【経済】円安で輸出や生産が増え、雇用も改善する。日銀は他の先進国並みに金融緩和を-元日銀審議委員の中原氏

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238名無しさん@13周年
日銀はなぜデフレ政策を堅持するのか?■203
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/eco/1335283631/706-711
http://unkar.org/r/eco/1335283631/706-711
711 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2012/04/27(金) 21:56:26.66
「すぐそこにあるデフレ脱却」  (六光星) 大磯小磯 日経2012.4.27

 100年ほど前、日の没することのない植民地帝国を築いた英国が23年に及ぶ長期デフレに直面した。
海運の発達によるグローバル化、輸入物価の下落、産業空洞化。状況は今の日本に酷似していた。
 英国はなぜデフレに陥り、どう脱出したのか。植民地生産が物価を押し下げたのは言うまでもないが、
そうした要因はデフレの前後にもあった。なぜその23年だったのか。
 実は通貨供給量が深く関係していたと内閣府の研究論文が指摘する。デフレが始まった1873年、
英国にならい北欧諸国が金本位制を採用、英国の金が流出した。金本位制下では通貨供給量は政府の
金保有量で決まる。金流出に伴う通貨供給減で意図せざる金融引き締めが起き、デフレの引き金を引いた。
 23年後、新技術が英国を救った。新しい金抽出法が開発され、南アフリカの金産出量が急増。
英政府の金保有・通貨供給量が増えたことで、英国はデフレから脱却した。
(中略)
 「失われた20年」の最大原因は円高だ。この間、日本人のドル建て賃金は2倍になった。
国際競争上、日本企業は円建て賃金を下げざるを得なかった。賃金デフレである。
 国内総生産(GDP)もドル換算で2倍に膨らんだ。もし円建てでも先進国並みに成長していれば、
ドル建てGDPが米国に迫る不自然なことになっていた。円高が円建ての成長を阻んだともいえる。
 裏返せば、円高が止まれば他の先進国並の成長と賃金上昇の余地が出てくる。そして今、
日本は円安転換のとば口にいる。あと一押しなのだ。
・・・緩和の副作用は当然あろうが、今の状況下で将来のインフレやバブルを過度に案じるのは、
アクセルを踏む前にスピード違反を怖がるようなものだ。
 日本は折しもバブル崩壊から23年。歴史に学ぶならデフレから抜け出してもおかしくない頃合いだ。