2006.05.10 Web posted at: 20:34 JST - CNN/AP
ジャカルタ――インドネシア公式訪問中のイランのアフマディネジャド大統領は10日、
首都ジャカルタでユドヨノ大統領と会談し、会見で、自国の核開発は平和利用を目的にしていると改めて主張、
すべての国家は新技術を求める権利があるとの立場を繰り返した。
核開発から撤退することは絶対的に有り得ない、と強調した。
一方、ユドヨノ大統領は、いかなる国家にも平和利用に準じた核開発の権利があるとイランの主張に理解を示しながら、
問題が平和的に解決することを望む、とも指摘した。
インドネシアのハッサン・ウィラジュダ外相は、首脳会談に関連し、
イランの核開発問題は「透明性」を持つべきだとし、国際原子力機関(IAEA)の取り決めを尊重すべきだとも語った。
インドネシアも原子力発電所の建設計画を温めている。
アフマディネジャド大統領によるインドネシア訪問は6日間の予定で、9日夜に到着した。
インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を抱え、総人口約2億2300万人のうち、約87%が宗徒。
アフマディネジャド大統領はまた、米大統領に送付した書簡に触れ、
米政権の反応を待っているとの姿勢を示した。
米ホワイトハウスは8日、イラン核問題の解決につながる新味の内容はないとしてこれを無視する意向を示している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200605100022.html 公式訪問先のジャカルタで10日、儀仗(ぎじょう)兵を閲兵するイランのアフマディネジャド大統領
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