【文藝春秋】"事実を著しく歪曲と"旧日本軍捕虜「死の行進」検証記事に抗議 生き残りの米国男性ら★2

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803名無しさん@6周年
>>382
> 探したらキング将軍による車両の提供はネット上にもソースがあるな。

キング少将がもう少し粘って交渉していれば、あるいはトラックの使用を許され
たかもしれないよ。そうすれば捕虜の2割強死亡という事態は避けられただろう。
日米双方がどのくらい話し合ったのか知らないが、そんな話し合いで何千人も
の命が左右されるんだから、交渉を担当した双方の軍幹部たちの責任は重いな。

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キング少将は、降伏した後も米軍の指揮系統を保持したままバターンから移動
させてほしい、米軍は傷病兵や疲労の激しい兵士のためにトラックを用意してい
るので移動の際はそれを使うことを認めてほしいと要求した。そのうえで何時で
もどこでも本間中将の要求があれば将兵を引き渡すと約束した。

だがフィリピンのすべての米軍が降伏することを期待して交渉に臨んでいた日
本軍のナヤカマは、キング少将が彼の指揮下にある一部の部隊しか代表して
いないことに難色を示し、米軍の全面無条件降伏を要求した。

このように交渉の土台からして十分に整っていなかったわけだが、キング少将
は降伏について無条件を要求するナカヤマの言葉から条件の交渉は絶望的と
判断し、早期に戦闘を終了させて将兵の無駄死にさせないほうがよいと考えて、
無条件の降伏をおこなった。
Morton, Louis, United States Army in World War II: The War in the Pacific, 1952(?), pp. 465-467.
www.ibiblio.org/hyperwar/USA/USA-P-PI/USA-P-PI-26.html

米軍の兵士は1月から数ヶ月間、半分かそれ以下の糧食しか与えられていな
かった。降伏交渉の際、キング少将は日本軍に捕虜の数は日本軍の想定より
多いこと、捕虜たちは病気で栄養不良であることを伝え、捕虜収容所まで彼ら
を車両で移動させることを提案したが、日本軍はそれを無視した。
Daws, Gavan, Prisoners of the Japanese: POWS of World War II in the Pacific. New York: William Morrow and Company, Inc., 1994, pp. 73-74.
history.acusd.edu/gen/st/~ehimchak/death_march.html