★救急と医療の連携訴え JR脱線事故でシンポ
「全国救急隊員シンポジウム」が27日、新潟市内で開かれ、兵庫県尼崎市の
JR福知山線脱線事故で、救助活動にあたった尼崎市消防局職員や医師らが、
救急と医療機関の連携が大切だと報告した。
参加者約500人を前に、尼崎市消防局の守田央主任が現場での活動状況を説明。
「救急隊員の数が最初は全く足らなかった。現場が線路で東西に分断され、
医療チームや隊員同士の連絡なども難しく、情報共有が課題」と話した。
負傷者約100人を受け入れた尼崎中央病院の吉田静雄医師は、
病院のストレッチャーが足らずに、電車の座席で負傷者を運んだことを紹介。
「予備のストレッチャーや車いすのほか、満床時のために予備ベッドを
用意しておく必要がある」と訴えた。
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/2006012701001829.htm