【パキスタン】ムシャラフ大統領とブット元首相、連携交渉停滞 依然残る強硬策の可能性[09/04]

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1飛び出せ!! 釣り仲間φ ★:2007/09/04(火) 06:22:40 ID:???
パキスタンのムシャラフ大統領が兼務する陸軍参謀長職からの離脱をめぐり、
ブット元首相との連携交渉が停滞している。ブット氏はすでに「制服問題は
解決した」として大統領に対し、7月中に合意を発表するよう求めたが、
大統領側はこれを拒否したためだ。

双方ともに、合意が今後の政局でそれぞれの陣営にとって有利に働くかそれとも
不利となるのか、シャリフ元首相の帰国もにらんで、ぎりぎりの判断を迫られて
いるようだ。

大統領がブット氏との交渉を重視する最大の理由は、2002年の総選挙で、
ブット氏の力が及ぶパキスタン人民党(PPP)が、自らの支持政党である
パキスタン・イスラム教徒連盟カイデアザム派(PML−Q)を得票数で
上回ったことにある。

ブット氏は欧米の好感度も高く、米政府を後ろ盾とする大統領は必然的に同氏
との交渉を優先せざるを得ない立場にあった。双方の直接交渉などを通じて、
先月29日、ブット氏は亡命先のロンドンで英BBCテレビなどのメディアに
対し、交渉は80%終了し、軍籍離脱で合意したことを先に宣言、交渉の主導権
を握る勢いを見せていた。

一連の動きについて、パキスタン外交筋は「大統領側がブット氏のペースで交渉
を進めるのを避けるため、合意のタイミングを図っているのかもしれない」
とみる。

ただ、ブット氏側は大統領に首相罷免権を放棄するよう求めているともされ、
これも「大統領は早急な判断は下せないでいる」(同)理由だという。

首相罷免権は2002年の憲法改正時に付与され、大統領権限を強化した項目の
一つ。

シャリフ元首相が最高裁の帰国許可で亡命先のロンドンから10日に帰国する
予定となったことも大統領の判断を遅らせている。

PML−Qにはシャリフ氏支持の議員も多く、同氏が帰国すればこれら議員が
パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)に戻る可能性が高い。

大統領の任期満了まで2カ月余り。大統領がなおブット氏と手を組み、首相の座
を約束したうえで陸軍参謀長に腹心の部下を任命する可能性はあるが、一方で
陸軍参謀長を兼任したまま、現議会と4つの州議会の承認を得て大統領再選を
目指すシナリオも残っている。

ただ、いずれも難しい場合、非常事態を宣言し、下院選挙の1年間先送りが再び
選択肢として浮上しそうだ。

ニュースソース:Yahoo!ー産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070904-00000060-san-int
2飛び出せ!! 釣り仲間φ ★:2007/09/04(火) 06:23:42 ID:???

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3七つの海の名無しさん
まあ選挙は延期だな。