【天狗経】日本48大天狗について【護法】

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1酋長 ◆JOytoYhyPI
48大って多すぎじゃね?
2本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:44:49 ID:htDsOAFV0
>>1
はじめまして
3本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:45:40 ID:Pb8XT2i8O
四十八手
4本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:46:19 ID:rGb6ViKY0
Cさま
5ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/11(木) 21:47:01 ID:HfTKvuuL0
日本百名山とか日本○○百選とかいっぱいえるからそれに比べれば謙虚だよ
6酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 21:47:21 ID:UKAYp1AS0
まぁ案の定クソスレっぽい始まりでスタートしちゃったんだけど、こんなスレを立てた経緯からお話しよう。
俺は先日「日本妖怪大事典」という本を購入した。で、天狗の項を引いてみると、この48大天狗について色々
書いてあったわけだ。
○○山××坊という名前の天狗は大抵この48大天狗のメンバーらしい。
中には詳細不明の天狗様もいるので、オカ板住人で話し合うのには相応しいかと思ったわけです。
7夢見る名無しさんDX@:2005/08/11(木) 21:48:10 ID:KQRkyeoR0
1>>どんな天狗?
8ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/11(木) 21:48:26 ID:HfTKvuuL0
>>4
えっあのペヨンジュンなの?
2ちゃんにカキコしてるんだ!?
ビックリした
9本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:48:38 ID:ushydmV10
天狗じゃ天狗の(ry
10本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:52:01 ID:+F5qUlLt0
そもそも八百万の神がいる国で48柱程度なんて話にならんよ。
11本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 21:58:13 ID:WKEJSLrx0
>>10
たしかにそうだ
12酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 21:59:59 ID:UKAYp1AS0
>>7
「日本妖怪大事典」に全部記載されてるかどうかまだ確認してなしけど、いくつか挙げてみますね

高良山筑後坊・・・福岡県高良山の天狗
富士山陀羅尼坊・・・富士山の天狗。別名富士太郎
高雄内供奉・・・山城(京都府)ということだけしか分かってない。詳細不明。

こんな調子で住まいと名前の記載ばっかし。
他のプロフィールとか序列とかご存知の方、いらっしゃらないか?
13本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 22:02:03 ID:WKEJSLrx0
その本の著者は?
14酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 22:03:15 ID:UKAYp1AS0
>>13
村上健司・編
石燕を中心に様々な文献から集めている模様です。
15ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/11(木) 22:06:31 ID:HfTKvuuL0
高尾山の天狗いいよー
16本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 22:08:24 ID:WKEJSLrx0
>>14
山口のおっさんかとおもたよ
定価はいくらほど?興味あるんで安けりゃ買う
17酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 22:09:11 ID:UKAYp1AS0
>>15
そう!天狗といえば高尾山なんだけど、高尾山の天狗って日本代表48天狗に入ってないっぽいんだよ。
高尾山って本当の名前じゃないのか?
18酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 22:10:05 ID:UKAYp1AS0
>>16
ちょい高めで2600円+税。
水木しげるの挿絵も多いし、妖怪のデータベースとしてはかなりいいと思います。
19本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 22:12:02 ID:WKEJSLrx0
>>18
最近出た本ですか?普通に大型書店とかにあると助かる
20酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 22:13:20 ID:UKAYp1AS0
>>19
2005年7月20日初版発行
角川書店から出てます。あれだ、妖怪大戦争商戦だ。
21ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/11(木) 22:13:34 ID:HfTKvuuL0
えええ〜高尾山入ってないのか・・・
天狗が最初にでてきたのって日本書紀らしいよ
22本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 22:33:15 ID:WKEJSLrx0
>>20
ありがd
明日買いに行くよ
23:2005/08/11(木) 22:53:03 ID:RoazTql/0
今晩は。
『山怖』住人のN.Wです。
四十八天狗の中でも、特に代表的な大天狗と言われるのが、
次の八天狗だと言われています。

 ・愛宕 太郎坊 ・鞍馬 僧正坊 ・比良 次郎坊 ・飯綱 三郎坊
 ・大山 伯耆坊 ・彦山 豊前坊 ・大峰 前鬼坊 ・白峯 相模坊

“飯綱 三郎坊”と“大山 伯耆坊”を除く六天狗が、西日本勢と言うのが不思議ですね。

その八天狗より更に高位とされているのが、次の十六天狗。

 ・羽黒山 三光坊 ・秋葉山 三尺坊  ・象頭山 金剛坊 ・富士 太郎(陀羅尼坊)
 ・鞍馬山 魔王尊 ・川波山 石切大神 ・道了薩埵    ・水天狗 円光坊
 ・奥山 半僧坊  ・比叡山 法性坊  ・白峯大僧正   ・御嶽山 六尺坊
 ・石鎚山 法起坊 ・高野山 高林坊  ・是害坊     ・黒眷属 金毘羅坊

…と言う事です。

偉そうに書いてしまいましたが、ご存知の事でしたらゴメンナサイ。
24本当にあった怖い名無し:2005/08/11(木) 22:56:30 ID:WKEJSLrx0
天狗の「坊」ってどんな意味ですか?
って聞いてばっかだな俺・・・
25酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 23:08:32 ID:UKAYp1AS0
>>23
詳しい人キタコレ!!!!!
どうもありがとうございます!今後も色々と教えていただけると助かります!
富士太郎はやっぱ偉大なんだな〜。これって霊山としての格とか、そういうのも関係あるのかな?
高尾山はやっぱり48枠に入ってないのですか?
>>24
坊やの坊じゃね?
26酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/11(木) 23:16:59 ID:UKAYp1AS0
>>23
あと○○坊ていうと、どうしても思い浮かぶのが福井県の景勝地・東尋坊なんですけど、全く関係ないよね?
27N.W:2005/08/11(木) 23:23:15 ID:RoazTql/0
さっき名前間違えちゃいました。
寝呆けててすみません…

>>24さん、酋長さんへ。
一山を預かるような高僧が死去した後、変じたのが『坊』あるいは『僧正』と
名の付く天狗であると聞いています。
28N.W:2005/08/11(木) 23:35:52 ID:RoazTql/0
東尋坊は平泉寺(福井県勝山市)の有名な悪僧で、それを疎ましく思った
同僚の衆人(地元の人と言う説も有ります)に騙されて、5月4日に
今その名で呼ばれる断崖から突き落とされて殺され、それを怨んで長らく
その日は海を大時化にしたと言います。
それが静まったのは寛永5年。この地に東光寺の瑞雲和尚が書いたものを
海に沈めてそれが収まったとの事。
残念ですが、天狗さんには遠いようですね。
29N.W:2005/08/12(金) 00:09:59 ID:xnsD8ryl0
酋長さんへ
おっしゃっておられる“高尾山”が関東三山の一つの高尾山でしたら、
日本43霊山の一つである事は間違いありません。が、48天狗のいる所か
どうかはわかりません。
但し、本尊が薬師如来・飯綱大権現なので、飯綱三郎かその系列の天狗さんが
おられてもおかしくはないと思われます。
お役に立てなくてすみません。
それでは、今夜はおやすみなさい。
30本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 00:53:00 ID:fscRq8+C0
日光山日光坊が妙義山へ山換えして妙義山日光坊になったのは新しく東光坊が日光山に来たからなの?
日光山東光坊は家康の化身とも言われてるけど、天狗界ではとてもヘタレで
地元の天狗らをまとめられずに、前山の古峰ケ原隼人坊という老天狗の名前を借りてまとめたとか。
日光坊という天狗は東光坊にまとめられなかった天狗らをそれまでまとめていたので
実力的には東光坊より上のはずなのに、何故自分の名を冠する日光山を実力が下の東光坊に譲ったの?
31マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6 :2005/08/12(金) 00:55:17 ID:4KcvzZH80
まーた、酋長か!
32ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 06:15:20 ID:lNdnZATB0
>>29
N.Wさんくわしいね
高尾山にいるのはカラス天狗だからちょっと違うのかなぁ
高尾山に登ったとき枝から枝へバサバサっと飛び移るものが!
天狗だ!と思ってドキドキしたらムササビだったよ。野生のムササビみれたのも
すっごく感激だったけどね。
33N.W:2005/08/12(金) 07:00:27 ID:Jhbyc7WR0
おはようございます、N.Wです。

>>30さんがお尋ねの件は、たぶん、天狗の国替えによるものではないかと思います。

そうしょっちゅうではないようですが、大天狗の中には、一山を統べた後、さらに
他の霊山へ移動したものがあります。
先に書きました“大山 伯耆坊”はその名が示す通り、元は伯耆大仙の頭領であった
もの。それが、相模大山の数百年の頭領不在によって、そちらへ移動した模様です。

それ以前の相模大山の頭領“相模坊”は、讃岐・松山山塊の主峰“白峯”へ移動した為、
“白峯 相模坊”と呼ばれています。(白峯大僧正の白峯は加賀・白山なのでまた別)
この移動の理由はよくわかっていませんが、自分に合った山・霊地を求めての事では
ないかと考えられています。

日光坊が妙義山へ移ったのも同様の理由で、東光坊が来たからではないと思います。
ただ、ヘタレだったと言われるのは、強烈に周囲を引き付ける何かを持っていなかった
せいで、信仰の地としての山が一時寂れた事。東光坊を家康の化身と言ったのは、再び
人心を取り戻そうと画策した宗教関係者の作り事のような気がします。

…気がします、と、思います、ばっかりでごめんなさい。

それでは、仕事に行って来ます。
34亜佐:2005/08/12(金) 10:55:48 ID:gLPNaQql0
ひょっとすると天狗もやおよろずの神に含まれるんでないのかな
35亜佐:2005/08/12(金) 10:57:51 ID:gLPNaQql0
うる☆やつらでクラマ姫とかカラス天狗とか出てきたよね〜
あの姫、子孫残すためにい〜男さがしに来たんだよねぇ
あたるがしつこく付きまとうけど
36ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 11:36:10 ID:lotUWxC70
うん、もちろん含まれているよ
じゃなきゃ神社とか祠に祭られないよ
3730:2005/08/12(金) 12:29:47 ID:GfyNg0ig0
>>N.Wさん
ご丁寧な回答ありがとうございました。
38N.W:2005/08/12(金) 19:32:12 ID:uJAsKJUx0
こんばんは、N.Wです

>>32 ゲレン様へ。
只今戻りました。遅レスすみません。
烏天狗と言うのは、500年生きたカラスが成るそうで、普通の天狗とは別とか。
でも、中には天狗に成らず、カラスの姿のまま世間で過ごしている千年烏がいる、と
うちの“強力霊感母”&“視えるだけなら人一倍の弟”が申しておりました。
39酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:03:04 ID:QdEhd1A70
高尾山てカラス天狗だっけ?
40本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 20:15:46 ID:oMyB9zcB0
大天狗とからす天狗はツインでいるんじゃないの?
41酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:16:57 ID:QdEhd1A70
>>40
それは江戸時代以降の子ども向けの絵物語でそういう設定になってたのが定着したに過ぎない。
42本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 20:19:53 ID:7GKk7XrDO
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/⌒ヽ  / ''''''     ''''''   ヽ
|  /   | (●),   、(●)   |
| |   |    ,,ノ(、_, )ヽ、,,     |
| |   |    `-=ニ=- '      |  
| |   !     `ニニ´      .!      天狗じゃ、天狗の仕業じゃ!
| /    \ _______ /
| |    ////W\ヽヽヽヽ\
| |   ////WWWヽヽヽヽヽヽヽ
| |  ////WWWWヽヽヽヽヽヽヽ
E⊂////WWWWWヽヽヽヽヽヽヽ
E////         ヽヽヽヽヽヽヽ
| |  //WWWWWWWヽヽヽヽヽヽヽ
43酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:21:37 ID:QdEhd1A70
>>42
誰かがやると思ったけど、ここは真面目に話し合うサロンなので余所に行ってもらおうか。
おい、>>31お前もだ。特に>>31はウザイから。
44ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 20:25:30 ID:lotUWxC70
>>38
N.Wさん丁寧な返事ありがとう おもしろい話ありがとうね
強力霊感母”&“視えるだけなら人一倍の弟ってすごすぎ!
N.Wさんにはどんな能力が!?
>>39酋長
あ、他に普通の天狗もいるみたいだ
飯縄権現堂前には、右側に鼻の高い大天狗、左側には烏の口をした烏天狗の小天狗の像が立っている
だって
45N.W:2005/08/12(金) 20:30:09 ID:kq3hRsjG0
普通の天狗と烏天狗とは、元々霊系が違うとの事です。

自分もよくわかりませんが、普通の天狗は仏法・護法系、烏天狗は神仙系だとか。

烏と言う名自体、古代の日本語でカラ=強い・強大な+ス=霊力(形を持たない力)と
言う意味を持った、半ば空を飛ぶ神格として扱われていたようです。
46本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 20:32:05 ID:EkNHos110
荒俣宏先生の本によりますと
日本一の天狗と呼ばれる愛宕山の太郎坊は
元は智徳院秀一という名の聖で
自ら天下一の聖であると大法慢を起こしたために
菩提の道を踏み外し大天狗となってしまったそうです。
47N.W:2005/08/12(金) 20:33:52 ID:kq3hRsjG0
>>44 ゲレン様。
自分は、視えない、聞こえない、感じない、ごく普通の人間です。
ただ、少々、人と違う体験が多いだけ。
48本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 20:35:18 ID:n6F+jUWC0
坊って言うのは僧侶が住む部屋のことで、坊には○○坊みたいな名前がついていて、そこに住む人も通称で○○坊と呼ばれた。
東尋坊もそうだし、武蔵坊弁慶の武蔵坊も同じ。
神仏習合の時代には山伏も坊を名乗ったので、それが天狗の名前にもなってる。
49酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:37:38 ID:QdEhd1A70
俺の資料によると、天狗ってのは元々漠然とした山の精霊だったものが
修験道と結びついて山伏の格好の妖怪として定着したってことだ。
鼻高天狗、烏天狗については、修験道の法会の際に先払いとして登場する「治道面」や「迦楼羅面」が影響していると思われる。
だってさ。
50酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:38:43 ID:QdEhd1A70
>>48
○○庵××斎みたいな感じか?
51ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 20:42:27 ID:lotUWxC70
>>47
N.Wさんどんな体験なのかぁ気になるなぁ
メッセ100物語なんて企画もあるので今度参加してお話聞かせてくれるとウレシイな
>>49
酋長、もいらもカルラが日本の風土にあわせて変化したって話きいたよ
52ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 20:48:12 ID:lotUWxC70
>>49
なんかスターウォーズのジェダイの騎士がダークサイドに落ちてしまった話みたいで
面白いね
>>48
野上のドサ健みたいなものかな
53ジュピター:2005/08/12(金) 20:51:50 ID:mHOWKoJy0
だけど、天狗は妖怪だぞ。
54酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/12(金) 20:53:18 ID:QdEhd1A70
>>53
何を受けての「だけど」?
妖怪として扱われているけど、神様とか精霊の仲間でもあるんじゃねぇのかな?
55本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 20:57:06 ID:B8mVxddt0
鼻の高い天狗像が謳われ出したのは鎌倉以降で、それ以前に天狗と呼んでいたものは
今で言う鴉天狗だったというのはほんとなの?
56N.W:2005/08/12(金) 21:00:09 ID:kq3hRsjG0
>>51 ゲレン様。
実は恥ずかしながら、幾つか「山怖」に長々とUPしてます。

迦楼羅が、元はインド神話の金翅鳥だったってご存知ですか?
龍を常食とし、両翼を広げると地球をすっぽり覆ってしまう大きな鳥。
大乗仏教では八部衆の一つですが、密教では梵天・大自在天、あるいは
文殊の化身として、衆生を救うために現れるとの事。
孔雀明王(孔雀王・仏母孔雀明王)はそのまた化身で、世の中の害悪を
毒蛇の姿に変え、自らの騎乗である孔雀にそれを食わせると言います。

あ、なんだか天狗さんから遠ざかってしまいましたね。

↓ はい、ここから本筋。ドーゾー。
57ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 21:09:56 ID:lotUWxC70
>>46
なんかスターウォーズのジェダイの騎士がダークサイドに落ちてしまった話みたいで
面白いね
58ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/12(金) 21:13:11 ID:lotUWxC70
>>56
N.Wさん
毎回勉強になります ありがとう
ほい、山怖のスレ読んでみるよ〜
できればメッセ100物語にも参加してみてね
「おそさんのオカルトアワー」ってところに告知はってあるから〜
59N.W:2005/08/12(金) 21:14:47 ID:kq3hRsjG0
>>55様。
それはウソではないですか?

日本書紀とほぼ同じ頃に成立されたとされている、先代旧事本紀大成経には
『須佐之男命の猛気が胸腹に満ち溢れ、それが吐瀉物となって生まれた、非常に
荒ぶる姫神が天魔雄命(あまのざこおのみこと)を生み給い、それが天地の間の
全ての五月蠅なす神々を統べたもう』とあって、この天魔雄命が日本天狗(?)の
始祖であり、後世の天狗は全て彼の命の眷属である、と言う話が江戸時代の
天狗名義考と言う書物に見えています。



60本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 21:59:02 ID:oMyB9zcB0
鼻高天狗は室町時代後期かららしい。
狩野元信作、[鞍馬大僧正坊図]が日本初らしい。
これって、鞍馬寺に行けば見せてもらえるのかな?
61本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 22:34:51 ID:iazM1hrc0
ん?
天狗?
知ってる知ってる。
ジョンのことだろ?
6255:2005/08/12(金) 23:21:32 ID:Md4h9EJU0
>>59
>>60

天狗自体の存在の有無じゃなくて見た目、姿のことです。
昔はカラスのような姿をした神仙を天狗と呼んだの?ということです。

・・日光山には数万の天狗が居ると謳われているのも
鼻の長い人の容姿に近い天狗が数万も居るのかよ?
となりますがカラス(神の使い?)が数万なら、まだ納得できるのでwww
6355:2005/08/12(金) 23:25:37 ID:Md4h9EJU0
あと、鼻の長い天狗が人間から天狗になったもので
鴉天狗は、自然界のものが天狗になったもの
とかいう読み物をどこかで読んだ記憶があったので・・・
6460:2005/08/12(金) 23:43:40 ID:d0BNMmPt0
鼻高天狗を初めて具現化したものが、この[鞍馬大僧正坊図]だそうですよ。
なにやら鞍馬大僧正坊が足利何代目かの将軍と狩野元信の
夢に出てきて、自分の絵を描けと命じたらしいです。
65本当にあった怖い名無し:2005/08/12(金) 23:46:52 ID:/htFLDEJ0
富士山の樹海には全善玉の天狗が沢山います。
6660:2005/08/13(土) 00:01:57 ID:d0BNMmPt0
いろいろ天狗の本など、読みましたが
天狗のいわれはいろいろで、これという正解がわかりません。
僧侶から落ちたもの、山伏が修行して超人になったとか
山の神の使いだとか、鷲のもっとすごいのだとか。

67N.W:2005/08/13(土) 06:01:47 ID:PSw752xj0
おはようございます、N.Wです。

>>55>>62様へ。
嘴が尖っているのは、烏が変化したものと言う意味ももちろん有りますが、
本道(涅槃を究極目的とする仏法の求道)を離れ、法力の強さを誇って口にする
増上慢によって変化した、と言う意味を含んでいます。
だから、今でも『あいつはテングになっている』って言ったりしますよね。
鼻が大きいのは、鼻に限らず、容貌そのものが厳ついでしょう?
仏像で言えば、四天王像などの表現と一緒で、強い霊力・神通力を表現して
いるとの事です。

>>60さんへ。
確かに。是と言った謂れは、本当にわかりませんよねえ。
でも、わからないから面白いと、自分は思います。
だから、こうやって、皆さんともお話出来る訳だし。
68ミザルー:2005/08/13(土) 07:11:28 ID:JNN+VsP9O
修験道と結び付いた?鼻高天狗については、発生した時代が特定出来そうだけど(鎌倉時代?)、
烏天狗の特徴(烏頭の鳥人)が固まり、謳われ出したのはいつからなんだろう?
知ってる人、教えて下さい。

オカ板らしい良スレだね、酋長。
69本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 16:08:25 ID:j5vlqsIt0
天狗らしきものは今でも見かけられているの?
体験談とかあるんかなぁ
70たぬき ◆lj7MzpY1jA :2005/08/13(土) 18:50:15 ID:DojdCT060
>>69
ttp://s172262.hp.infoseek.co.jp/eniga/index5.html#1
の「烏天狗」から「大天狗」まで
71N.W:2005/08/13(土) 18:56:03 ID:CnU82/r50
こんばんは、N.Wです

>>ミザルー様へ
鼻高天狗に関しては、猿田彦命が元であるとか、出羽三山の開祖『蜂子皇子』の容貌が
元であるとか、いろんな説がありますね。この蜂子皇子、伝承では役行者より3世紀も
前の6世紀半ば頃の人物と言う事になっています。でも、鼻は確かに大きいんですが、
どっちかと言うと、カラス系より狼系の容貌だとか。

烏天狗については、案外こっちの方が古いかもしれません。
と言うのは、愛宕山太郎坊の秘法とされる『愛宕霞法』と言うのが有るんですが、
この時祈られる摩利支天は、怨敵征伐の象徴としてヤタガラスと同体と考えられて
います。で、ヤタガラスと言えば、もちろん、伊勢の二柱の神々より遥かに古く、
霊格も高い熊野三山のシンボルですよね。
熊野を古代日本語で解釈すると、ク=強力な、マ=魂(身に宿る霊力)、ノ=広がる・
展開する所、となります。
同様にヤタは、ヤ=まっすぐに・速い、タ=遠い・届く、となります。

酋長様のお陰で、世界が広がりますね。感謝します。

…って、わー世間が暗い!急いで盆の迎え火を焚かねば、母上に折檻される!!
てな訳で、せわしいですがちょっと行って来ます。また後ほど。
72本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 21:30:15 ID:j5vlqsIt0
とあるスレで天狗情報あったので投下

鞍馬天狗

鞍馬山(京都府)には、魔王大僧正と呼ばれる天狗が棲んでいました。
この天狗は鞍馬寺の本尊多聞天の夜の姿で、絶大なる除魔招福の力を持っており、京都の愛宕山に棲んでいる太郎坊と並んで日本最大の大天狗であった。また有名な話では、鞍馬の天狗は牛若丸(後の源義経)にあらゆる武術と兵法を教えた事も有名である。


大天狗(鼻高天狗)

天狗の中でもっとも強い神通力を持つとされる大天狗は、顔が赤ら顔で鼻がとても高い事から鼻高天狗とも呼ばれている。
この鼻は、自分のもつ知恵や技術を鼻にかけ慢心したため鼻高になったとされています。また、この天狗は人に剣術を教えたり、大力を与えたり、超能力を授けたりと教えたがり屋な天狗としても有名である。


カラス天狗

カラス天狗は別名小天狗とも言われています。「源平盛衰記」によると、天狗は大きく分けて大天狗と小天狗の二種に分けられ、大天狗は魔王と呼ばれ、後世では小天狗は大天狗の部下のように考えられるようになります。
カラス天狗の容姿は鷹のような姿をし目は金色に光り口には鋭いクチバシがついている。両脇には羽があり、空を自由自在に飛びまわる事ができるのです。
またカラス天狗は刀や槍などを部kを使用し人間を襲う事もあります。


73本当にあった怖い名無し:2005/08/13(土) 21:30:46 ID:j5vlqsIt0
木の葉天狗

「諸国里人談」によると、静岡県ではカラス天狗の仲間を木の葉天狗と呼んで、大井川でその姿を見掛けることがあります。
深夜になると鳶のような翼を持った大鳥が川面を飛び、しきりに川の魚を捕らえていました。
しかし人の気配を感じるとその場から去っていくそうです。
「甲子夜話」によると、木の葉天狗は鳥ではなく白狼という年老いて白くなった狼が木の葉天狗に化身したものと書かれています。。

狗賓(グヒン)

犬の口をして、狼のような姿をしている天狗を狗賓と言います。
大天狗や小天狗の使者とされ、山中で「オイオイ」と呼ぶ声をさせらるといわれてます。
近年では、地方によってカラス天狗など一般の天狗を指す名になっています。

飯綱系の天狗

真言密教の荼吉尼天の信仰が飯綱系の天狗を生み出した。
その姿は蓬髪で、火炎を背にした不動明王型の羽とくちばしがあり、手には剣を持ち四肢には蛇を巻きつけた白狐の背に乗ったカラス天狗です。
長野県の飯綱山、静岡県の秋葉山、東京都の高尾山、群馬県の迦葉山では飯綱権現などの名で信仰の対象になっています。
74酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/14(日) 01:22:25 ID:RleNXTH50
>>69
急に話が矮小化して申し訳ないが、俺の友人の婆ちゃんが山で天狗に会ったらしい。
その山を所有していたらしいんだが、「逃げろ!」って言われて山を出たとたん、地震で山崩れが。
ってな話だった。
75酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/14(日) 01:23:23 ID:RleNXTH50
>>73
荼吉尼天って狐じゃなかったっけ?
76本当にあった怖い名無し:2005/08/14(日) 01:23:56 ID:QPxg98cQ0
>>74
おまえやっぱいい椰子だなw
77酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/14(日) 01:37:00 ID:RleNXTH50
>>73
あ、失礼。騎乗が白狐なのか。
78ミザルー:2005/08/14(日) 05:17:20 ID:RTOTIvcrO
>>N・W様
成る程、鼻高天狗の面相の由来についてはまた諸説あるのですね。勉強になります、ありがとう。
ていうか、狼系の天狗もいたんですか。へえ。
…まあ、確かに天の狗と書きますしねえ。割としっくりくるかも。

いやあ、天狗のルーツを辿ってみて、最も古い、原型となる天狗はどんな姿をしているのかと思い、取り合えず、鼻高天狗と烏天狗はどっちが古いか較べてみるつもりだったのですが、遡れば猿田彦命にヤタガラス、どっちも神話まで辿れるみたいだ。
うーん、知れば知るほど訳分かんねえ、天狗。
79酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/14(日) 05:19:21 ID:RleNXTH50
>>78
そもそも日本書紀に初めて出てきた天狗は流れ星だからな。
80ミザルー:2005/08/14(日) 05:29:17 ID:RTOTIvcrO
>>72ー73
おお、色んな天狗がいて面白いねえ。
何か宗教とか土着信仰が絡んで、複雑に枝分かれしてそうな感じだ。

>>74=酋長
そういう話いいねえ。
下手な怪談より、身近な人の不思議体験ってリアリティある。
マジで天狗っていたりすんのかね?
81ミザルー:2005/08/14(日) 05:44:30 ID:RTOTIvcrO
>>79=酋長
え、マジで?
詳しく知りたい。
人とか獣とかの次元を超えてるね。
82N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/14(日) 06:00:00 ID:Q0xYeYK70
おはようございます、N.Wです。

>>75 酋長様へ
荼枳尼天は、元々ヒンドゥー教の神で、人に余命6ヶ月を通告する神でした。
それが仏教に取り入れられ、大黒天に属する夜叉神となり、日本では
豊川稲荷系の神社に祀られています。
蛇足ですが、日本の稲荷社はこの豊川稲荷系ともうひとつ、伏見稲荷系に
大別されます。伏見稲荷の方は、日本神話で言う宇迦之御魂神・倉稲魂神
(保食の神、御食津神)が祀られています。

>>ミザルー様へ。
たぶん、いると思います。
鞍馬山へ行けば、風もないのに枯葉が大量に落ちて来たり、大木の中位の
高さの枝が風の通り道でないのにしなったり、妙な音が聞こえたりする事が
よくありますから。
83本当にあった怖い名無し :2005/08/14(日) 09:42:52 ID:v4E/6Dp10
84本当にあった怖い名無し:2005/08/14(日) 16:24:25 ID:QPxg98cQ0
天狗は外人の見間違いという説をみかけたんだが
85本当にあった怖い名無し:2005/08/14(日) 18:24:52 ID:sTlxosoE0
86N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/14(日) 18:34:48 ID:TVgi2w100
こんばんは、N.Wです

>>84様へ
確かに、そう言う説ありますね。

でも、それでは自分は「つ ま ら ん !」と思うんです。
そう言うのって、如何にも“江戸末〜明治”的だと思いませんか?
鎖国して、ほんの小さな針の穴から世界を窺っているような感じ。

朝廷が出来てから、日本は江戸期に鎖国するまで、遣隋使や遣唐使などの公使の派遣や
貿易によってずっと諸外国と関わりを持っていました。
だから、外国の人の容貌や衣服についても、ある程度の知識は有ったんじゃないでしょうか。
その一端を示すと思われる物のひとつに、伎楽面:胡人(ペルシャ人)がありますし、
還城楽と言う舞楽は、中国の少数山岳民族(部族名を忘れました (*_ _)人ゴメンナサイ )が
蛇を主食にする事を題材にしています。
また、貿易も中央と地方の2本立てで行われていましたよね。
古くは東北、まず安東一族が十三湊を貿易港として繁栄し、そこには近隣アジア諸国は
もとより中近東に至る国々の人たちの為の、各々の館があった事が『東日流外三郡誌』に
見られますし、源義経を庇護した奥州藤原氏に至っては、記録そのものは焼失していますが、
中尊寺金色堂に残る数多くの美術・工芸品の材料、あるいはそのものが、正倉院御物より
更にグレードの高いものである事、また、藤原三代のミイラに使用されている没薬が、
本国エジプトでも手に入りにくいような高級品である事などから考えて、地方の方が
制限のない分、自由に諸外国と行き来があったように思われます。

なので、自分的には『天狗≠外国人』∴『天狗=不思議な存在』と考えたいです。ハイ。
8760:2005/08/15(月) 00:46:34 ID:WOPX4YiN0
私はね天狗は不器用な天使だと思ってるんですよ。
高倉健とか泉谷しげるとか...曲がった事が大嫌いみたいな。
88酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/15(月) 00:53:40 ID:wk2Dqoxp0
>>84
それ俺も聞いたことある。
漂流してきた外国人。おそらくロシア系。
鼻が高く、肌が赤白い。言葉は通じないから村から追いやられ、山に住むようになる。
で、山伏とイメージが混ざっちゃって、あんな姿に・・・とかなんとか。

でも資料読んでいくと違うっぽいんだよなー。
これは俺の妄想的な仮説だけど、実際にはまず天狗伝承があり、実際にそういった外国人については
伝承の天狗だとして祀られるとか、山に返されるとかしたんじゃないだろうか?
89酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/15(月) 00:59:56 ID:wk2Dqoxp0
>>81
じゃ「日本妖怪大事典」天狗の項より引用。

天狗の初見は『日本書紀』の舒明天皇9年(637年)2月の条のアマツキツネだとされるが、
これは今日いう天狗とは異なり、大音響を轟かせて東西に流れた流星のことである。

これしか記述はないんだけどね。続き。

その後、平安時代は「山に棲む姿の見えない存在」とされ、後に『今昔物語集』などの説話集の中で
仏法の障りをする魔として、天狗は鳶のような姿で登場することになる。

・・・とまぁ、俺の資料では天狗の変遷はこんな感じ。
流星→姿の見えない存在→仏法に仇なす魔物・・・ここから修験道と結びついて、山の霊性を象徴する存在(?)になるわけだな。

で、シャーマンキングにもあった、中国で言うでかい凶星が二つあった(名前は失念)けど、
それとこの初代天狗・アマツキツネは関係があるのかどうかってのがちょっと気になったよ俺は。
90N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/15(月) 01:03:35 ID:d9Sk4sow0
こんばんはN.Wです。

>>酋長様へ。
同意、と言いたいんですが、ちょっとタンマです。
実際、外国人が漂流してきたとして、それは当然海からでしょう?
海から来た変な生き物(特に人)は、うつぼ舟にいれて再び流される事が
多かったようで、そう言う記録も残っているんですよね。
山って言うのは、異界だけれど、一方で自分たちの為の恵みの世界でもある
訳なので、そこへ訳のわからないものを放すと言うのはどうなんでしょう?
例えて言えば、自分ちの庭にガラガラヘビを放つようなものだと思いませんか?
91酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/15(月) 01:08:04 ID:wk2Dqoxp0
>>90
お、そうなのか。
じゃあやっぱ違うなw

うつぼ舟ってこの前やったゲームにも出てきたけど、実在する話だったのか!
92N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/15(月) 01:16:55 ID:d9Sk4sow0
>>酋長様

100%違うかと言われれば困りますが、自分はそう考えます。

うつぼ舟は本当の話です。
それが後に観音浄土信仰と結びついて、補陀落渡海行を生みます。
補陀落渡海と言うのは、極端に言えば、直方体の木箱に観音浄土へ行きたい
行者(僧侶)を入れて熊野の浜から海へ送り出したものです。
93N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/15(月) 07:23:20 ID:5ri4H7rv0
おはようございます、N.Wです。

>>酋長様へ。
ことりばこを覘いてたら、名前をお見かけしましたので、その件でちょいと蛇足。

ひんな神の語源は雛神、そうお雛様と同じです。
元々は、疫病神から身を守る為、人型をした天児(あまがつ)を枕元に置いたのが
始まりで、そこから死亡率の高い小児の護りとして、小型化された(雛)人形が
生まれました。
天児は本来、良くないものをその身内に取り込み、封じるべき性質のもの。
だから、本当は年に1度、人の形代として川に流されるものだったんです。
今でも、所によっては流し雛の風習があるでしょう。
それを逆に、良くないものをそこに封じ、使役しようとする外法に用いたものが
雛神です。
1000個の雛神を煮立てるのは、神道の探湯と蟲毒作りの方法が組み合わされた
ものです。
7の数字が多いのは、末広がり(8)に1足りない。欠けている、不完全と言う
意味を表し、そうして成されたものは、足りないものを求めて動き回るからだ、
と聞いています。

あー、また天狗さんから大きく脱線しちゃいましたね。
皆さんごめんなさい。

次の方、どぞー。
94本当にあった怖い名無し:2005/08/18(木) 04:08:40 ID:Bo+LmQ280
え〜〜、次の方がいらっしゃらないようなので〜
このスレはここで終了ということでよろしいでしょうか?
95N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/18(木) 04:17:53 ID:AzaQPnof0
ちょっと待った!
俺の憩いの場所、撤去しないで下さい。
96ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/18(木) 09:10:47 ID:CZWmYDfA0
天狗は天の狗なんです。
怨念が天狗になるという話もあるみたいで
朝廷を恨んだ崇徳上皇(崇徳院)は生きながら天狗となり後々までも祟ったと言います。
源平合戦もそれ以後の様々な戦乱も、崇徳院の怨霊のせいだと言います。
そのことは、まことしやかにずと言われていたらしく、
明治天皇までが、その祟りを恐れて、京都に鎮魂のための白峰宮を造っているほどです。
97本当にあった怖い名無し:2005/08/18(木) 14:26:57 ID:q2Nm74UR0
東京近郊で天狗像があるところを教えて下さい。
高尾山、建長寺、最乗寺は行ってきました。
98酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/18(木) 15:15:28 ID:NTOfq8kn0
>>93
やあやあ放置してごめんよ。
ついでにまた天狗と関係ないとこなんだけど、

>7の数字が多いのは、末広がり(8)に1足りない。欠けている、不完全と言う
>意味を表し、そうして成されたものは、足りないものを求めて動き回るからだ、
>と聞いています。

この部分読んで俺はドキッとしたのね。
急に科学的な話になるけど、たしか原子って核の周りの電子が8個にならないと安定しなくて
だから電子が7個の原子なんかは他のものと結びついたり活性が強かったり
するんじゃなかったっけ?
偶然の一致に過ぎないんだろうけど、なんか、うわぁ!ってちょっと思った。
99酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/18(木) 15:20:38 ID:NTOfq8kn0
ハニベ巌窟院のお土産屋さんに何故か(天狗とは縁もゆかりもない場所なのに)売ってた天狗面は
明らかにカラス天狗でした。
天狗と関係ないところでカラス天狗が「天狗」として売ってたってことは向こうじゃ「天狗」って「カラス」がデフォなのか?
100N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/18(木) 20:01:56 ID:SDjSj7Kr0
>>こんばんは、N.Wです。

今、戻りました。あー、しんど…ちょっと言葉崩させて下さいね。
>>96 ゲレンさんの言葉を受けると、出羽三山の開祖“蜂子皇子”の異相が
狼に似ていると言う訳が良くわかりますよね。

>>97さん、あなたのお役に立ちたいんですが、残念ながら俺は近畿在住なので、
よくわかりません。ごめんなさい。
ただ、群馬県沼田市の北の方にある迦葉山南腹の弥勒寺には、有名な真っ赤な
大天狗面があると聞いています。

>>99 酋長さんへ
ハニベ巌窟院が何なのか、俺にはよくわからないので、はっきりした事は
言えませんが、それが仏教系のものであるならば、護法としての烏天狗が
添えられていても当然だと思いますし、神道系のものであるならば、経綸
=道を護る・導く・先触れとしての烏天狗が在っても不思議ではないと
思います。
双方とも、主たるもの(祭神・本尊)と人を結ぶ役目を持つものですから、
鼻高天狗でなしに、使役神としての烏天狗が用いられているのだと思います。
101N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/18(木) 21:08:43 ID:f633Qehs0
>>96 ゲレンさんのお話に追加です。
崇徳上皇が崩御され、御霊と成られた時に、側にお仕えしお慰めしたのが
白峯相模坊らの一統でした。
で、もののついでに言うと、歴代天皇で『徳』の名が付いた方々は、時の
実力者に疎まれ、濡れ衣を着せられて罪に落とされ、命を奪われた方ばかりです。
諡号って恐いですね。
102ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/18(木) 21:28:59 ID:woHNh7px0
>>101
N.Wさん
なるほどなるほど面白いですね
天狗は源義経にも味方したし負けたほうにつくのが好きなのかなと思っていました

岩間山の十三天狗、筑波山に三十六天狗、加波山に四十八天狗
日光山には数万の天狗が棲むといわれる。
103本当にあった怖い名無し:2005/08/18(木) 21:39:46 ID:VqKBOI+s0
いやぁ〜、そんなにいないだろう。
そんなに天狗がいたら、さすがに気がつくよ。
104酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/18(木) 21:42:55 ID:oSaZo/FT0
>>103
みんなすっげぇ隠れてんだよ
105ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/18(木) 22:17:47 ID:woHNh7px0
なんか隠れ蓑的なもの使ってるのかも
それかアリンコくらいちっちゃいか
106N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/19(金) 00:11:49 ID:pBAuzNkq0
逆に、数万やそこらいないとおかしいかも。
天狗は山に棲むのだから、1本の木にひとつ天狗が宿ると考えても、
一山で千本くらいの木があれば、43霊山だけで43,000の天狗がいる
勘定になりますよ。
107本当にあった怖い名無し:2005/08/19(金) 00:32:22 ID:t+RRCG1a0
一天狗に1本ですか。なんとも窮屈ですな。
天狗って、奥さんも居れば子供もいるんでしょ?
一家に1本だったらもっと大変だね。
108酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/19(金) 00:48:13 ID:1vyaIoFj0
一山に一人だと俺は漠然と思っていたが、これは蟲師の影響かもしれない。
ムグラ乗りのおっさんの回参照。
109ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/19(金) 02:07:17 ID:xDlxzz3k0
あ、住むって書いちゃったけど棲むかな
使い方がよくわからないや
110N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/19(金) 05:10:00 ID:/gvjtVi90
>>108
例えば、高野山や比叡山(近畿圏の例で済みません)で考えると
わかりやすいと思うんですが、一山に宗門の長(座主)がいて、その下に
数十の僧坊とそれを預かる高僧とその弟子たちがいる訳です。それと、他に
各地にその宗派の寺があって、僧侶がいる。
天狗さんも同様だと思います。

>>107
天狗に妻子があるとは初耳です。
どこでお知りになりました?
ソースは何処に?
是非、知りたいです。

それでは、ちょいと旅に行って来ます。
皆様、よろしくお願いします。
111ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/19(金) 14:03:08 ID:xDlxzz3k0
>>110
いってらっしゃい〜
よい旅を
112マン・オン・ザ・タイトロープ ◆MANtaiPMC6 :2005/08/19(金) 21:52:43 ID:06OYLpRF0
俺の股間は何天狗だ?
113ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/20(土) 03:01:32 ID:RHM4Dfjv0
>>112
鞍馬天狗だな
114おそさん ◆SUNSPOT.Jg :2005/08/20(土) 04:03:09 ID:zNAcJ7OZ0
天狗なんて、股間に・・・
115酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/20(土) 04:04:16 ID:56P5Uaru0
>>114
おそさんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
116本当にあった怖い名無し:2005/08/20(土) 14:59:06 ID:7SWBTM2BO
いつも興味深くロムさせて頂いております。
私は栃木出身なのですが、日光山にそんなに天狗がいるとは、ついぞ知りませんでした;;
栃木…特に鹿沼市かな…には天狗のおはなしが多く残されているので、日光山の天狗と縁があるのかもしれませんね。
117本当にあった怖い名無し:2005/08/20(土) 16:39:51 ID:3QHA2AEU0
>>114
留守番してるつもりなんだな・・・おそさんかわいいよおそさん
118ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/20(土) 20:53:55 ID:1wzwyBJt0
>>116
鹿沼市に天狗の伝説多いんですか!?
是非きかせて下さい。
失礼かもしれませんが鹿沼はよい土が採れるってイメージしかないもので
119本当にあった怖い名無し:2005/08/20(土) 23:06:33 ID:akbYVU7l0

寅吉さん。
120酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/20(土) 23:09:13 ID:aruLiGiS0
鹿沼は天狗の伝承多いよね。
ほら、あの、あれとか・・・。
121本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 01:36:48 ID:OuBTEWhp0
酋長もう少し具体的な発言をしようぜ?
122116:2005/08/21(日) 10:26:50 ID:YmMNsDMnO
レスありがとうございます。
鹿沼でも全国的に有名な所は、古峯神社でしょうか。
やたらデッカイ天狗さんのお面(というのかな?)があります。
鹿沼市の酒の谷村という所では、昭和位まで天狗を見た…という話が多くあり、
私も子供の頃じっちゃん・ばっちゃんに良く聞かされました。
鹿沼ではないですが、宇都宮の鹿沼よりにある大谷という所には、
「天狗の投げ石」なるものがあります…。
123本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 17:15:58 ID:8ocF8mn50
古峰神社は祭神をヤマトタケルとしているけど、何で天狗が祀られているのか?
日光開山の祖、勝道上人が天狗を相手に古峰が原で修行を積んだという話もあるが
ヤマトタケルと天狗の関連性が良く分からない。教えてえろい人。
124N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/21(日) 21:01:34 ID:P9rRjrt20
こんばんは、N.Wです。

>>123さんへ
それは、天狗と倭建命と言うより、勝道上人と倭建命の関係で考えた方が
わかりやすいかもしれませんね。
倭建命は、皆さんご存知の通り、父景行天皇の命に従い、日本各地の
朝廷に奉ろわぬ部族を次々に征伐しました。
その最後が、伊吹の山の神に破れ、命からがら逃げ延びたものの、終には
伊勢のノボ野で亡くなります。
彼の成した事は、倭とは異なった信仰を持つ部族、つまり他の神々の領域に
分け入って、その神性を自己のものとする事に他なりません。
一方、勝道上人は二荒山への登頂に当たって、山麓で10年余りの苦行を
続けた後、四年近くの年月をかけ、ようやく山頂へ到達しています。
当時、二荒山のような神聖な霊山へ入る事は、神や精霊の世界への参入を
意味しましたから、安易な登山はタブー視され、厳格な修行の後であっても、
登山中に気象条件が悪化すれば、それは神意による拒否とされ、下山を
余儀なくされたからです。
こう考えると、両者の業績は神性の獲得によってなされたもので、勝道上人は
成功者として超人的な呪力を身に付け、降雨の修法などに著しい霊験を示し、
倭建命は失敗したとは言えども、その魂を八尋白智鳥に化して飛び去ると言う、
これまたひとつの神の形を取る訳で、そこに何らかのつながりがあるのでは
ないかと思う訳です。ハイ。
でも、これは俺が思うだけなので、神主さんに聞いたらもっとニャハハな
答えがあるかも知れません。

以上、あんまりえろくないN.Wでした。
125本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 22:34:45 ID:9zAHoEWL0
?
126BLACKEYEDPEAS ◆YiwP2pBVzo :2005/08/21(日) 22:40:39 ID:8aZWlCRv0
オレ天狗道場できたえたことあるよ。
夢の中の話だけど。 みんなでかかった
127本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 23:05:14 ID:v0CcQ1Gc0
             , ;,勹
           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l
         〃 彡  "二二つ
         |  彡   ~~~~ミ    <はいはいおれのせいおれのせい
     ,-‐― |ll  川| ll || ll|ミ―-、
   /     |ll        |   ヽ
  /       z W`丶ノW     ヽ
 /        \\   / /      |
/           \`i / /       |
             | | i |       !
128本当にあった怖い名無し:2005/08/21(日) 23:09:04 ID:9zAHoEWL0
天狗が登場したから終了。
129ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/22(月) 01:46:02 ID:0sc404ef0
>>124
N.Wさんおかえりなさい
また天狗のお話いっぱいきかせてね
130N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/22(月) 03:26:23 ID:/mtu8xrj0
>>129
ゲレンさん、ただいまです。
ははは、脱線の多い俺ですが、今後ともよろしく。
131酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/23(火) 01:34:07 ID:PIfRbQoh0
たまにはageてみる。

昔話に出てくる天狗は「隠れ蓑」とか「遠眼鏡」とか色々なアイテムを持ってるけど
あれって中国の仙道の「宝貝」に通じているのかな?
132おそさん ◆SUNSPOT.Jg :2005/08/23(火) 01:37:33 ID:nQCQht4x0
秘貝・・・
133酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/23(火) 01:57:40 ID:gfsQk89f0
>>132
おそwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
134N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/23(火) 03:03:27 ID:5FEb2HdX0
>>131
酋長さんへ
多分それは本来、天狗の神通力の事を指していて、伝承になる際にそう言った
グッズの形で表現されたのではないでしょうか。

>>132
お、おそさん、エロいです…
135本当にあった怖い名無し:2005/08/23(火) 11:35:52 ID:WzVnJS2U0
いちいち全レスするのウザス
136酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/23(火) 18:05:37 ID:mXKaPJRu0
>>135
酋長の立てたスレなので全レスがデフォなんだよ。
酋長じゃない人が全レスする場合もあるんだ。
こらえてつかぁさい。ね?
137本当にあった怖い名無し:2005/08/24(水) 01:23:44 ID:4n+wyfEf0
>135
にげてーっ!
138ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/24(水) 10:15:38 ID:TsbN89eu0
>>135
>>136
全レス楽しいよ、一緒にやろうよ!
139ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/08/24(水) 10:22:58 ID:TsbN89eu0
天狗の話がおろそかになってしまうのでひとつ
『平家物語』で「人にて人ならず、鳥にて鳥ならず、犬にて犬ならず、足手は人、かしらは犬、左右に羽根はえ、飛び歩くもの」
こんな記述があります
このころはまだ鼻は長くないようです
140N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/24(水) 23:22:03 ID:oAibhgBN0
ゲレンさんの書いてくれたので絵を描こうと思ったけど、
どう描いていいか、わからない…

で、ふと思ったんだけど、酋長さんってその天狗に似てるんだろうか?
141酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/08/30(火) 11:29:48 ID:T6iL/TABO
天狗には似てない思うよ
142N.W ◆0r0atwEaSo :2005/08/30(火) 21:18:52 ID:DFeNpaB00
酋長さん、おヒサです。
百鬼夜行も良いですが、こっちも巡回して下さいね。

で、前に天狗の住処の話が出てましたので、ちょっと一報。
常陸の国・岩間山の愛宕の宮は十三天狗の住処で、人間の基準でいけば
わずか二間ばかりの広さですが、天狗界に繋がればどのようにでも伸縮
自在との事。(天狗小僧・寅吉談)
何とうらやましい話ではありませんか。
143酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/09/02(金) 21:28:14 ID:eDpGRYX90
天狗つぶてについて、詳しくお願いします。
144ゲレン ◆Sbf0WbqMfI :2005/09/03(土) 08:43:29 ID:/bPGsfaa0
>>142
こんにちは 
岩間はすこし縁があるところなんですよ!
十三天狗の祠お参りしたいなぁ
145酋長 ◆JOytoYhyPI :2005/09/06(火) 22:07:29 ID:wEPjYi+s0
天狗つぶてについて、詳しくお願いします。
146本当にあった怖い名無し:2005/09/07(水) 03:03:19 ID:D8O6SbfR0
江戸時代、小田原提灯が人気だったのは、
折りたためるのと、最乗寺の杉の木で作ったかららしい。
バカでかい天狗下駄がある。
147N.W ◆0r0atwEaSo
うっはぁwwwww
酋長さん、ごめんなさい。
アク禁に掴まってました、すみません。

天狗礫とは『中乃至里山で、何処からともなく小石などがぱらぱらとぶつけられる事』です。
江戸時代に編纂された『宿直草(とのいぐさ)』と言う本に、こんな話があります。

寛永の頃、大阪石町のある家に、夜毎に礫が打たれた。数は7・8個ぐらい、時には14・5個
にもなったが、音のしない時も有り、そうかと思えば大粒の雨のような音がする時もあった。
それは夏の最中より秋頃まで続いた。
隣近所の人はそれを恐れ、「これはきっと火事の前触れだからお祓いに行きなさい」と勧めるし、
親類などはもっと恐れて「加持祈祷をせよ!」と迫ったが、家の主人は一向宗(浄土真宗)を
信心しているので、「万行円備(仏教徒の修める行が全て備わった)の念仏の他に何を頼る事が
あるものか」と言って憚らず、天狗礫を恐れる様子もなかった。

うーん、実害がなければ全然気にしない辺り、さすが大阪人。GJ?!