聖市ファベーラの暴動騒ぎ 警官、市民ら7人が負傷
サンパウロ市南部モルンビー近くのファベーラ・パライゾポリスで二日、銃器や角材を手にした若者ら
約四十人と二百三十人の警官隊が衝突し、暴動となった。この騒ぎにより四人の警官と住人三人が
負傷したほか、通行中の乗用車が焼き討ちの被害に遭った。これにより九人が拘束されたが、未成
年者の三人は三日午前零時頃釈放された。軍警は今回の抗争を市中戦争なみの扱いとし、収束後
もヘリコプターを出動させて厳戒態勢を敷いている。
《ファベーラ仲間射殺を抗議》
抗争の起きたパライゾポリスはサンパウロ市内で二番目に大きなファベーラで、住人は約八万人と
される。
若者を中心とした暴徒らは、一日午後に同ファベーラで起きた軍警との抗争で麻薬密売のマルコス
プルチノさん(二五)が射殺されたことなどに対して抗議。
ジョバンニ・グロンチ大通りを封鎖してバリケードを築き、タイヤ、ゴミ袋、木材などを焼いたため、周
辺には煙が充満し、あたかも戦場の様相を呈した。
ヒート・アップした暴徒らはさらに、乗用車三台に放火。出動した警官隊はゴム弾で応射し、六時間
にわたる大抗争を繰り広げた。
このため周囲は混乱し、帰宅中の通勤者らが足止めを食ったほか、騒動に巻き込まれた商店経営
のデルバル・オリンピオ・ダ・シルバさん(四四)が胸部にゴム弾を被弾し、アイシュタイン病院で手当
てを受けた。
ソース(サンパウロ新聞)
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=27758 関連スレ
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