【短い】怖いショートショート【恐怖】

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1もつお ◆If/bdzM2EI
「わすれもの」

あるところに、とてもそそっかしい坊やがいました。なんでもすぐに
物を失くしたり、忘れてしまったりするのです。「いってきま〜す」と元気に
学校に行ったと思いきや、5分もすると「教科書忘れた!」「弁当忘れた!」などと
走って家に帰ってくるのです。学校に物を忘れてくることもよくありました。
そんなそそっかしい坊やですが、お母さんはずっと 暖かな目で見守っていました。

ある日のことです。通学途中、坊やは交通事故にあって死んでしまいました。その日もいつものように
坊やが玄関を出てから5分後ほどに「ガラガラ」と玄関の戸が開いたので、お母さんはまた坊やが
忘れ物をとりに帰ってきたのだと思いました。だけど、坊やの姿が見当たりません。
そのうち「シクシク」と坊やの泣き声だけ聞こえてきたのです。お母さんは坊やがどこかに隠れていると思い
「どうしたの?坊や出てらっしゃい」と言いました。すると、お母さんの耳元で坊やの声がしました。
「お母さん、あのね、ぼく
 





か  ら  だ  を  忘  れ  ち  ゃ  っ  た  ん  だ
2もつお ◆If/bdzM2EI :04/04/21 14:07 ID:DTYojA4N
怖いショートショート書いてください。
3あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/21 14:10 ID:8yuMUi2G
右足の小指を敷居で痛打しました・・・





ぐぅーん・・・
4こうてい ◆5m18GD4M5g :04/04/21 14:26 ID:usnPTu8X
名作ショートショートをAA化しよう〜第14幕〜
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1082021057/l50
モララーのビデオ棚inAA長編板その20
http://aa3.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1081341246/l50
(新)モララーのビデオ棚   (まとめサイト)
http://sunset.freespace.jp/aavideo/shortshort/

上は全部AA作品、まとめサイトにAA版ショートショートがのってる。
>>1
まず君のが怖くないもの・・・
ロア
7酋☆長 ◆WorldGOSVg :04/04/21 20:10 ID:8ofXGqmH
>>6
懐かしいなw
8もつお ◆If/bdzM2EI :04/04/21 22:16 ID:Y6RKUiR0
「りんご」

ある男が川原を歩いていました。すると、川の近くで坊やがスケッチブックに絵を描いているのが見えました。
「何を描いてるんだい?」男は尋ねました。「昨日ここで会ったおじさん」と坊やは言いました。
男がスケッチブックを覗きこむと、そこには足が3本、腕が4本、目が3つの化け物が描かれていました。
「ははは。こんな人がいるわけないじゃないか。坊やは空想がお上手だね」と男は言いました。
「ウソじゃないよ。その人はりんごをくれたんだよ。ポーさんて言うんだ」と坊やは言い、横においてあるりんごを見せました。
「そうかいそうかい。良かったね。それにして美味そうなりんごだね」男はつやの良いりんごを見て食べたくなりました。
「おじさんにあげるよ」と坊やは言い、男は美味そうにりんごを食べました。
「ありがとう坊や。ところでそのポーさんはもう来ないのかい?」男は坊やの空想に調子を合わせて言いました。
「明日また来るって。今度は大勢で来るって言ってたよ。りんごをね、たくさん持ってきてみんなに配るって。
 りんごを食べた人は、ポーさんと同じ姿になるんだって」
男は少し気味が悪くなり「坊やはポーさんが怖くないの?」と聞きました。すると坊やは言いました。
「うん。だってもう僕は
 
り    ん    ご    を    食    べ    た    か    ら

坊やの皮を脱ぎ捨てたモノが、しわがれ声で言いました。
9もつお ◆If/bdzM2EI :04/04/21 22:19 ID:Y6RKUiR0
我ながら全然怖くねー!!
('A`)
11酋☆長 ◆WorldGOSVg :04/04/21 22:33 ID:8ofXGqmH
『鳩』
      作・酋長

ある日公園でいつものように鳩に餌をあげていると老婆が話しかけてきた。
「ここの鳩に毎日餌をあげているの?」
「はい。いつものことです。」
「気をつけてね。ここの鳩の中に、とても邪悪な鳩がいるから」
内心「何を言っているんだろう?」と思ったが、その場は適当にやり過ごした。

数日後、いつものように鳩に餌をあげていると「俺にもよこせ」という声が聞こえた。
声のほうを振り向くと、他の鳩より少し大きめの鳩がいた。
「俺にもよこせ」鳩は確かにそう鳴いていた。
老婆の話を思い出して恐くなったが、その鳩の方へ餌をまいた。
「違う。俺が食いたいのは・・・これだ!」
そう鳴くと鳩は右目に飛びついてきた。

俺は右目を失い、それ以来いつもの公園には近づかなかった。
昨日たまたま商店街で件の老婆に会った。老婆は俺の義眼を見て、心底悲しそうな表情を浮かべた。
老婆は以前会った時と違い、髪を結っていた。だから、分かった。

老婆の右目も、義眼だった。
12もつお ◆If/bdzM2EI :04/04/21 23:52 ID:sacSJLGa
「ガム」

ある心霊スポットに2人の男が行きました。Aが先頭で、Bが後方に続きます。
2人はどんどん奥に進んでいきます。怖さを紛らわすため、Bがガムを噛み始めました。
Aは恐がりなので、ガムを噛むどころではなく、恐る恐る黙々と進んで行きます。
心霊スポットを約1時間かけて1周し、2人はスタート地点に戻ってきました。
Aは、気になっていた事をBに言いました。
「お前、ちょっと行儀悪いぞ・・・いくらガム噛んでると言っても、あんなに大きな音で
 クチャクチャ噛むことはないだろう。しかも俺の耳元で。最初から終わりまでずーっと」
Bは震えながら言いました。
「俺、ガム30分前くらいに吐き出して捨てたんだけど・・・」






クチャクチャ
13あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/22 00:03 ID:fFC0ujp8
笑い話にもなんねーよW
14あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/22 00:13 ID:FqmV+HQx
煽りはきにせずガンガレ
ショートショートとはまた難しい分野を選んだね
おれは文才ないので書けないけど、がんばれちゃん
16酋☆長 ◆WorldGOSVg :04/04/22 22:08 ID:lc+nj5tQ
あげとくよ。
でも良く考えたら新鼻袋とかぶってないか?
17粘着2号:04/04/22 22:15 ID:3GAC9F2S
もこ?
『鳩』
     
ある日公園でいつものように鳩に餌をあげている老婆話しかけてみた。
「ここの鳩に毎日餌をあげているの?」
「はい。いつものことです。」
老婆が蒔いてる鳩の餌らしきものを見て自分の目を疑った
内心「何をやっているんだろう?」と思ったが、その場は適当にやり過ごした。

俺は右目を失い、それ以来いつもの公園には近づかなかった。
昨日たまたま商店街で件の老婆に会った。老婆は俺の義眼を見て、心底悲しそうな表情を浮かべた。







「鳩の餌10円て書いてあるけど、十円玉とちゃうで!w」
学生時代に塾帰りで暗くなってしまい
雨がしとしと降る中で、
傘差しながら自転車で帰った時の話。
見渡す限り田んぼだけのあぜ道を
電灯もない真っ暗の中で一人まっすぐに走ってたら
遠くから黒くて小さい影がすんごい勢いで
こっちに向かってきた訳。

周りが田んぼで逃げ道ないってのに
その野良犬が一気に自分へ突っ込んで来たあの瞬間は
今でも忘れはしない。
20酋☆長 ◆WorldGOSVg :04/04/22 22:22 ID:lc+nj5tQ
>>18
ごめんね、意味が全く分からないよ・・・。

ちなみに「鳩のえさ」ってのはホームセンターで売ってます。
中身は色々な種(十数種類)で、何と麻の種も入ってます。
価格は1キロで300円弱くらいだった。もっと安いのもあるかもしれない。
10円ちゃうでw
>>20
相変わらずつまらんレスだな。
22>>18:04/04/22 22:32 ID:0lQTcGUo
説明しよう、
つまり、あれだよ公園とかに鳩の餌が10円で売ってるわけだよ、それでそこに「鳩の餌10円」て
書いてあるわけだよ、木の箱とかに入ってさ、
それを、老婆は勘違いして鳩の餌が十円玉そのものだと思っちゃてたってオチなんだよ
23>>18:04/04/22 22:36 ID:0lQTcGUo
ちなみに、かなりのガイシュツネタだからちょっと電波いれてみたの
星がたくさん見える場所に引っ越してきたぼくは

新しい家の中を見てまわっていた、そのとき

一つの指輪を見つけた、おそるおそる

はめてみたらぼくは

神さまになっていた
>>18
久々にワロタw
26あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/26 00:21 ID:sn/NTdGZ
無職の俺を養うために嫁さんがケンタッキーでレジを始めた。
そっと覗きにいくと、ケンタッキーの制服のスカートけっこう短いのな。
若い女の子向けのデザインなんだろうな。
30代後半の嫁さんが、短いスカートはきながら一生懸命接客している姿はなんだか
痛々しくて、 心の底から申し訳ない、就職活動がんばろうと思った。
でも家に帰ると、久しぶりに1人なわけですよ。今まで嫁さんがいると、
昼間家にいるのを責めらてるような気がしてリラックスできなかった。
で、俺は久しぶりにオナニーしようと思った。しかも濃いやつ。
サラダオイルをチンコに垂らしてニュルニュルもんで、イキそうになったら手を止め
て、
お尻の穴にもオイルぬってニンジンつっこんで、さすがにニンジンは痛かったけど、
レイプされてるような感じで興奮しますた。
すっかり女の気分になって「はああん、はあん」とあえぎながら、
1時間くらいチンコこすりつつニンジンをズコズコしてた。
んで「イクーっ」といって大量に射精した。そのとき俺は口内射精で飲んでみようと
思って、 できるだけ上半身を前屈させ、口を激しく前に突き出した。
精液は勢いよく顔まで飛んできたわけですが、口の中には入らなかったので、顔に塗
りたくって、 指をペロペロなめて、「ふー、良い仕事したなああ」と叫び、
シャワー浴びようと後 を振り返ったら、
嫁さんがケンタッキーの制服のまま台所に座って泣いていた。


>>26
お前、それ実話だろ?
28あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/26 00:30 ID:Ogl/66WJ
>>26
ワラタ、実話?
29あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/26 00:39 ID:ZvTGsGQJ
メッチャガイシュツコピペ
コピーペか。そか。
でも、コピペされるレスのオリジナルを作ったやつってすげぇな。
俺もいつか・・・
31ごめん。:04/04/26 03:54 ID:W+tns7I/
友達と一緒に買い物に行って信号待ちしていたとき、
何か隣の友達の様子がおかしい。
今にも泣き出しそうな、真っ青な顔をしている。
「どうしたの」
と聞いてみると、
「あの人死んでない?」・・・
視線の先には、向かいの信号の脇に人ごみに紛れて立っている若い男。
そこだけどんよりした空気に包まれているかのような雰囲気。
目は落ち窪み焦点は定まっていない。
そのとき信号が青に変わった。
あの男とすれ違う瞬間を想像すると、いてもたってもいられない。
固まったように動かない友達の手を引いて、今来た道を引き返した。
男は追っては来なかった。
でも、何か通じるものがあったのかもしれない。

その後、そんなことも忘れ友達と別れて帰った自分のマンションの入り口に、
あの男が立っていた。
背中を虫が這うような悪寒に立ちすくんでいると、
男はこの世の物ではないような声で
「お前か」
「ち、違うっ」
何がなんだかわからずそう叫んだ後、何分ぐらい経ったのか、
もう目の前には男はいなかった。

あれから友達には会っていない。
同じように男が現れたのか、それはわからない。
わかっているのは、両親が生まれ育った場所に連れ帰ったことと、
あの男に面差しの似た男が友達の住んでいたところを
歩いているのを数人が見ていることだけだ。


32モンゴメリー@名無しさん:04/04/26 04:15 ID:lNvJZVEG
タイトル「健康食品」

日曜大工で犬小屋を作った余りで、いまTV・新聞で話題の「O選手の顔便器」を作ってみた。
できあがったものを見て、おばあちゃんが「あんまり似ているのを作ると魂が宿るよ。」
と言って、気味悪がった。
そんなに似ているかなあ。
さっそく使ってみた。なかなか具合がよい。毎日使ってみた。
ある日、座ったとき、便座にぬくもりがこもっているのに気がついた。別に誰かが使っていたと
いうわけではない。人肌ぐらいの温かさで、心地よい。
さらにある日、ウ○チをしていると便器がゆがむのが感じられた。
ハッとして目を下にやると、確かに「O選手」の顔が歪んでいる!!
ビックリしたけど、このしかめ面はどこかで見た記憶がある・・・

そうだ!カ○リーメイトのCMで見た顔だ!!

「うぅ、まずい・・・でも仕事だから(以下略)」



33あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/26 10:00 ID:XvvJUzju
新・鼻袋みたいなクソスレにはするなよ。つまらんお笑い系のネタはやめようぜ
34あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/04/26 13:59 ID:y6v3yHnN
「赤いカーテン」

私の家の丁度 向かいに住んでいるのは若い女性だった。
ある日、私が仕事から帰ってくると、部屋の窓から見える景色に奇妙な異変を感じた。
向かいの家の閉まりきったカーテンが、今日の朝までは青だったのが
今は真っ赤な赤に変わっているのだ。それは少し輝いているようにも見えた。
「夜だというのに、これほどまでにはっきりと赤く見えるのはなぜだろう」
と私は思った。
そのとき、向かいの女性がカーテンの間から白い顔をひょっこり出した。
彼女は顔を出したり引っ込めたり、出したり引っ込めたりを少しの時間 繰り返し
やがて顔を出さなくなった。
一体どうしたのだろう、といろいろ思考を廻らせるものの結論は出ず
その日はそのまま寝てしまった。

次の日、いつも通り仕事も終わり 家に着いて、部屋の扉を開けたとたん
「うわああ」
思わず声が出た。
向かいの屋根の上あたりに、象ほどもある 大きな赤い男の顔が浮かんでいたのだ。
私は急いでカーテンを閉め、見間違えじゃ無いのかと何度もカーテン越しに確認した。
そこで気づいた。
元は白かった自室のカーテンが、月明かりを反射して赤く染まっていたことに。
そして、昨日この顔が自分の家の真上に浮かんでいたのではと想像し心底ゾッとした。
35もつお ◆If/bdzM2EI :04/04/26 14:00 ID:nq2bpZe0
「猫」

「ア〜オ…ア〜オ」
毎晩、庭で赤ん坊の様な不気味な泣き声を出す猫に、男はいい加減頭にきていた。
一匹や二匹でなく、明らかにもっと大勢の猫の鳴き声に、毎晩安眠を妨げられているのだ。
男はある晩、意を決して雨戸を勢いよく開け放ち、
「うるさい黙れ!!」
と叫んだ。そこで男の時間は止まっている。「それら」は「猫ではなかった」のだ。

男は人間である事をやめた。
「ささやき」

最近引っ越したばかりの男がいた。
この男、引っ越してからというもの 毎晩続くささやき声にうんざりしていた。
毎晩毎晩、来る日も来る日も、枕の下からささやき声が聞こえてくるのだ。
以前のアパートも、時々 下の住人の話し声が聞こえたため
こちらに引っ越してからも男は毎晩聞こえるささやきも下の住人のせいだと思っていた。
だがある晩、男はふと思い出した。


自分の家は今 一戸建て だということに。
ショートショートって難しいんだね
短くすれば良いってもんじゃないんだろうけど
どうしてもショートにこだわってしまい まとまった文章が書けない
ショートショート自体 星新一くらいしか読んだこと無いから
あんまりどうこう言える立場じゃ無いけど
小走りで逃げる僕の足跡を消去るように追ってくる。
奴は、もはや人間の顔などしていなかった。
一歩踏み出すたびに痺れるような疲れが全身を覆っていく。
砂に足を取られながら、僕の一歩があいつの二歩、三歩と数えてしまう。
喉の奥から鼻の先まで血の臭いが充満している。
悲鳴にならない叫びが漏れた。狂ってしまうのではないか。
いや、発狂してしまいたい。これ以上の恐怖はもう味わいたくない。
覚悟を決めて僕は振り返った。
まえ、すんでたアパートでのことなんですが、
前の家で飼っている犬がえらいうるさかったんです。
でも飼い主は犬に対して「うるさーい」って
            ゆうだけ。
犬に人間の言葉がわかるわけねーじゃん。
で、野良猫とかにも餌やりまくりで猫集まりまくり、まっしぐら
もうアホかとバカ(ry
で、それがいやで引っ越したんだけど


いま住んでるとこもまったく同じ
飼い主が犬に「うるせー」ってゆうだけ
野良猫に餌やりまくり
「浮かぶ首…」




 首が・・・浮いている・・・
「アク ノ ジュウジカ」

この日、私は長い出張により少々伸びすぎた髪を切ろうと
床屋に向けて歩を進めていた。
後々考えてみれば、今日はやけに不安を匂わせることばかりが続いた。
ベランダに止まったカラス。
軽い朝食にと食べたアルファベットポテト4個には
「D E A D」の綴り。
うちで飼っている黒猫「スリーシックス」。
私が家を出るまでに、目の前を何度横切ったことか…。
そして床屋の前に着いた私は目を疑った。
ドアにかけられた「CLOSED」の文字。
その下に開店時間 10:00と書いてあった。
今時計は9:45分を指していた。

「なんだ、この床屋。
 アク ノ ジュウジカ」
42真一 ◆QPqB3yGi7A :04/04/27 18:27 ID:qw/3iuf5
>>41
ナイス。面白かった。
43ごーすとはんたー:04/04/27 19:04 ID:7Y7NnVhS
外はバタバタという風の音で満ちていた。
嵐のさなかの物置で、4つの影が顔を寄せ合っている。
「・・・で、そこで俺は見たのよ。死んだはずの・・・」
キャー!
ユキが悲鳴をあげた。
怪談話をするには最高の雰囲気だ。
「でも、ほんと不思議だよなヤツら」
「ああ。昨日も何もない壁をじっと見てるの、なんだろね」
「あ、それ俺んちのも」
「こわー」
それまでじっと聞いていたケンが口を開いた。
「いや、案外俺たちみたいに考え事してるだけかもよ」
「そうかなあ」
その時、何かがぶつかったのか扉がガタンと音を立てた。
怖がりのユキが思わず叫んだ
「怖いニャー!!」
>>43
そうか 猫の視点から見たら確かにそうだよな
彼らも考え事してるだけだったのか
そう考えるのが自然だよな うん
ショートショートで勉強できちゃった♪
45モンゴメリー@名無しさん:04/05/01 09:41 ID:z9zz4rid
タイトル「廃病院の霊」

俺は霊を見たことがない。霊に出会ったことがない。そこで霊に会いたくて
毎夜のように廃病院を探索してみた。
懐中電灯の明かりでは霊が怯えるだろうから、ろうそくを片手にである。
病室を一部屋ずつ見回り、最後は地下一階の霊安室を覗いてから、帰宅だ。
それが、毎晩、何事もなく、続いた。
ある夜のこと、いつものように病室をまわり「今日も何もなかったな」と
つぶやきながら、地下への階段をおりる。

だが、そこに、そいつはいた。

がらんとした霊安室の床に正座する男の姿が、ろうそくの明かりに、ぼうっと浮かび上がる。
さすがに驚いてしまい、思わず声をかける。「ここで何をしているんですか?」
男は無言だ。
さらに近づいて男の姿を観察してみる。
黒ぶちのメガネに上半身はハダカ、黒いビッチリとしたブリーフに下半身だけ黒の網タイツだ。
こんなカッコウでいったい何をしているのか・・・

男はボソッと答えた。「帰れないんです・・・」
どういう意味なのか、俺は聞き返した。「えっ、何ですって?」

「女王様が『 いい 』 というまでは、帰れないんです!!」

その瞬間に俺は悟った。ついに出会ってしまった、この男は霊なのだと・・・

   「これが、かの有名な 『 放 置 プ 霊 』 なのか・・・」
   
 
                 
                火曜サスペンス劇場のBGM希望・・・
>>45
もうしわけございません、あなた様の注文した火サスBGMが
当社の手違いで古畑任三郎のテーマになってしまいました。
47モンゴメリー@名無しさん:04/05/02 12:37 ID:h6deYpjC
>>46
つっこみアリガd



48あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 13:34 ID:vbYvMotx
星新一あたりのをあげたら?
ガイシュツすぎて話にならないよ
自分で話し作れ
50あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 14:37 ID:vegnKhyo
「星 新一」

私は星新一。
しがない小説家だ。
ある日、私の元に一通の手紙が送られてきた。
ハートのシールで封をされた何の変哲も無い白い封筒だ。
ひとつ気になったのは、封筒には何も書かれていなかったことだ。
この手紙の差出人が自ら郵便受けに差し入れてくれたようだ。
私は内心ラブレターではとドキドキして、いてもたってもいられなくなり
早速、封を切る事にした。
好奇心と期待で押しつぶされそうになりながらも中から取り出した紙は
なんと、また白い封筒であった。
なんだ、いたずらか。
期待した私が馬鹿だった、と自責の念にとらわれながらも
私はとりあえず、中に入っていた白い封筒を開いた。
何度繰り返しただろうか。
封を切っても封を切っても出てくるのは白い封筒。
私はいい加減うんざりしてきた。
同時に、どうしてこの大きさの封筒にこれだけの封筒が入っているのだろうかと
不思議に思った。
そして、それからも何度と無く同じことを繰り返したのち
ついに無限の封筒地獄についに終わりが訪れた。
黒い紙。
入っていたのは、二つ折りにされた黒い紙だった。
薄気味悪くも思ったが、早くこの茶番を終わらせたいと思い
二つ折りにされたその黒い紙を手早く開いた。
そこには白い文字でこう書かれていた。

「星 新一」

私は星新一。
しがない小説家だ。
51ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 14:41 ID:6Icc4es0
星新一死んじゃったね。
惜しい人を亡くしました。
ええ!?
亡くなったの?
知らなかった・・・ちょっと不謹慎だった。
ご冥福をお祈りいたします。
調べたら、もう8年近く前に亡くなってたんですね。
てっきり今の今まで元気に書いてるのかと思ってました…涙
ちなみに星が監修してた「ショートショートの広場」は現在も阿刀田高が引き継いでやってる。
あの本は一つ一つのエピソードがかなり短いので、結構うpが容易じゃない?
55ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 15:01 ID:6Icc4es0
俺も星新一の本はほぼ全てといえるくらいよんでたから
ショックだったよ。今はご冥福をお祈りいたします。
生まれ変わってもショートショート書いてくださいね。
56あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 15:09 ID:i38wuJwm
日本のある村で深い穴が発見された。あまりに深すぎてどこまで続いているかわからなかった。
最初にその穴を見つけた男は近くの小石を投げ込み叫んだ
「おーい でてこーい」
しかしなんの反応もなかった。
しばらくして都会から学者が大挙してやってきて徹底的に穴を調査した。
しかし現代科学をもってしてもその穴がどこに通じているかついに解明できなかった。
科学者が興味を失うと今度はある企業がその穴を買い取った。
そして料金をとっては不要なものを投棄させる商売を始めた。
世界各地からあらゆる人がやってきて手に負えない放射性物質や産業廃棄物はもちろん、
浮気の証拠や果ては思い出まで捨てに来た。
しかしいくら捨ててもその穴はいっこうに埋まらなかった・・・・

あるとき若い男が歩道を歩いていると不意に小石が飛んできた。
いったいどこから飛んできたのかさっぱりわからなかった。
首をひねっていると、はるか遠くのそらから
「おーい でてこーい」
と呼ぶ声がした。
しかし、あまりに小さく男は
「空耳かな」
と呟き、やがて足早にそこを立ち去っていった。


おーい
星新一のショートショートじゃんかー
著作権とかまずいんじゃないのかな?
読みたいけど
58ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 15:13 ID:6Icc4es0
>>56いくら本人が亡くなっているにしろ、
著作権に引っかかるんじゃないか?
まあそこまでカタくいわないくてもいいんでねえの
60ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 15:29 ID:6Icc4es0
まあ、細部に抜けてる部分があるからね。
星新一の小説そのものではない。
61あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 15:38 ID:qkrYeGWt
生まれ変わりなどない
62ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 15:43 ID:6Icc4es0
>>61
そうかな?海外じゃうまれかわる前の記憶をもった
子供が何人も生まれていて、研究もされているよ。
生クリームたっぷりのケーキに乗っていたのはイチゴじゃなく指先だったーとか


だめ?
64ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 15:45 ID:6Icc4es0
でも確かに厳密な意味での生まれ変わりはないかも
知れませんがね。
65あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 16:01 ID:i38wuJwm
ある著名な科学者がロボットを作った。
大変丈夫な素材でつくられ、水爆にも耐えられる代物であるという。
しかし不格好なもので、一本足で郵便ポストのように
ただ突っ立っているだけである。
取材にきた記者たちはみんなちょうどへそにあたる部分についているボタン
に注目した。
「これはどういう機能をもっているものなんですか?」
しかし学者は答えず微笑んでいるだけである。
ボタンは実に形いい大きさでいかにも押さずにはいられなくなるものだった。
我慢出来なくなった一人の記者がとうとうそれを押してしまった。
一同はいったい何がおきるのか固唾をのんで見守っている。
しかし何分たってもなにも起きなかった。
「博士、これはいったいどういうことなんですか」
記者たちは詰問したが、最後までなにも答えないまま会見は終わった。
博士はさんざんな批判記事を書かれたが、どこ吹く風でそのロボット
を自宅前の道路に置いた。
見物客が大勢訪れ、全員ボタンを押しては落胆して帰っていく。
やがて博士は死んだが、そのロボットはあまりに重く動かせないため
放置された。
こうして通行人たちはなにも起きないを知りながら
へそのボタンを押していくのだった。

・・・オチまでは書きません。後は本で読んでね。
本って?
67あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 16:07 ID:SELKGol2
何がしたいんだ、宣伝か
タイトルと作者が分からない事にはどうにも・・・

まさか第2のナポリタンを狙ってるのかな?
69あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 16:17 ID:i38wuJwm
>>68
むろん星新一です。タイトルは忘れた・・・
とにかくこの話が好きだったので書いてみました。
70あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/02 16:28 ID:y1+PEF/d
星新一は面白いね。 >>64 厳密もなにも生まれ変わりなんぞない。その考えは生きるという事を侮辱している
71ルシファー ◆BscOKdBOXY :04/05/02 16:35 ID:6Icc4es0
分かりました。生まれ変わりはない事にします。
http://sunset.freespace.jp/aavideo/shortshort/index.html
星新一好きには楽しめるAAスレ「名作ショートショートをAA化しよう」の
まとめサイトドゾー
そろそろスレちがいだよん
ある科学者がタイムマシンを作った。

科学者はそれを使って10年前、自分が
タイムマシンを作ろうと思った時に行った。

10年前の自分はタイムマシンをつくるために
研究をしていた、今の科学者は研究に没頭するあまりに
妻に見放されてしまっている、そのようなことがおこらないように
完成した設計図をこっそりとおいていった。

現代に帰ると10年前にタイムマシンができていることになって
妻にも見放されずにいた。

あのとき設計図をおいていって正解だと思った。

しばらくして科学者は思った、そういえば自分の手に入れた
設計図も研究所にいつのまにか置いてあったのだ。

そうすると、誰 が 設 計 図 を 書 い た ん だ ?
75あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/03 11:40 ID:sqljkYwq
おれおれ おれだよ じいちゃん
>>75
なんだ、おまえか、一安心
ウピョピョピョか重し
>>63
怖いショートケーキ?

>>74
それって「やばい、おれ未来にいる」スレのコピペ?
79あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/03 13:29 ID:RPvltrZj
星信一さん亡くなったんだ… ショック…
80あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/03 14:34 ID:56jE3zfy
>>79
とっくになくなってるよ、眞鍋もな
そうそう、あのイラストもよかったね
とても癒されるイラストだったよ
82イズオ ◆xZ9NIUcSBY :04/05/03 14:40 ID:23VXIw00
>>79
生活維持省って話が凄く好きだった。
ああいう話を書ける人は今いないのかなあ…。
まじか、星さん死んでモータのか。しょうがないから俺に憑依させてまた出版するかな
84:04/05/03 18:06 ID:LS6yCua4
>>83
いやだよ
>>65 「妖精配給会社」の「ひとつの装置」
俺は「帰郷」と「処刑」、数少ない感動の話だったので何度も読み返した。
87モンゴメリー@名無しさん:04/05/04 05:13 ID:p5+R4J7T
タイトル『占い その1」

満月のきれいな晩だった。
ハーバード大学時代のジョン・F・ケネディがガールフレンド(マリリンでも
ジャクリーンでもない女の子)と夜のバンカーヒルを散策していた。
すると丘の向こうからひ弱そうな痩せっぽちの少年が小さなライフル銃を肩に
担いでやってくるのに出くわした。
「ヘイ、ボーイ。こんな夜に狩でもするつもりなのかい?」
「まあね。ジプシーのおばあちゃんがこっちの方角に『生涯最大の獲物がある』
って占ってくれたんだ。」
「生涯最大のえものぉぉ!!こんな小さな公園じゃあ、猫かハトポッポしかいや
しないよ。たいした獲物だなあ、おい。」
「ちぇ、おばあちゃんの占い、はずれちゃったよ。帰ろうっと。」
「ジプシー女のいうこと信じてノコノコやってくるなんて愉快なボウズだな、
名前はなんていうんだい?」
「ぼくの名前かい?」少年は振り返りもせずに答えた。


   「オズワルド・・・リー・ハーヴェイ・オズワルドさ。」

ここ見てて、このスレ思い出した。

http://comic4.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1077994289/l50
「完全なる呪い」

 その日、完全なる呪いが存在することが、オカルト研究家達の間で発見された。
「どんな物さえも、この完全なる呪いにかかればその存在そのものを
 消し去ることが出来るんですよ。それも、簡単に。」
オカルト研究家の一人が、学会でそう発表した。
学会に出席した研究家達はどよめいたのち、
「じゃあ、実際に何かを呪ってみてくれないか?」
という声がかかるまで、さほど時間はかからなかった。
「いいですとも。」
オカルト研究家達は微笑みながら、大きくうなずいたのだった。

公開実験は大成功だった。
研究家達の前で、一冊の本を見事に消して見せたオカルト研究家達は
一大センセーションを巻き起こし、やがて「完全なる呪い方」の書籍を出版し
大金を得ることができた。
 一方、本の出版によって、あらゆる人があらゆる物を呪い消し去ることが
できるようになったことによって、原因不明の死者や行方不明者が相次ぎ
国の存亡にさえ関わるのではとの懸念が生じた。

だがある日、毎日のように続いた死者・行方不明者がぱったりと途絶えた。
「説明書通りにやったのにうまくいかない。」
などの苦情が相次ぎ、疑問に思ったオカルト研究家達は真実を確かめるべく
もう一度本を消してみようと試みたのだが、どうやってもうまくいかなかった。
そこで研究員の一人はある仮説をたてた。

「完全なる呪いの存在を、完全なる呪いで消し去られたのでは。」
と。


ベタなオチ
つーか、お前らレンタルショップ行ってきてトワイライトゾーン全部借りて来い、
SFショートショートの大御所やぞ
91あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/05 22:32 ID:F+wt9e18
>>89
イイ
92あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/05 23:25 ID:X+qNahCs
宅急便で届いた荷物は最初から嫌な感じだった。
送り主が1年前に別れた女だったからだ。
きっちりラッピングされた直方体をテーブルの上において
俺は溜息をついた。彼女の性格からしてきっと以前贈った
ものを突き返してきたに違いない。
そう百合子は性格のきつい女で俺の浮気がばれた時には
黙って微笑み、窓を閉め、ドアに鍵を掛け、
俺がトイレに入った隙にガスの元栓を開放したのだ。
なんとかその時は事なきを得たが、それ以降
俺は百合子を抱かなくなった。完全に冷え切った二人が
別れたのは当然の成り行きだったが最後に女はこういった。
「あなたを忘れるためにしなくちゃいけないことがあるわ」
それがなんなのか俺はもう訊かなかった。
すっかり忘れていたその言葉を思い出して、それにしても
なぜ今頃になっていったいなにを送ってきたのか。
俺は訝りながら包装を解き白い箱の蓋を上げて中を見た。
まるまった白いものが目に飛び込んだ。
毬のような柔らかいそれが何かわかった時、俺はゾッとした。
それは切り落とされた赤ん坊の手首だった。
箱の中にあったカードにはこう書いてあった。

「あなたからの最後の贈り物を本日食べ終わりました。これでやっとさよならできます」

93あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/05 23:45 ID:OpjJPE+q
僕のチンポがショートで怖いです
深夜に4台でドライブしていたら最後尾がはぐれたらしく、しばらく待っていたが来ないのでUターンして探しに行った
すぐに見つかり「どうした、故障か?」と声をかけると「俺ら友達だよな?」と言ってきたので「(なんだこいつ)そうだよ」と返事をすると彼は足元を指差した
その先には床下から彼の両足首をつかんでいる手があった
「うぉーーー!!」驚きのあまり逃げ出したがすぐに戻り車内を見ると彼の姿は無く、今も行方不明のまま・・・
95あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/06 00:30 ID:WZzycgZF
>>92
手首を食べ残すとはなにごとかぁー!!
もう5年以上前、俺が高2の時、夏休み前・・・と言うか期末テスト前の話なのだが。
あの時は火曜から5連発で遅刻して罰として放課後トイレ掃除するように担任から言われたんだ。

問題はこのトイレ、校舎内にある水洗トイレじゃなくて校庭の隅、体育倉庫の隣にある男女兼用の汲み取りトイレ。
あまりに汚すぎてよっぽど切羽詰ったヤツしか使わないんだが・・・。まあ、だからこそ罰になるんだけどね。

そして放課後、説教くらってトイレ掃除してから帰れって話になったんだよね。
土曜の昼下がり、2時過ぎくらいだって言うのに次の週からテストなんで広い校庭に部活やってるヤツも誰もいやしない。
思えばこの時、かなり不気味な感じがしたのを憶えてる。
分かるだろ、昼間とはいえだだっ広い校庭に自分一人しかいない、聞こえるのは風の音だけ。

とっとと掃除して家に帰ってしまおうと思って掃除道具持ってトイレに行ったんだ。
そしてトイレに近づいた時・・・。
・・・いきなりトイレのドアが開いて中から女の人(・・・だと思う)が走り出して来たんだ。
なんか制服っぽい服着てた、髪は長かったと思う。って言うかよく憶えてない。
なにしろいきなりのコトで、俺はビックリしてその場にへたりこんでしまったんだ。
しばらく放心してその場にへたりこんだままどれくらい時間が経ったのか・・・。

「あーあーーぁー」みたいな呻き声が聞こえて来て我に返ったんだ。
その呻き声、どこから聞こえてくるのかと思ったらトイレの中、それも便器の中から聞こえるんだよ。
今にして思えばなんでそんなコトをしたのか分からない、混乱していたからとしか言いようがない。
俺ははいずる様にしてトイレに近づいていって便器の中を覗いたんだ。

ソレは居た。便器の中、糞にまみれながらモゾモゾと動いていた。
なんて言ったらいいのか・・・、30cmくらいのトリのササミ肉、それに一つ目が付いている。そして呻き声をあげている。
俺はソレから目が離せなかった。そして俺はそのササミ肉と目があっちまったんだ。
次の瞬間、そのササミ肉が跳ねたんだ。
驚いて後ろに転んだ俺の目の前にササミ肉がボトっと落ちて来た。
そして俺の方にズリズリと這ってくる・・・。

俺は逃げた、どうやって逃げたかは憶えてない。
後で担任に聞いた話だと四つん這いになって分けのわからないことを叫びながら職員室に転がり込んできたらしい。
どちらにしても次に俺が気がついたのは次の日、病院のベッドの上だった。

後で担任が誰にも内緒だが・・・というコトで話してくれた。
10年程前、やはり夏休み前の土曜の放課後、3年の女子生徒が体育倉庫で首吊り自殺をした。
その女子生徒の友人によれば、彼女は自分が妊娠していたのではないかと悩んでいたらしい、それを苦にしての自殺だったのだろうとの話だった。

俺はその話を聞き、卒業までの1年半、土曜日ごとにトイレ前に線香をあげた。
あのササミ肉は・・・、多分・・・、そういうことなんだろうな。
なぜこの話を書こうと思ったのか。久しぶりに当時の担任と話したからだろう。
電話で同窓会の連絡をしたんだが、その時にこの時のコトを話した。
そのとき元担任が気になるコトを言ったんだ。

「自殺した女子生徒、本当は妊娠してなかったんだけどな」

あのササミ肉の正体はいったい・・・。
良いねー
やっと流れがオカルトになってきたねー

ただ今まで大体1レスで終わらせてた話をあえて3レス使うとは
なんというか、勇気あるね
こういう人はきっと社会でも成功するんだろうね

私は勇気が無いので 一生懸命1レスで終わらせようとしてたわけだが
>>100
キリ番ゲットしつつ遠まわしにスレ違いを主張するお前に恐怖。
作品披露キボンヌ
>>94はとあるdat落ちしたスレの「105」というコテハンの作品のパクリ。

っていうかそれ私なんだが。
つーか、読むのめんどくさいな、
あらすじ教えてちょ
むしろ小学生の時に本で読んだ話しだから読み流した。
1051/2:04/05/07 08:35 ID:9sdDYcND
「見たら死ぬぞ!」

ある男が一つのビデオテープを手に入れた。
テープの側面には、「見たら死ぬぞ!」と書かれたシールが張っており
死んだ友人の家で行われた通夜の時に、彼の部屋で男が偶然そのテープを見つけ
遺族に内緒でこっそりと頂いてきたのだ。
「さて、黙って持ってきたは良いが、こんなものどうすればいいのだろう。」
男は悩み、思いつきで行動したことを後悔した。

友人は急死だったらしい。誠実で謙虚で女とは無縁。そんな感じの奴だった。
亡くなる2週間程前に一緒に居酒屋で飲みに行ったその時は
全く体調も良さそうで、まさか死ぬなんて想像もしなかった。
だから、きっとこのテープが原因に違いなかった。
「見たら死ぬと書いてるし、触らぬ神に祟りなしだ。しまっておこう。」
シールの張ってある面を隠すようにケースに収め、押入れの奥にしまいこんだ。

それから4日間程は、そのテープのことが頭から離れず何度も見てしまいそうな
衝動に駆られたが、就職先の仕事も順調で、これからだという所だったので
好奇心で命を無駄にすることは出来ないと思い、其の都度我慢した。
1062/2:04/05/07 08:36 ID:9sdDYcND
それから1年程経ったある日、男は仕事で些細なミスをおかし、責任を問い詰められた。
つい上司に反論してしまい、過去のミスを掘り返され、男はさらに熱くなり口論になった。
帰宅するころには男は無職になっていた。
「本当に些細なミスだったのだ、今までニコニコしてたくせに手のひらを返すように
 ガミガミ怒鳴りやがって…。あーあ、明日からどうするかな…。」
男は何もかもが嫌になった。さっぱり死にたくなった。
そして、あれこれ自殺の方法を考える内に、あのテープの事を思い出した。
「そうだ!あのテープだ!内容を確かめて、さらに死ねるなら一石二鳥だ!」
男は長い間気になっていたテープの中身を見ることがついに出来ると喜び
スキップしながらデッキにテープを挿入した。


しばらくして映し出されたのは、全裸の女性が卑猥な呻きを上げ続ける何の変哲も無い
アダルトビデオであり、それからも男は死ぬことは無かった。

「あの野郎、こんなAVを隠してやがったのか、こんなものとは無縁と思っていのにな。
 誰にも見られたくなかったのだろうが、紛らわしい奴だ。」
つまり男の親戚は、死んでからも約1年の間、「誠実な男」貫き通すことが出来たというわけだ。
やむなく二つに分けた。
今なら>>96の気持ちがわかる。

むしろ、書いたのは良いがオカルトじゃないよな…。
怖いショートショートってうまく思いつかないなぁ…。
あのときの話だ。
おれは家で掃除をしていた、ふと
窓の外をみると鳥の巣があった。
鳥の巣か…まさかここで梅図かずおは
出てこないだろうと思ったが、出た。
押入れの奥から赤ん坊少女タマミちゃんがでた。
これはやばい、鳥の巣+かずお+タマミだ。

これを送ったら俺はもう死ぬだろう、今ここで
この謎を教えておく。

この謎はアトdtwqvといん
この謎のメッセージを受け取った私は一つの疑問に直面した。
「今日は何曜日だった?」
然して問題じゃないか。
青い空、白い雲、この世界全てが今も生きており
忙しない社会の流れの中でもこの瞬間、死に行く人がいることに私は涙した。
>>108…彼女は私にとって目標だった。
常に自分の辿るべき道の先にいた。其の彼女が最後に残したメッセージ。
鳥の巣+かずお+タマミ。この三つが意味することは一つ。
彼女は今、今まさに、濃硫酸を掛けられそうになっているということだ。
私は其の事実に直面し、冬物売り尽くしセールだった。
>>108を助けるべく、他力本願時に赴いたりもした。
しかし、今となっては私の力ではどうしようもない事だと気づいたのだ。
だからといってこのまま黙って見ているつもりは無い。
彼女が残したこのメッセージ、この謎に秘められたさらなる謎を解き明かす。
それが私の運命に敷かれた新たなレールだということは確かだった。
私は生涯掛けてこのメッセージを解き明かす。
多分絶対。
↑リンゴオタ
>>110
良く気付いたね。オメデトウ。

「受け継がれるもの」

「何故、人は生き、そして死ぬのか?」
「どんなに長生きをしたところで、その先に待っているのは死。
 人の生き様なんていうのは、どれも似たり寄ったり。
 どんなに富豪でも、どんなに貧困でも 死は必ず等しく訪れる。」
「では逆に、自ら命を絶つ人間は何を思い、何が変わったが故に
 自殺に至るのか…。」
普通の家に住む普通の人、彼は今、哲学に夢中だった。
人生の哲学、年金で暮らす彼にとって、今となってはそれが全てであり生きがいであった。
彼の書斎は本の未曾有地獄と化し、自分でまとめた研究結果等もしっかりと保存していた。
やがて、彼の身にも寿命が訪れ、家族の見守る中で最後に彼は一言 言い残した。
「何故、人は生きるのか、全く答えがでなかった…。無念だ。」

それから彼の息子は、彼の書斎を譲り受け、父が死ぬ寸前まで探求し続けた
哲学を引き継いだが、かつての父のように没頭する事も無く、全て程良くこなしていた。
そしてまた、やがて、彼の身にも寿命が訪れ、同じように家族の見守る中で最後に彼は一言 言い残した。
「何故人は生きるのか、もう少しで答えが出そうだったのに。無念だ。」

それから彼の息子もまた書斎を譲り受けたのだったが、彼の息子は根っからの快楽主義者であったため
書斎にあった全ての本を売りさばき、そのお金で毎日を倒れるまで遊びつくした。
やがて、彼の身にも寿命が訪れ、遊びに熱中しすぎたために家族もいなく、一人で死に行く彼は最後に一言 言い残した。
「生きることに、特に意味なんてねーわ…。」

天国にいる彼の父、祖父は声をそろえて
「そ れ だ !」
と叫んだ。
>>100-101
すいませぬ、ダウソ版から来たばかりでオカルト板の掟についてよく知らぬままにカキコしてしまいました。(__)
あやまりついでに今日、不思議なことがあったのでカキコしておきます。

その音に最初に気付いたのは1ヶ月ほど前だったと思います。
夜中にふと目が覚めると「カーン、カーン、カーン・・・」と規則正しい金属音が聞こえるんです、裏の家(お屋敷と言ってもいいくらい大きい)から。
あまりその手のことは気にしない方なのですが、1週間ほど連日ともなるとさすがに腹もたってきまして・・・。
文句つけに行ったところ隣のご主人は「そんな音は知らない」と言う。
それで本当にそんな音がしてるのか一緒に夜明かしして確かめてみようということになったんです。
時間は午前3時ちょっと前くらいでしたか、流石に2人ともうつらうつらし始めた頃、聞こえてきました、庭の方から。「カーン、カーン、カーン」と。
驚いたのはもちろんですが、誰か深夜の庭に忍び込んで悪戯でもしてるなら大変だと思い調べにいきました。
その音ですが、庭の隅の大きな木の「中」から聞こえていたんです。
私とご主人、もう大慌てで・・・、叫びながらそのまま家に逃げ帰りました。
それが2日前のことです。
今日、裏のご主人があの木を御祓いして切ると言うので家にお邪魔させてもらいました。
で、御祓いの後その木を切ったんですが・・・。
幹の中から20cm程の釘がゴロゴロと出てきました。
これってやっぱりアレに使われた釘ってことですよね。
それは怖いですね
私の住んでるアパートは老朽化が進んでいて
屋上の鉄が風で擦れあう音なんかがしょっちゅう聞こえますが
案外、誰かが何かやってるのかも…
>>112
隣の住人の方が協力的でよかったですね。
115二人の男:04/05/08 20:23 ID:L4DINW53
「被害者」
目の前から全身黒尽くめの男が歩いてきたんです。
この暑いのに黒いコートを襟を立てて着て、黒い帽子を
目深に被っていました。妙にキョロキョロしていて挙動不審で、
直感で今ニュースで話題の連続殺人鬼だと分かりました。
細い路地裏でばかり起こる連続通り魔です、あなたも当然知ってるでしょう?
だから警戒したんです、その男を注意深く観察しながら
私は道路を渡り反対側の歩道に移動したんです。
そしたらそいつも移動しました。私はリュックからペーパーナイフを
取り出しました。たまたま持っていたんですよ。
それを隠し持ち、いつ襲ってきても反撃できるようにしてました。
すれ違った瞬間は何もしてきませんでした。でもしばらくして
その男は私を追いかけてきたんです。当然逃げましたよ。
それであのアパートの前で追い付かれて肩を捕まれたので
ペーパーナイフで刺したんです。ええ、そうです。首を。はい。
それが全てです、でもこれは明らかに正当防衛でしょう?
やらなければこっちがやられていた。それに私が襲われたのは
これが初めてじゃない。今まで何度も同じように襲われて。
だから護身用にサバイバルナイフを、え?こっちは命を狙われているんだ!
あんた達は何もしてくれなかっただろう?警察なんか信じられない!
自分の命は自分で守る、もう奴らの殺し屋を五人も殺してやった!
あいつ等もこれで分かるだろう!俺を殺すことなど出来ないと!
116二人の男:04/05/08 20:24 ID:L4DINW53
「加害者」
あぁ〜。
あれ絶対いかさまだよなぁ。何で三回連続でフォーカード出るんだよ。
しかも四人揃って。そんな腕あるならラスベガス行けってんだ畜生。
あぁ、暑いよ〜、なんで真夏にこんな格好しなきゃいけないんだよ・・・
まあ罰ゲームだからだけどな。黒は熱を吸収すんだよなぁ・・・
さっさとコンビニ行ってアイス買ってこよ・・・うわぁ、前から人来ちゃったよ。
恥ずかしいな、くそーこっち見るなよ。うわー恥ずかしいよ、おい。
なるべく見ないようにして、道路の反対側に移動しよう・・・・っておいこら。
お前まで移動してどうすんだよ馬鹿。まずいよなぁ、警察とか呼ばれたら
どうすんだよ。やばいやばい、目立たないように・・・だめだ暑さで
頭が全然回らないよ・・・。もう目の前まで来てるし、こっち見るなよ。
あっ、財布落としやがった。くそっ無視するか・・・いや、ここで親切さを
アピールして罰ゲームと言うことを説明・・・うわっ走りやがった。
待てよ、おい、財布を落としたぞ!待てって速いなこいつ。
だが元陸上部のオレを舐めるなよ!!おら、追いついたぞ。
あんた財布を・・・?あえ?何だ、首になんか当たってるみた、え?
血か?オレの血か?うわまじか、足に力が入らないな。何だ。
痛いな、くそ、痛いよ。おっ、何かアパートからおばちゃんが出てきたぞ。
おいおい叫ぶな叫ぶな、まず救急車を呼びなさい。叫ばないで救急車。
救急車を呼んでこのオレの体を・・・・・・お?オレの体?あれ?
うわっまじかよ、オレ死んじゃったよ。死んじゃった、死んじゃった。
幽霊になっちゃったよ。どうすんだこれ、やばいなぁ・・・・・・・・・
でも、まぁ、せっかくだからな。あいつらの所にでも行ってみるか・・・
罰ゲームの、仕返しだ。

余談
この日、四人の男女が血まみれになった友人の幽霊を見たとか見なかったとか。
おもしろい。
118モンゴメリー@名無しさん:04/05/09 05:25 ID:gca7ixhn
タイトル「つぎ逝ってみよー」

「先生、最近夜の八時ごろになると「おいっす!」とか「8時だョ、全員集合!」とか
声がするんですけど、回りを見渡しても誰もいないんですよ。」
医者は顔を曇らせてこう言った。
「実を言うとここは「いかりや長介さん」が亡くなられた病室なんですよ。」
「えっ、イカリヤチョウスケ?あの「長さん」がいた部屋なんですか?わたしね、長さんの
大大大ファンなんですよ!うれしいなあ、ユーレイでもいいから一度会ってみたいですよ。」
「そりゃよかった、きっと会えると思いますよ。」医者は私の顔をまじまじと見つめながら言った。

「今まで「全員集合!」の号令に遅れた人はいませんでしたから。」

そのとき私の頭のなかでどこからともなく、「だめだこりゃ」という長さんの声が聞こえてきた・・・

1992年6月深夜2時ごろ、大阪の天満宮で、ある渡辺恒夫さん(仮称)運転のタクシーに
女性客が乗った
おわりかい
121モンゴメリー@名無しさん:04/05/09 16:18 ID:gca7ixhn
>>112
そだね。単なる体験談は「鳥肌が立つような怖い話」に書くべきだね。
別にいやみで言ってるんじゃなくて、普通に怖いだけにもったいないと思うよ。

122あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/05/10 23:13 ID:bOC8naNj
むかしあるところに裕福な庄屋があった。
庄屋には3歳になる息子がいて、太郎といった。
太郎の子守りは家主の母親にあたる60歳の老婆だった。
つまり太郎は老婆の孫にあたるというわけ。
老婆は普段から太郎のやんちゃに耐えかねて、子守りで
疲れきっていた。
そこでつい、川でおしっこをさせている時に間が指して
太郎を突き落としてしまった。
太郎は下流にながされ、水死体で見つかった。
庄屋夫婦は太郎が勝手に川に落ちたという老婆のでまかせを
信じてあきらめるほかなかった。

3年後、二人目の孫の次郎の世話をさせられることになった老婆は
「おしっこ」という3歳に成ったばかりの次郎を川に連れて行き、
おしっこをさせていると、まだ言葉もおぼつかないはずの次郎が
おしっこをしながら背後の老婆に振り向き・・・・・。

「もう突き落とさないでね・・・・」
>>122
リメイクかいっ!
一緒に映画を見る約束をして、弟と校門の前で待ち合わせ。
講義が押して少し遅れて行ったら、弟が独り言を言っている。
「……わからない。うん、知らない」と、空中を見ながら首を左右に振っている。
また何か来たの?と尋ねると少し考えて、また急に別な方を見て
「……コウゲン寺は二つあります。どっちですか?」と
「近い方はこの道を……はい…………いいえ」と。
そしておもむろに私を見て「行こう、見逃しちゃう」と。
小さい頃から慣れているけど、いつか連れて行かれるような気がして心配。
「私の凄く怖い話」

私はパイプ整備士。
そんな私はパイプが怖い。凄く怖い。
私はコーヒーが好きだ。
そんな私はコーヒーと言う響きが怖い。凄く怖い。
私は煎餅が好きだ。
そんな私は煎餅を噛み砕く瞬間が怖い。凄く怖い。
私は自分が好きだ。
そんな私はいつか訪れるであろう死が怖い。凄く怖い。
怖いよね。世の中いろいろ怖いよね。
>>125
コピペか?こうゆうの好きだ
わたしは恋愛が下手だ
彼氏いない歴24年、今24歳です
男友達は何人かいるしデートも何度もしてる、けど付き合ったことはない。
一緒に映画を観たりバーに行ったりドライブしたりデートが上手くいっても
告白すると必ずふられる・・
友達にこの事を話すと「運が悪いだけだよ」と言われるが私にとっては深刻な問題だ。
今日大好きな彼とデートをしてきた
わたしの家でお酒を飲んで彼は酔い潰れて寝てしまった・・チャンスは今しかない
私は彼の服を脱がして体を舐めはじめた
数分後彼は目を覚まし驚いた様子でこう言った
「おまえ何してんだよ!!」
わたしは言った
「あなたが好きなの・・抱いて・・」
すると彼はこんなことを言い出した

「何考えてんだよ!俺ら友達だろ?!
男同士で何考えてんだよ!」

そうだ。わたしは男だ

「それがどうかしたの?」
>>127
そりゃ怖いわな…
にしても、コピペじゃなかったらそっちのケあるんじゃないですかい?(ワラ
129モンゴメリー@名無しさん:04/05/12 12:59 ID:mCdwnB40
>>127
「俺ら友達だろ」か、友達っていいよねえ・・・(遠い目)
「友達」でなんか書いてみようと
「ボタン」

自室の壁に、妙な突起があることに気がついた男は
まじまじとそれを見つめ、やがてそれが何かのボタンであるとわかった。
白い部屋の壁にまるで最初からそこにあったかのように
金属的な基盤に赤く丸いボタンのついた、それがあった。
「はて、こんなものは昨日まで無かったぞ。一体なんの冗談だろうか。」
男は顎を抱えながら考え、しばらくそうしていたが
おもむろに人差し指でボタンを押した。
「・・・。」
特になにも起こる気配は無かった。
「なんなのだ、これは。」
押し込まれたボタンはそのまま変化も無く、ただ静かにそこにあった。
何も起きていないかに見えた。

だが、男がボタンを押したその瞬間
この世界のどこか2軒の家の壁に、ボタンが浮き上がり
そうやって増殖していることを、男は知る由も無かった…。



なんかありがちな気がする上に、得体の知れない恐怖を目指して
完璧に失敗。轟沈。
131あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/12 22:53 ID:0hM13PJ/
膨らませれそうですな
132モンゴメリー@名無しさん:04/05/16 20:48 ID:Ufd/yAQg
タイトル「俺ら友達だろ?! 」

夜道でタクシーを拾った。
タクシーはとある墓地の横のじゃり道を通った。
その墓地は以前から「出る」という噂で有名なところだった。
じゃりじゃりじゃり・・・ぴたっ。
なぜか運転手は車を止めた。そしてひきつった笑顔でふり向いた。
「お客さん、私たち友達ですよねえ?」
俺は呆気にとられた。
「はあ、何いってんだ? 友達じゃねーよ、俺たちただの運転手と客じゃねえか。」
「・・・そうですか、じゃあ降りてください。」
「なんでだよ?」
運転手は今にも泣き出しそうな顔で答えた。
「いま床から伸びた手が私の両足首をしっかりと握っているんです、ホラ見てホラホラ見て見て」
「ふざけんじゃねーよ、こんな右も左もわかんねーところで降ろされたって帰れねーじゃねえか、
その先の交差点までクルマ持ってけよ、あとは自分でなんとかするから。」
タクシーはのろのろと交差点まで移動した。
「ホレ、二千円、釣りはいらねーよ」
俺は運賃を払うと、タクシーを降りて歩いて帰った。運転手の「まだ手が足首を
握ったままなんですよーお客さーん」という叫び声を後にしながら・・・

133モンゴメリー@名無しさん:04/05/16 20:51 ID:Ufd/yAQg
あちゃーちっとも怖かないな、モロ失敗
「俺だ。」

携帯が鳴った。唐突に。
「はい、もしもし。」
眠いまぶたを擦りながら、多少なりとも声を引き締めて電話に出る。
誰だろうか、もう真夜中だというのに
こんな時間に電話をかけてくる人間に心当たりは無い。
しかも向こうからの反応は無い。
「どちらさまでしょうか?」
痺れをきらし、こちらから聞いてみる。
いたずら電話だろうか。
これで男の荒い鼻息と喘ぎ声が聞こえてくるものなら
鼻で笑ってやれるのだが、電話の相手は終止無言のままだ。
「いたずら電話ですか。いい加減にしてください。」
それでも聞こえるものは、自分の息遣いと心臓の脈打つ音のみ。
だんだん怖くなってきた。
そもそも、こんな真夜中に貴重な睡眠時間を割いてまで
こんないたずらをしてくるようなやつにまともな人間はいないだろう。
ともあれ私は、電話の相手がどうして自分にこんないたずらをするのか
少なからず興味を持った。

無言の相手に色々尋ねてみたものの、一向に何かを話す気配も無く
もしかしたら、電話の相手はすでに眠ってしまっており
後から通話時間を見て嘲笑うのかもしれないという不安も湧いてきた。
よし、切ってしまおう。
私はおもむろに電源ボタンを押そうとしたそのときだった。
男が初めて喋った。
何の前触れも無く、抑揚の無い声で。
「俺だ。」
「君か。」
彼だった。
135あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/17 00:17 ID:h6YVg4ZI
age
僕とUとKの三人は、自他共に認める悪ガキで、同時に親友だった。
その日も僕達は、学校では行く事を禁止されていた、干上がったダムの底で遊んでいた。
僕達は、そこで自殺がよく起きる事も知っていたし、もう日も沈もうとしていたけれど、
恐い、帰ろう、と言い出すのが格好悪い事のように思えて、水面に沿って歩いていた。

急にUが立ち止まる。
K「おい、どうした?」
Uは答えない。目を大きく見開いている。顔は真っ青。
僕「フフフ、恐くなったん?」
Uは目をぎょろぎょろと左右に動かしながら、妙に震えた声で、言った。
 「……俺ら、友達だよ、な…?」
K「だからどうしたんだよっ!?」
僕「そーだよ、友達だって。だから‥?」
Uは、小刻みに震える手で、自分の足もとを指差した。
……灰色の手が、Uの足首をつかんでいた。

僕とKは、何も言わずに全力疾走で走って逃げた。気付いたら走り出していた。

それから、何日もUの捜索が行われた。
ダムのヘドロの中から見つかったのは、いくつかの女性の白骨死体だけだった。
Uを置き去りにして逃げる間、僕は一回だけ振り返った。
彼は叫んでいなかった。泣いてもいなかった。
ただじっと僕らを見ていた。とても寂しそうな目で。
 僕はまだ、その目を忘れられずにいる。
……その想いを、歌にしました。

聴いて下さい。「目玉おやじのレクイエム」
「危険信号」

「あなたは死にました。」
突然聞こえた声に私はハッとした。
あたりを見回してみるも、真っ暗闇で自分が目を開いているのかさえわからなかった。
「あなたは死んだのです。」
もう一度繰り返す声に、私は意味も無く腹が立った。
「私が死んだわけ無いだろう。」
当然だ。もし仮に死んだとして、ここにいる私は何だ。
第一、私はさっきベッドで眠りについたばかりだ。
だからこれは夢に違いない。夢なら早く覚めて欲しいものだ。
「夢じゃありません。あなたは死んだのです。」
ほらきた、私が今考えている事は筒抜けだ。
つまり、これは今、私の脳で処理されている夢に違いないのだ。
「よっぽど信じたくないみたいですね。とにかくあなたは死んだのです。」
声しか聞こえないが、男とも女ともつかない中途半端な声だ。
「私が死んだのなら、その死因とやらを教えて欲しいものだな。」
試すような私に、声は
「良いでしょう、良く聞いてください。
 まずあなたは、タバコの吸いすぎで肺を悪くしていた。
 最近咳ばかりしてたでしょう?」
確かに、私はタバコを良く吸うし最近咳も多かった。
「そして次に、あなたは不健康な食生活で血管に異常があった。」
確かに、私は偏食をよくしたし、よく頭痛もした。
「最後に、あなたは家の戸締りをし忘れた。
 入ってきた殺人鬼にナイフで首を切られたのです。」
確かに、寝る前に玄関の鍵を閉めただろうか。思い出せない。ということは、
「なんてことだ。私は本当に死んだのか…ああ…。」
そこで目が覚めた。
私は急いで家の鍵をかけ、栄養学の本を注文し、タバコを捨てた。
139あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/19 23:49 ID:ijX+gv3+
久々にまた星新一を読んでみる
タイトル「返してもらう」

どケチで有名な知人が、長年付き合っていた女と別れた。
別れる際、彼は今まで自分がプレゼントしたものを返せ、と迫ったと言う。
まったく、彼らしい話である。
「それでさー、あの女、『今してるピアスだけは絶対、返さない!』って言うんだよ」
「はは。ケチなオマエがよく許したな」
「何、言ってるんだ。ちゃんと返してもらったさ」

彼は、ポケットから血の滴る耳を取り出した。
付いたままのピアスが誇らしげに輝いていた。
自然回帰

環境保護に五月蠅い男がいた。
彼はいつも人間という種がいかに自然を破壊しているか、
周囲の人間にしつこく語っていた。
「人間は地球を我が物と勘違いしてるんだ、
必要もないのに他の種を絶滅に追い込んでしまう。
人間は一度初心に戻って自然に帰った方がいいんだ。」
彼の言葉に賛同する人間は殆どいなかった。
しかし彼は諦めなかった。度重なるバッシングで精神的に疲れ、
人間不信に陥っていた事もあって、彼の自然回帰願望はますます加速した。
「そうだ、文明を捨て去る方法が一つだけあった・・・」
彼はボタンに手をかけた。
世界各地に降り注いだ核によって、文明はことごとく破壊された。
こうして彼の願望は達成されたのである。
しかし、人間が消えた事を喜ぶはずの自然もまた、姿を消したのだった。
142モンゴメリー@名無しさん:04/05/23 05:26 ID:gUdfqQIl
タイトル「生き生きてこそ神軍」

男4人女2人の登山パーティーが吹雪に遭い、山小屋に閉じ込められた。
そして二週間が経ち、食料も尽き、みんな餓死寸前になった。
ついに6人のなかで一番のデブの山田君が衰弱から意識不明になり、
そのまま帰らぬ人となってしまった。
「いちばんエネルギーの余っていそうな山田君が死んじゃうなんて・・・」
悲しむヒマもなかった。山田君はゾンビになってしまったのだ。
「なんだって山田がゾンビになるんだよー。」
「たぶんハイチみやげのトルマリンのせいだと思いまーす、さすがに本場ものだけ
あって、よく効くなあ。」「感心してる場合かよ、みんな逃げろー!!」
「ガオー!!」吹雪の山小屋のなかでただならぬ追いかけっこが始まった。
「飢え死にするか、喰われて死ぬか、はぁはぁ、こりゃ究極の選択だ、ゼイゼイ」
「こうなったら、みんなで一斉に飛びかかって山田を押さえつけるんだー、そりゃー!!」
「押さえつけたのはいいけれど、マジで電池切れです、目の前が暗くなってきた・・・」
「しっかりしろー!!いま手を離すと喰い殺されるぞー。」
どうにかこうにか山田君をロープでがんじがらめにすることに成功した。
「でもこのままでは全員餓死してしまいますよー隊長・・・」
「やむをえまい、山田を食べてしまうしかあるまい。ほっとけばこっちが喰い殺されてたんだし・・・」
隊長はサバイバルナイフを取り出し、山田君の腹に突きたて、サバきはじめた。
「なにも『活き作り』にしなくても・・・」「死んでるんだってば、ゾンビなんだから。」
内臓をレバ、ハツ、ホルモンに分けて、胸を三枚におろしてしまった。
「でもゾンビの肉って、ホント生きてるみたい・・・」「焼肉プレートと焼肉のたれ、見つけたよー!」
用意のいい山小屋である。さっそく焼肉パーティーが始まった。
「はぐはぐ、山田クンって、おいしいね。」「そだね、肉にほのかな甘みが・・・これって糖尿?!」
隊長がみんなをはげました。「よーし、これで救助隊が来るまでしのげるぞー、助かったぞー俺たち。」
「ウガー!!」(生首だけになった山田君の声)

そして、つぎの朝・・・「おんぎゃおんぎゃおんぎゃー!!」山小屋に産声がひびき渡った。

「生まれた・・・ウンコが・・・しかも五兄弟で・・・」
143モンゴメリー@名無しさん:04/05/23 05:29 ID:gUdfqQIl
続編タイトル「あれは決して、つのなんかじゃないんだ、間違いない」

遭難者たちは無事に救助されたもののウンコちゃんたちの扱いに困り、
とうとう駅前のコインロッカーに捨ててきてしまった。
ウンコちゃんたちは親からそんな冷たい仕打ちを受けても、めげずに
たくましく生きつづけた。
そしてコインロッカーの前で親たちを待ちつづけたのだった・・・

  「ぼうやたち、お母さんはどこにいるの?」
  「それは、お前だー!!」

さて、そのなかのひとりが芸能界入りすることになった。
「はじめまして、芸人デビューします『はなわ』でーす。」
「キミ、その頭のカタチって、つの?」

「これは『へその緒』の切れ目です。」
良スレ発見(`・ω・´)
【煙草】

日曜日、いつものように彼氏が私の家に遊びに来る、という電話が入り私は灰皿を棚から出す。
私自身は煙草は吸わないけど、彼はヘビースモーカーだから灰皿を出して置かないと怒るから。
テーブルにそれを置いて、部屋の片付けでもしようと室内をせわしなく動いていると、かすかに煙草の香りが鼻に入ってきた。
カーテンにでも匂いが付いたのか?と嗅いでみるけど不思議とカーテンからは匂わない。
ふと振り向いてテーブルを振り返る。

灰皿から煙が上がっていた。それも、いつも彼が吸っているのを見慣れた…
紫煙。

呆然と煙が上がり続ける灰皿を見ていると、段々薄くなり煙は消えてしまった。

と、同時にテーブルに置いていた携帯電話が鳴る。手に取ってみると見知らぬ番号。
「…はい」
警戒しながらもとりあえず出ると、電話の相手は「○○病院です」と名乗った。

彼がバイクで事故に遭い、今息を引き取ったと慌ただしく告げられた。
電話口でまくし立てる声も聞こえず、私は灰皿を見つめていた。

彼が最期に煙草を吸いに来てくれたんだろうか。

─────
怖くなくてすいません…
>>145
アナタ タブン書クトコ違ウ
ココ ショートショートノスレ
ショートショート ワカラナケレバ
星新一 読ムベシ! 
147あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/25 12:02 ID:MemKWjtO
最近驚いたことがある
偶々近所の子供と話す機会があったのだが
彼は防犯ブザーを持っているそうだ。
彼の周囲ではそれを持つことが常識であるようだ。
試しに鳴らしてくれないかと尋ねると彼はやや上気した唇を歪ませ
「見てナ」
不恰好な手のひらサイズの機械からだらしなく伸びた紐を
ガツッと引っ張る。すると想像以上の騒音がその機械から発せられる。
内臓がビックとするぐらいだ。
こんなものをこどもが常備しているなんて
自分の少年時代から考えて観ればおかしな話だ。
大人の目を騙くらかして様々な悪戯をしたものだ。
今、子ども達は大人の目を常に浴びることに何の苦痛も感じていないらしい
148あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/25 12:03 ID:MemKWjtO
自らそのボタンを引き抜いて大音量を発するその機械で
僕を見てと大人たちに喚起を促す。

機械はワンワンと響いている。
しかし虚しいまでに彼を注視する視線は増えない
彼の努力は無駄だったのだ

今彼は物と為って冷蔵庫の規則的な冷気に晒されている
たまに機械がワンワンと鳴る
多分誰も気にしない
意味ワカンネ
詳細教えれ
>>147-148
俺も意味がさっぱりわからん。誰か教えて。
語っている本人が異常犯罪者だった。
という事かな?
機械は人間、もしかすると子供のことだとか?んで無関心な現代の世相を語ってると。
今日も人間もどきを探して歩く。
人間もどきは人間のつもりなのだ。
人間のように食べて、人間のように働いて
人間のように笑ったり泣いたりする。
ぼくは人間もどきを道端で、公園で、トンネルで、
校舎で、ビルディングの中で、そして時々人の家の中で
見つけてはそいつの耳元でこうささやくのだ。
「あなたは人間じゃないよ」
そうすると人間もどきはトロトロと溶けるように消えていく。
あとには何も残らない。

ぼくの町は随分閑散としてきた。
あと何匹の人間もどきがいるのだろう。
はやくぼくは一人になりたい。
そうすれば誰もぼくの耳元にささやくことはないから。
>>149-152
話の解釈は十人十色。
何通りもの意味にとれるのがショートショートのイイ!(・∀・)所。
解らないからって、一々詳細求めるのはイクナイ!(・A・)


…という事をAA長編板のショートショートスレで習いました。
名スレなので、一度逝ってみては?
155モンゴメリー@名無しさん:04/05/28 06:37 ID:qJQxkibP
タイトル「葬式の夜」

髪の長い女の子だった。
両親が女の子だけ実家に残し、飛行機で旅行中に墜落して亡くなられたのだ。
そのために親戚一同が集まり、いろいろな後始末をすることとなった。
その葬式の夜、普段とは違い、大勢の人たちが集まるのがうれしいのか
女の子は広間やあちこちの部屋を飛び跳ねるようにしてはしゃいでいた。
参列客のひとりが涙をこらえるようにして、その姿を見守った。
「きっとお父さんお母さんが亡くなったことをまだ実感できないでいるんだねえ。」
別の客が女の子を呼び止めて、聞いた。
「お嬢ちゃん、パパやママがいなくなって、さみしいだろ?」
女の子はくるりと振り返って、こう答えた。
「ううん、ちっとも。だってパパもママも毎晩毎晩遊びに来てくれるもん!」
「そ、そうかい?そりゃよかったねえ・・・」
「いつまでも、三人いっしょなんだって!」
「そ、そう・・・・・」
「パパはねぇ、真っ黒くカチカチに固くなってね、ママはねぇ、真っ赤にグニョグニョに
なったんだよ!!」
「・・・・・・・・・・」

「ホラ、アナタノウシロニ、モウ、キテイルヨ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・              !!」

156あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/28 07:48 ID:9WqUbt/O
星新一よりユアグローのほうがいい
全部レベル低い……
※コピペ推奨
〜怪談系スレッド閲覧の掟〜

話を読む方へ
・誰かが話を始めたら、黙って聞きましょう。
途中で野次を飛ばすなどもってのほかです。

・話が終わったら、ねぎらいの言葉と共に、感想を述べましょう。
・感想はなるべく簡潔に
だらだらと雑談モードにふけるのは避けましょう

・一読して「話に無理がある」「ネタだなこりゃ」と思った時は
そのままスルーして下さい、余計なコメントはいりません。
余計なコメントは誰も喜びませんし、スレ汚し以外の何物でもありません

話を書く方へ
・長文の場合、投稿間隔が開くと痺れを切らす人がいますので
ワード・メーラー等に、あらかじめ話を書いておいて
コピペする事をお薦めします。

・けなしたり野次を飛ばす厨房もいますが気にせず話を続けて下さい。
野暮な突っ込みはスルー願います。

読む人も書く人も以上の事を守って、快適に怪談を楽しみましょう。
159ゲーム:04/05/28 15:27 ID:34GasKYg
「恐いな、このゲーム」
俺は、彼女の部屋でゲームをしていた。巨大な鋏を武器にして虐殺の限りをつくす男から逃げる、というホラーゲームだ。
「でしょう?私、そういうの好きだから」
俺の彼女は美容師のたまごで、駅前の美容院で見習いをしている。
今日もマネキン相手に悪戦苦闘していた。
「ねえ」
彼女が話し掛ける。俺は画面の中の少女を逃がすのに必死で、生返事をした。
「ん?」
「最近、あまり会えなくてごめんね」
「ん、あぁ」
「ひとりで寂しくない?」
「ん?まぁ」
「まさかひとりじゃなかったりして」
「あー、うん」
「浮気してたり」
「まぁ、えっ?」
背中に、鈍い痛みが走った。
ちょうど画面の中の少女は、男に刺し殺されてしまったところだった。

…うーん恐くないな。
160あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/29 02:06 ID:HxEPqK5w
 わたしは遂に儀式の準備を整えた。呼び出せばなんでも願いを一つだけ叶えてくれるという魔神を呼び出す儀式だ。
大金をかけて集めた道具を使って、手順どおりに儀式を行うと、魔神が現れた。
「貴方が、願いを叶えてくれるという魔神さまですか」
「そうだ、お前の願いを言ってみろ」
「はい、それは・・・」
わたしは答に迷ってしまった。始めは大金を貰おうと思っていたのだ。だが、よく考えたら不老不死のほうが良い様な
気がしてきた。いや、それよりも絶世の美女か、いやいや、やはり権力か・・・。
「考える時間が欲しいのか」
「はい、申し訳ありません・・・」
「一度だけだから、よく考えるといい」
わたしは散々迷った挙句、やはり当初の予定通り大金を貰うことにした。
「魔神様、わたしに大金をください」
「何故、そんなことをしなければならんのだ?わたしは既に願いを叶えてやったぞ」
「な、なんですって?」
「お前はさっき考える時間が欲しいといった。だからその願いどおり時間をやったではないか」
「そ、そんな馬鹿な・・・」
反論する暇も無かった。魔神は出てきたときと同じように、煙のように消えてしまっっていた。
161あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/29 02:21 ID:N34TeL5o
>>160
転記おつかれ
がんばったね!
162あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/29 05:49 ID:NVYfxld7
>>160 なにこれ?50年前2ちゃんからのコピペ?
163あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/29 16:24 ID:S5TmJC92
家の中に、男が1人、椅子に座っていた。
人類は絶滅し、男は最後の1人の人間だった。

ドアをノックする音がした…。
「またせたな!サンチョ!」
「おやかた様!」
「またっく、サンチョ、サンタローズだけが世界だと思っていたのか?」
「えーーー!?ちがうのーーーーー」
(パタリ)
「サンチョ死んだー!」
>>130
なんか、アイデアが面白いと思った
166マソ・オプ・ザ・タイトローブ:04/05/29 18:08 ID:A5XyuklK
( ゚д゚)ペッ、
167マン・オン・ザ・タイトロープ ◆i.G3hnSA8o :04/05/29 18:24 ID:/EMoFLEB
>>166 紛らわしい真似すんな!ゴルァ!!
>>130はAA長編板の↓のスレのネタっぽいとか思った。

あるところにスイッチが一つ、ありました。4
ttp://aa4.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1054455146/l50
>>147はその少年が殺されて今は冷蔵庫に入れられてるって事だろ
130書いた者だけど、読み返すと意味わかんないんだよね。
一生懸命ショートにまとめようと削ったりして、いつも意味が通らない文になる。
あと、大抵書き込みボタン押してから、ここはああすればよかったとか思いつくよね。
困っちゃうね。
171147:04/06/07 13:48 ID:iys0xiEd
>大抵書き込みボタン押してから、ここはああすればよかったとか思いつくよね。
ホントそうですよね。今ならもっとうまく書けそうな気がする。
たぶん気のせいだけど。
一応>>169さんが正解のつもりで書きました
困っちゃうけどまた何か思いついたら書きます。
徹はここ数日苛々していた
原因は数日前妻と取り交わした「禁煙」の誓いのせいだ。
妻・マユミのお気に入りの絨毯に焼焦げを付けてしまい、
大喧嘩の後、「禁煙する」と啖呵を切ってしまったのだ。
徹は禁煙してからというもの以前より煙草について考えるようになってしまった。
だから煙草を思わすような品々を身の回りから排除することにした。
灰皿、ライター、をまず捨てた。
焼焦げの付いた絨毯もマユミを説得して捨てた。
カーテンも捨てた。カーテンは思いのほか煙草の臭いを吸収している。
もちろんTVも捨てた。テレビを見ていると煙草をすう場面に度々出くわす。
新しいカーテンを買って取り付けた頃には随分すっきりしてきた。
しかし新たな問題も出てきた。
鼻が敏感になった分、以前から着ていた衣服の煙草臭が気になってきた。
徹はマユミに
「服を全部新調しないか?勿論お前の服も。
 服の臭いを嗅ぐと煙草を吸いたくて仕方がなくなるんだ。」
と提案した。マユミは
「もういいわよ。煙草を吸っちゃいなさいよ。あなたったら禁煙してからというもの
 ずっと苛々しっぱなしで、私が何しても怒鳴りつけるし、カーペットもTVも捨てちゃうし
 今度は服まで捨てるの?それなら禁煙を辞めてしまったほうがマシだわ。」
徹はマユミを捨ててしまうことにした。マユミの話を聞いていると煙草について思い出してしまうからだ。
徹は完璧主義者なのだ。一度口にした事は必ず守る。公共のルールも必ず守る。
破るぐらいなら死んだほうがマシだ。
徹は思った。
マユミは可燃物なのだろうか?昔、骨折した時に鉄板を入れたとか言ってたから不燃物かな?



174147:04/06/07 14:57 ID:iys0xiEd
思いついたので脊髄反射で書きました
このスレ好きなので
誰か書いてください
175あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/07 16:59 ID:wwF24Xex
伊集院が以前友人の話といってたんだけど私的にはメチャ怖かった話。
マスコミ関係の仕事をしてるAさんは徹夜やアシスタントにきてもらったりするので、
家族に迷惑がかかるのを防ぐため、安い一軒家を仕事場用に借りたんだそうです。多少ボロだけど、
けっこういい物件で気に入っていたのですが、遊びにきた友人の何人かが「2階の廊下に
男の子の幽霊がいる。」などと言っていたのですが、Aさんは信じない人だったし、何もなかったので
気にせず使っていたのだそうです。ある日友人が遊びにきたのですが、友人が「この家、変だ」
というのでAさんは「お前まで、ユーレイが〜!とか言うのかよ!」と言うと、「そんなんじゃないって。
この家にきたときから違和感があったんだけど、今、理由がわかった。この木造2階建の家外から見たサイズ
と、入ったなかのサイズが合わない。おれは不動産屋だからピンときたんだ。」といわれて2人で家の中を
チェックした結果。2階の廊下の突き当たりが怪しいということで、壁紙をはがしたら、ノブのない扉が出てきた
そうです。ここまできたら確かめないわけには行かないということで、そのドアをこじ開けたそううです。
中は、3畳ほどの窓のない細長いスペースだったそうです。二人はその部屋を見たときゾッとしたそうです。
そこにはクレヨンらしきものでヘタな子供の字で壁中に お か あ さ ん ご め ん な さ い  とあったそうです。
Aさんはすぐそこを出たそうです。
何があったでしょ・・・
147のリクエストに応えてひとつ

男はまだ若く、端正な顔立ちで、明晰な頭脳と健康な肉体を持っていた。
そんな男にもひとつの悩みが。彼は以前事故で右足を失ってしまったのだ。
彼は、あの事故さえなければといつも気に病んでいた。
ある日彼は不思議な夢を見る。それはこんな夢だった。

薄暗い場所に佇む男、そこへ一人の老人が近づいてくる。

老人「こんにちは」
男 「あっ、こんにちは。すみませんが、どなたでしたっけ」
老人「私は悪魔です。あなたの願いを叶えようと伺いました」
男 「嫌ですよ。どうせ3つの願いと引き換えに魂を取られちゃうんでしょ」
老人「いえ、魂は頂きませんよ。その代わり願いは1つだけになります」
男 「…(お金は自分で稼ぐ自信はある、やっぱりあれしかない。)」
老人「ああ、忘れていましたが… 魂の代わ」
男 「決めました! 僕の右足を元に戻してください!」
老人「そうですか… 本当に宜しいのですね。後戻りは出来ませんよ」
男 「はい。もう決めたことです。よろしくお願いします」

男の言葉を聞くと老人はどこかへと行ってしまった。
177あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/07 17:40 ID:MIsDYWcn
翌朝、男は目を覚まし、体に違和感を覚えた。
昨夜の夢を思い出し、恐る恐る右足に手を伸ばしてみる。すると、ある!
失ったはずの右足が元通りになっている。悪魔が願いを叶えてくれたのだ。
元通りになった足で布団を蹴り飛ばし、起き上がろうとしたとき男は愕然とした。
男の左足は、まるで最初からそうであったかのように無くなっていた。
深夜・・私の部屋・・枕元にて・・

カサッカサッ・・ブッブ〜〜〜〜〜〜ン・・カサッ。ボトッ。
カサカサカサカサカサカサカサ・・・

顔にゴキが上がってきましたよ・・・。
つい最近のことなんですが、新宿に買い物に行ったんです。
それで、買い物も終えて、駅まで戻ろうと歩いてたんですね。
しばらく歩いてたんですが、渡ろうとした交差点の信号が赤だったんで、
僕はぼーっとしながら待っていました。
ふと前を見ると向こう側にもたくさんの人が信号を待ってたんですが、
ちょうど僕の正面くらいの所に、なんだか青白い感じの男性が立ってたんです。
僕は霊感とかないんですが、なんか変な感じがしたんですね。生気を感じさせないというか。
そんなことを考えてるうちに信号が青になりました。当然、その男性もこっちに歩いてきます。
嫌だなー、と思いながらも僕は歩き始めたんです。
どんどん男性との距離が縮まっていきます。
そして、僕とすれ違う瞬間、男性は言いました。

「あっれ〜?カジ君じゃな〜い!?カジ君だよねー?」

突然の出来事に驚いて、僕は元気よく「うん!」と答えてしまいました。
その後、一緒に酒を飲んだんですが、高校時代の友人でした。
180あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/07 20:48 ID:MIsDYWcn
さくらんぼブービーか…
「あっはー」

「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
抑揚の無い声で繰り返されるその声の正体を私は知らない。
拘束され、目隠しされ、猿轡をされ、出来ることはただ聞くのみ。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
延々とリピートされる声を事務的に受信する耳。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
いつまでたっても、途切れる様子の無い声に私はイライラを覚えた。
だが、その怒りを外に吐き出すことも出来ず、ただただ聞こえる声に耳を傾ける。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
どれくらいの時間が経ったのだろうか・・・
寒くも無く暑くも無い、まさに適温という言葉がぴったりの気温の中
やはり、研ぎ澄まされるのは聴覚のみ。不安が大きくなってゆく。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
一体なんなのだろうか?
男とも女ともつかない声。正体を知ろうにも、私は拘束されて動けないのだ。
好奇心が胸の中で膨らみ、今にも破裂しそうになった。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
ああ、気になって仕方が無い!
知りたいという欲望が、体を支配し、背中がチリチリしてくる。
首を振ったり体をゆすろうとするものの、拘束具はガッチリと固定されているようで
無駄な努力に終わった。
「あっはー、あっはー、あっはあっはー。」
もう駄目だ。このままでは、私はあと少しで狂ってしまう。
ああ、本当にもう限界だ!私は狂う!今狂うぞ!!
そう思った瞬間、変化がおこった。

「いっひー、いっひー、いっひいっひー。」
なんてこった。まさに地獄だ。
>>181
脱力                                  けどワロタ