お出かけ先のあるできごとで

初めてデリヘル呼ぶに至ったんだ
聞いてくれたらうれしい

笑う所あるんなら聞く

>>1
代行ありがとございます
初スレ立てです

>>2
少しだけ書き溜めてあるんでそれを吐き出しつつって感じでいきます

関東在住なのだがそういえば関西に行ったことないなあとふと思った
気付いたら新幹線に乗っていた
先週金曜日のお昼のことである

スペックは
25歳　背は高め　夏はガリ　半フリーター　ユニクロのキャラものTシャツ大好き
趣味　知人おんなのツイッターブログストーキング　

夕方に新大阪に着いた
ちなみにおれは鉄オタではないが駅がけっこー好き
駅というか駅にいる人が好き
同じところに多種多様な目的をもって人が集まるから
ぶらぶらしてんじゃなくてなんか目的持ってる感じが好き
能動と受動が混ざってる感じがいい
目的を持って集まるんだけど
次々に列車に身を任せて運ばれていく感じがたまらん切ない

それで

駅で泣いてる人ってよくいるのかなあ
プラットホームでカップルの片方が泣いてるのを見た
あんまり駅には行かないんだけど行くと大抵見かける気がするんだ
この前は改札前で泣きながら抱き合ってるカップル見たしよお

まあそれはさておき大阪についてから宿をとっていないことに気付いたんだ
文明の利器ってやつだなiPhoneでささっと駅近くのホテルとれたよおおおお
当日の空き部屋を安くご案内しますよってプランでとったんだけど
空いていた部屋が「セミダブル」の部屋だったんだ
この「セミダブル」が今回の旅の肝なんだ

ただ新幹線に揺られているだけとはいえ久しぶりの遠出に疲れてしまった
早々にホテルへ向かうことにした
途中すき家でねぎ玉大盛りをコンビニでコーラとシュークリームを買った
チェックインを済ませて部屋につくなり服を脱いでぬふぁーっとため息をついた
落ち着いた

テレビつけてベッドの上で牛丼かきこんでコーラ流し込んだ
最高だった　家でこれをやってもしょうがない
ビジネスホテルでやるからいいんだ
思うに俺の思考の根底には「いいわけ」を求めている節がある
旅先だからこんなジャンクな食事になってもしょうがないよね
狭いホテル内だからベッドの上で食べてもしょうがないよね
っていういいわけがたくさんできるから心地よかった
今日はたくさん働いたから勉強しなくていいよね
ストレス溜めるほうが身体に悪いからお菓子食べていいよねみたいな
女性的な思考が根底にある気がする　女々しいってやつなのかな
だからなんとなく女は俺に嫌悪感を持つのかもしれない

まあおなかいっぱいになって横になっていたらいつの間にか寝ていた
2時間くらい寝たのかな目を覚ましたら深夜だった
そして隣の部屋から声が聞こえてくることに気付いたんだ
聞き耳を立てると男と女の声だということが確認できた
そういえばこの部屋はセミダブルだから隣もセミダブルのはずだ
ふたりでチェックインしたのだろう
俺はさらに耳を澄ましたそして聞こえてきた女のある言葉をもって確信を得た
「も〜恥ずかしいよお…」
こいつらやる気だっ　つーかやってるっっ

おれは壁にくっつけていたコップから耳を離して考えた
今から何をするべきかを
外に遊びにいっても深夜の大阪だ何をされるかわかったものじゃない
かといって中途半端に寝てしまって眠気もない
ああ壁に耳を当てよう
そうして俺は壁にコップを当て、コップに耳を当てた
「あ…んっ」
ほうこれはなかなか

シュークリーム頬張りながら聞いていたよ
ギシギシアンアン張り切っていらっしゃった
そして俺はかなり興奮していた
壁一枚隔てて裸の女が好き勝手されてんだなあと思うともう
そんでまあ10分ぐらいやってただろうか
急にベッドの軋みと喘ぎ声の調子が変わったんだ

すっげえ激しくベッドがギシギシいい始めた
そして女の声も激しくなった
「あーーーーーだめーーーーだめーーー」
って叫んでんのうっせえわ勃起したわ
それまでの喘ぎ声はベッドの軋みに呼応してたんだ
一回ギシっていったら一回アンっみたいな
ギシっアンっギシっアンって
餅つきのこねる人とつく人のリズム感だな

それがもうこのときの男はきねを乱れ打ちなわけです
滅茶苦茶に打ち付けられてもう女の方はこねるの追いつかない感じ
いっぱいいっぱいでもうひたすら叫ぶしかないって感じだった
理性が追いつかずに快感に溺れてるのがほんとによく伝わってきた
そしてぴたりと音が止んだ　終わったらしい

俺はショックを受けていた

俺って童貞じゃん？
つまり俺のセックスはAVの中でしか成立してないわけです
AVは過剰演出だと言われますし私もそれは重々承知していました
特にAV女優の喘ぎ声は過剰演出のメタファーとして用いられるぐらい
まあファンタジーでありフィクションであるわけです
私も「こんな声出す女いねえよ」と童貞ながらに思っていました
これは決してAVを卑下しているのではありません
むしろ私はこういった事実を肯定的にとらえていました

放送室で松本人志がエッチという言葉について語っている回がありましたね
エッチという言葉を明石家さんまが発明したというのは有名な話です
この新たな性行為を指す言葉の登場によって
性行為の話に対するハードルが下がったと言われています
松本人志はこのエッチという言葉を使いたがりません
理由は「セックスはエッチなこととらえていないから」だそうです
私はAVをエッチととらえはしてもセックスとはとらえていません

AVとは戯れです　そこに尊さや人間関係のあれやこれは存在しません
つまり人間のにおいがないのです
アウラがそこに存在しないのです
AVは抜きに特化した性の戯れであるのです
激しい喘ぎ声をはじめとした過剰演出もあくまで
AVの目的が「抜き」にあるからこそでしょう
生々しいセックスにない一種形式化されたAVのエッチはAVにしかない強みであり
私のアイデンティティでもありました

それが否定されたんだ
隣から聞こえてくる声は生身の人間の喘ぎ声であった
その声はAVの喘ぎ声より激しくなにより「エッチ」であった
今までの私はどこかで安心していたのだ
僕が想いを寄せていたあの娘に彼氏ができたとき私の脳裏には
彼女らの夜の営みの様子がよぎった
しかし実際のプレイつまりセックスには私の見ているAVのような
エッチさは皆無で、生々しく、面倒で、粛々たるものであってそれはいわば
食事や睡眠、排泄と同じく生理的な現象の延長上にある行為であるとさえ思っていた

それがどうだ！私が今聞いた喘ぎ声は！
つまり私の大好きなあの娘も私のAVを遥かに越える「エッチ」さでそれはもう抜ける
ような行為をあの男と散々し尽くしているのかという現実に直面させられたのだ
現実のセックスとは生々しくもありそしてAV以上に「エッチ」である
その「エッチ」さを彼女は体験していてその共犯関係にはあの男がいること
私ではないことっ！

すまん熱くなりすぎてよくわかんない文章になってしまった
簡単に言うと俺はAVみたいな興奮や盛り上がりは
実際のセックスにはないものだと思ってたの
そしてこれが俺の安心でもあったんだ
大好きなあの娘がやっているセックスだって
実際にはもっとしょぼくてエロくないものだろうと思っていたの
それが隣から聞こえてくるあまりにもエロい絶叫や物音で
「えっなにこれセックスってこんな激しく盛り上がるの？」
って現実をつきつけられたんだ
なんだよじゃああの娘もこんな感じなの？
俺がAVで興奮しているのなんて比にならないくらいエロいことを
仮想体験じゃなくて実体験として経験してんの？
完敗じゃねえか…って思ったんだ

そんでまあ次の日に大阪観光をしたでもぜんぜん楽しくないの
休日だから人もたくさんいたんだキャピキャピした女の子もいっぱいいる
こいつら全員俺なんかが経験したことのないエロ
つまりはセックスをっ　してっいるっっ
俺の人生なんと艶のないこと薄いこと
ああああもうやってらんねえええええええ
って劣等感でほんとしんどかったほんとつらかった
俺って童貞で有名じゃん？
この年齢で童貞ってのはマイノリティ側の存在だつまりは普通じゃない側の人間だ
自分にはなにか普通の人間から劣る部分があるつまりは欠陥があるってことだよな？
つまりその辺のガキよりも人間性で劣ってるってことなの？
やだよお

物事のとらえかたってのは色々あるものだそれはもう色々あるだろう
花道や流川が大好きな人間もいれば宮益が好きな人間もいる
その人なりの思考過程を経て好きな漫画のキャラも決定するのだろう
何かの決断をするときにもそれぞれのメソッドってものがあるのかもしれない

例えばベタなので言うと　
•迷ったら困難な道を選ぶ
•直感に頼る　とかかなあ
俺はというと物事をとにかく2択にして考えるところがあると自覚している
劣等感大阪観光を終えてある決断に至るまでの経緯を書こうと思う

•俺は死ぬか死なないか
「死ぬ」
•有限の命を使いきりたいか使い切りたくないか
「使い切りたい」
•セックスした人生としない人生どっちが俺の命使い切ってる？
「セックスした人生」
•やんのかやんねえのか
「やる」

俺やることにしたわ

誰もいないみたいだしもう終わるわ

このあとてデリってイった