朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と日本とを結ぶ唯一の航空路だった
ピョン( ゚д゚)ヤン―名古屋間のチャーター便が、4月から事実上ストップ
しているこが、分かった。1日から国際民間航空機関(ICAO)の騒音基準が厳
しく適用され、名古屋に乗り入れていた高麗航空の古い機材ではクリア
できなくなったためで、北朝鮮は観光客誘致の出はなをくじかれた形。
古い機材を使わざるを得ない背景には、厳しい経済状況もあるようだ。
国交のない日朝間のチャーター便は、政府間合意によって91年にス
タート。98年夏のミサイル発射問題で運航禁止となったが、 翌年
11月に再開した。去年は4月から9月まで15便が運航、在日朝鮮
人訪問団やマツタケ空輸に使われてきた。
国土交通省によると、ICAOの騒音基準は94年に改定され、旧運
輸省通達により旧基準機の運航禁止は今年4月1日からとされた。
1月、高麗航空側から4月以降のチャーター便の打診を受けたが、
使用するロシア製のツポレフ154B型、イリューシン62型機では基
準を満たさず、特例扱いもしないと判断したという。
北朝鮮では4月末から開かれる大マスゲーム・芸術公演「アリラン」へ
の観客誘致に力を入れている。在日朝鮮人系の旅行会社では名古屋直行便
にかわり、ウラジオストク航空で新潟からウラジオストク入りし、高麗航
空に乗り換えて平壌に向かうツアーを募集している。(17:04)
http://www.asahi.com/national/update/0415/018.html