★普天間移設政府案、現行計画地に杭打ち桟橋
・沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で、与党幹部が米政府関係者に「政府案」として
示した滑走路の設計案が30日、明らかになった。 同県名護市辺野古にある米軍
キャンプ・シュワブの沿岸部を埋め立てる現行計画の場所とほぼ同じ位置に、
「杭(くい)打ち桟橋(QIP)」方式を採用し、1800メートルの滑走路1本を建設する
内容となっている。今後、技術面も含めた日米協議のたたき台となる見通しだ。
鳩山政権は、「沖縄の負担軽減」などを名目に、日米両政府が2006年に合意した
現行計画を白紙に戻して再検討を行ったが、同計画とほぼ同じ場所に滑走路を造る案が
出ていることになる。社民党や沖縄だけでなく、各方面からの厳しい批判が予想される。
与党幹部が示した政府案によると、滑走路は、現行計画にあるV字形の滑走路2本のうち、
北側の1本(1800メートル)を数百メートル西にずらす。このうち800メートルは陸上に置き、
西側の海上部分に1000メートルが突き出る形で建設する。工法は桟橋方式を採用する。
設計図には、「キャンプ・シュワブ・ジャケット案」とある。
政府が2000〜02年に検討した桟橋方式の中にも「ジャケット方式」が一つの工法として
盛り込まれていた。
また、現行計画が建設開始から完成まで5年間を要するとしているのに対し、同案は
「建設開始から3年で完成できる」としている。
米政府は、鳩山首相が移設問題の「5月末決着」を目指していることに関連し、「アイデアではなく、
まじめな提案を早く示してほしい」(キャンベル国務次官補)と求めてきた。日本政府は日米協議の
たたき台となる具体的な案の策定を急いでおり、今回の案もこうした中で固まってきたものと見られる。
日米関係筋によると、米国防総省のマイケル・シファー次官補代理が来週前半に来日し、
日本の提案を踏まえた軍事運用面の実現性などについて、日本側と実務者協議を行うことになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100430-00000656-yom-pol ※前:
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1272607325/