ヒマラヤ遭難:ダウラギリI峰で群馬ミヤマ山岳会の3人不明
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20011024k0000e040026002c.html 群馬ミヤマ山岳会(事務局・前橋市、宮崎勉代表)に24日までに入った連絡によると、
ネパール北部のヒマラヤの高峰、ダウラギリI峰(8167メートル)登頂を目指していた
同会の登山隊3人が行方不明になった。
遭難の可能性もあり、同会は24日、宮崎代表ら2人を現地に派遣して情報収集に
当たるとともに、ヘリコプターで捜索を始める。
行方不明になっているのは、登山隊長の群馬県吉岡町上野田、
元会社員、星野龍史さん(33)と隊員の前橋市新前橋、山小屋従業員、
品川幸彦さん(33)、同市日輪寺町、元会社員、福本誠志さん(27)。
<ヒマラヤ遭難>3人の生存絶望的と判断、捜索を打ち切り
ネパール北部のヒマラヤの高峰、ダウラギリI峰(標高8167メートル)で
行方不明になっている登山隊3人が所属する群馬ミヤマ山岳会(事務局・前橋市)は24日、
3人が登っていた東壁(標高約5500〜7500メートル)付近をヘリコプターで捜索したが、
人影やキャンプ跡などを確認できなかった。
携帯していた食料や燃料の残量などから、3人の生存が絶望的と判断、捜索を打ち切った。
生存が絶望的となったのは、登山隊長の群馬県吉岡町上野田、元会社員、星野龍史さん(33)と
前橋市新前橋町、山小屋従業員、品川幸彦さん(33)、同市日輪寺町、元会社員、福本誠志さん(27)。
同会によると、約1時間にわたるヘリによる捜索で、3人が利用していたキャンプ2カ所が雪に覆われていることを確認したが、
足跡などは発見できなかった。無線交信にも応答がなかった。3人は東壁を登山中に滑落した可能性が高いとみている。
同登山隊は9月16日に日本を出発し、同月25日にベースキャンプ(同4800メートル)を設営。今月12日から東壁の登山を始め、
15日から連絡が取れなくなっていた。
福本誠志さんの母美栄さん(59)は、生存が絶望的になったことについて「本当に信じられない。
いつか、息子に会えると信じたい」と涙声で語った。(毎日新聞)
[10月24日22時41分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011024-00000099-mai-soci