京介「麻奈美と付き合うことになったから、桐乃のご機嫌を取ろう」

京介（桐乃の奴、麻奈美のこと嫌ってるからなぁ……）

京介（俺のことをダメ兄貴ぐらいにしか思っていないアイツでも）

京介（自分の身内が麻奈美と付き合うことになると知ったら、どういう行動を取るか分からん……）

京介（ここは麻奈美の身の安全の為にも、先に桐乃のご機嫌を取っておくべきだな）

京介（そして桐乃を手なずけてから、付き合うって報告した方が良いはずだ、ウン）

桐乃「……何よ、さっきからチラチラこっち見て」

京介「いや、別に……」

桐乃「あ……！　もしかして、私のパンツ見てたんじゃないでしょうね！」

京介「パンツって……いやまあさっきから見えてるけど……」

京介（ぶっちゃけ妹のパンツとか全く興味無い……）

桐乃「さ、最低！！変態っ！！」

京介「いや、お前がミニスカでソファーに寝転がってるから嫌でも目に入るわけで……」

桐乃「い、妹のパンツに欲情するなんて……あきれ果てたド変態ね！死ねっ！キモっ！」

　桐乃は慌てて立ち上がると、スカートの端を押さえながら、顔を真っ赤にしてまくし立てた。

京介「……はぁ……」

はいはいゴミゴミ

桐乃「あ…てことは……」

桐乃「い、今までもそういう目で見てたんだ！へ、変態っ！」

　そういう桐乃は耳まで真っ赤にして、目には微かに涙も浮かんでいるような気もする。いや気のせいか。

京介「だから、違うって」

桐乃「み、見下げ果てたシスコン野郎ね！もう……お父さんに言いつけてやるから！」

京介「あー、もう……」

京介（父親に告げ口されたら厄介だな……はぁ……何でこんなことに）

京介（！！！）ﾋﾟｰﾝ

京介（そうだ！これだ！これをチャンスに生かせばいいんだ！）

京介（更に桐乃のご機嫌も取れる！よし！！）

京介「あぁ？シスコンで悪いかよ」

桐乃「このヘンタ……え？」

　目を丸くする桐乃。

京介「兄が妹を好きになっちゃいけないのか？」

桐乃「へ……え？」

京介「麻奈美って誰やねん」

麻奈実なら知ってるが麻奈美って誰なんだろうな

どうでもいいけど
沙織・バジーナのバジーナが笑いのツボなんだよね

　見ると、さっきまでただでさえ赤かった桐乃の顔が益々赤みを増している。気がする。

桐乃「ぇ、え……な、何……ふぇ？」

京介「シスコンの何が悪いっていうんだよ」

京介「兄なんだから、妹を可愛がるのは普通だろ」

京介（よし、こっちが兄として妹を大事にしてるってアピールすれば、コイツの機嫌も取れるだろう）

桐乃「う、ぁ……？」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

京介（そうだ、褒めまくればもっとコイツも喜ぶかも）

京介「実際可愛い妹なんだからさ」ﾆｺｯ

桐乃「ふぁっ！？」////

　急にうろたえ出したぞ。なんだこいつ。

桐乃「わ、わ、ワケわかんない！！馬鹿っ！！馬鹿兄貴！！」

　そう捨て台詞を残して、あいつはバタバタと盛大に足音を立てながら自分の部屋へ飛び帰って行った。

京介「……あれは喜んでるのか？　訳分からんな……」

京介「よし、もっとアイツのご機嫌取りを頑張るかぁ」

京介「愛しの麻奈実の為だもんな！」ｸﾞｯ

いいぞぉ

訂正
×麻奈美
○麻奈実

───

桐乃の部屋

桐乃「ワケわかんない　ワケわかんない　ワケわかんない」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

桐乃「何、アイツ、ついに頭おかしくなったの？え？」

桐乃「………」

　京介『兄が妹を好きになっちゃいけないのか？』

桐乃「ふ」

　京介『実際可愛い妹なんだからさ』

桐乃「ふ、へ」

桐乃　ﾊｯ

桐乃「〜〜〜〜っ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

桐乃「違うっあいつが、あいつがぁ」

桐乃「変なコト、言うから……」

桐乃「………」ｷﾞｭｯ

桐乃「…………」

───

　食卓

桐乃「………」

母「あら、桐乃、食欲無いの？」

桐乃「ふぇ！？そ、そそんなことない！」

母「ならいいけど……」

桐乃「……」ﾁﾗ

京介「ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

桐乃「……」

桐乃（……何よ、あんなこと言っといて……何にも無かったみたいに）ﾓｸﾞ…

桐乃「……」ﾁﾗﾁﾗ

京介「………」

京介（何かさっきからチラ見してんなぁ……）

京介　ﾊｯ

京介（ここで『妹を大事にする兄』を演じるチャンス！）

京介「……」ｼﾞｯ

桐乃（っ！……な、何よ　き、急にこっち見るなんて）

京介　ﾆｺｯ

桐乃「っ！？」ｶﾞﾀﾀｯ

母「？　桐乃、どうしたの？」

桐乃「な、な、何でもない！」

母「顔真っ赤よ？熱でもあるんじゃないの？」

桐乃「だ、だいじょう、ぶ」ﾊﾟｸ　ﾓｸﾞﾓｸﾞ

桐乃（な、何よ　何なのよ！）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

桐乃（あ、あんな優しい顔するんだ、アイツ……）ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ　

支援

つづけろください

───

桐乃の部屋

桐乃「……」

桐乃（何、何なの　何で、あいつ、急に……）

桐乃（き、急にあんな、シスコンみたいな……）ｶｧｧ

桐乃（あ、あたしはあんな馬鹿兄貴、お断りだけどっ……）

　京介『兄が妹を好きになっちゃいけないのか？』

桐乃「あ、あいつが…私のこと…好き？」

桐乃「………」

桐乃「……」ｶｧｧｧｧｧ

桐乃「な、無い無い無いっ！！絶対無いっ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

　コンコン

京介「桐乃、今いいか？」

桐乃「ひゃい！！？」ﾋﾞｸｩ！

京介「ちょっと話があるんだ」

桐乃「え、ちょ、ちょっと待って……！」

　ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

桐乃（え、髪、大丈夫だよね？　服…パジャマだけど、変じゃない、よね？）ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

京介「まだか？」

桐乃「お、女の子は色々あるのよっ！馬鹿兄貴！」

京介（……こいつ、口を開けば馬鹿兄貴と……）

京介（いや、しかしここは堪えて、何とか機嫌を取らないと）

京介「そっか、ごめんな」

桐乃「う……い、いいわよ？」

京介「入るぞ」　ｶﾞﾁｬ

桐乃「な、何の用？」ﾌﾝ

京介（ここで優しいお兄さんのアピールだ！）

京介「いや、今日、夕食の時元気が無さそうだったから……　　心配でさ」

桐乃「は、はぁ！？」ｶｧｧ

桐乃と付き合っちゃえよ

ちょっと桐乃のキャラ設定に違和感があるけど話は面白いですよ！

そういえば、何で京介は黒猫と別れたの？

麻奈美が出てくる気がしない

続けたまえ

京介「風邪引いてないか？　熱ないか？」ｽｯ

桐乃「あ、う」////

京介（そうだ！おでことおでこを合わせれば親密度が上がるはず！！）

　ﾋﾟﾄｯ

桐乃「！？」////

京介「うん、熱は無いみたいだな……」

桐乃「」

京介「良かった」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

桐乃「」

京介「用はそれだけだ　じゃあな」

桐乃「」

京介「おやすみ、桐乃」ﾆｺｯ

　ｷﾞｨ　ﾊﾞﾀﾝ

桐乃「…………」

桐乃「…………」

麻奈実ＳＳかと思ったら・・・くそっ！

ほ

───

　朝

桐乃「ｚｚｚ……ｚｚｚ……」

　ｶﾞﾀｯ

桐乃「ふぇ？」

京介「桐乃、朝だぞ」ﾕｻﾕｻ

桐乃「ぇ……え、　えぇええぇ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

京介「ほら、早く起きないと遅刻するぞ」

桐乃「な、なんで、アンタが」

京介「なんでって……起こしに来ただけだろ　兄として当然の仕事だ」

桐乃「そ、そん、だって、今まで、そんなこと……」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

京介「それに」

京介「お前の寝顔……すっげぇ可愛いからさ」

桐乃「」

京介（よし！褒め殺し作戦成功だ！！）

桐乃びしょ濡れだなｗｗ

>>19
黒猫も京介もみんなで集まるのが良かったから
ただ恋心が無くなったかというと恐らくそうでもないだろうからイチャイチャはするかも
因みにあやせも一見かわいそうだけど、京介自身は反応を楽しんでる…かもしれない

京介と付き合っても麻奈実は空気なのか

桐乃「あ、あぁ、あ……」ｶｧｧｧ

京介「じゃ、早く降りて来いよ」ﾆｺｯ　

　ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

桐乃「ふあ……」

京介「……お前と一緒に食べたいからな、朝飯」ﾆｺｯ

桐乃「ほ、あ、ぇ……」ｶｧｧｧ

京介「じゃな」

　ｷﾞｨ　ﾊﾞﾀﾝ

桐乃「………」

桐乃「………」

桐乃「………」ﾎﾞﾝｯ

桐乃「ああもう！！最悪っ！最低っ！馬鹿っ！馬鹿兄貴っ！！////」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ


───

京介（……遅ぇなぁ、あの馬鹿……）

京介さん絶好調っすね

俺も妹になりたいレベル











おっさんだけど

さあはやく麻奈美を出すんだ

ほ

も

だ

───

　玄関

　　　ｶﾞﾁｬ

京介「お」

麻奈実「あ、きょうちゃん」

　天使がいた。
　毎朝、俺を迎えに来てくれる天使。
　この子の為なら死ねる。

　心の底から思う。
　麻奈実と付き合えて、俺は幸せだ、と。

京介「き、今日も……」

麻奈実「え？」

京介「か、か、可愛い、な……」

麻奈実「え……」

京介「//////」

麻奈実「//////」

───

母「ほら、早く食べちゃいなさい、遅刻するわよ」

桐乃（うぅぅ……あいつだ、あの馬鹿兄貴のせいだー！）ﾓｸﾞﾓｸﾞ

───

私怨

やっときたか

支援

しえん

しおん

>>13
おもしろくないから。

ほ

も

───

麻奈実「え、じゃあ……」

京介「ああ、桐乃に報告するのはもうちょっと待ってくれ　もう少しで上手くいきそうなんだ」

麻奈実「うん、分かったぁ」

───
──
─


桐乃「はぁ……ただいま」

京介「おかえり」

桐乃「む……」

桐乃「////」ﾌﾟｲ

京介「！」

京介（だいぶ機嫌を取ったと思ったが……まだ、顔を背けるぐらい俺のこと嫌いなのか……！）

京介（くそっ……仕方ない……麻奈美の為だ……）

京介「桐乃、喉乾いてないか？　麦茶いるか？」ﾆｺﾆｺ

桐乃「え……」

京介「ん？」ﾆｺﾆｺ

桐乃「お、おかしいわよ！　何、そんな、急に……」

京介「んー？」

桐乃「私のこと……好き、だ、なん、て…」ｶｧｧｧ

京介（やはりもっと愛情表現をしなくては！）

京介（もっともっと妹を愛する兄をアピールするんだ！）

京介「いや……俺、気付いたんだよ」

桐乃「え……？」

京介「俺……」

京介「お前を愛しちゃってる」

桐乃「え……えぇええぇ！！？」////

京介「大好きだ　桐乃！」

桐乃「あ、あぁあぁぁ……」ｶｧｧｧｧ

ほ

京介（ここでダメ押しすれば、もっと機嫌が良くなるはず！）

京介「桐乃っ！」ｶﾞｼｯ

桐乃「え！？ちょ、や、何す……」////

京介「桐乃」　ギュゥゥ…

桐乃「あ、ぅ、ぁ……/////」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

京介「俺……周りから何言われたって、シスコンだって言われたって」ｷﾞｭｩｩ…

京介「お前のこと、　　愛してる」

桐乃「あ、あに、き……////」

京介（そうだ……そういえばコイツ、アメリカとか好きだったよな）

京介「！」ﾋﾟｰﾝ

京介（アメリカっぽいスキンシップすれば喜ぶかもしれない！！）

京介「桐乃……」ｼﾞｯ

桐乃「あに、き……////」

京介「目、閉じて」

桐乃「え……ぇぇえぇ！」////

京介「俺の愛を……受け取ってほしいんだ」ﾆｺ

京介「お前への、愛を」

桐乃「…」ﾄﾞｸﾝ

桐乃「……」　ｿｯ

京介「……」ｽｯ

　んちゅ

桐乃「ん……ぁ……////」ﾁｭｩ

京介「ん、む…」

桐乃「ん……ぷは、ぁ……あ……」////　

京介「桐乃」ﾆｺ

京介「好きだ」

桐乃「……////」ｺｸ､ﾝ

桐乃「あ、あたし、も……」

桐乃「好きだよ、お兄ちゃん////」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

京介（やった！！成功だ！！これで麻奈実と付き合ってるって報告出来る！！）

血の雨が降るな

>>19
>>27
アニメしか見てないんだけど原作はそんな糞ハーレム展開なの？

いくらなんでもこれは刺される

これは流石に可哀想だろｗ

というかこいつは刺されていい

見事なフラグメイカー

桐乃「おにい、ちゃん……」

　桐乃が上目づかいでこちらを見てくる。
　その目には微かに涙が浮かび、息遣いも荒い。
　その小さな手でキュッとこちらのTシャツをつかみながら、顔を擦り寄せるように、体重を預けてきた。

桐乃「……兄妹なのに……えへ……こんな、こんなこと……」

　そう言いながら、その声はどこか嬉しそうではある。
　そして桐乃は俺の背中に腕を回すと、俺の胸に顔をうずめるように抱き締めてきた。

桐乃「えへへ……お兄ちゃん……お兄ちゃん、か　えへへ」

　顔を真っ赤にしながら、嬉しさを滲ませた声で囁くようにつぶやいている。

　ここまで来れば俺も一安心だ。
　どうやら兄として好かれるまでに至ったらしい。
　俺は姿勢をかがめて、桐乃の耳に口を寄せる。

桐乃「えへへ……お兄ちゃん、大好きっ」

　そう言っている妹の耳──焼けそうに熱く、真っ赤になった耳に、俺は口を寄せ、



　　　　　京介「俺な、─────── 」

　
　　　　　　　　　　　　　Fin

麻奈実ＳＳだと思った俺の気持ちを裏切ったな！

>>59以降レス転載禁止
おやすみ

よくやった！
乙

乙

よく考えたら俺以外のレスまで転載うんぬん言えるような権限は俺には無かった
ごめんなさい
おやすみなさい

ステマ乙

刺される

ＳＳとしては良く出来てるけど麻奈実が出ないから個人的にはダメ

乙
面白かったわ

内容的にはおもしろくはなかった
純粋に京介死ね
ま、これは個人の趣向だからな、ＳＳ的にはよかった

おつかれ

恐ろしい

なんという･･･

かなーしーみのー

「おにいちゃっ…あにきが悪いんだからね…！」ぐちゃ
「あんなやつに…あんな…」ぐちゃっ

>>53
京介はまだ黒猫が好き
でも桐乃が付き合ってほしくないって言うなら仕方ない
だって自分だって桐乃に彼氏が出来るのは嫌なんだから

ざっくり言うとこんな感じ

スレタイ速報ですね。こういうの増えたなぁ。

>>73
ああ何か忘れてると思ったら核心の部分やないか…

>>73
へーありがとう
麻奈実好きの俺は原作買わなくて正解だったようだ

修羅場も書こうぜ