171 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:
960 名前:さく・え/ななし 投稿日:2002/12/09(月) 14:27 ID:i8YxBt+5
「かちかち山」ってもとはうさぎが何にも悪いことしていない相手の動物を一方的に
いじめて最後殺してしまうって話だったんだってさ。
有史以前からの部族や異文化間の対立、とかを比喩的に描いた話だったらしい。
時代が文化的に進化するに従ってそれじゃ、あまりにも非道徳的だってことで相手
の動物が元々悪いことしたその報いだって話に作り替えられていったらしい。
>>171 私が聞いた話ではカチカチ山の原型は兎が出る前への恐怖話だと聞いた事がある。
多分、2つの別々の話が一緒になったのかも、私が母親に聞いた部分の話
村に悪戯をする狸がいた。お爺さんは、狸を罠にかけ捕まえた。
お爺さんは、おばあさんに狸汁にするように頼み、野良仕事に出かけた。
おばあさんは、狸汁の準備をしていたが、狸が悲しそうな声で懇願した。
「おばあさん、いままで私は大変悪い事をしました。これからは心を入れ替え
山へ戻ります。どうぞ、命だけはお助けください。」
おばあさんは急に可愛そうになりもう村にには戻ってくるなよと言い、縄をほどいてやった。
…続き
縄をほどかれた狸は突然おばあさんに飛び掛り、殺してしまった。
そして、おばあさんの皮を剥ぐとそれを被りおばあさんに化けて、おばあさんの
肉をおばあさんが狸汁にと準備していた鍋にいれた。
お爺さんが野良仕事から帰ってくると囲炉裏の上の鍋からは美味そうな匂いがしていた。
おばあさんに化けた狸はこう言った。「大変美味しい狸汁が出来ましたよ。
さあ、たべてくだされ」お爺さんはそれを食べ、「おお、これは美味い。
こんなに美味い狸汁は初めてだ。」そしてあっという間にふたりで狸汁を食べ尽くした。
すると、狸は急におばあさんの皮をいきなり脱ぐとこう言った。
「美味いはずたよな。この肉はてめえのばばあの肉だもんな」
そういって、狸はおばあさんの皮を残したまま山へ逃げ帰っていったと言う。
此処までの話だと聞いてとっても怖かった。
174 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 10:01
また救世主が降臨してくれた
俺が子供の頃読んだかちかち山は残酷版のほうだったな。
子供心にひどい話だとおもた。
これって人食いの風習のなごりって話もあったね。地方には案外根強く残ってたのかもしれん。
176 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 10:40
高橋克彦も、確かグロくてホラーなカチカチ山書いてたな
177 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 11:57
好爺 ワッショイ!!
\\ 好爺 ワッショイ!! //
+ + \\ 好爺 ワッショイ!!/+
+
. + ∧_∧・ ∧_∧・ ∧_∧ +
( ´∀`∩(´∀`∩)( ´∀`)
+ (( (つ ノ(つ 丿(つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
178 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 13:52
好爺さん、まだ話は終わってないんだよね
179 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 16:31
続きキボンヌ
180 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 16:33
また明日、かな?
181 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 20:45
ん?
私が知っているかちかち山って、こっちなんだけれど?
普通に幼稚園の時にこの話を聞いていたけれど。
ってことは、今は内容が違うの??
確かこの話もアニメであったとおもいました。
鳥取に湖山長者という長者がいた。長者は広い屋敷に山のような金銀財宝を蓄え、
所有する田地は見渡す限り広びろと何処までも続いていた。そのため、田植えは
近郷近在の多くの人々に手伝ってもわらなければならなかった。
ある年、ちょうど時期も良いので長者は田植えをする事にした。朝から大勢の
人々が手伝いにきた。長者は高殿の欄干にもたれながら、得意げに田植えの様子を
見ていた。人々は田植え歌を歌いながら苗を植えていく。田は何処までもつづき、
はるか先の方は見えない。だが、大勢の人々が手伝ってくれたため仕事はどんどん
はかどり、水を張った田は青緑色に変わっていった。
しかし、太陽が西の山に沈みはじめた。まだ、数反残っている。
長者は「なんとしても今日中に田植えを終えてしまいたい」と思うもののこのままでは
田植えが終わらぬうちに日が沈んでしまう。いらだった長者は、沈みゆく太陽を招き返そうと
黄金の扇を開くなり懸命に太陽をあおぎたてた。すると不思議な事に山の端にかかっていた
夕陽がわずかながら上空へ戻ったのである。人々は喚声をあげ、一気に田植えをやり遂げてしまった。
太陽はそれを待っていたかのように、再び沈み始めた。
ところが、一夜明けてみると昨日苗を植えたばかりの広い田は、一面水に覆われ沼になっていた。
長者はこのときから没落したという。
183 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/17 21:32
そうですね。
Part1でも話を紹介してくれた人がいました。
ある修験者が諸国行脚の途中、摂津国を歩いていると野原のなかで日が暮れ、月の
明かりを頼りに歩いていると、やっと荒れ果てた寺が見つかった。誰もいないので
修験者は本堂に入り、そこで一晩泊まることにした。
本堂には、大日如来の木造が安置されている。修験者はそれに向って呪を唱えていると
近くの森の奥から不気味な風が吹きつけ、まもなく妖しげな声が聞こえてきた。
それも一人や二人ではなく、数十人の集団である。
修験者は恐れおののきながらも、破れ戸の隙間から覗いてみた。修験者の目に映ったのは、
荒れ寺に近づいてくる百人ほどの異形の群れだった。「人を食いたい」
ぞっとするような声がはっきり聞こえた。修験者は「百鬼夜行だ」と思うと
恐怖のあまり、体が動かなくなった。そのうちに異形の群れが本堂のなかに、ぞろぞろと
入ってくる。それとともに、あたり一面に嫌な臭気が広がった。そばで見ていると、
目が一つの者や角が生えているものなどさまざまだった。
修験者は、大日如来にすがるしか道は無いと思い、一心に呪を唱え続けた。
祈りが通じたのか、異形の者達は修験者にまるで気づかないかのように、
それぞれ勝手に本堂の床に座っていく。本道は狭いものだから、座るのに
押し合いへしあいしている。だが、一人だけがあふれて座ることが出来ない。
その異形の者はあたりを見渡すと、不意に座っている連中をかき分けながら
修験者の処へやってきた。
修験者は「食われてしまうのか」と思い悲鳴をあげそうになった。
しかし、間一髪のところで、その異形の者は「こんなところに見慣れぬ不動尊
がある。悪いが、今夜は外へ出ていただこう」といい、修験者の体を抱き上げると
本堂の外へ運んでいったのである。こうして異形のものは全員すわることが
できた、修験者も命拾いできたのであった。
186 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:02
民話の範囲ははっきりしないが、昔話、民間説話、民譚(みんたん)とよぶものとだいたい一致する。
創作説話、創作民話とことなり、個人の空想や作為にもとづかない説話をいう。
187 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:03
民話には次のようなものもふくまれる。
実話や経験談として話され、ときに無責任な話し替えで作為的な誇張をともなう世間話や
、本来は事実の報告である伝説、また夜どおしすごす際にかたられるおとぎばなし、子供
を相手とした童話、庶民の日常生活体験を事実としてのべた笑い話、語り手の信じていな
い話を聞き手をだますためにする大口(おおぐち)ないし法螺(ほら)話、教訓的にしめくくる寓
話、言葉を話すなど人間的属性をもった動物を主人公とする動物譚。
ほかに、民謡、語り物、ことわざ、なぞなぞなどもふくむ。
また、しばしば民話の起源にかかわるものとして神話を民話にふくめることもある。
188 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:05
民話は口頭による伝承ということに重点がおかれるが、民俗学の研究対象としては、中世の説話
をあつめた「御伽草子」や、絵と文をもってつたえた江戸時代の赤本類など、文献によって伝承さ
れたものもふくめている。
その内容や形式にくわえて、非文献と文献とによる伝達様式ともに概念が一致するとされる
語として、英語のfolk tale、ドイツ語のVolksmarchen、フランス語のconte populaireがある。
民間説話、民譚はいずれもこれら諸語の訳語で、民話も英語からの訳語であるといわれている。
189 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:10
これら諸語からの訳語に対し、日本には古くから慣用語として使用されているものとして「昔話」
の語がある。
たとえば、江戸時代後期の戯作者山東京伝の「骨董集」(1814)には、南北朝期の文献とされる
「異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)」に「祖父祖母の物語とあるは、むかしむかしぢぢと
ばばとありけり、という発語をとりて、名目したるものなるべければ、童の昔ばなしは、いとふるき
ことなり」とあると紹介し、さらにこの「童の昔ばなし」を聞き手の立場から「どうわ」とよませている。
190 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:15
日本民俗学では、この「昔話」を学術用語として採用してきた。
しかし昔話の概念規定はかならずしも明確とはいえない。
民話との対比でいえば、それは神話、伝説とはっきり区別されている。
191 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:16
ん、新たなる勇者登場のヨカーン
192 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:19
単なるエンカルタからのコピペなんですけどね。
(ちなみにグリムスレの方も私です。)
193 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:23
昔話という語が民俗学の学術用語として固定化するのは、柳田国男が1930年に児童用に編纂した
「日本の昔話」や、そののちに雑誌「旅と伝説」などに発表し、33年に「桃太郎の誕生」としてまとめ
られた一連の論文からとされる。
それ以前には柳田自身、口碑、伝説のたぐいを「民譚」の語に一括して自著「山島民譚集」(1914)
の表題にあてたりしていた。
194 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:28
日本民俗学で「昔話」の語を使用する理由は、それが古くからの慣用語であること、創作童話と
区別できることのほかに、「民間説話」や「民話」では採集調査の際に古老に通じなかったという
体験による。
以来、学術用語としては、民話より概念の範囲がせまい昔話が主流をなし、おもに日本本土に
おける昔話の内容と形式についての整理、規定がなされてきた。
195 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:30
しかし、近年、沖縄やアイヌの文化圏の口頭伝承には、神話、伝説、昔話や世間話が
一体となった話があり、これらは日本本土の昔話には該当しないことがわかってきた
ことや、日本の昔話研究が国内研究から国際的視野にたつ研究へと拡大しつつある
ことなどから、「民話」の語をもちいるのがふさわしい状況になっている。
以下、本文でもちいる民話の語は、昔話とその周辺をふくむものとしてもちいる。
196 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:32
なんかコピペしてる本人が言うのもなんだが、今更ながら勉強になるな。
197 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:33
8 名前: なまえ_____かえす日__ 投稿日: 2002/12/05(木) 07:51
初めて自分のお小遣いで買った本が「日本の幽霊話」と「日本の残酷話」という
子供向け怪談集だった。
そんなもの・・・と言わずに笑って買わせてくれた親に感謝。
198 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 11:48
16 名前: なまえ_____かえす日__ 投稿日: 2002/12/06(金) 08:51
別スレでも書いたのですが わたしの最初におこづかいで買った本が
「日本の幽霊話」「日本の残酷話」でした
出版社も編者も記憶には残っていないのですが・・・
子供向けのクラシックな怪談集でございました
牡丹灯篭四谷怪談番町皿屋敷菊花の契り その他 古典はその本で学びました
その他にも思い出してみると図書館でアヤシイ本読んでいたなぁ・・・
しっぽのある女の子の話とか
身体から綿の吹き出す病気の話とか・・・
あれはいったいなんていう本だったのだろう・・・
昔話がその他の民話とことなる重要な特徴は、語り方に地域性を超越した一定の様式が
あることと、表現様式も歴史性を超越した不変の様式であるという点である。
このため、複雑な物語でも何世紀にもわたって生きつづけることができ、また途中で大きな
変化もうけずに口伝えに世代から世代へ、さらには言語のことなる地域から地域へ伝えら
れていくことができる。
それゆえに、昔話の研究は、起源・発生地と伝播の経路が大きな課題となってきた。
200 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:03
昔話の語り方は、「伊勢物語」の「むかし、おとこありけり」や「今昔物語集」の「今は昔」の
ように、「昔々」という発語ではじまり、中間に「げな」「そうな」「とさ」の語をそえた語句を頻
繁に挿入し、結語として話の完了や話の主人公の難題解決、事業の完成の意味をもつ
「一期(いちご)栄えた」「これもそれっきり」などの言葉でむすぶ。
まず、この形式的な語り方が、ほかの民話と昔話とを区別する重要な指標とされる。
201 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:03
そのほかの特徴として、話の背後に、時間や地域にかかわりのない普遍的な人間の欲求
達成という目標がある。
多くは主人公の逆境にはじまり、反対者との闘争をへてそれを克服し、大きな試練や、不可
能ないし困難な課題をしばしば援助者の力をかりて解決し、ふさわしい結婚相手や富を獲得
して生活をまっとうする、という主題をもつ。
202 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:04
そして主人公と反対者とは、宗教的、道徳的、社会的な局面での善神に対する悪神、正直
に対する不正直のように二元的に対立している場合が多い。
このことから昔話は本来、構造的には二元的形式をもつと考えられている。
また、話の主人公や主要登場人物には固有名詞がないのも特徴のひとつにかぞえられる。
203 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:13
昔話には、誕生の仕方に由来する桃太郎や瓜子姫型、動物から人間への変身をとげる
田螺(たにし)息子型、身体の特徴からの一寸法師型、性格からのものぐさ太郎型、職業
名からの芋掘り長者型など、いくつかの形式がある。
そして彼らはほとんどの場合、異常誕生児でもある。
昔話の主人公に固有の名前がない理由については定説がない。
204 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:31
一時はdat落ちかと思ったが、二人の救世主のお陰で、大分充実してきたな
205 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 12:35
スレ立て当初から、常にdat落ちの危機にさらされ続けてたからな
一時は完全に諦めてた
206 :
岡山の民話:02/12/18 13:13
207 :
桐生の民話:02/12/18 13:14
208 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 13:19
210 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 14:01
まだこんなに知らないサイトがあったとは
211 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 14:05
同一人物か定かでないがこのURLタソも勇者だとオモウ
地味ながらもグッジョブ!
212 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 14:18
今日は活気があるな
213 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 14:39
全ては勇者たちのお陰
214 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/18 15:12
誉められちった
昔話の特徴をいう場合によく比較の対象とされるのは伝説である。
伝説は事物に依存して存在し、昔話はそれ自体として独立に存在するということを
最初に指摘したのはグリム兄弟である。
柳田国男もまた伝説と昔話・民話を次のように区別した。
(1)伝説にはその話を信じる者があるが昔話にはない。
(2)伝説はかならず一つの村里に定着しているが、昔話はいつの場合でも「昔々あるところに」である。
(3)昔話には型があり、文句があって、それをかえることはまちがいであるが、伝説にはきまった様式
がなく、語り手の都合で長くも短くもなりうる。
昔話は本質的にはフィクションであり、伝説は真実の報告である。
伝説は語り手によって信憑性を高めるために、叙述の形式として場所、人物、時代などの
事物とむすびつけられる。
語り手の話し方によっては昔話にもなるため、浦島太郎のように、伝説としてかたられる
地方もあれば、昔話としてかたられる地方もある話もある。
伝説が依存する事物は伝説の伝承地に存在するので、伝説は移動することが少ない。
ただ同じ伝説が各地にある例は多く、昔話と比較して速度はおそいが移動・伝播すると
考えられている。
なかでも平家伝説は国民的、国家的にひろがった伝説のひとつであり、その伝説の
存在から地域的な共通性がみられる甲賀三郎伝説なども、比較的広範囲な伝説で
ある。
同種の伝説が広範に分布する理由については、漂泊の宗教者や遊芸の徒がその運搬
役をになったと考えられている。
いずれにしても伝説はそれを信じる支持者がいなければ消滅する。
822年ころ成立した「日本霊異記」や1120年以後に成立した「今昔物語集」などの
仏教説話は、仏教の布教を目的として聞き手の支持をえるために、具体的な地名、
時代、人物を引き合いにだす伝説的叙述法を応用している。
伝説は、仏教のような世界観や思想を、聞き手の理性にうったえて受容してもらう
ための手段としても利用される。
柳田国男の説にしたがえば、昔話や伝説、語り物(歌物語)は神話の後裔である。
彼は、
「最初神話という信じられる説話があって、それが半分ずつ双方へながれくだり、おもしろさおかしさを
主として昔話のほうに、真実または確信を伝説のほうへわかちつたえようとしたのかとも考えられる」
といっている。
柳田は、昔話、伝説、語り物の分化した道をたどれば、神話のもとの姿や日本の固有信仰の実情を
うかがい知ることができると考えていた。
神話は、異世界に存在する神によって創造、統制された世界とその住民について説明し、
それを語り手・聞き手ともに真実とみなした物語である。
この神は、よく動物に姿をかえて人間に知恵や道具をあたえるかと思えば、社会秩序を
みだす逆説的創造者トリックスター的性格をもったりするのが特徴である。
神話がほかの民話とことなるのは、語り手、かたる場所、聞き手に条件があり、それを
無視してかたってはならない点にある。
三人の修行者が四国の僻地を巡っていた時のことである。彼等は道に迷い人里まで
なんとか出ようと彷徨っていた。疲労が重くのしかかってきたころ、不意に視界が
開けた。そこは平地で、垣をめぐらせたところもある。人が住んでいるに違いない
と思い、三人はほっとし、うれしくなった。そこで人里までの道を聞いた。
家の中からは僧の姿をした60歳余りの男が現われた。しかし、顔は酷く恐ろしかった。
三人の修行者達は不気味に思ったが、いまさら逃げ出すこともできない。誘われるまま
縁にあがり、座った。「さぞやお疲れでしょう。今支度しますから、食事をしてください」
恐ろしげな顔のわりにはやさしい事をいい、まもなく食膳を運んできた。
三人は食事をすませ、一休みをしていると、主が不意に恐ろしげな声を出し、人を呼んだ。
現われたのは、怪しげな法師である。「例のものを持ってきて、いつものようにするのだ」
主が命じると、法師はどこからか馬の手綱と鞭を持ってきて、修行者の一人を縁から庭へ
引きずり落した。
…続き
あとの二人は「何事が起こるのか」と不安に駆けられていると、法師は突如、庭に
引きずり落した修行者の背中を、鞭で叩き始めたのである。しかも50回続けた。
「助けてくれ!」叩かれるたびに悲鳴をあげたが、残る二人に助ける手立ては無い。
おろおろしているうちに、法師は修行者の衣を剥ぎ取り、肌を剥き出しにすると
さらに50回叩いたのである。100回も鞭で叩かれては、辛抱する事も出来ない。
地面に顔をつけ、倒れてしまった。「引き起こすのだ」冷酷な主の言葉に応じ
法師は地面に伏している修行者を、やおら引き起こす。なんとしたことか。
修行者はたちまち馬と化し、胴ぶるいして立ち上がったのだ。法師はその馬に手綱を
つけ、引き立てていく。それを見ていた二人の修行者は恐ろしさで生きた心地がしない。
しかし、悲観に暮れるまもなく、もう一人も縁から引きずり落され、同じ様に鞭で
叩かれ馬になった。
…続き
残った一人の修行者は半ば諦めながらも「なんとか助かりたい」と心の中で念じ続けた。
主は何を考えているのか、鞭で叩く事を中止し、修行者には「あの田に水があるかどうか
みてくるのだ」という。修行者が田へいってみると、水があった。その事を報告したが
主はうなずくだけだった。まもなく夜になり皆が寝て静かになった。修行者は何も持たずに
家を出ると、足の向いたほうに一目散に走り続けた。途中で一軒の家がありその前に一人の
女が立っていた。修行者は無視して通りすぎようとしたが、女が声をかけてきた。
修行者はやむなく事の次第を話すと女は「お気の毒に。こちらにお入りなさい。
実をいうと、私はその主の長女なのです。なんとか助けたいと思いますが、私にはできません。
もう少し下のほうへ行くと、私の妹が住んでます。手紙を書きますので、それを
持っておいでなさい」といい手紙を書き、渡してくれた。さらにこう言ったのである。
「お話を聞くと、主は二人の修行者を馬へ変えた後、貴方を土の中に埋め、殺そうと
したに違いありません。田に水があるか、見にいかせたのも掘って埋めるためですよ」
…続き
修行者は女に礼をいい、急いで妹の家へ向った。暫く行くと山中に一軒家が見えたので
戸を叩き、出てきた女に手紙を見せた。「姉が言ってきた事なので何とか助けてあげたい
と思います。でも、ここにはとても恐ろしい事があるのですよ。少しの間、此処に
隠れていてください」女はそういい、修行者を奥の一間につれていった。
「ちょうど、その時刻がきました。決して物音をたてないでくださいね」
女が念を押す。まもなく何やら恐ろしげな気配がすると、酷く異様なにおいがただよってくる。
修行者は背筋が冷たくなり思わず身震いした。何か正体のわからぬ者が入ってきて、
女と話し始めたが、まもなく一緒に寝た気配が伝わってくる。じっと聞き耳を立てて
いると、交わりをすませ、帰っていった。
「この女は鬼の女房にちがいない。鬼がいつもやってきて同衾していくのだ」
修行者はそう思ったが、それにしても気味の悪い事はなはだしい。
女が修行者の隠れている所へやってくると、人里への道を教えてくれた。修行者はひたすら
その道を急いだ。やがて夜が明ける頃、ようやく人里にたどりつく事が出来たという。
226 :
日本の昔話(リンク集):02/12/19 10:48
227 :
姥皮をかぶったラサメイト (チベット):02/12/19 12:46
昔、一人の美しい娘がいました。
その美しさに引かれ、魔物三兄弟が求婚してきました。
娘の父親は言いました。
「嫁に欲しかったら、娘の名前を当ててからだ」
228 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:48
帰り道、魔物たちは、カラスに出会いました。
「どうだい、娘の名を聞きだしてくれたら、ごちそうしてやるぞ」
カラスはすぐに飛び立ち、娘の家の屋根に羽を休めました。
すると家の中から、
「ラサメイト、ウマに餌をやってちょうだい」
という声。
カラスは、「しめた」とばかり、ラサメイトの名を口のなかで繰り
返しながら帰っていきました。
229 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:49
ところが小川のほとりまでくると、川の中においしそうな魚が
いるではありませんか。
「あ、サカナだ!」
カラスは思わずこう叫ぶと、
「サカナ、サカナ」
と口ずさみながらとんで帰って、
「娘の名は『サカナ』です」
と魔物に伝えました。
230 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:50
「娘の名は『サカナ』だ。嫁にもらおう」
魔物たちは娘の父親にいいました。
父親は、首を横にふりました。
231 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:51
魔物たちは小鳥に出会いました。
今度は小鳥に頼みました。
小鳥は、娘の家の屋根にとまって、
「ラサメイトや」
と呼ぶ声を聞きました。
小鳥は、その名を覚えて飛び立ちましたが、途中で木にとまった
はずみに、足に刺がささりました。
232 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:52
そのとたん、名前の半分をわすれて
「ツー(刺)メイト、ツーメイト」
とつぶやいて帰り、
「娘の名は、ツーメイトです」
と魔物に報告しました。
もちろん、魔物三兄弟は今度も断られてしまいました。
233 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:53
帰り道、カササギに出会いました。
同じようにカササギに頼むと、賢いカササギは、「ラサメイト」という
名をしっかり心にとめて、帰ってきて伝えました。
「娘の名前はラサメイトだ」
魔物三兄弟は、とうとう娘の名をいいあてたのです。
234 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 12:57
父親は娘を嫁がせるほかはありません。
娘は、父親から贈られた馬に乗って、魔物たちの家へ行きました。
魔物たちの家には、空かずの間がありました。
魔物は出かけるとき、いつも言いました。
「奥の空かずの間を覗いてはならんぞ」
235 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:11
そう言われると一層覗いてみたくてたまりません。
ところが扉の鍵を探している間に、いつも魔物は帰ってきてしまうのです。
ある日のこと。魔物たちが出かけるや、娘はすばやく鍵の束を取りだすと、
金の鍵で金の扉を開けてみました。
中は馬のしかばねが山のように積んでありました。
236 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:12
次に銀の鍵で銀の扉を開けてみると、羊のしかばねが山と積んでありました。
鉄の鍵で鉄の扉を開けてみると、なんと、やせ細った老婆のなきがらが
いくつも転がっているではありませんか。
その中に、やせて骨ばかりになってはいるものの、まだ息のある老婆がいたのです。
237 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:21
「魔物は人の血をを吸うんだよ。私たちはみな魔物の妻だった。年をとると、
ここに閉じこめられてしまうのだ。さあ、早く、私の皮を着て、お逃げ!」
238 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:27
老婆の皮を着ると、娘はみるみる老婆の姿に変わりました。
大急ぎで魔物の家から逃げ出し、どんどん逃げて行くうちに、ばったりと
魔物に出くわしてしまいました。
すると魔物はけげんな顔をして、
「どこに行くんだ、婆さん」
と言ったので、娘はほっとして、
「ものごいに行きますんで、はい」
とうまく言い逃れたものの、歩き出したとたん、チャリンと、身につけていた
鍵が音を立てました。
「なんの音だ」
239 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:48
ドキドキ( ・∀・)
240 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 13:59
すかさず魔物が問い詰めました。
「おやまあ、わたしゃ、こんなに痩てるものだから、骨と骨とが当って
鳴ってしまったんですよ」
魔物は、娘を離しました。
家に帰ってみると、娘の姿はなく、開かずの扉は開っぱなし。
「さては!」
と追いかけてきました。
娘が振り返ると、魔物たちが後ろに迫っているではありませんか。
娘はそこにいたウサギに頼みました。
「隠して。追われているの。」
241 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 14:00
ウサギは、羊の皮でできたふいごのなかに、娘を隠してやりました。
追いついた魔物が、
「娘をみなかったか」
と、ウサギに聞きました。
「その人なら、たったいま川に身を投げたよ」
その川はとても深く、助かる見込みはありません。
魔物たちはあきらめて帰っていきました。
242 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 14:02
娘は、歩き疲れて、とある一軒の家にたどりつきました。
その家の主は、きたない老婆を一目見るなり、追い払ってしまいました。
しばらくいくと小さなあばらやがありました。
白いひげの老人がにこやかに迎えて言いました。
「息子の嫁になってくださらんかのう」
243 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 14:02
娘は驚きました。
どうしてうば皮が見抜かれたのでしょう。
それは、天の神でした。
娘はうば皮を脱いで、神の息子としあわせに暮らしました。
244 :
娘のテーと竹 (朝鮮半島):02/12/19 15:57
テーという娘がいた。
テーには継母がいたが、その継母にいつも苛められていた。
ある時、父親が狩りで長留守の間に、継母はテーに毒まんじゅうを
食べさせて殺し、こっそり裏の畑に埋めた。
テーを埋めたところには一本のすらりとした茎が生えた。
その茎を欲しいという男がいたので、継母はくれてやった。
男はその茎で笛を作り、吹いてみた。
245 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 15:58
お父さん、お母さん♪
あなた方の娘テーは、継母に殺されました♪
この茎は私の骨です♪
246 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 15:58
男は、近所中を走り回ってこれを吹き鳴らした。
そのうちついに父親の耳にこれが入った。
父親は怒って継母を殺した。
247 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 15:59
その後、茎は増えつづた。
その茎は、娘の名を取って竹(テー)と呼ばれるようになった。
>>243 面白かったよー、でも今度やるときは下げでやってほしい........
人間が、まだネギを食べなかった頃の話です。
その頃、人間はよく同じ人間を食べていました。
お互いに相手が牛に見えるからです。
ある男が、やはり間違えて自分の兄弟を食べてしまいました。
「ああ嫌だ嫌だ。何て浅ましいことだろう。こんな所に暮らすのはつくづく嫌だ。」
間違えて自分の兄弟を食べてしまったその人は、家を後にして旅に出ました。
251 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 17:51
>248
ここはさげ進行とかそんなしばりはないよ?
252 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 18:02
昔話アジア編をカキコしてる勇者タソ気にせずゴーゴー!
>251
複数に分けた文章を投稿する時は
ageながらやると割り込まれる可能性があるから、
ageるのは最後だけにしたほうがいいよってことじゃない?
ってsageでも割り込まれる時は割り込まれるか。(w
256 :
249,250:02/12/19 18:45
ちょっと旅に出てました。
>248, >251->255
じゃあ、長い話のときはsage進行で最後に挙げるということで。
それにしても>249の出だしが好きだな。
>その頃、人間はよく同じ人間を食べていました。
>お互いに相手が牛に見えるからです。
>253-255
理由は分かった
でもあげさげはカキコする人の裁量でやるもんじゃない?
(たたいてる訳ではないよ)
ま、これまでどうりマターリといきませう!
「広い世界にはきっとどこか、人間が人間に見える国があるに違いない。
何年がかかってもいい。その国を探そう。」
長い間あてのない旅が続きました。その間、山の奥にも、海辺へも行きま
したが、とこへ行ってみてもやっぱり人間同士、食べ合いをしていました。
何度も落ち込みながらも、それでもあきらめずに旅を続けました。
秋や冬を何度も送り迎えました。若かったその人もいつのまにか年を取り
白髪がだいぶ増えた時、ある見知らぬ国へ辿り着きました。
それが長い間その人が探していた国でした。
男は、その国の老人に出会った時、自分の旅の目的を話しました。
「まあまあ、それはえらい苦労をなさった。なにね、もとは、こちらでも
やっぱり人間が牛に見えたものですよ。それで、始終、間違いが起こったが、
ネギを食べるようになってから、もうその間違いもなくなりましたんじゃ。」
「ネギですって!」
「こっちへ来て見なされ。あれがネギというものです。」
相手の老人は、親切に男を案内して、ネギ畑のネギを見せ、作り方、食べ方を
教えてくれました。
男は、ネギの種を分けてもらい、やっと自分の国に帰ることになりました。
人間が人間に見えるようになる───そう思うと、一刻も早くネギを自分の国に
持ち帰りたくて、遠い道のりも、男には苦になりませんでした。
自分の国に着くと、男は真っ先に柔らかい土にネギの種を蒔きました。
そして、それから久しぶりに懐かしい知人友人を尋ねることにしました。
しかし久しぶりの友達には彼が牛に見えました。
「おやおや、なんてまあ、よく鳴く牛だろう。」
「違う、違う。よく見なさい。私はあなたの友達です。」
「本当だ。何でもいいから早くつかまえてしまえ。」
263 :
ネギを植えた人 (朝鮮半島):02/12/19 19:41
人々は口々に言い、男は捕まり、とうとう食べられてしまいました。
その後、しばらくして、人々は畑のすみにこれまで目にしたこともない
青い青い草が生えていることに気づきました。
それがネギだということも、自分達が食べてしまった男が植えたという
ことも知らずに、人々は試しにそれを食べてみました。
すると、やっと人間が人間に見えるようになりました。
それからはみんながネギを食べるようになり、もう昔のように牛と人間を
間違えることはなくなりました。
しかし誰もネギを植えた人を知りません。
264 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 20:01
ちなみにネタ元は、子供のころ読んだ「岩波少年少女文庫」です。
名作が多いので、次なる勇者を目指す方は漁ってみてくさだい。
ここらで、そろそろ湿っぽい話も欲しいんですが。
265 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 20:09
266 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 21:11
>264
だれか雨月物語やってくれないかな
267 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 21:41
>171->181
かちかち山
江戸時代に五大昔話のひとつに数えられ、ひろくよまれている動物昔話。
爺(じじ)が山の畑ではたらいていると、タヌキが邪魔をするので、捕えて家にかえり、タヌキ汁に
しろと婆(ばば)にいってつるしておく。
しかしタヌキは米つきを手つだうとだまして婆に縄をとかせ、婆を殺して婆汁にし、爺に食わせて
逃げかえる。
ウサギがあだ討ちをしてやるといい、タヌキをしば刈りにつれだして背中の薪に火をつけて焼けど
させる。さらに薬に唐辛子をいれてやけどにつけていたがらせ、最後には舟遊びをして、ウサギ
は木舟にのり、タヌキを泥舟にのせたので、泥舟はしずんで、タヌキは死ぬ。
268 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 21:42
「かちかち山」の題は、タヌキの背中の薪に火をつけるとき火打石をうつ音をタヌキが何か
とたずね、ウサギがかちかち山のかちかち鳥の声だとこたえたことによる。
類話は各地にあり、もとは前半の「タヌキの婆汁」の話と後半の「ウサギとタヌキ」の話は
別の話だったとみられる。各地につたわる2種類の話が重なって成立したものであろう。
文献としては江戸時代の赤本「兎(うさぎ)の大手柄」が古い。
部分的に類似する話は日本だけでなく、北欧、北米先住民、東南アジアなどにも存在する。
Microsoft(R) Encarta(R) Reference Library 2002. (C) 1993-2001 Microsoft Corporation.
269 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/12/19 23:29
銅鑼衛門さん、最近来ないな
270 :
Zanoni:02/12/20 00:04
かちかち山の続きを実はあの平賀源内が書いている。内容は余りにもくだらないけど
参考までに・・・ぜんぜんオカルトではないけど。
兎に父を殺された子狸は怒って兎を追いかけた。川の側まで追い詰めた時に刀で兎の
首を刎ねると頭は鵜に体は鷺に変わった。2羽の鳥は、魚を取ってくるので赦して欲しい
と懇願した。最初に鷺を放すと子狸をからかうように空を舞って何処かへ飛んでいって
しまった。詐欺にあった子狸は怒りにふるえ鵜には首に紐をつけ魚を取るように命じた。
それいらい鵜は紐をつけられ魚をとるようになった。
平賀源内も馬鹿な話を結構書いているみたいで。