>>335 次に上げる事項は輸血の道徳的、聖書的な面と直接関係のない事柄ですが、20世紀前半の私たちの組織に存在
した雰囲気を考えるのに役に立つことです。今日、これはわれわれエホバの証人の歴史の中で、特に恥ずかしい
出来事です。しかしこの情報は決して組織をけなすために取り上げるのではなく、輸血禁止の教義を作り出させた
組織の考え方を示すものと(し)てここに示しました。これらは、私たちエホバの証人が何年にもわたって、信奉して
きた教えなのです。(引用はG=「黄金時代」、W=「ものみの塔」)
■ 狂犬病などというものは存在しない − G23 1/1 p.214
■ ばい菌は病気を起こさせない − G24 1/16 p.250
■ 予防接種は無用 − G31 2/1 p.294
■ 医者はサタンの代理人 − G31 8/5 p.727,728
■ 予防接種は悪魔信仰を起こす − G31 2/4 p.293
■ アスピリンは心臓病を起こす − G35 2/27 p.343,344
■ 予防接種は悪質なインチキ − G39 5/31 p.3
■ 血は「栄養」である − W51 7/1 p.415
■ 遺伝的性質は輸血によって伝えられる − W61 9/15 p.564
輸血の禁止はこの時代の産物です。それは現代医学に対する根深い不信と簡単な無知に基づいているのです。
この事実は、実質的に聖書の裏付けが存在しないという事実をあわせて考えると、今日の輸血問題に非常に暗い
雲を漂わせるのです。なぜならこの事実により、私たちの組織が正しい知識に基づいて決定を下す能力を持って
いたかどうかが先ず最初に問われるからです。そうは言っても、この教義が永遠に続かなければならない必要は
ありません。組織は教義を変えてきた歴史を持っています。予防接種も臓器移植も共に、間違ったものと決めつ
けられていましたが、それは実質的には輸血禁止と同じ理由によっていました。そしてこれらの禁令は今日の
私たちにはありません。もしやろうと思えば、協会は輸血禁止の教えも、間もなく捨て去ることが出来るのです。
http://www.geocities.com/Athens/Agora/2105/message.htm