1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:27:38.23 ID:wfEU3/zh0
なぜこんなに早く反応できたか自分でも疑問に思う
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:28:03.18 ID:OzlCwkJM0
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:28:54.70 ID:vQDzIYusO
人が今から寝ようって時に……
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:35:34.83 ID:OzlCwkJM0
単発スレだと盛り上がるのにワナビスレだとこの有様
げせぬ……
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:37:52.22 ID:wfEU3/zh0
だって話題がない
盛り上がるのだって実際はワナビスレでは何度も話した内容だし
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:42:27.01 ID:peAsNMxPT
もう色々と結論出ちゃってるしなぁ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:56:25.56 ID:OzlCwkJM0
うおおおお、晒しっっっ!!!
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:57:15.94 ID:peAsNMxPT
晒せば伸びるの?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:57:51.54 ID:OzlCwkJM0
小説家になろうで書いたのならあるけど、見たい奴居る?
居るなら晒して、ここでの意見も聞きたいんだけど
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 23:58:58.67 ID:OzlCwkJM0
>>11 ワナビスレにそういう前口上はいらない
くっちゃべるのは晒してからにしろ
盛り上がってきた
あ、2作目のタイトルは
『異世界への行き方』、コピペミスです
ほ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:09:52.23 ID:q0obwO+I0
面白かったよ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:12:19.71 ID:N2KYlCfTT
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:15:57.94 ID:N2KYlCfTT
ほ
>>18 おー、ありがとう
長さはショートショートレベルだけど、読んだ感じなんか違和感とかあった?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:19:07.20 ID:iKr8YLj60
>>14 良いね
俺も二作目好き
あと短いものはこのくらいの描写でいいと思うよ本当
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:21:51.09 ID:N2KYlCfTT
>>20 半ばでの魔術の課題とかが出ているせいでオチが弱くなっちゃってる
あくまで明言せずに、最後に読んだあと読み直したら「おー」ってなるようにしなきゃ意味ない
>>21 ありがとう、描写をどのくらいにするか迷ってたけど
短編ならこんなもんだよね
>>22 やっぱりもうちょい引っ張るべきだったかね
この手の叙述トリックって、どの辺りからネタバレさせるか、今一タイミングがつかめなくて
魔法で課題を簡単に片付けるとか、サボるとかの方向性でミスリードさせるべきだったかなあ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:26:26.40 ID:ChXhZoOk0
>>14 ふたつ目はまあまあだな
「異世界なんか行けないんだよ、そう簡単にはさ。確かに物語の中じゃそうかもしれないけどさ」
「行けやしない所を考えるぐらいなら、夢を見たほうが早いよ」
ここがわかりずらい
あと誤字脱字が多い
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:28:33.96 ID:N2KYlCfTT
>>23 この長さだとラスト以外でネタバレは避けるべきじゃね?
なんもかんも直感的にやっちゃうから俺は説明できない、ごめんよ
>>24 誤字脱字はすまん、見直してはいるんだが
見逃す事が多くて……もう一回見直してみるわ
台詞、もう少しコンパクトにしてみるかな
実際の会話みたいに書くと、やっぱり違和感があるんだな
>>25 やっぱ結まで引っ張るべきだったかね
次に書く時はもう少し引っ張る感じにしてみるわ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:35:05.99 ID:N2KYlCfTT
晒そうと思っていた作品が20DP越えの短編だったときー
なんぞこれ……
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:35:45.42 ID:ChXhZoOk0
>>26 いや俺が指摘したいのは台詞の内容ではなくて、
同じ人物の台詞が括弧を分けて連続で書かれている点
この場合、同じ括弧ないに書くか、地の分を間に入れないと、
リョート、ハルトの順にしゃべっているようにみえる
指摘した箇所以外に、「そんなのあるわけ無いだろ、のところも同じ
>>28 あー、すまんそっちか
確かにこれだとどっちの台詞か分かり難いな
自分じゃ気づけなかったわ、ありがとう
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:47:51.82 ID:LKuAwYIVO
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:55:01.29 ID:N2KYlCfTT
Free見てたら久しぶりに泳ぎたくなるなぁ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:58:47.55 ID:N2KYlCfTT
ほ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 00:59:26.65 ID:N2KYlCfTT
読んでほしいなら面倒臭くない状態にしてほしいなぁ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:10:42.85 ID:N2KYlCfTT
ほ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:15:52.96 ID:N2KYlCfTT
保守しろよ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:29:32.31 ID:LKuAwYIVO
ほ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:32:46.28 ID:ChXhZoOk0
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:35:39.20 ID:YNDwu2QNP
へそフェチの人に聞きたいことがあるんだが居ないか?
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:36:27.41 ID:N2KYlCfTT
ここに
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:40:59.67 ID:N2KYlCfTT
まあ臍を含めてお腹フェチだけど
ヘソが特別好きってわけではないがきれいなおなか好き
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:44:48.00 ID:N2KYlCfTT
>>41 綺麗なお腹も好きだけど、盲腸の手術痕とかあっても嬉しい
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:47:07.59 ID:KkcxBgJHO
保守しつつ晒してく。
戦のさなかにありながら、ミラの眼に映るものはしかし、前方に群がる敵兵ではなかった。
彼女の薄れゆく意識をつなぎとめるのは、胸を満たすある者への想いのみ。
彼女が立ちあがり続ける理由、それは失った戦友のためではなく、ましてや彼女の祖国ハモニート王国のためですらない。
ただただ戦を生きぬきいま一度、愛する男の胸にいだかれるために。
ミラは手にした剣に貼りつく血糊をはらうこともせず、咆哮とともに疾走する。
所変わり、攻め入るハモニート王国に対するのは、陸続きの隣国、アモン共和国である。
アモン共和国軍第八連隊総指揮官、リオ=ガーデンローズはさえ渡る晴天を仰ぎひとりごちる。
「我が共和国が墜ちるこの日に、神は涙も流してはくださらぬか……」
俺としては傷跡や欠損はさほどマイナス要素になり得ないな
ただガリガリだとかだと萌えないなあ、こう撫で回して気持ちいいのがよい
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:52:24.08 ID:N2KYlCfTT
俺もガリガリは嫌だけど、ぽっちゃりも嫌だな
腕を回してしっくりくるぐらいが丁度良い
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 01:54:41.79 ID:KkcxBgJHO
アモン共和国が「軍神の棲む国」と呼ばれ、一時代の覇者であった時代もかつてはあった。
しかしそれも今となっては昔の話。当時では最新鋭の兵器も、時代が変わればアンティークとなる。
もとよりミラの祖国ハモニート王国と、リオの祖国アモン共和国の二国間の国力には絶対的な差がある。
アモン共和国とは内乱によりおこった新興国である。まだまだ国として成熟期を迎える前の青い果実にすぎない。そのために市民らの志は高くとも国力は乏しい。
それに対してハモニート王国とは、隣国をみさかいなく食いこみ、侵蝕をくりかえしつづける超大国である。国土の膨張は留まることを知らず、いつしかその国王ですら国土の全貌を把握することをやめてしまった。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:01:56.12 ID:KkcxBgJHO
選民思想を掲げる現ハモニート国王に、話し合いなどという手段の持ち合わせはない。
王国戦力の主力は“命をもたぬ”兵、放たれる矢と類を同じくする消耗品。戦法は、それの大量投入による物量戦法。
敵国のこの戦法をリオはこう評価する。
美しくない、と。
しかしながら彼はまた、弱者の語る正義が無益なものであることも知っている。
アモン共和国の時代は終わろうとしている。
ひどく破損した赤い鎧を着けたハモニート兵が、リオの練達の部下たちを次々となぎ倒してゆく。
リオはその一人の敵を静かに見据え、きたる決戦に備え腰に下げるサーベルを握った。
壮麗に節くれだった手に込める力が、じわりと柄に伝わってゆく。
瞬間、一陣の風とともにリオの目前で兵士がはぜた。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:05:37.29 ID:KkcxBgJHO
薄れゆく土煙の中でただ一人たたずむ敵兵は片目の女であった。
リオは素直に感嘆の声を上げた。
「かつて無敵を誇った我が第八連隊。くしくも破るは単機の隻眼」
ミラの目はうつろだった。彼女はいっそ、まどろみに身をまかせてしまいたかった。
そっと、光を失って久しい左の眼に触れてみる。まだあの人の温もりが残っている。エリア内に残る敵はあと一人。――いける。
女兵士の眼差しに一刀両断の決意をみてとったリオは、手に掛けたサーベルを勢いよく引きぬいた。
抜き身の刀身は強い日差しのもとにありながらも、あたかもそこだけ闇を切り取ったかのような漆黒だった。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:08:57.17 ID:YNDwu2QNP
へそフェチの人が居るのか良く分からないが、聞きたい事と言うのはこう言うことなんだ
数日前に立ったスレでへそフェチの主人公の話を書こうと思ったんだが、特別おへそが好きと言うわけじゃないからいまいちおへその良さがかけないんだ
だから、おへそのここが良いみたいなことを聞きたかったんだ
ちなみにそのときに書いたあらすじのような物がこれ
へそフェチで、女の子のおへそを見ると性的に興奮する高校一年生の主人公。
そんな彼の通っている高校の制服が、衣替えで夏服に変わった。
女子の夏服であるブラウスは、一番下のボタンがおへそよりも上にあり、容易におへそが見えてしまうデザインだった!
常に見えているわけではないため、見えそうと思うたびに体が反応してしまい不振な挙動を繰り返す主人公。
そんななか、クラスで唯一スカートの中にブラウスの裾を入れている真面目な学級委員長。彼女だけが主人公の心の安寧だった。
そんな彼女のおへそが見たい。膨れ上がる主人公の欲望。一切隙を見せない学級委員長。
果たして主人公は彼女のおへそを見ることが出来るのか?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:10:29.79 ID:bgD9wMROT
晒すならちゃんとテキストで晒そう
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:11:30.63 ID:N2KYlCfTT
>>50 保守ついでに晒してるんだろ、保守もしない単発がなに言ってんだ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:13:55.41 ID:N2KYlCfTT
>>49 ヘソを出す制服のスレ?
性的な目で見たことねーからわからん、ごめん
なんだろうなあ、ヘソチラってのは無防備さがいいんだ
ヘソそのものが見えることに興奮するわけじゃなくて、たとえば電車の吊革もったJKのヘソが見えそうで見えなかったりする
そんなときにそのJKは「ヘソなんて見られても何でもない」とかそもそもヘソを見られるという事態そのものを想定していないようなところが良いんだよな
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:18:02.59 ID:RRZnOzEzO
>>49 読んでるかもしれんが
そこそこ話題にもなった鴨川ホルモーの主人公が違う箇所のフェチやで
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:19:09.16 ID:N2KYlCfTT
普段は隠されている場所が見えたってことに特別さを感じずにはいられなかったりな
内気な女の子の腹回りを執拗に触りまくって困惑させたい
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:25:11.13 ID:KkcxBgJHO
にわかにミラは、その隻眼に映る世界が漆黒の刃に吸い込まれていくような錯覚をおぼえた。
「こ、こいつは……黒獅子!!」
闇雲に踏み出そうとしていた自らの浅はかさにミラは恐怖した。
純白の軍服をまとう壮齢の男は、共和国の英雄リオ=ガーデンローズ、俗称“黒獅子”。
ミラの祖国ハモニート王国内ですらその名を知らぬ者はない。
アモン共和国が建国される以前、その土地を統べていたのはアマニア帝国である。そこには他を追随させぬ武力こそあれ、市民には自由の破片さえ認められてはいなかった。
リオは人々の期待を一身に背負い、その手に剣をとり、志をともにする民をひきいた。帝国を打ち破ったのはひどく天候の荒れた夏の一夜だった。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:28:59.43 ID:YNDwu2QNP
>>52 それそれ。
今までこう言うラブコメ?は書いたことなかったから書いてみようと思ったんだよ
>>53 なるほど、無防備さか
それだと腋の下とかでも同じようにぐっと来るのか?
>>54 読んだことないから、とりあえすググって来るぜ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:30:53.70 ID:KkcxBgJHO
新しい風の産声をきいた人々は歓喜し、帝国を共和制へと導いた伝説の革命家として、リオを語り継いだ。
「黒獅子とはほまれ高きガーデンローズ家の家紋。私をその名で呼ぶことは許さん」
上段に構えるために掲げられたリオのサーベルが、優雅な曲線を描いてゆく。指の隙間からのぞく柄に、装飾された獅子が高貴な臭気を放つ。
ミラが背にしているものは、自らがただ一人の猛襲によって築き上げた、アモン共和国兵の骸の山。
だが、それらも彼女を慢心させることはない。
彼女は対峙する黒獅子が、およそ自分の実力でどうにかできる相手ではないことを悟っていた。
ましてや肉体の限界はとうに超えている。四肢はぬかるみに浸かっているかのように重い。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:35:12.55 ID:Bsy2qCcG0
>>49 性的興奮を覚えた主人公ってその後どうするの?鎮めるためにトイレに駆け込んだりしちゃうの?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:37:48.07 ID:KkcxBgJHO
伝説級を相手にする以上、初太刀をしくじれば命はないものと思わなければならない。
しかし、このような絶望的な状況下にありながらも、ミラの思考はまこと冷静を極めた。
呼吸に従いかすかに上下するリオの肩。
その動きをさながら獲物を狙いさだめた鷹のように、鋭い眼光で注視するミラ。
相手が息を吸う瞬間、そこにわずかながらの隙が生まれる。一撃で仕留めるためにはこの機会をのぞいて他にはない。
従ってリオの肩が上がる瞬間が攻撃に出る合図となる。
「勇猛なるレディよ、そなたの眼差しはなにを映し、なにを想う?」
リオの言葉尻、ミラは跳んだ。タイミングはこれでよいというほどに完璧だった。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:40:04.55 ID:YNDwu2QNP
>>59 せいぜい勃起しているせいで立つに立てないとか授業に集中できない程度の予定
俺は脇でもうなじでも鎖骨でも美味しくいただけちゃうからヘソ専門の人の嗜好とはずれるかなあ
鼻フェチとか全然わからんし
そもそも性欲全開な学生時代なんて異性の体ってだけでエロいよねっていう
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:45:45.57 ID:KkcxBgJHO
ケスタの保養所で出会ったしがない農奴の青年、それがリオの問への答え。
幼い頃より一つ目の妖怪とさげすまれ、腫れ物に触れるような扱いをうけてきたミラ。そんな彼女を唯一彼だけはほほえみとともに受け入れた。
みにくい左目にそっと触れ、ただ美しいといってくれた。彼の指は温かくてやけどしてしまいそうだった。
「この眼にあの人の温もりを失わない限り私は、……私は――!!」
二つの刃が交差する。
先をとったミラの一撃がリオをとらえた。
が、遅かった。
なぜならリオがとったのはミラのそのまたさきをいく先々の先。
彼女の全霊の刃はリオの肩口をかすめるのみに終わり、瞬時に振り下ろされた漆黒の刃によってミラは二つに断たれた。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:52:24.68 ID:N2KYlCfTT
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:54:27.02 ID:N2KYlCfTT
DP単位に直すと読みやすくなるはずだから頼んだ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:54:42.99 ID:KkcxBgJHO
「夢の終わりは常にはかなく時に残酷ですらある。偽りの愛に焦がれたレディよ、とこしえの眠りの中で夢路へおもむけ」
ミラの亡骸に向けられたリオの声音は慈愛に満ちていた。
リオは知っている。彼女の生涯とは、ひとときの白昼の夢にすぎないものだということを。
なぜならば、彼は目醒めてしまったのだ。生涯という名の白昼の夢から。
だから知っている。生きながらにして自らの死を視る感触がいかなるものであるのかを。
「ないのだ……」
ミラの想い人など、いない。
「ガーデンローズ家など、どこにもないのだ……」
彼女の切断面から垣間みえるもの、それは人の間に生まれたものではあり得ない。彼女は人によって“造られた”ものだった。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:55:08.18 ID:ygwShlIp0
おめーら何でカいてる?
ワード?一太郎?
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:55:53.64 ID:N2KYlCfTT
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 02:59:50.95 ID:N2KYlCfTT
お腹空いて死にそうだから寝る明日まで残っていて
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 03:00:04.90 ID:KkcxBgJHO
型式番号『MIR-α 117』。
虚偽の記憶とともに『愛』を組み込まれた機械の兵隊。
彼女は『愛』を行動原理とすることによって、可動限界を最大15%まで超えることを可能とした玉砕兵器。
果たしてミラの『愛』に勝る虚しさなど存在するのだろうか。リオは彼女の出生を憂う。
ミラ誕生に至る経緯は以下の通りである。
アモン共和国のかつての前身、アマニア帝国において、反帝国派の技術班チームは科学史上初めて人工知能に『心』を持たせることに成功した。
その後間もなくして、腐敗したアマニア帝国の再編を託された奇跡の試作機が完成することになる。
型式番号は『LE-00』。
最高傑作であったにも関わらず、『LE-00』が主力兵器となることはついにかなわなかった。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 03:05:04.51 ID:KkcxBgJHO
なぜならば『LE-00』の生産体制が整う前に、その開発データが何者かの手によって失われてしまったためである。
後に工作員が捕らえられ、先の事件はハモニート王国による強奪であったことが発覚する。
その後程なくミラは誕生した。優れた“リオ”の遺伝子を引き継ぐ形をとって。
リオが斬った“ミラ”は今回をあわせて六体。この数も、戦局を語るうえでは露ほどの意味もなさない。今この瞬間も、数千の妹たちが共和国兵の骸の山を築いているのだから。
再び晴天を仰ぐリオの眼に、流すための涙はない。
「神よ、我々は哀しみを生み出す存在でしかない。……ではなぜその我々に哀しむ心が必要なのですか? なぜ、……我々はこれ程までに哀しまねばならぬのですか?」
力なく握られた手からサーベルが滑り落ちる。
リオの嘆きに飽くまでも口をつぐむ天上のもと、最後の一撃を受けた肩口が鈍色の光を放っていた。
〈終〉
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 03:34:31.07 ID:KkcxBgJHO
保守
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 03:56:52.31 ID:KkcxBgJHO
虚しいな……もう一つ晒しながら保守するか……
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 04:01:22.73 ID:KkcxBgJHO
機関銃のトリガーをしぼる。弾は狙い通りエンジンに被弾し、一機、敵機を撃墜した。
一生でただ一度だけ出会う敵。たとえその身を海に落としても、せめて魂だけは空へ昇ってほしいと思う。胸のロザリオを握って、きりもみ状に落下してゆく敵機に祈る。
「羽田少尉、前を見ろ。すぐに本隊が来る」
「了解(ラジャー)」
このごろはこの人とペアで飛ぶことが多い。青野中尉は階級上私の上司にあたる。いつも口うるさくて、平凡な技術しか持っていなのに私にアドバイスをしようとする。私は一人静かに飛んでいたい。
それでも、私が敵を撃墜したときに祈る微かな“間”に気づいたのは、唯一この人だけだったりする。実は私が思う以上に有能な人なのかもしれない。
中尉が私と同じ高度に上昇し、機体を併走させる。
「いかれた女だよ。自分が殺したやつの冥福を祈るなんて」
私に語りかけたのか、単なるつぶやきなのか、私にはわからなかった。なので無言を返しておくことにした。
となりの機体を横目にみたけれど、キャノピーに日光が反射していて、中尉の姿は見えなかった。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 04:15:41.53 ID:KkcxBgJHO
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 04:18:24.02 ID:+TfzW0AG0
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 04:37:23.49 ID:YNDwu2QNP
>>74 最後の行読むまでてっきり複座の機体に乗ってるのかと思ったぜ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 04:55:15.76 ID:rsYzBq8D0
寝るか、日が登ってしまう
いやあおはよう
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 07:58:31.90 ID:xfARDrIPI
あいうえ音楽
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 08:01:00.97 ID:xfARDrIPI
我孫子市
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 08:01:44.30 ID:xfARDrIPI
ラッシュアワー
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 08:19:16.94 ID:xfARDrIPI
意外
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 08:21:09.03 ID:YNDwu2QNP
俺、起きた時にこのスレが残ってたら新人賞に応募するんだ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 09:15:27.80 ID:+TfzW0AG0
保守
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 09:17:52.16 ID:QJeThFP1O
@w@
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 10:40:35.07 ID:+TfzW0AG0
保守
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 11:10:56.96 ID:kucK38qW0
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 11:13:20.71 ID:kucK38qW0
90 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】(1+0:15) :2013/07/25(木) 11:35:31.92 ID:kucK38qW0
て
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 12:17:54.08 ID:+TfzW0AG0
保守
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守