【南極海】日本の調査捕鯨船「日新丸」火災 グリーンピースが支援の用意があるとの声明 日本側は拒否する方針 [070216]
さて、このシンポジウムは国連の地下にある会議室で行われています。
せっかくなので、どのような人達がこのシンポジウムに参加しているのか紹介します。
まずはこの会議のチェアマンは元ニュージーランドの首相のジェフリー・パーマー氏。的確に会議の進行を行うところは、さすが元首相です。
そして、国連環境計画(UNEP)のニューヨークオフィス代表のフォニータ・カスティーヨ氏。
元アメリカの国際捕鯨会議(IWC)代表のローリー・シュミッテン氏。長くIWCに関わっていたこともあり、日本の状況もよく理解してくれています。
ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)の漁業センター長のジェフリー・パーマー氏。彼は、クジラが魚をたべて漁業資源を圧迫しているということが事実ではないこと、人間とクジラが食べる魚が競合していないことを細かくデータで示してくれました。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/sato
今日のセッションでは、「なぜ捕鯨問題はここまでこじれてしまったのか?」というような話と、「それでは今後どうすればよいのか?」という2点が話されました。
特に最初のセッションでは、日本に対する質問が多く、私も日本の現状について以下のような点を説明しました。
・92%の日本人が日本政府が南極のクジラ保護区で850頭ものクジラを捕獲していることを知らない。(海外の人の方がこの事実を知っている人が多い)
・多くの日本人が捕鯨に賛成しているのではなく、捕鯨に反対する団体や人に不信感を感じているので捕鯨に反対していること(反・反捕鯨の人が多い)。
・これは、グリーンピースも含めてクジラ類保護を訴える側にも適切なコミュニケーションを行わなかった責任があり、改善していかなければならないこと。
そして、今後については、
・このような会議を日本で行ってクジラ類保護の科学的アプローチや国際社会の望みなどを直接日本の人たちや報道関係者に聞いてもらう必要があること
を提案しました。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/sato
日本で多くの人が「クジラを保護したいと思っている団体や人たちは感情的だ」と思っているけれど、これは本当ではなく作られたイメージ。今回のような建設的な会議をぜひ日本の人たちに聞いてもらえば、そのような誤解は解けるはずだと思います…。
そして、「クジラが魚を食べているので漁業が脅かされている」という非科学的な主張の問題点もわかってもらえるでしょう。
この会議の結果はアラスカで5月に行われるIWCで発表される予定です。
ちなみに、シンポジウム中に日本でグリーンピースがテロリストと呼ばれているということが話題になったら、みんな驚き、そして苦笑していました…。
ある人には「テロリストが国連のビルにいるぞー」と冗談で言われてしまいましたが…、あまり笑えません…。
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/sato
石井敦東北大学教授は、近年の日本の捕鯨外交について説明した。
彼は、日本が毎年モラトリアムの解除を真剣に求め、その結果毎年敗北を喫しているという考え方に基づく「日本負け組み」パラダイムの危険性を強調した。
彼は、日本の主たる目的はモラトリアムの解除ではなく、調査捕鯨の継続であると述べた。
日本人はクジラ肉をほとんど食べず、また捕鯨に対して賛成なのではなく、「反・反捕鯨」なのであると石井は指摘し、日本人が捕鯨を支持しているのはクジラ肉を食べることが好きだからではなく、反捕鯨活動を嫌悪しているからだと述べた。
http://www.iisd.ca/ymb/whales/html/ymbvol137num2e.html
130 :
七つの海の名無しさん:2007/04/17(火) 16:16:02 ID:yrg40KGT
ああまた読まれもせず意味も無くGPのプロパガンダを貼り付けるKちゃん。
いいから
>>115に答えましょうね。
132 :
七つの海の名無しさん:2007/04/17(火) 16:27:06 ID:8F0RKFqh
GPの言い分て、どうして中共や北朝鮮に似ているんだろう?
石井は現在の状況を「予定調和的対決」と述べた。
解決策として、調査捕鯨を国際法の下の管理に置くこと、
一般の日本人や政治家の調査捕鯨に対する支持をなくさせるようにすること、
日本人を怒らせ調査捕鯨に対する支持を増やすことになるようなNGOの戦略を変更すること、
200カイリ内だけに捕鯨を認める一方で、それ以外の全ての海域をサンクチュアリ指定し、
RMSを改定し、調査捕鯨を全廃するというアイルランド提案の改定バージョンを再検討すること、
等を彼は提案した。
http://www.iisd.ca/ymb/whales/html/ymbvol137num2e.html