<社会>40代女性の初婚、じわり増える=人生の折り返しで不安になる?

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1commercial alternative@まさとφ ★
40代で初めて結婚する女性がわずかずつながら増えている。
晩婚化がいわれて久しく、それほど特別なことではなくなってきた。
中心は仕事で経験を積んだ女性たちで、結婚を機に働き方や生活を見つめ直すケースが目立つようだ。
前向きに人生の再設計に踏み出す女性を追った。

次のステップを準備

「肩書や経歴を捨てるのは心底怖かったが、自分の生き方を見つめ直す時間がほしかった。
結婚して結果的に望みがかなった」。こう話すのは42歳で結婚した佐々木信子さん(45、仮名)。
研究者として20年近く政府系機関に勤めてきたが、結婚を機に2年前に退職。
今は夫、善幸さん(45、仮名)の赴任先であるカナダに住む。

男性社会の研究職の世界で休日出勤や残業を繰り返し、
30代半ばには抜てきされて欧米の有名研究所への派遣も経験。結婚を考える余裕さえないほど多忙だった。
だが、海外勤務から戻って、仕事に忙殺される毎日に限界を感じた。
「自分を生かす違う道があるのでは」と思うようになった。

知人の紹介でカナダ勤務の善幸さんと知り合う。迷いもあったが、結婚して退職する道を選んだ。
「今は次のステップに進むための準備期間」という。

人口動態統計では、2000年に初めて結婚した40代女性は約5700人。この15年で約1400人増えた。
女性1000人に対する初婚者の割合も上昇、40-44歳で1980年の0.7人から2000年には1.1人になった。
中高年専門の結婚相談所、茜会(東京・新宿)のカウンセラー、西村美恵子さんによると
「親がかりで暮らす40代の未婚女性はまれ」で、結婚を考える女性の多くは仕事を持つ。
http://b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/evening/20020307eimi040707.cfm

>>2に続く