この板、初めて来たんだが・・・。
1年10ヶ月でレス32・・・。他のスレ見てないが、すごいスローペース!
7、8年前、大学時代に、友人の薦めで福岡の著書「無」全3巻、「自然に還る」、
「わら一本の革命」を読み、よし会ってみようということになり、5年ほど前、
ついに四国へ行った。
福岡邸は、伊予I.C.を降りてすぐだった。
少し離れたところに車を停め、徒歩で邸宅に向かった。新築して間も無いのか、
そのピカピカの邸宅に違和感を感じた。
いざ到着すると何だか躊躇して、邸宅の前を2人でウロウロした。背の高い
垣根に覆われて中は見えない。当然、中からも外からは見えないはずだった。
垣根の切れ間を見つけて恐る恐る中を覗いた。
老人がいた。本の写真で何度も見た、白髪に白い髭をたくわえたあの老人が、
直立不動で窓の奥に立ち、俺たちを凝視していた。まるで俺たちが来るのを
知っていたかのように。眼鏡の奥の眼光は、温かさの中に異様な鋭さを放ち、
俺たちの心をすべて見透かしているようだった。
「都会からまた変な若造が来たな」福岡の声が聞こえてきた。
怖くなった俺たちは、逃げるようにいちもくさんでその場を離れ、すぐ近くの
讃岐そば屋で「そば+天丼」セットを食い、四国をあとにした。
>>33 × 中からも外からは
○ 中からも外は
スマソ