俺「ストライクウィッチーズだっていいじゃないカ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします

ストパンの世界に俺をいれてイチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwww
っていうスレ
             ィ >、
.            / /
        ___ { イ ____    
      ィニ_...イ::}--{::::ト...._=ュ、  
  、  __{:::::::::::ジ  ゞ:::::::::::<ト、、
    ̄ 7 /. ¨  ,      ¨ ヾV ' 
   / /    i    ,、  i  Y ,
   7 / ィ -≠キ 、 ≠キxiv|   | i 
   /ィレ /イィニトvヘ/イニト|l   | |
     |  j弋つ ι 弋つイ   | |
     |  / x。゜    。xu|   | li     妄想を垂れ流すも良し
     | .人 U  △  U し|  |  ト     初SSにチャレンジするも良し
     |  ト 、 __ _ イ |  |  ハ     そこのあなたも書いてみたらいかが?
     |  |     ィ}=介 |  |  | \
.    il  |     |k^::|::|ト.|  |  |   ー
    ノ|  ト     |::ュ::|::|:::V  |  |
.     |  | >   |:::}=j::L=|  |  \
    <  <く___ と ^とー^_j.  |__  L____
      ̄ ̄      ̄  ̄(___> ̄ ─ 

まとめWiki
ttp://raicho.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news4vip&key=1294621101
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 00:58:46.48 ID:BDqAglEH0
なぜイカにしたし
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 00:58:56.55 ID:QRY/+JdU0
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 00:59:48.62 ID:pgMwQNZ30
乙。

みつをなのかイカなのか……
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 00:59:59.82 ID:QRY/+JdU0
別のところに立てちゃった。ああ、考え事しながらは・・・。
そっち、削除依頼してくる。馬鹿すぎる。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 01:04:20.31 ID:XBOr9g+F0


既にエイラにしか見えなかった俺はどうすればorz
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 01:13:45.21 ID:QRY/+JdU0
はぁ。やってきた。
え?エイラじゃないの?このAA。
鬱過ぎる・・・。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 01:14:41.97 ID:dUwqCcdw0
マルちゃんでしょ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 01:18:53.41 ID:QRY/+JdU0
・・・そうか。前前スレ1月10日からのを流用し続けた俺がアホだった。
すまん。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 01:24:00.71 ID:BDqAglEH0
よりにもよってアニメ2に誤爆かよ・・・
でも乙
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 02:13:26.07 ID:QMPVq3or0
これは乙じゃなくてうんたらかんたら
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 02:54:04.07 ID:XYECuuL10
今人いる?
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 06:24:37.12 ID:uNN+PSQ5P
いないな
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 07:45:44.59 ID:5e0CMagm0
ブリタニア的紳士な観測手俺という電波を受信した
ビューティフォー・・・
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 08:43:47.85 ID:1Uub4xr80
(´・ω・`)   n て
⌒`γ´⌒`ヽ( E) そ
( .人 .人 γ /     このスレは
=(こ/こ/ `^´ 豊かな暮らしは壁殴りから
)に/こ(   壁殴り代行鰍フ提供でお送りします
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 09:09:55.70 ID:WjL4TNio0
よりにもよってアニメ2か・・・
めんどくさい事にならなきゃいーけど
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 09:37:16.73 ID:Gow32xqT0
>>14
ステンバーイ・・・ステンバーイ・・・
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 10:31:18.62 ID:uNN+PSQ5P
前スレ容量オーバーで落ちてやがる……
どんだけー
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 11:29:18.84 ID:lSK+NBTH0
>>9
ごめん
前々スレを俺が立てた時に、今のAAに変えたからこんなことに・・・
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 11:42:59.77 ID:WjL4TNio0
スレタイなんて別にいいでしょ
むしろエイラとマルちゃんの見分けもつかないだなんてな
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 12:47:11.51 ID:QUba6q1KO
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:28:50.36 ID:uNN+PSQ5P
見事に誰もいないな
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:29:59.29 ID:Gow32xqT0
試験の季節、か
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:32:36.35 ID:xR8SA/Xk0
前スレってレスいくつまで行ってたんだ?
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:35:33.70 ID:yTQI4VTu0
969までいったけど512kb超えて書き込みできなくなって終わり
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:37:24.45 ID:xR8SA/Xk0
さんくす、俺が見れたところまでであってたのか
あまりにも人がいないから何事かと思ったぜ
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:37:56.52 ID:Gow32xqT0
いかに学生が多いか分かるなwww



・・・さて、俺も課題やんないと
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 13:47:53.63 ID:yTQI4VTu0
俺をストパンの世界へ飛ばす系のを1本書くか
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 15:12:56.24 ID:H/KCrIuJ0
人いねぇな……
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 15:47:47.78 ID:yTQI4VTu0
書き始めたのはいいけど誰ルートがいいのだろうか
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 15:50:17.99 ID:KStzEHbhP
好きなキャラでいいじゃない
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:21:13.89 ID:1Uub4xr80
マロニーちゃんルート突入と聞いて
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:28:41.85 ID:xR8SA/Xk0
次の話書いてんだけど、原作なぞってたら途中そのまんまの部分が長くなってしまった……
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:31:32.87 ID:QUba6q1KO
そう言えば前に安価で√キャラマロニーで模擬戦の相手土方にされた俺がいたな
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:32:08.30 ID:1Uub4xr80
>>34
投下はまだかね
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:34:14.19 ID:uNN+PSQ5P
それ最初のやつじゃね?
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:45:56.84 ID:m1AGEHHN0
書き上がったぁあ!
少しだけど投下していい?
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:46:23.18 ID:Gow32xqT0
来い
そしてIDがM1じゃないか
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:46:45.07 ID:1Uub4xr80
(´・ω・`)   n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)
( .人 .人 γ /
=(こ/こ/ `^´
)に/こ( 
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:47:27.09 ID:4/Ey1oSW0
M1A1だったら尚良かったんだがな
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:48:29.88 ID:Gow32xqT0
>>40
せういうちみもSWじゃないか
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:50:21.85 ID:m1AGEHHN0
いくぜ!今日はいいIDの日だね
前スレ>>536から  あらすじ…にぃにぃの為になる発酵学


ミーナ「シャワーの時間は午後9時からとさせてもらいます」

俺「お心遣い感謝します。隊長」

夕食後の茶を楽しみながらミーナから諸注意が告げられる。
ほぼ全員で軽く質問を交しながら注意事項を確認していく。

俺「隊長、通信室の使用許可を頂けますか?本国の技術省と連絡を取りたいのですが…」

ミーナ「ええ、通信兵達に迷惑をかけない程度なら構いません」

俺「…ありがとうございます」


エーリカ「話し込んじゃ駄目だってさ」ニシシ

俺「ッエーリカ!」

エーリカ「冗談だよー」

一瞬言葉の詰まった俺にエーリカが囁きかける。
急いで声を出せば、彼女は楽しそうに笑いながらリーネ作のクッキーを齧った。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:55:30.88 ID:m1AGEHHN0

あまりにも警戒心が無いエーリカと緊張感の無い俺に501の面々は疑問に思いながらも普通に過ごす。その時だった。


坂本「俺大尉…その右腕は一体何なんだ?」

俺「……え?」

誰も聞かなかった…聞けなかった事をさらっと聞いた坂本に空気が固まる。

カップを持つ手が僅かに震えるのを感じる。
まさか、この人は知っている?サカモト少佐は…真実を…

坂本「あ、すまない。嫌な事だったら良いんだ。ただ戦闘でどうなるかを聞いておきたかっただけだ」

俺「あ…はは、そうですよね。戦えます。気になるのでしたら明日模擬戦でもいかがですか?」

坂本「それがいいな。では、明日朝食が終わり次第ハンガーまで来てくれ」

「では」と言って坂本が部屋を出る。
周りではルッキーニが能力を聞いたり、色々な質問をしてきたので全て丁寧に返し、一言言ってから通信室へと急いだ。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 16:57:36.69 ID:1Uub4xr80
支援
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:00:20.24 ID:m1AGEHHN0

ルッキーニ「俺ってすごいね…一緒に昆虫採集してくれるって!」ワーイ

シャーリー「…あいつは何をどの位知ってるんだ?」

エーリカ「心赴くままに興味のあるものを貪ってるだけ。多分生息地が知りたいんじゃない?」

ミーナ「生息地?院生ってすごいのね」

エーリカ「私達がアジアに行った時も散々言われたし…あー大変だった」フー

エイラ「博士にでもなるのカ?アイツハ…」

サーニャ「今度お菓子も作ってくれるって…」フフ


―――――――――――――――――
――――――――――――
通信室

俺「やあ、久しぶりだね。そっちはどうだい?」

≪そろそろジェットストライカーの実戦投入を考えています…まあ試作機ですが≫
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:05:28.97 ID:m1AGEHHN0

俺「さすがウーシュだな。大きいエネルギーを小さいエネルギーに移す事によって得られる推進力。
  やはり、ウィッチに不可能は無いのかい?」

≪501には坂本少佐がいらっしゃるんでしたね。でもこの理論は俺さんが教えてくれたものですよ?≫

誰もいない通信室で言葉を交わす。
少ししか離れていないが話したい事は山ほどあった。
まだ見ぬ宇宙の話を。宇宙は広がっているかも知れないと言う事、宇宙の始まり…

俺「…エーリカは少しも話に乗ってくれないんだよ」

どうしたものかと溜息を吐けば、向こうで彼女が小さく笑う声が聞こえた。

≪私と姉さまでは好きな物が違います。医学の話をしてあげて下さい≫

俺「そうだな…そうするよ。じゃあウーシュ、あまりやり過ぎないようにね」


≪俺さんこそ……隠すんですか?その力≫

切ろうとした通信の向こうから心配そうな声が流れる。

俺「ああ。これがけじめなんだ。時が来れば、使うけれどね」

≪…そうですか。ではしっかり寝てくださいね。おやすみなさい、俺さん≫

俺「ああ、お休みウーシュ。良い夢を…」カチッ
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:06:59.22 ID:1Uub4xr80
支援
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:10:13.75 ID:m1AGEHHN0

俺「………豆でも挽くかな」

エーリカ「もちろん私にもくれるんだよね」ヒョコッ


俺「…君が居た事は分かり切っていた……」

エーリカ「ビックリしたならそういいなよ。早く行こう。ねむい」

俺「眠い子がコーヒーを飲んじゃ駄目だ。明日にしなさい」メッ

エーリカ「ミルクが入ってればいいもの。メンテナンスもあるし」

俺「…久しぶりに医学を教えようか?」

エーリカ「え……うん!にぃにぃと勉強なんて久しぶりだね!」

小躍りしながら袖を引くエーリカに呆れながら走る。
振動が付け根に響くが慣れが必要だしいいだろう。

俺「じゃあ俺の部屋においで。準備をして待ってるから」

エーリカ「ん〜このままでいいよ。医学書もあるんだよね?」

俺「ふむ、じゃあ豆でも挽きながら」

エーリカ「やったね!早く早く!」
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:11:04.35 ID:m1AGEHHN0
投下がないから行ってみた。
同時進行とか辛すぎる。全然進まないぜ…でも次は少し長めの予定です。
次の次位でジェットストライカーが出せるといいなーなんてね。

にぃにぃの活躍に御期待下さい!しばらく活躍しないけどね!!
支援ありがとうございます。次の方どうぞ
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:36:47.69 ID:CU7//X370
乙!!
人もいないし駄文投下するなら今のうちだ
というわけで次から行きます
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:38:02.72 ID:1Uub4xr80
ほう
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:38:30.88 ID:Gow32xqT0
ほう
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:40:36.68 ID:OP7B87dUO
ほう

絶対駄文じゃ無いだろ
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:43:05.25 ID:QUba6q1KO
ほう
というわけで32.俺「ストライクウィッチーズどすえ」の257から

最終話

最終決戦前夜
俺「いよいよ明日か、このままいくと最終的には芳佳は魔法力を失って飛べなくなる・・・」

俺「俺に出来ることはないのか、俺がしたのってエロ本描いてるの見つかっただけじゃん」

そんな気持ちを抱えつつ海辺へと歩みを進める

空は俺の心とは裏腹にキラキラと星が光り輝いていた

俺「きれいだな・・・んっ、何だあれは?」

視界の先に黒い物体を捕らえる

俺(まさかネウロイ?いやそんなはずは)

作戦前夜でも当然のごとく夜間哨戒は行われる、今日の担当はサーニャとエイラだ

あの二人が見逃すはずがない・・・

そんな考えを巡らせている間も謎の物体は近づいてくる

近づくにつれ、その姿が明らかになる


56生涯童貞:2011/01/13(木) 17:48:56.14 ID:CU7//X370
俺「おいおい、人型ネウロイかよ」

ネウロイ「はじめまして、あなたが俺さんですね」

俺「あぁ、でもなぜ俺のことを?」

ネウロイ「あなたがこちらの来たときに、大きな次元の歪みが起こりましたから、そのときにあなたに興味が湧き、私が独自に調べていたんです」

俺「なるほど、でネウロイが俺に何の用だ?」

当然の疑問だ、ネウロイが俺ごときに用があるはずがない、それがなぜ・・・

ネウロイ「あなたは異世界の人間で我々にあまり敵意を持っていない・・・なので我々の提案に耳を傾けてくれると思いやって来たのです」

俺「提案?話だけなら聞くが乗るかどうかは別だぞ」

ネウロイ「それで結構です。明日の作戦ですが我々の予測ですと「失敗するんだろ」
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:49:57.10 ID:1Uub4xr80
支援
58生涯童貞:2011/01/13(木) 17:55:59.40 ID:CU7//X370
ネウロイ「ええ、そうですがなぜそれを・・・」

俺「俺はこの出来事の結末を知っている・・・厳密に言うと失敗するわけでは無いけど」

俺「一人の女性の戦いが終わり、一人の少女は志半ばで戦いを終える。一人の終わりは必然だが、もう一人の少女は願いの続きで終わる。まぁ、戦いの場に身を置くのが彼女にとっていいかはわからないけど、でも、終わりくらいは自分自身で決めさせてあげたい」

ネウロイ「なるほど」

俺「話を遮って悪かったな、続けてくれ」

ネウロイ「はい、話の続きなんですが・・・我々と手を組んであの巣を破壊しませんか?」

俺「破壊?なぜおまえは・・・味方じゃないのか」

ネウロイ「いえ、やつらは敵です」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 17:56:32.52 ID:wI4bpFwW0
支援
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:00:17.01 ID:XBOr9g+F0
支援
61生涯童貞 支援感謝:2011/01/13(木) 18:02:27.93 ID:CU7//X370
翌日(決戦当日)
ミーナ「全員出撃!!」

全員「了解!!」

最終決戦へと彼女達がハンガーへと向かう

俺「ついに始まったか・・」

作戦は順調に進み、大和はネウロイ化し、まさに最後の一撃を打ち込もうとしたそのとき・・

隊員「魔導ダイナモが停止しています。駄目です主砲打てません!!」

杉田「なんてザマだ!!」ダンッ

これまでか誰もがそう思った・・・

坂本「まだだ、まだ終わっていない・・・終わってなどいない、この戦いも、そして私もだ!!」

物語は俺の知っている通りに進んでいく

俺「そろそろか、人型行くぞ!!」

ネウロイ「わかりました。行きましょう“アグネス”を倒すために!!」

するとネウロイは形を変え俺の体に纏わり付く

俺「よし!行くぞ!!」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:12:55.27 ID:1Uub4xr80
支援
滑走路を一人の男が飛び出し、颯爽と空へと飛び立つ

その姿はどこからどう見ても人型ネウロイにしか見えなかった・・・

そして、男は大和へと向かう航路で昨日のネウロイの話を思い出す

回想
俺「敵?どういうことだ」

ネウロイ「それについては、まず昔話を聞いていただかないと・・・昔々あるところに3人組の男ネウロイがいました」

ある日

ネウロイ1「昼間に飛ぶってのもいいな」

ネウロイ2「そうだな・・・おっ、あれは人間の女じゃね」

ネウロイ3「本当だ、そういえば俺、人間の女見るの初めてなんだけど」

2「実は俺もなんだ、そうだ顔見てみようぜ」

1「いいね」

速度を上げ、少女の目の前に回り込む
64生涯童貞 :2011/01/13(木) 18:19:02.55 ID:CU7//X370
1「!!」

2「うわっ、かわいい」

3「人間の女、やべぇな」

2「なぁ、声かけてみろよ」

3「えっ、恥ずかしいよ」モジモジ

1「じゃあ、俺が行く」

2「俺も、俺も」

3「えっ、じゃあ俺も」

1・2「「どうぞ、どうぞ」」

どこかで見たようなやり取りをしつつ、3は勇気を振り絞り声をかける
65生涯童貞 :2011/01/13(木) 18:24:08.40 ID:CU7//X370
3「彼女〜、ちょっとお話しない」ズコーン

突然現れた黒い物体と赤く光る光線と二重の驚きで少女は尻餅をつく

3「こ、怖がらなくても大丈夫」ズガーン

そうネウロイは仲間同士なら念話などで会話できるが、他の生物とのコミニケーション取る時はビームが出てしまうのだ

村人「大丈夫か、お嬢ちゃん。なんだこの化け物は」

村人「あっちさ、いけ」

騒ぎを聞きつけ村人が集まってくる

2「1,3、帰るぞ、このままだとやばい」

1・3「わかった」

この日はそそくさと退散した三人だが、その後もあきらめずに行動を起こす

例えば、仲間を集め人文字ならぬネウロイ文字、ナスカの地上絵ならぬネウロイの地上絵など色々なことをやったがどれもうまくいかなかった

それでも、人間の女性の可愛さが広がり、このころにはメンバーは1000を超えるまでとなった
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:28:11.76 ID:xR8SA/Xk0
出てしまうのならしょうがないなwww
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:32:42.71 ID:XBOr9g+F0
その発想は無かったw
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:33:11.86 ID:lSK+NBTH0
ナンパから始まる戦争か・・・
69生涯童貞 :2011/01/13(木) 18:35:13.93 ID:CU7//X370
それをよく思っていなかったのがアグネスだった

アグネス率いる、いき遅れ派はこの流れに危機を感じ各地の同好会をつぶしにかかった

いくつもの同好会が潰され残ったのは当初の1/3ほどになってしまった

ネウロイ「ひどいんですよ。やつら我々が隠れて撮った幼女やかわいい女の子の写真を見て楽しんで油断しているときに襲ってきたり、幼女を囮に使い我々をおびき出して襲撃したり」

俺「なんて奴等だ、幼女を悪事に使うなんて許せん!!」

ネウロイ「そして、それと同時に“人類滅亡計画”も実行に移したんです」

俺「人類・・・滅亡計画?」

ネウロイ「はい、アグネスの考えだと“人類が居なくなれば幼女もいなくなるし、一石二鳥だわ”という事らしいです。我々、同好会としてはそれは許せない行為です・・・」

俺「それにしても皮肉だな、ネウロイに対抗できるのがアグネスの嫌いな若い女の子だなんて・・・」

俺「話を戻すが、今、アグネスはロマーニャにある巣にいるってことでいいんだな。そして、あの巣を破壊すればこの戦いは終わる・・・そういうことだな」

ネウロイ「はい、正直アグネス達、一部の連中が敵視しているだけで、他のみんなもこんな事は終わりにしたいんです。だから明日の作戦は成功してもらわないと困るんです。そのためには俺さんあなたの力が必要なんです!!」
70生涯童貞 :2011/01/13(木) 18:45:55.31 ID:CU7//X370
俺「でも、どうするんだ、俺には魔法力がない。アグネスを倒す術が無い」

ネウロイ「確かにあなたに魔法力はない。しかし、あなたの中にはロリパワーが満ち溢れている」

俺「ロリパワー?」

ネウロイ「ええ、幼女や女の子ことを真剣に考えている紳士だけが持つパワーです!!」

ネウロイ「私達とあなたのロリパワーを掛け合わせれば、きっとアグネスを倒せるでしょう。」

俺「わかった、俺達で世界の幼女を守ろう!!!」

ネウロイ「はい!!」 スッ スッ ガシッ

またしてもここに男の熱い友情が誕生した・・・

区切りがいいので今日はここまでにします
見てくれた方ありがとうございました
次の方どうぞ〜
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:47:01.55 ID:xR8SA/Xk0
アグネエエエエエエエエエエエエエエエス!!
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:50:35.66 ID:dn8D8JH/0
アグネスを倒したら真のラスボス、イシハラが現れるんですね。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:52:37.74 ID:GA6wv4vJ0
だれもいなーいならわっちが行こうかしら
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 18:58:11.80 ID:xR8SA/Xk0
行ってしまってくれー
75:2011/01/13(木) 19:11:08.34 ID:GA6wv4vJ0
じゃあ行こう
前回のあらすじ
ハルトマンが人形について尋ねる→人形は姉の子供にあげる予定のもの。名前はイヴェール→早くあげれるといいね
→ペリーヌに意味を聞いたら生まれてくることができなかった子供の名前という意味があるらしい

俺の言動とかその他もろもろでその子供が生まれることができなかったと直感で理解するハルトマン。俺に謝らないといけないという気持ちでいっぱい←今ここ
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 19:15:14.47 ID:XYECuuL10
投下中に申し訳ないが2300から予約してもいいだろうか?
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 19:20:23.72 ID:1Uub4xr80
支援
78袖 >>76いいんじゃないだろうか:2011/01/13(木) 19:22:32.68 ID:GA6wv4vJ0
バルクホルン「今日もいい天気だ……ネウロイが来るには絶好の天気だな」

 そう言ってはぁとため息をつく。いい天気の日はネウロイが襲来しやすい。

バルクホルン「さて無駄だろうが一応……」

 同居人の魔窟を見る。どうせいつも通りだらしなく眠っているのだろう。

バルクホルン「んなッ!?」

ハルトマン「……おはよ」

バルクホルン「ど、どうしたエーリカ具合でも悪いのか?」

ハルトマン「何その言い方〜わたしが起きてたら悪い?」ニヤニヤ 

バルクホルン「い、いやそういう訳じゃないぞ? わたしとしては喜ばしいことだ」

 そこでバルクホルンはハルトマンに隈ができていることに気付いた。
 普段……というよりも出会ってから一度も隈など見たことが無いので、非常に目立つ。

バルクホルン「……まさか寝てないのか?」 

ハルトマン「わたしが寝ないわけないじゃん。おかしいのはトゥルーデのほうじゃない?」
79:2011/01/13(木) 19:29:28.47 ID:GA6wv4vJ0
バルクホルン「何をいうわたしは……」


ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥー!

 
 ネウロイの襲来を告げるサイレンが響き渡る。
 
バルクホルン「今日は早いぞ行くぞハルトマン!」

ハルトマン「う、うん」

 ハルトマンは少し困った表情をしつつもバルクホルンに引きずられて行った。



ミーナ「もうわかってると思うけどネウロイがあらわれました。数は小型が5機、エイラ

さんとサーニャさんはさっき帰ってきたばかりあので待機。今回はバルクホルン大尉、ハ

ルトマン中尉、宮藤軍曹、リネット曹長、俺少尉で向かってください」

バルクホルン「了解!」

宮藤「了解しました!」

リーネ「了解です!」

俺「了解」
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 19:33:28.01 ID:1Uub4xr80
支援
81:2011/01/13(木) 19:36:21.36 ID:GA6wv4vJ0
 4人が次々立ち上がる中、ハルトマンはワンテンポ遅れて立ち上がる。

ハルトマン「了解……」

 どこか様子がおかしいと気付いたのかミーナがハルトマンに声をかける。

ミーナ「大丈夫?」

ハルトマン「あ、大丈夫だよ。ただミヤフジの朝ごはん食べれないから残念だな〜と思っ

てさ」

宮藤「帰ったら美味しい朝ごはん作りますよ! だから頑張りましょう!」タッタッタ
 
 そう言って宮藤は既に向かった3人を追いかけて行った。

ミーナ「だそうよ。頑張ってね」

ハルトマン「ミヤフジー約束守れよー」タッタッタ

海上

バルクホルン「……近頃ネウロイの多様化が進んでいるな」

宮藤「そうですね、何の変哲もないと思ったら凄く硬かったり」

リーネ「この間わたしが戦った方ではコアがでたらめに動いたりしてました」

バルクホルン「やはり奴らも進化してきているのだろうか……おいハルトマン!」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 19:41:18.98 ID:Ojlggtos0
>>76いいんじゃないかな?
83:2011/01/13(木) 19:42:36.94 ID:GA6wv4vJ0
ハルトマン「うぇ!? な、何?」

バルクホルン「話くらいきちんと聞けとあれほど……俺は聞いていたか?」

俺「一応は」

バルクホルン「一応ってお前……」

宮藤「あ、見えました!」

 報告通り5人の前に小型ネウロイが5機が向かってきている。
 
俺「……形も普通ですね。ただ前回みたいなこともあるでしょうし、注意していきましょ

う」

バルクホルン「お前は戦わんだろう。この辺でわたしたちに任せておけ」

俺「おっしゃる通りで」

バルクホルン「ふん……行くぞ!」

宮藤「ま、待ってくださーい!」

リーネ「は、速い……」

 ハルトマンは一度ちらりと俺の方を見ると、そのまま前線へと向かっていった。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 19:48:37.12 ID:xR8SA/Xk0
支援なんだよ
85:2011/01/13(木) 19:50:40.91 ID:GA6wv4vJ0
宮藤「攻撃はそう激しくありませんね」ダダダダダ

キュウウウン!

リーネ「結構硬いですが、集中すれば大したことないみたいです」ドンっ!

バルクホルン「撃墜数を増やすために現れたようなものだな!」ダダダダダ!

ハルトマン「ちゃっちゃと終わらせちゃおう俺も暇そうにしてるし!」ダダダ……

 突然ハルトマンの武器から弾が止まる。

ハルトマン「うわやっば!」

バルクホルン「どうした!」

ハルトマン「前の時から銃弾補充してもらってなかった! いつもの人が風邪ひいちゃってたんだ!」

 昨日の夜、そのことを俺に頼もうと思っていたのにアレが原因ですっかり忘れていた。

バルクホルン「全く……お前らしくないな」ダダダダ

宮藤「まあそんな日もありますよ」シュン

リーネ「はやく俺さんのところへ!」ドンっ!

バルクホルン「俺、聞えたな!?」

俺「了解。銃弾を用意して待ってます」ゴソゴソ
86:2011/01/13(木) 19:58:15.94 ID:GA6wv4vJ0

ハルトマン「ごめん俺、迷惑かけちゃって」

俺「問題ありません。この為に自分はいるんです」

ハルトマン「それでね、俺。昨日のことなんだけど……」


バルクホルン「何やってるんだあの二人」ダダダダ

リーネ「まああそこは射程範囲外でしょうし多分大丈夫じゃないかと……」

宮藤「あと3機です!」

 その時、三機のうち一機の形が変形し、急速に離れている二人に接近する。 
 あまりに突然のことだったので3人の反応が遅れた。俺の位置からはハルトマンで前が
よく見えていない。

バルクホルン「何っ!?」

宮藤「二人とも逃げて!」
87:2011/01/13(木) 20:05:23.45 ID:GA6wv4vJ0
ハルトマン「っ! 俺危ない!」

 ハルトマンは俺を突き飛ばし、ネウロイに対してシールドを張る。
 しかし一瞬だけ、俺を突き飛ばした分だけハルトマンが遅れた。

 キュウウウウン!

 黒い装甲から現れた赤い模様、そこから幾筋ものビームが放たれる。
 一本目、回避。二本目、ストライカーユニットに被弾。バランスが崩れたところにビー
ムが脇腹に被弾。
 幸運にもそれ以外は命中はしなかったが、ハルトマンは落下する。
 落下するのが早いか気付くのが早いか、俺はすぐにハルトマンへ向かって移動する。


バルクホルン「ハルトマァァァァン!」

宮藤「バルクホルンさん危ないっ!」キキィン!

リーネ「わたしたちはネウロイを片づけましょう!」

バルクホルン「……くっ。俺! ハルトマンは任せた! 宮藤も隙を見つけ次第ハルトマ
ンの治療へむかえ!」


 海面スレスレで俺はハルトマンをキャッチすることができた。常に速くは無いが瞬間的
に加速できることが幸いした。
 脇腹から血が見える。傷は浅くは無い。
88:2011/01/13(木) 20:12:04.86 ID:GA6wv4vJ0
俺「ハルトマン中尉!」

ハルトマン「あ、あはは……やっちゃった……バチ、当っちゃったなあ……。こういうの
、きらい、なのに……」

 ハルトマンは自嘲気味に笑った。

俺「聞いてください中尉!」

ハルトマン「ごめんね……、俺のこと知らずに……きかれたく、ないこととか……」

俺「そんなことは今はどうでもいいんです! 話を――」

ハルトマン「ほんと……ごめ……」

俺「……っ話を聞け! エーリカ・ハルトマン!」

 四方に彼の怒声が響き渡った。

俺「そんなことは後でたっぷり聞いてやる! だから許可を出せ!」

ハルトマン「許……可……?」

俺「今から貴女を袖に入れて基地まで運ぶ! 袖の中なら今の状態で基地まで輸送できる
! しかし人を入れるには許可が必要だ! だから許可を出せ! まだ間にあう!」

ハルトマン「……」

 ハルトマンは無言でコクリと彼に向って頷く。
 彼はハルトマンの手を掴むと袖の入り口に当てる。一瞬にしてハルトマンの姿は消えた。
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:12:59.69 ID:H/KCrIuJ0
支援
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:13:01.47 ID:xR8SA/Xk0
あらやだかっこいい
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:16:08.67 ID:OP7B87dUO
支援ぬ
92:2011/01/13(木) 20:17:27.93 ID:GA6wv4vJ0
 俺の上から白い物がパラパラと落ちてきた。戦闘が終わったようだ。
 戦い終わった三人が彼へ接近する。

バルクホルン「俺、ハルトマンはどうした!?」

宮藤「は、速く治療しないと……」

俺「とりあえずは、大丈夫です」

バルクホルン「どういうことだ!」

俺「ハルトマン中尉は今、自分の袖の中に保存されている状態です」

リーネ「保存?」

俺「つまり墜落した時そのままの状態で眠っている様なものです」

バルクホルン「助かるのか!?」

俺「傷はかなり深かったですが……出血が少ない状態で保存できたことと、ミヤフジ軍曹
が治癒の能力を使えるということで、基地で治療を受ければ問題ありません。激しいのは
出血だけで内臓のダメージは余りないようです」

 三人は胸をなでおろした。
93:2011/01/13(木) 20:24:43.09 ID:GA6wv4vJ0
俺「……ミヤフジ軍曹」

宮藤「は、はい」

俺「できれば貴女も袖に入って頂きたいのですが」

宮藤「わ、わたしもですか?」

俺「自分の袖の中は魔力の渦みたいなものです。なので袖の中に入れば一時的にですが魔
力が得られます」

バルクホルン「入れば出てきたときに魔力の量が一時的にあがっているということか」

俺「はい。これからミヤフジ軍曹は治療をしてもらわなければなりません。万が一すぐに
魔力切れということがない様に……」

リーネ「一時的にってどのくらいですか?」

俺「大体5分ほどですね……それに追加して普段の魔力ですからそれなりには」

宮藤「わかりました袖に入ります!」
94:2011/01/13(木) 20:31:05.63 ID:GA6wv4vJ0
俺「では許可を。許可がなければ袖に入れることはできません」

バルクホルン「万能かと思ったがそうでもないんだな」

宮藤「わ、わかりました。わたしを袖に入れることを許可します」

俺「では失礼して……」

 俺は右手で宮藤の手を取ると袖の入り口へ当てる。先ほどのハルトマンと同じように一
瞬にして消えた。

バルクホルン「さて……戻るぞ。帰ったらまずは報告に行かないとな」

リーネ「了解です!」

俺「……自分は医務室に行きます」

 基地へ戻る三人。俺の左手にはハルトマンの血がついていた。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:32:02.21 ID:QUba6q1KO
便利だな支援
96:2011/01/13(木) 20:38:01.08 ID:GA6wv4vJ0
今回はここまで 多分守られる側でウィッチにけがさせたのは初。すまぬ……すまぬ……
パーソナルマークも思いついたんで適当に設定に追加しちゃったりします。最初から決めてたけど割と絵本が重要だったり違ったり。
ルートはほぼ決定。楽しんでいただけたら幸い。
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:46:50.63 ID:xR8SA/Xk0
乙乙、袖便利でいいな
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:46:52.58 ID:dUwqCcdw0
おつおつ
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 20:48:27.70 ID:OP7B87dUO
おつおつ
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:30:02.91 ID:AKZMZK1H0
あれ?お次の11時までだれもいないのか

ツナギで行ってもいいかい?
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:30:44.14 ID:xR8SA/Xk0
ばっちこーい!
102パシリな俺:2011/01/13(木) 21:36:13.03 ID:AKZMZK1H0
んじゃ つながる きずな 〜

あらすじ

シャーリー「俺!バイク見せて!」俺「おk」
我らがH○NDAカブ登場 シャーリー「プププ」 エーリカ&ルッキーニ「かっちょいい!」 バルクホルン「なんかイイ!」
カブ「俺の本気だしたら320kmでんで」シャーリー「マジかよ」
シャーリー「バルクホルン、カブと私のバイクでレースしようぜ」 バルクホルン「嫌だ」
シャーリー「やーいバルクホルンの腰抜けのマクフライ」 バルクホルン「表でろ」

以上3行でお送りいたしました。
103パシリな俺:2011/01/13(木) 21:38:44.95 ID:AKZMZK1H0
―― シャーリー達が移動して数分後――

俺「いや〜ごめんね〜ウーシュ。付いてきてももらった上に荷物はこぶの手伝ってもらって……」

ウルスラ「いえ、兄様だけではつらいでしょうし。それに、兄様としばらく会っていなかったので
     少しでもご一緒したいですから」

俺「く〜〜〜ウーシュちゃんはええいこや〜」ナデナデ

ウルスラ「わ、わわわ…に、兄様。お盆を落としてしまいそうです///」

俺「ははは〜〜っと、癒されてる場合じゃねぇ…お〜い、お茶だぞ〜……ってあれ?だれもいねぇ」

ウルスラ「そう…ですね。 どこに行かれたのでしょうか?」

俺「ぬぅ…シャーリーのバイクも俺のガーランドもないしな〜」

ウルスラ「そうですね。兄様のガーランドが影も形もありません」

俺「だね〜……っておい! なんで俺のガーランドちゃんがねぇんだ!」

ドッドッドッドッド……ドルルルン…ヒィィィィィィィィン…ヒィィィィィィィィン…
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:39:11.97 ID:QUba6q1KO
よし壁は用意したぞ!
俺「…この音はシャーリーのバイクと……ガーランドのエンジン音!」

ウルスラ「兄様、滑走路エリアから聞こえてきます」

俺「しかもこの音……シャーリーの魔導エンジンとは違う魔導エンジン音……ガーランドの
  駆動モードHにいれてあんじゃねぇか! 早く止めねぇとやべぇ!!」

ウルスラ「ど、どうかされたんですか?」

俺「説明は後だ!いくぞウーシュ!」ガシ!

ウルスラ「は、はい! って、はわぁ!」

俺「すまん! 急ぐから担ぐ!」

ウルスラ「にゃ!わわわぁぁぁぁぁぁ〜〜……」
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:44:35.59 ID:1Uub4xr80
★壁殴り代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差別に殴りまくります!
1時間\1200〜 24時間営業 年中無休!
                             _  ,...._
                     ∧_∧/''"´,.-'´    \
                   (・ω・ `)r‐'´、.      )、
                   /`ニニ ´,\ -‐‐ 、.,.. 、 / ヽ.
                     __/, ‐'ー-γ      {  リ ヽ.   ',
              / ゙     ヽ     入 '.,}' ヽ  ',
                 /         ヽ‐ャー''´   ゝ.r ´`ヽヽ  壁殴り代行では同時にスタッフも募集しています
             i,. -''ヽ.__,...___,ノ'")r‐' ー、 / , '/´フ.,'′ 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
            /  ,/'" ヘ ハ々 ,-'" ヽ._,.. -< { / '  /   壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
              /  ,ノ'   リー 、._ヘ、 ,.. '" ', ___/   ,ノ′
          人 _,./'´,' /   `{ ⌒ーァ-‐-y'´   /{
        /´ノー7/,ノ‐'´      )ヽ、 }''    ,//´',
       ノ′,'´ )r'/       /,' ハ、ヽ_,.  ノ,/ ,'  i
    ,/´  ノ'"/       / ,'  {  ヘ  ̄ Y   :  .i
   / >、.. -‐'' ´        /′ ノ} ,'  : ヽ ,ノ !      {
  _ノ ,..-イ               / , ' ノ ,' / v }イ  i {     i
 { rァ ,..(           / , '  } ,' イ  / .!   }、゙     |
 {゙{. ( ヽ)          i ,'   i ノ   /   ',  リ ヽ、 ,' |
  ` `′           レ   ノ〃,/     i i   ∨ ,!
               / 〉._,///       ∨:   }. /
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:44:50.72 ID:OP7B87dUO
もしかしたら誰か飛んで来るかもしれないからキャッチする為に構えとく


支援
108パシリな俺:2011/01/13(木) 21:45:39.01 ID:AKZMZK1H0
―― 第501統合戦闘航空団基地 滑走路――

シャーリー「じゃあ、ルール説明するぞー。 ルールはいたって簡単、滑走路一番奥から手前2つ目の石柱がゴール
      先に着いたら方が勝ち! それだけ!」

バルクホルン「……いいだろう」

エーリカ「トゥルーデ〜がんばれー!」

ルッキーニ「シャーリーまけるな〜〜!」

シャーリー「あったりまえだろルッキーニ。 私のバイクが負けるわけないって!」

バルクホルン「カールスラント軍人の誇りにかけて負けん!…ハルトマン、合図を頼む

エーリカ「はいはーい…じゃあいくよ…3!」

シャーリー「……」ドルルルン……ドルルルン……

エーリカ「2〜!」

バルクホルン「……」ヴィイイインン…ヴィンンィィィン……!

エーリカ「1〜!」

ルッキーニ「わくわく!」
109パシリな俺:2011/01/13(木) 21:48:06.67 ID:AKZMZK1H0
エーリカ「GO!」

シャーリー&バルクホルン「!!」

ドルルルルルルルルルルルルルルルルンンンンンンンンンン! 魔導バイクのエンジンが

ヴィイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィインン! カブのエンジンが咆哮を上げ走り出す!

タッタッタ……

ルッキーニ「? あ。俺だ」

ウルスラ「はらひれふるはれ〜〜☆」

俺「ぜぇ…ぜぇ…あぁ…いっちまった…コラお前ら!勝手に人のカブちゃん使いやがってからに!
  つか、見てたんなら止めてよね!」

ルッキーニ&エーリカ「あうぅ…ごめんなさい」

俺「…まぁ、お前さんらをしかってもしかたねぇ…。ってんなことよりあいつら早く止めないと!
  まじやばい!特にトゥルーデちゃんの危険が危ない!」

エーリカ「な、なんでさ!」

俺「なんでってあんた」
110パシリな俺:2011/01/13(木) 21:54:02.38 ID:AKZMZK1H0
俺「あれまだブレーキつけてないんだよ!!」



ヒィーハー!やっぱりそのバイクじゃあたしに追いつけないか〜!>シャーリー

っく!…待てぇぇぇリベリァァァァン!!>バルクホルン

じゃ〜あなぁ〜〜!>シャーリー

くそぉ……ガーランド!お前の力はこんなものか!もっといけるだろ!>バルクホルン

見せてみろ!お前の力を!>バルクホルン

カブ(レディ)

ピ!

へ?魔法力確認?……魔導エンジン動力接続?モードH開始?>バルクホルン

(ヒィィィィィィィィン……キュィィィィッィィィィィィ)!! ぐ…おほあああああああああ!!>バルクホルン

はははは〜おいついてみろよマクフラ〜イ!…ってぇぇ!?つ、ついてきてる!>シャーリー

ぐおおおおおおおおおおおおお!!>バルクホルン

まだまだ〜!アクセル全開!魔導エンジン全開!>シャーリー
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 21:54:51.61 ID:xR8SA/Xk0
インド人を右に!
ヒィィィィィィィィ……
キュィィィィィィィ……

ルッキーニ「へ? シャーリーが点検してブレーキはだいじょうぶだなーっていってたよ?」


ふ、ふふふ。な、並んだなリベリアン!>バルクホルン

まじかよ〜!なんでついてこれるんだよ〜!!あ〜もぉ!固有魔法もつかう!>シャーリー

出し惜しみ無しだ!!>シャーリー

ヒィィィィィィィィ……フゥンンンン!!

く、まだ離されるか…もっと…もっと魔法力を……叩き込めばあああああああ!!>バルクホルン

キィィィィィィィィィン!!

ま、まだ付いてくんのか!ほんとにカブかよそれ!!>シャーリー

し、しるか!だが…これでこのバイクの性能は証明された!満足か!>バルクホルン

あぁ!満足さ! けどまだ心のそこからは満足してない!そうだろ!>シャーリー

あぁ、そうだ。まだだ>バルクホルン

まだ決着が付いてない!>シャーリー&バルクホルン

勝つのは!>シャーリー
私だ!>バルクホルン
113パシリな俺:2011/01/13(木) 21:59:45.63 ID:AKZMZK1H0
フォォォォォォン……

俺「違う! Oモードのブレーキはついてて、通常の何の変哲もないブレーキだけど
  Hモード用のブレーキはそのじゃじゃ馬を制御するために強力で特別製なやつを外付けしてんの!!」

俺「シャーリーがいくらメカに強くっても、もともと付いてないものなんてわかんないよ!
  あのままじゃトゥルーデとまれなくて吹っ飛んじゃう!!」

エーリカ「え、えぇ!?」



どうだ!…っつ!>シャーリー

これは…>バルクホルン

同着!>シャーリー&バルクホルン

はぁ…まさかここまでやるとは思わなかったよ…(キキィィィィィ)>シャーリー

そうだな…いい勝負だった…(カス…)……あれ?(カス…)(カス…)あれぇ?>バルクホルン

お、おいバルクホルン!どこ行くんだよ!早くとまんないと海に落っこちちまうぞ!>シャーリー

ぶ、ブレーキがきかあああああああん!のああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ………!>バルクホルン

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ……


ボギャアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
114パシリな俺:2011/01/13(木) 22:01:40.69 ID:AKZMZK1H0
ボチャアアアアアアアアアアアアアアアアアン……



俺「あ」
エーリカ「あ」
ウルスラ「あ」
シャーリー「あ」
ルッキーニ「あ」

俺&エーリカ&ルッキーニ&シャーリー「……」

俺&エーリカ「トゥルーデぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ルッキーニ&シャーリー「ばるくほるぅぅぅぅぅん!!」

俺「あぁ、やっぱ止まれんか……エーリカ!詰め所行ってタオルと毛布もってこい!
  ウーシュ!お前さんは救護箱もってこい!ルッキーニは俺について来るんだ!」

俺「それでは全機ブレイク!」

3人「「「了解!」」」

タッタッタッタッタ……
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:03:13.98 ID:OP7B87dUO
すかさず俺がキャッチ!

まあ落ちる事に変わり無いな

支援
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:06:59.31 ID:8OprvKHP0
支援!

パシリさんおひさし〜
117パシリな俺:2011/01/13(木) 22:07:12.46 ID:AKZMZK1H0
―― 第501統合戦闘航空団基地 滑走路の隅っこ――

シャーリー「おい!バルクホルン!起きろ!おい!」

俺とルッキーニが到着するとちょうど、シャーリーがバルクホルンを海から引き上げて
滑走路面に仰向けで寝かせ、かなり取り乱した様子で呼びかけていた。

俺「はぁ……はぁ……シャーリー!トゥルーデの様子は!?」

シャーリー「あ!俺…バルクホルンが目を覚まさないんだ!」

俺「……外傷は擦り傷が少々…意識は……ない…呼吸も停止か…。シャーリー、今ウーシュとエーリカが毛布と
  救急箱もってコッチに向かってる。そいつをバイクで拾ってきてくれ」

シャーリー「でも…でも私のせいでバルクホルンが! 私が何とかしないと…」

俺「落ち着けシャーリー!今のお前さんが冷静になにかできる状態とは到底思えん。だから、
  トゥルーデは俺に任せて早くあの二人を連れてきてくれ!」

シャーリー「…でも」

俺「今は俺を信じろってば! 大丈夫だからよ」

シャーリー「……わかった。 俺、任せたぞ」

俺「おうともよ!」

シャーリー「んじゃ、すぐにつれてくる!」
118パシリな俺「うふふ、うふふ」:2011/01/13(木) 22:10:29.97 ID:AKZMZK1H0
そういい残すとバイクに跨り、エンジン音を響かせて基地へ向かい走り出した。

ルッキーニ「バルクホル〜ン……」

俺「……よし、まずは気道確保……んで海水を吐き出させて……さて…お次は…ってあぁ!!」

ルッキーニ「!! ど、どしたのおれ!?」

俺「……だれが人工呼吸すんだよ……」

ルッキーニ「じんこう…こきゅう? なにそれ」

しまった。完全にチョイスミスだ……人工呼吸ということはトゥルーデとキッスか…俺的には美味しいけど
……ぬぅぅぅ…ノーカンってことにはならんだろうし……かといってこんな事で悩んでる時間も惜しい
トゥルーデの命が最優先だ……くそぉ、この反応だとルッキーニはやり方知らないだろうし……こんな事なら
ウーシュちゃんかエーリカつれてくるんだった……

俺「……くそ! 命が最優先だ! いくぞ!」

俺はケツイし、顔をトゥルーデの顔へと近づけていく。
119パシリな俺:2011/01/13(木) 22:16:28.19 ID:AKZMZK1H0
ルッキーニ「え? 俺、バルクホルンにちゅーするの?」

俺「ち、ちがうよルッキーニちゃん! 人工呼吸だよ! れっきとした蘇生行為だよ!

そう、答えつつもさらに距離を詰めていく。

アト5cm…

アト4cm…

アト3cm…

アト2cm…

ルッキーニ「おー」パシャパシャ

ルッキーニちゃん? 何写真とっての! そんな場合じゃないでしょ!

アト1cm…
アト1cm…まて……本当にいいのか? せめて何か口に当てたほうがいいのではないのか?
俺がノーカン扱いとは言え唇を重ねるのだ…トゥルーデさんに申し訳ない…そうだ、ここは紳士的に行こう
そう俺が考え込んだのが運のつきだった。

バルクホルン「ん゛ん゛……」

俺「!! トゥルーデ!? 気が付いたか!?」

次の瞬間

バルクホルン「ゲホゲホ! ぷひゃ!!」ピュー

俺「ぎゃあああああああああああああああああめがあああああああああめがああああ!!」

突如目を覚ましたバルクホルンが咳き込み、勢い良く飛び出した海水が俺の目を直撃した!

ルッキーニ「だ、大丈夫俺!?」

俺「ぴゃああああああああ! トルゥーデの口からでた海水が!トルゥーデ汁がめにぃぃぃぃ!!」

バルクホルン「ゲホゲホ! ゲホゲホ!」ピュー

俺「めがああああああ!! お、おのれトルゥーデ汁め! なんて威力だギャあああああああ!!」

バルクホルン「ゲホゲホ! ゲホゲホ!」
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:23:00.52 ID:Hjk2fRS40
これは痛い・・・

支援でゴザル。
シャーリー「俺!つれてきたぞ!って……なにやってんだ……」

エーリカ「うわ〜なんなのこれ」

ウルスラ「に、兄様?」

シャーリーたちが見た光景は異質だった。
俺が目を抑えてのた打ち回り、バルクホルンはいまだに咳き込みながら悶え
ルッキーニは俺の背中を心配そうに眺めている。

シャーリー「なにやってんだ俺!俺に任せておけって言ったじゃないか!……ってバルクホルン気が付いてるし……
      ダブルハルトマン、すぐに毛布をバルクホルンにかけてさらに治療開始だ!」

ダブルハルトマン「「了解!(です)」」

俺「ぐ、ぐううう。 だ、だから言ったでしょ……俺に任せろって……正直何もやってないけど……エーリカ
  …拭くもの…拭くもの頂戴! 拭くものを! 目が!目がクラッシュ!」

エーリカ「え? あ、うん。……はい」

俺「さ、さんきゅう!!(フキフキ)……ぷはぁ! まだひりひりするが…生き返った……目が見えるってすばらしい!」

バルクホルン「……ゲホゲホ……うぅ……ここは…」

シャーリー「おお! バルクホルン、気分はどうだ? 痛いとこないか?」

バルクホルン「……リベリア…ン? 私は……どうして此処に…」

シャーリー「あたしとバイクでレースしてたろ? それで最後にとまりきれずに海に…」
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:25:36.75 ID:dn8D8JH/0
トゥルーデ…汁…?
124パシリな俺:2011/01/13(木) 22:31:16.26 ID:AKZMZK1H0
バルクホルン「……リベリア…ン? 私は……どうして此処に…」

シャーリー「あたしとバイクでレースしてたろ? それで最後にとまりきれずに海に…」
バルクホルン「……あぁ、そうだったな……」

俺「あーその、それなんだけどとまれなかった原因なんだけど…俺のガーランド
  まだ組み立てが完全じゃなくてさ…Hモード用のブレーキシステムを取り付けてなかったんだ…」

シャーリー「え!? でも、ブレーキも全部チェックしたし、バルクホルンと一緒に滑走路に来たときは普通にとまれてたぞ?」

俺「Hモード用のブレーキシステムは強力な奴でな、外付けするタイプなんだ……シャーリーがメカに強くても
  流石にもともと付いてないものなんてわかんないって……すまん!! 俺が事前にちゃんと言っとけばこんな事には…」

バルクホルン「……いや、謝るのはこちらのほうだ……止めるべき私があんな挑発に乗ってしまったのが悪いんだ……」

シャーリー「ちがう! あたしがガーランドの性能を知りたいがために……挑発なんかして…」

俺「いや、俺が」
バルクホルン「いや…私が…」
シャーリー「いやいや、あたしが…」


エーリカ「ああああもう! なに3人してやってんの! 君ら3人も!とめなかった私もルッキーニも
     ウーシュ以外はみんな悪いの! みんなの責任!OK!?わかった!?納得!?」

俺&シャーリー&バルクホルン「「「な、納得…」」」

エーリカ「よろしい!」
125パシリな俺:2011/01/13(木) 22:36:27.53 ID:AKZMZK1H0
ウルスラ「それでは、大尉を医務室に運びましょう」

シャーリー「バルクホルン……立てそうか?」

バルクホルン「……すまない……まだ無理そうだ」

俺「じゃあ、ハンガーから担架持ってこよう…ちょっとまっててくれ。ウーシュ、エーリカ。手伝ってくれ」

シャーリー「あぁ、お前はウルスラの案内があるだろ。 ここはあたしが運ぼう」

俺「ええ? はこぶったって一人でどうやって……」

シャーリー「へへ、こうやるのさ」

バルクホルン「? リベリアン…なにをする気だ…っきゃ!」

そういうと、シャーリーはバルクホルンの両膝に腕を入れ、肩を抱くようにして
持ち上げた…おお、姫さん抱っこか。それならいけるだろう。

バルクホルン「な、なにをする…リベリアン! お、おろせ!」

シャーリー「へへ〜、いやーだねー。このまま医務室まで連れてくー」

バルクホルン「いやいい! この体勢でいくなら歩く…お、おろしてくれ!」

エーリカ「いあいあトゥルーデ、ここはシャーリーのご好意に甘えナよ!」ニシシ

ルッキーニ「そうだよそうだよー!」パシャパシャ

俺「だねだね〜!」ニシシ
126パシリな俺:2011/01/13(木) 22:42:06.11 ID:AKZMZK1H0
シャーリー「……俺、本当にごめんなバイクスクラップにしちまって」
バルクホルン「…すまない…」
エーリカ「ごめんなさい!」
ルッキーニ「ごめんなさい!」

俺「いいって! いいって! 海水に落ちたぐらいじゃぁ俺のカブ…ガーランドちゃんはスクラップになんねーよ」ヘヘ

シャーリー「まじかよ」
俺「まじだよ」

バルクホルン「ふふ、お前のバイクはどうなってるんだ……だが、すまなかったな」

俺「だからいいってよ。 気にすんなって!…ほら!はやく医務室行きやがれ!!」

シャーリー「そうだな…んじゃ行くか!」

そういい、シャーリーは基地へと歩いていく。

<…リベリアン。 やはりこの体勢は…
<なんだよバルクホルン。 私にこんなことされるのは嫌か?
                                      俺&エーリカ「……」
<…いや、嫌とかじゃなくてその……胸が…
<なんだ? お前も俺と同じで気に入らない〜とか言うのか〜? 傷付くな〜
                                      ルッキーニ&ウルスラ「……」
<そうじゃない…が…ゴニョゴニョ
<じゃあなんなんだよ〜
<な、なんでもない!はやくいけ!
<へいへ〜い

…ほんと仲がいいんだなありゃ。
127パシリな俺:2011/01/13(木) 22:43:07.62 ID:AKZMZK1H0
俺「…さて、バルクホルンも医務室に向かったし俺たちも次の所行くか…ってどうしたそんな辛気臭い顔して」

エーリカ「…う〜ん…けどすぐにいつもどおりってわけにはね〜」

ルッキーニ「うん…」シュン…

俺「ふむ〜…そうだ!次は食堂いこうぜ食堂! 気分の切り替えにお茶といこうや。ついでにお菓子作りと行こうか!」

エーリカ「ほ、ほんと!? やったー!」

ルッキーニ「おっかーし! おっかしー!」

ウルスラ「久しぶりの兄様手作り菓子……楽しみです」

俺「うむ。期待するがいい」

俺「んじゃ!いくぞ!」

3人「「「お〜!」」」
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:49:30.45 ID:dn8D8JH/0
しえ
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:53:51.26 ID:ehG9wPNt0
さるねと彼女が言ったから今日はさるさん記念日
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:55:00.03 ID:ehG9wPNt0
しまった途中送信
さるったか?と聞きたかったんだ
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 22:59:00.05 ID:Gow32xqT0
さるっちゃたみたいだよ

967 名前:名無しの俺[] 投稿日:2011/01/13(木) 22:52:46 ID:4hh5muUM
さるさんくらった死にたい!携帯規制だからかきこめねぇしぃ!

一応本編落とし終わったけどあとがきとおまけガー
でも11時から次の人だから別にそれくらいなら別にいいか
132パシリな俺:2011/01/13(木) 23:01:04.33 ID:AKZMZK1H0
ってなわけでつなぎ終わり!しかもさるったごめんね!

シャーゲルってこんな感じ? って気分で妄想してた。もっとちゃんと絡ませたい
こんな風にしか出来ない俺が悲しい。

あとwikiの俺のページにも書いたけどオールスターとか設定つかったりとかまったくキニシナイからね

俺も勝手にNライフルとバスター出したしちゃったし・・・

だから使ってもイイヨ スタゲ! ちなみにNライフルとバスターはただ出しただけじゃなくてちゃんと使われるからね!期待しないでね!

あと、アタシ博士をちょっと使ってみたいんだけど これも告知とか要るのかな?
出すのかなりアトなんだけどね、ダメだったらダメで何とかするけどね。

>>131 お手数かけてごめんなさい!

支援ありがとうございました!
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:06:25.50 ID:QUba6q1KO


トゥルーデ汁が欲しいのですが1リットル幾らぐらいでしょうか
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:09:22.06 ID:XYECuuL10
パシリさんの次とかハードル高すぎだろjk…

初投下で短編です。何分初投下なもんですからいろいろあると思いますがご容赦ください

ストライクウィッチーズで戦った主人公のその後的な内容です。
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:09:31.90 ID:ehG9wPNt0
乙っす

>>132
アタシ「アタシを使いたいなんてイヤラシイわねぇ…ウフフ」
 
アタシ「いいわよん。パシリちゃんになら使わせて ア・ゲ・ル///」
 
助手「素材フリーなんで自由に使ってください。でも絶対後悔しますよ。本当にいいんですかパシリさん!?」
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:10:23.83 ID:dn8D8JH/0
サーニャ汁はいくらダ?
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:11:15.62 ID:ehG9wPNt0
おっとと支援支援
138トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:13:11.86 ID:XYECuuL10
ロマーニャ解放から一年半後
カールスラント某基地

バルクホルンは現役を引退しこの基地の総司令を努め、ストライクウィッチーズでバルクホルン達と共に戦った俺は最先任の現役ウィッチとして戦闘中のウィッチの指揮やバルクホルンの補佐をしている。

コンコン

ガチャッ

バルクホルン「おい俺、風呂上がったから入っていいぞ」
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:14:19.56 ID:dn8D8JH/0
すでに結婚した状態だと…?
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:15:05.22 ID:dUwqCcdw0
とりあえず壁壊した
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:16:42.95 ID:AKZMZK1H0
んじゃ遠慮なく使わせていただくよ
マジデ!? 見たいな使い方を用意しておくよ

そしてしえーんー

俺のアトとか前々ハードル低いよ!
あとこのあとおまけ落としてオチつけるね

142トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:18:09.07 ID:XYECuuL10
俺「はいよー。それと……」

バルクホルン「それと?」

俺「明後日、一緒に外出許可を取って外出しないk…」

バルクホルン「ダメだ!」

俺「(´・ω・`)」

バルクホルン「我が祖国カールスラント奪還の真っ最中というのに外出なんてしている余裕は無い!」
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:21:26.97 ID:C5SpvpXJ0
支援、俺ならミーナさんを貰って行くだろうな・・・
144トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:24:21.26 ID:XYECuuL10
俺「えー明後日はネウロイは来ないっていう予想なんだからいいじゃん」

バルクホルン「そうだとしても、ネウロイとの戦闘を行う部下が優先だ」

俺「でも、真面目な話最近トゥルーデほとんど休めてないだろ?ずっと執務室にこもりっぱなしだし……」

バルクホルン「ああ、ただでさえ忙しいのに個性あふれる部下たちがさらに仕事を増やしてくれるからな。だがこれくらい何とも……」

バタッ

俺「おい、トゥルーデ!大丈夫か!誰か、誰か来てくれ!トゥルーデが、トゥルーデが!」

145トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:30:01.26 ID:XYECuuL10

二日後 医務室

バルクホルン「んん、ここは?」

医務室にいるのは女医と俺だけで、部屋の片隅にある机の上にはバルクホルンの代わりに俺が書いたのであろう書類が積まれている。女医はベッドの横でなにか作業をしているようだ。
俺はベッド脇のいすに座りシーツの端に頭を突っ伏したまま寝ている

女医「気がついた?」

バルクホルン「私には何があったんだ?どれ位寝ていたんだ?私が寝ている間に基地に何かあったか?」ガシッ

女医「まぁまぁ落ち着いて。お風呂を上がった後あなたと俺さんの部屋であなたは倒れたのよ。あなたが倒れていたのは2日間。身体には特に異常はないわ。たぶん疲れがたまっていたのでしょう。基地も特に何もなかったわ」

バルクホルン「そうか……」

女医「あなたが倒れていた間、俺さんずっとあなたのそばにいたのよ」
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:31:36.29 ID:5e0CMagm0
>>918
アレッシア先生カワイイ
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:32:57.45 ID:C5SpvpXJ0
>>918に期待
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:34:08.21 ID:5e0CMagm0
なぜ安価付けたし、びびーつーしーェ・・・
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:34:10.05 ID:mYGMfFFtP
>>132
ひゃっほー!いつになるか分からないけどね!支援!

強さ議論の助けになるかと思って設定書き殴ってみたらおっそろしく長くなったよ!
メカの設定作るの楽しすぎワロエナイ!書き溜め進まないワロエナイ…
150トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:37:03.37 ID:XYECuuL10
女医は俺の方を見ながらそう言った。

俺「Zzz……」

女医「しばらくは安静ね。じゃあごゆっくり。」

ガチャ
バタン

医務室はバルクホルンと俺だけになった。
バルクホルン(そういえばジェットストライカーを履いて墜落したときも俺がずっとつきっきりでそばにいたな。俺から告白されたのはその直後だっけ。確かあの時言われたのは……)

回想━二年前━
俺「俺は、これからずっとトゥルーデのそばにいたい…。俺はトゥルーデのことが好きだ…」

バルクホルン「私も俺のことが、好きだ……////////」

俺「///////」

バルクホルン「///////////」

━回想終了━
151トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:42:47.62 ID:XYECuuL10
バルクホルン(しかし、結婚してからあまり夫婦らしくできてないな……。ネウロイとの戦いのこともあり、こ子作りも指で数えられるほどしか……。でも、今は祖国奪還の一大作戦の前……。これだけは……。)

バルクホルン「なぁ、俺。私はどうすればいいんだ?」

答えが帰ってくるのを殆ど期待せずバルクホルンは寝ている俺に問いかける。

俺「Zzz、トゥルーデの好きなようにやればいいんだよ……Zzz」

寝言と分かっていたものの少し驚いたバルクホルンはあわてて俺の顔を覗き込む。いい夢を見ているのだろうか、とても柔らかな表情だ。

俺「Zzz…トゥルーデ、愛してる…Zzz」

バルクホルン「…私もだ/////////」

が、すぐに俺の表情が険しくなる。
152トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:46:36.69 ID:XYECuuL10
俺「Zzz…お願い、ダメ、トゥルーデ行かないで、待ってトゥルーデ…Zzz」

バルクホルンは俺の頭の上に手を置き優しくなでる。

バルクホルン「大丈夫。私はちゃんとここにいるぞ……」

すると、

俺「むが、あ、トゥルーデ……」

俺は一瞬安心した顔をしたが、すぐにそれは泣き顔に変わり大粒の涙をぼろぼろ流し始めた。

俺「ヒグ、トゥルーデ、トゥルーデ本当に心配したんだぞ。ヒッグ、ジェットストライカーのときみたいになるんじゃないかって…ヒグ」
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/13(木) 23:53:48.45 ID:NhnKyYBq0
>>149
ガンガレwww
154トゥルーデの旦那の俺:2011/01/13(木) 23:55:35.41 ID:XYECuuL10
バルクホルン「すまない…最近俺には迷惑をかけてばかりで…」

バルクホルンがそう言うと、俺は目がまだ赤いまま微笑みバルクホルンを抱きしめた。

俺「大丈夫…。俺がトゥルーデのことを迷惑だなんて思ったことは一度もないよ」

俺はいったんバルクホルンの体を離し、そのまま自分の唇をバルクホルンの唇に重ねた。

俺「……………//////////////////」

バルクホルン「……………///////////////」

そのまま二人の間に静かな時が流れる。

しばらくしてバルクホルンが唇を離し口を開いた。

バルクホルン「外出の件についてなんだが…やっぱりこの作戦が終わるまでは待ってほしい…カールスラント軍人としてこの祖国奪還のための作戦に全力を尽くしたい…ただ」
155トゥルーデの旦那の俺:2011/01/14(金) 00:03:33.64 ID:aK0W/miu0
俺「ただ?」

バルクホルン「これからは絶対に無理をしないことを約束する。もう俺にさっきみたいな思いをさせない…」

俺「トゥルーデ」

バルクホルン「何だ?」

俺「これからもお互い無理せず支えあっていこう。愛してる」

バルクホルン「私も愛してる///////」

二人は再びキスを交わす。しかし、さっきよりもそれは深いものだった。

俺「……んちゅ…んん……れろ/////」

バルクホルン「ん……んん…ちゅ……/////」

俺「ちゅ…トゥルーデ…俺は今とても幸せな気分だ」

バルクホルン「私もだ…んん…ちゅ…/////」

しかしこの二人の幸せな時は唐突に鳴らされたノックによって途切れてしまった。

コンコン

?「入るわよ」
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:11:53.96 ID:Ef1tEG0Q0
157トゥルーデの旦那の俺:2011/01/14(金) 00:12:18.67 ID:aK0W/miu0
ガチャ、バタン

ミーナ「あらあら、トゥルーデ倒れてさっき起きたって聞いたから来てみたら、全然問題なさそうじゃない、フフッ」

バルクホルン「///////」

俺「/////////」

ミーナ「私はお邪魔みたいだからすぐに帰るわ。それと、この前あったこの方面軍の作戦会議で外出したときクリスさんにちょっとだけ会って話してきたわ」

バルクホルン「クリスとか?元気にしてたか?なぜ私にすぐに言ってくれなかった!」ガバッ

ミーナ「ごめんなさい。すぐに伝えたかったけどこっちも忙しくて……。クリスさん元気そうだったけど、暫くトゥルーデと会えてないから寂しがってたわ。じゃあごゆっくり」

ガチャ、バタン
158トゥルーデの旦那の俺:2011/01/14(金) 00:19:20.40 ID:aK0W/miu0
バルクホルン「俺、今すぐ出かけられる準備をしてくれ。」

俺「出かけるってどこへ?」

バルクホルン「ぐずぐずしている暇は無い!!今からクリスの所へ行くぞ!!クリスが私を待っている!! /`ァ /ヽァ /ゝァ / \ァ、クリスーーーーー!!!!」

俺「(´・ω・`)」

おわり
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:30:09.57 ID:ravaN8Wh0
おっつっつ!
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:30:41.42 ID:aK0W/miu0
以上です。本当に駄文を投下し申し訳ありません……

それとお姉ちゃん好きの方に心からお詫び申し上げます。
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:44:53.70 ID:LdbP1gUN0
乙乙、お姉ちゃんェ……
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:52:33.33 ID:qUeWt/NR0
乙 お、お姉ちゃん…
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 00:56:11.94 ID:d+6dR24l0
お姉ちゃん・・・
164パシリな俺:2011/01/14(金) 01:10:22.25 ID:ravaN8Wh0
さて、寝る前にさっきのやつのオチだけつけて寝るよ!
165パシリな俺:2011/01/14(金) 01:12:23.26 ID:ravaN8Wh0
エーリカ「あ、でも……」

俺「どした?」

エーリカ「…ん〜、バイクをこのままほっといてもいいのかな〜って思って…」

ウルスラ「そうですね。 流石にカブといえどこのまま海の中に長時間放置するのは……」

ルッキーニ「かわいそうだよ俺……」

俺「ん〜、それもそうだな。 んじゃちょっくら引っ張りあげるか…さっき魔法力突っ込まれたから
  ……まだいけるはずだ。うん」

エーリカ「手伝うよ俺! 何すればいい?」

俺「へ?何もしなくていいぞ」

ウルスラ「アレを使うのですね」

ルッキーニ「え? あれ?」
166パシリな俺:2011/01/14(金) 01:13:39.18 ID:ravaN8Wh0
俺「そいうこと、まぁ見てなって。スゥ……」

俺は目を閉じて深く息を吸い込み

俺「でろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

エーリカ&ルッキーニ「!?」

高らかに叫びながら右腕を高く天に掲げる!
167パシリな俺:2011/01/14(金) 01:14:23.35 ID:ravaN8Wh0
俺「ガーランドォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

           /‐ ヽ
             /./  !
          /~´   l
         /     /
       /     /
       /     ./
       !    ─|
       !  ___|       / ̄',
       |/    `゙゙゙'''''Yー─、  ',
     . /          !__i|   ',
    iゞ     .,,_,______l     l
    !   __/______|      .|
   ,'ヽ,,,,/             ゙ゝ     .|
   l: : : .!            `i、    .|、
   !: : : ヽ '、           -..,,,,../::::ヽ
   !: : : : : \Γl二二ー、      l::::::::::::::::::::ヽ
   /: : : : : .l゙     .`'-ミi、   _ヽ:::::::::::::::::::::l
  ./: : : : : : ',        \  l  .l.::::::::::::::::::│
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168パシリな俺:2011/01/14(金) 01:15:05.30 ID:ravaN8Wh0
パチィィィィン…!
                       ,.ー-、
( ̄ ̄ ̄\                 !   .l
.\.     \               |    ヽ
  \     .\         .l     ヽ
    \      \           ヽ      \
     .\     .\       ヽ___-=
       \     ヽ-.  ../ ̄ ̄        \
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169パシリな俺:2011/01/14(金) 01:16:30.93 ID:ravaN8Wh0
カブ(……)

<パチィィィィン…!

カブ(……!)

キャシャシャシャシャ…キャシャシャシャシャ…

カブ(……!!)

キィィィィィィンンン……

ドルルルルルルンンンン!

ボゴゴゴゴゴ……

エーリカ「な、なんのおと!?」

ルッキーニ「うじゅ?!」

エーリカとルッキーニが周囲に響く異音に珍しくうろたえた次の瞬間

バシャアアアアアアアアアアアアンンンンン!!

勢い良く海中からガーランドが…飛び出してきた

エーリカ&ルッキーニ「!!! えぇぇぇぇぇ??」

カブは何事もなかったように俺の隣に止まり、停止した。
170パシリな俺:2011/01/14(金) 01:17:27.44 ID:ravaN8Wh0
俺「さ、ハンガーに戻るぞ。 海水ぐらいふいてやらなあかんしなー」

ルッキーニ「え?えぇぇ?」

エーリカ「な、何したの俺…」

俺「? なにって、バイク呼んだだけだけど?」

エーリカ「バイクは呼んでもこないよ! ていうか勝手にエンジンかかって無人でなんて走ってこないよ!」

俺「なにいってんだ。 バイクは呼べば飛んでくるに決まってるだろ。常識だぞ?」

エーリカ「じょ、常識なわけないでしょ! ねぇ、ウーシュ!なんとかいってやってよこの非常識な奴に!」

ウルスラ「?? 何を言っているんですか姉様。 バイクが呼べば来るなんて当たり前じゃないですか。ね、兄様」

俺「うむ常識だな」

ルッキーニ「????」

エーリカ「……えぇ? あれぇ?(あれぇ?あれぇ?)」

ルッキーニは頭を捻らせ。エーリカは脳内が疑問でループしているようだ。
両者ともに常識という文字がゲシュタルト崩壊を起しているご様子。
171パシリな俺:2011/01/14(金) 01:18:09.53 ID:ravaN8Wh0
俺「まったく……俺にメカの改造を教えてくれたサラダ好きの先輩がいた部隊じゃ日常風景だったぞ」

ウルスラ「そうですね」

エーリカ「(どこにいたんだぁ! どんな部隊にいたんだよ俺! しかも、ウーシュまでなんか変だし!)」

俺「さて、バイクも陸揚げしたし食堂行こうかウーシュ」

ウルスラ「はい、兄様のお菓子たのしみです」

俺「ははは〜、そうか〜。んじゃ気合入れて作るかね〜」

スタスタスタ……キュルキュルキュルキュル……

ルッキーニ「うじゅ?……ってあ!」

エーリカ「ま、まってよー!! おいてかないでー!」

ダダダダダダダ……
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 01:21:47.85 ID:rcGeymMm0
どこのコア・ランダーだよ
支援だぜ!
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 01:24:29.25 ID:LdbP1gUN0
AAやめろwww
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 01:24:31.24 ID:9jD2uLMr0
10段階改造ですね、分かります。

支援
175パシリな俺:2011/01/14(金) 02:01:35.84 ID:ravaN8Wh0
ぱっと落として寝ようとした俺が浅はかだったなりぃ…

さるってる間にネタ考えてたけど無理だった

ごめんね!寝る!
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 02:28:26.02 ID:rcGeymMm0
おつ〜
そしておやすみ
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 03:03:00.47 ID:d+6dR24l0
あれロマーニャの方の医者って男だったっけ女だったっけ……また見直す必要があるか……
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 03:05:35.66 ID:rcGeymMm0
女性の軍医さんだね、アレッシア・コルチだったかな
28歳独身でどこかの医科大学みたいなのをでてたはず
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 03:15:48.32 ID:2fTIzwhD0
コルチ先生は民間人だぞ
ローマ大医学部卒で院卒直後にロマーニャ政府の要請で基地に来た
28歳で独身だからな!
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 04:06:42.03 ID:u/KXx7HqP
眠れない保守
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 06:45:13.24 ID:A4YsFrcf0
ゲルト「ぬおおおおおお!!」
漏れ「スレを…ageてるだと……!?」
漏れ「いい…おっぱいだぁ…」
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 07:28:01.23 ID:A4YsFrcf0
お休みなさいイェーガー官房長官(新)

しかし古子の画像マジでない…死ぬの?
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 09:24:09.07 ID:UTyNg8cW0
保守
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 09:27:30.96 ID:609nr0d90
保守がてらにちょっとした小ネタ/講座を投下していいかな?
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 09:33:07.24 ID:UTyNg8cW0
うむ
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 09:47:55.28 ID:609nr0d90
〜第一回 キ84の空戦講座〜

俺「どうも、ご無沙汰してます。キ84です

  最近いろんな作者さん方から『ミリタリーが分かんねーよ』『空戦描写めんどくさすぎワロエナイ』とお嘆きの声を良く耳にします。

宮藤「坂本さん!私もわかりません!」

坂本「うむ。そこで、出来る限り分かりやすく空戦の基礎とか何とかをウィッチーズのと紹介していこう、というのがこの突発講座の趣旨だ」

ゲルト「本編を読めば分かると思うが、ミリネタは作者の守備範囲だからな」

エーリカ「ミリネタ『だけは』ね〜」

ミーナ「ただし、ネタ成分は少し少なくなってしまうかもしれないわねぇ・・・」

ペリーヌ「まったく、そんなグダグダでいいと思ってまして?」

エイラ「だったらツンツンメガネがヤッテミロヨー」

サーニャ「エイラ・・・失礼よ」

ペリーヌ「な、なんで私がそんな事を!」

ルッキーニ「わーい、ぺったんこーが怒ったー!」

シャーリー「そんなわけで、ちょっとグダグダだけどそれでもいいかな?」
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 09:50:59.19 ID:UTyNg8cW0
支援
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:02:26.85 ID:609nr0d90
俺「さて第一回ですが・・・なんの話にしましょうか」

宮藤「はい!質問です!」

俺「なんでしょう、宮藤軍曹?」

宮藤「そもそも空戦ってなんですか?!」

俺「・・・・どストレートな質問ですね。

  きちんと説明しようとすると、戦闘機の成り立ちから紐解いて各種用途を説明して云々、って事になるんですが・・・」

ルッキ「え゛〜なにそれめんどくさ〜い〜」

俺「ですよねぇ。

  簡単にいえば『飛行機と飛行機の喧嘩』、になります」

シャーリー「大雑把だなぁ・・・」

俺「まぁ詳しくは後々説明するかもしれません。

  では、空中戦には大きく分けて二つのスタイルがあります。

  分かる人は?」

エーリカ「はいはーい!

      『格闘戦』と『一撃離脱』だよー」
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:13:37.88 ID:609nr0d90
俺「その通りです、中尉。

  まずは『格闘戦』・・・これはもう至極簡単、相手の尻を取ったほうが勝ち。

  いわゆるドッグファイトです。

  扶桑の人たちが多用しますね」

宮藤「シャーリーさんが二期四話でやっていた戦い方ですね」

俺「そうです。

  一対一で射撃位置に付く様に相手の裏をかきあう、これが格闘戦です。

  でもはっきり言うと、もう格闘戦は時代遅れと言われています」

宮藤「なんでですか?」

俺「うーん・・・一言で説明するのは難しいんですが、ざっくり言うと『難しい』『危ない』って事です。

  パイロットの経験さがもろに出ますからね。

  そこで、安定して敵を倒す方法として登場したのが『一撃離脱』です」

ゲルト「主に私やハルトマンが使用してる戦法だな」

俺「そうですね。主に欧州で生まれた戦術ですね」

190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:28:51.09 ID:609nr0d90
俺「で、この一撃離脱戦法なんですが、読んで字の如く『一発殴ったらとっとと逃げる』って事です」

坂本「つまり敵と接している時間が少ないわけだな」

俺「なので自然と被弾する確立も低くなって、比較的安全且つ安定して戦える、ということです。

  この辺はいらん子中隊二巻で糸川技師がしてる説明が分かりやすいです」

エイラ「コップの水がどーとかいうアレカ?」

俺「それです。

  コップ=飛行機、水=エネルギーとすると、格闘戦はちびちびちょっとづつ出していきます。

  一方で、一撃離脱は一気にぶちまける感じです」

宮藤「・・・本文に出てくるこの『重戦』とか『軽戦』、ってなんですか?」

俺「それはこの『格闘戦』と『一撃離脱』を元とした戦闘機の分類です。

  ・・・そうですね、ちょうどいいので次回は戦闘機の分類の話にしましょう。

  そこでちょっとした宿題を。

  次回までみなさんの愛機がどういう分類になるか調べてきてください」

ルッキーニ「うじゃぁ・・・メンドクサイ・・・」

俺「それじゃぁ最後にまとめに入りましょう」
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:35:30.69 ID:u/KXx7HqP
ためになるなぁ
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:36:06.00 ID:UTyNg8cW0
ふむふむ
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 10:37:21.44 ID:609nr0d90
                            ‐ニ1       └┬───────────────
            -───- 、 / '´ │.          |
            ´.::::::::::::::::::::::::::‐</     /           | ◯☆空戦=飛行機と飛行機の戦い
    ___/_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\   /            //
 そー─ -- /:::::::::::::::::::::::::丶::::::::\::::\く            //  ☆主に「格闘戦」と「一撃離脱」に分けられる
  \、   /:/::::/∧::::\\:::\:::::: \::::ヾ            //
.    \、 j:::|:::::l::! \:::::V⌒>\:::ヽ\::::\.       //    ☆「格闘戦」=ドッグファイト、相手の尻を取ったほうが勝つ
.     `7::::|:::::N'⌒ \:∨ f゙て }\::l`ト、::::::\      //. |
      /::::::|:::::|〃fて   丶r ゞソ )小|.ノ::|\:::::::\  //   |  ☆「一撃離脱」=ヒットアンドアウェイ、一発くれたらスタコラサッサ
.     / :::::∧:::トヘ弋ナ )⌒`ーxx´/´::∧|   ̄ ̄` // .   |
    /:::::: /ーヘ从ヘーxx r 'ヽ   イ/}/          //     |  ☆格闘戦はパイロットの腕次第、一撃離脱は連携が肝
   ノ:::::/    \:>  、 ノ /|/           //.     |
    ̄ ̄    _ xr‐=≧`rノ ´  |  _      //'     |
         '´  / V////|     `<ヘ     ,ィ//    ┌┴───────────────
      /  /  !/ ∧'///ト     ノ/∧  /)'〈_
.   /   /  l  | V//|二ニニ//////∨ 〃/)
 /       / │ ト、厶-=≦///////_{  `ゝ´_)
.      ∠ニァ′_人 Y/ ̄ ̄/ ̄ ̄ 八   ⌒/
  丶/  < ̄   `〈乙.__/   j  /  〉  ,/
    ̄}    厂  ̄ ̄〈 \     // f7   /
.     \  |   丶、   \ 〉   /´  八.  ∧


俺「・・・と、こんなトコロです。第一回は取り敢えずこれで終わりです。

  ご意見、ご感想、ご苦情、ツッコミ等お待ちしております。

  次回は『戦闘機の分類について』をお送りしたいと思います、それでは」

194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 11:36:32.24 ID:bkg0fWIy0
細かな説明感謝します。とても解りやすいであります。
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 11:38:00.61 ID:UTyNg8cW0

ところで次回はまだですか?
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 11:40:55.21 ID:3BT6MnxSP
本屋に行っておもむろに手にとった雑誌にストパンのピンナップが入ってました
リーネちゃんとミーナさんのメイド服は素晴らしかったです
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 12:30:15.31 ID:UTyNg8cW0
保守
なぜこんなに人がいない…
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 12:44:47.02 ID:609nr0d90
共通一次・・・
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 12:50:20.94 ID:3BT6MnxSP
俺みたいに会場準備で暇な大学生とかはあんまいないのかな
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 12:52:32.33 ID:UTyNg8cW0
頭の中を三頭身デフォルメ宮藤さんが走り回ってて困る
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:06:55.58 ID:ZqFASemQP
ああ、センターか…思ったより若い子が多かったんだなぁ
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:19:38.00 ID:pJuoeFKL0
あと社会人とかな
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:50:32.77 ID:M5YYrw/X0
スレ立てを失敗して迷惑掛けた蒼穹です。
ご迷惑をおかけしてすみません。特に>>19氏に深くお詫びを。テンパって居て
「マルちゃん」をマルセイユと思わず、いか娘とやらのキャラ名かと思い込みました。
ごめんなさい。

お許しいただけるなら、保守がてら戸浮かしたいのですが、いいですか?
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:51:34.57 ID:UTyNg8cW0
戸を浮かされるのは困る
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:52:59.69 ID:d+6dR24l0
センターか……何もかもみな懐かしい……
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 13:53:43.59 ID:M5YYrw/X0
! ごめ。うちの事務所、安普請なんで。
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:00:04.65 ID:rcGeymMm0
人が……いない……?
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:01:37.53 ID:Qv6fuxeH0
>>207が何の誤字だろうと思った俺は語彙が少ない
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:05:40.41 ID:M5YYrw/X0
変換候補で、ちゃんと選んだつもりだったんだけど(0で)・・・。
罪滅ぼし投下です。前スレ>>941エイラの恋魔術の後。
***

シャーリー「おーい。ラスカル。ちょっと話があるんだけど、いいかい?」

俺「いいぞ?なんだい、話って。タバコ失礼」

シ「・・・なぁ。ぶっちゃけ、聞くけど。ラスカルは誰に恋しているんだ?」

俺「!」

 火をつけかかっていたタバコに咽る。かなり派手に火の粉が散って火口が吹っ飛んだ。

俺「なんだよ、薮から棒に!」

シ「真面目だよ、わたしは。具体名は出さないぞ。自分で考えろ。何人かがお前に惚れ始めている。
 まず、これを事実として受け止めて。いい?」

 はあ、と頷くラスカル。そうだったですか?という顔をしている。タバコを灰皿に捨てた。

シ「問題なのは、その中の数名が友人同士だということ。解る?このままだとどうなるか?」

俺「・・・・友情にヒビが入る可能性がある」

シ「うん。そうなる恐れが高い。多分、どっちも互いには退かないだろう、と思うんだ。まあ、わたし
 のカンだから違うかもしれないけどさ。お前が行動しないと・・・だな。そうなると、下手すれば
 組織として成り立たなくなるかも」
211蒼穹の〜2. wは全部省いた:2011/01/14(金) 15:12:03.51 ID:M5YYrw/X0
シ「もしかしたら、お互いに足の引っ張り合いをするかもしれない・・・。女は怖いんだぞ?解ってる?」

俺「ああ。まあ、一応解っている」

シ「どうする?ラスカル君」

俺「ふむ。転属しよう!」

シ「名誉勲章が有る限り無理だろ?政府の肝いりだぞ、ラスカルの配属は!」

俺「やっぱりそうか・・・。んじゃ、戦死するしか?」

シ「戦死なんて軽く言うな!」

俺「すまん。いや、すまん」

シ「まったく。お前の好きな相手に告白して、結果を出すというのは?恋人同士にチョッカイを出して
 相手の男を横取りするんじゃないから、スムーズかもと思うんだ」

俺「それも考えたことがある。前にバルクホルンに言ったことを否定することになるんだけどな。
 でも、振られればいいけれど。上手く行っちまったら?
 1.彼女を怯えさせることになる。何時俺が死ぬか解らないし。
 2.戦死したら最悪・・・。いうまでもなかろ?
 3.この逆も起こる。
 4.部隊の組織運営に影響が残るかもしれない。 
 なんともはや、だよ。黙って消えるほうが?被害は・・・言い方がよくないのは解るんだけど、敢えて、
 被害は少ないと思う。最高なのは、全員から肘鉄を貰うこと。これが最良」

シ「一理あるかもな。考えたことがあるって事は、うすうす気付いていたのか」
212蒼穹の〜2.:2011/01/14(金) 15:17:00.71 ID:M5YYrw/X0
俺「ああ、ちょっと、ね。そうか。俺の思い上がりと思っていたんだがな」

シ「ここに来たのはサ。ラスカルにケツを上げてもらって、結論を出させることだった。誰を選ぶの
 か、ってさ。でも・・・そうか。旨くいっても、お前と彼女が辛くなることもあるのか。ラスカル・・・
 おまえ面倒くさい奴だなぁ」

俺「・・・すまん。ウィッチに男が紛れ込むのがそもそも間違いなんだ・・・」

シ「そうだよ、そう!女の園だよ?男を派遣した段階で予想しろって!誰だ、責任者!」

俺「全ての女の子を彼女にすればいい、とか思ってんだろ。『海兵隊!突撃!占拠せよ!』」

シ「なるほど!それも解決案だな!あははははは」

俺「えーと。楽しい?」

シ「ヤケクソ。そうだ!お前、女になれ!あれ切っちゃえ!坂本少佐にやって貰うか!」

俺「気持ちは解るけどな、ヤケクソ過ぎるぞ。さて・・・このまま黙って、戦争が終わるのを待つか?
 すっとぼけ続けてさ」

シ「(ラスカルの真面目に考えている顔、戦闘以外で初めて見たかもな・・・・)」

シ「または全部袖にする。でも・・・なあ、ラスカル。敢えて動くのも手かもしれないぞ?悪い方向に
 ばかり目を向けるのも、な?お前、好きな相手が居るんだろ?誰だよ」

俺「余り楽観的に物事を考えると、ドツボに嵌ってお陀仏だぜ?」

シ「中庸を選べ!臨機応変!上手くやれ!ってそういう考え方もあるだろう?」
213蒼穹の〜2.:2011/01/14(金) 15:22:00.39 ID:M5YYrw/X0
俺「行き当たりばったり、って言わないか、それ」

シ「あはははっははは!」

俺「笑うなよ・・凹むじゃないか」

シ「悪気は無いんだ。ラスカルは弄ると面白いから。根は真面目だし。まあ、もうちょっと考え
 ようよ・・・。ラスカルも考えるんだぞ?」

俺「うい。参ったなあ・・・。仲間にヒビを入れるなんてなあ・・・」

シ「で、誰に惚れているんだよ?話してみ。聞くだけだけどな」

俺「ルッキーニ」

シ「!!!!ダメ!絶対ダメ!お前それは犯罪だ!せめてリーネかペリーヌ!」

俺「うっそ!前にも言っただろ?歳の離れた妹だよ。悪いがお前にも喋らん。喋った後、俺が
 死んだらどうなる?」

シ「成程。さすが女垂らしだ。気配りが出来てるわ。なあ、坂本少佐はどうだ?ちっと問題も
 あるかもしれないけれど。彼女なら収まるぞ?」

俺「有難うな・・・心配してくれて」

シ「いえいえ♪仲間だぜ?(黙殺しやがったよ。やっぱりいい奴だな!)」

俺「どうしたもんだか・・・」
**************
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:23:27.72 ID:UTyNg8cW0
支援
215蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/14(金) 15:26:59.98 ID:M5YYrw/X0
サーニャ「ねえ。エイラ・・・」

エイラ「ん?ナンダ?サーニャ」

サ「占って。・・・恋占い・・・・」

エ「サササササーニャ!(私ト!私は怖くて出来なかったンダ!サーニャから言い出されタ!
 どどどどうしヨ。結果が悪かったらどうしヨ!占いなんてやらなきゃよかった)」

サ「・・・・駄目?・・・」

エ「そんなこと、無いサ!(アア!神様!)だ、誰と・・・・誰ダ?(ヨシ!気絶して逃げるゾ!)」

サ「えと・・・・ミーナ隊長とバルクホルンさん」

エ「!(ナンダ)アア。それ。(助かったゾ)」

サ「・・・・がラスカルさんとどうか・・・」

エ「エエ? エエーーーーーーーーーッ!」

サ「どうしたの?そんなに吃驚して・・・・」

エ「イヤ!三人でラブラブチュッチュは不味いヨ!とりぷるぱーそんぷれい///」

サ「・・・・・エイラ。違う///////」

エ「へ?」
216蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 15:32:11.43 ID:M5YYrw/X0
サ「ラスカルさんと、お二人がどうか占って?・・・解る?」

エ「あ!そういうことカ!はいはいはい(・・・危ない想像ダッタ・・・でも見てみたい//)」
・・・・・
エ「アレェ??」

サ「どうしたの?」

エ「イヤ・・・何か間違えたカナ。大尉が?そんなアホナ」

サ「?」

エ「二人とも、ラスカルに恋してるってデタ。アレェ?」

サ「・・・そう・・・やっぱり」

エ「も、もう一度やるよ!今度はしっかりやるゾ!」

サ「ううん、エイラ。もういいの。有難う」

****************

 戦闘終了。本日も無事に終わった。
 ラスカルさんから大きな飴玉を貰って、みんなで頬張って帰投中。
 ハルトマンさんとルッキーニちゃんは二つ口に入れて飛んでいる。両の頬っぺたが膨らんで、
 まるでリスみたいw。

 のんびり飛行。いつも空が平和なら・・・。太陽の日差しを浴びてふと思う。飛ぶことは大好き。
 戦いのない空なら、何時までも飛んでいたい・・・。
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:34:52.70 ID:UTyNg8cW0
支援
218蒼穹の〜2. 感謝2:2011/01/14(金) 15:37:37.97 ID:M5YYrw/X0
ふと、一番機のミーナ隊長の視線に気付く。俺さんを見ているのね。でも、話しかけるわけでも
 ない。ただ、静かに見ている。なんだろう?私がなにかへまなことをして、注意を受けるときの
 目とは違うし。ただ、静かに見ている。表情はとても柔らかい。うん?

 さりげなくみんなも見てみると・・・。バルクホルン大尉とハルトマン中尉もそんな感じ。
 シャーリーさんとルッキーニちゃんは、その三人をちらちら見ているのかしら?
 ペリーヌさんは・・・普通かな?前方に視線を向けて飴を食べてる。
 サーニャちゃんは、ラスカルさん気味だけど、他の人もちゃんと見てる。
 エイラさんは・・・うん、サーニャちゃんだけw。

 もしかすると?もう一度、三人を・・・。うん。やっぱり視線はラスカルさんへ。

 私も、ラスカルさんにはちょっと思うことがあるし。でも、恋というのとはちょっと違う。
 一番上のお兄ちゃんに感じる安心感と信頼感、存在感がもっと強くなった感じ。強くて、安心して
 頼れるお兄さん、なんだろうな。憧れもあるけれど・・・。いつも頼っていたい憧れのお兄さん。
 ミーナ隊長やバルクホルン大尉、ハルトマン中尉は、ラスカルさんに恋しているのかしら?
 サーニャちゃんも? シャーリーさん達は?・・・・・・うーん?

俺「・・・任せなさい!、材料あるかな?リーネ」
エイラ「おーい、リーネ?ドウシタ?」

リーネ「あ!はい!なんでしょう??」

エイラ「なんだヨ。聴いてなかったのかヨ。ラスカルがローストビーフ作るんダ。材料あるカ?」

リーネ「ごめんなさい。エエと・・・ひれ肉ですよね?10ポンドくらいありますよ。スパイスは大丈夫
 です。いいお塩もあります」

俺「オッケー!後でサンドイッチで食べる分も含めて作っちまえ。夜間哨戒は・・今夜もサーニャ達か、
 サンドイッチ沢山持っていけよ。肉全部貰っていい?リーネ」
219蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 15:42:05.43 ID:M5YYrw/X0
リーネ「はい!私も手伝います!」

サーニャ「有難うございます。・・・よかったね、エイラw」
エイラ「うんうん!サンドイッチなら私も作る!得意だゾ!」

シャーリー「うひょー。久しぶりだな!」
ルッキーニ「キャホーゥ!楽しみ楽しみっ!」

バルクホルン「私も手伝う、というか、教えてくれ。ラスカル?」
ハルトマン「わたしもー!教えてよ!ラスカル!」
バルクホルン「ハルトマン。頼むからお前は椅子に座って見ているだけにしてくれ!」
ハルトマン「え”ーーー!いいぢゃん!」
俺「ブブブッ・・・」

ミーナ「あらあらw。私からもお願いするわ、ハルトマン中尉。私にも教えてくださいね。ワイン
 を持っていくわね。美味しいのがあるのよ」

シャーリー「私も手伝うよ。役に立つよ?」

俺「んじゃ、エイラとサーニャ、ペリーヌはサンドイッチのほう頼むわ。ルッキーニは摘み食い
 担当な」

ルッキーニ「ヤッタァ!話わっかるぅ!大好き!」

 ローストビーフは火加減が難しい・・・。教えてもらおう♪
 あれ?三人が集うの?やっぱりそうみたい。私の今後のために、そっちも教えてもらおう・・・。

*****
220蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 15:47:00.76 ID:M5YYrw/X0
シャーリー「ほれ、コーク。飲めよ」

俺「おう、サンキュ。ビールでもいいけど?」

シ「勤務中は、だ・め!これで我慢しなさい?」

俺「アルコールだな、問題は。アルコール無しで酔っ払える奴はないのかね?」

シ「そりゃ無理だろ!あはははは」
俺「だな!」

俺「さっきは有難うな。うまく立ち回ってくれて・・・」

シ「なんだ、ばれてたか。いいさ、気にすんなよ」

俺「気にしないようにしようとすると、逆になあ〜」

シ「モテモテは辛いねえ。この幸せ者」

俺「疲れるよ・・・。大統領に直訴してみようかな・・・・」

シ「でも、そうしたらお前、片思いの相手とも離れちまうぜ?いいのか?」

俺「・・・・しょうがないだろう」

シ「まあ、短気は損気、かもしれないぜ?状況をよく把握し行動するんだ!軽挙妄動は慎め!
 マリンコ!」

俺「アイ、マァム」
*****
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:48:40.31 ID:M5YYrw/X0
ご支援有難う。
20分くらい席を離れます。戻って、誰も投下がなかったらまた。
wの消し忘れが・・・。見落としました。
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:49:37.67 ID:609nr0d90
草生やしてない種馬なんて・・・乙
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 15:55:59.49 ID:609nr0d90
SS
224蒼穹の〜2. ss?サトチャン?:2011/01/14(金) 16:10:02.01 ID:M5YYrw/X0
夕食。銀の大皿に乗ったローストビーフをラスカルが切りつつ、各隊員にサーブして廻る。
これは男の役目だ!と頑として譲らなかったラスカル。いまは砥ぎ棒でナイフにタッチアップする姿が妙に
様になって笑いを誘っている。テーブルには、シャーリーが作ったというスモークドサーモンも盛られている。
ちゃんとケーパーも散らしてある。

ミーナ「はい。俺さんありがとう。では皆さん、今日もお疲れ様でした。乾杯!」

「「「「「「「乾杯」」」」」」」

ハルトマン「おいひい!!お肉と魚で幸せ!」

ミーナ「お肉もお魚も美味しい・・・。俺さん、シャーリーさん。凄いわね」

サーニャ「・・・・美味しい・・・」
エイラ「鮭♪牛♪」

リーネ「美味しい♪」

バルクホルン「シンプルな料理だったのに。美味しいものだな。焼け焦げから作ったソースがまた」
ハルトマン「うんうん。美味しいよね。お肉しっとり。燻製ってレモン汁が合うんだ!」

ルッキーニ「あたし、おっかわりぃ!両方!山盛りぃ♪」

シャーリー「あ!ビーフジャーキーも燻したんだ。あとで酒飲みながら摘もうよ。リベリオン大西部時代の
 味、美味いんだよ。ウィスキーに合うんだ!」

俺「シャーリー!でかした!!いい嫁さんになるぞ!どうだ!」
ミーナ・バルクホルン「「!!」」

シャーリー「(この馬鹿ぁ!!)ラスカル以外だ、相手はね!(お前は全く!)」
225蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 16:15:00.50 ID:M5YYrw/X0
ミーナ・バルクホルン「「ホッ」」

俺「また振られた。他を探そう。どこかで誰かがきっと待っていてくれる。俺を愛してくれる人が」

ミーナ・バルクホルン「「♪♪」」

シャーリー「(おい、これ以上刺激するなよ。変態アライグマ)あ!おい、ルッキーニ・・・」

 ルッキーニが水の入ったボウルを持ってきて、ラスカルの前に置く。

シャーリー「ラスカル?アライグマは食事の作法に五月蝿いんだろ?(和ませろ!)」

 キョトンとしてシャーリーを見たラスカルだったが、すぐにニヤリと笑った。

俺「うむ。まずだな、こうする」

 耳と尻尾を出して、ローストビーフを揉み洗いする姿に周りが凍りつく。

俺「アライグマは必ず食べ物を水で洗うのだ。洗う姿が可愛い。さて、こんなものかな?」

 両手で掴んでムシャムシャと食べる。

ペリーヌ「美味しいのですか?」

俺「涙が出るほど不味くなっちゃった」

『ウェー』な表情に全員爆笑。

**********************************************
226蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 16:20:02.84 ID:M5YYrw/X0
警急当直で、ハンガー脇の小部屋でラスカルとペリーヌが詰めている。
警報がなるまではひたすら暇。ペリーヌは本を読み、ラスカルは窓から遠くに見える空戦訓練を
眺める。

ペリーヌ「ラスカルさん?どうぞ、タバコお遣りになってくださいませ」

俺「ん?暖かい空気汚しちまうからいいよ。窓開けると寒いしな」

 ほんのちょっとの気遣いが嬉しく感じる。

ぺ「有難うございます。ラスカルさんは坂本少佐に似ておられますね」

俺「そうかねえ。エレガントじゃないぜ?俺」

 思わず笑い出すペリーヌ。ラスカルも笑う。

ペ「豪放磊落なところですとか・・・。安心してついていけます」

俺「ありがと。変態だけどな」

ペ「口だけですから、大尉は。そういえば、あの時何を囁かれたのですか?少佐に」

俺「ん?なんだっけ?」

ペ「魔法の『登録』の時です。ほら、一番最初が少佐でした」

俺「ああ!危うくサムライソードで体を左右に泣き別れさせられそうになった!」

ペ「ええ」
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 16:24:35.52 ID:UTyNg8cW0
SS=サーニャさわさわ
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 16:26:02.74 ID:609nr0d90
誤爆したのよ、ゴメンね
SS=CH-53E Super Stallionとでも思っといて
229蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 16:26:21.67 ID:M5YYrw/X0
俺「んー?何を囁いたっけかな・・・。プロポーズだったかな」

ペ「あら。ええと、謝罪?ですか?」

俺「だったと思うよ?命乞いしたんだろう。『お願いです!見逃してください!』って」

ペ「またそうやってはぐらかすのですね」

俺「忘れちまったよw。まあ、今も軽口叩いていられるからいいじゃないか」

ペ「それではそういうことに(聞かないでおきますわ・・・)」

ペ「大尉は、どのような女性がお好みなんですか?」

俺「うーん。好きになった人、だなw。過去を顧みると・・・一生懸命に生きる人が共通項かね。
 あ、笑顔は大事だといつも思っているよ?」

 ペリーヌは何事か考えている。返事が無いので振り向いたラスカルがその姿を見る。

俺「タイプは決して・・・画一的なもんじゃないよ。不思議とね」
ペ「501では・・・誰でしょう?」

俺「ここで、ねえ?・・・・。すまん、答えられないわ」
ペ「(一番大事なところなのに)どうしてです?」

俺「だって、全員一生懸命だもの。皆、笑顔も素敵だ」
 完全に肩透かしされても、なぜかペリーヌは安堵した。私も認めて下さった。・・・それなら、
 それでいい・・・。きっと大尉は私以外の人を見ておられる・・・。でも、優しい人に憧れることが
 出来たんですもの・・・。
230蒼穹の〜2. ヘリ了解:2011/01/14(金) 16:32:45.78 ID:M5YYrw/X0
***
ハルトマン「ねぇねぇ、ラスカル。ちょっと銃を見てよ」

俺「ん?いいよ。お、バルクホルンも持ってきたんだ?」

バルクホルン「ああ、済まないが見て欲しい。ボルトが妙に汚れるんだが、理由が解らないんだ」

俺「二人とも?同じ様に汚れるのか?」

 頷く二人。持ってきたのはMG42が4挺。

俺「あれ?1挺多くないか?」

ハルトマン「うん。ミーナのもそうなんだよ」

俺「なるほど。ボルトの汚れ、ね?撃ち殻ある?作動は問題が無いんだな?装弾のロットは?」

バルクホルン「空薬莢は無い。海に落ちてしまうからな。作動は問題ない。弾は、古いものから使って
 いるけれど・・・。製造ロットは気にしていなかった」

俺「じゃあ、射撃場で撃ってみよう。今は・・・ああ、綺麗だな」
 三人で、ゾロゾロと射撃場へ。二人が銃を持ち、ラスカルは弾薬とバッグを抱えている。
 到着後、1弾倉を其々連射。ラスカルは作動を横で見つつ、撃ち終わった銃の汚れを確認する。
 次に薬莢を調べだす。程なく、何個かの空薬莢を脇に出した。

俺「これだな。ほら、雷管に穴が開いちまってる。雷管突破、って奴だ」

 雷管に残った撃針の打撃跡。通常は綺麗に凹んでいるが、それらの薬莢は、その凹みに小さな亀裂
 が生じている。
231蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 16:38:00.21 ID:M5YYrw/X0
俺「雷管の底の厚さも若干違うんでね。撃針が長いとこうなるのさ。各部品の製造公差の問題もある。
 カールスラント製品だから完全に同じものというわけじゃない。弾は仕入れ時期をずらして持って
 きたから、弾の問題じゃあない。オーバーホールしてからこの症状が出たんじゃないか?」

 うんうん、と頷く二人。

俺「なら、それだな。しかし新品部品を組んでそれで撃てるというのは凄いぜ。普通はアタリ調整が
 必須だし。いいな、カールスラント製品は」

バルクホルン「穴が空いたということは、燃焼ガスがボルトに廻ったんだろう?ボルトも交換した
 ほうがいいのかな?」

 三人で分解。ラスカルがボルトの薬莢底が当たる部分をしげしげと見る。

俺「大丈夫だろ。ガスで撃針ホール周辺が殆ど抉れていないから。撃針本体もダメージというほどの
 ものは無いと思うよ。焼入れ・焼き鈍しを念入りにやるからね。撃針の調整をしておくわ。そうすれ
 ば、高温高圧ガスで変質したかもしれない部位は取り除ける。ただし、撃針のスプリングは変えよう。
 撃針やボルトほど強度がないから、念を入れて、ね」

 ボルトも分解し、撃針の先端をオイルストーンで丁寧に磨き出す。ハルトマンが撃針スプリングを
 を装備部に取りに行き、魔法瓶に入れたコーヒーも持って帰ってきた。
 作業が終わると、また1弾倉を撃って確認。汚れは付かなくなった。薬莢を確認しても大丈夫。

俺「よっしゃ。これで大丈夫だ。武器担当には言わないほうが良いかもな。ほんのちょっと、だった
 んだ。ミスではない。よく君たちが気付いた、というべきだろ」

ハルトマン「だって、命が掛かってるもの。ユニットと同じように気を使うよ」

バルクホルン「ありがとう。ラスカル。器用だね。リベリオン海兵隊は皆できるのか?」
232蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 16:43:13.19 ID:M5YYrw/X0
俺「俺が機械が好きなだけだよ。凝り性だしw。たまにゃ、こうして美女のお役にたてることもある」

ハルトマン「はー。意外だ」

俺「おい。雑学の王者だぞ?こう見えても。専門外は女性心理学だ。ありゃ、フロイトに任せる」
 コーヒーカップを抱えて、三人で話し出す。4月が近づき、ちょっと春の陽気だ。

バルクホルン「ラスカルは彼女いないんだよな?」

ハルトマン「トゥルーデ、何処で情報仕入れてんのさ。驚いた!」
バルクホルン「前に聞いたんだ」

俺「ああ。海兵隊に入った時にバッサリ!振られた」

ハルトマン「馬鹿な奴〜♪」
バルクホルン「全くだ。しょうもない」

俺「ほっとけ!」

ハルトマン「ラスカルじゃないよ。相手の子!」
バルクホルン「そうだ。ラスカルの何を見ていたのやら」

ハルトマン「で、今まで何人彼女いたのさ?」

俺「ステディだったのは、その振られた子一人だけ。こう見えても、俺は奥手だぞ」

バルクホルン「ステディ?勉強??」

俺「うんにゃ。大勢とでなく特定の相手とだけ付き合う、って意味」」
233蒼穹の〜2. さーにゃサワサワかぁ・・・:2011/01/14(金) 16:47:59.35 ID:M5YYrw/X0
ハルトマン「おお!結婚意識していたんだ!奥手っていうわりには早熟だよね

俺「手ぇ出してねーよ。リベリオンで出鱈目なことしてみろ。相手のオヤジに射殺されるわ」

バルクホルン「好都合だったな。なあ、フラウ!」
ハルトマン「うんうん!!もう吹っ切れてるよ、トゥルーデ!」
バルクホルン「遊んでもいなそうだし」
ハルトマン「身持ちが結構堅いね」

 二人でにっこりしてラスカルを見つめる。

俺「何の話しをしているんだ?」

バ・ハ「「いやいや、こっちの話」」

俺「なんか、空気が怪しいぞ?」

ハルトマン「私、バルクホルン、そしてミーナの三人がね」

俺「・・・」

バルクホルン「あ〜その、お前のことが好き・・・で、な」

俺「!」

ハ「で、誰を選ぶの。私?ミーナ?トゥルーデ?」
バルクホルン「ああ。選べ!お前誰が好きなんだ?」
・・・
俺「あっ!」
234蒼穹の〜2. さーにゃサワサワかぁ・・・:2011/01/14(金) 16:52:59.78 ID:M5YYrw/X0
バルクホルン「どうした?ラスカル」
ハルトマン「なに?ラスカル」

俺「すまん。軍医に検査に来るよう言われていたわ。もう時間だ!じゃ!」

ハルトマン「こらー!敵に後ろを見せるのか!海兵隊!」
俺「阿呆!戦術的転進といえ!」
バルクホルン「おい!ちょっと!」
・・・
バルクホルン「逃げられた!私達でない相手に恋慕しているのか?あいつは」

ハルトマン「シャーリーは違う。ルッキーニも違う。エイラはサーニャ。サーニャは不明。リーネ
 も不明。ペリーヌは怪しい。サーニャ、リーネ、ペリーヌ?」

バルクホルン「ふむ!」

ハルトマン「ただし。ラスカルは年が近いほうを選ぶと見る!」
バルクホルン「フラウも消えたな」

ハルトマン「どさくさにまぎれて何言ってんの?テントに強襲かけようかなー。押しの一手ある
 のみかも。可愛い下着選んでさ♪ 誘惑するなら全裸かなぁ」

バルクホルン「ハルトマン!カールスラント軍人がそのような!」

ハルトマン「その前に、一人の恋する乙女だよ。トゥルーデだってそうじゃん?」
バルクホルン「・・・・」

ハルトマン「ミーナだって、考えていても不思議じゃないよ?ずっと頭いいんだからね?」

バルクホルン「夜襲か...(私も自己訓練は・・・それなりにしているな。仕掛けるか・・・)」
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 16:54:31.54 ID:rcGeymMm0
支援
236蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/14(金) 16:57:59.89 ID:M5YYrw/X0
ミーナ「はい。書類は全てお仕舞い!お疲れ様、俺さん」

俺「今日は結構ありましたね。明日は少ないことを祈りましょ」

ミーナ「だと良いわね。ブランディでも飲みましょう?」

俺「あ、良いですね。戴きましょう」

「「あなたの健康に 乾杯」」

ミーナ「お聞きしてもいいかしら?俺さん、恋人はいらっしゃるの?」

俺「居ませんよ。振られてそれっきり。縁がないですわ」

ミーナ「・・・そう」

俺「まあ、こんな変態ですからしょうがない」

ミーナ「そんなこと!・・・・ありませんよ、きっと」

俺「・・・」

ミ「どんな人がタイプなの?」

俺「笑顔が素敵な人。笑い声が素敵な人、ですね」

ミーナ「ええ・・・(私は・・・笑顔?笑い声?解らない・・・)」

俺「あと、仕事を投げ出さないで一生懸命やる姿に弱いかな」
237蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 17:03:02.13 ID:M5YYrw/X0
ミーナ「はぃ・・・(まさか。自分に都合よく聴いちゃ駄目・・・)」

俺「そういう人には、手助けしたくなりますよ」

ミーナ「どういう手助けを?(期待してしまうじゃない・・・)」

俺「・・・・苦労を共にできるように」

ミーナ「優しいのね、俺さんは(ずっと手助けしてくれている・・・)」

俺「そうすれば、一緒の時間を過ごせますしね。その人をいつも見ていれる」

ミーナ「ええ、そうですね(私かも!)」

俺「美味しいブランディでした。ご馳走様!さ、ミーナさんはお風呂で疲れを癒して下さいね」

ミーナ「有難う。俺さんはこの後は?(もう行ってしまうの?もうちょっと・・・)」

俺「2300まで、リーネ君のボーイズの引き金を改良します。引き味をシャープにしようと」

ミーナ「余り根を詰めないで下さいね?(私との時間よりそっちが大事? あ、我侭ね・・・)」

俺「ええ。上手くできたら、ミーナさんのも加工していいかな?」

ミーナ「ええ。楽しみにしています(引き止めたい・・・)」

俺「では。おやすみなさい」
238蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 17:07:59.94 ID:M5YYrw/X0

ミーナ「おやすみなさい」

 行っちゃった・・・・。

 今聞いたことは・・・私の事ですか?思い違いでしょうか。あなたは私をどう見ていますか?
 はっきり聞いてしまったほうがいいのかな。

 でも。・・・・怖い。もうちょっと、今のままでもいいのかも・・・。


 あなたが私の思うように意志の強固な人なら。あなたが思う相手からでないと、申し込まれ
 ても・・・断ってくれると思うんです。・・・・あなたは、誰を想っているんでしょう・・・。
 夢であなたとお話したことが、現実になるのかしら・・・。

 ラスカルが残したグラスに、そっと唇をつける。


********************************************************

ピリオド。このまま保守投下しますか?投下される方は?
239俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:27:22.18 ID:bkg0fWIy0
乙であります。

次は私が投稿したいのですが・・・予約している方はいましたっけ?
240蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 17:28:21.62 ID:M5YYrw/X0
居られないと思いますよ>>予約
どうぞどうぞ。
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 17:28:35.09 ID:M5YYrw/X0
ごめん!
242俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:30:07.16 ID:bkg0fWIy0
>>241

もしかして、次に投降をしようとしていましたでしょうか?
243俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:31:20.59 ID:bkg0fWIy0
良く見たらID同じ人でしたorz

えー・・・では、改めて聞きますが投稿してもいいでしょうか?
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 17:31:58.57 ID:UTyNg8cW0

(´・ω・`)   n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)   
( .人 .人 γ /    
=(こ/こ/ `^´     
)に/こ(
245俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:34:02.01 ID:bkg0fWIy0
第11話「壊れゆく想い」
――――――――――――――――――――ロマーニャ基地・滑走路

ハイデマリー「では、私は基地に戻ります。」

ミーナ「気をつけてね。」

エーリカ「元気でねー。」

バルクホルン「この戦いが終わったら、我々も本国を取り戻すべく必ず手伝うからな。」

ハイデマリー「・・・それから、ボクくんの事ですが・・・」

ミーナ「解っているわ・・・彼の事を任せて下さい。」

ハイデマリー「彼にはとても辛い事があったと思います。だから、一人ぼっちにさせないでください・・・」

かつて、たった一人で背負いこんで戦ったからこそ言える言葉。

ハイデマリーは今のボク准尉は昔の自分と似ていた。

エーリカはニッと笑う。

エーリカ「解っているよ。あいつも大事な仲間だからね。」

ハイデマリーはニコッと笑った後、敬礼しカールスラントの輸送機に乗る。

三人も見送りの敬礼をする。

輸送機は離陸し、カールスラントへと向かった。
246俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:40:02.98 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――医務室

シャーリー「・・・ボク。」

あの夜の戦いの後、ボク准尉は力を使いはたして眠ってしまった。

魔力にも身体にもなにも異状が見られず、3日経っても起きなかった。

宮藤、バルクホルン、シャーリーと看ていた。

宮藤「シャーリーさん。ボクくんは・・・」

シャーリー「まだ、起きないんだ・・・。」

しばらくの沈黙が続く。
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 17:42:26.24 ID:ZqFASemQP
支援でござる
248俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:47:26.83 ID:bkg0fWIy0
シャーリー「あの時・・・」

宮藤「?」

シャーリー「あの時、ボクの目が一瞬だったけど目が紅く染まっていたんだ・・・」

バルクホルン「何っ?」

シャーリー「宮藤が夕食の時に呼びに行った時あっただろう。
      一瞬だったけど、ボクの目が紅く染まったんだ・・・
      その時は、ただの気のせいだと思っていたよ。でも・・・」

ギリッと拳を強く握る。

シャーリー「あんな姿になってしまう予兆を見逃してしまった!!
      私がもっと早くボクの異変に気付いていたら、こんな事には!!」

バルクホルン「リベリアン・・・。」

普段は楽観的なシャーリーがここまで憤る姿を初めてみた宮藤とバルクホルン。

その時・・・

ボク「・・・・うっ、うーん。」

シャーリー・宮藤・バルクホルン「「「!!」」」

ボク准尉がゆっくりと瞼をあけた。
249俺改め、ボク:2011/01/14(金) 17:58:17.85 ID:bkg0fWIy0
ボク「・・・シャーリーさん・・・宮藤さん・・・バルクホルン大尉・・・」

シャーリー「ボク!!心配したぞー!!」

宮藤「ボクくん!!良かった、目が覚めて!!」

ボク准尉が微笑んだその時だった。

ボク「うっ!!」

蹲り胸を抑えて、息を荒くし苦しい声をあげる

ボク「ぐっ!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!」

シャーリー「ボク!?どうしたんだ!?」

バルクホルン「一体何が起きたんだ!?」

ボク「へ・・・や・・・に・・・」

シャーリー「なんだ!?」

ボク「僕の・・・部屋・・・クローゼット、赤い液体の・・・パックを・・・取って・・・」

宮藤「私、取ってきます!!」

宮藤は医務室を飛び出て、ボク准尉の部屋を目指す。

シャーリーは苦しがっているボク准尉の手を両手で握る。
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 17:59:07.18 ID:M5YYrw/X0
シエン
251俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:05:01.37 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――ボク准尉の部屋

ボク准尉の部屋を開けてクローゼットまで走る。

宮藤「クローゼットの中!!」

クローゼットを開けるとそれは輸血に使うパックが6つ入っていた。

宮藤「これね!!」

その内の一つを取り、ボク准尉の部屋から出る。リーネと合流する

リーネ「芳佳ちゃん?どうしたのボク准尉の部屋から出て?」

宮藤「リーネちゃん!!ボクくんが目を覚まして苦しがって・・・」

リーネ「ボクくんが目を覚ましたの!?でも、苦しがっているのはどうして・・・」

宮藤「だから、クローゼットの中にこのパックを取りに行っての!!私、急いで戻るね!!」

リーネ「あっ、待って!!私も!!」

宮藤とリーネは急いで医務室へと戻る。
252俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:15:53.29 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――医務室

ボク「カ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!」

ボク准尉の悶え苦しむ悲痛な叫び声が響き渡る。

シャーリー「ボク!!しっかりしろ!!」

バルクホルン「くっ!!宮藤はまだか!!」

二人ががりで暴れるボク准尉を押さえるのだが、子供とは思えないほど力だった。

ようやく宮藤が戻ってきた。後ろにはリーネが心配そうに見ている。

宮藤「ボクくん、これですか!?」

宮藤がパックを見せるとボク准尉は乱暴にとり、封を開けて赤い液体を中身を全て飲み干す。

ボク「ハァ…ハァ…ハァ…。」

あれほど暴れていたのが嘘の様に治まり、またベットに横になる。

シャーリー「ボク・・・大丈夫か?」

ボク「・・・はい。」

呼吸を整えてコクリッと頷く。
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 18:17:37.71 ID:UTyNg8cW0
支援
254俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:21:18.50 ID:bkg0fWIy0
バルクホルンはボク准尉が飲んだパックを拾い見る。

バルクホルン「・・・ボク准尉、これは一体何だ?」

ボク「・・・薬。あの姿になった後・・・苦痛が襲ってくるんだ・・・。」

宮藤「えっ・・・!?」

ボク「・・・必ず、あれを飲まないといけないってヴィクトル先生が言ってたんだ・・・」

シャーリー「なんで・・・なんで、そんな大事な事を黙っていたんだよ・・・。」

ボク「・・・ごめんなさい。心配をかけたくなかったから・・・。」

そう言うとボク准尉は目を閉じて再び眠り始めた。スースーと寝息をかいている。

リーネ「寝てしまいましたね・・・。」

シャーリー「・・・ボク。」
255俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:26:35.98 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――談話室

宮藤とリーネは引き続きボク准尉の看病をしている。

残りのメンバーはボク准尉が飲んだ謎の液体を調べる。

ミーナ「・・・これが?」

バルクホルン「ああっ、ボク准尉が飲んでいた物だ。本人が言うには薬と言ってたが・・・」

坂本「あの姿になった後、苦痛が襲ってくるというリスクを背負っていたとはな・・・」

エーリカ「で、これがボク准尉のクローゼットの中に入っていた物だよね。赤いね。」

ボク准尉の部屋から中身が入っているのを一つ持ってきた。

ミーナ「・・・開けてみますね。」

パックの封を開けて、中身を別の容器に入れる。

坂本「液状はドロドロとはしていないな・・・。むしろ、水と同じ感じか?」

ペリーヌ「匂いは・・・しませんわね。」

エーリカ「あの姿とこの液体の色で吸血鬼と連想したけど、違うみたいだね。」
256俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:31:30.26 ID:bkg0fWIy0
シャーリー「ボクはそんな子じゃないよ・・・」

ルッキーニ「シャーリー、どったの?」

エイラ「・・・いつものだったら、笑って冗談を言うのにナ。」

サーニャ「・・・うん。」

シャーリー「今はそんな気分じゃないんだ・・・。」

バルクホルン「んっ・・・?パックの裏に何か書いてあるな?」

坂本「なんて書いてあるんだ?」

バルクホルン「"マグネタイト"と書かれているな・・・」

ミーナ「マグネタイト?それが・・・この液体の名前なの?」

???「これ以上の探索は其処までにしてもらいましょうか。」

声がする方を見ると研究員たちと一緒にヴィクトルの姿である。

ミーナ「Dr.ヴィクトル!!」

ヴィクトル「それはボク准尉の大事な物ですぞ。勝手に持ち込んでは困りますな。」

バルクホルン「先程、ボク准尉は苦しそうに悶えてこの薬を飲んだ所です。」

ヴィクトル「ふむ・・・そうですか。(あれ程、人目には気をつけるようにと言ったのに・・・)」
257俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:36:41.02 ID:bkg0fWIy0
シャーリーは席をたちヴィクトルの前に立つ。

シャーリー「・・・あんたは何か知らないか?」

ヴィクトル「何をですかな?」

シャーリー「ボクの身に一体何が起きているのかを・・・」

ヴィクトル「それを知ってどうするのかね?君達には関係のない話だ。彼は最高の"兵器"だからな。」

シャーリー「・・・!!!」

その言葉でシャーリーは怒り、ヴィクトルを殴ろうとしたがバルクホルンが抑える。

バルクホルン「やめろ!!シャーリー!!」

シャーリー「離せ!!」

ヴィクトル「リべリオン出身者は陽気な者がいると聞いていたが・・・随分と違うな。」

ヴィクトルは涼しい顔をしていた。

ミーナ「失礼ですがDr.ヴィクトル。ボク准尉が兵器とはどういう事なんですか?」

ヴィクトル「これは失礼、少々言いすぎましたな。」

クックックッと不気味に笑う。
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 18:40:38.58 ID:PL12gSOZ0
支援
259俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:41:15.83 ID:bkg0fWIy0
エーリカ(最初に見た時、なーんか気にくわないけど、ここまで言うなんて・・・)

エイラ(人としてじゃなくて兵器扱いなんて酷いじゃナイカ!!)

サーニャ(・・・酷い事を言う・・・)

ルッキーニ(うじゅ〜、嫌な奴〜。)

ヴィクトル「おっと、そうでした。ボク准尉の事ですが寝る場所を我が艦で寝かせる報告をしようとここに寄ったんですがね。」

坂本「なに・・・!?」

ヴィクトル「彼の容体を詳しく調べないといけませんからね。ちょっとした検査ですよ。」

後ろから宮藤とリーネの姿が現れた。二人とも俯いていた。

バルクホルン「宮藤!リーネ!」

宮藤「すみません。止めようとしましたが・・・」

リーネ「ボクくんが・・・連れていかれました・・・」

シャーリー「そんな・・・。」
260俺改め、ボク:2011/01/14(金) 18:45:42.35 ID:bkg0fWIy0
ヴィクトル「心配せずとも、しばらく休ませたらボク准尉は元気に戦線復帰できますよ。」

そう言い残しヴィクトルと研究員たちは談話室を出て行くのだった。

バルクホルンは抑えていたシャーリーを解放する

バルクホルン「・・・シャーリー、お前らしくなかったぞ。」

シャーリー「すまない・・・。」

シャーリーは力無くそう言い、椅子に座り考え込む。

なんで、ボクの事になると私は、なんで怒るんだ?

いつもだったら黙っていればよかったのに・・・

仲間として心配しているから?

それもあるけど・・・でも、ボクを考えると・・・胸がチクチクと痛む。

そうか、私は・・・ボクの事が・・・
261俺改め、ボク(第11話終了):2011/01/14(金) 18:51:20.80 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の船・研究室

調整槽にボク准尉が入っていた。

酸素マスクを着けてゴボコボッと泡が立っていた。

様々な機械音が鳴り魔力値を検査している最中だ。

ヴィクトル「これは・・・凄いぞ・・・」

ボク准尉の魔力値を計測しその結果を見て驚くヴィクトル。

ヴィクトル「となると・・・そろそろ武器の替え時かも知れんな。この報告書を開発部に。」

ペラッと武器リストと書かれた報告書を研究員に渡す。研究員は部屋を出る。

一人残されたヴィクトルはニヤリッと笑う。

ヴィクトル「ボク准尉。君にはまだまだ、戦って貰わねばならん・・・。それが吾輩を呪う様な事になっても・・・」
262俺改め、ボク。支援ありがとうございます。:2011/01/14(金) 18:52:04.32 ID:bkg0fWIy0
このまま第12話も投稿したいのですが・・・いいでしょうか?
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 18:54:18.97 ID:ZqFASemQP
誰も予約いないし行っちゃえ支援
264俺改め、ボク。では行きます!!:2011/01/14(金) 19:12:45.46 ID:bkg0fWIy0
第12話「星空の告白」
――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・入口

ヴィクトル「さてさて、団体でどうしたのかな?」

呼ばれて来て見れば501のウィッチーズたちがいた。

ミーナ「当然、このような事をして申し訳ありません。ですが・・・どうしても話があるのです。」

ヴィクトル「・・・話とな?」

坂本「ボク准尉の事と貴方の事だ。それに貴方が前に"マロガレ"という魔力の石を研究しているのを思い出してな。」

その言葉を聞いて、表情を変えるヴィクトル

ヴィクトル「・・・何故、そうまでして無茶をするのかな?」
265俺改め、ボク。では行きます!!:2011/01/14(金) 19:20:55.84 ID:bkg0fWIy0
バルクホルン「ボク准尉は我々の仲間だからだ。」

エーリカ「あんな可愛い子を変な事をされていると黙って、いられないからね。」

宮藤「お願いです。ボクくんと会わせて下さい!!」

リーネ「私達はボクくんを助けたいんです!!」

ヴィクトル「・・・愛されているな、ボク准尉は・・・。」

やれやれとため息が出る。

ペリーヌ「どうなんですの?」

ヴィクトル「ボクと会わせる前に・・・話をしよう。吾輩と彼の秘密をな」
266俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:25:19.16 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・ヴィクトル私室

ヴィクトルは自分の椅子に座り、501のメンバーはソファーに座る。

ヴィクトル「吾輩とボク准尉はな、ネウロイに復讐の為に今日まで生きていたのだ・・・。」

ミーナ「復讐、ですか?」

ヴィクトル「ボク准尉の母もこの魔導開発の研究者の身でな。
      同期のオラーシャの研究員と結婚したのだ。幸せな家族だった・・・
      だが、旅行先でネウロイの襲撃に合い父を失い、母は奇跡的に助かったが意識は戻らず。
      ボク准尉は一度に失う物が多すぎた。」

坂本「前に一度、その話を聞きましたが・・・しかし、ヴィクトル博士までネウロイの復讐をする理由は?」

ヴィクトル「・・・ボク准尉の母はな。吾輩の娘だからだ・・・」

一同『えええええええええええええっ!!!!?』

衝撃の告白。501のメンバー驚愕の声をあげた。

宮藤「そ、それじゃあ!!ヴィクトル博士はボクくんの!?」

リーネ「お祖父ちゃんということなんですか!?」
267俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:30:51.25 ID:bkg0fWIy0
ヴィクトル「ボク准尉はそれを知らない。それに吾輩の事をお祖父ちゃんと呼ばれる資格は無いのだから・・・」

ペリーヌ「どういうことですの?」

ヴィクトル「・・・時に坂本少佐。君は"マロガレ"についてどれくらい知っているのかね?」

坂本「ロシアで発見された勾玉の様な形をした魔力が宿った霊石。扶桑では"宿魂石"とも呼ばれた代物。
   しかし・・・危険がある為、あれを使えるウィッチはいなくヴィクトル博士が保管していると宮藤博士から聞いた事がある。」

ヴィクトル「それから吾輩は"マロガレ"を研究していた最中に幼いボク准尉がそれを触れてしまったのだ。
      "マロガレ"から光を放ちボクの体へと入ったのだ。直ぐに検査をしたら彼がウィッチとしての能力が開花したのだ。」

ミーナ「ボク准尉にそんな事が・・・」

ヴィクトル「そして、ボク准尉はあの悪魔の姿へとなれる様になった。
      あの姿は第一段階をデーモンと呼び、あの姿になった時初めて固有魔法が使えるようになる。
      身体・魔力が向上し性格も好戦的になるというオマケ付きでな。」
268俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:36:36.91 ID:bkg0fWIy0

サーニャ「・・・この間の金色の髪に真紅の翼の姿は?」

ヴィクトル「・・・異状にまで伸びている魔力値とこの間の戦闘で自身の命に危機にさらした時に更なる力を身につけたのだろう。」

エイラ「更なる力?」

ヴィクトル「第二段階、その名はルシファー。新しく火炎を操る固有魔法を得たな。
      おそらくボク准尉本人も気づいていないと思うが力を溜めて進化の時を待っていたのだ。
      まるで、羽化の時を待つ蝶の様にな。」

バルクホルン「では、ボク准尉がネウロイを喰らうのは・・・?」

ヴィクトル「あの姿を維持するにも膨大に魔力を喰らう上に"血の錬術"を使う。
      だから、ネウロイのコアを喰らえば半永久に戦う事だって可能だ。
      そして、ボク准尉が飲んでいる薬、"マグネタイト"は魔力と体力を回復させる為のエナジーポーションだ。
      あの姿になった後、反動でボク准尉の体が悲鳴をあげるのだからな・・・」
269俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:42:42.11 ID:bkg0fWIy0
ヴィクトルは夜空の景色を見て語る

ヴィクトル「表沙汰はウィッチとして活躍しているが裏では悪魔と呼ばれた少年。
      吾輩のせいでボク准尉の人生どころか人間を奪った愚かな祖父だ・・・。」

シャーリー「あんたは、自分の孫を戦いの道具に仕立てたなのか!?まだ幼いボクを・・・!!」

ヴィクトル「吾輩だって最初はそうしたくなかった。彼は父を亡くし、目覚めぬ母を待ち続けた。
      不幸は重なり、あの子は悪魔の様な力を身に付けてしまいネウロイと戦う道しか残されていなかった・・・」

宮藤「そんなの、そんなの悲し過ぎます!!」

リーネ「ボクくんはまだ幼いんですよ!!少しでも優しく接してあげれば苦しむ事も・・・」

ヴィクトル「では、聞くが?
      お前達はあの子がどれほど辛い思いをしていたのか解るのか?あの子が背負っている重さを解るのか?
      ボク准尉はな人との関わりを自ら閉ざし、ネウロイと戦う事を選んだのだ。
      吾輩は肉親として接するのを止めて、ボク准尉を徹底的に教育した。あの子を兵器として扱いしかなかった。
      例え、恨まれる様な事があっても・・・・。」
270俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:48:52.73 ID:bkg0fWIy0
ルッキーニ「うじゅ・・・ボク、かわいそう・・・。」

シャーリー「・・・。」

――"だから、一人の方が気が楽なんだ・・・それで、皆を傷つかなくてすむのなら・・・"

いつかボク准尉があの姿に悩み苦しんでいた事を思い出す。

ルッキーニと同じ様にはしゃいでも良い歳なのに自分を押し殺してまで戦いに明け暮れる道を選んだ。

そんな彼に私が出来る事は・・・。
271俺改め、ボク:2011/01/14(金) 19:58:21.77 ID:bkg0fWIy0
――――――――――――――――――――ロシア魔導開発研究所の艦・上甲板

ボク「・・・・・・。」

夜空に星が輝いている。でも、寂しい夜。まるで・・・今のボクの心だ。

黒く塗り潰されて閉ざされたあの時と同じだった。

今回のはどうなんだ?

別の姿に変わり果てて、まるで悪鬼羅刹の様に敵を破壊していた。

狂気に笑う自分の姿を思い出して・・・

ボク「・・・もう、人間として戻れない所まで来ちゃったんだ。」

膝を抱えて、眼を閉じて涙を流した。
272俺改め、ボク:2011/01/14(金) 20:08:03.36 ID:bkg0fWIy0
シャーリー「こんな所にいたのか・・・」

ボク「・・・・シャーリーさん。」

シャーリー「体は、大丈夫か?」

ボク「・・・ええっ、大丈夫ですよ。」

シャーリー「隣りに座っても良いか?」

ボク「・・・良いですよ。」

シャーリーはボク准尉の隣に座る。

シャーリー「ヴィクトル博士がよくここにいると、聞いたよ。それから過去の事も・・・辛い思いをしたんだな・・・」

ボク「ええっ・・・最初はあんな姿になってもこの場所を守りたいと思っていた。でも・・・!!」

ギリリッと歯を食いしばる。

ボク「今度のは前よりも凶暴で!!暴君の如く破壊する!!この力は誰かを守る力だと思っていたのに!!」

頭を抱えて抑え込んでいた物が一気にはきだされた。

ボク「僕はこのまま一人で戦って戦って、最後は死ぬんだ!!!」
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:09:29.86 ID:ZqFASemQP
ヴィクトルおじいちゃん支援
274俺改め、ボク(壁、用意):2011/01/14(金) 20:14:00.17 ID:bkg0fWIy0
パシンッと乾いた音が響いた。

シャーリーがボク准尉の頬を引っぱたいたのだ。

シャーリー「・・・私が前に言ったの言葉を覚えているか?私はどんな事があっても傍にいるって。」

ボク「・・・なんで、なんで、そうまで僕の事を構うんですか?」

シャーリー「最初は面白い子だと思ったよ。
      ボクが過去の出来事で悩み苦しんでいるのを知って支えてあげようと決意したんだ。
      それから・・・どうしてか、胸がチクチクしててそれが何なのか、今日までは解らなかった。」

ボク「・・・。」

シャーリー「私は・・・"ボクの事が好きだ"」

ボク「・・・シャーリー、さん。」
275俺改め、ボク(壁、用意):2011/01/14(金) 20:19:37.57 ID:bkg0fWIy0
"好き"という言葉。ボクでも、それがなんなのか解っている。

ボク「・・・何処がいいの?僕はこんなにも血に汚れているのに・・・」

シャーリー「それはな、気弱でも勇気があって優しくて温かい。小さいながら頑張っている姿に好きになったんだよ。ボクはどうなんだ?」

ボク「・・・僕もシャーリーの明るい性格に何でも楽しそうに打ち込んでいる姿が好き、です・・・。」

シャーリーはニコッと笑いボクの唇と自分の唇を重ねた。

シャーリー「んっ・・・」

ボク「んっ!?・・・」

お互い目を瞑り、抱きしめ合った・・・。

しばらくして、ボクは唇をシャーリーから離すと銀色の糸が繋がっていた。

何分と言う時間だが二人にとっては何時間も感じた。

ボク「シャーリー・・・さん・・・。」

シャーリー「ボク・・・私は何があってもお前を離したりしないからな。」

ボク「・・・はい。」

二人はもう一度、お互いの唇を重ねた。夜空に流れ星が流れて二人を祝福していた。
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:20:09.39 ID:a1jv3uhP0
支援
こっちではおじいちゃん
避難所ではおじさん
なんなんだこの流れは!
そして壁を準備したぞ!どっからでもかかって来い!!
277俺改め、ボク:2011/01/14(金) 20:20:59.20 ID:bkg0fWIy0
スカーレット・ウィッチ第11話、第12話終了〜。

色々な伏線を回収しましたが、解った人がいればいいのですが・・・下手な作者でごめんなさい。

では、次の方どうぞ。
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:23:15.37 ID:FTsuTlBK0
乙!
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:27:37.28 ID:ZqFASemQP
乙乙、やはりシャーリーは女神
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:27:54.55 ID:QSGMAvOI0
乙かれー!
遂に純情なシャーリー√…胸熱
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 20:51:24.81 ID:Cpq9YGwSO
ほしえん
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 21:08:16.08 ID:Ef1tEG0Q0
シャーリーはそこまで好きじゃなかったけど、スカーレットウィッチさんの
作品を見て大好きになりました
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 21:15:21.10 ID:ZqFASemQP
人の作品見て好きになるキャラとかあるよな
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 21:43:55.89 ID:PVAUDDiy0
285アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 21:46:26.08 ID:PVAUDDiy0
予約なさそうなので、投下してもいいだろうか。ちょっと短いけど
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 21:53:29.41 ID:pyOXA9Im0
余裕オーケーだ、来い
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 21:54:51.04 ID:esojQKJj0
アレハ誰ダまってた!
支援!
288アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 21:55:56.48 ID:PVAUDDiy0
俺は海辺に胡坐を掻きながら、視界いっぱいに広がる青い絨毯を眺めていた。
水平線にて空と交わり、寄せては返す永久を繰り返し、組めど尽きせぬ水また水。

一陣の風が彼方より吹き流れ、潮臭さを掬って俺の顔面にぶつかる。
それは、生命の母の息吹だった。

(こんな風に、海を眺めるのは久しぶりだな)

俺がいた地球の海は、見るも痛ましく汚れ切っていた。

人間達が、デーモンやデビルマンを葬るために放った核ミサイルや、様々な化学兵器。
そして、人知及ばぬ超能力同士の激突。
海の偉大なる自浄作用さえ超えて蔓延した毒素は、海中に住んでいた無数の生物の命を、根こそぎ奪ってしまった。

ただ腐臭が漂うだけのどす黒い水溜りを、わざわざ眺めたいと思う物好きはいない。
それでも、少し高く空を飛べば、嫌でも目に入って来るのだ。
その度に、あのなつかしき日々は、もう永久に戻らないのだと思い知らされる。
289アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 21:57:41.95 ID:PVAUDDiy0
「……と、焼けたか」

ひく、と俺が鼻を動かすと、潮風を受けてもなお香る、焼けた魚の匂いがした。
俺の目の前で、炎が薪を喰らって燃え盛る。
その周囲では、六尾の魚が仲良く木の枝を口に突っ込まれ、火炙りの刑を受けていた。

魚獲りなど、そう難しいことではない。
ただ少し沖まで飛んで行って、氷の槍を水面に突き刺すだけだ。

火も、例えば念動力で分子の運動を激しくしてやれば簡単に点く。
俺は火を囲んでいる枝を一本手に取ると、そこに刺さっている魚を、尾鰭から丸かじりにした。

一口で半分、二口で頭まで。
脂の旨味と、内臓のほろ苦さが口中に広がる。

前の世界で何を食べて生きていたのか、俺は思い出そうとして、できなかった。
もしかしたら、何も食べていなかったのかも知れない。
戦い以外のことは、よく覚えていなかった。

二尾、三尾、四尾と次々胃の中に収めていく。足りなければ、また獲ってくればいい。
その時、
290アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 21:59:36.70 ID:PVAUDDiy0
「もう、こんな所にいたの!」

突然、背中にぶち当てられた声に、俺は驚きもしなかった。
五分も前から、ぞろぞろと大人数を引き連れて近付いてくるミーナの気配を感じ取っていたのだ。
俺は空いた枝を炎の中に放り込むと、蠅が止まりそうなほど緩慢な動きで首を後ろにねじ曲げた。
そこには、怒り心頭といった表情のミーナと、その背後に知った顔、知らない顔の群れが立っている。

その中に、数日前の夜、俺が尋問した少女がいた。
名前は確か、サーニャ・V・リトヴャクだ。

彼女は俺と目が合うと、隣に立っている灰色の髪の少女の後ろに隠れた。
俺は無感動に視線を切り、ミーナに戻す。

「何処にいようと、俺の勝手だ」

「今朝は、貴方のことをみんなに挨拶するって言ったでしょう!」

俺は顔を顰めた。
そういえば昨日、医務室でそんなことを言われた気がする。
脳の片隅に、転がっているだけだが………

「出る、とは言わなかった筈だぞ」

焚き火に向かって、魔法使いの杖のように指を振る。
燃え盛っていた炎が一瞬にして消え、焼け焦げた薪に霜が降りた。
291アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 22:01:15.55 ID:PVAUDDiy0
「それに、挨拶ってのはこれから仲良くする奴らがやるもんだ。そっちは知らないが、こっちにそのつもりはない」

ざわ、と場の空気が揺れる。
ミーナが俺のことをどう説明したにせよ、ここまで突き放された態度を取られるとは思っていなかっただろう。
湧き立つ怒り、不信、不快感が、空気を伝って俺の肌を引っ掻いた。

「あ、あのっ!」

群の中から、少女が一人、前に出て来る。宮藤芳佳だ。
手は後ろに、幼さの残る顔には慙愧の念。

「えっと、俺さん……でしたよね? 昨日は、本当にすみませんでした!」

昨日に引き続き、平謝りである。
さては、俺の不機嫌の理由が、自分の失態にあると思っているのか。
粥を浴びせられたからといって、つまらない怒りを持続させる俺ではない。
問題は、まったく別の所にあるのだ。

「こんな奴に謝る必要など無いぞ、宮藤」

群の中から上がった声に、芳佳が振り返る。
肩を怒らせて現れたのは、焦げ茶の髪を短いツインテールにした女だった。
瞳に宿る輝きは強く、俺に向けて敵意を矢のように飛ばしてくる。
292アレハ誰ダ:2011/01/14(金) 22:03:39.46 ID:PVAUDDiy0
別段、怖くもなんともない。
兎に睨まれて、それを恐れる獅子などこの世にはいない。
のしのしと大股で歩み寄って来る女を、俺はただ眺めていた。

「貴様、サーニャを襲ったそうだな」

何か、下品な誤解を招きそうな言い方だな、と俺は思った。
今さら、誰にどう思われようと知ったことではないが。

「ミーナが何と言おうと、私は仲間に手を出した奴を許すつもりはない。痛い目を見ない内に消えろ」

ほう、と俺は心の中で感嘆の声を上げた。

ミーナの口から、俺の正体は知らされている筈である。
俺が氷を操る魔物だと、知っている筈である。

その上で……この真正面から、痛い目を見ない内に消えろ、と俺に言うのだ。
腕に覚えがあるにしろ、単なる虚勢にしろ、俺にとって好ましい真っ直ぐさだった。
人間でなければ、もっと良かったのだが。

「あんた、名前は?」

俺は立ち上がりながら尋ねた。

「……ゲルトルート・バルクホルンだ」

「安心しろ、バルクホルン。俺はもう、あんたとその仲間を襲わない」
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:04:47.90 ID:pyOXA9Im0
しえん
294アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:05:47.72 ID:PVAUDDiy0
少なくとも、借りを返すまでは、と小声で付け加える。
俺は、目だけでちらりと芳佳の方を見た。彼女もこちらを見ているが、視線に気づいた様子はない。

「基地の建物の中にも入らない。もし入った時は、俺を撃てばいい」

幸い、野宿には慣れている。


「ええっ、そんな! せっかく私が部屋に案内してあげようって思ってたのに!」

芳佳が場違いな悲鳴を上げる。
隣にいた少女が、「芳佳ちゃん、今はちょっと…」っとセーラー服の裾を引っ張った。

部屋まで用意されていたことに、俺は少しく驚いたが、要は目の届く場所に置いておきたいのだろう。
ただでさえ恩という鎖を首に巻かれているのに、その上、犬小屋に押し込まれては堪らない。
第一、人のにおいと気配に囲まれて、どうやって安眠しろというのか。

「俺はあんたらには近寄らないし、その内出ていく。ここらの土地を貸してもらうかわりに、ネウロイも倒してやる。悪くない条件だろ」

俺は全員の顔を見渡して言った。
彼女達は、期間限定ではあるが強力な兵器が手に入り、俺はじっくりと休養・情報収集が出来る。
しかもこの契約で、働くのは俺だけであり、彼女達は俺の存在を黙認するだけでいいのだ。
文句が出るとすれば、それは俺の口からの筈だ。
295アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:08:14.94 ID:PVAUDDiy0
「だが……っ!」

それでもなお言い募ろうとするバルクホルンを、ミーナが片手を上げて制した。
悲しげに眦を下げ、俺と向かい合う。

「私は、これから一緒に戦っていく仲間として、貴方を迎えたいの。……自分を撃てなんて、言わないで」

その言葉を聞いて、俺は………何故だが、妙に腹が立った。
ミーナに飛びかかって、彼女の口を引き裂く自分を幻視した。
理由は、すぐに分かった。俺は苦々しく顔を歪めた。

(嬉しい、なんて思ったのか。俺は)


――――私は、これから一緒に戦っていく仲間として、貴方を迎えたいの。


耳の中でリピートされる声に、胸が高鳴る。
甘い響き。だが、その甘さが、俺には毒だった。
溺れれば、命さえ失いかねない毒だった。
296アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:09:20.43 ID:PVAUDDiy0
(……馬鹿め、期待なんてするな。ただの言葉だぞ)

俺は首を横に振り、ミーナの声を頭の中から追い出した。
余韻を振り切るように軽く地面を蹴り、近くに生えていた木の枝の上に乗る。
大して太くもない枝は、揺れもせず、かさりとも音を立てなかった。
対空砲のように追いかけて来る幾つもの視線を振り返ることなく、俺は再び跳んだ。
やはり、枝は少しも揺れなかった。

「この世界に、俺の仲間はいない。一人もな」



「感じ悪いなー、あの俺って奴」

廊下に、シャーロット・E・イェーガー…通称シャーリーの辺り憚らぬ声が響く。
俺本人がその場におらず、またそれが聞く者達の総意であれば、誰も気を悪くすることはないだろう。
特に、サーニャと仲の良いエイラ・イルマタル・ユーティライネンは、鼻息も荒くシャーリーに同意した。

「感じ悪いどころカ! アイツ、助けに行ったサーニャに襲いかかったんだロ! 何でぶった斬ってやらなかったんダ、少佐!?」

美緒がやらないのなら、自分がやってやるとばかりに、エイラが怒鳴り声を上げる。
297アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:10:36.35 ID:PVAUDDiy0
美緒がやらないのなら、自分がやってやるとばかりに、エイラが怒鳴り声を上げる。

「斬られそうになったのはこっちだ。あいつが手負いでなかったら、今頃私は墓の下だったろうな。はっはっはっ」

首筋に寒気が貼り付きそうなことを、美緒が豪気な笑いに乗せて言う。

「少佐にまで手を出すなんて……中佐は、本気であんな奴と肩を並べて戦えとおっしゃいますの!?」

美緒を慕うペリーヌが、目の前に俺がいれば噛み付きそうな顔で吠える。
ミーナは深く溜息をついた。

「敵に回すよりは、ずっといいわ。貴方達も見たでしょう? 彼の力を」

ペリーヌもシャーリーも、閉口するしかなかった。
小型のネウロイ十四機を軽々と蹴散らし、大型のネウロイ三機をまるで蠅のように容易く撃墜した蛾男。
それがが俺の変身した姿であることは、既にミーナの口から全員に語られていた。
しかも、その時の彼は全身に火傷を負った状態だったという。
そんな俺の、全快の状態と戦う。


果たして、苦戦、で済むかどうか。
298アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:12:00.55 ID:PVAUDDiy0
途端に、沈黙が舞い落ちる。
ネウロイとは、何度も戦った。死を覚悟したことも数知れない。
だが、俺はネウロイではない。異世界―――眉唾ものだが―――より現れた、まったく別の異形である。
口では強気を吐き出しても、心には恐怖が泥濘のように纏わりつく。
心の底では、俺が敵対を選択しなかったことを、俺が自分達から離れて暮らすと宣言したことを、誰もが喜んだのだ。


彼に食ってかかったゲルトルートも、彼が文字通り消えてくれることを望んでいた。



豪気に笑う美緒も、それは殺されかけた恐怖を隠すために。



彼を仲間と呼んだミーナでさえ、無意識に。



………小さな拳を握り固め、何事か決心した顔の宮藤芳佳を除けば、だが。
299アレハ誰ダ 六話:2011/01/14(金) 22:13:47.72 ID:PVAUDDiy0
以上、投下終了。
甘くねぇ……だけど苦さを積み上げた先に真の甘さがあると思うの
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:17:47.28 ID:esojQKJj0
乙!
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:20:15.37 ID:PVAUDDiy0
あ、保管庫の方にコメントくれた方、ありがとうございました!
マジ嬉しかったです
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:22:08.92 ID:pyOXA9Im0
相変わらず丁重で凝った文だなおい
デザートに乙をプレゼントしてやる
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:30:44.26 ID:FTsuTlBK0
乙!
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 22:48:52.74 ID:M5YYrw/X0
乙。
>>238の続きを投下していいかな
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:08:14.80 ID:a1jv3uhP0
ありゃ?来ないのかな?全裸なんだが・・・
306蒼穹の〜2. ゴメ。遠慮してた:2011/01/14(金) 23:17:06.02 ID:M5YYrw/X0
草木も寝静まる筈の0030時。ムクッとベッドから起き上がる人影。裸身にガウンを纏う。少し考えてから
タンスから下着を選んで、ヘアブラシで一心に髪の毛を梳かす。歯を丁寧に磨き、洗面。

 やっぱり、髪の毛を纏めようか?リボンで結んだほうが可愛くないだろうか。でも、皆は流した髪の毛を
 褒めてくれた・・・。どっちが好きなんだろう?・・・・・普段と違う私を見て欲しいかな。よし。結ばないで
 自然に流し髪としよう。
 こんなものかな?.....もっと伸ばしておいたほうが良かった・・・。致し方ない。今後考えよう・・・。

 忘れていることはないか?戦場で忘れ物をするなど愚。もう一度点検しよう。かわいいと思うパンティ、
 よし。ブラジャーは無し、よし。ガウン、よし。....私服にするか? いや、ガウンのほうが脱ぎやすい。
 首元が寒いか?マフラーがどこかに・・・。あったあった。点検を続けよう。髪の毛よし。歯磨きよし。
 目脂よし。ああ・・・口紅.....。

 買って置けばよかった。まあ、しょうがない・・・。今度買おう。爪、よし。あ!そうだ。靴!プレゼントされた
 この靴がかわいいかな・・・。よし。足・腕の無駄毛よし。わきの下も昨夜しっかり手入れした。よし。上から
 下まで全て点検完了。では!
*****
 ...トイレに行きたい。緊張しているな。済ませておこう。あ!その後シャワー浴びないと!でも、時間が・・・。
 サーニャが帰投するのが0430時。もう0100時を廻っている。・・・二人の時間は長く居たい。濡れタオルで
 しっかり拭いていけばいい。
*****
 忘れていた!ネックレス! よし、完璧だ。行くとしようか。部屋に戻ってばかりでは進まないじゃないか。
 もういい!兵は迅速を尊ぶ!さあ、行こう! 
***** 
 いかん!!出血するんだろう?ガウンのポケットに入れてと。ラスカルが自制してくれるかも知れないけれど・・・。
 私は・・・・考えたもの。成る様に・・・・。

 足音を忍ばせてテントに着いた。回りを念入りに確認。歩哨なし。先客無し。すまん!友よ!私は決断した!
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:19:26.53 ID:qUeWt/NR0
待ってたぜ支援
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:20:11.38 ID:2fTIzwhD0
パン・・・ティ?
309蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/14(金) 23:22:00.15 ID:M5YYrw/X0

 そっと押し開け、中に滑り込んむ。暗いな・・・。目が慣れるのを待とう。何かに躓いては・・・。
 ああ、見えてきた。足元に地雷無し。ベッドはあっち。

 そっと仕切りをめくる。ああ!緊張する!初陣のときよりも・・・あ、これも私の初陣か。
 頑張れ!電撃戦だ!

 ベッドに静かに歩み寄る。こんもりと毛布が盛り上がっている。鼓動が激しい。ああ。

「(ええと。なんと声を掛けよう)おい・・(女の子らしく!)・・・ねえ、ラスカル?」

 ・・・・・

「(声が小さすぎたか) ラスカル?起きて?(このくらいが限度だ!)」

 ・・・・・

 ええい!眠りが深すぎる!駄目じゃないか、戦地だぞ!揺り起こそう!
 あ!誰か来た!ええと、あそこに隠れよう!酒の箱の影!

 「おーい、ラスカルゥ?」

 フラウ! お前何しに! アッ・・・・私と同じか。いかん!いかんぞ!これは!

 「ラスカルってば? あ!やば!」

 ん?懐中電灯?また誰か来た!フラウ!こっちに来るなよ!
 ああ、反対側に隠れたか。あっちは弾薬箱だな。
 ん?入り口にいかないで、テントのベッド脇に立った?
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:25:38.17 ID:qUeWt/NR0
これは… 支援
311蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 23:27:00.21 ID:M5YYrw/X0

 「・・・・よかった。今夜もちゃんと眠れているのね・・・」

 ミーナ!お前まで! あ?去っていくぞ? ああ、悪夢を心配して来たのか・・・。優しいな、ミーナは。
 良かった・・・
 良くない!フラウが居る!私のほうが先に着たのに!どうしよう??あああああ!声なんて掛けない
 で、そのまま脱いでベッドに潜り込むべきだったのか!

 「ああ、びっくりした。では・・・」

 うわあ!脱ぎだした!おい!フラウ!先約は私だ!!馬鹿な真似はやめるんだ!フラウ!

 「えへへ。では失礼」

 何てことだ!わたしは・・・フラウとラスカルのラブシーンを聞いていなくちゃならないのか!やめろ!
 やめてくれ!叩きだせ!ラスカル!

 「・・・・・・・・・・・・・またにするよ・・・」

 え?ラスカルに断られた? やった!!
 
 よしよし。服を着て出て行った。ふう。危なかった。
 待てよ?ということは・・・ラスカルは私かミーナを...。

 決断してもらうしかない・・・いや、答を聞くんだ。ラスカル・・・わたしの想いは届いているか?

 隠れ場所から這い出して。ガウンを脱ぐ。体が熱い!  あ・・・・。お前が愛しいから私もこうなるんだ。
 決して私がはしたないわけでは・・・。

 毛布を捲る。ベッドに滑り込んで・・・
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:31:29.61 ID:qUeWt/NR0
wktk支援
313蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/14(金) 23:31:58.96 ID:M5YYrw/X0



 
 あれ!?
 
 居ない!!ラスカルが居ない!
 あいつ!察知して逃げたか!          




 ・・・・・なによ。覚悟して来たのに・・・




泣き止んだバルクホルンが去った。

暫くしてから、ベッドと本の隙間から溜息。

********************************
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:34:07.62 ID:qUeWt/NR0
支援爆撃
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:34:48.54 ID:xCiKLsPd0
支援射撃
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:36:34.35 ID:2fTIzwhD0
支援砲撃
317蒼穹の〜2. ごめん.壁屋さん:2011/01/14(金) 23:37:01.53 ID:M5YYrw/X0
バルクホルン「ふぅ。・・・・今日も終わった、な」

 湯船に肩まで使って、体を伸ばすバルクホルン。首をコキコキやっている。

ハルトマン「今日も返事貰えなかったね。もう一週間」

 横にいるハルトマンが、普通の声で喋った瞬間、バルクホルンに口を塞がれる。

バルクホルン「おい!みんなに聞こえるだろう」

ハルトマン「そのほうがいいんじゃない?他の人がどう思ってるか解るし」

バルクホルン「そうとも、言えるか」

ハルトマン「そうそう。影でこそこそする必要は無い」

ハルトマン「ねえ!ラスカルの事が好きな人!手を上げて!!」

バルクホルン「おい!」

シャーリー「ん?好きだよ?」
ルッキーニ「あたしもー!」
エイラ「好きダ。サーニャもそうだロ?」
サーニャ「・・・うん///」
ペリーヌ「尊敬申し上げております」
リーネ「・・・好きです///」

 全員が手を上げた。
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:37:18.77 ID:9jD2uLMr0
支援竜撃砲
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:40:06.44 ID:qUeWt/NR0
支援狙撃
320蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/14(金) 23:42:02.32 ID:M5YYrw/X0
ハルトマン「ええー!皆そうなの?全員がライバル!」
バルクホルン「なんと・・・・」

ペリーヌ「ライバル?ですか?」
エイラ「ああ!そういう意味カ!大尉とハルトマン、ラスカルに惚れたんダ?」

 オオーッ!どよめきが風呂場に響き渡る。

ハルトマン「そう。みんなは違うの?」

 全員首を横に振る。多少、ぎこちない振り方をしたものもいたけれど。

ハルトマン「ああ、よかった!」
バルクホルン「ウンウン」

シャーリー「・・・・告白、したんだ?」

ルッキーニ「ワオ!愛の告白!すっごーい!ネエ、シャーリー、イイノ?」
リーネ「わぁ!勇気ありますね」
エイラ「おお!で?どうなったんダ!」
サーニャ「・・・・すごい」
ペリーヌ「・・・なかなか決断力がおありで」

バルクホルン「それがな・・・逃げられてばかりなんだ」

ハルトマン「うん。私達じゃあない?看護婦さんが好きなのかな?」

シャーリー「へ?看護婦さん?中佐だろ。 ア!ヤベ」

 口が滑った!と慌てるシャーリー。周りが聞き逃すわけも無い。
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:46:03.08 ID:9jD2uLMr0
>>317
何でうちの職場の上司にあやまってるんだろうと10秒くらい考えてしまった

支援
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:46:15.04 ID:qUeWt/NR0
支援
323蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 23:47:28.99 ID:M5YYrw/X0
エイラ「え!ミーナ中佐? エエエ!(サーニャ?知っていたのカ!あの占い!)」
ペリーヌ「あ!そういうことでしたの?」
リーネ「・・・・やっぱり・・・」
サーニャ「そう・・・・」

ルッキーニ「シャーリー、駄目ぢゃん・・・」
シャーリー「イヤー、スマン。ウッカリシタ。ゴメンミーナ」 

ハルトマン「うん。ミーナも恋してるよ、ラスカルに」

バルクホルン「ああ。三人から選べ、と間違いなく言った」

 大騒ぎ。

バルクホルン「でも、返事をくれないんだ」

ハルトマン「この501で、今一番色づいている3人なのに。なぜ!」

シャーリー「・・・看護婦さん、かもなあ?制服可愛いし、優しいし。アイツ入院多かったし。エヘヘ」

ハルトマン「三度入院しただけだし。三回目は注射の件で牙剥いて怒っていたよ。接点はあったけど
 継続していないよ。やっぱり違う」

 バッサリ切り捨てられた。流れを変えることに失敗。

 全員で、ラスカルの意中の人探しで話に花を咲かせる。シャーリーだけが居心地が悪そう。
 サーニャは話しを聞くだけで、ニコニコしている。

*******
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/14(金) 23:50:29.27 ID:qUeWt/NR0
支援だ
325蒼穹の〜2. 面白い名前!支援有難う:2011/01/14(金) 23:52:59.03 ID:M5YYrw/X0
シャーリー「夜分ごめん。ちょっとラスカルに・・・」

 執務室に顔を出したシャーリー。ミーナが柔らかい微笑みで迎える。

ミーナ「いいわよ。今ちょっとテントに戻ってるわ。座って待っていて?」

シャーリー「うん。それじゃ悪いけど・・・。あ、あとで夜食持ってくるよ。サンドイッチでいい?」

ミーナ「ありがとう、シャーリーさん。ここで食べない?人数多いほうが楽しいし、仕事はもうすぐ
 終わるわ」

シャーリー「うん。そうさせて貰おうかな。・・・・ねえ、中佐。ちょっと聞いてもいいかな」

ミーナ「?いいわよ、体重以外なら」

シャーリー「好きな人は、いるんだろ?」

ミーナ「え? ええ・・・まあ・・・」

シャーリー「そうかあ。頑張ってね」

ミーナ「ありがとう、シャーリーさん。でもね・・・」

シャーリー「?どうしたの?」

ミーナ「ううん、なんでもないの。俺さん、遅いわね」
326蒼穹の〜2. :2011/01/14(金) 23:57:59.58 ID:M5YYrw/X0
シャーリー「あ、じゃあメモで書いとくよ。それで十分だし。何時頃に夜食持ってくればいい?」

 未使用のメモ用紙に万年筆を走らせるシャーリー。

シャーリー「ほんじゃ、そのくらいに!お邪魔しました〜」

 帰ってきたラスカルが、そのメモを開いて首をかしげる。

俺「『状況変化。前進せよ。心に正直に!』何だこりゃ?」

ミーナ「そのメモで十分だって、シャーリーさん言っていたわよ?」

 首をかしげるラスカルの顔を見て、心中微笑むミーナ。当惑顔も素敵・・・。


 夜食を持ってきたシャーリーとルッキーニ。でも、部屋にはミーナがいるだけ。

シャーリー「お待たせ。あれ?ラスカルは?」

ミーナ「今日は疲れたから、って帰っちゃったのよ。シャーリーさんが来るのに・・・」

シャーリー「そっか。んじゃ、三人で食べようよ」

ルッキーニ「ねぇねぇ、ミーナ隊長!これ食べてみて!あたしが作ったの!」


******
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:02:38.05 ID:wkSVHa/10
君がッ! 投下し終えるまでッ! 支援を止めないッ!
328蒼穹の〜2. :2011/01/15(土) 00:03:06.37 ID:1gWAuLq00
ハルトマン「あ!ねえ、リーネ。なにか食べるもの無い?」

リーネ「あ、はい。シャーリーさん達と作ったサンドウィッチがありますよ。それでいいですか?」

ハルトマン「有難う!頂戴!」

リーネ「はい、それじゃあ、紅茶淹れますね」
 紅茶を2カップ持ってきた。椅子に座って、二人で寛ぐ。
 暫く経って、リーネが口を開いた。

リーネ「あの・・・ハルトマンさん。ちょっと、いいでしょうか」

ハルトマン「うん。なに?ああ、美味しい!」

リーネ「はい。有難うございます。 えっと、ラスカルさんへの告白の件なんですけど・・・」

ハルトマン「うんうん」

リーネ「その、独りで告白されたんですか?それとも・・・」

ハルトマン「トゥルーデと一緒だよ。ミーナは居なかったけど」

リーネ「そう・・・ですか・・・」
ハルトマン「どうかした?」

リーネ「あの・・・わたし、経験が無いんで言っていいのか・・・・。あの・・・ラスカルさんも答え難かった
 んじゃ、ないかなって。ラスカルさん、結構繊細な人だと思うんです。答えないで逃げているんじゃ
 なくて。迷っているから答えないんではなくて・・・内心思う人がいらっしゃるんじゃないかって・・・。
 その・・・自分の答えが誰かを傷つけてしまうことを恐れて、返事をしないんじゃないかなって、そう
 思うんですけど・・・・」
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:08:01.18 ID:wkSVHa/10
支援
330蒼穹の〜2. 有難うです:2011/01/15(土) 00:08:06.59 ID:1gWAuLq00
 カップを見つめながら、訥々と喋ったリーネが顔を上げる。愕然としているハルトマンの顔があった。

リーネ「あ、あの・・・。解りもしない事を偉そうに・・・御免なさい・・・」

ハルトマン「ううん。有難う、リーネ。言われるまで気付かなかった。ラスカルの気持ち、考えていな
 かったよ・・・。そうだよね。悪いことしちゃった・・・」

リーネ「紅茶、入れなおします・・・」

 リーネが厨房に消えた。

ハルトマン「ラスカルが想っているのは・・・・・・」

 「ってこと・・・・だよね」

 手に持ったサンドウィッチを見る。食欲がなくなった。

 でも・・・リーネが心配する。有難う、リーネ。むしゃむしゃと平らげ、目を擦る。

ハルトマン「ねえ〜!紅茶まだぁ?」

 その晩、バルクホルンのベッドで酔っ払って眠りこける二人の姿があった。
 バルクホルンもハルトマンも制服のまま。顔に涙の痕。

 見回りに来たミーナが毛布をそっと掛ける。

******
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:12:43.49 ID:wkSVHa/10
ラスカル貴様…それはそうと支援
332蒼穹の〜2. :2011/01/15(土) 00:13:07.85 ID:1gWAuLq00
バルクホルン「£ΠΣ?」

 1秒に1発ペースで薬莢を蹴りだしていたライフルが薬莢と共にクリップを弾き出した。
俺「? ああ、トゥルーデ。ちょっと待って」

 早朝の射撃場。例によってM1ガランドを伏射しているラスカルの脇にバルクホルンが立っている。
 左手二の腕を締め付けていた皮スリングを緩め、銃を毛布の上に置きイヤマフを外す。目を瞬いて、
 狙撃兵特有の鋭い灰色の眼差しを消しつつ立ち上がる。

俺「ごめん。聞こえなかった。どうした?」

バ「すまん。詫びに来た」

俺「詫び?」

バ「ほら、前にお前のことが好きだから、お前を好きな三人から・・・って言っただろう?あれだ」

俺「うん」

バ「私は、自分の気持ちを間違えていた。私がラスカルに抱いてきた気持ちだが。あれはお前に対する愛情ではある
 のだがな、『お兄さん』としてのラスカルへの愛情、敬慕の気持ちだったんだ。男性を好きになったことがない
 もので、取り違えてしまっていた。済まなかった」

俺「・・・・いいよ、こんな変態でもよければお兄ちゃんになるよ」

バ「・・・でも、迷惑なんじゃないのか?私はこんなだし・・・」

俺「トゥルーデは、いい人だよ。俺も人を見る目はある積もりだ」

バ「有難う!・・・二人のときは・・・」
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:15:50.23 ID:wkSVHa/10
お姉ちゃんが、妹だと…?
334蒼穹の〜2. 有難う:2011/01/15(土) 00:17:59.35 ID:1gWAuLq00
俺「ああ。『お兄ちゃん』でも『兄貴』とでも呼んでくれたら嬉しいね、トゥルーデ」

 笑顔で帰って行くバルクホルンの背中を見つめて首を振るラスカル。
 お前は本当に優しいな・・・。有難うな。

 ライフルを構えなおし、ピープサイトを通して標的を睨むラスカル。その眼は、先ほどまでの狙撃兵の目付きに
 戻らなかった。


 この日、準非番となっていたラスカルは、午前中を射撃場で過ごした。午後からは銃身命数がそろそろ尽きる
 ライフルの銃身交換をしようと格闘している。
 大汗をかいて、アクションレンチとバレルバイスで機関部から銃身を外し、新たな銃身をねじ込んで薬室深さの
 最終調整を終えた。後はストックと結合し、慣らしをかねて照準合わせをするだけだ。一服しようと後ろを向いた
 ラスカルが飛び上がった。

俺「わっ!エーリカ!」

ハルトマン「えへへ。お邪魔してるよ」

 いつの間にいたのやら。ちょっとバツの悪そうな顔をしてハルトマンが椅子に座っていた。

俺「すまん!全く気付かなかった。何時からいたの?あぁ、吃驚した」

ハ「えーと?バレルを外している最中から。集中していたからさ、声を掛けるの遠慮したの」

俺「かなり前からじゃないか。すまんすまん。コーヒー飲んでいてくれりゃいいのに」

 ガスストーブの上で保温されていたコーヒーを注ぎ、ハルトマンに渡す。
 自分も一杯用意して、椅子に座って汗を拭く。
335蒼穹の〜2. 呼ばれたい・・・:2011/01/15(土) 00:21:59.34 ID:1gWAuLq00
ハ「ねえ?ラスカル。あなた、好きな人が居るんでしょ?」

俺「・・・・」

ハ「やっぱり。そしてそれは私じゃない、んだよね。いいよ、答えてくれなくて」

俺「・・済まない」

ハ「いいんだって。ラスカルの気持ちだもの。私、諦める。あなたは周りの気持ちを大事にする人だから。
 気を使ってくれて有難う。それだけ言いに来たんだ」

俺「うん」

ハ「その代わり。私のお兄ちゃんになって!ね?いいでしょ?お兄ちゃんがいたらって、昔からいつも
 思っていたんだ。双子の姉妹だから、二人してお兄ちゃんに憧れていたの。」

俺「エーリカは、その姉妹の妹かい?」

ハ「失礼な。私が姉です」

俺「失敬。妹さんは?」

ハ「ウルスラ。いい子だよ!ちょっと人見知りするけど。ねえ?いいかなあ?」

俺「うん。いいよ。宜しくね、妹よ」

ハ「お兄様!それじゃ早速。お兄様、かわいい妹にハーシーのチョコ頂戴!」

**************************************
※この後最終章になります。やっちゃう?投下待ちの方はおられますか?
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:24:58.15 ID:wkSVHa/10
支援
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:26:00.50 ID:HlQAwVoc0
やっちまえー
338蒼穹の〜2. だば投下:2011/01/15(土) 00:28:35.70 ID:1gWAuLq00
―アクシデント―
4月。春の嵐も収まって花々が咲き始めた。隊員も太陽を楽しんで生活している。
ミーナが一月以上公休を取っていなかった為、周りが説得して休みを取らせた。あなたが休まないと
私達も休めないのです、と。

ミーナ「お待たせしました」

俺「おお!あの時の服だね。やっぱり似合う!」

 ジープで待っていたラスカルに歩み寄る私服のミーナ。あの誕生日プレゼントを着用している。

ミーナ「有難う。フラウとトゥルーデがどうしてもこれを着ろっていうのよ」

俺「あなたは仕事から解放されなくちゃ。今日は制服は駄目。さ、行きますか」

 ミーナが照れくさそうにジープの助手席に座る。スムーズに発進させたラスカルは、ロンドンへ
 ハンドルを向けた。

 ロンドンに到着。制服姿のラスカルに促されて、腕を組む。最初は遠慮気味だったが、すぐに
 自然な歩みとなった。二人で買い物を楽しみつつ、のんびり歩く。ミーナは、ウィンドウに映る
 二人の姿に笑みがこぼれる。

ミーナ「(照れくさいけど、似合いのカップルに見えるわね・・・私達)」

ミーナ「(ずっとこうしていたい・・・)」

 向うからリベリオン軍人が来たときだけは歩みが止まる。ラスカルが答礼するからだ。なにか、自分
 も敬礼しなくてはならないような、面映い思いを味わう。また、相手の目に浮かぶ表情で恥ずかしく
 なる。あからさまな称賛。それは勲章にではなく、一緒に歩いている自分に対したものと気付いたから。
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:31:14.31 ID:wkSVHa/10
最終章…ついに終わってしまうのか…

支援
340蒼穹の〜2. 10投下だと思います:2011/01/15(土) 00:33:01.05 ID:1gWAuLq00
 ちらっとラスカルの顔を見上げると、彼も気付いてミーナに微笑みかける。けっして驕っていない笑顔。

ミーナ「けっこういらっしゃるのね、リベリオンの方は」

俺「立ち止まってばかりで申し訳ない。でも、私も鼻が高いよ、今日は」

ミーナ「どうしました?」

俺「ブリタニア一の美女が一緒にいる。みんなの目がそう言ってるよ?」

ミーナ「あら?お上手ね。(ありがとう、俺さん)この服のおかげよ?(気持ちが軽くなるわ、制服を
 脱ぐと。有難う)」

 二人で笑う。
 いつの間にか、ミーナの頭が俺の肩に当てられている。

 買い物をし、食事をする。

俺「ミーナさんは、やっぱり休みを取って制服から解放されなくちゃ」

ミーナ「え?どこか違います?」

俺「肩の力が抜けて自然だよ。そしてよく笑う。そのほうがいい。素敵な笑顔だもの」

ミーナ「ありがとう。そんなに違いました?(!笑顔を褒めてもらえた)」

俺「うん。普段の10倍以上素敵」

ミーナ「あら!素直に喜んじゃいます(どうしよう!)」
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:33:48.93 ID:wkSVHa/10
ミーナ可愛い支援
342蒼穹の〜2. :2011/01/15(土) 00:38:00.47 ID:1gWAuLq00
俺「そうそう。その笑顔。胸が苦しくなる笑顔だよ?」

ミーナ「俺さんのお好みの条件に入ります?(聞いちゃえ!)」

俺「そりゃもう!テン・エックス!」

 は?という顔のミーナに、照れくさそうにラスカルが説明をする。標的紙の10点、それの更に内側
 にある円だと。つまり、ど真ん中。センターヴィ。
 ミーナが耳まで赤くなる。そして笑顔がほころぶ。

 夕方が近づいてきた。皆へのお土産を買出し、ジープに詰め込む。

 若い男が数名、二人の背後に近づいてきた。

男1「よぉ、リベリアン。ちょっと顔貸せよ」
男2「逃げられねえぜ?お前らがいう『退路が断たれた』って奴さ」

俺「何の用だ?ボーイズ?」

 ラスカルがスッとミーナを背後に回す。

男3「ユニフォーム着て強がるなよ?お前の女に用がある」

男1「そうそう。それともこのまま置いていくか?女をさ。そうすりゃ痛い目にあわねえぜ?」

男4「そのほうが利口だぜ?刺されると痛ぇぞw。女には別の物ぶち込むけどな!」

俺「ふむ?」

 自分の体が震えだしたのに気付いた。戦闘中とは違う恐怖。俺さん!あなたの目!
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:39:41.69 ID:HlQAwVoc0
蒼穹の微妙なクサさは癖になるな
344蒼穹の〜2. 有難う。クサヤと呼んで:2011/01/15(土) 00:43:00.93 ID:1gWAuLq00
俺「じゃあ、話しようや。俺の恋人は渡せない。ミーナ、車で待っていろ。ドアは閉めてな?」

 足ががくがくする。言われたとおり、運転席に座る。ジープのドアには鍵は掛からない・・・。
 俺さん、あなたは大丈夫?

男2「おい、女。彼氏捨てて逃げるなよ?すぐにお前も済むからよ!その後二人で病院いけや。
 お前は股を洗ってもらえば済むからよ!」

 彼が周りを囲まれて脇の路地に連れ込まれていく。この後、自分に何が起こるのかがはっきり
 解った。闘わなくては。俺さんが戦うんだもの!

 歯を食いしばって、震えを我慢しながら、バッグからバルターPPKを取り出し、スライドを一杯に
 引いて離す。鋭い金属音に悪寒が走った。

 鈍い音が聞こえ出した。うめき声も!俺さん!クラクション鳴らしたら、警邏が来ないかしら!
 ああ!
 今加勢する?でも俺さんを誤射するかも!ナイフを持っていても使わないわよね?殺人事件では
 警察が乗り出す。でも強姦なら・・・。よし、あいつらが出てきたら、近寄ったところで撃つ!
 ドアは少し開けておいて、蹴り開けて連射するのよ!そして俺さんを助けて、病院へ!
 ミーナ!しっかり!

 
 路地から出てきたのは、ラスカルだった。多少、着衣に乱れはあるが血で汚れてはいない。
 拳銃を持ったままでミーナが飛び出す。ラスカルの胸に飛び込んで泣きじゃくる。
 そっと拳銃をミーナの手から外し、安全を掛ける。そしてしっかり抱きしめた。

***
石原裕次郎かっての。くさー^^ ああ、1940年代。***
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:46:44.83 ID:wkSVHa/10
クサヤ支援
346蒼穹のクサヤ :2011/01/15(土) 00:48:04.98 ID:1gWAuLq00
 まだ震えが止まらない。俺さんがギアチェンジ以外は右手で私の手を握ってくれているけれど・・・。
 俺さんが無事でよかった・・・。怖かった・・・。

俺「もう、追いかけてこないから・・・・。リラックスして?大丈夫だから・・・」

 うん、うん、と頷くことしか出来ない。声を出したら、また泣いてしまう。

俺「怖い思いをさせてしまって済まない・・・」

 首を振る。違うわ。あなたのせいじゃない。

俺「あなたは・・・俺が護るから」

 また、涙が零れそうになる。あなただけを危険に晒してしまった・・・。ごめんなさい。

俺「・・・・ねえ?ミーナ?」

 名前だけで呼んでくれた?

俺「あなたが良ければ、だけど。ずっと護らせてもらえないかな?」

 え?

 彼の顔を覗き込んだけれど・・・。さっきの鋭い顔はしていない。対向車のヘッドライトで
 顔がはっきり見えた。心配げな顔・・・。彼の右手を握り返す。

ミーナ「今・・・・なんて?」

 何も言わなくなってしまった。聞き間違いだったのかな。車内、煩いし・・・。
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:50:09.20 ID:wkSVHa/10
悪かった蒼穹のクサヤ止めてくれww支援
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:52:33.03 ID:GmAClpgAP
             /l
    ___       〉 〉           /l
    ヽ ゙i_       〉 __ヽ,_    r‐'" ノ
     l、__ `l_,.-'く く_コ `'l ,ヘ、,ヘノ  l~
       l  /ー-、ヽ─‐'"/.__\ /
       `/l ̄V''ーv l_ し'"V   / ヽ
         | l、__/   ゙、__/   l
          |       rニヽ,       |
        |     lニニニl      /
         \           /
            `ーァ---──'''"ヽ,
           / / l,  i ヽ ` \
           /            ,.-、
         lニ‐-- .,,__,. -‐‐-、_ノ /
          `ー- .,,_,,. -‐‐--‐'"
俺「ああ、ミーナさん。パブがあそこにある。ちょっと引っ掛けて落ち着こう?」

 また戻っちゃった・・・。車から降りるのを手伝ってくれた。まだ、足がガクガクしちゃって・・・。

 私にリンゴのブランディをオーダーしてくれた。彼はスタウトビール。
 二人で、静かに飲む。周りは明るい声が行きかっているけど・・・。

爺「失礼?お二人は501部隊の方ですか?」

俺「ええ・・・。そうですが?」

爺「失礼。表の車を見ましてね。いつも有難う。これは私達からあなた方へのお礼です」

 ホットラムが差し出された。地元の方々から?パブの皆さんが私達に微笑んでいる。

ミーナ「有難うございます。頂戴いたします」

爺「お疲れの様子。これを飲んで温まってください。では・・・」

 気遣いにまた泣きそうに。

俺「皆さん、有難うございます。マスター?皆さんにもビールを」

 また賑やかになったわね・・・。賑やかなほうがいい。
 ホットラムが体を、強張った心を解してくれる。彼も微笑んでいる。
 やっと、笑えるようになった。ありがとう、お爺さん、皆さん・・。いい人が沢山・・・。


 賑やかな見送りに送られて、また基地へ戻る道に。
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:54:57.37 ID:wkSVHa/10
空飛ぶクサヤ想像して吹いたわw

支援
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 00:56:15.17 ID:bW1x6uuB0
ミーナ好きだねぇ





いいよいいよ〜
352蒼穹のクサヤ 睨まないで、トマトン:2011/01/15(土) 00:58:47.18 ID:1gWAuLq00
ミーナ「さっきは・・・有難う。ちょっと・・・・刺激的過ぎて」

俺「笑顔が戻ってよかった。あなたには笑顔が一番似合う」

ミーナ「酷い顔を見られちゃった」

俺「心配してくれて有難う。えーと、貴重な経験が出来ました」

ミーナ「え?殴り合いが?」

俺「違う違う。憧れの人を抱きしめることが出来た、ってことですよ」

ミーナ「あら。いつもの俺さんに戻ってくれたわ。良かった!」
 凄く安心したの。あなたの胸で泣けて・・。
 
俺「えへへ。ミーナさんは、笑顔は最高ですが、泣き顔もまた」

ミーナ「もう。それは忘れてください!」

俺「うーん。どうしようかな?あ、基地に戻ったら、さっきの服もう一度着て見せて?」

 俺さんが見立ててくれた服。あの時の彼の笑顔が嬉しかった。

ミーナ「泣き顔を忘れてくれるなら考えます」

俺「はーい!ではとびっきりの笑顔でお願いします!」

 また、私の手を握ってくれた。暖かい・・・。さっきの言葉は・・・きっと聞き間違いよ・・・ね。
****
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:02:33.08 ID:wkSVHa/10
支援
ミーナ「・・・・という事があったの。だから、皆さんも外出するときは単独行動は避けてくださいね?
 あと、拳銃は必ず携帯してください」

エイラ「撃っちゃえって?いいのカ?」

ミーナ「はい。私が責任を持ちます。皆さんが大事ですから」

ペリーヌ「そんな獣、半殺しにしてしまえばいいんです!」

 その晩の風呂場。珍しくミーナが自分から皆のいる時間に入浴してきた。危機情報の拡散か。

バルクホルン「4人をのしたのか。やるな!ラスカル!」
シャーリー「それでこそ我らが海兵隊だ」
ルッキーニ「やるぅ!大事な人を護る為に戦うラスカル!かっこいぃ!」
ペリーヌ「ええ!ご無事でよかったです!」
リーネ「・・・強い人なんですね、ラスカルさん・・・」
ハルトマン「強いお兄様って素敵!」
エイラ「強いお姉さんと強いお兄さんに護ってもらえるゾ!」

 皆の微笑みがバルクホルンへ。顔を赤くするバルクホルン。

サーニャ「・・・・お姉さま・・・・」

 バルクホルンが揺れた様に見えた。

バルクホルン「・・・。で?その後どうしたんだ?」

ミーナ「え? えーと、泣いちゃったわ」

エイラ「え!ミーナ隊長、告白されたンダ!」
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:05:41.64 ID:wkSVHa/10
揺れるお姉ちゃん流石支援
356蒼穹のクサヤ オオムロアジ:2011/01/15(土) 01:07:56.51 ID:1gWAuLq00
ミーナ「いえ・・あの・・。怖くて、俺さんに抱きついて大泣きしちゃったの」

 真っ赤になって否定するミーナ。
 逆効果。風呂場は大騒ぎになる。

ハルトマン「おおっ!熱烈抱擁シーン!」
リーネ「ああ・・・・ステキ過ぎます・・・イイナァ//」
エイラ「サササーニャァ!君も飛び込んでおいで!」
サーニャ「恋人同士・・・//」
エイラ「サーニ”ャ!私の胸に飛び込んでおいデ!」
サーニャ「お似合いです・・・//」
ペリーヌ「お似合いですわ。ようございました」
バルクホルン「そうか・・・ミーナが本心をさらけ出したか・・・ウム」
シャーリー「なかなか中佐もやるもんだ。うんうん」
ルッキーニ「ねえねえ!こんな感じ?『有難う、あなた!愛してる!』『泣くなよ、ミーナ!』
 『ラスカル、あたし怖くて』『もう大丈夫。ミーナは俺が護るから』って〜♪」

 ドサクサ紛れにミーナに抱きついて胸に顔をスリスリするルッキーニ。周りは爆笑。
 ミーナは、心がどこかに飛んでいる。

ハルトマン「ミーナ?」

ミーナ「ああっ!どうしよう!」

バルクホルン「どうした?」
エイラ「ン?なんだか嬉しそうダナ」
リーネ「?」
ペリーヌ「中佐?耳まで赤くなっておられますが・・・」
シャーリー「大事な事を忘れていた顔だね」
ルッキーニ「どったの?」
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:08:56.88 ID:wkSVHa/10
エイラマジ不憫 ペリーヌマジクール支援
358蒼穹のクサヤ :2011/01/15(土) 01:13:10.74 ID:1gWAuLq00


ミーナ「乱闘の時、『俺の恋人は渡せない』って。どうしよう。怖くて忘れ―」

「「「「「「「「「恋人ォォォ!?」」」」」」」」」

ミーナ「その後、車の中で『ずっと護る』って・・・」

「「「「「「「「「何だってぇぇぇぇぇぇ!」」」」」」」」」」」


 顔を覆って泣き出したミーナを皆が祝福する。


「泣き止んだら、彼に返事しなくちゃ・・・ね?」

 ミーナの肩に手を添えて、優しく囁くシャーリー。


*********
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:13:43.60 ID:wkSVHa/10
何この一体感w
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:13:47.40 ID:D32P92CY0
ルッキーニと変わりてぇ
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:14:24.97 ID:1gWAuLq00
ご支援有難うございました。コレで終わりです。

エイラは、まあ、これが幸せなんですよww。ふっふっふ。
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:15:03.10 ID:7FTLwrqH0
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:17:19.50 ID:wkSVHa/10
乙!

エイラェ…
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:18:35.91 ID:THh+IFGu0
乙カレー
乙女の会話にはついていけないぜ…
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 01:24:52.51 ID:1gWAuLq00
赤毛のアン、おすすめだお>>364
知り合いの18歳おにゃのこには参考になる話を聞けた。ありがとなmk。

さて。次・・・・既に防御砲火に阻まれて屍累々ですがな。ローゼンフライトリードに逃げるか。
はたまたクソアライグマに逃げるか。

遅くなりましたが「〜なんて」の406様。有難うございました。
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 02:02:28.71 ID:THh+IFGu0
保守

アンか…私の大嫌いなアンの物語が〜しか覚えてないぜ
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 02:23:55.76 ID:1gWAuLq00
保守

女の心理は・・・第三者だと解るよな。当事者になると速攻ネウロイ相手だわ。
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 04:08:12.52 ID:fnULqaVcP
今日の夜21時くらいに予約しとく。
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 05:59:16.61 ID:fnULqaVcP
書き溜め進まんのう
もっと早く終わる予定だったのに
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 06:59:13.07 ID:D6Uq6sBU0
保守
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 07:44:39.53 ID:2jN3j/sK0
シャーリー「おーい、なに食べてるんだ?」
漏れ「ん?たけのこの里だよ」
シャーリー「あの世界一有名な扶桑のお菓子か、私も好きだぞっ!」
漏れ「すっ、すっ///」
シャーリー「たけのこの里がだぞ…?」
坂本「おっ、きのこの山か?」
漏れ「…あぁン?」
坂本「? 何を怒っている?」
漏れ「もっさんも食べる?」
坂本「なんだたけのこの里か。私はきのこの山が良い」
漏れ「戦争だろうがっ…!
中立や無関係を装うならまだしもっ…
それを口に出したら…
戦 争 だ ろ う が  っ … !」
坂本「ふむ、貴様とは仲良くやっていたが…、ここで終わりになりそうだな……!!」
シャーリー「来るぞッッ!」
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 07:50:14.26 ID:2jN3j/sK0
ドガァァァン ズバァァン
ペリーヌ「なっ、なんですのこの騒ぎは!?」
宮藤「喧嘩ですか?」
リーネ「喧嘩ってレベルじゃないような…」
シャーリー「ハァハァ… 互いの主張のぶつかり合い…派閥問題さ」
ペリーヌ「一体なんの派閥を…?」
シャーリー「きのこ派とたけのこ派だよ」
シャーリー「名付けて、のこのこ派閥戦争!」
宮藤「うわぁ、恥ずかしい」
シャーリー「…」
リーネ「よしかちゃん!」
ペリーヌ「…まさかとは思いますが、少佐はきのこ派でして?」
シャーリー「そのまさかだ。ちなみに私とゆきはたけのこ派だ」
ペリーヌ「!! これだけは怨みますわ少佐…!」
宮藤「わーい坂本さんと一緒だ!」
リーネ「わたしもよしかちゃんと一緒だよ!」
シャリーヌ「…よろしい、ならば戦争だ(でしてよ!)」

こうして戦いの火蓋は切って落とされたっ…!(CV:立木文彦)
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 07:55:02.21 ID:2jN3j/sK0
漏れ「はいだらああああああ」ズババババ
坂本「うおおおおおおお」ズババババ
ペリーヌ「援軍に来ましたわ!」
漏れ「そぉい!」デュクシ
ペリーヌ「オウフッ 何をなさいますの!仲間でしてよ!?」
漏れ「なんだと…?覚悟は出来ているのか」
ペリーヌ「それはこちらの台詞ですわ」

宮藤「坂本さーん!」
リーネ「坂本少佐!」
坂本「お前達…!」
宮藤「さっさとドリルみたいなたけのこなんて溶かしちゃいましょう!」
坂本「あぁ、そうだな!」
シャーリー「ドリル!?ハァー、これだから扶桑の田舎者は…」
漏れ「全くだ!卑猥な形してる奴等に言われたくないね!」
リーネ「あぁん?」
ペリーヌ「リーネさんのスイッチが入った…!ここは一旦仲間を集めるのが先決かと!」
漏れ「イエス・マーム!」
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 08:05:49.92 ID:2jN3j/sK0
漏れ「で、集まったのはこれだけか…」
シャーリー「だが、最強のチームだ」

たけのこ小隊:漏れ、シャーリー、ペリーヌ、ルッキーニ、ハルトマン、ミーナ
きのこ中隊:坂本、宮藤、リーネ、ゲルト、サーニャ、エイラ、土方
中立軍:杉田、みっちゃん

漏れ「余計なのいなくねーか?」
ミーナ「どこからか聞きつけたらしいわ…」
エーリカ「ねー早く狩ろうよ?」
ルッキ「きのこみたいな変な形のなんか切っちゃえ!」
漏れ「すさまじいこの団結力…」
ペリーヌ「これがチームですわ!」

エイラ「ヘクシッ」
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 08:19:18.45 ID:2jN3j/sK0
ミーナ「では、作戦を説明するわ」
皆「…」
ミーナ「動き回って敵を攪乱する、以上よ」
シャーリー「…それだけか?」
ミーナ「細かい指示は戦闘中に出すわ」

土方「では、作戦をどうぞ」
坂本「うむ。我が方の作戦は一つ、突貫あるのみ!」
坂本「敵にはミーナがいる。恐らく、細かい作戦を立てるはずだ」
坂本「こちらには攻撃力の高い人員がいる。だからこそ突撃し、敵の作戦を叩き壊す訳だ」
ゲルト「昔の私の戦い方だな」
エイラ「まァ私がいるから勝ったも同然なんダナ!」

杉田「両者簡単な作戦ですな」
美千子「あぁ、もう駄目駄目です」
美千子「もっとこう、火炎放射とかしなきゃ!」
杉田「ふむ、チハを投げつけるとかもアリですな」
美千子「やめて装甲凹んじゃう!」
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 08:22:45.93 ID:2jN3j/sK0
たけのこ対きのこ、ここにて閉幕
誰か続き書いてくれ…

現実でお休みなさいアホネン
夢でナデナデただいまシャーリーたん
乙乙、学生諸君は今頃戦場か
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 10:37:54.87 ID:1gWAuLq00
乙!

美千子が求めているのは、作戦というよりバイオレンスな人間BBQ・・・・汗
やはり、メジロは美千子に............
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 11:20:47.52 ID:Bxe6m2sK0
今日の15時頃、空いてたら予約します
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 11:39:04.41 ID:MmzwlZQvP
今日22時半くらいに開いてたら投下したいなぁ
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 12:14:36.87 ID:mXVJ17Qv0
マジかよ俺も投下用のSS書いてくる
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 12:50:04.70 ID:VnJ+Sv2O0
休日だって言うのに何て過疎だ、受験シーズンって奴か
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 12:53:48.45 ID:4svyowbE0
嵐の前の静けさって奴さ
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 12:56:27.86 ID:Bxe6m2sK0
俺も2年後はセンターか………
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 13:03:53.38 ID:k5gaV2tr0
ゆとりアピールいらんよ
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 14:31:35.48 ID:Bxe6m2sK0
15時に予約しているんですが、今、投下大丈夫でしょうか?
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 14:36:02.46 ID:VnJ+Sv2O0
いいよ
今回は遅いペースで投下するかもしれません……スミマセン
「ストライクウィッチーズなんですよ ええ」>>50からの続き

俺「んん!?……んちゅ…ん……はっ……」

ヘルマ「ちゅっ……れろっ………ん……」

これ以上に幸せなことは無いだろう

俺「………ぷはっ……はぁはぁ……///////」

ヘルマ「はぁはぁ……お、俺さん……//////」

ヘルマの軍服は乱れ、息も荒くなっている

少し目が潤んでいる

もっと…もっとヘルマを抱きしめたい……

俺「……//// ヘルマ……/////」

ヘルマ「…お、俺さん…/////」

俺はヘルマを再び抱きしめ、キスを続けた

------------------------
--------------
389イーグル俺 :2011/01/15(土) 14:50:05.04 ID:Bxe6m2sK0
― その頃 部屋のドアの前 ―

友(マ、マジかよ!?)

 (あ、あんなに進んでるとは……)

友は俺にエロ本を借りようとするため、俺に会いにきた
そして、ドア越しでいやらしい音が聞こえた友は、ドアを少し開けて部屋を覗いた
するとそこには、ヘルマと俺がキスを何度も何度もしていた
友は目撃してしまったのだ

友(……う〜む……また後に呼ぶか……)

友がドア前を去ろうとしたとき

バルクホルン「おい、友」

友「トゥ、トゥルーデ!?」

いきなり現れたバルクホルンに声をかけられた友

友「ど、どうしてここに?」

バルクホルン「ああ、少しヘルマ曹長に用があってな」
390イーグル俺 :2011/01/15(土) 14:59:03.70 ID:Bxe6m2sK0
バルクホルンはそう言うと、部屋のドアを開けようとする

友「ま、ままま待て!!開けちゃだめだ!!」

友は部屋の中でイチャラブが繰り広げられているのを知っている

だから、部屋の中にバルクホルンを入れてはならないと考えた

バルクホルン「ど、どうしてだ!?」

あもりにも必死に止めようとする友に驚くバルクホルン

友「ど、どうしてもだっ!!」

友はバルクホルンの手をドアノブから離す

バルクホルン「だ、だが…こっちも急ぎの用だからな…」

バルクホルンは友の止めを振り切って、無理やりドアを開けた

友(ああ……終わったな…ゴメン…俺……)
391イーグル俺 :2011/01/15(土) 15:06:40.86 ID:Bxe6m2sK0
ガチャッ

俺「!?////////」

ヘルマ「!?/////////////////」

バルクホルン「な、なななななな!?///////////////」

友「………あちゃー……」

バルクホルンが見たものは、ベットの上に仰向けで寝ているヘルマとそれに覆いかぶさるようにしてキスをしている俺というものだった

ヘルマ「こ、ここここれは……////////////」

俺「ち、違うんだ!!////////////」

俺たちは慌てて離れて、言い訳をする

バルクホルン「な……ななななな///////////」

バルクホルンは湯気が出るほど顔を真っ赤にしている

そして……

バタン

バルクホルンが倒れた
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:11:04.89 ID:wkSVHa/10
支援
393イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 15:13:07.04 ID:Bxe6m2sK0
友「お、おい!?トゥルーデ!?」

慌てて駆け寄る友

俺たちも駆け寄った

俺「大丈夫か!?」

ヘルマ「だ、大丈夫でありますか!?バルクホルン大尉!!」

ヘルマも少し声を張る

バルクホルン「…………///////////」

顔を真っ赤にしながら気絶している

友「…トゥルーデ…どんだけ純情なんだよ……」

どうやらバルクホルンはキスを見ただけで興奮して気絶してしまったようだ

友「まったく……二人でイチャイチャしちゃって……」

友は少しうらやましそうに俺たちを見てくる
394イーグル俺 :2011/01/15(土) 15:20:13.05 ID:Bxe6m2sK0
俺「………////////」

ヘルマ「………///////」

友「それより2人は付き合ってるのか?まぁ、キスしてるぐらいだし……」

俺「………ま、まぁ……/////////」

ヘルマ「………キス………/////////」

お互いに頬を赤く染める

友「そんなことより、トゥルーデを医務室に運ばないと」

友はバルクホルンを抱き起こそうとする

俺「お、俺も手伝う」

ヘルマ「私も手伝います!!」

友「大丈夫だよ、トゥルーデ軽いから」

友はバルクホルンを医務室へ運んでいった

---------------------
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:27:39.45 ID:MmzwlZQvP
壁ァァァァ!
396イーグル俺 :2011/01/15(土) 15:29:28.39 ID:Bxe6m2sK0
− 医務室 −

友は医務室のベットにバルクホルンを寝かせた

友「ふぅ…」

バルクホルンは静かに寝息をたてている

気絶したときの真っ赤な顔も今ではいつものバルクホルンの顔へと戻っている

友「……寝てるときは、子供みたいな顔するんだな…」

友は誰も居ない医務室で独りつぶやく

バルクホルンに好意を寄せてから、しばらく経った

しかし、戦友以上の進展はいまだに無い

友「……はぁ……」

自分の情けなさに思わず溜息が出る

その一方で、俺とヘルマは徐々に進展しつつある

以前は友に俺が相談してる立場であったが、今では逆転している

友「……どうやったら…」

友はいろんな悩みを奥に秘めた目でバルクホルンの寝顔を見る
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:30:09.81 ID:wkSVHa/10
壁も無くなったし、支援でもするか…
寝顔を見ているうちに、別の思いが浮かび上がり、先ほどの悩みは吹っ飛んでしまった

友「………プニッとしても大丈夫かな?……」

友は淡く赤みのかかった頬をプニプニしたい衝動にかられた

友は女性に触ることなど、ほとんど無かった

なおさら触りたい欲求が高まる

友「……誰も居ないよな?……」

友はベッド脇の椅子に座りながら、周りを見渡す

友「……さ、触るぞ…トゥルーデ……」

友は鼓動が高まる度に手の振るえも大きくなっていく

そして、恐る恐る頬へ人差し指を近づける

友「…………」

プニッ

友の指はバルクホルンの頬を軽く押した
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:39:03.84 ID:wkSVHa/10
支援
400イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 15:42:56.34 ID:Bxe6m2sK0
初めて触れる異性の肌

想像以上に柔らかく、潤っていた

友は肌に触れた指が蕩けるほどの快感を覚えた

友「…や、やわらかい…////」

2回、3回とプニプニしていく

バルクホルン「……ん………」

バルクホルンが僅かながら声をあげた

友(ヤバッ!起こしちゃったかな?……)

友は指を動かすのを止めた

バルクホルン「zzz………」

起きることは無く、再び静かに寝息をたてはじめた

友「…危ない、危ない……」

寝たことを確認し、再びプニプニを始める友

友「……はぁ〜……すげぇ柔らかい…/////」

友がプニプニの快感に浸っているその時
401イーグル俺 :2011/01/15(土) 15:47:14.20 ID:Bxe6m2sK0
???「どれ〜 私も試してみようっと!!」

突然、友の背後から声が聞こえた

そして、その者の人差し指がバルクホルンの頬へ伸びた

ハルトマン「わっ!!本当だ!!柔らかい〜」

正体はハルトマンだった

友と同様に笑顔を浮かべながら、プニプニを繰り返すハルトマン

友「ど、どどどどどどうしてここに!?!?」

予想外の出来事が起こり、慌てる友

ハルトマン「ん〜 トゥルーデが倒れたって聞いたから、大事じゃないと聞いたけど、一応来てみたんだ」

少し考える仕草を見せながら喋るハルトマン

友「……うへぇ……」

友は見られてしまったことを恥ずかしく思い、椅子から崩れ落ちる

ハルトマン「どうしたの?」
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:49:30.51 ID:wkSVHa/10
流石エーリカ支援
403イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 15:51:16.83 ID:Bxe6m2sK0
友が崩れ落ちるのを見て、ハルトマンが言った

友「…………」

今の友は魂の抜けたただの変態のようだった

ハルトマン「大丈夫?」

ハルトマンは友を起こそうとする

友「…にゅぇぇぇぇ………」

不可思議な言葉を発しながら、おぼつかない足で立ち上がる友

少し騒がしくなったにも関わらず、バルクホルンは静かに寝息をたてていた

ハルトマン「ん〜 そういえばさ、友ってトゥルーデって呼んでるよね?」

友「……うん……」

気の抜けた返事をする友

ハルトマン「いつから呼ぶようになったの?」

友「…訓練してるとき、結構話したりしたりしたからな…それからかな…」

ハルトマン「ふぅん、そうなんだ」
404イーグル俺 :2011/01/15(土) 15:52:48.94 ID:Bxe6m2sK0
ハルトマンが喋り終えた後、少しの沈黙が医務室に流れた

ハルトマン「友ってトゥルーデのこと好きなの?」

沈黙を破るかのようにハルトマンが友に喋りかける

友「な!?///// そ、そんな訳…ない……///////」

さっきまでの気の抜けた返事とは違う、焦りの混じった声をあげる

この焦りを見逃さなかったハルトマン

ハルトマン「本当にぃ〜?」ニヤニヤ

笑みのかかった顔で友を見つめる

友「ほ、本当…だよ……///////」

思わず顔をハルトマンからそらしてしまう友

ハルトマン「正直に言ってよぉ〜」

友の耳元で息を吹きかけるように喋るハルトマン

友「く、くすぐったいから!!//////」
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:53:45.43 ID:wkSVHa/10
エーリカマジ小悪魔w支援
406イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 15:55:23.59 ID:Bxe6m2sK0
友は右耳を押さえながら、ハルトマンから遠ざかる

ハルトマン「正直に言わないと、キスしちゃうぞ〜」

ハルトマンは友との距離をじりじりと詰めてくる

友「な、なにぃ!?/////////」

キスを迫ってくるハルトマンに驚いた友

ハルトマン「早くしないと……」

その間にハルトマンの顔が迫ってきた

友「わ、わかった!!////////は、は、話すから!!//////////」

ハルトマン「よし!」

ハルトマンは迫るのを止めた

ハルトマン「それで、友はトゥルーデのこと好きなの?」

友「…………///////////」

友は無言でうなずく

ハルトマン「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」ニヤニヤ

友「だ、誰にも言わないでくれよ…////////」
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 15:56:41.31 ID:wkSVHa/10
おい友、そこはあえて黙っ…おや、誰か来たようだ 支援
408イーグル俺 :2011/01/15(土) 16:00:27.07 ID:Bxe6m2sK0
ハルトマン「わかってるって!!」

友「………/////////」

顔を真っ赤にしながらうつむいている友

ハルトマン「もう、キスとかしたの?」

友「す、するわけないだろ!!/////////」

ハルトマン「えぇ!?好きなのに?」

友「好きって言っても……/////// たぶん、片思いだろうし…//////」

ハルトマン「ってことは、告白もまだってこと?」

友「ま、まぁ……//////////」

ハルトマン「意気地なしだなぁ〜」

友「うぅ……」

ハルトマンに言われたことに少しショックを受ける友

ハルトマン「………よし!私に任せて!!」

手をポンを打つハルトマン

友「はへ?どういうこと?」
409イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 16:01:35.62 ID:Bxe6m2sK0
ハルトマン「とにかく私にまかせて〜 じゃあねぇ〜」

ハルトマンはそう言い残すと、医務室を去っていった

友「どういうこと?……」

友はバルクホルンが寝ているベッド脇の椅子に座り直し、ハルトマンの残した言葉について考えることにした

------------------------
------------
----

― その頃 ヘルマ・俺の部屋では ―

ヘルマ「大丈夫でしょうか……」

ヘルマは倒れたバルクホルンを心配に思う

俺「大丈夫だと思うぞ」

ヘルマ「そうだといいんですが……」

尊敬しているウィッチが倒れたことにショックを隠しきれないヘルマ

俺「バルクホルンの目が覚めたら、医務室にでも行ってみようか?」

ヘルマ「そうですね…」
410イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 16:03:40.32 ID:Bxe6m2sK0
俺「バルクホルンは大丈夫だから、安心しろ」

俺はそういうとヘルマの頭の上にポンッと手を置いた

ヘルマ「はい…//////」

俺「……///////」

俺たちは自然と唇を近づけていた

チュッ

ヘルマ「…ん……」

俺「……んん……」

俺たちのキスはしばらく続いた  

-----------------------
-------------
-------

時間は経ち、夕食の時間となった

バルクホルンの目も覚め、夕食には全員がそろった
411イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/15(土) 16:04:36.94 ID:Bxe6m2sK0
今日はここまでです
今夜あたり、空いている時間帯に投下したいと思います!
次回はエロになると思うんで…(18歳未満は注意です)
見てくれた方、ありがとうございました!!
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:07:15.40 ID:wkSVHa/10
乙乙!

さて、壁を再建しないとな…
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:08:23.51 ID:THh+IFGu0
おつん
扶桑壁建設に連絡しないと
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:11:42.77 ID:wkSVHa/10
おっと、そうだ 俺も投下用SSさっさと書いちゃおう…さらさら書ける人が羨ましい…
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:34:20.62 ID:mXVJ17Qv0
    ★壁殴り代行休業しました★

         || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         ||試験監督中|
         ||_____|   
              | ::|     
             _| ::|_
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:36:03.98 ID:4svyowbE0
あんなやつが見まわるとか怖すぎるわ
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:37:15.42 ID:THh+IFGu0
不正を働いた瞬間、ネウロイをも砕く拳でシャーペンを砕かれるのか…
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:40:16.29 ID:4kXGazyS0
   ......:.:.::.:..::.:.:.:..:.::..:.               r─-t
                           i   ,.、、 -─ '''''''''''''' ─- 、、..,        / ̄i~!
                               l  (               )      l__,i,,|
                          , |  "'''ー- 、、、、、....、、、、、-ー''"         l  / ̄l
                          |!,.、.-──i::::::l      i:::!          l  / ̄l
                 ,_-───,── ,───┴‐┴───┴'──────'"\  / ̄i~!
             ,.、-━f、.,i      :   |!,.、.-──-、、-.、     :´:::::::';  ::::   :::::::\i  i |
            (;;i          :  i<iii ! : 、-ー'''"~   \   ゞ:::::ノ        ':::::::::l  i |
             ~""''''''''────'──l|,ケ_;_\     _\─────── '''''"" ̄`ー-'
                           '      \   (::::::::)\     .:.:.:.:::.:.:.:.::
                                  ヽ  ~    ヽ  ....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::
                                    ヽ、  _,,..ヽ
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419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:42:06.23 ID:RNNkx1vz0
生徒のカンニングが特殊部隊並
何もんだよそいつ
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:46:59.11 ID:THh+IFGu0
我等、501特別課外活動部で脳内再生余裕でした
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:52:43.96 ID:RNNkx1vz0
今って投下していいですかね?
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:53:12.00 ID:4kXGazyS0
b
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 16:57:27.55 ID:wkSVHa/10
GO!
424使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:00:42.73 ID:RNNkx1vz0
では、
前回までのあらすじ
カラス変身→501へ→ネウロイ出現→くちばしでコアを壊す

状況説明
ここは食堂。出撃が終わりやっと俺はご飯が食べられると思っていたが、とんだ見当違いだった。

ルッキーニ「えー!変身ー!?」

俺「そうみたいです。眼の前に」

芳佳「じゃあ使い魔はカラスですかー?」

俺「多分そうだと思います。ご飯あるのに」

シャーリー「いつでも変身できるのか?」

俺「そうですよ。腹減った」

エーリカ「じゃぁ変身してみてよー」

俺「いやですよ、変身すると腹が減るんです。理由は一つ」

エーリカ「じゃーご飯食べ終わってからでいいからさー」

俺「それなら・・・まぁいいか、いいですよ。質問攻めだ」

俺「よし、一句出来た。我ながら下手だな」
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:02:06.22 ID:RNNkx1vz0
言い忘れてましたが、前スレ128の続きです。
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:02:22.20 ID:mXVJ17Qv0
バサッバサッ
427使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:04:51.42 ID:RNNkx1vz0
坂本「はっはっはっはっは!くちばしで刺していたと言うが、よくネウロイの装甲を貫けたな!」

俺「槍を口にくわえてたのでそれが合体したみたいです」(この槍って落とし物じゃないんじゃないか?)

ミーナ「なんでくわえてたの?」

俺「変身するときに手にあると邪魔だと思ったので・・・」

ペリーヌ「でもだからってなぜくわえましたの?重くありませんこと?」

俺「いえ、これ見た目にあわず軽いんですよ」

ルッキーニ「ねーねー俺ー」

俺「飯を食わせてくれぇ!」バタン

芳佳「どうぞどうぞー」

俺「しかし、米は何にでも合いますね。ジャガイモにも合うとは少し意外でした」ガツガツ

芳佳「ですよね!今度納豆出しましょうか?」

俺「納豆ですか。お願いしたいですね」

シャーリー「な・・・納豆か・・・」ズーン

バルクホルン「納豆なのか・・・」ズズーン
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:13:22.12 ID:THh+IFGu0
支援バサッバサッ
429使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:14:15.18 ID:RNNkx1vz0
俺「ん?」

芳佳「どうしたんですか?」

ルッキーニ「納豆やだー!」

芳佳「えー!?おいしいじゃないですかぁー!」

俺「そうですよ!納豆はおいしいですよ!」

坂本「はっはっはっはっは!明日は納豆だな!」

シャーリー「・・・」ポカーン

バルクホルン「・・・」ポカーン

ルッキーニ「・・・」ポカーン

エーリカ「・・・」ポカーン

俺「なんだこりゃ!?四人も放心状態だぞ!」

芳佳「どうしたんですかねー?」

俺「ごちそうさまでした。おいしかったですよ、宮藤さん」

芳佳「ありがとうございますー」
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:19:25.15 ID:IHgG8mCU0
バサッバサッ
431使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:20:55.95 ID:RNNkx1vz0
エーリカ「むくっ。そうそう俺ー。速く変身してよー」

俺「いきなり・・・まぁいいですよ」バサッバサッ

エーリカ「おー!本当に変身したー!」

バルクホルン「うおっ!?いきなり変身するないきなり!」

俺「す・・・すいません」

エイラ「しゃべった!?」

俺「ああ、言い忘れてました。話せますよ」

エーリカ「そうだ!私の掌なめてみてよ。せっかくだし」

俺「なぜせっかくなんですか?まぁいいですけど」ペロッ

エーリカ「なんかくすぐったい・・・」

俺(ああ・・・気持ちいい・・・いや、こんなこと考えてはいかん!なぜ俺は新たな性癖を目覚めさせようさせようとしているんだ!相手は中尉だぞ!
いやしかしここは統合戦闘航空団だ別に中尉ということは全く問題ないんじゃないか?
いやしかしそれを別にしてもMというのはまずい気がするいやしかし別にMでもいいんじゃないか?
いや俺は何を言っているいや別にいい気がする。
審議中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・OK!)ペロペロ
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:25:31.96 ID:wkSVHa/10
脳内審査基準が緩いぞwww
433使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:26:11.12 ID:RNNkx1vz0
エーリカ「もうやめてよ・・・」

俺「ハッ」

こうして一日が終了したのだ。

〜二日目〜

俺「ふあ〜あ。いや・・・眠いな。まだ6時じゃないか。・・・ん?何か聞こえるぞ?」

芳佳「おっふろ、おっふろ〜」

俺「風呂・・・だと・・・」

芳佳「もうみんな入ってるかなー」
434使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:27:32.26 ID:RNNkx1vz0
俺(みんな・・・?みんなということはここの女性陣たちが全員今風呂に入っているということか。
覗きt・・・おっと俺は何を考えているんだ覗きたいなんていったい何を考えているんだ。
そうだそもそもどうやって風呂を覗くんだ。畜生っ!あと少しで女性陣たちの・・・ん?
いや少し待て今何かすごくいいアイデアがあった気がする。さあ思い出せ俺速く手遅れになる前に
あっ!そうだ。そうだそういえば今の俺はカラスに変身できるじゃないか。それで覗けば・・・
いや、しかし変身したらカラスになるということはもう皆が知っているのに、どうすればいいんだ。
ん?待て、少し待てよ。全員起きているということはおそらくだれかが皆を起こしたのだろう。
そしてそれは俺にだけ伝えられなかった。それはつまり俺を少しなりとも警戒したことになる。
つまり今女性陣は完全に緊張がとかれてリラックス。警戒もしていない。つまり今が最も安全な時。
これはまさに千載一遇のチャンス。ここは神に感謝して本能のままに戦場へ赴くべきでは?
しかし待て俺、きちんとプランを練ってから行くべきだ。いやしかしプランを練っているうちに
女性陣たちが出てしまっては元も子もない。本末転倒としか言えない。ここに時間をかけてはいけない。
しかし少しぐらいは考えないとそれはそれで酷い事になるに決まっている。では少し考えようではないか。
おそらく今は宮藤さんが服を脱ぎ終わったところだろう。ならばおそらく後30分くらいは風呂にいるはずだ
ならばまだ少しぐらいは考える時間があるはずだ。ならばあと5分ぐらいは考えていいのではないか?
ならば考えよう。いったい胸が一番大きいのはシャーロット大尉だとして一番小さいのは誰だ
いや俺はいったい何を考えているんだ。そうだ作戦を早く練らなければならないのだ
ってもう5分経ってるし!ええいもうこうなったらぶっつけ本番だ!行くぞ俺!)バサッバサッ
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:29:01.43 ID:wkSVHa/10
おまw 
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:29:14.71 ID:THh+IFGu0
なげえwww
437使い魔カラス バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:33:56.28 ID:RNNkx1vz0
俺「ここが露天風呂か」

坂本「いやー、風呂はいいなぁー!はっはっは!」

宮藤「みんなおっぱい大きいなぁ・・・」

俺(芳佳はお豆で小さくて〜
シャーリーでかすぎドテかぶちゃ〜
リーネはある意味エース級〜
色よし、張りよし、バルクホルン〜
寝てても育たぬルッキーニ〜
ミーナと少佐はふふふのふ〜
年功序列で自重せよ!
ペリーヌでかいの態度だけ〜
白い柔肌難攻不落〜
エイラはサーニャの冬将軍〜
・・・なんだっけこの曲。そのまんまなんだが。昨日の夜聞いた気がする)
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:47:15.70 ID:GaAhqa0H0
ダメだこいつ・・・腐ってやがる
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:48:58.81 ID:RNNkx1vz0
俺(一番大きいのがシャーロット大尉で、一番小さいのがフランチェスカ少尉だな。あの歌は恐ろしいな。
この光景を俺はきちんと網膜に焼きつけておくか。後カメラにも。ふふふ、とんでもなく高性能のカメラ、持っていて損ではないな。
口にあれば誰にも気付かれん。さて、映像も写真も撮ったし、そろそろ帰還するかな)バサッバサッ

タタタタタンッ

俺(!?いきなり銃弾が・・・ミーナ隊長か?気付かれていたたとは・・・
まずいっ、このままでは落ちて俺の評価とこの秘蔵のカメラが奈落の底へ・・・)

バルクホルン「ミーナ、いきなり銃を・・・どうしたんだ?」

ミーナ「何でもないわ。訓練よ。袋が飛んでいたので撃ってみたのよ。いつネウロイが来ても大丈夫なように」
(まだあれが俺さんだと言うことは決まってはいない。でも、もしあれが俺さんだったとしたら・・・風呂から出て部屋に行ったら誰もいないはず
・・・そうでないことを祈りたいわね。さすがにあそこまで撃ったらもう動けないでしょうから。もしそのまま落ちたとしても骨折程度ですむでしょう)

エーリカ「いやぁ、風呂は気持ちいいねー」
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 17:50:09.36 ID:1gWAuLq00
猟友会です。
カラスの有害駆除はこちらでよろしいですか? バシャッ!
441バサッバサッ:2011/01/15(土) 17:58:18.57 ID:RNNkx1vz0
俺(くそっ、このまま落ちてたまるかぁっ!)バサッバサッバサッ!

高度約1メートル。何とか再び飛翔した。

俺(まずいな、撃たれた個所がピンポイントすぎる。しかし俺はただのカラスではない。
扶桑の魂を持ったカラス。恰好つければそう・・・八咫烏。ここで落ちるかあっ!)バサバサバサバサバサバサッ

芳佳「う〜、気持ちいい〜」

俺「な・・・何とか部屋に戻れた」
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:00:47.22 ID:fnULqaVcP
21時から予約してたけどー
やることが詰まりだしたのでキャンセルですサーセン
443バサッバサッ:2011/01/15(土) 18:04:24.17 ID:RNNkx1vz0
俺「まずはこのカメラを隠し・・・他の証拠もすべてかたずける」

俺「よし、OK」

俺「寝たふりをするか。おそらくそろそろ隊長が来るだろう」

10分後

ガチャッ

俺(来たかっ!)

ミーナ「俺さん、起床の時間ですよ」

俺「うん・・・?あぁ、朝ですか。おはようございます」

ミーナ「ええ、おはようございます。すぐに食堂に来てくださいね。朝食ですよ」
(よかった。さっきのカラスは俺さんじゃなかったみたい)

俺「はい、わかりました・・・」
(よし、信じてくれたかな?これで大丈夫だろう。)
444バサッバサッ:2011/01/15(土) 18:08:27.42 ID:RNNkx1vz0
俺「いや、危機一髪だった。死ぬかと思った。全く。さて、朝食に行くかな。」

芳佳「あ、俺さん、おはようございます〜」

リーネ「おはようございますー」

俺「おはようございます。お、納豆だ」

シャーリー「・・・」ズドーン

バルクホルン「・・・」ズドーン

俺「ん?」

ルッキーニ「ねぇ俺ー、カラスになってよー」

俺「え?いいですけど・・・」バサッバサッ
(さっき鏡で見たときも目立った外傷はなかったから大丈夫でしょ・・・。)

ミーナ「!?」
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:08:47.01 ID:MmzwlZQvP
(^ω^)ペロペロ
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:11:10.23 ID:EJ5L6OpC0

    __
    [__l__      PAPAPAM!
   〃,,゚ ‐゚)      M ,,
   {( l⊃┫∩i≡i=━ < 
   {j| ||_|_||       W ゙
   ‘[][]_T_|]
  / /\ \_
  [____)  [____)

★害獣駆除代行始めました!★
畑の作物を食べられる、周りの鳥が目障り、散弾銃の免許を持ってない、そんなあなたに!
駆除件数200回を超える猟友会メンバーがあなたの要望に答えます!
あなたがゆっくりしている間に鍛えられたメンバーが周りの害獣を駆除します!
一か月¥20000〜  24時間営業
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:13:51.78 ID:THh+IFGu0
白い悪魔の出番じゃないか!
448バサッバサッ:2011/01/15(土) 18:15:41.30 ID:RNNkx1vz0
ミーナ「俺さん・・・それ・・・なんですか?」

俺「それ・・・ってなんですか?」
(やばい・・・ばれたか?)

坂本「足が・・・3本?」

ルッキーニ「本当だ!三本ある!」

バルクホルン「なんだと!?」

ペリーヌ「なんですって!?」

エイラ「扶桑のカラスは足が3本なのか?」

芳佳「違います!」

エーリカ「実は義足なんじゃない?」ボソッ

サーニャ「カラス・・・夜はあまり見えなさそう」ボソッ

俺「ええええええっ!?」

こうして今日も大変な一日になりそうだった。

以上で終わりです。支援してくださった皆様。ありがとうございました。

よい子は覗きはしちゃダメだよ!駆除されるからね!銃で撃たれて奈落の底へ落っこちていっても知らないよ!
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:16:44.79 ID:MmzwlZQvP
乙乙
なんと予想を遥かに越えた変態だったとは……
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:19:06.55 ID:THh+IFGu0

カラスのくせに…
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:28:09.46 ID:GaAhqa0H0
八咫烏か
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:35:05.85 ID:1gWAuLq00
ヤタガラスって、日本の守り神じゃなかったっけ?

エロヤタ、気に入った!
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:39:33.68 ID:GaAhqa0H0
太陽を司る鳥でもありますね、一応神格です
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 18:51:13.21 ID:GaAhqa0H0
>452エロヤタっておまww
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 19:23:51.59 ID:mXVJ17Qv0
静かな夜だ
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 19:34:28.49 ID:MmzwlZQvP
こんな静かな夜に投下するのは勇気がいるな…ある意味
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 19:57:57.39 ID:GaAhqa0H0
誰か行けよ
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:00:20.77 ID:wkSVHa/10
まだ書き終えてない…中途半端でいいのなら
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:06:50.02 ID:wkSVHa/10
と、誰もいないか

九時ごろから予約もあるし、やっぱり自重して風呂でも行ってくるわ
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:24:13.15 ID:fnULqaVcP
九時からの予約は多分俺だけどキャンセルだよ
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:45:37.32 ID:wkSVHa/10
マジ? じゃ落としていいかな?
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:46:17.83 ID:mXVJ17Qv0
スレをですか?
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:46:23.70 ID:bW1x6uuB0
よし誰もいないな
投下逃げするなら今のうち
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:47:09.86 ID:wkSVHa/10
スレは落とさんw

>>463
どうぞどうぞ
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:47:22.31 ID:MmzwlZQvP
22時半くらいから予約してるけど、今回超長いから誰かいたら譲るよ
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:49:26.73 ID:bW1x6uuB0
はいリロってなかった俺死んだ
>>464ごめん俺のは大したこと無いからお先にどうぞ
俺はいつでもいいから
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:50:47.98 ID:THh+IFGu0
譲り合いやめいww
先に宣言した方が落とすといいよ
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:52:10.34 ID:wkSVHa/10
なんかごめん

一応中途半端だけど、落とすわ


前スレの「レイヴンウィッチーズ」の続きです
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:53:05.69 ID:mXVJ17Qv0
閃いた
いっその事三人で投下すればいいんじゃね?
やっぱ俺天才だわ! ちょっと魔導エンジン開発してくる
470『RW』 二話『模擬戦、深まる溝』:2011/01/15(土) 20:53:47.79 ID:wkSVHa/10
―第501統合戦闘航空団 ブリタニア基地・俺自室―



「…ん? 朝か?」

まだ朝日が完全に昇りきっていない中、俺は目を覚ました。
大きく伸びをして、欠伸を一つ。
ふと、窓の外を見る俺。朝焼けに照らされ、煌く海が一望できる。暫しその光景に目を奪われていると、眼下の森に何かが見えた。

「…ん?」

視線を下に転じる。草木の茂みから一瞬見えた影は、刀を一心に振る坂本のものだった。

「あれは、坂本少佐…自主トレか?」

(ちょうどいい。まだ、この基地のことも隊員のこともはっきりとは分かってないしな。字面だけのデータじゃ分からないことも教えてもらうか)

そう決めた俺は、身支度を整えて部屋を出た。
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 20:58:35.32 ID:bW1x6uuB0
お詫びに支援するお
472『RW』 支援ありがとう:2011/01/15(土) 21:00:26.84 ID:wkSVHa/10
―同隊同基地 基地外れの森―



「やっ!…はぁっ!」

気合と共に、朝日を浴びた白銀の刀身が一閃する。

「ふっ…はっ!」

一息の度に、無駄の無い刀捌きを見せる坂本。

「ふぅ…ん? 誰だ?」

一通り訓練を終えて刀を背中の鞘に戻した坂本が、何かに気付いたらしく近くの茂みに声をかける。
物陰から姿を現した俺。その姿を見て、坂本はわずかに表情を緩める。

「なんだ、俺か。慣れない気配だったから驚いたぞ」

「それはすみません。邪魔しちゃ悪いかな、と…」

頬を掻きながら言う俺に、坂本は軽く笑って気にするな、と返す。

「それはそうと、俺は何しに来たんだ?」

額の汗を軽く袖で拭い、坂本が質問する。

「いえ、昨日も何人かとは少し話したのですが、まだ色々分からないことが多いので。それで、少佐に聞こうかと」
473『RW』:2011/01/15(土) 21:06:44.70 ID:wkSVHa/10
「はっはっは、そうかそうか! なら、機密に触れない範囲でなら何でも答えてやろう」

さりげなく「機密に」の部分を強調する坂本。軽く探りを入れたつもりだったが、俺の表情に特に変化は無い。ありがとうございます、と微笑むのみ。

(ふむ。まあ、いいか)

下手に探りを入れるのを止め、逆に質問する。

「こちらも聞きたいことがあってな。ミーナ込みで話がしたい。構わんか?」

一瞬、きょとんとした俺だったが、得心したように頷く。

「…それは、俺の原隊のことですね?」

質問しようとしたことを先に言われ、面食らう坂本。その様子を見て、苦笑する俺。

「まあ、あんな怪しげな部隊名のところから派遣されたとあれば、そりゃ疑いますよね。もう訓練は終わりですか?」

終わりなら歩きながら少し話を、との俺の言葉に従い基地に足を向ける。と、その時、俺は奇妙な視線を感じた。
反射的にショルダーホルスターからコートに隠れていた二丁の銃を抜き、姿勢を低くする。

「どうした!?」

坂本も俺の様子を見て、背中の刀に手を伸ばす。

(ネウロイ? いや、違う。だが、この殺気にも似た感覚どこから…っ、そこ!)

妙な殺気の発信源と思われる箇所に当たりをつけ、素早く銃口を向ける俺。が、そこは敵どころか味方しかいない基地の、しかも誰かの部屋の窓だった。
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 21:09:08.08 ID:mXVJ17Qv0
支援
475『RW』 支援ありがとう:2011/01/15(土) 21:12:57.86 ID:wkSVHa/10
(…? 気のせい? にしてはやけにはっきりした感覚だったが…まあ、いいか)

気付けば、先程の殺気も消えている。ほっと一息吐いて、両手の銃をしまう。

「…俺?」

俺の突然の行動に不審な目を向ける坂本に、俺はまたも苦笑を向けるしかなかった。




―同隊同基地 ペリーヌ自室―




「な、何故気付かれましたの…」

窓際に必死の形相で張り付くペリーヌ。
大丈夫、ここなら死角。見えやしない…と自分に言い聞かせるのだが、動悸と冷や汗が止まらない。

「坂本少佐の勇姿を眺めながらの至福の朝でしたのに…あの男っ…!」

昨日配属になったばかりの男。俺とかいったか。昨晩の食事の時も思ったが、何か気に食わない…とペリーヌはそこまで考えて、それどころではないことを思い出す。

「…はっ! し、少佐は?」

476『RW』:2011/01/15(土) 21:18:16.08 ID:wkSVHa/10
先程俺に発見されるのを防ぐために咄嗟に蹴り倒した望遠鏡を再び立て掛け、坂本を探す。が、既に俺共々姿が見えない。
既に見える範囲から移動したようだ。そう判断してからのペリーヌの行動は早かった。
素早く望遠鏡を分解、ケースに仕舞う。そしてネグリジェを脱ぎ捨て、ベッドの上に放る。ただし、皺一つ無く。
次いで軍服を手に取り、着る。急いだため若干乱れた髪を素早く櫛で梳く。

これらの動作を二分弱で済ませたペリーヌは、メガネの奥で闘争の炎を燃やす。

(坂本少佐と二人きりだなんてっ…! いくら少佐と同郷の出身といえど、許せませんわ!!)

ドアを壊さんばかりの勢いで開き、静かな廊下を駆け抜けるペリーヌ。彼女の脳内人物リストに、宮藤と同等の要注意人物が追加された。



―同隊同基地 執務室―



「…確認します。俺さん。あなたは本当に上層部から特別な意を受けてここに配属になったわけではないのですね?」

坂本と共に執務室に来た俺は、ミーナと坂本の疑問に一つ一つ答えていた。
477『RW』:2011/01/15(土) 21:23:39.96 ID:wkSVHa/10
「ええ。特には。ここに来たのは単なる戦力増強ですよ」

ミーナの質問にすらすらと答えていく俺。内心、説明を全く無しに放り出したクソ上官に呪詛の言葉を吐きながら。

「しかし、こちらには何の説明も無かったんですね、うちのクソ上か…少将からは…」

溜息を吐く俺に、ミーナはさらに質問する。

「この、第0独立航空戦闘隊という部隊について詳しく解説してもらえる?」

「はい。俺の原隊は、クソ上…沢原少将が独自に創設し、彼の指揮の下あらゆる戦場に派遣される、いわば雇われの傭兵のような部隊です」

悪い言い方をすれば私兵ですね、と付け加えて俺は続ける。

「俺の使い魔と、鴉のようにあちこち飛び回る様にかけて、通称レイヴンウィッチーズと呼ばれています」

「レイヴン…まさか、あの幽霊部隊か?」

「ええ。俺の部隊は、そんな呼ばれ方をしていましたね」
478『RW』:2011/01/15(土) 21:28:50.18 ID:wkSVHa/10
坂本もミーナも聞いたことはあった。
過去の戦場において、所属部隊不明のウィッチ二人に危機を救われた、と。そして、そのウィッチは自らのコールサインを『レイヴン』と名乗ったそうだ。
しかし、どこの国もこぞって「そんなウィッチは知らない」と言う。結果、幽霊部隊としてウィッチ達の間で一時期噂になっていたのだ。

「…去年ぐらいから、そんな話は聞かなくなったわね。所詮噂かと思っていたんだけど…」

実在していたなんてね、とミーナは俺を見る。俺は複雑な表情を浮かべている。

「…去年の今頃、俺の僚機は撃墜され戦死しました。その頃からあまり俺も戦場に出ることは少なくなったので、噂が無くなったのはそのせいかと」

言い終えて目を伏せる俺に、執務室がやや暗い雰囲気に陥る。が、すぐに俺自身がその空気を晴らす。

「すみません。お二方、そんな顔しないでください」

明るく言い、空気を変えようとする俺に、二人も顔に笑みを浮かべる。俺はほっとした。
それから多少ミーナからの質問があったが、その口調も最初と違いやや穏やかなものだった。

479『RW』:2011/01/15(土) 21:34:04.68 ID:wkSVHa/10
「…聞きたいことはこのくらいかしら。ごめんなさいね、変な風に疑ったりして」

「私もだ。すまんな、俺」

二人は揃って頭を下げた。二人の行動に慌てる俺。

「いや、顔を上げてください。こんな怪しいの、疑われて当然ですよ。悪いのは完全に説明不足なうちのクソ上官ですから」

その言葉に顔を上げる二人を見て、ほっとする俺。

「そういえば、何故沢原少将はレイヴンウィッチーズのことを公表しないんだ?」

坂本が当然に疑問を口にする。当然と言えば当然だ。ミーナも興味深そうに俺を見る。

「えっと…大した理由ではないんですが…あの人は部隊を創設する時、こんな事を言ってました」

呆れの色を隠そうとせずに、俺は続ける。

「『謎の独立部隊って、カッコよくないですか?』…と」

これには、流石の二人も絶句した。俺は、ただ黙って頭を下げるしかなかった。

480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 21:35:58.48 ID:wkSVHa/10
短いけど今日はこの辺で

支援してくれた人ありがとう


次の方どうぞー
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 21:37:45.26 ID:THh+IFGu0
おつー
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 21:40:24.42 ID:MmzwlZQvP
乙乙支援間に合わんかった…
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 21:43:24.09 ID:wkSVHa/10
>>482
その気持ちだけで泣きたくなるほど嬉しいよ
そして俺も帰宅が11時を過ぎる
夜中に一人黙々と投下するよ!
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:03:46.22 ID:wkSVHa/10
>>484
寒い中帰宅乙

wktkしながら待ってるわ
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:11:50.76 ID:rO9OJ4gEO
規制解除!!
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:13:39.80 ID:wkSVHa/10
>>486

おかえり? でいいのか?
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:24:22.66 ID:VFwoFNphO
俺も解除されとるうぅぅぅ
ジョバァァァァァァァァァァ!!!
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:36:11.32 ID:rO9OJ4gEO
>>487
ただいま
ありがとう

規制解除記念に明日の21時過ぎから予約するね
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 22:42:32.60 ID:ECj7gsT2O
てす
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:04:02.03 ID:PmgUNQPC0
1時位からちょこっとだけ投下します
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:11:10.14 ID:wkSVHa/10
ちょっと聞いていいかな?

今、エイラの口調で悩んでるんだけど…やっぱりここの慣例通りに語尾をカタカナにしたほうがいいかな?
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:13:58.66 ID:MmzwlZQvP
ぬおお、半くらいから開始できそうなのよおおお
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:16:30.60 ID:MmzwlZQvP
>>492
可愛い方で!

>>491
俺終わり二時過ぎちゃうから先行く?
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:19:45.97 ID:wkSVHa/10
>>494

「あの…俺…ちょっと相談があるんだけど…今、ムリ…か?」

「あの…俺…ちょっと相談があるんだけド…今、ムリ…カ?」


さあ、どっちが可愛い
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:27:02.43 ID:ECj7gsT2O
下のほうがエイラっぽいな
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:30:52.03 ID:mXVJ17Qv0
エイラが『俺』に対してサーニャレベルでべた惚れだったらどうなるの、と
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:34:02.16 ID:GaAhqa0H0
>>497ぜひ書いてください、お願いします。全裸で待ってますんで
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:34:22.11 ID:rO9OJ4gEO
>>497
死神読んでこいよ
壁吹っ飛ぶから
500494:2011/01/15(土) 23:36:15.32 ID:byaZejiz0
ついたー!
じゃあとっとと投下するよ!長いよ!
501アギトの俺:2011/01/15(土) 23:40:22.70 ID:byaZejiz0
前回までのあらすじ
俺が501に来たよ、スゲーツンだけど色々あってデレたよ
ネウロイに精神攻撃食らってへこんだけどそれなりに立ち直ったよ
でもまたへこんで特攻して腕がもげたよ、そしたらミーナさんが体調崩したからペロペロして直した

俺「昔の夢見た」

ミーナ「ふーん」

俺「あと色々すいませんでした」

ミーナ「だめ、許さん、でも好き」

俺「マジかよ正気とは思えん、オロローン」

ミーナ「泣いてるwwwうぜえwww」

俺「とりあえず右腕もがれてムカついたからネウロイぶっちめてくる、バーニーング!」

ミーナ「うわ、なんかすげえ」

ミーナ「……すげえけど、ムッキムキでなんかきめぇ」

ミーナ「あとだせえ」

こっから続き
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:41:17.96 ID:VnJ+Sv2O0
ミーナさんひでえwww
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:41:19.97 ID:rO9OJ4gEO
アギトだ!!支援!!
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:41:36.58 ID:mXVJ17Qv0
>>499
俺は別に壁殴りたいわけじゃなくて
「エイラー、膝枕ー」「ったく、キョウダケダカンナー」とか
「俺さんって素敵ですよねー」「俺をそんな目でミンナー!」とか
そんな流れになるのかが気になっただけなのよ

アギト支援
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:41:51.99 ID:wkSVHa/10
あらすじ見てもさっぱり分からんww
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:43:04.83 ID:wkSVHa/10
>>496

なるほど 以降善処するよ ありがとう
俺の無断単独出撃から約1ヶ月

季節は秋の頭にさしかかろうかというところである
基地周りの木々は僅かに赤みを帯びて、気温も多少過ごしやすくなってきた
風も冷たさを纏い始め、海に面した基地では夏服だと若干の肌寒さを覚える
季節柄、扶桑からの補給では旬の食材が多々届き、宮藤とリーネが毎度腕を振るっている
部隊の楽しみとして一役買っているようだ

季節は移りゆくが、ロマーニャの戦況はいまださして大きな変化は起こっていない

さて話は戻って約1ヶ月前

嵐の中無断出撃し、右腕を失って帰ってきた俺に基地は一時騒然となった
ショックで気を失うリーネとサーニャを始め、驚きのあまり泣き出すルッキーニ
訳も分からず治療を始めようとする宮藤、わなわなと震え言葉にならないペリーヌと反応はそれぞれだ
一緒にいたミーナが血だらけの服を着ていた事からあらぬ誤解を与えそうになったが
落ち着き払ったミーナの説明で何とか事なきを得た事も追加しておく

だがそもそもは嵐の中で何も告げずに一晩行方不明だった二人だ
当夜は嵐の影響でサーニャの魔導針の利きも悪く、二人の場所も探れない事で全員の心配は募るばかりだった

坂本は全員を代弁して二人を激しく戒め、平手による制裁を加えたが、無事に帰還したことでそれを水に流すとし
二人を抱いて最後に「おかえり」とだけ述べた

心底申し訳なさそうに皆に謝罪するミーナと俺の間に流れる空気に
少し変わった印象を受けたのはシャーリーと坂本、それとエイラの3人だけだったようだ
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:45:42.55 ID:4svyowbE0
エイラの語尾をカタカナにしたらネウロイっぽくなったでござる
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:47:47.16 ID:sa8t6m+4O
支援ダ
510アギトの俺:2011/01/15(土) 23:50:06.95 ID:byaZejiz0
再び戻って約1ヶ月後の現在

俺は隻腕となった事の負い目から、さらに鍛錬に身を窶し、身を粉にしてその腕と技を鍛え上げる
逆腕を主とした戦闘は思うように技を振るうことが出来ず、悶々とした日々を送っているようだ
なるべく鍛錬に付き合うようにしているミーナもその様子を見ながらやりきれない感覚を抱いている

この1ヶ月間もネウロイの攻勢は激しく、日々出撃を強いられる501部隊
技を思うように振るえない俺は状況に応じて紅蓮形態を使用せざるを得ず、体に火傷のような後をその度に刻んでゆく
ミーナはそんな俺の姿に心を痛めながらも共に飛ぶと誓った以上止めようとはしていない

その代わりに戦闘のあった日は俺の身を案じ、夜毎に部屋を訪ね朝まで共に過ごす事にしている

とは言ってもただ二人でベッドに腰掛けているか、飽きるまで話をしているかというだけのことだ
今の二人にはそれだけで十分すぎた、俺にとってもただ一人自分を受け止めて貰えるミーナに安心して心を甘えさせている

ミーナもまた、そんな俺を優しく受け止める
本当は弱い癖にそれを押し込めて必死に強くあろうとする、その意地っ張りで、不器用で、どこか子供っぽい姿が愛おしくて仕方がない
母性と恋愛感情の入り交じった、不思議な感覚が沸き上がるのを心地よく感じている

時には同衾する事もあるが、決して互いに触れないよう俺のほうから距離をとっている
少し寂しそうにするミーナに悪い気もするがそれ以上何かを出来る甲斐性があるような男でもない

さすがに他に知れては面倒な事になると、全てまだ二人だけの秘密でもある
夜を共にした際には俺の鍛錬初めと共に起き、誰にも見つからぬうちに部屋に戻るようにしているが毎度肝を冷やしている
隠れて逢い引きのような真似をしていることには変わりなく、ミーナは自分の立場も忘れてスリルにも似た興奮を同時に楽しんでいた

そんなある日の事
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:51:00.93 ID:wkSVHa/10
支援
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:51:41.27 ID:mXVJ17Qv0
支援
513アギトの俺:2011/01/15(土) 23:55:08.47 ID:byaZejiz0
宮藤「ふぅ〜、気持ちいい〜」

今日は出撃の予定も無いと、宮藤、リーネ、ルッキーニ、エイラ、ペリーヌの5人は昼から露天風呂と洒落込んでいる
少し冷たい海風と風呂の熱さがちょうどいいコントラストとなっており至福の表情で湯に浸かる

リーネ「それにしても、あの時はびっくりしたよねぇ」

ペリーヌ「何がですの?」

リーネ「ほら、俺さんの右腕」

ペリーヌ「ああ、あの時の……全くですわ、勝手に出撃した挙句あんな大怪我で帰ってきて……」

宮藤「リーネちゃんは気を失っちゃうし、ルッキーニちゃんも泣いちゃったもんね」

ルッキーニ「だってびっくりしたんだもん!俺の腕ないんだよ!」

笑いながら当時の様子を思い返す

エイラ「宮藤もびっくりして腕生やそうと治療してたじゃなイカ、バカダナ、腕なんて生える訳ないダロ」

宮藤「だ、だって〜」

すまし顔で宮藤をからかうエイラの言葉に、顔を湯に半分沈めぶくぶくと泡を吹いてごまかす

ペリーヌ「そういえばエイラさんは随分と冷静でしたのね」

エイラ「私はあれくらいのことじゃ動じないんダ、鉄の心臓なんだゾ」

ふん、と胸を張って自分の心臓の強さをアピールする
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/15(土) 23:57:50.92 ID:wkSVHa/10
支援
515アギトの俺:2011/01/16(日) 00:00:19.43 ID:kGX+v0R60
エイラ「ま、まあでもアイツが心配じゃなかったワケじゃないから……ソノ、別に私は冷たいワケじゃないんだゾ」

冷酷と思われたかも知れないと、少しばつが悪そうに言い直す、相変わらずのへたれっぷりにペリーヌが微笑み、宮藤がフォローする
それに実際のところは、ショックのあまり口が利けなかった様子が傍からは冷静に見えたというだけのことだ

宮藤「あはは、そんなこと思ってませんよ」

エイラ「ぐぬぬ」

咄嗟の言い訳を軽く流されたことに少し顔を歪める、本当に分かりやすい性格だ

エイラ(でも、前日に見たアイツの夜中の様子……私がもっと早く異変に気づいていればもしかしたら……)

誰にも話していない、深夜に廊下であった事を思い出す
今更考えても仕方のないことだが、あの時感じた違和感を放っておいてしまった自分に罪悪感を覚える

オペレーション・ロンギヌスの際、俺と話をして、サーニャと共に3人で飛んでからというものの、エイラの中で俺の存在が少し特別なものになっている事を最近は自覚し始めていた
ただ俺はミーナと仲が良い、もしかしたらこの間帰ってこなかった夜に何かあったのかも知れない……

エイラ(ま、別に私はそこまでアイツの事をどうこう思ってるワケじゃないけどナ)

かといってその感情が何なのか簡単に認められるような性分でもない、何かにつけて言い訳を探して結論を遠ざけるようにしている
自分はサーニャの事で頭がいっぱいだ、男に対して感情を割く余裕なんてない、と自分に言い聞かせていた

エイラ(どうでもいい事なんだヨ、どうでも……)

エイラ「雨が降っても気にしない〜、何があっても気にしない〜」

周囲で騒いでる宮藤達を余所に、湯気に視界を遮られながら風呂から見える海を眺める
頭に乗せたタオルのずれを直して、お気に入りの歌を口ずさんで気を紛らわした
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:00:43.08 ID:vittyfSn0
支援
――――脱衣所

風呂から上がった5人が服を着始めている
この光景を映像に納めたのであれば、およそ金額にしてどれ程の価値が出るのか想像もつかない
未成熟だが均整の取れた身体はそういった趣向の人にとっては恐ろしい兵器となり得るだろう

そんな中、一人場違いな程身体の一部にボリュームを備えているのはリーネ
宮藤が横目でチラチラと様子を伺っているのには気づいていないようだ、気づいていない……はずだ

リーネ「よい、しょ……と」

いつも通りズボンを履く
……と、何故か顔を真っ赤に染め、ぐるぐると目を回し始める

リーネ「嫌あああああああああああああああああ!!」

絹を割くような悲鳴と同時に再びズボンを降ろす

宮藤「ど、どうしたのリーネちゃん!?」

リーネ「ふひゃあ!」

周りの視線に耐えられずまたズボンを履くが

リーネ「ひゃ……ぁぅぅ、ズ、ズボンの中に……何かいるの……」

初めて感じる、よくわからない気味の悪い感覚に身を震わせながら違和感の存在を告げる

宮藤「なにこれ……虫?」
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:06:17.27 ID:wXgHFxrn0
ズボン脱いだ
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:06:29.09 ID:eWlewDGZ0
まさかアギトで虫さんがでて来るとは…
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:09:53.56 ID:vittyfSn0
★スパンキング代行始めました★
ズボンの中に虫が居るけどこそばゆくて動けない、叩きたいけど気持ち悪い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに虫ごと臀部を殴ってくれます!
モチロン殺虫剤を用意する必要もありません!スタッフがあなたのおしりの虫が潰れたかどうかも確認せず殴りまくります!
1時間\0〜 24時間営業 年中無休!
                             _  ,...._
                     ∧_∧/''"´,.-'´    \
                   (・ω・ `)r‐'´、.      )、
                   /`ニニ ´,\ -‐‐ 、.,.. 、 / ヽ.
                     __/, ‐'ー-γ      {  リ ヽ.   ',
              / ゙     ヽ     入 '.,}' ヽ  ',
                 /         ヽ‐ャー''´   ゝ.r ´`ヽヽ  スパンキング代行では同時にスタッフも募集しています
             i,. -''ヽ.__,...___,ノ'")r‐' ー、 / , '/´フ.,'′ 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
            /  ,/'" ヘ ハ々 ,-'" ヽ._,.. -< { / '  /   臀部を殴るだけの簡単なお仕事です!
              /  ,ノ'   リー 、._ヘ、 ,.. '" ', ___/   ,ノ′
          人 _,./'´,' /   `{ ⌒ーァ-‐-y'´   /{
        /´ノー7/,ノ‐'´      )ヽ、 }''    ,//´',
       ノ′,'´ )r'/       /,' ハ、ヽ_,.  ノ,/ ,'  i
    ,/´  ノ'"/       / ,'  {  ヘ  ̄ Y   :  .i
   / >、.. -‐'' ´        /′ ノ} ,'  : ヽ ,ノ !      {
  _ノ ,..-イ               / , ' ノ ,' / v }イ  i {     i
 { rァ ,..(           / , '  } ,' イ  / .!   }、゙     |
 {゙{. ( ヽ)          i ,'   i ノ   /   ',  リ ヽ、 ,' |
  ` `′           レ   ノ〃,/     i i   ∨ ,!
               / 〉._,///       ∨:   }. /
リーネの尻をまじまじと見つめる宮藤、なにやらズボンの中をもぞもぞと蠢く虫のような物が確認できる

リーネ「虫!?……い、い、嫌ああああああああああああああああああああああ!!!」

虫という言葉に一気に嫌悪感が吹き出す
破り捨てるかの勢いで再びズボンをずり降ろし不快感から逃れようとする
すると、宮藤の言葉の通り小さな甲虫の様なものがリーネのズボンから飛び出し、脱衣所を舞いだした

宮藤「出てきた!!」

ペリーヌ「な、なんておぞましい!」

見たことのない虫の存在に興奮する宮藤と対照的に、嫌悪感を隠そうともせず顔全体で不快感を表すペリーヌ
それを冷めた顔で小馬鹿にするようにエイラが窘めるが……

エイラ「ああん?何ダヨ虫くらいで騒ぐ……あっ……うぃぃ……」

なにやら様子がおかしい

宮藤「エイラさん?」

エイラ「ふぐぅ、ズボンの中に……何かが……」

先ほどまでの冷めた顔はどこへやら、情けなく顔を歪ませて尻をまさぐる

リーネ「きっと虫です!」

ルッキーニ「ムシー!」

宮藤「見せて!」
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:12:15.44 ID:fuEqoeFE0
支援
523アギトの俺 まだまだ超原作ターン、すまぬ……:2011/01/16(日) 00:15:14.42 ID:kGX+v0R60
エイラ「く……来るな!ひゃああ!!」

興奮して迫る二人を遮りながら後ずさるが、下がったところでズボンの中の不快感は無くならない

ペリーヌ「お、おぞましい……全く!ズボンの中に虫が入るだなんて、普段からだらしない生活をしているから、そんな事になるんですわよ!」

これだから育ちの悪い連中はと言わんばかりに高慢な態度で言い放つが……

ペリーヌ「……っ……きゃああああああああああああああああああああああ!!」

いわんこっちゃない、それみたことか、だいたいそういう台詞はフラグが立つと相場が決まっている

宮藤「ペリーヌさんに入った!」

ルッキーニ「むしー!」

ペリーヌ「ち、違います……ズボンに入っ……のぉぉぁぁぁっ!!そ、そこは……だめえええええ!!」

そことはどこだろうか、ペリーヌの叫びが宮藤の内に眠る獣に火をつけた
鼻息荒く、下半身に照準を絞って両手をわきわきと蠢かせながら眼光鋭く迫る

宮藤「ぺぺ、ペリーヌさん!脱がないと!!はぁはぁ」

ペリーヌ「わ、わたくしは平気ゃああああああああああああああ!!」

ルッキーニ「今だ!うりゃー!」

一際大きい悲鳴を上げて動きを止めた隙にルッキーニが背後から襲いかかった
一息でズボンを強引にずり降ろし、秘所を露わにさせ虫の存在を探る
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:20:16.77 ID:fuEqoeFE0
目覚める淫獣w
525アギトの俺 もう少し超原作ターン:2011/01/16(日) 00:20:26.10 ID:kGX+v0R60
坂本「……ペリーヌ?」

宮藤「あ、坂本さん」

そこへ運悪く坂本の到着、事情を知らぬ者から見ればこの状況はどう映るのだろうか
敬愛する坂本に自分の痴態をしっかりと見られたペリーヌはショックのあまり言葉が上手く出ない

ペリーヌ「しょ、少佐……」

ルッキーニ「でたー」

そんなペリーヌをあざ笑うかのように、ずり下げたズボンから虫が飛び去る

ペリーヌ「いやあああああああああああああああああああああああああああ!!」

基地の隅々まで聞こえるかという大音量で、もう一度ペリーヌの悲鳴が鳴り響いた

悲鳴に皆が気を取られている最中、虫は電線付近を飛び回り奇妙な機動を取る
火花のようなものが散ったかと思うと脱衣所の電気が全て消灯された

坂本「ん?停電か」

目の前の光景も意に介さず、坂本は冷静に現状の把握に勤める
一方ペリーヌは膝をかかえて部屋の隅でいじけてしまっていた

――――
―――
――
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:22:32.02 ID:wXgHFxrn0
しえしえ
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:22:55.53 ID:dTpAW1fZ0
支援
528アギトの俺 もう少し超原作ターン:2011/01/16(日) 00:25:04.77 ID:kGX+v0R60
坂本「全く……何かと思ったら、たかが虫くらいで……」

何事かと思えば下らないと、拍子抜けした顔でどうでもよさそうにそう告げる

エイラ「でもサ、ズボンの中にその虫が入ってサ……モゾモゾって」

ペリーヌ「そうですわ!!あの性悪虫のせいでわたくしがこんな目に!!絶対に許しませんわよ!!」

坂本の目の前で痴態を晒した事に怒りが収まらないペリーヌ、目に涙を溜めてわなわなと拳を震えさせている
怒りのあまり虫という虫を皆殺しにでもしそうな勢いだ

宮藤「よし、みんなで捕まえよう!」

ルッキーニ「つかまえよー!」

リーネ「え、ええ〜」

ペリーヌ「そうと決まれば膳は急げですわ、行きますわよ!」

坂本「お、おいお前ら……」

相当頭に血が上っているのか、坂本の言葉すら耳に入らず脱衣所を飛び出してゆく

坂本「おーい……」

若干置いてきぼり気味の坂本はそのまま走り去る5人を見送る
まあ、放っておけばそのうち飽きるだろうと、とりあえず風呂に入る事にした
――――
―――
――
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:27:42.95 ID:/sSMQGOX0
アギト支援
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:28:54.18 ID:rul8r0KXO
支援支援
531アギトの俺 もう少し超原作ターン:2011/01/16(日) 00:30:19.15 ID:kGX+v0R60
その後も虫を追い基地内を駆け回る5人
途中バルクホルンのズボンにも潜り込むなどの狼藉を働き、更に敵を増やす虫
狩人は増えるものの一向にその姿は捉えられず徒労だけが重なってゆく

だが彼女らも虫を追ううちにさすがに基地内の異変に気づく
そう、どうも虫が通った場所はすべて停電しているという事だ
このままでは基地の機能が停止してしまうかもしれない、早急な対策が必要と各員はブリーフィングルームで今後の対策を練る

――――ブリーフィングルーム

坂本「さて問題は虫をどうやって見つけるかだ……」

シャーリー「私に任せろ!」

虫への対策を考えあぐねる彼女らの前に、それはそれはイケメンな感じでシャーリーが姿を現した
その手にはなにやら珍妙な機械が握られている

ルッキーニ「シャーリー!」

宮藤「シャーリーさん!」

シャーリー「フッ、話は聞かせてもらった……基地内の電気の流れを調べてみたんだが
       どうもその虫は停電させる前に特殊な電波を放って電線からエネルギーを吸い取っている可能性がある」

宮藤「でも、それならなんで私達のお尻に……」
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:32:56.70 ID:NtfXcb/yP
来るぞ、シャーリー一世一代のギャグが!
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:34:58.25 ID:wXgHFxrn0
ゴクリ・・・
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:35:06.65 ID:vittyfSn0
絶対に許さない
 i: : : : : : : : : : : : : i   i: :i ∨: : : :i: : : : : : :i  i:;   i: ::i  ヽ_: : :
 !: ::!: : : : i ー-;A:;i_  i: i ヘ: : : ::i: : : : : ::i  i;' _ r:ナ  ̄  i: : : :
 l: :ii: : : : :i : : ;i i:!    ̄i;ニ=-ヽ: : :i: :ゝ_:_;i -‐二   i;'      i: : : :
. i::i i: : : : :i : ;i. _ム-r‐ラ..T,弋  ヽ: :i; : : : i  ‐ラ7¬..t‐v-ニ_  l: : : :.    >   才/i   |   十
  i! i : : : ::i :;i., | l;ヘl:::::}::l ヽ  ヾ;: : ::i'    |;ヘl:::::}:::|  / ̄!: : : :   `フ    レ|'  し  .l, 〔_メ、
  l  ∨ : : :i: iヘ ! く〜'::ノ       ヽ: i'      く〜::ノ /  /: : : :     `
  l   ヽ、: iヘ;∧    ̄          ヾ       ̄     /: : : : :   /┬ _  l  l  -┼-  -┼-┼    /
        ヽ;:、:::∧                          /: :/: : :     十 | |   `  |.   ┼     |  '    / _
         ,'`:::::::::i        ,                  /;//: : : :     人  ̄     /   〔_メ、    ー--   レ' \_
       i: : ::::::::::i       ヽ                 '´ /: : : : :
       !: : : :::::∧        ___            /: : : : : :
       i: : : : :::::i!\     l´_   ヽ            イ: : : : : : :
         i: : : : : :::ヽ \       ̄ ´      ,  ' /: : : : : : : :

宮藤「あ、そうですか……」

エーリカ「まーとにかく、みんな脱いでりゃいいって事だろ……」

バルクホルン「だめだ、それでは虫を捕まえられない……ところでシャーリー、その機械は何だ」

シャーリー「フッフーン、こ ん な こ と も あ ろ う か と!電波探知機を作っておいたのさ!」

シャーリー「名付けて……虫探知機!!」

びっくりするくらいのドヤ顔で発明品を披露すると
探知機を起動させ、虫の電波を探り出す

シャーリー「ホラ来た!いるぞー!」
536アギトの俺 もうちょっとだけ原作ターン:2011/01/16(日) 00:40:12.77 ID:kGX+v0R60
探知機を向け、反応の強いほうへ強いほうへと向かう
宮藤……違う、ペリーヌ……でもない、……リーネ……も違う……これは……

シャーリー「そこだッ!」

宮藤「えええっ!」

驚く声と同時に宮藤の尻に虫が到着する、そのままいそいそと水兵ズボンの中へと潜り込んだ

宮藤「いいいいいやあああああああああああああああああああああああ!!!!」

ルッキーニ「むしー!まーてー!」

宮藤「嫌ああああああモゾモゾするううううううう!!!」

坂本「宮藤!脱ぐんだ!」

宮藤「嫌ですー!!」

ペリーヌ「観念してお脱ぎなさい!!」

宮藤「絶対嫌ああああああああああああ!!!」

ばたばたと部屋の中を駆けずり回ってズボンを脱がせようとする手から必死に逃れる

シャーリー「えっ、うぉわあああああああああ!!」

宮藤「ひゃあっ!」
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:41:03.82 ID:NtfXcb/yP
今サーニャがBS-TBSで大暴れ中支援!
538アギトの俺 これで原作ターン終了:2011/01/16(日) 00:45:07.19 ID:kGX+v0R60
尻をまさぐる不快感と襲い来る皆の手から逃れる焦りの為、前方への注意を怠り
全力でシャーリーの胸に飛び込んで押し倒す形になってしまう
あくまで胸を目掛けて飛び込むあたりさすが獣の本能というところだろうか

倒れこんだ痛みに顔を歪める二人の上を宮藤から出てきた虫が舞う
探知機にへばり付くと、その電力を奪い回線をショートさせて破壊してしまった

シャーリー「ああっ、探知機が!」

ペリーヌ「虫が逃げましたわ!」

虫は相変わらずこちらの気も知らず廊下の方へ悠々と飛んでゆく

坂本「よし!追うぞ!」

ルッキーニ「むしー!」

見失わないように虫を追いかける各員をエイラはやる気なさげな顔で見送る
しばらく考え込んだ後ぽんと手を叩き何かを思い出す

エイラ「……ソウダ、アレを使えば」

――――同時刻、脱衣所

ミーナ「暗いわね……施設班、まだ照明の工事が終わってないのかしら……」

ミーナ「俺さんも呼んでくればよかったかしら……なんてね、ふふっ」

一方その頃、事務作業の疲れを癒そうとミーナは一人風呂へ
誰も聞いていないのを確認して、恥ずかしい独り言を呟いていた
539アギトの俺 ここから俺のターン:2011/01/16(日) 00:50:16.86 ID:kGX+v0R60
――――サロン

サロンのソファでは俺とサーニャが昼寝をしている
カーテンを閉めて薄暗くなったサロンは昼寝にうってつけだ
夜間哨戒で疲れたサーニャと、昨夜遅くまでの鍛錬と早朝からの鍛錬で疲れた身体を昼寝で癒す俺だ

どうやら俺の身体は少女達にとっては丁度良い寝床になるらしく、ルッキーニは膝を、サーニャは二の腕を枕代わりによく使っている
俺も始めは照れから強く拒否をしたものの、最近では慣れたせいか流されるままに彼女らに体を貸している

ちなみに俺は、先日ローマでシャーリーが買ってきた薄気味の悪いデザインのTシャツを着ている

     ,.――――-、
     ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、        勇者トンファーパーマン惨状
      | |  (・)。(・)|
      | |@_,.--、_,>         俺が着たからにはもう色々と駄目だ
      ヽヽ___ノ          
        /:::::::::::::::::l   /77
       /::::::::::i:i:::::::i,../ / | 
       l:::/::::::::i:i:::、:::/ / |  
       l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.!  |  
        /::::::::::::::::l/ /  冂 
       /:::::::;へ:::::::l~   |ヌ|
      /:::::/´  ヽ:::l   .|ヌ|  
      .〔:::::l     l:::l   凵
      ヽ;;;>     \;;>

こんな絵と文が正面に描かれているものだ

ウィッチ全員(シャーリー以外)の共通見解は「悪趣味」の一言だったのだが、何故か俺は妙に気に入っている様子だ
特にミーナは嫌そうな顔をしている、もっとちゃんとした服装をして欲しいと目線が言葉以上に語っていた、まあ今はどうでもいい事だが
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:51:18.23 ID:UMS0vYlR0
だめだこれ…
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:52:38.86 ID:/sSMQGOX0
このセンスは流石に…シャーリー…
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:54:42.76 ID:eWlewDGZ0
もう色々と駄目だwww
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:54:56.24 ID:eHLKUfQq0
さて、次はエイラの番か・・・。支援
544アギトの俺:2011/01/16(日) 00:55:11.38 ID:kGX+v0R60
エイラ「こっちの方に……」

探知機の代わりにと、部屋からダウジングロッドをエイラは持ってきている
これなら電気なんて無くても探せるぞ、と意気込んでいるようだ

ロッドの指す先を追ってここまで来たエイラが寄り添って寝ている二人を見つけた
何故か心にもやもやした物を覚えるがそれがサーニャに対してなのか、俺に対してなのかはまだ理解しようともしない

エイラ「ムムム……サーニャと俺?……いや、もっともっと向こう……だよナ?」

ロッドはやはり俺とサーニャを指している
二人を起こさないように気をつけて近寄ると、更に反応が強くなる
すっ、とロッドの先がサーニャを指し示した

エイラ(……ッ!違うよナ……絶対に違ウ!……よナ……)

まさかと思っていると、今度はロッドが俺の方を指し示す、しかもこれは……

エイラ「ぐぬぬ……」

俺の下半身にロッドの先は一番強い反応を示している、これ以上強い反応は他に見られない

エイラ(違うと思うケド……でも、もしかしたらそうかもしれないから……)

エイラ(……ゴクリ)

俺を起こさないようにそっと、ズボンのチャックに手をかける
僅かに音を立ててそれを降ろし、いざ脱がせようと腰の方へ手をかける

俺「……何を……している」
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 00:55:31.42 ID:vittyfSn0
さすがのトンファーパーマンの存在感
546アギトの俺:2011/01/16(日) 01:00:23.04 ID:kGX+v0R60
エイラ「ふぇっ」

気がつけば真っ赤な顔で俺がこちらを見下ろしている
目線だけでこちらを見る様子は、高みから見下されているような軽い屈辱感を覚えるが
少しだけぞくりとした感覚がよぎったのは気のせいだろうか

エイラ「あ……いや、違っ、コレは……」

俺「……」

――――廊下

宮藤「見つかりませんね……」

リーネ「こっちの方に飛んでいった気がしたんだけど……」

ルッキーニ「うじゅー」

見失った虫を追って廊下を歩く、どこかで見失ってしまったようであれから虫の姿は見えない
どうしたものかと見回していると廊下の逆端から聞きなれない声が聞こえてきた

「ェ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙」

坂本「何事だっ?!」

バルクホルン「なっ、あれは……」

地底の底から湧き上がるような低い、地響きにも似た何者かの唸るような叫び声
それと同時にどたばたと慌ただしい複数の足音が廊下に響く
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:03:15.75 ID:rul8r0KXO
起きたらエイラがしゃがんで俺のズボン下ろそうとしてるとか……どんなサービスだ!
548アギトの俺:2011/01/16(日) 01:05:16.57 ID:kGX+v0R60
エイラ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」

俺「エ゙イ゙ラ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!!」

真っ赤な顔で、もうそれはすごい形相で俺がエイラを追っかけ回している
例のTシャツを着て、ずり下がったズボンを足首に引っ掛けてだばだばと走る様は滑稽以外の何者でもないが、その顔は本気そのものだ
宮藤は昔祖母に買ってもらった「桃太郎」に載っていた赤鬼みたいだなぁ、と暢気な感想を洩らした

リーネ「ひぇぇぇぇ」

シャーリー「だあーっはっはっはっはっは、なんだありゃ、あははははははは!!ひー、あーははははは!!」

ルッキーニ「あははははは!俺へんなのー!あはは、あははははははははは!!」

バルクホルン「お、俺……ぷっ、くくく」

エーリカ「あ、あの動きは……セ、セクs……」

リーネは俺のずり下がったズボンに顔を赤くして両手で顔を覆ってしまうが、他の者はあまりの俺の無様な姿に笑いを堪えきれない
そんな周りの様子は他所に必死で俺から逃げるエイラは振り返りながら謝ろうとするが

エイラ「ご、ごめんなさ……ひいっ、か、顔が怖イ!!!!」

俺「待゙でェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!!!」

エイラ「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」

羞恥と怒りに染まった俺の顔に及び腰になり、一刻も早く逃げ出すほうを選択した
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:07:13.83 ID:fuEqoeFE0
激しく吹いたwww
550アギトの俺:2011/01/16(日) 01:10:14.43 ID:kGX+v0R60
俺「待゙でェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙……ェ゙ギッ!!」

全力でエイラを追っていた俺の動きが、ゼンマイの切れかけた人形のようにぎりぎりと鈍くなる

俺「お……おの、れ……こしゃくな……がが…………アッー!!」

なにやら歯痛を我慢するような表情で、悩ましい声を上げてその場に倒れこんでしまった……足首にズボンを引っ掛けたまま

宮藤「お、俺さん!大丈夫ですか!」

急に倒れこんだ俺を心配して駆け寄る宮藤の顔を、例の虫が俺の尻から飛び出して横切った

ルッキーニ「むしー!」

シャーリー「いたぞ!それ追いかけろー!」

目標を見つけた彼女らは俺の事も放り出して走り去ってしまう
誰もいなくなった廊下で一人残された俺はゆっくりと起き上がり、ズボンをいそいそと履き直す
ぱんぱんと腿の埃を払い、ふぅ、と軽く溜息をついて

俺「かァッ!!!!!」

ばごん、と両足を震脚、基地の廊下が割れ、地割れのように長い亀裂を走らせ、窓が砕け散る
ぱらぱらと天井から石の欠片が頭に降りかかり、バランスを崩した観葉植物が俺の後ろで倒れ、鉢から土を撒き散らす

俺「お……おのれええええええええええ!!!
   許さん……絶対に許さんぞ虫ケラめ!!じわじわとなぶり殺しにしてくれるぁ!!!」

ウェエエエイ、と言葉にならない叫び声を上げながら左拳で床を殴りつけ、怒り狂ってどこぞへと走り出した
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:11:44.06 ID:qQl5XVxy0
んーセクシー!
支援
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:12:10.64 ID:rul8r0KXO
だめだ声出して笑っちまったwww
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:12:33.93 ID:fuEqoeFE0
お茶返せww
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:12:51.51 ID:NtfXcb/yP
ひどいギャグ回だwww
おいらはもうギャグやれないところまで進んじゃったからうらやますぃ…
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:14:17.33 ID:eHLKUfQq0
やべー!!俺がお怒りになったぞー!!
ふ、腹筋が故障しちまったwwww支援
――――同時刻、風呂

ミーナ「……ふぅ、いいお湯ね」

皆の騒ぎも知らないミーナは一人暢気に湯船から海を眺めていた

――――再び廊下

騒ぎに目を覚ましたサーニャが皆に自分の感じた異変を伝えている
細かい位置ははっきりとしないが近海の上空と基地の中にネウロイの気配があるという
基地の中、という言葉に先程の虫がネウロイなのではないかとバルクホルンの言葉

報告を得た坂本の指示でサーニャ、エイラは基地の内部を捜索、エーリカ、バルクホルンはネウロイの迎撃準備を行う事となった
坂本自身は宮藤を連れて展望台から魔眼で近海上空のネウロイを索敵する

坂本「ネウロイを確認……あの球状、以前に我々が捉えられたものと似ているな……」

坂本の眼に映るのは卵のような楕円の黒い球体、だがどういうことかコアは見当たらなく、内部も上手く見通せない

宮藤「坂本さん!ミーナ隊長が部屋にいません!」

坂本「そうか、ならば仕方がない、緊急警報だ」

設置された緊急警報用のボタンを押すが全く反応がない

坂本「くそっ、基地の電気系統もまるごとやられたか……」

その間も虫型ネウロイは基地から電力を奪取し、本体と思われる球体へエネルギーを送る
坂本の目に映る球体はそのたびに大きさを増しているように見えた
557アギトの俺:2011/01/16(日) 01:20:14.71 ID:kGX+v0R60
――――花壇

リーネ「虫なら、きっとこういうところにいると思うんです」

ペリーヌ「見つけたらただじゃおきませんわ!」

なんとも乙女チックな発想だがリーネらしいと言えばリーネらしい、一緒にいるペリーヌはいまだ怒り覚めやらぬ様子
そこへまた先程の唸るような叫び声が聞こえてくる

リーネ「あれは……俺さん!」

俺「オンドゥルルラギッタンディスカー!!!」

もはや怒りと羞恥のあまり何を言っているのか聞き取れない
獲物を探す肉食獣のような視線と佇まいで鼻息荒く、花壇の周りをうろうろしている、すごく怖い
普段の無愛想で冷静な俺の様子とはまるで別人だ、女子の前で醜態を晒した事がそれほど堪えているという事だろう

俺「ンナズェミデェルンディ……ゥ……ウェイ!!」

また様子がおかしい、まさかとは思うが……

サーニャ「見つけた……」

エイラ「俺の中にいるゾ!」

魔導針とダウジングロッドで反応を追ってきた二人が虫の存在を示す

俺「ウォ……ウォノレェェェェェェェ!!!ヒドォオヂョグッテルトヴットバスゾ!!!」

俺は腰を捻りながらどこに拳を下ろしていいのか分からないといった体でぎしりと歯を食いしばっている、例によって何を言っているのかはさっぱりわからない
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:23:37.82 ID:eHLKUfQq0
オンドゥル語かよ!!?しかも・・この後の展開は・・・・
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:25:02.24 ID:fuEqoeFE0
もう駄目だこれwww
560アギトの俺:2011/01/16(日) 01:25:27.75 ID:kGX+v0R60
ルッキーニ「ターゲット補足……いまだー!」

シャーリー「発ッ射――――――――――――――!!」

ぎりぎりと身を捻る俺の尻目掛けて放水ホースによる全力の水噴射
身を捻った状態で不安定な体制だった俺を、その噴射力は勢い余って吹き飛ばす

俺「ウェエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!ウゾダドンドコドーン!!!」

ルッキーニ「めいちゅー!」

シャーリー「やったか!?」

尻を突き出した状態で地に伏せる俺のズボンからまた虫が飛び出す
そしてまたどこぞへと飛んでいってしまう

ペリーヌ「追いますわよ!」

噴射のダメージでぴくぴくと震えながら無様に倒れこんだ俺を放って彼女らはまた虫を追う

俺「アンダラドゥーデハ……アガマジャナカッタンデェ!!!!……オ……オレァ、クサムォ、ムッコロス!!!」

更に積まされた怒りと羞恥によって完全に口が回っていない
かろうじて聞き取れた内容は「俺は貴様をブッコロス」かと思われるが合っているかどうかは定かではない

再び「ウェエエエエエイ」とよく分からない叫びを上げながら虫を追って俺も走り出した
もはや何を言っているのか完全に理解できない
おそらく扶桑語で「このやろう」とかそういう類の言葉だろう、恐らくは……
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:27:28.12 ID:PQ7mTv3D0
        i:::::::::::::::::::::::::::::     l:.:.:.l: . : . :l
      |:::::::::::::::::::::::::       |:.:.:.!. : . : |,ィ
        !::::::::::::::::::::       l:.:.:.| . ://!      " ゙ ==
       i:::::::::::::::::      ,,-''"゙゙゙゙゙"'' / l     "
         !:::::::::::::    ,,,r'.. r''""ゞ、  ヾ        目標を狙い撃つ!
       |:::::::::,,-''''"" ';:::ミ ;;;,,  〉   .:ミ   "
          i::::;:'      .::ミ:::..      .::ミ   "
        レ':.    , '""''-,,_  てlフ=====i~i=ニニ0         '"
        ミ:::   ミ      )ニー'"tュi三三iミ'"ゞ二≡≡ニニ二二() =ニ三ニ=−   →アギトの尻
       ミ:::    ''""ヽi i i j'_ノノーi・ ̄二,ミ  ミ──’       ;゙゙
       ミ::   、    "'''"ミ ̄ヽ └─''"""'''''"
      彡:.    ヽ:.    '"⌒ヽ::::ヽ \"'-,; . : ."''-,,_
       ヘ:::..   ノ::..     .:::t-、_::ヽ  \:."'-,, . : . :"''-
       /i,,- t -<;;;;、;;;;、,,、,、;;、;;;i_ゝ::::ヽ  \:.:.:"'-,,. : .
      / ゙''ー-゙ー'::::::::::::::::::::::::::::::    ::::::ヽ   \:.:.:"'-,,:
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:29:07.16 ID:PCAOImdLO
アギト「俺の体はボロボロだ…」
563アギトの俺 ダディアーナザァーン!!:2011/01/16(日) 01:30:30.15 ID:kGX+v0R60
――――ハンガー

宮藤「坂本少佐から伝令です、上空のネウロイにコアは確認出来ないがこのまま放置は出来ない、二人には早急に迎撃して欲しいとの事です」

バルクホルン・エーリカ「了解ッ!」

宮藤「尚、基地内には電気系統を麻痺させる飛行物体が存在します、十分注意されたし、との事です」

エーリカ「あのズボンに入ってくる変な虫の事だな」

バルクホルン「丁度対策を話し合っていた所だ」

自身ありげに言い放つと二人は宮藤の目の前でズボンを脱ぎ捨てる

宮藤「えええええええええええええええええっ!!」

バルクホルン「行くぞハルトマン!」

エーリカ「スースーするー!」

颯爽とストライカーを履き、迎撃へ向かおうと飛ぼうとする……が
どういうわけか魔力が通わない、魔導過給機に異常が生じているようだ

エーリカ「あり?おっかしいなぁ……」

バルクホルン「まさか、あの虫がストライカーの回路まで焼き切ったとでも言うのか?」

毎日通常のメンテナンスは行なわれているはずだ、今日この状況での不具合となればそれしか原因は考えられない

バルクホルン「まずいぞ……まだ空にネウロイがいるというのに……」
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:30:53.95 ID:NtfXcb/yP
>>561
アッー!
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:31:13.61 ID:fuEqoeFE0
俺の体はボドボドダ!
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:31:59.02 ID:vittyfSn0
>>565
|(<::V::>)
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:32:39.48 ID:jq9oyeAx0
>>566
それはカリス、ロリコンの方。
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:33:54.85 ID:fuEqoeFE0
>>567

shit、始ちゃんだったか…
569アギトの俺:2011/01/16(日) 01:35:11.64 ID:kGX+v0R60
――――脱衣所

ミーナ「確かに美緒の言うとおり、疲れが取れた気がするわ」

元々シャワー派の為あまり大浴場を使うことはないが、事務で凝り固まった体にはこちらの方が気持ちがいい
今度からは湯に浸かるようにしよう、そう思い直しながら髪の水分を拭き取る

タオルを置き、まだ少し汗ばんだ体に服を纏う、肌に張り付くブラウスから透ける肌がひどく扇情的に見える
ズボンを手に取り、いつもどおりに履き、キュっと……

サーニャ「あそこです」

エイラ「あそこダ!」

いきなり後ろから鋭い声をかけられ、肩をびくっとさせて驚く
振り向いてみれば声の主二人に加え、ペリーヌ、ルッキーニ、シャーリー、リーネもこちらを睨んでいる

ミーナ「ちょ、ちょっと!」

ペリーヌ「今ですわあああああああああ!!!」

ミーナ「っ!」

状況が把握できないミーナもお構い無しに、獲物を見つけた猫のようにペリーヌが飛び掛る
器用にズボンの両端を掴むと一気に膝まで引き摺り下ろした
目の前に見える、ズボンのバック部分に虫がひっついている

ペリーヌ「見つけ……」

『……ウェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ』
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:36:09.47 ID:vittyfSn0
|( 0M0) ・・・
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:36:23.70 ID:fuEqoeFE0
このタイミングで来やがったww
572アギトの俺:2011/01/16(日) 01:40:07.30 ID:kGX+v0R60
怨敵を発見し、どうしてくれようと目を輝かせたペリーヌの後ろで聞き覚えのある声が聞こえた……かと思うと同時に石造りの壁が吹っ飛んだ
舞い上がる砂埃と石に混じって黒い影が脱衣所に飛び込んでくる

シャーリー「うわっ!何だ!」

俺「退けェッ!!中尉!!!」

ペリーヌ「へっ!?きゃああああああ!!」

俺「でいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃやっ!!!」

黒い影の主は言わずもがな、突然の衝撃に驚いて身を引いたペリーヌの横を駆け抜ける
いまだ状況がつかめないミーナの股に目掛け、身を低く屈め、滑り、潜り込む様に左足による震脚
膝に引っかかっているズボンのバック部分に目掛け、虎の爪の様に広げた左拳「虎爪掌」を渾身の力で叩き込む

ぷちりという小さな圧迫音、びりりと布の裂ける音、がらがらと脱衣カゴの乗った棚の破壊される崩壊音が3つ同時に脱衣所に響き渡る

俺「空氏八極門、二十四単操手・八大招式……絶招」

俺「……猛虎硬爬山」

しばしの沈黙、誰も正確に今の状況が把握できない
破壊された石壁と棚、入り口付近で呆然とする6人、砂埃の舞う脱衣所
ブラウス1枚で立ち尽くすミーナ、その何も纏わない下半身の前に俺、左手に握られた破れた紫色のズボン

ミーナ「お……俺……さん?」

俺「……モルスァ」

状況を理解するより早く、鼻血を噴出して俺がその場に倒れた
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:43:25.59 ID:bQ6xBtDL0
支援

アギト……

(―人―)ナムナム……
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:43:56.27 ID:8SjPOgMy0
モルスァはやめろwwww
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 01:44:23.46 ID:rul8r0KXO
ファービー好きだなw
576アギトの俺:2011/01/16(日) 01:45:14.96 ID:kGX+v0R60
――――

宮藤「あっ!みなさんこんなところに……って、なにがあったんですか?!」

皆を捜しにきたのだろう、脱衣所に宮藤が現れるがあまりの惨状に目を丸くする
破壊された壁と棚、膝を抱えて丸まっているミーナ、鼻血の海で倒れている俺

ミーナ「もう……お嫁に行けない……」

シャーリー「あー、ほら、俺に貰ってもらえばいいじゃないか、な?中佐、元気出しなって」

ルッキーニ「俺ー!しんじゃいやだー!」

俺「……マーチョマチョマチョマーノ」

この惨状の原因はさっぱりだが先に伝えるべきことを伝えねばと我を取り戻す

宮藤「そ、そうだ!ネウロイ!海上のネウロイが大変なんです!」

リーネ「どうしたの?」

宮藤の言葉にサーニャが魔導針を立て様子を探る

サーニャ「……え?なに、これ」

ペリーヌ「いったいどうされましたの!?」

サーニャ「一つの反応の中に……すごく沢山……今にも噴き出しそう……」

宮藤「とにかくハンガーまできてください!」
577アギトの俺:2011/01/16(日) 01:50:20.56 ID:kGX+v0R60
――――ハンガー

坂本「全員揃ったか……お、おい!俺は何があった!」

シャーリー「あ、ああ、こんなだけど大丈夫だ、気にしないでいいよ、あはは……」

坂本「そ、そうか……ミーナ?」

ミーナ「だ、大丈夫!状況は!?」

すくっ、と気力でなんとか身を持ち直し空を見上げ状況を確認する、若干泣き顔な事にはこの際突っ込まないでおく
少し先の空に見える黒い球体がぼこぼこと膨れたり萎んだりと変形を繰り返している様が見える

ミーナ「なに……あれ?」

坂本「わからん……だが、先程の虫……虫型ネウロイの本体が奴だと思われる」

シャーリー「だとすると、まさか奴が今までに奪ったエネルギーは……」

坂本「あれに運ばれていると考えるのが妥当な所だろう」

ペリーヌ「でしたら早く迎撃に!」

バルクホルン「だが、あの虫によって我々のストライカーも故障中の有様だ、現在整備班が全力で修理に当たっている」

振り返るとストライカーの周りで整備班がてんやわんやの大騒ぎとなっていることに今更に気がついた

エーリカ「というわけで今飛べるのは」
578アギトの俺:2011/01/16(日) 01:55:20.24 ID:kGX+v0R60
全員の視線が一カ所に集まる
鼻血の海に沈み、真っ赤に染まった薄気味の悪いTシャツを着たまだ気絶したままの俺
格好から何からどこから突っ込んでいいのかわからないがとりあえずそれは忘れることにする

ミーナ「俺さん!起きて!」

ゆさゆさと肩を揺するが目を覚ます気配がない

エーリカ「鼻血の海に沈んだ王子様はお姫様の魔法のキスで無事目覚めましたとさ」

バルクホルン「なんだそれは?」

エーリカ「今から新しく生まれるロマーニャのおとぎ話だよ」

ゆっくりと振り返り、満面の笑顔で二人を見るミーナ

ミーナ「エーリカ・ハルトマン中尉、少し黙ってね?」

エーリカ「……は、はぃ」

瞬間で青ざめたエーリカは後ずさりバルクホルンの後ろに隠れてしまう
ばかもの、と拳骨を軽く叩き込まれ窘められるが顔の割にはそんなに反省しているようには見えない

まだ目を覚まさない俺に業を煮やしたミーナは往復の平手をかまして更に肩を揺する

俺「……痛っ」

ミーナ「俺さん!」
579アギトの俺:2011/01/16(日) 02:00:11.47 ID:kGX+v0R60
俺「ん……ここは……何だ、俺今までなにを……ミーナ?」

ミーナ「もういいから早く行って!ばかー!」

俺「りょ、了解?」

ミーナ「うぅ〜……」

下唇を噛んで少し涙目で見送る様が普段と違った少女性を感じさせ、やけに可愛らしく見える
怒っているのか照れているのかわかりにくいその表情に背を追い立てられ、言われるままに立ち上がる
先程のショックからか記憶に混乱をきたした俺は何が起こっているのか理解する間もなく、空の先に見えるネウロイへ敵意を向ける

俺「……変身」

左腕だけでいつもの動きを決め、濃緑色の戦鬼へと姿を変える
相手は巨大な球状ネウロイ、サイズにしてみればおよそ直径50メートルはあろうかという巨体だ
確実な撃滅を図る為に強化形態へ挑もうと更に力を溜める

   バーニングフォーム
俺「紅蓮……形態」

ぱりん、と薄皮を破るかのように俺の体から破片が飛び散り、戦鬼は赤銅色へと姿を変える

俺「征くぞ」

茜色の帯に魔力を込め、空へと飛び立つ……かに見えたが

俺「……ッ!?」

がくん、と右膝と左拳を地に着き、ふらふらと頭を降る
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:03:37.04 ID:wXgHFxrn0
ミーナさんかわいい支援
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:04:03.40 ID:fuEqoeFE0
おお、既に懐かしくすらあるシリアスの匂いw

支援
582アギトの俺:2011/01/16(日) 02:05:09.94 ID:kGX+v0R60
俺「……がっ……な……ん……」

ミーナ「俺さん!どうしたの!?」

俺「敵……違ッ……空……黒、い……静、まれ……鬼瑙……黙れッ……!」

エイラ「オ、オイ、俺?ど、ドウシタ?」

一番近くにいたエイラが俺の肩に手をかけようと近寄るが

俺「がっ……来るなッ!」

体の自由が利かないのか、地面を転がって焦り距離を取る
左手で額を押さえ、頭痛を耐えているような様で息絶え絶えに身を屈める

俺「馬鹿な……早すぎる……まさか……くそっ……」

そのまま崩れ落ち、人の姿に戻ってしまう

ミーナ「俺さんっ!」

真っ先にミーナが駆け寄り俺を抱き起こす

ミーナ(ひどい熱……顔色も……どうして?さっきまでこんな様子は……)

他の者も駆け寄り俺の様子を伺う
先程まで基地内を暴れ回っていた様子からはほど遠い、瀕死の病人のような土気色の顔をしており
顔色からは想像もつかないほど熱が発せられている、どう見てもただ事ではないのは誰の目にも明らかだ
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:05:56.14 ID:vittyfSn0
あれ、ギャグムードどこいった?
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:06:13.23 ID:NtfXcb/yP
それ…血ィの出し過ぎじゃないですかねぇ
585アギトの俺:2011/01/16(日) 02:10:16.10 ID:kGX+v0R60
エイラ「お、オイ!しっかりしろヨ俺!ど、どうしちゃったんだよコイツ!」

ミーナ「わからないわ……一体何が……」

バルクホルン「なんて顔色だ……宮藤!」

宮藤「はい!任せて下さい!」

両手をかざし魔法による治癒を施そうとする、だが外傷の治療は何度も経験があるがこの場合本当に自分の魔法は効果があるのだろうか
不安を抱えながらもこのまま放っておくわけにもいかないと、宮藤は魔力を振り絞る

リーネ「俺さん……大丈……え?」

俺をのぞき込もうと身を乗りだしたリーネの視界に不吉なものが映る

リーネ「あ……あれ……」

そう、俺の様子に気を取られて上空のネウロイの事を失念していた
変形を繰り返していたはずの球体はすでにそこには無く、空の先に見えるのは……

サーニャ「敵機、総数およそ100機……球体ネウロイ内部から発生した模様……」

近海上空に広がる黒い影の群れ、小型ネウロイの大編隊だった

ペリーヌ「そんな……この距離であの数を相手にしろですって……ストライカーも使えないというのに……」

シャーリー「お、おい嘘だろ……いくらなんでも冗談きついぞ……」

ルッキーニ「シャーリー……どうしよう、あたしどうしたらいい?」
586アギトの俺:2011/01/16(日) 02:15:08.63 ID:kGX+v0R60
宮藤「……っく、俺さん……お願い……」

ミーナ「俺さん!お願い!起きて!」

バルクホルン「俺!起きろ!お前が行かなければ誰があれを止めるんだ!」

エーリカ「俺!起きてよ!ちょっと!しっかりしてよ!」

エイラ「ム、ムリダ……ムリダヨ!こんなの!」

サーニャ「敵機、移動を開始……いけない、早くなんとかしないと……」

坂本「……私が行く」

狼狽する皆の先陣を切り、烈風丸を携えた坂本がハンガーから歩き出す
無茶もいいところだが、恐らくは地上からの烈風斬で片っ端から叩き斬るつもりだろう

ミーナ「無茶よ!美緒一人であんな数……」

坂本「ならばこのまま黙って見ているつもりか!飛べないから何だというのだ!私は一人でも行くぞ!」

??「あー、よく言ったよく言った、さすが扶桑撫子は根性が違うねぇ」

聞き慣れぬ女性の声
皆の振り返った先には年の頃70……いや80に近いかという白髪の老婆が箒に跨って静かに浮かんでいた

宮藤「えっ、今の声……」

ミーナ「アンナさん……?」
587アギトの俺:2011/01/16(日) 02:20:17.84 ID:kGX+v0R60
老婆「ああん?誰だいそりゃ、人違いだよ」

ウィッチ、老婆という印象から知り合いの元大尉かと思って声をかけたが全くの別人だ
見るからに扶桑の人間であり、知っている老婆よりも更にいくぶんか柄が悪く見える

坂本「あ、貴女は……」

不意な珍客の来訪に驚く彼女らの中をふわふわと箒に跨ったまま飛ぶ
どこへ向かうのかと思えば……

ミーナ「え?」

ミーナの元へと近づき、胸元に抱き抱えられた俺の脳天を何の前触れもなく、すぱーんと思い切りひっぱたいた
乾いた小気味良い音がハンガーに響き、一瞬、静寂に包まれる

ミーナ「ちょ、ちょっと貴女!なにを……」

老婆「……ったく、いつまで寝コケてるんだい!このバカ息子は!」

『えっ?』

全員が同時に、同じトーンで、同じ声を発した
同時にひっぱたかれた衝撃でぐらぐらしながら俺が目を覚ます

俺「痛っ……な、何が…………え?」

目の前にいる者が何者なのか認識するまでしばらく時間を要したようだ
まるでいるはずのない幻を見ているかのような顔でやっと声を出す

俺「……師匠?」
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:23:34.05 ID:fuEqoeFE0
支援
589アギトの俺:2011/01/16(日) 02:25:27.78 ID:kGX+v0R60
師匠(老婆)「そうだよ、寝ボケてんじゃないよアホンダラ、何やってんだい情け無いね」

俺「い、いや……いやいや……え、なんで?」

師匠「まず立つ!」

俺「了解ッ!」

びしりと声を叩きつけられバネのように立ち上がる

師匠「今やるべきことはなんだい?」

俺「……ネウロイの撃滅」

師匠「そのために必要なことは」

俺「我ら戦士による戦闘、及び勝利」

再びすぱーん、と何の遠慮もなく俺の脳天をぶっぱたく師匠

師匠「痛いか」

俺「……痛い」

師匠「痛いということは」

俺「生きている」

師匠「生きているということは」
590アギトの俺:2011/01/16(日) 02:30:23.09 ID:kGX+v0R60
俺「立てる」

師匠「立てるということは」

俺「戦える」

師匠「立って戦える八極拳士に」

俺「敗北は」

俺・師匠『無い!』

師匠「はっはっは、上出来だよ上出来、それだけわかってるなら手伝ってあげるとするかね」

満足げに高笑いを掲げ、すっと箒の上に立ち上がる
一体何をするつもりか、皆の見守る中老婆は静かに目を閉じ、呼吸を整える

軽く握った左拳を左腰に下げ、指を揃えて開いた右掌を左眼前に掲げる
そのまま右掌をゆっくりと右へスライドさせ、虚空を睨みつける
不敵に口元を歪め、ぎしり、と呟く

師匠「ふ、変身」

右掌を素早く振り下げ、左拳を上から覆うように握り込む
腰の当たりから金色の光が奔り出し、その身体を包み足下から順に姿を変えてゆく

所々金色に縁取られた漆黒の外骨格、真紅の瞳、眉間から生える縁取りよりも強く輝く金色の双角
鍬形の顎門を思わせるようなその双角と、光を反射して輝く漆黒の鎧は力強さと同時にどこか気品さえ感じさせる

見慣れた戦鬼と非常によく似た雰囲気の、だが明らかに質の違う新たな戦鬼の姿
591アギトの俺:2011/01/16(日) 02:33:05.23 ID:kGX+v0R60
俺「な……馬鹿な……師匠……?」

ミーナ「……ア……アギト……?」

目の前で起こっていることが信じられないという視線の先で、漆黒の戦鬼が指を振り、ちっちっちと舌を鳴らす

師匠「あたしを呼ぶならそんな色気のない名前で呼ばないでおくれよ、そうさね……」

驚いて二の句の告げない皆を見回してから、天を指さし、慄然と告げる

師匠「あたしを呼ぶなら……そう                         アルティメット
   『空』を『我』が物とし駆ける、ネウロイを討つために鍛え上げられた『究極なる』一筋の『牙』」

      クウガ
師匠「『空(我)牙』……そう、呼んでおくれ」
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:33:47.67 ID:wXgHFxrn0
おばあちゃんカコイイ・・・
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:34:34.75 ID:fuEqoeFE0
惚れたわ
594アギトの俺:2011/01/16(日) 02:35:12.04 ID:kGX+v0R60
とりあえずここまで、モゾモゾはずっとやりたかったの
原作の中に「俺」入れるの超楽しい

あとスーパーオリキャラタイムでごめんなさい、ヒャッハー、まだまだ続きます
支援と突っ込み超ありがとう嬉しくて座りしょんべん洩らした
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:36:32.01 ID:fuEqoeFE0
乙 久々に腹抱えたわww
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:40:52.19 ID:Ia9lhZ6u0
乙!

自分の書いたの、削除するわ。
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:44:15.84 ID:wXgHFxrn0
乙!
このおばあちゃんになら掘られてもいい
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:45:27.03 ID:jq9oyeAx0
乙。

>>596
消すくらいならここに落とそうぜ。
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 02:53:14.52 ID:QqU6CwzE0
乙!
きっとこのあと「お婆ちゃんが言っていた――」ネタがくるんだろうな
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 03:06:40.04 ID:IswjVdgSP
>>596
何があった、俺はゆるさんぞ!
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 03:20:39.68 ID:kGX+v0R60
もしかして俺なんかやってしまったのだろうか……
すまぬ……すまぬ……
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 04:29:02.11 ID:Ia9lhZ6u0
>>601 
あなたの文才にショックを受けたんだ。
でも大丈夫。消す前に通して読んでみたら、まあ、俺はこうなんだ、マイウェィ!シナトーラ!
と思い直せたよ。
>>598 600
のんびり作って、ここに落すよ。 
いやー。笑えるシーンが皆無ってのはどうなんだろうね?
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 05:15:19.12 ID:yuO2gCgxO
ほしゅ
604主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 07:09:01.35 ID:uKuRF7VL0
書き貯めてから投下しようと思ってたら一月たってたでござるの巻
おひさしぶりですはじめまして
今から寝て昼くらいに投下しようと思います
クウガばあちゃんかっけー
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 07:51:17.89 ID:IswjVdgSP
おお、また久しぶりの人だ
いいぞどんどんやってくれ!素晴らしい
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 08:26:27.58 ID:gT05hoqb0
ho
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 09:35:58.40 ID:dTpAW1fZ0
今日の17時ごろ空いてたら投下します

ヘルマちゅっちゅっ
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 10:35:33.87 ID:DRB+fw9q0
保守!
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 11:07:41.70 ID:vittyfSn0
プロット立てたりサブタイ付けたりするのが楽しくて本編の筆が進まないでござる
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 12:06:16.38 ID:rul8r0KXO
ほも
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 12:08:30.91 ID:UMS0vYlR0
昼間投下がそろそろくるかな
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:09:39.69 ID:DRB+fw9q0
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:33:11.97 ID:vittyfSn0
投下……
614主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 13:35:38.61 ID:uKuRF7VL0
起きたら雪がヤバいことになってるでござるのry
もうちょいしたらはじめさせていただきやす
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:36:04.56 ID:dTpAW1fZ0
支援準備中
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:38:56.93 ID:Ia9lhZ6u0
ペチペチ支援
617主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 13:43:31.12 ID:uKuRF7VL0
俺「ストライクウィッチーズですから。」>>921から

宮藤「……赤くなっちゃった」

鏡には目を真っ赤にした自分がうつってる。
思いっきり泣いたら少しすっきりした、と思う。
鏡に写る自分を見る。

宮藤「ぺったんこ……」

リーネちゃんやシャーリーさんとは比べものにならないな。

宮藤「やっぱり、大人っぽい人のほうがいいのかなあ」

私なんか、胸もないし背も低いし。
豆狸なんて言われるし。

宮藤「髪、伸ばしてみよっかな……」

ルッキーニ「えー、ヨシカには似合わないよー?」

宮藤「そうかなー?」

似合わないかな……。
ん?
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:46:01.85 ID:vittyfSn0
支援
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:47:40.20 ID:WrjvzMGeO
主人公
支援
620主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 13:47:54.61 ID:uKuRF7VL0
ルッキーニ「ヨシカー、どったの?」

宮藤「ひゃああああ!!ルッキーニちゃん!?」

ルッキーニ「ふっきゃ!?びっくりしたー。急におっきな声ださないでよー」

いつの間にか横にルッキーニちゃんが。

宮藤「私だってびっくりしたよ!い、いつからそこに?」

どうしよ、どこまで聞かれちゃったんだろ。

ルッキーニ「んっとねー、ぺったんこ……ってとこから!」

宮藤「えええっ、そんなあ」

うう、恥ずかしい。
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 13:49:14.37 ID:DRB+fw9q0
支援
622主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 13:49:31.71 ID:uKuRF7VL0
ルッキーニ「ヨシカは今のままがいーよー」

宮藤「そうかなあ」

ルッキーニ「そーなの!そのうちおっきくなるなる♪」

宮藤「でも、今大きくならないと……」

そのうちじゃ、遅いよ。

ルッキーニ「ふにゃ?ヨシカーどしたー?」

やっぱり、もう二人は付き合ってたりするのかあ。

ルッキーニ「あれ?ヨシカー、なんか変な音してない?」

付き合ってないのに抱き合ったりしないよね……。
623主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 13:56:10.48 ID:uKuRF7VL0
ルッキーニ「ヨシカー、ヨシカってばー!」

宮藤「えっ」

ルッキーニ「変な音がしてるー、ほらー」

宮藤「変な音?」

どんな?と、聞き返そうとしたとき、体が激しく揺れた。
鼓膜が張り裂けそうな大きな音がした。

宮藤「きゃあああああ!!」

ルッキーニ「うじゃきゃあああ!!」

思わず地面に倒れこむ。

宮藤「な、何!?」
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:09:04.28 ID:fuEqoeFE0
支援
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:10:02.61 ID:IswjVdgSP
お、始まってる支援
626主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:10:26.65 ID:uKuRF7VL0
ルッキーニ「ヨシカ!大丈夫?」

宮藤「う、うん。何が起きたの」

辺りを見渡す。体がまだ揺れている感じがする。

ルッキーニ「ふにゃ、敵襲かも。ハンガーに行こ!」

ルッキーニちゃんがドアを開けようとする。

ルッキーニ「ふきゃ?開かないー」

力一杯ドアノブを引っ張っているがびくともしない。

宮藤「もしかして建物が歪んじゃったのかも」

ルッキーニ「ふぇぇ。どうしよ、ヨシカー」

ルッキーニちゃんが困った顔をしている。
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:10:43.69 ID:vittyfSn0
支援
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:11:16.77 ID:r1+NEsz80
支援
629主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:11:19.80 ID:uKuRF7VL0
宮藤「と、とにかく助けが来るのを待とうよ」

ルッキーニ「ふにゅー……」

宮藤「大丈夫だよ、きっとすぐに誰か来てくれるよ」

外が騒がしい。
ネウロイの襲撃だったみたい。サイレンが鳴り響いてる。
みんなは大丈夫だったのかな。
私達も早く行かないといけないのに…
しばらく待ってみたけど助けが来る様子はなかった。

ルッキーニ「ヨシカー、もう壁壊しちゃおーよー」

ルッキーニちゃんも痺れを切らしてる。

宮藤「だ、駄目だよルッキーニちゃん!崩れちゃうかも!」

ルッキーニ「でもでもー」
630主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:16:36.00 ID:uKuRF7VL0
外からは攻撃の音が響いてくる。
やっぱり壁を壊すしかないのかな。
よし、そうしよう。ここだっていつ崩れるかわかんない。

宮藤「ルッキーニちゃん、やっぱり」

言いながら振り向いた瞬間、雷が自分に落ちたような激しい音がした。
身体が大きく跳ね、地面に叩きつけられる。さっきよりも近い。

宮藤「うう、ルッキーニちゃん大丈夫?」

ルッキーニ「うじゅー……。耳がいたーい……」

ぺたんと座り、耳を押さえている。

宮藤「鼓膜が傷ついちゃったのかな、すぐ治してあげるね」
631主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:31:44.45 ID:uKuRF7VL0
ルッキーニちゃんを膝枕してあげる。両手をかざし、力を集中させる。

ルッキーニ「ふにゅ……」

飛ぶのに影響が残らないといいけど。

ルッキーニ「ふきゃ!ヨシカ後ろ!」

ルッキーニちゃんが目を見開く。
振り替えると、壁がゆっくり傾いてきた。
ルッキーニちゃんを守らないとと思い、体に覆いかぶさる。
目を閉じ、ルッキーニちゃんを抱き締めた。

宮藤「俺君……」

頭に鈍い音が響いた。
632主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:46:47.88 ID:uKuRF7VL0
―全体の70%の損傷魔力回路を修復完了。

誰かの声が聞こえる。

―やれやれ、巣を作るのとはわけが違うね。

真っ暗な世界で、その声だけが響く。

―やあ、そろそろ起きると思ったよ。

誰が俺に話し掛けてるんだ?

姿は無く、辺りは暗いままだ。

―そうだね、こうして話すのは初めてだ。

―僕は、君の使い魔さ。

さらりと言った。
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:46:55.71 ID:fuEqoeFE0
支援
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:49:41.84 ID:sxtqK4k10
70年後の世界でウィッチを救出する衛生兵の泥臭い話って需要ある?
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:51:19.12 ID:cz3WsJ8G0
>>634
とても
だけど70年後ってそれオリキャラオンリ(ry・・・
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:52:41.00 ID:dTpAW1fZ0
しーえん
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 14:53:09.23 ID:sxtqK4k10
あるならつくるけど・・・
でも明らかにミリタリでウィッチはタダの救護対象だんべww
638主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:53:48.08 ID:uKuRF7VL0
というか使い魔って会話できたんだ。

―さて、何から説明しようか。まずは君の現状なんかどうだろう。

そう勝手に決めると、俺の使い魔と言った奴は休むことなく喋り続けた。
コイツによると、俺はオーバーブーストを使いネウロイを倒すも魔力を使い果たし海に落下。
なんとか救助され、ユニットも回収されたらしい。

―君はよっぽど落ちるのが好きなようだね、それは趣味かい?

うるさいなあ、いいから続けろよ。

外傷は無かったが、身体の内側が高圧の魔力によって傷ついてしまったらしい。
更に、体力も衰弱していて実は峠を2、3個越えたとか。
639主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 14:58:12.11 ID:uKuRF7VL0
結局俺って何日寝てたんだ?

―かれこれ三日間さ。立派に重症人だね。

え、マジで。

―色々な人がお見舞いに来たよ。宮藤さんと言ったかな、彼女なんて毎日献身的に看病してくれていたな。

あああ、俺は何回好きな子に迷惑をかけたら気が済むんだろう。

―そう思うのなら今後は無茶を控えるんだね。まあ、僕は今の君もスリルがあって気に入っているけどね。

―さて、せっかくの使い魔と会話する機会だ。何か聞きたい事なんか無いかな?

ああ、それなら一つある。

あのオーバーブーストは失敗したのか?
―大量の魔力を制御しきれず意識が飛び失速、墜落。折り紙付きの失敗さ。

やっぱり使わないほうが良いのかな。

―それは君が決めればいい。僕はそれに従うよ。

―アレは蝋の翼さ。太陽との距離を見極めるんだ。イカルスには出来なくても君なら出来るだろう?

つまりは扱い方次第って事?

―そういう事さ。

周りが明るくなってきた。
次第に身体の感覚が戻ってくる。

―さあ、目覚めの時間だ。今度は落ちないようにもっと器用にやるんだね。

任せとけ。器用さだけは自信があるんだ。

見えない使い魔にガッツポーズをした。

―健闘を祈るよ、我が主人。

その瞬間、一気に視界が明るくなった。
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:05:57.09 ID:2DA4CXTe0
支援
642支援あざーっす!:2011/01/16(日) 15:08:53.01 ID:uKuRF7VL0
俺「うわ、眩しい」

久しぶりの光はかなり刺激的だ。

エーリカ「俺?目が覚めたの?」

エーリカさんが俺の顔を覗き込む。

俺「はい、大丈夫っす」

エーリカ「よかったー、一時はどうなるかと思ったよ」

ほっとした表情を見せたがすぐに真面目な顔になった。

エーリカ「早速だけど俺には言いたいことがあるんだ」

見たことない真剣な眼差しだ。

エーリカ「まずは基地の防衛、ネウロイ撃墜お疲れ様だったね」

俺「あ、いやあ。あの時は必死で」
643主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:11:35.47 ID:uKuRF7VL0
エーリカ「必死で禁止されていた装置を使用して落下した。そうだよね」

俺「あ……」

本当にもう駄目かもしれないと思った。
何も出来ずに誰も守れずにやられてしまうと。
何も出来ないくらいなら、と思ったらもう手はダイヤルを回していた。

エーリカ「君はきっと皆を守るためにその行動をとったんだと思う。だけどもしかしたら君だけじゃなくてシャーリーを巻き込んでいたかもしれない」

俺「だけど、アレを使わなかったらみんなやられて」

俺の言葉を遮るようにエーリカさんは立ち上がる。
俺に背中を向けるように窓を見た。

エーリカ「うん、分かってるよ。でもそれは結果論なんだよ」

くるっと回るように再び俺に向き合う。
エースの、歴戦の戦士の瞳で俺を見る。
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:14:09.26 ID:fuEqoeFE0
支援
645主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:17:21.46 ID:uKuRF7VL0
エーリカ「僚機を危険に晒す行為は絶対にしてはいけないことなんだよ」

淡々と、だけど重く響くような言葉。

エーリカ「それをよく覚えておいてほしいんだ」

俺は何も言えずに俯いていた。
皆を呼んでくると言ってエーリカさんは部屋を出ていった。
一人残された俺はさっき言われた事を思い返していた。
俺がしたことは本当に駄目なことだったのか。
また同じような状況になったら、俺はどうすればいいのか。
色んな事が頭の中をグルグル回る。

俺「なあああああ、どうすりゃいいんだああああ」

思わず叫んでいた。
646主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:24:47.90 ID:uKuRF7VL0
少し言いすぎたかな、などと思いつつ救護室を出た。

エーリカ「あれ、トゥルーデに宮藤じゃん。どしたの?」

宮藤とバルクホルンが壁にもたれていた。

バルクホルン「いや、宮藤が俺の看病をしに行くと言うから手伝おうと思ったんだ」

宮藤「ハルトマンさん!俺君、大丈夫なんですか!?」

二人は私が話しているのを邪魔しないように廊下で待ってくれてたみたいだ。
我慢できないといった表情で宮藤が詰め寄ってきた。

エーリカ「うん、意識もはっきりしてるし体調も悪く無さそうかなー」

俺「なあああああ、どうすりゃいいんだああああ」

部屋から俺の叫び声が聞こえた。
647主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:28:55.87 ID:uKuRF7VL0
エーリカ「ちょっと悩みはあるみたいだけどねー。ミーナに報告してくるからあとは頼んだよ宮藤ー」

宮藤「は、はい!わかりました!」

そう言うと、宮藤は部屋の前で一度深呼吸をして入っていった。

エーリカ「あれ、トゥルーデは入んないの。宮藤を手伝うんじゃなかったっけ」

バルクホルンは壁にもたれたままだった。

バルクホルン「いやあ、お前も言うようになったなと思ってな」

あのハルトマンがなあ、と言うような顔をしてる。

エーリカ「むー、それどーゆー意味だよー」

バルクホルン「膨れるな膨れるな。本当は私が注意しようと思ってたんだがな」
648主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:29:37.96 ID:uKuRF7VL0
だから、私が先に言ったんだよ。
どうしても私から言いたかったんだ。

エーリカ「トゥルーデだと俺がへこみ過ぎちゃうかもしんないしねー」

バルクホルン「照れなくていいぞ」

エーリカ「むー、照れてなんかないー」

やっぱりトゥルーデにはわかっちゃうのかなあ。

バルクホルン「さあ、ミーナに報告しに行こう。それにしても馴れない事をしたな」

エーリカ「あー、トゥルーデちょっと馬鹿にしてるでしょー」

二人で司令室にむかって歩き始めた。
649主人公っぽい俺:2011/01/16(日) 15:31:48.91 ID:uKuRF7VL0
とりあえずここまでです
二時間もお付き合いいただきありがとうございましたー

次の更新はもっと早くにしたい……
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:34:22.24 ID:fuEqoeFE0
乙ー

しかしまとめwikiやここのスレ読んでると、自分が書いたものが恥ずかしくなる…
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:34:59.64 ID:DRB+fw9q0
乙ナンダナ
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:36:07.96 ID:IswjVdgSP
乙乙

いつだって隣の芝生は青く見えるもんさ
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:38:03.26 ID:uKuRF7VL0
レイブンとか読んだあとに自分のページ行くと凹むわけなのよ
しかしそれがきもちい(ry
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 15:58:20.10 ID:fuEqoeFE0
今日の予約は、五時頃と九時頃だったかな?
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:01:18.90 ID:DRB+fw9q0
九時頃あったっけ?
五時が終わった後か九時が終わった後に投下したいぜ
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:04:02.93 ID:fuEqoeFE0
昨日の内に>>489の方がしてたよ

ところで、皆はどのくらい書き進んだら投下してる?

657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:12:40.63 ID:DRB+fw9q0
>>656
ありがとう

一万字かな…大体いい感じの区切りで投下だな
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:21:45.74 ID:UMS0vYlR0
俺も区切りのいいところだな

具体的に調べてみたら三万字ぐらいだった
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:28:28.93 ID:sxtqK4k10
短編だけど書きこんでもいい?
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:29:13.94 ID:vittyfSn0
気が向いたら
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:31:31.07 ID:fuEqoeFE0
>>657
いえいえ

皆それぞれ区切りつけて投下してるんだな ありがとう


ところでもう一つ聞きたいんだけど、一期の基地で芳佳がリーネに「基地で一番高い場所」って紹介されてたあそこ、なんて表現すればいいんだろう…
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:33:55.71 ID:fuEqoeFE0
>>659

五時までに終われば大丈夫じゃない?
予約した人がもういるかは分からんけど
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:34:10.22 ID:vittyfSn0
ルッキーニの巣ですわ!
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:34:59.12 ID:sxtqK4k10
まあ終わらなかったら中断して後日改めて予約するね
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:36:53.13 ID:fuEqoeFE0
>>663
マジかよww

>>664
それがいいかもね
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:49:11.98 ID:sxtqK4k10
パラジャンパー(Para Jumper) - 空軍において、墜落機の救済や、それに残る機密情報の破壊を行う衛生兵。

------------------------

敵地上空 高度30,000フィート

 成層圏の中を二機のウィッチが白煙を曳きながら飛ぶ

ウィッチリーダー(WL)「写真もとったし、あとは帰るだけね。」

ウィングマン(WG) 「早く帰って一杯やりましょうよ!こんなクソ寒いとこにいかされるなんて・・・」

 ウィングマンのキンバーは腕をさすりながらリーダーであるメアリーにぼやく。
 二人はネウロイの動向を察知するために、偵察飛行に赴いている。

メ「そうね、こんなとこに長居は無用だわ。」

キ「そうでしょうとも!」

 踵を返し、ターンを行う。実際、この飛行は数カ月前から行われ、もはやルーチンワークとなっている。
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 16:58:46.92 ID:sxtqK4k10
 退屈な毎日。だが、戦闘がないことに越したこともなく、3代目の501基地に所属する
面々はこの安静を甘受していた。
 
メ「こちらバレットマン・リーダー。これより帰投する。」

メアリーはコントロールタワーに衛生経由の無線を送信する。
技術の進歩とともに、人類は宇宙まで進出し、
今では衛星兵器という概念まで生まれている。だが、こんな時代になってもネウロイを倒すにはウィッチが効率的で、
今も昔と同じようにウィッチが空を飛び、戦っている。
668PJ:2011/01/16(日) 17:03:14.27 ID:sxtqK4k10
コントロール「了解。帰ったらママンのおっぱいが待ってるぞww」

メ「Fuck you!」

コントロールとセクハラまがいの軽い冗談を交わし、帰途につく。
その時キンバーのそばを何かがかすめる。
それは、二人のさらに上空まで昇ると、まばゆい光と共に炸裂した。

---------------------------------

蓄え無しでカキコしたからやっぱり時間がかかった
需要あるならまた書きためてから予約する

669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:08:19.14 ID:dTpAW1fZ0
おもしろそうだな

670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:08:26.51 ID:fuEqoeFE0
乙ー 
完全オリキャラってこと?
672PJ:2011/01/16(日) 17:12:48.88 ID:sxtqK4k10
>>671主人公は衛生兵で二人は完全に脇役だよん
オリキャラしか出ないし、基地も二期のあそこから近代化に備えてジェット戦闘機も離発着できるように
新設された物、っていう設定
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:15:19.02 ID:dTpAW1fZ0
5時から予約していましたが、17時30分頃に投下します……スミマセン
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:15:57.52 ID:2DA4CXTe0
乙!

>>673
頑張ってくださいー
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:16:02.69 ID:sxtqK4k10
>>673 自分のせいだったら申し訳ありません・・・
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:18:16.34 ID:dTpAW1fZ0
>>675
そんなことは無いですよ!!
誤解させるような書き方して、スミマセン…
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:25:44.04 ID:sxtqK4k10
>>676それならよかったです!

頑張ってください!
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:26:03.66 ID:UMS0vYlR0
オリキャラしかでないのか…… これの話は決着付いてなかったんだっけ?
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:27:33.69 ID:DRB+fw9q0
ついたような気がするんだが…ちょっと探してくる
680イーグル俺 前からの続きです:2011/01/16(日) 17:31:58.54 ID:dTpAW1fZ0
ヘルマ「…ん……」

俺「……んん……」

俺たちのキスはしばらく続いた  

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-------

時間は経ち、夕食の時間となった

バルクホルンの目も覚め、夕食には全員がそろった

テーブルには宮藤とリーネが一生懸命に作ったハッシュドビーフ、ロールキャベツなどが並んでいる

今ではすっかり習慣づいた食事前の「いただきます」

各自、言い終えると料理を食べ始めた

ルッキーニ「これ、おいし〜い!!」

ルッキーニはロールキャベツを一口食べると、満面の笑みで感想を述べた
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:33:23.45 ID:fuEqoeFE0
イーグルキター! 支援
682イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 17:37:01.28 ID:dTpAW1fZ0
ペリーヌ「ま、まぁまぁですわね」

そう言いながらも、少し笑みがこぼれているペリーヌ

エイラ「これおいしいナ」

サーニャ「うん、おいしい」

エイラとサーニャもかわいい笑みを浮かべる

シャーリー「そういえば、なんで気絶したんだ?」

シャーリーは手に持っているフォークを軽く回して、バルクホルンに問いかける

バルクホルン「そ、それは……///////」

バルクホルンはそれ以降の言葉が出ず、顔を赤らめたまま俯いた

シャーリー「ん?どうしたんだよ?顔赤いぞ」

いつもと違うバルクホルンの様子を少し心配に思うシャーリー

バルクホルン「………////////」
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:38:49.08 ID:fuEqoeFE0
支援
684イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 17:42:22.78 ID:dTpAW1fZ0
バルクホルンは俺とヘルマの方を一瞬チラリと見た

この微動も見逃さないシャーリー

シャーリー「ん?俺とヘルマがどうかしたの?」

バルクホルン「!?/////」

俺「い!?///////」

ヘルマ「わ、わ!?//////」

3人が同時に驚きの声をあげる

シャーリー「はは〜ん、さては何かあったんだな?」ニヤニヤ

少しニヤついて3人を次々と見ていく

俺「な、なな何も無いから!!///////」

ヘルマ「な、何でもないであります!!/////」

バルクホルン「そ、そうだ!!何でもない…/////」

3人は明らかに動揺している

シャーリー「ふぅ〜ん」ニヤニヤ
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:44:20.56 ID:fuEqoeFE0
ヘルマ可愛いよ支援
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:46:57.09 ID:tpYDBRT90
すえ
687イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 17:47:42.67 ID:dTpAW1fZ0
シャーリーはその3人の言動を信じていないようだ

こうして夕食の時間は過ぎてゆく…

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夕食を終え、各自、自由な時間に入った

そして、俺はミーナ中佐に呼ばれ、執務室へ来ている

ミーナ「俺さん、いつも性能比較実験お疲れ様」

ミーナは笑みを浮かべて、俺に言う

俺「ありがとうございます」

俺は感謝を述べて、呼ばれた用件を聞いてみた

ミーナ「毎日の比較実験で疲れているでしょうから、明日と明後日の2日間の休暇を与えます」ニコッ

俺「い、いいんですか!?」

ミーナ「いいのよ」

俺はミーナから休暇を与えられた
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:48:12.01 ID:fuEqoeFE0
支援
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:51:41.24 ID:2DA4CXTe0
支援
充実した休暇にしないと…

俺が休暇について少し考えていると

ミーナ「ヘルマさんとは順調なの?」

俺「え!?/////// な、何で!?///////」

ミーナがいきなりヘルマの話題を出してきた

俺は正直、予想外のことであり、とても驚いた

ミーナは俺とヘルマの関係を知っていたようだ

さすが隊長…

ミーナ「その様子では順調なのね」

俺「ま、まぁ…///////」

俺は嘘をついても無駄と悟り、正直に話した

ミーナ「それと、部屋のドアはちゃんと閉めておきなさい」

俺「へ?何でですか?」
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:56:51.35 ID:IswjVdgSP
>>679
すまん頼む、今もしもしだから探れないんだ
俺の記憶が確かなら完全オリキャラは流石に趣旨に反しすぎだろうという結論だったと思う

イーグル支援ヘルマちゃんペロペロ
692イーグル俺:2011/01/16(日) 17:57:05.73 ID:dTpAW1fZ0
ミーナ「だ、だって…あなた達が、その……キ、キスしているのが見えちゃうから…//////////」

俺「/////////////////////////////////////////」

見られてた!!しかも、隊長に!!

物凄く恥ずかしくて、ミーナさんを直視出来なかった

ミーナ「そ、それは後においといて…////// 明日からの休暇、ゆっくり休んでくださいね、ヘルマさんと一緒に」ニコッ

俺「あ、ありがとうございます……////////////」

恥ずかしいことがミーナさんに知られていたことは水に流して、とにかく休暇がもらえて良かった

----------------------
--------------
------

― 友の部屋 ―

エーリカ「ねぇ〜 いいでしょ〜」

友「だ、駄目だって!そんなことしたら…恥ずかしいって…」

エーリカ「大丈夫だよ… 1日だけだから」
693イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 17:58:03.50 ID:dTpAW1fZ0
友「でも…」

エーリカ「今夜だけだから、大丈夫!!」

友「…ま、まぁ…今夜だけなら…別にいいけど…」

エーリカ「よし!決まり!!」

エーリカと友は何やら話をしているようだ

俺「じゃぁ、おれはエーリカの所で寝ればいいんだな」

エーリカ「そう!私が友のベッドで寝るの!!」

友とエーリカは今夜だけ寝るところを交換するという話しをしていたらしい

友「じゃぁ、おれ行くから」

友はエーリカの部屋の方を指差し、部屋を出ようとする

友はエーリカの部屋で過ごしているもう1人が居ることは知らない…

エーリカ「はいよ〜」
    (ニシシ、成功だね!)

友がドアに手を掛けたとき
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 17:59:18.94 ID:fuEqoeFE0
支援
695イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 18:00:43.38 ID:dTpAW1fZ0
エーリカ「さて!エッチな本を隠してないか、チェックしよう…」

エーリカはベッドの下を漁ろうとする

友「待て待て待て待て!!!無いから!エッチな本無いから!!!!」

エーリカ「本当にぃ〜? 怪しい…」

エーリカは疑いの目で友を見る

友「ほ、本当だって!!おれは姉物のエッチな本など、一切ありません!!」

友は嘘がつけないタイプである

さきほど放った言葉に答えがあるようなものである

エーリカ「ふ〜ん… あっ、あった!!」

ベッドの下にある友の国宝級の本を、エーリカが取り出す

友「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!」

友は思わず悲鳴をあげる

エーリカ「なになに… "The sister 〜淫乱な妹と姉と交わる180日間〜 "…………」
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:02:24.28 ID:2DA4CXTe0
支援
さらば友よ
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:03:19.38 ID:fuEqoeFE0
友の冥福を祈る支援
698イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 18:06:20.35 ID:dTpAW1fZ0
エーリカはタイトルを読み上げ、ページを開こうとする

友「ストォォォォォップ!!!!」

友は本をダイビングで奪い取る

エーリカ「何で取り上げちゃうのぉ〜」

友「これは大人が読む本だから駄目だっ!!」

エーリカ「私、大人だもん」

友「まだ、子供だ!!」

エーリカは年とは反比例に犯罪チックな体型をしている

エーリカ「心は大人だよ!!なんなら……確かめてみる?」

エーリカはそういうと、友に寄りかかってきた

そして、発展途上の胸が友にあたる

友「お、おい!?エーリカ!!////////////」

エーリカ「ねぇ……確かめてみてよ…」

そして、友より少し背の低いエーリカは友に抱きつく

友「な、何してるんだって!!/////////離れろよ!!/////////」
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:08:03.94 ID:fuEqoeFE0
小悪魔エーリカ支援
700イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 18:11:35.63 ID:dTpAW1fZ0
友は必死にエーリカを振り払おうとする

それでも、エーリカは強く友を抱いており、離れない

エーリカ「ねぇ……ちょっと聞くけど……やっぱりトゥルーデのことが好きなの?…」

いつに無く弱気に発言するエーリカ

友「う、うん……」

友もいつもと違うエーリカの様子に戸惑う

エーリカ「…そっか……あのね……私………」

エーリカの声は少し震えている

友「…………」

友は黙って、エーリカの次の言葉を待つ

エーリカ「……いきなりでびっくりするかもしれないけど……私……友のことが好き……」

エーリカは前から思っていた抑えきれない気持ちを伝えた

友「……」
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:13:31.97 ID:fuEqoeFE0
なん…だと…?
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:14:54.92 ID:2DA4CXTe0
                               ヽ`
                              ´
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                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
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              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
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                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´



★壁殲滅代行始めました★
ムカついたけど壁を殴る程度じゃ足らない、壁を破壊したいけど破壊する壁が無い、壁殴りが高すぎる、指定した場所の壁をすべて消し去りたい。そんなときに!
某国のエースが一生懸命あなたの代わりに壁を殲滅してくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの指定した場所の近くにある壁を無差別に殲滅しまくります!
1時間\1000〜 24時間営業 年中無休!
703イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 18:16:15.04 ID:dTpAW1fZ0
エーリカ「…この前、友がトゥルーデの事が好きって分かったから、あきらめようとしたんだけど……無理だったみたい……」

友「……」

エーリカ「……私、友がこの基地に来たときに、一目惚れしたみたいなんだ……」
    「…それから、ずっと好きだったんだよ…」

友「…………」

友はいきなりエーリカから告白されたことを正直、理解できなかった

なぜなら、ついこの前まで普通に友に接していたからだ

それに、友とトゥルーデを仲良くさせちゃうとか言って、いろいろと協力までしてくれた事もあった

しかし今のこの状況で、トゥルーデが倒れて医務室に運んだときに、いきなり現れたエーリカが友にキスを迫ったのは
冗談ではなく、本気だったのかなと思う友

エーリカ「…私…友に振り向いてもらえるようにこれからがんばるよ…」
    「だから、友も…トゥルーデに振り向いてもらえるようにがんばってね…」

エーリカは涙を抑えるように、手で目を押さえる

友「そうだな…お互いがんばらなくちゃな…」

友は静かにエーリカの頭に手をポンッと置いた
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:18:02.57 ID:fuEqoeFE0
友…お 前 は 俺 を 怒 ら せ た

だが支援
エーリカ「……/////」

今こうして、新たに友とエーリカとバルクホルンの恋物語が始まる

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----------

― 友とエーリカとバルクホルンの恋物語が始まった翌日 ―

俺「うぅ〜ん……」

俺は朝日で目が覚める

それと同時に、今日はミーナ中佐からもらった休暇で、
ヘルマと一緒に街に行くことになっていたことを思い出す

ヘルマ「…俺…さん…おはようございます…」

ヘルマも俺と一緒に目が覚めたようだ

ちなみに俺とヘルマはひとつのベッドで寝ている

俺「…おはよう、ヘルマ」

朝の挨拶を終えると、ヘルマは目を閉じ、唇を近づけてきた

俺「…何してるんだ、ヘルマ…」
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:22:05.32 ID:UMS0vYlR0
謝って済むなら鉛玉はいらねぇんだよなぁ? 支援
707イーグル俺 支援ありがとうございます!!:2011/01/16(日) 18:22:38.18 ID:dTpAW1fZ0
ヘルマ「あ、朝の…キ、キスです…//////」

俺「…仕方が無いな……///////」

俺はヘルマの唇にそっと近づき、軽くキスをする

チュッ

ヘルマ「………/////」

俺「…………//////」


今日はここまでです
友とバルクホルンとエーリカ、俺とヘルマ……忙しくなりそうです…
エロが次回に持ち越しになってしまって申し訳ありません…
見てくれた方、ありがとうございました!
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:23:09.50 ID:vittyfSn0
★We are KWA(Knocking Wall Agency)★

When you disgust but there is no muscle or wall to knock!
Staff who forged with KWA hit the wall hard instead of you!!
Of course, it is not necessary to prepare the wall!!
The staff indiscriminately hits and rolls up the wall of the house near your house!
1hour 1200yen〜 It has no holiday during a round-the-clock year!!
        _
       / jjjj      _
     / タ       {!!! _ ヽ、
    ,/  ノ        ~ `、  \  The staff also is recruiting it at the same time!!
    `、  `ヽ.  ∧_∧ , ‐'`  ノ   You who exists in muscle there. I want YOU!!!!
     \  `ヽ(´・ω・`)" .ノ/   It is easy work only of knocking the wall!!
       `、ヽ.  ``Y"   r '
        i. 、   ¥   ノ     
        `、.` -‐´;`ー イ
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:23:32.58 ID:WrjvzMGeO
EMTに一目惚れされるなんて裏山
支援
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:23:53.99 ID:IswjVdgSP
ふふ…久しぶりだな…この純然たる壁殴りの感覚!
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:28:27.09 ID:WrjvzMGeO
乙!
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:28:56.47 ID:dDlQFlfy0
この後の予約ってどんな感じ?

ところで
いつも「予約」でページ内検索してるんだが、
「〜時から投下します」とか「この後空いてたら」とかいう書き方だと引っかからないんだが、うまい検索ワードないだろうか
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:30:26.73 ID:vittyfSn0
普段使わない☆とか
★だと代行が引っかかるし
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:31:24.61 ID:0u/Culkn0
あれ・・・友が姉妹丼を・・・?

俺の周り、山しか無いんだが・・・
715俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:38:04.78 ID:eHLKUfQq0
ミカン、おいしす。次は私が投稿してもいいでしょうか?
ただし、エロ展開ありだが?
いいですかね・・・?
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:39:11.50 ID:fuEqoeFE0
>>712
一応九時からの予約はある

ただ、その前後に落としたいって言ってた方がいるから、そこまでは分からん
717俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:40:26.68 ID:eHLKUfQq0
>>715

書き忘れましたが、スカーレット・ウィッチの者です
この後、書く人がいらっしゃるのでしたら、明日改めて書きますので・・・
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:43:23.99 ID:fuEqoeFE0
>>717

まあ…今なら大丈夫じゃないか?
719俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:43:52.35 ID:eHLKUfQq0
>>718

では、次から行きます!!
720俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:45:07.62 ID:eHLKUfQq0
第13話「繋がる心と絆・その1」
―――――――――――――――――――――ロマーニャ基地港・ロシア魔導開発研究所艦の入口

ボク准尉が501に戻る日。ミーナと坂本が迎えに来た。

ヴィクトル「無事に完治して良かったな。ボク准尉。」

ボク「おかげ様で・・・」

ヴィクトル「ああっ・・・それからだ。新しい武器とユニットを開発しておいた。」

ミーナ「新しい武器とユニット?」

ヴィクトル「銃はDShK38重機関銃。MG81よりも火力・連射が大幅に上がった重機関銃。名はベリアル。
      ストライカーユニットはLa-7スピーダー。Su-5ソニックを改良させより機動力と耐久力が格段に向上したのだ。」

坂本「しかし、いつのまに新しいストライカーを?」

ヴィクトル「ああっ、ボク准尉の検査をしている時に開発したのでな。
      今の方でも問題ないがな。
完成するまではもうじきだ。くれぐれも怪我をしない様にな・・・・。」

ボク「・・・ありがとうございます。」

ミーナ・坂本「「・・・・・」」
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:45:23.02 ID:fuEqoeFE0
あと、遅くなったがイーグル俺乙

さ、壁はっと…
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:45:50.64 ID:dDlQFlfy0
>>716
thx
今日はちょっと無理そうダナ
のんびり書き溜めしてるとしよう
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:47:52.36 ID:vittyfSn0
壁錬成代行のAA無くした支援
724俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:50:10.30 ID:eHLKUfQq0
―――――――――――――――――――――回想

ヴィクトル「ボク准尉には吾輩の事を秘密にしてほしいのだ・・・」

坂本「何故?」

ヴィクトル「孫を悪魔に仕立てた愚かな爺だからな・・・。到底許してもらえるわけではない。」

ミーナ「・・・ヴィクトル博士。」

ヴィクトル「吾輩はいずれは地獄に落ちる身だ。あの子を戦闘の道具にしてしまい、人生を奪ってしまったのだ・・・。」
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:54:02.15 ID:fuEqoeFE0
支援
726俺改め、ボク:2011/01/16(日) 18:55:16.99 ID:eHLKUfQq0
―――――――――――――――――――――現在

ヴィクトル「では、気をつけてな。」

ボク「・・・はい。」

二人の姿を見て、ギスギスしている関係だった。

本当は孫と祖父という関係なのに・・・それさえもできないという辛さがあった。

ミーナ「・・・辛いわね。」

坂本「・・・ああっ。」

ペーリヌがこっちに走ってきた。どうやら坂本を捜していたようだ。

ペリーヌ「少佐!!ここにいたのですね!!」

坂本「ペリーヌ?どうしたんだ?」

ペリーヌ「それが、宮藤さんが!!」
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 18:57:13.62 ID:IswjVdgSP
おじいちゃん!
728俺改め、ボク:2011/01/16(日) 19:00:07.88 ID:eHLKUfQq0
―――――――――――――――――――――医務室

宮藤が訓練中にストライカーが上手く動かないというトラブルが起きた。

ペリーヌの背後を上手くとった直後に、バランスを崩し飛行が不安定となった。

もしかすると不調だと思うので医務室で調べたのだが・・・

女医「はい、診察終了」

坂本「で、結果は?」

女医「健康そのものね」

バルクホルン「ならばますます問題だな!!」

宮藤「バルクホルンさん!!いたんですか!?」

坂本「ば、バルクホルン!いつの間に・・・」
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:01:48.30 ID:WrjvzMGeO
支援
730俺改め、ボク(言い忘れましたが原作あり):2011/01/16(日) 19:05:36.65 ID:eHLKUfQq0
バルクホルン「そんな事は置いておいて、体でもストライカーでもないとすると宮藤の不調の原因はなんなんだ?」

坂本「ストライカーの方も問題は無かったのか・・・」

「お手上げだ」と言わんばかりのバルクホルンさんと対象的に、坂本さんは何かを考え込んでいる。

バルクホルン「とりあえず宮藤は不調の原因が不明な以上、訓練も含め飛行を禁ずる」

芳佳「そんな!困ります!!」

バルクホルン「ダメだ、上官命令だ」

芳佳「坂本さん!」

坂本は黙って首を左右に振る。宮藤は落胆の表情だった。
―――――――――――――――――――――ボク准尉の部屋
ボク「・・・今日は満月か。」

夜空に浮かぶ黄金の月。そんな優しい光が暗い海を照らしている。

後から、聞いたけど宮藤さんの調子が悪いそうだ。体には何も異常がなかったのに・・・

宮藤さんはとても、落ち込んでいた。もう二度と空を飛べなくなるという恐怖に・・・助けてやることもできない・・・

ドアをノックする音がした。誰だろう?ドアを開けると其処には・・・

ボク「・・・シャーリーさん?」

シャーリー「よぉ、その・・・元気にしてたか?」

ボク「ええっ。大丈夫ですよ。シャーリーさんはどうしてここに?」

シャーリー「その・・・ボクに会いたかったから。///」

ボク「・・・///」

二人の顔が朱に染まる。昨日の夜にお互いの気持ちを出し合った後、キスをしたから。

シャーリーはイジイジと指を弄る。必ずしもじゃないけど恋人同士になったら・・・
シャーリー「それで・・・さ、えっと・・・///」

ボク「・・・い、良いですよ。こんな夜ですから///」

承認と同時にシャーリーはボクの唇にキスをし、二人はベットに倒れこんだ。

唇を離す二人、それから服を脱いであっという間に何も一糸纏わぬ姿になった。

ベットに横になるシャーリー。

シャーリー「・・・胸、触ってもいいんだぞ。」

ボク「・・・うん。」

おそるおそる豊満な胸を触る。

シャーリー「んっ・・・・・」

声を漏らす、今度は優しく揉んでみる。

シャーリー「んっ・・・あっ・・・んんっ・・・。」

ボク「・・・大丈夫?」
シャーリー「いつもルッキーニに揉まれているのになんともなかったのに・・・ボクだから、かな?」

ボク「・・・そうだと・・・思います・・・。」

アーンッと口を開けてシャーリーの胸を吸う。

シャーリー「んんっ!!」

さっきよりもビクンッと反応する。

もう片方の手に胸を揉み、続けて吸う。

シャーリー「あっ・・・はぁ・・・んんっ・・・」

ボクは、自分の脚が何か濡れている感じがする。

みると、シャーリーの秘所が濡れていた。

ボク「・・・。」

のそのそ、と下半身に移動するボク。

シャーリー「あっ・・・?ボク・・・?」

ボクはシャーリーの秘所をペロリッと舐める

シャーリー「ひゃあああっ!?」

体中が電撃が走ったかのように快感が駆け巡った。
シャーリー「だ、ダメだよ!!其処は・・・」

ボク「・・・おいしい。ちょっとショッパイですけど・・・」

シャーリー「い、言わないでくれ・・・」

顔から火が出そうなほど紅く染まり両手で顔を隠す。

だが、ボクは其処を吸い続ける。

その度にシャーリーはビクンッビクンッと感じる。

シャーリー「ああっ、そこは、そこはダメぇ・・・」

ハァハァと息を荒くするシャーリー。ボクは犬歯にシャーリーのクリトリスを当て甘噛みする。

それがトドメとなり・・・

シャーリー「!!!!ッ」

ベッドの上で大きく背中をそらし、両手で口を塞ぎ声を押さえて絶頂に達した。

シャーリー「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・はぁっ・・・・」

ボク「大丈夫?」

激しく息を吐くシャーリーに、ボクは心配そうに尋ねた。
シャーリー「うん・・・・だい、じょうぶ・・・・。でも、ボクはこういうの経験したことあるのか・・・?」

ボク「・・・いえ、ロシアの研究所にあった医学の本で読んだことありましたから・・・。」

シャーリー「そう、なんだ・・・。じゃあ、この後の事も・・・」

ボク「・・・はい。いいですか・・・?」

シャーリー「・・・うん。」

ボクの興奮していきり立った竿を、秘所に押し当て、ゆっくりとシャーリーの中に入ってくる。

シャーリー「んっ、あああぁぁああ・・・」

ボク「あ、くぅっ・・・」

ボクのが全部入り、二人はこの快感をじっくりと味わいたいのか抱きしめ合っている。

シャーリー「動かしても・・・いいよ・・・」

ボク「はい・・・んっ!」

シャーリー「あっ!」

最初はゆっくりと体を前後に動かす。慣れてきたのか、徐々に早くなる。
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:33:00.27 ID:Ebmv5PbJ0
壁パン
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:33:54.27 ID:JdZGRreJ0
おいやめろリアルに窓ガラスが割れちまう
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:35:04.05 ID:Au9t4deZ0
11歳・・・・・?
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:36:05.53 ID:IswjVdgSP
まさかの壁越えとは…
壁ェ!
シャーリー「あっ!あっ!あっ!ぼ、ボク、気持ち、いいよ・・・」

ボク「シャーリー、さん・・・」

シャーリー「あっ!!私、イきそうだよ。だから・・・」

ボク「・・・一緒に、ですね?」

そう言ってボクは腰の動きを今まで以上に早め、強く打ち込んで行く。 コツンッと奥に当たる。

シャーリー「あ、あああぁぁぁああ!!」

シャーリーは絶頂へと達し、背中を大きく弓なりに反らすと共に、膣が激しく収縮する。

それによって、ボクも絶頂へと達した。

ボク「うあああっ!!」

ボクも限界に達しシャーリーの膣に精を解き放った。

シャーリー「んんっ・・・熱い・・・」

うっとりとした顔と声でシャーリーは絶頂の余韻に浸っている。

ボクは果ててシャーリーを覆い被さるように倒れた。

シャーリー「んっ・・・」

ギュッと抱きしめる。
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:39:24.54 ID:JdZGRreJ0
もういい誰か漏れを殺してくれ
〜しばらくの休息後〜


二人はベットに横になって一緒に寝てた。

ボク「・・・あの、ごめんなさい。中に出して・・・」

シャーリー「んっ?大丈夫だよ。そんな簡単にできるわけないから心配するな。」

ボク「・・・もしも、できてしまった時は責任とります。」

ボクの真面目な顔を見てシャーリーは笑った。

シャーリー「・・・フフフッ。」

ボク「あっ!!子供だからバカにしないで下さいよ!!」

シャーリー「違うって・・・嬉しいから笑っているんだよ。ありがとうなボク。」

ボク「シャーリーさん・・・」

二人はしばらく見つめ合いキスをする。
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:42:11.24 ID:Ebmv5PbJ0
      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i 
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l 
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i | 
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/ 
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, 
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l  >>741
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
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744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:42:26.22 ID:WrjvzMGeO
俺のシャーリーが…
死のうかな…
最期のしえ…ん
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:43:16.58 ID:Au9t4deZ0
                   ,,.-‐‐-、ヽi゙、/i,,.-‐-、
                _,.-''"_,,.:::::::::::::``:::´:::──、ー-
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.           l;i'  ,,.i;;;i'`゙i.   ̄ ̄  i \;;゙、      l'ノi ヽ      ヽ i, l
            i! r´rl:l,;i`i''i,       ;l   ヽ、      / /       ノ   ゙ ゙i、
         / i´i l ゙i!: l: :i       〈  _       /: : : :            |〉、 >>741おまえを殺す
       //i |: :,i':: :! :l: : ゙、    ___ _,.,.,.,,    /:i: : :          /  ゙、
     /    i,.l: ,': : : : :i   \     --     /::ハ: : :           /   i
.    //   ヽ,゙、i:i': :. : :l  ゙、 ヽ、       /    i゙、: : :           /   /
  / /       ヽ/    |   ゙、   ` ー ''"    i' l: : : :       /   /
 /‐┴‐‐-.,,_   /     l、   ゙、         ∧,l: : : :        /   / )
.i'       "''-.,,`'''‐-、,,_ ,l ゙、"ー-.,_゙、     /_,,.-/  !: : : :      i  //'、
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:43:45.97 ID:A1nrtapYP
それ生存フラグですヒイロさん
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:44:16.87 ID:JdZGRreJ0
フゥハハハーハハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:44:43.31 ID:Ia9lhZ6u0
各各!早まるな!送れ!
749俺改め、ボク(さるにひっかかった。):2011/01/16(日) 19:51:49.62 ID:eHLKUfQq0
ここで第13話その1を終了。

いつもなら、連続ですが・・・まだ書きかけですので。
後、11歳であり得ないだろうとツッコミは多いですが・・・なんというかゴメンなさい。
最後にシャーリーファンの皆様。本当にごめんなさい。
では、次の方どうぞー・・・・
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 19:54:03.29 ID:JdZGRreJ0
拳から血が

漏れが11歳の頃はウンコさえ口に出せなかったなぁ
乙乙
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:04:49.26 ID:DRB+fw9q0
乙!
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:07:46.99 ID:Au9t4deZ0


結局>>691関連の事ってどうなったんだ?
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:10:39.61 ID:Ia9lhZ6u0
乙! いやー。
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:10:43.04 ID:DRB+fw9q0
雑談スレで両方に落とした方がいいとの事だったのでこっちにも落とすよ

〜オリキャラのお話〜
第23スレ 俺「ス、ストライクウィッチーズだってー!?」>>451~>>459
第24スレ 俺「ストライクウィッチーズだと言うのか?」>>68への意見
この2スレで話題が出た。

23スレでは>>459の書き込み「まぁ正直501があんまり活躍しないなら別スレ立てた方が良いけどな。」で終了しており、
それ以降は出ていない。おそらくみんな>>459に賛成で終わったものと思われる。

24スレでは>>68の書き込み「もういっそのことJFWでっち上げて全部オリキャラで行こうかとかとんでもない考えがよぎった 」
に対し、>>75の書き込み「そんなのもう此処でやる必要無くなるだろ、ストライクウィッチーズがいてこそのスレタイなんだし。(下略)」
これに>>68が「Deathよねー だから書いてもここでは出さないわ」で終了。

以上の結果により、「ストライクウィッチーズのでないor活躍しないオリキャラss」はこのスレでやる必要は無し。
ストライクウィッチーズありきのスレだと言う事を分かってほしい。

報告は以上であります。

まあまとめちゃうと雑談2>>205の言う
「まぁ基本何でもいいけど、オリキャラだけしか出ないんだったら意味ないって話だな」
これが全てかな。まとめる力が無くてすまねえ…
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:19:09.74 ID:Au9t4deZ0
>>754
いやいや、ありがとう。こういう事だよね

まあ俺も同意だな
70年後でウィッチーズが出ないなんてストパンでも何でも無いし。ストパンでやる必要もない
ただのミリタリー関係のが書きたいだけなら場違いだって話だな。どっかに別スレ立てればいい
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:20:46.58 ID:fuEqoeFE0
>>754
十分分かりやすいよ ありがとう
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:21:09.89 ID:JdZGRreJ0
氷野や土方など野郎だけのは許されるのかヒャッホウ
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:29:08.62 ID:DRB+fw9q0
>>755、756
ありがてぇ…

野郎だけも良いんじゃないかな?必然的にウィッチの話も出ると思うし
しかし続くかが問題だと思うのよ

これ以上の議論があるのなら避難所運営スレッドへGO
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:29:40.85 ID:sxtqK4k10
なるほど それならウィッチーズを組み込めば・・・

揚げ足を取るようかもしれないけど、どこかに存在して、セリフを持てばおk?
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:31:27.98 ID:fuEqoeFE0
>>759

まあ待て
>>758読んだかい?
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:33:26.83 ID:sxtqK4k10
>>760
読み落としてた サンクス
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:33:48.69 ID:Au9t4deZ0
やっぱヒロインじゃないと駄目じゃね。別に501じゃなくともいいだろうけどさ。そうじゃないとここでやる必要があるのか甚だ疑問だな
とりあえずこれ以上は避難所へGOだな
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:38:51.30 ID:g3iZg8500
涙目のペリーヌに「本当に裁定の屑ですわね!!」って言われるSSはまだですか
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:50:02.75 ID:NtfXcb/yP
>>763
今ペリーヌを涙目にしようと死力を尽くしているからしばし待て!多分一日か二日くらい!
765我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 20:54:31.04 ID:PCAOImdLO
本スレのみんなはじめまして
もしもしの規制解けたから予約通り21時頃から投下開始するね
前回は避難所にあるよ〜

最初に、このお話はオールスターモノです

じゃあ次から投下開始しますね
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:56:40.32 ID:IswjVdgSP
来たぞー!
イヤッホォォォウ!
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:57:31.68 ID:DRB+fw9q0
な、なんだってぇえええええええ!!?
喜びで震えて来やがった…支援準備だ!
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 20:58:18.63 ID:fuEqoeFE0
>>763
最低の屑とは言わないがこの後俺も涙目にする予定だ!
769我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 20:58:25.01 ID:PCAOImdLO
【男子学生寮『大和』 俺自室】

俺の部屋は6畳一間の極普通の作りのワンルーム
窓は東側にあり、昇ってきた太陽の強烈な朝日がカーテンを閉めていてもなお瞼に突き刺さるはずだ
昨日の帰宅時間は3時過ぎ、それほど朝に強くないと自覚していた俺は転校早々の遅刻を覚悟していた・・・

だが、俺は今窓から庭を見下ろしている
時計を見れば時刻は朝7時前・・・4時間しか寝てないよ・・・実質4時間しか寝れてないよ・・・

ギシ・・・ギシ・・・

この想像を絶する程オンボロの男子学生寮は今にも倒壊してしまいそうな音を立てて軋んでいる

この音の・・・軋みの原因を作っている者は寮生共用の庭で朝も早くから鍛錬をしていた
彼が足を振るたびに、空気が揺れて寮が軋む
彼が腕を突き出すたびに窓が震えて寮が嫌な音をたてる

俺「アギトさんパねぇっす・・・」

実際そう思った、武道の心得などなにも無い俺だけど、きっと想像もつかない程の長い年月を鍛錬に費やしてきたのだと言う事は理解できた

素直に、美しいと思う・・・あれ?俺ってそっちの気あったっけ?

俺「でも、近所迷惑っす」
770我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:00:14.67 ID:PCAOImdLO
最後に率直な感想を述べて、あと少しだけでも睡眠時間を稼ごうと2度寝の体制に入る
2度寝程の至福の時間を俺は他に知らない
人間の3大欲求の中では睡眠欲が1番強いものだと思っている俺のような人種の人には同意を得られると思う

俺「あと・・・40分は寝れるな・・・」

早速意識がまどろんできた・・・
この状態・・・最高・・・

『・・・ゃん・・・よぉ・・・・』

お隣から聞きたくない声が聞こえてくる
オイ!やめろ・・・

『・・・ちゃ・・・の・・・目・・・・し・・・・』

頼むから!朝っぱらからは勘弁してくれ!!

『マルちゃんの!!その目つきサイコォーだよぉぉお――!!!足で!!最後は足でぇぇええ!!』





拝啓母上殿、俺の頼りになる先輩達はみんなとても個性的です。
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:01:03.20 ID:vittyfSn0
★さる回避代行始めました★
投下したいけど連投規制が怖い、支援したいけど規制されている、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりにキーボード叩いてくれます!
モチロン回線を用意する必要もありません!スタッフが該当スレに無差別に支援と書きまくります!
一レス \0.2〜 24時間営業 年中無休!
        ∧_∧
       ( ´・ω・) 
    _‐'´  \  / `ー、_
   /' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ   さる回避代行では同時にスタッフも募集しています
   { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl   筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
  /\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\  キーボードを打つだけの簡単なお仕事です
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
 \(ニニニニニニニニニニニニニニ)
772我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:05:09.35 ID:PCAOImdLO
【朝 通学路】

アギトさんと卿先輩のおかげで遅刻せずに寮をでる事ができた、あぁでも感謝したくねぇ
昼飯は管理人の杉田さん謹製の手作りお弁当
おっさんの手作りお弁当、美味しいらしいよ

少し、朝からテンションが低いのはきっと寝不足のせいだと自分にいいきかせて通学路を行く
さすがは学園都市、とでも言うべきだろうか?道には学校へ向かう学生で溢れていた
朝練のために運動服を着ている者や、学生服の者、理系の学生だろうか?白衣で登校している人もいる
っつーか、白衣の子あの飯屋のウェイトレスじゃん、何気に憧れているのは内緒

ほんの少しだけテンションを取り戻した俺は、何度も繰り返した転校の挨拶を頭の中で再びシミュレートする
転校生的にはこれがガチで肝心、これで俺の印象が8割決まるといっても過言ではない
ネタに走り過ぎず、なおかつ暗い奴と思われない程度に爽やかな笑顔で自己紹介
よし!俺ならできる!!

そんな事を考えながら歩いていると、通りにある一軒家から昨日会ったばかりの見知った顔が2人仲良く出てくる

1人は口にサンドウィッチを咥えて靴を直している、白い髪に透き通るように白い肌
少し独特な喋り方が特徴的な美少女のエイラ

もう1人はきっちりと学生服を着こなした、酷く無愛想な男
こちらもまた肌が白くて綺麗だ
エイラが靴をきっちりと履き終わるまで彼女のカバンを代わりに持ってやっているようだ
さらに型には野球部がバットを持ち運ぶ時のような細長いバックを担いでいる
なにが入ってんだ?

エイラ「お!俺ジャン!!」
773我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:10:23.93 ID:PCAOImdLO
にへへ、と効果音がつきそうな笑顔で俺に微笑みかけて挨拶してくれるエイラ
サンドウィッチを飲み込み、靴もちゃんと履き終わったようで、側にいるヘイヘに礼を述べた後にカバンを手渡されていた

ヘイヘ「よう」

こちらはエイラとは対照的に、顔の筋肉をピクリとも動かさずに挨拶をしてくれた
多分、感情が表に出にくいタイプなんじゃないかと勝手に推測してみる
だって、まだ出会って1日目の俺にでも解かるほど、この無愛想な男はエイラに付きっきりなのだから
本当に冷たい人間ならさっきだってカバンを持ってやったりしないはずだと思うしね

エイラ「今から通学カ?丁度いいし一緒にいこーゼ」

そう述べて言ってエイラは歩きだす、もちろんヘイヘもエイラに追従し、俺も流れで一緒に歩く事になった
3人で5月の風が吹き抜ける気持ちよい道を並んで歩く


ヘイヘ「お前、クラスはもう決まってるのか?」

彼の方から話しかけてくれた、うん無愛想というか無表情なだけなのねやっぱ

俺「いや、まだだけど?」

なんでそんな事聞くの?って感じの俺の顔を見て察したエイラが続く

エイラ「いやな、私達の部活の1年はサーニャを除いてみんなクラス一緒なんダヨ」

ヘイヘ「まぁ・・・転校生だし、知ってる顔がいたほうが安心するかな?って思ってな・・・で、一緒のクラスなら・・・よかったなって・・・」

ヘイヘが少し恥ずかしそうに目線を斜めに伏せて喋る、あれ?なんかこの人可愛くね?
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:11:09.21 ID:UMS0vYlR0
支援
775我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:14:58.49 ID:PCAOImdLO
エイラ「こいつ、こんな面して意外と寂しがり屋なんダヨ、昨日だって「やったー、一年に男の仲間が増えるー!!」って寝る前に言ってたしナ」

エイラが悪戯っぽい表情でヘイヘをからかう、それを聞いたヘイヘは顔を赤くし

ヘイヘ「おいイッル!お前聞いてたのか!?」

エイラ「聞いてたって人聞きが悪いナ、聞こえたんダヨ」

ヘイヘ「相変わらず趣味が悪いな、盗み聞きなんてよ」

エイラ「お前だけには言われたくないね、この狩りマニア!」

ヘイヘ「黙れよ、占いマニア!」

この後も2人の罵り合いの応酬が小気味よく続いて行く
もっとも、軽いジャブの打ち合いだったのは最初だけで・・・

エイラ「うるさいよ、この童貞野郎!!」

ヘイヘ「うっせ!お前いつか絶対犯してやるからな!!」

酷く口汚い言葉へと変わっていた
それでも2人はどこか楽しそうで

「ははっ!」 「ふっ」

って感じで笑ってた

俺が呆然と2人の様子を眺めていたのに、2人も気付いたみたいだ
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:16:42.24 ID:IswjVdgSP
いいね、やっぱ学園モノはいいよ支援
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:16:54.91 ID:fuEqoeFE0
え…エイラがイチャイチャしてるだと…支援
778我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:19:58.64 ID:PCAOImdLO
エイラ「なんだよ、ジロジロ見て」

エイラがこちらをジト目で見てくる

俺「いやー・・・仲良いなーって」

エイラ・ヘイヘ「「仲良くない!!」」

エイラ・ヘイヘ「「あ!」」

そしてお互いに目線を合わせた2人は

エイラ・ヘイヘ「「ふん!!」」

そう言ってそっぽを向き合ってしまった

俺「やっぱ仲良いじゃん、微笑ましいなお前達」






リア充死ね

おっと、本音が・・・
779我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:25:22.64 ID:PCAOImdLO
俺「で、昨日から気になってたんだけどさ、2人は同棲してんの?昨日も一緒の家に入っていったし、今日も一緒にでてきたし」

エイラ「ど!同棲って言うなヨ!!同居だ!ど・う・き・ょ!!」

ズイ!とエイラが顔を近づけながら俺に訂正を迫る
いや、それ何が違うんだよ・・・

バシ!っとエイラの頭を叩き、ヘイヘが補足する

ヘイヘ「イッル、俺が困ってる・・・俺達はイッルの姉、アウロラ姉の家に居候させてもらってるんだ」

エイラ「姉ちゃんはフミ高で教師しててさ、んでこいつは私達とは地元が一緒なんダヨ・・・まぁ、腐れ縁って奴ダナ」

ヘイヘ「家賃払うのも楽じゃないしな、まぁ甘えさせてもらってるって訳だ」

へぇ・・・可愛い幼馴染って都市伝説だと思ってた・・・
俺の幼馴染なんてアダ名が「サモハン・キンポー」だったのに

俺「それで仲良いんだな、納得」
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:25:25.12 ID:fuEqoeFE0
支援
781我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:30:15.86 ID:PCAOImdLO
そんな微妙に不快なやり取りをしながら、辺りを見回してみれば
学校に向かう生徒の様子が俺の知っているモノとは違うのに気付く

俺「あれ・・・?」

みんな楽しそうなのだ、いやそれがおかしいとは言わないけどさ
でも、憂鬱そうな顔とか、ダルそうな顔してる奴が1人もいないんだ
どんな学校にだって、様々な理由で学校に通うのが嫌な奴がいるはずなのに・・・
みんな学校に通うのがそんなに楽しみなのだろうか?

俺「学生にとっての楽園・・・」

それが私立フミカネ高校のキャッチコピーだ、学校案内にも堂々と書いてある

俺「・・・マジっぽいな、これは」

エイラ「ん?どうした俺?」

ギャーギャーといまだに騒いでいたエイラが俺の様子に気付いたようだ

俺「いや、なんでもないよ」

エイラ「ならいいけどさ・・・で、ヘイヘはなんで今回の学内選抜大会でないんダヨ?」

ヘイヘ「去年のIH優勝のスタゲさんが出場しないみたいだからな、あの人が出ないなら俺の優勝に決まってる・・・結果が解かってる大会に出る意味はないさ」

エイラ「どんな自信だよ!!って突っ込みたいけど、お前ならマジで優勝しそうだから怖いよ・・・」

ヘイヘ「客観的に自分の実力を評価したまでだ」
782我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:35:09.79 ID:PCAOImdLO
俺「なんの話?学内選抜大会?」

エイラ「んあぁ、ごめん俺には解からない話だったナ、フミ高の生徒の数が異常なのは知ってるダロ?」

俺「うん」

約一万人だっけ?狂ってるよな

エイラ「もちろん部活の数も異常なわけダ、例えば野球部なんて第1から第9まであって対外試合に出れるのはそのうちの1つだけ・・・その代表を決めるのを校内選抜大会なんだよ」

俺「甲子園予選出るのにも予選があるのかよ・・・」

高校球児達の栄光への道は厳しいな

エイラ「んで、こいつはクレー射撃部の期待の新人でもあるんだよ特別課外活動部とかけもちでさ、ジュニアオリンピックでも金メダルとったんだからナ!!凄いダロー!!」

ヘイヘの事を親指で指さしながら、まるで自分の事かのように誇らしげに胸を張るエイラ

クレー射撃ね、肩に背負ってるのは銃だったのか
そういえば昨晩誰かが狙撃してたな、あれはヘイヘだったのか

俺「ヘイヘってスゲーんだな」

エイラ「だろ?もっと褒めロー」

だからなんでエイラが嬉しそうなんだよ 
783我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:39:57.79 ID:PCAOImdLO
キーン コーン カーン コーン

俺「え!?」

エイラ「うげ!」

ヘイヘ「マジか!?」

どうやらお喋りに熱中しすぎたようで、周りにはすでに他の学生の姿は無い
朝のHR開始10分前を告げるベルが鳴り響いた

ヘイヘ「走れ!この距離ならまだ間に合う!!」

俺「今日はHR開始20分前には教務室きてくれって言われてたのに〜!!」

エイラ「はっはっは!転校初日一発目から遅刻とか大物だな!お前」


なんて事いいながら走る
柔らかな朝の日差しの中を笑いながら走るのはなんだか爽やかな感じがした
うん、いいじゃん
青春っぽい
784我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 21:44:58.48 ID:PCAOImdLO
【私立フミカネ高校 正門前】

ようやく、角を曲がればすぐそこに校門って所まできた
しかし、急ぐ俺達を制止する声が

エイラ「ストップ!!校門の前にメンドイのが立ってる!!」

俺「なんでわかんだよ!?」

ヘイヘ「イッルは未来予知ができる、メンドイの・・・風紀委員か・・・持ち物チェックって所か?」

未来予知って・・・
まぁ昨日から散々凄いの見てるから今更驚きやしないけどな

エイラ「おそらくナ・・・回り道して別口から学校に侵入するカ?」

角から顔だけを少しだし、校門のほうを窺っていたヘイヘは、安堵した様子で、俺達にこう言った

ヘイヘ「いや・・・問題無さそうだ、校門から行こう」

エイラ「なんで!?捕まったら確実に遅刻ダゾ!」

ヘイヘ「だからメンドクない人なんだよ、今日の風紀委員」

そう言ってヘイヘが角を曲がって歩き出す

俺「あ、待って」

エイラ「おい!ヘイヘ!!」
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:48:40.40 ID:fuEqoeFE0
支援
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 21:52:03.35 ID:ZkEbZTBbO
支援
787我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 22:00:01.85 ID:PCAOImdLO
ここで突っ立っているワケにもいかないので、彼の後をついて歩きだす
エイラの予知通り、校門前に立っていたのは風紀委員の腕章をした男
しかし、その男は俺達が通りすぎるのをどうでもよさそうに眺めているだけだった

あれ?昨日見た風紀委員の人達とはずいぶん印象が違うな・・・
なんかもっとこう、厳しい人達だと思ったんだけど
この人はなんかやる気無さそう、欠伸してるし

ヘイヘ「相変わらずですね、スタゲさん」

スタゲ「お!死神君じゃん、校内選抜大会がんばってね、俺は君に結構な額賭けてるんだからさ」

ヘイヘ「ご自分で出ればいいじゃないですか?あなたなら自分に賭けて優勝できるでしょうに」

少し、ムッとしたような表情でヘイヘが風紀委員に食ってかかる

スタゲ「買いかぶりすぎ、ジュニア五輪金メダリストの『白い死神』君には敵わないよ」

ヘイヘ「逃げるんですか?俺が挑発してるのは・・・解かりますよね?」

一瞬、スタゲと呼ばれた男の顔が変わる
さっきまで同じ人だとは思えない程に、ピリッとした空気に変わる
しかし、顔が変わったのも一瞬だけ
すぐにさっきまでのやる気無さげな表情へと戻る

スタゲ「煽り方・・・もっと練習したほうがいいな、死神君」

ヘイヘ「次までには練習しときます、あなたが本気になってくれるようにね」
788我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 22:05:32.31 ID:PCAOImdLO
スタゲ「そういう熱血なのは勘弁・・・俺はもう大人なんだからさ」

スタゲ「さぁもう行った行った!!これ以上ここにいると風紀委員権限でしょっぴいちまうぞ!!」

スタゲがシッシッ!と手を追い払うように振る
まだ納得していない表情のヘイヘがエイラに腕を引っ張られて歩き出す

エイラ「ほら!さっさと行くゾ!せっかく見逃してくれてるんダカラ!!」

ヘイヘ「あの人があんな風になってしまったのはなんか理由があるはずなんだ・・・それさえ解かれば・・・ハルトマン先輩に聞いてみるか・・・いや・・・」

ヘイヘがブツブツと独り言を言っている、スタゲさん・・・
あ!昨日のマルセイユとか言う美女とワケありの人か・・・

そのまま下駄箱に入って行く
エイラとヘイヘはそのまま教室へ、俺は教務室へと行くのでここでお別れ
どうやら逆方向のようだ、そのまま振り向かずに歩いていると
後ろから声がかかる

ヘイヘ「俺!!」

驚いて、振り向く

エイラ「一緒のクラスだといいナ!!」

2人が並んで微笑んでいる

俺は、幸せ者かもしれない 
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:07:04.68 ID:IswjVdgSP
なにこれ胸熱
790我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 22:10:46.79 ID:PCAOImdLO
【私立 フミカネ高校 教務室】

智子「いきなり遅刻とはやってくれるわね、転校生君」

穴吹智子と名乗ったこの黒く美しく長い髪を備えた勝ち気な顔立ちの美女は早速俺を正座させて説教をかます
この人が今日から俺が過ごす事になる普通科1-Bの担任らしい
チッ!厳しいのが担任かよ

智子「まぁ転校早々あんまり説教するのも悪いし、これくらいにしといてあげる」

ニシシ と漫画ならこういう効果音がつきそうな笑顔で教師が笑う
正直、とても綺麗で可愛いと思った
普通に生徒と教師の過ちがおきてしまいそうな程に

智子「じゃ、教室行きましょ、私に付いてきて」

先導する智子先生の後をついて歩く、道中では俺の中学時代の話や幼馴染のサモハン・キンポーの話などをしていた
意外とウケてびっくりした

ハルカ「智子先輩!その男誰ですか!!」

いきなり大きな声をかけられ驚く

智子「誰って・・・生徒だけど」

智子先生がジト目で声の主を見る
声の主は智子先生より身長がかなり低めに見えるから、150cmくらいかな?
短い髪をした気の弱そうな女性だった、おそらく教師
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:11:55.72 ID:eWlewDGZ0
いらん子達が教師かよwww
現れたな淫獣
793我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 22:15:02.34 ID:PCAOImdLO
ハルカ「・・・ん?・・・あ!本当だ!制服着てる」

ズズイと、顔を近づけて俺の事を生徒か確認したこの女性が述べる

智子「あなたド近眼なんだから眼鏡かけなさいよ・・・で、用はなに?」

はぁ、と溜息を吐いて智子先生が訊ねる

ハルカ「あ、えっと授業に使う資料の事で、参考になりそうな本とか・・・」

智子「本だったら司書の流星先生に聞いてきたらいいわ、私より本に詳しいから」

ハルカ「え、あ!でも私は智子先輩に教えて欲しいんです!!」

智子「?」

少し困った顔で逡巡した智子先生だが

智子「わかったわ、じゃあ今日の放課後に。行くわよ俺君、これ以上遅れるとまずいわ」

そう言ってスタスタと行ってしまう智子先生
後ろから続こうとした俺が、ふと邪悪な気を感じて先程の女性の方を見ると

ハルカ「ニヤァ」

こんな感じで世にもおぞましい笑みを浮かべていた
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:15:03.74 ID:NtfXcb/yP
想像以上に早い登場に俺のテンションがマッハでヤヴァイ
このエナジーを書き溜めに叩き付けてくる!
それにしてもいらん子が教師とかだめだこの学園…早く何とかしないとw
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:17:40.92 ID:eWlewDGZ0
自分の俺が出てきたときって凄く嬉しいよね
796我等、501特別課外活動部:2011/01/16(日) 22:19:59.95 ID:PCAOImdLO
【私立フミカネ高校 普通科教室棟3階 1-B】

ガララ!と音をたてて智子先生が教室に入っていく

智子「はーい!静かに!し・ず・か・に!!」

先生が叫んで、ようやくざわめいていた教室が静かになる
あ、もちろん俺は転校生の定番で廊下待機

智子「この騒ぎ様だし、おそらくもうみんな知ってると思うけど、今日から1-Bに新しい仲間が転校してきます!」

ざわざわと、再びざわめく教室
おおかた、俺が男か女かで盛り上がってしるのだろう
残念ながら俺は非常に凡庸な男だ、この盛り上がりがツライ

智子「じゃあ俺君!入ってきて!」

呼ばれて教室へと入る、教室中の視線が俺に集まる
やめろ、こんなに注目されるの初めてなんだから恥ずかしいだろ

智子「じゃあ、自己紹介よろしく」

俺「群馬高校から転校してきました、俺です。みなさん、よろしくお願いします」

キモくならない程度に、爽やかな笑顔を意識して無難な挨拶をする
よし!シミュレーション通りだ

少し余裕がでてきたので教室も見まわしてみる
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:20:49.08 ID:eWlewDGZ0
群馬wwwwww
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:21:11.26 ID:NtfXcb/yP
えらく特定された地名が出てきたなwww
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:21:29.40 ID:UMS0vYlR0
いらん子が教師勢なのはいい
問題はウルスラの扱いだ……!
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:21:53.48 ID:IswjVdgSP
群馬ワロタwww
801我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:25:08.40 ID:PCAOImdLO
1番後ろから2列目の窓側にヘイヘが肩ひじをついて俺に微笑みかけていたのを見つけた
その隣ではエイラもこれまた微笑んでいる、そしてエイラは親指で真ん中の列の1番後ろを指さす
その指の先には、昨晩俺の足を直してくれた宮藤が嬉しそうな顔をして座っていた

どうやら俺は相当なラッキーボーイのようだ

智子「じゃあ、俺君の席は窓側の1番後ろの隣!レジの隣ね、女子列だけどあそこしか空いてないの、ごめんなさい」

レジと呼ばれた生徒の隣の空き席まで歩き、腰を落とす
位置的にはかなりの好スポットだと思う
エイラの後ろ、ヘイヘの斜め後ろ、二つ隣には宮藤もいる

レジ「よ!転校生!」

隣のレジと呼ばれた少年に声をかけられる
一目で解かる、こいつは野球部だ間違いない
短い髪、5月だというのに日焼けした肌、そして何より野球部のエナメルバッグを持っているのが証拠だ

レジ「よろしくな!」

そう言って右手を差し出してくれる
握手か、きっとこの人は外見通り爽やかな人なんだろう

俺「よろしく!」

智子「はい!私語しない!転校生!!」

パァン!と音が鳴る
いつのまにか智子先生の手には竹刀が握られていた
やっぱり厳しい先生みたいだ 
802我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:30:24.15 ID:PCAOImdLO
【私立フミカネ高校 普通科教室棟3階 1-B HR後】

芳佳「俺君も一緒のクラスとかすっごい偶然だね!!」

智子先生が教室から出て行くと同時に宮藤が俺の席へと駆け寄ってきた
昨晩と同様にとても人懐っこい笑顔を浮ばせながら

ヘイヘ「本当に凄い偶然だと、俺も思うよ」

左斜め前の席から、ヘイヘもその無愛想な顔にほんの少しだけ微笑みを浮かべている

レジ「え?転校生は宮藤とか、このギャルゲカップルと知り合いなの?」

エイラ「カ!カップ!カップル!!誰と!誰が!!」

俺の前の席のエイラが顔を真っ赤に染めながら、レジの方に振り向く
レジはと言えば、コンビニのレジ袋からウィダーを取り出して飲んでいる
きっと朝練で朝御飯食べる時間も無いんだな、野球部が大変なのはどこの学校も一緒だ

そして、ウィダーをまさに10秒で飲み干し、目線でエイラとヘイヘの2人を交互に見る

レジ「お前達以外にギャルゲっぽいカップルを俺は知らない」

エイラ「だ!誰が!!こんな奴ト!!」

なお顔が真っ赤なエイラは大声でまくしたてるが、自分の台詞がギャルゲの定番台詞なのに気付いているのだろうか?

ヘイヘ「俺とは部活関連でな、昨日知り合った」 
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:32:45.95 ID:pl5k8lZZQ
俺が失った青春がここにある……支援
804我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:35:04.94 ID:PCAOImdLO
そんなエイラを無視してヘイヘが会話を続ける

レジ「げ!特別課外活動部絡みかよ・・・いきなり厄介なのに絡まれて転校生も大変だな・・・」

俺を憐れんだ瞳で見つめるレジ
あぁそういえば昨日ミーナ部長が『うちの部は評判が良くない』って言ってたな
まさにその通りみたいだ

ヘイヘ「いや、俺は依頼主じゃなくて新入部員候補だ」

レジ「マジかよ・・・」

エイラ「無視すんナ―――――――――――――!!!!」



エイラの声は3階中に響いたらしい

そんなエイラの大声に俺は驚いたけど、クラスのみんなはエイラの方を見て笑っていた
あー、これが日常風景なんだ・・・と思い納得する
しかし、そんな中エイラの方を見ずに話しこんでいる2人を見つける

教室の一番後ろの廊下側、何かを熱中して書いている男
それを見つめていたのはいつの間にか、俺達の周りから移動していた宮藤だった

芳佳「で、できましか?例のモノ?」

童貞「あ、うん、書けてるよ。ちょっと待って」

なにやら怪しい会話をしている・・・
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:35:12.97 ID:ZkEbZTBbO
支援ぬ
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:35:49.20 ID:DRB+fw9q0
支援!
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:36:53.30 ID:FuoehMvc0
>>795
たしかにね、自分の俺がでてこれればうれしいよな
でも話の流れ的に俺の俺がでてくることは絶対にないんだろうなぁ
808我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:40:06.97 ID:PCAOImdLO
男はカバンから原稿用紙をしまうような封筒・・・
正式名称は解からないけど、ほら!あのノリスケがイササカ先生の原稿いれてるやつ!!
あれを取り出し宮藤に手渡す

宮藤「こ!これは!!・・・ほぅほぅ・・・なかなか・・・」

封筒から原稿を取り出し、中を見た宮藤はその顔にさきほどまでの純真な少女からを想像もできないほどの邪悪な笑みを浮かべている

俺「い、一体何が書いてあるんだ・・・」

エイラ「あー・・・多分知らない方が幸せダヨ・・・」
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:45:44.10 ID:qQl5XVxy0
芳佳ちゃん……
810我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:45:45.77 ID:PCAOImdLO
【放課後 私立フミカネ高校 部室棟3階 501特別課外活動部前】

今日の分の授業が終わり、俺は今1人でこの部室のドアの前に立っている
ヘイヘはクレー射撃部の方へ顔を出すといい、宮藤は保健委員の仕事があるらしい
エイラはサーニャを迎えに行った

で、なんで俺がここにいるかと言うと、入部の決意を伝えにきたのだ
アギトさんには、3日考える時間をやると言われたが、俺の覚悟はもう決まっている
俺はここでみんなと一緒に戦いたいんだ
アギトさんは俺に「自分の言葉で、俺の決意を聞かせろ」と言った
だから、伝えにきたんだ、俺の覚悟を!!

ドアに手をかけ、開く

俺「みなさ・・・・」

目を疑った

気合を入れて入ったその部屋では、2年生の先輩が3人いた
ハルトマン先輩とイェーガー先輩、それと試作先輩

で、何が問題だったかというと・・・

シャーリー「こら!おとなしく試作子になれ!!」

エーリカ「大丈夫!またちゃ〜んと可愛くしてあげるからさ!」

試作「や!やめろ〜!!」
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:46:01.58 ID:WrjvzMGeO
支援
俺の俺だしてくれてありがとう
まさか出番があるとは思わんかった
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:49:28.81 ID:fuEqoeFE0
支援
813我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:50:10.74 ID:PCAOImdLO
試作先輩が、女2人に取り押さえられて、女装させられている
はっきりいって・・・超可愛い・・・
いやいや、俺にソッチの趣味は無いんだって!!

俺「あ・・・あ・・・」

俺が呆然と突っ立っていると、さすがに向こうも気付いたようで

エーリカ「あ、俺じゃん!どうした?入部しにきた?」

シャーリー「よーう!俺!学校どうだ〜!?楽しいか〜?」

試作「見られたァ―――――――ッ!!!!」

俺「すいませんマジスイマセン!!」

急いでドアをしめて逃げるように走りだす俺

試作「離せ!!追わせろ!!あいつの記憶を消させろ!!ラオホウまで連れて行く!!」

エーリカ「まだ化粧終わってないからダメ〜」

シャーリー「いいじゃんよ、別に減るもんじゃないしさ」

試作「減るんだよォ――――!!」

そんな声が部室棟にこだましていた
814我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:55:05.15 ID:PCAOImdLO
翌日、俺は部室へと行けなかった・・・ちょっと真剣に悩んでね・・・
あの部活に入っていいものかと・・・
まぁ結局考えるのがめんどくなって
3日目に俺の決意を伝えに行ったら、驚くほどあっさり入部できたんだけどね

こうして、俺は晴れて「501特別課外活動部」の一員となりましたとさ 
815我等、501特別課外活動:2011/01/16(日) 22:56:09.25 ID:PCAOImdLO
《次回予告》

501特別課外活動部の一員となった俺は、部員として初めてのネウロイ撃退作戦に参加する

迫るのは大型装甲戦車型ネウロイ、その火力による圧倒的な制圧力で、街を蹂躙しながら迫る姿はまさに悪鬼羅刹が如しだった

強敵に対し、ミーナは大胆な作戦を提案する

ミーナ「敵ネウロイをこの地点まで誘い込みます」

その作戦の要はこの男

試作「ようやく!俺の出番ってワケだァ!!」

果たして、作戦の結末は!?



次回、我等501特別課外活動部 第4話『夜空を切り裂く青い閃光』

試作「フルブラストッ!!」
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:57:26.54 ID:IswjVdgSP
乙、あっさりしすぎだろwww
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:58:09.41 ID:tUlGckEY0
展開読めるぞこの予告www
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:58:59.90 ID:fuEqoeFE0
終わり…だとww

819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 22:59:07.80 ID:DRB+fw9q0
乙!
予告がwww
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:00:16.87 ID:sxtqK4k10
乙!ww
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:00:17.90 ID:NtfXcb/yP
また学園都市から一つの建物が消えるのだろうか……!
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:02:23.95 ID:Ebmv5PbJ0
乙!
この後の予定ってなにかある?
823PJだった人:2011/01/16(日) 23:02:27.26 ID:sxtqK4k10
衛生兵の憂鬱-予告編-

「大したことはない、ただの救出任務だ。」

生かすか死ぬか・・・とある衛生兵の、命をかけた戦いが始まる・・・
---------------------------

敵の弾が飛び交う中、救護対象を助けるために命を賭ける兵士たち、メディックチーム。
彼らに、ひとつの任務が入る。

「501統合航空団のメンバー二人が、敵の攻撃を受け、被弾。現在、孤立している。彼女たちを助けてやってくれ。」

俺「大したことはないな、ただの救出任務だ。」
---------------------------
俺に銃を向けるバルクホルン大尉。

バ「まだだ!まだ私は・・・私は帰らない!」

鳴り響く銃声。
---------------------------
主演 厳重注意されても図々しさで立ち上がったで賞受賞 俺
   クリスは妹です、でも宮藤はもっと妹です ゲルトルート・バルクホルン
   EMT!EMT!EM(ry エーリカ・ハルトマン

衛生兵の憂鬱 公開時期 完成次第

先着300名には「EMT!天使のキスカード」をもれなく差し上げます!


リベンジします よければ生暖かい目で見守ってやってください
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:02:38.87 ID:PCAOImdLO
以上長々とすいませんでした
途中でさるってるし……
次回は戦闘回っす
ミリ系の俺をどうだそうかマジ悩み中です

今回は「白い死神」の俺にスポットを当ててみました、毎回こんな感じでスポット当てるキャラ変えてみようと思います

何か質問ある方はどうぞ

最後に魅力的なキャラクター達をお借りした作者の方々に最大級の感謝と謝罪を
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:09:39.67 ID:IswjVdgSP
相変わらず脇キャラも見せ方が上手い
次も待ってる
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:13:27.39 ID:DRB+fw9q0
一応予約らしきものを入れてた者だけど警告

すっごい長いよ!「俺短いわ!先いくね!」って人はGOGO!!
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:14:00.95 ID:rul8r0KXO


次回も楽しみにしてる
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:16:09.14 ID:ZkEbZTBbO
乙!
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:19:42.65 ID:IswjVdgSP
この絶え間なく投下の来る感じ
これこそ俺スレの真骨頂や!
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:22:37.75 ID:UMS0vYlR0
今日峠超えた奴らが一気に雪崩てくるぞ!気をつけろ!!
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:24:29.05 ID:DRB+fw9q0
めいっこと雪だるま作ってました…
そんな長い俺が投下しても大丈夫か?行く奴はいないか?
832:2011/01/16(日) 23:30:02.26 ID:DRB+fw9q0
居ないようなので突っ込む。受験生の皆さんお疲れ様です!

前々スレ 俺「ストライクウィッチーズなのですよ」>>910より

あらすじ

一、二話
虎が来た!→帰れ!
マルセイユさんを助けたよ!→認めてやらあ!
ほっぺちゅー!ほっぺちゅー!

三話
新型ストライカーが来た!→大っきらい!!
俺が飛びだしてったよ!→使ってやるさ!
まさかの使い魔死亡によるエンジン故障→俺を信じろ!
ピラミッドで墓泥棒→脱走だー!!
ご褒美で名前を呼び合う仲になった!テンション上がって来たぜぇえええ!!


前回のオチが分かり辛かったかもしれないが…感じてくれ!
※砂漠がたくさん出てくるけど、モンハンの砂漠を想像してくれれば完璧!
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:31:28.25 ID:eWlewDGZ0
ヒャッハー! 虎だー!!
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:32:46.62 ID:tpYDBRT90
支援だ!
835:2011/01/16(日) 23:35:03.87 ID:DRB+fw9q0
野戦指令部天幕

大きなテーブルにこの辺り一帯の地図。
乾いた熱風が頬をこする中、ラジオからは最近のニュースがひっきりなしに流る。


『引き続き、突如頭頂部の欠落が確認されたクフ王ピラミッドの情報をお送りいたします』

『第31統合飛行隊の報告により判明した今回の事件』

『確認したウィッチからの情報による「ネウロイの接触」の線が濃厚とエジプト政府は意見をまとめ』

『政府はアフリカ部隊へのより一層の支援を発表しております。しかし、目撃者によれば――――』


ロンメル「…見事なものだったな。キャップストーン」

モンティ「………そうだな」

パットン「…ああ、頂点から引き摺り下ろされて尚、美しい」

モンティ「ポエムを語っている暇があるなら指示を出さんか!!」



          変態パイロット第4話

    ―――――我が逝くは星の大海 Apart――――――
836:2011/01/16(日) 23:40:17.52 ID:DRB+fw9q0

エル・アカキール≪砂漠地帯≫


≪よう!どの位持ちそうだ!?≫

少佐「分からん!だがここを押し返せばスエズへの道が開かれるぞ!!」

≪エル・アラメインもそろそろか!待ってろ!10秒で行ってやる!!!≫ブチッ

雑音混じりの通信を切り、火炎瓶の詰まった木箱に走る。
兵士達の気力だけで保たれているこの隊もそろそろ限界だった。

兵士A「指令!アハトアハトがもう…!!」

少佐「後10秒で虎が来る!総員突撃するぞ!!」

兵士A「…ッ了解!!」


少佐「俺も出る。他の隊に後れを取るなよ!そして死ぬな!今日はアフリカの星が帰って来るんだぞぉ!!」

濠から飛び出し、弾丸の嵐へ飛び込む。
火炎瓶を放りながら駆ける指令に、皆一様に頷き喊声を上げて続く。

兵士C「中尉が帰って来るってのに死んでちゃもったいねえ!おら、地雷持ってこい!」

兵士F「持ち堪えるぞ!防衛陣地を再構築!!怪我人を守れ!」
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:40:24.14 ID:cz3WsJ8G0
久々の虎だー!
支援

ところで今度俺の所にゲスト出演してもらってもいいかな?
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:41:11.58 ID:FuoehMvc0
俺「スト」スレの歴史がまた一ページ……?
839虎<いいともぉ!好きに使ってくれ!:2011/01/16(日) 23:45:16.02 ID:DRB+fw9q0
兵士D「アハトアハト後20門!撃ち惜しむなよ!んで避けろ!!」

兵士B「男の意地って奴を見せてやれ!接近してブチ込むぞ!」

兵士達が迫り来る陸戦型ネウロイに接近して地雷を叩きこむ。
熱砂を巻き上げ、唸りを上げて襲い来る機銃の波を越え、火炎瓶を多脚の隙間にぶつけながら走る。
立ち止まった瞬間撃ち抜かれる。陣地をじりじりと侵して行くネウロイの群れを縫って駆け出す。

生き残る為に、この僅かな力が人類の未来を繋げると信じて地雷でネウロイの装甲を引き剥がす。
絶妙なタイミングで放たれたアハトアハトの弾が陸戦と共に砂を抉った。

一人13体の陸戦を屠らなければこの師団は終わる。隊が一つでも退けばエル・アラメインは攻略できない!


少佐「馬鹿野郎、行き過ぎるな!後少しだぞ!?」

兵士B「指令殿!気を抜いたら押し戻されます!少しでも、少しでも数を!!」

兵士F「五体満足で帰れたら万々歳だ!第3小隊、突っ込めぇえええ!!」

兵士I「早く…早く来てくれ虎ぁあああ!!!」

頭を掠めた弾丸に慄きながらIが叫ぶ。陸戦に突っ込んで行った仲間達が倒れ行く姿が陽炎に歪む。
瞳に映ずる陸戦に、無意識に涙が溢れた。

兵士E「畜生!!こんなに長い10秒は始めてだ!後いくつだ!?」

絶望を吐きだす様に天に叫ぶ。1秒が鉛を背負っているかの様に重く、苦しい。
現実から目を逸らし見た砂原の果てより、刹那、金色が溢れ出す!
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:47:19.24 ID:cz3WsJ8G0
素晴らしい
ぜひ俺んとこの俺と戦闘機乗りとしてガチドッグファイトを繰り広げてもらおう
841虎<俺のテーマだぜ!ありがとよ、兄弟!:2011/01/16(日) 23:51:00.52 ID:DRB+fw9q0
ttp://www.youtube.com/watch?v=oySPPeSL-a0


「待たせたな!兄弟!!」

音よりも早く、眼前の陸戦に金色の虎が襲いかかる
真っ正面からの拳を理解できぬまま陸戦は装甲を喰い破られ、弾ける火花が視界を埋めた

兵士E「はっ…馬鹿野郎、早かったじゃねえか……!」

崩れ落ちながら強がるEを一瞥し、俺は鋭い牙をぎらつかせて笑った。

俺「さすが俺の兄弟達だ…その心意気や良し!」

ぎちぎちと陸戦が俺の腕をそのままに再生を開始する。
赤い光が点滅を繰り返し、命乞いをするかの様にネウロイが動き、逃れようとその身を捻じる。

俺「おおおおおおおおお!!!」

逃げる事も、倒れる事も許さず、俺が鉄の体を抉りながらコアを掴む。そのまま唸りを上げて腕を抜き去る。
勢いのままに吹き飛ばされた陸戦は、砂に飛び込んだ瞬間砕け散った。

この作戦の為に補充された兵達にとっては始めて見る虎の戦闘。全てを蹂躙する圧倒的な力。
目を剥いて俺の戦闘を見る兵達の目に再び闘志が揺らぐ。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:54:38.88 ID:fuEqoeFE0
支援
843:2011/01/16(日) 23:54:40.12 ID:DRB+fw9q0

兵士G「す、すげえ…」ゴクリ

少佐「良く見ていろ、お前達。アイツこそが今のアフリカを支える要が一人…」

掌に掴んだままのコアを捻り潰し、今だ戦闘を続ける陸戦に向かって吼え猛る。
唸りを上げる大気を纏い、迫り来る陸戦に牙を剥く。

少年に帰った様な瞳で俺を見る兵士達に少佐が誇らしげに続ける。

少佐「ロマーニャの虎…俺少尉だ!」



俺「行くぞ、兄弟!何も考えずに着いて来い!!」

一際大きな鯨波をその背に、数多と蔓延る黒の渦に飛び込んで行く。
右に左に上に前。陸戦と飛行杯の照準が己に向くのを肌で感じる。

俺「ハッハー、大歓迎って奴だな…嬉しいねェ!!」

兵士B「少尉!後ろは我々にお任せを!」

兵士E「おうよ!まぁ、マルセイユ中尉とまでは行かねえがな!!」

背後に立つ大勢の兵が気合充分に叫び、武器を構えて不敵に笑う

俺「当然!さあ、嬢ちゃん達が来る前に終わらせるぞ!!」
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:56:19.81 ID:cz3WsJ8G0
もっと、もっと支援を!
845:2011/01/16(日) 23:56:42.87 ID:DRB+fw9q0

蠢く陸戦に腰のベルトからマッシュポテトを取り出し放る。吹き飛ぶ脚などは纏ったマントで防ぎ切る。
後ろから悲鳴が聞こえたが何とかなるだろう。罵声が聞こえるし。

兵士D「虎てめぇ、死ぬだろうがあああ!!」

兵士C「バカヤロー!お前の所為で死んだらかーちゃんになんて言えばいいんだ!!」

俺「叫ぶ元気があるなら投げろ!おら、左だぁああ!!」ゴッ!!

火炎瓶と地雷の飛び交う中で、砂塵に紛れた飛行杯が機銃を放つ。
Cの首根っこを引っ掴んでブン投げ、再びベルトからマッシュポテトを投げ、爆破する。

俺「ッハァ、危ねえな!」

兵士C「ゲホッ…はっ助かったぜ……」


俺「指令!地上への砲撃増やせ!なーに、こいつ等は気合で避ける!」

兵士I「えっ少尉!?」

俺「俺は…制空権を獲って来る!!」

風を引き連れ、弾をばら撒きながら走る陸戦にジグザグに駆ける。
足元に弾丸が突き刺さっても頬を裂いても尚駆け、前面の装甲にジャンプ台を飛びように飛び乗った。
846:2011/01/16(日) 23:57:51.66 ID:DRB+fw9q0

蠢く陸戦に腰のベルトからマッシュポテトを取り出し放る。吹き飛ぶ脚などは纏ったマントで防ぎ切る。
後ろから悲鳴が聞こえたが何とかなるだろう。罵声が聞こえるし。

兵士D「虎てめぇ、死ぬだろうがあああ!!」

兵士C「バカヤロー!お前の所為で死んだらかーちゃんになんて言えばいいんだ!!」

俺「叫ぶ元気があるなら投げろ!おら、左だぁああ!!」ゴッ!!

火炎瓶と地雷の飛び交う中で、砂塵に紛れた飛行杯が機銃を放つ。
Cの首根っこを引っ掴み、ブン投げ、再びベルトからマッシュポテトを放り投げて爆破する。

俺「ッハァ、危ねえな!」

兵士C「ゲホッ…はっ助かったぜ……」


俺「指令!地上への砲撃増やせ!なーに、こいつ等は気合で避ける!」

兵士I「えっ少尉!?」

俺「俺は…制空権を獲って来る!!」

風を引き連れ、弾をばら撒きながら走る陸戦にジグザグに駆ける。
足元に弾丸が突き刺さっても頬を裂いても尚駆け、前面の装甲にジャンプ台を飛びように飛び乗った。
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/16(日) 23:57:53.71 ID:cz3WsJ8G0
虎さん、そりゃマッシュポテトじゃなくてポテトマッシャーだ
芋投げてどうする・・・
848虎<ミスった!ポテト喰いたいね:2011/01/16(日) 23:59:39.36 ID:DRB+fw9q0

軍靴が装甲に沈み、ごしゃりと嫌な音を立てる。

脚の筋肉を縮小させ、金の炎を脚全体に灯す。上空の飛行杯に狙いを定め、全身の筋肉をしならせて跳ね上がる。
踏み台にされた陸戦が板金で捻じ曲げた様な形で砂に叩き伏せられたのが脚から伝わる。
風が唸り、大気の擦れが耳に届く。それさえも構わず空を、天に居座る飛行杯を目掛けて一直線!

大砲の様に飛んで来た物体に驚き揺れる飛行杯の上に飛び乗る。
飛行杯はがくりと高度が下げたが何とか浮遊し、上に飛び乗って来た獣を剥がそうと暴れ出す

俺「乗られるのは始めてかァ?…ッハァ、鳴いちまうぐれぇ激しくしてやるよ!!」バギャッ

尾でバランスを取りながら前肢に力を込め、黒い鋼に鉤爪を突き立て、コアをも一息に引き裂く。
赤々と輝く塊を踏み砕き、再び脚に金を纏わせる。
崩壊の寸前、近くの飛行杯にしなやかに飛び出し爪を立て、しがみ付いて登る。

俺「チッ、掃いて捨てる程いやがる。将軍達もここまで計算して無かったか…」

≪ストライカーも無しに飛ぶ人間も計算外だよ!!≫

足元の飛行杯に弾丸が突き刺さる。
砕け散る前に慌てて違う飛行杯に飛んで脚部分にぶら下がった。

俺「わったった…ライーサ?もう終わっちまったのかよ!?」

≪他の地区は全部攻略完了。ここが最後!ケイ、先に行くね!≫

≪今全部隊がここに向かって来てます!…ケイさん!≫

≪分かってる。制空権を一気に獲るわよ!地上部隊!気合入れて行け!!≫
849:2011/01/17(月) 00:00:39.27 ID:6iBZ9mbe0

少佐「……ありがたい!聞いたかお前達!かわい子ちゃん達が俺達の為に来てくれるぞ!!」

兵士「「「「「「いぇああああああああ!!!!」」」」」」

砲撃音が再び激しくなり、ネウロイ達を押し返す。

俺「ハッ、現金な奴らだぜ…マミ!コイツを撃ち落とせ!」

≪ええ!?俺さんがくっ付いてて危な――――≫

俺「ハッハッハ!射撃の腕は上がってるはずだぜ?ほら、撃ってみろ!」


≪大丈夫よ真美。アハトアハト位で俺は死なないわ≫

≪……了解です。しっかり避けてくださいね≫

≪行くわよ……発射!!≫

歪む陽炎から飛び出した弾が上で暴れる飛行杯の上半分を吹き飛ばす。
連戦の疲れもあるのだろう。だが着々と命中に近付く弾痕に口元を緩める。

≪あ……また……≫

俺「安心しろ。コアが出た」ニシシ

そう言ってコアを砕こうと拳を作った瞬間、槍が俺がぶら下がっている飛行杯に突き刺さる。
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:01:19.22 ID:zeCHmZnj0
>アハトアハト位で俺は死なない

・・・なんつーかwww
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:02:40.19 ID:rT/RbD5Q0
ロングトムなら死ぬのか?
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:03:07.06 ID:JoFn3YyD0
どっかのEU軍vsNRF(ロシア)軍が戦うオンラインFPSにポテト手榴弾ってのがあってだなぁ・・・

ポテトマッシャーはナチスの手榴弾だっけ
853:2011/01/17(月) 00:05:26.92 ID:6iBZ9mbe0

ばちりと大きく火花を散らし飛行杯が落下、崩壊を開始する。

≪慢心は死を招くぞ、虎≫

俺「マティルダ!?お前の攻撃で死にそうだ!!!」

≪そんなんで死なれちゃ困るわ。全車、行進!!≫

一際大きくなった喊声に落下しながら下を見れば、次々と陸戦を撃破していく陸の魔女達の姿。
そしてスリングで陸戦を破壊するマティルダが見える。

俺「お前等……良く来た!!」


吼えながら彼女の前に飛び出した陸戦を上空から串刺しにする。
連鎖する様な爆発音と共に砕ける装甲の上から素早く飛び、マティルダの隣に着地する。

マティルダ「鷲の使いの命が無ければ何もしない…槍を返せ」

俺「あいよ。んー…もう一仕事ってとこか?」

マイルズ「あの大型二機を吹き飛ばせば終了よ!俺、片方頼んだ!」

アビゲイル「じゃあ俺は右のアレね。応援してるわよ」

俺「おいおい、アレを一人でやれってか?」

大きな駆動音と共に近付いてくる大型陸戦型ネウロイ。
周りには陸戦型がちらちらと、上空には飛行杯をくっ付け、さながら戦艦の様だ。
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:07:53.85 ID:zeCHmZnj0
>>852
普通は独軍のM24型柄付手榴弾だけどオラーシャのRGD-33手榴弾も一応大体同じ形だね
855:2011/01/17(月) 00:10:10.52 ID:6iBZ9mbe0

マイルズ「安心しなさい。シャーロットを付けるわ」

シャーロット「ええええええ!!?わっ私!?」

俺「いよっしゃ!虎虎コンビの完成だな!!」

ペットゲン(ネーミングセンス……)

マントを風に靡かせ、俺がティーガーの平面装甲を叩く。ちょっとへこんだ。
上空の三人に合図を送り、陣形を整える。


右の大型を俺、シャーロット、加東からの押しで稲垣の超火力で撃破。左をそれ以外の全員で撃破。
一部から反論が聞こえたがこの作戦が一番成功率が高い筈だ。

先行した左への部隊を見ながら『虎虎猫トリオ』がたたずむ。
隊長の俺がぐいぐいと準備体操をする横で稲垣とシャーロットが弾の装填に勤しんでいた。

俺「野郎共!援護射撃開始!!俺は良いが嬢ちゃん達には当てんなよ!」

稲垣「覚悟…完了です」

シャーロット「ja.いつでも行けるよ」


スタートの体勢を作り、炎を纏う。
突撃進路上にある障害物は約16。半分以上壊してしまえば行ける。
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:12:11.64 ID:zeCHmZnj0
おい、ティーガーたんになんてことするんだ!
とらタソの装甲をへこませていいのはロジーナたんだけだ

・・・ところでティーガーの平面装甲と聞いてシャーロットの胸部を想像したのは秘密だ
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:14:49.38 ID:YbpLJUxz0
今日の20時くらいに予約します。おやすみ支援
858:2011/01/17(月) 00:15:19.98 ID:6iBZ9mbe0

俺「虎虎猫……ファレッズ、突貫!!」

稲垣・シャーロ「「了解!!」」

砂を撒き散らして大型への道を行く。
途中陸戦が機銃を放って応戦してきたがマントを脱ぎ去り盾にして弾丸を防ぐ。

≪俺さん!後で修繕しますからマントは回収してください!!≫

≪ルコー!前見て、前!!≫

≪みゃあああああ!!?≫


俺「馬鹿ルコ!自分の戦闘に集中しやがれ!!」

シャーロット「ちょっと前の奴等片付けて来る!俺はゆっくり来てね!」

稲垣「上空の飛行杯、残り5です!」

陣地から飛んでくる榴弾に陸戦を誘導して撃破する。
前を行ったシャーロットを見つつ、稲垣からの報告を付近の陸戦の爆風に乗じて確認する。

俺「おおっ意外と飛べるもんだな!」

稲垣「わあっ!?俺さん、掴まってください!」
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:17:57.45 ID:zeCHmZnj0
ルコはもう針仕事だけしてればいいよ、うん
チハたんだし
860虎 平面装甲…ゴクリ:2011/01/17(月) 00:20:23.15 ID:6iBZ9mbe0

俺「心配無用!!」

爆風と共に上空に上がった俺が二機の飛行杯に爪を立て、砂原に叩き落とす。
圧力でつぶれた二機が砕け散り、稲垣に振り返って合図を送りながら砂上の陸戦目掛けて落下する。

爆音が轟き、背後の陣地から歓声が上がる。
どうやら右の大型は撃破したらしい。残るネウロイは後僅か。

稲垣「……地上への援護、開始します!」


俺「イナズマァ…キィーックゥ!!」

急降下からフルパワーで下にいた陸戦にキックを叩き込む。
エーテルの共振で辺りの5,6機が衝撃波に巻き込まれて爆発。しなやかに着地を決め、再び大型へと突進する。

俺「…高いな……シャーロットォオ!!!」

シャーロット「俺!?…了解!ティーガーの砲身で打ち上げる!」

稲垣「上空の飛行杯0!障害物無し!!」

≪陸戦は全部私達に任せなさい!!≫
861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:23:53.17 ID:nx0i9XAw0
支援
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:24:08.16 ID:5SWZo9st0
エリート兵士「踏み込みが足りん!!」バチーン
863:2011/01/17(月) 00:25:36.04 ID:6iBZ9mbe0
≪行っけえ!そいつを倒して帰るわよ!≫

シャーロット「この辺かな……来ーい!俺ぇ!」

俺「いっくぜぇええええ!!!」

熱砂を踏み抜き、ティーガーの砲身へ飛び出す
大型まで数十m。高さは5mか?

呼吸を整え、シャーロットは足の着くタイミングを見計らう
足が着いた瞬間、唸りを上げてティーガーを操り虎を弾き飛ばす
砲弾の如き速度で飛ばされた俺が輝きを増す砲門に吸い寄せられる様に突っ込んで行く

響く鯨波を背に受けて、右腕を力の限り振りかぶる。
空間を占める黄金が煌めき、俺の右腕が輝きを増す。


俺「喰らえよ鉄クズ!…喰いきれるモンならなァ!!」

赤い光が溢れると同時に金を纏った拳が砲門に突き刺さる。
衝撃と熱とが交差しながら無差別に空間を粉砕し、大型の装甲を引き剥がして行く。

相対する俺にも同様の衝撃が襲い来るが微量の魔法力を操作し、拳と同じ膜を造りだして衝撃を打ち殺す。
肉を裂き、骨を砕く様な衝撃波を銅鑼の音の如く体内で反響させながら尚も拳を突き出し、鉄の内部を喰い荒らす。

焼ける鉄を左手で掴み、体を支えながらコアまで腕を伸ばし、コアを握り潰す。

俺「てめぇの敗けだ…鉄クズ野郎……!!」

白く爆ぜた景色を眼底に閉じ込め、爆風と共に俺は熱砂に叩きつけられた。
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:29:25.11 ID:CcC+5Tog0
支援!
865:2011/01/17(月) 00:30:08.85 ID:6iBZ9mbe0


「っつぅ〜〜…まーた湿布と包帯まみれの生活かよ……」

「無茶するからだ。まったく、これだから虎は…」ハァ

「るっせえ。しかしここは埃っぽいなァ…」

お古のBf109F-4Tropを二人でいじくり回す。きらきらと塵が昼の太陽に照らされ幻想的だがストライカーの魅力には劣る。

加東「あなた達がしっかり掃除すればいいだけの話でしょうが」ゴンッ

夢中になって弄くる間に、音も立てずに近付いて来た足音にも気付かず、頭に重たいものを叩きつけられた。

俺「カトー…功労者に向かって何すんだ!」

整備班長「いってぇえええ……氷野兵長に言いつけてやる!」


加東「ええい、ストライカー弄ってないで働け!ご飯あげないわよ!?」

整備班長「ひぃッ!それだけはご勘弁を!」

俺「ひどいぜカトー!腹と背中がくっ付きそうな位腹減ってんのに!」

加東「…あなた達の頭を殴ったのは何だったのかしら?」

両手に持った銀のお盆を二人の前に出す。
大盛りのミートボールスパゲッティに班長には水、俺には酒。
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:31:38.88 ID:zeCHmZnj0
氷野さん怒ったら怖そうだな
867:2011/01/17(月) 00:35:20.98 ID:6iBZ9mbe0

俺「…格納庫に閉じ籠るのも悪くない…だが、貴女と一緒にランチを食べる方が俺は嬉しいね」グッ

整備班長「ああ、麗しの少佐…毎日貴女にご飯を持って来ていただきたい」キラキラ

加東「ええい、手を握るのをやめろ!変な目線を送るなぁああ!!」ガンッゴガンッ!!


清掃班、整備班、設営班、観測班を中心に男達がバタバタと駆けまわる。
現在作戦はスパーチャージ作戦を経てエル・アラメイン攻略に成功。

貫徹で進められた作戦は昼前には終了し、ウィッチ、兵士達は治療、睡眠などを思い思いに取っていた。
基地を後退した際に残してきたロマーニャ軍基地に移し、長く砂に晒された内部、滑走路の清掃が慌ただしく進められている。

パットン「なんだ、こんなところで飯食ってたのか」

モンティ「おうおう、せっかく作戦が成功したってのに少なくないか?」

俺「あん?晩に食うからこん位で良いんだよ」

なるほどと言って俺の横に座って昼食を食べ始める。
右から加東、整備班長、俺、パットン、モントゴメリー。すごいメンツだ
格納庫に部品を搬入に来た兵士達がぎょっとして敬礼をしようと身構える

俺「ハッハー、やめろい。飯食ってる時位面倒な事は無しだ」モグモグ

パットン「阿呆が…儂より先に言うな」
868:2011/01/17(月) 00:40:04.06 ID:6iBZ9mbe0

加東「え、良いんですか?」

モンティ「構わんさ。そんな事よりこのミートボールうまいな」モッサモッサ

整備班長「あれ?ロンメル将軍は置いて来たのですか?」

先程から影も見えないロンメルに整備班長が気付く。
そう言えば今回は珍しく三人とも前線に出ず、後方の天幕で指令を送っていたらしいが

モンティ「あいつならノイエ・カールスラントに帰ったぞ」

俺「…はぁ?」

唐突に告げられた言葉で固まる三人を尻目にモントゴメリーがうまそうにパスタを食べる。

パットン「おいおい固まるなよ。モンティ説明が足りんぞ」


モンティ「違うぞ?病気が少し悪化したから国に戻って治すらしい。それと本部への報告だ」

加東「…なるほど。いつ帰って来るんですか?」

モンティ「一、二週間はかかるだろうな…ああ、補給で欲しいものがあったら頼んで置いたらどうだ?買って来てくれるだろう」

整備班長「さすが我等の親父殿!懐の広さが違いますな!」ハッハッハ

ソースを口にべったり付けた整備班長が笑う
早速欲しい物をがりがりと万年筆で書きだす整備班長の横で俺が酒をあおる
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:42:53.62 ID:CcC+5Tog0
今日の23時くらいに予約しとこうかな…

最後まで見ようと思ったけど離脱する…おやすみ支援
870:2011/01/17(月) 00:45:36.65 ID:6iBZ9mbe0

俺「ったく、体調が悪いなら先に言えってな」

加東「言わない誰かさんもいるけどね」

パットン「はっはっは!そうだな。まったくそうだ!」

俺「俺はいつでも健康だ」グビ

モンティ「今回はどうしてもあいつがこの作戦だけでもと言うのでな…マルセイユ中尉の仇打ちと言った所か?」

今回の作戦の途中で離脱を余儀なくされたマルセイユ
同国の者として、命令を下した者としては何としてでも責任を取りたかったのだろう
軍港で船が見えなくなるまで注意事項などを叫んでいたロンメルを思い出す

モンティ「ロンメルと入れ替わりにマルセイユ中尉が帰ってくる方が嬉しいがな」ムフフ

俺「そりゃ仕方ないさ…ま、ロンメルにも早く復帰してもらわねえとな」


加東のミートボールを奪いながら俺が答える。すかさず加東がボディブローを叩きこむ。

俺「い゙っ!?……カトォ、そこは縫ったとこだぞ?」

加東「私のミートボールを食べたあなたが悪い!返せ!楽しみに取っといたのに!」

俺「ハッハー!口移しで返してやろうか?」

加東「この…一人でアレクサンドリアまで言って来い!!」
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 00:46:49.84 ID:zeCHmZnj0
おケイさん大人げないwww
872虎 明日を大切に!:2011/01/17(月) 00:50:14.72 ID:6iBZ9mbe0

爆笑する俺に加東がフォークを突き付ける。今回の作戦のおかげでしっかりとしたご飯を食べていなかった為、
現在食欲に対する耐性は基地全体で下がっているのだ!

俺「ほら、パットンのミートボールやるから怒るなって」ヒョイ

パットン「…俺…貴様、少将に言いつけるぞ……?」

俺「はっはっは!最高だね!久しぶりに閣下に会えるぜ!」

加東「将軍、頂きます!」モグモグ

パットン「…………」

モンティ「ほらパットン。これやるから……」つミートボール食べかけ

パットン「……いらない」


久しぶりの休息にぐたっと砂っぽい格納庫に寝転ぶ。
周りでは加東とパットン、モンティが作戦会議と軍港への入港管理を、
整備班長は整備兵達と共にタイガーバウムの組み立てを急いでいる。

整備班長「俺ー!寝てないで手伝え!」

俺「おう!もうちょっとか?」

整備班長「組み立てはそろそろ…残るは調整だ。ったく派手にぶっ壊しやがって」ガチャガチャ
873:2011/01/17(月) 01:00:10.95 ID:6iBZ9mbe0

俺「ハッハ、もともとオーバーホールの予定だったからいいじゃねえか」ガチャン

整備班長「前のは後20時間は飛べたの!それを……まあ中尉が助かったからいいけど…」

目の前に鎮座するタイガーバウムを整備班長が見上げる。
前回の出撃の際にエンジンから何から何まで壊れてのを聞いた少将が新しい部品を送ってもらってくれたのだ。
「よくやった」と一言書かれた紙切れと共に。

それを見た俺が嬉しそうに頬を緩めていたのを思い出す。
まるで親に褒められた子どもだと思って、思いっ切り背中をブン殴ったのは懐かしい思い出だ。
その所為でスパナを3つも犠牲にする破目になってしまったが…

整備班長「そういやお前、戦闘時間が延びたな。少佐が驚いてたぞ?」

俺「まあな…魔法力の細かい配分をやってみたんだ。疲れるがな」

整備班長「凄いじゃないか。これで作戦の幅が広くなる……腕が鳴るぜ」

俺「もうちょい練習しないとな…まったく女の子達はすごいよ」

整備班長「あの子達は普通にやってるしなぁ」

俺「弟子入りしないと……ん?」

急に俺が耳を出して上を見上げて目を細める。
いつもネウロイを探知する時と同じ動作に整備班長は思わず身構え、無線を取りだす。
874:2011/01/17(月) 01:05:39.63 ID:6iBZ9mbe0
整備班長「…敵か?」

俺「…!ッハ、帰って来やがった!!」ダッ

整備班長「なっ、ネウロイが!?」

俺「馬鹿野郎!見ろ!!」

急いで報告を入れようとする整備班長の肩を叩いて外に連れ出し、びしりと天の一端を指差す。
黒い影ときらりと反射する太陽光、僅かに響くエンジンの音…

整備班長「……Ju…52!!」

俺「先に行くぜ!班長!」

再び肩を叩き、俺は飛ぶが如く滑走路へと駆けて行く
他の兵士達も同様に空を見上げ、嬉しそうに笑い合っている…が、瞬時に青褪める


整備班長「…反射光が小さすぎる…?…まさか!!」

喧騒が大きくなる中、急いで双眼鏡を取りだして輸送機を見る

加東「班長!まさか……」

整備班長「そのまさかですよ……!」

急いで駆けて来たこの人には超視力で見えているのだろう。窓の反射にしては小さい反射光…つまりゴーグルの反射。
双眼鏡の向こう、Ju52側面の扉には少女が一人と必死に止めようとする兵士が二人。
兵士が大声で叫び、止めるが少女は涼しい顔で受け流し、軽々と大空へ飛び出した。
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:08:31.01 ID:zeCHmZnj0
マルちゃん紐なしバンジー好きだなぁ・・・
876:2011/01/17(月) 01:10:09.33 ID:6iBZ9mbe0

兵士a「しょ、将軍!飛びましたよ!!?」

パットン「ここの魔女達はなんて天真爛漫なんだ!!受け止めろ!」

加東「あんな破天荒なのは一人で充分です!」

モンティ「お前達受け止めろ!傷の一つも付けてくれるな!!」

兵士『イエッサァー!!』

付近にいた兵を滑走路へと向かわせるがどう受け止める?モントゴメリーは考えた。
慎重に、徹底的に、しかし考えている間にもどんどんと高度、速度は大地に迫る。

しかしその目が俺を捉えた瞬間、全てが杞憂である事を悟り、考えるのをやめた。


俺「お前等ぁ!道開けろォ!!」

道を塞ぐ兵士達を撥ね退け押し退け張り倒し、濁流の如く駆け、降って来る女神の真下に躍り出る。
抵抗を作るシールドから猛禽の鳴き声の様な音が溢れだし、巻き上げられた砂塵が辺りを埋め尽して行く。

俺「来いよハンナ!…俺の胸に飛び込んで来い!!」

声高く吼え、伸ばされた手を掴むように右手を天に掲げる。
空気が圧迫されて軋みだす。後少しまで詰まった距離の中で、彼女がゴーグルを取った。

輝く笑顔で飛び込んで来た女神に、全身に衝撃が走った。
877:2011/01/17(月) 01:15:08.82 ID:6iBZ9mbe0
受け止めた衝撃のまま、豪快に転んで背中を打ちつける。
うっと息が詰まるが構わず、馬乗りになった彼女へ声を掛ける。

俺「おかえり、ハンナ」

マルセイユ「ふふん、ただいま」

腹辺りに馬乗りになった彼女の頭を撫でると、淡く頬を染めてくすぐったそうに笑う。
楽しくて続けていると、起こした上体にむぎゅっと抱きついてきた。

マルセイユ「相変わらず傷だらけだな…聞いたぞ?生身で大型を仕留めたって」

俺「なんだ?もう情報が行ってるのか?」

マルセイユ「輸送機の中で聞いたんだ。さすがじゃないか」

俺「ハッハ、お前のいない間を任せられたんだぞ?これ位当然さ」ニシシ

マルセイユ「だが勝ち逃げは良くないぞ?勝負だ。俺」

自信に満ちた顔でマルセイユがニッと笑う。早く飛びたくて仕方ないと言う様な雰囲気だった。
俺は愛機を壊してからずっと砂を蹴っていた事を思い出し、笑って答えた。

俺「おうよ、いつでも受けて立つぜ」

マルセイユ「そうと決まれば急ぐぞ。ほら立て」

俺「このままでもいいんだがなァ…」ニィ
878:2011/01/17(月) 01:20:08.49 ID:6iBZ9mbe0

マルセイユ「…立て!」ベシッ

俺「ッふぐぅ゙!?」

俺の首に回していた手を解き、横っ腹に手刀を入れる
もがき苦しむ俺を睨んで手を差し出す

俺「…っつ〜…嬉しいなら嬉しいって言えよ…」マッタク

マルセイユ「お前は何を言っているんだ!…ほら格納庫に行くぞ」

俺「あいよ……ハンナは一週間何してたんだ?」


返事の後、少し考え込むようにして一歩分隣を歩くマルセイユに問う
背後では輸送機が着陸したらしく、操縦士達の死にそうな声が聞こえて来た。
後ろの声にくつくつ笑いながら、彼女は少し考えて口を開いた。

マルセイユ「んー…始めは上に報告して、罰も何も無かったからそのまま契約に行った」ピョコン

俺「…先代と一緒か」モフモフ

出て来た耳羽をもふもふする。綺麗な鳥の子と鳶色の羽は若々しく、力強かった。
先代の様な神さびた雰囲気はまだ無いが、先代と同じく気高い艶を持っていた。

マルセイユ「くすぐったいからやめろ。先代の子どもだからな」フフン
879:2011/01/17(月) 01:25:07.65 ID:6iBZ9mbe0

俺「そんな事もあるんだなぁ…しかし良かった」

再び頭を撫でる。
マルセイユはまた頬を染め、あうあう言いながら言葉を探す。

マルセイユ「……その後は妹の見舞いに行ったり」

俺「妹がいるのか?」

意外な言葉に驚く。冗談ではなさそうだった。
よほど可愛いのだろう。マルセイユは慈しむ様に目を細めた。


マルセイユ「ああ、妹が一人に兄が一人、後両親だ。妹は病弱なんだ」

俺「へぇ…歳はどの位離れてんだ?」

マルセイユ「私と二つだから…12歳だな。兄は17歳だ……お前っていくつだ?」

俺「ん?……あー…19位だな」

マルセイユ「適当な…」

一週間の出来事を簡単にぱらぱら話しているうちに格納庫に着いてしまう。
将軍二人も滑走路に駆けだしていた連中も、誰もがみんな集まって嬉しそうに笑っていた。

加東「遅い」
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:25:35.51 ID:zeCHmZnj0
支援
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:27:44.50 ID:L/eySytX0
元ネタの人の設定か、兄と病弱な妹

マルセイユ「ふふん、私が居なくて寂しかったか?ケイ」

加東「まったく…言いたい事は沢山あるけど、まとめるから感謝なさい」

せぇの!と加東が後ろに向かって声を掛ける
その瞬間、今か今かと待っていた背後の全員が待ってましたと言わんばかりに口を開く


『おかえりなさい!マルセイユ中尉!!』

マルセイユ「……ただいま」

照れくさそうにはにかんだマルセイユに兵士達が歓喜の雄叫びをあげた


―――――――――――――――――――
――――――――――――――


息を一吹きするたびに、炎はその身をより大きく、強く輝かせる。
熱を、赤を、純粋な力を見せつける様に揺らぐ炎をまた、一吹き。

俺「カトー湯加減は?」

加東「もうちょい熱めが好みね」

俺「ったく、無茶した罰とかよぉ……素直に風呂に入りたかったって言えよ!」
883虎 知ってる人がいてうれしいぜ:2011/01/17(月) 01:35:20.37 ID:6iBZ9mbe0

加東「黙りなさい。動じないあなたにビックリよ!」

ドラム缶風呂の中の加東が必死に火を大きくする俺の頭をに湯をかける。
あの後マルセイユと模擬戦でもとタイガーバウムに飛び乗ろうとした俺を引き摺り、明日にしろと二人に説教。

その後俺にクーヘンを運転させ、見張りと言う名目で海辺に連れて来たのだ。

俺「あの時初心な反応見せといてそれを言うか?」

加東「…お盛んでしたね俺少尉」

俺「嫌がられた奴にまた手を出す程馬鹿じゃねえよ…こんなモンか?」

加東「バッチリよ……はふーお風呂最高!!」バシャン


俺「おうおう、そう言う親父くせえ事してっから男があっつぅ!!?」

加東「余計な事言う虎は洗わないとね」ザブザブ

熱くなったお湯が俺の頭にかかり、急いでゴーグルを掛けるが白く曇って役に立たない。
立ち上がって加東にうなる。

俺「カトォ!誰が水継ぎ足すと思ってんだ!!」

加東「あなたに決まってるでしょう?」ニコ
884:2011/01/17(月) 01:40:15.01 ID:6iBZ9mbe0
俺「………っち」

加東の目を見詰め、負けを悟った俺が地面に座る。
夕焼けが海に片足を突っ込み、夜は背後まで迫っていた。

加東「ねえ俺」

俺「んだよ」

加東「あなたマルセイユの事好きなんでしょ?」

ばしゃっとお湯が揺れ、加東が俺の方を向く。
夕焼けに顔を染めた俺の表情は穏やかだった。

俺「……なんで分かった?」

加東「…あなたの目、幸せそうだったもの」


―――――――――――――――
―――――――――――
診察室

整備班長「はぁ…こんなもので怪我するなんて……」

軍医「しかし良くできてますなぁ…」
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:41:14.85 ID:nx0i9XAw0
支援!!
886:2011/01/17(月) 01:45:53.00 ID:6iBZ9mbe0
軍医の日に焼けた手に握られているのは奇抜な色をした蛇。しかもかなりリアル。
やたら鱗も綺麗だし、すべすべだし…最近のおもちゃはすごい。

軍医「まあ、周りに注意を配っていればよろしい」

整備班長「ははは、申し訳ない」

ビックリして切ってしまった手にしっかりと包帯を巻いた班長が立ち上がり、扉に手を掛けた瞬間、バンと、扉が吹き飛ぶ。

整備班長「え…っちょ痛い、いったあああ!!?って中尉!?」

マルセイユ「ドクター…どうしようドクター……」

手に思いっ切り扉があたってもだえる班長に手を貸しながら呟く
やたら深刻な顔をしたマルセイユを椅子に座らせ、その横で整備班長が衛生兵から治療を受けている

軍医「どうかしましたか?中尉。ホームシックですかな?」ホッホッホ

揃えた白髭を撫でながら穏やかに笑う。
たまにじじいと呼んでしまう軍医だがこういう余裕はさすが爺さんだと整備班長は思った。
そんな軍医にマルセイユが詰め寄る。少しばかり涙目かわいい。

マルセイユ「どうしようドクター!私は病気なんだ!健康には気を使ってたのに!牛乳もたくさん飲んでたのに!!」

軍医「ふむ、どんな症状が出ますか」

真新しいカルテに名前とどんな様子かを万年筆で書き込む。

マルセイユ「その、俺といると気まずいんだ」
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:49:22.96 ID:aeYGihBiP
さっさと牛さんを狙い撃って、寝よう…
ペリーヌを涙目にしようと思って書いてたものが思わぬ長編になりそうでイヤン
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 01:49:33.60 ID:nx0i9XAw0
マルちゃんwww
889:2011/01/17(月) 02:00:03.80 ID:6iBZ9mbe0
軍医「はて…仲はよろしい様に見えましたが……」

マルセイユ「一緒にいる時はそれほどじゃないんだが…なんだか恥ずかしいし…落ち着いてられないんだ!」

マルセイユ「手汗もかくし、鼻がツンとして、苦しくて、なんだか怖くて…それに……」

万年筆のペン先が歪む。インクが真っ白なカルテを染めていく。

軍医「……はい」


マルセイユ「…どきどきするんだ」

ほんのりと頬を染め、真っ向に軍医を見る。
後ろでは班長と衛生兵が間抜けた顔で固まっている。…いや、周りで聞き耳を立てていた全員が固まっていた。

窓の外の将軍も絶句したまま動かない。
軍医は溜息をつきながら真剣にこちらを見るマルセイユに結果を告げた。

軍医「…処方箋はありません。少尉のそばにいればよろしい」

マルセイユ「そ、それが出来ないから!」

軍医「大丈夫。戦闘では支障はありません」

マルセイユ「違う!私はっ!」

軍医「ほっほっほ…心配は要りません。その病気は、時間が治してくれますよ」

―――――――――――――――
890:2011/01/17(月) 02:01:32.61 ID:6iBZ9mbe0

俺「幸せ…か」

加東「ええ、あなたもマルセイユも…まさか手は―――」

俺「出さねぇさ。あいつまだ14だろ?」

加東「噂通りで安心したわ…」

俺「手を出せば良いってモンでもないしなァ」ファア

加東「そうね。さすが艶福家は違うわ」

俺「まあな」

眠そうに言葉を滑らせた俺が立ち上がる。
やっぱり背が高いなと、ぼんやりと考えながらその背中を見た。

そのまま夕焼けを眺める俺に声をかけようとした瞬間、低い囁きに遮られた。

俺「聞け、カトー」

加東「何?」

俺「最近、瘴気が濃くなってる…少しずつ、だがな」
891:2011/01/17(月) 02:02:54.71 ID:6iBZ9mbe0

加東「…巣が近いからじゃないの?」

俺「あ……そうか」

加東「あなたは本能のまま動いてた方が勘が利くわよ?」クスクス

俺「ハッハ、そうかもなァ」グビッ

こちらの言葉を笑ってまた酒をあおる。
琥珀色のとろりとした液体が夕焼けを通し、ひどく儚く、幻想的に見えた

加東「まっ、参考程度にはしておくわ。ありがとう」

俺「おうよ」


いきなり話を振っていつもの様に笑って終わらせる。
いつだって朗らかなこの男は、いったいどんな気持ちで周りを見渡しているのだろうか。
そう思って、加東は背中を見せたままの俺の顔をのぞいた。

ぴたりと、海風が止んだ。

ぞっとして俺の顔から目を離す。獣の眼だった。鋭く眼を細め、光る双眼が海を越えた欧州を睨み付けていた。
帰って来た風が、再び音を連れて来る。
俺の周りを蠢く見えない何かがうなりをあげた。
892:2011/01/17(月) 02:04:11.53 ID:6iBZ9mbe0

海の向こうに、まっくろい雲が見えた。
見渡せば各各に点在す黒。ときおり雷光を光らせながら不気味にさざめいていた。


寒い。この空間はヒトのいる空間ではない。点在する黒が揺らめき、虎を誘う。
圧倒的な黒に背筋が凍る。加東は言葉を忘れてその光景を見た。

激烈な黒が風に乗って夕日の赤を取り込む空の下、陸の金が牙を剥き天を威かす。
天に吼える愚か者。それは束の間、加東に魂の欠片を見せた。


Apart ―完―

893:2011/01/17(月) 02:05:22.74 ID:6iBZ9mbe0

ここまで!

こんなに長く付き合わせてすまねえ…寒かったのに申し訳ない。
投下期間は大体一週間かな?頑張って早めるよ…頑張る

マルセイユさんの家族構成を知ってる人がいて嬉しい!誰も分かってくれなかったらどうしようかと思ってた…
妹は忠実のマルセイユさんが亡くなる前に他界しているんですよね。だがしかし!こっちでは生きてるので問題ない!!

もうね恋を分からずお医者さんに笑われるマルセイユさんが可愛くてしょうがない。
若いっていいなぁ…ちなみに今日の牛舎の装備は一味違うぞ!撃つなよ、絶対撃つなyぐぁ、やめ!!

Wikiの方は明日以降になります。ごめんね。
ジャンジャン感想書いてっていいからね!ここアカンやろ!ってのでもokだよ

あとオールスターの方は好きな様に出してやってください。レンタルフリーです。
酒と女の子が居ればどこへだって行きますよ。

沢山の支援と感想にありがとう!テーマソングも嬉しいぜ!付き合って下さった方ありがとうございます!
また次回。今日も一日張りきって行きましょう
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:06:42.69 ID:zeCHmZnj0
くそう、毎回良い展開書きやがって乙!
で、ほんとに俺んとこで虎さん出してイイ?
ちょっとキャラ崩れちゃうかもよ、俺の文才無さのせいで
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:08:23.59 ID:omER1fpi0
ちくしょうおもしれぇんだよ!おつ!
腹いせに牛舎を爆撃する
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:08:51.16 ID:MAEmpgXi0
おつおーかっこええ自分の俺もかっこよくしたい
そしてわっち投下していいかなWRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
897:2011/01/17(月) 02:11:53.16 ID:6iBZ9mbe0
はっはっはせんきゅー!

ガンガン出してくれ。大丈夫。みんなの書いた虎さんの方が生き生きしてるとかざらにあるから…
キャラが崩れる!?ハッ、そんなちぃせえ事にビビってねえで書いてください。まってる

やめてぇえええええ!!!
牛舎無くなったらお仕事無くなっちゃう!!
面白いとかマジありがとう!感謝のしるしに今日の夢がマルセイユさんづくしになる切符をあげよう!

うはwwさんくす!やべえ頭おかしくなりそうだ。もちろんいい意味で。
わけわかめな所があったら言っていいんだからね!///
そしてGOだ!

こんな寒い中ありがとう!
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:13:33.62 ID:6iBZ9mbe0
あああああああああああああ
コテつけっぱああああああ!!!

ごめんまじごめんあかん、寝るしかない…早く投下するんだ!
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:14:44.31 ID:nx0i9XAw0
乙乙!
体気をつけてな!
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:15:49.74 ID:aeYGihBiP
うちのティナさんは恋煩いを通り越してくっついちゃったからなぁ…
恋愛と無縁だった女の子が悩む姿もいいよなぁ…

爆撃の着弾を確認。生き残りの掃除を開始する。目標を駆逐する!
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:19:01.59 ID:6iBZ9mbe0
おまいさんも気をつけてな!899!

いいだろういだろう。恋を知らない思春期の少女!最高!
そして何故…何故牛さんを食った!?答えてくれスタゲ…ゼロは何も答えてくれない…!!
902:2011/01/17(月) 02:23:10.68 ID:MAEmpgXi0
イナイヨネーダイジョウブダヨネーカッコいい俺の次はヘタレな俺がやってくる
前回のあらすじ ハルトマン撃墜 以上

投下が途中で止まったら寝たかアナブレスケアが作動したと思ってください
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:27:18.14 ID:6iBZ9mbe0
支援をぶちかましたかったが、眠気がやばい…
最後の支援、受け取ってくれ…袖兄さん!エーリカを助けて!
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:27:45.50 ID:zeCHmZnj0
出掛けの支援
905:2011/01/17(月) 02:30:20.35 ID:MAEmpgXi0
ミーナ「……大体はバルクホルン大尉から聞きました」

坂本「先ほど医務室から連絡があった。もう大丈夫だそうだ」

俺「……」

 俺は立ったまま何も言わずにいる。

ミーナ「バルクホルン大尉とリーネさんの言っていた通りだと、アナタは罪に問われないでしょう」

俺「どういうことです?」

 そこでようやく俺が口を開く。

ミーナ「突然変形して速度があがるなんて誰も予想できませんし、何よりハルトマン中尉が負傷したのはアナタを庇ったため」

坂本「確かに怪我を負わせてしまった原因はお前にもある。が、そのお前がいなければハルトマンは死んでいた」

ミーナ「今回の件は誰も罪には問われないでしょう」

俺「……」

ミーナ「俺少尉?」

俺「納得がいきません」

坂本「納得がいかないとは?」
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:34:17.79 ID:o5TawthV0
スタゲ外伝の甘々なマルちゃんもよければ
虎の初々しいマルちゃんもいい
俺にできることは壁を殴ることだけだ
907:2011/01/17(月) 02:36:39.53 ID:MAEmpgXi0
俺「あれは自分の不注意です。自分があと少し反応が早ければハルトマン中尉も怪我をすることは無かったでしょう」

ミーナ「いいえアナタの責任ではないわ」

俺「違います。自分の責任です」

ミーナ「……どうしても自分の責任というのかしら?」

俺「……はい」

 俺はミーナの瞳を見据えてはっきりと答えた。

ミーナ「はぁ……じゃあ何か罰を与えれば納得するわけね」

俺「はい」

坂本「おいミーナ」

ミーナ「では俺少尉、アナタは今日から三日間トイレ掃除よ」

俺「……それは罰なのですか?」

ミーナ「何か罰を、と言ったのはアナタよ俺少尉」

俺「……了解」
908:2011/01/17(月) 02:42:45.43 ID:MAEmpgXi0
ミーナ「……ふぅ」

 俺が出て行った後ミーナはため息をついた。

ミーナ「頑固な人ね」

坂本「はっはっは、わたしはそういう性格は嫌いではないがな」

ミーナ「……俺少尉って扶桑生まれなのかしら?」

坂本「どうした急に」

ミーナ「ただなんとなく扶桑の考え方と似てると思って」

坂本「ふむ……そう言われればそうだな。って資料見てないのか?」

ミーナ「それがね……」

 そう言ってミーナはどこから取り出したのか紙を坂本に手渡す。

坂本「……これは」

ミーナ「出身地の欄が未記入。これじゃあどこ出身かわからないわ」

坂本「誕生日の欄も書かれていないな……よく見たら年齢の欄も数回書きなおした跡がある」

ミーナ「まあ、大体想像はつくわね……」
909:2011/01/17(月) 02:48:27.71 ID:MAEmpgXi0
医務室

俺「……」

 椅子に座りハルトマンの寝顔を見る。
 すぅすぅと普段のように寝息を立てて眠っている。宮藤と医者が頑張ってくれたようだ。
 無事なのを確認すると俺は袖から本を一冊取り出し読み始めた。
 内容はなんてことは無いただの絵本。それこそ殆どの人が知っている童話白雪姫。

俺「……」

 一体その本は今までに何十、何百、何千回読まれたのだろう。表紙はところどころボロボロでページも汚れている。
 一ページ一ページじっくりと一言一句逃さぬように俺は見る。
 それでもすぐに読み終わってしまうのが絵本というもので、読み終わると絵本を袖に戻し、また別の本を取り出す。
 
 俺は三時間ほどそれをずっと繰り返していた。
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 02:53:36.13 ID:cIQFfSnd0
支援だぞ
911:2011/01/17(月) 02:54:18.14 ID:MAEmpgXi0

 三時間経過したころ俺は袖に本を戻し、立ち上がろうとした。

ハルトマン「……俺って本当に絵本が好きだね」

 クスクスとハルトマンの笑いが聞える。

俺「……何時から起きてました?」

ハルトマン「俺が来てからずっと」

 ふぅ、と俺はため息をつき再び椅子に座り直す。
 俺は袖に手を入れるとリンゴとナイフを取り出した。

俺「まあ、話せる元気があるってことはいいことです」

 そんなことをいいながら丁寧にリンゴの皮をナイフで剥く。
 
ハルトマン「うまいね」

俺「姉に徹底的に鍛えられましたんで」
 
 剥かれたリンゴをカットして、袖から出した皿に載せるとハルトマンに手渡した。
912:2011/01/17(月) 03:01:31.39 ID:MAEmpgXi0
ハルトマン「……俺、あの時言ったこと覚えてる?」

俺「覚えてますよ」

ハルトマン「ごめんね。きっと聞かれたくないことだったんだろうけど、あの人形のこととか、子供のこととか……」

俺「……姉は」

ハルトマン「?」

俺「姉は、捨て子だった自分にとって母親のような存在でした」

ハルトマン「……俺」

俺「気にしないでください。自分が勝手に話していることです」

 起き上がろうとするハルトマンを俺は止める。

俺「当時の姉も弟を病気で失ってしまい、悲しんでいたところ自分を見つけてくれたらしいです」

ハルトマン「でもそれって」

俺「代用でもなんでも、自分にとって初めて触れる愛情でした」
913:2011/01/17(月) 03:08:01.47 ID:MAEmpgXi0
俺「……そして姉の結婚。悲しかったですが、自分の姉の幸せを喜ばない弟なぞいません。
その頃自分は軍に志願するか迷ってるところでした」

 ふぅ、とまたため息を一つ。

俺「姉が妊娠したという知らせを受けた直後でした。ネウロイが姉のいる町に攻撃を仕掛けたというのを聞いたのは」

 ハルトマンが俺の手に視線をやると血が出そうなほど強く握りしめている。

俺「……街は燃え死体も残りませんでした。せめて復讐をしてやろうと軍に入り、偶々魔力があったためウィッチになり。
ネウロイが全て殲滅される瞬間を見せてやろうとあの人形を作りました」

ハルトマン「俺……」

俺「まさかそんな自分がネウロイを倒せないウィッチになるなんて思いませんでしたがね……」

 話終わったのか三回目のため息をつく。

ハルトマン「……悲しいね」
914:2011/01/17(月) 03:14:53.68 ID:MAEmpgXi0
俺「別に悲しくなんてありません。世界はネウロイによって家族を奪われた人が――」

 ハルトマンがふるふると首を横に振る。

ハルトマン「違う。悲しいのは、俺の方」

俺「……自分が?」

ハルトマン「復讐なんて俺のお姉さんも、子供もきっと……ううん、絶対望んでない」

俺「……」

ハルトマン「悲しみは憎しみじゃ絶対に癒せない」

俺「……」

ハルトマン「それに、ネウロイを全て倒したとして俺はその先どうするの?」

俺「……では、こちらも中尉に質問です」

ハルトマン「なに?」

俺「なぜ中尉は危険を冒してまで自分を助けたのですか?」

ハルトマン「何故そんなことを聞くの?」
915:2011/01/17(月) 03:21:10.88 ID:MAEmpgXi0
俺「……なんとなくです」

ハルトマン「わかんないかな〜。家族が危険なら守るのは当然じゃない?」

俺「……家族?」

ハルトマン「そ、家族。ここのみんなはみんな家族だと思ってる。もちろん俺も中に入ってるよ」

俺「自分も……ですか」

ハルトマン「きっと俺もどこかで守りたいと思ってる。じゃなきゃわたしにあんなこと言わないし」

俺「……自分はネウロイの復讐しか考えてない人間です」

ハルトマン「嘘つき」

俺「嘘なんか」

ハルトマン「復讐しか考えてないなら何故助けたかなんて聞くの? わたしのお見舞いにくるの?」

俺「……」
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 03:24:26.29 ID:cIQFfSnd0
支援
917:2011/01/17(月) 03:30:10.95 ID:MAEmpgXi0
ハルトマン「きっと俺も間違ってると思ってるんだと思う」

俺「……じゃあ、自分はどうすればいいんですか。自分は戦えないウィッチです。誰かの助けを借りなければ前線にも行けません」

ハルトマン「その誰かをまもってあげる人になればいいじゃん」

俺「誰か?」

ハルトマン「ここにいる人でも、これから出会う人でも……。俺の魔法はそれができる」

俺「……誰でも?」

ハルトマン「そう、誰でも。でも個人のより好みとかはあっていいかなー」

俺「……最後の質問いいでしょうか。何故自分に袖に入れる許可を迷わず出したんです?」

ハルトマン「え〜出さないと死ぬって」

俺「まあそうはいいましたが、もし自分が嘘をついていたりどこか別の場所で置き去りにしたり、そんなことは思わなかったのですか?」

ハルトマン「んー……そうだね。信じてたから、かな。今でも信じてるけど」
918:2011/01/17(月) 03:36:48.41 ID:MAEmpgXi0
ハルトマン「あ、ごめんねなんか偉そうなこと言い続けちゃって」

俺「ハルトマン中尉」

ハルトマン「な、何?」

俺「……自分は疑うことしかできないウィッチです。しかしアナタが信じるなら自分もアナタを信じましょう」

ハルトマン「俺……」

俺「自分は不器用なので、複数を守ることはできません。ですからまずはアナタを守ることにしましょう」

ハルトマン「え、何で私?」

俺「より好み、というわけです」

 ハルトマンはその時、俺の笑顔を初めて見た。

ハルトマン「俺の笑顔初めて見た」

俺「そうですか? 自分はそんなに笑顔出したことがなかったでしょうか」

ハルトマン「うん。いつも無愛想か愛想笑いだったから」
919:2011/01/17(月) 03:42:32.49 ID:MAEmpgXi0
俺「……今後は気を付けるようにします」

ハルトマン「あ、そうだ。いい加減ハルトマン中尉って言われるの堅苦しいからさ、エーリカでいいよ。中尉もいらない」

俺「しかし……」

ハルトマン「あー痛いなー傷が痛いなー」

俺「……わかりましたよ。エーリカ」

エーリカ「それでよーし。さ、リンゴ食べよっと」

俺「あ、もうひとつだけ」

エーリカ「もー、何?」

俺「なんで自分の部屋によく入るんですか?」

エーリカ「同じような散らかりっぷりだから」
920:2011/01/17(月) 03:50:14.11 ID:MAEmpgXi0
今回はここまで
多分次はものすんごくはっちゃけた内容になるとおもう流れ?知らんな
支援してくれた人と読んでくれた人に感謝

921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 03:51:01.95 ID:cIQFfSnd0
乙、みんなペース早くて裏山
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 05:19:14.03 ID:Sur79cWbP
落ちる
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 06:23:35.31 ID:Sur79cWbP
もう一回寝る前のほっしゅ
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 06:59:17.56 ID:ioNrQh8E0
朝は寒い寒いよぅ!

地面が凍ってるとか死亡フラグビンビンじゃねえか…
心臓もビクビク鳴ってるしよぅ…
お休みなさいイェーガー店長
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 07:54:29.07 ID:SFJtdwkUO
ほしゅあああああああああ
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 08:49:38.70 ID:f5+Ac6nP0
ルッキーニ「じゃじゃーん! ここがあたしの秘密基地! どぉ?」

パラパラと手に持っていたマニュアルのページを捲る
マニュアルによるとルッキーニが巣に自分以外の生き物を招き入れる行為は『かなり好意的』な証らしい
俺はとりあえず「素敵な所だね」と慣用句的な返答をしておいた

ルッキーニ「でしょ! あたしはここでねぇ、虫採ったり、お昼寝したりするんだぁ〜♪
        今日もこれからここで寝るつもりなの! ……俺もここでお昼寝してく?」

パラパラと手に持っていたマニュアルのページを捲る
マニュアルによるとルッキーニが他者を『昼寝』に誘うのは一般人で言うところの『デートの誘い』と同じらしい
俺はとりあえず「そうだね、暇だし」と好意的な返答をしておいた

ルッキーニ「ホントっ!? えへへ〜♪ じゃあ俺はここで寝て! あたしは俺の上で寝るから!」

言われたとおりに横になるとルッキーニは俺の上で横になり、俺の胸板に頭を擦り寄せ始めた
パラパラと手に持っていたマニュアルのページを捲る
マニュアルによるとこれは猫のマーキングと同じもので、他の生き物に『これは自分の物だぞ!』と分からせるための動作らしい
そういえばシャーリーの胸にもよくマーキングをしていたな、などと思いながら私はルッキーニの頭を撫でてあげた

ルッキーニ「んふふ〜♪」

***

気分屋なルッキーニの扱い方が一目で分かる! これさえあれば貴方もうじゅじゅ!
ルッキーニ完全マニュアル! 熱烈なファンの期待にこたえて、とうとう発売!

既刊紹介:サーニャ完全マニュアル・エーリカ完全マニュアル・ペリーヌ完全マニュアル
次回発売予定:もっさん完全マニュアル
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:09:57.02 ID:Sur79cWbP
全部寄越せ
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:11:54.06 ID:NROOTFNoP
とりあえずペリーヌをもらおうか
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:12:36.14 ID:zJPpc0UAP
お姉ちゃんとミーナさんのは出ないのか!
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:14:37.17 ID:JipRPbdSO
早くシャーリーのも発売してくれ
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:24:39.13 ID:YPoW0Ru4O
全巻揃えたらマロニー完全攻略本が手に入るんだよな?
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 09:48:43.68 ID:qLi8EhKgO
今日の夜何時にはいってる?
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 10:24:26.45 ID:jaHuPRZmO
最近お姉ちゃん分と宮藤分が足りない
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 10:39:57.57 ID:SFJtdwkUO
保守用ネタ3レスくらい投下する
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 10:43:08.95 ID:cnt0NNLsO
ふむ
936博士と助手の俺ジャーナル:2011/01/17(月) 10:43:45.06 ID:SFJtdwkUO
アタシ「はぁ〜い!あけましておめでとー☆」
 
助手男「随分久しぶりな上に今更あけおめはないでしょう……世間ではセンター試験も終わりましたよ」
 
アタシ「別にいいじゃない。ノリよノリ!誰もいないからこそ盛り上げ役は必要なの♪」
 
助手男「あなたの場合はただウザいだけです」
 
アタシ「……新年になってもアンタは生意気ね。まぁそれより久々新年一発目のOrejournalイクわよ!」
 
アタシ「出だしは大切だからね。ここでグッと読者を引き込むようなレビューをしないといけないわ」
 
助手男「ほう、なかなか考えてるんですね。ではその一発目の作品は?」
 
アタシ「もちろんコレよドンッ!!!」
 
『漏れシリーズ』
 
助手男「それかっ!随分マニアックなもの選んだな」
937博士と助手の俺ジャーナル:2011/01/17(月) 10:47:52.31 ID:SFJtdwkUO
アタシ「漏れ氏を舐めるんじゃない小僧!!これはなぁ、俺スレが始まった当初から存在する由緒正しきシリーズなんだぞボケェェエ!!!」
 
助手男「えっそうなんですか?」
 
アタシ「その存在が確認されたのは一番最初のスレなんじゃよ。氏について分かってることはこれまでにけっこう短編を投稿していること。
    朝方に活動すること。そして、シャーリーちゃんを愛しているということ」
 
助手男「あー確かにシャーリー大尉へのコメントを多々残していますね……」
 
アタシ「漏れの主人公の名前は底野奥雪。通称『ゆき』。身長146、 体重秘密、 胸はカマボコ板との情報アリ。
    代表作として京都のゆきちゃん、STRIKE NEUROISがあるわ」
 
助手男「僕はSTRIKE NEUROIS好きでしたよ。元ネタを見ていなくても楽しめました。アレは本当に良かった」
 
アタシ「ザ・シューズも良かったわぁん。印象に残ってるのはエーリカちゃんが病気で動けなくなってその面倒を見るやつ。
    なぜかアレには感動して涙が出そうになったの」
 
助手男「そ、それはどうかと……漏れシリーズではよく死にオチがありますよね。何かにつけて事故や自殺で死んでいく。
     あれはシュールなんでしょうか?」
 
アタシ「アレは哲学よ。作品の1つ1つに深みを感じる。きっと人智を超えた真実が隠されているに違いないわ!」キリッ
 
助手男「またそんな適当なことを……作者さんに怒られても知りませんよ」
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 10:56:35.77 ID:zeCHmZnj0
久々の俺ジャーナルきてれー!!
939博士と助手の俺ジャーナル:2011/01/17(月) 10:57:45.73 ID:SFJtdwkUO
アタシ「ここだけの話、Orejournalを小ネタとして始めようとしたのは漏れシリーズが切っ掛けなのよ……
    いろんな作品を読んで感想をぶちまけるのにどうしようか悩んでいるときに漏れ氏の短編形式を見て、コレダッ!!
    と電気が走ったのはいい思い出。数レスなら紹介している作者さんも気付かないでスルーしてくれるだろうと結論を出したわ」
 
助手男「考え方が卑怯だなオイ!!」
 
アタシ「そういうわけで意外なところに歴史あり。漏れ氏の作品はwikiにも載ってないからスレを辿って探してみるのもいいかもねん♪」
 
助手男「憂鬱な朝の一種の清涼剤にもなっています。ゆきちゃんがいる朝は清清しいです。これからも楽しみですね」
 
アタシ「それじゃ今回はここで切るわ。期間が空き空きでごめんなさいねぇ」
 
助手男「楽しみにしてくれる人が本スレや避難所でちらほら確認できてビックリしてます。奇特な方もいるんですねぇ。
    それにパシリさんも作品に出したいだなんて……正気の沙汰とは思えませんよ」
 
アタシ「オイこら奇特いうな!ファンは大切にせなアカンやろが!!
    パシリちゃんについてはこれからの楽しみということで生きる希望が湧いたわ。
    まだ(作者が)海に飛び込むのは早いみたいね。それまでアタシも頑張らないと」

助手男「次があればですけどね。噂によるとこのコーナー、スレのルールに違反しまくってるみたいですよ。
    もう潮時かもね。ハハハ」

アタシ「なん…だと……」
 
助手男「では今年もストパンと俺スレの発展を祈ってお別れです。さよぉならぁ〜」ノシ
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 11:00:50.95 ID:zeCHmZnj0
乙ダナー
漏れシリーズは俺も好きだ
俺ジャーナルももっとみたいです
941博士と助手の俺ジャーナル 投下終わり:2011/01/17(月) 11:04:29.84 ID:SFJtdwkUO
恒例の謝罪コーナー
 
漏れ氏
 
勝手に使ってごめんなさい
会社行くときいつも和ませて貰っています。ゆきちゃんペロペロ
 
この俺ジャーナルは個人の低い読解力と読んでの感想を駄文にしたものです
Wikiを読んだほうが圧倒的に効率的なのは周知の事実。マジでこれ意味ないよね

投下しといてなんだが、これも俺団系になるのかな?告知が必要かどうか…
それにオリキャラしか出てないからスレのルールに違反してるよね
なんか対策するべきか考えないといかぬな。まさに中途半端な作品である

オカマなだけに

942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 11:08:38.04 ID:PVrG5dvpP
別にいいんじゃないかなぁ
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 11:38:03.73 ID:kxmmAh1l0
俺ジャーナルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
もっとやってくれ!!
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 11:40:19.47 ID:kxmmAh1l0
感想と紹介なんだから別にルールからは離れてなくね?
というか分かりやすく紹介してくれるからすごく助かる
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 12:03:14.31 ID:f5+Ac6nP0
遅ればせながらオカマ乙ー
上であがってたのはウィッチーズがほぼ関係ない長編の話だから紹介くらいならオールオーケーだと思うよ
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 12:17:13.11 ID:Sur79cWbP
短編ダシナー
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 12:52:42.86 ID:f5+Ac6nP0
ルッキーニ分が足りない
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 13:43:57.87 ID:SFJtdwkUO
とりあえず今は現状のまま投下できるときは落としていこうと思う。レスサンクス

センターも終わったから受験生だった人たち早く帰ってきてくれー!
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 14:00:27.53 ID:Z7iKbXKx0
センター終わってようやく帰ってこれた
このスレのおかげで頑張れたよ、ありがとう
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 14:26:45.53 ID:nx0i9XAw0
>>949
おかえりぃ。お疲れさん。頭の休養かねて短編一本作らない?w
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 15:28:21.49 ID:f5+Ac6nP0
ルッキーニと俺がイチャつく小ネタSS100篇書いたら幸せになれますか?
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 15:59:11.99 ID:nx0i9XAw0
多幸症に成れると思います!
さて、お姉ちゃんを口説いてこよう。
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:14:53.73 ID:Svf3mADS0
ストパンの俺SS以外のSSスレって1つしか見たこと無いな
芳佳がネウロイの精神攻撃を受けて、バルクホルンをお姉ちゃんと呼ぶ
芳佳が淫乱の神から体全体に性感帯にする魔法を貰ってキャッキャウフフ
芳佳×マルセイユのキャッキャウフフ
みっちゃんが扶桑から会いに来てくれてキャッキャウフフ
芳佳が小さくなってしまった!
バルクホルンとエイラ以外が小さくなってしまった!

この6つの話が1つのスレに収まっていてだな
途中にマロニー×土方があるけどノーカウント
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:20:25.70 ID:Wa1r1DZd0
今って投下しても大丈夫ですかね?
残りが少ないですが
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:20:35.86 ID:Sur79cWbP
お姉ちゃんとマルセイユのスレは幾つか見た気がするが
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:30:06.30 ID:NgTnH65hO
>>955
幼女マルセイユのおぬしょシーツをペロペロするヤツか……
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:34:42.94 ID:NgTnH65hO
>>954
よしズボン脱いだよ!
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:37:48.18 ID:Wa1r1DZd0
>>957
違うっ!断じてっ!
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:39:25.18 ID:Otm4RBGl0
>>953どっかで読めないのかそれwww
土マロってwwwwひどいwww
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:39:37.73 ID:cnt0NNLsO
よし、壁殴り代行に依頼出したぞ!
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:44:36.27 ID:Svf3mADS0
>>959
読めるところは少し前に探したけど、見つからなかった
ただ、知り合いがテキストに落としたものを持っているけど、土方×マロニーは消されていた・・・
SS部分だけをテキストに残しているって感じだから、間のレスが無い
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:53:21.71 ID:Otm4RBGl0
>>961
なんか残念だなww
ホモでもゲイでも腐でも無いが怖いもの見たさで見てみたいなww

でも他のは真面目に読んでみたいな
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 16:56:49.04 ID:e5/lc3cV0
それでいいからうpしてくれ
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:01:49.43 ID:YPoW0Ru4O
頑張ってウルスラ√書いてるけどやっぱり俺は死なない方がいいよね…
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:03:10.55 ID:6iBZ9mbe0
どんだけウルスラを追い詰めれば気が済むんだ…
早く幸せにしてあげて!
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:04:47.51 ID:hYx0h5nh0
Twitterネタの奴が面白かったな
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:05:03.07 ID:PVrG5dvpP
失恋女王としての体面が保てるならば許されるはずだ
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:13:26.00 ID:Svf3mADS0
>>961
Sc_195215.txt

ごめんね
斧でごめんね
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:13:55.12 ID:Svf3mADS0
パスは基本ね
ごめんね
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:31:32.12 ID:Otm4RBGl0
パスが分からぬ・・・
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:39:35.27 ID:e5/lc3cV0
どこのロダかわからぬ…
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:42:54.45 ID:Otm4RBGl0
axfc だったでござる
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:47:48.22 ID:Otm4RBGl0
よければパスを誰か・・・
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 17:50:08.09 ID:hYx0h5nh0
ここはどこだ?
パスなんか教えられるわけ無いだろ
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 18:00:33.81 ID:wIZKlzTK0
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 18:01:55.90 ID:fg9rpqsx0
汎用パス入れときゃどれか当たるだろjk
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 18:03:14.97 ID:e5/lc3cV0
うおおおthx!!
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 18:05:28.77 ID:f5+Ac6nP0
ヘルマ「基本パスを入力したのに違うとはどういうことでありますか!」

俺「入力ミスったんじゃないの?」

ヘルマ「失礼な! いくら私でも誕生日を打ち間違えるなんてことはありえません!」

俺「……ん? 誕生日? なんで?」

ヘルマ「何故と言われても、私は常に生年月日をパスワードとして使用しています!
     つまり基本パスとは私の生年月日の事と考えて間違いないはず!!」

その後、基本パスは基本だよと懇切丁寧に教えてあげるとヘルマちゃんは顔を真っ赤にして
ヘルマ「忘れるであります! 後生ですから忘れてください!」

・・・後日、ヘルマちゃんの秘密日記の鍵(4ケタ数字パスワード式)を開ける事に成功したのは別の話
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 18:14:51.16 ID:Otm4RBGl0
サンクス!
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:03:19.75 ID:NgTnH65hO
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:12:07.43 ID:/CR9Qf450
上の流れとか見るとこのスレってほんとにガキが多いんだな
982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:22:55.80 ID:v0kyMojW0
>981
エイラ「オマエはどうなん…だ!(がしっ)
     うりうりー」
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:26:18.97 ID:f5+Ac6nP0
そろそろ次スレが恋しい季節
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:28:35.72 ID:CcC+5Tog0
おわ、昨日の今日でもうこんなになってるのか
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:36:53.70 ID:6iBZ9mbe0
長い奴が一気に投下されたからね

今日は20時と23時に予約があるよ
次スレが欲しいとこかな
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:38:01.34 ID:Otm4RBGl0
>>981 ルッキー二「子供なんかじゃないもん!」
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:49:36.11 ID:YbpLJUxz0
次スレ立ててくる
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:53:50.53 ID:YbpLJUxz0
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:55:33.52 ID:v0kyMojW0
                   /:ヽ
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   \::/   i.、ヽ  丿∧`\ヽ  i i  i
     |  | |\ \/ i ,,xヽ--ト-- i リ  i
     |  ヽ .! ヽ ノ人   > L_v i iへ i
     | ‖ |ヽ」 ̄ヘ\\ ´|´ト::。i.フ | リく`| i
      ii ! X V,イヌ< `\ ` `-´  Vν/ i    おう、>988乙なんダナ
      ii ヽ|\{_ i、゚リ         ノ/i i
      ヽ ヽ||くヽ    ヽ      / i  i .i
          i トヽ     _    イ  ii  i i
          v i 丶      /, i  ii  i i
          | i  / ` ト ̄/  ヽ  ii  i |
          i |_/_ンo ゚i‖i゚ o   .>====-,、
        /== ̄ ! o/‖、 o /   /    ./ i
        /| i i   ヽ/‖゚ \/   /    /  i
       /|/ ,,!、    //    _ /    !/   i
      ///─,─-ゝ //ο    ´- _ `ヽ、  v i  .i
    /´//: : :!: : : : : :| : : : : : : : : : : /: : :.丶ノ i i   i
   /// i : : :| : : : : :|| : : : : : : : : :;/: : : : : : : :i i    i
 // /∧ ヽ: : :ヽ: .  ||ο : : : : : : / : : : : : : :/ i    i
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:56:20.63 ID:f5+Ac6nP0
>>988乙代行始めました!
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 19:56:39.12 ID:nChEjG+V0
>>988
乙!!
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:00:45.29 ID:hYx0h5nh0

                      //.:/: : :/:.:/``ヾ'-┐:ト、: : : : : ∧.イ
                    /:/ /: :.:/ /.:/       |:.i  '; : : : : : : :|
        .   ´ ̄ ̄ ̄ フ): /: '\:/ ':./      |:八 ハ : : : : |.;
     . '´     >――ー‐彳/: :': : /\l/         /    | : : : : |'
   /  ー―≠― - 、 / l/: : i: ;≠ぅ心ー'   、__,/_ . -+‐ : : : !  
.  /         __   \ /: ://  Vツ      ノテ心、 |: :.∧: |
 /    ` <〔 `ヽ ` ー一' i/:\',           Vツ '^ |:./ i∧|   さあ埋めるわよ!
. i  \> .、 \ ー‐‐--‐=ミ : : ∧      ,         /|んノ ノ
/'  、 `ヽ. }\  \ _____)/込、   __       /=イ/|
:{    >、 \ >、  ヽ / : : : ∧i{. 斗>、  、 _)    .イ : : /: |
::.、    〕7´:.:.:.:.}iア´/i : : : /ミ〃::/  \_  . . -=≦l: l : :/: : |
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::::::::::`::.<.:.:.:.:.:.:/.::::::::|八 : l::/.::::::::::!   /  \  /.::/: /><{_
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993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:01:22.61 ID:nChEjG+V0
うめうめ〜
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:03:46.38 ID:6iBZ9mbe0
このスレも大変乙だった!
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:10:30.49 ID:Otm4RBGl0

            ___
       , . :‐: : ̄: : : : :.`丶
     /: :./ : : l: :.ヽ:.ヽ : : : :ヽ
.     /: : :./:l: : : |l.: :.ハ :ハヾ__ _ヽ
    〃: :./|l:|.: : :ハ: :: :ハ: :ハヾー--:ハ
   ハ:.: :.リ⊥  ̄/イ´ ̄`  }ニ彡ノ:ヽ   
.   {! L ハ 〃Y   r===、 Yr‐ 、:.:.ハ 
      }〃丿,       〃.ぇ } }: :.:.l     インコが淫行!なんてな わっはっは!
      ├‐' r-―┐   !  __,ノ!: : : l
        ヽ  ∨  ノ     ィク_ |ト.: : l
        >、 ー  , ...::::|⌒ヽ. |!ヘ:.: l
           `¨T:::: _,.ィ゙!    l! V::|
           「V´    ,⊥-==ー戈{
     /゙゙fニニア゙イ」 -‐ 彡'゙¨ ̄ /   ハ
.     / /   ヾノrぅ  ´   〃 ー---ハ
   r'゙〃   /        〈  ̄¨''ー--}
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:32:10.84 ID:hYx0h5nh0
               |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      ,▲ -―▲ 、__ /.. \ \  (;;゚;;)    旦  \     
    /  /     ヽ . ※  \|==================      さむいねー いや、少佐ではないですよ
   / , /ィ人  /ヽヽ  ヽ ※ / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
   ヽヽ{ ―-ヽ ―-、! :ハ〉 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \
    と人"" -  ""レ'__スヽ  _____________ \
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:40:54.97 ID:wIZKlzTK0
うめ
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:48:43.30 ID:wIZKlzTK0
うめる
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:50:34.08 ID:f5+Ac6nP0
1000ならマロニー×土方祭り!
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/17(月) 20:50:57.56 ID:8heI5YIN0
1000ならお前ら全員徴兵
10011001
16歳♀暇だから全レスします☆     こちらスネーク        1990年生まれ集まれ〜☆       安価でお絵描き
   中学生      遊戯王        新ジャンル    VIPで本格的にRPG作ろうぜ   XBOX360
        全力で釣られるのがVIPPERだろ!w   ポケモン      コテデビューする                  ら
が    カレシと別れそう・・・   初心者   鬱病♀だけど     彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪       き
っ      唇スレ         mixi招待するお     釣った厨房に安価でメールwwwww               ☆
こ  さみしい・・・誰かかまって       425はどこも変えてなかった              ピカ厨       自    す
う     時代の流れ     デブきめぇんだよ           捨てアド晒してメル友     メンヘラ     殺     た
い  VIPヌクモリティ   顔晒し      馴れ合いスレ  「〜だお」              コテ雑         し
き     今のVIPが嫌ならVIPから出てけww        A雑    大阪VIPPER集まれ!!☆        ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール   VIPでMMO           ネタにマジレスの嵐         す
く    隠れオタ           skype       パートスレ   Skype         mp3垂れ流し
な  住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン               二番煎じ
い       空気読め    リア充          ニコニコ動画   >>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お   付き合ってくだしあ><       今から元カノに痛メする  >>3 ウチは高校生だぉ☆
                                           >>9 うはwwこれがVIPクオリティw
    ∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !!  V∩     >>2 自重しろwwwww          Be
ハ  (7ヌ)                               (/ /    >>7 ブラウザゲーやらないか?
ル  / /                 ∧_∧         ||                          モリタポ
ヒ / /  ∧_∧     ∧_∧  _( ゚ω゚ ) ∧_∧   || 埼  >>5 2chって有料なんですか?
  \ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄      ⌒ヽ( ゚ω゚ ) //  玉  >>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
    \       /⌒   ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒    ⌒ /    O  >>8 お母さんに何て言えば
     |      |ー、      / ̄|    //`i構って女/     F   安価で絵描くお
低    | 恋愛 | | 厨房 / (ミ   ミ)  |    |     F   14歳♀中学生処女だけど質問ある?  ハ
年    |    | |     | /      \ |    |                                  ム
齢    |    |  )    /   /\   \|       ヽ   PCに詳しい人ちょっときて!!!   イ      ス
化    /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |        電車男              ミ       タ
     |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /  サーセンwwwwwwwwwwwwwww   フ      |


                                                              ニュー速VIP
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