【東ティモール】元将兵ら対決姿勢　武器強奪　大統領選へ混乱も［03/01］

四月に大統領選が行われる東ティモールの政情が再び悪化している。昨年反乱を起こした
元将兵らが警察施設から銃器を奪い、投降を求める政府との対決姿勢を強めたためだ。
国民生活では失業や食糧不足が深刻化し、暴徒化の危機さえはらんでいる。独立五年
の再建を目指す新生国家で、政治の混迷と社会不安は収まる気配を見せていない。

国連安全保障理事会は先月二十二日、平和維持活動（ＰＫＯ）の活動期間を来年二月
まで延長したが、翌日には首都ディリで暴動を鎮圧したオーストラリア兵が、若者に
発砲して二人が死亡。ディリの情報筋は二十八日の本紙の電話取材に「政治情勢に
連動して、治安が急速に悪化している」と述べた。

国内の緊張を一気に高めた元将兵らによる銃器の強奪は、ラモス・ホルタ首相が大統領
選への出馬を表明した二十五日、インドネシア国境に近い西部マリアナで発生。政府は
元将兵らの国外脱出を阻むため、インドネシアへ国境封鎖を要請した。政府は元将兵を
率いるアルフレド・レイナド少佐の拘束に全力を挙げており、治安維持に当たる
オーストラリア軍が潜伏先を捜索している。

これに対して同少佐は二十八日、地元メディアに「オーストラリア兵であろうと躊躇
（ちゅうちょ）なく殺害する」と答え、同国西部出身の将兵の待遇改善と国防軍への
復帰を求めて抗戦する姿勢を示した。少佐は昨年の反乱後に一時拘束されたが、八月
に脱獄。投降の呼び掛けには応じず、ホルタ首相は和解を断念した。政治混乱への
不安を背景に、生活への国民の潜在的な不満も噴出し始めた。二十日には政府のコメ
備蓄倉庫に住民約六百人が押し寄せ、「国民は飢えている」と叫び投石。警察が催涙
ガスで鎮圧する事態に発展した。

現地の国連関係者は「政治の流動化が国民に直接跳ね返り、大規模な暴動が起きかね
ない状況」と指摘。四月九日の大統領選に向けて混乱が深まる恐れがあるとして、
警戒を強めている。

ニュースソース　http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070301/mng_____kok_____000.shtml
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すみません、こちらのスレは重複になります。
以降は下記のスレへお進みください。
誠に申し訳ありませんでした<m(__)m>

【東ティモール】反政府武装勢力の指導者拘束を命令　グスマン大統領［02/28］
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1172672421/l50