台湾の黄志芳・外交部長(外相)は4日、記者会見し、台湾と外交関係を持つ
アフリカ諸国の首脳を一堂に集めた初の首脳会議(サミット)を9日に台北で
開催すると発表した。
アフリカの資源確保を目指す中国の近年の「資源外交攻勢」(外交部)に対抗
し、数少ないアフリカ友邦をつなぎ留めるのが狙いだ。
アフリカ53か国中、台湾と外交関係を持つのは、ブルキナファソ、マラウイ、
サントメ・プリンシペ、スワジランド、ガンビアのわずか5か国。
だが、台湾と外交関係があるのは世界で24か国のため、アフリカは、南太平洋、
中米と並び重要な地域だ。
台湾は既に中米、南太平洋諸国とのサミットを定例化した。アフリカ首脳との
会合の枠組みを作ることで、中国の切り崩しを防ぎたい考えだ。
陳水扁総統はサミットで、中国がスーダン・ダルフール問題に関連しスーダン政府
寄りの姿勢を批判されていることをにらみ、アフリカの和平問題も取り上げる。
5か国首脳が参加の意向を伝えており、台湾が得意とする情報化技術や医療支援
などの経済協力強化を盛り込む共同文書を採択する。
台湾のアフリカ外交は、1997年末に南アフリカ共和国が中国と国交樹立を宣言
してから守勢に回り、昨年8月には、産油国のチャドが台湾と断交した。
一方の中国は昨年11月、アフリカ48か国首脳らを集めた「中国アフリカ北京
サミット」を開き、アフリカで影響力を急速に高めている。
ニュースソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070904id22.htm 関連スレ
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