30 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:
31 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/15(日) 09:16:41.32 ID:5zh8iY+C0
政治家や企業が心ない行いをしても「それも全体の一部」と洞察できますし
「だまされる側もだます側も同じ」「搾取するものもされるものもやはり同じ」
というバランスは理解できています。
東電の原発処理一つに関しましても、やはり東電自体の責任、行政の責任は問われずじまいで、
結局私たちの税金で保証がまかなわれようとしています。
それは東電が悪いとか行政との癒着、行政自体の怠慢という事ももちろんあるのですが、
税金は私たちのお金であるという事、それを使うという事は責任を私たちに
なすりつけているという事でもあるのです。
現在世界中(特にアメリカで)で巻き起こっている「経済的な不平等・格差社会への抗議」
というものがありますが、それも一時的なものでやがていつものように(搾取者たちの思惑通り)
収束していき、格差はさらに広がっていくようになっています。
各国の政府は大きな企業や組織(保険会社や銀行、自動車産業界、石油、電力等々)が
その自らの不始末で危機に瀕すると必ず手を差し伸べます。
そしてその「差し伸べる手」は必ずいつも私たちの税金なのです。
どうしてただ大きいだけで一企業や組織を(しかも彼らの不始末なのに)補わなければならないのでしょうか。
そこには「社会的に大きな影響がある」という大義名分が常にあるので、
小さな八百屋さんが(そこの主人の不始末などではなく)ただ病気になったりして
営業できなくなった時に何かしてくれるかというと、そういうこともないのです。
それは「社会に大きな影響のないものは切り捨て」という意味合いももちろんありますが、
そこに群がる政治家や行政の人間が「甘い汁を吸うことが出来るかどうか」という基準が存在しているのです。
(つづく)
32 :
本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/15(日) 09:17:33.45 ID:5zh8iY+C0
自動車を買う時に税金が安くなるという事がよくありますし、
今でも実際にありますが、これもおかしなカラクリです。
どうして自動車だけエコ減税とかがあるのでしょうか。
どうして自動車会社だけに私たちの税金を補助しなければならないのでしょうか。
特定の企業には優遇しておきながら、消費税を上げてその税金で足りない分をまかなうという図式に
私たちはどうして疑問がわかないのでしょうか。
私たちは「国がやることだから仕方がない」とか「関係ない」という気分に慣れきってしまっているのです。
あるいは自分の責任を放棄し、国や官僚、大企業といった一見上に見えるものに
唯々諾々としたがってしまっているのです(その方が楽だから)。
ここで私は社会運動を起こし、デモをして改革を訴えようなどとはいわないのですが、
一人一人が世の中の常識を疑い、そのカテゴリーから抜け出ない限り、私たちはいつまでも同じことを
繰り返し、搾取され、たまたまいつかはまた搾取する側に立ち・・・
という事を延々繰り返していくことになるのです。
搾取される人はまた搾取する人でもあるのです。
同じレベルにある人間なのです。
それが時空間を隔ててしまうので、わからなくなってしまうだけです。
ぼんやりと生きていてはならない時なのです。
(中略)
それでも多くの人類がこの未曾有のときにあって、
相変わらずうわの空で自分たちの欲望のままに生きて行こうとしていることが空恐ろしく思えてきます。
そこからしか始まらないし、そこから始めるしかない私たちなのです。
2011/12/29 No.1512
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