ストパンの世界に俺をいれてイチャイチャしようずwwwwwwwwwwwwww
っていうスレ
ィ >、
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___ { イ ____
ィニ_...イ::}--{::::ト...._=ュ、
、 __{:::::::::::ジ ゞ:::::::::::<ト、、
 ̄ 7 /. ¨ , ¨ ヾV '
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7 / ィ -≠キ 、 ≠キxiv| | i
/ィレ /イィニトvヘ/イニト|l | |
| j弋つ ι 弋つイ | |
| / x。゜ 。xu| | li 妄想を垂れ流すも良し
| .人 U △ U し| | ト 初SSにチャレンジするも良し
| ト 、 __ _ イ | | ハ そこのあなたも書いてみたらいかが?
| | ィ}=介 | | | \
. il | |k^::|::|ト.| | | ー
ノ| ト |::ュ::|::|:::V | |
. | | > |:::}=j::L=| | \
< <く___ と ^とー^_j. |__ L____
 ̄ ̄  ̄  ̄(___> ̄ ─
まとめWiki
ttp://www16.atwiki.jp/vip_witches/ 前スレ
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1294847877/
予約してた者なんですけど灯火よろしいですかね
よろしいもよろしくないもあるまい
というか行ってくれ
了解。という事で、諸注意
新規俺だよ! 作中じゃ名前違うよ!
戦闘シーン以外じゃ地の文()書かないよ! ていうか書けないよ!
イチャイチャはあんま期待しないでね! 一応書くけどね!
厨二成分多いよ! アレルギー患者の方は気をつけてね!
10 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 20:15:57.15 ID:YbpLJUxz0
―――とあるパブにて
「お、こんな時間に軍人さんかい、珍しいな、何飲む?」
「ウイスキー、水割りで」
「了解」
「…」
「…」
「はい、どうぞ」カチャン
「ん」ゴクゴク
「…お前さん、天災のウィッチ、って知ってるか?」
「……いんや、聞いた事ねえな、詳しく聞かせてくれよ」
「ああ、構わんよ。最初に言っとくが”てんさい”っつっても黄の14や黒い悪魔とかとは別の、災害を意味する方の天災なんだけどな
何でもなぁ、そいつはウィッチの中でも珍しい男なんだとよ
扶桑のでっけえ船を使って欧州各地をぶらぶら放浪してて、どこからともなく戦前にいきなり現れちゃあネウロイを一掃して消えちまうらしいんだ」
「ふぅん…ミラージュウィッチーズみたいなもんか」
「ハハハ、違うな、ミラージュウィッチーズが伝説なら、天災は噂の域だ」
11 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 20:21:28.89 ID:YbpLJUxz0
「……噂、か」
「それに、どうもそいつからはあまり良い噂を聞かなくてな…
ネウロイを撃墜するだけならともかく、関係の無い民家やウィッチ達を巻き込む事もあるらしい」
「それですぐ消えちまうって訳か…たしかに、天災だな」
「ああ、ホント天災だよ、ロマーニャ人にとっちゃ害悪以外の何モンでもねぇ」
「害悪ねぇ…」
「……そういやお前さん、よく見てみれば扶桑の軍服じゃないか、こんな所まで大変だねえ」
「ああ、まぁな」
「いいねえ、やっぱよ、ストライカーユニットの整備とかしてたらウィッチとお近づきになれるもんなのか?」
「んあ? 俺は整備兵じゃねーよ」
「え? だったらもっとお偉いさんだったかい?」
「ハッ、偉い事に変わりはねぇな。俺はな……ウィッチだ」
「…ハハハハ、扶桑人にしちゃレベルの高いジョークだな」
「ジョークのレベルをもう少し上げてやろうか?」
「は?」
「俺がその害悪だ、糞ったれ」
「…」
「ウイスキー、おかわり」
「奢らせてもらいます」
14 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 20:35:03.99 ID:YbpLJUxz0
―――数日後、海上にて
坂本「く…まだ沸いてくるか!」
坂本美緒を含め、ストライクウィッチーズはネウロイ相手に苦戦していた。
それは、別にネウロイの装甲が硬い訳でもなく、ビームが強力な訳でもない。
圧倒的な数。
ウィッチは自身の魔法力を燃料に空を舞うが、未だ謎の多いネウロイは何を糧に飛びいつまで飛べるか、などはっきりと分かっていない。
そして、この状況においてウィッチの数は十一人。ネウロイの数はその二乗をも上回る数だ。
持久戦でどちらが有利か不利かなんて、誰が見ても一目瞭然だろう。
エーリカ「ぜんぜん減んないよー」ババババババババ
リーネ「弾数残り僅かです!」
シャーリー「糞! どんだけ沸いてくんだよー!」
ミーナ「…不味いわね」
リロードしつつ、ミーナがそう忌々しそうに呟いた。
例え魔法力が有り余ってたとしても弾が無くなれば、一部を除きウィッチの攻撃手段は無くなる事になる。
そうなるともう、この戦前を離れなければならない―――が
支援!!
C
ルッキーニ「はぁ…はぁ…」
ここはルッキーニの故郷、ロマーニャのすぐ隣の海上である。
ここで退くことになれば少なからず町に被害が及ぶだろう、だからミーナはその選択だけは避けたかった。
エイラ「駄目だ! キリが無い!」
サーニャ「ロケット弾もうありません!」
だが、ウィッチ達の弾数と魔法力を考えても退かない訳には行かない。
ミーナ「…ここまでね」
意を決し、撤退の命令を下そうとしたその時だった。
「諦めてる暇があったらシールドでも張ってろっつーの」
と、そんな声が聞こえた。
思わず振り返ろうとすると、ソレはミーナのすぐ目の前を火を噴きながら超高速で横切り、敵陣に突っ込んでいった。
敵の増援か、とは思わなかった。
何故なら、一瞬だがストライカーユニットの側面に扶桑のエンブレムを確認出来たからである。
18 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 20:51:39.84 ID:YbpLJUxz0
坂本「何だ!?」
「…鼠花火」
そう呟くと、その男を取り囲むように火柱が現れ、バチバチバチ!! と音をたてながら回り始めた。
まるでフラフープのようだ、と坂本は思ったが、そんなに可愛い物では無く、火柱はそのまま更に速度を上げつつ範囲を広げ
ネウロイ達、そしてウィッチ達をも襲った。
シャーリー「あちちちち!」
バルクホルン「誰だか知らんが周りの事も考えろ!!」
男がいた中心部は太陽のように白く輝き、まともに目視出来るものではなかった。
しかし、その輝きこそが爆炎の激しさを物語っている。
サーニャ「ネウロイの反応、消えていきます!」
ペリーヌ「ネウロイが退いていきますわ…」
宮藤「い、一体誰なんでしょうか?」
ネウロイの大群がいなくなった事を確認すると、男を取り囲んでいた火柱も消え、ウィッチ達はその男の姿を確認する事が出来た。
19 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 21:00:02.65 ID:YbpLJUxz0
扶桑皇国の海軍の制服を着ているようだ。
だが、坂本少佐とは違いその制服のボタンは上から下まで一つも閉じられておらず、ばたばたと風に揺られている。
そして、何よりウィッチ達の目を惹きつけたのは片手で肩に背負うようにした長い棒。その全長はゆうに男の二倍を超えるだろう。
どこの不良だ、と坂本は思った。
「あー……大丈夫か?」
呆然としていたウィッチ達に向かって男はそう、実にめんどくさそうに呟いた。
ミーナは何とか冷静を装い、男に尋ねた。
ミーナ「…救援を感謝します。あなたは何者ですか? 所属と階級、氏名を述べて下さい」
花火「名前は…花火だ。階級は大佐。所属は今日からこの、501だ」
支援
花火か・・・
打ち上げ花火とかド派手な技もありそうだなwww
21 :
天災のウィッチ:2011/01/17(月) 21:07:15.10 ID:YbpLJUxz0
はい! 今回はここまで! 導入部分だけ書きたかったんよ!
俺SSを見直してたらまだ炎系の固有魔法いねえじゃん!って思って書いたよ!
支援マジ有難う!!
>>20 天才か
おっと終わってたか
乙!!
続き楽しみに待ってる
11時まで余裕あるみたいだから短いのひとつ出していいですか?
ゴー!!
サーニャあたりと夜間哨戒させると花火ネタだせるよね
>>23 いいのよ
26 :
衛生兵の憂鬱:2011/01/17(月) 21:23:30.63 ID:Otm4RBGl0
昨日予告編書いたやつだね、まだ序章しかできてないね、仕方ないね
それでははじめませう
-------------------------
夕闇の中をバルクホルンとエーリカが白い尾を引きながら飛ぶ。
バルクホルン「今日のスコアは中型が15、か。まあまあといったところだな。」
エーリカ「私は10だね。トゥルーデは相変わらず馬鹿力だよね、ネウロイ捕まえて別のやつにぶち当て ちゃうなんて。」
広範囲に展開した敵を駆逐するために、今回の作戦ではツーマンセルで行動している。
バルクホルン・エーリカ組は戦線の最右翼を担当していた。
バ「あれも作戦だ。見事だっただろ」
エ「はいはい」
バ「くっ お前はいつもそうやって人を食ったような態度を・・・」
27 :
衛生兵の憂鬱:2011/01/17(月) 21:26:13.91 ID:Otm4RBGl0
二人のインカムからコール音が流れ、聞きなれた坂本少佐の声が鳴る。
坂本<<こちら坂本。こ戦線中央部は片付いた。そちらはどうだ?>>
バ<<了解。こちらも片付いた。後は航空部隊に引き継いでも大丈夫だと思う。>>
エ<<もう敵が居なくなったから帰ってるところだよ〜>>
今回の任務では消耗を防ぐため、各自の判断で帰投することが許可されている。
坂<<こちらもこれより帰投する。基地で落ち合おう。>>
バ<<了解。>>
通信を終えさらに飛行を続ける二人。眼下には常緑樹が敷き詰められ、濃紺色の絨毯が広がる。
エ「はやく基地に帰って宮藤の料理がたっべったいな〜」
バ「宮藤の料理は絶品だからな。私も楽しみだ!」
バルクホルンは万遍の笑みを浮かべる。
エ「またまたトゥルーデ、宮藤のことになると締りがないな〜」
ハルトマンはバルクホルンをおちょくることにかけては天才的だ。
支援
バ「わっ 私は別にそんなんじゃないぞ!カールスラント軍人たるもの、食事は」
エ「はいはい」
バ「また・・・!」
エ「トゥルーデは硬すぎるんだよん。 ん?今あっちに何か光らなかった?」
ハルトマンは11時の方角を指差す。
バ「ん?確かに何か光ったな。」
二人の視線の先には、はるか遠くで沈みかけの陽光を反射し、微かにきらめくものがあった。
エ「怪しいね。行ってみようか。」
バ「そうだな。一応確認して見るか。」
不審物確認の旨を坂本少佐に報告しようとインカムに手を当てた瞬間、赤い閃光が二人の間を通り抜けた。
エ・バ「・・・!?」
その閃光は、明らかに二人を狙ったものであった。
だが、一体どこから発射されたものかがまったく判別できない。
30 :
衛生兵の憂鬱:2011/01/17(月) 21:29:03.71 ID:Otm4RBGl0
バ「ブレイク!ブレイク!」
エ「言われなくても!」
二人は回避機動に移る。縦横無尽に飛び回る二人。
みるみる閃光の量が増え、四方八方から発射される。
エ「敵がどこにいるのかわかんないよ!」
バ「おかしい・・・敵の姿が見えない。」
エ「まさか・・・サーニャが言ってたやつ?」
明らかにそこに何も居るはずがないのに赤い閃光が生み出され、二人の方へ飛んでいる。
二人が見えないネウロイに遭遇するのは初めてのことであった。
バルクホルンは応援を呼ぼうとインカムに手を当て、坂本少佐へと通信を行う。だが、何度試しても流れるのは耳障りなノイズのみである。
31 :
衛生兵の憂鬱:2011/01/17(月) 21:29:50.32 ID:Otm4RBGl0
バ「ブレイク!ブレイク!」
エ「言われなくても!」
二人は回避機動に移る。縦横無尽に飛び回る二人。
みるみる閃光の量が増え、四方八方から発射される。
エ「敵がどこにいるのかわかんないよ!」
バ「おかしい・・・敵の姿が見えない。」
エ「まさか・・・サーニャが言ってたやつ?」
明らかにそこに何も居るはずがないのに赤い閃光が生み出され、二人の方へ飛んでいる。
二人が見えないネウロイに遭遇するのは初めてのことであった。
バルクホルンは応援を呼ぼうとインカムに手を当て、坂本少佐へと通信を行う。だが、何度試しても流れるのは耳障りなノイズのみである。
エ「インカムが効かないよ〜!」
ハルトマンも同じことを試していたらしく、バルクホルンに叫ぶ。
援軍の望みは絶たれ、敵は見たこともない、ましてや見ることもできない新型のネウロイである。
いくらエースといえども、サーニャのようにレーダー能力を持っていない限りは見えない敵と渡り合うことはできない。
二人の頭には、絶体絶命という文字が浮かんでいた。
どれほどの時間が経っただろうか?二人は消耗しきっていた。
バ「はぁ、はぁ、くっ!敵はどこだ!どこなんだ!」
焦燥し、狼狽するバルクホルンに向けて、一発の閃光が放たれる。
ハルトマンは、その一発にバルクホルンがまったく気づいていないことを見逃さなかった。
エ「危ない!トゥルーデ!!」
ハルトマンは閃光とバルクホルンとの間に身を踊り入れた・・・
第一章 完
というわけで終了です。 ただいま続きを作っているところなので、またできたら張ります
ちなみに、「俺」が出てくるのは第二章からです
乙!!
乙
しかし最近wikiの回転がスゲーはええな
ほんとに衰えないよな
見てると5時過ぎたとたんに高速になってるのよね
魔力と熱を相互に変換する固有魔法持ちで、生まれつき平熱が異常に高く
それが原因で悪魔の子的な扱いを受け続けたせいでいつしか自分は本当に人間ではない何かと思い込むようになり
他人に対して異常な警戒心を持つ俺が少しずつ皆と打ち解けて
暖房や歩く温泉製造機みたいに扱われるようになっていくのはまだかね?
39 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:26:13.53 ID:JipRPbdSO
23時までつなぎで投下させていただきます
自分のも短いですが…
ある日のティータイム
宮藤「ずずーっ……はぁ〜…あっ!!」
ペリーヌ「宮藤さん!貴女はまた…」プルプル
宮藤「ごめんなさい、ペリーヌさん……つい」
ペリーヌ「全く、貴女は何度も何度も扶桑茶じゃないんですから、もっと上品に飲んで頂かないと…そんなに下品ですと将来嫁の貰い手がありませんわよ」
リーネ「ペリーヌさん、言い過ぎです」キッ
ペリーヌ「まぁ、今日はリーネさんに免じて、この辺にしておきますわ」フン
40 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:33:41.01 ID:JipRPbdSO
これは避難所の俺「ストライクウィッチーズだ!」349のネタを借りて書いたものです
リーネ「芳佳ちゃん、ペリーヌさんの言ったこと気にしちゃダメだよ」
宮藤「……うん、大丈夫」シュン
リーネ(大丈夫って言ってるけど、元気なさそう……そうだ)
リーネ「ねぇ、芳佳ちゃん知ってる?今、ロマーニャでは”ボトルメール”っていうのが流行ってるんだよ」
宮藤「ボトルメール?」
リーネ「うん、ビンの中に手紙を入れて、海に流すの。もちろん誰が拾うかわからないし、届かないかもしれない。でも素敵じゃない、それを拾った人が運命の人ってこともあるかもしれないし///」
宮藤「へぇ〜、おもしろそうだね」
リーネ「私達もやってみない?」
宮藤「うん…やってみようかな」
あれかww
42 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:38:45.90 ID:JipRPbdSO
宮藤「手紙を入れてと……リーネちゃん、後はこれを流すだけ?」
リーネ「うん。じゃあ流そうか」
宮藤「うん。届くかな…」スッ
リーネ「そうだね、届くといいね」スッ
リーネ「ねぇ、芳佳ちゃんは手紙に何て書いたの?」
宮藤「……内緒。リーネちゃんは?」
リーネ「芳佳ちゃんが内緒なら、私も内緒」
宮藤「もう、リーネちゃんたら〜」
リーネ「フフフ…」
通路
用事のあるリーネと別れ、一人、部屋へと戻る
宮藤「何て書いたかなんて言えないよ…だって私が書いたのは……」
「私をお嫁にもらってください」
宮藤「…だもん。でも扶桑語で書いたし、それに届くとは限らないんだし、あれくらい……いいよね」
43 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:43:07.55 ID:JipRPbdSO
数ヶ月後
俺「捕ったどぉ〜〜!!」ザバッ
俺「これで今夜の分は確保したな」ジャブジャブ
俺「ん?こんなとこにビンか、全く海にゴミを捨てるなど…」ヒョイ
俺「中に何か入ってる…手紙か、どれどれ」
「私をお嫁にもらってください
宮藤芳佳 」
俺「なんだ…と、宮藤って名前…確か近くの診療所の所も宮藤だよな」ダッ
44 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:44:51.70 ID:JipRPbdSO
宮藤診療所
宮藤母「ええ、確かに芳佳はうちの娘ですけど…」
俺「ビンゴ!あのそれで娘さんは」キョロキョロ
宮藤母「ついこの間ロマーニャのほうに…ってあの貴方は…」
宮藤祖母「行っちゃったみたいだね」
宮藤母「一体何だったのかしら?」
俺「ロマーニャか…まぁ、遠いがそんなの関係ない。」タッタッタッ
ロマーニャから横須賀ってまさかネウロイ傘下のスエズ突破したのか、それともまさかジブラルタルから喜望峰コースか
あるいはパナマ運河でリベリオン周りか・・・
46 :
ボトル男:2011/01/17(月) 22:49:40.77 ID:JipRPbdSO
以上でプロローグ終了です
次回第1話 「偶然?必然?運命の出会い」です
それでは
乙
おつん
49 :
RW:2011/01/17(月) 23:00:13.62 ID:CcC+5Tog0
23時に予約した者です さ、投下準備…っと
…予約したはいいものの、短いです ごめんなさい
前スレ、>470の続きです 次から落としますよー
50 :
RW:2011/01/17(月) 23:02:06.31 ID:CcC+5Tog0
―同隊同基地 食堂―
「芳佳ー! ごはんー!」
宮藤とリーネが朝食の準備をしている食堂に、ルッキーニが駆け込んできた。
「おはようルッキーニちゃん! もうすぐ出来るから、ちょっと待ってて!」
厨房から声をかける宮藤。早くしてねー!と言いながら席に着くルッキーニ。一番乗りかと思っていたが、すでに先客がいた。
「…どったのペリーヌ?」
ルッキーニの視線の先で、ペリーヌがテーブルに伏していた。
「…な、なんでもありませんわ…」
部屋を飛び出したはいいものの何処に二人がいるのか分からなかったペリーヌは、あれからずっと基地中を駆け回っていた。
(一体二人は何処に…ああ…坂本少佐…)
そうして疲労感と絶望感一杯でなんとか食堂に辿り着き、テーブルで力尽きたという訳だった。
寝る前の支援
「うじゅ…からかおうと思ったのに…つまんない」
ルッキーニがやや残念そうに呟くが、最早噛み付く気力も残っていないペリーヌ。そんなペリーヌに、見かねたリーネが紅茶を差し出す。
「あの、ペリーヌさん…大丈夫ですか?」
カップを渡しながら、気遣うリーネ。
「ええ…お構いなく」
とは言うもののいつになく疲れた表情で力なくカップを受け取るペリーヌを見て、さらにリーネの表情が曇る。
「あの…昨日寝れなかった、とかですか…?」
言ってからしまった、余計なお世話だと怒られる、と思ったリーネは身を硬くする。
「本当に、お気遣いは結構ですから…朝食を早く作っていただけます?」
掛け値無しに、リーネは絶句した。まさか、あのペリーヌがここまでしおらしくなっているとは。
「…なんですの?」
流石に訝しげな顔をしたペリーヌに、何でもありません! と告げて逃げるように厨房に走り去るリーネ。それを力なく見送ったペリーヌがカップに口をつけるのと時を同じくして、食堂に人が集まり始める。
53 :
RW:2011/01/17(月) 23:16:28.92 ID:CcC+5Tog0
真っ先に入ってきたのはバルクホルンだ。次いでシャーリー。
「おはよう。お、ルッキーニ来てたのか」
「シャーリー! おはよー!」
椅子から飛び上がり、挨拶とばかりにシャーリーの胸に飛び込むルッキーニ。おいおい、と言いながらも満更ではないシャーリーに、バルクホルンが苦言を呈する。
「貴様ら…もう少し慎みというものを弁える気は無いのか?」
「えー。…バルクホルン大尉、もっ!」
言うが早いが、バルクホルンに飛び込むルッキーニ。そのままバルクホルンが抵抗する前に胸に顔を埋める。
「ん〜おっきい〜」
「なっ!? このっ…! 離れろルッキーニ少尉っ!」
全力でルッキーニを引き剥がすバルクホルン。剥がされたルッキーニは一瞬不満げな顔をするが、すぐにシャーリーの胸に再度ダイブする。
「でも〜やっぱりこっちがいっちばーん!」
「そうかそうか、あっはっは!」
「だから、貴様らは…っ!」
支援するよ
(朝から、元気な人たちですこと…)
その騒ぎを眺めながら、ぼんやりと紅茶を啜るペリーヌ。無論、自分が言えた義理ではないことはとっくに頭から消え去っている。彼女の頭を現時点で占めているのは唯一つ。
(…ああ…坂本少佐…)
と、その時、ペリーヌの想いが通じたのか。
「おはよう皆。今日もいい天気だなぁ、はっはっは!」
豪快に笑いながら、気分良さそうに食堂に坂本が入ってきた。
(さっ、坂本少佐!)
先程までの疲れも何もかも全てが吹っ飛び、目を輝かせて立ち上がるペリーヌ。…が、数瞬後にその表情が一変した。
「おはようございます」
何故なら、坂本のすぐ後に、怨敵(一方的な)俺が入ってきたからだ。
「あー…イェーガー中尉達は朝から元気…ッ!?」
未だ喧騒の最中にいる三人を一瞥した俺は、自身に向けられた今日二度目の殺気を察知した。今度は、探すまでも無かった。
(く…クロステルマン中尉…?)
56 :
RW:2011/01/17(月) 23:28:47.75 ID:CcC+5Tog0
俺を凄まじい眼力で睨みつけるペリーヌ。何かしただろうかと急いで考える俺。ペリーヌの口が開く直前、
「おはようペリーヌ! どうした? そんな怖い顔をして、何かあったか?」
坂本がペリーヌに声をかける。その瞬間、ペリーヌの表情が一気に軟化した。
「い、いいえ!? 少佐、おはようございます!」
「ん、そうか、ならいいんだ。おーい、宮藤ー! 朝食は…」
そのまま厨房の宮藤達のところに行ってしまう坂本。同時に、再び現れる俺への敵意の表情。
「…その、クロステルマン中尉?」
「話しかけないで」
声をかけて話を聞こうにも、そもそも話すら聞いてもらえない始末。頭を抱える俺。
仕方ないので、話を聞くのを諦めて席に着く俺。…呪詛の視線が、さながらネウロイのビームのように俺に突き刺さる。すごく痛い。
しーえーんー
そこへ、ミーナとハルトマンが食堂へ入ってきた。
「おはよう皆」
「おはよー…」
ミーナは笑顔で、ハルトマンは半分欠伸交じりで挨拶する。
そんなハルトマンを見てバルクホルンが何か言おうとしたが、ちょうど宮藤達が朝食を持って来たことで口を噤む。
次々と並べられていく料理は、昨日の晩と同じく扶桑料理だ。
「夜間哨戒組の二人以外は皆揃っているわね? それじゃ、いただきます」
ミーナの合図と共に、全員か料理に口を付け始める。俺も箸を手に取り、まず納豆を口に入れる。その瞬間、宮藤が顔を輝かせた。
「俺さんは納豆食べられるんですか!?」
「ああ。扶桑にいた頃は毎朝食べてたよ。でも、この納豆は美味いな。今までで一番美味いよ」
えへへ、と嬉しそうに笑う宮藤。そして、むすっとした表情で続けた。
「皆、食べてくれないんですよ…こんなに美味しいのに…」
そこに、ペリーヌが口を挟む。
「ふん。こんな腐った豆、とても食べられませんわ」
59 :
RW :2011/01/17(月) 23:42:21.38 ID:CcC+5Tog0
相変わらずつんけんとした態度のペリーヌを見て、シャーリーがニヤニヤしながら言う。
「坂本少佐は好きで食べてるぞ?」
うっ、とその一言に詰まるペリーヌ。
「いくら坂本少佐の好物だとしても…こんなものを口に入れるなんて…」
何やら葛藤の最中に突入するペリーヌ。そんなペリーヌを見てニヤニヤするシャーリーとルッキーニ。
「それもーらいっ」
「おいハルトマン! 私のおかずを取るな!」
何やらおかずの取り合いで盛り上がるハルトマンとバルクホルン。芳佳とリーネは料理の話題で盛り上がっている。
そんな隊員達を眺めて、笑顔で朝食を口に運ぶミーナと坂本。
(…本当に仲がいいんだな。ここは…)
自分が今まで渡って来た場所でも、ここは特に居心地がいい。
戦場の過酷な空気に当てられて、仲間内の食事の時間でさえギスギスした雰囲気が漂う部隊を、俺は何度も見てきていた。
60 :
RW :2011/01/17(月) 23:48:19.23 ID:CcC+5Tog0
(叶うなら、お前と一緒にここに来たかったな…)
脳裏に浮かぶのは、かつて自分の二番機だった少女の顔。自分を庇った時の、少女の笑顔…。
「あ、そうだわ。俺さん」
物思いに耽っていた俺に、食べる手を止めて話しかけるミーナ。
「あなたのストライカー、今日の昼に届くそうよ」
「何? それは本当か?」
坂本がこちらの話に食いついてくる。
「思ったより早かったですね。もう調整済んだのか…」
扶桑で自分のストライカーを任せている友人の顔を思い浮かべる俺。まあ、あいつのことだしな、と思考に一区切りをつける。
「なら、そうだな…おーい、皆! 食べながらでいい、聞いてくれ!」
少し何かを考えて、坂本が皆に注目を促す。
「今日、昼に俺のストライカーが届くそうだ。なので、昼の訓練内容を変更して、模擬戦形式で俺の実力を見る。それに合わせて昼食までの時間を自由時間にしようと思う」
61 :
RW :2011/01/17(月) 23:54:30.27 ID:CcC+5Tog0
「やったー! 自由時間だー!」
「よ、芳佳ちゃん…」
自由時間と聞いて真っ先に喜ぶ宮藤と、それを諌めようとするリーネ。その様子に、坂本がすっと目を細めた。
「宮藤。リーネ。お前達はこの後滑走路に来い! 特訓だ!」
「えー!」
「なんだ宮藤。嫌そうだな?」
坂本の視線に、途端に宮藤が萎縮する。
「あっ、あのっ、さ、坂本少佐! わ、私もその、訓練をご一緒に…」
ペリーヌが、しどろもどろになりつつ坂本に訓練を志願する。
「ん? はっはっは! いい心がけだペリーヌ! よし、三人とも! ビシバシ鍛えてやるからな!」
そう言って豪快に笑う坂本にペリーヌはうっとりとした表情、宮藤とリーネはややげんなりした表情という対照的な構図。
その様子に、俺はここに来て何度目かも分からない苦笑を浮かべた。
ここで一旦切ります 支援してくれた方に感謝を
次回こそは模擬戦パートいける…はず…
乙、ゆっくりと時間を掛けて展開するのもいいもんだよ
おつおつ〜
次回もまってるよ
乙!でございました。
おっつ!
皆の乙の一言で次も頑張って書こうって思えるよ…本当にありがとう
俺なりにゆっくりでも展開させていくよ
きばらずゆっくりいこーぜー
投下切れたところでwikiのっけるひとに聞きたいんだけど、
自分のレス青字にする等々の加工ってどうやってる?
やってない
細かすぎて手が回らない・・・
やり方ならwikiの中に書いてある。
スタイルについて助言を求めてるなら、見やすいと思った人のを参考にしたらいいんちゃう?
ところで次空いてる?
空いてるならちょっと借りたい
>71
いや、実際の作業手順についての話だったんだ
一行一行コピペで貼り付けてんのかもっと効率的な方法取ってんのか、とか
とりあえず投下はないと思うよ、どうぞ
>>69 あ、どうやってやる?か・・・読み間違えてた・・・ごめん
>>71 GO〜
Wiki関係の話は避難所のWikiスレでやると詳しい人が教えてくれるはず〜
>>71 さぁ待っていたぞ
俺は全部コピペでやってるよ
77 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:30:37.06 ID:iN/iO/hx0
>>72 改行記号で置換して、とか色々試したが、結局うまくいかなかった
色を変える行を減らす方にシフトしたな
じゃそろそろ行く。前前スレ
>>906から。
― 基地 ―
ミーナ「それは厄介な敵ね」
坂本「ああ。なんせあの男が墜とされるほどだ」
余「余計な事を……!」
男は苦虫を噛み潰したような顔。ミーナが怪訝そうに尋ねる。
ミーナ「あら、じゃあそこに立っているのは幽霊なのかしら?」
エーリカ「『王にできることできぬことを決するのは、王自身である(キリッ)』って突っ込んでいってー」
ウルスラ「高度を上げすぎて失速、墜落した」
余「ぐぬぬ。」
ミーナ「あらあらうふふ。……でも、攻撃が効かないのは問題ね」
坂本「何か対抗策を考えねばな。幸いにしてやつは足が遅い。時間はある」
ミーナ「ええ。連合軍が監視を付けてくれることになったわ。詳しい情報が得られ次第、作戦計画を立てましょう」
陛下ktkr
トマ…陛下支援
よっさん支援
とまとんファイト♪
82 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:37:47.66 ID:iN/iO/hx0
その夜。
ウルスラは夜具の中で悶々としていた。
眠ろうとして目を閉じると、抱きかかえた男の感触が生々しく蘇ってくるのである。
広い背中、体温、匂い、早鐘の鼓動。ウルスラは一つずつ鮮明に思い出す。
自分が両腕で締め付けて……締め付けて?
改めて考えると、あれはまるで自分から強く抱きしめたようではないか。
シャーリーさんのことで意地になっていたとはいえ……。
というか、冷静に考えて何故自分はあんなに腹を立てたのだろう?
焼きモチ?まさか。いやしかし。あの日以来、どうにも以前ほど彼を苦手に感じなくなっている。
「その不器用さが、余にはたまらなく愛おしい。」
あのときの言葉をふと思い出すたびに、胸の奥がふわふわする。
恋愛ごとになんて興味は無かったはずなのに。
急に恥ずかしくなり、シーツを頭からかぶって丸くなった。顔が熱い。頭が茹っている。
冷静に分析しようとしても、思考はとりとめなく千々に乱れる。
こんなことは初めてだ。まったく、自分らしくない。
ウルスラ「……はぁ……」
どうしても眠れない。
ウルスラは眠ることを諦め、夜風に当たるべく部屋を抜け出した。
83 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:42:17.56 ID:iN/iO/hx0
で、なぜ出くわすのだろう。
ウルスラは頭を抱えたい思いだった。
男はバルコニーの入り口に背を向け、手すりの上に胡坐をかいて空を見上げている。
落ちそうで危ないが、この男なら落ちたところで問題ないだろう。
古い城を改修したこの基地には、夜風に当たるのに具合がいいバルコニーや中庭がいくつもある。
いくつもある。
なのによりにもよって何故私が足を向けたところにいるのか。運命だとでもいうのか。
そこまで考えて、ウルスラは自分の思考に赤面した。
運命はない。運命は、ない。なぜそこでそんな単語が出てくる。そんなに茹ってるのか、今の私は。
ウルスラは赤面したまま、とにかくその場を立ち去ろうと踵を返した。
今はとにかく彼と顔をあわせるわけにはいかない。
僅かに足音がなった。
余「曲者か!」
余「<●><●>」ギン!
閃光が走り、基地の壁に大穴が空いた。
よっさんアブねえなww
支援
85 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:47:56.01 ID:iN/iO/hx0
ウルスラと男は大穴越しに目を合わせた。
男の『勅視』は壁だけを爆風すら生じさせずに穿ち、反対側にいたウルスラに傷一つ付けなかった。
ウルスラはもちろん動けなかったし、撃った男の方もなぜか硬直した。互いに慌てて目を逸らす。
余「驚いたぞ。」
ウルスラ「こっちのセリフ。殺されるかと」
余「余の『勅視』は奴ばらのビームのような下賎で雑な兵器とは違う。そのようにも使えるが。加減し損なうようなことなどない。」
ウルスラ「……」
余「……」
奇妙な沈黙が流れた。そもそも会話していた段階から、お互いに相手の目を見ようとしていない。
ウルスラはここに夜風に当たりに来た理由が理由であるので当然なのだが、男の方に至っては、顔すら思い切りそむけている。
86 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:52:27.37 ID:iN/iO/hx0
ウルスラ「……?」
ウルスラ「どうしてこっちを見ないの?」
余「うつけ者!お前は、自分の格好に気づかんのか!」
ウルスラ「……?」
余「いやしくも余の妃となろうという者が、そう易々と肌を晒すとはなにごとか!」
ウルスラは寝巻き姿である。ズボンの上に、ぶかぶかのタンクトップ。彼女の姉と同じスタイルである。
確かに普段の軍服より露出は多いが、そもそも普段から脚は晒している。新たに見えているのは肩と二の腕くらいだ。
大して変わりはしない、とウルスラには思えるのだが、男には大事らしい。
首が捩れそうなほど横を向き、決してこちらを見ようとしない。
ウルスラ「普段と変わらない。あと妃には――」
余「変わる!」
ウルスラ「……」
よっさんが可愛く見えてきたw
初心なよっさんいいよ
89 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 00:57:30.02 ID:iN/iO/hx0
言っていることが滅茶苦茶だ。面白いくらいに自分を意識している。もしかしたら、昼間のシャーリーさん以上に。
そう思うとウルスラは少し楽しくなり、そして滅多に出さない悪戯心が芽生えた。
ウルスラ「分かった。何か羽織って来る。でもその前に……」
余「うむ?」チラ
ウルスラ「えい」ペラ
男が横目でこちらを向いた瞬間に合わせて、タンクトップの裾を少しだけ捲って見せた。
といっても、ほんの少しだ。おへその端が見える程度。
姉なら、面白がってもっと大胆に捲って見せたかも知れないが、自分にはこれが精一杯だ。
そしてそれでも効果は十分だった。
余「ぶほっ!ななななななな何をしておるか痴れ者が!!!」
男は鼻血を噴かんばかりに狼狽し、慌ててそっぽを向いた。手すりからずり落ちそうだ。
横顔が真っ赤、トマト再びである。ウルスラが見るのは初めてだが。
ウルスラ「ふふふ」
無邪気な嗜虐心が大いに満たされたウルスラは、軽やかな足取りで部屋へ戻るのだった。
流石悪魔の妹ww
姉妹揃って悪魔か
トマトン負けるなー
義姉と嫁揃って悪魔とか陛下頑張れw
93 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 01:02:44.53 ID:iN/iO/hx0
数分後、ウルスラはシーツを体に巻き付けてバルコニーに向かった。
男もその間に落ち着いたらしく、最初と同じように空を見上げていた。
ウルスラはその手前、手すりに背を預けて座り込む。
余「眠れないのか。」
ウルスラ「……」
ウルスラがこくり、と頷く。
余「余もだ。いかにしてきゃつを余の前に平伏させたものかと思ってな。」
ウルスラ「昼間のネウロイ?」
余「そうだ。余が、余に仇なした敵をおいて帰投したのは初めてだ。」
ウルスラ「あれは相手がどうこうというより、自爆……」
余「余より高い空を知っているというのも気に食わん。」
ウルスラ「……ふふっ」
ウルスラは呆れたように笑ってから、自分が先ほどまでと打って変わって落ち着いていることを意識した。
ベッドの中での煩悶が嘘のようだ。原因と一緒にいるというのに。まったく、この男に関することについて自分は冷静になれない。
そのことに気づいても、恥じたり困惑したりするのではなく、小さな喜びを感じてしまう。それどころか、もっと一緒に居たいとすら思ってしまう。
寝る前だが支援
95 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 01:06:54.15 ID:iN/iO/hx0
その後は沈黙が続いた。しかしそれは先ほどまでの気詰まりなものではなく、ちょうど出撃の無い日に二人でハンガーでいるような、穏やかな沈黙だった。
しばらくたって、小さな吐息が漏れた。
ウルスラ「……ふああ……」
余「眠くなったのか。」
ウルスラ「……」コックリ
余「待て、ここで寝るな。部屋へ戻るがいい。」
ウルスラは彼女を気遣う声に安らぎを感じる。もっと自分のことで困らせたい。自分のことを見ていて欲しい。自分に構って欲しい。
ああ、どうやら自分は本格的にまずいようだ。抑えられない。
ウルスラ「……って」
余「何?」
ウルスラ「連れてって」
余「」
おせっかいかもしれないけど編集方法の所に応用の基本的な物だけ加えておいた
余っさん支援
97 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 01:12:43.49 ID:iN/iO/hx0
余「そ、そうそう何度もからかわれはせんぞ。ほらふざけてないで……。」
ウルスラ「……」コックリ コックリ
余「……ええい。余でなければ狼藉を働かれたとて文句を言えんぞ……。」
文句を言いながらも、起こさないようそっとウルスラを抱えあげて彼女の部屋へ向かう男であった。
翌朝男はミーナに、基地に空けた大穴のことで小言を言われた。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/18(火) 01:13:26.00 ID:B7eLGM6I0
99 :
空の王な俺:2011/01/18(火) 01:17:17.30 ID:iN/iO/hx0
数日後、『STRIKE WITCHES』に男を加えた12人は、ブリーフィングルームに集合していた。
件の尖塔型ネウロイを撃破する計画を協議するためである。
まず坂本が数枚のスライドを示し、改めてこのネウロイについて概説した。
坂本「このネウロイは全長33,333m。その巨体をほぼ直立させ、十から数十キロメートル毎時という低速でローマ方面へ向け進攻中だ。
こいつを撃破する上で最大の問題となるのがコアの位置だ。こいつのコアは頂点部分、つまり標高33,000m以上にある。私がこの眼で確認した」
芳佳「改めて聞くとすごい高さですね。富士山がえーと、1、2、3……」
シャーリー「そんだけの高さとなれば、空気もほとんどないだろうなぁ」
ルッキーニ「え、空気ないの?」
エーリカ「じゃー喋っても聞こえないなー」
ルッキーニ「聞こえないの?」
ペリーヌ「そもそもそこまで到達する方法がありませんわ。私たちのストライカーの限界高度は10,000mがいいところ。
そこな殿方はさらに上れるようですが、それでも20,000mまでは届きませんでしたでしょう」
余「ぐぬぬ。」
よっさんかわいいな