1 :
本当にあった怖い名無し:
ライトノベル界に突如として現れた真性!!
八宝菜先生の作品が読めるのはここだけ!!先生におうえんのレスを送ろう!
人生初の2get!!
3 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/11(水) 05:23:10 ID:MiuyvWhR0
以前、3のくせに「2get」と書き込んでしまい、
「2000万年ROMってろ!」と言われてしまった者です。
言われた通り2000万年間、沢山沢山ROMりました。
猿から人類への進化…
途中、「ガットハブグフーン?」と書き込んだジャワ原人に反論しそうになったりもしましたが、
言いつけを固く守り、唇を咬んでROMに徹しました。
そして現れては消えていく文明。数え切れないほどの戦争…生と死、生と死。
2000万年経った今、晴れて縛め(いましめ)を解かれた私(わたくし)が、
2get出来るチャンスに今っ!恵まれました。
感動で…私の胸は張り裂けんばかりです。
卑弥呼女王、見てますか?
義経様、清盛様見てますか?
信長様、秀吉様、家康様 見てますか?
それでは、2000万年の歴史の重みと共に、
キーボードを叩き壊すほどの情熱をもって打ち込ませていただきます。
2get
以前、4のくせに「2get」と書き込んでしまい、
やはり自分には2getはまだ敷居が高いと
痛感いたしました
なので今回は手堅く3getを取らせてもらいます
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ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
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|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
7 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/11(水) 12:55:50 ID:9N3fh0Uh0
八宝菜せんせいの作品は
ぼくに生きる勇気をくれました
これからも執筆がんばってください
8 :
呪術師:2010/08/11(水) 15:18:25 ID:Iy7EFfth0
次は、能力者や怪人がたくさん出てくる。
死神が主人公の作品を作ってください。
9 :
珍玄菜:2010/08/11(水) 16:47:18 ID:oVT/5iBN0
たいした奴だ…
10 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/12(木) 12:27:10 ID:nSsELvY50
八宝菜先生、水神光恵シリーズの執筆をお願いします!
11 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/12(木) 12:33:13 ID:7wsKVFGX0
八宝菜先生の才能に初めて気づいたのはオカ板なんだぜ。
胸が熱くなるな!
文才なくて長めですけど投稿してもいいですか?
苦情が多いなら途中で止めます
ちょっと長めなんでトリップ付けます<m(__)m>
(1)
梅雨入りの季節6月
俺は小さな出版会社に勤務していた
夏に向けて編集長から怪奇特集の記事を設ける話があり
去年は俺が担当したのだが今年は俺の後輩の加籐(仮名)が担当する
ことに決まりました。
まあ、小さな地方雑誌の怪奇特集なんで大したことはないですが
有名心霊スポットを実際に行って調査して記事を書く内容で
去年はK県の某トンネンへ俺が行きましたが笑えるほど何も起きず
適当に怖さを再現しての記事を書いたのは記憶に新しいのですが
今回、加籐が行くスポットはN県のOO町に廃墟の民宿があり
そこに開かずの間が存在するとの情報があり
情報提供者はうちの雑誌のあなたの街の心霊スポット提供者募集
の記事を見て手紙を送ってくれた読者の方で
編集長が「これ面白そうだなー記事期待しているぞ」と
絶賛して今回加籐がいくとこに決まった
(2)
幽霊とか怪奇現象とか、はなっから信じてない俺は加籐に
「適当な事を記事にしとけばいいよw旅行気分で楽しんでおいでよ」
と加籐に楽しく話し掛けた。すると加籐は
「大丈夫ですよ。先輩、それより仕事終わったら一杯行っちゃいません?」
「おーいいねーいいねー」
仕事は18時に終わり、近くの居酒屋へ飲みに行くことになった
加籐も俺もゲーム好きでしばらくはゲームの話題に盛り上がっていた
俺が3杯目のビールを飲みかけようとした時、加籐が
「先輩・・・本音言うと怖いんです・・・先輩信じないと思いますが・・
霊感あるんですよ・・・」
今まで笑顔を見せていたのが急変、泣きそうな顔で俺に語り掛けてきた
とりあえず加籐の不安を取り除いてやるのが先決だと思い
「大丈夫だってw霊なんているはずないし、何も心配しなくて大丈夫だって」
俺は笑いながら答えて「飲め飲め」と加籐にビールを注いだ
(3)
「先輩聞いてなかったんですか?僕、霊感あるんですよ」
泣きそうな顔から一転、今度はムッとした顔に変っていた
不安を取り除こうと思って言った発言がどうやら加籐を怒らせてしまったようだ
「霊感と言われても悪いけど俺信じてないし、でも機嫌を損ねたらごめん」
「いえ、こちらごめんなさい。先輩は僕の不安を取り除く意味で言ってくれたのに・・
ただ、霊感があるって言ってるのに霊なんていないって言われるとムッとくるんです
ほんとごめんなさい」
「この話はやめよやめよ、今日はたっぷり飲もうぜ!」
「そうですね」と加籐は表情は笑顔に変わってた。
「そうだ!取材帰ってきたらまた飲みに行こうよ♪」
「いいですねーぜひぜひ」
その後1時間くらい飲んだあと、店の前で加籐と別れた。
それから、3日が過ぎ加籐が現地へ出発する日が来た
2泊3日のスケジュールで「皆さん行ってきますねー」
と加籐は笑顔を見せてみんなに挨拶をした
俺は加籐に「頑張れよ」と笑顔で伝えた
(4)
加籐が旅立って1日が過ぎた夜、高森(仮名)から電話があった
高森は大学時代知り合った親友でゲーム、漫画、アニメ、アイドル
のことなら何でも答えられるようなオタクでゲーム好きな私には
話題の絶えない相手で大学卒業後もよく電話やメールのやり取りをしていた
「もしもし、お前の雑誌この季節確か怪奇特集していたよな?今回どこ行くの?」
「N県のOO町に廃墟の民宿に開かずの間があると聞いて現地取材するんだが」
「ふ〜んで!お前行かないのか?」
「俺は去年行ってるから今回は別の奴が行くが一体どうしたんだよ?」
「別に大した理由はないけどさ!お前、霊とか信じてないから忠告しといてやる
けど、確かに心霊スポットとか、ほとんどデマ情報が多いけどたまに当たりが
あるから注意しとけよ」
「当たりって何だよ?」
「そのままの意味だよ、出るって意味だよ」
続けて高森が話す
(5)
「特に開かずの間系の場所には注意した方がいいぞ、当たるとマジやばいから」
いったん大きなため息をついたあと
「あのな〜霊なんてもんは存在しないの、そもそも冷房や扇風機のない時代に
涼しくするために人が考え出した作り話、お前も加籐と同じ霊感があるとか
わけわからいこと言ってるけど、あんまり現実に目を背くなよな」
「まったくお前はいったん怖い目に合わないと信じないタイプだな、まあ
何も起こらないことを祈っているよ」
「ほっとけ」
と俺は電話を切った。どいつもこいつもわけわからん奴ばっかだなと
ビールとつまみの柿の種を頬張りながら30分くらいTVを観てると
今度は加藤から電話が掛ってきた。
「先輩、今日N県につきました。明日OO町の廃墟の民宿へ行こうと思います」
「長旅御苦労さま。まあ大丈夫だと思うけど気をつけていけよ」
「はい!ありがとうございます。一応、県立図書館でそこの民宿のことを
調べようとしたんですけど結局何の情報も掴めませんでした」
「まあ、焦らんでいいよ。何もなければ俺みたいに適当に記事を書けばいいし」
「明日、ちょっと怖いけど頑張って行ってきます。それではおやすみなさい」
(6)
加藤からの電話が切れたあと、しばらくゲームをしてから寝ることにした
次の日、仕事が終わった後、屋台で酒を飲んでいたら携帯に加藤から電話掛ってきた
「先輩・・・・」
「ん?どうした?」
「ちょっと、やばいです。どうしよう・・・中に入ったんですが文字がいっぱいで」
「文字って何だよ?何か書いてあったのか?中って開かずの間のことだろ?」
「ごめんなさい思い出したくない・・またあとで電話します」
と言い残し電話は切れた
俺はその後、加籐のことが心配になり何度も電話したりメールをしたが
以後、連絡は一切なかった・・・・。
心配でその日の夜は一睡もできなかった。
高森が言っていた、当たりだったのか?
いや、そんなことはない霊なんて存在しないと自分に言い聞かせた
(7)
もしかして別の事件に巻き込まれた?なんていろいろ一晩考え続けた
加藤は明日戻る!仕事終わったらあいつのアパートに行ってみよう
もしかするとあいつ明日休みだが職場に来る可能性だって充分ある
とにかく明日加藤に俺は会える!そう信じた・・・
次の日、加藤は会社に現れず電話してくることさえなかった
俺は仕事終わったあと加藤のアパートを訪ねることにした
住所を教えてもらったわけでもないが住所なら会社で調べることができた
しかし、加藤のアパートを訪ねるも部屋の電気も付いてなければ鍵も開いてなかった
加藤は戻って来ていない・・・しかしまだ戻って来る可能性を信じてしばらく加籐の
アパートの前で座りながら待つことにした。
通りすぎて行った20代くらいの若い男性がこちらをじっと見つめていた
こんなとこで座ってたら変に見られるのは仕方ないと鬱な気分になる
その後、0時になっても加藤は現れなかった
俺はN県に行こうと決断した!明日編集長に話してみよう、駄目と言われても
仕事を辞めてでも行く決意をした
(8)
しかし、仮に霊的なものが原因なら霊感のある奴が一人いた方がいい
そうだ!あいつに聞いてみようと高森の携帯に電話をする
「お前なー何時と思ってんだ?昨日はネトゲーのやりすぎで一睡もしてなかっただぞ」
と、かなり機嫌の悪い様子だ
「マジ悪いと思ってるほんとごめん」
「で、何の用だ?こんな時間に掛けるんだからそれなりの理由あるんだろ?
俺は高森に現在進行形で起きてることをすべて話した
「ふーん、つまり当たりくじを引いちゃったわけかで、俺にも一緒に行ってくれと?」
「当たりくじの意味はわからんがお前にも一緒に来てほしい!駄目か?」
「いいけど俺ニートだから金ないよ?」
「旅費はすべて俺が負担するから頼む」
「そうか、ならいいよ。しかし加藤という奴はここまで心配してくれる奴がいて
幸せ者だな」
「ああ、大事な後輩だからね。じゃあ、明日朝10時位に迎えに行くから準備よろしくね」
「あいよ」
(9)
次の日俺は会社に出勤すると、すぐさま編集長の所へ向かった
「すみません、お話があるんですけど」
「なんだ?深刻そうな顔してどうかしたのか?」
「実は・・・」と俺は加籐の現状とOO県に行きたいことを話した
「そういえば、加藤まだ来てないなー昨日も連絡なかったし、まあ行きたいなら
実費で有給消化でいいならどーぞ。」
「ありがとうございます」
「あと、加藤がもし、特集記事を書けなかったらお前が替わりに書けよ」
こいつ加籐の心配してないか?と編集長のあまりにも呆気ない態度にムッときた
編集長と話したあと、そのまま会社を早退して高森の携帯に連絡を入れる
その後、約束時間より15分早く高森の自宅に着く
「ごめんくださーい」
「はーい」と高森の母親が出迎えてくれる
「康之さんいらっしゃいますか?」
「進藤(仮名)さんね?いつも康之がお世話になってます」
(10)
「いえ、こちらこそ」
「あの子大学卒業してから就職も探さず家に引き籠って・・・進藤さんくらいよ
こうやって外に出る機会いつも与えてくれるの。これからも仲良くしてあげてね」
「あ、はい!」
と照れくさく答えた。高森の母親は見た目は30代の美人だが
実際は45歳より年上らしい。
母親と話していると「何こそこそ何話してるだ?」とリュックを背負った高森
が階段から下りてくる姿が見えた
「それではおばさん行ってきますね」と挨拶をして玄関出た
家の中から声が聞こえた。
「康之、気をつけて行くんだよ、迷惑かけるんじゃないよ。」
「うるせなー子供扱いするんじゃねーよ」と高森が出てきた
「今日は無茶言って悪いな」と私は助手席のドアを開ける
「まあ、いいよ何か面白そうだし」と言いながら助手席に座りこむ高森
(11)
普段、車でドライブすることはなく会社もアパートの近くなんで歩いて出勤するが
ほとんどで、今回みたいな車で遠出に運転するのはかなり久しぶりであった
現地まで高速でも7時間以上かかるのであった
「高森さー」
「ん?」
「そのリュック何詰め込んできたんだよ?かなり重そうだけど」
「それは決まってんだろ!ゲーム、漫画、グラビアアイドル写真集、ライトノベル」
「お前さー、遊びに行くんじゃないんだぞ?まあいいけど・・・」
「細かいこと気にするな!楽しく行こうぜ!マイフレンド」
「はあ〜」とため息をつく俺
3時間くらい運転したところでサービスエリアで昼食を取ることにした
カレーライスとうどんを、がつがつ食べながら高森がしゃべり出す
「そのさーお前の探している加藤って奴、会社の後輩なんだよな?」
「そうだけど、どうかしたか?」
「探すんだろ?その加藤って奴、でもなー俺は会ったことないから顔もわからんぞ?」
「ちょっと待ってろ」
(12)
俺はカバンから雑誌を取り出した。以前加藤が特集した記事に加藤の顔写真も
一緒に搭載していたページを高森に見せる
「ちょwwwwwwおまwwwwかわいいじゃないか!
お前の彼女か?うらましい奴め一回死んでこい」
「加藤とはそんな関係ではないし、ただの友達だよ」
嘘は言ってなかった。
加藤には恋愛感情を抱いたことは、いままで一度もなかった
おそらく加藤も同じだと思う。
そもそも加藤自身、22年間男性に恋愛感情を抱いたことは
なかったと加藤本人が前に話していた
加籐の話だと自分は性同一性障害で体は女性でも心は男性らしい
だから、私って言うのは抵抗あるみたいで自分のことを僕と言っている
「本当にお前この子と付き合っていないんだな?」
「しつこいなー付き合っていないって言ってるだろ」
(13)
「よっしゃーーーーーー!!」
いきなり大声を出す高森、周りの人達はびっくりしてこちらを見てる
「この子のハートは俺がゲットするぜ!待ってろ俺のお姫様!」
「あのなーどうでもいいけど急に大声出すな恥ずかしいだろ?」
「へーい」と適当な返事を返す高森、残りのカレーを頬張り
「よし!行くぞ!姫救出作戦開始!!」
この時、この馬鹿を誘ったのを少し後悔した
それからしばらくしてN県付いた頃には18時を過ぎていた
高森はライトノベルを読んでたらそのまま寝てしまったらしく
爆睡していた。
とりあえず、今日はどこか宿泊先を探して
明日本格的に活動しようと考えた
丁度、近くに旅館を見つけたのでそこに泊ることにした
「おい、高森起きろ!」
体を揺すったが、でかいイビキは止む気配もなく鼻を強く詰まんでやったら
ようやく目を覚ました
(14)
「ここどこだ?」と寝起きでボーとした顔で答える高森
「N県だよ」
「お!ついについたか!攫われた姫を救出しないとな」
こいつの頭の中を覗きたくなった
「とりあえず今日はあそこの旅館に泊まって明日活動しよう」
「そうだな、丁度腹も減ったしな」
旅館に入ると3,40歳くらいの美人の女将さんらしき人が出迎えてくれた
「いらっしゃいませ、ご予約はされていましたか?」
「いえ、予約ないと泊れませんか?
「あ、大丈夫ですよ。開き部屋ありますし」
「そうですか。よかった」
部屋に案内される俺達。結構建物は古い感じで部屋も少な目の
比較的小さな旅館だった。 この旅館にも開かずの間はあるのだろうか?
552:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/07(土) 01:34:03 ID:jmMbBYUE0(26)
すみません苦情が来たんで・・・・
559:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/07(土) 01:40:05 ID:jmMbBYUE0(26)
では書きます。すみませんたぶん皆さんの期待できない話かもしれませんが・・・
(15)
そもそも旅館ではなく民宿に開かずの間があるって
おかしな話だなーと考えながら歩いていると「ここです」
と仲居さんが部屋を開けて案内してくれた
「お食事ご用意できますけど先にお風呂になさいますか?」
「飯にしてくれー」
さっきまで一言も喋らなかった高森が急に声を出す
「畏まりました。少々お待ちください」
と仲居さんは戻っていった。
その後、食事を済ました俺達は
配膳に来た仲居さんに加籐の事と廃墟の民宿について
何か知らないか?聞いてみることにした
「すみません、この女性見かけたことないですか?」
と加籐の写真が載ってる雑誌を見せた
(16)
「あ、この人なら3,4日前だったか?ここに泊りましたよ」
「ほ、本当ですか?」
加藤と同じ旅館に泊るなんて、これは偶然なのか?奇跡なのか?
後ろの方で高森が雄叫びを上げている。私も雄叫びをあげたい気分だ
「この方確か、結構遅い時間に1人で訪ねて来られてここの旅館は1人客は
前からお断りしてたんですが、随分困ってたようで女将の配慮で泊めて
いただく事になったんです。結構かわいい方でモデルやってる人じゃないかと
仲居の間で噂してました。お知り合いの方ですか?」
「はい、同じ会社の後輩です。彼女は旅館出たあとどこ行くとか言ってなかった
ですか?」
(17)
「いえ、お客様プライバシーにはいっさい触れてはいけない規則がありまして」
「そうですか、わかりました」
私は確信した。加藤は、ここの旅館に泊ったあと、例の廃墟の民宿に行ったのだと
しかし、少し疑問が湧いた、仲居さんはさっき加藤は結構遅い時間にこの旅館に来た
と言っていた。加藤が出発した時間は俺達より早かったし、加藤は電車で向かった
多少は時間は変わっても俺達とついた時間はそう大差はないかと
しかし、その疑問は案外簡単に説明がついた
加藤は電話で市立図書館で調べてたと言ってた
つまり加藤はついたらすぐに図書館に行ったのだろう
場所によっては遅い時間でもやってる場所はあるし、図書館に寄ったあと
旅館探ししたのだろうと思った。結局、加籐の手掛かりがわかったわけでは
なく結構期待して雄叫びあげたくなった自分が馬鹿らしく思えた
腕組みしながらいろいろ考え込んでると
「すみません、お役に立てなくて」
仲居さんが悲しそうな顔で答える
「いえいえ、そんなことないですよ。ありがとうございます」
(18)
「あ!そうだ!」と続けて話す
「OO町に廃墟の民宿があると聞いたんですけど、そこの民宿について
何かご存じないですか?何でもいいので」
少し考え込んだ素振りを見せた後
「開かずの間があると噂がある場所ですよね?確か、そこの民宿
昔、何か事件が起きて廃業になったとか噂で耳にしたことあります」
「うひょーどんな事件?ねえ?ねえ?」
さっきまで黙って聞いてた高森が急にしゃべり出す
「事件の経緯までは詳しくわからないです。ただの噂だけかも
しれませんしね。よくあるじゃないですか都市伝説みたいな
私自身、1年前にN県へ引っ越したばかりで、この噂を耳にした時
周りの人に事件のこと聞いたことあるんですが知ってる人いませんでした」
話し終わった途端、別の女性の声が部屋に響く
(19)
「ちょっと、忙しいからさっさと配膳すましてこっち手伝ってくださいな」
別の仲居さんが怖い顔でこっちを睨んでいる
「あ!すみません」といままで話してくれてた仲居さん急いで配膳の準備を始める
「何か、ご迷惑かけたみたいですみません」
「いえいえ、いろいろ話せて楽しかったです」と笑顔で答えたあと、客室を去った
しばらく会話のないまま過ごしていると
「なあ、進藤」と高森が話し掛ける
「ん?どうした?」
「お前さー明日、その例の民宿の中に入る気なの?」
「明日、加藤が無事に見かれば入る気はまったくないし、さっさと帰る予定だ」
「なんだ〜つまんねーの、お前そこの民宿が廃業になった理由知りたくないの?」
「それほど興味はないな、元々俺はそんなに霊的なことは信じてないし
それより、加藤の無事を早く確認したい」
「加藤、加藤ってやっぱテメー姫のことが好きなんだろ?」
「前も言ったがそんな感情は一切ない、友達として心配してるだけだ」
(20)
「はいはいはいはい、それよりさ、姫の両親とか警察には連絡したのか?」
「加藤の両親に連絡するのはちょっと早いだろ、無駄に心配させるわけだし
それに加藤の実家の連絡先は会社にも自分のアパートと携帯の番号しか登録
してないしわからないよ。明日もし見つからなかったら警察に捜索願いを提出
しようと思う。警察なら加藤の実家を調べて連絡してくれるし」
「まあ、とにかく明日ってわけか、待ってろ姫!必ず君のハートいただくぜ!」
と言いながら大きいあくびを2回ほどする高森
そして次の日、朝食を済ました俺達は支払いを済ませ
車に乗り込む。6月の梅雨時にもかかわらず、空の底が突き抜けたような
天気だった。空に向かって何度も願う加藤が無事に見つかりますようにと
車を走らせると助手席で高森が腹を出しながら苦しんでいた
「食いすぎなんだよ、朝からご飯を6杯もお代わりするからだよ」
「うるせなー腹減ったら戦は出来ないって言うだろ」
「何の戦だよ、まったくお前は」
(21)
高森とくだらない会話をしながら1時間後、廃墟の民宿のあるOO町へ
到着する。山岳に近い町、冬はスキー目的で来る客も結構いるだろうと
思った。とりあえず町の住民に加藤を目撃してないか?情報集めを
しようと考えた。雑誌の写真を見せながら1人1人に尋ねたが
一向に目撃情報は得られず、高森は例の民宿について別行動で
情報収集していたが、そっちも誰も知らないとまったく情報は
掴めなかったようだ。
「なあ、高森」
俺は高森に近づき
「例の廃墟の民宿行ってみないか?」
「あれ?お前行く気なかったんじゃないの?まあいいけど」
「もしかして加藤はあそこにいるのではないか?と思うんだよ」
「まあ、その可能性もないわけでもないな、面白そうだし行ってみよう」
と、俺達は廃墟の民宿に向かうことになった
場所はさっき高森が聞いたので分かっていた
(22)
そして歩くこと10分くらい、ついに廃墟の民宿でたどり着く
民宿というより2階建ての一軒家って感じがする
だが、看板には消えかかった文字で「民宿 山菜」(仮名)
と書かれていた。2階の窓から一瞬目線を感じた気がした
誰かに見られてる。そんな恐怖する感じる
「お、おい、こ、ここやべーぞ」
高森が震える声で話す。高森を見ると汗をかいていた
これは冷や汗なのか?そして両腕には鳥肌が立っていた
「弱い霊感の俺でもここやばいってわかるわ、さっさと帰ろうぜ」
と、高森は歩き出した。
「お前はここで待ってろ。俺は中に入って様子見てくる」
「おい!お前洒落になってないぞ、マジやめとけって」
「大丈夫だって加藤いないか、ちょっと様子見てくるだけだから」
すると高森が睨みつける顔つきで私のところまできて胸ぐらを掴んだ
591:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [] 10/08/07(土) 02:29:20 ID:XP2jmk0b0(2)
すみません俺のPCがネット接続できなくなりました
親のPCから書き込んでます
必ず続きは書きます。すみません
603:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [] 10/08/07(土) 03:18:57 ID:XP2jmk0b0(2)
すみません自分のPCにワードで全部まとめ書いてあるので
コピペで書き込んだのですが
PCのネットが接続できない理由がいまだわからず
期待してる人がいるのにほんとすみません
今日は寝てください。ほんとすみません;;
最悪親のPCに手書きで必ず書きますので
ほんとすみませんでした
725:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 17:52:51 ID:i+QskXu80(14)
すみませんやっとネットに繋がりました
今から続きを書き込みますね
あと、この話は職場の人から聞いた話で
知り合いは進藤(仮名)という人物と知り合いらしいです
知り合いの話を信じるなら進藤というモデルの人物は実在してます
この話を書くことは知り合いに話をいくつか手を加える条件で書いてますので
俺なりにイメージしながらアレンジして
俺自身が進藤というキャラになり済まし面白く書いてます
だから、創作小説と批判を受けるのは仕方なです
あと、文才のない自分が書いたので610さんみたいに小学生のラノベと批判受けられるのも仕方ないです
期待してくれてる人を裏切る結果にならないか心配ですけど
最後まで書かせてもらいます<m(__)m>
(23)
「俺は真剣に言ってるんだぞ?前に当たりには気をつけろと言ったよな?
ここはその当たりなんだよ。しかも大当たり、ここは危険すぎる」
俺は高森の手を振り払い
「加藤が中で助けを求めてる可能性があるんだ、可能性がある限り俺は行く」
「好きにしろ」
と、加藤は私を睨んだままずっと立っていた。
とりあえず、俺は玄関口から入ろうとした鍵がかかっているため
諦めて別の入り口を探すことにする。
そして、裏側に回ると非常口のドア発見する。
ここから入れることを確認すると早速中へ入ろうとした途端
ここに入ってはいけない!と野生本能?が働いた
自分の危険を自分で察知できる能力
(24)
そんな能力が本当にあるのか?馬鹿馬鹿しいと
と思い足を踏み入れる。
中に入ると異様な空気に包まれていた
まるで異世界に入り込んでしまった感覚
散乱した家具、物品の数々、腐朽した柱、壁、土台
どこがどの部屋だったかわからない状態だった
とりあえず1階を調べて見たが開かずの間と呼べる部屋
らしきものは見つからなかった
ただ、一箇所だけ赤く染まった染みらしきものが見られた
まさか血?なんて考えながら
2階に行くことにする。2階に上がる階段は
さっき歩いて時に見つけてた
(25)
ただ、腐朽してたため上がれるか?心配だったが
意外にスムーズに上がることができた
これから2階を偵察しようとした時に1階から
足音が聞こえた。
誰かいる!もしかして加藤か?と思い1階へ戻ると
高森だった。
「お前どうして・・・・」
「お前1人に行かせれないよ。俺らは運命共同体だ
それになー、お前だけ姫にかっこいいとこ見せるわけにも
いかないからな。姫救出作戦行こうぜ」
「高森お前・・・・ありがとな」
1階に何もなかったことを高森に説明して2階に上がることにした
(26)
「なあ高森、1階見た感じ霊がいるわけでもなかったし、ここのどこがやばいんだ?」
「お前は霊感ないからわからんけど、ここも結構やばいよ
俺の手の鳥肌見たらわかるだろ?しかし、一番危険なのはおそらく2階だろうな」
と会話しながら2階についた俺達
歩いている途中、子供用のハンカチを見つける
ここは子供部屋か?女の子用の用品をいつくか見つけた
おそらく家族で経営してた民宿でそこの経営者の子供の
ものだと推測してみた
そして、高森が指を指して急に叫んだ
「おい、あそこ」
(27)
高森が指を指す方向にドアのついた部屋があった
ドアの周りには札?見たいなものが貼ってあり
明らかにあそこだけ特別違う雰囲気が漂っていた
「少しドアが開いてるな」と高森が喋る
確かに少しドアが開いている
もしかしてあの中に加藤がいるのか?
期待を寄せて、ドアに手をやる
「おい!ちょっとまって」
と高森が叫ぶも俺はドアを開けた
「加藤――――!」
と叫ぶも加藤の姿はどこにもなかった
そして、部屋の壁を見て俺は驚愕した
壁の隅々に赤文字で「呪死」の文字が書かれていた
壁だけでない、床にも天井にも部屋中「呪死」の
文字で埋め尽くされてた。
腐朽で崩れ落ちてる壁、床、天井の欠片にも赤文字のあとが
残っていた。
(28)
そして部屋の真ん中に椅子が1つだけ置いてあった
あまりの光景に立ちすくんでいると、唸り声が
聞こえてきた。男の声?とにかく不気味な声で
次第にその声ははっきり聞こえ出す
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
私も高森も恐怖のあまり腰を抜かしてしまった
そして、誰も座ってなかったはずの椅子に誰かが
座っていることに気づく、目は白目で口と腹から血を
流してる男がこっちをニヤって笑みを見せながら
見つめていた。
「進藤やばいぞ、逃げるぞ」
高森は腰を抜かして立てない俺を右手で私の左手を引っ張って
逃げた。全速力で俺達は民宿から出た
(29)
民宿から出た俺達はしばらく放心状態だった
「これはやばいぞ、俺達完全に呪われたぞ」
最初に声を出したのは高森だった。
「ご、ごめん、俺の悪かった。いままでオカルト的なこと
全く信じてなかったけど、今のは霊感のない俺でもはっきり
見えたわ、あんなに怖い体験したの生まれて初めてだわ。」
「まあ、それを覚悟の上で俺も入ったわけだしな
気にすんなって、それよりこれからどうするよ
姫はあそこには居なかったわけだし、警察か?」
高森と話しているといきなり後ろから女性の声が
「ちょっとあんたら、あそこに入ったの?」
と、私と高森の肩を掴む
「うわーーー」と2人同時に驚く
後ろには結構ごっつい体格の見た目50歳くらいの
中年女性が立っていた。
(30)
「質問に答えなさい、あんたらあそこに入ったのかい?」
「はい、入りました」と私が答える
「遅かったか〜、この民宿のことを聞きまくっている肥満男性がいるって
噂を聞いてね〜、ここに入る前に止めようと思ったけど
遅かったみたいね。とりあえずここで話のも何だからこっちへ来なさい」
と、おばさんは私達を近くの喫茶店に案内した
「まず、あなた達に10年前にあの民宿で起きた殺人事件ついて話すわ」
「殺人事件ですか?」
「そう、今から10年前の12月8日に5人の人間の遺体が
あそこの民宿から発見されたの。」
淡々と話し出す中年女性
俺は昔からサスペンスなど人が殺される話が嫌いだった
人の死ぬ話を聞くと昔の自分のトラウマを思い出す
全部私のネタだったと最後に言ってくれるの期待してた
(31)
「発見された遺体は、ここの経営者である神山五郎、そして妻の神山香奈枝
長男で高校1年生の神山龍次、あと、この日宿泊していた男女の若いカップル
山崎雄一朗、水口有子(すべて仮名)、警察からの発表だと長男の神山龍次以外は
文化包丁による殺傷が原因で死亡、神山龍次は自殺により死亡したと確定されたわ」
「おばちゃん何で長男だけが自殺なんだよ意味わかんねー」
と話した高森に対して中年女性は高森の頭に拳骨を食らわす
「いってぇーなー、何するんだよ?」
「誰がおばさんよ、私はまだ30代よ」
「えー」と俺もつい声を上げてびっくりしてしまった
しかし、どっからどう見ても50代にしか見えなかった
「いい?話し続けるよ、さっき何で長男だけ自殺なのか
疑問に感じたよね?それはこの事件の犯人だからよ」
「ま、まじっすか?」
高森が椅子から立ち上がり頓狂な声で叫ぶ
「4人を殺害したとされる文化包丁から神山龍次の指紋が検出されたのよ
(32)
ここからが怖いんだけど神山龍次は4人殺害後自分の部屋で
果物ナイフで自ら腹を切り内臓を抉り取って死んでたらしいのよ」
「神山龍次は狂ってたってことですか?」
「事件の一カ月前までは妹思いのごく普通の高校1年生だったらしいの
それがね、急に人が変ったようにおかしくなり始めて
言葉使いも乱暴になり、妹にも暴力振るうようになり
猫を殺して生のまま食べながら町を歩いてたって目撃もあったわ
そして次第に部屋からまったく出てこないようになったそうよ
そのせい、前から親しみやすく料理もおいしいって評判で
地元の人も結構泊りに来てたみたいけど、その長男の
噂が広まって泊りに来てくれる人がまったくいなくなった
みたいでただ、遠くから来る人はその噂を知らずに泊りに
来てたみたい。その時、神山龍次の部屋は開かずの間にされて
隠されたという話しだわ」
話し終わったあと、自称30代の女性は冷めたコーヒーを一気飲みした
(33)
「質問なんですけど、妹がいるんですか?さっきの事件に
妹の名前がなかったんですが、事件当日妹は何をしてたんですか?
他の友達の部屋に泊ってたとか?あと、神山龍次は何で
急におかしくなったんですか?その理由を知らないですか?」
俺はいろいろ疑問に思うこと尋ねてみた
「そうそう、妹のことを話すのを忘れていたわね
神山早苗(仮名)当時小学6年生の彼女はあの事件の当日
民宿にいた、つまり彼女はあの事件の唯一の生存者。
神山早苗は事件の当日泣きながら走ってるいるところを
発見した人がいて神山早苗を保護して警察に引き取って
もらったそうでその時、神山早苗は支離滅裂なことを
言ってたらしくて次の日、落ち着いたら事件のことを聞こうと
したら、その時は自分の事すらわからない重度の記憶喪失に
なってたと言う話。他に身内のいなかった神山早苗は
事件のことを配慮し、別の県の養護施設に入れてもらった
らしいけど、運良く、子供のできない夫婦の養子になったそうよ
あと、神山龍次がおかしくなった話だけど、母親の神山香奈枝が
近所の仲の良い人にが息子が路上で売られていたアームレットを
買ってきてからおかしくなったと相談してたらしいのよ」
(34)
「でもねー。警察が神山龍次の死体を回収する時には
アームレットはどこになかったって話なのよ
この話を聞いて背筋が凍えるほどの恐怖を感じたわ
でね、ここからはあなた達にも関係する話だと思うけど
あんな事件があっただけに嫌な思い出を思い出すだけだから
町の人が署名集めてあの民宿の取り壊し作業を市長に
お願いしたら、取り壊し作業を行うことに決定したのね
しかし、取り壊しの作業をしようと作業員全員が
謎の死を遂げてるのよね〜。不気味に思い今度は
お祓いをしてもらおうと祈祷師や霊能者を呼んだけど
その祈祷師や霊能者もまた謎の死を遂げてるの」
(35)
「神山龍次の呪いだと町の人達は恐れて以後この民宿の事はタブーに
なったの、つまり何が言いたいことわかるかな?
あの民宿に関わった、もしくは中に入った人間は必ず死んでるの」
「おば、いやお姉さん怖いこと言わないでよ〜ちびりそうになるじゃん
てか、何でそんなに詳しいのw?」
こんな状況でよく、おふざけ発言できるよな?余裕か?ただの馬鹿か?
と思いながら呆れた顔で高森を見つめた
「私も当時この事件に引かれてね、とことん調べたのよ
でもねー、やっぱり当日に起きた事件の真相を
知るためには目撃者の証言は必要不可欠なのよ
だから、3年前に神山早苗に会おうと探偵事務所に
彼女の住所を調べてもらおうと依頼したの
でも、神山早苗という人物は存在してなかった
(36)
おそらく、記憶喪失の彼女に義理の両親が新しい名前を
つけて生活してるのだと、思った私は今度はその義理の両親
の住所と電話番号を調べてもらうことにした。
そしたら見事に見つかったのよ
早速、神山早苗について聞いて見たわ
しかし、彼女はもういなかった・・・・」
「いなかった?」
「そう、彼女は養子に行ってから半年後
酔っ払いのトラックに跳ねられて死んでたの・・
それ聞いて頭が真っ白になったわ
これであの当日の真相を知るのは誰もいない
私の話はここまでよ。」
「いろいろ話を聞かせてもらいありがとうございました」
「お姉さんありがとね」
「いえいえ、話せてよかったわ。あ、そうだ!」
メモをちぎって俺に渡す
749:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 19:05:02 ID:djFqmWTe0(10)
申し訳ないです;;
756:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 19:19:12 ID:djFqmWTe0(10)
少し時間ください
死ねばいいと思うまで書かれると
精神的に来るのもがあります^^;
765:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 19:45:27 ID:djFqmWTe0(10)
1から勉強し直します
アンチの方、申し訳ないですけど見てる人がいるんで
今回だけ書かせてください<m(__)m>
(37)
「これ神社の住所ね。ここの神主の水神さん(仮名)は代々
陰陽師の血筋として、除霊もやってるみたいだから
一応、行くだけ行った方がいいと思うわよ
ここからだと、1時間くらいで行ける場所だし、
最後まで希望は捨てないでね!そろそろ時間だから行くね。」
と喫茶店を後にする
「希望を捨てないでって、俺らは死の宣告を受けてるのかよw
それにさー、あのおばさんコーヒー代払わず出てったぞ
ちゃっかり俺らに奢らす気なんだな」
「まあまあいいじゃないか、いろいろ話聞かせてもらったし」
「まあいいけどさ、お前が払うんだし、ところでこれからどうするよ」
「とりあえず警察かな、加藤の捜索願い出さないといけないし」
外へ出て車に乗り込みエンジン掛けると、
車の時計が 現在15時であることを示していた
地図で、ここら辺の近くにある警察署を調べて向かった
車を動かすこと10分くらいで警察署に着いた。
(38)
警察には俺が行くことになり、高森は車の中でPSPを
楽しんでいた。
警察ではいろいろ聞かれて、45分の時間を費やした。
加藤の両親への連絡とあと、加藤が見つかったら俺にも
連絡してくれると約束してくれた。
そして、車に戻ると高森が腹を出して大きないびきで寝ていた
「おい、高森起きろ」と鼻を摘んで起こした
「なんだよ、いい気分で寝てたのに」
「これから例の教えてもらった水神さんのとこ
行こうと思うけどいいよな?」
「当たり前だろ、てか俺達、除霊してもらわないとやばいって」
「んじゃあ、水神さんのとこに電話するわ」
(39)
水神さんに電話を掛けると女性が出た
事情を説明して、除霊をお願いすると18時以降なら開いてるとの事で
18時30分頃にそちらに伺うと伝えた
「今、16時30分か〜向こうに1時間くらいに着いても
あと1時間暇だな」
「んじゃあ、暇な時間飯にしようぜ。朝以来俺ら何も食ってないぞ」
そういえば高森に言われてまで食事って発想を忘れてた
「現地行って、飯食って、徐霊のスケジュールで行くか!」
そう言って俺は車を出した
そして1時間後、俺達は神社近くの飲食店に入る事にした
「そういえば、俺らが開かず間で見た男って神山龍次だったのか?」
唐揚げ定食を食べながら高森が答えた
「実際、神山龍次の写真を見たことないから何とも言えないけど
高校生と言えば、そういう風な感じもしたかも?」
「あと、アームレットをはめてなかったか?」
773:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 19:54:28 ID:djFqmWTe0(10)
>770
分かりました
すみません以後ここで投稿は控えておきます
775:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 19:58:27 ID:djFqmWTe0(10)
770さんの場所に投稿します
すみませんスレ荒らしでした
779:八宝斉 ◆OKD.3e0I7TIy [sage] 10/08/08(日) 20:09:24 ID:djFqmWTe0(10)
>>770さんの場所に投稿させてもらいます
御迷惑かけてすみませんでした
※この後から別スレ
(40)
「あの時は、そこまで確認する余裕はなかったよ
それに神山龍次の遺体回収される時にアームレットは
はめてなかったってあのおばさん言ってなかった?」
「そうか・・・俺の見間違えだったかもしれないな」
と言いながら、とんかつ定食を注文する高森
「お前、ほどほどにしとかないとまた腹壊すぞ」
「うるさいー、腹減ってるだからしゃーねだろ」
などと、くだらない会話をしてると時間が来た
「高森行くぞ」
レジで会計を済まし店を出る
歩いて5分くらいで水神さんの神社に着いた
鳥居をくぐり抜け、参道を渡る。
周りには立派な御神木が注連縄に結ばれていた
参道を進んでいると手水舎が見え、拝殿が見えた。
(41)
拝殿に神主の姿をした眼鏡を掛けてる男性と
巫女の姿をした女性の姿が見えた
どちらも年齢は50代くらいでおそらく夫婦だと思われる。
2人で何か話していたがこちらの足跡に気づいたらしく
近づいてきた。そして神主が話し掛けてきた
「電話をくださった進藤さんですか?」
「はい、そうです。このたびは無理を言ってすみません」
「いえいえ、いろいろご事情があるみたいで
除霊はお父さんが昔よくやってました
今は体調を崩し、私がここの神主を引き継いだのですよ
私はあまり徐霊の経験はないのですが
頑張ってお役に立てればいいなと思います」
(42)
「さあ、こちらへ」と本殿へ案内される
本殿の中に入ると祭壇には蝋燭で火が灯されており
いくつかお札が用意してあった、除霊とは人生始めての経験だが
陰陽師の除霊方法ってお札を使うのか〜どうやるんだろ?て
考えてると神主さんが「それでは始めますね」と
お札を右手の人指し指と中指の間で摘まみながら
右手を上げてこれから始めようとした時
本殿のドアが急に開き
「馬鹿ものがーーーーーーー!!!」
と大声で叫び声が聞こえた
(43)
本殿のドアを見ると痩せ細った御老人が立っていた
「お父さん!」と神主さんと巫女の女性が同時に叫ぶ
「馬鹿ものが!わしの来るのがもう少し遅かったら
お前死んでおったぞ。怨霊の見極めも出来ないやつが
いっちょまえに除霊をするなんて考えるな!」
「死ぬとかお父さんこそ何言ってるんですか?
お身体悪いのに寝てなくて良いのですか?」
と、神主さんが言い返す。
「これほど強い霊感を感じたら休むに休まれないわ馬鹿もの」
と言った瞬間、膝をつき、苦しみ出す
(44)
「お父さん」と巫女の女性は叫んでそばに寄り両手で支える
「無理を為さらないでください、戻って静養してください」
と神主さんが言うと
「なら、そこの客人に帰ってもらいなさい」
続けて俺達に向かって話始める
「おたくさん達には申し訳ないですが、わしらではおたくさんに
取り付いているのを除霊するのは無理なんですわ。お引き取りください」
「ちょっと待ってください」
と俺が言うと続けて高森も
「そんなん無責任ちゃうの?除霊してくれるって言ったのそっちじゃん」
(45)
床板に膝がついてた体を巫女の女性に支えられながら立ち上がると
「いくら言われても除霊はできません
おたくらに取り付いてる霊はわしらではどうする
こともできないのじゃ。お引き取りください」
すると高森が泣き声を出しいて
「じゃあ、このまま諦めて呪い殺されろって言うのかよ?
頼みます。助けてください、助けてください」
高森を見て俺も声を上げる
「俺はどうなってもいいけど、こいつと加藤という後輩には
何とか、助かってもらいたいです。俺だけに呪いを移すとか
何か方法ないですか?お願いします」
(46)
その後、何度も頭を下げて「お願いします」を言い続けた
神主さんと巫女の女性は頭を下げたまま無言のままで
元神主と思われる御老人は腕を組んだ状態で考え込んでいた
そして、俺も高森も絶望感に捕われた状態になり
しばらく、沈黙が続いた
「光恵ならもしかすると・・・」と、御老人は急に声を出す。
「やめてください、あの子は巻き込まないください」
と、巫女の女性が咄嗟に大声を出す
おそらく娘?の名前を出されて母親としての感情が出たのだろう
「やっぱり無理じゃな、諦めてこのままお引き取りください」
俺達は一言「ご迷惑かけてすみませんでした」と会釈したあと
(47)
本殿から出て、そのまま車に向かった
俺も高森も無言だった
高森も俺と同じで覚悟を決めてる最中だと思った
いままで霊とかまったく信じていなかった
しかし、開かずの間で見たのは明らかに人間ではなかった
あの中に入ってる人間は必ず死ぬと聞かされた現実
そして、陰陽師と呼ばれる方にも除霊は無理と
断られた現実、まあ自業自得なんだろと思う
結局、加藤は見つからず、本来関係のない高森も巻き込んで
しまった俺の罪、ただ今はとんでもなくを後悔している
車の置いてある駐車場に着いた俺達は車に乗り込もうとすると
向こうから「待って」と男性の声が聞こえる。
(48)
声の聞こえる方向に目を向けると神主さんこっち
に向かって走って来た
「よかったー、間に合って」
息を切らしながら、メモの書いてある紙を俺に差し出す
「娘の住所です。今はそこに住んでいます」
紙を見ると水神光恵(仮名)という名前と住所が書いてあった」
住所を見て俺と高森は「あ」と声を出す
同じ都市で俺のアパートからそんな遠くない場所だった
「いいんですか?娘さんですよね?」
俺が尋ねると
(49)
「ええ、光恵は天性の素質の持ち主なのです。
陰陽師としての才能は私の父親以上でした
父が除霊できない怨霊も光恵なら除霊できたんです
しかし、妻の反対で光恵は中学2年になった頃から
まったく除霊をしなくなりました。
光恵は男っぽい性格ですが根は優しい子です
あなた方のお役に立てると思います」
「すみませんわざわざありがとうございます」
「いえいえ、ただ娘が除霊を無理と断った場合
その無理には・・・・」
「心配しないでください無理に頼む事はしませんので」
「そうですか、それ聞いて安心しました。
大切な娘なんでお願いします」
(50)
「はい!でも奥さん反対してるのになんで俺達のために・・?」
「あなたの姿が昔の自分に見えたんですよ
自分を犠牲にしてでも大切な人を守りたい気持ち
でも、時間が経つにつれてその気持ち失いつつ
あったかもしれません。あなたに出会えて
もう一度自分を見つめ直すチャンスができたと思います
あ!そろそろ戻ります。それではお気をつけて」
「はい、いろいろありがとうございました」
と俺達は車に乗り込んだ。
(51)
「とりあえず時間も遅くなったし、どこか泊るとこでも探すか
で、明日朝一で帰れば昼頃には戻れるだろ」
「戻るっておいら達の住まいか?」
「うん、水神光恵には明日会いに行こう」
「なあ進藤、その子何歳だと思う」
「変なことを聞く奴だな、会ってもいないのに歳なんてわかるわけないだろ?
それに歳なんてどうでもいいことだろ」
「君はほんとわかっちゃいない!女性だぞ?歳は重要だろう
俺の予想だと20前後?姫みたいなかわいい子がいいなー」
「まったくお前って奴は・・・まあ、高森らしさが出ていいか!」
「何だよ進藤、気持ち悪いな」
俺は嬉しかった。さっきまで暗い表情だった
高森が高森らしさを見せてくれたことに対して。
連投しすぎて嵐認定されないようにな
どっかで見たような粘着の仕方だな。
自分で書いたラノベは誰にも相手にされなくて、明後日の方向に暴れてるの?
(52)
その後、俺達は携帯で近くの宿泊場所を探し、民宿で泊ることになった
その民宿は神山一家と同じで家族経営で運営していた
民宿に入るとまだ若い夫婦が出迎えてくれた
小学生?くらいの兄弟(兄妹)が「こんばんは」と笑顔で挨拶してくれた
神山龍次と神山涼子もこんな仲の良い兄弟だったんだろうなーと思う
神山一家で起きた事件を思い出すと悲しくやるせない気持ちになった
食堂にて食事を頂いたあと、部屋に案内された
そして入浴を済ました俺達は布団を用意し早々に休むことにした。
「なあ、進藤起きてるか?」
なかなか眠れずに考え事してると高森が話し掛けてきた
「ああ起きてるよ、どうかしたか?」
「神山龍次が、路上でアームレットを買ってからおかしくなったっておばちゃん話してけど、
俺も中学の頃、物に関する怖い経験してるだよなー。
まあ黙って聞いてくれよ」
(53)
「俺が中2の10月?ぐらいの頃、クラスに転校生が来たんだよ
髪を結んでいるとてもかわいい女の子で俺はすぐその子に一目惚れしたんだよなー、
しかし、デブで不細工な顔の俺では当然相手にされないだろうと諦めてたんだけどさー
しかし、以外にも向こうから話掛けてきたんだよ
彼女は若瀬るい(仮名)と名乗ってた。
最初は休み時間教室で話してる程度だったんだけど、どんどん仲良くって休みの日にデートすることになったんだ。
俺はマジ自分にモテ期が来たのではないかと喜んでた。
最初のデートの時に彼女は俺に小説みたいな本を渡してきたんだよ、
その本が気味が悪くてさー表紙が見た事のないような動物の布で作ってあり、
本の中の文字は支離滅裂で何が書いてあるのかさっぱりわからなかった。
彼女は毎晩電話で0時から30分の間声を出して聞かせてほしいって言うんだよ。
俺は意味わからなかったし、気味が悪かったんで嫌だったんだけど
彼女がかわいい顔で「お願い」って言われるとどうしても断れなくてね
その夜から毎晩0時に彼女の自宅に電話してその本を声に出して読むようになったんだよ。
読み終わるといつも「ありがとう」って喜んでいた
その頃はまだ携帯がなかったんで自宅の電話使うしかなかったから
親に見つからないように毎日こそこそ電話してた。
ただ、彼女の自宅に電話すると必ず彼女が電話に出たんだよねー
そして、学校終わって今日ですべて本を読み終わるとルンルン気分で本を持ちながら家へ帰ろうと歩いていると
20歳くらいの若い女性がいきなり本を取り上げてライターで火をつけて燃やした
(54)
「俺は何するんだー」
怒り狂ってその女性に向かっていくと
平手打ちを食らわされて地面に倒れ込んだ
「この本はね、呪いの本よ。もし全部読んでたらこの世の終焉が始まってたわ」
と言い放つそのまま歩き去って行った。
俺は彼女に謝ろうとすぐ彼女の自宅に電話したけど
「このお電話は現在使われおりません」と彼女の自宅に繋がらなかった
次の日、彼女は学校に来てなくクラスの子に彼女のことを聞いても
そんな子知らないと言うだけだった。
これが俺が昔体験した怖い話だ。ぞっとする話だっただろ?進藤」
「はいはいはいはい、SFホラー妄想乙。明日は早いから早く寝ろ」
「むっきーーーーー!お前に話した俺が馬鹿だったよ このまま一生寝てろバ〜カ」
以後、俺と高森は会話することなく入眠する
そして・・・・夢を見る
(55)
ここどこだろ?どこかの部屋にいるみたいだ
しかし、見覚えがあった
二度と行きたくない場所・・・
子供頃、歯医者に行きたくなくて何度も泣いたことがある
あの時の感覚・・・しかし、ここはそれ以上行きたくない場所
文字が見える「呪死」が書かれてある
ここは開かずの間だ!しかも壁や床に腐朽が見られない
そして真ん中に置いてある椅子には男が座っていた
神山龍次だ!やつは果物ナイフを片手で持ちながら
こちらを睨んでいた。そして急に不気味な笑みを見せながら
自分の腹を切りだした。飛び出る血、内臓を鷲掴みしながら
やつは笑っていた
(56)
俺は堪らず「わあー!」と叫ぶと、ここは泊ってた民宿の部屋で布団から起き上がっていた。
「進藤お前も見たのか?」
と高森も起き上がっていた
「あの夢はなんだったんだ?神山龍次が笑いながら自分の内臓を抉り取りながら
笑っていたぞ。てか、進藤も見たんだろ?」
「ああ、俺も同じ夢を見た」
「2人一緒に同じ夢を見るなんて俺らマジやばいかもな」
高森がしゃべり終わったあと、唸り声が聞こえてくる
開かずの間で聞いた唸り声と同じだ
そして、あの時と同じ声がはっきり聞こえ出す
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
俺はおそるおそる部屋の周りを見るが何もいないと
安心すると、高森は顔から沢山の汗を流しながら
一箇所を見つめたままフリーズしたかのように止まってた
俺は高森の視線の先に目をやると驚愕した。
信じられるか・・・これでまだ半分なんだぜ・・・
軽い気持ちでコピペすんじゃなかった;;
(57)
部屋の押入れが少し開いてあり、その隙間から
神山龍次の生首がこっちを睨んでいた
俺は高森の手を掴み「逃げるぞ」と叫んだ!
俺と高森は我を忘れて全力疾走で民宿の外へ出た
「キャー、変態体!!!」
と外の出た先にたまたま出くわした女性が
俺達を見て逃げ出した
女性が逃げた理由は高森を見ればすぐ分かった
高森は寝る前に暑いから寝巻をせずパンツ一兆で
寝てたのである。そしてパンツ一兆まま外に出たのである
「お客さんどうされたんですか?というか何て格好してるんですか?」
オーナーの若い男性がびっくりした様子で尋ねてきた
俺が事情を説明しようとすると「みゆき」と一緒に来てた奥さんを呼び、寝巻を持ってくるように伝えた
その後、高森が寝巻を着たあと説明をした。
(58)
信じてもらえないことは覚悟していたが案の定、呆れた顔で
「お客さん夢でも見たんでしょ?うちは出ると噂はありませんよ」
「出たからパンツ一兆で出てきたんだよ」
と高森が拗ねた顔で話す
「わかりました。ちょっと確認してきますんで待っててください」
と中に入って行った。そして5分くらいして戻ってきた
「大丈夫ですよ。安心して休んでください」
俺と高森はその言葉を信じて部屋に戻った
部屋に戻るとやついなかった
時計を見ると22時30分だった
ふたたび布団に入るがさっきの恐怖が消えずに枕で顔を隠しながら寝た。
やつは俺達を弄んでいるか?
さっきでも本当は俺達を殺せたのではないか?
それとも次に会う時に俺達を殺す気なのか?
いいだろう後悔させてやろう!
(59)
俺達には最後の希望、水神光恵がいるから・・・・
やつさえいなくなれば加藤もきっと・・・・
俺は「なんとかなる」「なんとかなる」自分に言い聞かせて
眠りについた。
そして次の日、朝7時に携帯の目覚ましコールがなる
俺は高森を起こし、昨日早めに用意をお願いした朝食食べて
宿泊料金を支払ったあと、車に乗り込み出発した
今からだと高速で使っても到着予定は15時くらいだ
着いたら水神光恵に会いに行こう
彼女は今何をやってる人なんだろう?
(60)
社会人か?そもそも遠くへ出張や旅行へ行ってたら
どうしよう?いや、こっちから会いに行けばいい
もし海外だったら?それにやつは、いつまで俺達を 生かしておいてくれるんだ?
運転しながらひたすらマイナスのことばかり考えてしまう。
とにかく今は彼女に会いたい・・・それだけだ
車の中では高森は何もせずだたぼーっと窓から空の
景色を眺めていた。高森も同じことを考えている のだと思った。
車を走らすこと8時間ようやく俺達の地元に到着した
時刻は15時過ぎたぐらいだった
神主さんから教えてもらった住所を頼りに、水神光恵の現在の自宅を探した
近くに進学高と有名な公立高校があった
とりあえず車をパーキング料金所に止めて
歩きながら探すことにした
(61)
優しそうな感じの婦人がいたので尋ねてみると
「ああ、そこの住所は新井さん宅ね。あそこの曲がり角、
右に曲がってまっすぐ行ったらすぐ見つかりますよ」
「ご親切にありがとうございます」
「いえいえ」と笑顔で答えてくれた
そして、新井さん宅を見つけた。「立派な家だなー」と高森は感心をしてた
早速、チャイムを鳴らすと40くらいの女性が玄関のドアを開けて現れた
「どちら様ですか?」
見知らぬ人から突然の訪問に驚いているようだ
早速、神主さんにここを紹介してもらったことを話すと
「ああ、お兄さん知り合いでしたか、光恵ちゃんなら学校ですけど
もうすぐ帰ってくると思いますよ」
「え?学生さん何ですか?」
(62)
「はい、高校生ですよ」
てっきり社会人と思い込んでいたので高校生と云うのは少し驚いた
「どうしましょう?帰ってくまで中で待ってますか?」
「いえ、そこまでご迷惑掛けられませんので高校で帰り待ちます
ちなみにどこの高校ですか?
「すぐ近くにある・・・」
「わかりました、近くっていったらあの進学高以外ないですもんね」
礼を言った後、俺達は水神光恵の在学中の高校へ向かった
「なあ進藤、俺の目を見てみ」
歩きながら高森が急に喋り出した
「何だよ?急に」
「俺の目は今!究極に輝いている」
「はあ?」
(63)
「JKの楽園に行くんだぞ?これほど感動があるか!
しかも光恵ちゃんもJKとはこれはまさに感動の奇跡」
俺はため息をついた後
「お前なーどうでもいいけど、変質者として警察に
通報されることだけはすんなよ?お前を高校連れて行くの怖いわ」
「大丈夫だってwそれより見知らぬ男性2人が高校で待ち合わせ
して光恵ちゃんのことを聞きまくるの怪しまれて通報されないか?」
「ああ、俺もそう思ってな、いろいろ考えてたのよ
そこで思いついたのが俺の職業を利用するのさ」
「職業?」
(64)
「まず名刺を見せて出版業界で働いていることを説明した上で
当雑誌の今話題のJKコーナーで水神光恵さんの
名前が多かったのでぜひ取材したいんです。みたいに言えば
別に怪しまれないだろ?」
「おいおいwむちゃくちゃな嘘だなw進藤とは思えない発想だ」
「嘘も方便だろ。とにかく俺達には余裕はないんだからな」
高校の校門前に着くと丁度チャイムの鳴る音が耳に響く
そして、少し待つと学校から出て下校する高校生達
まず、最初に校門を通った男子高校生にさっきの方法で
水神光恵のことを聞いて見た。しかし、学年が違うので知らない
と期待できる答えではなく、その後も男性、女性の下校する学生に
話を聞いたが「わかりません」と答える学生さんがほとんどで
中には「ストーカーですか?」と言ってくる学生もいた。
(65)
「なあ、進藤お前の作戦やっぱり無理があるんじゃないか?
相手は有名進学高の学生さんだし、そのうち本当に
通報されるかもしれないぞ。いったん引き返して
光恵ちゃんが自宅に戻りそうな時間に新井さん宅に伺った方が
いいんじゃないか? それに部活で高校にまだ残る可能性だってあるしな」
「高森の言うとおりだな、わかったそうするよ。最後のあそこの
学生に聞いてみるよ」とこちらに向かった歩いて来る女子高生に尋ねてみた
「光恵ちゃんなら知ってるよ。だって同じクラスだし、でもおじさん達
話題の女子高生で光恵ちゃんの名前が多かったって嘘でしょw?
あの子確かにかわいいけど、あの性格では彼氏なんて絶対できないし
言ってる側から光恵ちゃん来たよ。ほら、あの子」
(67)
その子の指を指す方向を見ると、髪長の美少女の姿が見えた
見た目は清純派女子高生って感じで新垣結衣似た少女が
友達と楽しいそうに会話しながら歩いていた
「進藤・・・・・」
高森の声が震えていた
「どうした?高森?」
「俺もう限界」と言うと「うおおおお」と叫び声を上げて
「光恵ちゃーーーん俺と付き合ってくれーー!」と
光恵に向かって突進していった
「おい、高森」と俺は高森を止めようと必死で高森を追いかけた
すると、目を疑う出来事が起こった
光恵は地面にカバンを置くと高森の顔面に回し蹴りを食らわした
「ぐはぁ」と地面に横たわる高森、光恵はこう言い放った
(68)
「テメぇー昼間からこの俺を襲うなんていい根性してるな
ここで死にたいのか?あん?」
外見のイメージとの違いに俺は愕然した
とりあえず水神光恵本人か確認してみた
「水神光恵ちゃんだよね?」
「ああそうだが、おっさん達何の用だ?援交の誘いか?」
「実は君のお父さんに君が除」と言ったところで光恵が
いきなり「ああああ」と大声を出し俺の声をかき消した
「おっさん達は俺に用があるんだろ?くわしいことは喫茶で聞くわ」
「光恵ちゃん」と隣りいる友達が心配そうな声を出す
「大丈夫だって!ちょっと話すだけだから」
(69)
と光恵は友達に説明し俺達は近くの喫茶に向かうことにした
喫茶に着き、テーブル席に座ると
「あのなー俺の実家がお祓い、除霊してるとか
学校では秘密にしてるんだよ。まったく勘弁してくれよ」
「ごめん」と謝る俺。
「で!俺に用って何だよ?まあ言わなくても見当はついてるけどな」
「短刀突入に言うと君に除霊をお願いしたい」
しばらく俺達をじっと見詰めたあと、
「「残念だけど無理だな。確かに糞じじいが除霊できないやつは
俺が除霊してたけど、おっさん達の取り付いているのは
怨霊ではなく悪魔だ!。俺でもどうこうできる相手ではない」
「あ、悪魔?」俺は驚いてもう一度聞きなすと高森が笑いだした。
(70)
「ぎゃはははははは!!!、光恵ちゃんデビルマンオタクでしょ?w」
光恵は高森を睨んだ後、右ストレートを高森の顔面に入れる
「いてぇー」と顔を押えて痛がる高森。
「テメぇー、こっちは真面目に話してるのにちゃかすんじゃねーよ」
「でも、悪魔なんて本当にいるの?」
「悪魔はいるよ、俺は子供の頃から見えてた
そしておっさん達に付いてる悪魔はおそらく悪魔に取り付かれた人間が
死んだことで完全に悪魔化したパターンだ思う。怨霊相手なら
まだ人間でもなんとかなる。しかし相手が悪魔では人間はどうすることもできない」
光恵の話が終わったあと、俺は考え込んだ。
神山龍次は確か、事件一カ月前からおかしくなったと言ってた
路上で買ったアームレットが原因で悪魔に取り付かれたのか?
(71)
考えるとわけわからなくなってきた。ただ、はっきりしたことは
これで完全に俺達は終わったということだった・・・
「何か期待を裏切る結果でわりーな、俺そろそろ行くわ。
おっさん達も気を落とさず頑張れや」
と席を立つと、そのまま店から出ようとした。
その時、高森がいきなり「うおおおおお」と大声で奇声を上げると
「どうせ死ぬなら光恵ちゃんのスカートの中で死にたい」と叫んで
光恵のスカートの中に頭から潜り込んだ!
光恵は「キャー」と叫んだあと、「テメぇー変態野郎何しやがる」と怒鳴り
まず高森の顔面に膝蹴りを食らわしたあと、続いて腹部に右ストレート入れて
脇腹を蹴り上げて苦しむ高森に対して止めは高森の大事なところを踏みつけた!
「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!」
あまりの光景に呆然と眺める店員と客
(72)
「ざけんじゃねーぞ、この野郎!!そのまま死ね」と言い放ち
光恵は店を出た。
高森の馬鹿はしばらく苦しんでいた。自業自得だと思った
その後、店を出た俺と高森は車の置いてある駐車場まで歩いた
「いててて、光恵ちゃん顔のわりに手加減しないなー」
「お前なー分かってるのか?今のは立派な犯罪行為だぞ?
光恵ちゃんが警察に被害届出したらお前捕まるんだぞ?」
「どうせ死ぬんだし、死ぬ前にあれぐらいのこと神様だって許してくれるさ
それよりショートカットの姫もいいけど長髪の光恵ちゃんも捨て難いなー」
呆れてため息しかでなかった。仮にこいつは相手が霊だとしても
女性だったら、逆に襲いかかるんじゃないかって思った。
(73)
車に乗り込んで出発した俺達は自宅に帰る事にした。
車の中では、特に高森と交わす会話もなかった。
おそらく、俺も高森も完全に諦めがついたのだと思う
だから、死へ恐怖はその時はそれほど感じていなかった。
高森の自宅に付くと、今日は家に泊まって行くか?と高森が言ったので
今日は一人でいたいと断った。
「そうか!今日はこれでお別れかだな、明日はどうする?
「うーん光恵ちゃんの話だと悪魔が原因とか言ってたし
気休め程度に近くの教会でも行ってみるか?」
「ハハハ、教会かwまあ気休め程度にはいいかもな」
「んじゃあまた昼頃に連絡するわ」
「OK!わかった!」
「なあ、高森」
「ん?どうした進藤?」
「俺さー、まだどこかに小さな希望はあると思うんだー
(74)
だからさ、お互いまだ絶望的にはならず希望を持とうぜ!」
「そうだな!俺も姫に一度会いたいしな、明日連絡待ってるわ
あと、いろいろあった短い旅だったけど結構楽しかったぜ!」
そう言ったあと、高森は家の中へ消えて行った。
その後、俺は自分のアパートに帰った
実際は少しの期間戻らなかっただけだが1年ぶりに戻った感覚だった
アパートに戻るなりずっとTVの画面だけ集中していた
もし、神山龍次の生首がこちらを見ていたらと想像すると
恐ろしくなり他の箇所を見る勇気は俺にはなかった
ポケットに入れてあった携帯を見ると新着メールが一件あることに気づく
高森からだった。どうやら高森の両親は遠くに住んでる親戚の通夜で
今日は戻れず今日は高森1人で家にいるらしいとのことだった
2時間前に送られてきたメールだと気づく。
それから30分後、携帯が鳴ってることに気づく高森からだ!
(75)
「し、進藤」
「どうした高森?」
「へへ、どうやら俺が最初のようだ」
「え?」
「い、いるんだよ、や、やつがこっち見て、わ、笑ってやがる」
高森の声はどもり気味で震えてた
「やつって神山龍次か?おい高森大丈夫か」
「なあ進藤、お前に礼が言いたくってさ、お前が生まれて初めての友達だったんだよ
俺さ大学に入るまで友達なんていなくてさ、オタクとかデブとかいつもキモがられて、
いじめられて、大学でも他の奴にはキモがられていたけど進藤だけは
俺にまともに会話してくれたよね?本当にうれしかった。ただそれだけ
言いたくって・・・・ありがとう」
高森が話し終わると「ぎゃああ」と高森の絶叫する声が聞こえた
「おい高森、高森返事しろ、おいどうしたんだ?答えろよ」
私は何度も叫んでも高森は電話に出ることなかった・・・
「ちくしょー」と叫んだあと、俺は急いで高森の自宅に向かった
駄作ほど長文になるんだぜ?
今貼ってる人はめんどくさがって2レス分を1レスにまとめちゃってるけど先生が投下したときはちゃんと1レスずつ使ってるんだよな
文量考えたら掲示板にちまちま貼っていいようなもんじゃないだろうに
そこら辺の配慮のなさも先生の先生たる所以だと思う
んだよこのスレw
俺はアニ関の実況民なんだが、(71)の展開はしばらく実況スレでネタにされ続けるレベル
あと、(57)の「キャー、変態体!!!」とパンツ一兆のコンボは卑怯
>>88 そこなんだよな
常識で考えてオカシイってのが分からんのかな
「3年ROMれ」がこれほど当てはまる人も珍しい
そんなことより続きだ!
あれからというもの八宝菜食いたくて仕方がない
はやく、はやく!
何してるの?
そうなんや〜
ここ、座れ
だってしょうがないだろ〜
そりゃ、そうやろ?
(76)
全力疾走で車を走らせた。高森が無事であることを信じながら・・
そして高森の自宅に着くと2Fの高森以外の部屋は電気が消えていた
俺は全速力で高森の部屋に向かった。
すると、高森は部屋に倒れ込んでた
「おい、高森大丈夫か?」と高森に呼び掛ける
高森は白目の全身発汗で体がものすごく熱かった
意識はないが呼吸はしていた
俺は急いで携帯で救急車を呼んだ
応急処置はできるか?と聞かれたが経験ないと答えると
救急車が来る間、少しでも熱を下がるように言われたので
高森、頼むから元気になってくれと祈りながら
ビニール袋に氷と水を詰め込んで高森の熱を下げることに努めた
そして、救急車が到着して俺は付添人として一緒に救急車に乗り込んだ
人工呼吸器を付けられる高森、かなり危険の状態らしい
(77)
そして、搬送された病院は、俺が小学1年の時に両親と行った、旅行の帰りに
交通事故に遭い運ばれた場所だった。
あの時、俺は大した外傷もなく医者から奇跡だと言われた記憶がある
高森はすぐ集中治療室に運ばれた。
頭を抱えながら椅子に座り医師の報告を待った
途中、看護婦さんが高森の両親の居場所を聞いたので
説明すると病院側から高森の両親へ連絡してくれるとのことだ
しばらくすると、医者が俺にところへやってきて
「うーん、原因がまったくわかりません今はかろうじて
息をしてますが、覚悟はしておいた方がいいですね」
「覚悟って何ですか?先生お願いします。あいつを
助けてください。あいつは俺にとって大切な友達なんです」
(78)
俺は医者の両手を掴んで何度も何度も頼み込んだ
側にいた看護婦さんが掴んでいた手を外した
そして、俺はふたたび頭を抱えながら椅子に座った
すべて俺のせいだ・・・・
加藤も失踪したまま未だに連絡はない
結局あの旅は何だったんだ・・・・
高森を誘った自分をすごく呪った
考えている内に涙が出てきた
何度も「くそーくそーくそー」と呪文のように心で言い続けた
しばらくすると「康之」と叫ぶ声が聞こえた
高森の母親の声だった。高森の両親が走って向かってきた。
俺が高森の今の状況を説明すると、母親は泣き崩れた。
(79)
「すみません、全部俺が悪いんです。俺が康之君を誘わなければ
彼は今でも元気だったはずなんです・・」
俺はまた泣き出した。すると高森の母親はやさしい声で
「何言ってるの、進藤さんには感謝してるわ
だって、康之の初めて友達になってくれた方ですもん
康之もきっとあなたに感謝してると思うわ」。
「ありがとうございます」
俺は涙が止まらなかった。するとハンカチを俺にくれて
「進藤さんは帰ってください。あとは私達に任せて
大丈夫!康之は必ず元気になるって信じてるから
元気になったら進藤さんに連絡入れるから」
俺は「はい」と言ったあと自分のアパートに帰った
(80)
高森の自宅に車を置いて来てたから結構な時間歩いた。
歩きながら何度も星空に願った。「加藤と高森の元気な姿がもう一度見れますように」と
アパートに着いた俺に脱力感が襲った。
何もすることなく、だたボーと部屋に座りこんでた
嫌なことを忘れようと冷蔵庫に入ってあったビールをがば飲みした
しかし、悪夢なような現実は消えることはなく
いつしか、眠りについていた
夢の中で俺の両親がこちらを見て微笑んでいた
俺の両親は俺が小学1年の時に交通事故で亡くなっていた
一人っ子で身寄りのない俺は養護施設で育てられた。
両親のいる加藤や高森が、たまに羨ましくなる時もあった
(81)
目の前にいる両親に俺は叫んだ。
「親父、お袋ずっと会いたかった。なんであの時、俺も一緒に連れて行って
くれなかったんだよ?俺だけ助かったって父さん、母さんのいない人生なんて
悲しいだけだったよ。それに俺が生きてたせいで大切な友達にも
迷惑をかけてしまったし・・・何でだよ答えくれよ、ちくちょーー!」
気がつくと俺は目覚めていた。
携帯で時計を見ると16時過ぎたぐらいの時間だ
頭痛がする。寝すぎたようだ、高森が気になるので
病院に電話すると依然危険な状態は続いてるようだ
このまま部屋にいても仕方ないと思い、部屋を出て
散歩することにした。特に行く目的のない散歩を
高森の次は俺だろう。でも、死んだらずっと会いたかった
両親に会えると思うと、不思議と恐怖を感じなかった
ただ、俺は死んでもいいけど加藤と高森だけは助かって欲しかった。
(82)
俺が死んでも、悲しむ人なんてどこにもいない、しかし加藤や高森には
両親がいる。俺はいつしか、新井さん宅の前まで来ていた
水神光恵の現在の住まい、俺は何を期待してんだろ
彼女本人が除霊できる相手ではないと言っていた。
それに彼女の父親である神主さんに無理にはお願いしないと
約束していた。彼女に無理に頼んで除霊してもらっても
彼女にもしものことがあった場合、彼女の両親が悲しむ
俺は新井さん宅を後にした。
しばらく歩くと小さな神社を見つけた
無駄なのはわかっていたけど、鳥居を通り弊殿まで向かった。
そして100円玉を投げてお祈りした。奇跡を信じて
そして戻ろうした時に唸り声が聞こえ始めた
「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ね」
そして、やつは目の前にいた。
(83)
目は白目、口と腹から血を流れだしている。腹には内臓も何も入っていないようにも
見える。こいつを見るのは三度目だ!間違いなく神山龍次である
やつは不気味な笑みを見せながらこちらを見ていた
しかし、意外にも恐怖は感じなかった
諦めてるから?それも一理ある。しかし、恐怖以上に湧き出る感情があった
それは怒りである。加藤と高森を苦しめてるこいつだけは絶対許せなかった
「この糞野郎、俺の大切な友達を苦しめやがって!絶対許せねー!」
と、俺はやつに飛びかかろうとした。しかし、体が動けなかった
やつは笑いながらこっちへ近づいてきた。
「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」この言葉が脳裏に響く
やつは瞬間移動してるみたいな感じでこっちに少しずつ近づいてきた。
そして、目の前まで来ると両手で俺の首をすごい力で締めあげた
抵抗するにも体が動かない苦しい・・・・
だんだん意識がなくなってきた。
これが死ってやつか?26年間の記憶が走馬灯のようによみがえる
(84)
そして、完全に意識が飛ぼうとした瞬間
やつは急に手を離し苦しみ出した。そして消えた。
「まったく世話の焼けるおっさんだ」
地面に手をついて咳をしながら苦しんでた俺は苦しみながら
顔を上げると、そこにはセーラー服姿の水神光恵が立っていた。
「まだ終わっていないぜ!」
と光恵の指を指す方向に目をやるとやつはさっきと同じく笑みでこっちを見ていた
そしてものすごい速さで光恵に突進してきた
「キャー」と突き飛ばされる光恵。
そして姿を消して、光恵の目の前に現れて光恵の首を両手で締めあげた
苦しむ光恵、俺はやばいと思い光恵を助けようとした。しかし、体が動かない・・・。
さっきと同じだ、必死で体を動かそうとするもピクリとも動いてくれない
苦しむ声を出す光恵、このままだとこの子が・・・この子だけは絶対助けないと
俺は神に向かって何度も願った「助けてください、助けてください」と
すると俺の脳裏にやつが語りかけてきた。
(85)
「無駄だ、この女はもうすぐ死ぬそしてお前もなヶヶヶヶ」
「その子は中に入ってないし関係ないだろ?頼むその子だけは助けてくれ」
「中?貴様は自分達だけ死んで終わりだと思ってんのか?めでたい奴だヶヶヶ
貴様らの家族もいままで知り合った奴すべて殺してやるよヶヶヶ」
「ふざけるなー」と頭の中で叫んだ。そして俺はふたたび動こうと頑張る
しかし、まったく体は動かない。何もできない自分が悔しくて涙が出てきた
その時だ!
いままで苦しんだ表情をしていたはずの光恵の表情が笑みを変っていた
そして、「その程度かよ」と言い放つと胸ポケットから札らしき紙を取り出し
やつの背中に張り付けた。
「ぐあああ」と今まで不気味な笑みを見せてたやつが急に光恵の首から手を離し、
苦しみながら後ろへ後退していった。
(86)
「テメぇーあんまり調子こいてんじゃねーぞ」と叫ぶと
やつに回し蹴りを食らわす
「調子に乗りすぎた報いを受けな」と言い放ったあと
胸ポケットから新しい札を取り出し右手の人指し指と中指の間で摘まみ
「ジ・エンドだ」と言うと摘まんだ札で☆の文字を書きながら呪文?を唱え始めた
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」そして唱え終わるとその札をやつに張り付けた
「ぐあああああああああああああ」と苦しみならがやつの姿は変わっていった。
今、目の前にいるのは人の姿だった。おそらく人間だった頃の神山龍次だと俺は思った
そして神山龍次はこっちに向かって軽くお辞儀をしたあと消えていった。
すべて終わったあと私は腰を抜かしてしまい、目から涙が溢れた
「いい歳こいたおっさんがめそめそ泣いてんじゃねーよ」
と光恵はカバンからハンカチを取り出し渡してくれた。
(87)
「さ、帰ろうぜ」と歩き出した光恵に対して俺は
「光恵ちゃんどうしてここに?」と尋ねると
「何言ってるんだよおっさん、人の家の前でうろうろしやがって
ストーカーみたいだったぞ、観たいドラマがあるんだよ。さっさと行くぞ」
その後、特に会話もせず歩く光恵と俺、本当はもっと光恵にいろいろ聞きたい
ことがあるのに結局、口に出して言えることは出来かった
しかし、悪魔?に取り付かれた神山龍次の怨霊を見たのはさっきで三回目だったが
アームレットらしき物は、はめてはいなかった。
そういえば神山龍次の遺体にもはめてた形跡はなかったという話だ
いったんどこにいったのだろうか・・?そもそも呪いの根源は
あのアームレットだったんだろうか?
いろいろ考えごとをしながら歩いていると
「おっさんここでお別れだな」と言うと俺の肩を軽き叩き
「いつまでも、くよくよしてんじゃねーよ。心配するなもうすべて終わったよ」
「光恵ちゃんありがとう」言うと光恵はやさしい笑顔を見せたあと歩き去ろうとした。
(88)
「ちょっと待って」と光恵に向かって呼んだ後、俺は光恵に自分の携帯番号の書いてある名刺を渡した。
「このハンカチ洗濯して返したいし、あと何かお礼がしたい」と俺が言うと
「うまいこと言って俺とデートしたいだけだろ?wまあいいか、んじゃあまた電話するわ」
と言い歩き去っていった。
俺は自分のアパートに戻ろうと歩いてる最中、携帯が鳴った
見知らぬ番号だが電話に出ると高森の母親からだった。興奮した口調で
「進藤さん康之の意識が回復したの!熱も下がって奇跡が起きたの」
「本当ですか!よかった・・・本当によかった・・・」
再び俺は泣き出した。泣き声を聞いた高森の母親も
「ありがとう、ありがとう」と泣いていた
人生でここまで泣いた日はあの事故の時以来だ
あの時、頭から血を流して死んでる両親の姿を見て
お父さん、お母さんと何度も呼んで泣いてた記憶がある
その時のことを思い出すとまた余計に涙が出てきた。
(89)
泣くに泣いた俺は、今日もう一度泣く瞬間が来ることに期待をした。
加藤が無事見つかったという連絡だ!
アパートに帰ると俺は、携帯をテーブル前に置いて着信音が鳴る瞬間をずっと待った
しかし、何時間待っても着信音が鳴ることはなかった
どうしてなんだ?光恵のおかげで呪いは消えたはずなに
もしかして加藤はすでに・・・・いや!やめて擱こう
明日から仕事に復帰だ、もしかしたら何もなかった素振りで
明日仕事に来るかもしれない。希望を持とう
次の日、俺は久しぶりに仕事に行った
しかし、加藤の姿はどこにもなかった・・・
会社の同僚達にいままで休んだことを謝罪すると
みんな笑顔で歓迎してくれた。1人を除いては
いままで通り普通に仕事をこなしていると奴は楽しそうにこう言い放った。
「しかし、加藤はどこ行ったんだろうなー、どうせ男と駆け落ちしてるんだろ?w」
こいつは清水と言うやつで前に加藤に告白するが男性に興味のない加藤に振られてから
必要以上に加藤に嫌がらせするようになった。社内いじめというやつだ。
(90)
「お前、言葉に気をつけろ。加藤はそんな子じゃない!」
「じゃあどんな子だ?あんな女ほど顔に似合わずヤリマンだったりするんだよなw」
「テメぇーいい加減にしろ!」俺は清水に近づき胸ぐらを掴んだ
「なんだお前、やっぱりお前らできてたのか?そりゃ会社休んで
M嬢を探す旅してるんだもんなw」
「この野郎」と俺は思いっきり清水の顔を殴った
それを見てた同僚は必至で俺を抑えた
そして、俺は編集長に呼ばれて個人面接室に連れられた
「進藤、気持ちは分かるが暴力はいかんだろ」
「すみません、きちんと責任は取ります」
「責任?ふざけるな!お前は大事な部下だぞ、そして加藤も大事な部下だ!
加藤に今回の取材させたことは後悔してる。加藤にもしも事があったら
上司として責任はきとんと取るつもりだ。だが俺もお前と一緒でまた此処に
加藤が戻って来ると信じてる」。
(91)
「編集長・・・」
「今回の怪奇特集は中止にしよう。本当にも申し訳なかった」
と、編集長は頭を下げて謝罪した
俺は編集長のことを勘違いしてたようだ。自分が恥ずかしく思える
編集長の気持ちに考慮して清水に謝罪してこの騒動は収まった
仕事が終わり居酒屋で1人で飲んでいると携帯の着信音が鳴った
「OOO警察署の安岡と申しますが・・・・・」
ついに加藤が見つかった!警察の話だと加藤は山の山中で衰弱した
状態で倒れているところを狩猟に来てた人が見つけてたとのこと
衰弱してたが命には別状なく現在は病院で治療中との話だった
俺は嬉しさのあまり酒をとことん飲んで1人で祝杯をあげた
しかし、意外にも涙は出なかった。
それから4日後、休日に俺は高森に見舞いに行くことにした
高森はあと一週間で退院するとの話だ
昔、俺も入院したことのある病院、高森は病衣の姿でベット上で
ライトノベルを読んでいた。
(92)
「よう!調子どうだ?」と俺が声をかけると
「進藤か、また会えて嬉しいよ。ところで俺とお前が生きてるってことは
神山龍次の呪いは消えたってことだよな?何が起きたか説明しろよ」
俺は高森にあの神社での出来事を話した
「なるほど、美少女戦士水神光恵ちゃんが助けてくれたわけか
今度光恵ちゃんにお礼のキッスをプレゼントしないとなへへへ」
「お前はほんと懲りない奴だな。いい加減にしないと
今度は光恵ちゃんに病院送りにされるぞ」
「その凶暴性も萌えるんだけどなwそれより知りたくないか?」
「ん?何を?」
「光恵ちゃんのパンティの色と柄(^O^)/
スカートの中に潜った時に見ちゃったんだw
男っぽい喋り方するけど結構かわいいパンティしてるんだぜw」
俺は大きなため息をついたあと
(93)
お前なー相手は高校生だぞ?俺はお前みたいな変態じゃないよ」
「ちぇ、相変わらずつまんない奴だな。それよりさ、俺退院したら働くわ」
「お!高森どうしたんだ?急に」
「意識戻った後ずっと、かあちゃん俺の看病してくれたんだよなー
朝から晩まで、その時改めて母親のありがたみってやつ?肌で感じたわ
それにこれは呪いとは関係ないと思うけど、見舞いに来てた親父が最近体調が
あまり良くないのでついでに健康診断受けたらレントゲン写真に黒い影が
映ってたらしくて親父も入院することになったんだわ。まあ医者の話だと
良性か悪性かまだわからんらしいけど、何にせよ両親を支えられるの
俺しかいないしな」
「高森お前・・・・・・」
「ところで姫はどうしたんだよ?」
「ああ、加藤は無事だったよ。お前と一緒で現在入院中だ」
「そうか、よかったな。それより今度姫に会わせろよ」
「お前が襲わないって約束するならいいよ」
「人を獣扱いするな!ヴォケ」
_,. -‐1 ,. - ‐:‐:‐:‐:‐- 、
_,. -‐:'´: : : : : | , :'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.丶
,.イ ,.-:'´: : : : : : : : : : : ! /::.::.::.;.ィ::; ヘ::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\
/: ∨: : : : : : : : : : : : : : :l'/l:/::./ ,':/ i::.:ト、::.l、::.:!::.::.::.::.',
,. -:' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : -┴-'.._l/ l:| i::| i::l::.::.::.::.::i
ー‐ァ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ーァ l| l| l:|::.::.::.::.::|
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ー‐‐---、!ヘ::.::.::.::|
,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ┬--、 }::.:/::.!
! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.イj {辷リ ′/::/!::/ここは貴方の日記帳じゃないわ。
ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.. : :、/ ; /〃ノ:/
´. .:.:.:.:.:.:.:.: : : .:.: : : .:.:.:.. : : :.:.:.:.:.:.:__:.:.ヽ r―-, /-:'´::;′ チラシの裏にでも書いてなさい。
`ー---;.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.V ̄`ヽ、 `ー‐' ィ;、:::∧:{
/:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|'´ヽ rく` ト、. -‐'´ | `:く ` ね!
厶-‐'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.| _,.-‐! \ __,,. -‐''´ }‐:、
_l;.ィ´ヽ:./ヽ:|'´ ,>‐'´: : く ∨ > \
_,r{`7  ̄{ ̄} ̄¨`‐く__ヽ_;,: -‐; :\ _,.-:'´: : : : : :>、
,.イ | 〉´ ̄ ̄ ̄:  ̄`ー‘v'´>‐_く : : : \___,,. -‐:'´: : :ト-、_;,.-'´ ヽ
r'l ! ,し′: : : : : : : : :}_ノ/ __,,.ヽ: : : : : : : : : : : : : : V l
,Jー'´: : : : : : : : : : :`辷'_,,、 '; : : ∧: : : : : :_; -'´ |
l´: : : : : : : : : : : : }´ l l`ー':.:.:`ー:.'"´:〈 v'
105 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/13(金) 21:01:25 ID:q8Flpct9O
もっとスレ書いてよ〜♪
(94)
それから一週間過ぎたが加藤からの連絡はなかった。
俺から何度か加藤の携帯に電話やメールを送ったが、返事は返って来なかった。
加藤いったいどうしたんだ?意識がまだ戻ってないのか?それとも避けられてるのか?
そして更に一週間過ぎたが相変わらず加藤からの連絡はなく
この日、いつもどうり会社に出勤したら編集長に呼ばれた
「加藤が仕事辞めたぞ」
「え?どういうことですか?」
「退職届け郵送で送られてきたんだよ」
「編集長まさか受理したんですか?」
「俺も最初は納得できなかった。しかし直接では郵送で送ると云うことは
加藤はよっぽどあそこ行ったことを忘れたんじゃないか?
それに加藤には加藤の人生がある。それを止める権利は誰にもないよ」
編集長はそう言ったが俺は納得できずその夜、酒をかば飲みした
そしてまた更に一週間が過ぎた。
(95)
俺は完全に加藤のことは忘れようとしてた。
編集長が言ってた通り、加藤はあの民宿に入った記憶を完全に消したいんだろう
無理もないと思う。実際に体験した俺なら分かる、あの民宿の恐怖が
あの開かずの間のことを思い出すと今でもずっとする
俺達が体験したような怪奇現象を加藤もおそらく体験したのだろう
それに加藤には加藤の人生がある!今回のことを忘れて加藤が新しい人生を
歩んでくれればそれが一番いいと思う。逆に俺と関わると
また嫌な記憶を呼び起こすだけだろうし。
その日仕事が休みだった俺はアパートに引き籠りずっとゲームをしていた。
[風来のシレン]俺はこのゲームが一番好きだった
加藤と仲良くなったのもこのゲームがきっかけだった
加藤が入社仕立ての頃、大人しく仕事以外の話はほとんどしない子だった
(96)
ある日の昼休みに、俺は外の空気を吸おうと会社の屋上へ行ったら
加藤が風来のシレンの攻略本を読みながら座ってた
「君このゲームやるの?」と話題が盛り上がり
そして加藤と友達になったのだった。
俺は我を忘れてゲームに集中してると携帯から着信音が鳴った
携帯を見ると「おお!」と思わず声を出してしまった。
発信人は加藤だった!
「もしもし、先輩お久しぶりです」
「加藤その・・もう大丈夫なのか?体調は」
「はい、大丈夫です。先輩ずっと連絡できなくて
すみませんでした。でもやっと決心が付きました」
「そんなこと気にしなくていいよ。それより決心って?」
(97)
「すべてを話す決心です。先輩に聞いてもらいたくって・・」
「いや加藤、話さなくていいよ。何があったか知らないけどもう忘れようぜ」
「いえ、聞いて欲しいんです。私の過去を」
加藤が私って言ったような・・自分のことを僕としか呼んだことのない加藤・・
聞き間違え?と思いながら加藤はしゃべり続ける
「あの時、私は自分の本命を思い出しました
私は加藤久美代(仮名)ではなく本命は・・・神山早苗です。
「ええええええ?でも神山早苗は死んだって聞いたけど?」
「先輩どこかでいろいろ調べられたようですね。なら話しやすいです
神山早苗が死んだことにされてるのは誰かが私のことを
調べてそして私が過去の記憶を取り戻すことを恐れた今の両親の配慮だと思います
私はあの民宿に入った時に失った記憶をすべて取り戻しました
そして民宿から出た私はしばらく放心状態で目的もないまま歩き続けました
気づいたら山林の中にいました。そして先輩に電話した後にうめき声が聞こえたんです。
とても恐ろしい声で何度「死ね死ね」と聞こえてきました
しかし、その声は見覚えありました。彼だ!と思った瞬間から記憶がないんです。
(98)
次に目覚めた時は病院のベットでした」
「加藤でいいかな?」
「はい、加藤のままでいいです」
「加藤がさっき言った彼とは君のお兄さんつまり神山龍次のことだよね?」
「違います」
「え?」
「確かに体は兄のものですけど、兄に取り付いたもう一つの兄の姿、
彼は自分のことを[ダスク]って名乗ってました」
「ダスク?確か君のお兄さんは事件の一カ月前に路上でアームレットを
購入してからおかしくなったんだよね?」
「違います。兄はもっと前から[ダスク]という、もう一つの人格を持ってました
父や母は気付いていませんでしたが私の目の前には何度か[ダスク]は現れました
[ダスク]になってる兄は別人で、ものすごく怖かったです。
声も兄とは別人の声を出してました。」
(99)
「私は何度か[ダスク]となった兄に殺されそうになりました。
しかし、そのつど兄は自分の人格を取り戻し私を守ってくれました
[ダスク]は何度か私に「明日お前の両親を殺してやるヶヶヶ」とか
「お前の友達の内臓を抉り取ってやるヶヶヶ」とか恐ろしいことを
私に言ってきました。しかし、兄はそのつど[ダスク]の人格を抑えました
でも、先輩は知ってると思いますがあの事件の一か月前ある事件が起きました
近所の男子高校が内臓を抉り取られて殺される事件が発生しました
私は[ダスク]の仕業と直感しました。
その事件が起きた夜、兄は私の部屋に来て泣いていました
そして兄は私にこう言ったんです。
______________
/ ______________\へ
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ヽノ ,,,,,,,,,,,,,,丶冫_ .,,,,,,,,,, /ヽ
/^ヽ- √ ̄ ̄ヽ.. / ̄ ̄ ヽ .|^丶
|∂/ . | -=・=- | | -=・=- .| <∂|
r、r.r {.. ヽ_______丿 .ヽ ______.ノ ./
r |_,|_,|_,|. )( )( ヽ
|_,|_,|_,|/ __|__ | あっ、そう!!
|_,|_,|_人そ(^i \__ / .| で?
| ) ヽノ | ノ
| `".`´ ノ _-----_ ノ
(100)
「早苗、あいつを抑えるのもそろそろ限界かもしれない
俺が完全にあいつになるのも時間の問題かもしれない
だから、早苗にお願いしたい。俺は殺してくれ。自分では
あいつが邪魔してできない。俺がお前の兄でいられる間に頼む
俺を殺してくれ」と。
「そんなことできないよ。お兄ちゃんの馬鹿」
私は何度も軽く兄を叩き泣いていました
そして次の日、兄は完全に別人になってました
ねぇ先輩、私あの時、兄を殺すべきだったんでしょうか?」
電話の向こうで加藤が泣いてる声が聞こえた
「何言ってるんだよ。加藤は間違っていない絶対に」
何を根拠に俺は絶対と言ってるのか、自分でも分からなかった
でも、もし同じ状況なら俺も加藤と同じ行動を取ったと思う。
しかし、男子高校生が殺された話は初耳だった。
(101)
なあ加藤、お前のお兄さんの[ダスク]と云うもう一つの人格は小さい頃からあった
人格なのかな?あとアームレットはまったく関係ないんだよね?」
「はい、先輩のいうアームレットはまったく関係ないです。
母もそのアームレットのせいで兄がおかしくなったと思い込んでたみたいで
兄が部屋に置き忘れた時に処分したみたいですけど、まったく変わらない兄の姿を
見て落胆した様子でした。あと兄がおかしくなったのは兄が中3の頃だったと思います。
あの時から[ダスク]という人格を持ち始めたと思います」
「なるほど、そういう事だったのか」と俺が言うと加藤は続けて話し出した
「完全に[ダスク]の人格となった兄は私や母に暴力振るうようになり
私にいつも「お前らはまだ生かしといてやるよヶヶヶ、生け贄が揃うまではな」
と言って来ました。私は毎日が怖くて怖くて・・・・・
そして、[ダスク]となった兄は完全に部屋に籠るようになり、そしてあの事件が起きたのです」
「加藤もうやめておこう。もう充分だ」
「先輩、御気遣いありがとうございます。でも話させてください」
(102)
あの日の夜、私の部屋のベットで寝てたら顔を蹴られました
あまりの痛さに泣きだした。私の目の前に血の付いた文化包丁を持った
兄が姿がありました。そして私にこう言いました
「おい、儀式の始まりだ。心配するなお前は最後殺してやるよヶヶヶ
それまでここで大人しく待ってろ」と言い放ったあと
兄は部屋を出ました。私は恐怖のあまり体を動かせませんでした。
そして下から母の悲鳴が聞こえました。
私は我慢が出来ず下へ向かって走りました
途中、客室の部屋から宿泊に来ていた若い男女が血塗れの状態で倒れてました
私はそれを見て腰を抜かしました
でも、私は怖いのを我慢して両親のいる下へ向かいました
そして私が目にした光景は父が血を流し倒れていました
そして兄がこれから母を襲うとしていた瞬間でした
母は私を見るなり「早苗」と叫ぶと同時に兄はしゃがみ込んでる母の喉元を刺しました」
「加藤もいいからやめろ」と思わず俺は叫んだしかし、加藤は話し続けた。
(103)
「返り血浴びた兄はこっちを不気味な顔で微笑んでいました.
私は怖くなりその場から逃げ出そうとしました。そして非常口まで急いで走りました
そしてあと少しって時に私は転んでしまいました。
血の付いた文化包丁を持ちながら近づく兄、私は恐怖のあまり体が硬直してしまい
動けなくなりました。そして私の目の前に来た兄は、文化包丁を振り上げ私を切り
つけようとした時、私はもう駄目だと思い目をつぶると「早苗」と声が聞こえました
目を開けると兄が涙を流してこちらを見てました
「早苗、こいつは今、全力で俺が抑えてる。だから今のうちに逃げろ」
「お兄ちゃん?お兄ちゃんなの?」
「早苗ごめんな、お前のことずっと守るって約束したのにな。
お前の漫画観たかったよ。ほんとごめんな、そしてありがとう」
「お兄ちゃん嫌だよ。このまま一緒に行こうよ」
な…なげぇ…(´・ω・`)
(104)
「早く行け、頼むから俺が俺でいられるうちに早く」
と言うと兄は中へ消えて行った。
私は泣きながら何度も叫んだ。行かないで行かないでって
でも、結局兄はそのまま中に消えて行った。
私は兄を追うことを考えた。でも、兄の気持ちを無駄にできないと
思いそのまま泣きながら外に走った」
そこまで話した加藤は泣いていた。俺も堪らず涙が溢れてきた
そしてしばらく泣き続けてた加藤は
「先輩すみません。私に話を聞いてくれてありがとうございます
誰かに話せて気持ちがすっきりしました。」
「加藤お前・・・・・・」
(105)
「それから私は記憶を失い、いままで加藤久美代として生きてきました
その頃からだったと思います。男性になりたいと思ったの
今思うと記憶は失われていましたが心のどこかで兄と一緒にいたい。
そう願った自分が男性の人格を作り出したと思います。
そう、兄である神山龍次の人格を」
「加藤お前、仕事辞めてこれからどうする気だよ」
「私、兄と約束したんです。いつか漫画家になって私の家の民宿を
モデルにした話が書きたいって。そして主人公は兄にするって
だから私、専門学校行ってプロの漫画家目指そうと思います
そして、いつか漫画の世界で私の両親と兄を甦らせたいと思います」
「漫画家かー、いい夢見つけたな加藤。俺もお前をずっと応援してるからな」
「先輩ありがとうございます!先輩に言ったら馬鹿にされそうですが
私、天国は絶対あると思うんです。だから天国でいつか両親や兄と一緒に
暮らせる日が来るって信じてます。
(106)
だから それまでは私の記憶の中でずっと生き続けてくれます」
「俺も信じてるよ。天国は絶対あるって!」
俺も加藤と同じでずっと信じてた。いつか天国で両親に会えることを
「なあ、加藤約束覚えてるよな?」
「約束ですか?」
「なんだ忘れたのかよ。飲みに行くって約束だよ」
「そうでしたね!また行きましょうね先輩」
「ああ!絶対だぞ加藤」
加藤との電話が終わったあと、しばらく放心状態が続いた
今までずっと子供の時に両親を亡くした俺が一番不幸者だと
思ってた。しかし、加藤は俺以上に辛い過去を持っていた
加藤が信じていた天国とは悲しみのない楽園なのだろうか?
俺は翼をくださいを熱唱した
悲しみのない、自由な空へ、飛ばさはためかせ、行きたい
歌い終わった俺は泣いてた。
いつからそんな泣き虫になったんだ俺は・・・・
(107)
次の日、会社に出勤した俺は編集長に加藤の過去の話は伏せたまま
連絡があったことと、漫画家目指すことを話したら
編集長は涙目をしながら「夢を見つけたんだ」と喜んでいた。
そして仕事が終わりアパートでコンビニの弁当食べてたら
携帯が鳴ってることに気づく、見知らぬ番号からの着信だった
が電話に出ることにした。
「よう!おっさん久しぶりだな」その声は光恵だった
「光恵ちゃん久しぶりだね。で、どうしたの?」
「おいおい、それはないだろ。おっさんが言ったんだぜ
お礼がしたいからまた電話くれって」
「そうだったね。あ!それとハンカチ返さないと」
「ハンカチみたいなもんどうでもいいけど、明日暇か?」
「大丈夫だと思う」
「なら16時に商店街にハラルン薬局(仮名)の前に待ち合わせでよろしくな」
「わかった」
(108)
「あ!それとあの変態デブと連れて来ないでね。もし連れて来たら一緒に
三途の川に送ってやるからな」
変態デブとは高森のことだとすぐわかったが光恵の最後に言ったことは
冗談聞こえなくて怖かった( ̄△ ̄;)
本当は明日仕事があったがしかし、加藤や高森そして俺を救ってくれた
彼女にはものすごく感謝してた。明日仮病使っても早退しようと思った
そして次の日、会社を体調不良を理由に昼から早退した俺は
10分早めで待ち合わせのハラルン薬局の前で待つことにした。
通りすぎて行く人達をぼーっと見つめていると
学生服を着てる少年と赤いランドセルを背負った少女が手をつなで歩いていた
その光景を見ると加藤のことを思い出して悲しくなってきた
神山龍次も神山早苗もただ、ごく普通幸せが欲しかっただけなのに
この世には幸せになる人間と不幸になる人間がいる
もし、本当に神がいるならなぜすべての人間を幸せにしないのだろうか?
(109)
本当は神なんて存在していないんだろ?そう思ったが、それを云うと天国の存在も
否定しかねないので止めておいた。死んでも天国でいつか会えるそう信じたい
「おいおい、いい歳したおっさんが何ぼーっとたそがれてるいるんだ?」
目の前には夏物のセーラー服姿の光恵がいた
「さあ、おっさん今日はたっぷり奢ってくれよ」と
少し歩いたところにある大手デパートの中に入った
バック、アクセサリー、服、化粧品、CDなどなど・・・・
現金では対応しきれないためすべてカード支払いをするが
あとで25万の請求がくるとはその時は想像もしてなかった・・・
洒落になってねーーーーーーーーーーーーー!!!。
2時間くらいたっぷり買い込んだあと
「ちょっと荷物多いからおじさん呼ぶわ」と
携帯で連絡したあとデパートの外で待つことにした
荷持ちを全部俺が持ったが洒落にならない重さで
デパートから外に移動するのが一苦労だった(;一_一)
外で待ってる間、俺は光恵にある疑問を聞いてみた。
(110)
「光恵ちゃんって性同一性障害なの?」
すると光恵はにっこと笑顔を見せたあと右ストレートが俺の腹部に入れた
「ぐはぁ」と苦しむ俺に対して
「いいか?俺は正真正銘女だ!確かに言葉使いは男って言われるけどな
俺はいつかキムタクのようなイケメンの王子様に抱かれるのが夢だ
確かにいままで彼氏はできたことはないが・・・・・orz」
しかし、この子と付き合う彼は逆DVを受けるんじゃないかと考えてると
「おっさん、今俺がめちゃくちゃ腹が立つこと考えてないか?」
と顔近付けて言ってきた。俺はドキッとして
「まさかそんなこと考えるわけないじゃないハハハハハ」と答えた
それから10分くらいして
「光恵ちゃーん」と車から男の人の声が聞こえた
「おじさん、わざわざありがとね」と車に荷物を載せた。
(111)
「光恵ちゃんそんな買い込んでお金大丈夫だったの?」と車の男性が心配そうに聞くと
「大丈夫!大丈夫!このおっさんが全部支払ってくれたから(*^^)」
「そうでしたか、私からも礼を言います」
「いえいえ、こちらもこの子には恩があるので」
「んじゃあ、光恵ちゃんまた後でね。楽しいデートになるといいね」
と言うと車を走らせ去って行った。光恵は咄嗟に車に向かって
「こいつと俺はそんな関係じゃないぞー」と大声で叫んだ
「んじゃあ、おっさん行こうか!」
「え?次はどこに?」
まだ買い物するかと思ってビビったが
「最後に飯ぐらい奢れよな」
「ご飯ねOKOK」と心の中でほっとした。
そして商店街にある中華料理に入った俺と光恵。
テーブル席に座り料理を注文する光恵。
(112)
「味噌ラーメン、チャーハン、餃子、からあげ、シュウマイ、春巻き
天津飯、酢豚、レバニラ炒め、マーボー飯・・・・・」
どんどん注文する光恵に俺は思わず
「ちょちょっと、そんなに注文して誰が食べるの?」
「あん?俺に決まってんだろ?腹減ってるんだよ」
俺は驚愕した。高森も大食いだがこの注文した量を食べるとしたら
高森を遥かに上回る大食だ!しかも高森は大食いの分結構太ってる
しかし、この子はぜんぜん痩せてる。痩せの大食いって奴か?
彼氏ができない理由がなんとなく理解できたような気がする
そして、注文した料理をどんどん食べる光恵
まだ足りないらしく追加注文をする。
いったいこの子の胃袋はどうなってるんだ・・」
やっと満足したらしく
「ふうー食った食った」と満足した顔をしていた
俺はこの前、聞けなかった質問を光恵にぶつけてみた
(113)
「光恵ちゃんがこの前見せた除霊方法って陰陽師の技とか?」
「ふふ、おっさん気になる?でもなーそれは企業秘密だ
まあ、生まれつき持ってる才能ってやつかな?
と答えてくれなかった。続いて俺は別の質問をぶつけてみた。
「光恵ちゃん以前俺らは悪魔に取り付かれてると言ったよね?
この前のやつは悪魔だったの?」
「ああ、おっさん達に取り付いてたのは間違えなく悪魔だったよ
前も言ったけど悪魔に取り付いた奴が死んで完全に悪魔になったパターンだな」
「今でも信じられないけど悪魔って実在するんだね」
「実在するも何も最近、悪魔の数が異様に増えてる。
そして悪魔に支配された人間も異常な数ほど増えてる
それが意味すること分かるかな?」
「意味って言われても・・・・」
「終末が近いってことだよ。世界の」
「しゅ、終末?」
(114)
「俺が以前、除霊した弱い悪魔が言ってたんだよ。
俺達悪魔は何百年も前から人間消滅計画を実行中だって
そしてそれはもうすでに最終段階まで来てるって」
「光恵ちゃん冗談でしょ?」
「冗談なら言えるなら嬉しいんだけどな。これがマジだから
やばいんだよ。最近の政府とかおかしいと思った事ないか?
それに最近大人しかった人間が急に犯罪事件起こす事が多いだろ?
自分の両親や子供すら殺してしまう事件、関係のない人を大量に殺す事件
悪魔はどんどん人間に取り付き人を支配し続けてる
そして意味もなく無駄に殺された人の怨みが新しい悪魔を呼びだし、そして悪魔に
支配された人が死ねば完全な悪魔として甦る
人間だけではない、家畜の牛や豚は人間に食べられて本当に納得してると思うか?
針で顎を刺されたあげく食べられる魚には怨みがないと思うか?
人間が当たり前に行なってることも怨みに繋がりそして悪魔を増やす原因となってる
政府すら支配してる悪魔はいずれ恐ろしいことをしかけてくると思う
(115)
「でも光恵ちゃん、それだともっと前から国会議員に取り付いて
恐ろしいことができたんじゃないの?なんでそんなに時間が掛るの?
やっぱり光恵ちゃんの考えすぎなんじゃないの?」
「いままでは悪魔を抑えてた存在がいた。よく言う神と云う存在だ!
神のおかげでずっと平和は保たれていた。しかし、最近はその神ですら
抑えられないほど悪魔の数は増え、また強くなってる
はっきり言えることはもうすぐ日本は終わるってこと。
日本だけじゃない、他の国も悪魔による支配は始めってる
すでに悪魔に支配されてしまった国すらある。
いずれは世界中の人間同士で殺し合いをさせ、そして
すべての人間を消滅させる。それが悪魔の考えて人間消滅計画の全容」
(116)
一か月以上前の俺なら、こんな話しSFホラーの馬鹿の妄想だと思ったであろう
しかし、あり得ない体験をしてきた今の俺は光恵の話が冗談に聞こえなく鳥肌が立った
「んじゃあ、そろそろ行くか!おっさん」と席を立ち店のレジの前で待機する光恵
俺はさっきの話のせいで完全に生気を失ってた。
レジで会計を済まし、外に出ると
「おっさんじゃあなー」っと歩き去ろうとした光恵を見て俺は逆方向に歩き出した。すると
「おっさん」と光恵が俺を呼び止めた。
「そんなに落ち込んだ顔をするなよおっさん!
あの時、おっさんに取り付いた悪魔を除霊するのは無理と言っただろ?
あれは本当だったんだよ。おっさんがあの悪魔に襲われようとした時は
実は俺、怖くて動けなかったんだよ。でも、おっさんがあの悪魔に言った一言で
俺、不思議と勝てる!ってそんな気がしたんだよ。あの時のおっさん、結構かっこよかったぜ!」
(117)
「それにあの首絞めらてる時はもう駄目かと思ったけど、おっさんの俺を助けたいって
気持ちが俺に伝わったんだよな。その時、俺は自分では信じられない力を引き出せて
奴を除霊することができた。
その時に気づいたんだよ、人には無限の可能性があるってことに!」
「無限の可能性?」
「そう!俺はずっと人間は弱い生き物で悪魔には絶対勝てないと思ってた
けど、誰か大切な人を守りたいって強く思った時に人は
どんな悪霊だろうが、悪魔にも負けない力を引き出せるんじゃないかって
だからそう、大丈夫だって未来はきっと明るいって。
あー俺に似合わないセリフ言っちゃった恥ずかしい・・・・」
と恥ずかしがるしぐさを見せる光恵は1分くらい時間を置いた後
「それによ!人間様に迷惑を掛けるような悪霊や悪魔は俺が全部除霊やりゃ」
と満面の笑みで言った。そして最後に
「おっさん、友達大切しろよ」と言ったあと、指で銃を形作ると「バーン」と
俺に放ちそのまま歩き去って行った。
(118)
俺は、歩き去って行く彼女の後ろ姿をずっと眺めていた。
それから一か月が過ぎた今、加藤と高森とは時々連絡を取りあっている
高森は退院した後、介護現場のディサービスに就職を決めた
入院中の時、母親からの看病を受けた高森は人の役に立つ仕事したいと
思ったらしく介護の仕事を選んだみたいだ。
しかし、父親が末期の癌で保険以外に掛るお金や生活費を稼ぐために
ディサービス以外にも夜にバイトをしてるらしい
あの入院以来、高森は別人に生まれ変わってるみたいだった
しかし、相変わらず高森らしくは残ってるみたいでだいぶ前にコスプレ用に買った
メイドを服を光恵に着させたいと「光恵ちゃんメイド化計画」と云う馬鹿な計画を
立てていた。
加藤は漫画家を目指して来年の春から専門学校に行くらしい
その間は義理の両親のところでバイトしながら暮らすと言っていた
記憶が甦ったことは内緒にしてるらしく神山早苗という名前は完全に封印して
加藤久美代として今の両親を大切にしたいって話していた。
(119)
水神光恵とはあれからまったく会っていない。
しかし、その内またどこかで会いそうな不思議な気がした。
その夜、俺はビールを飲みながら星空を眺めていた
光恵の言った無限の可能性っていったい何なんだろう?
あの時、[ダスク]という悪魔に完全に支配されながらも
妹を守るために悪魔を押えこんで妹を守り抜いた神山龍次の
奇跡もまた、人が持つ無限の可能性だったのか?
いくら考えても馬鹿な俺にはわからなかった
この先、どういう未来が待ってるのか見当もつかない
ただ、明るい未来が待ってると俺は信じてる。
だからこそ俺が今できることは・・・・・
俺は星に向かって言った
「今を一生懸命生きていきたい」と
その声はきっとあっちの世界にいる俺の
親父とお袋に届いただろう。 終
すげぇ!w
長さ、誤字脱字、文章力もさることながら、これを洒落怖に投稿しようとしたその勇気!
マジで俺も「今を一生懸命生きていきたい」と思わされたよwww
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::::::::::::::::::::::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::|:::::: |:::::::今を一生懸命生きていきたい::
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. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
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|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
これ投稿してたら10分の1先生で埋まるじゃねーかwwwふざけんなwww
SFホラー妄想乙。
貼り付けお疲れ様です。
先生はもっと小説や映画の名作ホラーに触れるべきだと思った。
「そんなことできないよ。お兄ちゃんの馬鹿」
だけ目に入った
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
これ、本人のあとがきとかキャラ解説もあるんだけど
131 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/16(月) 10:43:58 ID:2vYzN+1a0
なぜかネットにつながらない(笑)くだりでもうどうでもよくなった
>>130 それは載せるべきだ
>>130 頼む!うpしてください!w
もしくはどのスレで見られるか教えてください。
930:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/08(日) 22:14:40 ID:ZE6qxRBU0
すみません以上です。
文才のないつまらない話をこの場を借りて
最後まで投稿させてもらって本当にありがとうございました。
本スレで叩かれたのはいい経験と思い
これから勉強していこうと思います。
あと、職場の知り合いというのは、この話に登場する高森さんです
同じディサービスに勤務してます。
最後に御迷惑をかけて本当にすみませんでした<m(__)m>
937:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/08(日) 23:07:13 ID:ZE6qxRBU0
皆さんありがとうございます<m(__)m>
皆さんのコメント見ると涙が出てきました(>_<)
最後まで投稿してほんとよかったと思います。
すみませんあと、
「それよ!人間様に迷惑を掛けるような悪霊や悪魔は俺が全部除霊やりゃ」
これは
「それによ!人間様に迷惑を掛けるような悪霊や悪魔は俺が全部除霊やりゃ」
単純なミスを見つけてしまいました<m(__)m>
948:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 03:46:58 ID:YF1zoa6g0
皆さんいろいろな御意見ありがとうございます。
今回、生まれて初めて小説風な話書いたので
叩かれるのは仕方ないです。
そもそも洒落にならない話のスレで書くのは多少叩かれるって自分でも覚悟はしてました
だからできれば、ここを改善しろとか、どこのテンポが悪るかったとか
いろいろアドバイスもらえると今後のために助かります<m(__)m>
怒られるかもしれないけどできればまたリベンジしたいです<m(__)m>
971:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 18:56:16 ID:DQulweBU0
すみません最後にわがままなんですが
この話の本当のラストを書かせてください
叩かれるのは承知の上で言ってます。
そのあと、この話を書いた理由を書かせてもらいます。
そうしないと、やっぱ自分的には納得できないので
近いうちにうpしようと思います。
これで最後にします。本当にすみません
979:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 21:52:09 ID:ZcUl0upI0
>976
理由だけ書いてここへは書かないようにします<m(__)m>
この話を作ろうと思った、きっかけになったのは高森さんから聞いた怖い話から
でした。ここの話では、進藤という主人公が後輩の加藤を探して廃墟の民宿に行く話でしたが、実際、高森さんから聞いた話は違った話でした。
実際に聞いた話は進藤という出版会社に勤務する友達と心霊スポットに遊びに行って
怖い体験をした話で、念のためにお祓いをしてもらったという普段ありがちな怖い体験談
でした。それを創作小説みたいに俺が作り変えたのが事実です。
だから、加藤や水神光恵みたいなキャラは実在しません。
それに高森さんは普段からメイド喫茶が好きだったり、女子高生大好きって人前で言う人なんであんなキャラを設定したんですけど、今日、高森さんに殴られましたorz
なんで、あのような作り変えた話にしたかと申しますと
去年死んだ「レオ」という飼い犬の思いがあったからです。
レオは20年飼ってた柴犬で俺にとっては一番の親友でした。
レオは老衰しながらも一生懸命ご飯だけは食べてました。
自分ではろくに動く事もできず、排泄もできずにオムツしながら
ただ、ご飯だけは精いっぱい食べていました。
980:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 21:52:53 ID:ZcUl0upI0
その時にレオはまだ生きたい、俺ら家族の側にずっといたいって身にしみて感じました
俺もレオは大切な家族でしたし、ずっと側にいたかった・・・。
去年の7月は熱かった・・。レオの体力ではこの暑さに耐えれないと思い俺は親父に
頼みました。冷房のある家の中に入れてくれって
でも、親父は「何、馬鹿なことを言ってんだ」みたいな感じで部屋に入れてくれなかった
結局、レオは俺に最後の姿を見せずに会社に帰って来た時に犬小屋で死んでました。
俺は泣いて泣いて泣きまくりました。そして俺はレオにに約束しました
いつかきっと会おうと・・・・。
死んだら土に帰ると聞きますが、俺はそんなの信じたくないです。
人や動物は死んだらいつか出会える場所それが「あの世」だと信じてます。
だから、あの話を書きたかったんです。
俺以外にも大切な人(ペット)を失った悲しみを知ってる人はいると思います。
だからそんな人に観て欲しかった・・・。大切な人(ペット)を失っても
いつか会える場所があるそれは「天国」だと。だから今はしばしの別れだと。
981:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 21:53:31 ID:ZcUl0upI0
あの話に登場する進藤や加藤は俺自身だったと思います。
本当は小説ついてもっと勉強してから投稿するべきだったと
思います。でも、すみません自分の感情が抑えれなくて書いてしまいました。
しかし、皆さんの求める話しではなかったし、進藤さんをお笑いキャラに
して観てる人に笑える場面も加えようと思いました。
怖いとか悲しい話だけでは面白くないと思って。でも、逆に冷めてしまった人もいて
後悔してます。それに洒落怖スレに書くことも場違いだったと思いました。
だから、苦情が来たらやめますって最初に書いたんです。
でも、霊とか信じてる方がいるならもしかして、あの世も信じている人もいて
この話を理解してくれる人がいるんじゃないかって。
それに最近、民主党政権に変わり日本が危ないとか暗い話が多かったんで
人にはどんな逆境でも乗り越えられる無限の可能性がある。
だから、未来はきっと明るいってこの話で訴えたかったんです。
すみません、こんな馬鹿な俺がいうのはおかしかったです。自惚れでした。
140 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/16(月) 19:59:12 ID:2vYzN+1a0
なんであとがきまでうるせーんだよwwwww
天性の才能かよwwwwwwwww
982:八宝斉 ◆V25sNaEY56
10/08/09(月) 21:54:09 ID:ZcUl0upI0
本当のラストというのは、1年後加藤がもう一度あの廃墟の民宿に行って
家族にお別れをいう話です。お別れなしで終わるのも抵抗あったんで・・・
でも、ここでは書くのは控えておきますね。別の小説サイトで書こうと思います
もし、書けたらサイトのアドレスだけうpさせてもらいます<m(__)m>
アンチの方にそんな必要ないよって怒られそうですが(笑)
この話を書いてて自分の登場させたキャラになぜか愛着を持ちました。
別の小説サイトでまた、この話で出てきたキャラを登場させて小説書けたらいいなーって
思ったりもします。
すみません、ぐだぐだと長い話をして。
最後に応援してくれた方、アンチの方、いろいろご迷惑をかけてすみませんでした
そして、くだらない話しを最後まで書かせてもらい本当にすみませんでした<m(__)m>
心よりお詫び申し上げます。
八宝斉の全部読んだのです☆
143 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/16(月) 20:47:54 ID:ydfMgoqJO
パンツ一兆とか多杉だろ…
ヶヶヶ
死ぬ程洒落にならないイラッとくる話
<m(__)m>
↑wwキメエwwwwww
政権批判からペットへの追悼まで。
これだけの幅広いテーマを盛り込むにはこれだけ長編になるわけだよな。
さすが八宝菜先生。
普通なら途中で諦めるところを完結させる。
そこにしびれないぃ!憧れないぃ!
純粋ほど怖いものはないな
洒落怖スレで編集者なのに文章下手過ぎって指摘されて、知り合いの編集者から聞いたって言ってなかったっけ。
後書きで話聞いた相手が変わってるじゃないかよ。
>>148 アトガキを読むと殆ど創作って認めてるよね
ここに、そのコピペは無いが洒落怖スレでは
「全て実話です」信じるか信じないかは(略
みたいに書かれていたw
先生嘘つきwwwww
150 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/17(火) 18:47:24 ID:t/pf/ITA0
全部読んだ
…なあ、こんなこと言っていいのかな?
ひょっとして要約すると
すっげえくだらない話なんじゃないか?
後輩の女の子が行方不明になったのでオタ友と一緒に探しに行ったら悪魔に取り付かれた男の幽霊が現れて呪われたけど女子高生に助けてもらったらその男は後輩の女の子の兄だったので今を一生懸命生きていたい。
精いっぱい要約してみた。
>>150 そんなこと読まなくてもわかるわwwwwwwwwww
2,3レス目で気づけよ・・・
>>152 だってこんだけボリュームあるんだから
ひょっとしたら最後の最後面白くなるのかと思ったんだもん…
よしよし。
>>149 こんなにリアリティ0なのに実話って言われてもねぇ。
後輩の性別設定を途中で変えちゃったり悪魔が出てきちゃったり、書いてて暴走するタイプなんだろうな。
>>156 トリックを知らない馬鹿がいるとは・・・
>>157 どの辺がトリックなのか全くわからん。
ごめん。
>>158 >後輩の性別設定
最初を見る限りどこにも後輩が男だと先生は書いてないぞ?
160 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 17:41:55 ID:mjRc58HU0
先輩飲みに行きません?とか言って居酒屋wwwwwwwww
テラおっさんwwwwwwwwwwwwww
おまけに僕っ子とかwwwwwwwwwwwwwwww
トwwwwwwwリwwwwwwwwwッwwwwwwwwwwwwwクwwwwwwwwwwwww
もういいじゃんよ
加藤実は男で進藤ガチホモでしたってことで
うんそうしよう
馬鹿多いなwここは
性同一性障害って文字も読めないみたいだなw
意味も知らないのかwごめんごめん。
馬鹿が馬鹿の批判し合うスレ
まさに死ぬほど洒落にならんわww
八方菜を先生と呼んでるぐらいだから馬鹿かw
まあ、粘着の仕方が幼稚だけどなw
163 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 21:58:28 ID:OyIBebVK0
本人必死wwwwwwwwwwww
で、すぐ本人発言なるわけだw
知能指数低いね
165 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 22:38:59 ID:zAS2blHlO
>>162 えー…あんなんトリックって言わねぇわ。
女にしたくなって無理矢理後付けしたとしか思えないわ。
このスレの主旨分かってなかった?
166 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 22:57:34 ID:/RNQzgdA0
発砲祭は、こんな展開のこのスレで、また長文連投するくらいなら本物の大先生。
トリックなんかどうでもいいけど
そのあたりから急激にキモくなっていくんだよな
吹っ切れたように
>165
ほほwではチミのトリックを見せてもらおうかw
トリック使った作品を作って見せてくださいな。
よろしくお願いします。
性同一性障害の設定が一人称が僕である加藤が女なことの理由付けにしか使われてないのがなぁ…
>169
日本語がおかしく何言ってるか? 解りませんw
性同一性障害の設定が
加藤は一人称が「僕」だけど実は女
ってことの説明以外に生かされてないなって意味合いです
172 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/19(木) 02:47:15 ID:Vf1EJXxNO
「死んだら土に帰ると聞きますが、俺はそんなの信じたくありません」って…。
言葉の意味わかって無いんだろうな。
きっと性同一性障害もよくわかってないんだろう。
本当に社会人なのかも疑わしいし、実は高森も実在せずというか高森=先生なんじゃないかと思ったり。
後書きが一番怖いわ。
つーかおばはん何者だよ!
誰だよ!
つーかアームレットって何だよ!
これもトリックか?
>>174 アームは、英語の arm 及びそれから派生した言葉で、以下の物を指す。
腕
産業用ロボットの一部。マニピュレーターとも呼ばれる。
照明やモニターを支える部分の部位のこと。
権力
兵器、武器、軍事力など
てか、普通はブレスって言うよね?
先生の造語じゃねw
初めて聞くしwwww
また新たな伝説が‥‥
アームレットは造語じゃねえだろ
アームレットは確かにあるよ
ブレスは手首、アームレットは肘より上二の腕につける
けど普通女性が着ける(最近は流行ってない)
じゃなくて意味ありげな描写しといてオチが母親が捨ててた
って、なんじゃそりゃ
>>177 成程!d。
勉強になった。
例えて言うならムエタイの腕リングみたいなヤツかな?
>>178 あー、そうそう。箇所としてはそこ
普通着けないでしょ
つーかおばさんが「〜アームレットが〜」なんて言うか?
ゲームの装備でしか聞いたことねえや
設定は10年前だからなw
なあ、現実の話と思うからおかしくなるw
これは非現実の世界w
アームレット購入したことを
親に話したら親はアームレットの事を
覚えるんじゃないのw
あと、ヤフーで調べたら一様、男用もあるみたいよw
男の場合は首を着けるのがほとんどじゃないの?w
まあ、でも着けるとしても学校以外だろw
まあ、そんなに熱くなるなw
それより新作はどうなったの?w
>>182 「一様」って何だよ。「一応」だろ?
誤字の具合といい、必死な火消しっぷりといい、お前は先生か?
あ、それと単芝は臭いから止めたら?^^;
>>182 >> これは非現実の世界w
わかってるよ、みんな知ってて言ってるんだよ
>> 男の場合は首を着けるのがほとんどじゃないの?w
首を着ける?
>> まあ、でも着けるとしても学校以外だろw
どっから学校ってキーワード持ってきた?
別に学校に付けて行ったって良いだろ
いちいち反論してくるヤツいるけど
八宝斉は「おかしなところ」の指摘は大歓迎してんだぜ
もっと盛り上げないと八宝斉に失礼だぞ
ケケケケケ
確かに先生ぽい文だよな
先生は書く場所を間違えただけであって内容は評価に値すると思うよ
お前らも先生大好きだろ?
いや…
俺先生の機雷じゃないぞw
先生を文章は癖になるなw
頭のぐらぐらする漢字w
とりあえずお前ら
トリックを使った作品書いてみろ
てか、先生に指摘できるんだから
お前ら、うまい小説書けるんだろ?
さあ!さあ! 書けよホラw
巧妙なトリックの使い方、期待してるぞw
加藤を男と思い込んだ馬鹿は騙されたってことだよw
俺? 俺は気づいたさw
お前らの馬鹿さ加減に安堵したわw
だいたい書いても誹謗中傷食らうような場所に
先生が書き込むと思うか?
もう少し考えて書けよw
>172
お前馬鹿だなw
死んだら焼かれて灰になって墓場に埋まられるだろ?wwwwwwww
じゃあ、お前は死んだらどうなるか言ってみろよ。
ん? ん?どうした?
天国に行くのか?wwww
それとも無に帰るのか?
さあ! 答えろ!
逃げるなよカスw
192 :
本当にあった怖い名無し:2010/08/21(土) 08:05:30 ID:vF38pN00O
埋まられたりはしないと思う
批評家気取りで先生を叩いてる奴もどうかと思うが「文句を言うなら自分でやれ」ってのは流石に子供の理屈だわ
怖い話を読みに来てるんだよ
なんで書かなきゃいけないんだよ
意味わかんねーよ
おまえらに言いたいことがある。
今を一生懸命生きろよ。
>>191 だってそれを信じたくないっつってんのは先生だろ。
先生に聞けよ。
>>196 自分に聞かれてもw
すいません‥
僕は嘘つきなので<m(__)m>
いつも応援して下さり感謝致します
<m(__)m>八宝菜
>>1 オカルトと関係の無い糞スレ立てるな。
>>12 コテハンとやら、そんなに自分の作品を見せたかったらサイトつくってやれよ。
2chはてめえだけの板やスレじゃねえ公共の場。占有するなうっとおしい。
>>198 コテハンはすでにとこかに消えてるよ
このスレを立てた>>1が全部悪いんだよ。
つーか、まとめサイト先生の作品、
放置決定みたいだぞwwwwwwwwwwwwwwwww
まとめサイトは基本的になんでもいいんだぜ。
先生の作品は掲示板枠扱いで、怖い話2の中に「ダスク」ってタイトルで登録されてるよ。
ぶっちゃけこのタイトルは無いわ〜^^:
次の作品には先生自らタイトルをつけることをキボンしますw
てか、誰か続き書けよwwwwww
よし、Tさんを登場させてあげようwwwww
>>200 ダスクwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
明日からまた仕事か…。
今を一生懸命いきるか。
先生の作品から今日を生きる力強いメーッセジをいただきました
ありがとうございます
か…完全版wwwwwww
かなり加筆してるwwwwwwww
この人どこまでマジなんだ?
なんか洒落にならないぞ
だんだん怖くなってきたwwwwwwwww
加筆はしたが誤字脱字の修正はしなかったようだな
もしや書いたものを読み直してないのか
俺なんか元々投下されたもの、このスレに転載されたもの、完全版の3回も読んでるのにwww
魔猿www
何て読むんだ?マサルか?
コワイよマサルさんwwwww
ダスクの立場はwww
怖いよマサルさんいいな
ダスクよりずっといい
ケータイ小説糞ワロタwwwwwwwwwwwwwwww
お前らよく最後まで読めるなw
八宝斉とお前ら怖すぎる・・・
おまえ等八宝菜先生をバカにしてるけどなぁ
先生以下の某山田が今じゃ売れっ子作家なんだぞ
世の中なにがあるか分からんよ
細かく区切り杉で少しウザイな
せっかく専用スレ作ったんだから、誰か引っ張って来てくれよw
次回作
>若瀬るいの呪い〜ずっと一緒に〜
>開かずの間で登場した水神光恵の
>過去の物語です。
>「俺」とか男性口調を連発する光恵。
>実は過去に光恵を変えた理由があった。
>SF風ホラーです。
>他には短編のホラーとSF話も
>書こうと思います。
>怠惰な俺なんで完成はいつになるか
>分かりませんが^^;
先生の新作発表wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
先生今どこで活動してんの?
魔法の@ランドとかいう投稿サイト
赤緑氏の話は気を抜くと人物が追えなくなるから困るw
っつーか八宝菜の話ってどこが面白いの?
今を一生懸命生きているところ。
222 :
本当にあった怖い名無し:2010/09/02(木) 17:59:28 ID:ftgAjM1k0
サブタイがいちいちイラつくわw
223 :
本当にあった怖い名無し:2010/09/02(木) 18:09:38 ID:InAm18UJ0
新作記念あげ
ネタとして読んでるだけw
深夜アニメの様な面白さがある
(作画崩壊なんかも含めて)
八宝菜センセついに外国人参政権問題に挑戦!
さすがに読む気にならんw
八宝斉という名前に込められたメッセージ
八宝斉先生自身の名前も中華料理である八宝菜に乗っ取られているようであり
先生の怪談は、特定アジアの下請けを使っている低予算アニメによくある
見せたいシーンを無理やり線で結んだストーリー展開だし
誤字の多さや指摘へのスルーは、まるでかの国の国民性を皮肉っているように感じる
先生が社会人って嘘だよね
思春期真っ只中のお子さまならなんとか許せるレベル
てか、こんなスレもういらんだろ。
八方菜はいいからお前ら小説書けよw
小説すら書けないの評論家気取りは低能だよ。
230 :
本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 21:39:21 ID:ddr/sNzbO
>>229 「書けないの」ってなんだよ、低脳。
他人にとやかく意見する前に、てめえの文章を読み直せ。
231 :
本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 22:12:36 ID:n3yHs8Mp0
長すぎだろ。げんなりきた
>>229 この「小説書け」はちょくちょく出てくるな
何考えてんだ?
小説書けに微妙に反応するのは
書けないほど馬鹿だからw
開かずの間大幅修正中だそうですw
小説家しか小説の感想言っちゃいけなかったのか。
じゃあ映画監督しか映画の感想言っちゃダメなんだな。
親父ギャグとかいうのが投稿されてるぞ
寒すぎてイタイよ
>>237 blogのアクセス数upさせられるの嫌だから
読んでないw
宴会で役に立つ親父ギャグ集なのに
宴会で言ったら殴られる場合もありますってなにそれ怖い
このセンスのなさがたまらないぜ…!
センスの無さがセンス
243 :
本当にあった怖い名無し: