26日の参院予算委員会で、鳩山政権の目玉政策である子ども手当の経済効果をめぐり
閣僚答弁が食い違い、審議が一時中断する場面があった。
自民党の林芳正氏は子ども手当について、波及効果によって所得がどの程度拡大するかを示す
「乗数効果」がいくつになるか質問。仙谷由人国家戦略担当相が「1以上であることは間違いない」と述べる一方、
菅直人財務相は「詳細な計算はしていない」と答弁した。
麻生内閣で経済財政担当相を務めた政策通の林氏は、子ども手当などの給付は貯蓄に回されやすいため
「乗数効果は1より小さくなる」と指摘。「中学校の数学で分かる」と皮肉った。
プライドを傷付けられたのか菅氏は「子ども手当には少子化対策の意義があり、
長い目で見て大きな効果がある」と懸命に反論した。
2010/01/26 17:19 【共同通信】子ども手当、閣僚答弁が混乱 経済効果めぐり
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012601000614.html