時宗にモンゴリアンチョップみたいなプロレス技を教えたのは桐子だな。
何というか時宗が安心して何でも話せる側近とか
安らぎを与えてくれるような人が全くいないのが見ててつらいしイライラしてくるわ。
権力者とは孤独なものだってのは分からなくはないんだけど
ドラマなんだから少しはカタルシスがないとなあ。
一応全回録画してるけど今のところ再見する気がおきない。
登場人物の性格が定まってないんだよな。
特に赤マフラーや桐子や謝国明みたいな史実として生涯がわからない人物の挙動が場当たり的。
その場その場で、ストーリー展開上都合のいいことを言わせる役にしかなってない。
言っていることに信念も具体性もない。
主人公に苦言を呈する役とか、主人公に対するアンチ的な存在の人物の場合、
その人の言っていることや、思想に関して「一理ある」と思えれば感情移入ができるのだが、
その人の方向性も、最終的にやりたいこともよくわからないと、その人を人物として
とらえることができなくなる。単なる「台詞を発するオブジェクト」になっている
登場人物が多いんだろうな。
キャラ設定がしっかりしていて「こういう場面では、この人ならこう言うだろう」と思う
ことが台詞になっていればいいのだけど、「誰かにこの台詞を言って欲しい」というのが
先にあって、それを誰かに言わせただけの台本。
「国を開く」という言葉だけで、それがどういう状態を目指しているのかまったくわからない。
951 :
日曜8時の名無しさん:2010/07/08(木) 17:16:15 ID:BritKTPS
そろそろ、蒙古襲来??
>>949 そこで頼綱が出頭する必然性が出て来るんだと思うけど
出頭じゃなくて台頭だろ。
★★ 放 送 日 程
放送回 放送日 題 演出
───────────────────
第1回 01月07日 鎌倉大激震 吉村芳之
第2回 01月14日 ふたりの母 吉村芳之
第3回 01月21日 兄弟落差 吉村芳之
第4回 01月28日 反抗 吉村芳之
第5回 02月04日 波乱の旅 吉川邦夫
第6回 02月11日 博多恋心 吉川邦夫
第7回 02月18日 執権修行 吉川邦夫
第8回 02月25日 逃げた花嫁 吉村芳之
第9回 03月04日 決闘由比ヶ浜 吉村芳之
第10回 03月11日 ひとり立ち 吉村芳之
第11回 03月18日 時頼絶命 吉川邦夫
第12回 03月25日 暗殺 吉川邦夫
第13回 04月01日 大いなる岐路 吉村芳之
第14回 04月08日 兄の追放 吉村芳之
第15回 04月15日 母上ご乱心 渡邊良雄
第16回 04月22日 将軍すげ替え 渡邊良雄
第17回 04月29日 クビライの影 古川邦夫
第18回 05月06日 国書来る 古川邦夫
第19回 05月13日 戦か属国か 城谷厚司
第20回 05月20日 十八歳の執権 城谷厚司
第21回 05月27日 初陣 吉川邦夫
第22回 06月03日 京の闇 吉村芳之
第23回 06月10日 人質 吉田浩樹
第24回 06月17日 高麗からの文 吉村芳之
第25回 06月24日 最後通告 城谷厚司
第26回 07月01日 兄弟の絆 吉田浩樹
第27回 07月08日 ご謀反許さず 吉村芳之
第28回 07月15日 あの兄を討て! 吉村芳之
第29回 07月22日 さらば兄上 吉村芳之
第30回 07月29日 長老死す 城谷厚司
第31回 08月05日 出撃命令 城谷厚司
第32回 08月12日 いざ博多へ! 真鍋斎
第33回 08月19日 蒙古襲来前夜 真鍋斎
第34回 08月26日 蒙古襲来〈1〉九百隻の大船団 吉村芳之
第35回 09月02日 蒙古襲来〈2〉奮戦! 水軍城 吉村芳之
第36回 09月09日 蒙古襲来〈3〉 博多炎上 真鍋斎
第37回 09月16日 謎の撤兵 吉村芳之
第38回 09月23日 攻めか守りか 城谷厚司
第39回 09月30日 ねらわれた姫君 城谷厚司
第40回 10月07日 消えた使節団 吉田浩樹
第41回 10月14日 斬るべからず 吉村芳之
第42回 10月21日 いのち尽きるとも 真鍋斎
第43回 10月28日 幕府分裂 松浦善之助
第44回 11月04日 妻のなみだ 勝田夏子
第45回 11月11日 わが祖国 吉村芳之
第46回 11月18日 クビライを討て! 吉村芳之
第47回 11月25日 弘安の役 勝田夏子
第48回 12月02日 運命の嵐 吉村芳之
最終回 12月09日 永遠の旅 吉村芳之
平均視聴率 18.5%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
955 :
日曜8時の名無しさん:2010/07/08(木) 20:41:29 ID:BritKTPS
何度見てもこのOP好きだ
敵方が筋脳と戦闘民族ばっかで話が進まねえしこじれるばっかw
結構な勧善懲悪だ
この時代、博多→京→鎌倉→博多を一月って可能なのか?
前に鎌倉を追放された宗尊親王に対して、時輔がものすごい捨て台詞吐いてたと思うんだけど
今はシコリもなくまた付き合ってんの?何話か見なかったんで不思議な感じがする
次から次へと鬱展開
嫌な方向に擦れ違い
気を許せる友達も仲間も家臣も居ない
周りは疑心暗鬼を煽るか利用ばっか
救いがなさ過ぎて見てると鬱になる…
全然欝にならない。陰謀大好きおもしろい。
そんなんじゃ「太平記」や「草燃える」なんか、骨肉相食む様子が凄くて
陰謀や下克上が濃すぎて見れないんじゃない。
「草燃える」なんか人肉食いの場面や、母親が息子を殺したりしてるから。
いまの龍馬伝や篤姫や天地人の生ぬるいゆとり大河になれてるのかな。
主人公には、忠誠心の塊の狂犬ハチがいるから安心。
なんせ時宗の祖母に結婚を薦められても、独り身で一生時宗様に生涯をささげますと
健気に断ってるから。
でも関白家の血筋の高貴な姫君と聞いて、野心が芽生えて結婚するけど。
時宗の息子は、母親より乳母夫のハチを慕ってる。
鬱っていうか辛気臭いんだよな。草燃えるは面白かったなあ。
>>961 そんな貞時でも前代未聞の暴挙と
言っていい平禅門乱でハチを殺すから
それ以前の安盛が死ぬ霜月騒動があるから未来も救いがない
誰でも彼でも野心があって
みたいな設定してるからつまらんのだよ
鎌倉武士にはいろいろいるんだから、もっと厚みのある人物造形しないと
名越なんてあんなんんじゃないだろ
原作も同時並行だったしこれって脚本家に丸投げだろ?
歴史物初めての脚本家に丸投げじゃ良い物できないよ
炎立つ第三部というのがあってだな
太平記は鬱展開でも面白かったんだけどな…
無常さは感じたけど鬱にはなんなかった
上で言われていたけど北条時宗は辛気臭いのが原因なんだろう
闇は闇でも深さは欲しい
太平記は吉川英治の原作があるからな
草燃えるも永井路子の原作がある
それでも、太平記は後半、複数脚本になってからgdgd感が漂っていたが
有名な時代ならともかく、マイナーな時代だから、原作もなしに
付け焼き刃で勉強してホンを書くのは難しいと思う
時輔はいらんセリフを吐かせず黙ってればそれなりに
雰囲気キャラになってたのに、国を開くとか馬鹿な事言わせるから
馬鹿っぽくなるというか。
脚本が未熟な上に時宗という素材自体、蒙古襲来以外
面白いネタがないんだよな。政治状況が最初からgdgd太平記後半状態の上、
前半尊氏みたいに自ら先頭に立って戦って勝利する華やかさもないし。
時宗は実際には一生実用で鎧付ける事なんてなかっただろうし、
鎌倉を出たこともない、ほんの少年時代から死ぬまで政務に忙殺されたある意味哀れな生涯だと思う。
モトヤ時宗が特別ではない普通の青年って描写は悪くないよ。
太平記は、天皇が2人立って争ったり、後醍醐天皇と尊氏の対立とか
皇室を取り上げる難しい時代のタブーに挑戦して、NHK局内では「たいへん記」と
言われたとか。
平安貴族の律令政治に反旗を翻した平将門を主人公にした「風と雲と虹と」とか
信長・秀吉を悪役にして、国際貿易商を主人公に自由都市堺や一向一揆やキリシタンを
描いた「黄金の日日」とか、昔はNHKもタブーに挑戦してたのに。
時宗も蒙古襲来という異色の時代を描こうとしたけど、挑戦したのはいいけど力たりなかったかな。
蒙古襲来のシーンは力をいれてたけど。
「風と雲と虹と」は海音寺潮五郎、「黄金の日日」は経済小説で有名な城山三郎原作だったから
原作がちゃんとしてるとやりやすいんだろうな。
高橋の原作小説「時宗」も、歴史小説としては結構面白かったと思う
が、吉川版太平記や風雲虹と比較すると短めだったかも
時宗の短い生涯を父時頼の青年時代や桐子や謝親子で色づけして
やっと単行本4巻の分量
それをドラマ班が更に水増ししてわけのわからないことに
そもそも炎立つで大失敗した原作執筆とドラマ制作同時進行方式だったのが
一番の原因だと思うが
今にして思えば、大河じゃなく別枠の連続時代劇か単発の大型時代劇だったら
すっきりまとまった良作になってたかもな
なんだよ国を開くって?
元の要求を受け入れるってことは、元からの冊封使を受け入れて
冊封使に対して帝が臣下の礼を取るってことなのに、そこまでの覚悟があるのかないのかを
曖昧にして、ただ国を開くという単語だけをしゃべらせるから薄っぺらになる。
主役の元彌は嫌いだけど、脇はさすが大河と思わせるいい役者で固めているのに、
脚本がダメだとやっぱり救いがたいな。
頼時はもちろん、政村も親王さんも頼綱も日蓮もいい演技してるのにもったいない。
「国を開く」って言葉はよくないよな。朝貢するかどうかって話なんだから。
今日はいよいよ赤マフラーに改造手術を受ける日かい
>>971 原作の分量はいいわけにすぎない
「最後の将軍」とか薄っぺらい文庫1冊だし「翔ぶが如く」第一部はそもそも原作にない(まあこれらは他の司馬作品も融合させてるが)
>>972-973 公家や時輔さんはともかくとして執権さんは一貫して「対等な付き合い」と言い張ってるけどなw
>>975 如くは花神同様、司馬幕末小説の総合ドラマだからな
逆に、大量の司馬小説を読み込んで1本のドラマに纏め上げた手腕が凄いんだろう
とにかく短めの原作を1年大河に膨らませる技術が
時宗制作陣には欠けていたんだな
(モックン慶喜は途中でリタイアしたので何とも言えんが
如くや花神とはテイストが違ってた気がする)
重病人の関白をけしかけて少年帝の面前で割腹自殺させてまで
「蒙古に返書出してはなりませぬー」つってた張本人が、そのことを忘れ去ったみたいに
「国を開くのじゃ」「何とぞ返書をー」だもんな
時輔の人物が破綻しすぎてギャグになってるのは脚本のせいか統括の責任か
>>976 執権さんと時輔さんの争点が不明確なんだよな。
執権さんは「対等な付き合い」と言い、国交は肯定しているのに、
それに対する時輔さんは「国を開く」と、これまた国交を肯定している。
国交を行うことに関しては両者とも肯定派で争点ではあらしゃりません。
争点があるとすれば、蒙古の冊封を受け入れて、帝や将軍にフビライに対する
臣下の礼をとらせるのか否かであるはずなのに、時輔さんはそこのところを明確にせずに、
「蒙古が攻めて来る」vs「いや攻めてくるとは限らない」という筋違いなことが争点になってる。
時宗と時輔兄弟の愛憎相克が狙いは分かるがドラマとしてことごとく
すべってるもんな。ドラマとして見れたのは幼年期まで
成人してからの両者の関係はドラマになっていない
名越や京の方々はこの段階で得宗家を倒したら、もれなく対蒙古外交の責任がついてくることを理解してたのだろうか
唯一時章だけは理性があった描写だったが
白竜はカツゼツがどーの以前にろれつがまわってないかんじだったなw
>>980 時章も長い間出演している割に、この2話くらいで急に理性的に豹変して死亡フラグがバレバレ。
前々からどういう信念の人間かを描いた上で得宗家に抗っていたなら感情移入もできるんだが、
脈絡なく突然に日本の行く末について語られても滑稽なだけ。
今日が麿の最終回か、残念だなあ。
麻呂殿は、正月の新撰組SPの「土方歳三最後の日」にも出てたな。
本編より良かった。
本放送のときは、平頼綱夫婦がおもしろくて見てたな。
後深草院の「とばずがたり」で二条が、頼綱夫妻に実際に対面して、印象を書き残してるのが
おもしろい。
寺島しのぶが高慢な貴族の姫君を好演してるけど、身分違いの格差夫婦なんだね。
平頼綱を調べようとしたら、間違ってアンサイクロぺディアを見てしまって笑った。
985 :
日曜8時の名無しさん:2010/07/10(土) 01:39:07 ID:UxyNkyDE
麿の最後のアップは受け狙いなのか…???
マロ退場は寂しいが、代わりに真の主役九州御家人ズが出てくるかな。
無辜の罪で兄殺したこと知って吐きそうになる時宗
ヘタレすぎだろ
だがそれがたまらん
>>987 半ばどれを覚悟して殺ったはずだろうにな
蒙古襲来絵詞を作らせた事実上の作者の九州御家人役で、うじきつよしが出てくるな。
うじきは、北村とフルメタル極道で共演してた。
風林火山で好演したダンカンも九州御家人で出演。
蒙古のてっぽうの餌食になるが。
実時殿とか泰盛殿とか名前で呼んでるのに違和感があるのだが
当時の武士は官位なんか全然持ってないからこんなものなのか、単にスイーツ仕様なのか
脚本家のレベルからしてスイーツ仕様だろう。
重臣クラスなら大抵官位は持ってるよ。
泰盛は城介(秋田城介)どのとか、実時は越後守どのとか、
金沢どのもありかな。時宗は山内どの(私邸の地名)とか相模守どのとか。
執権殿とは呼んでないんじゃね。
>>991 官位がなくても、太郎とか次郎とかあるだろうしな
この頃は江戸時代と違って、官位の変動がけっこうあるから、
官途を辿って、正確に台詞に書くという作業は、かなりめんどくさいのかもしれない
そんなにスイーツいうほどのことかね。たしかに放送当時は違和感あったけど。
江戸時代のいみなだの通称だのやたら一人でいくつも名前もってたりするが
それをドラマであれこれ使い分けたりしないと思う。つかされたら
自分は理解不能になるw
知識ひけらかすのはよいがそれとドラマ批判は分けないといかんだろ。
篤姫・天地人・龍馬伝の色恋に重点を置いて肝心の歴史を描かない
最近の大河に比べたら、政治や歴史を描こうという意欲は感じる。
功名や、としまつの夫婦愛を描くのが目的の大河とも違うし、男たちの
熱い戦いがかっこいいし、後半のぶっとび展開も、龍馬伝のちまちまと史実を
いじくりまわす矮小さに比べたら、スケールが大きいし、ファンタジーでロマンはあるな。
この大河をみて世界的スケールのジンギスカン時代に興味を持ったし、ロシア監督の
「モンゴル」をみたり井上靖の「蒼き狼」を読み直したり、海音寺潮五郎の「蒙古来る」を
読み直したりした。
主人公役よりも時輔の娘の方が演技が上手いな
およそ大河らしい最後の大河だったのかな今にして思えば
>>997 原作がしっかりしてる風林や功名はそこまで悪いわけじゃない