自動車を買う時に税金が安くなるという事がよくありますし、
今でも実際にありますが、これもおかしなカラクリです。
どうして自動車だけエコ減税とかがあるのでしょうか。
どうして自動車会社だけに私たちの税金を補助しなければならないのでしょうか。
特定の企業には優遇しておきながら、消費税を上げてその税金で足りない分をまかなうという図式に
私たちはどうして疑問がわかないのでしょうか。
私たちは「国がやることだから仕方がない」とか「関係ない」という気分に慣れきってしまっているのです。
あるいは自分の責任を放棄し、国や官僚、大企業といった一見上に見えるものに
唯々諾々としたがってしまっているのです(その方が楽だから)。
ここで私は社会運動を起こし、デモをして改革を訴えようなどとはいわないのですが、
一人一人が世の中の常識を疑い、そのカテゴリーから抜け出ない限り、私たちはいつまでも同じことを
繰り返し、搾取され、たまたまいつかはまた搾取する側に立ち・・・
という事を延々繰り返していくことになるのです。
搾取される人はまた搾取する人でもあるのです。
同じレベルにある人間なのです。
それが時空間を隔ててしまうので、わからなくなってしまうだけです。
ぼんやりと生きていてはならない時なのです。
(中略)
それでも多くの人類がこの未曾有のときにあって、
相変わらずうわの空で自分たちの欲望のままに生きて行こうとしていることが空恐ろしく思えてきます。
そこからしか始まらないし、そこから始めるしかない私たちなのです。
2011/12/29 No.1512
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