【イスラエル】シャロン首相 再手術を受け容態安定するも依然重篤/各国の中東政策に大きな波紋[01/07]

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1DeepOneφ ★

■シャロン首相、再び手術 脳出血 容体安定も依然重篤

【カイロ=加納洋人】脳出血のためエルサレムの病院に緊急入院したイスラエルのシャロン首相(77)は六日、
依然、重篤状態で、再び脳出血を起こし、緊急手術が行われた。入院先のハダサ病院の幹部はこれに先立つ
五日夜、記者会見で、首相の職務復帰は不可能だとの見通しを示した。脳に回復不能な損傷を受けた可能性が
出ている。

首相は、麻酔で人工的に昏睡(こんすい)状態に置かれ、脳圧を低く抑える処置を受けていたが、再び脳圧が
上がり、再手術を受けた。同病院幹部は手術後、「脳圧は下がり、状態は安定しているが、依然、重篤状態だ」と
述べた。一命をとりとめたとしても、身体機能や思考能力に障害が残ったり、植物状態に陥る可能性が出ている。

首相の政界復帰がほぼ絶望的となったことで、首相が旗揚げした新党カディマ(前進)の行方が焦点となっている。
三月末には総選挙を控えているが、イスラエル紙ハアレツなどが五日、六百五十人を対象に実施した世論調査に
よると、ノーベル平和賞受賞者のペレス元首相が党首を引き継いだ場合、国会(定数一二〇)で四十二議席を
獲得できるとの結果が出た。同紙などが四日前に実施した調査では、シャロン氏が党首を務める前提で、
四十二議席を獲得するとの結果が出ており、ペレス元首相が引き継いだ場合は党勢に影響が出ない見通しだ。

ただ、オルメルト首相代行が新党を率いた場合は四十議席、リブニ法相なら三十八議席との結果だった。

リクードや労働党が、新党に移った離党者へ復党を促す働きも活発化。カディマ幹部らは、シャロン氏不在で
総選挙に臨んだ場合、党勢が大きく落ち込むことを懸念しており、オルメルト首相代行を後継党首に据えて態勢を
立て直す動きが強まっている。
     ◇
■米政権「仲間喪失」 混乱回避へ
【ワシントン=有元隆志】イスラエルのシャロン首相の職務復帰が困難になったことは、ブッシュ米大統領にとり
「中東で最も近い仲間を失う」(ワシントン・ポスト紙)ことを意味し、パレスチナ国家樹立を目標に掲げる大統領の
中東政策に大きな影響を与えるのは必至だ。ブッシュ政権は当面、イスラエルの政局の行方を見守る一方、中東
情勢の不安定化の防止に努めるものとみられる。

パレスチナ国家の建設を二期目の「歴史的な偉業」としたいブッシュ大統領は、昨年十一月に与党リクードを離党し、
中道系の新党カディマを創設したシャロン首相の力量に期待していた。

大統領はテキサス州知事時代からシャロン氏と何度も会談を重ねてきた。両者の関係は、イスラエルの「安全」に
力点を置く首相に対して、大統領は「平和」にも力を入れるよう求めるなど、時として緊張をはらんだものだった。

それでもパレスチナ国家樹立を目指すパレスチナ新和平案(ロードマップ)の実現に向け、イスラエル軍の
ガザ地区からの撤退や、故アラファト・パレスチナ自治政府議長を「和平の障害」とみなした点で両者は一致し、
協力関係を保っていた。

大統領はイスラエル軍のガザ地区からの撤退を「勇気ある決断だ」として、首相支持を明確にし、四日の回復を
祈る声明でも、首相を「勇気と平和の男」と称賛した。

ただ、「一人の指導者に頼りすぎていた」(米政府関係者)面もあり、ブッシュ政権の和平実現に向けた「青写真」が
変更を迫られるのは避けられない見通しだ。

一方、AP通信によるとライス国務長官は五日、核エネルギーの研究・開発再開を発表したイランに対し、
「われわれは決断を下さなければならなくなるだろう」と述べ、イランの核問題を国連安保理に付託すべきだとの
考えを示した。イラクの安定化を最優先課題とするブッシュ政権は、イスラエルとパレスチナの武力衝突の再燃や
イランの核開発問題で、中東情勢が混乱するのは避けたい考えで、ライス長官の発言もイランがイスラエルの
「政治的空白」を利用することを牽制(けんせい)する狙いがあったものとみられる。

ソース:産経新聞(Yahoo)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060107-00000007-san-int

関連を>>2以下に
2DeepOneφ ★:2006/01/07(土) 07:23:26 ID:???
>>1 再手術前後に関する報道(01/07 01:21報)

■シャロン首相、新たな脳出血で再手術

脳出血で重体となっているイスラエルのシャロン首相(77)は6日、検査で新たな
脳出血が見つかったため、入院先のエルサレムの病院で約5時間の再手術を受けた。
病院幹部は終了後、出血は止まったが容体は依然深刻だと述べた。入院先の
病院側は5日夜の記者会見で、首相の職務復帰は「不可能だ」と語った。

中東和平の行方を左右する首相の容体をめぐって緊迫した状況が続いており、
オルメルト首相代行が6日、ペレス元首相と会談するなど、シャロン後継をめぐる
協議が加速し始めた。

病院幹部は、6日朝行われたCTスキャンによる頭部の検査で「脳圧が上昇し、
血圧にも変化があった」ため、首相を再び手術室に運んだと説明。手術後の会見で、
再検査の結果、昨日より容体が改善したと述べた。

病院には、側近や政府高官らが駆け付けた。AP通信によると、ペレス氏は容体が
「良くない」と伝えられたといい、同氏は「非常に心配している」と話した。

病院幹部は6日朝の記者会見で、医師団は脳を安静にするため、麻酔による昏睡
(こんすい)状態を8日までは維持、その後意識回復を目指すとしていた。病院当局者は
再手術後、昏睡状態を8日昼ごろまで維持するとし、あらためてこれを確認した。

5日夜の会見で病院幹部は、シャロン首相の瞳孔は光に反応しており、「脳が機能
していることを意味する」と述べた。

首相が率いる新党カディマのオルメルト氏は5日、治安当局高官らと相次いで会談、
首相不在のまま国政を運営する準備を本格化。6日には中道左派、労働党を離党し
カディマ支持を表明したペレス氏とシャロン路線の継承について協議した。

首相府によると、パレスチナ自治政府のアッバス議長は5日、オルメルト首相代行と
電話会談し、シャロン首相への見舞いの言葉を伝えた。(共同)

ソース:産経新聞(共同報)
http://www.sankei.co.jp/news/060106/kok075.htm
3DeepOneφ ★:2006/01/07(土) 07:28:14 ID:???

■インドネシア・豪州訪問を中止=シャロン首相の容体懸念−米国務長官

【ワシントン6日時事】米国務省当局者は6日、ライス国務長官が7日から12日まで予定されていた
インドネシアとオーストラリア訪問を中止したことを明らかにした。シャロン・イスラエル首相の容体を
見守るため、中止したとみられる。

ソース:時事通信
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=060107012810X229&genre=int

他関連スレ:
【イスラエル】シャロン首相、再び手術開始-イスラエル報道[01/06]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136542931/
【イスラエル】 シャロン首相は危篤状態、手術はさらに数時間要する [06/01/05]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136443591/
【イスラエル】 シャロン首相、職務復帰は不可能。小泉首相は訪問取りやめ回復祈念の書簡届ける [06/01/06]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136526544/
【イスラエル】 緊急入院のシャロン・イスラエル首相は「重い」脳卒中 [06/01/05]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136418006/
【イスラエル】シャロン首相、また緊急入院(1/4)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136411154/
4七つの海の名無しさん:2006/01/07(土) 08:54:51 ID:ycnt64lD
誰もいない
5七つの海の名無しさん:2006/01/07(土) 09:00:53 ID:1tcOCMfy
もうシャロンはダメだ

後継者問題やら、その後のパレスチナ関係が
どうなるのかが心配だなぁ
とりあえず少しでも和解の道へいけばいいが
三週間何もなければ奇蹟と呼ばれる土地では難しいか
6七つの海の名無しさん:2006/01/07(土) 09:59:38 ID:mjt3Ww/V
しかし手が血で汚れてない新しいのもイイかも。でも直ぐに・・・。

今ではパレスチナのアラファトを惜しむ声は皆無という。
7七つの海の名無しさん:2006/01/07(土) 10:28:03 ID:VvYDMaAK
立場上なかなか死なせてもらえないのは可愛そうだな。
8七つの海の名無しさん:2006/01/07(土) 11:05:52 ID:T8WJLkeW
和平が進みそうになるとイスラエルの指導者は死ぬ。
いろんな理由で。
9七つの海の名無しさん
>>8
ラビンか。