オーパーツの謎 2個目

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479 ◆nBFq2k6E
ピリレイス地図に南極は描かれてない。
南極と言われている地域は南米東海岸南緯40〜50度あたりだ。
実際に現代の地図のその海岸線を
90度傾けてピリレイス地図と並べてみて欲しい。
南極よりはるかに、絶対に似てる。断言する。
なぜこんなことが起こってるのかと言うと
南米が南緯30度あたりで
ほぼ直角に北にむかってせりあがってきているからだ。

そして以前似てないと言われてた北米エリアも実は
海岸線は結構正確なのだ。
なぜなら北緯10度西経70度のあたりから
東に向かって中米がこれまたほぼ直角に折れ曲がってきているから。
結果現代の地図では東西に長い西インド諸島が
南北に長く描かれている。

なぜピリレイスはそんな描きかたをしたのか?
                       つづく
480 ◆nBFq2k6E :01/12/10 02:17
>479 つづき

前レスに
「クロノメーターが開発される18世紀まで経度を
正確に測れなかったのにピリレイス地図は正確な経度で描かれてる」
とかあった。
が、ピリレイス地図の経度はいいかげんだ。
南極(といわれる土地)が南米の南端と接していることからも
それはわかるし
当時正確な経度を測れないのに経度が正確な地図を持ってても
経度の測定の面では役にたたないのだ。
(だから不思議なのだというのかも知れんが)
では、当時の航海はどういうものだったのかというと
まず対岸に渡ってから海岸線に沿って
地図を頼りに目的地へ行くというものだった。
そしてピリレイス地図も
そういう使用方法を前提に描かれたものである証拠に
俺は気づいた。

>>385のリンク先のピリレイス地図を見て欲しい。
地図のところどころに船が描かれている。
ではまずヨーロッパ沖の島、地図の北北西にある船に注目すると
その向かう先一直線上には4隻の船があるのがわかる。
そして4隻目の船はそこで45度ほど傾いている。
実はこの傾いている地点は前述の
南米が曲がり始めている地点と一致する。
そして南米が水平になるほど曲がった上にはこれまた水平な船が
描かれている。
そう言えば地図の中米も90度曲げられていたと思い
中米沖の船に目をやれば
ここの船は垂直になっている。
西インド諸島が垂直にえがかれたのに呼応するかのように。

                      つづく
481 ◆nBFq2k6E :01/12/10 02:44
>480つづき

つまり描かれた船は
「このポイントでは地図を陸地に向けて見てね!」
というピリレイスからの地図の
使用上の注意と見方の指針を
しめすものだったのだ。
そう解釈すると地図の北西で逆さになった船は
地図よりずっと北の海でクジラ?
に遭遇したことを伝えていることがわかる。

ではなぜそんな注意書きをしてまで中南米の両端は
折れ曲げられたのか?
それはピリレイスが地図を描いてる途中で納まりきらなくなったか
あるいは最初からむりやり
狭い羊皮紙上に納めようとしたからだろう。
だからこそ中南米の両端は折れ曲がりピリレイスは使用上の注意を
こめた船を描き込まねばならなくなったのだ。
そんな乱暴なことが?
前にも言った通り当時は海岸線が正確ならば歪んでいても
役にたったので問題なかったのだ。

そしてムリヤリ折り曲げられた中南米はC字の弧を描いた。
そのC字の歪みは正距方位図法に似た。
そのC字の弧の中心はカイロをさした。
そして折り曲げられた南米の南端はまるで海上に
孤立した地域のようだった。

結果、ピリレイス地図はカイロを中心とした正距方位図法で
氷の下の南極大陸が描かれていると
されてしまったのである。

                   以上。おわり