808 :
恐怖館主人:03/08/23 23:19
既出だったら申し訳ないが、
イギリス古典怪談作家M・R・ジェイムズの「笛吹かば現れん」に
くねくねに酷似している海の怪異が描かれています。
長いですが抜粋します。
「〜いまや浜辺のずっと向こうに、ポツンと何か明るい色のものが、
非常なすばしっこさで、しかも不規則にゆらゆら動いているのが
見えてきた。それがぐんぐん大きくなるにつれて、白っぽい不恰好
な長衣をヒラヒラさせている人影であることがわかった。(中略)
立ち止まると両手を高くあげ、砂地に向かって身をかがめ、そのまま
水際に行っては戻り、シャンと背をのばすと、再びもとのコースを
全力で駆け出す。何とも意表をつく、ゾッとするような動作なのだ。
(中略)右や左へウロウロしながら、あたりを探るように見ていたが、
そのうちにピタリと足を止めるや背筋を伸ばし、両手を高々と掲げな
がら、防波堤めがけてまっしぐらに走り出した。(紀田順一郎訳)」
この話は1903年に編まれたもので、怪異に襲われたこの物語の主人公は、
知的障害までにはならずとも、極度に神経質になり、「白いもの」を
恐れるようになりました。古典怪談の世界に描かれている「くねくね」
らしき存在。奇妙な一致に背筋が凍りました…
809 :
恐怖館主人:03/08/23 23:23
そういえば、この話の舞台は夏の海辺の避暑地でした…
810 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/23 23:28
長文スマソ
俺は、基本的にオカ板の中で伝わっている怖い話は、ほとんどが作り話か、勘違いで
あると思っている。
俺は、科学では証明できない、心霊現象は無いと信じている。(言い換えれば、ほとんどが作り話であり、でたらめであるという事)
しかし、ただひとつの例外がある、
それは、このくねくねの話である。
なぜ、この話だけ、信じるのかというと・・・
(以下の分は推敲していないので、脳内で修正しながら読んでください。なお口語調
が統一されていないのは、気にしないでください)
10年以上前に、小学校の修学旅行で、県内のある島を訪れた。
この島には、数々の悲しい伝説があり(といっても、今回の話とは無関係、あくまで
も島の説明として考えてください)
、マリンスポーツや、キャンプ、その他の観光施設がある、そこそこ大きい島であっ
た。
1日目は、船から降りて、何箇所かの観光地へ訪れ、修学旅行を堪能した。
そうしているうちに夕方になったので、ホテルに向かった。
泊まったホテルは、海岸の近くで、割り当てられた部屋は砂浜のすぐ側であった。
-続く-
811 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/23 23:29
1つの部屋に8人ずつ割り当てられ、夜9時以降は各部屋間の移動も自粛して、
部屋の中で遊んでいた。
10時前くらいだったと思う。
部屋の一人が外を眺めていたら、
「砂浜に歩いている人、なんか変だよ?」と言い出した。
それを聞いて、部屋にいるやつは全員「どれどれ?」と
最初に発見した奴が指差している方向を注視した。
色は覚えていないが、たしかに、それは、くねくね踊りながら、砂浜を歩いていた。
しばらく見ていたら(30秒くらいだったかな?)、首が分離して、空へ昇っていったのである。
それは部屋の奴が全員見ていた。それを目撃した瞬間、「げーっ!」とか「うぉー!」とか大声で
叫んだので、ほかの部屋にいた先生やクラスメイトも俺たちのいる部屋にやってきた。
そしたら、隣の部屋からも大声で叫んだ声が聞こえてきた。
隣の部屋の奴からも事情を聞くと、やっぱり同じものをみたそうなのである。
その場は、とりあえず先生が静めたので、10分しないうちに、俺たちの泊まっていた部屋から
自分たちの部屋に戻っていった。
(目撃者は15人くらいになったけど、全員、飛んだ首のほうへ気をとられて、首から下については、
だれも、どうなったか見ていなかった。気づいたら、何もいなくなっていた)
-続く-
812 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/23 23:29
その日の夜、俺は夢を見た。
早朝(朝4時頃だと思う)、俺は「それ」が歩いていた砂浜を歩いていた。
ふと、後ろをみると、白い物が俺の方へ走って近づいて来ていた。
直感的に、つかまると死よりもっと大変なことが起こりそうな気がしたので、
すぐに走ってにげた。が、下が砂浜なので、足を取られて思うように走れない。
そうしている内に、後ろを振り返ると、段々と、「それ」は近づいてきていた。
夢の中で思いっきり、「あああああああああああああ!!!!」と叫んで
白い物が10mくらいまで近づいてきたときに、後ろを振り返ると、顔は見えないが、
「それ」は何か強大な力(怨念、恨みなどの負の力)を奥に潜ませているという
ことが、自分にも伝わってきた。
あまりの恐怖に息ができなくて、心臓が止まりそうなほど苦しんだら、目が覚めた。
翌日の朝、クラス全員で例の海岸を散歩するという企画があったので、朝6時頃起こされて
砂浜を歩いた。
歩くと案の定、「昨日の幽霊は、このあたりだったよ」とかいろいろ話がでていた。
俺も、夜にこんな夢を見た。という話をしたら、その場にいた奴も何人かも
実は・・・というかんじで、同じ夢をみた事を話してくれた。
このとき、俺は、心霊現象は信じないけど、それとは別問題として生きている人間には
想像もつかないほどの怨念、恨みなどの負の力が存在することを悟った。
修学旅行中や、帰ってからは、その後は、特に何も起こらなかった。
-終わり-
-あとがき-
813 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/23 23:29
この文章からでは、俺の心が感じた複雑で強大な負の力を表現できないのが、非常に
残念である。
久しぶりにオカ板に来て、いろいろスレをROMっていたら、偶然に、このスレにあたった時は
青ざめた。「それ」がでてくる条件(水場、くねくね)がぴったり合っていたからだ。
ほとんどのスレの怖い話は( ´_ゝ`)フーンってなかんじで、うそくせぇーとか感じているけど、
このくねくねの話だけは、マジでやばいものを感じている。
自分自身が体験したから、そう思っているのではなく、このくねくねには、奥に潜むもっと重大で
強大な恐怖の存在が、かいま見れるからである。
最後に
わかりにくい表現ですまないが、俺が思うには、「くねくね動く物自体」よりも、その出会っている状況、場所、時間、空間
に重大なヒントが隠されていると思っている。
くねくね動く物自体は、それほど恐怖を感じない。それよりも、「それ」を見ている世界は、
普段生活している世界とは、違う世界にいる為に、それを見ているような気がしてならない。
つまり、「それ」と遭遇している時点で、違う世界にいることになる。
が、違う世界の意味を説明しようとしても、自分でもどう言ったらいいかわからない。
異世界というわけではなく、精神的な何かが違う世界とでも言ったら、いいのだろうか・・・
長年、同級生以外、だれにも話していなかった体験談を、ここで話すことができて、すごくすっきりしている。
これから、またROMに戻ります。
最後まで読んでくれた人へ、ありがとう。この話は本当の話です。
怪異と呼ばれる物の多くは確認できないが為に否定
というパターンを「科学的ではない」という言葉に置き換えて、
そう考えることを科学的だと考える人が多いけど
魂とか霊とかと言った概念は科学が進めば進むほど
現象として認知され、学術的に体系づけられるのではと思う。
要するに今の科学では確認すら出来てないだけで
もしかしたらあるのでは?って頭の片隅に置いておくのが
普通ではないかと思う。
鼻から否定はナンセンス
816 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:00
818 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:12
810氏の体験も勿論凄いが、
恐怖館主人氏の808の書き込みも興味深い。
このスレが出来るきっかけとなった話を書き込んだ人物が
たまたま似た話を思いついたのか、あるいはその
M・R・ジェイムズの話から着想を得たのか、
あるいはそういうものが実在するのか。
820 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:15
>>813ズレた世界って感じか?
何か良く知っている場所でもいつもとほとんど同じなのに、
何かが欠落する(雰囲気的なものだったり、車が全然通らないとかいったものだったり)
だけで妙に不安になることあるよな。
あっ、俺が怖がりなだけか。
821 :
恐怖館主人:03/08/24 00:25
補足ですが、
>>808で述べたM・R・ジェイムズは自らの怪談集の序説
で、怪異の存在に関しては「証拠があれば信じましょう。」と保留の
姿勢をみせています。また、彼の作品はそのほとんどが完全な創作
(つまり元ネタがない)だとしていますが、唯一「笛吹かば現れん」
だけは自らがみた夢が着想の基本になったと語っています。
822 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:28
823 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:31
くねくねって…マジでいるんじゃ…
824 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 00:46
夢に出てきそう…
それ幽霊だよ
くねくねなんかいるわけないじゃん( ´∀`)バカクセー
これは、漏れのオヤジがガキの頃の話
昔は野菜作るのにウンコなどをを肥料にしてた
で、日本人の結構な割合でみんな腹に寄生虫がいてた(回虫だったけ?)
ウンコしてたら尻の穴から違和感があるから
ちり紙で持って引っ張ったらくねくねした虫が出てきたんだと
当時は結構当たり前だったらしい
漏れには無理です
回虫は人間の腸内で卵を産んであぼーんするけど
その卵は腸内では孵らない
回虫って危険ではないんだけど
腹痛起こすからアレなんだよなぁ
>>821 実に興味深いと思いました。
元来、日本だけでなく世界にも存在し、
別の名前で呼ばれている、可能性もあるし、
全てネタで、(「じいさんが〜と言った」も含めて)
元ネタがその話だということもありえるでしょうし。
>>813 あなたが見たのはくねくねとはまた違うのでは?
まず首が飛ばない。次に、見た者にそのような
ことがおこらない。おそらくあなたが見たのは別の何か。
そもそもそういう体験をしたのにほかのはネタだと思う、
っていうのは不思議だな。あなたのもネタでは?
↑
もう一度813氏の文章を読み返してごらん
「そもそもそういう体験をしたのにほかのはネタだと思う、
っていうのは不思議だな。あなたのもネタでは?」
なぜ、この話だけを信じるかという理由は、ちゃんと書かれてあるので・・
にているだけで、くねくねと確定していないところがポイント。
>>829 >自分自身が体験したから、そう思っているのではなく、このくねくねには、奥に潜むもっと重大で
>強大な恐怖の存在が、かいま見れるからである。
これか?体験したから信じているってことだと思うのだが。
831 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 15:53
>>828 くねくねが何か解ってないんだから、
別に首だけ分離飛行したってくねくねではない理由にはならないよね。
もしかしたら背中から謎の推進剤噴出して、高速飛行が可能な亜種もいたりしてなぁ。
くねくねvs空軍
青空を飛行くねくねが埋め尽くすのです。
くねくねは塩に弱い
90%以上が水分かよ。
>>831 そんなこといったら世の中全てくねくね・・・
「ハリーポッターはクネってはダメであります。」
コマネチはくねくねである。
837 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 21:20
くねくねは・・・お前だー!!
839 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 21:32
むぅ、撃沈。
罰ゲームとして私が水田でくねって来ればいいのですね。
840 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 21:34
何故か突如糞スレと化したくねくね4。
一体どうしたと言うのだ。
あれか、冷夏だから田圃がまだらなのか。だからか。
841 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 21:45
イケナイをイクナイと間違えたからくねくね様の祟りに当ったのさ。
ところでイクナイが良くないに変換される。見つめるべきではない。
つまりそういう事?
くねくねは秋から
843 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 22:31
秋クネは嫁に食わすな!
844 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 22:54
クネクネのAAないの?
~
846 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 23:00
↑ててててきとーっ!
847 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/08/24 23:01
~〜~
〜(~〜~ )〜
>>840 単に話が出尽くしただけと思われ。夏も終わるし。
〜(~〜~ )〜
( へ)
く
なんか、クネクネ スレ進展なくなっちゃったなぁ。
やっぱり夏限定か・・・。
違う方に話が進んでると思われ。
本来の主旨からかけ離れてるような・・・
>ただ、『くねくね』とは違い、色があり、ドラえもんでした。
ワラタ
くねくねに出会っていなければ、今のボクは無かったに違いない。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!
わああああああああああああああああああああああああああああ!!!
hづkrlそw3hぐyちt967k7−う¥」y7.ちfkl59
貴様あああああああああああああああああああああああっ!!!!!!
クソお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶっころしてやる!!!!!!!!!!!でてこいこのやろう!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
くやしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
貴様!!!!!!!!!貴様!!!!!!!!!!!貴様!!!!!!!
ずっと見てたろ!!!!!!!!!!!!なめんなよ!!!!!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああ
857 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
今年の夏は甲子園よりスイカバーより、断然くねくねだったな。
決勝ぐらいは見たけどさ。
うぅ、誰かブームにしておくれよぅ。
ひっく。ひっく。