世界不況も大変だが、いろんな業界が若者の<○○離れ>に頭を痛めているようだ
▼たとえば<クルマ離れ>。二〇〇七年の日経流通新聞による若者意識調査によれば、
二十代で「乗用車に興味がある」と答えた人は53・5%。二〇〇〇年の調査から実に
20ポイント以上も下がっている。さらに三人に一人以上が酒を「まったく飲まない」
か「ほとんど飲まない」と回答。<酒離れ>である
▼周囲の若者を眺めてみても<煙草(たばこ)離れ><マージャン離れ>は明白だし、
人ごとではなく、<活字離れ>も言われている。そして、これは<恋愛離れ>と呼ぶべ
きか、同紙の昨年の同様の調査によれば、異性との付き合いも三割近くが「面倒・わず
らわしい」と
▼最近の若い書き手の作品について、作家の池澤夏樹さんが本紙で語っていたこととも
つながる。<アパートで暮らし、インターネットで遊んで、ご近所を一回りして、コン
ビニで物をかってくる。女の子とくっつくようでくっつかない、そんな話が延々と続く>。
ほかに加えるなら携帯電話か
▼クルマ、酒、恋愛、本、煙草、マージャン…。こう並べれば、実におじさん世代の青
春そのもの。彼らは今、各業界の中枢にあって、自分が若き日に惹(ひ)かれたものに
惹かれない若者を惹きつけるという難事に挑んでいる
▼単なる世代の断絶とは違う気がする。不況より難題かもしれない。
■ソース(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2009011702000069.html ■前スレ(1の立った日時 01/17(土) 08:51)
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