自動車メーカーは既存の技術で二酸化炭素(CO2)の排出量を40%削減できることが、
環境問題に取り組む「憂慮する科学者同盟(UCS、ワシントンDC)」によって発表
された。
ロサンゼルス・タイムズによると、UCSは、環境に優しいミニバン「バンガード」を
公開した。同車は、ガソリン85%・エタノール15%の混合燃料を使用し、市内および
高速道路を1ガロンで22マイル走る。既存車の平均燃費は28マイルだ。
搭載技術には、走行中に2気筒を閉じる6気筒ターボエンジンのほか、燃料効率に
優れる6速自動変速、電動パワーステアリングなどが含まれる。
個々の技術は全てメーカーが採用済みだが、同車を設計したスペンサー・クオン氏は、
「全ての技術が1つの車に搭載された例はない」と説明。クオン氏は、排ガス規制を
強化しているカリフォルニア州で同車の技術を利用すれば、2030年までに乗用車1910万
台分に当たる7300万トン分の二酸化炭素(CO2)を削減できると見ている。
ホンダのクリス・マーチン広報官は、同車はコンピュータ・モデルであるため、容易
かつ低コストで生産できるかどうかは未知数と前置きしながらも、環境問題改善へ
向けた技術活用の努力を支持した。
カリフォルニアほか11州は、メーカーに対し、16年までに温暖化ガス排出量を最大で
34%削減させる規制を導入している。このうち、カリフォルニア、バーモント、
ロードアイランドの各州では、州が独自に燃費規制を導入することの違法性を訴え、
自動車製造業者協会(AAM)が州を提訴している。
ニュースソース
http://www.usfl.com/Daily/News/07/03/0305_015.asp?id=52674 関連スレ
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http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1173256346/l50 【英国】ロンドン市長、CO2排出削減計画発表[02/28]
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