真人「壁殴り代行？」

恭介「リトルバスターズの諸君。今日は重大な話がある」

理樹「ど、どうしたのさ恭介？改まっちゃって？」

鈴「きょーすけがこんな真面目な顔をする時は大抵ロクなことじゃない。あたしは猫と遊んでくる」

小毬「あ、わたしも一緒に行くよ〜」

クド「わたしも行きます！ヴェルカやストレルカとも遊びたいですし」

美魚「ではわたしは木陰で本でも読んで来る事にします」

葉留佳「あたしはー……んー……放浪の旅に出るっ！」

来ヶ谷「わたしは葉留佳君に付き合うとしよう」

真人「俺は筋トレ出来りゃなんでもいいぜ！」

恭介「待て待てお前ら！俺の話を聞け！」

理樹「みんな、聞いてあげようよ……」

こまりまっくす〜

鈴「なんだ？くだらない話なら承知しないぞ」

恭介「くだらない話じゃない。我がリトルバスターズ存続の危機と言っても過言ではない」

来ヶ谷「ほう？何か問題でも起こったのか恭介氏？」

葉留佳「面白いことデスか恭介サン？」

恭介「ぶっちゃけると笑えない」

小毬「そ、存続の危機……ですか……」

美魚「……穏やかな話じゃなさそうですね？」

理樹「何があったの？」

真人「ふっ……ふっ……」

恭介「具体的には、真人。お前に特に聞いてもらいたい」

真人「ふっ……なんだ？ふっ……俺の……ふっ……筋肉が……ふっ……役に立つ話か？」

鈴「汗臭いからヤメロぼけ！」

恭介「我が部室……と言っても本来は野球部の部室なんだが、それはまぁ今はいいだろう」

恭介「そこに置いてあるお菓子の山。その出所がどこか、知る者はいるか？」

鈴「ん？小毬ちゃんが持ってきてるんじゃないのか？」

小毬「わたしはここにお菓子を置いたままにしておいたことはないよ？クーちゃんじゃないの？」

クド「わふ？わたしじゃないです。三枝さんじゃないんですか？」

葉留佳「いやーあたしはお菓子はこまりんから貰うのが常デスからネ。美魚ちんじゃないの？」

美魚「わたしじゃないですよ。そもそもお菓子自体あまり食べたりしませんし。来ヶ谷さんじゃないんですか？」

来ヶ谷「わたしがお菓子を置くと思うか？キムチやもずくならともかく」

理樹「………え？じゃあ、みんながそれぞれ持ち合って置いてあるお菓子じゃないの？」

恭介「その通り……そのお菓子は、俺が普段から我がリトルバスターズの部費で買っているお菓子だ」

真人「ふっ……ふっ……」

部費があったのか

ゆいちゃんかわゆい

しえ

鈴「リトルバスターズに部費なんてあるのか？」

恭介「そこだ！さすが鈴、いいところに気が付いたな」

鈴「……？ようわからん。つまりどういう事だ？」

恭介「リトルバスターズの部費と言う名の、俺のポケットマネーで支払われている」

理樹「えぇっ！？」

真人「ふっ……ふっ……」

恭介「だが、少々問題が起こってな。神北や三枝辺りが戦犯だとは思うが、お菓子の消費量が大変なことになっている」

来ヶ谷「具体的には？」

恭介「俺の財布に春が訪れない」

美魚「……相当ですね」

小毬「はわわ……しらなかった……」

葉留佳「いつもゴチになってます恭介サン！」ﾋﾞｼｯ

チーム名は！リトキチバスターズだ！

小毬「お、お金払います恭介さん！いくら払えばいいですか！？」

恭介「待て待て、話はまだ終わっていない。そこで、この広告を見て欲しい」ﾋﾟﾗｯ

クド「なんですか？えーと……『壁殴り代行』？」

恭介「そのまま読み上げてくれ、能美」

クド「は、はいです！」

真人「ふっ……ふっ……」

クド「『壁殴り代行始めました。ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに！』」

真人「……！」ﾋﾟｸｯ

クド「『壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます！』」

真人「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸｯ

クド「『モチロン壁を用意する必要もありません！スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります！』」

クド「……って、書いてありますが」

理樹「それ、一体なんなの……？」

恭介「まだ続きがあるだろう？」

クド「えーと……。『壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています』」

真人「………」

クド「『筋肉に自身のあるそこのアナタ！一緒にお仕事してみませんか？』」

真人「………」

クド「『壁を殴るだけの簡単なお仕事です！』」

クド「……これで、全部ですね。あとは、筋肉モリモリの絵が書いてありますです」

恭介「そう……聞いていたか、真人？」

真人「ああ……筋肉に自身のあるそこの筋肉！正に俺に語りかけているかのような広告だな」

理樹「なんか中途半端に頭の中で改変されてるよ」

鈴「アホだな」

恭介「今後はこれで得た収入をお菓子購入の資金に割り振りたいと思っている。真人は壁殴り代行で筋トレ出来るし、我がリトルバスターズが財政難に陥る事もない」

来ヶ谷「なるほど、一石二鳥と言うわけか」

恭介「どうだ、真人？やってみる気は無いか？」

面白いよ

さささささ

こまりまっくす〜

これは小毬×恭介ですわ

ゆいちゃんかわゆい

真人「ふっ……それこそいい朝だな」

鈴「いい朝？」

来ヶ谷「愚問とグッドモーニングを掛けているのだろう、あまり詮索しないでやれ」

理樹「一応言っておくけど、愚問ってグッドモーニングの略じゃないからね」

真人「うっせーよ！！………それこそ愚問だな」

鈴「言い直したぞ」

恭介「やってくれるか、真人！」

真人「俺の筋肉を必要としてるのならば、どこだって駆けつけてやるぜ！」

恭介「さすがリトルバスターズの筋肉担当だ！」

真人「よせよ、照れるぜ」

葉留佳「褒められて普通の反応をしてる真人クン、初めて見たかも」

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

真人「で、具体的には何をすりゃいいんだ？」

恭介「ああ、簡単だ。登録は俺の方でしておくから、真人は送られてくるメールの指示に従ってくれるだけでいい」

真人「なんだ、そんな簡単なことでいいのか？」

恭介「大体は送られて来たメールに場所指定がされている。そこへ行って付近にある壁を思い切り殴ってやればいいんだ。簡単だろう？」

真人「なるほどな……文字通り、壁を殴りたい奴の代行をしてやればいいってわけか」

恭介「それじゃ、頼んだぞ真人！何も無い時はこの部室で待機していてくれればいいからな」

真人「おう！了解だぜ！」

そして10年の歳月が流れた

これいま書いてるのか？

理樹「言う事だけ言ったらどこかに行っちゃったね、恭介」

鈴「今日は野球は中止なのか？」

来ヶ谷「恭介氏の懐の事情もあるのだろう。懐が寒いと何もやる気が起きなくなるだろうからな」

小毬「はわわ……わ、わたし秘蔵のお菓子でちょ〜っとだけ盛ったりとかしちゃっても大丈夫かなぁ……」

葉留佳「気にしない気にしないこまりん！恭介サンは請求する気はないみたいだし、ノープロブレム！」

来ヶ谷「小毬君はともかく、葉留佳君はもう少し気にした方がいいと思うがな」

真人「しかし、待機と言っても暇だな。筋肉が冷えちまうぜ」

美魚「あら不思議、井ノ原さんがいるのに何故かテーブルには鉄アレイが？」

真人「なんだ西園。それはあれか？振りか？」

美魚「お好きに受け取ってください」

真人「いいぜ、その挑発受けてやる！オラァ！！」ｶﾞｼｯ　ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ

クド「わふー！いつもより多く上下運動してます〜！？」

理樹「いざメールが来た時にちゃんと対応できる程度には体力残しておきなよ、真人」

真人「この程度でへばる筋肉じゃねえぜ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝｯ

杉並さんは貰いますね

こまりまっくす〜

ﾋﾄﾘｶﾞｰﾂﾗｲｶｰﾗﾌﾀｰﾂﾉﾃｦﾂﾅｰｲｰﾀﾞｰ♪

真人「！　来たか！？」ﾊﾟｼｯ　ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

『From：壁殴り代行業
　生徒会室付近廊下にて代行せよ』

鈴「どうなんだ真人？」

真人「指令だぜ！行ってくらあ！！」ﾀﾞｯ

理樹「あ、真人！せめて鉄アレイは置いていきなよ！？」

来ヶ谷「……行ってしまったな」

鈴「あいつ、携帯置いて行ったぞ」

理樹「鉄アレイは持って行くのに携帯は置いて行くんだね……」

小毬「……どんなメールなんだろう？」

美魚「わたしも少し気になります」

理樹「僕もちょっと気になるけど、人の携帯を勝手に見たりしちゃダメだよ」

小毬「わかってるよ〜」

生徒１「な、なんだよ廊下に出ろって？」

佳奈多「グダグダ言わないの。黙って出なさい」

生徒１「くそぅ……ゲームくらい持ってきたっていいじゃねえか……」

佳奈多「何か言ったかしら？」

生徒１「なんでもねえよ、早く済ませてくれよ。反省文書けばいいんだろ？」

佳奈多「相変わらず反省の色が見えないわね？あまりに反抗的な態度が目に余るようなら、わたしにも考えがあるわよ？」

生徒１「考えだと？」

佳奈多「例えば……」

ﾀｯﾀｯﾀ

真人「うーっす！壁殴り代行に来ましたー！」

生徒１「い、井ノ原？」

しえん

杉並さんは貰いますね

佳奈多「待っていたわよ、井ノ原。早速で悪いけれど、やってもらえるかしら？」

真人「おう！壁ならなんでもいいのか？」

佳奈多「あなた達、持ってきて」

風紀委員「はい」

真人「なんだなんだ？」

風紀委員「も……持ってきました……」ｾﾞｪｾﾞｪ

佳奈多「いいわ、そのまま抑えていて」

真人「？？」

佳奈多「このドア、立て付けが悪いから新しいのと取り換えて、もう用済みなのよね。バラバラに砕いて捨てるのだけれど、あなたにお願いしていいかしら？」

真人「お安い御用だぜ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

佳奈多「……何故鉄アレイを……いえ、あなた相手には無粋ね。なんでもないわ。やってちょうだい」

真人「オラァァァァァ！！」

バキャアアアア！！！

生徒１「ひぃっ！？」ﾋﾞｸｯ！

真人「なんだ、ずいぶん脆い木だな。一発で砕けちまった」

佳奈多「助かったわ、ありがとう井ノ原」

真人「これだけでいいのか？」

佳奈多「殴り足りなければ、もっと砕いてもいいのよ？小さければ小さいほど焼却炉へ持って行くのが楽になるから」

真人「そうか！ならもう少しだけやってやるぜ！！」バキッ　バキバキッ

佳奈多「さて……わたしの言いたい事がわかったかしら？」

生徒１「ご……ごめんなさい……反省してます」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

佳奈多「ようやく少しは反省の色が見えてきたわね？」

真人「ふぅ！こんなもんだな！」

佳奈多「ありがとう。代行業、これからも頑張りなさい」

真人「おう！ご利用ありがとうございましたー！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

杉並さんは貰いますね

ゆいちゃんかわゆい

部室―――

真人「帰ったぜー」ｶﾞﾁｬ

理樹「お帰り、真人。どうだった？」

真人「ああ、ずいぶんと簡単な仕事だったぜ」

クド「詳しくお話を伺いたいのです！」

真人「なに、用済みになったドアをぶち壊す仕事だ」

鈴「ん？壁殴りじゃないのか？」

真人「あれも突き詰めりゃ壁なんじゃね？知らねえけど」

来ヶ谷「そもそも、校内への呼び出しだったのか？」

真人「そりゃ当然だろ」

理樹「え？当然なの？」

真人「ん？当然じゃないのか？」

来ヶ谷「………ふむ」

これはﾜﾛﾀ

こまりまっくす〜

ﾀｶｸﾄﾍﾞ　ﾀｶｸｿﾗﾍ♪

真人「おっ、また来たな！んじゃ、行って来る！」ｶﾞﾁｬ　ﾀｯﾀｯﾀｯ

鈴「また携帯置いて行ったぞ。しかも今度は開きっぱだ」

小毬「……気になるね〜」

理樹「だ、ダメだってば、人の携帯を勝手に見るのは」

葉留佳「勝手に見るのはイケないけど、不意に見えてしまう場合には？」

理樹「………だ、ダメだよ！？」

美魚「今、少しだけ悩みましたね」

葉留佳「理樹クンも気になるならそう言えばいいじゃない」

理樹「た、確かに気になるけど、ダメなものはダメ！」ﾊﾟﾀﾝ

葉留佳「あ〜そんなご無体な〜！」

理樹「僕、喉乾いたから飲み物買って来るよ」

来ヶ谷「……真人君の携帯を持って逃げたな」

美魚「逃げましたね」

葉留佳「あ〜！理樹クンずるい〜！」

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

支援

佳奈多可愛いよ佳奈多

こまりまっくす萌え

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

ほ

はよ

ほ

ほ

りっきゅんかわいいよりっきゅん！君の為なら保守はいくらでもやるさっ！

ゆいちゃんかわゆい

最近ｲﾔｯｯﾎｫｫｫｳ！出来なくて寂しいDEATH

いつもの連中がいないぞどうしたんだ

杉並さんは貰いますね

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/20(水) 20:01:16.19 ID:/+YB6lbRP
こまりまっくす〜

ゆいちゃんかわゆい

ほ

ほ

杉並さんは貰いますね

ゆいちゃんかわゆい

ほ

寝たか？

保守するから杉並さんは貰いますね

真人はもらっていきますね

杉並さんは貰いますね

ゆいちゃんかわゆい

こまりまっくす〜代行

杉並さんは貰いますね

あとでよむほ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

杉並さんは貰いますね

なんか杉並さん狙いのライバルがいる

>>70
貰いますね

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

　　 　 ＞　　　 |　　７７７ 　 　 　 　 　 ＼
.　　 　 ／,. 　　　　 ｌ　　　 l＼　　 |＼　　　　＼　　 /＿　/＿　＿__|＿__
　　　 /／/　　, 　 厶 ＿　|＿＼__Ｌ.-＼|＼｢￣｀　/　|　/　 |　 |　／＼　|
　　　　　 l　　/|　/,ﾆ､ヽ|ヽ| ,ニ､ヽｆ⌒ｌ　|　ヽ. 　 　 |￣|＿l___　 | 　 ｜　｜
　　　　　 |/|/　|/|　　 ｊ　　 　　　 `クﾉ ∧　 l　　　 |￣|　/　 |　|　／＼　|
　　　　　　　　 　 |　　ヽ　　,､ 　 　 rﾍ/ 　＼|　　　ﾉ￣| /　　|　|　　　 　 |　＼
　　　　 　 　 　 　 ＼　ｌﾆ二ソ　 ／　 ト､
　　　　　　　 　 　 ／＼ 　 　 ／　 　 ｀ｿヽ‐-　_　　　 　 　 　 　 /＿　/＿　＿__|＿__
　　　　　 　　_,. ‐∧／ l￣￣　　 /　／ 　 〉　　｀丶、　　 　 　 /　|　/　 |　 |　／＼　|
　　 　_,. -‐'　　 〈　〉　 |　　　 　/r '"　 ／　 　 　 　 ＼.　 　 　 |￣|＿l___　 | 　 ｜　｜
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|- ､　　 　 　　 　 o/`ー―／ 　 　＼ ヽ. 　し'―- ､ 　） 　 　 l
| 　 ＼ 　 　 　 　 /`ー―/　　　　＼. Y´　/ 〉‐-､　　 ） ￣￣}　　　　　　　　 　 /
|　　　 ＼　　　　/　 ＿_/　　　　 ＼ ソ 　 { ,ゝ-､　 　/ 　　　/　　　 　 　 　 　 /
|　　　　　＼　o/　/ ヽ/ 　 　　　r‐ ﾉ　 ＿/ﾄ､┐ 　 / 　　　/　/⌒ヽ＿ノ　　 /
|　　　 　 　 ヽ/　/　　 ＼　 　 ノ￣　 /ヽ/ {　７ 　 / 　　　/
|　　　　　　 　 ∨　　　o/` ＜ヽ　　 /　　＼　　　/_）　　 /　　　　　　　　　（）
|　　　 　 　 　 /　　　o/　　　 /　　/　　　 /`ー '´/　　 /

杉並さんは貰いますね

杉並さんは貰いますね

寝たい

誰か保守しろよ、杉並さんは貰いますね

寝る杉並さんは貰いますね

ゆいちゃんかわゆい

後は任せた杉並さんは貰いますね

ゆいちゃんかわゆい

落ちるぞ

ゆいちゃんかわゆい

ゆいちゃんかわゆい

ほす

ほ

姉御カッコいい

ゆいちゃんかわゆい

ゆいちゃんかわゆい

ゆいちゃんかわゆい

おはよう小毬ちゃん

日曜にゆっくりできるの久しぶりだね小毬ちゃん

こまりまっくす〜

ゆいちゃんかわゆい

ゆいちゃんかわゆい

ゆいちゃんかわゆい

こまりまっくす〜

100

ゆいちゃんかわゆい

こまりまっくす〜

杉並さんは貰いますね

こまりまっくす萌え

支援

わふー

わふー