【赤旗】共産党の笠井氏「ソマリアでむしろ海賊は増えている。警察力の強化が必要」と どの国の船舶でも警護できるのが問題

このエントリーをはてなブックマークに追加
649誇りある日本人の名無しさん
▼「たかが海賊で騒ぎ過ぎ」 海賊はアメリカの存亡を脅かす脅威ではない
NewsWeek2009年4月29日号

 元米海軍中佐で現在は陸軍大学校で教えるジョン=パッチはこの数カ月間、
海賊の脅威が世界の安全を脅かしているという見方は「誇張され過ぎている」と
繰り返してきた。
 ソマリア沖で頻発する海賊行為に緊急に対処する必要性があるとしたら、
それは軍事作戦ではなく(法的な)取り締まり行為として実施すべきだと彼は言う。
それには法の執行権がある沿岸警備隊を派遣するのが最良の選択だというのが彼の
主張だ。

(記者)ソマリア沖に海軍よりも沿岸警備隊を派遣するよう勧めている。
 その理由は?
 
 海賊の取り締まりが必要な状況下では、海軍よりも沿岸警備隊の人材や
訓練、装備のほうが任務に適している。例えば沿岸警備隊は、実際の海賊
行為の証拠を収集する方法を知っている。海賊行為をビデオで録画し、
拘束した容疑者の写真を撮り、銃を発砲した人物の指紋を取る必要がある。
 拘束した海賊の扱い方も考慮しなければならない。アメリカは捕虜虐待
などの自国のイメージを傷つけた問題を繰り返さないよう注意する必要がある。
650シャイ二ングガンダム:2009/04/24(金) 13:21:58 ID:0SQPdOALO
今日は早上がりなのでカキコ
>>649
Newsweekって、九州沖工作船事件についても『日本は過剰反応し過ぎ』という記事を載せてた電波週刊誌だぞそれ。
651誇りある日本人の名無しさん:2009/04/24(金) 13:33:54 ID:rq8WZXLK0
元米海軍中佐の米陸軍大学校教師>>>>越えられない壁>>>>>> >>650


▼「たかが海賊で騒ぎ過ぎ」 海賊はアメリカの存亡を脅かす脅威ではない
NewsWeek2009年4月29日号 その2

元米海軍中佐 現在は陸軍大学校で教えるジョン=パッチの談話

(記者)沿岸警備隊には海賊を取り締まるだけの能力やリソースがあると思うか。

 沿岸警備隊の隊員と艦艇は既に国内の任務に忙殺されている。だから国際的な
協力がなければ、有効な解決にはならない。1つの案は、国連主導の警備隊をつくるこ
とだ。国際司法裁判所や国際刑事警察機構(ICPO)の監督の下、例えば20力国が
警備艇を派遣し、ソマリア沖を警備する。ただし、コストはかかる。相当数の艦艇が
必要だし、ソマリア暫定政府の承認と関与も欠かせない。

(記者)沿岸警備隊には麻薬密輸の取り締まりやテロ対策といったさまざまな任務を課せられ、
本来の任務を果たせなくなっているとの指摘もある。海賊対策に取り組むだけの余力が
あるのか。

 沿岸警備隊の幹部はまさにそう言うだろう。われわれは任務に適しているが
人員や装備が足りない、と。たとえ増員されたしても、実際に任務に就くまでには
5年程度の期間と多額の予算が必要だ。
 だとすると、海賊を放置するという選択肢もある。海賊問題はそれほど重要ではないと
諦めるのだ。
 これが私の根本的な主張だ。海賊の世界経済への被害は最小限だし、アメリカの存亡
にかかる脅威ではない。海賊について大騒ぎし過ぎるのはいかがなものか。 
652誇りある日本人の名無しさん:2009/04/24(金) 13:41:52 ID:rq8WZXLK0

資本主義社会におけるNewsWeekの地位 >>>越えられない壁>>> >>650


▼クリストファー・ディッキー  NewsWeek中東総局長 NewsWeek2009年4月29日号

 アデン湾とインド洋に派遣された「艦隊」は多くの国の寄り合い所
帯で、自国民が危険にさらされない限り動こうとしない。
 海運業界の関係者は、その理由をよく知っている。どの国も、あ
るいは複数の国が協力しても、ソマリア沖の危険な海域すべてを常
にパトロールすることは不可能だからだ。しかもバーネット※によれ
ば、海賊はヨーロッパに強力な情報網を持ち、どの船をいつ、どこ
で襲うかを綿密に計画している。

※ジョン・バーネット。『危険な海』(2002年)の著者。

 かといって、商船が自力で海賊を防ぐのは不可能に近い。揮発性
物質を積んだ船上で撃ち合いになれば、大爆発が起きて船が沈没し
かねない。戦闘は素人の船員が命を落とす危険性もある。
 そのため船主や海運保険業者は、乗組員や船荷に保険をかけておき、
いざとなったら身代金を払うほうが、海賊と戦ったり軍艦に助けを
求めるより安全で安にがりだと考えている。つまり、海賊は事業コ
ストの一部とみなされているのだ。

(略)

 バーネットによれば、こうした(軍隊による海賊攻撃の)派手な報道は
海賊を増長させ、仲問の復讐に燃えるソマリア人を洋上の強盗から海の
ゲリラ戦士に変えるおそれがある。少なくともソマリアの海賊が組織を
強化し、国際協力の進展を上回るスピードで戦術を高度化させていくことは
ほぼ間違いない。