世界で最も潜在力のある市場の中国は、外資系企業にとって市場空間というだけでなく、
飛躍的に成長のチャンスがある国だ。中国の安定的な政治環境と税収優遇政策の下、
多国籍企業はどのような新しいチャンスをつかみ、成長する中ではどんな物語があるのだろうか。
新華ネットは19日、シャープの常務取締役で中国本部部長、
シャープ貿易中国有限公司代表取締役の菅野信行氏に、
中国でのシャープの発展や多国籍企業が中国で直面するチャンスと挑戦などについて話を聞いた。
中国網日本語版(チャイナネット)が伝えた。
記者:シャープはどのようにしたら中国社会に溶け込めると考えるか。
中国での本土化を発展させる上でどんな計画があるか。
菅野氏:いかに中国のユーザーの目を私たちの企業に向けさせるか、そして内部の組織がカギとなる。
現在のところ、夏普商貿(中国)有限公司にも日本から来た日本人が多くいるが、
今後は日本人がする仕事を中国人に任せたいと思っている。
さらに、生産拠点である工場のトップ、私たちが事業部長とか総経理と呼んでいるこうした等級の職位を、
徐々に現地の人にシフトして管理させることが必要だ。私本人のこの職位もできるだけ早く中国人に譲るつもりでいる。
ですから、本土化の推進は主に、夏普中国の幹部の職位を中国人に担当させるということだ。(
>>2-以降へ続く)
記事引用元:サーチナ[2010/05/23(日) 11:31 配信]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0523&f=business_0523_009.shtml 関連スレ:
【経済】 「中国企業による日本企業の買収が相次いでいる。」 〜レナウン、中国企業傘下に 山東如意が4割出資へ
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1274547254/ >>1(の続き)
記者:いま話された夏普公司には非常に多くの優秀な中国人従業員がいるが、彼らと一緒に仕事をしてもっとも感じるのは何か。
意思を交わす上でどのような障害があるか。
菅野氏:最大の問題はやはり言葉の問題だ。販売会社にしても、工場にしても、日本から来た日本人は当然、
中国語を学ばなければならない。一方、中国の従業員も日本語を学ぶ必要があり、
会社の内部に中国人従業員のための日本語クラスを開設した。
さらに、今後は会議で日本語と中国語をともに用いる環境をつくるなど、日本語の学習によりプラスとなる場を提供していくつもりだ。
私たちはもっとも優秀な中国人従業員を日本の工場に派遣して研修を受けさせている。
期間は1−2年で、日本でのやり方を学び、中国に戻ると工場の幹部にし、彼らにつぎの人材の育成に当たらせている。
これも私たちの一つの養成プログラムだ。(編集担当:米原裕子)
記事引用元:サーチナ[2010/05/23(日) 11:31 配信]
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0523&f=business_0523_009.shtml