1 :
本当にあった怖い名無し:
また分家か
>>1乙。
もう6にもなるのか。
ちょっと驚いたw
ケイさんや坂さんもう来ないのかな…?
5 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 00:24:25 ID:SKB1VNYd0
ケイさんはブログで続けてるらしい。
「視えてねーよ」は落ちたの?結構好きだったんだが
7 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/16(木) 02:27:06 ID:qrL38AcY0
視えてねーよシリーズもこっち来れば良かったのにね!
>>4 何言ってやがる。コテを頻繁に変えて登場してるってのに。タイミング良く作者の入れ替わりがあるだろう?
9 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/17(金) 08:45:01 ID:snZjt90/O
悟空早く来てくれーッ!
10 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 00:28:39 ID:Y6ddTtdY0
保守挙げ
11 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 02:33:36 ID:5TJEslt9O
保守
語る奴ゼロwwwww
もうこんなスレ保守する必要ないだろ。落とせや
はい?
さっき前スレ埋まったばっかりだよ?
14 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/18(土) 23:59:04 ID:DCXsxZ5R0
坂さんの寝室誰か解説して
中身のイメージが湧かないぞ
なんで六日も前にスレ立てたんだよ。馬鹿か
ちゃんとテンプレに加えとか「950以降に立てろ」って。
完走記念真紀子
>>14 一説によるとはんぺんだとか。
17 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/19(日) 00:26:36 ID:jAg8C7YT0
やばい現象キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
投稿掲示板にキムさん来てる。
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < し わ し わ し わ 〜 ..
´∀`/ \__________
__/|Y/\.
Ё|__ | / |
| У.. |
21 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/19(日) 15:35:37 ID:GO964Up90
まとめには解説も欲しいこの頃です
好意でまとめてくれてる人に多くを求めるのは、どうかと思うなぁ。
自分で読んで理解できない人なのか、
解説付きの新たなまとめサイトを立ち上げようとしてる人なのか知らないけど…
別に他人に解説付けてくれと求めてるわけじゃないけどな
>>14 中身は胴体だけの小さな石膏像。
坂さんが売り渡しても、
すぐに新しい持ち主を殺して戻ってくるから、
売らないことにした。
って話じゃね?
たとえキャラ萌えと言われようとも、藤原君の人を待っている。
801板に藤原共々引っ越せよ
>>21-23 こんなにシリーズ物が増えると確かに必要かもね。
自分で書いてみて、「解説書いたんで使ってください」ってのも手じゃないかな。
作者本人に解説させるなんて不粋の極みだと思わないか?
解説が必要なほど難しい話ってあったか?
読者の質もレベル低下が甚だしいな。
つーか、解説って何?難しい云々以前に、必要っていう意見が分からん。何故必要?
小説のような長編でもないし、難しい話でもない。
それより、誰に解説しろって言ってるの?上の方では「まとめの方にほしい」と言ってるけど、まとめの管理人?
作者?第三者?
お話の投下を待っています。
32 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/20(月) 19:59:42 ID:0U4/cO6R0
>>30…そりゃ作者にだろ
そんな事より、なんかオマエ気持ち悪いよ?
作者に解説?
本編読めば分かるだろ、って思うんじゃないの?
しかし、「作者による解説が必要」ってもの凄い上目線だな。
>そんな事より、なんかオマエ気持ち悪いよ?
またいつもの奴か?誹謗中傷しかしないなお前は
35 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/20(月) 20:57:29 ID:0U4/cO6R0
その流れのどこに作者による解説と明記されてるのかね?
・まとめに解説が欲しい
・好意でまとめてくれてる人に多くを求めるのは、どうかと思うなぁ。
この流れを読んで作者と断言できるお前は凄いな。煽りでも何でもなく、上の文からどう読み取ったら作者と答えが出るの?
作者に望むならこのスレじゃないと無理だろ。まとめサイトって掲示板無いんだし。
>>23も微妙な言い方だし。
あれ?俺勘違いしてたのか?
「まとめに解説がほしい」ってのはまとめサイトの事じゃなくて、投下した後の総括、という意味での「まとめ」だったのか?
>>21 どっち?
vAKSqwqHOがそう言う意味で捉えて「作者」と断言してるなら納得いくが、それなら
>>23に突っ込めよ
勘違いしてるのはID:vAKSqwqHOじゃないかな?
話変わるけど、マサは洒落コワまとめの投稿掲示板に落ち着いたようだね。
それが正解じゃないかな。本スレに投下してもアンチの標的にされるだろうし、ここは眼中にないようだし。
投稿掲示板だと叩かれないし、まとめに載るし。
マサの話は色ボケ8割の話を大仰に書いてるだけに見えて、最も嫌いなシリーズだ。
実はここに来てくれなくて嬉しい。
最新50にしても、お話の投下がありません。
43 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/21(火) 19:56:02 ID:eesRmgxT0
【甕】シリーズまとめの意味もあって、兄貴視点の番外編を送ります。
番外編(寿命の時期) 1/7
俺が4歳になった歳の年末、両親が交通事故で逝った。
情に厚い田舎の百姓の一族だった親父のおかげで、俺は厄介者扱いされることもなく、すぐに親父の弟夫婦に引き取ってもらえることになった。
子どものなかった夫婦は、俺を実子のように可愛がってくれた。
だけど、素直じゃなかった俺は、なんとなく遠慮した感情を持ったまま5年の歳月を過ごした。
ある日、小学校から帰ったら、母さんが俺を呼び、かしこまった声で報告した。
「弟か妹ができるのよ」
俺は…喜んだふりをした。
ついに、この家に俺の居場所がなくなることを予感していながら。
数ヵ月後、病院のベッドで初めて美耶と対面した。
周りの子どもと比べても、一回り小さな赤ん坊だった。
「未熟児ぎりぎりだったの」
と、母さんは大役を果たした喜びを滲ませる。
恐々と手を握ると、美耶は力強く握り返した。
番外編(寿命の時期) 2/7
当時の俺は、いま考えると、なんて後ろ向きの暗いやつだったんだろうと思う。
美耶が家族の顔を識別するようになった。
母さんを見て笑い、父さんを見て泣き、俺を見て…警戒しているように…見えた。
俺は、美耶がいなくなってくれることを、毎日願っていた。まだ幼すぎて、この家を放り出されるのは、とても不安だったから。
学校の帰りに、途中の神社に寄り道をし、虚(うろ=穴)の空いているご神木に向かって祈り続けた。
「俺の居場所がなくなりませんように」
「働くことができるようになるまで、家を追い出されませんように」
「もし願いが叶ったら寿命が半分になってもいいから、どうかいまは捨てられませんように」
美耶の顔が見られなくなって、部屋にこもるようになった。
父さんと母さんは、そんな変化を心配したけど、原因はわからなかったみたいだ。
俺は、自力ではどうしようもないところまで追い詰められていた。
葬式の席で、親類の一人が、
「崇志(たかし)くんだけ生き残るなんて、可哀相ね」
と言った。俺も一緒に死ねばよかったね、という言葉に聞こえたんだ。
俺は、生きてても邪魔にしかならない存在なのか?
番外編(寿命の時期) 3/7
解決してくれたのは、他ならぬ美耶だった。
その日、いつものように神社に寄り、強力に祈念して帰宅した俺を、母さんが勢い込んで出迎えた。
「ベビーベッドの横に来て!早く!」
わけがわからないまま美耶の隣りに立つと、美耶が俺を見て、
「にーちゃ」
と言った。
笑顔で、はっきりと、そして、何度も何度も。
「初めての言葉が『兄ちゃん』だったなんて、ちょっと嬉しいでしょ」
と母さんは無邪気に喜ぶ。
…俺は…正規の子どもである美耶に、家族として認められた気がして…嬉しかったね、確かに。
すぐに鞄を引っさげて部屋にこもり、思いっきり泣き明かした。
あんなに苦しかった胸のつかえが、あっさりと溶けて消えてゆくのが不思議なほどだった。
早くに死んじまった実親のためと。
孤独な子どもとして悩んだ俺自身のためと。
何の罪のもないのに八つ当たりしちまった美耶のためと。
まあ、名高先輩とか、その他もろもろの人たちのために、俺は出家という道を選んだ。
いまは精神的にも落ち着いて、特につまづきもない。
ただ…。
あの虚の神木との約束が、最近、肩にのしかかってきている。
『もし願いが叶ったら寿命が半分になってもいい』
俺はいま35だ。本来の半分の人生しかないとしたら、そろそろ終わりが見えている。
番外編(寿命の時期) 4/7
だから、【ついでに】呪いをかぶってやろうかと思って、あの甕を壊した。
死んで元々だったから怖くはなかった。
でも、美耶は『呪いはもうない』と言う。
俺は、また美耶に助けてもらったわけだ。
退院した美耶とお袋を車に乗せ、俺は郷里へとハンドルを取った。
同時に退院した晴彦は、
「自力でなんとかするよ」
と、返却された自分の車で岡山まで帰っていった。
後姿を見送りながら、美耶が、
「ハルさん、また会えるかなあ…」
と呟くので、
「教授の家に戻るって言ってたろ。そしたら同じ県内なんだから、毎週でも会える」
と慰めた。
露骨に嬉しそうな表情(かお)するのが笑えるねえ。
番外編(寿命の時期) 5/7
帰り道。
後部座席でお袋が爆睡に入ったところを見計らって、美耶が語りだした。
「ねえお兄ちゃん…気持ちの悪い話しても、いい?」
眠気を覚え始めていた俺は、歓迎した(笑)。
「じゃあ」
と、妹は話し始める。
「あの甕ね、何に使ったかっていうと、地下にいる修験者に飲み水を提供するためだったの」
「ふうん…」
俺のイメージでは、修験者は、一切の食物を断たれる行(ぎょう)を強いられたのかと思ったが、水を与えられたということは、即身仏に近い状況だったわけか。
即身仏っていうのは、修行者が自らの意思で地中の箱に収まり、餓死するまで行を行うという荒行のことだ。食べ物は口にせず、漆を混ぜた茶のみを飲料するので、理想的なミイラに仕上がるらしい。
美耶が続ける。
「でもね、藤原は、その水に死んだ修験者たちの脳を混ぜたの。だから、まだ生きている修験者が甕の水を飲んだとしたら」
【共食い】になるんだよね、と、誰かに聞かれることを憚るように、美耶は、口元を手で覆った。
番外編(寿命の時期) 6/7
美耶の説明は、古代呪術の片鱗をかじった俺には、ピンと来る話だった。
「蟲毒(こどく)…だな」
蟲毒とは、毒のある生物を同じ入れ物に入れて共食いさせ、最後に生き残ったヤツを呪いやお守り代わりに使うっていう呪法だ。所持して定期的に贄を捧げてやれば、家督に繁栄をもたらす。逆に、敵対している家に送りつけて滅ぼす力も持つと言われる。
中国から日本に伝播してきた時点で、【毒の生物】に関しては、少し形を変えているようだ。
毒性を持たない犬を、頭だけ出して地中に埋め、飢え切ったところで首を刎ねて呪術に使うという【犬神】なんかも、蟲毒の一種だと分類されている。
「…人間って、なんでそんなこと実行できるの…?」
美耶は辟易した様子で吐き捨てる。
「さあなあ」
と答えたけど、俺にはなんとなく、呪術に頼らざるを得なかった、そして、呪術ばかりを発展させてしまった人間の気持ちがわかるんだ。
それしか救われる方法がなかったから。
「どうしても叶えたいことがあったら、より強力そうな力に頼るものじゃないのかな、人間って」
と言うと、美耶は、
「神秘的なものに頼るより、生きてる人間同士が協力し合ったほうが、絶対にいい結果が生まれる」
と言い切った。
番外編(寿命の時期) 7/7
美耶とお袋を家に送り届けて、寺に帰ると、お庫裏さんが外まで出て迎えてくれた。
「お帰りくださってありがとうございます」
いつもどおりの他人行儀な挨拶。
ついつい、イジワルなツッコミをしてみたくなった。
「俺が帰ってきて、嬉しい?」
お庫裏さんは笑って、
「貴方は私の大事な家族ですから」
と言った。
甕を壊すときに、俺、こいつに言ったんだよね。
「もし俺が死んだら、悪いけど、もう1回養子取ってくれる?」
馬鹿だな、俺って。
【家族】を信用しなくて、何回同じ過ちを犯すんだか。
「ただいま」
と言うと、奥さんは、ますます嬉しそうに、
「お疲れさまでした。お帰りなさい」
と答えた。
『明日死ぬ人間を今日救ったとしても、意味はない』
と美耶には言ったが、【今日できること】があるのなら、明日死ぬとしても、人生の意味はあるのかもしれない。
俺が僧侶である意味が、また一つ、追加された。
書きたいネタはまだまだあるのですが、区切りを持ちたいので、一応【完】とさせていただきます。
もしご要望があれば、11月末の締め切り予定で第二部を始めますね。
では要望を出しとく。
教授はいらね。
リクエスト待ちとか何様のつもりなんだか。
そうやって信者ばかり集めて馴れ合いたいならblogででもやれよ。
教授乙。
ネタある限り書いてほしい。
教授の人乙です
続きお待ちしてます
第二部わくわく…
わざわざイラネという奴は何歳だ?
教授待ってるよー
いや、いちいち反応伺うみたいに書き込むのが何様なのだ、教授の奴。
予告する大先生(´,_ゝ`)プッ
その顔文字ムカつくから使わないほうがいいよ
反応伺う、いいんでね?
なんかいけないの?
教授の人って山怖にいたorzなんじゃないかな。
相変わらず創作好きだ。
・書いて欲しければ書くよ?的な上から目線態度が気に入らない。
・次回の投下は、「要望があったから」投下したもの。自分は別に投下しなくてもよかった程度のもの。
・次回の登場に対して「もう来るな」といった批判をされても、
「要望があったから」登場したもので、自分の責任ではない。といった形になり得てしまう。
・要望が来るのは分かりきってるのに(応援してくれる人が居るのは明白)、わざわざ聞いている。
・要望があるか、だけ聞いて、もういいよ的な意見は無視する構えに見える。
こういったとこがちょっと気に入らないと言われる原因だと思うよ。
いちいち聞かなくても、本人が書きたければ書く、
もう終わりだなと思ったら書かない、で良いと思うんだよね。
>>62 同意。言いたかった事が鋭い切り口で書かれている。
教授の奴の書き込みより清々しい。
お話の書き手さんが激減するのも仕方ない流れですね
要望があればとか、第2部とか、番外編とか、かなり勘違いしてらっしゃるようですね
第2の霊感主婦友だな
要望があれば、と言うが、「イラね」という意見に対してはどう対応するの?
上の人も言ってるけど、こういうスレで要望がないなんてありえないのは自分でも分かってるんだから、いちいち断り入れる必要ないのに
淡々と投下してればいいのに
それにしても第2部・・・完全に作家きどりだな
要望があるのが当たり前?
読みたくなきゃ書いてくれとは言わねーよ
俺たちが希望して教授が書くっつってんだから
理に叶ってるじゃねーか
>>65 イラねと思うんだったらトリップもつけてるんだからNG登録でもしとけばいいじゃない
教授の読ませて欲しいなら書いてやるよ的な部分が鼻につく。そのくせ叩かれたら責任転嫁出来るように逃げ道作ってるのも嫌だ。
書きたくないけど要望に応えて書くくらいなら書かなくていい。
70 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/22(水) 21:59:30 ID:+VX4bZC3O
マサさんの新しい話がまとめの投稿掲示板に投下されてるんだが、なんでこっちに書いてくれないんだろうかね〜。
>なんでこっちに書いてくれないんだろうかね〜。
なんでここに書かなきゃならんのだ
読めればどこに投下されても良いんじゃないの?なんでここに投下されてないのが不満なの?
閉鎖的だな。
あ、ここのまとめの管理人かwそうだよね、ここに投下されないとまとめに載せられないモンねえww
>>68 別に俺がイラね、と言ってるわけじゃないだろ。
「イラね」という意見にはどう対応するんだ、って言ってるのに読解力無いのか
>>72 言外に作者は対応する必要はないと言ってるんだよ
>>71 洒落コワに異常な執着を見せて、
「このスレ(シリーズ総合)のせいで書き手が他(洒落コワ以外)に移ったんだお前ら絶対許さない」
とかキチガイじみた事ほざいてたのは、
洒落コワまとめサイト管理人なんですね分かります。
教授の人、修験者の脳みそを水に混ぜて仲間に飲ませたって史実なんですか?
後日でもいいんでちゃんと答えてくださいね〜。
私のご先祖様、藤原っていうんです〜。
「藤原」の全国世帯数:75206戸
「藤原の人口」:全国第46位
藤原って
明治維新のときに
名前しかなかった百姓が好んでつけた名前だって
じいさんが言ってた
>>75-76 その辺はオカルト脳で補完しようぜ・・・・・
後は自分で調べるとか。
オカルトを疑って掛かるのは正しい姿勢だけどなw
>>75 創作というか、共食いは中々難しいし微妙な問題も孕んでいる。
宗教色が濃い事柄である。カニバリズムでググれ。
ただし、この作家?のはウニの瓶覗きの話のパクリと思われ。
ご先祖様が藤原氏で秀吉の家来だった時にはもう名字は変わってる。
傍流だったんでしょう。 史実ならしょうがないけど、創作で共食いさせたとなると
気分のいいものじゃない。失礼にも程がある。
83 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/23(木) 10:49:00 ID:6GK+aBQu0
前にもクレーム受けていたし必要以上に貶めるのが好きな人だね
至極真っ当な指摘なんだが。共食いが史実かどうか聞いてるだけだろう?
不快に思ってる人がいるのに「貶めるのが好きなんだね」なんて、それも失礼じゃね?
>>74 マサさんはこのスレに投下してないよ?
元々洒落コワに投下してて、このスレが出来たために移動した書き手と同列に扱うのは筋違い
煽り合い、叩き、誘導、また誘導そして誘導・・・・こういう経緯が全く違う。
洒落コワまとめで思い出したけど、師匠シリーズの「怪物(結)」がいまだにアップされないね。
結以外は洒落コワ本スレに転載されてたからまとめにアップされたんだけど、
転載されてないからまとめにアップされないのか
と言うことはあそこの管理人、このスレ見てないな
このスレの住人ってみんな真面目だなとたまに思う
「面白ければなんでもいいじゃーん」じゃないところとかね。
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
心の病気なんだろ
キチガイじゃなくて、ただの寂しい人なんだと思う。
お話の書き手に粘着して、何かしらレスを貰いたがったり、
他人にレスをするとやっかんだり、構って欲しくて仕方ない。
赤ちゃん返りした子供みたいだ。
カニバリズムは土着宗教的なもの、飢餓感によるものと大別される。
文明が進む程に迷信の類いは駆逐され、前者は減る。
縄文期などの原始的人類でもない時代で、飢餓によらないカニバリズムが日本にあったのか?
ググれ!その辺が非常に(フィクションだからこそ)不愉快なんだよ、ばか。
面白ければ鬼畜犯罪物語でも大喜びしそう。>90,91,92
94 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/24(金) 08:40:37 ID:jVdRfXFg0
「史実に基づかないフィクションは書くな」ってどんだけぇ〜w
95 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/24(金) 08:59:37 ID:keQFy3VrO
こ
[邂逅(前)]
1/11
暁彦が撒いた餌・・・噂は、彼の意図する通りに広まった。
ある程度の広がりを見せた後、噂の元である人間・・・遠野が自宅で自殺するが、
彼の死を洋館の話と結びつけるものはいなかった。
北上もまた、大学の友人から洋館の話を聞いた。
話を聞いた彼が考えたことは、ただ1つ。
行ってみよう、神尾さんと2人で・・・はまだ無理そうだから、あの4人で。
北上は早速、神尾に連絡をする。
話を聞いた神尾は思う。
古乃羽と雨月君は喜ぶかもな。2人とも奥手っぽいから・・・いい刺激になるかもしれない。
神尾から話を聞いた鮎川は少し悩んだが、了承。
北上から聞いた雨月も、2つ返事で了解した。
こうして4人は洋館へ向かうこととなった。
人はこうして、我知らず危険に飛び込んでしまうものなのだろう。
時に噂に翻弄され、その裏にある意図を知らずに。
2/11
夕暮れ時。
4人で集まり、目的地へ向かう道すがら、俺は少し悩んでいた。
前の廃校のときのように、家族に・・・姉に一言、言ってきた方が良かっただろうか。
そうすればまた、お守りをくれたかもしれない。
以前なら言っていただろう・・・が、今はちょっと事情が違う。
自分でも信じられないが、俺にも彼女ができた。
今、俺の横を歩いている女の子、古乃羽。名前で呼んでほしい、なんて可愛いことを言ってくれる子だ。
まだ恋人らしいことは何もしていないが、俺ももう少し強くなって、この子を守ってあげたい。
昔は姉を守らないと、と思っていたが、病気から回復した姉は・・・今の姉は、以前とは変わって、強くなった。
何が?と言われると分からないが、とても頼れる、強い存在になった。
きっと、病気に打ち勝って自信が付いたとか、そういうことだろう。
その影響か、俺もちょっと自立のことを考えるようになった。
3/11
なんてことを考えながら歩いていると、前方に噂の洋館が見えてきた。
横の古乃羽も気付いて見ていたが、ん?と、少し首を傾げていた。
やがて洋館の玄関へ続く門の前に着く。
・・・と、なぜか前を行く2人が通り過ぎようとする。
俺「おーい北上、ここじゃないのか?」
北上「ん・・・?」
神尾「え?」
2人はキョトンとして振り返る。
俺「ほら、ここだろ?」
俺が洋館の方を指差すと、2人は気付いたようだ。
北上「あぁ、ほんとだ。いやー、気付かなかった」
まぁ、神尾さんとの会話に熱中していたのだろう。がんばれ、北上。
古乃羽「美加・・・。分からなかった?」
何か気になるのか、古乃羽が神尾さんに聞く。
神尾「んー。ちょっと気付かなかっただけかな。着いたねぇ。中々の建物じゃない」
そっか、と古乃羽は納得したようだ。
4/11
門を通り、玄関へ。そこから中に入る。
まだ夕刻ということもあり、薄暗いものの、灯りが必要なほどではない。
この時間にしたのは、珍しい建物なので中をよく見てみたい、という理由からだ。
別に夜だと怖いという訳ではない・・・ということにしてくれ。
入ってすぐ思ったことは、2階。2階には、なんだか行きたくない気分だ。
古乃羽も同じように思ったのか、2階の方を怪訝な様子で見ている。
我ながら怪しいカップルだ。取り敢えず北上に提案し、1階を見て廻ることにする。
珍しいものはないかと辺りを見ながら進んでいると、数こそ少ないが、いくつかの装飾品が目に入る。
その中でも気に入ったのは、錆びてはいるが中世時代を感じさせる甲冑だ。まさに洋館に相応しい。
ホラー映画とかだとこれが動き出すのだろうが、この甲冑は何故か素手で、武器を持っていなかった。
絵が掛かっていた跡のある廊下を抜け、やがて俺たちは広い部屋に出た。
5/11
神尾「へぇ、素敵なリビングじゃない」
部屋の中に歩みを進め、神尾さんが言う。
北上「天窓があるんだな、ここ」
明るいリビング。きっとここで家族団らん、なんて時代もあったのだろう。
・・・と思った瞬間、背後に気配を感じる。
後ろを振り向いた瞬間、入ってきた扉が閉まる。
それと同時に他の部屋に通じる扉も音を立てて閉まった。
そして何事かと思う俺たちの前に、それが現れた。
男「誰かと思えば、鮎川さんじゃないか」
男だ。長髪の男が、部屋の中に突然現れた。そして・・・古乃羽の名前を呼んでいる?
神尾「誰?・・・古乃羽、知っているの?」
神尾さんが古乃羽に尋ねる。
古乃羽「・・・・・・!!」
古乃羽は、ハッとして一瞬目を伏せかけたが、顔を上げ、男を見つめている。
知っているが、あまり仲の良い相手ではないようだ。
男は、手に錆びた槍を持っている。おそらくあの甲冑のものだろう。
そしてこの感じは・・・こいつは、人間だろうか?
6/11
男「自己紹介しようか。俺は暁彦。寺坂暁彦だ」
北上「北上だ」
すぐに北上が答える。それに続いて俺と神尾さんも答えた。
男はニヤニヤ笑いながら古乃羽に話しかけてくる。
暁彦「鮎川さん、成長したねぇ。あの時は何の足しにもならない、ただのカスだったのに」
古乃羽は何も言わず、男を見つめている。
暁彦「フン、俺がどう見える?崩れて見えるか?」
少し不快そうにして、男は続けて言う。
暁彦「まぁ、いい。お前ら、早速で悪いんだが・・・、4人中2人は要らない。とっとと死んでくれ」
男はそう言うと、北上を見て持っている槍を構えた。
北上「え?死んでくれって・・・?」
古乃羽「・・・!北上君、伏せて!」
古乃羽が叫ぶのと同時に、男がいきなり槍を投げてきた。
俺は反射的に北上の頭を抑え、床に伏せる。
投げた槍は轟音と共にその上を通り過ぎ、後ろの壁に突き刺さる。
7/11
暁彦「げ・・・壁に穴開けちまった・・・。また怒られそうだ」
何事か言っているが、ハッキリしたことがある。
こいつは危険だ。この異様な雰囲気。そして何の躊躇もなく、槍を投げてきた。
俺「逃げよう!北上、立て!」
こんな奴の相手はしたくない。俺は北上を起こす。
神尾さんは突然のことに少し立ち尽くしていたが、すぐ我に返ると、古乃羽の手を取って部屋の扉へ向かった。
俺は入ってきた扉に手を掛け、開け・・・開かない。
なぜか予想はできたが、開かない。カギがあるようには見えないが、力を込めて押したり引いたりしてみても、やはり開かない。
暁彦「ハハハ、おいおい、壊すなよ?お前らも怒られるぞ?」
男は笑いながら近付いてくる。
ダメか。逃げ道がないなら・・・!
俺は男の方に振り返る。と同時に北上も振り返る。どうやら同じ考えみたいだ。
取り敢えず第一に、奴に槍を渡してはいけない。
北上の動きは素早かった。
北上「うぉぉぉぉぉーーー!」
怒号と共に北上は男にタックルをする。俺も殴りかかる。
・・・が、相手は完全にこちらより上手だった。
8/11
男は北上に膝蹴りをし、片手で床に殴り伏せる。
そしてもう一方の手で俺の腕を掴むと・・・なんと片腕で俺を部屋の奥まで投げ飛ばした。
そして何事もなかったように、悠々と、刺さった槍の元まで歩いていく。
古乃羽「雨月君・・・!」
古乃羽が倒れている俺の元まで駆けてきた。守りたいのに・・・情けない。
男は壁から槍を引き抜くと、再び北上に狙いを定める。
俺「北上!・・・おい、やめろ!」
するとなんと、神尾さんが北上の前に両手を広げて立ち塞がった。
神尾「やめなさいよ!」
暁彦「ん・・・?」
神尾さん・・・なんて強い人だろう。これには男も少し驚いたようだ。
暁彦「勇気あるねぇ、あんた。でもな、あんたも要らないんだよ」
男がニヤリと笑いを浮かべる。
そして槍を握り返し、狙いを定め・・・
動きが止まった。
暁彦「・・・お前、何でそれを持ってるんだ?」
男が神尾さんに問いかける。
神尾「え・・・?」
暁彦「琥珀だよ、何でお前が持ってる?」
それに答えたのは別の声だった。
声「私があげたから、よ」
9/11
男の後ろに、いつの間にか少女が立っていた。
ヌイグルミを片手で抱え、もう一方の手には小さな水晶のような石を持っている。
神尾「あ・・・」
少女を見た神尾さんが、何か反応する。
男は軽くため息を付くと、槍を降ろし、振り返って少女に言う。
暁彦「お気に入り、って訳か?優理」
少女・・・ゆうり、というのか。彼女は答える。
優理「お友達よ。・・・壁、壊したの?そんなものを持って・・・」
男は一瞬イラッとした顔を見せたが、フン、と鼻で笑い、槍を投げ捨てる。
暁彦「ま、ちょっと遊んでみたくてね・・・」
少女は男の横を通り過ぎ、神尾さんの元へ行く。
優理「お姉ちゃん、やっぱり・・・来ちゃったのね」
神尾「優理ちゃん・・・ここで何をしているの?この人は誰?」
優理「・・・私の、兄様」
神尾「兄・・・」
男はウンザリしたような顔で少女に言う。
暁彦「優理よぉ、じゃあ、そいつだけはいい。後はいつも通りやるぜ?」
優理「うん・・・。お姉ちゃん、こっちに来て」
神尾「いや・・・いやよ」
神尾さんは首を振って答える。
10/11
神尾「優理ちゃん、みんなね、私の大切なお友達なの」
優理「・・・」
神尾「誰一人、死なせたりなんてできないの」
神尾さんに言われ、少女は困っているような顔をしている。
・・・しかし。
優理「・・・だめ。私には・・・大切な目的があるの。それは譲れない・・・」
神尾「優理ちゃん、お願い・・・」
優理「お姉ちゃん、少しだけ、ごめんね」
と言うと、少女の目が妖しく輝く。なんて綺麗な・・・吸い込まれる・・・
俺はハッとして、慌てて視線を逸らして言う。
俺「神尾さん、目を・・・!」
何か分からないけど、危険を感じた。しかし遅かった。
途端に神尾さんは目が虚ろになり、気の抜けたような表情になる。
そして少女と共に北上から離れ、部屋の隅へと歩いていく。
優理「ここに居ようね。すぐ終わるから・・・」
11/11
じっとその様子を見ていた男の顔に、笑みが浮かぶ。
そして男は北上の腕を掴むと、俺たちの方に放り投げてきた。
暁彦「じゃ、まとめてさっさと片付けるぜ」
舌なめずりをしながら、男が俺たち3人の前に立つ。
少女を見てみると、何の意味があるのか、持っている石を前に掲げている。
古乃羽。古乃羽だけでも・・・助けたい。
俺「古乃羽、北上を起こして」
古乃羽は言われた通り、投げ飛ばされてきた北上を介抱する。
北上になんとかして、古乃羽を連れて帰ってほしい。
そして俺は・・・何ができる訳じゃないが、2人の前に立ち塞がって男を睨み付けた。
暁彦「よし、お前から、か?いいぞ。お前の生きる力ってのを見せてくれ」
男はニヤニヤ笑っている。もはや成す術もない。
男は俺に手を伸ばし、首を掴んできた。
そして力を込めて・・・
突如として男は俺を離すと、素早く部屋の扉に向き直る。
少女もまた同様に、何か警戒するような顔で扉を見ている。
すると扉がゆっくりと開き・・・
俺の姉貴が、部屋に入ってきた。
いやあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!1
>>90-92 文句言うな、という奴の気がしれん
単なる批判にここまで過剰反応する方が異常だぞ
上の方の流れは批判ですらない。ただの質問だぞ?それすら作者叩きに思えて叩いてるの?
作品の文句は駄目で、そういう批判する人を叩くのはOKって捻くれてる
>>93 今回はカニバリズムと違い蠱毒としての行為だから因習とはまた違うのではないかな?
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
いけね
赤緑氏、乙
こういう展開が好きなんだよなw
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
まあ、せっかく投下した作品が叩かれたらそりゃ黙ってられないわな ヒャハ!
なんだ本人か
わかりやすい反応www
赤緑乙
早く続き読みたいぜ姉ちゃん…
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
だな。
wwwww
シリーズ物、霊感の強い人にまつわる話を集めるスレです。
考察や、好きな話について語り合いましょう。
行間を読めない人はうんたらかんたら
>わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
答えられないの?なんでIDうんぬんに話逸らしてるの?ID:K4XUqPm1O
>>116 >>121 遅くなったが、108と113は確かに俺だ。それが何か?返事しなかったのは出かけたからだよ
質問に答えないでなんで同一人物かどうか確認してるのか知らんけど、こっちの質問には答えないくせに自分の質問に答えないと
いちゃモン付けるって頭おかしい人なの?
>>106 赤緑さん、いいところでお預けですか〜
う〜んいけず〜
ID:K4XUqPm1O
あれ?まだ
>>125の質問には答えてないの?自分の質問に返事がないからと人を責め立てたくせに?
そうやってほとぼりが冷めるのを待つのがお前のいつものやり方だよな。
で、脈絡もない人格攻撃に移る、と。
旗色が悪くなると話を逸らす、攻撃ポイントを探して攻撃&人格攻撃、肝心の議論には何一つ有意義な意見は言わない
もしくはお門違いな意見、矛盾だらけの意見を晒して墓穴を掘る。
それを指摘されたらまた話を逸らして人格攻撃
このループだよな、お前の行動パターンってw
ああ、都合の悪いことはスルー、というのも付け加えておこう。
・・・相手にしなければ良いのに
お前ら絶対許さないクンは怨霊みたいなもんだ。
触らない方がいいよ。
クワバラクワバラ
土曜の夜のネット弁慶…か
なんか…可哀想だな
ウザイ度
相手する奴>>>>>>>荒らし
だもんな。
>>116>>121みたいな事言うからやり返されるんだよ。餌与えてどうするよ・・・
なぜ煽るような真似するのか。
最高のおもちゃだから
シリーズ物や霊感の強い人にまつわるお話を楽しみに待ってます。
ひつまぶし食いたい
なるほど。
・sage進行、荒らし煽りはスルーでお願いします。
これも守れない、いや守る気もないと言うことですか。
わざと荒らしの相手をしてると、そう言うことですか。
まったく、どっちが荒らしか分からんですね。
それはそうと
「事実を元にしたフィクションは書くな」
「事実を元にしないフィクションは書くな」
何しても文句(いちゃもん?)は出るんですよ。
それを理解したうえで書き手はもちろん、ファンもスルーできるようになりましょうよ。
一応強いけど・・・・
色々見え過ぎたり感じ過ぎるのは疲れますよww
小学校時代は実家の座敷のおかっぱ座敷わらしに良く追っかけられてましたw
>>142 続き
その座敷が家の中で一番出るんだけど、夜布団ひいて寝たら最後
一晩中金縛り地獄間違えなしww 森の奥から凄い俊足で走ってくる
片目のないお婆さんや、「うーーー」や「ギャー」なんて声は毎度の事
キチガイが大笑いする声や、その座敷は断末魔の様子ww
お守りを頭元に置いて寝るようになったら少し悪霊の出番減ったw
しかししつこいのはまだいたので、座敷で夜寝るのを辞めましたw
別の部屋で寝るようになると嘘のように平安が・・・ww
その座敷がある昔の実家は売ったけど、まさか悪霊憑きですとは
誰も知りませんww 座敷童は可愛かったし「遊んで」が基本なので
脅威ではなかったよんww
小さい頃この座敷で訓練をww受けたせいか、
現在では悪霊をコントロール出来る程になったよw
戦える霊能力が備わりました。
何か変な霊でお困りの方、レスしてくれれば
経験の範囲はお答えしますよん
はぁ…
ふぅ…
>何か変な霊でお困りの方、レスしてくれれば
経験の範囲はお答えしますよん
ここはそう言うスレではない。
>>144 宜しいでしょうか?
始めましてこんばんは。
なんか人より運が悪い様な気がします。疲れ易いし、体調がよくありません。何か憑いてますか?
こんど御払いに行こうとは思っていますが。
>>144 霊感持ち本人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!?
おまいの体験談を聞かせてくれ!
>>144 霊に困っちゃいないが貴殿の話を聞かせていただきたい。
>>148 こんばんわ。
>>147さんのおっしゃる通りちょっとスレ違いでスマソw
何かあなたに憑いてるかは分かりませんが体調が悪いと憑依され易い体に
なります。よって病院でまず健康診断を勧めます。健康な体は悪霊も嫌います。
いつも隙を狙ってますから。
>>144より
>>149,
>>150 日常で起こりまくってるので印象的な体験を紹介させて下さいね。
沢山あり過ぎるんですが・・・・・
1つ、釜を持った悪霊は強烈でした、ハイ殺されそうになりました。体中
鳥肌と震えガ起こりあまりの恐怖で声をあげて笑った記憶がwwwwマジです。
人ってあんまり恐怖だとその事実から逃避のために笑ってしまうという体験しました
映画でもこんなシーンあったけど、マジでしたwww他にも徐々に紹介させて下さい。
>>144
また成りすましコテですか?
次から次へと新規の作家のふりも大変ですね。残念だけどバレバレだから。
こんな気持ち悪い、荒れてばかりのスレに新規の作家が意気揚々と投下するわけ無いだろ、あ?ID:ZVe+i9f80
投下したら叩きまくるからよろしく
>>153 嫉妬??wwこんな力あっても得しないよwww
それとも極度の怖がりさん???
…はぁ
女友人2人である子の家に泊まった時、狭い部屋なんで川の字になって寝た。
ハイハイ、お決まりの変な霊がやってきたので消えるように私が命じた。
瞬間3人が同時に目覚まして、1人の子は「りさ(←私の仮名)、助けてって
心で叫んだの。お化けが来たのよ!!」と言った。友人は私が霊感強い事
みんな知ってる。もう1人の友人は「何か分かんないけど凄い寝苦しくて」
と2人とも悪霊には気ずいたwww
ハイ、その部屋もなんかいましたwww
>>144
ID:ZVe+i9f80
嫉妬ってお前に?お前嫉妬されるようなこと何かしたの?www
「今から書きます」って宣言しただけだろ。作品が評価されてからその台詞吐けよ。気持ち悪いわこいつ・・・・
そのお前の霊能力で俺の霊視頼むわww
ある事をずばり言い当てたら素直に認めるよ。外れたら二度とこのスレに顔出すな
>友人は私が霊感強い事みんな知ってる。
>2人とも悪霊には気ずいた
日本語分からない人?
で、
> ハイ、その部屋もなんかいましたwww
>>144 これ何?144はお前自身だろ。上の文との繋がりも不明だし、頭おかしいの?
仮名りさって事で実話紹介続けます。
TVが消してあるのに、砂の嵐が始まってTVが勝手についた事も数回、
これが世で言うポルターガイストなのかと知りました。
基本的に電化製品は苦手です。意志にかかわらずスイッチがオンしたり
オフしたりするんでほんと怖いんですよwww
>>144
りさです。続けます。
金縛りは
>>142,
>>143、
>>144で紹介したようにしょっちゅう何ですが
首を絞めてくる悪霊もいます。ほんとに苦しいんですよ、それが・・www
抵抗すればするほど激しく締めてくる来るから子供の頃は霊が去るまで
待つしかなかった。夜、その座敷で寝るのがいつも恐怖でしたwww
今は容赦しませんけどwwww
どうすんだよこれ
なんというか、ID:ZVe+i9f80はなんなの?
>>142で初めて出てきてるんだが、突然「一応強いけど」と意味不明な書き出し。どのレスに対応してるんだ?
他にも怪しい日本語満載
・森の奥から凄い俊足で走ってくる
・キチガイが大笑いする声や、その座敷は断末魔の様子ww
・お守りを頭元に置いて
・経験の範囲はお答えしますよん
・座敷で訓練をww受けたせいか、
・震えガ起こり
・他にも徐々に紹介させて下さい。
・意志にかかわらずスイッチがオンしたり
レスの最後に
>>144と入れるのは何?www多用もうざいし
こんな支離滅裂な文章しか書けない奴に期待してる住人ワロス
おい、
>>144、早く俺の霊視頼むよ。てめえで言い出したんだろ。責任持って霊視しろよはげ
りさです。なんか霊感強い人に嫉妬??の嵐さんが沸いてますが軽くスルー
して行きますので、冗談抜きに実話興味ある方読んで下さいねwww
どんどん紹介しますよwww嵐じゃない方の質問はちゃんと答えるので
見分けられるようにお願いねwwwりさ
>>144
だから、お前は何か嫉妬されるような事したのかって。
まずお前の日本語どうにかしろよ。句読点もまともに使えないとかありえんぞ・・
>>144、素直に読みづらいよ。
せめて芝生やすのやめてくれ。「w」があると怖くなくなる。
むしろそれはギャグなん? わざとなん? っていう。
あと名前は名前欄に入れろ。NG登録したいやつも居るだろう。
あと、ところどころ日本語がおかしいのは何なの? 山田悠介現象?
りさです。私はあんまりおかしい超常現象が身の回りで起こるので
クリスチャンなので牧師さんある日相談すると、「憑依体質といって珍しい
事ではないと」、教えて下さいました。一安心したものの怖いものは怖いww
私の友人の中にも霊感強い子いて、ある日ふっと階段から押されて黒い影だけ
を感じたけどそのまま彼女落ちて大怪我しそうな時白い服をきた誰か(天使?
)。に助けられたそうです。
>>144
りさです。今夜は以上。また来まーす。w
興味持って下さった方は、りさに質問って感じで
書き込みしといてねww おやすみ
>私はあんまりおかしい超常現象が身の回りで起こるのでクリスチャンなので
>階段から押されて黒い影だけを感じたけど
>りさに質問って感じで書き込みしといてねww
やべえ、なんかこいつ面白いじゃんw
なるほどなあ、こんな荒らし方もあるんだw
>>153 煽りじゃなくて、具体的にどれの作者とどれの作者が同一人物なのか教えて欲しい。
もちろん根拠のあることだろうから、それも説明してくれたら有難い。
興味があるし、読み直す参考にしたいのでよろしくお願いします。
>>151 有難うございます。
>>148です。病院行きましたが、どこも問題なしでした。何も憑いてないのかもしれませんが、すっきりする為に御払いに行きます。変な質問してしまってすみませんm(_ _)m
なんなんだ一体…
>>170 いやいや、俺が間違ってたよ。成りすましじゃなくて新手の荒らしでしょうw
真面目に対応してる
>>171がアホに見える
>>173今夜だけはオマエに同意しといてやる
キター!とかいってたヤツ
どうすんのよ、コレ?
176 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 01:20:42 ID:w/wmD3gmO
>>175 え!!違いますけど…。病院行ったのは、数ヶ月前の話ですし…。
っていうか、なんの為…そんな自演いらんやろ…(^_^;)
>>173 今回ばかりは同意せざるを得ない
ところでお前女だろ
179 :
りさ実話:2008/10/28(火) 09:20:30 ID:QjenmxuN0
>>142,
>>143,
>>144,
>>151,
>>152 >>156,
>>159,
>>160,
>>164,
>>167 で昨夜から紹介してます。
ポルターガイスト現象の中ではTVが勝手について砂の嵐始めるのは昨日
書きましたが、これがよく起こったのは世田谷区梅丘でワンルームで1人暮らしの頃。
電池の入っていない本棚の人形が砂の嵐と同時にガタガタ音を立て始める、知らない
霊が3,4人窓や壁から部屋を出入りし(鍵は閉まってる)こちらは恐怖の絶頂へww
体を持たない手だけが全身を押さえつけてきたり締め付けたり・・嵐が収まるまで15分から30
分ぐらい。子供の頃程動揺はしなくなったが、こんな夜が続くと体力が低下し日中だるく
なって仕事もてにつかなくなるので、部屋を解約w。駅前で便利だったんだけど
そんな理由だけで選んだ自分が馬鹿。部屋を見なくても建物外観みれば、憑いてるなー
とか否かは分かってたはず・・迂闊な選択は出来ません。
180 :
りさ実話:2008/10/28(火) 09:45:14 ID:QjenmxuN0
なんか自分のレポート読み返すと下手ですね。スマソ・・情況を思い出しながら書いてるので・・
生霊は死霊よりリアルなんですよww
結婚してから主人の持つオーラは自分を安心させるものがありました。
結婚してからはグッと悪霊が出なくなったので主人に感謝です。
彼は霊感全くないwお化けもこういう人にはアホらしいと思うのか現れないw
生霊の話しですが、主人が海外出張の際、私は何やら夜自宅でベッドの頭元
に立ってこっちをみてる主人に会いましたw「あれ今マレーシアのはずだけど・・」
と不思議に思ったが、すぐ理解wwはるばる生霊として様子見に来てくれたようで
した。無言なんですけど。出張から帰った主人に聞くと「さあーー、何の事だかー」
と訳がわからなかったようです。 無理もない、人は怨念や想いが相手に強いと、
霊感の強い人間は敏感にキャッチします。だから夜頭元に立つのは死霊だけとは
限りません。生きている霊がそのまま、頭元に立ってたりする事もあるんですね。w
私の場合は死霊より生霊の方がリアル(はっきりみえる、ぼやけてない)です。
181 :
りさ実話:2008/10/28(火) 11:57:43 ID:QjenmxuN0
学生時代、夜鎌倉のよく出るというスポットを友人4人でドライブ中
通りかかった。トンネルを抜けた途端ドスーんと車の上に巨大な石???
未確認飛行物体??
全員「ウワーーー!!!!」と叫び急ブレーキかけて飛び降りた!
凄かったんですよ、その音と車の打撃がww(芝が文に多いのは許してね。w
笑うしかないwと言う情況なんです。ハイ、怖すぎてw)確認しても
何にも自動車の上にに乗ってないんですwwもう鳥肌でした。
その話題に触れないで全員家路へ急ぎました・・凹んでもいないんです車・・
何だったんだろう??ww そこはそれ以来昼間しか通れませんww
182 :
りさ実話:2008/10/28(火) 12:02:16 ID:QjenmxuN0
高校時代田舎の道を歩いていたら、道路の溝から「おぎゃー、おぎゃー」って
聞こえてくるんですw。何だろうと覗きこんでも何もいない。再び歩き始めると
やはり溝から人間??の赤ん坊の泣き声、来た来た来たーーー!!!
と私ww。何もないんですよ、何度確認しても・・・・w
誰か捨てましたか???ww
183 :
りさ実話:2008/10/28(火) 12:07:29 ID:QjenmxuN0
中学校の音楽室近くの踊り場に座ってる同じ女の子にもよく会いました。
三つ編みしたそばかすのある子で、誰も気ずいてないってクラスメートの会話
で分かって自分唖然ww。えーー!!!いつも、踊り場に座ってる子だよーーww
見えてたのは自分だけだったww可愛い子だった。いつも何してたんだろう・・
185 :
りさ実話:2008/10/28(火) 12:21:54 ID:QjenmxuN0
>>184 それがね、「おぎゃー!!、おぎゃー!!」って泣き声は前へ進んで歩いても
ずっと溝側からついてくるの・・・www何度確認しても、何もいない・・w
誰か捨てましたか??ww
成る程・・・霊感主婦でしたか・・・
りさ実話さんトリップつけてよ
188 :
りさ実話:2008/10/28(火) 14:38:10 ID:QjenmxuN0
>>187 スマソ、トリップってどうする事??
どんなPC操作ですか??orz
昨夜、このスレ初めてレスしたので教えて下さい。
189 :
りさ実話#:2008/10/28(火) 14:43:26 ID:QjenmxuN0
こうかな??実験すみません
#の後ろは好きな文字を入れてね
主婦でこの文章力はやばいだろ。集中しないと話がまったく頭に入ってこない
>>190 ありがとう、こうかな?
続けますね・・・
都内大学病院で3年前の夏に外科系の手術入院をしました。
病気だけでも辛かったのに、予想通りここでは死霊との戦いの場でも
ありましたww。覚悟の入院でしたが、ほんと凄かった!!廊下を歩くだけでなんか
ひっぱるんです、腕や足、洋服をww色んな霊がw前に歩き辛い・・
手術の3日後の夜、ベッドに寝ていると、「死ねーー、死ねー」っていうキチガイ霊が現れて、
病気で抵抗力が低下してた私は珍しく「きゃーー!!!!」と悲鳴を上げてしまったw
夜勤看護婦に静められて、やっと眠りについたのでした。
次の朝同室の隣のベッドのご婦人が、「あなた、ゆうべ大変だったわね。身内の方?
夜、青い服でいらっしゃった女性は??」へ????−−−−−−
隣のベッドの婦人何をみたの??ww身内なんて夜中きてないよーーー!!
看護婦は白い制服だし・・・うわーー!! ボケてるんですか、オバさん
隣のベッドにいた婦人は正常な方でww真面目に質問してきました。
「看護婦さんが来る前なんだけど。」・・・・「肩ぐらいまでの髪で・・」・・・・・
193 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 16:20:17 ID:AFt3KIp1O
りさってオッサン?
どこの国の人?
194 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 17:07:45 ID:z3KEIdlh0
test
195 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 17:31:20 ID:I27z0x/3O
『w』がむかつく。
なんかスイーツ(笑)みたいで。
りさ
草生やすことで怖いものも怖くなくなってしまう。
面白さが激減しているよ。
>>195,
>>196,レスありがとう。思い出して書いてるうちに、怖くなっちゃってねw
ほら、誤魔化すためにwwいれちゃうんですw笑うしかないと。w控えます。
話しは変わるけどさっきね、パソコンが岩田って勝手に叩いたんですがなんだろう?
日常なんです。変な現象が起こるのがww
ね、笑うしかないでしょ。岩田さんって知合いいないんだけど・・とほほほ
いつまで続けるの?もう勘弁してよ
199 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 18:21:19 ID:45n1phlLO
嘘臭さww!
霊感持ちがこんなん書き込みしとったら 頭痛くなるで普通
前々から言われてる事だが、
「霊感があるから変なものが見える」のか「頭がおかしいから変なものが見える」のかハッキリさせる事は難しい。
仮に「頭がおかしいから〜」であったとしても本人にしてみればそれは間違いなく現実であり、
それをパッションのままに書けばリサ嬢の様な文体になるのも無理ならぬ事ではないか。
決してリサ嬢の頭がおかしいとか言いたい訳ではない。
ある意味リアルであり、様式としてアリなのではないかと思うのであります。
おのろけ話のまことシリーズが大化けしたように、電波な悪霊話だった赤緑シリーズが大化けしたように、
リサ嬢の話にもパワーと可能性を感じ、期待しているのは私だけではないだろう。
きさんだけじゃ
202 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 19:28:11 ID:AFt3KIp1O
携帯からだとトリ付きでも無視できない辛さがあるな・・・
早く教授の新しいの読みたいよー
りさのは読む気にならんな。
文章力が低すぎるから、全然頭に入ってこない。むしろ目で追いたくない。
ラノベ風味の方がまだマシ。りさは日本語が下手すぎる。
自分の体験談を"自慢"したいだけなら帰ってくれ。読者のこと考えてほしい。
何で酉の付け方知らないのに#はわかったの?
>>200 霊感あるからってめちゃくちゃな文法が正当化されると思うなよ
>>204 言われてみれば・・・・誰も♯の事言ってないのにあえて失敗して見せてたな。
もうこれは確信犯だろ。
>>200 言わせて貰うけど、ああいう輩まで許してしまうのは寛大というのとは違うよ。
正直住人がこれほど拒否反応見せるとは意外だった。みんな
>>200と同じ意見だと思ってたよ。
りさの出現でいがみ合ってたスレ住人の心が一つにww
せっかくトリをNG登録したのに叩きレスが多くてうざい件
今は誰が書いても叩くのがいるから仕方ないよ
電波ユンユン
それも味なり。
やっかみが凄いスレだねww
読まなきゃいいじゃないwwww。#なんてスレの見出しに出てたじゃないw
それをやって失敗したまでの話しw
>>200 ありがとう、またお願いしまーすw
すげえわ、なんかもうお前すげえわ
[邂逅(後)]
1/10
幻でも見ているのか、姉がゆっくりとこちらに近付いてくる。
部屋の中に居る者は、誰一人何も言わず、動かず、姉だけが歩いてくる。
そして俺達のすぐ傍まで来たとき、少女が静寂を破った。
優理「兄様、離れて!」
暁彦「お前、一体・・・」
男は姉に何か言おうとしたが、それと同時に苦悶の表情を浮かべる。
そして姉から逃げるように壁際まで後ずさって行き、倒れ、苦しみ出した。
優理「兄様!」
少女が叫ぶと同時に、神尾さんが床に崩れ落ちる。呪縛?が解けたようだ。
姉は俺の方を向いて、言ってくる。
舞「光一、3人を連れて、ここを出なさい」
俺「え・・・あ・・・?」
突然のことで何が何だか分からない。なぜ姉がここに?男はなぜ苦しんでいる?
2/10
意図を解しない俺に背を向け、姉は少女と向かい合った。
後ろの古乃羽が話しかけてくる。
古乃羽「雨月君の、お姉さんなの・・・?」
俺「ん、あぁ・・・そう。姉貴・・・」
古乃羽「・・・すごい」
古乃羽は姉を見つめている。
古乃羽の羨望の眼差しを受けている姉は、少女としばらく見つめ合っていた。
部屋の隅では男が声にならない声を出して苦しんでいる。
少女はそちらが気になるようだが、姉から目を離せないでいるようだ。
やがて姉が口を開く。
舞「あなたが、優理ちゃん?その男がお兄さんの暁彦さん、ね?」
優理「・・・知っているの?」
舞「えぇ、以前にちょっと・・・寺坂の家のこと、調べたことがあるから」
優理「調べた・・・」
少女はしばし考えてから言う。
優理「じゃあ、ママを・・・」
ピリッとした空気が部屋に流れる。
優理「あなたの持っている、その嫌なモノ・・・。ママを消したのは・・・」
舞「・・・あれは優理ちゃんのママなんかじゃなかったわ。分かっているでしょう?」
3/10
優理「・・・!でも・・・!」
舞「あれはただの悪い霊よ。少なくとも、誰かの母親なんかじゃなかったわ」
優理「でも、まだここに居るママが、そう・・・言って・・・」
舞「ここにはママは居ないわ。パパも居ない」
優理「居ない・・・・・・」
舞「そう、居ないわ」
少女が急に落ち込んだ、悲しそうな顔になる。
優理「ママに・・・会いたい・・・」
ヌイグルミをギュッと抱きしめ、少女は今にも泣き出しそうな顔をしている。
・・・何か、空気が痛い。何だろう?
舞「優理ちゃんの、幻想よ。そんなものに囚われちゃダメ」
優理「うっ・・・うぅ・・・ぅ・・・」
少女はいよいよ泣き出してしまった。
何の話がよく分からないが、まだ幼い少女に対してちょっと厳しい気もする・・・
なんて、殺されそうになった身ながら思ってしまう。
4/10
泣き出してしまった少女に姉が近付こうとしたとき、神尾さんが意識を取り戻した。
神尾「・・・ん。あ・・・優理ちゃん・・・」
神尾さんは泣いている少女に気が付くと、その小さな体を抱きしめてあげる。
神尾「優理ちゃん、どうしたの・・・?泣かないで・・・」
優理「ぅぅうぅ・・・お姉、ちゃん・・・」
少女は神尾さんに抱きつき、泣いている。
仲のよい姉妹のようだ・・・なにやらしんみりとしてしまう。
姉は自分の入る隙がないと悟ったようで、こちらに向き直って来た。
舞「みんな、大丈夫?えっと・・・」
古乃羽「鮎川古乃羽、です」
すぐに古乃羽が名乗る。痛そうに腕を押さえながら起き上がった北上も、同じく名乗った。神尾さんの名前も教えてあげる。
舞「鮎川さん、北上くんに、神尾さん、ね。光一がいつもお世話になっています」
まるで母親のようにペコリと頭を下げる。ちょっと・・・恥ずかしい。
5/10
古乃羽がしげしげと姉を見つめていると、姉が言う。
舞「鮎川さん、とても良い目をしているけど・・・あまり私は見ない方がいいかも」
古乃羽「あ・・・ごめんなさい」
古乃羽が謝る。
舞「別に見られるのが嫌じゃなくて、ね。あんまり見ていると・・・多分怖いものも見えてしまうかも、だから」
古乃羽が、何のことだろう?と首を傾げる。
またピリッとする。・・・なんだろう。嫌な空気・・・。
ハッと思い、俺は男が倒れていた方を見る。
男は何とか起き上がろうとしていた。しかし何かおかしい。
俺は目を凝らす。そして気付く。
男の体が、崩れ始めていた。
人の体が崩れる、というのを初めて見た。
男は上半身を起こしたが、腕が・・・右腕がボトリと肩から落ちる。
顔は必死の形相をしていた。しかしその顔も、半分崩れかけている。
崩れた部分は原型を留めることなく、砂のようになり、消えていく。
6/10
暁彦「ぐぅ・・・ぅぁあぅ・・・ゆぅう・・・りぃぃ・・・」
男はうめきながら立ち上がる・・・が、左足の膝から下が崩れ去り、バランスを失いまた倒れる。
姉も古乃羽もその様子に気付き、目を向ける。
しかし古乃羽はすぐに目を伏せる。確かに見ていて気持ちのいいものじゃない・・・。
姉が古乃羽を気遣い、声を掛ける。俺も古乃羽が気になり・・・
と、その瞬間。
視界の隅から男が消える。
片足だけで、信じられないほどの跳躍をしたのだ。
俺が振り向くと、男は残っている腕で槍を掴んだところだった。
そしてまた跳躍し、こちらではなく、まだ泣いている少女に襲い掛かった。
男「石・・・い・・・し、よこ・・・せぇぇぇ!!」
全てがスローモーションのように動く。
男は槍を少女に向け、突き出す。
しかし神尾さんがそれを庇い・・・
その槍は、神尾さんの体を貫いた。
7/10
男は舌打ちをすると、神尾さんの体から槍から引き抜く。
神尾「く・・・ぁ・・・」
傷口から血が噴き出し、彼女は力無く崩れ落ちる。
男は崩れた顔でニヤリと笑うと、再び槍を構え、少女に矛先を向けた。
少女は泣き腫らした目で、倒れた神尾さんを呆然と見ている。
古乃羽と北上が叫びながら、駆け出す。
古乃羽「みかぁぁぁぁーーーーー!」
北上「神尾さん!」
その声で少女が我に返る。
目の前には槍を構えた男。
それは一瞬だった。
少女の目が赤く、燃えるように赤く輝くと、男の体が炎に包まれる。
男はうずくまり、燃えながら崩れていく。
暁彦「ゆぅ・・・り・・・ち・・・ちく・・・しょ・・ぅ・・・!!」
そしてその姿が一瞬、小さな少年の姿に変わったかと思うと、跡形も無く燃え尽き、消えてしまった。
まるで悪夢を見る思いでその光景を見ていたが、俺も神尾さんのところへ向かう。
そこでは古乃羽が神尾さんの手を握り、泣きながら名前を呼びかけていた。
北上は傷口を押さえ、血を止めようとしているが、一向に止まる気配はない。
神尾さんの意識は・・・ショックと失血で、もはや無いようだ。
8/10
古乃羽が泣きじゃくっている。
彼女の目には、見えすぎるその目には、死にゆく親友はどのように映るのか。
俺には・・・何もできない。また、何もできない・・・。
気付くと、少女が傍に来ていた。
神尾さんの横に座り、ヌイグルミを大事そうに横に置く。
北上が少女に何か言いかけたが、これもいつの間にか横に来ていた姉が、それを制した。
少女は姉に問いかけた。
優理「これは、許されること・・・?」
姉は・・・何も言わず、ただ悲しそうな顔で、頷いた。
少女は持っていた石を前に掲げる・・・と、手品のようにそれが消える。
そして神尾さんの手を取り、両手でそれを握り締めた。
優理「まだ、消えていないなら・・・。まだ、そこにいるなら・・・」
少女の姿が、ゆらりと蜃気楼のように歪んだ。
優理「・・・あげる・・・」
9/10
そのとき何が起こったのか、俺には正確なことは分からなかった。
きっと全て分かっているのは・・・姉だけなのだろう。
神尾さんが目を覚ます。
血は止まっており、傷口を痛がる様子も無い。
血で汚れてよく見えないが、塞がっているのか?・・・きっとそうだろう。
古乃羽と北上が喜びの声をあげる。俺も嬉しかった・・・だが、愁いもあった。
姉も俺と同じようだ。
そして神尾さんもそれに気が付く。
傍らの少女の体が、崩れ始めていた。
ガクン、とその体が傾く。
座っているので分からないが、足が崩れ去ったようだ。
やがて左肩がずれ落ち、腕が床に落ちるが、それも崩れ、消えていく。
顔は・・・美しかった目は、虚ろに輝いていた。やがてそこも崩れる・・・前に、
神尾さんが上体を起こし、少女の頭を抱きしめた。
崩れる顔は誰にも見せずに済んだ。
10/10
優理「お、ねえ・・ちゃん・・・」
神尾「優理ちゃん・・・!」
優理「よかっ・・・た・・・」
今にも消えそうな、か細い声で少女は話す。
優理「ラッ…ト、おね・・が・・・い・・・」
神尾「うん・・・うん・・・」
もはや少女の体はその大半が崩れ落ち、消えていた。
神尾さんが抱きしめている部分も、徐々に消えていっている。
優理「あり・・・が・・う・・・、おね・・・ちゃ・・・・・・」
神尾「うん・・・優理ちゃんも・・・ありがとう」
神尾さんが泣きながら答える。
優理「・・・・・・ママ・・・」
最後にそう言うと、少女は完全に消えてしまった。
跡には真っ白なワンピースと、ペンギンの小さなキーホルダーが残っていた。
赤緑乙!
そろそろ終わりに近づいてる?
赤緑乙!
少しずつつながっていく感じがたまらないぜ
またいいところで終わりかよ・・・
この引っぱり上手め!
おーーーい!ID:K4XUqPm1O
いつ
>>125の質問に答えるの?答えるまで待つよ!どうせほとぼりが冷めるまでだんまりしてるんだろ?卑怯者
ほっんとに都合が悪くなるとすぐ逃げるよなあ。恥ずかしくないの?
もう一回言うけど、お前は自分が質問して答えがないと叩くくせに、自分が同じように質問されたら答えずに逃亡したよな?
俺はそんな卑怯者は許さないから。
許さない君キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
赤緑乙!
りさZ!
粘着質な女は嫌われるぞ!
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
赤緑さん乙
みか、すごい、いい役〜。
「相手もされないのに」
「粘着」
「スレ違い」
を地で行ってるよ・・・^^;
頭も逝っちゃってたりしてw
>>ALL
相手しちゃってごめんよ(´・ω・`)
赤緑さん乙。
りささんは変なのがいるんで話以外のレスについては気をつけたほうがいいかも。
りさは普通にスレチでしょ。
身の回りスレ辺りに行けばいいと思う。
あと、オッサンだろw
りささん(笑)
りさちん、かわいいお
仮名りさってなあw
>>235 アホだなあ、君は。いいか、よく聞いて熟読しろよ?
>わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
この上の文章にID:K4XUqPm1Oはこう言ってる
>文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
さて問題です。
どこに「スレ違い」「相手されない」「粘着」という内容が含まれてるのでしょうか?
>りささんは変なのがいるんで話以外のレスについては気をつけたほうがいいかも。
まさかここまで馬鹿とは思いもしなかった。
あのなあ、「話以外」って、お前りさの話読んだ上で発言してるの?
その話がお粗末・文法めちゃくちゃ・「w」の多用でウザイし怖くなくなる、と住人から総攻撃受けてただろ。
「話以外は気をつけろ」と言うことは、お前はあの話を受け入れられてると言うことか?認めた訳か?
「変なの」はお前だろ。なんでもかんでも連作ならOKってか?いい加減にしろよ
俺はここに投下されてる作品群は好きだが、お前みたいな偽善者住人は嫌いなんだよ
馴れ合いならよそでやれや
会社に少し前から言動や行動がたまに不可解な子がいた。
オシャレで話題も豊富な子なので色々話しもしたが常に心がどこか定まらない印象だった。
ある朝、彼女が自分のアパートでリストカットをして病院へ運ばれて今日は出社出来ないと聞き、社内は大騒ぎに。彼氏に裏切られた事が直接の原因だという。
その子に彼氏がいたのは周囲は初耳だったが、原因はともかく入院先の病院へ
会社の同僚2人と夕方見舞いへ行った。
彼女の腕には包帯が巻かれていた。いつにない笑顔で私達を迎える彼女に
事の重大さとの違和感を感じたが、「どう?」ぐらいしか声がかけられない。
彼女は答えた「うん、どうしたの?会社は今日どう?」何もなかったように
仕事の状況を笑いながら聞いてくる。「無事で良かった・・」と私
「何が?」と彼女笑っている。そして「ほら見てよっ」と両腕を出してきた。
ウーーー、左腕の包帯からリストカット後がはみ出していて、包帯
のない右腕も凄まじいカット後が・・・・
「私イライラするとすぐやっちゃうんだよね。彼氏に見せたら引かれたww」
その瞬間私は彼女の体に黒い影が被って入っているのを見た。痩せた彼女の中に
更に痩せた黒い何者かが棲んでるのを・・。リストカットをして大騒ぎになり
病院で次の日笑っているのは、彼女じゃなく、黒い悪魔だった。彼女が
苦しむ姿をあざ笑う悪魔・・・
数日後判明したのはある男性社員が残業中に現れてその子にカット後をみせられ
「私、上手く行かないとやっちゃうんだよね・・」と言われたらしい。
「2,3回最寄の駅が一緒で話ししただけなんだけど・・俺何かしたか??」と本気
で怯えていた。
もう1つ判明した事は、彼女からある同僚が聞いたのは、例の男性社員に好意
を寄せていたという。そのうち自分はつきあっていて恋人になったという妄想
へ移っていったらしい。彼氏に裏切られたのは妄想。
そんな事より、私が気になったには彼女を蝕む黒い物体。
私には神様に祈るより他はなかった。
黒い悪魔に滅ぼされる前に。
彼女は会社を退社。親元の広島へ帰った。
その後の彼女を知る人はいない
244 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/30(木) 12:34:03 ID:xE1CHRHbO
あーあ・・・
245 :
兼重:2008/10/30(木) 12:45:21 ID:GuqNAsfUO
りさ、消えてくれよ
ウニが同人媒体でどうのって話はどうなったんだろ
誰か詳しい人いない?
怖いもの知らずの友人Sが、肝試し行こうぜ、と僕を誘った。
この友人Sというのは、小学校の時から知っているいわゆる幼馴染なのだが、
あらゆる意味で怖いもの知らずで、クラスに一人はいる「無茶をする奴」だ。
別々の高校・大学に進学しても、友人Sと僕にはつきあいがあり、週一ぐらいで飲んだりつるんだりしている。
くだんの肝試しには、Sと僕と、もう一人、
僕のバイト仲間で、フリーターのUも一緒に行くことになった。
Uと友人Sとの間に面識はなかったのだが、Sの誘いが「今から行こうぜ!」式のかなり急なものであったため、
「それなら今Uと遊んでるから……」と、一緒することになったのだった。
飲み屋からSの家に行くと、Sの家の前に見慣れぬ車がとまっている。
どうやら、免許を取って車を買ったので、それを自慢したいがために企画した「肝試し」であったらしい。
Uは無口で愛想がなく、一見ただの暗い人だ。
しかし実は重度の内気、人見知りなだけで、親しくなるとやや無口気味程度の人だった。
飲み屋から直行したために、僕もUも少し酔っていた。
特にUの方はややフラフラするほど酔っていて、飲み屋からSの家までの道中、
鼻歌まで歌っている始末であったため、大丈夫かコイツと思ったのを覚えている。
普段無口で暗い反動か、酒が入ると愉快な笑い上戸に変貌するのがUの常だった。
しかし、酒が過ぎたのか、歩いているうちに酔いがさらに回ったのか、
Sの家につくころには、Uの顔色は、夜目にも紙のように白くなっていた。
さっきまでの上機嫌はどこへやら、普段以上の無口さになっている。
いざ車に乗り込むと、Uはぐったりしているばかりで、まったくしゃべらない。
Uだけ帰した方がいいかと思って尋ねてみるが、返事がはっきりしない。
車が走り出してしばらくすると、Uは眠りはじめた。
後部座席で寝ているUの様子を、横目で伺いつつ、僕とSは小声で話をはじめた。
今から行く肝試しスポットとは、市内どころか県内でも割と有名なスポットで、A公園というところだ。
戦国時代に城があったのだが、今ではそのことを書いた看板が立っているだけの、木とか芝生しかない公園である。
A公園にはお決まりの怪談がいくつかあり、処刑された侍の幽霊が出るとか、
乳母の霊が出るとか、いろいろ噂されている。
Sはデジカメ持参で、「絶対に幽霊を撮る」と息巻いていた。
僕は幽霊とか、そういうものをあまり信じていなかったので、
「ハイハイ」程度で流した。
それよりも、免許を取り立てのSの運転がやたらと荒っぽく、
狭くてくねった道を通っているのにもかかわらず、スピードを出しすぎているのが気になっていた。
「安全運転しよーぜ」と言うと、Sは窓に垂れ下がっている交通安全のお守りを得意げに指さし、
「大丈夫だって」と言うだけ。
その時、突然Uが目を醒まして、「車をとめて」と言い出した。
様子が切羽詰っていたので、吐くんだな、と思った僕とSは、もちろん慌てて車を路傍に寄せた。
Uは車がとまるかとまらないかの時には、もうドアを開けて外に飛び出し、
案の定嘔吐を開始した。
一通り吐き終わると、Uは「ごめん、もう大丈夫」と言ったが、相変わらず具合が悪そうだった。
Sは「じゃあA公園行こうかー」などとかなり呑気だった。
僕が再度、「帰った方がいいんじゃね?」とUに尋ねると、彼は頷き、
「悪いけど、俺だけでいいから、一度送ってくれないかな?」と言った。
じゃあUを家まで送って、再出発するか、と言うことになった。
引き返す道すがら、Uは今度は眠らずに、青い顔をしてじっと黙っていた。
普段はいくら無口と言ってももう少ししゃべるのだが、
Sが知らない人であること、具合が悪いこともあって、黙っているのだろうと思った。
Uのアパートに着いた時、「ちょっとなんか飲んでけば?」とUに誘われた。
具合が悪いんだったら、一人で静かに寝てた方がいいのに、と僕は遠慮しかけたし、
SはSで、早くA公園に行きたいらしく渋っている。
が、Uは「寄っていけ」とあくまでしつこく誘う。
くだんのA公園には車で30分もあれば余裕で着くので、「それなら……」と、押される形でUの家に上がることになった。
Sは強引に誘われたことに不満げで、部屋に入ってもまだぶすっとしている。
Uはと言えば、突然元気を取り戻したように傍目にも言動が明るい。
ジュースと酒を用意して、全員席についたところで、Uが真面目な顔をして、奇妙なことを言い出した。
「こんなことを言うのはどうかと思うけど、あの車、早く手放した方がいいよ」
当然、Sも俺も「???」となった。
ややあって、Sが「なんで?」と言った。
Uは言うのを少し躊躇ったようだったが、意を決したように、
「あの車、人を殺してるよ」
と、とんでもないことを言った。
Sはぽかんとしていた。
俺は一瞬なにを言われたかわからず、続いて、「えっ!?」とショックを受けた。
しかも、Sまでとんでもないことを言い出した。
「な、なんであの車が中古の事故車両だって知ってんの?」
その時の僕の驚愕はわかっていただけると思う。正直、
「おおおおおおおおおおおい!!11!」と言う感じだった。
Sは知り合いの伝手をたどって、
新車同然の車をかなり安い値段で手に入れたのだった。
どうやら前の持ち主が死亡事故を起こしたらしい。
横断歩道を渡っている子供に突っ込んではねたのだ。
Sは「安ければいいよ!」と大して気にしなかったらしい。
それをなぜUが知っているのか、それよりも、そんな車を平気で乗り回し、なおかつ、僕とUを乗せたSが恐ろしかったのを覚えている。
Uはいわゆる「見える人」であるらしく、
Sの家に近づくにつれて嫌な感じがしていたそうだ。
車を見てヤバイと思ったものの、帰るとは言い出せず、しかも車に乗ったら
もっと具合が悪くなってくる。
これはまずいと、引き返させたらしい。
Sはなぜか感心したようで、すげえなあと感嘆している。こいつの感性はおかしい。
Sは「車を早いところ手放さないと、ひどい事故を起こすかもしれない」と警告され、
さすがに車を手放すことを考えたようだった。
いくら怖いもの知らずとは言え、自分が怪我をする程度ならともかく、
人身事故でも起こしてはたまらないと思ったのだろう。
僕はUに、「と言うことは、Uには、車になにかがいるのが見えたのか?」と尋ねた。
Uは口をつぐんで、「別に」と言ったが、なんだか怪しい感じだったので、
さらに尋ねると、やっと彼はこう言った。
「フロントガラスに、血だらけの子供の顔が張り付いて、逆さに覗きこんでたよ」
Sは車を手放すことにしたらしい。
しかし、手放すにしても、廃車にするか売るかで、しばらく迷っていたようだった。
Sはバイトをしていたものの、他に使うこともあるし、元来貯金などあまりしないので、
廃車にしてしまうと、新しい車が買えない。
かと言って売っても、金は入ってくるし、それで次の車も買えるかもしれないが、
いわくつきの事故車両で誰かが事故を起こすかも、と思うとスッキリしない。
で、まあ一ヶ月ほど悩んでいたらしいのだが、その間に微妙な怪奇現象が起こった。
Sの親が「あんたの車の上に子供が乗って遊んでたよ」と言って来たとか、
夜、家の外の車のとめてある辺りから子供の声が聞こえた、とか。
どちらもリアル子供である可能性がないではないが、車の上で遊ぶ子供など
見たこともないし、夜出歩く子供もあまり見かけない。
S自身は金もないし車を売る方向で考えたかったのだが、
怪奇現象(?)のこともあり、長々と悩んでいた。
もちろん、怖いもの知らずのSと言えども、その間は車に乗らなかった。
ある日、ふと、「お払いすれば、車売らなくてもすむんじゃね?」と、
Sは思いついたらしい。
僕には信じられないことだが、彼に取って問題なのは、
「自分も事故を起こすかも」と言う一点のみであり、
その車が過去に死亡事故を起こしていると言う事実は、本気で気にしていなかったらしい。
で、僕に電話をして、Uにちょっと頼んでみてくれないか? と来たわけだ。
頼まれた僕としてはいい迷惑で、「アホか、さっさと車を処分しろ!」と
突っぱねたかったのだが、Sが相当しつこかったので、思わず
「まあ頼むぐらいなら……」と、引き受けてしまった。
Uにそのことを話すと、思いっきり困惑したようだった。
曰く、
「俺は『見える』だけで、払うとかはやったことがないからなあ。
自分についてきたヤツとかは、弱いのだったら追い払うぐらいはできるけど、
人に憑いたヤツで、しかもあのぐらい強いのになると、正直怯えるぐらいしか
できないし、自己防衛で精一杯」
とのこと。
しかし、一応、「神社とか寺とかに持っていけば、一万円ぐらいでお払いしてくれるよ」
とアドバイスをくれた。
安っ! と思って「一万!?」と尋ねると、Uははっきりしない口調で、
「普通はそのぐらいかな。それで払えないとなると、もっとかかると思うけど……」
と言った。
個人的には、Uのお払いを見てみたくもあったのだが、できないということになれば
仕方がない。そのままSに伝えた。
Sは近所の神社のHPでお払いの値段を調べ、思いのほか格安だったので、
これならとお払いを決意した。
(一万どころか、三千円ぐらいでお払いできるらしい。要予約だが)
Sは休日を待って、いざお払いに行かんと車を出発させた。
現物を持っていかなければお払いのしようがないので、もちろん自分で運転した。
一ヶ月ぶりの運転だからか、運転の要領がよくわからなかったらしい。
なんというか、ハンドルが取られる感じがした、と言っていた。
と言っても近所の神社なので、車で五分も走ればすぐにつく。
細い道に入り、もうすぐ神社の鳥居が見える、と言うところで、Sは突然、
前方に子供がいるのに気づいたと言う。
道路の真ん中に忽然とあらわれたように感じたそうだ。
その辺りは道が狭くて入り組んでいるのにもかかわらず、
通学路かつ地元の人間なら誰もが知っている抜け道となっているため、
時々事故が起こる。
Sはマズイ! とハンドルを切った。
後は、気づいたら電柱に衝突してしまっていたそうだ。
車のドアが歪んで開かず、まさか車が爆発して……と青くなったが、
幸いむち打ち症になるだけですんだ。
飛び出してきた子供は、どこにも見当たらなかった。
そう言うわけで、車はめでたく廃車となった。
以上コピペっした。
元は1-5が前編、6-8がその後日談みたいな感じです。
コピペに当たってまとめちゃいました。
どこからのコピペ?
最近洒落怖覗いてないから分からん
なんでコピペしてんだ?洒落コワで読めるんだから必要ないよ
[邂逅(解)]
1/8
時刻は19時を過ぎたところだった。
古乃羽は、今日はずっと神尾さんと一緒に居る、と言う。それがいいだろう。
神尾さんはヌイグルミを抱いて、すっかり憔悴していた。
北上は2人を送ってから病院に行ってみると言う。腕を捻挫したようだ。
俺は、というと・・・
姉が、ここで他にすることがあるというので、それに付き添うことにした。
別に平気だと言うが、さすがにここで、一人で行かせる訳にもいかない。
玄関ホールで3人を見送ってから、姉に聞く。
俺「どこに行くの?」
舞「そうね・・・2階の、一番奥の部屋・・・かしら」
そこに何がある?と聞くと、行けば分かると言う。
他にも幾つか質問をする。
何でここに来たのか、何であの2人は姉を恐れていたのか、少女と話していた内容はどういうことか・・・
しかし答えてくれたのは1つだった。
ここには、あるものを取りに来た、と。
他のことは追々ね、と言われた。
2/8
目的の部屋に着く。
薄暗い部屋だが、目が慣れればたいしたことは無かった。
が、そこにあった解剖台には驚いた。
なにこれ・・・と言うと、解剖台でしょ、とそのまま答えられた。
姉は薄暗い中、部屋の本棚を調べている。
俺は他を見渡し、そこに掛けられた絵を見つけた。
綺麗な女性の絵で、[1971.3.23 容子]とある。
あの少女に似ている。なるほど、この人がきっと、母親なんだな・・・。
俺はなんとなく両手を合わせ、絵に祈った。
あの世で娘と会えますように、と。
姉が目的のものを見つけたようだ。それは、一冊の本だった。
姉からそれを受け取り、見てみて驚いた。
A4サイズの本で、表紙は黒。題名はどこにも何も書いていない。
中をパラパラめくって見てみると、どのページも真っ白。
つまり・・・まったく何も書いていない本だった。
3/8
俺「何、これ・・・?」
舞「見ての通り、何も書いてない本よ」
俺「なんでこんなものが?」
姉は答えず、俺から本を取り上げる。
そして絵に気付いたらしく、その前まで行く。
舞「綺麗な人ね」
俺「ん、あぁ。あの子の母親だろうな」
舞「そうね・・・寺坂容子。やっぱり、あれは違った・・・」
俺「あれ?」
舞「・・・・・・」
姉は振り向き、さっきの質問に答えてくれた。
舞「この本、ある人にはちゃんと内容が見えた本なの」
俺「え?」
舞「昔、ここの主、寺坂三矢という人が・・・切実な願望を持って、この本を手に取ったの。本はそれに答えて、その方法を示したわ」
俺「本が、答えた?何を?」
舞「不老不死と、蘇生の方法。一般に言う、黒魔術のようなものね」
俺は驚く。
俺「そんな・・・方法、あるの?」
姉はきっぱりと答えた。
舞「もちろん、無いわ」
4/8
俺「・・・ほぇ?」
何が何だか。変な声を出してしまう。
舞「騙されたのよ、彼は。この本に・・・」
俺「本が、騙す?」
舞「正確には、本を作った人、かな。人の望みを叶えるような内容を示して・・・その人を騙す」
俺「・・・何のために?」
舞「ただの悪意・・・かも知れないし、他に目的があるのかも知れないわね」
何の意味があるのだろう。そんなことをして・・・。
俺「あの2人の様子とか、さっきの神尾さんのとか・・・あれは?異常というか、人智を超えているように思えたけど・・・」
舞「望みを叶えるような内容、よ。それに近いことはできないと、騙せないでしょ?」
俺「うーん・・・?」
舞「寺坂三矢の望みは、この絵の人、妻の容子さんの復活」
俺「ふむふむ・・・」
舞「でも、復活と称して出てきたのは、ただの悪霊だったの」
5/8
姉はパラパラと本をめくっている。
俺「あぁ・・・あの会話で言っていたやつ」
舞「うん。でもそれだけじゃ終わらなくて、父親の遺志を継いで、今度はその娘の優理ちゃんが、両親を蘇生しようとした」
俺「あの子が・・・」
舞「不老不死になって、ね」
俺「ん・・・でも、不老不死なんてないんじゃ?」
舞「そう、無いわ。ただ、優理ちゃんには蘇生させるって目的があったから・・・」
目的があったから・・・あぁ、そうか。その先は俺にも分かった。
俺「不老不死の”形”で、生かされていた・・・と。その本の力で」
姉は頷いた。
俺「それじゃあ・・・もしあの子が両親を復活させようとしたら・・・」
舞「出てくるのは、両親なんかじゃなく、悪霊でしょうね」
俺「・・・・・・」
舞「そして優理ちゃんの、偽りの不老不死はそこで終わり」
姉は本をパタン、と閉じ、そう言った。
6/8
なんてことだ。じゃあ、あの子は一体何のために・・・。
危険な目にあわされたものの、なんだかやり切れない、切ない気持ちになる。
その気持ちを払い、俺は質問を続ける。
俺「それじゃあ、神尾さんのあれは・・・?」
舞「・・・」
姉は絵の前から離れると部屋の入口へ向かった。
舞「あの2人が集めていたのは、まだ生きたい、死にたくないって強い気持ち。それがあの石に凝縮されていたわ」
あの水晶みたいな石か。あれで助けることが出来たのか。
ん?じゃあ、あれがあれば・・・?
俺「じゃあ、あれがあれば、両親だって蘇生できたんじゃ?」
舞「完全に死んだ人と、瀕死の人ではまったく違うわ」
・・・あぁ、そうか。それはそうだ。
舞「生きたい、生きたい、って気持ち。それを優理ちゃんが力に変えて・・・彼女を助けたの」
7/8
俺「じゃあ、その後、あの子が崩れてしまったのは・・・?」
姉は部屋の外に出ると、階段に向かって歩いていく。俺もそれに続く。
舞「私が・・・」
姉は何か言い辛そうにしている。
俺「ん・・・何?」
舞「・・・私が、ここに両親は居ないって言ったときの様子からして、優理ちゃんは知っていたのだと思う」
俺「何を・・・?」
舞「本に示されていたのでしょうね。完全に死んでしまった人は、蘇らせることなんて出来ない、ってこと」
俺「本がわざわざ・・・?」
舞「掟って、それさえ守っていれば平気だ、って思えてしまうものよ。それに、優理ちゃんの望みでもあっただろうし・・・」
それは当然、望むだろうな。両親と一緒に居たい。ここに居て欲しい。
その気持ちを利用されてしまったのか。
両親がまだここに居るから平気。きっと甦らせることができる・・・と。
でも実はそれが、居ないと分かったら・・・
俺「じゃあ、本当は居ないと知った、あの時点で・・・」
姉は歩みを止め、俺に振り向いて言う。
舞「私が死なせたようなものかも、ね」
少し悲しそうな顔をする。
俺「そんなこと・・・ないよ」
そう思う。少なくとも、姉は食い止めたのだ。最悪のパターンになるのを。
姉は目を細めて、ありがと、と小さく言うと、また歩き出した。
8/8
俺「あの子・・・両親に会えたかな」
俺は誰に問う訳でもなく、つぶやいた。
姉は何も言わない。答えられる人なんて誰も居ないだろう。
やがて洋館の外にでる。
最後に1つ、その本をどうするのか、聞いてみた。
然るべき場所で、焼き払う。
姉はそう答えた。
俺はそれを聞いて安心した。そんなもの、あってはいけないものだ。
悪意の塊。悲しみしか生み出さないもの・・・。
姉は他にもこういったものを処分しているのだろうか。
いつからかは、病気が治ってから、だろう。それは確かだ。
でも、どうしてかは、ただの正義感なのか、それとも他に理由があるのか、
俺には分からなかった。
大きな光がある。
その周りにはたくさんの小さな光が集まり、それはいずれその一部となる。
今、またいくつかの光がそこを訪れる。
その中の1つ、とても小さな光が、方向を見失ったかのようにふらふらし、その輝きを曇らせる。
そこに、どこからか来た1つの小さな光が重なる。光は輝きを取り戻す。
そしてまた1つ重なり、更にまた1つ加わる。
それは1つになり、とても強く輝き・・・やがて、大きな光の中に飛び込んでいった。
神尾さんの夢の話だ。
あれから数日後、再び4人集まったときに、聞かせてくれた。
それが何を意味しているのかは、誰も何も言わなかった。
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
赤緑、乙。面白ろかったよ
何となく分かってたけど
やっぱり
>>259はいつものおもちゃかw
大きな流れが見事に収束したって感じだな。
お疲れ様でした。
>>273 お前がID:K4XUqPm1Oだろ。
早く答えろよ卑怯者w
>>272 >面白ろかった
お前どんな日本語使ってんの?「おもしろろかったよ」ってどこの方言?wwww
>>257 だからなんでお前はわざわざコピペしてんの?シリーズ物でもないだろ?
シリーズ物住人はここから出るなよ。よそから引っ張ってくるな。なんのために分離したんだよ。うざい。
宣伝なんてもってのほか。
>>260 >[邂逅(解)]
恥ずかしいタイトル付けるのやめろよ。ラノベ丸出しだな。
そもそも「邂逅」って意味分かって付けてるの?
おもちゃが俺に向かってきたぞ・・・に、逃げろー
赤緑 ◆kJAS6iN932
おまえさあ、自分で賞賛レスと、アンチを貶めるレスで自演して恥ずかしくないの?バレバレだよ?
ID:P6+3ul8U0
お前はもれなく俺の相手してるなw
信者仲間にどやされるぞ?
・・・で、早く答えろよカス
283 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/31(金) 18:29:25 ID:Cjc9kLdm0
りさはいらないだろ。まとめにも載ってないしw
りさを支持してる奴もウザイよ
りさの名前が出るだけで脊髄反射する奴もウザイよ
286 :
本当にあった怖い名無し:2008/10/31(金) 22:19:43 ID:Cjc9kLdm0
人生色々、好みも色々
全ての人間が同じ感性だと思い込み
ご丁寧にカキコする低脳がウザ。
小泉元首相乙
まとめサイトの管理人にも言えよw
赤緑乙
全部読み返してくる
面白かった
お、赤緑終わった?
頼むから次は霊能バトルとか勘弁なw
291 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 07:19:31 ID:as2SqroFO
赤緑乙
292 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 09:55:28 ID:qnkG6XXm0
>>282 ほんとら、キチガイニート365日ネットカフェから必死ら
りさをまともな作品を投下してるかよーく吟味しろ
以下リサのレス
142 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 15:56:29 ID:ZVe+i9f80
一応強いけど・・・・
色々見え過ぎたり感じ過ぎるのは疲れますよww
小学校時代は実家の座敷のおかっぱ座敷わらしに良く追っかけられてましたw
143 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 16:12:12 ID:ZVe+i9f80
>>142 続き
その座敷が家の中で一番出るんだけど、夜布団ひいて寝たら最後
一晩中金縛り地獄間違えなしww 森の奥から凄い俊足で走ってくる
片目のないお婆さんや、「うーーー」や「ギャー」なんて声は毎度の事
キチガイが大笑いする声や、その座敷は断末魔の様子ww
お守りを頭元に置いて寝るようになったら少し悪霊の出番減ったw
しかししつこいのはまだいたので、座敷で夜寝るのを辞めましたw
別の部屋で寝るようになると嘘のように平安が・・・ww
その座敷がある昔の実家は売ったけど、まさか悪霊憑きですとは
誰も知りませんww 座敷童は可愛かったし「遊んで」が基本なので
脅威ではなかったよんww
144 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 16:22:05 ID:ZVe+i9f80
小さい頃この座敷で訓練をww受けたせいか、
現在では悪霊をコントロール出来る程になったよw
戦える霊能力が備わりました。
何か変な霊でお困りの方、レスしてくれれば
経験の範囲はお答えしますよん
151 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 20:56:14 ID:ZVe+i9f80
>>148 こんばんわ。
>>147さんのおっしゃる通りちょっとスレ違いでスマソw
何かあなたに憑いてるかは分かりませんが体調が悪いと憑依され易い体に
なります。よって病院でまず健康診断を勧めます。健康な体は悪霊も嫌います。
いつも隙を狙ってますから。
>>144より
152 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 21:03:18 ID:ZVe+i9f80
>>149,
>>150 日常で起こりまくってるので印象的な体験を紹介させて下さいね。
沢山あり過ぎるんですが・・・・・
1つ、釜を持った悪霊は強烈でした、ハイ殺されそうになりました。体中
鳥肌と震えガ起こりあまりの恐怖で声をあげて笑った記憶がwwwwマジです。
人ってあんまり恐怖だとその事実から逃避のために笑ってしまうという体験しました
映画でもこんなシーンあったけど、マジでしたwww他にも徐々に紹介させて下さい。
>>144
156 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:27:54 ID:ZVe+i9f80
女友人2人である子の家に泊まった時、狭い部屋なんで川の字になって寝た。
ハイハイ、お決まりの変な霊がやってきたので消えるように私が命じた。
瞬間3人が同時に目覚まして、1人の子は「りさ(←私の仮名)、助けてって
心で叫んだの。お化けが来たのよ!!」と言った。友人は私が霊感強い事
みんな知ってる。もう1人の友人は「何か分かんないけど凄い寝苦しくて」
と2人とも悪霊には気ずいたwww
ハイ、その部屋もなんかいましたwww
>>144
159 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:36:34 ID:ZVe+i9f80
仮名りさって事で実話紹介続けます。
TVが消してあるのに、砂の嵐が始まってTVが勝手についた事も数回、
これが世で言うポルターガイストなのかと知りました。
基本的に電化製品は苦手です。意志にかかわらずスイッチがオンしたり
オフしたりするんでほんと怖いんですよwww
>>144 160 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:43:47 ID:ZVe+i9f80
りさです。続けます。
金縛りは
>>142,
>>143、
>>144で紹介したようにしょっちゅう何ですが
首を絞めてくる悪霊もいます。ほんとに苦しいんですよ、それが・・www
抵抗すればするほど激しく締めてくる来るから子供の頃は霊が去るまで
待つしかなかった。夜、その座敷で寝るのがいつも恐怖でしたwww
今は容赦しませんけどwwww
164 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:50:40 ID:ZVe+i9f80
りさです。なんか霊感強い人に嫉妬??の嵐さんが沸いてますが軽くスルー
して行きますので、冗談抜きに実話興味ある方読んで下さいねwww
どんどん紹介しますよwww嵐じゃない方の質問はちゃんと答えるので
見分けられるようにお願いねwwwりさ
>>144
167 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 23:00:35 ID:ZVe+i9f80
りさです。私はあんまりおかしい超常現象が身の回りで起こるので
クリスチャンなので牧師さんある日相談すると、「憑依体質といって珍しい
事ではないと」、教えて下さいました。一安心したものの怖いものは怖いww
私の友人の中にも霊感強い子いて、ある日ふっと階段から押されて黒い影だけ
を感じたけどそのまま彼女落ちて大怪我しそうな時白い服をきた誰か(天使?
)。に助けられたそうです。
>>144
179 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 09:20:30 ID:QjenmxuN0
>>142,
>>143,
>>144,
>>151,
>>152 >>156,
>>159,
>>160,
>>164,
>>167 で昨夜から紹介してます。
ポルターガイスト現象の中ではTVが勝手について砂の嵐始めるのは昨日
書きましたが、これがよく起こったのは世田谷区梅丘でワンルームで1人暮らしの頃。
電池の入っていない本棚の人形が砂の嵐と同時にガタガタ音を立て始める、知らない
霊が3,4人窓や壁から部屋を出入りし(鍵は閉まってる)こちらは恐怖の絶頂へww
体を持たない手だけが全身を押さえつけてきたり締め付けたり・・嵐が収まるまで15分から30
分ぐらい。子供の頃程動揺はしなくなったが、こんな夜が続くと体力が低下し日中だるく
なって仕事もてにつかなくなるので、部屋を解約w。駅前で便利だったんだけど
そんな理由だけで選んだ自分が馬鹿。部屋を見なくても建物外観みれば、憑いてるなー
とか否かは分かってたはず・・迂闊な選択は出来ません。
180 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 09:45:14 ID:QjenmxuN0
なんか自分のレポート読み返すと下手ですね。スマソ・・情況を思い出しながら書いてるので・・
生霊は死霊よりリアルなんですよww
結婚してから主人の持つオーラは自分を安心させるものがありました。
結婚してからはグッと悪霊が出なくなったので主人に感謝です。
彼は霊感全くないwお化けもこういう人にはアホらしいと思うのか現れないw
生霊の話しですが、主人が海外出張の際、私は何やら夜自宅でベッドの頭元
に立ってこっちをみてる主人に会いましたw「あれ今マレーシアのはずだけど・・」
と不思議に思ったが、すぐ理解wwはるばる生霊として様子見に来てくれたようで
した。無言なんですけど。出張から帰った主人に聞くと「さあーー、何の事だかー」
と訳がわからなかったようです。 無理もない、人は怨念や想いが相手に強いと、
霊感の強い人間は敏感にキャッチします。だから夜頭元に立つのは死霊だけとは
限りません。生きている霊がそのまま、頭元に立ってたりする事もあるんですね。w
私の場合は死霊より生霊の方がリアル(はっきりみえる、ぼやけてない)です。
安価でよろしく
181 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 11:57:43 ID:QjenmxuN0
学生時代、夜鎌倉のよく出るというスポットを友人4人でドライブ中
通りかかった。トンネルを抜けた途端ドスーんと車の上に巨大な石???
未確認飛行物体??
全員「ウワーーー!!!!」と叫び急ブレーキかけて飛び降りた!
凄かったんですよ、その音と車の打撃がww(芝が文に多いのは許してね。w
笑うしかないwと言う情況なんです。ハイ、怖すぎてw)確認しても
何にも自動車の上にに乗ってないんですwwもう鳥肌でした。
その話題に触れないで全員家路へ急ぎました・・凹んでもいないんです車・・
何だったんだろう??ww そこはそれ以来昼間しか通れませんww
303 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 13:46:11 ID:qnkG6XXm0
>>282 キチガイニートは本日もネットカフェから大暴れ!
他にやることねーの?寂しい人生・・・・・
304 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 14:39:02 ID:V55YJczEO
また嵐か・・・
182 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 12:02:16 ID:QjenmxuN0
高校時代田舎の道を歩いていたら、道路の溝から「おぎゃー、おぎゃー」って
聞こえてくるんですw。何だろうと覗きこんでも何もいない。再び歩き始めると
やはり溝から人間??の赤ん坊の泣き声、来た来た来たーーー!!!
と私ww。何もないんですよ、何度確認しても・・・・w
誰か捨てましたか???ww
183 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 12:07:29 ID:QjenmxuN0
中学校の音楽室近くの踊り場に座ってる同じ女の子にもよく会いました。
三つ編みしたそばかすのある子で、誰も気ずいてないってクラスメートの会話
で分かって自分唖然ww。えーー!!!いつも、踊り場に座ってる子だよーーww
見えてたのは自分だけだったww可愛い子だった。いつも何してたんだろう・・
185 名前:りさ実話[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 12:21:54 ID:QjenmxuN0
>>184 それがね、「おぎゃー!!、おぎゃー!!」って泣き声は前へ進んで歩いても
ずっと溝側からついてくるの・・・www何度確認しても、何もいない・・w
誰か捨てましたか??ww
192 名前:りさ実話 ◆oIfgCey.OU [sage] 投稿日:2008/10/28(火) 15:49:18 ID:QjenmxuN0
>>190 ありがとう、こうかな?
続けますね・・・
都内大学病院で3年前の夏に外科系の手術入院をしました。
病気だけでも辛かったのに、予想通りここでは死霊との戦いの場でも
ありましたww。覚悟の入院でしたが、ほんと凄かった!!廊下を歩くだけでなんか
ひっぱるんです、腕や足、洋服をww色んな霊がw前に歩き辛い・・
手術の3日後の夜、ベッドに寝ていると、「死ねーー、死ねー」っていうキチガイ霊が現れて、
病気で抵抗力が低下してた私は珍しく「きゃーー!!!!」と悲鳴を上げてしまったw
夜勤看護婦に静められて、やっと眠りについたのでした。
次の朝同室の隣のベッドのご婦人が、「あなた、ゆうべ大変だったわね。身内の方?
夜、青い服でいらっしゃった女性は??」へ????−−−−−−
隣のベッドの婦人何をみたの??ww身内なんて夜中きてないよーーー!!
看護婦は白い制服だし・・・うわーー!! ボケてるんですか、オバさん
隣のベッドにいた婦人は正常な方でww真面目に質問してきました。
「看護婦さんが来る前なんだけど。」・・・・「肩ぐらいまでの髪で・・」・・・・・
197 名前:りさ実話 ◆oIfgCey.OU [sage] 投稿日:2008/10/28(火) 17:49:41 ID:QjenmxuN0
>>195,
>>196,レスありがとう。思い出して書いてるうちに、怖くなっちゃってねw
ほら、誤魔化すためにwwいれちゃうんですw笑うしかないと。w控えます。
話しは変わるけどさっきね、パソコンが岩田って勝手に叩いたんですがなんだろう?
日常なんです。変な現象が起こるのがww
ね、笑うしかないでしょ。岩田さんって知合いいないんだけど・・とほほほ
211 名前:りさ実話 ◆oIfgCey.OU [sage] 投稿日:2008/10/29(水) 08:37:37 ID:i8Bu/bZf0
やっかみが凄いスレだねww
読まなきゃいいじゃないwwww。#なんてスレの見出しに出てたじゃないw
それをやって失敗したまでの話しw
157 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:29:00 ID:7qPYNXCJ0
ID:ZVe+i9f80
嫉妬ってお前に?お前嫉妬されるようなこと何かしたの?www
「今から書きます」って宣言しただけだろ。作品が評価されてからその台詞吐けよ。気持ち悪いわこいつ・・・・
そのお前の霊能力で俺の霊視頼むわww
ある事をずばり言い当てたら素直に認めるよ。外れたら二度とこのスレに顔出すな
158 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:34:27 ID:7qPYNXCJ0
>友人は私が霊感強い事みんな知ってる。
>2人とも悪霊には気ずいた
日本語分からない人?
で、
> ハイ、その部屋もなんかいましたwww
>>144 これ何?144はお前自身だろ。上の文との繋がりも不明だし、頭おかしいの?
161 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:44:01 ID:cXBbHeY8O
どうすんだよこれ
162 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:44:18 ID:7qPYNXCJ0
なんというか、ID:ZVe+i9f80はなんなの?
>>142で初めて出てきてるんだが、突然「一応強いけど」と意味不明な書き出し。どのレスに対応してるんだ?
他にも怪しい日本語満載
・森の奥から凄い俊足で走ってくる
・キチガイが大笑いする声や、その座敷は断末魔の様子ww
・お守りを頭元に置いて
・経験の範囲はお答えしますよん
・座敷で訓練をww受けたせいか、
・震えガ起こり
・他にも徐々に紹介させて下さい。
・意志にかかわらずスイッチがオンしたり
レスの最後に
>>144と入れるのは何?www多用もうざいし
こんな支離滅裂な文章しか書けない奴に期待してる住人ワロス
163 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:46:29 ID:7qPYNXCJ0
おい、
>>144、早く俺の霊視頼むよ。てめえで言い出したんだろ。責任持って霊視しろよはげ
165 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:54:23 ID:7qPYNXCJ0
だから、お前は何か嫉妬されるような事したのかって。
まずお前の日本語どうにかしろよ。句読点もまともに使えないとかありえんぞ・・
166 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 22:57:13 ID:F3IzSM0N0
>>144、素直に読みづらいよ。
せめて芝生やすのやめてくれ。「w」があると怖くなくなる。
むしろそれはギャグなん? わざとなん? っていう。
あと名前は名前欄に入れろ。NG登録したいやつも居るだろう。
あと、ところどころ日本語がおかしいのは何なの? 山田悠介現象?
169 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 23:08:56 ID:7qPYNXCJ0
>私はあんまりおかしい超常現象が身の回りで起こるのでクリスチャンなので
>階段から押されて黒い影だけを感じたけど
>りさに質問って感じで書き込みしといてねww
やべえ、なんかこいつ面白いじゃんw
なるほどなあ、こんな荒らし方もあるんだw
172 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/27(月) 23:46:05 ID:cXBbHeY8O
なんなんだ一体…
173 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 00:15:32 ID:UHjVPKdn0
>>170 いやいや、俺が間違ってたよ。成りすましじゃなくて新手の荒らしでしょうw
真面目に対応してる
>>171がアホに見える
174 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 00:59:10 ID:TFUKeuBUO
>>173今夜だけはオマエに同意しといてやる
キター!とかいってたヤツ
どうすんのよ、コレ?
175 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 01:11:14 ID:TFUKeuBUO
ちなみにどう見ても
>>171=
>>168の携帯自演だろ
病院やってねぇってw
176 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 01:20:42 ID:w/wmD3gmO
>>175 え!!違いますけど…。病院行ったのは、数ヶ月前の話ですし…。
っていうか、なんの為…そんな自演いらんやろ…(^_^;)
177 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 07:13:25 ID:DqSFIleQ0
>>173 今回ばかりは同意せざるを得ない
ところでお前女だろ
191 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 15:16:32 ID:YL0OBEO20
主婦でこの文章力はやばいだろ。集中しないと話がまったく頭に入ってこない
193 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 16:20:17 ID:AFt3KIp1O
りさってオッサン?
どこの国の人?
194 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 17:07:45 ID:z3KEIdlh0
test
195 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 17:31:20 ID:I27z0x/3O
『w』がむかつく。
なんかスイーツ(笑)みたいで。
りさ
196 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 17:38:25 ID:GwZ7Z35kO
草生やすことで怖いものも怖くなくなってしまう。
面白さが激減しているよ。
198 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 18:13:04 ID:YL0OBEO20
いつまで続けるの?もう勘弁してよ
199 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 18:21:19 ID:45n1phlLO
嘘臭さww!
霊感持ちがこんなん書き込みしとったら 頭痛くなるで普通
202 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/28(火) 19:28:11 ID:AFt3KIp1O
携帯からだとトリ付きでも無視できない辛さがあるな・・・
早く教授の新しいの読みたいよー
203 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 20:34:16 ID:vEx9ySxl0
りさのは読む気にならんな。
文章力が低すぎるから、全然頭に入ってこない。むしろ目で追いたくない。
ラノベ風味の方がまだマシ。りさは日本語が下手すぎる。
自分の体験談を"自慢"したいだけなら帰ってくれ。読者のこと考えてほしい。
204 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 20:37:34 ID:iTHcVBH/O
何で酉の付け方知らないのに#はわかったの?
205 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 21:31:54 ID:TeNq5AsW0
>>200 霊感あるからってめちゃくちゃな文法が正当化されると思うなよ
>>204 言われてみれば・・・・誰も♯の事言ってないのにあえて失敗して見せてたな。
もうこれは確信犯だろ。
>>200 言わせて貰うけど、ああいう輩まで許してしまうのは寛大というのとは違うよ。
正直住人がこれほど拒否反応見せるとは意外だった。みんな
>>200と同じ意見だと思ってたよ。
206 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 21:37:48 ID:AmljjYHa0
りさの出現でいがみ合ってたスレ住人の心が一つにww
207 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 22:45:48 ID:dSu38QWB0
せっかくトリをNG登録したのに叩きレスが多くてうざい件
209 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 23:52:14 ID:IWhhM0kTO
電波ユンユン
210 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/28(火) 23:58:28 ID:bWYvwCkn0
それも味なり。
211 名前:りさ実話 ◆oIfgCey.OU [sage] 投稿日:2008/10/29(水) 08:37:37 ID:i8Bu/bZf0
やっかみが凄いスレだねww
読まなきゃいいじゃないwwww。#なんてスレの見出しに出てたじゃないw
それをやって失敗したまでの話しw
>>200 ありがとう、またお願いしまーすw
212 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 10:56:49 ID:6bvkel00O
すげえわ、なんかもうお前すげえわ
236 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 02:05:48 ID:lYNh7pTwO
りさは普通にスレチでしょ。
身の回りスレ辺りに行けばいいと思う。
あと、オッサンだろw
237 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 03:04:45 ID:loMU9bfS0
りささん(笑)
238 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 04:20:25 ID:fCFVRXVc0
りさちん、かわいいお
239 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 08:08:10 ID:iGxM0P4vO
仮名りさってなあw
246 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/30(木) 13:06:53 ID:RgvCK+5R0
りさ、消えてくれよ
284 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 20:12:16 ID:nw/L2T2U0
りさはいらないだろ。まとめにも載ってないしw
りさを支持してる奴もウザイよ
285 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 22:13:52 ID:aDy+GZ7W0
りさの名前が出るだけで脊髄反射する奴もウザイよ
286 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/10/31(金) 22:19:43 ID:Cjc9kLdm0
人生色々、好みも色々
全ての人間が同じ感性だと思い込み
ご丁寧にカキコする低脳がウザ。
287 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 22:43:59 ID:aDy+GZ7W0
小泉元首相乙
288 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/31(金) 22:44:14 ID:nw/L2T2U0
まとめサイトの管理人にも言えよw
さーて・・・・
>>286 ご意見を伺いましょうか?これでもお前はリサを支持するの?
322 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 16:30:57 ID:qnkG6XXm0
>>321 本物のキチガイニートでした。どなたか通報を
りさうざいと思うけど、りさに限らず他人の書き込みを止められる力は残念ながら誰にもない。
NG設定にしてスルーするのが一番じゃないかな。
324 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/01(土) 22:02:30 ID:XQR3DTQg0
赤緑の冒頭で魂削ってた悪霊は寺坂兄でOK?
ま〜たコピペ荒らしか。
通報しておくからID:lMNJFmpW0は無視で宜しく。
通報されてないじゃん・・・・
>>324 え?
でも姉ちゃんは、そのとき生きてたの?
これだけで通報って、おまいら洒落コワ住人に謝れ
赤緑シリーズが面白い。
>>328 それは言えるなw
この程度の荒らし、2ちゃんじゃ日常茶飯事だぜ。
極力スルーで、通報するなら黙ってさりげなくお願いって感じかな。
>リサ
変なのに粘着されたようだけど、相手する必要なし。
がんばってくれ。
器量が狭いな〜
リサちんかわいいお
つまらんものはつまらん。
リサを応援してる奴うざい。どこが良いのか説明してくれ。
332 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/02(日) 12:02:05 ID:/P+c+xd6O
333 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/02(日) 12:33:42 ID:9tNeXrknO
フィーバー!
334 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/02(日) 14:04:12 ID:p6iJGL340
赤緑の話を読み返したくて、シリーズものまとめサイト見たけど赤緑が無い?
シリーズ冒頭の悪霊が誰なのか気になるw
赤緑を悪く言うつもりはないんだけど…なんか小中学生対象って感じだったな
とても読みやすい文章だったし、構成も整然としてるんだけど…なんか物足りない
そう思ってるのはオレだけかな
>>335 的確なんじゃね?
俺も盛り上がり方が少ないと思う。
副題つけたり(しかも「邂逅」とかw)、明らかにラノベだよなあ・・・
というか、なんで創作ばかりなのか
ラノベ臭くなく大人の鑑賞に堪える実際にあったシリーズ物か
ハードル高いなw
ラノベが悪いってわけじゃないんだ。
俺は面白ければ創作歓迎なんだが
もう少し弾けた展開がほしいと思っただけで。
今後にも期待してるよw
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
師匠シリーズのスレって落ちた?
落ちたっぽい
赤緑はあれでいいと思う。
もっと弾けて欲しいのは師匠シリーズw
やっぱシリーズ物スレってイイね。
読み返すのに全然困らない。
348 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/04(火) 15:39:38 ID:lGzrUPwmO
わざわざ言わなくてもみんな分かってるって。
うん、最後まで読むの面倒になった。
言いたいことあったら、書かずに
ふすまに向かって口に出して言いなさい。
>>341-343 ずっと粘着するつもりだろうから、言われてる相手はさっさと答えてやれよ。うざくてしょうがいない
煽る馬鹿は荒らしと同類だろう。腹立つわ
師匠の次スレって立ってる?
立ってない、過疎化してたから、いらないんじゃない
ID:K4XUqPm1O
おいおい、まだだんまり決め込んでるの?ほんと最低な奴だな。
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
早く答えろよ卑怯者。答えるまで待つよ。
お前は自分の質問に答えない俺を罵倒したんだから、俺の質問に答える義務はあるぞ。
俺は後に答えてる。今度はお前が答える番だ。逃げるな
師匠シリーズは敢えて分かりづらく書く事で、読者があーだこーだ言う余地があったけど、
最近だとそういう部分が無くなって、感想しかかけなくなった感じがする。
そうなると語ることもなくなるわけで・・・そもそも新作ないし。
やっぱここと統合?
356 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/05(水) 19:47:07 ID:Q1BgVbuf0
おもちゃんは今日も最高です
ネンチャックとか許さない君とかおもちゃんとか、中の人も大変だな。
洒落コワ卒業であんまり怖くない面白エピソードがいっぱい聞けると思ったのに・・・(´;ω;`)ウウッ
>>355 いいんじゃね?
海産物シリーズだってスレ違いにはならんわな。
ID:K4XUqPm1O
おいおい、まだだんまり決め込んでるの?ほんと最低な奴だな。
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
早く答えろよ卑怯者。答えるまで待つよ。
お前は自分の質問に答えない俺を罵倒したんだから、俺の質問に答える義務はあるぞ。
俺は後に答えてる。今度はお前が答える番だ。逃げるな
今日もチキンID:K4XUqPm1Oは怯えて出てこれないのww
恥ずかしい奴だなあ。恥かくなら初めから書き込むなよハゲ
で、ひっそりと煽ってるんだろうな
>>356 >>357 どっち?完全に無視するのは悔しいんだろうなあ。言われっぱなしでは我慢できないんだろ?
無理すんな。早く出てきて釈明なり謝罪なりしろよ
お話の投下を楽しみに待っています
前の夏休みにウニは田舎に帰ったのか。
そこが問題だ。
帰ったと思うよ 同人誌云々…のところで明言はしてないけど、あと
2ヶ月くらいで云々みたいな話があって(これはきっと田舎のことだ)と
確信した云々
341 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/03(月) 20:20:48 ID:8jKkwOAh0
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
師匠シリーズスレ無くなってここに着たけど散々だね
シリーズ物、長文でなくても良いから何か書き込んで欲しいなぁ…
畜生話って畜生箱のことかね
コトリバコとは別?
社会情勢が酷すぎてオカルトを楽しむ余裕がなくなって来てるのかもな。
霊が見えても反応してやるゆとりが無いって感じ。
養護施設での生活も一年近くたち、夏休みまでもう少しという時期。
一年の時に忍と同じクラスで二年でクラスが変わってしまったのに積極的に忍に好意を示す女子が居た。その女子、Uは週に何度か手作りのお菓子を昼休みに忍に差し入れに僕と忍のクラスに来ていた。
中学生という年頃なら冷やかされて当然の行動も、お菓子を学校に持って来るという行為も相手が施設の子供だからと公認されている状況だった。
特に忍は僕という問題児を見張らせされている、可哀相な奴と周囲から認識されていたせいもあるだろうけど。
昼休み、Uがいつものように忍に差し入れを持って来たが、いつもなら渡した後はすぐに自分のクラスに戻るUが何かいいたげに立ったまま戻ろうとしない。
「Uさん、どうしたの?」
優しげに声をかける忍にUは
「ここじゃちょっと…」
と、教室内と廊下を見回した。
「じゃあ、弁当食い終わったら体育館の裏に来て。正門側の方」
忍の言葉に頷くとUは走って自分のクラスに戻って行った。
「何、考えてんだよ?」
「別に。毎回、美味しい差し入れ貰ってるからね。そのお礼だよ、悩み事くらい聞いてやるよ」
およそ、忍に似つかわしくない言葉だったが急いで弁当を食べて、体育館裏まで行った。
僕はシャブ中団地を見ないように壁にもたれて忍を見た。忍はUが現れるであろう、体育館の端を見ている。しばらくしてUが来たが、僕の存在にあからさまに残念そうな表情をした。
告白でもするつもりなら、確かに僕は邪魔だろうと立ち去ろうとしたが、忍に腕を掴まれた。
「悪いけど、俺はこいつを見張らなきゃならないから話は二人で聞くよ。それが条件」
忍の言葉にUは何かを決心したように片手に持っていたノートの間から一枚の写真を取り出し、忍に手渡した。
「この前の週末に家族で出掛けた時に撮った写真なんだけど…この私だけ写ってる写真に…」
「あー、心霊写真だね。しかも、かなり質の悪い。U、この写真撮ってから周囲に変化とかない?例えば…」
Uの言葉を遮って忍が話し出して質問の答を待たずにベタな心霊現象を羅列していき、Uがそれを一々肯定するように頷く。
「俺がお払いするよ。とりあえず、Uは今晩は眠らずに徹夜してくれる?」
頷くUを見ながら忍は無造作に写真を二つ折りにしてポケットに入れた。
「可哀相に。怖かったよな?でも、今日一晩で終わるから、絶対に眠ったら駄目だよ」
念をおす忍に頷いてUは体育館裏から離れた。何度もこちらを振り返りながら。
Uが去った後、忍は薄く笑ってポケットと入れていた写真を取り出した。赤い車の横に立って笑うUの後ろにぼんやりとした人影。性別も年齢すら分からない、曖昧な人の姿。
「忍、お払いするなんて言ってたけど出来るのか?安請け合いしてどうすんだよ?」
「夏休み前の暇潰しだよ」
笑いながら忍は写真を指で弾いて再びポケットにしまい込んだ。
その日の下校途中。
通学路の途中に地蔵を奉った祠があり、時折お年寄りが熱心に掃除したり、お供えをしているのを見かける、そこで忍は写真を取り出して置いてあったマッチと蝋燭を使い燃やした。
淡々とした行動で燃えかすを線香の灰に掻き交ぜ、目を閉じて何かを祈る様子。少しして、ぱっと目を開けると
「帰ろう」
と促された。ひどく楽しそうな口調で。帰り道、どんなに聞いてもお払いについての返事は返って来なかった。
そして、その日の夕食から忍はまた食事を取る事をぎりぎりまで減らしだした。以前も、忍が食事をしなくなった時があるが、今回はUを助けるつもりなんだろう、忍にも他人を思いやる気持ちがあるんだと安心していた。
Uは二年の中でも可愛い部類に入る女の子だし、もしかして忍もUが好きなのかと考えていた。
次の日の朝、登校するやいなや忍はUのクラスに僕をともなって行った。手招きしてUを呼び出す。徹夜のせいか疲れた顔のU。
「大事な話があるから、昼休みにあの場所に」
それだけ言って忍は僕達のクラスに戻った。
昼休み、僕を急かして弁当を食わせると忍は自分の弁当の中身をそのまま、ごみ箱にひっくり返す。その勢いのまま、体育館裏まで行った。昼食を抜いたのか、Uの方が先に来ていた。
「昨日、お払いをしたけど失敗したかも知れない」
神妙な面持ちで忍はUに告げた。複雑な表情のU。忍は続ける。
「お払いが完璧に終わるまでは夜、眠らないでいて欲しい。日が昇ったら寝ても構わないから」
夏日だから太陽が昇るのは早い。仮眠程度なら取れるだろうが、はっきりした期限のない忍の指示に明らかにUは困惑していた。
「昨夜は身の回りに異常は無かった?例えば…」
忍の言う例えにUが答える。深夜に物音が聞こえて怖かったと。
「お払いが済むまではこれからもこういう事が続くよ。俺にも跳ね返って来た。ほら」
忍は左手の内側をUに見せた。半円状に膨らんだ皮膚を見て、初めてUは怯えた表情を見せた。
「大丈夫。悪い事は全て俺が引き受けるようにする。Uは毎日、昼休みになったらここに来てくれたらいい」
Uは忍の腕から目を離さないまま、頷いた。
Uが去った後、僕は忍に詰め寄った。忍のお払いとやらの跳ね返りは自演だからだ。
「面白くなるよ、これから。お前は先に戻ってて。俺はこれ戻してから」
僕の質問には何一つ答えずに笑いながら忍はトイレに行ってしまった。
それから、食事を抜いて目に見えて痩せていく忍と極端に睡眠を減らされて疲れていくUと過ごす昼休みが続いた。綺麗な黒髪だったUは髪の艶も失い、ただ忍の言う事に従っていた。
可愛いらしさも消え、昼の光の下でさえ、Uは些細な音や自分の影に怯えと緊張をあらわにしていた。
「夜、誰もいないはずなのに窓の向こうから声が聞こえるの…。カーテンを開けて確認したいけど、怖くて出来ない…」
力のないUの言葉。
「あれは悪いモノだから見ちゃいけない。Uは夜、起きている間に布団の中に何かが居ても気付かないフリをしていたらいい」
安心させるような口調で忍が答える。僕は忍がUに暗示をかけて悪い方に誘導しているようにしか見えなかった。
「U、怖い事なんて何も無い。忍の言う事はでたらめだから…」
思わず、口をついて出た言葉はUのか細い声が遮った。
「違う、違うよ…本当になったの…」
そのまま夏休みに入り、僕達はUに会う機会を無くした。
夏休みに入った途端、忍は普段とかわりなく食事を取るようになった。
「お払いするために、食わないんじゃなかったのか?」
「もう、Uと会う事もないだろうからいいんだよ」
笑いを含んだ忍の返事。
「Uの持って来た写真。あれ、合成したインチキだよ。やった本人が一番よく分かってるはずだけどな」
「Uが忍をからかうために?でも、あんなに怖がってたじゃないか?」
Uが自分で作った心霊写真なら、怖がる必要も無いし、むしろ忍に構って貰えて喜ぶはずだろう。
「だから、俺が本物にした。地蔵に捧げられた他人の悪意をUに向けるように願って」
忍は心底、楽しそうだった。
「最初は俺の暗示だったけどな。俺は睡眠を減らして思考を止めさせてやっただけ。後はUが自分の想像に怯えて、その恐怖心に付け込む奴らがあらわれる。それにまたUが怯えて…Uは俺が質問した以外の経験を話してただろ?あれからは本物だよ」
長い夏休みが終わって二学期が始まってもUが登校して来る事は無く、そのまま転校という形で二度と会う事は無かった。
忍の言う通りに。
終わりです。
◆DJINKbmZw2ありがとう
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
373 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/08(土) 19:38:18 ID:lcmQxApM0
社会情勢が酷すぎてオカルトを楽しむ余裕がなくなって来てるのかもな。
霊が見えても反応してやるゆとりが無いって感じ。
これもだwオカルトが流行るのは社会情勢が不安な時なんだよ
>霊が見えても反応してやるゆとりが無いって感じ。
糞ワロタw
忍の人、乙。
忍、救いようがないなあ。
忍今回も面白かった…と言っては語弊があるが、面白かった
乙です
>>382-384 いい加減やめて貰えますか?いつまでもネチネチネチネチネチと恥づかしくないの?
よっぽど日常生活が悲惨なんだろうね。同情しますよ
あなたみたいな人が回りにいなくてほんと良かったと思います
リアルに友達いないでしょうね。ね?気持ち悪いですもんねえ。みんな逃げていくでしょうよ
コミュニケーション能力零でしょう。わかります
忍の人、乙です。
本当に怖いのは生きている人間なんだ、っていう話を
じんわりと思い出すわ。
まぁ、忍が特別なんだろうけど…。
391 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/09(日) 22:19:37 ID:bJUU4K9L0
忍の人、今回は格別に面白かった
忍ってただの根性悪の愉快犯なのかなー
お久しぶりです。やっと退院できたっ。
主人公、変わります。
赤い枠 1/13
岡山の支部で成績1、2番を争っていたというエリート営業マンが、この小さな支店に転勤してくると聞いて、俺たちは戦々恐々となった。
のんびりした支店の空気が乱されるんじゃないか?ハードな営業方法に切り替わって、ついていけなくなった社員はリストラされるんじゃないか?
そんな噂の中、やってきた大月(おおつき)は、感じのいい、ごくごく普通の青年だった。
歳は俺より2歳下だという。
支店のやり方に慣れるまで、俺の下で活動することになった。
実はいま、俺には、頭の痛い問題が持ち上がっている。
白地世帯(営業活動をしたことのない土地)の開発目的で飛び込んだ田舎町で、1件の契約も取れていないんだ。
【飛び込み】の基本は情報収集から始まる。その世帯の構成、個人情報の取得。地域交流の有無。そういうものが受け取れて、初めてスムーズな販売交渉をすることができる。
それなのに、その田舎は態度が硬くて、特に近隣との交流関係がまったく聞き出せずにいる。
営業車に大月を乗せて向かう途中、その話をすると、大月は、
「ああ、なるほど」
と言った。
こいつには要因がわかるんだろうか。
赤い枠 2/13
2時間以上をかけて到着したI村は、センターラインのない市道脇の低い土地にへばりついているような限界集落だった。
年寄りが多いということは機動力がないということだ。
詳しくは書けないが、俺たちの販売する商品は、そういう家屋にこそ必要なサービスだった。
市道から車を下ろし、数反の田んぼが広がる農道に車を停める。
「村には車が入れないんですか?」
と大月が聞いてくるので、
「入れるよ。でも、目立ちすぎて警戒される」
と俺は苦笑した。
初日、すべての家の玄関で応答を無視された俺の苦い経験談だ。
赤い枠 3/13
大月を伴って、農道の先に点在する家々を回った。
1軒めは門前払い。
2軒目は留守のようだった。
3軒め、やっと玄関が開いたので、家主の顔を見ることができた。70近いような婆さんだった。
俺が説明をしている間、婆さんは無遠慮な視線で俺たちを眺め回していた。
この雰囲気が苦手なんだよなあ…。あからさまに敵対視されてるのがわかるから。
世間話ふうに家族構成を聞きだそうとしたとき、横から大月が、
「若い方が同居してるんですか?窓のサッシが赤いのってシャレてますよね」
と口を挟んだ。
あ、馬鹿…。
婆さんは険しい顔になると、
「気分悪くなったわ。帰れ」
と、俺たちを追い出した。
「最初に言わなくて悪かったな」
俺は、交渉が破綻したきっかけを作った大月が落ち込んだだろうと思って、フォローしてやった。
だけど、大月は全然反省した様子もなく(!)、
「あれに原因があるんだ」
と、いまの家を振り返って観察しながら、考え込んでいる。
「他の家も見て回っていいですか?」
と言うので、
「…どうせ訪問するんだから、ついでに窓枠でも何でも覗けば?」
と答えておいた。
赤い枠 4/13
4軒めは留守…というより、人が住んでいないようだった。窓枠は普通の色の木枠だった。
5軒めは赤い木枠の家。その窓から爺さんの顔が覗いていたが、呼びかけても出てこなかった。
6軒めは比較的新しい総二階の家で、サッシの色はすべて赤だった。
インターホンを鳴らすと、50代ぐらいの痩せた主婦が出てきた。
俺が今回訪問したのは、いままで未訪だった家屋ばかりだ。だから、この年代の人間が村に住んでいることは初発見だった。
主婦は、
「うちには必要ないけど」
と、商品については笑いながら断ったが、世間話には応じてくれた。
「この村は源義経をかくまった歴史のあるところなんですって」
主婦の話に、歴史音痴の俺は、
「はあ…」
と答えるのが精一杯だったが、大月はこういう分野に明るいらしく、
「平泉への逃避行の途中の話ですか?身近にそんな場所があるなんて、ちょっと感動ですね」
と、上手く話を合わせていた。
「そうそう。実のお兄さんに追われて、最期は平泉の領主にも裏切られて死んじゃったんですってね。可哀相ねえ」
主婦は、こういう話を気軽にできる相手に飢えていたのか、楽しそうに応じる。
「義経は天才的な軍師だったので、兄の頼朝は自分を越えそうな弟を恐れたのかもしれませんね。才能は、本当は伸ばしてあげなければいけないものなんですが」
と大月はまとめて、主婦に、
「ところで、いまハマってる趣味なんかないですか?僕たちにはその時間を捻出するお手伝いができるんじゃないかなと思ってるんですが」
と、いきなりクロージング(販売交渉で締めに入ること)をかけた。
結果。
俺はこの日、初めてI村で契約を取れた。
赤い枠 5/13
帰り道、改めて大月に、心から、
「ありがとう」
と言った。
営業マンならわかると思うが、契約が取れないことが自信喪失に繋がって、後々までいい影響を与えないことがある。俺はまさにそれだった。
やっとその状態が打破できたのだから、礼なんか、何べん言っても惜しくない。
「よかったですね」
と、大月は驕った様子もなく、笑う。
俺もつられて笑った。なんか、こいつ、いいヤツだ。
「大月は、いつもあんなふうに知識を武器にして契約を取ってるの?」
と聞くと、
「んー…。契約を取ることは頭にあるけど、それ以上に雑談好きなのが、いい結果に結びついてるって感じですかねえ…」
と、無欲な一面を覗かせる。
なるほど。トップにいるヤツは、案外こういう性格なのかもしれない。
「あの村、もう少し通えば、もっと顧客数取れると思うかい?」
1件の契約ですでに満足してしまった俺は、もうI村に足を運ぶモチベーションを失くしていたが、一応、大月に窺いを立ててみた。
大月は、少し考えたあと、言った。
「あの赤い窓枠…、もしかしたら、義経を保護した一族の証なんかじゃなくて、他所からI村に入り込んだ開拓民かもしれません」
「だから、窓枠の色が違う住人との交流がなくて、閉鎖的な暮らしをしていたんじゃないかな」
「開拓民の一人と契約ができたんですから、他の世帯も心を開いてくれる可能性は高いと思いますよ」
それって、つまり…。
「部落問題があったってこと?」
と確認すると、大月は曖昧に笑って、
「極端に閉鎖的な地域にはありがちなんですよ」
と答えた。
赤い枠 6/13
会社に帰ってから、大月の話と主婦の話を合わせて考えてみた。
I村は源義経の隠れ里だったという主婦の話は、大月に言わせれば『ありえない』ことらしい。
義経は、ここからはるか北のG県を通って平泉に至った。この地方に足跡が残るわけがない、と。
余所者として冷遇されてきた赤い窓枠の住人たちが、プライドを保つために語り継いできた偽りの寓話だろう、とも。
なるほど。筋は通っている。
ただ、そうすると、主婦の話が成り立たない。主婦は、窓枠の赤くない家屋の住人たちのことを、『隠れ住んでいた義経を、追っ手に告発しようとした一族』と呼んでいたんだ。
『あの人たちは、義経の祟りを受けて、次々と不幸に見舞われたの。いまでは村に残ってる人はいないわ』
大月の話によれば、I村での立場は、窓枠の赤い家のほうが弱いと思われる。
一方、主婦の話では、窓枠の赤くないほうが村から追い出されている。
…あの村…、本当に、窓枠の赤くない家には、人が住んでいなかったんだろうか…。
つまらない好奇心に駆られたと、我ながら苦笑する。
今夜、仕事が終わったら、もう1度I村に行ってみよう。
赤い枠 7/13
昼間ののどかな田舎の情景と違い、闇に沈むI村は、妖怪が出てもおかしくない、おどろおどろしい雰囲気だった。
会社を出る前に、I村に行くことを大月に告げると、大月は笑いながら、
「ご苦労さまです」
とからかった。
だよなあ。やっぱり、俺、物好きだわ。
車は市道に路上駐車した。あまりに静かで、それ以上、エンジン音を近づかせるのは躊躇われたからだ。
昼間と同じように農道に下りて、集落の間の細い畝道を辿った。
明かりの漏れている家の窓枠は、赤。
人の気配のない家の窓は、アルミの銀や、昔ながらの木枠でできている。
本当に、赤い窓枠以外の家屋は、廃墟と化してしまったんだろうか。
初夏だというのに、空気がやたらと冷たかった。
沈丁花の重い香りが漂ってくる。
小路はますます奥深く、山に入り込んでいく。
闇の中に点々と灯る生活の証。
こんなところに住む人間に、申し訳ないけれど、恐怖を覚えた。
赤い窓枠の住人たちが、本当に他所から入り込んできたのだとしたら、なぜ好き好んで、この土地に住んだのだろう?
こんな、霊気漂う未開の地に。
赤い枠 8/13
いつのまにか、俺は山の裾野まで来ていた。
獣臭のする山道の先に、一軒、無灯火の家屋が見える。
その家の窓枠の色を確認したら、帰ろう。そう好奇心に区切りをつける。
厚い樹木の枝葉が頭上を覆う真の夜闇の中、足元に注意を集中して、目標物に近づいていった。
ときどき目を上げて確かめる家屋に、人の住んでいる気配はない。
どきん。
自分の心臓の音が、鼓膜の隣りで鳴り始めた。
掌に汗が滲んでいる。
怖い、んじゃない。やばい、んだ。
何かが住んでいる。あの家に。
引き返さないと。【見た】ら、取り返しがつかない気がする。
アルミ色の窓枠をしたその家に背を向けた瞬間、頭の中に強烈なイメージが刺し込んできた。
巨大な白羽が、家の屋根を貫く。
暖かな電灯の漏れ出た窓が、直後、大音響を立てて火を噴いた。
内部で爆発が起こったんだ。
赤い枠 9/13
俺は必死で走った。元の市道に戻るために。
後ろから、数人の悲鳴や呻き声が追いかけてくる。
『助けて!』
『置いていかないで』
『一緒に連れて行って』
思わず後ろを振り返った。
そこで、俺は、情けなくも腰を抜かした。
焼け爛れた人間の残骸が3つ、追いすがってきていた。
2つは大人、1つは子どもの大きさだ。親子だろう。
突然の爆発で焼け死んだ人たちだ、と、確信した。
その3人の後ろから。
トドメを刺すために、鬼が、巨大な鉈を振り上げながら追いかけてきた。
赤い枠 10/13
鬼は、3人の首を次々と刎ねた。
子どもの首は、俺の足元に転がってきた。
俺は膝を縮めて、白目を剥いているその首を避けた。
誰の物かわからない嗚咽が、たくさん、辺りに響く。
鬼…巨大な角の生えたマッチョなそいつは、鉈に滴る血液を舐めたあと、俺のほうに歩いてきた。
俺は逃げることもできず、笛のような呼吸音を鳴らしながら、鬼を凝視していた。
死にたくない。
心臓が痛いほど早鐘を打つ。
死にたくない!
無我夢中で、鬼に向かって胸ポケットの携帯を投げつけた。
鬼の硬い皮膚に当たって、携帯はあっさり地面に落ちる。
俺は死を覚悟して、目をつぶった。
そろそろ臨月に入る奥さんの顔が浮かんで、涙が滲んだ。
そのときだった。
鬼の足元に落ちた役立たずの携帯から、強烈な発光が起きた。
同時に着信音がけたたましく鳴る。
鬼は、光と音に責められたように、踵を返して山に帰っていった。
携帯は、鬼の姿が視界から消えるまで、その現象を持続した。
赤い枠 11/13
俺は、腰が抜けたまま、這って携帯に辿りついた。
受話ボタンを押すと、大月の慌てた声が流れてくる。
「なかなか取らないからどうしたかと思いましたよ。大丈夫ですか?」
…なぜこいつは、このタイミングで、こんなことを言うんだ…?
「大丈夫」
短く答えて、俺は、昼間に続いて礼を言った。
「またお前に助けられた。ありがとう」
大月は、すべてを見透かしたように、
「間に合ったんならよかった」
と言った。
…不思議なヤツだ。
車までの行程をゆっくりと歩みながら、大月の話を電話越しに聞いた。
「オレ、今日、会社を上がったあとに、【彼女】の家に遊びに行ったんですよ」
始まりは、そんな内容だったと思う。
「オレの【彼女】、…なんていうか…、少し鋭い人で。オレを見るなり、『背中に鬼が見えるよ。人を殺すのが好きみたいだから、追い払っておくね』って言うんです」
ふだんなら信用しない話だけど、いまそれらしいモノを見たばかりの俺は冷汗をかいた。
大月は続ける。
「そんなこと言われたのは初めてだったんで、原因は昼間にI村に行ったことだろうなと思ったんです。だから、笹川さんのことが気になって」
真っ先に心配してくれたらしい。
「…お前の【彼女】に感謝するよ。今度紹介してくれ」
と締めくくると、
「拝観料高いですよ」
と返された。
仏像かよ(笑)。
赤い枠 12/13
翌日、熱を出して欠勤した。一晩中、嫌な夢を見ていたからだ。
新築の家に越してきた親子3人が、地域の軋轢に悩んで、ガス自殺をする夢だった。
ガスの充満した家に、突然の雷が落ちた。3万ボルトの電圧が火災を誘発し、新居はあっけなく破裂した。
まだ生きていた母親と子どもは、玄関から出て助かる寸前に、爆発に巻き込まれた。
五体が吹き飛んだ遺体の様子が、目が覚めた今でも、生々しくて頭から離れない。
夜、大月に電話をした。
「サポートする立場でありながら休んで悪かったな」
謝ると、大月は、賑やかな宴席の雰囲気を背景に、
「しんどかったですけど、6軒、契約を取ってきましたよ。熱が下がったら、快挙祝いしましょう」
と笑った。
ろ…6軒?!ありえねえ…。
「どこで?」
と聞くと、
「I村です。赤枠の窓の家ばかりを訪問した成果ですよ」
と言う。
「…あんな気味の悪いとこ、よく再訪したなあ」
と、半ば呆れると。
大月は、いつも以上に穏やかな声で、
「鬼が出る里だったにしても、あれほどの自然が残っている場所を好きにならない人はいないでしょう?」
と返して来た。
赤い枠 13/13
………たしかにそうだ。
昨日の夜、車を停めて里に入ったとき、山の稜線が重なり合う間から、遅い三日月が顔を出した。
水を張った田んぼが月光色に染まり、野生の菜の花が淡く色を添えていた。
…しばらく…見惚れたんだ…。
こんなところを見つけて住みついた人間に、嫉妬さえ感じた。
「どんなにすばらしい環境に住んでも、人間のやることなんてドロドロしているのかもしれないが…」
開拓民と先住民との確執を【鬼と犠牲者】というイメージで具現化した俺にとって、大月の言葉は、皮肉なしには賛同できなかった。
でも。
「…でも、俺、そういう側面を持つ人間だからこそ、関わることを楽しいと思ってるなあ」
厄介だが、それが本音だ。
大月は、
「オレも人間が好きですよ。だから、笹川さんも早く顔見せてください」
と労ってくれた。
うん。
なんだか、大月って本当にいいヤツだ。
教授〜・゜*・(PД`q。)・゜*・
406 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/10(月) 01:42:42 ID:A3ylwwet0
教授の人、乙ですー
この村の話、続きがあるのかな?なんかもやもやする
忍の人、乙
いつか、忍は己の所業に後悔する日が来るんだろか?
教授はどーでもいいよ
教授面白かった〜♪
寒くなってきたしおまいら体には気をつけてくださいね。
教授はどーでもいいよ
教授はどーでもいいよ
教授はどーでもいいよ
教授はどーでもいいよ
教授はどーでもいいよ
教授はどーでもいいよ
言われてるよ〜wwww
創作は創作板に逝けよ
忍も一緒にな。
オカ板まとめサイト一日の訪問者数
洒落コワまとめ・・・一万前後
どこでも洒落コワ・・・一万前後
不思議な体験エニグマ・・一万前後
洒落コワ差分・・・百前後wwwww
シリーズ物まとめ・・・・百未満wwwwwwwwwwwwwwwww
ひゃ、ひゃ、ひゃくみまん!?一日に百人にも見られてないまとめサイトってもう潰れてしまえよwwwwwwwwww
教授は創作です宣言してから興味なくなったわ
はっきりと「作りものです」、なんて言う必要無いと思うのだよ
413 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/10(月) 22:36:35 ID:jbppUBTZ0
その百未満のカウントを一つ増やすツンデレおもちゃん
414 :
時空孔雀:2008/11/11(火) 01:22:32 ID:pVY5tDE6O
J。A、L壊から、着、まし、た。
お、猿擦、れば、ここで常。
腸フン住まそ?
4DK。
あるは?
〔蜜柑〕
まとめサイトで百未満って終わってるぞ
普通まとめサイトって人気のあるスレなんだけどこのスレ自体一部のファンとアンチだけで回ってるだけだからね
話が投下されない時は誰も書き込まないし、書き込まれたかとおもってもアンチとファンの争いだし
いつまで今の作家が続けられるかが問われてるな
416 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/11(火) 14:17:45 ID:sYoHiY1AO
今いる作家(笑)って忍と教授だけwwwwww
どちらも(゚听)イラネ
教授も忍も続き待ってるよ〜
オレも両方とも好きだ
赤緑だけはマジでつまらんから不要だが
読まなきゃいいだけと思うが、いらねぇとか不要とか言う人多いね。
ほんと感じ悪いよな。読むなよな。出てけ。読みたい人だけでいいよ。
投下も自由。どんどん頼む。
忍も教授も赤緑も
話はちゃんとしてる。
傾向に好き嫌いはあっても。
こういう作家が残っていくのがいい。
洒落怖まとめサイト200で閉幕だって…
理由は今荒れ過ぎてるから丁度きりが良いからだって…
残念だね。
ほんと、ここの住人馬鹿ばかりだな。
公の掲示板で批判する奴は出てけ、とか何様なんだか
読みたい人だけで良いならブログ立ち上げてそっちでやったら?
>>422 洒落コワ?このスレと関係ないし、まとめサイトのどこにも閉幕という記述はないが?
創作は創作板行けとかブログ立ち上げろとか何様なんだか
私は全力で教授を待ち続ける
俺は忍を全力で待ち続ける。
おいらは全力で赤緑を待ち続ける
ボキは万感の想いでリサちんを待ち続ける
わいは全身全霊で師匠シリーズを待ち続ける
え?みんな、なんのかんの言ってここが好きなんですね。
[武器と凶器]
1/12
すっかり遅くなってしまった。
今日は見たいテレビがあるのに・・・予定外の残業。
こんな日に限って、面倒な問い合わせが来るんだよな・・・
ぶつぶつ言いながら、俺は夜道を急いだ。
家の近く、人通りのない路地。
やや小走りで歩いていると、前方から誰か駆けてくる。
スーツ姿の若い女性だった。
その女性は何かから逃げるように後ろを気にしながらこちらに走ってきたが、目の前で転んでしまう。
無理もない。足元を見てみると、走り難そうなハイヒールを履いている。
立ち上がろうとして、痛そうに足を押さえている。挫いたかな?
俺はテレビを諦めて、女性に声を掛けた。
俺「あの・・・大丈夫ですか?」
女性が顔を上げる。ごく普通の、スーツが良く似合っている女性だ。
しかしその表情には焦りが見える。
2/12
女「あ・・・あの、はい・・・」
息も切れ切れに言いながら、背後を気にしている。何かに追われている、といった感じだ。
俺は取りあえず倒れている彼女に手を伸ばす。
俺「起きられますか?手を・・・」
女性は、すいません、と言って手を握る・・・が、
なぜか俺の手に握られたのは一本のナイフだった。
俺「・・・?」
女性が俺に渡してきたようだ。・・・意味が分からない。
ふと気付くと、女性が立ち上がっている。
俺「あの、これ・・・?」
何なのか聞いてみるが、女性はまた背後を気にする素振りを見せる。
俺も釣られて道の先に視線を送る。
その瞬間、首に激しい痛みと、熱く流れるものを感じた。
目の前が真っ赤に染まり、フッと意識が遠のく。
そして、世界が暗転した。
もちろんそうよ。
3/12
土曜の朝。
私には珍しく、目覚ましより先に目が覚めた。
勝った、と思いながら目覚ましのスイッチを切っておく。時刻は9時少し前。
今日は久しぶりに古乃羽とデートだ。
雨月君とどうなっているのか、根掘り葉掘り聞いてやろう。
まぁ、古乃羽の性格からして、あまり詳しくは教えてくれないだろうけど。
出掛ける準備をしながらニュースを見ていると、昨夜、また通り魔事件が起きたと言っている。
「被害者は会社帰りの男性で、現場にはナイフが残されており・・・」
アナウンサーが淡々と喋っている。まったく物騒な世の中だ。
夜道の一人歩きは厳禁ね、と自分に言い聞かせ、家を出る・・・前に、彼に挨拶をする。
私「行ってくるね。お留守番よろしくー」
彼、熊のヌイグルミのラット君は、何も言わずに私を見送ってくれた。
私の大切な友達、だ。
4/12
待ち合わせ場所に着いたのは、ピッタリの時間。古乃羽はさすが、先に来ていた。
2人でランチを済まし、買い物に繰り出す。
食事をしながら色々と質問攻めをしてみたが・・・やはり難攻不落。
ほとんど情報は引き出せず、逆に、美加はどうなの?と聞き返される始末で、
北上君、美加に気がありそうじゃない?とまで具体的に攻めてくる。
確かにそんな気もするが、今は誰かと付き合おう、なんて少しも思わない。
いくつかのショップをまわり、なんとなくお茶がしたくなってきた頃、とある交差点で古乃羽が突然足を止める。
古乃羽「あ・・・」
私「何?」
古乃羽「あの人・・・」
前方の、信号待ちをしている人たちを指差す古乃羽。
私「知っている人でもいる?」
古乃羽「ほら、あの人って・・・」
私は指差す先を見る。どうやら日傘の女の人を指しているようだ。
あ・・・、確かあれって・・・
古乃羽「雨月君のお姉さん、よね?」
確か、そうだ。でも私は、実はまだちゃんとした面識がない。
あの時は・・・そんな余裕もなかったから。
5/12
信号が変わり、彼女が歩き出そうとしたとき、古乃羽が声を掛ける。
古乃羽「あの・・・」
声に気付き、立ち止まりこちらを向く。
そしてすぐに誰だか分かったようで、にっこり微笑んで挨拶してくれた。
舞「こんにちは、鮎川さん、神尾さん」
古乃羽「こんにちは、お姉さん」
私「こんにちは、えーっと、神尾です」
ちょっと緊張してしまった。だって、この人・・・すごく綺麗なんだもの。
道行く人が何人かチラチラ見ている。7月の陽気の中、真っ白な日傘がなんとも似合っている。
舞「こんにちは、光一の姉の舞です。舞、って名前で呼んで欲しいな」
私「あ、じゃあ私も、美加で」
古乃羽「私も古乃羽がいいな」
お互いに名前で呼び合うことで合意した。なんだかそれだけで、仲良くなれた気がする。
私「舞さんは、どこに?」
舞「ちょっと用事を済ませて、家に帰るところよ」
古乃羽「じゃあ、ちょっとお茶しません?」
おっ?と思う。古乃羽がちょっと積極的だ。女性相手でも中々こういうことはない。
そういえば、ファンになっちゃったとか言ってたっけな。
喜んで、と言うので、3人で喫茶店に向かった。
6/12
近くにあったお店に入り、3人で談笑する。
舞さんは私たちより2つ年上。大して差がある訳でもないので、話題には事欠かない。
そんな中、私は軽い気持ちで聞いてみた。
私「舞さん、用事って何だったんですか?」
舞「ん・・・」
すると、少し何かを考えるような表情に変わる。
何かいけないことを聞いたかな?
あ、まさか男性関係?
いやそれは無いか。ううん、あって欲しくない。そんなイメージだ。
舞「ちょっとね、あるものを取りに行っていたの」
よかった。違った。
古乃羽「あるもの、って・・・?」
古乃羽が聞く。
すると舞さんは持っていたバッグからそれを取り出し、見せてくれた。
舞「これよ」
それは、彼女にはまったく似つかわしくないもの。
ハンカチに包まれた、一本のナイフだった。
7/12
私「・・・ナイフ」
私は余りに意外なものに驚いていた。
古乃羽も同じ様子でしばらくナイフを見ていたが、うっ・・・、と言ってそれから視線をそらした。
舞「あ、ごめんね、古乃羽ちゃん」
舞さんはすぐに、それをバッグに仕舞う。
私「それ・・・買ったんですか?」
舞「ううん。取ってきたの」
取ってきた。まさか盗んできた・・・?なんて訳ないか。
舞「説明すると、ちょっと変わった話なのだけど・・・」
古乃羽「聞きたいです」
私も興味があり、賛成すると、舞さんは話を聞かせてくれた。
舞「最近、××区とかあの辺で通り魔事件がたくさん起きているのは、知っている?」
あ、それなら・・・
私「知っています。昨夜も事件があったとか。確か・・・」
この前、私の家で古乃羽たちに話したことと、今朝のニュースのことを話す。
舞「そう、良かった。話がしやすいわ」
8/12
私「指紋が、何かおかしいことになっている事件ですよね」
舞「そうね。でも実はあの指紋はね、犯人が被害者にナイフを持たせて、わざわざ残していたものだったの」
私「え・・・そんな単純な・・・?」
あれ、何かガッカリ・・・。私としては、恨みの篭ったナイフが次々と、みたいなことを考えていた。
古乃羽「なんでそれを、舞さんが・・・?事件って、解決したのですか?」
舞「公には、まだしていないわ」
古乃羽「じゃあ何で・・・?」
舞「犯人に聞いたから、よ」
私「ふぇ・・・?」
思わず変な声が出た。
古乃羽も不思議そうにキョトンとしている。
私「犯人、って・・・どうやって見つけたんですか?何か推理したとか・・・」
舞「特に何も。ただ、このナイフを探していて、その持ち主が犯人だった、ってだけのことよ」
私「ナイフを・・・。何か特別なナイフなんですか?」
9/12
舞さんはまた少し考えてから、こう言った。
舞「2人とも、普通一般に、ナイフを見たとき、どう思う?」
私「見たとき・・・」
あるところにナイフがありました。さて・・・?
私「包丁とかと違ってあまり接することがないけど、ちょっと危険なもの、と思うかな」
古乃羽「私も。何か怪我しそうで危ない、って思うな」
舞「そうね。心のどこかで、危険な凶器だ、って思う人が大半だと思うわ。でもね、世の中には欠片もそう思わない人も居れば、そう思わせないモノもあるの」
そう思わない人、っていうのは何となく分かる。
単純に、それは武器だ、持っていると強くなった気分になる、とだけ考え、それで自分も含め、誰かが傷付くことを考えない人だ。
でも思わせないモノとは・・・?
私「思わせないものって・・・もしかして、さっきのナイフのことですか?」
舞「ええ。ちょっと危険な思考を持った人からすると、このナイフはそう思えるみたいね」
古乃羽「何か気持ち悪かった・・・あれ」
私はさっぱりだったが、古乃羽は何か感じたようだ。昔からそうだけど、古乃羽は感受性が強い子だ。
舞「ナイフが話し掛けてくるのだって。自分を持っていると強くなれる、といったようなことを。それで、魅入られてしまうの」
私「うわぁ・・・」
何か嫌な話だ。
どきどき
10/12
私「それで犯人はそうなっちゃったとして・・・何で指紋が?」
古乃羽「ただの悪質な悪戯、とか?」
舞「それは・・・」
舞さんは小首を傾げて少し考える。なんか可愛い仕草だな。
舞「それを聞いた人が、どう思うか。そのため、かな?」
私「どう思うか・・・」
奇妙な、不気味な話。そう思った。他にはどんな風に思うものだろう?
舞「分かるかしら?それをね、”楽しい話”って思う人もいるのよ」
私「あ・・・」
ドキッとした。確かに・・・最初話を聞いたとき、少しの好奇心をそそられたのは確かだ。
古乃羽「私・・・不謹慎だけど、ちょっと興味を感じたちゃったな・・・」
私「私も。人が死んでいるのにね・・・」
舞「そう思わせるのが目的だったと思うわ。人の暗い部分をくすぐるようなことが、ね。人が死んで、楽しいでしょ?って」
私&古乃羽「・・・・・・」
私たちは完全に犯人の術中に嵌っていたわけだ。ちょっと自己嫌悪・・・。
舞「2人共、そんなに落ち込まないで。特異な事象に対してそう思うのは、普通のことよ」
11/12
もし指紋のことが公表されていたら、世間はどう思っただろう?
やはり、誰もが興味を持つのじゃないだろうか。そして、もっと最低な事を考える人が出てくるかもしれない。
それは、次はどうなる?ってこと。
何人かは、次の犠牲者を望むような事になってしまうのではないだろうか。
どこか知らない場所で誰かが災難にあっても、それは興味の対象にしかならない。
そんなの、嫌だな・・・。
古乃羽「ハァ・・・反省。気を付けなくちゃ」
舞「犯人の悪意からくるものよ。それを不快に思えるなら、大丈夫よ」
舞さんは優しい口調で慰めてくれる。
古乃羽が心酔するのも無理はないかもしれない。この人といると、気持ちが和らぐ。
ちょっと沈んでしまったので話題を変えて、その後も色々と話をしていたが、
舞さんがそろそろ帰らないと、と言うのでお店を出た。ちょっと揉めたけど、精算は割り勘。
彼女は、それじゃ、またね。と手を振り、古乃羽には、光一のことよろしくね、と言って、帰っていった。
12/12
日傘の後ろ姿を、2人並んでぼんやり見つめる。
途中、一度振り返って、微笑んで手を振ってくれた。
私「素敵な人ねぇ・・・」
古乃羽「ほんと・・・いいなぁ。あんなお姉さん、欲しかったなぁ」
義理の姉にならなってくれるんじゃないの?とからかうと、古乃羽は真っ赤になる。
ふふふ、可愛いやつ。
そして、ふと気付く。
私「あ・・・しまった、肝心のこと聞いてない」
古乃羽「何?」
私「ほら、あの事件の犯人がどうなったか、って。実際に会って色々聞いて、あの凶器も取ってきたのでしょ」
古乃羽「あ、そうか。うーん・・・そのうち、逮捕されるか、自首でもするんじゃないかな?」
私「ニュース見てれば分かる、か」
そう言って切り上げ、私たちは再び買い物に繰り出した。
その後、通り魔事件はぴたりと止んだ。
しかしその事件が解決した、という報道を聞くことはなかった。
一連の事件の犯人がどうなったかは、誰も・・・舞さん以外、知らない。
乙。
割り込んでスマンカッタ。
かあちゃんが霊感ってより虫の知らせがある気がする
学生の時の友達から電話来て話してると、切れってしつこく言うんだよね
(普段はそんな事言わない)で会う約束して行こうとしたら、行くなって
だけど無視して行ったんだけど、行ったら宗教の勧誘で3時間
何ヶ月かしてまた行くなって日があってやはり無視したら
遠方でタイヤがパンク
ほんとにたまにしか言わないんだけどなんなんだろ
凶器に指紋の話、似た話を読んだことある気がするんだけどアレも赤緑さんの作品だったって事?
赤緑さん、乙
犯人が…ってこと?
>>447 世間ではそれをパクリと言います。やっちまったなあ、赤緑w
つーか、ほんとに赤緑はつまらんな〜
被害者の指紋が次の事件の凶器にって話…なんで見たんだっけ
気になるわ
誰かわかる人いたら教えてくれ
451 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/13(木) 20:51:01 ID:ePonTE7W0
>>450 俺も何かで読んだんだが思い出せない。
なんだったけ?
「連鎖」じゃなく?
いや・・・前にここで書いてた奴じゃ?
北上視点の話。まとめにあると思うけど。
あっ、そうなんだ
間違いなく読んだは読んだんだけど、本気で記憶に残ってなかった
サンクス、まとめ見てみるよ
ザッピング面白いね。
458 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/15(土) 18:59:55 ID:5LmzfgXdO
ザッピングつーかネタ切れで過去の話を作り直してるだけじゃん。
たくさんの胡椒をひいてたら、腕がとても疲れた
師匠シリーズ途中まで読んだ
おっかないけどおもしろい。んで師匠が最後失踪しちゃうのは決まってるんだよね
それが悲しい・・・あと読んでて時系列がわけわかめになって凹んだ
最後失踪することが分かってるからあんな師匠でも暖かい目で見られる
その辺うまいというか狡いな
某ミステリの首斬られて死ぬ運命の銘探偵みたいだ
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
466 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/16(日) 01:49:25 ID:fD4H+WnL0
もしかして俺に恋しちゃった?w
忍は胸糞悪いな。
書いてる人はもう付き合いが無いんだっけ?
赤緑シリーズ複雑だがいいね。
複雑…だと?
以前、洒落怖の方に投下させていただいたのですが、
誘導されていたこともあるので、こちらに投下させていただきます。
-------
僕のバイト仲間に、Uという男がいる。
彼はいわゆる「見える人」だ。
本人いわく、見えるだけで本格的なお払いもできないし、基本的には
怖がることしかできないと言う。
僕とUはバイト上がりの時間に、しばしば二人で飲み屋に行く。
男二人で酒が入ると、「お互い彼女もいない。さびしいなぁ」という話になることがあった。
Uは女の子が苦手で、まともな付き合いをしたことがないらしい。
彼は僕より四つ年上だったから、当時二十五だったのだが。
しかし、なんとなく納得できる話だ。Uは顔が悪いとか、服の趣味が変とか、
そういうことはないのだが、とにかく人見知りが激しく、口数が少ない。
女の子が相手となると、苦手意識からその傾向が加速し、極端に無口になってしまうらしい。
実際、バイト先の女の子には、Uは怖がられているか、ウザがられている。
酒が入った時のUは、普段のUが想像できないぐらいの愉快な奴になるので、
いっそ合コンにでも行けば、彼女ぐらいできるのではないかと思うのだが、
合コンに誘ってくれる知り合いがいないらしい。
かく言う僕も、人のことをどうこう言えるほどモテる訳ではない。
で、お酒が入ると、彼女が欲しいなぁーとか愚痴が始まる。
Uは酔っ払った勢いか、その時、僕に「大学の女の子を紹介しろ!」としつこく
絡んだ。
その場は、「はいはい、紹介できる女の子がいたら自分で彼女にするし」で
すませたのだが、数日後、ふと思いついた。
つまり、Uは「見える人」で、季節は夏なのだから、心霊スポット凸でも
企画して、女の子と一緒に行ったらどうか、ということだ。
吊り橋効果という奴だ。一緒にドキドキ体験をした男女は、それを恋愛感情と
錯覚し、相手を意識してしまうというあれだ。
これはイケるんじゃないか?と、僕はバイト先の休憩室で、Uにそのことを話した。
しかし、Uは煙草を吸いながら、冷淡な反応を返すだけだった。
「心霊スポット? 悪いけど、遠慮したいかな」などと、しばらく前に「女の子を紹介してくれ」と
騒いだ男と同一人物とは思えないほどの引きっぷり。
「そういう場所には近づかないことにしてるし、女の子と一緒だと少し面倒くさい」
と、Uはなかなか頷かなかった。
実際は面倒くさいのではなく怯んでいるだけなのはわかっていたので、
僕は粘り強くUを説得しにかかった。
休憩室でやるとさすがにどうかと思ったので、その日Uのアパートでだが。
つまり、本音では彼女が欲しいんだろうと。
下世話な話だが、ただきっかけがつかめないだけで、それさえあれば、
彼女ができるかもよ? と。
最終的には、Uはうろたえながら「まあ……そうだけど」などと事実を認めた。
しかし、ここに至っても心霊スポット凸だけは嫌がった。
曰く、
「そんな場所に行ったら、女の子に頼られる前に俺が気絶するかもしれないし、
そうなったら目も当てられないだろ」とのこと。
しかし、心霊スポットと言っても、そんなに怖いのがいないところを選べばいい。
例えば、噂だけが一人歩きしている場所だ。
絶対にそんな場所があるに違いないと思っていたので、僕はしつこくUを説得した。
というのも、僕も彼女が欲しかったからだが(わかってもらえると思う)、
それに加えて、Uに「そっちの世界」を少し案内して欲しいな、と言う好奇心からだった。
Uは普段、極力「そういうこと」を口にせず、話題にするのも避けている節がある。
酒が入れば口が軽くなり、怪談めいたものを聞くこともあったが、
僕自身は、そういうものを体験したことがなかった。
Uは僕の説得に負け、最終的には悲壮な顔で「わかった行くよ」と頷いた。
一応、「かわいい女の子よろしく」と念を押されたが。
翌日から、僕は下調べにかかった。
僕が父から車を借りれば、ある程度遠出もできる。
そこで、市内でも田舎方面にある、T橋と言う場所に行くことにした。
T橋は、T川にかかる小さな橋で、田んぼの真ん中にある。
ここには女の霊が出るという噂があった。
夜中に通りかかると、手を上げて車を止めようとするらしい。
地元の人間の間では、「ああ、なんか聞いたことがあるような?」という程度の
スポットで、そんなに有名なところではない。
Uと一緒に事前の下見に出かけたところ、昼間に行ったせいか、それとも
本当にいないのか、Uが言うには「そんなものはいなそうだ」とのことだった。
(しかし、Uがその時に橋から目をそらし気味だったので尋ねると、
「別のはいるけど、そんなに危なくなさそう」と言った)
しかし、夜中に来れば真っ暗で、そこそこ怖いに違いない。
僕は大学の友人を誘って、肝試しに出かけることにした。
女の子は三人、仮にS子、R子、H子とする。一応、全員彼氏がいない。
S子は気が強いタイプで、ものをずけずけ言う。
R子はとにかく楽しいことが大好き。
H子はちょっとけだるい感じの口の利き方をする子だった。
この三人は仲がよく、いつも一緒にいる。
女の子が三人になってしまったため、数合わせに友人Sを呼んだ。
こいつは無神経なほどに騒がしい奴なので、盛り上げ役にもなるだろう。
Sは二つ返事で、僕の誘いを承諾した。
いざ当日、僕とUとSは八時ごろ集まった。
心霊スポット凸するのは夜十時を過ぎてからなのだが、その前にやることがあったからだ。
つまり、Uを酔っ払わせることである。
これはある種の親切心からやったことで、黙り込んでいる男よりも、
笑いまくる男の方が、女の子も楽しかろうという配慮だった。
もちろん、Uのためにも、そっちの方がいいだろう。
Uは酒を飲むのを嫌がっていたが、そこは強引なSがビールやらをすすめ、
気づいたときにはUはすっかり酔っ払っていた。
夜十時ごろ、女の子たちを駅に迎えに行く。
Sが「Sでーす!」と自己紹介すると、すかさず酔ったUも「Uでーす!」と自己紹介。
別人のように明るい男に変貌していた。
僕が運転する車で、まずはファミレスに。
そこで女の子たちと軽く盛り上がってから、十二時を過ぎたところで、そろそろ
行きますか、ということになった。
ファミレスでもビールを飲ませていたので、相変わらず、Uはご機嫌だった。
Sは「H子ちゃんかわいくね?かわいくね?」とうるさい。
UはUで、R子とゲームの話題で盛り上がっている。
僕は運転しながら、隣のS子と会話していた。
「今から行くとこってどんなとこ?」とか、「超田舎だよねここ」とか話していると、
不意にS子が「あのUって人ちょっといいかな〜」などと言い出した。
ちくしょうU、モテやがると思いながらも、「お酒が入ってないと別人みたいに
暗いんだけどね!」と、微妙な妨害工作。
ただ、S子的にはUが喫煙者であることがNGであるらしかった。
あたりは本当に田舎の風景で、明かりも少ない。
おまけに田んぼの中の農道のようなものを走っているため、対向車はまったくなかった。
現場近くに車を止めて、いざ外に出ると、ものすごく暗い。
「マジ暗えー」とSはハイテンションで、Uもまだドラクエの話をしていたが、
女の子たちは軽くビビリモードに入り始めた。
R子は「田んぼに落ちそう」とか心配していたし、H子は微妙に無言に。
S子は「虫がいっぱいいんですけど!」とむしろ虫にビビっていた。
橋のたもとには、地蔵がある。小さな祠に入れられた奴で、橋の近くでよく見る、
赤い前掛けみたいのをつけたやつだ。
普段は「あ、地蔵だね」ですむものが、夜の静けさの中で目にすると怖い。
僕もビビりはじめていたが、残りの男二人がやけにハイテンションなので、
格好悪いところを見せたくなくて、無理に明るく振舞っていた。
問題の橋に近づいた時に、事件が起こった。
突如、Uが橋の横の田んぼあたりに向かって、
「こんばんはーっ!」と挨拶し始めたからだ。
ぎょっとする一同。
一番早く立ち直ったSが、「なにかいるの、そこ?」とUに尋ねた。
Uは「いるいる、男の人だね!」と当然のように答える。
あ、これは見えてるのか……と、突然、僕はぞっとした。
騒然とする女の子たち。「えっ? な、なに? 男の人? いないし!」
「すっごいこっち見てるよ。大丈夫! ついてきても俺がなんとかするから!」
Uは笑いながら、僕たちを道の端に手招きした。
そんなことを言われても困るので立ちすくんでいると、SがのこのことUの隣に立つ。
「どこ? どこらへん?」
「もっと向こうの方、川に近いところ。あ、なんか怒ったかも……やべっ!」
「え、怒った?」
「あ、あー、怒った! S逃げよう! 逃げよう!」
ここまで、わずか三秒ぐらいの出来事。
さっき「俺がなんとかするから」とか言っていたUが一目散に車に向かってダッシュする。
ここでパニックに陥った僕と女の子も、車に向かって走った。
飛び込むようにして車に乗る。H子が泣き出した。
Uは窓の外を見ながら、「塩、塩……」と鼻歌でも歌うようにつぶやいていた。
やや遅れて駆け込んできたSを乗せて、僕たちは尻に帆をかけてその場を逃げ出した。
無我夢中で車を走らせ、よく事故らなかったという感じで、Uのアパートに到着。
時刻はまだ深夜一時ぐらいだった。
部屋に着くと、女の子たちは茫然自失という感じ。
僕も正直、なにが起こったのかよくわからず、黙っていた。
UとSは顔を寄せ合って携帯を見て、なにかぼそぼそしている。
ややあって、Uがやっぱり明るい調子で、「大丈夫、ついてきてないから」と言った。
S子が「は? ついてきてないって霊がってこと? てかなんもいなかったよ」と言う。
確かに、僕にも見えなかった。
「男の人、多分水死したのかな? 川のそばにいたけど、そんなに強くない霊みたいだったし、
気にすることないって。怒らせたけどさ」と、U。
「え、まずくね?」と、びびりながら僕が言うと、Uは大丈夫大丈夫という。
「怒らせたの俺だし、来るなら俺の方に来るよ、多分。心配だったら塩がいいよ、塩」
ここら辺で、俺は女の子たちに、Uが「見える人」であることを告げた。
女の子たちは半分パニックに陥っていたからだ。
案の定、Uが「見える人」=「霊能者」だと思ってくれたらしく、ちょっと安心したようだった。
(実際は、見えるだけでほぼなにもできないらしいのだが……)
Uは部屋の隅の方に盛り塩し、女の子たちにも、心配だったら、玄関のあたりに
塩を置いておくといいよとアドバイスした。
その日は雑魚寝で過ごし、翌朝、女の子たちを駅に送って行った後で、
UとSが僕に携帯を見せてくれた。
昨夜、Sは逃げる間際に霊がいる辺りに向けて写メを撮っていたらしい。
道理で、Sだけがちょっと遅れて車に乗り込んで来た訳だ。
Uは気まずそうで、その話はもうしたくないようだったが、こう言った。
「俺がSに、あの辺にいるって言ったところを、しっかり撮ってくれた」
写メは、単なる真っ黒の画面で、写真というか、携帯が壊れた?と言う感じだった。
「なにこれ? なにか写ってるのこれ?」と、僕。
「Uが言うには、なにも写ってないのがおかしいってさ」と、S。
いくら夜に田んぼで撮ったと言っても、もっと画面に「むら」がなければおかしい。
と、言うのだが……。
「ところで、『怒った』って言ってたけど、本当に大丈夫なの?」と、問うと、
Uは、「昨日も言ったけど、ついてくるなら俺だよ。怒らせたの、俺だし……」と、
ちょっとあいまいな感じで言った。
この「あいまい」な感じとは、Uが自信がないことを言う時によく使う口調で、
本人的には普通に振舞っているつもりでも、あ、自信がないんだな、とすぐわかる。
が、怖いので、この時はそれ以上つっこまなかった。
このときはそれで終わったのだが、その後、またちょっとこの件に絡んで、
一騒動起こることになった。
上の話の後日談です。
---------------
先日、T橋に肝試しに行った。
肝試しと合コンを兼ねた「彼女ゲット!作戦」だったのだが、見事に失敗してしまった。
僕は終始わけがわからないというかビビっていたし、
Sは合コンが終わった直後にはもう別の女の子を追いかけている始末で、
そしてUは酔ってしでかした失敗のことを心底後悔しているらしく、彼の中では、
あの合コンは「終わったこと」と言う扱いになっているらしかった。
その後、一週間か二週間ほどは、ごく平穏な日常が過ぎた。
しかし、ある日、突然、大学でS子に話しかけられた。
「ちょっと相談があるんだけど……」
T橋に一緒に行った、気の強い女の子だ。
S子とファミレスに行き、話を聞いた。
なにやら、「あの日から、ちょっとおかしなことが起こる」らしい。
意外に思った。なにしろ、あの場ではS子は女の子たちの中で一番冷静だったからだ。
よって、そんなに後を引いて怖がっていると思っていなかった。
「あのさ、怖くなかったわけないじゃん。私が泣いたりしたら、R子とかH子が
ほんとに怖がっちゃうでしょ!?」要するに、強がっていたらしい。
「でも、そういうのじゃなくて……なんか本当に変なことが起こるんだ。
夜、部屋の中に誰かがいる気配がする。部屋とか玄関に塩を盛ってみたけど、
朝見るととけてどろどろになってる。夏で湿気が多いからって、おかしい」
「でも、それだけじゃ……気のせいじゃ? 俺だって、部屋の中に気配を感じるぐらいは
あるけど」と、僕が言うと、S子はむきになった。
「でも、部屋の中に誰かがいるんだよ。閉めたたんすの扉が開いてたり、
後、ベッドが妙に湿った感じになってたりとか……怖いんだって!」
僕に言わせれば、たんすの扉は単なる閉め忘れだし、ベッドの湿った感じも、
夏だから仕方ないよね、としか思わなかった。
が、あまりにS子が必死になって主張するので、なにも言わずに聞いていた。
「ねえ、あのUって人、もう一回会えないかな?
ちょっと見て欲しいんだけど……お願い!」
S子に頼まれて、僕は仕方なく、その場でUに電話した。
Uは家にいたらしく、すぐに出た。なにかしている最中らしく、最初は上のそらと言う
感じで僕の話を聞いていたが、そのうち、重い感じで「うん、うん……」と真剣に
相槌を打ち始め、最終的には、黙り込んでしまった。
僕が、「S子はUに見て欲しいらしい。どう?」と聞くと、Uは、
「……あまり力になれなくてもいいなら、見る」と、言った。
ちょっと意外に思った。神社行け、ですまされるかと思ったからだ。
しかし、Uは例の件に責任を感じているらしかった。
S子はそれでも構わないというので、Uと僕とS子で予定を調整し、明後日、
三人でS子の部屋に行くことになった。
S子の部屋は、大学からほど近い場所にある。
Uと僕は、大学のあるところの隣の県に住んでいるので、電車に乗って出かけた。
S子は地方出身で、一人暮らしだ。
S子の部屋へ入ると、Uの顔色が目に見えて悪くなった。
いかにも女の子の部屋、と言う感じの部屋だが、ワンルームで広くない。
玄関を入ると、もう部屋全体が見回せる。
「ごめん、きみについてきたんだな……」と、Uがぼそっと言った。
僕からは、なにも見えなかった。
しかし、Uによると、部屋の中にいるらしい。
「え、どこら辺……?」と、僕が訊くと、Uはちらりと窓際の方を見た。
それから、「匂い、しないだろ?」と言う。
匂い? と、僕は「?」となった。
彼は玄関脇に置いてあるお部屋芳香剤を眺めた。
「この芳香剤、切れてるの? そんなことないよね」と、S子に尋ねる。
「そういえば……気づかなかった」と、S子。
芳香剤があるのに、なんの匂いもしない。そのことに気づけ、と言うことだったらしい。
僕は突然、背筋が寒くなるのを感じた。
と言うか、女の子の部屋と言うのは、大概なにかの匂いがするものだ。
身につけている香水の匂いであることが多い。
S子も普段、軽く香水をつけているのだが、その匂いすらしないのはおかしかった。
「結構、匂いでわかることもあるよ。嫌な匂いがすると、嫌なのがいるとか」
らしい。
S子の部屋を確認すると、玄関脇の盛り塩と、窓際の盛り塩がとけていた。
それから、確かに、しけっている感じのする部屋だ。
カーペットも足にへばりつく感じだし、ベッドも妙にしめっている。
「気のせい」ですますには、なんとも薄気味悪かった。
S子が言うには、前は普通の部屋だったと言う。
ここまで確認したところで、S子はすでに半泣きだった。
「ねえ、どうしよう? どうすればいなくなるの? お払いしてくれるの?」と。
Uはしばらく部屋をうろうろしていた。
それから、S子に、「大丈夫、そんなに強くないやつだから。なにもできないよ。
それに、俺がつれて帰るからさ」と言った。
つれて帰る? と、僕が尋ねようとしたまさにその瞬間、
Uは窓に向かって語りかけ始めた。
「そんなとこでなにしてんの? 女の子ビビらせて楽しい? 性格悪そうだもんな。
黙って突っ立ってるぐらいしかできないくせにね。
あ、怒った? この前も俺が怒らせたよね。なんで俺についてこなかったの?
怒ったってなにもできないでしょ? 馬鹿みたい」
相当な暴言だ。見えないなにかに向かって暴言を吐いている。
僕とS子がぽかんとする間にも、Uの暴言は続いている。
ちなみに、Uの顔色は悪く、やや声が上ずっていた。
しばらくして、一通り見えないなにかを罵倒したUは、「もう大丈夫」と言った。
S子は「へ?」と言う感じ。
「俺の方に気をそらしたし、俺に来るよ」Uはあとは黙った。
その場はそれでお開きとなったが(Uが早く帰りたがった)、僕としては電車に
乗っている間、気が気ではなかった。
Uは電車の中でも黙っていた。
今この瞬間にも、Uはなにかを見ているのだろうかと思った。
別れ際に尋ねた。
「なあ……ついてきたの?」
「ついてきてるよ」Uは暗い顔で頷いた。
「え、ついてきてるって……」と、僕はあらためて絶句した。
「そんなに強くないから、俺についてきてるんだったらどうにかできるよ。
それに、俺が酔っ払って失敗したのが、そもそもの切欠だからね。
S子さんについて行ったのは、多分、彼女と波長とかが合ったんじゃないかな。
しばらく我慢してれば、どっかに行くと思う」
Uはそう言って、帰って行った。
しばらく後で尋ねたところ、霊は数日間Uのところに居座っていたらしいが、
Uが徹底的に無視っていたところ、消えたらしい。
S子は、それ以来部屋に気配を感じることもなく、湿気も改善したらしい。
そして、後日談として、UとS子がいつの間にか付き合い始めていた。
思えば、UとS子は、メアドを交換していた。
そこから仲良くなったらしい。と言うか、S子が押せ押せで、Uに迫ったらしい。
うらやましいというか、悔しいと言うか、僕が二人の仲立ちをした形になった。
Uは「S子さん(未だに「S子さん」と、名前+さんで呼んでいる)が、
禁煙しろとうるさい」とぼやいているが、そんなもん知るか、と言う話だ。
いっぱいある♪お疲れさま〜
また名前変えて出てきたのか?
少しは文体変えろよw
>誘導されていたこともあるので、こちらに投下させていただきます。
もうね、どういうつもりでこういう事言ってるのか丸わかりだよ。
てめえで誘導レス張っておいて、「誘導されたから来ました」ってか?ww
で、「賑わってますよー」ってポーズですか?
必死だなあw
それで、洒落コワに投下した話ってどれよ?検証してやるから教えろ
485 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/17(月) 17:10:00 ID:DCvXuOao0
自分で探せw
486 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/17(月) 17:16:17 ID:j4XVZ6OG0
乙です。
等身大の頼りない霊能者ってのも、無事に解決出来るか分からない
危うさがあって良いもんですね。面白かったです。
また面白い話があったらよろしくお願いします。
U、けっこうカコイイw
続編があったらお待ちしてます♪
早速反応ありがとうございます。
Uには許可を取って書いているのですが、どこの板のどのスレに投下しているとは
言っていません(察しはなんとなく、ついてると思いますが)。
しかし、僕が書いたものをこの前見せたところ、「俺、ゲロ吐きキャラになってる……」
と微妙にがっくりしてたので、今回は吐かない話を選んでみました。
と言うか、彼は胃腸が弱いのか、それともプレッシャーに負けると吐く癖があるのか、
僕が知っている人間の中ではトップクラスのゲロ吐きキャラです。
(お食事中の方、申し訳ありません)
>>484 気分を害してしまったようで、申し訳ありません。
僕の投稿した話は、洒落怖まとめサイトの、Part200-1にある、
「Uの憂鬱」と、「佇む女」です。
僕の文体が、前に話を投下してらしたどなたかに似ているのでしょうか?
2chオカ板シリーズ物総合倉庫にもまとめられてるね
面白かったから続編待ってますね
>>484が誰と誰の事をいってるのか知りたいわ
ホントに同一人物がコテ使い分けてるなら読み比べたいよ
>>488 話しが投稿されると言いがかりをつけるのが趣味の人が常駐してるから
>>484みたいなのは
相手にせずにスルーした方が良いよ。
気が向いたらまた投稿してね。
というか、なんで洒落コワからここに移動したわけ?ほんとその理由が知りたい
このスレ、過沿ってるし・・住人も話が投下されないと誰も作品について語らないし、アンチが騒ぐだけ。
誘導されたから、と言ってるけど、じゃあ俺からお願いするわ
洒落コワに戻ってくれ。今は荒れ放題だからあなたのような書き手が必要です。ほんとお願いします!
・sage進行、荒らし煽りはスルーでお願いします。
・他スレへの迷惑が掛かるような過度の勧誘やはご遠慮下さい。
ひょっとして最初の出会いと一番怖かった話を投下してくれた人かな?
このスレは怖い話の縛りないんで、いい話とか泣ける話とかあったら聞かせて下さい。
>>493-494 な。こういう奴らのようにここの住人は排他的なんだよ。
少しでも気にくわないことがあると住人あげて叩きまくる。
>・他スレへの迷惑が掛かるような過度の勧誘やはご遠慮下さい。
洒落コワになんの迷惑もかかってないし、「過度な」勧誘でもない。なにこの過剰反応
なんつーか、なんでこんな気持ち悪い住人ばかりなんだろう?
申し訳ない、ちょっと荒れてしまったようですね。
洒落怖から移動して来たのは、そんなに怖くない話を投下するのは
どうかな、と思ったからです。
聞いた時や体験した時はぞっとした話でも、書いてしまうと「そんなに怖くない?」と
思ってしまって……。
洒落怖の方にも、僕が心底怖いと思った話を、いずれ書かせていただこうと思います。
ご迷惑をおかけしました。
>>461 亀レスだけど・・・
そうかそういう見方もあるんだなぁ。なんか師匠の失踪の理由として上げられてる
ものがちょっと悲しくて。今は時間無いからまだ残り読めてないけど
怖がりながら全部読んでみたい
>>497 キニシナイでおkです。おもしろかったので気が向いたらいつでも・・・
>>497 気にしないで。
新規に書き手が来ると全力で叩くのがいるのさ。
荒れるというより当たり前の現象だからきにしないで。
>>497 乙。
謝る必要は全然無いぜ。
簡単に説明するが、
「このスレのせいで書き手が洒落コワからいなくなるんだ!このスレとお前らを絶対許さない!」
と、洒落コワに異常な執着を示す変なのが粘着している。
まあこのことを頭に置いとくだけで色々見えてくると思う。、
◆be9A0p55Gwおもしろかった。また書いてね!
前にうちの友達も煙草やめたくて仕事のお師匠さんに相談したら、
仕事の時にお客さんから悪い気をもらってしまった時
「毒を持って毒を制す」みたいな使い方をするからあなたの場合はいい
って言われたらしい。
ちゃんと修業してる人はそういうのに依存なくていいのかもしれないけど。
>>497 uの話面白かった♪
また書いてちょ(≧▽≦)
久々に来たけど怪物以降ウニきてないのかー
>>470 人見知りする人が、酒の力で幽霊ともフレンドリーになってるのがおもろい
507 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/18(火) 12:10:43 ID:Rv1bY/UU0
師匠シリーズスレ建てろよ・・・
投下させていただきます。気づいたのですが、友人Sと、Uの彼女S子のイニシャルが
かぶっており、ひょっとして読みづらい?と思ったので、
Uの彼女に「沙織」と仮名させていただきます。
--------------
Uが風邪を引いた。十月だったと思う。
「ああ、空気が寒くなって来たな……」という時期のことだった。
と言っても、大した風邪ではなく、鼻をすする程度だったが、
バイトは接客業なので、一応、Uはマスクをしていた。
ちなみに、Uは昼〜夜という感じで、ほぼ連日シフトに入っており、
僕は大抵夕方〜夜だ。なので、時間の一部がかぶる。
給料日直後だったので、Uを飲みに誘うかな、友人Sも入れて……とか考えていたのだが、
Uが風邪を引いていたので、「やっぱ無理?」と確認した。
Uは鼻声ながらもバイト中は割と元気そうだったので、「いや、行けるよ」と言う返事が
返って来るのを期待していた。
しかし、Uが、「ちょっと予定が……でも、K(僕)も来る?」と言う。
「え、予定って、お前まさか」と問い詰めると、案の定、
彼女の沙織が、Uのアパートに、鍋の用意をしてやって来るのだと言う。
彼女と遊ぶのに友人を誘う男がどうなのか、ここでは云々しないことにする。
遠慮しようかとも思ったのだが、僕の知らないうちにいつの間にか付き合いはじめ、
「え、言ってなかったっけ?」式の確信犯で打ち明けられたことを思い出し、
あえてそこは「あ、鍋ね。いいね、鍋!」と、お邪魔することにした。
我ながら、少し性格が悪かった気がする。
いっそ友人Sも誘おうと、バイトの休憩中にこっそりメールで、
「Uと沙織の邪魔しに行こう。鍋やるらしいから乱入だ」と持ちかけたのだが、
Sから返信がなく、仕方なく、僕だけで行くことに。
さすがに手ぶらはどうかと思ったので、何鍋でもイケると思われる
豆腐と白菜、ビールとかジュースを買い込んで、Uとともにアパートへ行った。
アパートには先に沙織がいて、鍋の準備をしていた。
僕に向かって「なんで来たの?」と言い、やや不機嫌になる。
Uはまじめに、沙織が怒る可能性のことに気づいていなかったらしく、うろたえていた。
そんな感じで始まった鍋だったが、実際に食べる段になると、
さすがに雰囲気も和やかになってくる。
僕も言い訳のように、「鍋食ったら帰るし!」とわざとらしく連呼していたので、
それで沙織の機嫌も直ったのだろう。
しかし、Uの風邪がひどくなって来た。
鼻をすする程度だったものが、声がかなりかすれて来て、見るからに顔が赤くなっている。
本人は「そんなに具合悪くないよ」と言い張るのだが、
沙織が熱を測らせたところ、38度ぐらいあった。
これはヤバイというので、Uからアルコールを取り上げ、
さっさと鍋を食って寝ろと促すのだが、なかなか寝ようとしない。
なんとか布団に押し込んだころには、夜の十二時をとっくに回っていた。
「それじゃ、俺、帰るから」と、気まずくなった僕は、さっさと退散することにした。
が、鍋道具ぐらい片付け手伝って行くかと素早く洗物を済ませていたところ、
なんと、ほぼ忘れかけていた友人Sが遅れて乱入して来た。
友人Sに「乱入しない?」と誘ったのは僕だが、まさか返信もせずに乱入してくるとは
思っていなかったので、驚愕した。
なんでもどこかで遊んでいてメールに気づくのが遅れたらしいが、
駅からの帰り道にあるUの家に寄ったらしい。
笑いながらも確実に不機嫌な沙織。状況がわかってない友人S。慌てふためく僕。
しかも、Uが起き出して来てしまった。
UはSを見るなり、「どこ行って来たの」と言う。
Sは「Nの方」と答えた。
そこは一般的には乗り換え駅で知られており、あまり降りる用事もないところだった。
Uは具合が悪いと言うよりは、熱に浮かされた感じだった。
Sを眺めたまま、しばらく黙った。
Uが「見える人」であることはこの場にいる全員が知っていたので、
僕を含め、「もしや」と言う空気が流れた。
と、唐突に、Uが一続きのお経かなにかのように、語りだした。
「墓、墓に行っただろう。墓石が見える。すごく広い墓地だ。いや、行ったんじゃなくて、
迷い込んだ? どっちでもいいけど、S、お前、墓で写真撮っただろう。
その写真、なにも写ってないぞ、お前が期待してたようなやつは。
でも、そのせいで怒ってるのつれてきたな。帰れ、帰れ」
で、Uは布団に戻って行った。
一同唖然。
今までもUが「いるよ」等言うのは聞いたことがあったのだが、
ここまで具体的に言いつつ、しかも「帰れ」とか言うのをはじめて聞いた。
Sに確認してみると、「当たってる」とのことだった。
Nには、他の用事があって行ったのだが、帰る際に、駅の近くの大きな霊園に
迷い込んだのだと言う。
僕ならそこで怖がるところだが、Sは写メを撮って普通に帰って来ていた。
Sはもっと具体的なことを聞こうと、Uと話したそうだったが、
このあたりで沙織が「Uは風邪引いてるから、また明日ね」と冷淡に怒り出し、
僕とSは追い払われた。
翌日、Uに電話してみたが、やはりあまり具合は良くなさそうだった。
しかも、昨夜自分が言ったことをさっぱり覚えていなかった。
「え、そんなこと、俺言った?」と言うので、僕は、詳しく話した。
Uは電話の向こうで、首をひねったようだ。
「おかしいな。俺、そんなことまで見えたことがないのに。
いるな、とか、そういうのはわかるんだよ。
見えたことから、霊がなにをしたいのかがわかることもあるけど、
Sの行動をそこまで言い当てるのは無理だ。俺、なにが見えたんだろう……?」
と、まじめに不思議がっていた。
Sにはその後特別なにも起こらなかったが、それは彼が一応、
「すんませんした」と、自分で撮った写真に向かって謝ったかもしれなかった。
これは、今でもUは不思議がっている。
酒が出るとUの陽気な部分が開放されるが、もしかしたら、熱が出てると、
Uのそういう能力が開放されるのかもしれない。よくわからないが。
今日も面白かったです!
ありがとー
今回も褒め殺しばかりで話の内容について語る奴はゼロだなww
それでアンチには全力でレスするwほんと間抜けだなあ
酒に酔ってるときも熱に浮かされてる時も自我の境界はうつろいものとなる。
そういう時は幽玄の境界に触れやすくなるんだ。
>>508-
>>511 面白かったです。乙。
熱のあるときに見当ハズレのものが見えるって話は聞いたことあるけど、
正確になるって珍しいですね。
病気だと、あっちの世界に近づいちゃうのかな。
>>484 また名前変えたって前の名前は何て人だったの?
>>513 出たな悪霊!
帰れ(・∀・)9m ビシッ
どこのスレでもアンチは必死でキモイな
519 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/19(水) 05:28:16 ID:KISQYlS50
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
俺は答えるつもり無いけどお前は答えろ
てか?やっぱりキチガイしかいないな。
>>525 >>516だけど俺はそのコピペの奴じゃないから回答出来ないよ
作者マンセー、〜厨とか貴方を煽ってる訳じゃなく
文体変えてる作者がどの人か知りたかったから、教えてって聞いただけです
527 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/19(水) 20:21:04 ID:KISQYlS50
俺も違うから回答出来ないよー
だったらID:K4XUqPm1Oにも同じように答えるように催促レスしろよ。
身内には大甘ですねw
人には「質問に答えろ」と迫るくせに、自分は質問に答えない、こんなキチガイの身内がいると
苦労するねw
ちなみに奴が迫った質問に俺は速効で答えたよ。奴は数週間も答えられないでいるけどな。
どうせ見てるんだろ。出てこいや
>>528 俺が身内なのかぁ
ワラはやめてくれ
身内に大甘って、ID:K4XUqPm1Oが答えないだけでしょ
答えないと先に進まない訳だし、俺も困る
もう逃げ出したからROMってても答えないでしょ、こういう奴は
貴方もそれは分かってるでしょ
Uの人、どんな感じか分かったでしょ?
気にしない事です
ほんとID:vvUFU3460はキチガイだな
俺が、俺達がガンダムだ
まだ引越ししないのか。キチガイニート vvUFU3460
メンヘル板には君と気が合いそうな心の友人が出来る予感wお引越しを。
アウトロー板のガチムチ兄貴とオフ会もいいぜ。
こちらとしてはキチガイニート君1人のせいで投下した霊感持ちが不気味がっ
て消えるのを防ぎたいのでw是非お引越しを強くお勧めします。
もう少し芸のあるメンヘラならともかく
ねばっこいだけじゃオカルトにもならんぜww
>是非お引越しを強くお勧めします。
もっとまともな日本語書けよ在日君ww
「お勧めします」に「是非」を付ける奴なんて初めて見たww
是非お勧めします でググッたら 12,600,000件もヒットした件(笑)
>身内に大甘って、ID:K4XUqPm1Oが答えないだけでしょ
お前も読解力無いなあ
ID:K4XUqPm1Oが答えないから大甘って言ってるんじゃないよ。
俺にだけ「答えろ」と言っててID:K4XUqPm1Oにはなんにも言ってないだろ
もう、ほんと馬鹿ばっかり
>もう逃げ出したからROMってても答えないでしょ、こういう奴は
逃げたから〜なんて認めない。許したらまた違う議題で「答えろ」って言ってくるよ
あ!もうすでに言ってきてるかw
>>490 >>504 >>516 >>519 この中にID:K4XUqPm1Oがいるんだろうな
>>536 ちょっと調べたら確かに文法としてはおかしくないな。これは俺の間違いだった。すまんね
大団円♪
どうでも良いが、
是非と強くを一緒に使ってることの方がおかしいとは思わないのか?
そうだな。「是非」の意味に「強く」というのも含まれてるからな。突っ込むならこっちだったなw
レスが増えてるとwktkして開いてみれば・・・
また病気の人が構って欲しくて暴れてる。
日本語だとか文法だとか以前に自分のおかしさに気づけ。
はいはい、ま、悪い事言わないよwキチガイニート君引越しをどうぞ!
>>543 ID vI5irjUPO キチガイニート君へ
だよなw
まぁ自己完結してるみたいだしほっとこうぜw
まさかコレひとりがやってる訳じゃなかろうな…
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | ID:vI5irjUP0がこのスレからいなくなりますように・・・
/ ./\ \_______________________________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) モナモナ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ I⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
美少女の皆さんには僕の童貞を奪うことを是非お勧めします
549 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/21(金) 08:44:13 ID:v5WYsckD0
友人はよく授業中に股間がもっこりするらしい
本人いわくこれは何かを察知しているからなんだとか
ID:vI5irjUP0へのレス
536 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 19:55:53 ID:cK4sEoty0
是非お勧めします でググッたら 12,600,000件もヒットした件(笑)
539 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 20:17:20 ID:95oris/J0
大団円♪
540 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 20:29:02 ID:l4LbwTW40
どうでも良いが、
是非と強くを一緒に使ってることの方がおかしいとは思わないのか?
542 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 21:07:28 ID:+G0eR+S80
レスが増えてるとwktkして開いてみれば・・・
また病気の人が構って欲しくて暴れてる。
日本語だとか文法だとか以前に自分のおかしさに気づけ。
543 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 21:17:17 ID:qnBbrjTv0
はいはい、ま、悪い事言わないよwキチガイニート君引越しをどうぞ!
544 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 21:21:08 ID:qnBbrjTv0
>>543 ID vI5irjUPO キチガイニート君へ
545 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 01:08:44 ID:tM75JogjO
だよなw
まぁ自己完結してるみたいだしほっとこうぜw
546 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 02:02:22 ID:URf2kfHw0
まさかコレひとりがやってる訳じゃなかろうな…
547 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/21(金) 02:14:14 ID:SgxUYh/y0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | ID:vI5irjUP0がこのスレからいなくなりますように・・・
/ ./\ \_______________________________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) モナモナ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ I⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
ID:vvUFU3460へのレス
526 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 20:10:47 ID:k81Rrw01O
>>525 >>516だけど俺はそのコピペの奴じゃないから回答出来ないよ
作者マンセー、〜厨とか貴方を煽ってる訳じゃなく
文体変えてる作者がどの人か知りたかったから、教えてって聞いただけです
27 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/11/19(水) 20:21:04 ID:KISQYlS50
俺も違うから回答出来ないよー
529 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 22:03:45 ID:k81Rrw01O
>>528 俺が身内なのかぁ
ワラはやめてくれ
身内に大甘って、ID:K4XUqPm1Oが答えないだけでしょ
答えないと先に進まない訳だし、俺も困る
もう逃げ出したからROMってても答えないでしょ、こういう奴は
貴方もそれは分かってるでしょ
530 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/19(水) 23:53:42 ID:jO7t/cVeO
Uの人、どんな感じか分かったでしょ?
気にしない事です
531 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 01:46:54 ID:zYF3dEUo0
ほんとID:vvUFU3460はキチガイだな
533 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:40:10 ID:qnBbrjTv0
まだ引越ししないのか。キチガイニート vvUFU3460
メンヘル板には君と気が合いそうな心の友人が出来る予感wお引越しを。
アウトロー板のガチムチ兄貴とオフ会もいいぜ。
こちらとしてはキチガイニート君1人のせいで投下した霊感持ちが不気味がっ
て消えるのを防ぎたいのでw是非お引越しを強くお勧めします。
534 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/20(木) 14:46:07 ID:3hv7Nz1QO
もう少し芸のあるメンヘラならともかく
ねばっこいだけじゃオカルトにもならんぜww
作家陣より大人気ワロタよ
諸悪の根源は反応してるこいつらだと思うのは俺だけ?
お前でFA
要はID:BANxZZca0が消えればいいこと
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないので催促コピペします
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
病気って怖いよね
自分は完璧な理論を持っていて、口論したら絶対に負けない自信があるのに
相手が出てこないから悔しくてしょうがないのだろうな。
ここはアレだ。
オカルト板らしく、誰かがID:K4XUqPm1Oの霊を自身に降臨させて
この人の相手をしてあげたらどうだろう。
それできっと気が晴れて成仏してくれるに違いない。
《完璧な理論》じゃなくて
《完璧な思い込み》だろww
最新50にしても、お話が読めません。
>>562 思いこみだあ?あほかよこいつ・・・
質問に答えろって言ってるだけで、思いこみがどうのこの話じゃないだろばーか
>>561 お前もちゃんとレス読んで発言しろよ
単に、人には『答えろ』と言っておきながら自分が質問されたら答えないから「早く答えろ」
と言ってるだけだ。
完璧な理論?口論したら負けない?はあ?どんだけ拡大解釈してんだよはげ
「質問に答えろ」ただこれだけのシンプルな事すら理解できないのかお前らは?
>>562 ついでに聞くが、「完璧な思いこみ」って例えばどの辺だ?答えて貰おうか?
適当な思いつきで発言してるんじゃないよな?具体的な答えを頼むぜ
ここ2ちゃんだよ?
出てこいで出てくりゃ世話ねぇよ
頭に血ー上った時点で、とっくにオマエの敗けなの
自分でもわかってんだろ?
お久しぶりです(笑)。
遅くなってすみません。
鬼子母神 1/9
大月を伴っての営業活動も、1ヶ月を超えた。
そろそろ単独行動に出る時期に来ていることを上司に告げ、俺と大月は、最後の共同仕事に入った。
そこは中規模の公営団地で、俺は以前にも営業回りをしたことがある。
外国人やシングルマザーが多く、経済的に恵まれていない地区なので、実入りは著しく悪かった。
大月ならあるいは…、なんて、甘い考えを持ったのだが、大月は、特に色目を使う年増女性は苦手のようだった。
結果。本日の成果は伸びていない。
「お前にも苦手な分野はあるんだな」
と大月をからかうと、
「オレは仕事をしたいだけなんで、他の期待をされても困る」
と返答してきやがった。
…まあ、こいつなら、女が放っておかないだろう、と思う。
それを自覚してるところが嫌味っぽいが(笑)。
鬼子母神 2/9
6棟ある団地を半分まで回り終えたころ、空が赤くなり始めた。
陽が長くなってきたなあ…。
「そろそろ帰るか」
と提案すると、いつもはあっさりと、
「はい」
と言う大月が、珍しく、
「あの棟だけ回りましょうか」
と粘った。
6棟の中で東北の角になる建物だった。侘しい西陽からさえ取り残された暗い場所だ。
「なんでこの棟なんだ?」
順番でいってもイレギュラーな訪問に、俺は、仕事以外の興味を持った。
大月は、ときどきこういう行動を起こすことがある。不自然に運転を迂回したら本来の道で事故が起こっていた、というような。
「子どもが泣きやまなかったんですよ」
大月は苦笑いをしながら、問題の4棟の入り口に忍び入る。
「向かい側の1棟を回っている間、ずっと、こっちのほうから幼児の泣く声が聞こえてたんです。それだけなんだけど、妙に気になって」
鬼子母神 3/9
おいおい…。
俺は足を止めた。
幼児虐待の現場なんかに居合わせたくないぞ…。
大月は躊躇うことなく階段を上っていく。
耳を澄ますが、窓や換気扇から伝わってくる夕食の支度の音しか聞こえてこない。
かなりほっとして、大月に、
「たまたま子どもの機嫌が悪かっただけだよ、きっと。もう落ち着いたんじゃないか」
と伝えるが、大月は、
「最後まで見て回らせてくれませんか?」
と聞かない。
最上階の4階に辿りつくと。
長い共用通路の真ん中辺りに、なぜか。
…花が供えてあった…。
鬼子母神 4/9
ざっと見て200世帯はあろうかという団地だ。敷地内で突発的な不幸があっても不思議じゃあ、ない。
でも…普通、こんなところに供養の跡を残すだろうか。
丁寧に花瓶に生けられた菊の花に近寄ってみると、405号室のドアの真ん前にあることがわかった。
ざわざわと鳥肌が立った。
大月は、どのあたりで子どもの声を聞いたんだ?
大月も同じことを考えたらしく、しばらく、花の前で立ち尽くしていた。
そして、いきなり反転すると、405号室のインターホンを押した。
………信じらんね〜。
ややあって、ドアが開いた。
30代ぐらいの若い母親と、その後ろには、5歳ぐらいの女の子がついて出てきた。
鬼子母神 5/9
大月の本気の営業活動というのを、俺は、このとき初めて見た。
ふだんは『契約は取れても取れなくてもいいや』的な態度が功を奏している感があったが、目の前の母親に対するトークは、警戒心を0にしようという目論見が執拗に見て取れたからだ。
最初は険を顕わにしていた彼女は、すぐに俺たちを玄関まで入れてくれた。
そして、5分も経たないうちに、家庭の内情を教えてくれるまでになった。
「うちの子どもは手がかからないから、そういう商品は要らないわ」
玄関先で座り込んで話をしていた母親は、女の子を膝に招き入れて頭を撫でた。
目線を同じくするべく、大月も腰を下して母親の話に相槌を打つ。
「そうみたいですね。普通、このぐらいのお子さんだと、あちこちに擦り傷なんかを作ってるのをよく見ますから」
傷のない綺麗な顔の幼女に大月が笑いかけると、母親は、特に喜んだようだった。
「子どもといっても、いろいろいますから。手のかかる子は本当に大変」
過去に苦労した覚えがあるかのような含みを語ると、母親は、ますます愛しそうに愛娘の頭を抱きしめた。
…俺もついこないだ親になったが、この母親の溺愛ぶりは、少し不気味だ…。
大月は調子を合わせて目を細めながら、
「おもての花は娘さんの遊びですか?女の子らしいなって、さっきから思ってたんですが」
とすっとぼけた。
母親は、怒ることはなかったが、表情を曇らせて言った。
「あれは近所の人たちの嫌がらせなんです。…私、上の子どもを病気で亡くしたの。それを、私の管理不足だって責める人たちが団地内にはたくさんいて、いまでもああいうことをしているの」
鬼子母神 6/9
大月はクロージングをかけなかった。
「またお邪魔させてもらっていいですか」
と、次につないで、俺たちは405号室を出た。
「…どうせこの団地は再訪するんだから、いいんだけどさ」
1階まで下りたとき、俺は、やっと本音を大月に伝えることができた。
「あの家にはもう行きたくないね」
大月は困った顔で頭を下げて、
「すみません。契約を取っていいのか、関わらないほうがいいのか、即座に判断できなかったもので」
と謝った。
大月もいい印象は持たなかったらしい。
「あの母親、取り繕ってはいたが、本当は虐待で子どもを殺したんじゃないのか?」
俺は、消えない疑念を大月にぶつけて、続けた。
「お前が聞いたっていう幼児の泣き声…。それって、死んだ子どもの声じゃ…」
「違いますよ」
大月は苦笑して遮った。
「泣き声は、あの女の子の声です、きっと。表情が硬かったので、あの子も正常には育ってない」
………。
それで大月は、
「また来ます」
って言ったのか。その間だけでも、虐待が止むように。
鬼子母神 7/9
1棟の外れに営業車を停めていた俺たちは、帰るべく1棟まで戻ってきた。
1棟の共用廊下には人影があった。70を越えていそうな老婆だ。
大月は俺に、
「ちょっとすみません」
と言って、車ではなく、老婆に近づいていった。俺も同行した。
大月が丁寧に尋ねると、老婆も親切に答えてくれた。
4棟の405号室には、去年の年末まで小学2年生の女の子がいたらしい。
近くの公園で、夜の8時を過ぎるまで独りで遊んでいたこともあったので、団地の住人は気にかけていた。
女の子は、学校が冬休みに入った頃から、外に姿を見せなくなった。
正月明け、始業式を目前に控えた日に、彼女は、自宅のすぐ真ん前で凍死していた。
鬼子母神 8/9
「母親が追い出したんだろうねえ…」
老婆は涙さえ浮かべていた。
「子どもだもんねえ。隣の家に上げてもらうこともしないで、ずっと、家の中に入れてもらえるのを待ってたんだよ」
俺は、405号室に怒鳴り込んでやりたくなった。
老婆は続ける。
「ケイちゃんが成仏するまで、みんなであそこに花を供えてやってるんだわ。まだ、夜になると泣き声が聞こえるからねえ」
大月が、老婆に、穏やかに聞いた。
「下の娘さんには虐待の兆しはないですか?」
老婆は頷いた。
「アヤちゃんは大事にされとる。でも、ときどき、家の前で『お姉ちゃん、ごめんね』って謝っとるらしいわ。ケイちゃんが見えるんだろうね」
俺は大月に、
「契約を取れ」
と小声で言った。
「あの親子とつながりを持っておこう」
と。
鬼子母神 9/9
帰りの車の中で大月が言った。
「鬼子母神って知ってます?」
俺は、うろ覚えの昔話を引っ張り出す。
「たしか…子どもを食う鬼女の話だったと…」
本当はこんな物語らしい。
鬼子母神には1000人の子どもがいて、実子たちをとても可愛がっていた。
だが、その反面、他人の子どもを食べるという業を背負っていた。
釈迦が、彼女に悪行を悟らせるため、鬼子母神の末子を連れ出して隠してしまう。
そこでやっと、鬼子母神は子を亡くした母親の苦しみを悟り、釈迦に帰依して神となる。
「いまでは子どもの守り神として信仰されている鬼子母神だけど、オレ、この話を聞くたびに、疑問に思うんですよね」
大月は、いつもの暴走も控えるほど沈んだ声で言った。
「改心しました、で、人殺しの罪が消えるんでしょうか?」
あの母親は、『アヤちゃん』をこれからも大事にするだろう。
そして、それが『ケイちゃん』の供養に繋がると思っているんだろう。
でも、あの団地の誰も、母親を許さないだろう。のうのうと生きている限り。
「神様の世界じゃ許されるかもしれないが」
俺は答えた。
「人間同士はもっと厳しいんだぜ。慈悲なんてないからな」
大月は少し笑って、
「そのほうがいい」
と言った。
>>564氏
>人には『答えろ』と言っておきながら、なぜ自分が質問されたら答えないか?
教えてあげよう。
それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
これでよろしいかな?なぜ相手をしなくなったか分かったかな?
本当にもう気持ち悪いんで、これくらいの相手が精一杯です。
>それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
そんな詭弁が通るとでも思ってるのかお前は。完全に論理のすり替えだろ
途中まで?アホか。俺が質問するまでがっつり相手してるんだよ。
で、都合の悪い質問が出たら途端にだんまり。
お前も奴もご都合主義だな。
ずっと煽りまくってた奴が(お前も含む)都合が悪くなると途端に「こいつキモイ」「相手にするだけ無意味」等と
捨て台詞を吐いて逃亡。パターンが同じだなあww
なにが「教えてあげよう」だよばーか。
てめえの都合の良い良いわけを押しつけてるだけだろ。キチガイはこれだから・・・
>これでよろしいかな?なぜ相手をしなくなったか分かったかな?
ばーか。単純に答えられないからだろ。
>>125を読んでみろ。お前なら答えられるのか?あ?
こいつに限らず、これに答えられる奴はいるのかよ?どうせ投下される話の話題もできないような
国語力のない奴らばかりだから、答えを考える力もなく誹謗中傷するだけだろ。
>それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
俺がID:K4XUqPm1Oなら、一ヶ月近くも答えを催促されて自分のせいで荒れてる様子を見かねて
答えてやるがな。意地になって無視しつづけたところで住人の迷惑になるだけだし。
このように関係ない人まで巻き込んで論争に発展するのを見てもまだだんまり決め込んで
ナナシで煽ってる方が質悪いと思うけどねえ。
ああ、それとID:ewinsAwOO
お前も
>>565に答えてくれよ。同じ轍は踏むなよ?
>>566 >頭に血ー上った時点で、とっくにオマエの敗けなの
負けとか勝ちとかなんなの?ww
ただ質問してるだけなのに必死な奴がいるなあ・・・ああご本人ですか。乙です。
お前はあれか「答えたら負けかなと思ってる」と思ってて頑張ってるのか?
可哀想にw
そういえば、「働いたら負けかなと思ってる」って一時流行ったよなw
>>581はニコ厨なの?
>>576 ふと思ったんだけど、
「教えてあげよう」って言ってるから質問に対する答えを教えて貰えるのかと思ったのに
なんでID:K4XUqPm1Oの代弁者気取ってるの?馬鹿なの?本人なの?
教えてあげるなら答えを教えろよ。
ほんっとに頭のおかしい奴らばかりだな。まず相手を攻撃することしか考えてない。
問題の解決を図ろうとする、という考えは一切無いようだ。
単に煽って楽しんでるだけだろ?もう荒らしじゃん。キモイ!
>>582 ニコ厨?ニコニコ動画が出来る前からあちこちでAA張られてただろ。
つーか、そう言うこと知ってる奴はニコ厨、って考えを持ってるお前がニコ厨なんだよ。
馬鹿じゃねーの?ww
すげぇwwwwなんだコイツwwwwww
面白れぇwwwwww
ごめん、飽きちゃったw
もう寝るね
あぁ、答えね、答え。
取りあえず、何でまったく相手にされなくなったか、は分かったかな?
そう、気持ち悪く感じたからだね。
これは個人の感情だから、当然自分だけに都合の良いものだ、ってのは分かるよね?
で、答えだね答え。
>この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
か。これは簡単だ。
「行間を見て、要素があるように感じたから。そう思ったから。」だな。
これも個人的にそう思った、って話だから、立場を変えてみれば分かると思うけど
他人が理解するのは難しいだろうな。
でもそれ以上でもそれ以下でもない。
文面を見て、そう思ったから、そう言った。ただそれだけの話だな。
どこに要素があるか、は上でも言ったように感性の話で、要素があるように感じたんだ。
気持ちの問題だから、ここがこうだから、って具体的になんて言えないな。
まぁ、人それぞれ特有の感性を持ってるだろうから、理解するのは難しいと思うよ。
ほら、100人が100人同じ絵を見て同じ感想を言うとは限らないだろ?
俺は文面を見て、色んな要素を感じたんだよ。世の中にはそういう人も居るってことだ。
あ、俺本人ね。だからもうこれ以上の答えなんかでないから、な?
それじゃあな。南無南無・・・
>>575 教授の人乙!
書き込んだ直後に変なの沸いちゃってるけど、めげずにまた書いてくれ!
楽しみにしてるから!!!
上に同じ。
教授お疲れさまー
寒い日が続いてるから、風邪に気をつけてね。
>>585 面白いだろ?w
必死になってくるから面白くてやめられないwww
>587
>「行間を見て、要素があるように感じたから。そう思ったから。」だな。
これも個人的にそう思った、って話だから、立場を変えてみれば分かると思うけど
他人が理解するのは難しいだろうな。
あーあ、こいつも読解力ゼロの馬鹿だったか・・・
あのなあ、そういうのを拡大解釈と言うんだよ。そういうのが通ったら世の中何でもアリになるな。
自分の非を認めない、責任転嫁する、正当化する・・なんでもありだ。
もう一度整理しようか
>わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この発言に対してID:K4XUqPm1Oはこう言っている
>文句を言うなとは一言も言ってない
>相手にもされないのに
>スレ違いの内容で
>いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
>勝手に話を作るんじゃねえよ
はい、全く内容が違いますね。しかも「言っただけだ」と言った事を明言している。
行間を読み取った以前の問題だ
「言った」と「行間を読み取った」とを同列に語るお前には失望したよ。
捨て台詞に「勝手に話を作るんじゃねえよ」と言ってるが、自分がやってることをそのまま
人の非に転換する所なんてまるでチョンだな。句読点も使えてないしw
さらに「相手にされないのに」って、お前ががっつり相手してるじゃんw
ほんとお前ら酷すぎるぞ
>>591 おう!お前とは気が合いそうだな。俺もこいつらの相手するのは楽しくてたまらんよ
なんせ作家陣の話が投下されても「乙!」「面白いです」ぐらいしか感想言えない輩が
俺の相手すると饒舌になるんだもんw
これからもよろしくな。
寂しがりやさんの集う、お手紙的スレッドでもできるといいね。
教授乙、これは単発?続編あり?
鬼子母神は神になったから許されたのではなく、神になった後に罪を償うべく子供たちを守ったから許されたんじゃないかなあ?
>答えが欲しかった人
納得できようができまいが本人と名乗る人が答えたんだから終了だよね?
他の人もに答えろと迫ってるけど答える義務はどこらへんにあるの?
本人って、明らかに文面が他人なんだが。
本人なら「言った」と明言してるのに「行間を読み取った」等と言えないだろ
答えから終了?お前にそんなこと言われる覚えはないな。
答えたからやっと話が進むんじゃねーか
「気持ちの問題」とか「要素を感じた」とかそんな観念的な電波野郎は議論するな。
掲示板ではきちんと意志が伝わるように書けあほ。
「俺が分かってるんだから、言わないでも分かるだろ」なんて通用しない。
>100人が100人同じ絵を見て同じ感想を言うとは限らないだろ?
そんな複雑な要素があの数行に含まれてると思ってるならおめでたい。
で、言ってもいないのに「言った」と名言した言い訳は考えてるの?
「行間を読み取った」「要素を感じた」でもなくて、お前は「そう言った」と明言してるんだよ。
どこで言ったんだよ?俺はそれを聞いてるんだよ。
もう、墓穴を掘るのはやめて謝ったら?w
いつまでも自分の非を認めずに逆に相手を貶めるような卑怯な真似するなよ。
>>587=595で、ID:K4XUqPm1Oとは別人なのは明らか。
本人を語って「ハイ終了ね」と幕を引きたいんだろうけど、そんな卑怯な真似して楽しい?
>>587とID:K4XUqPm1O比べてみろ。明らかに違う言葉遣い。
それとID:K4XUqPm1Oは句読点使えない恥ずかしい奴。
なんで
>>587で突然使い出してるの?www
さーて、また疑惑が増えたねえ。今度はどんな言い訳するの?
そう言えばウニも、書き手が変わった、という意見にも頑なに「本人です」と主張してたなあ
こんな奴ばかりなのか?
>他の人もに答えろと迫ってるけど答える義務はどこらへんにあるの?
義務?誰も強制してないよ。ただ答えがないから聞いてるだけ
答えたくなけりゃそれで結構。答えるまで聞くまでだ
教授乙でした。病気の人が指摘してましたけど、私なんざ普通面白
かったら「面白かった」くらいしか言えません。
一々美辞麗句を尽くしてもしらけるだけでしょうし。
病気の人にレスが華々しくつくのは、ダメな物や胸糞悪い物にはい
くらでも罵倒の言葉が浮かんでくるからじゃないですかね?
恐らく過去にそういう言葉を創作物に投げかけられて病気になって
しまったのかな・・・と、可愛そうな気もします。
ついついスルー出来ずにレスしてしまうけど、他の方々の面白い話
も待ち焦がれていますので、病気の人の供養のためにもよろしくお
願いします。
601 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/23(日) 23:51:25 ID:TsxbBSAfO
教授乙。
教授 乙です!
連休中に新しいのが読めるなんてラッキー。
お風呂入って、飲み物用意して、ゆっくりと楽しませていただきましたよ。
今回もじんわりきました・・・
また気が向いたら投下して下さいね、お体に気をつけて!
あと
>>595を読んで、
鬼子母神が神になった後に罪を償うべく子供たちを守ったから許された
っていうことなら、神様はきっと死なない存在だから、
鬼子母神は永遠に罪を償い続けるんだろうな・・・それも切ないと思った。
なんだか違う人と同一人物扱いされているけど、それも答えが欲しい人の感覚で決め付けているんじゃないかな?
そう決め付けるに至った誰にでも明確にわかる根拠は示してもらえるのですか?
それと、私と
>>587さんも文章の癖が違いますが、これはわざと書き替えていて件の人の場合は無意識に書き替えているという事ですか?
教授、乙!
関係無いけど鬼子母神については京極夏彦も作品中で面白い解釈してたよ
師匠シリーズって「怪物 起承転「結」」の後に新作来た?
>>604 まず、お前が誰か知らんぞ
IDも変わってるし、コテでもないからお前が誰か分からんだろ
しかし面白い現象だなあ。
「話の感想が「乙」「面白い」意外にない」と言った途端、褒め殺しレスば湧いてくるwww
前にも同じ現象あったなあ。
お前らは尻を叩かれないと語ることさえ出来ないの?
>私なんざ普通面白かったら「面白かった」くらいしか言えません。
まあ、そんな程度の感性しかない自分を恨め。
>一々美辞麗句を尽くしてもしらけるだけでしょうし。
おいおい、誰も褒め殺ししろ、とは言ってないだろ。テンプレにも「語りましょう」とあるのに
それすら出来ないんだろ?
逆に
>病気の人にレスが華々しくつくのは、ダメな物や胸糞悪い物にはい
くらでも罵倒の言葉が浮かんでくるからじゃないですかね?
お前最低の人間だよ。分かってる?
作品の感想は単語一個しかでないけど、罵詈雑言なら幾らでも出てくるってか?
荒らしより質悪いなお前w
>ついついスルー出来ずにレスしてしまうけど、
そういう奴がいるから面白いんだよなこのスレ。これからも頼むぜ!
師匠シリーズ全部読んだ
結局師匠の失踪の理由とかは分からなくて
余計謎が増えた気がする・・・でもおもしろい
気になったのは「怪物」と「血」はどっちが先なんだろう
「怪物」でおk?
教授乙。
師匠は時系列メチャクチャだから考えるな感じろ。
時系列めちゃくちゃなのが魅力の一つなんだよね
気になるものは気になるんだw
京介は「怪物」のあとでまた占いを高校でやり始めたのかな
>>607 では
>>587さんと
>>595が同一人物決め付けた、誰が読んでも納得出来る明確な根拠だけでも教えて下さい
もちろん観念的な判断ではないのですよね?
病気の人シリーズもなぁ、ちゃんとオカルト風味を出せればちゃんとした
創作になるのに。
恐らくこの人が以前に書いて罵倒された作品よりは人を惹きつけてるん
じゃないかな。
別に感性を披露しにここに来てるわけじゃないんで、読んで面白かった
一時を得られただけで満足です。確かに私にゃ感性も無いけどねw
病気の人、健康な人は「健康」という簡単な言葉で表せるが、病気には
色々な種類があって細かく表す必要があるんだよ。
治すために絶対に必要だから。
だから、君みたいな人には自身の創作では得られないような大量の濃い
レスがつくの。空しいでしょ?
私へのレスで創作を罵倒されたことについて書いた部分にだけレスして
いないことで、図らずも病気の原因がそこにあったんだと想像できる。
私は最低の人間でも結構だけど、自分が荒らしだと自覚することから病
気を治そうね。創作者なんだったら、創作で見返さないと一生地獄だよ。
荒らしに構う奴も荒らし、いい加減にして欲しい
スルーに徹するべし。
連続コピペ等はアレだ。保守のための書き込みと思えば良い。
どうしても一言物申したい人は、メモ帳か何かに書き連ねてから、
投下せずに消すとスッキリするよ。
自演だと思ってた。
「ああ、また来たんだな」と思ってNGID登録
これでスッキリ
自演じゃなかったのかww
モナモナ猫!!キチガイニートが携帯とパソコン駆使して2つのID
で自演に必死でまだよそへ引っ越さないよーーーーー!!!
モナモナ猫出てきて追い出してー!!!
>>612 まあ、いわゆる自演認定だがね。
答えを提示した→「答え出たからもう終了で良いよね」という流れで「これ自演じゃないのか?」
と感じただけ。納得か?
というかさあ、自演認定なんて俺は何回も食らってるんだが、そいつらに対してお前は同じ質問しないのは何故?
不公平だよな。
という事で、「自演認定」してるレスを探してきて同じ質問しろよ。
俺だけに「なんで同一人物だと思ったの?明確な根拠教えろ」なんて通じないよ?
俺はお前に答えてやったんだから、お前もちゃんと答えろよな
また逃げるなよw
>>614 ごめん、残念ながらあなたのプロファイル、全く該当する項目がございません。サーセンw
>私へのレスで創作を罵倒されたことについて書いた部分にだけレスして
いないことで、図らずも病気の原因がそこにあったんだと想像できる。
随分簡単な推測ですな。
俺が、「ハッ!、こいつなぜ俺の原点を知っているんだ!これは恥ずかしい・・とてもこの部分について
返す言葉が見つからないぜ・・・こいつやるな!」と狼狽してたとでも言うのかい?
それこそラノベ読み過ぎて浅はかな発想と言わざるをえない。
君、相当恥ずかしいよ。
俺が何故、このスレに厳しい態度を取るのか、と言うことは明言してるし、
>>614以外の住人は
知ってると思うよ。
さーて、なんでしょう?考えてみようね。お気に入りのラノベに影響された似非プロファイラーを
気取るんじゃなくて、ちゃんとした読解力を身につけてれば容易に分かるから頑張って!
年内に師匠シリーズ、1つでも投下されないかな。
「田舎」「ホテル」「交差点」の3つで終わりなんだっけ。
核となる物語はそれで終わりとして、
その後はウニ氏本人による、サブキャラの番外的な話とかを読んでみたいと思ってるのは
俺だけじゃあるまい・・・
パソコンと携帯で1人で自分のレスに自分でレス続ける
自称文学評論家君のキチガイニートID +4I9IS/0 をモナモナ猫
追い出してくれーー!! ちゃかちゃんちゃんちゃかちゃんちゃん
>>626 俺がいつPCと携帯を使って自演してるの?誰が読んでも納得出来る明確な根拠だけでも教えて下さい
もちろん観念的な判断ではないのですよね?
偽物失せろ
>>627 ない頭でむつかしい事書かなくていいよ。ID q5CorreD0の
自称文学評論家青年君。利口ぶってて一生懸命だけどおつむ悪いのは明らか!
そろそろモナモナ猫が登場か?
>>625 師匠の師匠の話と
京介さん(と師匠たち)が悪夢を食べる悪魔に打ち勝った話を読みたいなぁ
>田舎」「ホテル」「交差点」の3つで終わりなんだっけ
これってまじですか・・・早く読みたいような終わりたくないような・・
やっぱりムキになって否定してきたか。
最後まで無視してたらそう考えたけどね。
小利口ぶってるのに、貴重な時間をお気に入りの難しい本を一冊でも読むでも
なく、見下している連中の啓蒙でもしてるつもりなのか、かといって自分が手
本を見せるでもないし、本当に頭の良い連中には相手にもされないから王様ぶ
って悦に入っているのか・・・攻撃的なところは構って欲しいことの裏返し、
詰まるところは人に要求するばかりで向上心の無い寂しがり屋さんなんだよね?
ちなみに君の洞察はわざわざ語らずとも当たってるよw
だからココが楽しくて居るわけだし、君の存在理由はココには全く無い。
理解できたかな?
自分で自分の存在理由を否定しつつ居座るのは君の基準では頭が良いのかね?
自分が言ったんだから語るならちゃんと作品内容について語りなよ。
確か私に最低だと言ったよね?是非、褒め殺しや罵倒無しにお願いしますよ。
皆さんすみませんね。自演じゃないですw
また何を病気君が喚こうと完全に消えますんでこれを最後にってことで許して
ください。
>>622 あなたがそう感じたから決め付けですか?
それはあなたが
>>596にて書いている゛「要素を感じた」とかそんな観念的な電波野郎は議論するな。゛には当てはまらないのですか?
何故他の自演認定に質問しないかなんて理由は明確で、ただ単に興味が無いからです
それをあなたが不公平と感じるのはご自由ですが、そもそも公平でないといけないなんて決まりもありません
ですので興味の無い方にに質問などしませんよ
>>630 >田舎」「ホテル」「交差点」の3つで終わりなんだっけ
>これってまじですか・・・早く読みたいような終わりたくないような・・
シリーズスレ3で、ウニ氏本人がそれで終わりにするような事を言っているね。
ちょっと微妙な言い方にはなっているけど、何らかの区切りは付くのだと思ってる。
2ヵ月後に何らかの動きがあると思ったけど全然無いぜ。
まあ締め切りなんて無いしウニ氏の都合でいいんだけどさ〜。
待つ身は辛いよな
だが、それが良いw
>>632 >それはあなたが
>>596にて書いている゛「要素を感じた」とかそんな観念的な電波野郎は議論するな。゛には当てはまらないのですか?
「要素を感じた」「気持ちの問題」と言って、具体的な事を言ってないのが「観念的」
根拠はないが二つのレスを吟味して「同一人物による自演じゃないか」と考察する事と一緒にしては困るな。
「なんでそう思うの?」という問いに、
・「うーん、なんとなく」と言うのと、「あれとこれを比べて考えてこう思った」と例えれば分かるか?
馬鹿には理解できないから言っても無駄だろうけど。
>何故他の自演認定に質問しないかなんて理由は明確で、ただ単に興味が無いからです
それをあなたが不公平と感じるのはご自由ですが、そもそも公平でないといけないなんて決まりもありません
ですので興味の無い方にに質問などしませんよ
ご都合主義だと言うことは分かりました。
今まで傍観してた俺から一言
お前等日本語でおk
>>637かわいそうだよ(・ω・`)
日本人かどうかわからないのに・・・
にほんごは、むずかしいものね。
霊感持ちというある意味ヤバイ、厄い人を語るスレに、リアルにヤバイ、厄い人が常駐するとは因果なものよ。
待て待て
>>636はリアルで生きてる人間じゃないかもしれんぞ
オカルト道の探求者ウニさんともなれば、当然ネタは腐るほどあると思います。
常識的に考えるとそのうち9割ぐらいはカン違い・嘘・イカサマであるかと思いますが、そういったオカルトを見破った系の小咄をお聞かせ願えないでしょうか。
そういう日常的な話の中に本格r的な話を混ぜる事で緩急ついてステキな感じになると思いますがいかがでしょう。
>>613 こんな状態だから凄く便利!
ありがとうね
山コワ最近見て無いけど、NWさんとかこっちで復帰してくれないかなあ。
霊感持ってて良かったという話募集。
あんまり聞かないよね。
サンダーバードもまた読みたいな
[死神]
1/10
時刻は23時過ぎ。
K県の埠頭近くにある並木の一本道で、端に車を寄せる。
この辺りは人通りがまったくと言っていいほど無く、街灯もまばらで、車のライトを消すと月明かりのみとなる。
ここはとても静かで、ちょっと一眠りするには最高の場所だと思っている。
道には自分の他にも何台かの路駐している車があり、俺みたいに男一人、って訳じゃなく、カップルで・・・なんてのもいる。
雑誌の取材であちこちに車で出掛ける事が多く、その先々でベストな駐車場所を探し、毎回そこで”泊まる” 。
当然いかがわしい目的の車なんかも居ることがあり、写真を撮るとちょっとした小遣い稼ぎになる。
しかし今日のところは見逃してやろう。
しっかり睡眠をとって、取材して原稿書いて、また長距離運転しなければならない。
経費削減とかなんとか言って、出版社はスズメの涙程度のホテル代しかくれない。
カプセルホテルになんか泊まるなら、こうやって車中で寝るほうが俺は好きだ。
季節によるけどな。
2/10
シートを倒し、エンジンを切る。
常備している毛布をかけ、ウトウトとまどろんできた時だった。
リーン、リーンと鈴の音が聞こえる。
1つではなく、複数の音。この道の先の方から聞こえてくるようだ。
どこかで聞いたことがあるような・・・なんだったかな。
俺はシートから身を起こし、道の先の暗闇に目を凝らす。
そこで見えたものに、俺は目を疑った。
白衣に金剛杖、菅笠に半袈裟。
お遍路だ。手には持鈴(じれい)を持っている。あの音だったか。
なんでこんな所を?近くに巡礼するような場所は、当然無い。
しかも・・・人数が多い。ぞろぞろと集団で歩いてくる。
俺は隠れるようにシートに体を沈め、こちらに向かってくる集団を窓から眺めた。
見てはいけないもの・・・そんな気がするが、目が離せない。
そして何故か、見ていることに気付かれるのが、とても怖い。
3/10
やがて集団は、車の横に差し掛かる。
俺は知らない間に震えており、喉が渇いてきた。
彼らは車のすぐ横を通って行くが、誰もが笠を深くかぶっており、顔は見えない。
数えてみると30人程居るが、足音1つせず、鈴の音だけが鳴り響いている。
誰が鳴らしているのかは分からない。
誰が、というより、その集団が鳴らしている、といったところか。
最後の一人が通り過ぎる。
・・・撮りたい。あれを写真に収めたい。記者として逃したくない。
しかし見つかったらどうなる?相手が霊的なものならもちろん、ただの人間だとしても、危険な気がする。
でも・・・
俺は取材用ではなく、趣味用のカメラを手に取る。
見つからない様に、こっそり撮ることなら慣れている。
得意の盗撮だ。俺はニヤリと笑みを浮かべる。
本当は正面からが良いが、仕方ない。後ろから撮影しよう。
俺はゆっくりと車のドアを開け、カメラを持って車外に出る。
鈴の音と共に、集団はだんだんと遠退いていく。急がねば。
4/10
俺は道に片膝を着き、レンズ越しに集団を見つめる。
このカメラは市販の物とは違い、シャッター音はほとんどしない。
気付かれることは無い筈だ。
さて、何が写るか?俺がこの目で見たもの、そのまま写ってくれよ?
そう念じ、俺は静かにシャッターを切った。
――シャッ
その瞬間、鈴の音が止んだ。
集団の歩みも止まっている。
・・・まさか
そして奴らが一斉にこちらに向き直った。
暗闇の中、その目だけが異様に光って見える。
見つかった・・・!
俺は脱兎の如き素早さで車に乗り込み、すぐにエンジンをかけ、車を急発進させる。
後ろは見ない。バックミラーなんて、絶対に見ない。
5/10
俺はアクセルを踏み続け、がむしゃらに車を走らせる。
とにかく遠くへ、遠くへ。
この辺りは信号機が少ない。まぁ、あっても止まる気はない。
知らない道を走り続け、カーブを曲がる。
すると突然前方に人影が・・・!
思わず顔を伏せ、急ブレーキを掛ける。
タイヤが悲鳴を上げ、無意識の内にしていたシートベルトが、体に食い込む。
無理だ。人影はすぐ目の前に居た。この距離からブレーキを掛けても・・・
俺は来るであろう衝撃に耐える準備をする。
・・・が、衝撃は来ないまま車が止まる。
俺は恐る恐る顔を上げ、フロントガラス越しに前方を見るが、そこには何も居ない。
気付かないうちに撥ね飛ばしてしまったのかも知れない。
俺は深呼吸してからドアを開け、外に出て周囲を見渡してみる。
車の前後左右、車体の下も確かめてみるが、誰も居ない。
車にも凹んだ後などもない。ブレーキを踏んだ辺りまで戻ってみるが、人影はない。
気のせいだった?
そうだ、動揺していたから幻でも見てしまったのだ。
俺は安堵し、車に戻ろうと振り向くと、そこに一人の女性が立っていた。
6/10
俺「あ・・・」
可愛らしい顔立ちの、若い女だ。いつの間に後ろに?
先ほどの人影はこの女だろうか。そんな気がする。上手く避けてくれたのか?
俺「えっと、今、車で・・・」
女「えぇ、そうね。死んじゃうかと思った」
と言い、女は可笑しそうに笑う。
あぁ、やはり。危なかったが、なんとか無事だったんだ。
しかし続けて、女はおかしなことを言った。
女「でも平気。だって、生きている人間しか死ねないでしょ?」
俺「・・・は?」
なんだろう。ちょっとアレな人なのか?
俺は訝しげに女を見つめる。
すると女は俺に歩み寄り、こちらの両肩に手を置いてきた。
そしてニッコリ笑って、こう言った。
女「あなたね、もう死ぬの。私は死ぬところが見たくて、あなたにここで止まってもらったの。逃げても無駄だから、ね?」
7/10
・・・?やはり頭がおかしい。
男「一体、何を言って」
いるんだ?、と言いかけて気付く。
いつの間にか、囲まれていた。
白衣のあの集団だ。
俺たち二人を中心にして、ぐるりと囲まれている。
突然現れたようで、まるで気付かなかった。
女「たくさん抵抗して、楽しませてね?」
女は笑顔でそう言うと、俺から離れ、集団の輪の中から出て行く。
俺は呆然と立ち尽くす。
白衣の集団は、明らかに俺に殺意を放っている。
そして、徐々に俺を囲む輪が小さくなってくる。
これから死ぬ?俺が?何故?
ただ、見ただけだ。写真を撮っただけじゃないか。
俺は集団に弁解する。
待ってくれ、俺が何をした?写真なら、すまない。消去する。
この事は忘れる。誰にも言わない。だから・・・
8/10
・・・ダメだ。言いながら自分で分かる。
こいつらには、こちらの意思なんて伝わらないんだ。
あちらの意思は痛いほど分かるのに・・・俺の言うことなんて伝わらないんだ。
逃げ道がない。
車はこの輪の外だ。あそこまで辿り着ける気がしない。
辿り着いて、また車でここから逃げたとしても、きっと意味はないんだ。
徐々に輪は小さくなる。
俺はこれからどうなる?どうやって・・・殺されるんだ?
蜘蛛の巣か蟻地獄か。それに掛かった獲物はきっとこんな心境だろう。
白衣が目前まで迫ってくる。
抵抗しろって?抵抗なんて・・・こいつらに抵抗なんて、何ができるんだ?
何故だか笑いが込み上げてきた。
もう、何が何だか分からない。
俺は笑い声をあげた。可笑しくてたまらない。
やがて輪は極限まで小さくなり、全てを飲み込んだ。
笑い声は叫び声へと変わり・・・すぐに途絶えた。
9/10
ハァ・・・と、軽いため息。
まったく、つまらないな。
私が見たいのは必死で抵抗する姿だったのに。
白衣の集団は目的を済ませると、こちらをまったく相手にせず、どこかへと去っていった。
わざわざ身を挺して男を足止めしてあげたのに、感謝の1つでもして欲しい。
後に残ったのはつまらない死骸だけ。恐怖に引きつったいい顔しているけど、ただ、それだけだ。
真っ暗な空を見上げる。この辺りは星がよく見える。これは純粋に綺麗だと思える。
いつからか、こんな風になってしまった。
よく分からないが、きっと私は生きている存在では無いのだろう。
オバケ・・・って言い方はなんか嫌だ。幽霊。幽霊なんだろうな、と思う。
でも何か、自分の思い描いていた幽霊とは違う。
誰も気付いてくれる人がいない。
巷で有名な「霊能力者」なんて人のところに行っても、ちっとも気付いてくれない。
気付いてくれるのは唯一、死相の浮かんでいる人。これから死にますよ、って人だけだ。
普段誰にも相手にされないことが、こんなに退屈で、苦痛なことだとは思わなかった。
孤独ってやつ。これにずっと囚われていると・・・だんだん心が歪んでいくようだ。
10/10
退屈を紛らわすために、気付いてくれた人に楽しみを求める。
やがて確実に死が訪れるから、内容は限られてしまうけど。
私のしている事。この立場。性質。まるで死神だ。
骸骨のお面と黒い服を着て、鎌でも持った方が良さそうだ。
そうすれば、私を見た人はすぐに分かってくれるだろう。
でもそれも何か虚しいし・・・そんな格好は恥ずかしい。
そんなに見られる訳でもないけど。
話をしたい。触れあいたい。この欲求は、抑えられそうにない。
死神が自ら人の命を奪う時があるとしたら、きっとそんな理由だろう。
でも私はそうはなりたくない。それは、良くない事だ。
それくらいの分別はある。
今のところは、まだ・・・。
お、久しぶりに霊側の視点?
やっぱ他の話にリンクしてくるんだろうな。
単純明快、安心の読み易さ
それが赤緑氏の魅力だね
夜11時台の30分ドラマって感じ
赤緑氏、乙
文章が上手くなったなw
続き楽しみにしてます。
赤緑乙
wktk
>>629 反論できなくなると、「ない頭でむつかしい事書かなくていいよ。」「利口ぶってて一生懸命だけどおつむ悪いのは明らか!」
とか、具体例を示さないで罵倒するだけに終始するのはもはや伝統芸の域だなおい!ww
自演の根拠を示せ、という質問がお前には「むつかしいこと」「利口ぶってる」事になるの?
俺は今までリアル消防を相手にしてきたのか?
捨て台詞は良いから、早く自演の根拠を示せよ。また繰り返し質問させる気か?
学習能力ゼロか?
>>614 こいつを忘れてたわ
さて、何故俺がこのスレに厳しいのか分かりましたか?プロファイラー君ww
>>631 >やっぱりムキになって否定してきたか。
>最後まで無視してたらそう考えたけどね。
お前誰だよ?そしてその言葉は何に対してだ?
少しは相手に分かりやすい文章書けよ。アンカーの付け方も分からないのかね?
>ちなみに君の洞察はわざわざ語らずとも当たってるよw
これも、どの洞察だよ?アンカーの付け方も分からないのかね?
>小利口ぶってるのに、貴重な時間をお気に入りの難しい本を一冊でも読むでも
なく、見下している連中の啓蒙でもしてるつもりなのか、かといって自分が手
本を見せるでもないし、本当に頭の良い連中には相手にもされないから王様ぶ
って悦に入っているのか・・・攻撃的なところは構って欲しいことの裏返し、
詰まるところは人に要求するばかりで向上心の無い寂しがり屋さんなんだよね?
またプロファイルのまねごとですか?ほんとに恥ずかしいからやめた方が良いよ。
こっちまで恥ずかしくなってくる。
話が投下されると出てくる
わかりやすいですね。そうですね。
>だからココが楽しくて居るわけだし、君の存在理由はココには全く無い。
理解できたかな?
お前の存在価値もねーよww
>自分で自分の存在理由を否定しつつ居座るのは君の基準では頭が良いのかね?
だから、そう言うこと言うときは具体例を示せって。言ったモン勝ちはお前の基準ではどうなんだよ?
それと、「頭が良いの?」って何?誰がそんな事言ってるの?おかしい奴だね。支離滅裂だよ。
>自分が言ったんだから語るならちゃんと作品内容について語りなよ。
確か私に最低だと言ったよね?是非、褒め殺しや罵倒無しにお願いしますよ。
何で俺が?ww
作品の感想は「面白い」しか思い浮かばないが、人を罵倒する言葉は次から次へと出てくる、と言ったお前を最低だと言っただけだ。
>また何を病気君が喚こうと完全に消えますんでこれを最後にってことで許して
ください。
この台詞何度吐いたら気が済むの?このスレだけでも3回は見た気がするがww
>>666 つーか、俺がレスするのは大体この時間からだが?
大体作品投下より俺のレスの方が多いのに、「投下されると出てくる」なんて言いがかりにも程がある。
このスレに作品が何個投下されたか調べてみろハゲ。
あと、作品の語りもないから、ドンだけ時間が経っても作品と俺のレスは必然的に近くなる。
お前らのせいでもあるんだよ。
赤緑の投下時間見てみろ。朝の九時だぞ。10時間の差があるのに何言ってんだよ
むしろ作品が投下されるとすぐお前らが語り合わないと駄目だろ。
たった4レス
>>658-661 それも案の定中身のない褒め殺しばかり。
普通の大人なら、仕事中の時間だからさ。
自分は学校行ってたし、今から宿題開始。
673 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/28(金) 21:17:55 ID:QOK4BQi20
ID FZuwhKw60 自称文学評論家ニート君、誰か話し相手になってあげて。
施設での専門カウンセリングが必要かもね。
おぉ〜 荒れとるなぁ〜
赤緑氏乙
続き…というか関連がある話?
これからも待ってるぜ
赤緑の話は後になってみないと分からんね。
最初の1、2話は「この人何書いてんの?」って感じだったw
霊感キャラ=キチガイの図式が高確率で成り立つ訳ですが、その逆はどうなのでしょうか。
現スレで暴れているキチガイは、ネットの向こうの人のレスの真意を読み取るエスパーです。
超越した感覚の持ち主である事は間違いなく、ひょっとしたらシリーズ物のいわゆる師匠タイプに相当する人なのかもしれませんね。
無論的外れなコト言ってるのでただのパラノイアなのでしょうが、本人が本気でその気なら本人の中ではスゴイキャラであり、
そんな奴がそんなカン違いして過ごす日常は師匠シリーズを地でいくワンダホーワールドなのかもしれません。
彼(彼女)をメインに据えたシリーズ物が投稿される可能性もあります。
友達がいるなら、ね。
679 :
本当にあった怖い名無し:2008/11/29(土) 11:17:38 ID:0Ltk0X1x0
>>677,
>>678 一人でキチガイニートの自分に自分でレスつけないでいいよ。
そこまでして、ここにいたい?キチガイニート自称文学評論家君
赤緑乙。
乙しかいえない消費者でスマソ。
>>679 ギャハハハ!早速自演認定してたのかよwwID:1aF4opyM0はやっぱり反論しないだろうなあ。
>>672 >普通の大人なら、仕事中の時間だからさ。
俺だって仕事だったんだが?何が言いたいのか意味不明。
どのレスに対しての言葉なんだよ?ここの住人こういうレス多いよな。つーかそればかり。
>>677 >現スレで暴れているキチガイは、ネットの向こうの人のレスの真意を読み取るエスパーです。
>>614>>631 この人の事ですね。分かりますww
>無論的外れなコト言ってるのでただのパラノイアなのでしょうが、本人が本気でその気なら本人の中ではスゴイキャラであり、
また今回も具体例を一切示さず、誹謗中傷を繰り返してるのか。
お前もう無視します、って言ったばかりじゃん。馬鹿なの?
どのレスが「的外れ」なんだよ?
そんなんだから作品の感想すら思い浮かばないんだよ。
うわ〜大人だったのかぁ
バカばっか
荒らしも酷いが相手にしてる馬鹿も相当酷い
それはそうと、祟られ屋シリーズ新作来たぞ!さすがの面白さだね
この程度2ちゃんじゃ日常茶飯事だぜ!
ゆとりを持って作品を楽しみましょう。
>>689 どこに載ってる?探したけどわからなかった。
洒落コワまとめサイト。
管理人さん「転載するな」って言ってるし、そういう場所に投下された話をここで語るのはどうかと思うな。
専スレできたらなんかクオリティ高くなったような気がしない?
高くなってるね。
赤緑氏のギミックとか大槻教授の新解釈とか師匠シリーズの超展開(褒めてんのよ)は某スレじゃありえない。
…赤緑氏はクオリティ―下げてるだろ
ぶっちゃけ
ザッピング前提で作るから・・・ザッピングが成立する為には一つ一つの話は粗くなるかもしれないと予想。
プロが書いてるザッピング小説なんかありましったけね。
>管理人さん「転載するな」って言ってるし、
なんでそんな棘のある言い方するかなあ。2ちゃんとは違う個人の掲示板なんだし
>>694 俺は忍シリーズも好きだがな。
救いようの無さと人間の狂気がかいまみえて。
そういうファンは少数派なんだろけどね。
Kさんと主婦さんのブログが消えてる・・・(涙
ブログって維持大変だったりするのかなあ。
戻ってこないかな・・・難しいか。
>>698 私も好きですよ。
忍は大っ嫌いですけど。
読んで腹立ってくるけど展開が気になるというか。
700 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/02(火) 13:29:45 ID:xoIbbJhD0
ぶっちゃけ洒落怖本スレくだらんww
洒落怖の本スレってどれなんだろう。
乱立しててもうなにがなんだか。
まだID:K4XUqPm1Oの解答がないばかりか、本人を騙る不届き者が湧いているので整理しましょう。
90 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 01:55:35 ID:K4XUqPm1O
わざわざこんなスレまできて
熟読して
文句言う奴の気がしれん
110 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 13:41:05 ID:K4XUqPm1O
>>108 文句を言うなとは一言も言ってない
相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
勝手に話を作るんじゃねえよ
558 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 16:07:43 ID:nAxkFqc20
113 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:53:56 ID:GWALr1570
え?まさか文句言ってるのが一人だと思ってるの?
>>110 >相手にもされないのに
スレ違いの内容で
いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
おいおい、「相手もされないのに」「いつまでも粘着」なんて言ってないじゃんw
勝手に付け加えてるんじゃねーよwwww
あと、相手もされないのにって、お前見事に相手してるじゃん。
このスレ読み返せ。どんだけ相手してやってるかわかるだろ。馬鹿じゃねーの?
114 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:58:07 ID:GWALr1570
>>90 >わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
また今日も日本語の未熟さを露呈したねw何回恥かくの?wwww
115 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:01:40 ID:GWALr1570
単に「熟読してて文句言うなんて信じられない」としか読み取れないがねえ?
それに対して「文句言うな」と受け止められてもしょうがいないよ?
日本語使うならきちんと相手に意志が伝わるような文章書いてくれよ。
勝手に話作ってるのはお前だよばーか
116 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 21:14:51 ID:K4XUqPm1O
>>113 ID違うけど
>>108?
121 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 23:15:17 ID:K4XUqPm1O
>>113 なぜ返事がないんだ?
ID変えまくって自演していたからかい?
↑こんな事言うくせに、自分が質問されたのに都合が悪いからと言って逃亡ですか?
上のやり取りをじっくり読んだ上で
>>125に答えろ。見てるんだろ?
自分の日本語の未熟さを棚に上げて煽るから恥かくんだよ。早く出てこい
561 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 17:36:08 ID:kosWr5XN0
自分は完璧な理論を持っていて、口論したら絶対に負けない自信があるのに
相手が出てこないから悔しくてしょうがないのだろうな。
ここはアレだ。
オカルト板らしく、誰かがID:K4XUqPm1Oの霊を自身に降臨させて
この人の相手をしてあげたらどうだろう。
それできっと気が晴れて成仏してくれるに違いない。
562 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 18:04:28 ID:ewinsAwOO
《完璧な理論》じゃなくて
《完璧な思い込み》だろww
564 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 22:41:14 ID:YSBUWlIg0
>>562 思いこみだあ?あほかよこいつ・・・
質問に答えろって言ってるだけで、思いこみがどうのこの話じゃないだろばーか
>>561 お前もちゃんとレス読んで発言しろよ
単に、人には『答えろ』と言っておきながら自分が質問されたら答えないから「早く答えろ」
と言ってるだけだ。
完璧な理論?口論したら負けない?はあ?どんだけ拡大解釈してんだよはげ
「質問に答えろ」ただこれだけのシンプルな事すら理解できないのかお前らは?
565 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 22:42:34 ID:YSBUWlIg0
>>562 ついでに聞くが、「完璧な思いこみ」って例えばどの辺だ?答えて貰おうか?
適当な思いつきで発言してるんじゃないよな?具体的な答えを頼むぜ
566 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/22(土) 23:57:42 ID:w0p90mm4O
ここ2ちゃんだよ?
出てこいで出てくりゃ世話ねぇよ
頭に血ー上った時点で、とっくにオマエの敗けなの
自分でもわかってんだろ?
581 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:10:26 ID:RM/Tmj5M0
>>566 >頭に血ー上った時点で、とっくにオマエの敗けなの
負けとか勝ちとかなんなの?ww
ただ質問してるだけなのに必死な奴がいるなあ・・・ああご本人ですか。乙です。
お前はあれか「答えたら負けかなと思ってる」と思ってて頑張ってるのか?
可哀想にw
582 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:15:33 ID:B0wVHPtGO
そういえば、「働いたら負けかなと思ってる」って一時流行ったよなw
>>581はニコ厨なの?
584 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:19:38 ID:RM/Tmj5M0
>>582 ニコ厨?ニコニコ動画が出来る前からあちこちでAA張られてただろ。
つーか、そう言うこと知ってる奴はニコ厨、って考えを持ってるお前がニコ厨なんだよ。
馬鹿じゃねーの?ww
576 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 00:46:48 ID:mZ3KduUh0
>>564氏
>人には『答えろ』と言っておきながら、なぜ自分が質問されたら答えないか?
教えてあげよう。
それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
これでよろしいかな?なぜ相手をしなくなったか分かったかな?
本当にもう気持ち悪いんで、これくらいの相手が精一杯です。
577 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 00:57:03 ID:RM/Tmj5M0
>それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
そんな詭弁が通るとでも思ってるのかお前は。完全に論理のすり替えだろ
途中まで?アホか。俺が質問するまでがっつり相手してるんだよ。
で、都合の悪い質問が出たら途端にだんまり。
お前も奴もご都合主義だな。
ずっと煽りまくってた奴が(お前も含む)都合が悪くなると途端に「こいつキモイ」「相手にするだけ無意味」等と
捨て台詞を吐いて逃亡。パターンが同じだなあww
なにが「教えてあげよう」だよばーか。
てめえの都合の良い良いわけを押しつけてるだけだろ。キチガイはこれだから・・・
578 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:01:28 ID:RM/Tmj5M0
>これでよろしいかな?なぜ相手をしなくなったか分かったかな?
ばーか。単純に答えられないからだろ。
>>125を読んでみろ。お前なら答えられるのか?あ?
こいつに限らず、これに答えられる奴はいるのかよ?どうせ投下される話の話題もできないような
国語力のない奴らばかりだから、答えを考える力もなく誹謗中傷するだけだろ。
579 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:06:33 ID:RM/Tmj5M0
>それは貴方が粘着質で気持ち悪いと分かったからです。
途中まで相手をしていたけど、もう生理的に無理だと思ったからです。
俺がID:K4XUqPm1Oなら、一ヶ月近くも答えを催促されて自分のせいで荒れてる様子を見かねて
答えてやるがな。意地になって無視しつづけたところで住人の迷惑になるだけだし。
このように関係ない人まで巻き込んで論争に発展するのを見てもまだだんまり決め込んで
ナナシで煽ってる方が質悪いと思うけどねえ。
580 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 01:07:56 ID:RM/Tmj5M0
ああ、それとID:ewinsAwOO
お前も
>>565に答えてくれよ。同じ轍は踏むなよ?
587 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 02:10:02 ID:mZ3KduUh0
あぁ、答えね、答え。
取りあえず、何でまったく相手にされなくなったか、は分かったかな?
そう、気持ち悪く感じたからだね。
これは個人の感情だから、当然自分だけに都合の良いものだ、ってのは分かるよね?
で、答えだね答え。
>この文面のどこに「相手もされないのに」「粘着」「スレ違い」の要素があるのか教えてくれ。
か。これは簡単だ。
「行間を見て、要素があるように感じたから。そう思ったから。」だな。
これも個人的にそう思った、って話だから、立場を変えてみれば分かると思うけど
他人が理解するのは難しいだろうな。
でもそれ以上でもそれ以下でもない。
文面を見て、そう思ったから、そう言った。ただそれだけの話だな。
どこに要素があるか、は上でも言ったように感性の話で、要素があるように感じたんだ。
気持ちの問題だから、ここがこうだから、って具体的になんて言えないな。
まぁ、人それぞれ特有の感性を持ってるだろうから、理解するのは難しいと思うよ。
ほら、100人が100人同じ絵を見て同じ感想を言うとは限らないだろ?
俺は文面を見て、色んな要素を感じたんだよ。世の中にはそういう人も居るってことだ。
あ、俺本人ね。だからもうこれ以上の答えなんかでないから、な?
それじゃあな。南無南無・・・
592 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 11:37:55 ID:2p0Cyrks0
>587
>「行間を見て、要素があるように感じたから。そう思ったから。」だな。
これも個人的にそう思った、って話だから、立場を変えてみれば分かると思うけど
他人が理解するのは難しいだろうな。
あーあ、こいつも読解力ゼロの馬鹿だったか・・・
あのなあ、そういうのを拡大解釈と言うんだよ。そういうのが通ったら世の中何でもアリになるな。
自分の非を認めない、責任転嫁する、正当化する・・なんでもありだ。
もう一度整理しようか
>わざわざこんなスレまできて
>熟読して
>文句言う奴の気がしれん
この発言に対してID:K4XUqPm1Oはこう言っている
>文句を言うなとは一言も言ってない
>相手にもされないのに
>スレ違いの内容で
>いつまでも粘着しにきているやつの気がしれんと言っただけだ
>勝手に話を作るんじゃねえよ
はい、全く内容が違いますね。しかも「言っただけだ」と言った事を明言している。
行間を読み取った以前の問題だ
「言った」と「行間を読み取った」とを同列に語るお前には失望したよ。
捨て台詞に「勝手に話を作るんじゃねえよ」と言ってるが、自分がやってることをそのまま
人の非に転換する所なんてまるでチョンだな。句読点も使えてないしw
さらに「相手にされないのに」って、お前ががっつり相手してるじゃんw
ほんとお前ら酷すぎるぞ
596 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 21:40:04 ID:Wp/mqJR70
本人って、明らかに文面が他人なんだが。
本人なら「言った」と明言してるのに「行間を読み取った」等と言えないだろ
答えから終了?お前にそんなこと言われる覚えはないな。
答えたからやっと話が進むんじゃねーか
「気持ちの問題」とか「要素を感じた」とかそんな観念的な電波野郎は議論するな。
掲示板ではきちんと意志が伝わるように書けあほ。
「俺が分かってるんだから、言わないでも分かるだろ」なんて通用しない。
>100人が100人同じ絵を見て同じ感想を言うとは限らないだろ?
そんな複雑な要素があの数行に含まれてると思ってるならおめでたい。
で、言ってもいないのに「言った」と名言した言い訳は考えてるの?
「行間を読み取った」「要素を感じた」でもなくて、お前は「そう言った」と明言してるんだよ。
どこで言ったんだよ?俺はそれを聞いてるんだよ。
もう、墓穴を掘るのはやめて謝ったら?w
いつまでも自分の非を認めずに逆に相手を貶めるような卑怯な真似するなよ。
597 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 21:46:25 ID:Wp/mqJR70
>>587=595で、ID:K4XUqPm1Oとは別人なのは明らか。
本人を語って「ハイ終了ね」と幕を引きたいんだろうけど、そんな卑怯な真似して楽しい?
>>587とID:K4XUqPm1O比べてみろ。明らかに違う言葉遣い。
それとID:K4XUqPm1Oは句読点使えない恥ずかしい奴。
なんで
>>587で突然使い出してるの?www
さーて、また疑惑が増えたねえ。今度はどんな言い訳するの?
重要なのはこれ
>>587とID:K4XUqPm1O比べてみろ。明らかに違う言葉遣い。
>それとID:K4XUqPm1Oは句読点使えない恥ずかしい奴。
>なんで
>>587で突然使い出してるの?www
>さーて、また疑惑が増えたねえ。今度はどんな言い訳するの?
卑怯者の巣窟だなここは
714 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/02(火) 22:51:01 ID:oM1VDLOG0
あ〜はいはい
オレのウニ成分が深刻なまでに不足しています…
オレ、もう…駄目かもしれない
ちょっと海産物シリーズが欲しくないか?
※海産物シリーズ・・・エビとかカニが織り成す師匠シリーズの二次創作。
某邪神みたいに基本設定流用して幾つも話作ってくのって素敵やん。
師匠スレ無くなっちゃったからなー
二次創作については賛否両論だと思うけど、
あまり書きすぎると、ウニ氏本人が書き難くなってしまう可能性もあるんだよね。
誰かが書いたネタがウニ氏の考えていたものと少しでも被ってしまうと、
パクリだなんだと言われることがあるから・・・
既に完結していて、連載?が終了しているものに対しての二次創作は、問題ないのだけどね。
719 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/03(水) 11:38:23 ID:l1f/ax2d0
だから師匠スレ誰か立てろって
立てても需要ないだろ?無責任にワガママいうなよ
海産物シリーズ、海にまつわる怖い話シリーズかと思いきやそうではないらしいな。
だが自然は人智の及ばぬ場所も多いし、山男ならば山にまつわる怖い話いっぱい持ってそうだし、海の男も海にまつわる怖い話をたくさん持っていそうだな。
そんなバリバリアウトドア派はオカ板なんて覗かんか。
722 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/03(水) 16:40:26 ID:l1f/ax2d0
>>720 あるって、少なくとも俺は見る
ここは色んな作者の投稿がありすぎて流れに追いつけない
嵐のせいで雑談の方が多いがな
ウニは相手が師匠だから良かったけど、もしも忍だったらどうなったか。
絶対死んでるよね。
>>725 シリーズ物作者全員、忍相手だとBadEndになりそうだ。
師走で忙しいのか、最近教授来ないねぇ…
>>722 投稿ありすぎてついて行けない?どんだけ文字読むの遅いんだよ。
他のどんなスレより投稿ペース遅いだろ。
やっぱりここの住人の感覚はおかしいわ。
>>718 師匠スレでさえ批判的な意見が多かったよ。
ウニがそれに嫌気がさしたからなのか、専門スレじゃなくてここに作品投下してたし。
二次創作はやめた方が良いな。
ウニが書くから価値があるんで、なんでバッタモンの小説読まなくちゃ遺憾のだ
↑?
>>727 すっ、すみませんっ。
実在のモデルがいる教授一家と最近疎遠になってまして。ネタが来ないよ〜。
>>728 読まなきゃいいじゃん。
誰もお前のために書いてねーよ
>>731 本人?
実話だったりモデルがいる場合、その人と疎遠になったら終わりだからねぇ・・・
最近こない藤原君も、けんか別れしたとか普通にありえる。
つーか俺なら友達づきあいやめるし。
734 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/05(金) 07:20:40 ID:CGQSQPI70
>>728 長文だし読み始めるのに気力がいるんだよ
そりゃお前が悪いよ。
>>731 そうでしたか。
でも、お元気そうで何よりです。
退院後の書き込みが激減してたので、ちょっと心配してました。
何言ってるんだ?教授はフィクションだと本人が言ってるじゃないか
また混乱させる気?
お前こそ何を言ってるんだ?
モデルがいるだけでフィクションじゃなくなるのか?
ゆとりだからすぐ混乱したり死んだりするんです
ゆとりなら仕方ないか・・・・
>>736 ご心配、とてもありがとうございます。
2chでこんな言葉をかけてもらえるなんて、感激ですw
えっと、フィクションとか実在とか言って混乱させてごめんなさい。
教授と晴彦のスペックを持つ人物は実際にいます。
私の話が教授の知識から発展しているのも本当です。
ただ、解釈を広げすぎているので、厳密に言えば『私の妄想』になってしまうということです。
私(と、晴彦もときどき加わりますが)自身は、「こんな歴史もあるんじゃないかな〜」って感じで書いていますが。
では、粗末なものですが、投下させていただきます。
虐殺 1/8
7月に入ったころ、仕事仲間から嫌な話を聞いた。
人里離れた山中の一軒家の周囲に、犬や猫の死骸が大量に散乱しているという。
一軒家に住む家族の仕業らしいが、仕事仲間も、
「興味はあるんだけど、腐敗臭がすごくて、家に近寄ることができないんだ。たぶん、家の中には、もっとたくさんの動物が死んでるぜ」
と、直接確かめることはしなかったらしい。
近くでの営業周りの仕事をゲットした俺は、この日、その家に足を運んでみることにした。
麓の村は、商店もある活気づいた田舎町だった。
大きな国道が走っていて、車通りが激しいせいか、閉鎖的な雰囲気はまったくない。
それでも、家々を回っているときに、時折、妙な臭いが鼻をつくことがあった。
「気持ちの悪い臭いですね」
と持ちかけると、村の人間は一様に顔をしかめて、
「あれは加藤のとこだわ。飼えなくなったペットを山に放す輩が後を絶たんもんだから、加藤が次々と始末してるんだわ」
と言った。
虐殺 2/8
なんだ…。俺は拍子抜けした。
動物虐待かと思ったら、野犬や野良猫の駆逐だったのか。
「加藤さんっていうのは、そういうのを請け負う業者か何かですか?」
と聞くと、村人は、
「そうじゃない。いつのまにか住み着いた余所者で、虐殺が好きな一家だわな」
と答えた。
…虐殺…。
俺の脳裏にI村での光景がよぎった。
子どもの首を容赦なく刎ねた鬼。
弱い者への慈悲などまったくない生き物の行為だった。
自分の子どもでさえ平気で凍死させる母親のいる世の中だ。
動物『ごとき』を喜んで殺す人間がいても、不思議はないのかもしれない。
俺は仕事を適当に切り上げて、山に向かった。
『鬼のような』人間を見てみたかった。
虐殺 3/8
仕事仲間の話では、かなり奥深く入り込まないと辿り着けないということだったが、俺はすんなりと『加藤』邸に着いた。
途中に散乱していたという犬猫の死骸にもお目にかかってない。
仕事仲間から情報を得たのは半月ほど前だったから、片づけたのかもしれない。
なんとなく大月に電話してみた。
仕事ではすでに別行動を取っていた大月は、ちょうど遅い昼食に入っている時間だったらしく、
「また妙なことに興味を持って」
と笑いながらしばらく付き合ってくれた。
が、最後には、
「気をつけて近づいてくださいよ」
と、改まった声で忠告をしてきた。
俺自身、なぜこんなことに関わろうとするのか、自分の行為が説明できない。
ただ、『見たい』。
鬼のような人間の姿を。
本物の鬼ではなく、ただのエゴの固まりである人間の姿を。
虐殺 4/8
人気のない加藤邸の玄関先を迂回し、右側に開けている庭を回った。
臭いがきつい。動物の臭いじゃない。腐乱した死体の臭いだ。
柵などはなかったが、手を入れてあるらしい敷地は、かなりの面積を持っていた。3分ほどかけてゆっくりと裏口に回ると、そこには。
痩せ衰えた茶毛のレトリバーに餌を与える初老の男がいた。
男はかがんで、餌箱を犬の鼻先に押しつけている。
一見、普通の飼い主とペットの光景に見えた。
が、レトリバーは餌を拒んでいた。犬に詳しくない俺が見ても明らかに栄養失調なのに、餌箱に口をつけようとしなかった。
初老の男は、しばらくして諦めたように、餌箱を取り上げた。
俺は声をかけた。
「その犬、餌を食べないんですか?」
老人は少し警戒したようだったが、俺が名刺を差し出すと、
「ああ。訪問販売か」
と、若干、修正してほしい認識で受け入れてくれた。
虐殺 5/8
「今日はこの地区を回らせてもらっているんですが、麓の人たちから加藤さんのことをお聞きしまして」
俺は警戒を解くべく、情報源を明らかにする。
老人は憎々しげな表情を浮かべたあと、
「ロクな事は言っとらんだろう」
と、麓の住人に対する敵意を顕わにした。
…たしかに彼らは、この『加藤』氏のことを快く評価はしていなかったが、それにしても温度差があるな…。
双方に角が立たないようにフォローする。
「野犬の駆除をしてくれるからありがたいと言ってましたよ。でも、本当は駆除じゃなくて、飼ってみえるみたいですね」
老人の持つ餌箱の中身は、ちゃんとしたドッグフードに見えたからだ。
老人は、足元の痩せた犬を一瞥し。
酷薄な笑いを浮かべて言った。
「これには農薬が混ぜてある。食えば速攻で死ぬ」
それから、怯えた表情のレトリバーに向かって、付け足した。
「じっくり餓死するのが望みのようだがな」
俺は言葉に詰まって、立ち尽くした。
虐殺 6/8
老人に首輪を掴まれた痩せ犬は、引きずられるように家の裏口に消えていった。
あの犬…これから徐々に衰弱して死んでいくのか…。
やりきれなくなって、大月に解決策を求めた。
大月は、
「ちょっと待ってくださいよ」
と電話口でしばらく沈黙したあと、
「そのレベルの虐待なら警察が動くと思います。けど、犬は保健所で薬殺されるでしょうね。だから、先にここに連絡してください」
と、ある施設の電話番号を提示してきた。
『アニマルシェルター』。野生化した犬や猫を保護して、新しい飼い主を探す施設なのだという。
「彼らなら悪質な飼い主に対抗する手段も持っています。笹川さんが動くより、的確に処置してくれますよ」
大月の説明に、かなりの精神的安定を得て、俺はいったん山を下りることにした。
加藤邸のテリトリーの中では、妙な動きを控えたほうがよさそうだと思ったから。
来たときとは逆に、左回りに庭先を戻ると、家の中から、突然、犬の断末魔が聞こえた。
あえて思考をシャットアウトして、玄関まで戻る。
玄関のすぐ外に、さっきのレトリバーの惨殺体が置かれてあった。
虐殺 7/8
窓から、強い憎悪を浮かべた太った老婦の顔が覗いている。
その横に、30代ぐらいの痴呆じみた男が、返り血で濡れた服を着たまま立っていた。
なぜ、こんなことができるんだ?
俺は血走った瞳で睨んでいる犬の死体を無視して帰途に着いた。
『お前が来なければ、もっと生きられた』
犬の恨みが聞こえるような気がしたから、無視せずにはいられなかった。
帰り道には、累々と積もる動物の遺骸。
来るときはなかったはずだ。
仕事仲間の話を思い出した。
「その死体のひとつひとつが、助けてくれって言ってるような気がして、頭がおかしくなりそうだった」
俺は口笛を吹きながら帰った。
お前たちはもう死んでいるんだ。俺にはどうすることもできないんだ。だから無視するよ。
麓につき、営業車の運転席に身を沈めてから、アニマルシェルターに連絡をした。
シェルターの職員は、
「動物も人間と一緒だったでしょう?死ぬときには強い想いを残します。だから、我々は自費を投じて救助活動をしてしまうんですよ」
と言った。
虐殺 8/8
その夜。
仕事を終えた俺は、大月を強引に飲みに誘った。
運転は暴走気味なくせに、飲酒運転は絶対にしない大月は、この日も一滴も飲まなかったが。
俺は、I村の件からずっと疑問に思っていたことを大月にぶつけた。
「俺はなぜ、こんな厄介ごとばかりに首を突っ込むようになったんだろう?以前はうまく避けていたのに」
大月は首をかしげながら、
「さあ?」
と言うばかりだ。
「本物の鬼が見たいんだよ」
俺は益体もないことを言って、さらに大月を困らせる。
「今日の一家も、やってることは鬼に匹敵するが、角はなかった。ただのサディスティックな人間だ」
「I村で見た鬼は、角も牙もあって、硬そうな筋肉と震え上がるような大声を出していた。あれは俺の幻覚なのか?それとも本物だったのか?」
「本物の鬼には、どこに行けば会えるんだ?」
大月は、
「なぜそんなものが気にかかるんです?」
と、ノンアルコールを呷りながら聞く。
俺は答えた。
「もし俺が鬼に呪われたのなら、俺のかみさんや子どもにも影響が及ぶかもしれないだろ。俺はあいつらだけは守りたい」
大月は笑って、そして呆れた。
「親ってのは、みんなそんな発想をするんだな」
そして、俺のグラスを取り上げると、
「その辺にしましょう。明日はもっと大酒のみの住職のとこに連れて行ってあげますから」
と言った。
寝る前に覗いてみたら教授がいた♪
ありがたやありがたや…
おはよう御座います。
教授乙であります。
実話を元にしたフィクション・・・・
どこまでが実話でどこから脚色か・・・・・
それを決めるのはあなた次第・・・・
乙。
実話を元にしたフィクションほど扱ったら駄目な題材はないよ。
以前にもそれが原因で揉めたしね
754 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/07(日) 23:41:02 ID:7uT/RYHHO
教授乙
実話を基にしたフィクション・・・・
こんな虐殺マニアがいたら嫌だが、多分現実にはその斜め上を行く外道がいるんだろうなぁ。
「本物の鬼が見たいんだよ」
本物の鬼のミイラじゃダメかな?
ダメだよw
教授 乙です!
やっぱり教授のが一番好きですわ
短い話をつなぎで投下させていただきます。
…ミイラでも見てみたいかも。
祭り 1/4
大月に乗せてもらい、自分のマンションに辿り着いた俺は、礼もそこそこに布団に潜り込んだ。
かみさんが顔を覗き込んで、心配そうに聞いてくる。
「大丈夫?最近、なんかおかしいよ」
心の奥底に、いつも得体の知れない不安を抱えているから、鬱になったり、逆に払拭しようとカラ元気を出したり。俺自身にも自分の変調は自覚できていた。
「子どもが生まれてナーバスになってるのかもな」
と答えると、かみさんは、
「私がマタニティブルーになるならわかるけど、パパもなの?」
と笑った。
…ほんとだよ。情けねえ。
腹筋が発達して泣き声が逞しくなった娘を脇に抱え、俺は眠りについた。
小さくて不確かな命がそばにいるから、熟睡はできない。でも、それを嘆く気はない。
こいつはどんな大人になって、俺はどんな親になっていくんだろう。
いろんな感情で高ぶったままの神経が、それでもゆっくりと麻痺していく。
祭り 2/4
妙な声で目が覚めた。
時計を見ると、朝の4時になるところだ。
寝ぼけたのかと思って布団に潜りなおす。夏とはいえ、明け方は冷える。
そのとき、また声がした。
「-----…ろー…」
……外…だな…。
表の通りを、太鼓の囃子と子どもの声が歩いている。
うちは4階だし、表通りは駐車場を挟んでいるから、それほどの騒音には感じない。それでも、夜中に祭り行列とは非常識が過ぎるような気がした。
かみさんと子どもを見ると、よく寝ている。
静まり返った空気に混ざる声が、だんだんと聞き取れるようになった。
「…きろー」「…起きろー」「はよ起きろー」
悪戯か?
俺は起き上がって窓に近寄った。
子どもの声には聞こえるが、厄介なタイプの集団かもしれない。こちらの動向に気づかれないように、そっとカーテンを開けて、外を確認した。
祭り 3/4
4階のベランダの縁で、下から覗き込むような2つの顔が覗いていた。
普通の人間の倍ほどもある大きさだった。
振り乱した黒髪の乗った頭から、硬い角が生えている。
ぎょろりとした目が、俺をまっすぐに見ていた。
牙のある口が動き、
「はよ起きろー」
と、低い声を発した。
鬼が来た!!!!!!!!
祭り 4/4
俺はカーテンを閉めることも忘れて後方へ這いずった。
何かに当たったので見ると、かみさんの頭だった。
…子どもは?!
見回しても、薄い布団にそれらしい盛り上がりはない。
かみさんを揺り起こし、
「ユイは?!」
と怒鳴りつけると、かみさんも飛び起きて探し始めた。
俺は冷静さを欠いていて、目の前の部屋の様子すらうまく認識できなかった。
「鬼が連れて行ったのか?」
とかみさんに問うと、
「何言ってるの…?」
と泣きそうな顔で首を振る。
「返してもらってくる」
俺は寝巻きのまま玄関を飛び出した。
どこへ行けばいいのか、見当はついてるんだ。
え…終わり?
鬼が来てた!!!!!!!!
この話は終わりだろうけど、後編みたいなのがあるんだろ。
田○みたいにならないことを祈る。
あー、調子乗っちゃったね。何でも良いから作品投下してれば喜ぶだろってか?
ふざけんな!
768 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/09(火) 21:59:17 ID:tj36af1tO
次回作に期待しています
餅つけ。
大月のシリーズは1話完結で進むんじゃなくて、ある程度繋がってると見たが。
多分何事も無かったかのように次の話に繋がるとおもう。
完結まで話しが完成してから投下しなきゃだめって決まってたっけ?
個人的には未完でもこれくらいの長さの方が読みやすいと思うんだが
アホか
一つのエピソードにすらなってないだろが
オマエみたいな盲目の信者がいるから書き手上位の公開自慰スレになってんだよ、カス
「虐殺」の最後で飲んでる
↓
飲んでる店から帰って寝てたら子供がさらわれた ← 「祭り」
↓
取り返しに行く話
エピソードにはなってるとおもうけどナァ。
>>767 いやもうね、ハルさんとか自分主人公の腐女子設定、
が出て来た時点でアウトかと・・・
それに、ラノベの内容よりも背景になる史実が滅茶滅茶で、
これ真に受けてテストとかに書くと零点だからね。
それすら自己責任と言ってるのだから、このラノベ質が悪いとオモwww
地味に霊障受けてる私がきました。
前のシリーズ(?)は伏線を回収しきらないまま終わった感があるから
今回のシリーズの今後の展開がどうなっていくか楽しみだ。
中途半端な所で続くってのは連続小説じゃ当たり前の手法ですよ。
理由は切りが良すぎると、次回はどうなるんだろう感が薄くなるから。
長編1話を少しづつ読んでると思えばいいんですよ。
○舎はやめてね?
>>773 そのめちゃくちゃな史実に関しては盲目の信者に言わせると「その史実が真実かどうか分からんだろ」と
超理論は発展してきたよなw
作品のオカルト理論を更に読者がオカルト理論で超理論に発展させるのは某スレで見られた光景だな。
スレ一体となって全力でオカルトにしてく感じがすごい面白かった。
ある意味健全なオカ板の姿で、正しいオカルトの楽しみ方と言えるのではないか。
真実と思い込んでしまう奴のことなど知らん。
教授 乙です!
一話完結もいいけど、続きがあるってのも楽しみがあっていいですね。
お体にさわらない程度に投下して下さいね、気長に待ってますからノシ
[歪みの心]
1/8
大学の図書室。
今日も彼女はいつも通り、同じ場所に座る。
レポートを書いていることが多いが、普通に本を読んでいるときもある。
彼女の趣味は知っている。
トルストイ、ミルトン、ロマン・ローラン・・・様々なジャンルの海外文学が好きなようだ。
彼女は、誰もが地味だと思うような眼鏡を掛けているが、とても可愛らしい顔をしている。
いや、見た目だけじゃない。
性格がとても良い。根が善良で、優しい人だ。
数回会話を交わしたことがあるくらいだが、俺にはそれが分かった。
俺の他に彼女の本質を見抜ける人なんて、居ないだろう。
周りの男は彼女に目を向けることもなく、俺はすっかり安心していた。
それが失敗だったのだ。
まさか彼氏ができるなんて、想像もしていなかった。
俺を差し置いて。
2/8
鮎川古乃羽。
古乃羽。このは。何て可憐な名前だろう。
彼女の友達は、誰もが古乃羽、と呼んでいる。
俺も、俺の中でだけそう呼んでいる。
さすがに面と向かっていきなり下の名前で呼ぶと、相手を驚かせてしまうだろうから。
俺の優しさだ。彼女もそのうち知ることになるだろう。いや、もう知っているかもしれない。
優しさってのはこういうものだろう。
無理に押し付けたり、ひけらかしたりするものじゃない。
きっとあの男はそんなこと、考えたこともないだろう。
あの男・・・雨月、と言うらしい、あの男。
奴は古乃羽のことを本当に分かっているのか?
ただ、可愛らしいから、優しいから、という理由で付き合っているだけに見える。
特別いい男、というわけでもない。
古乃羽もきっと、意味も無く一緒に居るだけなのだろう。
3/8
大学で二人一緒に居るところを見かけても、他のバカなカップルみたいに
手をつないでいたり、意味も無く体に触れていたり、というところはみたことが無い。
あの男はきっとそうしたがっているだろうが、古乃羽が嫌がっているのだろう。
しかし、一緒にいることは多い・・・。
それで、俺には分かる。推理すれば簡単に分かることだ。
彼女の性格からして、きっぱりと拒絶するなんてことはできないだろう。
本当は嫌なハズなんだ。一緒に居ることさえも。
もし・・・
もし、古乃羽が何か悲しい思いをしたとき、頼りにするのは誰か?
今はあの男なんだろう。嫌でもそうせざるを得ない状況だから。
しかしきっとあの男は、頼りにはならない。
そのとき、古乃羽はさぞかし困るだろう。途方に暮れ、他の悪い男に引っかかってしまうかもしれない。
そこにはやはり、俺が居て、守ってやらなければならない。
4/8
いや、もっと具体的に考えよう。
もし、あの男に振られるとか、または・・・あの男が死んでしまった場合、でいい。
そのとき頼りにするのは?周りの女友達か?
まさか、無理だろう。周りにいる奴らでも、古乃羽のことを100%分かっているとは思えない。
古乃羽は内気で、滅多に自分を出そうなんてしない。
俺のように、人の内面を見抜ける人間じゃないとダメだろう。
古乃羽に不幸が訪れる。それを俺が救う。やはりこれが一番良い。
不幸は、大きければ大きいほど良い。
男が死ぬ・・・でも良いが、古乃羽の性格をよく考えたらうまくないかもしれない。
死んだ人間に対して、彼女は必要以上の感情を持ってしまいそうだ。
勝手に美化してしまう恐れがある。
悲しみを勘違いして、自分は彼が好きだったんだと、思い込んでしまうかもしれない。
自分を悲劇のヒロインと思って、引きずってしまうかもしれない。
そうなると面倒だ・・・。
5/8
あの男が幻滅すること、またはあの男に幻滅すること。
これがいい。
どちらかと言えば、あの男が古乃羽に幻滅する、がいい。
彼女の本質を知っていればそんなことは無いだろうが、奴に古乃羽のことが分かる訳も無い。
それ故の幻滅。古乃羽は自分が理解されないことを悲しむだろう。
そこに、全てを分かっている、全てを受け入れられる俺が登場する。
彼女の喜ぶ顔が浮かぶ。
理解してくれる人がいると嬉しいものだろう。
俺なら彼女を救うことができるのだ・・・。
そんなことを考えながらチラチラと古乃羽を見ていると、
彼女は鞄を開け、携帯を取り出した。きっとメールでも来たのだろう。
きちんとマナーモードにしているな。まぁ、俺の古乃羽なら当たり前のことだ。
返信しているようだが、メールの相手は誰だろう。気になる・・・。
しばらくすると、古乃羽のところに2人の女がやってきた。メールで図書室にいることを教えた、ってとこか。
2人とも一緒にいることが多い奴らだ。
1人は神尾美加。こいつは俺に気安く話し掛けてくる、図々しい女だ。
こちらに気があるのかも知れないが、生憎と騒々しいのは好みではない。
もう1人は白谷佳澄だ。古乃羽に似て物静かなイメージの彼女は、俺の好みではある・・・
が、古乃羽には敵わない。残念、惜しかったな。
6/8
古乃羽が荷物をまとめて、3人は図書室から出て行った。
後を追おうかと思ったが、止めておこう。
俺はストーカーじゃない。そんな真似はしないさ。
俺も読んでいた本を・・・まぁ、ほとんど読んでないが、本を棚に戻し、そのまま自宅に帰ることにした。
今日も古乃羽を見守ることができた。
今に俺のことに気付くだろう。俺の優しさ。懐の深さ。そして彼女への理解。
大学の門を出て、しばらく道を歩きながらそのときのことを考えていると、
突然、後ろから声を掛けられた。
振り向くと、1人の女性が立っている。二十代後半といったところか?なかなか可愛い顔をしている。
俺「・・・なんですか?」
女「・・・あなた、ずいぶんと歪んでいるわね。それに、汚い」
・・・は?
いきなり、なんだこの女。失礼なんてもんじゃない。
ちょっと可愛い顔しているからって・・・なんでも許されるとでも思っているのか?
女「あなたもうすぐ死ぬわけだけど、今までと違って、なんだか清々するわ」
7/8
何言っているんだ?この女・・・。
あぁ、なるほど。宗教か?この壷を買えば死なずに済むとか、そんなことか?
今時、そんな手に引っかかる奴なんて・・・
と思ったが、女はそれだけ言うと、くるりと後ろを向いて歩き去っていった。
なんだ、人を嫌な気分にさせるだけかよ・・・。
腹立たしい。人に迷惑掛けたり不快にさせたりする奴なんて、死ねばいいんだ。
俺みたいに、誰かの幸せを考えられる人間こそ、長生きするんだ。
女の後ろ姿にそう毒づいて、俺は踵を返す。
その眼前に、歩道に乗り上げたトラックが突っ込んで来ていた。
8/8
まったく不快な男・・・。歪み、汚れた、救いようのないその魂。
死ぬところを遠目に見て、私はちょっとした満足感を得た。
・・・と同時に、心の奥底に何か黒いものが渦巻くのを感じる。
しかしそれは気付くと同時に、すぐに消えていった。
時々感じる、今の感じ。
すぐ消えてしまうけど、少し・・・気分が良い。
私の中の得体のしれないモノ。
それは私を不安にさせる。
でも、気分が良いのなら・・・それに流されるのも楽な気がする。
あの男のように、私の心も歪んでいるのかな・・・。
自分じゃ分からない。誰かに教えて欲しい。
段々と、人の死を見ることが楽しく感じるようになり始めている。
自分のことなのに、漠然と、ただそんな気がする・・・。
赤緑氏乙
最後に出てきたのは姉ちゃん?
やばいよやばいよ〜
続きが気になる
赤緑氏、乙。
悪霊っぽいのが出てきたね。
それにしても、嫌な男の書き方が上手いww
一言だけ
へ た く そ
ほんと赤緑だけはつまんねーな
今話題のケータイ小説(笑)でも連載してればいいのに
一文字で行くぜ?
乙
>>777 ときどき鋭い指摘をする人が現れるので、冷汗かいてます(笑)。
>>781 いつも(?)気遣ってくださってありがとうございます。
モチベーションを高めてもらったので、続編、投下させていただきます。
…小刻みでごめんなさい。
主人公が話の区切りで変わります。最初は美耶で。
鬼になる理由<美耶> 1/4
ハルさんから入ったお兄ちゃんヘの電話は、とても奇妙な内容だった。
ハルさんの会社の先輩に当たる人が、その日の明け方に家出をした、というもの。
少し前から言動がおかしかったこともあって、会社では『精神的な病理による一時的な失踪』と受け止められてしまったみたい。
でも、ハルさんは、もっと深刻に考えてる。
「オレ、急には会社を休めないから、その間だけでも笹川さん探しを頼めませんか?」
ハルさんの依頼に、お兄ちゃんは二つ返事で引き受けた。
で、今、私を迎えに来てる(汗)。
「なんで私も一緒なの?」
お兄ちゃんの車の助手席で、不満たらたらの私。
だって、馬鹿兄貴ときたら、
「鬼が出るらしいから、お前が必要」
とかって理不尽なこと言うんだもん。
鬼…ねえ…。そんなもの、現実にはいないと思うんだけどな。
鬼になる理由<美耶> 2/4
お兄ちゃんは、以前から、たびたび、その失踪した笹川さんのことを聞いていたよう。
「I村ってわかる?そこが元凶みたいだから、いま向かってる」
って県境の村名を上げる。
場所はなんとなくわかるし、すごい田舎なのもわかる。行ったことないけど。
「私たちが行って探すっていっても、笹川さんの顔はわかるの?」
と聞くと、
「パジャマで飛び出したから、それを目印にする」
だって…。
アバウトな兄貴だ(溜息)。
それにしても、変な話。
笹川さんは、夜中に突然、
「子どもがいない。鬼が連れて行った」
って騒いで飛び出したらしいけど、赤ちゃんはちゃんとその部屋で寝てた。
以前、ハルさんがうちに遊びに来たときに、ハルさんの後方に禍々しい角の生えた『黒い影』を見たことがある。
追い払えそうだったから玄関の外に締め出したけど、あの日、ハルさんは笹川さんとI村に仕事しに行ったんだよね。
笹川さんは、あの『影』に憑かれちゃったのかな?
追い払えずに今まで来ちゃったのかな?
鬼になる理由<美耶> 3/4
「幽霊なら、角なんか生えないよね?」
道すがら、助手席でただ座っているのもなんなので、いろいろ考えてみた。
教授にくっついて旅をしていたとき、私はいろんな幻覚を見た。その中には、ただの妄想とは思えないほど現実と合致しているモノもあった。
でも、鬼は見ていない。鬼っていうか…人間から大きく外れた生き物を見たことは…ない…。
『黒い影』には、捻くれた大きな角が2本、はっきりと頭にあった。アレを見たとき、私は、人間の怨霊ではなくて動物の霊かと思ったんだ。牛みたいな不恰好なシルエットだったし。
「牛鬼(ぎゅうき)って妖怪の伝承は実際にあるぞ」
お兄ちゃんは、煙草を口の端に乗せながら答えた。
「鬼の頭に牛の体を持っていたり、頭と体の形が逆だったり、他の動物が混ざったりと、よくわからない動物だけどな。キメラであることは間違いないらしい」
「キメラ?」
聞き覚えのない言葉に、私は首を捻る。
「キメラってのは、2種類以上の生物が合体している生き物のことだ。元はギリシャ神話だったかな。ライオンとヤギと蛇の一部分ずつを持つキマイラってのが出てくるんだ」
なんとなく記憶にある。ライオンの頭に尻尾が蛇のイラスト。
「じゃあ、鬼っていうのは、実際にいるの?」
と聞くと、お兄ちゃんは苦笑する。
「んなの、知らねーよ。全国に似たような妖怪話が残っていても、写真でも残ってなけりゃ、それが事実とは言えないだろ」
うん。『伝承』だけじゃ証拠にはならない、よね。
鬼になる理由<美耶> 4/4
「牛鬼ってのは、未知の海洋生物のことじゃないかな」
他に話題もなかったので、お兄ちゃんは続けた。
「『牛』なんて名前がついているわりには、伝承が残っているのは水辺ばかりなんだ。海や湖に生息していた大型魚類が、ごく稀に姿を現した現象がそれなんじゃないかと思う」
「その魚に角があったの?」
私が聞くと、お兄ちゃんは頭を掻きながら、
「あ、そっか。魚に角はおかしいよな」
と笑う。
でもすぐに異説を持ち出した。
「実在の『魚類』に角はなくても、後々、その魚を食べた人間が、寄生虫か何かから重病を発症すれば、それは『疫神』となるだろ。その後の口伝で『病気を撒き散らす鬼』と同一視されても無理はないと思わないか?」
…ありえる話には聞こえる。
「それじゃあ、『笹川さん』に幻覚を見せたのは、やっぱり、鬼じゃなくて動物霊か何かの仕業なのかなあ」
『鬼』なんてものがいないとなれば、ハルさんにくっついてきた『黒い影』は、そうとしか説明できない。
お兄ちゃんは、
「いーや」
と、ほんっっっとに楽しそうに、言った。
「俺は『妖怪』ってのはいると思うね。死んだ人間の思念や神仏なんかじゃなくて、『異形の生き物』が存在することを信じてる」
…一応、反論しといた。
「私が持衰(じさい=古代の神降ろしの能力を持った巫女)の生まれ変わりだったとしても、そんなモノを感知する力なんてないんだからね(汗)」
お兄ちゃんは、
「期待してるよ」
と無責任に言った。
…馬鹿。
教授乙
教授乙
乙
おお!wktk
教授の人、乙です。
最近の営業やってるオオツキの話ってハルの話だったのか。
てっきり教授の若い頃の話だと思ってた
教授乙。
でも妖怪って異形の物がいるって面白いな。幽霊みたこと
あったり、写真にとれてたりするけど妖怪って写真で無いよな。
水木しげるしか妖怪見えないのかw
絶対数が違うのだよ絶対数が。
幽霊は腐るほどいるが妖怪は絶滅危惧種に匹敵する。
そこにカメラを持った人間が遭遇できる確率などほとんどZERO!
808 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/12(金) 17:11:56 ID:MUu3/eSVO
いたらいいなぁ。妖怪
馬鹿ばっかか
>>805 俺も教授の若い頃だと思ってたけど良く考えると教授にしてはさわやかすぎるなw
第1部の中でハルは
また教授と暮らすって言ってたし、
美耶と同じ県内になるみたいの記述もあったから、
大月春彦になったんだなと思ってた。
人間関係に興味なかったんでその辺全然頭に入ってないや
読み返してみるか
ということはだ!ハルの彼女は拝観料高いという伏線も回収できたのか!
ハルの彼女=美耶
鬼になる理由<崇志> 1/4
『鬼』なんてもんに託(かこつ)けて美耶を誘ったのは、最近、実家にも帰ってないし、会話がなかったと思ったからだ。
もちろん、そんな本心をクソ生意気な妹に伝える気はない。
晴彦と付き合いだしてから、美耶にはいい変化が起きている。
人間不信のケが強かった妹は、元々は引きこもりに近い生活をしてたんだ。
心配する両親と衝突することも多かったのを見かねて、俺は教授に美耶を連れ出してくれるように頼んだ。
教授は、
「ショック療法になるかもしれないよ」
と笑いながら協力してくれた。
今は晴彦がその役目を負っている。…ボランティアではなしに。
助手席の美耶に、サービス精神で晴彦の話題を振ってやった。
「あいつの運転に少しは慣れたか?」
美耶は、盛大に首を横に振る。
「絶対に慣れないっ!…っていうか、すでに恐怖症」
「…動体視力が並外れてるから、事故はしないんだけどね」
一応、フォローをしておいてやろう。
「ハルさんって、他は穏やかな性格してるのに、なんで運転だけ暴走なの?」
という美耶の質問に、俺は、正直に答えた。
「あいつが穏やかになったのは、歳を食ったからだよ。会ったばかりの頃はえっらく我儘で、突然、大阪からこっちまで夜行で来て、『いま駅にいるから迎えに来て』なんて電話をしやがったことも度々あったんだぜ」
「ハルさんって、お兄ちゃんと会った頃は大阪にいたの?」
美耶が不思議そうに聞く。
ああ、そうか。美耶は、晴彦が転勤した後からしか知らないもんな。
「晴彦の出身は大阪だよ。離婚したあと、教授はこっちに、晴彦は仕事で岡山に行った。だから、あいつ、本当は大阪弁なんだ」
ガラ悪いぞ、と忠告すると、美耶は、
「聞いてみたい〜」
と喜んだ。
いい変化だ(笑)。
鬼になる理由<崇志> 2/4
俺が会った頃、晴彦は、お世辞にも『好かれる性格』はしていなかった。
自暴自棄で甘ったれで、口癖は、
「オレがいなかったら、よかったのに」
だった。
あいつから聞いた話。
晴彦の子ども時分の徒名は『死神』だ。
教授の受け継いでしまった甕の呪いは、晴彦に少なからず影響を与えていた。あいつの友人のほとんどは、不慮の怪我や死によって晴彦から離れている。
教授はその事実を愁いていた。息子と縁を切れば解決するのではないかと思って、戸籍を切り離した。
その後、晴彦に呪いの影響は見られなくなった。
でも、晴彦は、父親と離れなくてはならなくなったことを、
「オレがいなかったら、よかったのに」
と言い続けた。
美耶に、晴彦が受け止められるかな。
…美耶にしかできないか。
鬼になる理由<崇志> 3/4
今朝一番で入った晴彦からの電話は、そう切羽詰った様子でもなかった。
「今晩、そっちに連れて行く約束をしてた笹川さんが失踪しました」
と、出勤前らしい短い伝言を残しただけだ。
しばらくして、再度かかってきた電話。
「飲み屋に残してきた笹川さんの車がなくなってます。失踪後に取りにいったとしか思えないけど、笹川さんのマンションから飲み屋まで、8キロぐらいの距離があるんですよね」
その行動には、俺も少なからず疑問に思う。
「パジャマのまま、明け方の道路を8キロも歩いたっていうのか?錯乱していたにしても、途中で気づくだろうに」
晴彦が、
「車ごと神隠し…なんて、ありえないですよね」
と、苦笑交じりに言った。
俺は、
「お前、仕事休めないだろ。探しに行ってやろうか?」
と志願した。
細い市道に入ってしばらく走ると、山間のところどころに開けた田畑が見えてきた。
I村に近づいてみて初めて気づいたが、この辺りの山は『磯神(いそがみ)』じゃないのか。
地元出身じゃない晴彦が気づかないのは無理もないが、磯神は、国内有数のミステリーゾーン、つまり心霊現象の多発するスポットだ。
美耶も身を硬くしている。
鬼になる理由<崇志> 4/4
「何か見えるのか?」
落ち着きなく周囲を見回す美耶に聞いてみた。
「ううん。見えはしないけど…」
言葉を濁した美耶は、直後に耳を塞いだ。
「死にかけた人の、『助けて』って声がたくさん聞こえる」
俺はラジオのボリュームを大きくした。
短波に乗って流れてきた曲は、季節外れのレクイエムだった。
磯神は、峠越えのドライバーの事故死が並外れた場所でもある。
市道から、さらに細い脇道に車を入れた。
右手に広がる山裾に、赤い窓枠の家が点在していた。
そのI村の入り口に、晴彦から聞いていた笹川氏の車が停まっていた。
やばい、かもな。臆してるのが自分でもわかる。
820 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/13(土) 23:23:36 ID:dMPfE8qpO
教授の人が美耶なんだよな。
霊感持ちで彼氏持ちの完璧超人の妄想小説か・・・ツマンネ
これで外見の描写が美男美女ばかりだったら吹く。
>>819 教授乙!
こっちが勝手に思い込んでただけだから謝られても困るw
それにしてもハルさん大阪出身でガラが悪いのか・・・岸和田か西成あたりだなw
教授とは疎遠になったけど、ハルさんとは今も、お付き合いが続いているのかな…
823 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/15(月) 06:45:39 ID:oEVwCF9WO
アゲ
鬼を扱う作品はよく祟られると言う・・・・・
教授はいつにもまして気をつけてくれ
ヴァカじゃねーの?本気で言ってるのかこいつ?
じゃあ、桃太郎は祟られてる話か?ん?
亀ですが
>>781です。
気付いていただいて嬉しいです!
本当いつも楽しみにしてますノシ
827 :
sage:2008/12/15(月) 21:55:18 ID:fkxfSmxcO
ウニってもう書かないの?
>>825 桃太郎は、むしろ祟られるほどおどろおどろしい歴史を隠すために、和やかなおとぎ話に変換されたんじゃないんでしょうか?
桃太郎の舞台となる吉備は、もともと地方豪族が治めて繁栄していた土地ですが、そこに「鬼討伐」という名目で朝廷が刺客を差し向けています。
「朝廷への反乱を防ぐため」と強引な名目をつけられて、皇室に制圧されていった吉備の「桃太郎伝説」は、出雲の「国譲り」にそっくりだなとつねづね思っていました。
最近ではアメリカがイラクに対してやってたね
対イラク政策が成功した暁には、野蛮な独裁政権から人々を解放したという桃太郎的な童話が作られるんだろうなあ。
イラク政策については現大統領も次期大統領も失敗を認めてるけどな。
美談化される可能性があるとしたらアフガンでやってる対テロ戦争かな。
厨房政治談義はどうでもいいです
確かに
かな、じゃねぇよw
大槻の息子と作者が付き合っているという設定はリアル?妄想?
そこが気になってるのは自分だけなのかな?
政治談義って言っても教授の話しから派生したちょっとした雑談にそこまで目くじらたてなくても良いじゃないか
確かに話しが逸れ過ぎた感はあるけど
オオ○キ教授 ◆.QTJk/NbmY様いつも楽しくROMしてます。
なんか、感じが好きです。
もっとお話読ませてください。
最近数少ない楽しみの一つだから。
オオツキ教授消えろ
今度来たら呪う
呪い返しに気をつけろw
>>836 こういうレス気持ち悪いと思うのは俺だけ?
営業コンビとしての話の方が面白かったなぁ
兄妹の台詞とかサム過ぎる
そういうのもうオナカいっぱいだわ
読まなきゃいいんじゃね?
漏れはいまのほうが好きだなあ
先が読めなくてワクテカできるw
[憎悪の心]
1/8
昼下がりの公園。
私は何をする訳でもなく、なんとなくここにやってきた。
公園では子供連れの奥様方が立ち話をしており、子供は子供同士で仲良く遊んでいる。
なんとも微笑ましい光景だ。
私はベンチに座ってそんな光景を眺めていた。
姿を認識されない私は完全に蚊帳の外だが、たまにはこういう場所でゆっくり過ごすのも悪くない。
自分の行く先々で不幸が起きる。
自分が不幸を呼んでいるのか、そういった場所に私が自然と行ってしまうのか?
後者がいいな。不幸を呼ぶ女、なんて何か嫌だ。
でもこういった場所なら大丈夫・・・なハズ。
この前みたいに、トラックが突っ込んでくることも無い。
それに、どの親子にも死相は見えない。みんな元気そうだ。
2/8
そうやってのんびりしていると、足元に一匹の猫がやってきた。
ただ通り過ぎるだけかと思いきや、立ち止まってこちらを見上げている。
どうやら私が分かるらしい。
こうやって動物に姿を認識されることは、珍しくない。
私は人間の死期は一目で分かるが、こういった犬猫達に対しては、よく分からない。
私をじっと見つめてくる猫。こちらも思わず見つめ返す。
にらめっこ・・・は、勝ち目がないか。笑わない相手だ。
その子はやや薄汚れていて、首輪はしていない。どこにでもいる野良猫のようだ。
ただ後ろ足が悪いらしく、引きずるようにして歩いていた。
私の足にじゃれて、ナーナーと愛嬌のある声を出す。ふふふ、可愛いじゃないの。
猫なりに身につけた処世術、って奴かな?私は簡単に引っ掛かっちゃうな。
けど残念。私はあげられるものは何も持ってないのよ、キミ。
あっちの子供の元に行けば、何か貰えるかもよ?
・・・と話しかけていると、1人の男がこちらに近付いてくるのに気付いた。
3/8
真っ直ぐに、こちらに歩いてくる男。
ヨレヨレのスーツを着た、サラリーマンのようだ。
少し疲れたような顔をしているが、目だけがギラギラしている。
何だか・・・ちょっと嫌な感じだ。
私は何故か一瞬、身体の中に黒いものが渦巻くのを感じた。
この男には死相が見えない。つまり私は見えていないので、目的はこの猫みたいだ。
飼い猫なのかな?それとも、ここでいつも可愛がっているのかな?
私に愛嬌を振りまいていた猫も、男に気付く。
・・・と、猫が怯えた風に見えた。そして逃げようとしてか、足を引きずりながら男と逆の方向に離れていく。
男は小走りになり、猫に向かってくる。
逃げる猫。しかし足が悪くて動きが遅い。やがて簡単に追いつく。
いけない・・・何か、いけない。
と思ったときには遅かった。
猫に追いついた男は、そのまま思いっきり、猫を蹴り飛ばした。
4/8
ギャウッ
っと声を上げ、猫が宙を舞う。
私は立ち上がり、すぐに抗議する。
私「信じられない!何てことするのよ!」
・・・が、無駄だ。私の声は聞こえていないようだ。
倒れた猫は何とか起き上がり、男から逃げようと、またひょこひょこと歩き出す。
そうか、あの足もきっと、この男がやったんだ。
なんて最低な奴・・・!
・・・と思うと同時に、また何か黒いものを感じる。怒り・・・憎しみ?
立ち話をしていた母親達や子供達も、こちらの異変に気付いたようだ。
母親達は男を見てから、お互いに顔を見合わせる。
そして頷き合うと、すぐに子供の元に向かった。
子供の1人が猫を指差し、母親に質問する。
子「ママ、あのネコちゃん・・・」
母「何でもないの。いいから、帰るわよ。ほら、早く来なさい」
その母親はそう言うと、子供の手を引き、他の親子共々、公園から去って行った。
確かに子供に見せてはいけないものだ。
そうしている間にも、男は再び猫に追いつき、思いっきり蹴り飛ばす。
この男・・・自分より弱い、抵抗もできない相手に・・・!
私の中に黒く渦巻くものが、少し大きくなるのを感じる。
いけない・・・この感じ、ダメだ。身を委ねれば楽になりそうだけど・・・ダメなんだ、これは。
5/8
私の中に負の感情が溢れてくる。
この男を・・・止めたい。
いや、違う。もっと直接的なことだ・・・こいつを・・・殺してしまいたい。
憎い・・・こいつが憎い。
なぜこんなに憎いのか?突然、殺してしまいたい程の憎しみを覚えるなんて、異常だ。
しかし、答えは分かっていた。
この憎しみは、この男が持っているものだ。
つまり、私は感化されているんだ。激情に流されてしまいそうになる。
いけない、これは。何がいけないのか?楽になるのが何でいけないのか?
分からないけど、いけないことなんだ。誰かが・・・私に、そう教えてくれた気がする。
私は何とか踏み止まり、溢れてくるものを押さえ込んだ。
そして男を見据える。
もう彼は猫を追うのは止めたようだ。いや、追えなくなったのか。
どうやら蹴った猫が草むらに入ってしまい、見失ったようだ。
後姿で顔は見えないが、悔しがっているのが分かる。草むらに向かって悪態をついている。
ダメだ。こいつの傍にいると、こちらまで気が変になりそうだ。
私は立ち去ろうと背を向け、公園の出口に向かった。
しかし・・・
男「おい、お前。お前だよ、女、おい」
6/8
まさか・・・と思い、振り返る。
男は私を見ている。
男「お前、いつからそこに居た?今、見てたろ?何か言いたそうだな?おい」
そして、私に話しかけている・・・。
なるほど。すぐに分かった。
先ほどまでなかったものが、男の顔に見える。
思わず口元に笑みが浮かぶ。
男「お前、何笑ってんだよ。俺が可笑しいのか?おい・・・」
男は私に近寄ってくる。
男「可愛い顔してよお・・・。お前、相当、男を騙してんじゃねえか?俺は騙されねえぞ・・・」
失礼ね・・・。可愛い顔、は良いけど、騙している云々は心外だ。
一言言い返そうと思ったけど、私は別のものに興味を惹かれた。
男の足元に、何か居る。いや、足元だけじゃない。肩の上にも居る。
犬、猫、小鳥・・・小動物たち。動物霊だ。
随分と多い。この男が虐待してきた動物達?
こんなに集まっているのを見るのは初めてだ。直接関係ない霊も集まってきているのかも知れない。
7/8
男「おい。何とか言・・・え・・よ・・・ぉ?」
男は自分の異変を感じだのか、立ち止まる。
そして急に跪き、ゼーゼーと喘ぎだした。
確か、動物霊に憑依されると、その動物になりきってしまうと聞いたことがある。
では、霊がたくさん居る場合はどうなるのかな?
男「何・・・だぁ・・・ぁ?なぁにぃか、おれぇ、おかし・・・ぃ?」
男は地面に転がる。
男「あぁ、あぁ・・・ついぃ・・・あぁーつうぁーあぁぁぁあー」
そして抑揚のない声で、意味の分からないことを喚き出した。
男「あぁ・・・ぐぅぅぁっ・・・うぁぁ・・・」
ごちゃごちゃになった動物の言葉なんか、分かるわけもない。
男は舌を出してハッハと息をしており、やがて、着ている服をビリビリと破りだした。
男「うーぅぅぅ・・・あぁうー、うあぁぁ・・・うー・・・」
力任せに服を破いている・・・っと。私は後ろを向く。やだやだ。汚いもの、見せないでよね。
男に背を向けて公園の入口を見ると、数人の人が入ってくるのが見えた。
警察官だ。あの親子連れの誰かが通報したのだろう。
彼らは私に見向きもせず、後ろの全裸で喘いでいる男のところに向かった。
精神異常者を確保・・・といったところかな。
しかし確保したところで、意味は無い。男は間もなく死んでしまうから。
あんな数の霊に憑かれては、精神も体も持たないだろう。
8/8
これ以上見ていられないので、私は公園を出た。
結局ここでも安息は得られなかった・・・。
それどころか、何か得体の知れないものが渦巻くのを強く感じてしまった。
何とか押さえ込んだものの、いつかこれが全て溢れ出したら・・・?
私は、私で居られなくなるのだろう。
あの男のようになってしまうのかも知れない。
・・・服を脱ぐのは恥ずかしいな。
なんて思って自嘲する。
強烈な憎しみに感化された私の心。
酷く歪んでしまっているかも知れない私の心。
どこかで楽になってしまうことを望んでいる、私の心・・・。
どうなってしまうのか、不安で仕方が無い。
でも私にはどうすることもできない。
ただ彷徨うのみ。
何かを求めて・・・。
851 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/18(木) 13:27:16 ID:6Rx6YlfYO
新作あげ
押忍!ごっつぁんです!
853 :
837:2008/12/18(木) 17:00:11 ID:OcmFe1e60
ごめん言い過ぎました
だから、赤緑はいらないって言ってるでしょう!
ただ彷徨うのみ。
何かを求めて・・・。
何これこの台詞。今時こんなセンス持ち合わせている人いるのかよ
それが赤緑クオリティ
なんか昭和の厨アニメの匂いがするんだよな
いらないと言いながら読んでるのか
ずいぶんと歪んだ趣味だな
教授の続きが気になるよぅ
>>855 読 ま な き ゃ い い ん じ ゃ ね ?
真面目な話、赤緑氏の話を読んで「怖い」「面白い」って思う人が何人いるのかね
人間性はともかくとして、主婦友なんかの方が話的にはまだマシだった
これ、完全に同人のノリだよ
文章も小中学生向けだし
他の書き手の作品読んで恥ずかしくならないのかな
頼むから、本当に頼むからブログでやってくれよ
このスレを思うなら、嬉々として幼稚なブツ切り文章を投下しないでくれ
失礼とは思うけど、貴方のコテを見ると心底ガッカリするんだよ、、、
2ちゃんはあなたの為にあるわけではありませんよ
>>860 NGのやり方わからないんでちゅか〜!?
ぶっちゃけ貴方の意見より赤緑の話のが需要ありますよ。
ウニさん随分来てないねぇ
教授の作者の勘違いっぷりと調子に乗りまくってる所がねぇ
話はつまらんし、キャラも一々苛っとする
まぁ要は嫌いってこと
これはさっさと終わりが来て欲しいと願っている
何度も話題が上がるように、苦手とする作者はスルーすればいいでしょう?
ちなみに、私は赤緑・大槻の話は大好きですね
霊感主婦に関しては、非常に残念でした。ケーさんに至っては、blogすら発見できませんでしたよ。
最近スレ見てなかったけど霊感主婦に何かあったのか?
コテ&トリップはNG登録の為でもあるのに、自分がスルーするのではなく「書くな」という・・・
目に余る何様っぷり
シリーズ物で嫌いと言えばマサさんシリーズなんだけど、わざわざあそこへ読みに行ってツマンネやめろと言う気にはならんなぁ。
昔テキストサイトやってた時
僕が気分が悪くなるので下ネタはやめて下さい
ってメールきた事あったなぁ。
>>867 批判する、という自由があるのにそれすら許されないのでちゅか?
読まなきゃその作品の批評は出来ないでしょうが
嫌いだから読まないなんて、どんだけお子様なんだか
スルーしろ、批判するな、って目に余る何様っぷり
871 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/19(金) 12:40:01 ID:mg79VZ7xO
嫌いだけど批判するために読むのかw
批判するために書かれたら読まざるを得ない、ゆえに「書くな」となるワケねw
こんな変な奴が各作品に一人はつく不思議
>>870 批評というからにはそれなりの内容を書いてるんだよね?
どのレスがあなたの書いた批評なのか参考に教えてよ
2chですから
>>871 批評と批判の区別がつかないうえに文盲なんですね、わかります
赤緑さん、同人創作板でスレ立てでもしてみてはいかがですか?
この手の厨二作品は手放しで喜ばれると思いますよ
是非、考えてみてくださいね
あっ、
私の書き込みに対する、赤緑さん以外の方からのコメやレスは不要ですので
あしからず
もう冬休みか…
相変わらず作家への批判には容赦ないなw
まるで自分の事のように必死に・・あ!そうn
>>877 批評するために嫌いな作品をわざわざ読んだわりに書いてることがお粗末すぎる
作品を批評したいんじゃなくてスレを荒らしたいだけじゃないの?
批評家気取りのボクちゃんがいるスレはここれすか?
霊感主婦のブログが無い?
理由知ってる人おせえて!
>>878 あのさあ、批評って意味分かってるの?貶める事=「批評」じゃないよ?
賛否両方あって「批評」なんだよ
それを踏まえて「批評」を「批判」と捉えたとして
>批評するために嫌いな作品をわざわざ読んだわりに書いてることがお粗末すぎる
これなんだけど、まず「嫌いな作品」じゃなくて「嫌いな作家」じゃないの?
読んでないのに作品が嫌いになるのはおかしいだろ
読まないと批評できないし、嫌いな作家でも面白いと思える作品かもしれんだろ?
>>880 追い出されて、blogを作成して出ていたのに誰かに荒らされまくって、消去したのさ!
新規の話の読者数は一日に50ぐらいだが…末期では一日に500回近く、一週間ぐらい訪問者が訪れていたため、主婦の友が恐怖していてblogを辞めますと語っていたよ。
主婦の身バレと主婦の友がblogで霊感主婦話でマズイ霊障を喰らっていたという可能性もありますが…(そういう話もあった)
>>822 いや、疎遠っていうのは、しばらく会ってないという意味で…(汗)。
付き合いは切れませんよ。
>>824 『虐殺』を書いた明け方に、自宅の4階のベランダから「はよ起きろー」って声が何度もしてましたよ。
あれ、鬼の声だったらgkbrですね(笑)。
>>834 私=美耶じゃないです。
>>853 以前も2chでまったく同じことを言われましたが、本当に何か得体の知れないことがあったわけでは…ないですよね…?
鬼になる理由<美耶2> 1/4
「少し待ってな」
とお兄ちゃんが言うので、私は立ち止まって、お兄ちゃんが笹川さんの車を覗き込むのを離れて見てた。
ハルさんの話によると、笹川さんは、多少熱血的なところはあるものの、突然、奇行に走ったりするタイプではなかったよう。
それでも、お兄ちゃんは、
「錯乱状態が続いてるかもしれないから」
と、私には笹川さんに不用意に近づかないように忠告した。
車から離れたお兄ちゃんは、首を横に振ってる。いなかったんだ…。
「とりあえず、晴彦に連絡しておいて」
と言われたので、携帯を取り出した。
…けど、圏外…。
念のため、お兄ちゃんの携帯も見てみると、そっちは通じそう。
番号を暗記している私がダイヤルして、お兄ちゃんに渡した。ハルさんはすぐに出たようで、会話してる。
伝えることを伝えたあと、お兄ちゃんは私に携帯を渡してくれた。
…ちょっと決まりが悪い(汗)。けど、声を聞けるのは嬉しい。
受話部分を耳に当てると、でも、通話は切れてた。画面を見ると圏外。
「お前、電波に嫌われてんなあ」
と笑う兄貴。
うるさいっ。
鬼になる理由<美耶2> 2/4
ハルさん伝いに聞いた、笹川さんが『鬼を見た場所』は、I村の村落を過ぎた山の入り口だったはず。
100m置きぐらいに点在してる家屋の窓枠を見ながら、私たちはI村の中間まで来た。
人の姿はないけど、気配はする。家の陰やカーテンの隙間からの視線。
「警戒心強いなあ」
お兄ちゃんは半ば呆れている。
「話しかけないでね」
私は牽制した。
そのほうがいい気がする。
7月だというのに、ひどく空気が冷たかった。
汗かきのお兄ちゃんも、
「山だから涼しいのかな」
と首をひねるほど暑がらない。
快晴の空に昇る太陽は、若干、天頂から西に動いてる。
「おなか空いたね」
と、場を和ますために言ってみた。空腹感はまったくない。
「もうそんな時間か?家出たの、11時近かったもんな」
腕時計を持たないお兄ちゃんは、携帯を出した。
「晴彦から着信入ってるわ」
画面には、10分ほど前にかかってきた見覚えのある電話番号が表示されてる。
かけ直したけど、ノイズがひどくて、通じてるのかどうかもわからなかった。
鬼になる理由<美耶2> 3/4
ハルさんに連絡がつかない。
それがものすごく不安だった。
「笹川さんの車を見つけたときに、お兄ちゃん、ハルさんと話したでしょ?なんて言ったの?」
確認すると、お兄ちゃんは、
「晴彦も午後から休みを取って合流するって言ってた。もう向かってるよ」
と、意味ありげにニヤついて答える。
私は、
「ハルさんは来ないでほしいな…」
と言った。
お兄ちゃんは、
「…なんで?」
と、浮かれた声のトーンを落とした。
「わからない、けど、なんとなく…」
返事に困っていると、お兄ちゃんが言った。
「いま、晴彦にかけ直したとき、お前、雑音がひどくて何も聞こえないって言ったろ。俺には聞こえたよ」
「『ハヨキレヨ』って言葉が、何度もね」
青くなった私を見て、
「帰るか?」
と、お兄ちゃんは聞いた。
私は拒否した。
「私たちが笹川さんを見つけてあげなかったら、ハルさんが探すことになるんでしょ?そのほうが嫌だもん」
お兄ちゃんは声を上げて笑いながら、
「おし。やっぱりお前は俺の妹だ」
と自慢(?)した。
鬼になる理由<美耶2> 4/4
覚悟を決めれば、なんのことはない道程だった。
鬼が出るのでもなく、魔都に引きずり込まれるわけでもない。
「いざとなれば、小角を呼ぶから」
と軽口を叩く私に、
「はいはい」
とあしらう兄貴。
「小角といえば修験道の開祖なんだけどさ」
道すがら、お兄ちゃんが雑学を披露してくれた。
「修験道っていうのは、日本の神道や中国の陰陽道が交じり合った、難解な宗教だったわけ。で、後に密教の影響を受けて真言を取り入れたりしてくるんだ」
「真言…って、お兄ちゃんの宗派?」
あんまり興味なかったけど、お兄ちゃんの唱えるお経が珍しかったので、尋ねてみたことがあったんだ。
「そ。だから、俺も『行者様』とは無縁じゃない」
明らかに無理なこじ付けをしてるお兄ちゃん。
「はいはい」
とあしらっておいた。
そして、私たちは、『鬼が出る』だろう、問題の家に着いた。
教授乙!
今回は鬼の話しだし軽口といいつつ本当に小角が絡んできても不思議じゃないなぁ
どうまとめてくるか今後の展開に期待
人の皮を被った鬼ってぇのは、結構普通にいるんだZE!
マジで。
教授イラネ
教授乙!
続きが気になりすぎる!
教授、乙です!
>>882 そんな事があったとは・・・!
しばらく見てなかった俺涙目
いつでも見れると思うと見なくなるんだよな…
ログ保存してる人いない?
まああの姉さん方分別ある人だったから心配する事もないと思うけど
>>883 教授乙
なんだかデンジャラスな感じになってきましたね
教授乙
腐女子が地球上から消え去るのを心の底から願ってます
乙ばかりw
乙
Z
[慈悲の心]
1/10
深夜の高速バス。
私は何とかチケットを手に入れて、乗り込んだ。
本来ならチケットなんて必要ないし、そもそもこんな乗り物に乗って移動する必要もないのだけど・・・。
今日は訳がある。
というのも、このバスの乗客全て、私の姿が見えているのだ。
数えてみると全部で15人。多いのか少ないのか分からないけど、
1人で乗っている人から、カップル、家族連れなど色々いる。
この乗客全員、死相が見える。
この人たちがどのような奇禍にあうのか、私は興味があったので乗り込んでみたのだ。
乗客の何人かは、深夜バスでの女の一人旅が珍しいのか、または私の美貌の成せる技か、声を掛けてくれる。
こうやって人と接するのは良いな・・・まぁ、みんな死んじゃうけどね。
2/10
私はバスの全体が見渡せるように、後方に席を取った。
私より後ろに座っている人は居ない。これで全員を見ることができる。
1人の男性が、空いていた私の隣に座って、色々と質問をしてきた。
はっきり言ってタイプじゃないのだけど、暇つぶしにはなる。
名前を聞かれたので、私は準備していた名前を答える。
私「霊子です」
これが本名かどうかは、分からない。何しろ私は自分の名前を知らない。
幽霊みたいだから、霊子。ただ、それだけの理由で、自分で付けた名前。
どこから来たのか、どこに行くのか、と色々聞かれるので適当に答えていると、
脈なしと悟ってくれたのか、隣から離れ自分の席に戻っていった。
真ん中辺りの座席では、家族連れの子供が元気に騒いでいる。
夜も遅い時間、乗客の中には煩わしそうに見ている人もいるが、私は特に気にならない。
どうせこれから死ぬ運命。好きなだけ騒げばいいと思う。
大人になって辛い思いとかする前に死ねるのは、良いことかも、ね。
3/10
時刻は1:30過ぎ。
バスが出発して2時間程経っており、乗客はほとんどが眠っている。
私はただぼんやりと、窓から真っ暗な外を眺めていた。
時折、運転手の様子を見てみるが、眠たそうにしていることもなく、
どうやら居眠り運転による事故・・・という線はなさそうだ。
バスは夜の高速を走り続ける。
この辺りはトンネルが多く、トンネルに入る度にオレンジの光が車内を染める。
そしてある長いトンネルに入った時だった。
私の席の横を、後ろから誰かが通っていった。
後ろには誰も居なかった筈・・・
私は気になり、席から立ってその誰かを見る。
それは、工事用のヘルメットを被った男だった。
明らかに場違いであるその格好。そして更におかしい点に気付く。
バスの中はオレンジの光に染まっているのに、その男はまったく染まっていない。
光を反射していないのだ。
4/10
その男は、通路をゆっくり前に向かって歩いていく。
乗客の座っている席の横を通ったときは、座席を覗き込んで、寝ている乗客の顔を見ている。
もし起きていたら、乗客の目にアレは映るのだろうか?
それはもうすぐ分かる。
男は前に前に進んでいき、確実に目を開けている人・・・運転手の横まで来た。
これだ。これが原因で事故が起きる。
男は運転手の顔も、同じように覗き込む。
その瞬間、運転手は背中を大きく仰け反らせ、雄叫びに近い悲鳴をあげた。
そして訳の分からない声をあげながら、ハンドルをめちゃくちゃに切り出した。
あれは、一目で狂ってしまうような、そんな顔をしていたわけだ。
これには乗客も全て目を覚まし、車内は混乱に陥った。
左右へ激しく揺れるバス。立ち上がることもできず、悲鳴をあげる乗客と、狂ったようにバスを操る運転手。
バスは横転しそうな程の蛇行運転のまま、トンネルを抜けたところで中央分離帯を越え、対向車線に乗り出した。
そこには前方から一台のトラックが走ってきており・・・
私はそのトラックの運転手の顔にも、死相を見る。
そして、激突。それと同時に爆発が起きる。
猛スピードで激突した2台は、一瞬にして炎に包まれた。
5/10
炎は車も人も巻き込んだ後、徐々に威力を弱めていった。
酷い事故・・・。原因はあれだ。トンネルに居た、何者か。
あれは運転手を狂気に堕とした後、すぐに消えた。
トンネルに棲みついている悪霊、といったところか。
そんなことを考えていると、足元、すぐ近くから呻き声が聞こえた。
声の主は先ほど声を掛けてきた男だった。
見るからに酷い怪我だ。首があらぬ方向に曲がっている。片手で腹の辺りを押さえているが、そこは黒く染まっており、どうやら内臓が飛び出ているようだ。
しかも足が・・・燃えている。動くこともできず、苦しみながら死を待つだけの状態。
何を言おうとしているのか、口を弱弱しく動かしているが、出てくるのは呻き声のみ。
私は・・・。
辺りを見渡し、折れて先の尖った、鉄パイプのようなものを見つけた。
それを手にして、男の元へ戻る。
そして男の傍に屈みこみ、喉元に先端を当て、迷わず、思い切り突き刺した。
男は一瞬身体をビクつかせ・・・すぐに静かになった。
何の感情も沸かない。
私は更に辺りを見渡し、耳を澄ます。
パチパチと物が焼ける音の中、他にも悲痛な呻き声が聞こえる。
炎と焦げた臭い、吹き飛んだ肉片、血、呻き声・・・。
闇夜の中、地獄の様もかくや、と思う光景。
私はその中で1人歩き回り、かろうじて生き残った、しかし死を待つだけの人々の命を、次々と奪っていった。
6/10
幾人もの血を吸い、鉄パイプは赤黒く染まった。私の身体もまた、血で汚れている。
ミセリコルデ・・・慈悲の短剣。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
どこで聞いたのか、どこで覚えたのか知らないけど。
聞こえてくる声を1つ1つ消していき、私は最後の1人に取り掛かった。
子供だ。バスの中で、はしゃぎ回っていた子だろう。
親と思われる人・・・もはやただの肉塊だが、それが覆いかぶさっている。
きっと庇おうとしたのだろうけど、あの爆発では意味もなく、
子供は頭から血を溢れさせ、両足は吹き飛んで無くなっていた。
子供は虚ろな目で私を見ると、他の人と同じように口を動かす。
声は出ていないが、何を言っているのかはよく分かった。
痛い、助けて、痛い、助けて、・・・
私は子供の喉元に狙いを定める。
子供は救いを求めるように、震える手を私に伸ばしてくる。
私「ごめんね・・・」
私は呟き、力を込めて、その小さな命を消しさった。
7/10
全てを終え、私は立ち尽くす。
無気力で、何もしたくない。何も考えたくない。動きたくない。
もう・・・イヤだ。何もかも、もう、イヤ・・・。こんなの、もうイヤよ・・・。
再び、私の心の奥底に黒いものが芽生える。
それは激しく渦巻き、もの凄い勢いで広がっていく。
まるで、今まで蓄積したものが一気に溢れ出したかのように、徐々に心が染まっていく。
もう駄目だ。止められない・・・このまま黒くなって・・・何もかも・・・
黒く、全てを黒く・・・塗りつぶして・・・楽になりたい・・・
声「・・・あなた、何をしているの?」
突然、背後から声がした。
ゆっくりと振り向くと、現場から少し離れたところに1人の女性が立っていた。
その向こうには車が1台止まっており、中には1人の男性が乗っている。
男はどこかに電話をしているようだ。
あぁ、警察か救急・・・かな。ボーっとした頭で考える。
私は声を掛けてきた女性を見る。
私より若い。残り火と車のライトだけの明かりの中だが、綺麗な顔立ちだと分かる。
私「人をね・・・殺していたの・・・」
私は答える。どう思われるか・・・まぁ、どうでもいいや・・・。
女性は私を見つめている。
私も彼女を見る・・・怯えるかと思ったけど、そんな素振りもない。
それに・・・この人、おかしい。何かよく分からないけど・・・普通じゃない。
8/10
女「あなたが殺したの・・・?」
私「・・・えぇ・・・そうよ」
間違いではない。
私みたいなものにはきっと、悪霊か殺人鬼みたいな肩書きがお似合いだ。
血に塗れた死神。それでいい。私は、黒くなるんだ・・・ずっと、このまま・・・
女「じゃあ、何で泣いているの?」
私「・・・え?」
ハッとする。そう言われて気付く。私はいつの間にか涙を流していた。
何で・・・?私は・・・私の心は・・・?心の中には、まだ・・・?
女「・・・私ね、そこのトンネルに用事があって来たの」
何か言っている。トンネルに用事?
女「すぐに何とかしないといけないから・・・、あなた、ここで待っていてくれる?」
何とかする・・・何を?あれを?あの悪霊みたいなものを、退治でもするの?
そんな危険なことダメ、と思ってすぐに取り消した。あぁ、この人なら・・・。
女「私ね、舞って言うの。あなたは?」
名前・・・まい、か。いいな。私もちゃんとした名前が欲しい・・・
私「霊子よ。たぶん、本名じゃないけどね」
9/10
舞「そう、レイコさん、ね・・・。すぐ戻ってくるから、待っていてね」
舞と名乗った女性はそう言うと、何か気になる様子を見せたが、後ろのトンネルに行こうとする。
私はそれを呼び止めて、1つ、どうしても誰かに聞きたかった質問をする。
私「ねぇ・・・。私、平気かな。醜く歪んでないかな・・・?」
いきなり変な質問だと思われたかもしれない。
なぜこの人に聞いたのかも分からない。
でも、この人なら正直に答えてくれる。そう思った。
すると彼女は私をしばらく見つめ、答えてくれた。
舞「大丈夫、とても綺麗よ。安心して」
私「・・・ありがとう」
少し声が震えた。
そんな私に彼女は微笑み、トンネルへと向かっていった。
後ろの車で電話をしていた男性も降りて後を追おうとしたが、
なにやら言い止められて、すごすごと車に戻っていった。
まぁ、見たところあの男じゃ、危ないだけだから、だろうな。
10/10
待っていて、とは言われたものの、素直に待っている気はなかった。
とても興味深い人だけど、それ以上に、急に自分のことが気になり始めた。
思い立ったら、じっとなんてしていられない。
泣いているところを見られたのも、何だか恥ずかしい。
そんな風に思える余裕も生まれた。
私のことをちゃんと見ることのできる人がいる。
そして・・・私はまだ、平気なんだ。しかも、とても綺麗だって。
それが分かっただけで、何だかとても嬉しく、気が楽になった。
長いこと感じていた、あの黒く渦巻く感じは、きれいさっぱり無くなっていた。
自分が一体何者なのか、どうしてこうなってしまったのかを調べよう。
自分探し・・・ってなんかいい響きだ。
私「ありがとうね、舞さん」
私は彼女の後姿にそう呟き、そこから姿を消した。
いいクリスマスプレゼントになりました
911 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/24(水) 16:54:25 ID:AKW9wFmi0
赤緑とはモミの木とヒゲオヤジのことだったのか…
赤緑って初めて読んだんだけど、この人の作品ってみんなこんな感じなの?
完全に小説だよね。いくつか書いてるようだけど、一話完結形式?連作?
他の話読む気にならないから教えてくれ
話の前後が分からないから何とも言えないけど、うっすいんだよなあ
>>912 こういう思考の人間がいるという事が怖い
914 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/24(水) 22:37:55 ID:OnmJe9EWO
>>912 「完全に小説だよね」
これは誉め言葉なんだよな?きっと
>>912 みんなこんな感じで完全に小説な連作です。
ある物語を多人数の視点から綴る形式であり、ひとつの話はあえてうっすくしてるかと思われます。
>>913 え?俺そんなおかしな事言ってる?
>>914 なぜ「小説」という言葉褒め言葉なのか意味が分からない
世の中にはくだらない小説は山ほどありますし、オカ板には創作は敬遠されてる事をご理解ください
>>915 なるほど、連作ですか
あえて薄くしてるんですか
その気になれば濃い話も書けるわけですか?
自分には合わないようなのでもう読みませんががんばってください
オオツキシリーズは作者がウザキャラだから内容もうざくなるんだな
ブログでやればいいのに
>>916 読む気がないならないで結構だけどそれをわざわざ書き込むのはいかがなものか。
面白い面白くない関係なく書いた人に失礼。最初の2行だけで十分。
それからえらく上から目線で書き込みしてるけど何様?
なんとも言えないと言いながらちゃっかり感想述べてる。
俺は読むけど、正直乙とは感想できなくなってきたw
でも、このいらつく感じは赤緑の策中に嵌ってるんだろうなあ。
まぁ、その
読みやすかったよ、うん
この人の書く話なんかを読むと、つくづくウニとかは才能あるんだなって思う
人気ある書き手の作品に共通する、「引き込まれる」感じっていうのは、出せる人にしか出せないんだよな
悲しいかな、ダメな作家に限って、安い心情表現や軽薄な会話を多用する傾向があるよね
仮にも、他人様に読んでもらいたくて投下してるんだろうから、そろそろ自分と読者の温度差に気付かないと…ね
「空気読む」っていうのは、けっこう大事な事だよ
迎合ではなく、自分を客観視するって意味でね
>>912 ここはラノベ好きの腐女子が集うスレなのでケチつけるより
貴方にあう濃い話のスレを探した方がいいよ
940: 2008/12/25 06:09:20 4Lg2vBuoO [sage]
>>938 藤原くんはケイさんの人が作者だよ。
ケイさんの人のブログにパス付きで最後の話を公開してる。
夢を壊すようで悪いがケイさん、藤原くん、坂さんは同一作者。
ずっとブログを読み続けて移転してからも読んでいるけど作者は腐女子だよ。
941: 2008/12/25 08:16:58 +eyVOMscO [sage]
>>940 そういうの信じる信じないは人それぞれでいんじゃね?
よくわからんが空気の読めないのは嫌われるよ。
942: 2008/12/25 09:11:38 4Lg2vBuoO [sage]
>>941 本人がブログで書いてたことを書いたまで。
腐女子だと思ったのは関係性や描写がツボを的確に押さえすぎてたからだけどね。
923 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/25(木) 09:54:43 ID:QY9Ik4YUO
あぁ、やっぱりて感想しかないwwwww
>>916 「オカ板には創作は敬遠されてる事をご理解ください」っておっしゃってますが
このスレは
>>1に「投下歓迎。実話、創作不問。新作も歓迎。」と表記されてることもご理解ください。
>>916に合うか合わないかなんて別に興味無いので勝手にスルーしてください。
冬休みか
そろそろ師匠のお話読みたいな。
今日はクリスマス♪
年賀状今日出さないと元旦につかないよ!
>>922 やっぱりだな。と言うことは最近の作品も同一作者が紛れ込んでるな。
それどころか擁護レス、批判レスへの過剰な反応レスもこいつだろうな
929 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/25(木) 17:49:42 ID:7eoTkvyg0
同一作者だから何?って話。
まあ裏を取らん事には何とも言えんなぁ。
>>927みたいなのは高額の壷買わされたりしないようにな。
>>929 何を意図してのネタバレかは知らんけど、「本人がブログで書いてたことを書いたまで」なんでしょう。
師匠と教授待ち〜
師匠を待ってるんだって?
じゃあ脱げよ!
脱いだら来るのか?
>>930 その指摘されてる作品を読むと言い。そっくりだから
同一作者だから何?って事ですが、それだけココにいる作者が少ないって事だろ
わざわざ鳥を変えて、いかにも多くの作家がいる、と思わせる計画だったんでしょう
そっくりだから
そっくりだから
そっくりだからー
937 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/25(木) 23:39:03 ID:XR8F1RooO
ウニュまだー?
作者(一人。複数いるよう見せかける)
読者(数人。作者がID変えて水増し)
実質10人もいないと思う
その10人もいないような過疎スレに何しにきてるんだ?
そういえば『このスレと住人を許さない』君も過疎スレだ〜過疎スレだ〜って喚いてたっけなぁ。
その彼、最近は毎日携帯でも訪れてくれてるね
特にKと藤原が似てんじゃなくて、2つとも師匠シリーズに似てるだけの話じゃないの?
個人的に専用スレができて、師匠シリーズの亜流に納まらない良作が増えたと思います。
逆に最近師匠系のドタバタが少なくなってるのがちょっと残念。
943 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/26(金) 09:32:33 ID:dCxABoWDO
>>938 >>940 これ見るとよく分かる。自分が自演しまくってるから、批判レスは一人による自演だと思うんだろうよ
>>942 師匠シリーズとは設定を真似てるだけで、筆力からなにまで数段落ちるレベル
「24」と「ブラッディマンデー」を例にすると分かりやすい
× 人が多いと見せかける計画
○ 人が少ないと見せかける計画
>>946 >○ 人が少ないと見せかける計画
人が少ないと見せかけるまでもなく、24時間以上書き込みが無いほど過疎ってますがw
鬼になる理由<晴彦> 1/4
…なんとなく腑に落ちない。
崇志兄(たかしにい)との電話の繋がり方が、妙に気味悪かった。
最初の、笹川さんの車が見つかった連絡までは、まともだったんだ。
そのあと、美耶ちゃんに代わるものだと思ってたのに、威嚇の声みたいな重低音が聞こえて、切れた。
何度かこちらからかけたけど、出るのはいつも崇志兄だけで(崇志兄の携帯にかけてるんだから当たり前か)、美耶ちゃんに取り次いでもらおうとすると、切れる。
崇志兄の話によると、I村の人に親切にしてもらってるらしいけど…。
まあいいか。もうすぐ合流できそうだし。
わかりにくいI村への入り口も、数度の訪問で、間違えることなく行けるようになったしなあ。
鬼になる理由<晴彦> 2/4
夏色に伸びた穂が広がる水田の向こうに、赤いサッシの家が点々と見えてきた。
初めて来たときは、まだ雪が残っていたんだ。この時期の景観も好きだな、オレ。
父さんに聞いたら、先住と移住の民が、家屋の色で差別化を図るのはよくあることらしい。その多くが『部落差別』の弊害を受けてしまうのは、仕方がないってことだった。
…正直、部落って位置づけは、オレにはピンと来ない。
崇志兄に言わせると、オレは『お坊ちゃん』らしいから…orz
ホシュ乙
鬼になる理由<晴彦> 3/4
村に車を乗り入れるときは、車幅ぎりぎりの農道に入らなければならない。
オレが運転しているときは、いつも笹川さんが、
「落ちる!」
って叫んでた。
農道の先に、その笹川さんの車と崇志兄の車が停まってる。
怖がりの美耶ちゃんが平静に乗っていられたのかどうか、あとで聞いてみよう。
―――――――――――……。
でも、オレは無意識に農道の入り口をスルーしてしまった。
なぜだろう。ときどきこういうことが起きる。
そして、この行動はあとになってみると意味がわかってくることが多い。
…しょうがねえなあ。
たしか、迂回した先にも村の方面に入り込む林道があったはず。そっちを目指すか。
鬼になる理由<晴彦> 4/4
5分ほど走って、I村を完全に行き過ぎたところで、村の裏手の山に入る道を見つけた。
車は…入らないな。この程度の登山なら革靴でもいけるだろ。
電波が届きそうだったから崇志兄に電話した。その場では通じなかった。
10分ほど山中に入り込んだところで、崇志兄の方から電話があった。
ノイズだらけで何を言ってるのかわからない。
諦めて電話を切った。…なんか、美耶ちゃんの声が聞きたいなあ…。
時計を見ると、まだ13時半。
天気もいいのに、ぬかるんだ山道には陽の光が届いていなかった。
前方に人影が見えた気がして、正直、ビビッた。
鬼…って、本当にいるんだろうか。もし出たら…。
どうしようかな、オレ。
とりあえず――――――――……。
逃げよう。
絶妙のタイミングで割り込んじまったああああああああああああああああああん!
教授乙!すんませんっした!!
>>953 乙w
私のも保守代わりになれば幸いですww
またまた続きの気になる…orz
教授乙です。
957 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/28(日) 08:57:53 ID:t82Az720O
>>956 坂さん、藤原君、ケイさんの作者とブログ。
パスつきの日記にスレで書けなかったネタが掲載されている。
958 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/28(日) 08:59:05 ID:t82Az720O
そんなん貼られても、パスわからなきゃ意味ないじゃん
ド素人のくせにパス付けるって勘違いも甚だしいな
もうスレ関係無いし、個人的にやってるブログを此処で叩いてどうすんの。
2行目外しとけよ
950超えると速攻落ちるよ
雑談でもして埋めないか
雑談、混ぜたってくださいw
ウニさん、お忙しいようで、なかなか来てくれませんねぇ。
夏休みが終わって2ヶ月ぐらいで書きますといってたらしいけども
そもそも帰省できたのかしら
お久しぶりに、小話を投下させていただきます。
スレ終盤にさしかかり、残りレス数も少ないので、雑談の足しにでもなればと思います。
スレの中盤辺りで友人のUのことをちょっと書かせていただいたのですが、コテこれで合ってるかな?
----------------------------
友人のUはいわゆる「見える人」なのだが、よくよく聞くと、あまり昔の霊は見ないようだ。
形状不明のわけのわからないものは、たびたび目撃するらしいが、
「落ち武者」とか、「着物姿の人」とか、そういうあからさまに「昔」っぽいのは、見ない。と、言っていた。
U曰く、
「俺の能力みたいなものが足りなくて、見えないだけかもしれない。
それか、時代が経つと、霊の寿命みたいなものも尽きるのかも。
あるいは、違う存在になるのかも……?」
とのこと。
そう言えば、落ち武者辺りはよく目撃談として聞くが、平安十二単の亡霊などは、
耳にしたことがない気がする。
その辺りまで行くと、怨霊として神に祭り上げられている方ぐらいしか、思い浮かばなかった。
壇ノ浦辺りのことも、単なる霊というよりは神妖怪のたぐいのようなイメージがある。
Uは歴史に疎い方らしく、「それで見ないのかも」とも言っていた。
要するに、自分の頭がちょっとアレなのでは? と言うことらしいが。
(=自分の頭の中にないものは見えないと言うこと。僕はそうは思わないが)
みなさんはどう思うだろうか。
>>967 乙です。
私はイメージできる、できない、関係なく、遭遇しちゃいますね。
でも、歴史を感じさせる霊にはお目にかかったことがないなあ。
古墳時代の石棺が仮安置されていた部屋で、
ギボアイコだったか、古墳時代の少年2人を見た。ってのがあったな。
┌───────────────────
│ 古い連中から順次片付けていきますよ。
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(●.●) )/ |: | すぐ連れて逝きますんで・・・
>冊/ ./ |: /
/⌒ ミミ \ 〆
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и .i N /⌒ ヽ)
>>1 λヘ、| i .NV | | |
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鬼になる理由<崇志2> 1/9
「家…っていうか…」
と美耶が呟くのも頷ける。
集落から離れて、深い樹木の中にぽつんと立っていた『それ』は、外壁を辛うじて残している程度の瓦礫だった。
窓ガラスはすべて外側に吹き飛んで、家屋を支えていただろう柱や壁の破片が、その穴を埋めていた。
「なんだか封印みたい」
美耶の感想。確かに、誰かが故意に窓を埋めたような印象を受ける。
「何を封印したんだ?」
と聞くと、妹は困った様子で、
「悪いものじゃない気がする」
と答えた。
晴彦の話では、笹川氏は、この家でガス爆発が起こる夢を見たという。
もう少し細かく言うなら、ガスで心中を図った一家を落雷が襲ったのだと。
だとすれば、この家にいて、『封印』されているのは、その一家の御霊ということだろうか。
どれほどの意味があるのかわからないが、慰霊の経を唱えることにした。
美耶も隣りで手を合わせている。
鬼になる理由<崇志2> 2/9
蝶番が外れ、立てかけられているだけのドアを外して、中に入った。
天井が落ちている。火災で焦げた壁紙が、部屋の闇を濃くしていた。
「懐中電灯が要ったな」
と苦笑しながら慎重に踏み込むと、美耶が、
「置いてかないでよお」
と泣きそうな声で追いすがってきた。
…まだ何も出てないのに、ビビんなよ(溜息)。
奥に進むと、原形を留めている居間らしき部屋に出た。
片隅に階段が見える。この部分は天井が残っているから、階段を上れば2階に行けるはず。とはいえ、いつ崩れるかわからない階段に、美耶を連れて行くわけには行かないな…。
「ちょっと上を見てくるから、ここで待ってて」
と言うと、
「ええ?!お兄ちゃんばっかりずるいっ!」
と盛大に抗議を始めたが、俺は無視して進み始めた。
鬼になる理由<崇志2> 3/9
もし笹川氏がここにいなかったら、もう当てはない。
2階に潜んでいてくれることを祈っていた俺の目の前に、期待以上に早く、それらしき足が視界に入ってきた。
2階の入り口に仁王立ちしているパジャマ姿の男。
無表情で俺を見下ろしている。
目の焦点が合ってない。正気が戻ってないな。
俺は階段を上りきり、笹川氏らしき人物と、できるだけ距離を取りながら、対峙した。
『やつ』の右手には、なぜか鉈が握られていたから。
鬼になる理由<崇志2> 4/9
『やつ』は、抑揚のない声で言った。
「あいつらは?」
意味がわからない…。
答えず、
「笹川さんか?晴彦から連絡を受けて探しにきたんだ」
と告げるが、
「あいつらは?」
と、同じ質問を投げられただけだった。
笹川氏は鬼を探しにきたはずだから、鬼のことだろうか?
「娘さんは、ちゃんと家にいたよ」
と伝えてやった。それが懸念の元になっているのだろうから。
でも『こいつ』は、
「あいつらを見なかったか?」
と、また繰り返す。
…笹川氏じゃ…ないのか?
『あいつら』って、誰のことなんだ?
鬼になる理由<崇志2> 5/9
「笹川さん、だよな?」
もう1度確認する。
『やつ』は目を見開いて、少しだけ動揺を見せた。
「そ…う…かもしれない」
…おいおい(汗)。
「状況がわかるか?あんたは今日の明け方に自宅を飛び出して、ここまで運転してきたんだぜ?」
『笹川氏』は、きょろきょろと辺りを見回しながら、
「ここって…?どこだ?」
と正気を覗かせた。
ひとまず、安心。
「ここはI村の外れだよ。あんたが鬼を見たっていう家の中」
説明すると、笹川氏は顔を歪めて、
「マジで?げ〜。気持ちわる…」
と吐き捨てた。
…わかるけどさ(笑)。
「気味悪いのはこっちも同じだよ。それじゃあ、長居せずに帰ろうか」
と促すと、笹川氏も頷いたが、
「あ。やっぱり駄目だ」
と留まった。
「あいつらを皆殺しにしていかないと」
………。
とりあえず、鉈だけ取り上げておくかな…。
鬼になる理由<崇志2> 6/9
だけど、それは容易じゃなかった。
近づくと、笹川氏は右手を振り上げて威嚇する。
口調は普通なんだが、行動が伴っていない。体だけ、別のモノに支配されてるみたいだ。
鬼に憑依された?美耶の言葉が頭を巡る。
笹川氏が鬼と同化しているとすれば、皆殺しにする予定の『あいつら』って……。
……鬼に追い回されていたっていう、この家の住人たちのことじゃないのか?
「その人たちは、もうこの世にはいないよ」
俺自身が確かめた事実でもないが、そう断言しておいた。
笹川氏は、
「知ってる」
と答えた。
はあ?
ほんっとにわけわかんねえなあ。
「死んだ人間を殺しにいくわけ?」
と聞いてやると、頭をかきむしって、
「完全に消えるまで、何度でも首を取る」
と、物騒なことを言う。
…完全に消えてないのか。ここの住人は…。
そこまで恨む『笹川氏の中の鬼』って、どういう立場の存在なんだろう。
鬼になる理由<崇志2> 7/9
寺に来る相談の中で上位を占めるのは、憑きもの落とし、だ。家族や近しい間柄の人間が、突然、奇行に走る現象を、いまでも『狐憑き』と忌み嫌う風習がある。
と言っても、相談者も本当に怪異が原因だとは、ほとんどの場合、思ってない。精神的なつまずきが幻覚を見せるのだと、俺に説明してくる。
でも、俺はとりあえず、憑きものの存在を信じて祓う。俺が適当な気分でいると『憑かれた人間』は治らないからだ。
「笹川さん、あんた、とり憑かれてる自覚ある?」
だから、笹川氏にもそう振った。
笹川氏は首を大きく縦に振って、搾り出すように言った。
「なんとかしてくれないか」
声が掠れているのが気の毒だな…。
思い切って右腕に組みついた。鉈に固執しているのなら、取り上げたほうがいいだろう。
でも、俺の力でも、細身の笹川氏の腕を極められなかった。硬い。人間離れした筋肉で、俺はあっけなく床に振り払われた。
くそっ。力づくは無理か!
そのとき、笹川氏の後ろの階段から、美耶が顔を出した。
「お兄ちゃん、何してる…」
笹川氏が変化した…ように見えた。
体が盛り上がり、頭から2本のねじくれた角が生えた。
巨大化したせいで、右手の鉈が、軽々と扱えそうに見える。
そして、その鉈を、笹川氏は、美耶に向かって振り上げた。
鬼になる理由<崇志2> 8/9
俺は『鬼』の背中に組みついて、美耶と反対方向に引きずった。
重い。長くはコントロールできない。
無我夢中で鬼の体を壁に叩きつけた。笹川氏のダメージは考えなかった。
重量を増した肉体は、壁を突き破った。
笹川氏は2階から落下した。
美耶が悲鳴を上げて、笹川氏の落ちていった穴から身を乗り出した。
「暗くてよく見えない…」
焦燥感を顕わにして呟くと、今度は階段に舞い戻ろうとする。
その途中で俺の腕を強く引っ張った。
「ねえ、大丈夫?!笹川さんが落ちちゃったの、わかる?!」
ぼんやりと認識はある。
あの行動以外、どうしようもなかった。
「…笹川氏、生きてる…?」
思わず確認したが、美耶は『暗くて見えない』と言ったばかりだったな。
「わ、わかんない。でも、1階には」
言いかける美耶の言葉にかぶせて、聞き覚えのある声が、1階から飛び込んできた。
「えらいもん降ってきたんですけど、崇志兄の仕業?」
鬼になる理由<崇志2> 9/9
俺より早く、美耶が晴彦に答える。
「お兄ちゃんがやったんだけど、お兄ちゃんもちょっとおかしいの。いま、1階に連れて行くから」
晴彦が、
「あー…。オレが行くよ。そこにいて」
と返す。
すぐに顔を覗かせた晴彦は、笑顔だった。
「笹川さん、相当暴れたんですか?今は戦意喪失って感じで座り込んでますけど」
…生きてたかあ。よかった…。
「凶器を取り上げようとしただけなんだが、手強くってさ。それに」
家が思ったよりボロかった、と言い訳すると、晴彦は壁の大穴を見て笑い、それから真顔で首を傾げた。
「凶器?」
美耶も口を揃える。
「笹川さん、何も持ってなかったよ」
……………。
やられた。
とり憑かれてたのは、俺のほうだったのか。
980 :
本当にあった怖い名無し:2008/12/30(火) 11:36:25 ID:UxDt+FtW0
>>979 続きは来年かな?待ち遠しいです。良いお年を!
┌───────────────────
│ 鬼?ぼこぼこにしてやんよwww。
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(●.●) )/ |: | すぐ連れて逝きますんで・・・
>冊/ ./ |: /
/⌒ ミミ \ 〆
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и .i N /⌒ ヽ)
>>1 λヘ、| i .NV | | |
V\W ( 、 ∪
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∪∪
鬼とか、どんどんおかしな方向に行ってるなあ
地蔵シリーズの方が良かったとぬかすか。
me too.
地蔵シリーズ懐かしいな。
あの頃の方が良かったな、俺は。
暫く教授が登場してないから寂しいのかも
確かに
兄や晴彦が出てきた辺りから急激に嘘臭くなっちゃったしな…
創作なのはかまわないんだけど、もう少し、良い意味で読み手を騙して欲しい
恋する妹キャラとか、完全に古典だよ
営業コンビとしてのエピソードは文句なしに面白かった
あのまま別シリーズとして独立してくれたら良かったのになぁ
俺はトリップだけの人を待ち続けてます
うに氏のみを待っていますよ
師匠と教授待ち
師匠と忍待ち
出現率の低いウニ・忍・枯野は年明け待ちか…
でも教授、赤緑、Uの人も乙です
洒落コワに師匠シリーズの二次創作が投下されてるけど、初期のウニを思わす文体で面白かった。
改行がうざかったけど。自称本家ウニより才能あるよ
どれどれ?転載よろ
URLをください
995 :
【大吉】 【1522円】 株価【120】 :2009/01/01(木) 17:00:16 ID:g/ooDArAO
あけおめ
忍は終わったんじゃなかったっけ?
明けましておめでとうございます。
>>995 まだ、終わっていません。リアルが忙しいのと、文才が無いので上手くまとめられずにいる状態です。
今年中には終わらせたいと思っています。
お、忍の中の人じゃないか、あけおめ
今年も(無理せず)よろしく
1000なら新シリーズ3本くらい始まる
1001 :
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千本目の蝋燭が消えますた・・・
新しい蝋燭を立ててくださいです・・・