1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
お題は「遅刻しそうな女子学生」
例題
彼女は走った。そして、改札をくぐり抜けて、電車に乗り込んだ。
※女の子や季節の設定は自由、長さは一レスで収まれば、どれだけ長くてもいい。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:15:28.45 ID:fFAwugkA0
うめ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:15:46.51 ID:Dmp0U2H70
彼女は走った。スカートがめくれてパンツが丸見えなことも知らずに…
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:16:09.45 ID:pvG8S2Z90
視点や書き方、形式も自由。
兎に角、お題さえ守ればいい。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:16:20.94 ID:dP4Gu/8F0
食パン曲がり角転校生
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:18:19.44 ID:UuixmTr4i
彼女は急いで走った。
しかし、躓いてしまった。
パンツが見えてしまった。
「いや…///」
誰も見ていない。
彼女は走った。
電車のドアをくぐり抜けると、そこはのび太の家だった。
どうやらどこでもドアだったらしい。
彼女はそれに気付くと、また走るのであった。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:18:26.75 ID:sJSvxT070
もう時間がない。息を切らしながら彼女は走った。改札を抜け電車に飛び乗り、乱れた制服を整えた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:18:50.35 ID:Rc6DP6Ao0
木枯らしの中で革靴が鳴く。
それは役目を終えた葉を散らし駆け抜けていった。
そう、彼女は遅刻寸前だったのだ。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:19:03.13 ID:pvG8S2Z90
寒空の下。電車のアナウンスが流れる。
彼女は少しだが、確かに速度を上げた。
もう、手には定期を持っていた。
「間に合わない。」
少女はそう呟いた。だが、
「急いで下さい。」
凛々しい駅員さんがそう言って、笑った。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:19:13.88 ID:pO+SdHjc0
朝なぜか走ってる変な女にぶつかった。痛かった。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:19:24.62 ID:3Fp2vIY50
/ \____
⌒゙i\ \ \
. ゙i \ ゙i(゚) ゙i ____\ ー‐┐ 一十一
。., ' ⌒。゙i ) ゙i \ ノ´ ノ |
o。∴。゚// ┬-、_ \ ー‐┐
(∴U// }ノ ノ \ ,> ノ´ ─┬─
|U゙/ / i | l、 く. ー‐┐ |
ー‐┐ 一十一 / u' \ヽ‐'´ !| ト、 \ ,ノ´ ─┴─
ノ´ ノ | /_____, }j ハ、 ヽ ヽ,___/ / ー‐┐ ─┬─
ー‐┐ . / ___ノ /\_,≧/ u 人. / ,ノ´ ─┴─
ノ´ ─┬─ く {上rン´ ,厶../ / ヽヽ \ ||
ー‐┐ | /  ̄ ノ{こ, /,〃 !| \ ・・ ─┬─
ノ´ ─┴─ \ ,.イ !l`T´ | / |:| / ..─┴─
ー‐┐ ─┬─ \ // l | |_| ∠.、
ノ´ ─┴─ / ヒ_ー--、_|ー、____,ノj┘ / ─┬─
ー‐┐ / \ ̄\ー`トー-< / .─┴─
ノ´ ─┬─ \ \ ヽ \ ヽ  ̄ ̄|
| | .─┴─ > \. ヽ. ヽ l |/l /| ∧ /\
・・ / ) lヽ ', l、 |/ | / V
─┬─ \ , イ、_,上ハ } 小 |/
─┴─ \ (乙≧='''"´ ,∠,__ノ/
/ 厶乙iフ/
─┬─ く `¨¨¨´
─┴─ \
12 :
天文学者フェンダー ◆9dvISqYoCo :2011/12/29(木) 01:19:26.65 ID:y/p7Zy+J0
彼女は走った。そして、改札をくぐり抜けて、新幹線に乗り込んだ。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:19:27.22 ID:c63iK3sqi
「遅刻だよー」
どたばた
えっほっえっほっ
「良かったー間に合ったー」
キーンコーンカーンコーン
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:19:38.68 ID:pvG8S2Z90
やっぱり、お前らすげぇな…。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:21:14.80 ID:+z0IrnXCO
少女がトンネルを抜けると、其処は雪国だった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:22:40.42 ID:pvG8S2Z90
女「ヤバいっ! 遅刻だ!」
友「早くっ! 早く!」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:22:54.28 ID:X6LhUdpxO
「や、これは遅刻だ」
エヌ氏は時計を見た
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:23:15.08 ID:P44U1HyM0
7時50分ッ!
まだ間に合うッ!
瞬間ッ!私は音速を超えたッ!
絶好調!誰も私を止めることはできない!
一人もまともにボケないとは
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:25:32.44 ID:c3HBasJE0
彼女は遅刻寸前であった
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:25:40.96 ID:fOYbLMm90
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:26:05.84 ID:4rLeZiM20
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:26:07.01 ID:RY2os+ou0
つい先ほどの行為を後悔しながら少女は走っている
少女にはある癖がある
起床直後の自慰行為だ
今日は寝坊してしまったが癖は中々抑えられるものではない
結果今走っているわけである
いっけなーい!私ったら何で寝起きニーがやめられないのかしら?
あ、あれは憧れの先輩!!
先輩も遅刻かしら?ヤダ!濡れてきちゃったわ!
先輩!
ん?
君は…何をしているの?
そこにはスカートをたくし上げた少女の姿があった
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:26:08.54 ID:YtkiDkvN0
この街ではよく見かける制服、見慣れた鞄、しかし髪を振り乱し走るその姿は普通とはかけ離れていた
今の時間帯にその制服を身につけているのは今ここに一人しかいなかったからだ。時刻は8時少し前、次の電車に乗れるかは微妙なところだ
その姿とすれ違い、僕はタイを正しつつ、会社へ向かって踏み出した
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:26:17.45 ID:kpr+P5LP0
外は寒い。
コートとマフラー、手袋をつけて私は家を飛び出した。
26 :
猪鹿蝶 ◆zAz8NQuuN. :2011/12/29(木) 01:26:18.95 ID:pvG8S2Z90
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:27:41.99 ID:pvG8S2Z90
>>24 空気感上手いなぁ…。
だけど、少しくどくない?
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:28:32.05 ID:d65dUKmo0
女子高生「ヤバイ」
「ね、このまま、サボろっか?」
喧騒が遠い。
セミの鳴き声と、入道雲と、サイレンの音ーー。
俺は、何も答えない。
彼女も、何も言わない。
ーーでも、
あの時確かに、世界は、二人きりだった。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:29:40.49 ID:apXZPi/n0
純白の三角地帯が僕の目の前に降ってきた。
4秒前の交差点、最後にパンの切れ端が視界に入ってきた記憶はある。
僕が顔を上げると三角地帯は紺のスカートに遮られ、急いた会釈をよこすと彼女はすぐに駆けて行ってしまった。
その口元はどこか恥じらいのようなものを漂わせていた。
目の前を黒いワンワンボックスが横切ると、彼女の姿は見えなくなってしまっていた。
僕の足元には轢かれたパンが横たわっていた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:29:41.63 ID:jEouduHl0
彼女は電車に乗りながら走った。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:30:36.13 ID:aeHFHcbK0
彼女は激怒した。かの邪智暴虐の教師を除かねばならぬと決意した。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:31:05.87 ID:nKOaxAZn0
サァーッッッッティーローン
ぴょーん プシュープシューガチャン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:31:44.39 ID:ivnrvLwa0
オンナ ハシル オレ マンコ ナメル ウヒヒ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:31:45.06 ID:YtkiDkvN0
>>27 お褒めにいただき光栄
一応「女子学生」を明言しないように書いた
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:33:22.79 ID:/dh2xqAoO
ジャムを塗った食パンを口に加えながら、彼女は慌てて家を出る。もう時間に余裕はない。
「いってらっしゃい」
彼女とは裏腹に落ち着いた母の言葉を背に、彼女は足を踏みしめ走り出した。
それが、彼女の最後の姿だった。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:34:31.29 ID:Ie6tFShv0
彼女は走った。そして、門ををくぐり抜けて地獄行きの列車に足を置いた
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:34:53.81 ID:aeHFHcbK0
ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと目覚めてみると
自分が女子高生になっていることに気づいた。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:35:03.00 ID:c63iK3sqi
ああああぁぁぁっ! 遅刻だ遅刻だ遅刻どうしようやばいよやばいよ!!
なんで!!? 目覚ましちゃんと鳴ってよもう!! お母さんももっと早く起こしてくれたら良かったのに!!
ゔゔうううぅああもうっ!! 早くしないと早くしないとっ!!
…………あぁもうなんでこんなときに信号引っかかるかなぁっ!? もっと空気読んでよもうバカ!!!!
なんで今日に限って!! あああぁぁぁぁんもうっっっっ!!!! 信じらんないしばかばかばか!!!!
40 :
猪鹿蝶 ◆zAz8NQuuN. :2011/12/29(木) 01:35:22.18 ID:pvG8S2Z90
少女が息を荒げながら、走る。
時刻は八時を少し過ぎていた。
「ヤバい、昨日、ゲームし過ぎた。」
今更、昨日の自分の行いを悔いている。
駅へ向かうサラリーマンも、同じように駆け足だった。
「あと、一分!」
そして、アナウンスが鳴り響く。
「あぁーっ、駄目だ!」
ーーー。電車が次の駅に向かう。
彼女は隣で息を整えているサラリーマンと目が合う。
「間に合いませんでしたね。」
サラリーマンが笑顔でそう言うと、二人は笑あった。
41 :
タピオカおちんちん ◆4/Y.zE.GmI :2011/12/29(木) 01:35:38.04 ID:zRcBdsBq0
いつもは歩く道を、彼女は走っている。しきりに時計を確認しているけど何だろう??アリバイでも作ってるのかな??。僕は自転車に乗り、彼女に向かって勢いよく漕ぎ出した。彼女の苦しむ顔が、とても見たい。
42 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 ◆??? :2011/12/29(木) 01:36:43.66 ID:E9R6VQ4v0
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:37:02.35 ID:lAxQw6R40
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:37:19.13 ID:SHG6SNZm0
「うー学校学校」
今学校に向って全力疾走しているあたしは
高校に通うごく一般的な女の子
強いて違うところをあげるとすれば
遅刻しそうってとこかナー
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:37:38.52 ID:GH/Cu3780
百年の恋も冷める瞬間、というものがある。
人の好みなどまちまちだから、逆に好意を感じる瞬間にもなりうる。
のだが、彼女を外見から『お嬢様』と思い込んでいた男達にとっては、
間違いなく冷める瞬間だっただろう。
長い黒髪は寝癖の名残と一緒にバラバラ揺れ、
顔は息切れと遅刻の天秤で硬く強張り、
腕は駄々っ子のジタバタのごとく激しく振られ、
脚はスカートを蹴り飛ばすが如く前に突き出されている。
全体をまとめてみれば暴れていると言われても不思議ではない。
立てば芍薬座れば牡丹と思われる彼女が、走る姿はブタクサの如し。
そのギャップに『お嬢様』の幻想を打ち砕かれた者は思わず眩暈がしたに違いない。
ただ、それも見ているものがいれば、の話だ。
通学路を彼女の他に走る者は誰もいない。
毎日遅刻すれすれのダービーを走る男子生徒ですら、走り去った後なのだ。
もはや滑り込みすら絶望的だが、それでも彼女は走らざるを得なかった。
遅刻をすれば、わざわざ遅刻届を求めるのが彼女の学校だった。
更には、これも『お嬢様』を打ち砕くものではあるが――
彼女は遅刻の届出用紙を使い果たしていた。
今日遅刻をしたならば、恥を忍んで職員室に出頭せねばならないのであった。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:37:57.88 ID:rsJ5zpbJ0
吾輩は女子高生である。余裕はもう無い。どこで間違ったか頓と見當がつかぬ。
それでも薄暗いひやりとした自室でニヤニヤして居た事丈は記憶して居る。
吾輩はこゝで始めて焦りといふものを見た。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:38:47.60 ID:pvG8S2Z90
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:38:56.14 ID:4rLeZiM20
赤信号に引っかかった。
動いたからといって信号が早く変わるということも無いのだが、落ち着かず時計に目をやり髪に手をやりを繰り返している。
彼女は歩いた。悠々と改札を抜け、電車に乗り込んだ
このぶんだと二限から顔を出すことになるだろう
空は青く、遠く秩父の山々が霞んでいた
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:39:35.70 ID:gX2tCHaj0
「……ヤベェ」
女の子らしくないセリフを吐いて、私はホームのベンチに座り込んだ。
電車を一本逃した。
次の電車に乗り、駅に着いた直後、学校まで走れば間に合うだろうか。
今日の一時間目は数学だったのを思い出し、私は次の電車もスルーした。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:39:39.24 ID:JPfU+bc0O
きのこ風のがみたい
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:39:59.70 ID:yuPb+SD0P
ここまで例題に対するツッコミがないんだが……
例題というのは理解を助けるために示す「問題」であって、作品例に対して使う言葉ではないぞ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:40:01.66 ID:Ie6tFShv0
走る少女と叫ぶ少女。改札をくぐる少女と逃げる少女。安心した少女と安心して殺された少女。
空はつながっているけれど、何処かで行われている戦争が、銃声が、泣き声は彼女には届かない。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:41:09.33 ID:pvG8S2Z90
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:42:07.21 ID:p0D9DBqiO
>>46 余裕はもう無い吹いた
それ言いたかっただけだろ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:42:31.96 ID:pvG8S2Z90
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:44:05.28 ID:SHG6SNZm0
作者はさっき「女子高生は雨やみを待っていた」と書いた
しかし女子高生は雨がやんでも 格別どうしようという当ては無い
普段なら もちろん学校に行くべきはずである
ところがその学校からは 4,5日前に退学を言い渡された
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:44:49.92 ID:zrVmUOxw0
やばっ
時計を見つめると同時に
一目散におきあがった
今日始業式なのにっ
もう1年も一緒になっている
きなれた制服を着て
髪を整え勢いよく玄関をとびでた
やばいな〜まにあうかな…
ゆっくりたべたかった、パンを加え
少し軽いカバンをもち
走る彼女を満足そうに
みつめる影が、今日もあった。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:45:47.26 ID:SCWEWNZE0
静寂な冬の朝凍えるような寒さの余り街の人々がゆっくりと動いている
まるで人々が分子になったような光景の中に突然小さな分子が何かに引き寄せられるかのように現れた
小さな分子は人ゴミを次々と交わし颯爽と駆け抜けていった
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:46:29.32 ID:pvG8S2Z90
今日、久しぶりに学校へ向かう。
私は俗に言う不登校児だ。
「学校へ行け。」
「将来どうする?」
そんな言葉だけを、大人は私に投げかける。
だけど、私だって頑張っている。
それが、意味を成さないだけだ。
電車や、世界ですら、私を置いてゆく
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:47:29.32 ID:Ie6tFShv0
少女はまだ眠たい目をこすりながら、しかしそこそこのスピードで駅へ向かう。
車はうるさく泣き叫びながら少女を引きずった。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:48:04.04 ID:pvG8S2Z90
>>57 それ遅刻しそうやないwww
退学したら、遅刻関係ないww
>>59 哲学的だな。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:48:11.82 ID:GH/Cu3780
(お願いっ!)
息をつくのももどかしいまま、ホームの電光板を見上げたら、そこには
『電車が、通過します』
次の駅で、特別快速に乗り換えればギリギリ間に合う!
そんなあま〜い目論見は簡単におじゃんになってしまったのだ。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:48:52.15 ID:vRxpi9vYO
たわわに実った二つの果実がボインボインと揺れた。
もみしだきたかった、と追い抜かれたサラリーマン(35)はのちに語る。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:50:20.88 ID:4rLeZiM20
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:50:23.84 ID:X6LhUdpxO
>>52 間違えてても、こっちが理解できてりゃ問題ないだろ…
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:50:51.88 ID:Ie6tFShv0
ちーんこーは伸ーびるーよー
どーこまでーもー
皮だけだがな
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:51:26.37 ID:ePRUWhNbO
電車のドアが開き、時計は8時27分を指した。あと3分でHRが始まる。走っても間に合わない。
ゆっくりと改札を出て定期をしまった。自然に学校とは逆の方角へ歩き出す。そう、わたしは初めから学校に行くつもりなどなかったのだ。
>>1に会いにいこう。
見上げると飛行機雲がちぎれている。ブレザーのポケットからリップクリームを出してぬった。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:52:16.32 ID:lAxQw6R40
>>64 こういう応用がきかせられるのは誇っていいと思う
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:52:16.75 ID:gX2tCHaj0
おかしいな。
さっきまで、私は電車に乗ろうとしていたはずだった。
ちゃんと朝早く起きて。
美味しい朝ごはんを食べて。
自転車で駅まで行って。
駐輪場に自転車を止めて。
それなのに。
気付いたら、家のベッドで横になっていた。
私は、目覚まし時計を確認する。
午前八時二十三分。
嗚呼、そうか。
さっきのは夢だ。
「お母さん! 七時に起こしてって言ったじゃん!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:52:20.25 ID:pvG8S2Z90
適度にお題変えた方がいいんかね?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:53:16.76 ID:pvG8S2Z90
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:54:17.55 ID:SCWEWNZE0
お題がわかってるからどの文も意味がわかってしまう
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:54:23.11 ID:MGowuqW00
昇降口で下足を履き替えるとわたしは廊下をひた走った。南校舎から渡り廊下を抜けて西校舎一階へ、そこから入ってすぐの階段を昇って三階へ。
わたしはアサファ・パウエルよりも階段を昇った。ウサイン・ボルトよりも速く廊下を走った。でもたぶんチーターには負けるんじゃないかと思う。
焦燥感にせかされながら、いつになく静かな自分の教室へとたどり着く。
中では黒いツナギを着た怪しげな男たちが銃器を構えてクラスメイトたちを拘束していた。
わたしは激怒した。とりあえず蹴散らしておこうと思って身一つで乗り込んで男たちをばったばったと薙ぎ倒す。
彼らはきっと何かを考える余裕すらなかっただろう。わたしは無傷で数人の男たちを鎮圧した。
ひとり、意識を失うに至らなかった男がわたしに向かって銃弾を放つ。奇跡的にあたる。でも無事。だって銃とか効かないもん。
なぜか素直になった男たちに話をきくと保健室に時限爆弾が仕掛けられているらしかった。
わたしは廊下をひた走る。西校舎の階段を下り、渡り廊下を抜けて南校舎へ、そこから昇降口を通過して廊下の突き当たりの保健室へ。
たどり着いた先には黒いツナギを着たイケメンがいた。彼は震える手で拳銃を構え、その銃口をわたしに向ける。
わたしはひとつ嘆息してからスカートのポケットから煙草を取り出し、口にくわえて火をつけた(未成年だからホントはだめなんだよ)。
「お前、何者だ?」
男の問いにわたしは短く答える。
「ただの女子高生よ」
そしてわたしと彼は道ならぬ恋に落ち、ついでに時限爆弾を解除した。
そんなところで夢がさめ、時計を見ると既にチーターより速く走っても間に合わない時間になっていた。
正直、やばいというレベルではない。
親や先生から、身だしなみをちゃんとしろって言われてるけど
そんなこと、考えてる場合ではけしてない。
正直、ちゃんとリボンをつけられたかとか髪の毛がちゃんとしてるかなんてわかんない。
私の脳内では危険信号が大反響。
バターロール1個を一気食い、牛乳いっぱい一気のみ。
そしてそのまま、玄関へと猛ダッシュ。
そういや、靴のかかとを踏んではいけません、とも言われてた。
でも、そんなの関係ない。そんなことより、電車だ。
それも、始業時間に間に合う電車。
乗れる可能性は薄いとみてもいい。だが、信じるんだ。
「連続100日遅刻記録達成」というアンポンタンな記録を打ち立てたくないから。
……行くぞ!!
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:54:27.01 ID:UQVyp4f60
少女が目覚めると時計の針は八時を指していて、
隣には全裸のおっさんの姿が。
状況が理解できずに呆然とする少女を前におっさんが呟く
おっさん「やれやれまたか・・・」
恋の予感がした------
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:56:04.60 ID:6Eus4ZJa0
赤信号を憎んでも仕方ない。仕方ないとはわかっていても、苛立ちを隠すことはできなかった。
待ちに待った文化祭当日の朝。私は信号機から目を離せなかった。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:56:28.87 ID:pvG8S2Z90
>>73 成る程。
逆に文章だけで、お題を当てるのか?
でも、それだと趣旨変わる
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:56:32.33 ID:YpCDa+Pa0
彼女は腕の時計をチラリと見た。授業開始まで残り二十分。だけどここから少女の通う学校まではどう急いでも三十分はかかる。
どうする・・・。冬の冷たい風を全身に受け、それでも走り続けながら少女は思考する。
バス、は無理だ。こんな田舎にバスは通っていない。
ならタクシー・・・と考えるがこれも断念。バスが通ってないのにタクシーがあるはず無い。そもそも所持金もわずかしかないのだ。
「くそぅ・・・何故パンクした自転車よ・・・」
呻きながらそう言うも、パンクの責任はタイヤの空気を十分に入れていなかった彼女にあるので同情の余地は無い。
これは遅刻の言い訳を考えたほうがいいな。と、遅刻する事前提に思考を切り替えながら、彼女はまたアスファルトを蹴る。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:58:43.82 ID:Ie6tFShv0
漆黒の大地に降り立ちし我が体。既に予定されていた時間は過ぎ去ってしまった。
故に我は大地を駆ける。そして改札なる物を抜け、電車なる物に乗り込む。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 01:58:57.72 ID:VPG7ss6T0
始めは遅刻を避けるために走っていた。
荷物が邪魔で走りにくかったので荷物を捨てると、走るのがずいぶんと楽になった。
次第に体が熱くなり汗が出てきた。
暑さに耐えきれず上着を脱ぎすてた。涼しくなったが、すぐにまた熱くなった。
何時の間にか見に纏うものはなくなっていた。
今少女は法律を思い出し、前に家へと戻ろうと必死に走っている。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:00:14.73 ID:SCWEWNZE0
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:00:38.36 ID:4rLeZiM20
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:00:59.42 ID:pvG8S2Z90
皆、高レベルだな。
お題変える。
お題は「休日」
前にも書いたとおり、設定や視点は自由
男女や職業もしかり。
例文。
久しぶりの休暇だ。有給を取る時に、散々嫌味を言われた。だが、ビールは相変わらず、旨味がある。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:01:40.14 ID:LOt8RUKH0
彼女は自転車を漕ぎながら時計を見た。
「あと10分で学校始まっちゃう・・・なんで二度寝しちゃったかなあ。」
自然とペダルを漕ぐ脚に力が入る。
コンビニ、小学校、本屋など見慣れた風景がまるで止まっているかのように見える。
焦りにから思考が速くなっているからだろうか?
「昔テレビか何かで、事故に遭った瞬間は周りの動きが言ってたけど、こんな感じなのかな。」
ペダルを漕ぐ脚とは裏腹にふとそんなのんきな事が頭をよぎる。
また時計を見た。
残り時間あと7分・・・。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:02:16.59 ID:TK2Au75n0
走りながら鞄から電子カードを取り出す。
「あと20秒ッ!」
減速することなくバトンを渡すように
機械にカードを触れてそのまま階段を駆け上がる。
階段を登り、ホームに近づく
既に扉を閉めるベルは鳴っている。
(ギリギリ間に合った!)
しかし、そこで気がゆるんだのが
良くなかったようで
彼女の足は最後の段を踏み外し
「あ」
転けた。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:02:19.08 ID:pvG8S2Z90
好きな作品に影響されるよな。
俺は「キノの旅」みたいなの、目指してる
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:02:38.24 ID:mc0VVKTb0
私は子供が大嫌いだ。
子供は小さいし弱い、そしていつも身勝手だ。
私は私が大嫌いだ。
私はせこくて臆病で、その上いつも利己的だ。
私自身も、私が大嫌いな子供の一人なのだ。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:02:58.51 ID:pvG8S2Z90
>>83 あらかじめ、お題を複数用意するとかはどうだ?
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:03:36.40 ID:GQrM6Sud0
どのお代でやっているのか名前欄しても良いかもな
しかし、こんな真夜中で良スレとは。年末とはいえお前らいつ寝てるんだ
今朝もまた一段と寒い。
頬を切る風が冷たくて心が折れそうだ。
でもこれ以上遅刻するわけにはいかない。あと一回遅刻すれば折角の大学の推薦が取り消しだ。
自然とペダルを漕ぐ足に力が入る。
やっぱり寒い……
突風が吹いて校門前の落ち葉が舞った。
あと少し。「急げ」と声を荒げる見慣れた先生達に苦笑いで答えつつ、
私はペダルを踏み込んだ。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:04:00.77 ID:pvG8S2Z90
>>90 これ、深過ぎる。
万人ウケはしないけど、一部には熱狂的に好かれそうだな。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:04:03.87 ID:4rLeZiM20
96 :
お題は「休日」:2011/12/29(木) 02:04:59.44 ID:pvG8S2Z90
次のお題は「休日」
次のお題は「休日」
>>92 こんな感じでいい?
私は時計を見上げ席を立った。
そろそろチャイムが鳴る時間である。
ふと窓に目をやると一人の生徒が校門から走ってくるのが見えた。
長い髪と見覚えのあるマフラーが揺れている。
「やれやれ…」
私は溜め息をつくと椅子に座り直した。
チャイムが鳴るまでまだ時間はある。
そう自分に言い聞かせる事にした。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:05:28.32 ID:IK49xUTa0
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:05:33.24 ID:LOt8RUKH0
100 :
タピオカおちんちん ◆4/Y.zE.GmI :2011/12/29(木) 02:06:13.46 ID:zRcBdsBq0
彼女の奴隷生活に一寸の光が差す。数週間振りの休日ができたのだ。
彼女は深夜にも関わらず、ぼさぼさの髪とくたくたの服を振り回し奇声を上げはしゃぎ回る。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:06:35.31 ID:QkAcaBII0
次からお題を安価にしてくれwwww
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:06:55.94 ID:eYArf1iC0
明日は休みである
103 :
お題は「休日」「昼休み」「友人」:2011/12/29(木) 02:07:24.23 ID:pvG8S2Z90
お題は「休日」「昼休み」「友人」
視点や職業、性別は自由。形式もしかり。
つまり、お題さえ守れば何でもいい。
「休日」「昼休み」「友人」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:07:32.09 ID:gX2tCHaj0
休日のお題でひとつ
俺はゆっくりと布団から起き上がる。
背伸びを一つ。
ぐちゃぐちゃの布団を片付けぬまま、俺は窓を開け、外の空気を吸う。
良い天気だ。
良い夕日だ。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:08:24.58 ID:JRjZWUNwO
学生服に身を包んだ少女が、商店街を疾走する。
既にポツポツと開店している商店街のアーチをくぐり抜け、少女は息を弾ませていた。
「オウ、ケイちゃん。そんなに急いでどうしたんだい?」
少女の後ろから、自転車に乗った魚屋の店主が声をかけた。
「今日遅れたら、罰当番なのよ!」
「かはは、学生は辛いねぇ。自営業はいくら遅刻しても起こられねぇからな」
カラカラ笑う店主を目の端で睨みつけながら、少女は商店街を突破した。
冬の朝特有の空気が、少女の吐息を白く染める。
106 :
お題は「休日」「昼休み」「友人」:2011/12/29(木) 02:08:56.19 ID:pvG8S2Z90
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:10:40.33 ID:Uil4+MJt0
先日学校を卒業したことをおもいだした私は
ふいに足どりを遅らせ、重く加速していく車窓を見送るようにながめた。
電車が吹き抜けていった後、ホームには影と私一人だけが立ち尽くしていた。
彼女は走った。そして改札をくぐり抜けた。
――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、彼女はダレよりも疾く振り返る―――ッ!
――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。
やれやれ、彼女は射精した。
109 :
お題は「休日」「昼休み」「友人」のどれか:2011/12/29(木) 02:11:19.25 ID:pvG8S2Z90
例文。
「友人」
彼には友人がいる。彼の唯一の友人で、唯一の異性だ。
「休日」
永遠の休暇が始まった。
「昼休み」
私は一人でご飯を進める
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:11:26.66 ID:YpCDa+Pa0
高校生活も半年が終わり、普通なら精神的にも肉体的にも余裕が出来てくる時期だ。
友人達は部活やらカラオケやらで休日をエンジョイしているけど、僕の休日は酷く味気なかった。
いつも、教科書や参考書とにらめっこ。
閉鎖的な部屋のなかで、まるで囚人のようだ。
親はよく言う。一流大学に入って偉くなれ、と。
確かに。一流大学を出て一流企業に入れば、生活は豊かになるだろう。
少なくとも貧しさに泣く事は無い。
美人と結婚したりしてさ。子供も生まれて。そりゃ幸せな生活が待ってるんだろう。
でも僕は、そんな未来より今を楽しみたかった。
「・・・・・・カーテン、開けよう」
空は灰色だった。
僕の休日は、まだ長い。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:12:32.46 ID:neJysWqQ0
ドォン!
バササッ!
ワサワサ!
ムシャムシャ!
ズダダダダダ!
112 :
お題は「休日」「昼休み」「友人」のどれか:2011/12/29(木) 02:13:06.35 ID:pvG8S2Z90
>>111 斬新過ぎるwww
だけど、伝わるっていうwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:13:13.51 ID:AN2YAV0jO
「おきなさーい 遅刻するわよー!」
「ふあ〜 あと5ふにぅん……」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:13:23.89 ID:Ie6tFShv0
昼休み。遠くに飛んだボールを拾いに行き、車に潰された。
休日。買い物に出かけた。運搬トラックに頭蓋骨をペチャンコにされた
もし、この対象を自分では無く友達にする事が出来たらどうしますか
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:14:01.94 ID:S/l+JwY90
この時期は朝が短い、普段起床する時間では日がだいぶ昇り、あと30分もしないうちに朝の気配は消えうせてしまうだろう。
彼女はそんな僅かばかり残った朝の残り香の最後の一興とばかりに駅へと走った。
改札をくぐり、「ふぅ」と一息付くのも程々に、タイミング悪く電車がホームに滑り込む。
慌てて階段を一足飛びに駆け上り、今日も合理的な登校をする事に成功した。
電車の窓に差し込む陽光は、もう皮膚をジリジリと焼く位熱い。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:14:13.17 ID:1TyrsMks0
休日
日の出てる日に、木の下にいる人と書く
そんな休日を送ることが私の夢だ
私だけではない。そう、人の夢である
息子に付き合わされる私にとって、それは儚いものだ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:15:50.00 ID:tHQhv2PR0
遅刻
「……まずい。」
枕元の時計を見て呟く。現在時刻6時20分。
もう15分もしたら始まる朝食、今日の献立は牛カルビ丼だった筈だ。
朝の精力食。これ抜きでの4限の訓練は正直……辛い。
私は急いで身支度をする。頭髪は短い。外の大学生の様な長い髪は、ここではできない。
今だけはそれに感謝する。髪を手で梳き、手早く制服に着替えると、足早に食堂へ向かう。
ルームメイトに文句を言ってやろう、と心に決めながら。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:16:56.90 ID:YtkiDkvN0
>>103 近くで耳障りな、継続した音が響いている。私は突っ伏したまま、手を彷徨わせて音源を触ろうとする
肘に何かが当たった。音源が遠ざかる。一時しのぎにしかならないだろうがまあいい、音源が離れたことに満足し、再び腕を脱力させる
その時、頭頂部から小気味いい音とが鳴った。鈍い痛みが走る。頭を上げると担任の教師が眉を怒らせていた
私は急いで机の下に落ちた物体を拾おうとするが、先んじて拾われてしまう。携帯の持ち込みは厳禁である、もう目は覚めていたというのに、目の前が暗くなった
暗くなった目の前が突如照らされる。眼前には愛しのケータイがあった。顔を上げると今度は困った顔になった担任。「この音を止めて貰えないかしら」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:17:02.46 ID:aeHFHcbK0
男は、休日だろうが昼休みだろうが、隙あらば友人のシリノアナを狙っていた。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:17:17.01 ID:SCWEWNZE0
彼はドロのように眠った体を動かそうとしない
携帯のアラームが正確に時刻を告げているが彼はアラームを止め柔らかい洞窟へと身を戻した
僅かに取り戻した意識を深い闇へと引きずり込む
しかし綺麗な光と声が彼の空間に反響した
途端に彼の自由の象徴が破壊された
小さな天使が彼の上に降り立ったのだ彼は思わず懺悔する天使は聞く耳も持たず動物園に連れていかれるのであった
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:17:37.03 ID:RRx2zhmy0
「やっば...遅刻だ...てか寒い。まぁ走ってればあったまるか......うわぁ...カーペット切ったかなぁ...
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:17:38.12 ID:pvG8S2Z90
テンプレはこんな感じでいい?
お題は「」「」「」の中から一つ。
設定や視点、形式は自由。
性別や職業も同様に自由。
つまり、お題さえ守りさえすれば、どんな文章でもいい。
一レスに収まる程度に。
>>100 越えたら、安価で決める。
例文:
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:18:09.28 ID:gX2tCHaj0
「友人」のお題でひとつ。
「久しぶりだな」
友人の前で、俺は持ってきた缶ビールを開ける。
プシュ、という音と共に、飲み口から泡が溢れ、慌てて口をつける。
「お前も飲め、もう飲める年だろ?」
友人の前に置いたグラスに、零さないように慎重にビールを注いだ。
しばらくして、そろそろ帰ろうと思い、俺は席を立つ。
それを見て、友人の母親が俺に声をかけた。
「わざわざ、ありがとうございます。息子の命日に」
仏壇の前に置かれたビールの炭酸は、すっかり抜け切っていた。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:18:20.78 ID:/dh2xqAoO
「休日」
今日も3時起き。今日もネット。今日もオナニー。
そう、私はニートだった。
125 :
友人:2011/12/29(木) 02:19:31.53 ID:6Eus4ZJa0
【新着メール0件です】
これで7度目。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:19:32.30 ID:Jzmze1SA0
騒がしい
そうか今日日は
祝日か
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:19:50.75 ID:4rLeZiM20
昼休み
階段を登り終え、俺はドアノブに手をかけた。
「そういえば屋上って初めてだな。」
同じ学校とは思えない開放感に、思わず独り言が漏れる。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:20:04.04 ID:pvG8S2Z90
>>124 くそわろたwww
これ、休日なのかwww?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:20:15.32 ID:rVSr/Uyu0
いいと思うけど、このままだとただ
>>1が読んでお終いってだけで、頑張って文連ねる甲斐が無いんじゃない
気に入った作品上位をノミネートするなり個別に評価コメするなりしたほうがいいんでない
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:21:17.43 ID:VPG7ss6T0
医者の息子であり、大学も卒業という裕福な暮らしであった。
第二次世界大戦が勃発すると、体は丈夫な方ではなかったが、祖国に貢献したいと思いアメリカ軍海兵隊に志願する。
訓練の後、第一海兵師団に配属されペリリュー島攻略から沖縄戦を経て終戦を迎える。
その後自身の体験を綴ったペリリュー・沖縄戦記を出版する。
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:21:36.93 ID:pvG8S2Z90
>>125 鳥肌立った!
斬新で面白い。
>>129 俺が判断していいのか?
いいなら、喜んでするけど。
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:21:51.12 ID:YtkiDkvN0
ああ、投票とか?
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:21:54.82 ID:MGowuqW00
ドヤ顔で脱字してて死ねる
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:22:32.82 ID:GQrM6Sud0
>>129 100越えた辺りでどれが良かったか投票してスレを締めにする、というのもアリかもな
久しぶりに気持ちのいい寝起きだ。
枕元の時計を手に取り時間を確める。
もう12時か……
たまにはこんな休日もいいだろう。
ベッドから起き上がって伸びをする。
さて、昼はなにを食べようか。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:23:28.85 ID:pvG8S2Z90
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:23:38.85 ID:TK2Au75n0
「おはようございまs」
無人の仕事場
「あ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:23:46.75 ID:QkAcaBII0
誰か、お題「1人暮らしのぼっちの女子大生」って設定で書いてくれ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:24:17.16 ID:SCWEWNZE0
面白いやつに票が集中してレベルは関係なさそうだが
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:24:31.62 ID:mc0VVKTb0
世間じゃ今日は国民の休日というやつらしい
町を歩いても、視界に映るのは子連れやカップルばかりだ
きっと今、彼らの家は誰もいない
今日は僕の働く日だ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:26:21.18 ID:pvG8S2Z90
>>139 そうか? かなりレベルも関わってくるような気がする。
面白いやつ=ラノベ的な?
それも、一興な気がする。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:26:28.40 ID:YtkiDkvN0
>>136 とりあえず今回の三つを一挙でいいんじゃね?
勝手に一つずつトップが出るでしょ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:26:30.36 ID:gX2tCHaj0
>>138 「もしもし? お母さん? うん、楽しいよ、大学」
「友達も増えたし、この前飲み会行ってちょっと今月ピンチになっちゃったし」
「ああ、仕送りなら大丈夫。うん、大丈夫だから」
「うん、こっちに来て色んな事知ったよ」
嘘の数と通話料は比例する、ってこととか。
145 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/12/29(木) 02:27:14.96 ID:mb+h3ScH0
>>30 シリアスな雰囲気なのにワンワンボックスで吹いてしまった
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:27:35.13 ID:6hnNh2GU0
なににせっつかれることもなく、こうも布団の上に座って日の光を浴びているとさ、
なにかこう、ふんわりとした一瞬の永遠を感じたりするね。
さて二度寝しないうちに朝ごはんを食べてこよう。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:27:48.73 ID:RRx2zhmy0
(後駅三つ...。どこでもドアとかあったらなー...。あの人も遅刻ぽっいなぁ。)そんな事を考えながらどうしようもない時間が車内をつつむ。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:28:34.93 ID:/hDf0bYP0
結構本読んでるのに文章力が上がらないんだけどどうすればいい?
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:29:18.49 ID:tHQhv2PR0
>>148 読むのと書くのは全く別物だなぁと書いてみて思いましたまる
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:29:24.82 ID:SCWEWNZE0
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:29:44.47 ID:LOt8RUKH0
カタカタカタ・・・。カチッカチッ。
部屋の中にキーボードを打ちこむ音とマウスをクリックする音が鳴り響く。
今日は土曜日、明日は日曜日。念願の休日だ。月曜日から金曜日まで講義を受けた自分への休息という名のプレゼントだ。
カタカタカタ・・・。カチッカチッ。
「腹減った。そういえば朝飯食ってないな。昼飯でまとめて食うか」
そう思い彼はやかんに水を入れガスコンロのつまみをひねる。それから棚からカップラーメンを2つ取り出す。
10分程でお湯が沸いた。
「文明の利器ありがたや。」
彼は心の中で科学の発展に感謝しつつ、お湯をカップラーメンの容器に注ぎ込む。
ラーメンが出来上がるまで3分。彼は再びパソコンの前へと向かう。
少しでもパソコンの前にいたいのだ。
しばらくするとラーメンが出来上がった。
彼はラーメンを食べながら再びパソコンに目をやり、時々更新ボタンをクリックする。
やはりパソコンが気になるのだ。
そんなことをしながら彼はふと気付く。
「そういえば今日一言も言葉発してないや。一週間前もこうだったかな。ネット依存症ってやつ?まあ俺はああいった奴らとは違うし大丈夫だろ。」
彼はのんきにそんなことを思った。
彼が土日にネットで1日を過ごすという生活は1ヵ月を過ぎようとしていた。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:30:00.37 ID:UBpP2Vuz0
>>148 読む本偏ってんじゃないか
読書量が直結するわけでもないだろうが
真似から入って見るとか
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:30:25.91 ID:5yRBMCDy0
苦しいとき、僕の友人は「頑張れ」と言う。
しかし友人の一人は「死ね」と言う。
彼の「死ね」が不思議に心地よい。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:30:59.24 ID:kcVOeig+0
ああこういうスレすごく好きだ
ところで今のお題は「休日」と「昼休み」と「友人」で
「遅刻」はなしになったのか?
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:31:08.88 ID:YtkiDkvN0
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:31:10.47 ID:pvG8S2Z90
157 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/12/29(木) 02:31:18.17 ID:pd0d7XJI0
あは
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:31:59.46 ID:QkAcaBII0
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:32:25.94 ID:pvG8S2Z90
>>154 一応、有りで。
次があるなら、無しにする。
文章書くの好きな奴は俺以外にも、山ほどいてそうww
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:32:45.77 ID:b3NYqF7jO
僕はパスタを茹で、ラジオから流れているバリーマニロウの音楽に耳を傾けながらテニスシューズに射精した。そして僕はそのテニスシューズを捨てた。僕は自分でも気付かないほど自由なようだ。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:32:47.81 ID:4rLeZiM20
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:33:10.39 ID:mc0VVKTb0
>>138 今日私は3回口を開いた。
1回目は、朝、「おはよう。」と喋りかけてきた自動販売機に向かって
2回目は、昼、「分かりません。」と私に質問してきた教授に向かって
3回目は、夜、「明日こそ誰かと話せると良いな。」と枕を濡らす自分に向かって。
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:33:13.89 ID:Vw/APB6Y0
>>17 すぐにわかった
星さんの表現は独特だもんな
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:33:49.28 ID:pvG8S2Z90
>>123 今更だけど、泣いた。
事故か事件か…、背景と続きが気になるな
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:34:18.58 ID:/hDf0bYP0
確かに偏ってるかも
真似から初めるか…誰を真似よう
日記は不精だからなー
>>158 夢日記って夢の内容を書くの?
一回すごく気持ちる夢を見たことがあって書こうとしたんだけど急速に記憶から消えてった
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:34:37.31 ID:kcVOeig+0
>>159 了解 ありがとう
文章書くのは楽しいよなー
でもそれ以上に綺麗な文を読むのが好きだ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:35:11.22 ID:/PpLbNuc0
ショートショートの広場にだせそうなのもいっぱいあるな
何の雑誌だっけかあれ。
俺も参戦しよっと
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:03.53 ID:pvG8S2Z90
>>166 たまに天才が現れるよな。
文章が綺麗とか整ってるとかの次元じゃない。まるで、生きてるみたいな文章。
あれは才能なんだと思う。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:11.55 ID:rToid4cA0
今のお題って何?
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:36.81 ID:1TyrsMks0
落ちを言わずに、読者に拾わせて読者の自己満足を得られるようにするのは難しいな
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:39.22 ID:YtkiDkvN0
>>165 いや夢日記は…
ただの日記は俺も実際三日坊主なったけどさ、手が空いたときに今とか今日とかを思い出して文章にするとか
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:42.13 ID:j7sFhH+d0
太陽が睨みつけるその下で一羽の拙い駆けっこが開幕した。
集団から漏れたひよこは未の音を横目に、より一層ばたつく。
すぐさま改札の翼を広げ、諧謔的な日常が芽吹くその地へ向かう。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:36:53.30 ID:QkAcaBII0
>>165 起きたらすぐに書け
慣れないうちは最悪箇条書きでもいいから覚えてる限りの夢を全部かけ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:37:28.52 ID:pvG8S2Z90
>>167 お題は「遅刻しそうな女子学生」「休日」「昼休み」「友人」のどれか。
今回限り四つ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:38:07.92 ID:ECVrhoA6O
非常に難しいトコロだ。
今なら間に合うか。
少しばかりの金の入った長財布をズボンの後ろのポケットに入れ、コートを羽織り、私は向かった。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:38:19.84 ID:Ojx1GoQX0
今日は日曜日。国民的には休日だ。
しかし、私にとってはそんなのは関係ない。
朝、いつも見かける女子高生がとてつもない速さで改札を抜ける。
間一髪で電車に乗ると肩を上下させながら空いている席に座る。
飽きた
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:40:04.48 ID:pvG8S2Z90
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:41:25.22 ID:/hDf0bYP0
とりあえずこのスレ読んで勉強してみよう
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:41:33.79 ID:U1y8eeJs0
「遅刻した時の一番納得いく言い訳考えた奴優勝」
女子高生はVIPにスレを立てた。
こんな時に何やってんだろ…と自分に苦笑し、駅まで走り出す。
横断歩道を渡ったその時
キキー!どかーん!スイーツ(笑)
倒れた私に中国人のような格好をした男が近寄りこう言った。
「死亡確認!」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:42:14.33 ID:pvG8S2Z90
まだこんな時間か…そう思い私は再び眠りに入る。
そもそも起きなきゃいけない、なんてきまりはない。ご飯を食べたあとは誰だって眠くなるものだ。
周りの友人たちは皆楽しそうに話している。
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:44:38.71 ID:j7sFhH+d0
>>177 教養ある人なら咀嚼余裕な体で書いてみたが難しいか。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:45:05.80 ID:wLq72Ojj0
彼女は遅刻しそうだった
10分後
やはり遅刻した。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:45:44.87 ID:VPG7ss6T0
休めども休めども我が暮らし楽にならず。
あたり前であった。
そのことに気づいたので働いた。
働けど働けど我が暮らし楽にならず。
立派なワーキングプアの誕生である。
革命万歳!革命万歳!革命万歳!
休むこともできなくなった
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:46:29.97 ID:MWfZJf+p0
「お父さん!遅刻しちゃうよ!」
子どもの頃から通いつめた駅の階段をかけ降りながら、自分の横を青い縞模様な物が過ぎ去っていったのが目に入る。
昔ヒーローに憧れていた。
テレビで怪人を倒し平和を守るヒーローの勇姿に惚れ込み自分も将来ああ成りたいと願っていた。
今は会社に勤めながら妻子を守るのが将来の夢だ。
「ははっ、俺も昔はヒーローの真似して飛んでたなぁ」
華麗な着地を決め周りから感嘆の声をもらう娘に続き、自分も前宙二回転を決めポーズを取ると電車は既に発車していた。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:46:44.58 ID:tHQhv2PR0
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:46:52.77 ID:aeHFHcbK0
穏やかな日に、頬をなでてゆく風が心地よい。
数年前から河原を歩くことが趣味となった。散歩が趣味だなんてジジ臭いわ、なんて脳内彼女は笑うけれど、好きなものは好きなんだからしょうがない。
それに、散歩は心をきれいにしてくれる気がするのだ。
野球をしている子供たちや、釣りをしている人を見ると、なんだか昔に返ってきたような感覚になる。
都会の喧騒を忘れて子供たちの笑い声を聞く。それいいのだ。
決して、女子小学生をつけねらっているとかそういうことではなく、例えそうだとしても、純粋な気持ちで遠くからただ愛でるだけであって、犯罪という人の方がむしろ犯罪者っていうか
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:47:53.14 ID:6hnNh2GU0
君と僕は友達だけど、サークルの皆とほど飲みに行ったりしない
君と僕は友達だけど、同じゼミの先輩とほど語りあったりもしない
彼女とほど一緒に過ごしたりもしない
兄弟とほど喧嘩したりもしない
だけど、君と僕は友達だ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:48:08.27 ID:mc7IP3aP0
「遅刻」
今日も俺は、香りの無くなったワインに飲まれる
気の抜けた酔いだけが自分を満たす
煤けたグラスと定価のチーズ
人生に乗り遅れた自分には十分だ・・・
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:49:00.55 ID:LOt8RUKH0
12時。お昼休みだ。仕事していた手を休める。
飯を食いに行こう。
「おーい。一緒に飯でも食いに行かないか?」後輩に声をかける。
「本当ですか。ありがとうございます。では喜んで。」後輩は二つ返事で答えた。
「部長もいかがですか。よろしければ是非ご一緒に昼食でも」俺は尋ねる。
「お前そういって俺に奢らせるつもりだろう。」台詞とは裏腹に顔は嬉しそうだ。
さーて。飯食ったらまた仕事頑張るか!
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:49:00.98 ID:Y0PllysB0
彼女は走ることで、人混みや改札をくぐり抜け、結果時間さえもくぐり抜けた。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:49:19.92 ID:4nWMCCJZ0
なんだこの小説読みたくなってくるスレ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:50:10.81 ID:7mgvoTEV0
ともかく走るしかなかった、間に合わずに遅れて教室に入る事だけは避けたかった。
クラスメイトに笑われるかもしれない、もちろんそれも嫌ではある。
しかし、それよりも許せない事実があった。
春、入学式で顔を見た時から気になっていた異性、鈴木君に笑われるのだけは嫌だ。
「あの子は遅刻をする子なんだ」と思われるのも嫌だ、時間にルーズなのだと思われたくない。
だから、今はどれだけ足が悲鳴をあげようと走るしかない。
途中の階段、いつもは苦にもならない信号待ち、その一つ一つが私を焦らせる。
走りながら時計を見ると八時十五分、教師が出席を取るのは十分後だ。
いける、そう私は心の中で思った。このペースならあと八分で教室に着くだろう。
だが、人生とは分からないものだ、このタイミングで予期せぬ出来事が起こるとは。
歩道橋の前に、おばあちゃんが重い荷物を持って立っていた。
そしてその表情を見た時、私は諦め、心の中で思い人に向かって叫んだ。
鈴木君、私は時間にルーズな女なんじゃないの! 信じて!
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:50:30.57 ID:rToid4cA0
「遅刻しそうな女子学生」
ここまではうまく行った。足音を消して教室へ向かう。薄い氷の上を歩くように、ゆっくりと足を動かす。
一歩一歩慎重に足を動かす。前方に神経を研ぎ澄ます。背筋に汗が流れるがそれを拭く余裕はない。
教室の後ろのドアから中を覗き込む。
(先生がいない……?)
もしや自習になったのかと思い、ドアに手をかける――そこで私はピタリと手を止めた。
教室にいなかったはずの先生の声が聞こえたのだ。
自分の背後から。
「遅刻だな」
この瞬間、私の補修室行きが決まった。
こんなもんか。後のお題なんだっけ?
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:51:31.38 ID:LOt8RUKH0
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:55:54.16 ID:9GgymzFY0
息荒く 遅刻しそうな 女子学生 昨夜の晩は 皆既月食
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 02:57:48.07 ID:mc0VVKTb0
「あそこにいる彼は私の友人だ。
学生時代から彼とは一番よく話す仲だったよ。
親友といっての良いかもしれない。」
「ん?あの人?
話さないほどの仲ではないけど、
別段親しい仲ってわけでもなかったよ。
少なくとも、用がない時、僕から話しかけることはなかったな。」
彼はあの人の友人だが、あの人は彼の友人ではないらしい。
198 :
俺が後で見返すためのメモ:2011/12/29(木) 03:00:06.48 ID:GQrM6Sud0
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:01:47.33 ID:4rLeZiM20
休日の電車は毎朝乗るそれと同じとはとても思えない。
満員電車に閉じ込められての時間は無限に感じられるが、何故だろう今日のほうが電車が遅く走っているような印象さえ受ける。
人の苛立った顔を見なくて済むし、自分の苛立った顔を見せなくて済む。それだけでこんなにも気分が穏やかだ。
朝。明るい日差しが如何にも女子といった可愛らしいカーテンから漏れる。
それと同時に枕元の近くにある時計が非情にも8時20分を指す。
彼女は薄く目を開け、時計を見る。
言うまでもない。 遅刻だ。
彼女は彼女を待っていたかのようにテーブルの上に置かれた朝食を一口かじり、そして薄暗く爽やかな光を隔てる玄関から一歩踏み出した。
駅へと走る。
田舎の無人駅、駅の構内は冷たく、そして彼女の足音が静かに響く。
が、無情にも電車が遠のいて行くばかりであった。
彼女から溜め息が漏れる。
次の電車まで約40分。とりあえず、彼女は火照った身体を12月中旬の冷たく乾いた風で冷ました。
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:04:15.69 ID:nzwKNYlY0
走る 走る 彼女
流れる汗もそのままに
そして改札抜けたら
電車に飛び乗れるだろ
少女が毎朝駅へと走るのは、何も時間に追われてのことではなかった。
彼女にはスケジュールに遅滞無きよう自らの生活をコントロールする能力が十分あるし、本来であれば1本遅い電車でも間に合うのだが――自然と駆け足になるのは、
彼女の内に秘めたエネルギーが常にその出口を探しているためであろうか。
行き掛けに見た天気予報の通り、この冬一番の冷気がしんしんと街に降りて、人も木も、或いは無機質な幾何学模様を描くアスファルトでさえも、じっと耐えているようだった。
構内まで駆け込み、明るい赤色をしたお気に入りのコートのポケットから定期入れを取り出す段になっても、彼女の指先までは温まることはなく、いかにも危うい手元から、案の定それが零れ落ちた。
「あわわ・・・」
慌てて身をかがめて華奢な手を伸ばすが、その前に彼女のそれよりも幾ばくか大きく無骨な手が定期入れを拾い上げた。
「あ・・・っ」
「ほら、気を付けろよ」
手の主の男は、濃紺の背広に無地のネクタイを締め、整ってはいるがイマイチ冴えない顔に眼鏡を掛けた、彼女の仕事のパートナーとでも言うべき存在だった。
「ありがとうございます!それと、おはようございます」
「おはよう。今日はまず事務所で打ち合わせだったな」
「はい!」
並んで改札へ抜け、ホームに付くまでの間も、少女は元気に背広の男に話しかけ、男には微笑と苦笑を半々で使い分けながら、これまた楽しそうに返しているようだった。
アナウンスが響き、時間通りに電車がホームへと滑り込んでくる。車体が停止した瞬間、自動ドアに映った自分
――前髪を高く切り揃えたこげ茶色のショートカットの左にリボンを付け、特徴的な大きな目を隠すかのようなフレームの太い黒縁眼鏡を掛けた、その顔にいつも通りの笑顔を確認し、背広の男に振り返って言う。
「さあ、今日も一日お仕事頑張りますよ!プロデューサーさん!」
ドアが開き、彼女は踏み出した。
4限目終了のチャイムを合図に、各々が自然と机を動かしてグループを作り出す。
俺もいつものように近くの連中と机を寄せ合い弁当を広げた。
今日の弁当は当たりだななどと考えていると隣から手が伸びてきた。
一瞬にして俺の唐揚げを奪った田中は唐揚げ片手に廊下へ駆ける。
すぐに立ち上がり捕まえようとするがヒラリとかわされ逃げられる。
「そんなに大事なら名前書いとけよ!」
しぶしぶ追いかける俺の背に友人達の野次がとぶ。
「うるせえ!」と叫んで飛び出した廊下で唐揚げを食べる田中と目があった。
ニヤリと笑う田中を無視して、踵を返し席に付く。
今日の唐揚げはあと2つか。
「遅刻しそうな女子学生」
夏の太陽が黒いアスファルトを焼いている。その焼かれている地面を、ローファーを履いた、白い半そでのセイラー服と短いスカートを着た少女が、両足を交互に使って蹴り飛ばす。
そのたびに肩まで伸びた黒髪が、後ろに流れて波を打つ、今日は高潮だ。
少女は左手に持った携帯電話で時間を見た。見ると同時に波の打つペースは速くなった。
陽炎の先に揺れる学校目指して、波は突き進む。
他のお題も書いていいんだよね
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:08:47.59 ID:GQrM6Sud0
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:11:25.56 ID:boWljt83i
足早に 駆け入る校舎 遅刻かな
既に私には遅刻魔の称号がある
これ以上何を求めて遅刻するのか
そんなくだらない事を考える階段踊り場でチャイムが私を攻め立てる
遅刻魔はギリギリセーフで褒め称えられるのである
だから私は全力で走る
「おぉーギリギリセーフだよ」
この達成感はやめられない
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:13:32.69 ID:LdYopgIb0
「遅刻しそうな女子学生」
16歳にしては豊満な乳房を丸出しに、ゆっさゆっさと走る少女。
二プレスも何もない。照りつける8月の陽射しは彼女の乳房に突きささり、じっとりと汗をかかせる。
学校指定の夏服には胸の所に穴があり、乳房を露出出来るようになっているのだ。
そんな学校の近くに、私は住みたい
>>205 ごめんなさい完結です
SSは終わり方も難しいね
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:14:36.44 ID:9GgymzFY0
「昼休み」
人気ドラマや恋愛話を肴にして、今日も会話の花が咲き誇る。
絶え間なく飛び交う悲鳴のような笑い声。
窓から校庭に目をやれば、二つしかないゴールを奪い合うようにガチンコのサッカー勝負が繰り広げられている。
昼休み・・・ぼっちの俺には一番心休まぬ時間。
「・・・・・・・・・・」
「図書館でも行くか・・・」
火の鳥の黎明編に期待を寄せつつ、俺は教室を後にした。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:14:54.86 ID:kcVOeig+0
不思議な空気が流れていたように思う。
朝の慌ただしい雰囲気は既になく、驚くほど静かな時分だった。
日の位置は普段より高い。
どうもゆっくりした風が私の背を押すのだ。
目立つのは嫌いだった。歩を進めるが、走りはしない。
電車は私のために速くはならない。ならば、全力を出したところで何になる?
焦りはあった。しかし、急ぎはしなかった。
今は目立たずとも、教室に入るときには注目を浴びるのだろう。
妙にゆっくりした風をまとって、異質な空気を持ちこむのだから。
席の離れた友人が、「ばか」と口を動かして見せるだろう。
私はそれに、ため息と苦笑いを返すのだろう。
ああ、調理実習の用意、忘れた。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:16:07.00 ID:/PpLbNuc0
やっと、昼休みだわ!
少しはねぎみの髪をなでつけると、制服の上着を羽織るのももどかしく、彼女は憧れの人のほうへかけよっていく。上気した顔で弁当箱をさしだす彼女に、男はにっこりと微笑み返す。
さあ、昼休みよ!
二人が連れ立って向かった食堂では、押し寄せる学生を迎えてオバサンが気合を入れる。
サービスよ、と大盛りの茶碗を差し出す反対の手で、豪快に麺を放って湯切りをする。何とも微笑ましいデス・マーチは、もうしばらくの間続くのだ。
やっと、昼休みだねぇ!
オバサンと同じ指輪をした手ではげ頭をぽりぽりかきながら、同僚の肩をぽんと叩く中年男。
どうせまた、いつもの店で、いずれ変わらぬスーツ姿たちと居並んで、いつもの牛丼の並盛をせわしなくかっこむのだろう。
最近出てきたお腹を気にして迷ってはみるけれど、結局またサラダは頼まないのだろう。
お、昼休みだな!
中年男がパソコンの前を離れた後も、依然大きなディスプレイの前に座り続けている若者。
周りで動きを止めたり、その場を離れたりする人々がちらほら出はじめたのを見て、彼は僅かに身を乗り出す。
さあ、今のうちに、出現したレアモンスターを一人で倒してしまわねば。みんな律儀に食事に行くものだから、狩場を独占できるよいチャンスができた。
家族でただ一人昼休みのない男が、今、戦場に赴く。
時間かけたわりにオチよえーなー…
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:18:01.28 ID:GQrM6Sud0
>>212 個人的にちょっと気に入った
ポーカーフェイス決め込んでる姿が目に浮かぶ
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:19:03.67 ID:T59p0OaA0
休講日の昼下がり、日課の散歩が私の足を導いた先は、何故か大学
周縁だった。そこを歩く私の影と、キャンパスのパノラマが殊更に寂
しく感じられたのは、秋暮れという時節のせいばかりではあるまい。
私の眼は一点に絞られていた。キャンパス内のテニスコートで、う
ら若い男女達が西日に、汗に濡れた肌を艶かしく輝かせている。ある
者はテニスラケットを、ある者は給水ボトルを手に提げ、或いは燦然
と掲げ、また或いは煌びやかに振回していた。それは壁画に描かれた、
法具を手にして談合する聖者の集いの様に厳かにも思われたし、澄ん
だ川淵で水浴みをする獣の群れを目撃した様な瑞々しい生気に満ち溢
れてもいた。その光景が惨い程に眩しかったのは確かだが、それでも
私を盲目にしたのは、その中に黒く沈む一点に私の心が焦がれたから
だった。彼女は練習の開始時間に遅刻しかけたようで、私服姿のまま
息を切らしていた。
あれは、私の友人。
216 :
90:2011/12/29(木) 03:19:26.93 ID:mc0VVKTb0
昔は子供が好きだった
初めて幼稚園の先生として登園した時なんて、子供に囲まれて心地よくさえ感じた
子供は小さくて守ってあげたくて、そしてやんちゃをするところが可愛かった
でも今は、心地よさなんて感じないし、むしろ嫌悪感を覚える
周りは子供ばかり、小さな私ばかり
やっぱり私は子供が大嫌いだ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:22:00.02 ID:9GgymzFY0
「友人」
夜が明けたら友人が兄弟になってた、ごめん。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:22:28.42 ID:CDsb8l8/0
プゲェラプゲェラ
チコクシチャウヨ
オニャノコ
トコトコ
コテ
シ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:23:59.09 ID:ZgNhgP2P0
休日、とはこの様なものであったのか。
この世に限りがあることを知り、己に絶望しても尚、生きる為のエネルギーを分け与えてくれる。
暖かい日差し。
公園を並び歩く老夫婦。
駆け回る少年。
全てを受け入れ、投げ出さず、認めることができる。
休日とはこの様なものだったのだ。
残された時間、残される家族の為に、未来を遺そうと決意した。
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:24:03.22 ID:Nm5waqLz0
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:24:34.15 ID:GQrM6Sud0
>>210 何のことかと一瞬悩んだけど
続きが読みたい位面白かったor続きが目に浮かぶような文章力
という意味なので、文字通りに続きを待っている訳じゃないんだ、誤解させてスマン
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:25:46.93 ID:1TyrsMks0
私は毎朝バスに乗って通勤する
鉄道もろくに走っていないこの町では歩いて通勤、通学をすると数時間はかかるであろう
そんな長い道のりだが学生たちは冬の寒い日でも数時間かけて通学している
おかげで本数が少ないバスも毎朝貸し切りだ
本を読んだまま寝てしまっても運転手が起こしてくれる。快適な環境だ
バス停までの道のり。一人の少女が白い息を切らしながら小走りで私のことを抜かしていった。遅刻しそうなのだろうか、バスを待っている様子が見てとれる
珍しいこともあるもんだと思いながら私もバス停に並び、毎朝読んでいる本をかばんから取り出した
少女は落ち着かない様子でチラチラ見てくる。これでは読書に集中できなさそうだ
「どうしたんだい?バスならあと数分で来るはずだから大丈夫だよ」
一言。毎日乗っているので来るタイミングは熟知している。
「いえ、あの、いつも独りなんですか」
なぜそんなことを聞くのだろうか
「はい、そうですが…」
すると少女は表情を明るくしてポケットから1枚のカードを取り出した
「じゃあこの定期券、あなたのですか!」
「あっ」
手元の本を確認した。やはり、ない。
昨日バスの中で寝てしまい、本の栞を置き忘れてしまった。代わりに定期券を栞として挟んでいたのだ。
来る途中に落としたか、
「すいません、ありがとう」
「よかったぁ、さっき拾ったんですけどバスの数が少ないからなくした人困ってると思って、ほんとうによかったです」
少女は肩をなでおろし大きく白い息を吐いた
「わざわざ、ありがとうござ━━━」
少女は小走りで私が歩いてきた道を小走りで走っていった
━━━━━━━━━━
携帯だから改行わけわかんねww
伏線意識してるけど難しいもんだなぁ
「首切り」という表現を借りるならば、今、私の首と胴とは離れている。
この程度で生首を名乗っていては先達に叱られるかもしれないが、「肩叩かれ」を称するには気分が沈みすぎていた。
大学を中退した私を拾ってくれた広告会社に対して、私はそれなりの親しみを感じていた。
しかし、向こうにとってはそうでもなかったようだ。成績と年齢を並べた上で、下から順に足切り。
勤続20年。人生の半分を費やしたにしては、あんまりといえばあんまりな結末である。
瞼を刺すカーテン越しの陽光が疎ましく、私は布団に顔を押し付けた。
私の「処刑」は夢だったのではないか。そんな都合の良い妄想が思考を支配する。
つぶった目に力を入れて、強く念じる。あれは、夢だ。あんなものは、幻だ。
そう、昨日は疲れていたんだ。最近はまともな休みもなかった。
数分後。首と胴を繋げた私は、枕元の時計を確認する。短針は真下を、長針は真上を指し示している。
「早く着替えなくては」と思ったのも束の間、記憶に刻まれた光景が空想を押しつぶしていく。
解雇を告げる課長。苦痛を装う表情。時刻を確認する仕草。壁掛けの丸時計。短針と長針。
十二時間前、一人のサラリーマンを介錯した世界は、今再び一人の無職を馘った。
「久々の休日じゃないか」という慰めが意味を持たなくなるまでに、そう長い時間はかからなかった。
224 :
お題:昼休み:2011/12/29(木) 03:27:25.51 ID:Hhg+NnNn0
青い空、白い雲。その流れは穏やかに山を撫でる。
教室に響くのは鉛筆を紙に走らせる音と教師の声のみ。
テストが近いからか、普段よりも張り詰めた空気に、座っているだけなのに肩が凝るようだ。
「―つまり、歴史的事件は順番で整理して覚えるように。今日はここまでだ。」
「起立!礼!」
計ったように響く終業のベル。その時から教室はまるでたった数秒前とは別世界のようだ。
椅子を引き、リノリウムとゴムの擦れる音。男女入れ混じった笑い声。
青春を音で表現するとなればこれで十分だろう。
「オイ、購買行くぞ!」「あ、待てよ!」
購買組みはこれから戦争だ。まぁ弁当組みの僕らには関係ないことだが。
本日は快晴。そんな日には決まって、僕らは屋上で休み時間を過ごす。
トランプをしたり、昨日見たテレビの話をしたり。
屋上に向かう足、口から溢れるのはこの夏事ばかり。
「雨も終わった。後はテストが終われば夏休み!楽しみだな!」
「今年こそは海に行きたいね」 「そうすれば必然的に山も満喫できるってな」
「田舎だよね…川で泳げればいいんだけどなぁ」 「小学生の頃は泳げたけど…」
たった数年前を羨みつつ滑りの悪いドアを開くと、初夏の柔らかな日差しが僕らを迎えた。
なんとなく、ただなんとなく。
この夏は何か、トクベツになるような…そんな気がしていた――
※イメージはド田舎。生まれ育ちが東京なもんで聞いたイメージだけど、微妙だな…
>>221 ああそういうことか
そんな大層な文章力はないけどねww
ありがとう
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:29:32.23 ID:6kyF+tBq0
毎朝、少し早めに起きて少し早めの電車に乗る。
彼が来る5分前にはいつものコンビニの前につくように。
朝に弱いと彼は言ってた。
だから彼と登校する日はいつだって遅刻ギリギリ。
それでも一緒に走って、息を切らしながら教室に飛び込んで「今日もギリギリだね」と笑い合う。
そんな朝が大切だった。
いつもの時間、向こうの方から彼が来る。
いつもより一つ多い影。
寄り添う二つの影を見て、声はかけずに歩き出す。
「おはよう」の一言も言えずに。
少し遠回りしていこう。
「今日もギリギリかな。」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:31:02.29 ID:rToid4cA0
「休日・友人」
ドアを叩く音が聞こえる。今にも扉を壊さん限りに。
「起きろ! 遊びに来てやったぞ」
蝉みたいに五月蝿い声の持ち主には、心当たりがあった。昔からの付き合いである堀だ。
手元に合った時計を見る。短針が時計の下を指していた。
「……なんだよ。こんな朝早くから」
まだ重たい目蓋をこすりながら、ドアに向かっていく。
「早く開けろって」
(今日は特に遊ぶ予定なんかなかったはずなんだが)
ドアを開けてやるとそこには堀のほかに数人がいた。
「誰だ?」
「うちの家族だけど」
まだ状況がわからない。これは夢なのだろうか。
「……何しに来たんだ」
堀は待ってましたと言わんばかりに胸を張って言った。
「今日は日曜だろ? ってことは堀デーだから家族全員連れてきた」
あまりの事態に驚きを隠せなかった。
「どうした?」
「……もうわかったから帰れ。俺はまた寝る」
ドアを閉めて鍵をかける。ドアの向こうから声が聞こえる気がするが、耳栓をしたのであまり聞こえなかった。
ふと、カレンダーの丸印が目に入る。
「馬鹿だな。あいつは」
今日は俺が堀家に養子になった日と同時に両親が死んだ日だった。
「確かに俺が堀になった日だな」
今日は大切な日。俺とあいつが家族であり親友となった日なのだから。
俺の脳が休息を求めているようだ。お前らお休み
さっきJKが走ってたwwwwww
今改札を通って電車に乗ってるwwwwwwww
安価で何かするおwwwwwwwwwwwwwwwwwwおっおwwwwwwwwwwwwwwwwww
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:33:41.01 ID:GQrM6Sud0
>>227 お休み。久々に笑わせてもらったよ
個人的にこういうのは好きだ
女子学生が足早にあるいている。制服からすると高校生だろうか?
女子学生は時折立ち止まりあたりをキョロキョロしている。
道に迷ったんだろうか
その時、女子高生はなにか見つけたらしく突然走り出した。
しかしなにもなかった、息をきらしながらにもあたりを見回している。
もしかして彼女は人をさがしているのかもしれない、しかし違った彼女はおもむろに鞄をごそごそ探している。
落とし物だろうか、彼女はまた走り出した。今度はさっきよりも勢いよく、何が彼女をそうさせるのか。
しかしそれはすぐにわかった。彼女は帰宅の道を通っていた。彼女はきっと門限に遅れそうなんだろう。彼女の手には携帯があった、誰かに電話している。きっと両親だろう、彼女は怯えた表情で話している。
彼女の両親は厳しい人なのである。彼女がもし門限をやぶったら一週間はそとに出してもらえないだろう。だから、電話して遅れそうだと伝えなんとか許してもらおうとしているのだ。
ようやく家についた彼女は死にそうな顔をしながらおびえながら家にはいっていった。
「これが連続少女殺人事件の犯人の日記です。」
「犯人は極めて鋭い観察力があり(ry━━━━
end
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:34:13.83 ID:Fk5gEnU90
改札を通り過ぎたその瞬間、影が見えた。僕の右手は、僕が考える前にエルロンを切り、スリップ気味にダイブしてゆく。ラダーで微調整。油圧は正常。あと3秒で射程内だ。撃つ。離脱。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:34:42.40 ID:mc0VVKTb0
開始の鐘は鳴った。
人々は一斉に飛び出し、我が欲を満たさんと突き進む。
果てしない直線、ヘアピンカーブ、長く険しい傾斜を下り、
ついに彼らは目的地に到着した。
しかしそれはゴールではなく、むしろ戦いの始まりだ。
小麦色の至宝を手中に収めるのは選ばれた者のみ。
彼らは自らの欲のため戦い、そしてその多くは散ってゆくのだ。
勝者が決まり、戦いが終わった。
若人の戦場に残されたのは、無残に負けた者達の飢えと
大量のコッペパンだけだった。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:36:05.68 ID:Uil4+MJt0
「雪」
年末になり、春先に買った資格の参考書はもうぼろぼろになっていた。
定職に就けないでいた私は、いつしか資格取得に励むようになっていた。
そんななか、あいつから連絡がきた。二人で忘年会をやろうとのことだった。
あいつは大学を出て、行先もしらせずどこか向こうへと行ってしまったが
毎年この時期になると、ひょろっと連絡をしてくるのだった。
参考書をなげ、頭のなかのあふれかえりそうな単語をかかえながら、外にでる。
昨日より少しだけ、雪が積もっていた。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:42:10.09 ID:kcVOeig+0
「な――!」
彼は訳がわからなくなり、その場に呆気にとられる。
「見てわからない?」
紺色のブレザーは、どう考えても似つかわしくない。
しばし考えてから、彼はつぶやいた。
「白……?」
がん、と痛快な破裂音が、教室の中に鳴り響いた。
彼女はそのまま真顔で、
「何がだっ!?」
彼の頭は砕け散った。ように感じた。
「あああああああっ!」
「有罪、アウト。こんなスキにとんでもないヤツね」
ここは三階だ。そして彼の頭上で起こっている光景、
スカート姿が窓から侵入してきた――つまり彼は、とても異常な事態に遭遇している。
今度こそ、彼は自分の災難を再確認した。
白い逆三角形を目撃した、ではなく噂の彼女に関わってしまった事を。
「ふっ」
その彼女の威勢良く浮かべた表情に向かって、そのまま女特有の靴で踏まれた影――さっきまで
授業を教えていたそれが、呻きにも似た声をあげた。
「……いや、おまえもアウトだ。真正面は鍵が閉まってるからといって、上からも来るのもアウトだよ」
……ラノベ的な偽秋田禎信(無謀編)っぽいのを目指してみた
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:45:38.15 ID:6kyF+tBq0
彼女はスカートを翻し、ホームに躍り出た。
そこには溢れんばかりの人、人、人……。
彼女は人の群れに躊躇することもなくホームを駆け抜け、線路へ飛び降りる。
迷いのない動きだった。
「危ない!」 誰かが叫んだ。
刹那、けたたましい警笛とともに快速列車が流れ込む。衣服が裂け骨の砕ける音が、黄色いブレーキ音に混じって聞こえた。
彼女は、死んだ。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:47:23.18 ID:GQrM6Sud0
>>235 何が起こってるのか良く分からないのが難点だが
無茶な方法で問題を解決しようとする辺りや、セリフ回しで秋田っぽさが出てると思う
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:48:09.49 ID:jFKrjrvcO
上手く書こうとすると余計書けないんだよな…。
>>235 秋田って人は知らないけどちょっと状況が分かりにくいかな
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:50:07.34 ID:nI7dF5UjO
タッタッタ。
シャンプーと汗の混じった匂いがふわりと香り、通り抜けていく。
段々小さくなるセーラー服を目で追いながらも、不意な夏の知らせに自然と笑みがこぼれる。
大きく深呼吸し、シャンプーと汗の残り香を吸い込んで駅へと向かう。
今日はいいことがありそうな気がする
>>239 やはりか
なんか練りこみ不足で文章の説明が変でツギハギっぽくなったんだよな
そのまま引用はしてないけど
「らしさ」がぱっと見わからなくて難しい
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:50:48.26 ID:9GgymzFY0
「休日」
私は、生まれてこの方「お休み」というものをいただいたことがありません。
そればかりか、ひと時の憩いに思いを馳せたことすら、ありませんでした。
来る日も来る日も、身を粉にして働きました。
けれど、私がどれだけこの身を捧げようと・・・状況はまるで変わらなかったのです。
無限に繰り返す日常の中で、私はもう、疲れました。
しかし、私には休むことは許されないでしょう、なにより、たった二人しか友人のいない・・・
その顔もめっきり思い浮かばなくなったような私に、うまい休日の過ごし方が浮かぶわけもありません。
今日もまた、暗闇を潜り抜ける思いで仕事に向かいながら、私は考えます。
「いったい私は、何のために生まれてきたのか・・・・」と
そして今日もまた、あの耳障りで聞きなれた大声が頭の中でこだまするのです・・・。
「アンパンマン!新しい顔よ!」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:51:06.01 ID:GQrM6Sud0
>>238 何 故 殺 し た し
>>240 ありすぎて困る
難しい単語使いすぎて厨二病になったり
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:52:09.63 ID:LOt8RUKH0
友人
「ったく母さんったら仕事が遅くなるんなら早めに連絡くれれば良いのに。」
不満を口にしながら家事に取り組む。今は洗濯物を畳む最中だ。
俺の分の洗濯物は畳み終わり、残りの母の分を畳もうと手をかけると我が家のチャイムが鳴った。
「よう。久しぶりだな。」
扉を開けて驚く。そこには俺の幼馴染の姿があった。。
ガキの頃はいつも一緒に遊んでたんだが、大学進学を機にこいつが遠くへ行ってしまい、それ以来疎遠になっていた。
「久しぶり。いきなりどうしたんだ?」
俺は尋ねた。
「いやーちょっと報告しないといけないことがあってきたんだ。またあとで正式な形で聞くとは思うんだけど早めに言っとこうと思ってな。」
彼が少し恥ずかしそうに答える。
「あ、こいつ結婚するな。男手一つでこいつを育ててきたおじさんもきっと娘が出来るって喜んだだろうな。ってことは仲人の依頼か?」俺は心の中で思った。
「ほうほう。で、どうしたんだい?」
「いやあ。実はちょっと言いづらいんだけど・・・」彼はそこで口をつぐんだ。
「早く言えよ。」俺はニヤニヤしながらせかす。
「分かった。言うよ。実は俺・・・」
「お前の義弟になるらしい・・・」
「え・・・?・・・え・・・?」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:53:30.38 ID:GQrM6Sud0
>>244 一人称視点の使い方から乱歩を思い出した
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:55:48.20 ID:9GgymzFY0
>>247 乱歩読んだことない。
最近読んでたドグラ・マグラに影響されたかも
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 03:57:14.68 ID:MWfZJf+p0
「昼休み」
「〇〇さんお茶どうぞ」
小気味良いお昼のチャイムの音が鳴ると共に可愛いOLさんが自分の机にお茶を持ってくる。御礼に背中とお尻の微妙な境界線をポンっと叩くのがいつもの日課だ。
「もう!また!奥さんに訴えますよ!!」
「そ、それは困る!」
まんざらでもない顔をしてるがセクハラで訴えられるよりもマズイ言動に、青い顔になって謝る自分の周りでクスクスと笑いが広がる。
今度奢るということで話をつけ、やっと愛妻弁当にありつくがふたを開けてまた顔が青くなる。
朝の二回転宙返りが愛する妻のラブラブメッセージをぐちゃぐちゃにしてくれたらしい。
震える箸で飛び散った『ごはんですよ』をかき集めながら今日遅くなる言い訳を必死に考えはじめた。
251 :
もう遅いので俺用まとめ:2011/12/29(木) 03:57:42.28 ID:GQrM6Sud0
「右翼より敵襲」
相争うように劈く悲鳴が、曇天を四分五裂にした。
「多勢に無勢、史書にはそう記されるのですかね」
僚将の大崎友賀は、半ば繰り言のように呟いた。戦前には黒黒としていたはずの髪が、今や灰を被ったかのようであった。
「そう悲観することでもあるまい」
253 :
252:2011/12/29(木) 03:59:12.55 ID:QEMBuLlN0
↑は途中送信なんでシカトしてね
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:01:35.56 ID:/PpLbNuc0
そろそろニューテーマのときではないかね
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:04:37.29 ID:pvG8S2Z90
>>225 まだ、残ってたのかwww
じゃ、「魔法使い」で。
俺は寝るぞ!!
257 :
「魔法使い」:2011/12/29(木) 04:05:15.60 ID:pvG8S2Z90
>>225は
>>255 午後には、日本に帰る。
大きな金属の鳥に乗って…。
私はきっと、魔法使いなんだ。
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:05:21.97 ID:gc2LwXb+O
さすがに勢い無くなってきたな
一端落ちるけど誰かお題頼んだ
259 :
お題:休日:2011/12/29(木) 04:07:33.27 ID:Hhg+NnNn0
暇。
この言葉に貴方はどんな印象を持つだろうか。
怠惰か羨望か。はたまた共感か反発か。
もし貴方がこの言葉を怠惰と断ずるのなら、そんな貴方にこそこれは必要なものであろう。
もし貴方がこの言葉に羨望を覚えるのであれば、貴方はにはまだまだ、必要がない。
共感してしまった貴方は茶を啜るなり好きになさるが良い。
反発した貴方は何故反発を覚えたか、思考の海へ漕ぎ出すと良い。
はて、こんな事を問う貴様は何様かと?
さてさて、さては貴方、御暇であろう?
260 :
忍法帖【Lv=30,xxxPT】 :2011/12/29(木) 04:08:31.24 ID:S2a4RNU/i
時計の先に、回る青い空中線。
囁きの後は、君に託すよ。
彼女は回っていた。ただひたすらに、くるくると。
それはまるで何かに取り憑かれたように、一心不乱な少女だった。
彼女の挙動不審な行動に、通行人は一瞬驚きこそするものの、すぐに目を逸らし何も見なかったかのように足早に通り過ぎてゆく。
関わるべきではない。
彼女の言動は、見る者全てにそう直感させた。
どう見ても不審者。そのことは彼女自身が一番理解していた。
だが止められない。
彼女の回転癖は、今に始まったことではない。
彼女は物心ついた頃から、毎週土曜日になると無性に回りたくなる病気を患っていた。
持続性週末回転疾患。
それが彼女の病名である。
そして今日も、彼女はわき目もふらず、くるくる回る。その体力が尽きるまで。
それが彼女の休日さ。
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:12:44.67 ID:mc0VVKTb0
クソ、身体が動かない。(そんなことはない)
こんな時に金縛りかよ。(これも嘘)
あー、これじゃ仕事間に合くなるなー。(もう十分時間は過ぎてる)
あー、会社行きたいなー。(これみよがしに口に出す)
仕方ないな、これは仕方ない。今日は病気ってことで休もう。(今月3回目)
昼まで寝るか。携帯のアラームつけないと。(腕は動いている)
魔法使い、そう呼ばれていた彼がここから居なくなって、どれ程の時間が流れただろうか。
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:19:36.73 ID:QVxeQCmW0
人の悪癖は簡単には治らない。
ただ私のそれはほんの少し時間にルーズだというだけのことで。
時刻―8:12分。
所要時間―約30分。
時間って奴は嫌いだ。いつだって私を置いて行くから。
おかげで私は今日も走っている。と言っても、到底間に合うとは思えないけれど。
そんな、身勝手な責任転嫁を思案していると後ろから走ってくる馬鹿がチラッと見えた。
あぁ、なんてこと。私があの馬鹿と同レベルだなんて。
こうしている間にどんどん距離は狭まる。走るのが早いのは馬鹿の共通点だ。
「無視すんなよぉ!どうせお互い遅刻する身なんだしさぁ」
なんでこいつは、いつもこう能天気なんだろう。何故か無性にイライラさせられる。
「一緒にしないください。私は貴方ほど遅刻したことはないんだから」
「へいへいそーですかー。で、今この瞬間遅刻しそうなことについて何か弁明でも?」
「・・・喧嘩を売っているのかしら?」
「いやほら・・・どうせ間に合わないならさ、もっと『別の方向』で考えようってこと」
こいつの悪魔的な囁きが何を示してるのか分かってしまうあたり、どうも私にもこの馬鹿の悪癖が移ったのかもしれない。
よく馬鹿は移るっていうし。こいつと同じというのが少し癪に障るけど。
「そう・・・なら、今日はどこに連れて行ってくれるのかしら?誘ったからには責任を持ってくださいね」
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:26:34.78 ID:mc0VVKTb0
僕は昨日、魔法使いの弟子になった。
あの人はすごいんだよ。
お母さんの病気を魔法で治したんだ。
僕はこの人を尊敬してるし、感謝もしてる。
今は無理でもいつかは、この人みたいに人を助ける魔法使いになりたいな。
それにしても、こんなにたくさんの金色の石、いったい何に使うのかな?
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:28:07.49 ID:YrpJ+KIG0
食パン咥えて走る中学生女子を、おっかける春。
裸で駆けてく陽気なオレは磯野さんチのサザエさん。
いまじゃ結婚してフグ田さん?
とにかく皆が笑ってる。
警察が騒いでる。
ルルルルルルーとオレは嗤う。
今日も良い天気だ。
改札まで逃げようと駅まで走るまでは良し。
しかし革靴片っぽ落として、悲鳴あげるお嬢さん。
皆が笑ってる。オレも44口径なアイツを晒してる。
春だからさ。春だからね。そりゃ良い天気さ。
――そして死んだ妹の面影がある、食パン少女が電車に乗り込んだ。
ぐんぐんと距離を離されていく。オレは追いかける。七割脱ぎだったズボンに引っかかって、転倒した。
チンコが大衆に晒される。
それでも、オレは、叫んだ。
叫んだんだ。
「また新しい春が来たら、きっと、きっと会えるよなッ――」
桜の花びらが幾つも舞落ちるホーム。
電車の窓越し。
彼女が、こくり、と涙目で頷いた。
しかし、それも刹那に埋もれて、あっという間に、オレたちは永遠と呼びたくなるくらい、離されていく。
明日、食パンを買いに行こう。山崎パンがベストだ。そうオレは決意し、春という季節に別れを告げる。すぐに夏がくるから――。
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:33:14.57 ID:RH2ZcYw70
おもしろいねこれ。駄文失礼します
朝が来てしまった。望まなくとも太陽はあきれるほど平等に、誰の頭上にも輝く。
彼女は気だるくこわばった身体を無理矢理ベットから引き剥がし、自分の心を手繰り寄せる。
「夢は所詮夢なんだ。安住の地じゃない。居座ることなんてできない」
自分を納得させるためだけに口から漏れ出た言葉は、びっくりするくらいしゃがれていて
弱々しかった。
「今日は学校に行って、授業を受けて、給食を食べて、帰ってくる。」
なんてことないいつもの日常。しかし彼女は声に出して自分に言い聞かせた。
「今日は学校に行って、授業を受けて、給食を食べて、帰ってくる。」
息を吸うことさえ不自然に感じる。彼女は何度も口にして全てを理解しようと足掻く。
「今日は学校に行って、授業を受けて、給食を食べて、帰ってくる。」
何度唱えたことだろう。ようやくその通り行動できそうな実感を覚えたころ、
「いつもどおり」の出勤時間はとうに過ぎていた。
ばたんと家のドアを閉めたとき、彼女は本当に覚悟ができた気がした。
「・・・いってきます」
彼女は走った。そして、改札をくぐり抜けて、電車に乗り込んだ。
休日、俺は目薬を買うことにしたんだ。
なぜって、それはドライアイのためさ。両の目が乾くんだよ。
目が屡々したままだと色々と不都合がある。例えば、今ここで書いている文章。
……飛ぶんだ。
幸いなことに俺は飛蚊症は患ってはいない。けど、ただ『飛ぶ』。
正確に言えば、最新二行以前の文章に対する着眼力がなくなってくる。
話の方向性が一気に飛んで定まらなくなるんだ。
だっておまえ、目を頻繁に開けたり閉じたりするんだよ。
文章の前後感覚がおかしくなっても気付く可能性が減ってしまっても当然だろう?
車でも前進はすんなり出来てもバックするのは難しいという人はいるしな。
猪突猛進ってものがあるが、そういやイノシシはバックや方向転換出来ないって本当だろうか。
車に轢かれたイノシシは田舎だと道路で結構見るらしいな。
うり坊とかああいうのって何でも食うんだってさ。
人参とか根野菜でも食べるのかね。農家は被害で大変だってさ。
なんだかんだで人参はビタミンAが豊富なんだよな。生で良し、煮て良し焼いて良しで食べると目に良いらしい。
ああ目薬みたいなもんだね。
それで休日に目薬を買いに行った訳だ。ちょっと遠出したのさ。
目が乾くんだよな。
目薬はどうしただって?
よく生きてたよな、俺。
……飛んだんだ。真っ直ぐすっぽ抜けた。路面は乾いてなかったよ。
お陰で車がガードレールの外に……。
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:38:03.04 ID:lFDdGZH+0
「さて、走って行こう…」
急ぐ気などまるで感じられない、怠そうな口調で彼女は呟いた。
小走りで改札を抜け、ホームへと向かう。
──電車、もう行ってないかな。ああ、一時間目、体育、面倒、サボりたいなぁ…
そんな思いに反して、ギリギリで間に合ってしまう。……いつもの事だ。
今日も間に合ってしまった彼女は、しかし、内心ホッとしていた。
ため息ひとつ、椅子に座り込む。
結局、"サボり"の誘惑に負ける奴ってそうはいないものだ。
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 04:38:47.37 ID:mc0VVKTb0
この世に私という人間を生み出した。
母はきっと魔法使いなのだろう。
こういう私という人格を作り出した。
父はきっと魔法使いなのだろう。
いつも私の不安を取り除いてくれた。
兄はきっと魔法使いなのだろう。
いつも私を癒してくれた。
妹はきっと魔法使いなのだろう。
こんな家族に囲まれて育ってきた。
私は魔法使いなのだろうか。
271 :
休日:2011/12/29(木) 04:43:06.74 ID:6kyF+tBq0
365日毎日が仕事。休みなんかなかった。
休みたいと思ったことは何度もあった。
それでも休むことなんて出来なかった。
最近は力が衰えてきて先が長くないこと自覚はしてた。
それでも、それだからこそ働き続けた。
残りの人生最高に楽しませてやろうとそれまでより働いた。
その介あってか、こうして大切な家族に囲まれる形で最期の時を迎えられる。
孫な手を握っている。
自分では感じ取れないがきっとそうだろう。
娘や息子が薄っすら涙を浮かべている。
自分じゃ見えないけど絶対そうだろう。
こんな家族がいるならもっと働いてやろうと思うけど、そろそろ限界だ。
80年以上働いたんだもういいだろう。
念願の休日だ。
休み始めると、一定のリズムを刻んでいた電子音は、鳴り続ける目覚まし時計になってしまった。
それでももう起きることは叶わなかった。
俺も寝る
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:01:21.10 ID:9GgymzFY0
「魔法使い」
屋上、二人の会話
「昨日のらんま見た・・・?」
「あー昨日だっけ?ヤっベ、見忘れた」
「まーでもつまんなかったし見る必要ないかも。あかね役のガッキーはメッチャよかったけどな」
「マジか・・・まぁ、うち姉貴が漫画全巻持ってるし、いいわ」
「なぁ・・・魔法使えるようになんのとさ、ガッキーのおっぱい揉めるんだったらどっちかな?」
「いきなり直球すぎんだろw・・・そりゃあ、まぁ、魔法だろ」
「なんで!?ガッキーだべ!!おっぱい揉みたくねーの!?」
「いや・・・そこは魔法使いになって、魔法使えばいいじゃん・・・」
「いやでもさ、魔法使えるようになっても、ガッキーのおっぱい揉めるとは限んなくね?」
「え、なんで?」
「は?じゃあお前、ドラクエとかFFで女のおっぱいもめる呪文覚えたことあんの?」
「いや、ねえけど・・・え・・・?魔法使えばおっぱい揉めるんじゃねーの?」
「なにその先入観・・・なんで勝手に魔法=エロいことに使えるが成立してんだよ、ひくわ」
「あ、でもドラクエの特技で<パフパフ>ってあるじゃん?」
「魔法じゃないじゃいし、それ。特技じゃん、しかも遊び人の技だし」
「てかそれ、こっちがする技じゃん、ガッキーがしてくれるわけじゃないじゃん」
273 :
>>272つづき:2011/12/29(木) 05:02:04.86 ID:9GgymzFY0
「え?じゃあ魔法使いになったら何が出来るの?」
「そりゃ、ルーラとか各種攻撃呪文とかだろ?白魔法使いならケアルとか」
「じゃさ!ルーラでガッキーのところ瞬間移動して、一揉みしてルーラで戻ってくればいいんじゃね?」
「いや、ガッキーの居場所知らないのに飛べないだろ・・・だったらドラクエだって最初から直接ボスのところ飛んでくだろ?」
「ええええマジで・・・魔法だめじゃん・・・」
「だからもうさ、ここは素直に揉んどこうぜ??な?目の前にあるチャンスは確実に掴もうぜ?」
「いやでも、魔法とか使えたら多分超便利だべ??」
「だが・・・・ガッキーのおっぱい揉めるとは限らないんだぞ?さぁ!どっちにするんだ!」
「・・・・・・・・揉む・・・・・・!揉むよ!俺も揉むよ!魔法なんていらない!!」
「だよな!揉むよな!!!ガッキーってさ、やっぱおっぱいデカイのかなぁ!!?」
「Dくらいあるんじゃねえ?」「マジかよ!!うっひょーい!」
<魔法なんて・・・いらない>そう固く誓い合った彼らはまだ気が付かない・・・
10数年後、彼らが二人とも魔法使いの称号を得ることに・・・
改行多すぎた、もう寝る、おやすみ。
麻相葉子が家を出たのは8時27分。時計を確認したのが玄関を出る寸前だったから
始業ベルの時間までおそらく後2分55秒もないだろう。
しかし彼女は別にパンを口にくわえて曲がり角を全力疾走したり、
その瞬間に転校初日の男子学生とぶつかったりなんてのはもちろんしない。
大変落ち着き払ったものである。
葉子の家を出て16歳の少女の歩幅で18歩、時間にして20秒足らずで
彼女は聖VIP学園の校内に足を踏み入れることが出来る。
そう彼女の家は校門のほぼ正面にあるのである。
そして校庭横すぐにある校舎から玄関で上履きを履き、
一階の彼女の教室まで優雅に歩いてもせいぜい1分。
今までこの流れでずっと通学して来た、間に合わなかったことなど一度もない。
そんな私が遅刻などするはずがない。
もちろん彼女はそう考えていた。そう、今日この時この瞬間までは―
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:05:53.28 ID:Z4oY1eod0
彼女はいつも仏頂面で、寡黙だった。その雰囲気は一言で表せば近寄りがたい。
それでいて、容姿は端麗、仕草は流麗、一挙一動に気品すら漂っている。
だからこそ、なおタチが悪かった。一週間ほど前に高校へ上がった彼女には、
友達と呼べる者はいなかった。話し相手すらいなかった。
彼女とて、頭の中は年相応の女子高生らしく――いやむしろ子供染みていて、
例えば、道行く猫に目を奪われては立ち止まり、また、空飛ぶ雀を目で追っては立ち止まる。
その眼差しは、子供が何でもない日常風景に興味を持つように純粋だった。
今、彼女が登校途中に目を奪われているのは桜である。
やはり雀を目で追ううちに、その雀が桜の木に止まり、彼女の興味は舞い散る桜に移った。
花弁は、そよ風にあおられて不規則に揺れながら落ちていく。夢中になってその様子を眺める彼女は、
切れ上がった眉を微動だにせず、桜の観賞とは実に不釣り合いな表情だった。
それでも遠巻きに見ると絵になるような美しさを放っている。
「絵の中の少女には、きっと手が届かない」そう思わせるような場面だった。
十数分、彼女は桜を眺めたまま佇んでいた。彼女の頭の中は桜のように桃色満開で、
誰かが目を覚まさせなければ、果てしなく眺め続けるていそうな様子だった。
そんな時、彼女と同じ制服を来た少女が走ってきて、彼女の前を横切った。
するとその少女は、立ちつくす彼女の存在に気付いたらしく、戻って声をかけたのだ。
「あれ? たしか同じクラスの……なんだっけ。まあいいや、早くしないと遅刻するよ!」
そう言うと少女は、反応のない彼女の手を強引に引いて走りだした。
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 05:22:47.73 ID:gc2LwXb+O
寝る前に保守
277 :
「雪」:2011/12/29(木) 05:30:56.66 ID:QEMBuLlN0
「右翼より敵襲」
相争うように劈く悲鳴が、曇天を四分五裂にした。
「多勢に無勢、そう伝えられるのですかね」
僚将の大崎友賀は、半ば繰り言のように呟いた。戦前には黒黒としていたはずの髪が、今や灰を被ったかのようであった。
「そう悲観することでもあるまい」
自分の喉から出たはずの声が、ひどく重い。慰めのための言葉は、却ってお互いを気落ちさせたようだ。
無理もないな、と思う。手勢の半分は子供のような新兵ばかりだった。戦いというものを肌で感じて知っているわけではない。
「我々は力の限りを尽くした。善戦と言えよう」
嘘ではなかった。事実、戦力比を上回る損害を、敵軍には与えている。こちらの兵力は彼方の半分に満たなかった。
事前に立てた計画が実行、つまり別働隊が敵の側面を突いてさえいれば、空前絶後の勝利を挙げられたはずであった。
しかし、結局は画餅に終わった。北親家率いる別軍は敵に捕捉され、四散。開戦して半刻もしないうちに、その報告は届いた。
厳冬の戦に加えて、迂回軍の士気は著しく低い。そういった自分の具申を、軍監の秋田行政は完全に無視した。
前線から喊声が上がる。破られたか。そう見て取った後も、毛程も心が揺らぐことはなかった、不思議なほどに落ち着いている。
「事破れたからには、覚悟の他に何も必要ない」
柳を垂れ下がらせていた雪が落ちる。耳朶を撃つその音がやけに生々しい。
「悔しくは、ないのですか」
「無論、悔しいとも」
悔しい。悔しかった。勝てた戦だったのだ。それでも、怒声を以って応ずる気力は既に無かった。
少しずつ、しかし確実に狂哮は近づいてきている。そこに含まれる熱気を感じ、どこかでそれを求めている自分に気がついた。
ああ、もう少しで、楽になれる。
278 :
「雪」:2011/12/29(木) 05:32:06.36 ID:QEMBuLlN0
「卿は、落ちたまえ。ここは儂で十全」
「お断りいたします」
傍らに立つ小柄なその躰は、震えていた。傍目から見てもわかる程に、震えていた。
それでも、その言葉に迷いを感じさせるものはなかった。
「道連れにするには、卿は若年に過ぎる」
「おかげ様で、若白髪ですよ」
自らの頭を指して、そんなことを言う。苦し紛れの拒絶は、朗らかに跳ね除けられた。
「苦労をかけたようだ」
「相身互いです」
この小身の青年に、ここまで支えられてきた。今になってそんな思いがこみ上げてくる。
「さあ、行きましょう」
儂も、老いたか。ともすれば口から滑り出しそうになるその感傷を、胸に押しとどめる。
不意に、陽が射した。一面を覆う白雪が強く照り返す。寒風の吹きつける雪原に、場違いのような光が雪いだ。
興宝御前試合、「以雪為矢之部」は、西軍の勝利に終わった。
帝は特に東軍の前部督・安家貞氏の孤軍奮闘を称えた。彼は敗軍に属しながらも、その着衣を賜るという栄誉を授かった。
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:09:43.60 ID:JPfU+bc00
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:17:38.20 ID:z0L8toJU0
僕はいつも高校前発のバスで通勤する
いつもは学生の登校時間より早く家を出るため、同じ格好した大群に出くわすことはない
しかし今日は寝坊してしまった
バスを待つ間、向かいに見える肛門に吸い込まれていく学生をぼーっと眺めて時間をつぶす
学校のでっかい時計が八時を指し示したとき、バスが来た
バスは学生を吐き出し、吐き出し、やっと乗り込む
一番後ろの席に行くと、小さな女子学生が座席に隠れて一人座っていた
かばんを抱いてうつむいているのでおそらく眠っているのだろう
どうしたものか。バスは既に走り出してしまっている
僕はその子と距離をおいて座った
気づかれない。やはり寝ているようだ
揺れるバスの中寝てしまえるとはよほど疲れているのだろう
それでも学校は既に通り越してしまっているので僕は彼女を起こそうとした
その時、バスが揺れて彼女は鞄から頭を滑らせ、どう言う訳か僕の膝に着地した
僕の目に彼女の寝顔が飛び込んでくる
僕は2つの意味で気分が悪くなったので彼女をそっと椅子に寝かせ、次のバス停で降りた
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:22:13.09 ID:g6KTQ8f4O
そうか?
>>277とかだらだらした駄文長文に過ぎん
282 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/12/29(木) 06:25:00.93 ID:/1kldPi00
うぅ…さむいぃ…
走りながら鏡をのぞきこむ
この前髪がいけないのだ、気になったら止まらなくなってしまい何度も何度も直して鏡をにらめっこしてたらいつの間にか時間がたってしまった。
いつもの5時間も前に目が覚めたのにどうしてこうなったんだろう。
ショーウィンドの前で立ち止まりチェックする
お気に入りのプリーツスカートもこの日のために用意した下ろし立てのコートも
いい感じ
ちゃんとネットで調べてミニスカとニーハイの組合せもしてきてる
ぜったい…りょういき?とか言うらしい…
時間をかけて選んだたけあって凄く可愛いく決まってる―
―前髪をのぞいては
うぅ…急がないと…
前髪を押さえて走ろうとしたために変な格好になりマフラーが足に絡ってそのまま転倒した
『ふえぇ…』
私はこの世界で一番みじめな女の子なんじゃないかと半泣きなりながら立ち上がる
そんなことしてる場合じゃない
急がないと
男『大丈夫か…よおまえ何やってんだよ…』
『――っ男、なななにって男こそこんなところで何やって、ぇえ??』
あれ?約束の場所を間違えたのだろうか?
もう怒って帰ってしまったのではないかとさえ思っていたのに
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:26:56.09 ID:mrxOTLYz0
首元に滴る汗のおかげで、長い黒髪がいつもより鬱陶しい。右手に持ったタオルで乱暴に汗を拭いながら、彼女はひたすら走っていた。
寝坊したおかげで、朝食を食べ損ねてしまった。少しだけ胃の辺りが寂しい。
何で今日に限って自転車がないのよ、彼女は心底腹が立っていた。
もちろん、誰かに盗まれたというわけではないのだが。
昨日は夕方からこの季節特有の、ジメッとした雨が降っていた。
学校から家までを自転車で行き来していた彼女は、LHRの間中窓の外ばかり気にしていた。
結局放課後も雨は止んでおらず、自転車通学の生徒たちは学校から傘を支給され、愛車を駐輪場に置いたまま下校することになったのだ。
息を切らしながら走っていると、運悪く赤信号に引っかかった。
あと数百メートルで学校という場所で足止めを食らっていると、通学路にいる遅刻魔達にお知らせするように、チャイムが鳴り響いてきた。
いつも教室の中で聞いていたチャイムとは印象が違うな、と思いながら、彼女は走って校門を目指した。
>>281 そう言われてみると4,5行は丸々無駄になってるな。
褒められると嬉しいけど、批判から得るものも大きい
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:30:03.43 ID:z0L8toJU0
書き込んだやつもう一度読み返すと直したい点がいくつか出てくるなぁちくしょう
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:40:03.39 ID:orBEqB9Q0
遅刻。
私ですらどうでもいいと思っているその理由を、責めたがる人がいるのは何故だろう。
遅れた。約束の時間に到着することが出来なかった。その事実は責められよう。
しかしながら、その理由によって事実は変わらないのではないのか。
人はただ、安全圏から責める理由を探している。
攻める理由を求めている。
次の機会には同じ理由で自滅することを恐れもせずに。
走れば間に合うのではないか。
無理だ。
いや、自分は諦めたいだけなのかもしれない。自分が出来ない理由を探しているだけなのかもしれない。
誰かが理由をこじつけてくれるのを待っているのかもしれない。
そして。
自分が約束を果たせなかったことが決定してゆく。
それは自動的に。
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 06:47:58.40 ID:M/Bg13ME0
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|;;:: c{ っ ::;;|
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288 :
忍法帖【Lv=23,xxxPT】 :2011/12/29(木) 06:53:11.03 ID:xqR16jQ10
土曜日であるにも関わらずいつもより早い時間に目が覚めた私は、久々に、散歩でもしようかな、と思い、寝ていたままの格好にダウンコートを羽織り、外に出てみた。
少し霧の残った朝の空気に清々しさを感じながら、体を一度ぶるっと震わせ、歩き出す。
駅前の喫茶店でモーニングでも摂ろうか、などと適当に考えながら歩いていると、後ろから静かな朝に響く軽快な足音が聞こえて来た。
私を通り過ぎて行ったその足音はどうやら制服を着た女子高生のものらしく、彼女は通学の為のバスに遅れまいとしているのか、息を切らしながら住宅地の間を走っていき、やがて霧に隠れて見えなくなっていった。おそらく遠くの学校に通っているのだろう。
私は彼女が消えていった方を眺めながら、そう言えば私も15年前は高校生だったんだな、と当たり前の事をふと思い出し、なんだか妙に懐かしい気持ちになった。
私は、たまには早起きも悪くないもんかな、と思いながら、駅から少し離れた、初めて入る喫茶店に足を踏み入れた。
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 07:09:26.13 ID:K+ABWH3O0
暗い
周りがやけに騒がしい
取り残されている感覚
いつもそう
チャイムがなり
ようやく僕に光が差した
昼休み
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 07:11:21.61 ID:07kPBr9gO
石田紗織は焦っていた。
まさかこんな大事な日に限って寝坊するとは思わなかったからだ。
今日に備えて昨夜遅くまで準備したのが裏目に出た。家を出るのがいつもより15分も遅い。
いつもならとっくに駅に着いている時間だ。
次の列車に乗り遅れたら確実に遅刻してしまう。
全力で走ったところで間に合うかどうか際どい。
しかし、今日のチャンスを逃す訳には行かなかった。今日という日のためにずっと練習して来たのだ。
紗織は全速力で走り出した。
駅までの道のりを半分ほど過ぎたところで、汗が吹き出してきた。
まだ3月になったばかりのせいか、玄関を出た時は肌寒かったというのに。
紗織は汗でメイクが崩れることが気になったが、そんなことも言っていられない。
今日チャンスを掴めば、長年の夢が叶うのだ。
電車の発車3分前に駅に着いた。
急いで切符を購入し、改札を擦り抜け、二段飛ばしで階段を駆け上がった。
ホームから発車を告げるアナウンスが聞こえる。
ドアが閉まる直前、滑り込むようにして電車に飛び乗ることが出来た。
何とか間に合ったのだ。
紗織は息を切らし、悪いとは思いながらも満員電車の中で周囲にもたれかかるようにして息を整えた。
5分経ち、ようやく落ち着いた紗織は、
もう一度バッグの中の受験票を確認した。
―――「石川プロダクション 新人女優選考会 最終試験」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 07:31:50.27 ID:aJJZWgR+0
ホモ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 07:52:02.55 ID:Kc45r7RL0
少女は走っていた
この寒空の下を一心不乱に
最近、彼氏ができた
初めての彼氏
その彼がデートに誘ってくれたのだ
初めてのデート
それなのに─なんと初デートに遅れてしまいそうなのだ
彼女にとって時間に遅れるなど初めてだった
最近、受験勉強が忙しく準備ができていなかったのだ
だから彼女は走る
この日の為に手にしたSuicaを自動改札へ叩きつけ、電車に飛び乗った
彼女は慣れない満員電車に戸惑いつつも、ひとり興奮していた
─彼女は気付かなかった、この電車の乗客が皆興奮していた事に
─そう、彼女は東京ビッグサイトを目指していた
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/29(木) 08:10:11.32 ID:x//oKcnf0
うーん
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
なにこのスレとても痛い