【技術】用瀬(もちがせ)電機、練り込むだけでダイオキシンの発生を抑える特殊粉末開発

　ポリ塩化ビニール樹脂（塩ビ）に練り込むだけで、燃やしたときに発生するダイオキシンを
減らすことができる特殊な粉末を、用瀬町の用瀬電機（若林一夫社長）が開発した。安くて
便利な塩ビの利点をいかしながら、環境汚染を減らすのが狙いという。
　
　この粉末は、塩素と結合しやすいカルシウムなどを成分とする大きさ約１マイクロメートル
（マイクロは１００万分の１）ほどの微粒子で、一つひとつが極薄のカプセルに包まれている。

　粉末入りの塩ビは普通の塩ビと同様の性質を保つが、燃やすとカプセルが溶けてカルシウム
などが塩ビに含まれる塩素と結合。その分だけ、塩素を成分とするダイオキシンの発生量が
減るという。

　研究機関での燃焼試験では、粉末入りの塩ビを普通のプラスチック類と一緒に燃やすと、
ダイオキシン発生量は粉末入りがない場合の１０分の１以下になった。

　塩ビは、安価で加工しやすく、絶縁性がよいなどの長所があり、ビニールハウスやパイプ、
電線絶縁材などを中心に年間約２００万トンが使われている。一方、燃やすとダイオキシンを
発生するほか、軟らかくするための添加剤に内分泌かく乱（環境ホルモン）作用があるなどと
指摘され、容器や包装、家電、おもちゃなどは「脱塩ビ」に動いている。

　廃棄物処理に詳しい高月紘・京都大環境保全センター教授は「実際の焼却炉では雑多な
ごみと一緒に燃やすし、炉によって温度も異なる。こうした成分を混ぜてダイオキシンが
劇的に減ったという実証研究はまだ少ない」と指摘するが、塩ビ業界の関係者は「塩ビを
見直すきっかけになるだろう」と話している。

ソース: http://mytown.asahi.com/tottori/news02.asp?kiji=1741
用瀬電機のHP: http://www.mochigase.co.jp/

スレッドを立てるまでもないニュースの812からの情報です。記者の判断でスレ立てさせて
いだきました。地方発。どうやらこの会社はずっとダイオキシン対策を手がけているみたいです。

すげー

むむむ！

>>1　お疲れ様です。

>>4
いえいえ、情報ありがとうございました。
私は地方の情報は各地方紙のWebを1日に1回チェックして持ってきてるのですが、
アサヒ・コムのマイタウン情報もなかなか侮れないのですね。今後参考にします。

実験環境と実際の焼却炉じゃ環境条件が違いすぎるからな〜。
単体ならきれいに燃えても、様々な物質の混在環境で燃やすと
思わぬ化合が起こって逆に有害物質を増やす結果にもなるよ。
机上理論ならいくらでもダイオキシンは減らせるけどね。

大気汚染はかなり深刻な問題だからな。
これで少し改善されることを望む

いいな〜、がんばる中小企業。

こういう町工場的なところから日本は成長してきたんだな、と
あらためて気がつかされるね。

深刻な問題
ﾁﾝﾎﾟｺを揉んだｲｲ

塩ビの塩素が悪さするから、カルシウムとかマグネシウム混ぜといて
塩化カルシウムにしちゃえ、って発想の現実化って理解でいいのかな？

技術的に難しいのは、ダイオキシンができるまえにカルシウムを効率よく
塩化カルシウムにさせるために、燃やすときにカルシウムをどうやって
うまくまきちらすか、ってことで、この塩ビにセラミックス粒子を混ぜとくのが
とりあえず効果的と。

中小って、大手は馬鹿にしてかかるから、つぶされちゃう危険もあり。
たぶん政府機関の補助金もらってうしろだてにしてると思うんだけど、
うまく立ち回って上手にやりましょう。

http://nara.cool.ne.jp/mituto

確か既にその技術は実用化されているよ
家庭から排出される可燃ごみを圧縮して、クレヨンぐらいの大きさにした
燃料化をしている自治体では、そのクレヨンに石灰などアルカリ分を混入し
燃やした時にダイオキシンが発生しないようにしている筈
・・・・【川崎重工業に尋ねてみたら】