ソフトウエア最大手の米マクロソフト(MS)社のビル・ゲイツ会長は7日、今後4年で
総額17億ドルをインド市場に注ぎ込む投資計画と約3000人を現地で新規雇用する方針を
発表した。ニューデリーでの会見で表明した。
投資総額のうち、半分程度は、既存の研究開発センターの強化や販売網拡大に投じる。
3000人の新規採用で、インドでの雇用者数は計7000人に膨らむ。
インドのソフトウエアの市場規模は172億ドル相当とみられる。マイクロソフトの新たな
投資計画は、好調な経済成長を背景にインドでの需要が今後さらに高まるのは確実との判断に
基づいている。生産コストが安く、一定の教育水準が整えられていることも材料になっている。
半導体大手、米インテルも最近、インドを対象にした11億ドル相当の中期投資計画を
公表している。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200512070027.html 同会長は投資計画について「マイクロソフトの対インド戦略に沿って、重点分野に
配分する」と述べた。投資対象にはソフトウェアなどの研究・開発や国内外の顧客への
技術サービス強化、インド社会のデジタル化支援計画なども含まれる、としている。
またマイクロソフト社は同日インド政府との間で、インターネット関連のセキュリティー
対策強化とインドの中小企業支援計画に関する2つの覚書に調印した。同社は覚書に沿って
来月以降、インド南部のバンガロールなどに新拠点を開設する予定。
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2005120708544aa