聖市東部で住民の暴動=青年と母逮捕がきっかけで=マルジナルも一時は封鎖
聖市東部のファヴェーラ・チクアチーラで13日午後、住民による暴動が起こり、マル
ジナル・ド・チエテ大通りも一時封鎖される騒ぎとなった。
14日付伯字紙によると、同日16時半頃、同地区パトロール中の警官が、三人の青年
を麻薬取引の現行犯として逮捕しようとしたのが発端。青年達が警察車両に押し込め
られる様子に気付いた住民が、車を取り囲み、逮捕を阻止しようとした事で、騒ぎが拡
大した。
逮捕阻止を試みた住民の中には一九歳の青年の母親もおり、他の二人は逃げたもの
の、青年と母親が警察に連行された。
地域住民は、罪もない青年と母親を逮捕し、母親や現場を撮影しようとした女性二人へ
の暴行もあったとして憤慨。暴徒化した若者ら約150人が一八時頃、ファヴェーラ脇の
バス通りにタイヤでバリケードを築いた。
最初に被害にあったのは連結バスで、乗客が降車するのを待ち、火が放たれた。その
後も、マイクロバスと小型トラックが焼かれた他、エスタード紙は乗用車一台も焼かれ
たと報じている。
マイクロバス運転手や乗客によると、暴徒達はガソリンを詰めた瓶や銃を手に接近。全
員降車を確かめると車体下に発砲し、放火したという。
この暴動では、バスなどの炎上で過熱した変圧器が爆発し、一帯が停電。被害車両か
ら漏れて流れる燃料に引火し、近くのガソリンスタンドもあわや爆発かという場面まであ
った。また、派遣された警官隊が現場近くのマルジナル・ド・チエテ大通りを封鎖したた
め、交通の混乱や渋滞も生じた。
この混乱で、投石を受けた警官二人と、暴徒に脅されてのバス降車時に転倒した女性客
一人が軽傷を負った他、同女性客に向かって投げ渡された生後11カ月の女児が頭蓋骨
骨折で入院中だ。
同地区住民の中には、今回逮捕の青年は麻薬密売者ではないと、抗議行動を正当化す
る人もいる一方、警察は、青年は逮捕時にコカインや大麻などを所持しており、逮捕は正
当と弁明している。
混乱に乗じ、バス乗客や渋滞に巻き込まれた車の人からの金品強奪という便乗事件まで
起きたため、地域への警官駐留と暴動参加の住民割り出しが14日も続いている。
ソース(ニッケイ新聞)
http://www.nikkeyshimbun.com.br/090515-22brasil.html 関連スレ
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