゚∀゚ 』ノシ
        i´_(ヽ     ノノ、ヽ     こっちにおいで・・・
        ))  ヽ('A`)ノ  ((  
             ( )←ビス男
             ノノ
592名無しオンライン:2007/01/24(水) 14:38:07.99 ID:7ETAMSQD
>>591
 _______      ,
 l:::::ヘ:l  ブチブチ
(...ノヽハ〉∩ ,i i.!   
@リ.゚ ヮ゚ノi彡i;,. [ll゚ω゚]そ
 ⊂彡 ,.    i´_(ヽ
 l,i  ;i      )) 


 _______
 l:::::ヘ:l        ,    ,、
(...ノヽハ〉       .i!   ,ノミ
@リ.゚ ヮ゚ノi=つ≡つ . !i   r' ミ
<:::l=l:)≡つ=つ ,.. )::A`)ノノ`
Cl:l___l_ヽ       ( )` 






                 ,..., 『 』
  ヽ  ノ           \○ノ
   |             /
  ノ)            />
593名無しオンライン:2007/01/24(水) 14:44:31.83 ID:N2GSNBfn
一番下まで落ちてるぞw
ここって下げまくって落ちてるスレ多いな
594名無しオンライン:2007/01/24(水) 14:58:18.52 ID:vpaUFkA9
いや次スレが立ってるんだ・・・
595名無しオンライン:2007/01/24(水) 15:06:24.75 ID:/7pAp9L0
いくら下がろうが、書き込みさえあればおk
圧縮もまだまだ先だろうしな

もっともこっちは500KBも間近だし、停止しようがdat落ちしようがすぐに次スレ移行だろうけど
596名無しオンライン:2007/01/25(木) 00:05:35.18 ID:WgQ/zEFv
440「あ、おはようございます。ジャッジ・セクベル主任上級整備監査官」

セクベル「うむ、よく言えた。お嬢ちゃんはえらいな」

440「えへへ」

セクベル「はっはっは、どこぞのイーサンなんかよりよっぽどえらい」

440(じつはメモリーにきおくしたなまえをよんでるだけ)

――――――――――

いや、特に意味は無いんだ。反省もしてない
セクベルさん知らない人には分からないネタだ…
597名無しオンライン:2007/01/25(木) 00:22:48.97 ID:QjKqsR4v
>>596
オフ自体やってない人多そうだし、オフやっても、わざわざジャッジ・セクベル主任上級整備監査官に会ってないだろうしなぁ。
598名無しオンライン:2007/01/25(木) 01:23:51.12 ID:wE21BgFx
>>596
これはもはや、ジャッジ・セクベル本部清掃担当アルバイトが結構好きで
440がとてつもなく好きな俺にはご褒美の域だな。
599名無しオンライン:2007/01/25(木) 15:54:19.37 ID:tuezqE33
ヒュマ雄「なあ420さん」
420「なんですか、ご主人様。モギモギ…」
ヒュマ雄「食事することで能力が変化するのはいいとして、消化してるんだよね」
420「まぁそうですね」
ヒュマ雄「ってことは排泄は…」
420「…」
ヒュマ雄「…」
420「…」
ヒュマ雄「あ、いえ……ごめんなさい」
600名無しオンライン:2007/01/26(金) 00:10:57.20 ID:2PHVAYNi
>>599
420「モノメイトです。」

コロコロとしたウサギのアレみたいなの。
601名無しオンライン:2007/01/26(金) 00:12:53.70 ID:1pIIWUcW
>>600
尻尾か
602名無しオンライン:2007/01/26(金) 01:01:48.05 ID:B+PD3/NQ
これで埋まったらパシリのサイズが大きくなるデバイス配信
603名無しオンライン:2007/01/26(金) 09:46:57.60 ID:PrxBXi9P
420「モノメックです」
ヒュマ雄「((( ;゜Д゜)))」
604名無しオンライン:2007/01/26(金) 16:23:21.96 ID:zQxNkP1B
【日番谷 冬獅郎】

プレゼント詐欺師。

中に★7武器が必ず入っていると偽って

中身は基板/ハッピージュース

金返せ。
パシリ「そろそろバレンタインかぁ〜」

グリーンクローバーの部屋でゴロゴロしながら、パシ通を読んで悩んでいるパシリ「430」がいる。
注) この430は噂になっている、わんわんサンドとはまったく違い『ごく一般』の430である。

430「やっと人型になれたんだし、今年は何かご主人様にプレゼントしてあげたいな〜」

本を読みながら部屋で一人、ニヤけたり、悩んだり、している所にドアの開く音がした。
「プシュー」
主人「たっだいま〜!」

やたらと元気な声で入ってくるニューマンの女性。彼女は430のご主人である。

主人「あれ?430が居ない?・・・もしかしてまた・・・」

ニューマンはルームグッツのある部屋の扉を苦笑いの顔で開けた。

主人「こぉらぁ〜また店番さぼったなぁ〜」
430「あ゛っ!ご、ご、ご、ごめんなさいぃ!!!」
主人「まったくぅ〜ちょっとミッションに出かけているといつも、ラプチャオブジェと一緒にいたり、
   ラッピーと一緒にいたり、部屋でゴロゴロしてたり、すぐ遊ぶんだからぁ」
430「う゛ぅ〜ごべんなざいぃ〜」
主人「あ、泣かない、泣かない!!別に怒ってないから・・・・ね?」
430「ひっく、ひっく・・・」
主人「ほら、今日はスイーツとケーキの基盤を貰ったからこれからケーキでも一緒に作りましょうか♪」
430「・・・!?わーい!ホントに!」
主人「まったく、食べ物の事になると元気になるんだから・・・まったく・・・。ま、でもそこがカワイイんだけどね。」
430に聞こえない程度の声でポソリと言った。
430「?」
主人「さーて、ちゃっちゃと作って早く一緒に食べましょうね」
430「はーい、ご主人様」

主人「ちょっと430アレ取って〜」
430「はーい、これでいいんですよね?」
主人「うん、気をつけて持ってきてね?」
430「大丈夫ですよぉ〜」
主人「あ゛!」
430「あ゛!!」

ガシャン!

430「う、う、・・・」
主人「ま、まだあるから、大丈夫だからね、ね?」
430「ごべんなざい〜」
主人「だ、大丈夫だから、これはひとまず片付けよう」
430「はい・・・」
すっかり落ち込んでしまった430、いつもの事ながら慰める主人、そんなこんなで何とかケーキは出来上がったのだろうか。

出来上がりを確認しようと冷蔵庫前に来る2人

430「ちょっとドキドキいたします」
主人&430「・・・・・・」

おそるおそる冷蔵庫のドアを開けた2人が見たものは!!

主人&430「できたー!」
主人「ケーキも出来たことだし、テーブルと紅茶でも準備しようかしらね」
430「準備はワタシにお任せください!」
主人「あ、え〜っと、よろしくね〜」
430「はいっ!」

楽しそうに鼻歌を歌いながら、テーブル等を出してきて、お皿を並べて、無事に何事もなく完了。

430「ご主人さま〜やりましたっ」
主人「お疲れ〜ありがとうね〜それじゃそっちにケーキと紅茶を持っていくね」

ケーキがキレイにに切り分けられ、紅茶も注いで、食べる準備万全!


430「モギモギ ごちそうですね!」
主人「そうね、それに430と一緒に作って一緒に食べて、だなんてホント幸せよねぇ」
430「ご、ご主人さま・・・・わ、私も楽しいですっ」
主人「何か他に食べたい物はある430?」
430「ふぇ?ふぁふぇふぁいふぉのれすか?」
主人「ちょっと、ちょっと、食べてからでいいよぉ」
430「モギモギ モギモギ モギモギ ゴク」
430「じゃぁショコラが食べたいですっ」
主人「ショコラ?じゃぁ今度素材でも集めてこないとね」
430「でもあまり無理はしないで下さいね?ご主人様に何かあったら私は、わだじぃは・・・」
主人「あーまた泣くんだから、この子は〜」
430「だって、だって・・・・」
主人「大丈夫だから、ちゃんと貴方の元に戻ってくるよ。こんなにカワイイ貴方がいるんだもの・・・」
430「うんっ」

そう言ってもらった430の顔は涙で濡れていたけど、最高に幸せな笑顔のようでした。
そして、きっとバレンタンンにはショコラを作って、笑顔で食べている平和で幸せな二人がいるでしょう。
料理を2人で作れるのは人型だから、一緒に食べて楽しいと思えるのは2人だから。
2人はきっと気が付かないかもしれないけど、2人は最高のバレンタインを過ごしたのでしょう。

〜おしまい〜
607605の者です:2007/01/26(金) 17:23:50.23 ID:ko0Q1hxa
先にお詫びいたします!!
お目汚しすみません。
改行だとかそんな物きにしてませんでした!
ただなんとなく妄想を書いてみたのですよ!
なので見ずらいようでしたらスルーでお願いいたします。

8体目が進んでいるのにコチラはまだ埋まらないようなので、
適当な物を投下しちゃえという、その場のノリで行いました・・・

今は、ちょっと後悔してるかもです・・・

感想は・・・・怖いのでしなくてよいです・・・

他の作者の皆様もがんばってください!!
wktkして待ってます!!

それでは、当分またROMります!
それであ
608名無しオンライン:2007/01/26(金) 17:46:19.65 ID:L2POPSWt
グッズをグッツって言う人、前にもいたけど同じ人かな?
609名無しオンライン:2007/01/26(金) 18:09:06.04 ID:cto3xyl8
>>607
感想言っちゃいけないのかよw
じゃあ代わりに今度、感想を書いても良い話を投下しに来てくれよな。
610605の者です:2007/01/26(金) 18:15:23.10 ID:ko0Q1hxa
>608 違いますよ〜グッズよりグッツというのがただ癖でして^^;
>609 いけないというか、書いてもらうのが怖いだけです!・・・orz

書いて頂いてもよいのですが、余り書かないでしょうから・・・と思いましてね。
611名無しオンライン:2007/01/27(土) 02:37:41.16 ID:PsobXB2a

ビス男「まあそれは置いといて、その荷物になった杖どうするんだ・・・?」

420は空になった杖をじっと眺め何やら考えている、思えばこうして420が考えてるのを見るのも珍しい
大丈夫だとは思うが頭から湯気が出てないかどうか気になってしまう・・・

  420「あ、閃いた、マスター、見てて!」
ビス男「お?」

420そう言うと杖を右手に持ち精神を集中させる、目の前には新たに出現したボルティ
俺は420の凄まじい気迫に気圧されごくりと唾を飲みこむ

  420「むむむむむ・・・てやー!」
ビス男「あ、あれは!」

ひゅー・・・ぱこーん
300

ボルティ「キュッ・・・」
  420「よしっ、命中〜♪」
ビス男「・・・何か間違って無いか?」

  420「気にしない気にしない、さーどんどん行くよー!」
ビス男「お、おー・・・」

この後の戦闘は確かに楽だった、回復が必要ないくらい
ただ俺は何か間違ってるような気がしてならなかった・・・

ちなみにこの杖投げについてだが途中投げた杖が草むらに突っ込むアクシデントが発生
結果、杖の捜索に大幅に時間がかかり気が付いた頃にはどっぷりと日が沈んでいた為ミッションを放棄
以後杖投げは前面使用禁止になったと言う
612名無しオンライン:2007/01/27(土) 03:50:37.75 ID:PsobXB2a
ミスった、後半だけこっちに落としてしまった・・・orz
613名無しオンライン:2007/01/27(土) 03:57:50.62 ID:PsobXB2a
えー気を取り直して

>>607
感想は言わないでおくがまた書いて欲しいなこういう話は
ROMもいいがみんなで書いたの読みあうのもまた楽しいんだぜ
614名無しオンライン:2007/01/27(土) 04:02:59.61 ID:+WehKsFq
      ,. -─―- 、.
    ,‐'´::::::::::::::::::::::::::::`‐、
   \ ,.. ---―─- 、_/
   /         ヽ,     これでうまったら
  /'            j      わたしとごしゅじんさまの
  / .イ 、         ノ       らぶらぶなSSがとうかされます
  | ,l /`ゝ、.__. _,,.ィ'`i  
. 〔Θ〕 | ○   ○.| | 
. ヽハ  | //   //l l 
  V  :ト、..  lフ ,,イ ./
  ハ  lヘ ` ー イ、| /..,  
 /:::::::\|ハ __`ノ|/:::::〉 
.〈::::::::::::丶@--―-@:::::λ
615名無しオンライン:2007/01/27(土) 06:30:21.89 ID:NoJBos/9
>>614
そうはさせん!!!
華麗に阻止!!!!!!
(σ・∀・)σ
616名無しオンライン:2007/01/27(土) 08:27:21.36 ID:i9u6TMwe
ど根性ガエルの梅さん
617名無しオンライン
  | |    ヽ、 ::::: ノ  .|        ,. -─―- 、.
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 ノ L.      | :|     |      \ ,.. ---―─- 、_/.__
 \ ::|     .|_|     /)     ./ ,,    ....... 〃'⌒ヾ:、
  ゞ ィ `ゝ、._ _.| _,,...ィ'ハ     /'    ;;   ::::::::::::: ノ j,  '!
. /  l /.レ'‐-|/ .j -+レハ.'     | ,l /`ゝ、ノ川ノレィ''`i
/〈Θ〉 | ○   ○|ヘj  うめ .〔Θ〕 | ○    ○.| :|  うめ
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