1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
移転で落ちとる……仕方ないから自分でたてる
瀬菜√は書いた。せっかくなのでこれだけは投下する。短いけど勘弁
その後はもし需要があれば書く
あ、需要ないですw
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 19:46:41.45 ID:U3MZkEyx0
需要ないからいいです
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 19:48:56.29 ID:e4+awgo/0
瀬菜「高坂先輩。私、先輩に人生相談があるんです」
こう切り出されたのが3日前。そして、今日俺は瀬菜と一緒に秋葉原に来ている。
なんでも兄貴との仲直りの印にプレゼントを渡したいそうだ。うちのと違って実によくできた妹である。いや、いつぞやの桐乃もかわいかったけどね?
京介「で?どこから行くんだ?」
瀬菜「やだなー、それを決めるために高坂先輩に人生相談を頼んだんですよ?」
京介「あー、そうだったな。でも何度も言うけど、あいつの趣味なんてよく知らねえよ?」
瀬菜「またまたぁ、以前もよくからんでるって、おっしゃってたじゃないですか」ウヘヘ
京介「つるんでるな!気持ち悪い言い回しをするんじゃねえ!!そして今すぐ妄想をやめろ!!」
だめだ…腐女子の妄想の種にされるってのはいつまでたっても慣れない。相変わらず気持ちわりぃ。
いくら眼鏡をかけてておっぱい大きいからって、会うたびにこれじゃあ精神が持たねえよ。
京介「って言うかなんで秋葉で選ぶことになってるんだよ。あいつはオタクじゃないんだろ?」
瀬菜「え?何言ってるんです?お兄ちゃんはああ見えてガチオタですよ?」
なん……だと……?
京介「え?まじで?あいつ爽やか系イケメンのくせしてガチオタなの?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 19:53:04.87 ID:xPMrvX7GO
おお、落ちたと思ったら立ってた。
期待支援。
待ってたわ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 19:53:50.85 ID:e4+awgo/0
瀬菜「ええ、知らなかったんですか?高坂先輩」
正直知りたくなかったです。
京介「じゃあなにか?あいつ家では妹もののエロゲばっかりやってたりすんの?」
瀬菜「いいえ。お兄ちゃんは確かに重度のシスコンですけどそれはないです。普通のエロゲならやってますけど」
瀬菜「って言うか、実妹がいるのに妹もののエロゲやるとか信じられません。そういう変態とは、お近づきになりたくありませんね」
瀬菜さん、その実の妹から強制されて妹もののエロゲをやらされている俺は変態のうちに入りますか?……入るんだろうな。改めてこの現実を理解したことでちょっと泣けてきたぜ。
瀬菜「あれ?何で少し涙目なんです?……はっ、やっぱりお兄ちゃんのことが」
京介「いい加減そっち方向の妄想はやめてくれ。だが、これでわかったろ?俺はあいつの趣味に関しては何も知らねえぞ?」
瀬菜「そうですか。うーん、困りましたね」
そういうと腕を組み、唇をとがらせて考え出す瀬菜。腕を組んでいるせいでおっぱいがけしからんことになっている。
瀬菜「じゃあ、こうしましょう高坂先輩。……高坂先輩?高坂先輩!」
京介「お、おう!なんだ?どうした?」
瀬菜「ちゃんと人の話聞いてます?」
9 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/25(木) 19:56:32.01 ID:nzMDG22g0
支援(ニヤニヤ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 19:57:00.39 ID:e4+awgo/0
あぶねえ、おっぱいに見とれて話きいてなかった。って言うか、見てたことばれてないよな?
京介「おう、聞いてる聞いてる。で、どうするんだ?」
瀬菜「…まぁ、いいです。今日は私と秋葉デートしてもらって、その中で高坂先輩がビビッと来たものをお兄ちゃんへのプレゼントにしようと思います」
京介「デートって…いいのかよ、俺で」
瀬菜「はいっ!実は高坂先輩のこと、前から気になってたんですよ」
京介「うええ!?あ、赤城…それはどういう………」
瀬菜「だって高坂先輩ってマスケラの主人公に超そっくりじゃないですか!いくら地味面だからって私の目はをかいくぐれると思ったら大間違いです!今度是非コスプレさせて写真とらせてもらおうと思ってまして!!」
いかん、変なスイッチ踏んじまった。これはもうしばらくおさまらんだろうな。
しかし、そういうことね。異性としてではなく好きなキャラにそっくりだから気になってたわけだ。
京介「そういうことね。ちょっと焦った俺がばかだったぜ」
瀬菜「?…まぁ今日はその話は置いといて、早速見て回りましょうか」
そこからはいたって普通?の秋葉観光だった。しかし、俺も秋葉にはけっこう来るようになっていたし慣れてきたという自負もあったんだが、新しい発見も多くて驚いたぜ。
これは一緒にまわる相手がいつもの面子でないからだろうな、なかなか奥が深いじゃないか。
だが、俺はこの後に待ち受けている地獄をまだ知らなかった。
移転で落ちてたのか
ほ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:00:05.46 ID:0ttarIJJ0
なんで制作行かないの?アホなの?ねえアホなんでしょ?
ksg
13 :
※このSSはフィクションです。現実の(ry:2010/11/25(木) 20:02:39.93 ID:e4+awgo/0
瀬菜「ここが今日のメインディッシュです!」
京介「おい、ここは………まさか!?」
瀬菜「そうです!ここがBL専門店の最大手!○つのあなです!!」
女の子が○つのあなとか言うんじゃない!
うおおおおおおおおおおおおお!溢れ出す腐のオーラに精神がもっていかれそうだ。
京介「あ、赤城!ここにはお前の兄貴が欲しがるもんはねえって!!ここだけはやめとこう!!いや、やめてください!!」
瀬菜「いいじゃないですか、今日はデートなんですから。さっ、行きますよ」
そういうと瀬菜は、俺の腕に自分の腕をからめて強引に引っ張っていく。
京介「ひぃ!」
瀬菜「いやー、いつ来ても壮観ですね!」
そこには表現するのも恐ろしい異世界が広がっていた。右を向いても地獄、左を向いても
地獄。俺が精神崩壊したら責任とってくれよ?
瀬菜「いやー、すばらしかったですね高坂先輩!また来ましょうね!!」
京介「そうか……それはよかったな」グス
やっと、やっと○つのあなから解放された。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:18:51.84 ID:e4+awgo/0
瀬菜「なんでまた涙目になってるんですか。で、ビビッと来たものってありました?」
京介「そういえばプレゼント選ぶんだったな。正直すっかり忘れてたぜ。そうだな……あ、あれとかどうだ?」
瀬菜「お!何かいいものあったんですか?」
京介「実はな、以前あいつと秋葉に来たときあいつが欲しがってたものがあるんだよ。今思い出したぜ」
瀬菜「…まさかラブドールとかいいださないですよね?高坂先輩?」
京介「ちげえよ!俺は後輩にラブドール購入を勧めるほど変態じゃねえ!!」
瀬菜「エロゲは作らせてましたけどね。『フヒヒwww作画資料を提供してやるよwwwあと、経験もあった方が書きやすいだろ?www』とか言って」
京介「台詞をねつ造するのはやめろ!さらにひどくなってんじゃねえか!!」
もうやだこの子。なんでそんなに俺を変態にしたいんだ。
瀬菜「じゃあ、一体何にするんです?」
京介「ふっ……TENGAだ」
瀬菜「てっ、て、TENGAって……やっぱり変態じゃないですか!?」
京介「まぁ落ち着けよ。あいつ、あれでも真剣に買おうか悩んでたんだぜ?店には俺が責任もって行ってくるからよ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:20:33.74 ID:92B6IXPp0
436までしかログないんだがそれ以降だれか書いてた?
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:21:17.94 ID:e4+awgo/0
瀬菜「あ、当たり前です!……でも……そうですか……お兄ちゃんが……」
瀬菜「じゃあ、仕方ないです。それにしましょう」
提案したのは俺とはいえ、妹にTENGAを送られる兄って…泣けてくるなオイ。
だがラブドールのパンフレットが原因でケンカになったわけだし、仲直りの品としては意外とありなのではないだろうかとも思ってしまう。ハハハ、俺も大概頭わいてんな。
京介「無事買い物もすんだし、今日はもう帰るか」
瀬菜「そうですね。高坂先輩、今日はありがとうございました」
京介「いいって、気にすんなよ」
瀬菜「あ!最後に一つだけ言わせてもらうとですね」
京介「ん?なんだ?まだなんかあるのか?」
瀬菜「女の子の胸を凝視するのはやめといた方がいいですよ」
いやああああああああああああ!ばれてたあああああああああ!!
違う、違うんだ。これも全てそのけしからんおっぱいがだな………。
瀬菜「高坂先輩だったからいいようなものの、他の人なら問答無用で通報するレベルでしたよ?」
京介「え?…おま……それはどういう……」
瀬菜「えへへ、高坂先輩みたいなお兄ちゃんも悪くないかなってことです!」
おわり。短くてごめんね
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:29:28.33 ID:RlGODdQr0
乙
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:31:20.62 ID:xPMrvX7GO
あっさりしてて大変よろしい。
乙!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:36:46.34 ID:y5quaJ0N0
たってたのか
おつ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:44:11.52 ID:Xujxomx40
落ちてただと・・・乙です
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 20:46:33.25 ID:e4+awgo/0
みんなありがとう。次はリクエストにあった「あやせとくっつくが桐乃に構いすぎてあやせむくれる√」書こうと思う
でも今日は疲れたので、のんびり書き溜めて明日投下します
なので書き手さん颯爽登場希望
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 21:17:34.88 ID:ws5a8+HsO
テスト
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 22:04:59.38 ID:3uj78Ytg0
かけるのか?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 22:07:30.43 ID:3uj78Ytg0
かけるみたいだな。誰か沙織√書いてくれねえかな…
25 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/25(木) 22:19:02.27 ID:f7PnUK3v0
保守ですの
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 22:51:25.53 ID:3uj78Ytg0
ほっしゅ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 23:02:50.52 ID:gzG7lFcD0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 23:40:14.73 ID:JSRySvrW0
かくんだ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/25(木) 23:51:14.58 ID:3uj78Ytg0
ねるほ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 00:17:26.95 ID:q25nktxb0
@ω@
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 01:00:27.13 ID:8SMwhr8zO
保守。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 01:08:19.38 ID:bfdY19p20
リクエストに答えてせなちー書いてくれてありがとう!満たされました
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 02:00:20.51 ID:5U/8+/uI0
hosyu
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 02:21:03.39 ID:Yp3yFHAN0
保守
黒猫たんマジ堕天使
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 02:41:11.59 ID:J3WD+9Fh0
ほ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 03:01:45.45 ID:5U/8+/uI0
8巻の展開を予想したSS書いてほしい
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 04:08:18.58 ID:p0/0T4Gg0
ほす
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 05:38:57.56 ID:q25nktxb0
いわお×いわおでお願いします
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 05:39:37.92 ID:q25nktxb0
間違えた
いわお×かなこで
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 09:06:34.52 ID:WGyj5gyrO
ほし
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 10:12:50.74 ID:8SMwhr8zO
麻奈実といちゃいちゃする話を期待しつつ保守。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 11:47:16.67 ID:qeb7LH9R0
ほ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:06:24.97 ID:n2Qn92XeO
誰も書いてないようだから書きます
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:30:03.59 ID:UjmLNWJmO
頼む
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:30:17.37 ID:n2Qn92XeO
桐乃「ねー、なんか茶菓子ないのー?」
京介「んなこと知るか」
桐乃「チッ、じゃあ自分で探すからいい。」
そうしてくれ。
なんでもかんでも俺に頼んなっつの。
お前らもそう思うだろ?
黒猫&沙織「…」
ゲームに集中して聞いてねぇ…
一応状況を説明しとくと我が家にいつものメンバーで集まってるわけだ。
そんでシスカリを始めたわけなんだが黒猫が一強過ぎて桐乃が拗ねて菓子を貪り始めたといった感じ。
桐乃「あったー!!なんか高くておいしそうなチョコ!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:38:35.14 ID:n2Qn92XeO
桐乃「ほらなんかおいしそうだから二人も食べていいよ。
ただしあんたはダメだから。」
さっきまで拗ねてたんじゃねーのかよ。
そして怒りの矛先が俺に変わると。
黒猫「なかなかおいしそうね。」
沙織「こんな高そうなもの食べて大丈夫でござるか、きりりん氏?」
桐乃「大丈夫大丈夫、いざとなったらこいつのせいにするから。」
こうしてまた一つ冤罪事件が起こるわけだな。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:48:45.87 ID:n2Qn92XeO
桐乃「じゃ、早速いただきまーす。」
黒猫「では私も一ついただこうかしら。」
沙織「では拙者もお一つ…」
パクッ
桐乃「ん、なんか変な味…、おいしいケド。」
沙織「この独特な味がなんとも…」
黒猫「…、やはり人間界の食べものは口に合わないわ。」
ん?なんか変な匂いが…
桐乃「庶民にはこの高級品の味わからないみたいね。」
パクッ
沙織「まあまあ、人それぞれ好き嫌いはありましょう。」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 12:57:04.11 ID:n2Qn92XeO
桐乃「すっごくおいしいのに…」
沙織「拙者も好きでござるなー、この味。」
パクッ
黒猫「私はもう遠慮しとくわ。」
桐乃「むー、何よ私のチョコが食べれないワケ?」
なんだこの酔っ払いみたいなテンション…
黒猫「そういうわけではないのだけれど…
何かそのチョコから邪気のようなものを感じるのよ。」
桐乃「でましたー、必殺邪気眼。
沙織、その不届きものを抑えなさい。」
沙織「了解でござる!!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 13:07:02.38 ID:n2Qn92XeO
黒猫「ちょ、ちょっと何をするの?
落ち着きなさい、沙織。」
沙織「拙者はいつも落ち着いてるでござるよ。」
ガシッ
黒猫「は、離しなさい、無礼者!!」
ジタバタ
よし、沙織グッジョブだb
黒猫が暴れる度に黒き衣に包まれた純白の良心がちらりと…
いや、なんでもない。
にしてもなんだこのテンション。
ほんとに酔っ払ってんじゃねえか?
桐乃「ほら黒猫ちゃん、あーん。」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 13:15:12.38 ID:n2Qn92XeO
パクッ
黒猫「また人間界の汚染された食べものを…」
うーん、みんな顔が赤いんだよなー。
何故だ…
京介「なぁ桐乃、そのチョコなんて種類かわかるか?」
桐乃「しらなーい、おいしいからなんでもいいんじゃん。」
沙織「細かい事はいいのでござるー。」
空箱はゴミ箱か…
がさごさ
…、やっぱりウイスキーボンボンかよ。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 13:18:02.34 ID:n2Qn92XeO
ヤバい、ねむい
寝るかも
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 13:29:05.18 ID:nhzxiZpRO
書き貯めてないのか
頑張れ
てっきりガラナであふ〜んかと…
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 13:38:18.35 ID:+mUt6v9iO
スカトロかと思った
え、ここから酔った黒猫が京介に素直になったりするんじゃないの?
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 15:00:21.26 ID:+N+dNUAQO
ほしゅ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 15:49:00.38 ID:tffuiow5O
京介が酔った黒猫に逆レイプされるSSあったな
59 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/26(金) 16:49:00.81 ID:LA1iQTR+0
保守
フォ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 18:35:36.78 ID:ADv4QzMl0
ただいま。保守ありがとう
今から書き溜めるよ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 18:58:57.51 ID:ADv4QzMl0
と思ったら誰か書いてくれてるようなのでそれが終わったら投下しますね。
>>37 亀だけど、実はそれが最初に投下した桐乃√だったりします。予想というよりは願望ですが
桐乃が自分の居場所を見つけられるといいなぁとか思って書きました
63 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/26(金) 19:10:30.66 ID:LA1iQTR+0
早くして。風邪引く
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2010/11/26(金) 19:54:49.41 ID:XG0BcMKV0
ほ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 19:58:27.85 ID:BxcUZX950
ほ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 20:13:16.76 ID:QLd/I97t0
ほーたる
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 20:26:04.29 ID:qeb7LH9R0
こい
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 20:39:07.99 ID:ADv4QzMl0
やばい、どんどん長くなっていってる上に想定してた√から乖離し始めたでござる
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 20:47:45.32 ID:w4pgSsci0
>>58 あれひどい変態プレイばっかりだからおすすめできない
書いた本人が言うんだから間違いない
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:01:56.37 ID:YMGc6mPo0
てす
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:06:33.96 ID:YMGc6mPo0
お、書ける。書けるのはいいけどあやせ√3種類書いたもんだからネタが切れた。
あやせとくっつくが桐乃に構いすぎてあやせむくれる√は交際開始後からスタートでいいですか。
それならすぐに投下できる
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:10:44.93 ID:VDy18NtQO
イヤッホォォォウ投下して下さいやがれ早く
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:13:18.78 ID:/CcTCuiK0
きた!
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:16:03.21 ID:Sm2q/b7zO
期待
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:17:39.94 ID:YMGc6mPo0
じゃあ投下する。ID:n2Qn92XeOさんごめんね
最後の方は力技だけど勘弁
あやせ「お兄さん、私達が…その…お、お付き合いするようになったのは桐乃には内緒でお願いしますね」
京介「おう、そりゃ構わないが…」
あやせ「だからデートも禁止です」
京介「なんでだよ!?それこそ男女交際の醍醐味だろ!?」
あやせ「だってお兄さんと二人きりで出かけるとか、私には無理です」
ぐおおおお、なんという辛辣なお言葉……。あれ?俺たち付き合ってるんだよね?好き同士なんだよね?
京介「な、なぜだ……実はあやせって俺のこと好きじゃないの?弄ばれただけなのか?」
あやせ「ち、違います!お兄さんのことは…その……す、好きですけど」
そういうとあやせはうつむいてしまう。付き合うようになってからというものデレる機会も多くなり天使っぷりに磨きがかかっている、超かわいいぞあやせ。
あやせ「だって…その…桐乃ってばお兄さんのこと大好きですし、私がお兄さんと付き合ってるって知ったらきっと嫉妬しちゃうと思うんです」
あいつが俺のこと大好きって…一体どこからそんな考えが出てくるんだ?確かに最近はちょっとは仲良くなれたかなぁなんて思ってはいるが。
あやせ「だから話すタイミングは私にまかせてもらえませんか?」
京介「あぁ、それは構わないが…」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:20:13.14 ID:YMGc6mPo0
あやせ「それに」
京介「ん?」
あやせ「それに、桐乃とケンカするのはもう嫌ですから」
そう言ってあやせは苦笑いをうかべた。桐乃のことが大好きなあやせのことだ、あの時は桐乃と同じように、あるいはそれ以上に苦しかったに違いない。あやせとしてはほんの僅かな可能性でも排除しておきたいんだろうな。
京介「なるほどな、わかった。そういうことならばれないように気をつけておくよ」
あやせ「はい、お願いしますね」
京介「おう」
と、快諾した俺ではあったが、実際は妙な違和感を感じていた。なんだっけな…もうちょっとでこの違和感の正体がわかりそうなんだが……まぁいいや。
それによっぽどのヘマでもしねえ限り大丈夫だろ。桐乃のオタバレの時と違ってDVDやらの現物があるわけじゃないしな。
と、この時は考えていたわけだが…まさかあんな形でばれることになるなんてな。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:23:01.24 ID:YMGc6mPo0
桐乃「あんたさぁ、今度の日曜日って暇?」
京介「あぁ?なんだいきなり」
桐乃「ちょっと服買いに行くの手伝いなさいよ」
京介「いやいや、わけがわかんねえよ。服買いに行くんならあやせとでも行けばいいじゃねえか」
桐乃「……チッ…ウザ。まぁいいわ。実はさぁ、今度雑誌の企画で男受けする服特集ってのやるんだケド、どんなかっこが男受けするのかいまいちわかんなくて」
京介「あぁ、それで俺に『男から見てどうか』っていう感想を聞きたいわけか」
桐乃「そういうこと」
京介「でもなんで俺なんだ?自慢じゃないが俺にそういうセンスなんてねえぞ?」
桐乃「そんなことわかってるっての。あんたにそんなセンスなんて期待してないから。一般的な男性から見てってコンセプトだから地味すぎるくらいの男に聞くのがちょうどいいの」
京介「どうせ俺は地味だよ。めんどくせぇなぁ…」
これが人にものを頼む態度か?こいつが俺のこと大好きとかありえねえよ。いくら桐乃の親友のあやせの言葉とはいえ、こればっかりは信じろっていう方が無理だ。
ま、まぁ最近少し可愛げがでてきたりしていることは認めるが……それとこれとは話が別だよ?
桐乃「あ、後あやせも一緒だけど色目使ったらぶっ殺すからね」
京介「桐乃!日曜日が楽しみだな!」
桐乃「……」ガンッ
いてぇ!くそう、無言ですねを蹴るんじゃねえよ。何だよ、せっかく乗り気になってやったっていうのによ。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:26:09.81 ID:YMGc6mPo0
京介『というわけだが、桐乃から話は聞いてるよな?』
あやせ『はい、聞いてます。よろしくお願いしますね、お兄さん』
京介『おう。しかし楽しみだな、付き合ってからどこか出かけるなんてこともなかったしさ』
あやせ『浮かれるのはいいですけど、桐乃にばれないようにだけは気をつけて下さいね』
京介『お、おう』
うーん、あやせって恋愛は結構サバサバしてるタイプなのか?俺が注ぐ愛情と帰ってくる愛情の量が全然違う気がするんですけど。いや、バレるのが心配なあまりそっちに気が行ってるだけだと考えることにしよう。そうでないと泣いてしまいかねん。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:28:27.32 ID:YMGc6mPo0
桐乃「おっはよー、あやせ」
あやせ「おはよう、桐乃。あとお兄さんも」
京介「おはよう、あやせ」
桐乃「早速行こっか」
あやせ「うん、そうしよっか」
こんな美少女を二人もつれて歩くというのは正直気分がいい。周囲の羨望のまなざしが痛いくらいだ。正確には「俺が二人の美少女に連れまわされている」だが、この際そんな小さなことは気にしない。
桐乃「なににやけてんの?キモ」
あやせ「桐乃、お兄さんにそんなこと言っちゃだめだって。せっかく付き合ってくれてるのに」
京介「あやせ……さすが俺の」
そこまで言いかけてハッとする。いかんいかん、浮かれすぎて思わず喋っちまいそうだった。
あやせがじろりと睨みつけてくる。わ、悪かったからそんな顔で睨まないでくれ。涙でちゃったらどうする気だ。
桐乃「いいっていいって。むしろこんな美少女二人のお供ができて感謝するべきじゃない?」
あやせ「えー、そうかなー。ふふふ」
と、次に瞬間にはいつものまぶしい笑顔に戻るあやせ。こいつが数多く持ち合わせているであろう才能には間違いなく詐欺師の才能も含まれているな。
京介「で?今日は渋谷に行くのか?」
桐乃「そう。あたし達のいきつけのお店とかも行くけどあんまりキョロキョロしないでよね。ただでさえあんたみたいな地味男と行くの恥ずかしいんから」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:31:25.53 ID:YMGc6mPo0
京介「へーへー、わかりましたよ」
じゃあ他のやつ誘えばいいだろうがよ。連れてて恥ずかしくなくて、かつチャラくない男なんていっぱいいるだろうに。
あやせ「これとかいいんじゃないかな?」
桐乃「えー、そう?こっちのがよくない?」
あやせ「こっちのがかわいいって」
桐乃「確かにかわいいけど、今回のテーマは男受けだよ?」
あやせ「なら試着してお兄さんに見てもらって決めよっか」
桐乃「そだね、そのために呼んだんだし。じゃあ、勝った方が兄貴からケーキ奢ってもらうってことで!」
京介「おい!勝手に俺の財布を賭けの賞品にするんじゃねえ!!」
桐乃「チッ…うっさいなぁ。そこはむしろ喜ぶべきじゃないの?こんな美少女のどちらかに奢れるんだよ?」
桐乃「っつーか今回は一般的な男から見てってコンセプトだからね。エロゲヒロインとしてじゃないから、その辺しっかりしといてよね」
京介「わかってるよ、だいたいそれじゃあお前に勝ち目ねえじゃん」
桐乃「なんか言ったぁ!?」
京介「い、いえ何でもないっす」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:36:00.45 ID:YMGc6mPo0
しばらくして着替えを終えた二人が出てくる。桐乃はいつもの派手な恰好とは違い比較的地味目の、しかしそれでいて暗すぎない、一言で言えば清楚な女の子が着ているような服装だった。
一方あやせはいつものイメージと近い。しかし普段より少し露出が多くなっていているようで見るとドキドキしてしまう。
あやせ「どうですかお兄さん」
桐乃「あ、あんまりじろじろみないでよね。キモいし」
それじゃあなんのために俺を呼んだのかわからねえだろ。と心の中でツッコミを入れつつ二人を舐めるように眺めていく。いやらしい意味じゃないよ?決して。そうしないと評価できないからね、フヒヒ。
京介「桐乃…お前は何着ても似合うな。正直いってかなりかわいいと思う。これは男受けかなりいいんじゃないか?はっきり言うと俺の好みだ」
桐乃「当ったり前でしょ?あたしを誰だとおもってるわけ?」
あやせ「…」
桐乃はフフンと鼻を鳴らしご満悦の様子。
京介「お前もそんなかっこできるんなら普段からそっちにすればいいのに。そっちのがよっぽどかわいいぞ?」
桐乃「は、はぁ!?いきなり何言っちゃってんの!?あんたにかわいいとか言われてもキモいだけなんですケド!?」
あやせ「……」ギリギリ
なんでそこでいきなりキレるんだよ。一瞬前はかわいいって言われて喜んでたじゃねえか。
あやせ「わ、私はどうですか?」
京介「おう、似合ってる似合ってる。さすがあやせ、何着てもかわいいぞ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:38:42.85 ID:YMGc6mPo0
あやせ「…………それだけですか?」
京介「ん?駄目か?」
あやせ「いえ、駄目じゃないですけど……」
桐乃「で?どっちがより男受けしそう!?」
桐乃、お前なんでそんなテンション高くなってんだよ。さっきまで怒ってたはずだろ…女心はさっぱりわからねえ。
京介「そうだな……」
普段ならあやせたん一択だが今日は桐乃も一緒だし、あんまりイチャつくわけにもいかない。それに…まぁ……なんだ、桐乃の方も意外とかわいかったからな。普段とのギャップの分も考慮してやるよ。
京介「桐乃…かな」
桐乃「ひゃっほーい!あたしの勝ち!」
あやせ「……」ムス
あやせは頬を膨らませて不満をあらわにしている。あやせ……お前ってやつは何してもかわいいな。
京介「すまん、そう怒るなよ。ばれるわけにはいかないだろ?」ヒソヒソ
あやせ「………わかってます」ヒソヒソ
しかし何で桐乃はあんな恰好を?正直俺の好みを完璧に把握してるとしか思えない。
京介「お前なんであの服選んだんだ?よく俺の好みがわかったな」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:39:55.90 ID:YMGc6mPo0
桐乃「あんたがいっつもああいうキャラから攻略してるのが悪いんでしょ?それよりさっさとケーキ食べに行くよ!」
そうだった。こいつにはエロゲの攻略傾向を把握されているんだった。やばい、あやせいまの聞いてないよね?。
桐乃行きつけのスイーツショップとやらに着くと俺達は、桐乃とあやせそしてテーブルをはさんで俺、という並びで席に着いた。席につくと桐乃はショートケーキ、あやせはモンブラン、俺はアップルパイを注文した。
桐乃「く〜美味しい!ちょー幸せなんですケド……」
京介「お前、もうちょっと落ち着いて食えよ。さっきからテンション高すぎだろ。ほら口のまわりにクリームついてんじゃねえか」
俺はハンカチを取り出し桐乃の口を拭いてやる。……………………しまった!昔の癖でついやっちまった!!
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:42:25.12 ID:YMGc6mPo0
ビンタくらいは覚悟した俺だったが、今日は様子が違った。
桐乃「あ、ありがと。兄貴」
桐乃は下を向いてしまって、手を出してくる気配は一向にない。友達の前だし、恥ずかしさが怒りを上回ったのか?なんにせよ助かったぜ。
ふとあやせに目をやると桐乃のショートケーキと自分のモンブランとを見比べていた。
京介「どうしたあやせ?やっぱりショートケーキが食べたいのか?それくらいなら俺が奢ってあげても…」
あやせ「ち、ちがいます!そうじゃありません」
京介「?…じゃあどうしたんだ?」
あやせ「何でもありません!」
桐乃「……ん?ん?」
ケーキに夢中になっていた桐乃が会話の流れをつかめず困惑している。奇遇だな桐乃、俺もさっぱりだ。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:43:06.83 ID:dYuhHR1N0
待ってた!
すごいがんばれ!!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:45:52.77 ID:YMGc6mPo0
俺はアドバイザーとしての責務を果たし、買い物を無事終えて帰ってきた。
京介「あやせはこっちだったか」
あやせ「はい」
桐乃「今日は楽しかったねー、あやせ」
あやせ「う、うん。そうだね、桐乃」
京介「今日はありがとな、あやせ。楽しかったよ」
あやせ「いえ、私も楽しかったですし。こちらこそありがとうございました」
桐乃「変態…あやせに色目使うなっての」
京介「使ってねえよ、お礼言っただけだろうが。……まぁ、桐乃もありがとな、楽しかったよ」
ぽん、と頭に手を置き撫でてやる。
あやせ「あ……」
桐乃「ニヒヒ、これからもたまになら兄貴も誘ってあげてもいいよ?」
そう言って無邪気に笑う桐乃。あれ?なんだなんか懐かしいぞ?
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:48:23.80 ID:YMGc6mPo0
京介「じゃあ、またな」
と言ってあやせに背を向けた時、背後から「待って!」と叫ぶ声がした。
桐乃「あ、あやせ?」
京介「え?ど、どうしたんだ?」
振り返って見てみると、あやせは半分泣きそうになっている。
あやせ「ずるいです!桐乃ばっかり!!」
お、おい一体何を言い出す気だ?
京介「あ、あやせさん?」
あやせ「お兄さんは!私と付き合ってるのに!…桐乃…ばっかり……構って…褒めて……」グス
桐乃「えっ………あやせ…今、なん…て?」
あやせ「あ……………」
桐乃「え?兄貴とあやせが付き合ってる?あはは…嘘、嘘だよね?」
ここまできちまったらごまかすのは無理だろうな。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:50:30.00 ID:YMGc6mPo0
京介「嘘じゃない。桐乃、実は俺達付き合ってるんだよ」
桐乃「え?なにそれ?じゃあ今日のあたしって……完全にお邪魔虫じゃない…二人して心の中ではあたしのこと疎ましく思ってたんじゃないの?」
あやせ「そんなことない!桐乃、話を聞いて」
桐乃「うるさい!ほっといて!」
京介「おい!親友にむかってうるさいはないだろ!」
桐乃「兄貴もあやせの肩もつんだ…もう知らない!勝手にすれば!!」ダッ
京介「桐乃!」
走りだした桐乃をあやせと追いかけるがあっという間に離されて見失ってしまう。くそ、あいつほんとに足はえーな。こんないらないところで才能発揮しやがって。
京介「くそ、見失った…俺はこっち探すからあやせは向こう頼むな」
あやせ「はい……あの、ごめんなさい。私のせいで」
京介「気にすんなよ。いつかは言わなきゃならなかったんだ」
あやせ「でも…」
京介「それよりも桐乃探そうぜ!見つけたら電話してくれ」
あやせ「はい、わかりました!」
妹を探して街を走り回るとか…どこのエロゲだよ。しかもこれで2度目だぞ?くそっ、心配かけやがって。
以前見つけたゲーセンも回ってみるがいない。ならば他にあいつが行きそうなところは……
90 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/26(金) 22:52:28.56 ID:kEVejEi80
桐乃のために支援
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:52:59.48 ID:YMGc6mPo0
京介「やっと見つけたぞ」
桐乃「………」
桐乃は以前あやせと仲直りをした公園で、一人ブランコに座っていた。
京介「ちょっとはあやせの話も聞いてやれよ」
桐乃「うっさい」
京介「あのなぁ!お前に言わなかったのはあやせがお前と!こうやってケンカするのが嫌だったからだろうが!」
京介「あやせはお前が一番傷つかなくて済むタイミングを探してたんだよ!お前だって……」
あ。
そうか…これ桐乃があやせにオタク趣味を隠してたのと同じなんだ。なんてこった、俺が感じた違和感はこれだったんだ。あやせはそのへんちゃんと自覚してたのか?
いや、違うな。あやせのせいじゃない。俺があの時違和感の正体に気づいてしっかりあやせに伝えてやれていればこんなことにはならなかった。
京介「お前だってあやせとケンカしたくなくてオタク趣味を隠してただろ?」
できる限り優しく語りかける。
桐乃「それは…そうだけど……」
京介「それと一緒だよ。何もずっと隠そうと思ってたわけじゃねえよ。だから……その……」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:55:17.65 ID:VFnDGZIeO
紫煙
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 22:55:40.90 ID:YMGc6mPo0
桐乃「なに?はっきり言ったら?」
京介「さっきも言ったがお前が一番傷つかねえタイミングを計ってたんだよ」
桐乃「だから、わけわかんない。なんで素直に言うことが私が傷つくことに繋がるわけ?」
京介「それはあやせが……その、お前が俺のこと大好きできっと嫉妬するだろうからって……」
桐乃「っ!!」
桐乃は一瞬だけ目を見開き、そしてうつむいてしまった。
桐乃「そっか…あやせにはばれちゃってたんだ」
京介「え?桐乃、お前なんて……」
桐乃「あたし、あやせに謝らなくっちゃ」
京介「え?いや、それよりもだな…今さらっと大変なこと言いませんでした?」
あやせ「桐乃!」
タイミングがいいのか悪いのか、やっとあやせが公園にたどり着く。
桐乃「あやせ!ごめん、ごめんね。あたし、あやせに…」
あやせ「ううん、あたしこそごめんね。桐乃の気持ちわかったつもりになって…それで」
一件落着ってやつかな?このさい桐乃の爆弾発言は水に流して忘れようそうしよう。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:00:01.83 ID:YMGc6mPo0
桐乃「うん、うん。じゃあ、そうしよっか!」
あやせ「うん!」
京介「お、仲直り終了か?よかったな」
桐乃「はぁ?もとはと言えばあんたが悪いんじゃん」
あやせ「そうですよ?ちゃんと反省してください」
え?どういうこと?まさかまた俺が悪者ってのが落としどころなの?
京介「お、おい、それはあんまりじゃ…確かに今回は俺にも落ち度はあるし、あんまり頑張ってもいないけどさ……」
あんまりだ……ぐす…。
俺が涙目になっていると、両腕を絡めとられる。
京介「え?」
桐乃「ちゃんと反省するまでは離してあげないからね兄貴!」
あやせ「反省したらまた一緒に出掛けましょうねお兄さん!」
おわり
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:02:01.94 ID:VDy18NtQO
乙!
いいんじゃないでしょうか!
HARLEM-ENDの気配があるw
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:04:50.86 ID:FYg6ENTYO
乙!面白かった
腹八分目ぐらいが読後感いいね
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:04:56.29 ID:dYuhHR1N0
乙
あやせたんも桐乃たんもかあいいよおおお
とても俺得なSSだったgj
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:05:09.50 ID:Sm2q/b7zO
おつ
三角関係なのに実に爽やかな終わり方だ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:09:28.48 ID:h4SFlxny0
あやせは俺の嫁!
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:12:31.06 ID:dYuhHR1N0
>>99 ジャイコを抱きしめて何を言ってるんだお前は
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:13:20.57 ID:YMGc6mPo0
あやせとくっつけるためのネタがつきたり、SS書き続けたせいか途中からキャラ崩壊が始まったり、
その他もろもろあわせてけっこう難産だった。ひとまず俺が書くのはこれでおしまい。ちょっと休ませて
書きたい人がいればじゃんじゃん投下して下さい。
ばれてるだろうけどその際俺の性癖である泣きデレがあると俺が喜びます。
最後に
桐乃は俺の妹
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:15:04.17 ID:FeN5GC9P0
乙
そして保守
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:32:34.73 ID:/CcTCuiK0
乙
乙
三人一緒って結構いいな
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:45:55.01 ID:53uOrax8O
これに黒猫が加われば
ツンデレ妹、微ヤンデレ清楚、クーデレ後輩と三大デレが揃うわけだが
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:49:02.82 ID:orf6/SoKO
桐乃が病む展開しか頭に浮かんでこない
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:49:28.19 ID:pFt66NRi0
乙
ブリジットちゃんとの√誰か書いてくれ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/26(金) 23:56:48.24 ID:VDy18NtQO
だからなんで麻奈実に票が入らないんだよ。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:03:55.64 ID:4mFdo8x8O
乙、そしておはよー
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:05:47.34 ID:4mFdo8x8O
黒猫「それより先輩、さっき私のパンツ見たでしょ。」
京介「ええ!?な、なんのことかな…」
何故、こっちに寄ってくるんだ!!
そしてその姿がなんだが色っぽい…
黒猫「ねぇ先輩、どこ見ているの?」
京介「ど、どこって…」
黒猫「もうあんな姿を見られてはお嫁にいけないわ。
責任…取ってくださるのよね?」
京介「///」
ヤベー、なんか無駄にエロい。
こないだの白猫たんはマジ天使可愛いかったが、この黒猫マジビッチ可愛い。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:10:30.25 ID:0PCNOfWo0
クワトロさんはまだでつか?
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:17:47.59 ID:qwdhUU2vO
桐乃「あー、何してんのよ、この泥棒猫!!」
昼ドラか。
黒猫「別にいいじゃない、先輩はあなたのものじゃないわ。」
桐乃「う、こいつは私の所有物なの!!」
黒猫「そんな証拠がどこにあって?」
桐乃「証拠なら…、今見せてあげる!!」
お、昼ドラみたいでおもしれ。
ただし俺を巻き込んでくれるな。
グイッ
京介「いて。」
んだよ、桐乃そんな強くひっぱんなよ。
いてーから。
桐乃「口閉じて」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:23:23.37 ID:DiEFL25C0
赤城兄×京介希望
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:24:49.75 ID:0PCNOfWo0
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:24:59.46 ID:ICXDGr3bO
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:25:22.35 ID:Xu3OnFm30
わっふるわっふる
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:32:15.75 ID:qwdhUU2vO
ちゅっ
え、ちょ、何?
どうしてこうなった!!
どうしてこうなった!!
桐乃「ど、どう?これが動かぬ証拠よ!!」
黒猫「随分と安い証拠があったものね。」
黒猫「先輩、浄化してあげるわ。」
ちょっと待て、心の準備が…
ちゅー
黒猫「どう、これであなたの証拠とやらは意味をなさないわよ。」
もう俺を巻き込まないでください…
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 00:33:17.86 ID:7qY4+E4j0
いいんじゃないかハーレムでも!
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 01:24:18.63 ID:z7DPfWL20
ほむん
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 02:28:13.09 ID:ICXDGr3bO
保守。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 03:24:34.43 ID:GaV1qUUJ0
ハーレム大好物です!
ほ
ほしゅ
クリスマス話書いてます。明日には投下予定。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 05:50:15.40 ID:XjkeOvUq0
sageてた・・・
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 06:46:08.44 ID:Xu3OnFm30
クリスマス期待ほしゅ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 06:54:27.32 ID:3pTUUtEMO
期待
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 08:24:52.29 ID:TNGCFFQAO
ほ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 09:33:20.66 ID:KhnnlUPF0
ほ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 09:38:26.66 ID:eFiHL24w0
なんで俺にはかわいい妹がいないんだ
クソ生意気なリア充の弟とかいらないんだけど
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 10:49:07.60 ID:TqZAYZWs0
涙をふきな
つハンカチ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 11:00:33.65 ID:qwdhUU2vO
>>117の続き
沙織「さっきからイチャイチャイチャイチャ…」
京介「さ、沙織さん?」
沙織「京介氏はきりりん氏と黒猫氏とはすぐイチャイチャイチャイチャ。
私も京介さんとイチャイチャしたいです!!」
ふぇ?
どういうこと?
しかもいつの間にか眼鏡とってるし。
京介「落ち着け沙織。」
沙織「私はいつも落ち着いてます!!
京介さんは私のようなでかい女は嫌いなのですか?」
ウルウル
沙織泣くな。
泣かれたら今度こそなんと罵られるかわからん。
京介「嫌いなわけないだろ!
むしろ大好きだ…///」
132 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/27(土) 11:07:10.48 ID:VGOvRI8i0
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 11:10:36.67 ID:qwdhUU2vO
沙織「ほんとうですか?
ありがとうございます///」
桐乃「…結局あんたさぁ、誰が一番好きなワケ?」
京介「な、何をおっしゃるかな桐乃さん… 」
黒猫「私も気になるわ。」
沙織「私も気になります。」
京介「お前らは酔ってるんだ。
だから落ち着くんだ、な。」
三人「「「酔ってなんかない!!!」」」
京介「はい…すみません…」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 11:15:39.13 ID:Xu3OnFm30
いいぞ、もっとやれ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 11:19:57.33 ID:qwdhUU2vO
ごめんちょっと休憩
けしからんもっとやれ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:45:01.06 ID:Xu3OnFm30
昨日最後と言った手前ちょっと恥ずかしいんだが麻奈実&あやせ√書いていい?
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:46:31.48 ID:7qY4+E4j0
真奈美とか誰得だけど読みたいです
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:51:51.01 ID:Ei4u+a7P0
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 12:56:25.90 ID:Xu3OnFm30
よかった。ちょっと書き溜めてくる
ID:qwdhUU2vOさん続きまだー?
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:16:18.45 ID:qwdhUU2vO
桐乃「で、結局誰が一番なワケ!!」
どうするんだ俺!!
今までやったゲームでもこんな選択肢なかったぜ、おい。
いや、ハーレムルートにこんなのがあったかも知れん…
ならば!!
京介「みんな同じように大好きだ。
全員かけがえの無い存在で大切で大好きなんだ。それにこの関係を壊したくないんだ。
だからだれが一番とか決められない…
優柔不断でごめん。」
これが俺なりの最善の選択肢。
三人は沈黙なわけなんだが…
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 13:49:55.53 ID:qwdhUU2vO
桐乃「それが答えってわけね。」
ゴクリ
この選択肢は正解だったのか
もしくは否か…
沙織「なら私はその答えを受けいれますわ。」
黒猫「そうね、私も生憎この関係が嫌いではないから。」
桐乃「…、なら今はそれでいい。」
どうやら選択肢は正解らしい。
これで死なずにすんだな、うん。
よかったよかった。
京介「みんなありがとな」
143 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/27(土) 14:27:28.21 ID:VGOvRI8i0
桐乃「んなわけないでしょうが!!!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 14:57:55.39 ID:yoihe3bw0
エロゲをやらない俺にはいまいちハーレムというものが分からないんだが・・・
女の子って嫉妬しちゃうもんじゃないの?
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 15:33:44.33 ID:ICXDGr3bO
>>144 この世にはご都合主義というものがあっt うわっ何をするやめr
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 16:02:51.20 ID:JYERRsam0
いよいよ地味子ちゃんの出番か・・・!
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:01:48.56 ID:Ei4u+a7P0
ほ
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:02:19.15 ID:ICXDGr3bO
なにっそうなのか麻奈実さんに期待しつつ保守。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:33:07.05 ID:Xu3OnFm30
ヒャッハー書けたぜぇ。
ID:qwdhUU2vOさんのがいいところなので終わったら投下する。しかし全裸待機のせいか今日はやたら冷えるな
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 17:45:41.51 ID:3pTUUtEMO
ハーレムエンドで完結したようにも見える
ネクタイはしろよネクタイは
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 18:32:13.03 ID:Xu3OnFm30
19:00まで待ってみてそこから投下始めちゃおうかと思います。
>>152クリスマス話期待してます。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 18:39:05.67 ID:RsjBSXLUO
妹ゲーと称して桐乃に腐り姫やらせて感想聞きたい
>>153 深夜になりそうですのでお先にどうぞです
長くなりすぎた…
156 :
投下してくか:2010/11/27(土) 19:04:21.81 ID:Xu3OnFm30
あやせ「お兄さん、取引しませんか?」
京介「取引?」
あやせ「そうです、取引です。もう二度と桐乃には手を出さないで下さい」
ああ、そういえばこの子は誤解したまんまだったな。わけあって俺はあやせの前では変態でいつづけなければならないし…どうしたもんかな。
京介「あ〜、あやせ?そうはいうけどな…」
あやせ「桐乃に手を出さないと誓っていただけるなら私を好きにしていただいて構いません」
京介「あやせ!?お、お、お前自分が何言ってるかわかってるのか!?」
あやせ「わかってます!だからお願いです…もう桐乃に悪いこと吹き込むのはやめてください」ポロポロ
なんてこった…この子こんなに桐乃のこと好きなのか。桐乃、お前はこんな友達を持って幸せだな。俺が異常な変態だと思われているのは納得できないけど。
でもなにこの状況、まるで俺が妹を盾にあやせに変態行為を強要してるみたいじゃん。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:07:10.51 ID:Xu3OnFm30
ごめん、間違えた。これあやせの没√だ…正しくはこっち
麻奈実「でね〜、きょうちゃんは私みたいな性格が好みなんだって。えへへ」
あやせ「…お姉さん、失礼を承知でお聞きしたいことがあるんですけどいいですか?」
麻奈実「な〜に〜?何でも聞いて?」
あやせ「お姉さんってお兄さんのことが好きなんですよね?」
麻奈実「ええええ!?い、いきなりどうしたのあやせちゃん!?」
あやせ「お兄さんのどこがいいんですか?私にはさっぱりわかりません」
麻奈実「え、えっとね〜、優しいところ…かな。それに優しい以外にもいっぱい良い所あるんだよ?」
あやせ「そうなんですか?私にはさっぱりわかりませんけど…」
麻奈実「それはあやせちゃんがきょうちゃんのいいところ見てないだけだと思うな〜。探してみるといっぱい見つかると思うよ?」
あやせ「そうなんですか?ま、まぁ心当たりがないこともないですけど……」
麻奈実「うん。あやせちゃんもそのうちわかるよ〜」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:09:51.61 ID:DiEFL25C0
あやせたん性奴隷ルート気になるじゃないか
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:11:14.02 ID:Xu3OnFm30
麻奈実「はぁ〜」
放課後、図書館で麻奈実に勉強を教えてもらっていると麻奈実がふいにため息をついた。
京介「どうした、また髪でも切りすぎたのか?」
麻奈実「あ。ううん、そうじゃないよ〜」
京介「じゃあなんだ?気になっちまうし、お前が話すまでは勉強休憩な」
そういえば前もこんなやりとりあったな。あの時は「きょうちゃんだから言えない」とか言ってはぐらかされたんだっけ。
麻奈実「う〜……あやせちゃんが本気になったら勝てないかなぁとか思って。ああ言ったのは失敗だったかも」
ぐでーん、と机につっぷしてなにやら後悔している様子の麻奈実。
京介「わけがわからん。っつーか、お前が勝ってるところなんてあるのか?」
麻奈実「ひ、ひどっ!でも…そうかもしれないね……」
京介「お、おい本気にするなって!?お前はお前でいいところいっぱいあるじゃねえか」
慌ててフォローを入れる俺。まぁ、あれだこんな時にふさぎ込まれても勉強しづらくなるだけだしな。別に他意はないぞ?
麻奈実「え?そ…そう?」
京介「そうだよ、あやせとお前とならお前といる方が落ち着くしな」
麻奈実「そっか。うん、そうだよね。私は私のいいところで頑張ればいいんだよね。ありがと、きょうちゃん」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:11:35.47 ID:W7bAa4aKO
C
俺もあやせ没ルートが気になる
161 :
ごめんねさっきの没√はさわりだけしか書いてないんだ:2010/11/27(土) 19:15:17.12 ID:Xu3OnFm30
京介「気にすんなって」
にへら〜とした微笑みを浮かべる麻奈実。こいつの笑顔は何度見ても癒されるな。こいつが喜ぶんなら多少の恥ずかしさは我慢してやるよ。
それに、何を頑張るのかは知らないが機嫌がなおったようでなによりだ。
麻奈実「あ、あのね。一つだけ聞いてもいい?」
京介「ん?とりあえず言ってみ?」
麻奈実「う、うん。わ、笑わないでね?」
京介「笑わねえよ。いいから言ってみろ」
麻奈実はなぜかやたらと緊張しているようで、動きがぎこちない。
麻奈実「きょ、きょうちゃんは前に見た目はあやせちゃんが好みで……性格はわ、私が好みだって言ってくれたよね?」
あー、言ったなそんなこと。こっ恥ずかしいことを思い出させやがって。
麻奈実「そ、それでね…その…あやせちゃんと私だったらどっちが好きなのかなぁって」
京介「お、お前は何を言ってるんだ!?」
麻奈実「だ、だって気になるじゃない。その…どっちが……やっぱりなんでもない!今のは忘れて!」
忘れてって、お前なぁ…忘れろってのが無理だろ。いつまでもそんな顔をしてるんじゃない!俺まで照れちまうだろうが!
京介「べ、勉強再開すんぞ」
麻奈実「うんっ、そうしよっか」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:18:45.79 ID:Xu3OnFm30
あやせ「お兄さん、人生相談があります」
京介「またかよ………今度は何をさせられるんだ?」
あやせ「むっ、そんなこと言うとデートしてあげませんよ?」
京介「ええっ!?デートしてくれんの!?お前が!?俺と!?ひゃほおおおおおおおおおう!!」
これでこそ変態呼ばわりを耐え、死の恐怖に立ち向かいながらもあやせイベントを堅実にこなしてきた甲斐があったというもの。
あやせ「お、大声ではしゃがないで下さい!恥ずかしい…」
京介「すまんすまん。で、一体何をすればデートしてくれるんだ?あやせとのデートのためなら俺はなんでもやるぞ?」
あやせ「実は人生相談がデートなんです。ちょっと確かめたいことがありまして」
京介「え?いきなりデートしていいの?今度こそ山に埋めに行くのを手伝うのかと思ったんだが」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:19:21.80 ID:LMvP0bcmO
支援
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:20:55.14 ID:XjkeOvUq0
支援
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:22:02.81 ID:Xu3OnFm30
あやせ「だから山ってなんですか。この前もそうでしたけど絶対失礼なこと考えてますよね?」
京介「気のせいだ。っていうか確かめたいことってなんだ?それはデートしながらじゃないと駄目なのか?」
あやせ「そういうわけじゃないんですけど……それが一番わかりやすいかなって。ダメですか?」
京介「駄目じゃないに決まってるだろ。それでデートはいつ、いつなんだ?」
あやせ「急ですけど、明日でもいいですか?」
京介「おう!大丈夫だ!」
確かめたいことってなんだろうな。まぁ、あやせたんとデートできるんなら細かいことは気にしないぜ。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:25:16.67 ID:Xu3OnFm30
あやせ「お待たせしました、お兄さん」
京介「おう、おはよう、あや…せ……」
麻奈実「おはよう〜、きょうちゃん」
京介「ま、麻奈実!?なんでお前がここにいる!」
麻奈実「え?だって今日はきょうちゃんのいいとこ…」ムグッ
あやせ「お、お姉さんストップ!それは言っちゃダメです!!」
京介「?」
あやせ「わ、私一人だと何をされるかわからないのでお姉さんに頼んでついてきてもらったんですよ」
ひでぇ…誘ったのはそっちからだよね?俺ってそんなに信用ないの?
いや、こいつの中では妹大好きの変態鬼畜兄ってことになってるんだったな。そんな相手とデートするんだから不安になっても当然か。泣けてくるな。
京介「はぁ、まぁ仕方ないか」
あやせ「…怒らないんですか?」
京介「うん?むしろ何で怒るんだよ。あやせが俺のこと信用できないのはわかってるしな。それにこんなことで怒ってたら桐乃の兄貴なんてやってられねえよ」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:27:57.42 ID:Xu3OnFm30
あやせ「…でも昨日はあんなに楽しみにしてたじゃないですか」
京介「それとこれとは話が別だろ。デートは嬉しいけど、それでお前が嫌な思いするなら遠慮するよ」
麻奈実「ね〜、優しいでしょ」ヒソヒソ
あやせ「…確かに優しいのは認めますけど」ヒソヒソ
京介「?。どうしたんだ?」
あやせ「なんでもありません」
それにしてもこいつらやたら仲良くなったな。俺の知らないところで会ったりしてるみたいだし、普段何話してるんだ?特に麻奈実、お前女子中学生と話合うの?
京介「ところでお前らって普段どんなこと話してんの?俺は全く想像できないんだが」
麻奈実「きょうちゃんにはひみつ。ね、あやせちゃん」
あやせ「はい。女の子のプライバシーを詮索するとか最低ですよ?」
そ、そこまで言わなくてもいいんじゃないかな?俺はちょっと気になったから聞いただけなのに…
京介「そりゃあすいませんでしたね……さっさと行こうぜ」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:31:06.52 ID:Xu3OnFm30
・
・
・
麻奈実「ほら…こういうさりげないところとか……」ヒソヒソ
あやせ「う〜ん……そう言われるとそうかもしれませんが………」ヒソヒソ
・
・
・
麻奈実「ね?口では文句は言っててもしっかり応えてくれるでしょ〜」ヒソヒソ
あやせ「……でも内心どうかはわからないですし……」ヒソヒソ
・
・
・
麻奈実「あ、今の考え事してるときの表情とか…か、かっこいいんじゃないかな〜なんて」ヒソヒソ
あやせ「う……た、確かに人によってはそう感じるかもしれませんけど……」ヒソヒソ
京介「お前らさっきから何をヒソヒソ話してるんだ?」
あやせ「ひっ!?」
麻奈実「な、なんでもないよ〜」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:34:48.80 ID:Xu3OnFm30
あやせ、お前ちょっと怯えすぎだろ……それに麻奈実がなんでもないという時は何かあると言ってるのと同義だ。幼馴染なめんなよ?
京介「あ〜、ひょっとして俺の行動が癇に障るとかそんなんか?だとしたらすまない、ちょっと浮かれてたみたいだ」
麻奈実「ち、違うよきょうちゃん!?きょうちゃんがそんなことするわけないじゃない」
京介「いや、お前はそうかもしれねえけどよ…」
あやせ「そうですよ、違います。お兄さんがその…か、かっこいいなぁっていうお話です」
そう言って恥らいながらも笑顔を向けてくるあやせ。ぐっ…そんな顔で微笑まれたら赤くなっちまうだろ……。
京介「う…あんまり年上をからかうもんじゃねえぞ」
あやせ「冗談なんかじゃないですよ?………お姉さん。お姉さんの言ってたことわかりました」
麻奈実「でしょ〜」
どういうことだ?今日はなんか最初からずっと置いてきぼりだな俺。
あやせ「ですから勝負です!お姉さん!」
麻奈実「ふぇっ!?う…で、でもきょうちゃん、私にもいいところあるって言ってくれたもん!」
京介「お、お前らいきなりどうしたんだよ。ケンカすんなって」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 19:54:28.65 ID:ICXDGr3bO
俺の全力をもってして支援。
171 :
最後の最後でさるった…:2010/11/27(土) 20:01:17.65 ID:Xu3OnFm30
まったく…あやせも麻奈実もいきなりどうしたんだ?
ああ、そういえば麻奈実が勝ち負けがどうとか言ってたっけ?
俺が会話の流れを把握するべく記憶からヒントを掘り起こしているとあやせが声をかけてきた。
あやせ「あの…きょ、きょうちゃんは私みたいな見た目が好みなんですよね?」
京介「なぜお前がそれを知っている!?っていうかきょうちゃんってなんだ!?」
さてはしゃべったな麻奈実ぃ!
麻奈実「私も髪型だけじゃなくてミ、ミニスカートとか履いてみようかなぁ」
京介「麻奈実もいきなりどうした!?……お、お前ら……い、一体どうしたんだ?」
あやせ「ふふっ、負けませんからねお姉さん!」
麻奈実「わ、私だって!きょうちゃんとの付き合いは私の方が長いんだから!」
京介「……おーい」
おわり。今回は自分でも微妙な出来…似たような話でごめんね。
あと制服がすでにミニスカートじゃねえかっていうツッコミは禁止です。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 20:03:45.42 ID:ICXDGr3bO
これはいいですな実にいいですな乙。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 20:06:03.71 ID:Ei4u+a7P0
乙
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 20:07:47.22 ID:W7bAa4aKO
乙でござるよ
乙です
麻奈実SSは心が洗われる様だ・・・
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 20:48:14.92 ID:RsjBSXLUO
乙。←まんぐり返しに見える
あやせ性奴隷ルートも気になる
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 20:51:27.16 ID:Xu3OnFm30
保守支援ありがとうございました
とりあえずスライム→スライムベスにはなれたかな。次書くときはホイミスライムになれればいいかなぁなんて思ってます
ID:XjkeOvUq0さんあとよろしく
言っとくけどあれ性奴隷√じゃないからね?あっこからまともな√に進む予定だったんだから
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 21:51:42.81 ID:iR1Lv3wj0
tes
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 21:55:50.03 ID:YOmXDiJ7O
ほ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 21:57:56.75 ID:Fvi8pR6Z0
て
い
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:08:11.36 ID:zh6IABuj0
き
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:42:45.36 ID:iR1Lv3wj0
ほ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:52:04.35 ID:pWIiDvqz0
う
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:04:46.52 ID:q5kzZp2H0
没ルートの妄想があふれだしそうなんだが
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:05:34.18 ID:Mgrqz0RN0
そ
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:08:25.53 ID:/y4JJOn3O
188 :
没ルートかってに妄想してみた:2010/11/27(土) 23:09:22.68 ID:q5kzZp2H0
突然のことに考えをまとめていると、その沈黙を肯定とらえたのか
否定とらえたのかあやせが踏み出して来た
あやせ「わかりました、桐乃だと思ってくれて構いませんから」
そのまま体を預けてくる
桐乃のために、ここまでできるあやせがたまらなく愛おしくなってきた
それと同時に別の衝動もこみ上げてくる
京介「・・・いいんだな?」
あやせ「・・・はい」
あやせの瞳は堅く閉じられていた
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:10:21.06 ID:YOmXDiJ7O
期待
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:25:13.98 ID:q5kzZp2H0
桐乃のやつ今日は黒猫達との秋葉にいくっていってたな
さすがにここでこのままというわけにはいかないし
京介「うちに行くぞ」
あやせ「え・・でも桐乃が・・・」
京介「代わりで良いんだろう?それとも」
強い口調で遮る
あやせ「・・・はい」
ほどなく家に予想どおり桐乃はまだ帰っていないようだ
京介「靴は持ってあがれよ 桐乃に気づかれたくなかったらだけどな」
あやせ「・・・・」
もう返事もしない、何か覚悟でも決めているのだろうか
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:41:05.99 ID:q5kzZp2H0
あやせを先にあがらせる
桐乃がいないかとおっかなびっくり歩く後ろ姿は非常に嗜虐心を煽られる
不意にいたずらしてみたくなった
京介「ただいま」
大声で帰宅を告げるもちろん反応が帰ってくるわけはないのだが
あやせは予想どおりの反応 ビクッっと硬直している
京介「早くあがれよ」
笑みを隠しながら告げる
部屋にはいるまでたっぷり3分はかかっただろうか
時間の感覚も狂っているかのような時間が続く
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:53:03.97 ID:hKdpfH2x0
しえん
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:07:33.80 ID:PlBqTkce0
私は今親友の兄の部屋にいる
好意があるというわけではない、いや最初はあったかもしれないが今はない
親友のために 桐乃のためにここにいる
あやせ「あの・・」
部屋に入ってから時間がたっているがなにもしてくる様子がない
状況を楽しんでいるのだろうか?
それとも私が感じているほどの時間がたっていないのだろうか?
部屋を見回す少し違和感を感じる
あ
やせ「あの、ああいったモノってないんですか?」
京介「ああいったモノって?」
あやせ「あの・・その・・やっぱりいいです」
京介「興味あるんだ?、悪いが普段は桐乃の部屋に隠してあるんだ」
京介「見たいならとってくるけど?」
あやせ「結構です!」
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:22:37.01 ID:PlBqTkce0
しゃべってたら落ち着いてきた
冷静になるとベットの存在が大きくなってくる
ここで桐乃が、そして私も、
京介「さてと、落ち着いたか?」
あやせ「・・・はい」
京介「それじゃあシャワー浴びてくるわ、あやせはどうする?」
無論桐乃に鉢合わせする可能性があるかぎりそんなことはできない
本当にこの男はこの状況を楽しんでいるのだろう
あやせ「結構です」
部屋に一人になる 急に心細くなり泣きたくなってきた
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:37:34.88 ID:PlBqTkce0
京介「さてと」
口実を見つけて外に出たものの正直迷っていた
変態を演じているつもりが本気になりつつある
頭を冷やすつもりで冷水を浴びる
京介「今のうちに逃げてくれてるとありがたいんだがな」
冷水に打たれながらも息子が元気になっていた
若いって悲しい
京介「ええい、なるようになれ」
決意を決めて二階にあがることにした
せめて恨まれるキャラでやろうと
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:39:38.11 ID:PlBqTkce0
思いつきでかきためもせずに勢いでいくとロクなことにならんな
エロはイリマスカ?
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:43:50.78 ID:GuixvQRbO
(´・ω・`)っC
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:49:32.58 ID:t48b+nIq0
好きなように書いてくれ
でもレイプ無しなら嬉しい
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:49:37.82 ID:/zcX4kj70
むしろエロをやらずしてなんのための妄想か
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:50:44.94 ID:GuixvQRbO
個人的にはいりません
終わった後に本家も書いて欲しいね
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 00:58:41.81 ID:PlBqTkce0
部屋にもどる
理性の期待を裏切ってあやせはまだそこにいた
こちらに背を向けてはいるが体に力が入っているのはあきらかだ
京介「あやせ」
うしろから抱きすくめベットに誘導する
京介「服、このままでいいよな?桐乃となら・・」
返事をキスで塞ぎつつウソを続ける
京介「桐乃も最初はそうだった」
白くなるほど握られた手をほぐしながら続ける
京介「かわいいよおまえ」
あやせ「・・・ゃ」
ゆっくりではあるがあやせの体から力が抜けていくのがわかる
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:01:22.08 ID:y8cpGtofO
俺には駄目だこういう半強姦は…。
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:10:28.82 ID:PlBqTkce0
けたたましく玄関が開く音がする
桐乃「ただいまー」
京介「もう帰ってきたか」
不機嫌な足音が近づいてくる
せっかくほぐれてきたあやせの体に力がはいる
通り過ぎる間際なぜかドアに蹴りが入れられ
隣の部屋の扉の開く音がした
京介「ここまでに・・・・するか?」
あやせが震えながら頷く
これで良かったのかもしれない
足に力が入らないのか起きあがれないあやせに手を貸す
勢いよくドアが開く
桐乃「え?嘘でしょ?」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:12:46.46 ID:mDnoLqaH0
ここでスレタイとな
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:14:48.91 ID:PlBqTkce0
家に行くこととオチしか考えてなかったけっかがコレだよ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:22:04.15 ID:mDnoLqaH0
え おわり?
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:27:41.66 ID:PlBqTkce0
エロくさせなくなったのでここまでで
上機嫌で帰ってきた桐乃が部屋でDVDヘッドホンでみてる
隣で気づかれないようにがんばるあやせってシチュもあったにはあった
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:30:29.97 ID:mDnoLqaH0
なにそのシチュそそる
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:35:59.70 ID:/zcX4kj70
まさかのスレタイ乙
>>201 本家って
>>1のことでいいのかな?それなら書いてみる
ここまできたらいっそ落ちるまで書き続けようと思う
クリスマスさんまだー?
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:42:55.11 ID:/zcX4kj70
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 01:58:49.62 ID:d2RCfZcMO
ここで繋ぎ担当の俺の出番か
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:00:55.58 ID:mDnoLqaH0
わくわく
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:01:06.76 ID:oY22H7PP0
お支援するぞ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:04:12.83 ID:d2RCfZcMO
じゃあネタをくれ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:07:36.67 ID:oY22H7PP0
あやせに対していつもの調子でデレデレする京介→黒猫嫉妬
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:09:09.87 ID:LLtHXl20O
京介が事故で危篤状態→泣きじゃくる桐乃
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:22:32.89 ID:d2RCfZcMO
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:31:43.53 ID:LLtHXl20O
うぅ..ありがたや。
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:36:38.08 ID:PlBqTkce0
事故にロックマンあたりが関わると広げやすいかもわからんね
>>123 ですが、クリスマス話が長くなってしまって、
多分連投制限に引っかかると思うので、
途中までになるかもしれませんが投下します。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:52:10.36 ID:VXBWBiFhO
ひゃっほう!その言葉を待っていた!
支援
女子中学生にしてティーン誌のモデル、類まれなる美貌に加え、俺のスイートスポットを刺激する黒髪ロング清楚系
――それが妹の親友、新垣あやせだ。
そして俺はいま、あやせと二人でクリスマスイブの街に繰り出している。
どうだよ? これって誰もがうらやむ完璧なシチュエーションだと思うだろ?
でも……、残念だけど、これには事情があるのさ。
やんごとなき事情ってやつがな……
「お兄さん!なにしてるんですか! 早く行きますよ!」
おっと、置いてかれちまう! 待ってくれ!
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:54:34.73 ID:d2RCfZcMO
ちょろっと書いたが必要なさそうだな
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 02:55:22.74 ID:LLtHXl20O
ええ!? うぅ..。
遡ること数日前――
放課後、俺はあやせから、いつもの公園に呼び出しを受けていた。
あやせに呼び出される場合、桐乃に関する相談事か、もしくは俺に対する詰問の二択と決まっている。
「お兄さん、いまから話すことに心当たりがあるなら、素直に白状してくださいね」
そう言うと、あやせはキッと鋭い視線を向けてきた。
どうやら今回は詰問コースだったようだ……。
でも、こんな表情までも可愛いんだから、あやせたんってマジ天使以外の何物でもないよな。
輝くような笑顔もいいけど、この冷たい視線でもっと見つめられたい、なんて良からぬことを思ってしまう。
――と、そんな不埒な考えは俺の緩い表情から筒抜けだったようで、
「あの……、真面目に聞いてください……ね?」
おっと、あやせの瞳から光彩が消えている! こいつにはこれがあるから油断できないんだ。
「す、すまん!――で、一体なんの話だ?」
慌てて真面目な表情を作った俺は、あやせの話に耳を傾けた。
「もうすぐクリスマスですね」
「ああ、そういえばもうそんな時期だよな」
「わたし、今年も桐乃を、うちの事務所のクリスマスパーティに誘ったんです」
あやせの“今年も”という一言を聞いて、思わず俺は身震いした。
そういえば去年のクリスマス、桐乃は俺と渋谷巡りに行くために、あやせからのパーティの誘いを断ったのだった。
実際は、桐乃のケータイ小説の取材だったんだけど、あやせには兄妹でデートしてたと思われているので、もしかすると俺はいらぬ恨みを買ってしまってたのかもしれない……。
しかも、成り行きでラブホに入ったなんてことがバレてたら、間違いなく俺は殺されていただろう。
「でも……、桐乃、今年も用事があるから無理、って――」
「そ、そうなのか」
「桐乃がイブの日に仕事を入れてないことは判ってるんです。それなのに……それなのに……」
そう言うあやせは、泣き出しそうな表情になっていた。
そうだよな、一番の親友に二年続けてクリスマスパーティを断られたら悲しいよな。
「……そこでお兄さんに確認したいのですが」
さっきまで泣き顔だったあやせの表情は、かすかに怒気を含んだものに変化している。
なんだか俺が呼ばれた理由がなんだか分かってきたぞ……
>>225 うわ、すいません。割り込んでしまったようで…
おまけに書き換えながら投稿してたら
>>228 の最後の行で「なんだか」が被ってしまったorz
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:04:55.51 ID:/zcX4kj70
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:06:18.87 ID:d2RCfZcMO
>>229 気にするでない
俺の仕事は繋ぎだからさ
>>226 書きだめしとくから繋ぎが必要になったら投下するよ
「もしや、今年のイブも、懲りもせず実妹とデートなさるおつもりではないでしょうね?
……わたし、以前に警告しましたよね? 桐乃に手を出したら――って。」
俺、スピリチュアルとか超常現象の類は一切信じない主義なんだけど、この時だけはハッキリ見えたね。
――あやせの背後にドス黒いオーラが!
「お兄さん――、どうか正直に答えてください」
「待て、ち、違――」
恐怖のあまり言葉が続かない! 俺は必死にかぶりを振って否定した。
怖ええ!やっぱコイツ怖ええよ!!
「お兄さんとのデートではない……と?」
じりっ、じりっ、と迫ってくるあやせに恐れ慄きながら、今度は必死に首を縦に振った。
すると、俺の懸命のアピールが通じたらしく、あやせの背後のオーラがフッと消えた。
そしてまた泣きそうな表情に戻っている。
「じゃあ……桐乃はどうして――」
「わたし、桐乃に避けられてるんでしょうか……」
可哀想に、あやせはすっかりしょげてしまっている。
「そんなこと、絶対ねえって」
「でも……でも……」
「たとえばさ、あいつが好きなオタ方面のイベントがあるとかさ。そういう理由も考えられるじゃないか」
以前、沙織から聞いたことがあるが、アニメの人気声優は、クリスマスイブにイベントを開催するのが一種のステータスなのだそうだ。
その手のイベントに参加したいがために、桐乃の奴があやせの誘いを断ってやがる可能性は十分ありえる。
「――いえ、それは考えにくいです」
あれ?即否定??
「そんなこともあろうかと、桐乃が好きな『星くずうぃっち☆メルル』とやらの声優達のスケジュールを徹底的に調べ上げましたが、イブにイベントを開催する声優はいませんでしたし、アニメ作品自体のイベントも予定されていませんでした」
「それに桐乃、『星くずうぃっち☆メルル』以外では、イベントに参加するほど入れ込んでいるものは無いようですし」
怖ええ!やっぱりあやせさん怖いよ!
オタ趣味に嫌悪感丸出しだったくせに、桐乃のためならそこまで調べちゃうんだ!?
「お兄さんとのデートでも、オタクの用事でもない、となると」
「わたし、この展開だけは考えたくなかったのですけど――」
あやせは胸の前で手をギュッと握り締め、ためらいながらも言葉を搾り出した。
「……も、もしかして……桐乃に、彼氏ができたんじゃないでしょうか――?」
そうだよな…… 普通そういう発想に辿り着くよな……。
実は俺も、さっきからずっとその可能性を考えていた。
あの桐乃にオトコが……? そりゃあアイツは容姿端麗で成績優秀、スポーツ万能。おまけに外では猫かぶってるから、さぞやモテるだろう。
でも、あいつの外っ面だけを見て言い寄ってくる男なんか、ろくなもんじゃないに決まっている。
それに全然そんな素振りは見せてなかったし、第一、イブに間に合わせるかのように彼氏を作るなんてあいつらしくねえっていうか――
……クソッ、なんで俺がイライラしてるんだ。
「可能性として……確かにそれは否定できないよな」
「お兄さんもそう思いますか……」
俺とあやせはしばし無言で目を合わせた後、ハァーっとため息をついた。
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:17:35.38 ID:udw6pPI1O
あやせかわいいよあやせ
「よく分かりました。最初にお兄さんを疑ったことは謝ります」
「あ、あぁ、別にいいんだ。そんなこと……」
とりあえず俺への嫌疑は晴れ、あやせから向けられていた敵意は感じなくなった。
するとあやせは、ちょっと思案した後、俺に意外なことを言った――
「ところで、お兄さんは……イブの日に何かご予定はありますか?」
えっ?
あやせがイブの予定を、俺に……? 何この超展開?
あやせは少し頬を染めて、上目遣いに俺を見つめている。かすかに瞳を潤ませているような……
ヤバ、こんな表情されたら――俺の心臓はバクバクと高鳴り続けていた。
「もしよかったら―― その日はわたしに付き合ってもらえませんか」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:20:39.97 ID:/zcX4kj70
わっふるわっふ……ふぅ…
そしてクリスマスイブ当日――
俺は学校を終えると猛ダッシュで家に帰り、大急ぎで着替えを済ませると、あやせとの待ち合わせ場所であるいつもの公園へと向かった。
雑誌で調べたオススメデートプランは完璧に頭に入れてるし、軍資金もいつもより多めに用意した。しかも今日はうちの両親は出掛けてるので、帰りが少々遅くなっても大丈夫。
ふっふっふ、今日の俺に死角は無いぜ。
公園に着くと、あやせはすでにそこに居た。
お、早いな……と思ったが、それもそのはず、あやせは制服姿。どうやら学校から直接来たらしい。
「よ、よう――早いじゃないか」
「あ!お兄さん。来てくれてありがとうございます」
ぺこっとお辞儀をして眩しい笑顔を向けるあやせ。やっぱりお前は天使だぜ。
「そりゃあ、クリスマスイブにお前からデートの誘いがあれば、俺は万難を排して駆けつけるさ」
俺は精一杯のキメ顔を作ってあやせに応えた―――が、、おや?あやせの反応が鈍いぞ。
「――え、デートの誘い?一体なんの話ですか?」
「え、だって、イブのデートに付き合ってほしいって……お前が言ったじゃないか……?」
「な、、、何を都合よく事実を捻じ曲げてるんですかっ!! 私はただイブの日に付き合ってもらいたいことがあってお願いしただけです!」
「だからそれってデートのことじゃ……」
「絶対違います!ありえません!!」
えええええええぇぇぇ――!?
そんなバカな……そうだったっけ? そう言われればそんな気もしてきた…… ハァ
「でも、あの話の流れで、お前のあの態度で『イブに付き合ってほしい』なんて言われたら誰だって勘違いするだろ……」
「しませんっ! お兄さんは勝手な解釈が激しすぎなんです!」
「……それでお前は制服のままだったのか……もう俺のクリスマスは今この瞬間に終わったよ……」
「そ、そんな大袈裟にヘコまないでくださいよ……」
あやせも、俺にぬか喜びさせたことを申し訳なく感じ始めたのか、ちょっと困惑した表情を浮かべた。
まぁな、確かにそんな上手い話があるわけなかったよな。
俺、普段は割と慎重に行動する男なんだけど、あやせ絡みになるとどうしても判断力が落ちてしまうようだ。
「じゃあ、付き合ってほしいことって何なんだ?」
「よくぞ聞いてくれました。 先日お話した桐乃の件について、わたし、事実をハッキリさせたいなと思って
――今日、これから桐乃のイブの行動を“追跡して見守る”ことにしたんです」
……オイ、、言い方をマイルドにしてるけど、それってつまり尾行じゃねーのか?
「いくら親友でも……プライバシー的にそれはマズくね……?」
「バレないように追跡するから大丈夫です」
しれっと言いやがって……やはりこの女、おっかねえ……
「桐乃は今日、掃除当番だからまだ校内に残ってるんです。 さぁ、お兄さん、学校に移動して、張り込みを開始しましょう」
そう言って小走りで駆け始めたあやせと、それを追う俺。
そりゃあ俺だって、桐乃に彼氏ができたのかどうか、そうだとしたら一体どんな奴なのか、興味がないといえば嘘になるけどさぁ。
そんなわけで、俺達は桐乃の学校へと向かい、校門の出入りを監視できる物陰に潜んで張り込みを開始した。
「そういえば、お前、今日は事務所のパーティだとか言ってなかったっけ?」
「当然断りました。パーティなんかよりも桐乃のことの方が大事ですから」
そう言うあやせの瞳はメラメラと燃えていた。
桐乃よ――、これでもしお前に彼氏発覚なんて事になったら、俺はこの女の行動を止める自信がないぞ……
「そもそも……この監視に何で俺が必要なんだ?」
「むっ、もう面倒くさくなったのですか?」
「いやいや、素朴な疑問として、な……」
「それはですね、大抵の場所はわたし一人でも尾こ…いえ、見守れるのですけど――」
……コイツ、いま明らかに尾行って言いかけたな。
「もし桐乃が誰かとの……デート……だった場合、わたし一人じゃ入りにくい場所に行くかもしれないじゃないですか? そういうところにご一緒してもらうためですよ」
「……女一人では入りにくい場所?――そ、それはもしやデートコースの終着地点のことか!?そういう場所に俺と入るのか!?」
「死ねええええええええええ変態野郎おおおおおおお!!!」
あやせの渾身の上段回し蹴りが、俺の顔面にクリーンヒット!
「そうじゃなく!普通にレストランとかでも、一人じゃ入りにくいじゃないですか!?なななな何を考えてるんですかっ!」
「そ、そうだよな、すまん!悪かった! とりあえず落ち着いてくれ! ……お、おい、桐乃が出てきた! 騒ぐとバレちまうぞ!」
あやせはハッと口元を押さえて、俺の視線の先をたどるように校門へと視線を送った。
そこにはカバンを肩にかけ、携帯をいじりながら下校する桐乃の姿があった。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:35:42.23 ID:udw6pPI1O
C
「もし桐乃が彼氏とデートなのだとしたら、いったん帰宅して、着替えてから待ち合わせに向かうはずですよね」
「うむ、そうだな」
俺達はヒソヒソ声で話しながら、バレないよう慎重に桐乃の後を追った。
だが、桐乃は、家に帰る方向ではなく、市街地に向かっているようだ。
「お洒落に人一倍うるさいあいつが、制服姿のままデート――はありえねえよな?」
「そうですね……。ただ、考えたくはないですけど……、外でのデートではなく、もっと親密な、いわゆる“家ナカデート”であればその限りではありませんね――」
あやせは電柱の陰に身を隠し、半身になってターゲットを監視するというベタなスタイルでそう言うと、その眼光に一層の鋭さを増していた。
「つまりまだ何も安心できない状況だということです。お兄さん、追いますよっ!」
「お、おう」
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:40:40.92 ID:VXBWBiFhO
あやせが可愛すぎて生きるのが辛い
しばらくすると、桐乃はケーキショップへと入っていった。
どうやらイートインではなく、予約していたケーキを受け取りに来たようだ。
「お兄さん……あのケーキは……ご家庭用ですか?」
「いや、今日はうちの両親居ないし……、それに家族で食べるにはずいぶん小さいケーキだったぞ」
「ということは誰かと……」
あやせは、どうしよう……というような表情で俺を見つめている。
一瞬、俺と二人で食べるケーキかな……とも思ったけど、その可能性はすぐに打ち消した。うちの兄妹関係でまずそれはあり得ないしな。
しかし、あいつがイブに何らかの予定を入れていた可能性はぐっと高まった。
「あっ、お兄さん、桐乃が移動するようです」
俺達はまた物陰に身を隠しながら、ケーキショップから出てきた桐乃を追跡し始めた。
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 03:51:14.21 ID:udw6pPI1O
黒あやせかわいい
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:08:04.72 ID:VXBWBiFhO
連投規制かな?
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:19:59.35 ID:3X2ILTpG0
あやせたんがまぶしすぎる…
書けるかな?・・・規制くらいました
次に桐乃は、洒落たブランド雑貨のショップへと入っていった。
すかさず俺達も店の中が覗ける位置へと移動し、店内を監視する。
「ブランド雑貨――プレゼントの定番でもありますよね……」
「そ、そうなのか?俺にはよく分からないが……」
「あっ!お兄さん、見てください! 桐乃がシャンパングラスを2つ手に取ってます――あっ、キャンドルも!」
「こ、これは……きっと自分用じゃないよな……」
「そんな……そんな……ぐすっ」
あやせはちょっと涙声になっている。
あいつ……本当に誰かとイブを過ごすつもりなのか……?
桐乃のやつが誰とイブを過ごそうが、俺に関係ねえ話だってことは分かっている。分かっているが――正直俺は面白くなかった。
俺はともかく、親友のあやせにも内緒でコソコソやってやがるのがあいつらしくねえし、そこが気に食わないんだ。
「桐乃――、これから彼氏の家にでも行くんでしょうかね……」
「…………かも、な」
俺達は相変わらず桐乃の尾行――もとい追跡を続けていた。
すっかり不機嫌になっていた俺は、もうこんなこと終えて、さっさと家に帰りたい気分だったが、あやせを放って置くわけにもいかない。
まだイブを過ごす相手がどんなヤツかは分からないが、少なくともあやせとっては、この時点ですでに『桐乃には、自分より優先してイブを過ごしたい誰かが居た』となってるわけで、すっかり落ち込んでしまっているようだ。
「チッ、桐乃のやつめ――どこへ向かってんだよ――」
桐乃を追って歩き続ける俺達。
しかし――、あれ?この道は……
辿り着いた先は、――――高坂家だった。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:37:52.13 ID:/zcX4kj70
しえん
「あれ、帰ってきちまったぞ?」
「……お兄さん、念のため確認しますが――」
ふと気がつくと、あやせからまた例の黒いオーラが噴出している!
「まさか、ご両親の居ない機会を狙って、兄妹2人で仲良くイブを過ごすなんてイベントじゃないですよね……? 今までわたしをからかってたんじゃないですよね……?」
「し、知らないっ!俺は何も聞いていない!」
とは言ったものの――、もしかして桐乃のやつ、まさか本当に俺とのイブのために?
いや、やっぱりあり得ないだろ。俺と桐乃がケーキを挟んで二人っきりのメリークリスマス……オエッ、想像したら居た堪れない気持ちになってしまった。
「ここまで来たからには、わたしには事の結末を見届ける権利があります」
「は、はいっ」
「お兄さん、とりあえず帰宅してみてください。――わたしはここで待ってますから、何か動きがあれば、すぐ携帯に報告をください」
ひいっ!
こいつ、目がマジだ……。
俺は背後にあやせの視線を感じながら家へと入っていった。
「た、ただいまぁ〜」
シーン――
いまこの家には桐乃がいるわけだが、返事は特になかった。まぁ普段から挨拶なんて交わしてねえけどさ。
俺はいつものようにリビング奥のキッチンでジュースを飲むと、二階の自室へと向かった。
すると、階段を上がったところで、自分の部屋のドアを半分だけ開けてそこから顔だけ出してる桐乃に遭遇。
「あれ?……あんた、帰ってきたんだ? 今日は用事があったんじゃなかったの?」
「あ、ああ、ちょっと都合があってな」
「ふーん……、てっきり地味子のところにでも行くのかと思ってたケド」
あれ……、この反応だと、やっぱり俺とイブを、という感じじゃねーよな……?
これは、おれもやったことがあるあれか・・・・?
「ま、いいケド。今日はお父さん達いないから、晩ごはんは適当に食べろってさ」
「ああ、そうだったな。お前はどうすんだ?」
そう言うと、桐乃はなぜか言いよどみ、頬を染めて視線をそらした。
「あ、あたしはあたしで勝手にやるから……それから、あんた、今日はもうあたしに構わないでよねっ!」
そういうと、バンッと部屋のドアを閉めた。
なんだよあの態度は……
とりあえず俺は外で待ってるあやせにメールをしてみた。
《とりあえず、桐乃が俺と一緒にイブを云々というのはなさそうだ。あいつは部屋に閉じこもってる》
そうメールを送った後、俺はふと考えてみた。
待てよ? ということはあのケーキやシャンパングラスは一体……?
それらのブツがいま桐乃の部屋に存在していることは間違いないが……あいつ、これから外出する感じでもなかったし……
その思案に結論が出るよりも先に、俺の携帯がメール着信を告げた。あやせからの返信だ。
《もしかして、いま、桐乃の部屋に誰かいるってことはありませんか?》
え!?
その発想はなかったぞ!
んー、でも桐乃が一人で家に帰ったのをこの眼で見ているしなぁ……と思ったところで、俺はハッと気づいた。
そういえば桐乃が実際に家の中に入るところは見てなかったぞ? あの時は玄関が見えない位置から離れて監視していたから……
もし玄関の前で誰かと待ち合わせて、そのまま自室に招いていたとしたら……
そう思った俺は、思わず壁に耳を近づけていた。
すると、小声ではあったが――かすかに誰かの話し声が聞こえてきた――
「マジかよ……」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 04:58:18.76 ID:+I7y0QQQO
画面の中の娘とお祝いですね
《桐乃の部屋に誰かがいるかもしれない。話し声が聞こえる。》
あやせにそうメールすると、間髪入れず返信メールが届いた。
《わたしもお兄さんの部屋に入れてください!桐乃には気づかれないように!》
こ、こいつ……わざわざ聞き耳立てに来る気かよ……
どんだけ必死なんだ……
俺は外で待機していたあやせを家に入れると、物音を立てないよう抜き足差し足で慎重に階段を昇り、俺の部屋に招き入れた。
あやせは部屋に入るなり、壁に寄せてる俺のベッドに上に座り、壁に耳をくっつけて桐乃の部屋の様子を窺っている。
男の部屋のベッドに上がるなんて、もっと躊躇してみせてもいいものだが……今のあやせにはそんな余裕もないのだろう。
そして俺もそれに倣って壁に耳をつけてみる。
すると――
断片的ではあったが、隣の部屋の会話が聞こえてきた――
『……ずっと……一緒だよ……』
『……のこと……愛してる』
『二人に……乾杯……』チーン
それから先のことは―――思い出すのも忌々しい事件だった。
隣の部屋から聞こえる桐乃達(?)のラブラブトークを聞いてしまったあやせはパニック状態に。
俺の部屋のドアをバンッと蹴飛ばして開けると、そのまま物凄い勢いで飛び出し、桐乃の部屋のドアノブをガチャガチャと回す。
だが、桐乃の部屋は鍵が掛かっていて開かない。
「桐乃っ!いま誰と居るの!!?桐乃!開けて!いますぐにここを開けて!開けて!開けて!開けて!開けてえええ!」
ひいいいいいいい!あやせが狂った!!
右手でドアノブをガチャガチャと回し続けながら、左手でドアをドンドンと激しく叩きつけるあやせ。
「えっ……!? そ、その声はあやせ!? どうして!?」
「いいから開けて!桐乃、あたしたち友達だよね! お願いだから今すぐに開けて!!!」ガチャガチャ
……情けないことに俺は、あやせの凶行を目の当たりにし、腰を抜かして動けなくなっていた。
「あ、あやせ、 ちょ…ちょっと待って……!」
「駄目!待てない!お願い桐乃!今すぐ開けて!!そこに誰が居るの!? 開けて!!開けて!!開けてってばー!!」
ガチャガチャガチャ!………カチャ!
一層激しくドアノブを回したあやせの思いが通じたのか、それとももともと鍵のかかりが甘かったのか、ここで不幸にも、桐乃の意思とは関係なくドアは開いてしまった。
そこで見た光景は―――
桐乃のPCのモニタには『ラブタッチ』のヒロインの一人、藤崎あやかちゃんの姿が映し出されており、
モニタの前にはクリスマスケーキと1組のシャンパン。
そして薄暗い室内を照らすロマンチックなキャンドルが煌々と輝いていた。
そう、『ラブタッチ』ってのは疑似恋愛体験が売りの、あのソフトのこと。
画面の中の“彼女”に対してささやきかけることで、いろんな反応を示してくれるという、ある意味二次と三次の垣根を越えた、ヲタにとっては夢の恋愛ゲームだ。
「あ、あわわ…… ど、どうして、、あやせ……」
クリスマスの三角帽子をかぶった桐乃は、突然の事態に激しく動揺しているようで言葉が出てこない。
そして、そんな桐乃以上に激しく動揺していたのがあやせだった。
「え…… 桐乃? 一体何を……え? ……だって……桐乃の部屋から会話が……」
まったく事態が飲み込めないあやせ。
そしてこの微妙な空気に更に追い討ちをかけるように、パソコンからはあやかちゃんの声が――
「クリスマス、一緒にすごしてくれて、あやか……嬉しい。大好きだよっ」
へなへなとその場に座り込むあやせ。
――つまり桐乃の奴、二次元のヒロインとイブを過ごしていやっがったのか……我が妹ながらなんという……
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 05:50:38.10 ID:/zcX4kj70
さる?
いいよいいよー
「ごめんね、あやせ……。クリスマスイブ限定の隠しイベントがあって……それで……」
「ううん、わたしこそごめんね。桐乃を疑ったりして……」
涙ぐみ桐乃に抱きつくあやせを桐乃がなだめている。
まったく……人騒がせな奴らだ。
ただ……桐乃よ……、ゲームに隠しイベントがあるにせよ、ケーキやシャンパンまでは必要ないだろ……?
俺は、ついに桐乃の奴があっちの世界の住人になってしまったのでは、という疑念を晴らせずにいたが、この場の空気を読んでその点はつっこまないでおいた。
まぁ、あやせにしても、桐乃のことを本気で心配してくれての今回の行動だったわけだし、ちょっとアレな点を除けば、こんなに深く結ばれた親友関係って、そうそう築けるものじゃないよな。
そう思うと、俺には抱き合って仲直りをしている二人がとても眩しく見えたんだ。
ふと、つけっぱなしの桐乃のPCの方を見ると、そんな俺に画面の中のあやかちゃんがとびっきりの笑顔でこう言ってくれた――
「メリ〜〜〜クリスマスっ!」
END
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 06:08:11.70 ID:/zcX4kj70
大作乙。面白かったぜ
俺もこんなふうにかけるようになりたひ
ありがとうございました
途中も規制にかかった上に、最後の方は作りながら投下してたのでえらく時間が掛かってしまいました
オチも途中でバレバレでしたねw
前回勤労感謝の日の話を書いて、今回クリスマスなので、次は大晦日か正月あたりかもしれませんw
では寝ますー乙ですー
266 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/28(日) 06:41:19.09 ID:sFrCl+350
乙
おやすみ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 06:52:51.87 ID:w8IYM7mj0
乙
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 06:53:12.73 ID:VXBWBiFhO
乙!面白かった
長くても飽きさせないね
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 08:04:42.80 ID:/zcX4kj70
3/4ほどできたが眠い。起きて落ちてなければ投下する
おやすみ
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 08:07:19.59 ID:3X2ILTpG0
乙
期待してるおやすみ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 08:14:53.12 ID:t48b+nIq0
乙
次作も期待
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 08:29:53.45 ID:4c3/T0st0
乙
支援
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 09:44:58.11 ID:YCw6NFTsO
ほ
274 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/28(日) 10:04:32.06 ID:sFrCl+350
保守
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 11:09:09.41 ID:vJ2OyRkv0
ほす
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 11:51:15.17 ID:xCvlYtPC0
ほ
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:33:06.92 ID:QeGM9wkyO
保
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:37:11.04 ID:d2RCfZcMO
要望があった事故のやつ
…ここはどこだ?
某アニメじゃないが見知らぬ天井。
意識がはっきりしない。
記憶も朦朧としてる。
桐乃がいる…
なんで泣いてるんだよ、らしくもない。
しかも俺にしがみついて。
どうしたんだよ、桐乃。
泣くなよ、泣くなって。
桐乃「ごめんね、兄貴…」
桐乃、何謝ってるんだよ。
ん、親父とお袋まで…
どうしたんだよ、そんな神妙な顔して。
佳乃「桐乃…、大丈夫よきっと。」
大介「そうだ、あの馬鹿がその程度の事故で死ぬとは思えん。」
…
あぁ、俺事故ったんだ…
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 12:42:43.95 ID:TqaMTlei0
支援
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:05:49.62 ID:d2RCfZcMO
桐乃「意味わかんない!!あんた何様のつもり!?」
喧嘩の理由はいつも通りくだらない理由だった。
テレビの特番を何を見るかという論争。
兄弟がいるやつなら一度は体験したことがあるだろう。
ガキっぽくてしょーもない口論。
どちらかが少し大人になり譲ればいいだけの話しだ。
しかし兄弟だと何故かそうもいかない。
京介「は?お前こそ意味わかんねぇ、俺は俺でお前の兄貴だ。
それ以外の何者でもねぇよ。」
桐乃「そんなこと聞いてない!!
…もういい、あんたなんか知らない、勝手に死んじゃえ!!」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:15:24.68 ID:d2RCfZcMO
京介「ガキが…」
佳乃「桐乃、いくらなんでも言いすぎよ。
…って京介、どこ行くの。」
京介「コンビニ…」
桐乃「帰ってくんな!!」
京介「…」
ガチャ
んだよ桐乃の奴…
俺が怒らないからって調子ノリやがって。
ほんと腹立つわ。
…
いざコンビニに来たものの買うものもないしな…
とりあえず雑誌でも読んどくか。
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:19:51.96 ID:oloxKJyxO
支援
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:25:56.67 ID:P1Xn1+d1O
( ^ω^)っC
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:27:37.99 ID:uOA06toJO
シエン
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:28:12.14 ID:d2RCfZcMO
…もうこんな時間か。
そろそろ帰らないと親父が五月蝿いからな。
さっきは俺が大人げなかったな。
俺が兄貴なわけなんだし…
ちょっと値が張るが桐乃の好きなアイスでも買っといて後で謝っとくか。
店員「ありがとうございましたー」
ウイーン
これでこの件も解決だな。
さて帰るとしよう。
ん、前から来る車フラフラしすぎだろ。
あぶねーな、事故ってもしらねぇぞ。
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:35:43.51 ID:vJ2OyRkv0
しえんた
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:43:33.98 ID:d2RCfZcMO
あれ、あっちから来るのあやせじゃないか。
京介「おーい、あやせー!!」
あやせ「あ、お兄さん」
こっちに駆け寄るあやせ、可愛いなぁ。
マジ、癒される。
あやせ「ダメ、お兄さん!!危ない!!」
京介「へ?どうしt…」
ドン!!!!
あやせ「イヤ!!イヤーーーーーー!!」
脳まで響き渡る鈍い音。
全身を駆け巡る激痛。
耳を裂くようなあやせの叫び声。
俺の記憶はここで途切れていた。
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:55:15.25 ID:TqaMTlei0
とりあえず支援
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 13:58:40.07 ID:d2RCfZcMO
〜♪
佳乃「桐乃ー、電話でてちょうだい。」
桐乃「無理ー、今あやせから電話来たし。」
佳乃「もう…、しょうがないわね。」
桐乃「もしもしあやせー?
今日仕事だっけー、お疲れ様ー。」
桐乃「どうしたのあやせ?
声震えてるよ、何かあったの?」
あやせ『お兄さんが…』
桐乃「もしかしてあの馬鹿兄貴になんかされたの!?
あいつほんとにどうしようもない屑ね、死んじゃえばいいのに。」
あやせ『違うの桐乃、ダメそんなこと言っちゃ…!!』
桐乃「じゃあどうしたの?」
あやせ『お兄さん…、酔っ払ってる車に轢かれちゃったの!!』
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:18:33.62 ID:d2RCfZcMO
佳乃「何回もかけてきて五月蝿いわねー、今でますよ。」
佳乃「はいもしもし高坂ですけれど…」
佳乃「うちの京介が…」
桐乃「お父さんお母さん…兄貴が事故っちゃったって!!」
大介「なんだと!?」
佳乃「今の電話病院からで、なんとか一命は取り留めたけど非常に危ない状況ですって…」
大介「どこの病院だ!」
佳乃「市の総合病院ですって…」
大介「わかった、ならさっさと行くぞ!!」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:24:18.16 ID:t48b+nIq0
しえん
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:37:03.04 ID:b9eH8kxG0
さぁ、はやく
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:41:04.65 ID:UEkky+vMO
どうでもいいが自分が親なら桐乃より京介の様に育ってくれる方が嬉しいな
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:42:26.22 ID:LLtHXl20O
待ち望んでた!!
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:43:10.55 ID:1al04hXP0
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 14:56:50.44 ID:euWIrPDU0
はやく!
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 15:21:25.98 ID:d2RCfZcMO
車内にて
桐乃「あたしのせいで…、あたしのせいで兄貴がぁ」
佳乃「桐乃のせいなんかじゃないわ。」
大介「そうだ、飲酒運転なぞしてた犯人が悪いのだ。」
桐乃「で、でもあたしがあんなこと言わなきゃ兄貴はきっと家から出なかった!!」
大介「過ぎたことを言っても仕方ないだろ!!」
桐乃「で、でも…」
佳乃「心配なのは桐乃だけじゃないのよ、
お父さんもお母さんもそれにあやせちゃんだって心配してるわ。」
大介「安心しろ、犯人は絶対捕まえるからな。」
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 15:31:54.94 ID:dO6b81NhO
そういやとっつぁんってポリスメンなんだっけ
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 15:44:01.44 ID:Wnjc2qoO0
うおおお
鯖移転でごちゃごちゃしてたけどやっとみつけた!
かんどうした
>>298 何かいきなり脳内の親父の顔が銭形になってしまった
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 16:11:53.10 ID:TqaMTlei0
というか書き溜め分切れたのか?
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 16:21:42.78 ID:/zcX4kj70
やっと書き溜めおわった
ID:d2RCfZcMさんが終わったら投下始める
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:07:43.88 ID:/zcX4kj70
>>303,304
下手な鉄砲かずうちゃ当たるといいますし。それしか取り柄ないですしね。
もう投下始めちゃっていい?
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:10:32.56 ID:dO6b81NhO
私は一向に構わん
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:11:01.87 ID:TqaMTlei0
なんかID:d2RCfZcMOは行方不明みたいだしおk
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:11:55.64 ID:y8cpGtofO
私は一向に構わんッ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:15:30.87 ID:/zcX4kj70
あやせ「まさか桐乃のお兄さんがあんな変態だったなんて……なんとか桐乃を助け出さないと」
あやせ「でもどうすれば………………いや、でも…これは……いいえ、桐乃のためなら仕方ないよね……」
俺は今、あやせに呼び出され公園まで来ている。なんでも大事なお話があるらしい。
あやせ「お兄さん、取引しませんか?」
京介「取引?」
あやせ「そうです、取引です。もう二度と桐乃には手を出さないで下さい」
ああ、そういえばこの子は誤解したまんまだったな。わけあって俺はあやせの前では変態でい続けなければならないし…どうしたもんかな。
京介「あ〜、あやせ?そうはいうけどな…」
あやせ「桐乃に手を出さないと誓っていただけるなら私を好きにしていただいて構いません」
京介「あやせ!?お、お、お前自分が何言ってるかわかってるのか!?」
あやせ「わかってます!だからお願いです…もう桐乃に悪いこと吹き込むのはやめてください」
なんてこった…この子こんなに桐乃のこと好きなのか。桐乃、お前はこんな友達を持って幸せだな。俺が異常な変態だと思われているのは納得できないけど。
しぇn
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:20:53.49 ID:/zcX4kj70
京介「ちょっと落ち着けって。いくら何でも俺は桐乃に手を出したりはしねえって」
あやせ「そんなの…わからないじゃないですか。そもそもお兄さんを信用しろっていうのが無理です」
京介「いや、そもそも俺は……いや……あ〜もう、やりにくいな」
くそっ…なんでここまで言われにゃあならんのだ。いっそ俺はオタクじゃないし、シスコンでもないと白状してやろうか。
……いや、それは駄目だ。桐乃の人生相談を途中で投げ出すわけにはいかない。一度始めたことは最後まできっちりとやり通さないと後味悪いしな。別に桐乃がかわいそうだとかそんなんじゃないよ?
あやせ「何がやりにくいんですか」グス
京介「あ〜、わかった、わかったからもう泣かないでくれ!…つまりはあれだろ?俺が桐乃に手を出さないという保証があればいいんだろ?」
あやせ「そうですけど……そんな保証があるんですか?」
京介「ふっ、それがあるんだ……とっておきのがな」
あやせ「……私なんだか命の危険を感じるんですけど」
それがさっきまで私を好きにしていいって言ってた子のセリフか?あぁ、あやせの中で俺のイメージが加速度的に悪くなっていくのを感じる……。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:21:34.57 ID:P1Xn1+d1O
(・∀・)
つC⊂
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:25:09.92 ID:/zcX4kj70
京介「大丈夫だ、安心しろ。あやせに危害を加えるつもりはないよ。ただ、それを示すにはちょっと準備がいるんだよ」
あやせ「準備ですか?」
京介「そうだ。だから明日、今日と同じ時間にここに来てくれるか?」
正直に言うとこればっかりはやりたくなかった。やりたくはなかったが、この際贅沢は言ってられない。
明日、俺は自身の性癖を暴露し、それに桐乃が当てはまらないと示すことであやせを無理矢理納得させるつもりだ。
俺は桐乃のことを愛してはいるがそれは異性としてじゃない。あくまでも妹としてで愛しているのであって、異性としての好みはあやせ、お前みたいな女の子なんだってな。
……あれ?じゅうぶん変態じゃねえかこれ?俺だったら即通報しちゃうレベルなんだけど。
あやせ「…わかりました。でも、またいかがわしい本等を持ち出してくるのはやめてくださいね。セクハラで訴えますよ」
いかん、完全に読まれている。完璧に思われた俺の計画もわずか数秒で頓挫してしまった。
京介「い、いやだなぁあやせさん。そんな事あるわけないじゃないっすか。あはははは」
まぁ、俺がこれ以上の変態として扱われることはなくなったわけだし、頑張って明日までに考えればいいか。
あやせ「では今日はこれで失礼しますね」
京介「おう、また明日な」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:30:21.82 ID:/zcX4kj70
京介「やっべええええ!何も思いつかねえ!!」
俺が自室で頭を抱えて悩んでいると隣の壁からドン!という音が響く。
京介「すいませんね。チッ…誰のせいで悩んでると思ってるんだ。いい気なもんだ」
だがいつまでも悩んでるわけにもいかねえな。壁に穴が開いても困るし。
京介「こういう時は沙織に相談してみるか」
一人で考えて無理なら人の力を借りればいいのさ。生憎俺は妹違って凡人だからな。
空気を読むのが上手で、気配り上手な沙織ならきっといい案を授けてくれるに違いない。
京介『というわけなんだが、何かいい案はないか?』
沙織『そんなこと簡単でござる。考えるまでもないですぞ京介氏』
さすが沙織だ!超頼りになるぜ。なんだ、最初からこいつを頼ればよかったのか。
京介『まじか!?で、俺は何をすればいいんだ?』
沙織『そのあやせという方に京介氏をもっと知ってもらえればいいのでござる』
前言撤回。こいつが何を考えてるのか未だにつかめねぇ…いいやつには違いないんだけどよ。
京介『あ〜、沙織?俺の説明聞いてたか?俺は今、あやせが納得するだけの保証が欲しいんだが…』
沙織『ええ、聞いていましたとも。その上で申し上げているわけです』
京介『一体どこがどうなったらそうなるんだよ…』
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:30:51.01 ID:TqaMTlei0
しえん
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:35:47.28 ID:/zcX4kj70
沙織『ふふふ、京介さんはご自分で思っているよりずっと優しいお方なのですから、それを知ってもらえればそれだけで十分だと思いますわ』
京介『いや、それはあまりに楽観的すぎないか?』
沙織『大丈夫です。わたくしが保証いたします』
京介『そんなもんかねぇ…』
はっきり言って肩すかしをくらった気分だ。おかしいなぁ相談の人選まちがったかな…。
後、お前さっきから口調変わってんぞ。どこのお嬢様だよ・
沙織『名付けて、桐乃のお兄さんがこんなに優しいわけがない作戦!!でござる』
京介『なんだそのネーミングは!?』
くそぅ…沙織が電話の向こうでこんな口ωして笑ってるのが透けて見える。
沙織『まあまあ、ネーミングはさておきこれでばっちりでござるよ』
俺はさっきから不安しか感じないんだが?
でも、あの沙織がこんなに自信を持って勧めてくるんなら意外と大丈夫なのかもな。
京介『わかったよ、沙織がそこまで言ってくれるんならそれでいってみるよ。ありがとな』
沙織『いえいえ、お気になさらず。作戦の成功を祈っておりますぞ京介氏!』
京介『おう、それじゃあな』
さて、これで方針は決まった。後は俺が上手くやれるかだな。
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:40:26.04 ID:/zcX4kj70
あやせ「で、準備とやらはできたんですか?」
京介「おう、ばっちりだ」
あやせ「じゃあ、早速お兄さんが桐乃に手を出さないという証拠を示してください」
京介「お、おう…実はだな、あやせに俺のこともっと知ってほしいんだ」
あやせ「はい?いきなり何を言い出すんです?」
まぁ、当然の反応だよな。沙織さん、ほんとに大丈夫なの?
もし失敗した場合俺が無事である保証はない。まぁ、それでも沙織を恨むなんてことはしないけどさ。
京介「あやせが俺を疑ってる以上、どんな保証も誓いも意味をなさないと思うんだ」
あやせ「そうですね…確かに今は何を言われても納得なんてできそうにありませんし…」
あぶねえ、俺の作戦でいってたら俺は今頃息をしていなかったかもしれん。
京介「だ、だろ?だから、まずあやせに俺を信用してもらうことから始めようかと思ってさ」
あやせ「お兄さんの言いたいことはわかりました」
京介「おお!わかってくれたか!」
さすが沙織!一瞬でもお前を疑った俺が悪かった。今度ジュースでも奢るよ。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:40:27.50 ID:y8cpGtofO
(#@益@)ノシ=≡C)Д`)*∵"
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:42:40.08 ID:ReJyfFDs0
てっきり「拙者を彼女としてつれていくでござる!」とかかと
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:44:12.48 ID:/zcX4kj70
あやせ「はい、要は俺の女になれってことですよね?」
京介「なにもわかっちゃいねえ!?」
もういやだこの子!
あやせ「えっ?違うんですか?てっきり…桐乃を盾にい、いかがわしいことを強要してその上で徐々に洗脳していくつもりなのかと……その準備っていうのもそのために必要だったんでしょう?」
京介「どんな変態だ!いくらなんでも妹を盾に交際を迫ったりはしねえよ!?」
あやせ「…………じゃあ、今からお兄さんの部屋に伺ってもいいですか?」
最近の中学生の考えることはわからん。いったいどういうこと?
京介「……話の流れがおかしいだろ。なに?お前やっぱり期待し…」
あやせ「この変態!死ねぇ!!」
京介「ぐぼっ」
あやせ「違います!どうしてもはっきりさせておきたいことがあるんです」
京介「?」
あやせから強烈な一撃をもらった俺は、あやせが何をはっきりさせたいのか聞くこともできず、ただ涙目になりながらあやせを見上げることしかできなかった。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:47:35.11 ID:y8cpGtofO
>>319 それはそれでイケそうだな。
なんたって眼鏡だし。
322 :
>>319そうか。そうすれば沙織√に派生できるな:2010/11/28(日) 17:54:01.33 ID:/zcX4kj70
幸いおふくろは買い物、桐乃はまだ帰っていないようで、家には誰もいなかった。
京介「茶でもいれてくるよ」
あやせ「ありがとうございます」
俺が茶をいれ、部屋に戻ると尻をつきだすような恰好であやせがベッドの下を漁っていた。
やめて!そこには俺の秘蔵のコレクションがあるんだから!!
京介「あ、あやせ!?何をしてるんだお前は!」
あやせ「あ、これですね多分」
京介「人の話を聞け!」
あやせ「」
あやせ「う…うわ……」
ひくくらいならわざわざ探してまで見るなよ…。なにこれ?なんの罰ゲームなの?
京介「あ、あやせさん?あの…いつまでそうされてるおつもりで?」
あやせ「お兄さん。お兄さんはき、桐乃……みたいに……いかがわしいゲームはしないんですか?」
弱々しく尋ねてくるあやせ。こいつとしても親友がエロゲやってるなんて納得できないし、認めたくないんだろうな。
京介「い、いや…そんなことはないぞ?俺だってエロゲくらいガンガンやるし…あ、そうそうこの前やったしおりルートが素晴らしい出来でな?」
なんで俺が妹の友達に必死にオタクアピールをしなけりゃならないんだ。違うんだ…これは俺じゃない、俺はこんな変態じゃないはずなんだ……。
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 17:59:33.72 ID:/zcX4kj70
あやせ「……じゃあお兄さん、そのエロゲってどこに隠してるんですか?」
京介「う…そ、それはだな……き、桐乃!桐乃に預かってもらってるんだよ!なんせ俺はPCなんてもってないからさ、必要なときにPCと一緒に借りてくるんだよ」
なんで結局俺の性癖暴露みたいなことになってんの?まさか沙織が言ってた俺を知ってもらえってのがこんな形で達成されようとは……。俺泣いてもいいよね?
あやせも「もう、いいですよ。お兄さん」
京介「えっ?」
あやせ「お兄さん、実はオタクでもなんでもないですよね?」
あやせはそういうと、はぁと深いため息をついた。
あやせ「私も薄々わかってたんです……お兄さんは悪くないって……桐乃と私のために無理して、頑張ってくれてただけなんだって……」
京介「あ、あやせ…」
…あやせにはわかってたのか。いや、確かに自分でもあの言い訳は無理があるかなとは思ったけどよ。
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:02:12.40 ID:SJxog1cM0
支援
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:04:08.63 ID:/zcX4kj70
あやせ「でも…桐乃と早く仲直りしたくて……だけどっ」
あやせ「…それでも自分の気持ちに折り合いがつけられなくって……今回のこともお兄さんを悪者にして私が楽になりたかっただけなんです!」
あやせ「お兄さんの優しさに甘えてしまって……ご……ごめん……なさい、お兄さんは悪くないのに…私、今までひどいこと……いっぱいっ」
そういってあやせはついに泣き出してしまう。そっか、普段大人っぽいから忘れてたけど、この子も中学生の女の子なんだな。イライラを誰かにぶつけてしまうことだってあるだろうさ。
京介「俺は気にしてねえから。その…それよりもさ……桐乃とはこれからも親友でいてくれるんだよな?」
あやせ「そ、それは当然…です………でも…こんなときでも…怒らないですか桐乃の心配ですか」
京介「怒らねえよ。あやせがそれだけ桐乃のこと大事に思ってくれてたってことだろ?」
それにな、これでも俺はあいつの兄貴なんだ。俺が桐乃のためにことあるごとにあちこち駆け回るのは当たり前。いわば兄貴の宿命なんだよ。
京介「それに俺は桐乃の兄貴なんだから。兄貴が妹の心配して何が悪い」
あやせ「でも、いくら兄妹だからってそこまでしますか?」
俺だってなんで大嫌いな妹のためにこんなことしてるかなんてわからねえよ。
京介「………桐乃とはちょっと前まで冷戦状態でさ…まともな会話なんて何年かぶりで……でも最近やっと話すようになったんだ…少しだけだけど、やっと仲良くなれたんだよ、あいつと」
でも、いくら生意気でかわいくない妹でも…俺はそんな桐乃の兄貴なんだ。
京介「だから……要はあやせと一緒さ。俺ももうあいつとケンカするのはごめんだからな。それに一度受けた人生相談は最後まできっちりやり通したいだけだよ」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:07:05.00 ID:/zcX4kj70
あやせ「そうですか、お兄さんらしいです」
どうやらあやせも落ち着きを取り戻してきたようで、元の綺麗な笑顔に戻りつつあった。
あやせ「ふふっ……お兄さんってほんとにシスコンですね。そんなんじゃ女の子にもてませんよ?」
さりげなく毒を吐きつつ涙を拭うあやせ。ちくしょう…馬鹿にされているというのにかわいい。
京介「う、うっせ!ほっとけ!」
あーあ、わだかまりはとけたとはいえこれであやせ√は完全に消えちまったのか……。
言われてわかったが、気になる女の子から頂戴する「お前もてねえぞ」という発言はもはや死の宣告に近い。
俺も自分でわかってるよ…わかってるけどそんなにはっきり言わなくてもいいじゃねえか…。
ハハハ…おかしいな、なんだか視界が霞んできたぞ。
あやせ「はぁ…でもこれじゃあお兄さんの一番になるのは難しそうですね」
京介「ん?今なんか言ったか?」
あやせ「なんでもないです。今後は桐乃のことも私のこともよろしくお願いしますね、シスコンのお兄さん!」
おまけ
あやせ「あ、お兄さん!私お兄さんの好きなメガネかけてみたんですけど…似合いますか?」
京介「」
おわり
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:11:56.53 ID:C6wHfp6XO
乙でごさる
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:13:01.92 ID:P1Xn1+d1O
おつ
あやせくぁいい
乙
このヘタレは絶対自分から行かないだろうなww
乙
次は沙織√かww
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:21:00.61 ID:I1x++aJN0
乙
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:26:37.88 ID:dO6b81NhO
乙
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:30:09.82 ID:/zcX4kj70
支援ありがとうございました。相変わらず後半が力技で恥ずかしい
ヒャッハー次は思わぬ√分岐が発覚した沙織√だぁ!
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 18:48:54.43 ID:SJxog1cM0
面白かったよ!
次も期待してる
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:00:19.25 ID:y8cpGtofO
乙面白かったぜ。
なんと俺の発言がルート分岐の火種になるとは。
超支援。
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:09:00.67 ID:raaK/jHG0
ID:d2RCfZcMOの京介事故の話はまだか?
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:37:33.45 ID:TqaMTlei0
まだ?
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:42:54.75 ID:LLtHXl20O
どうしたんだろうか。まぁ待つが。
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 19:46:30.28 ID:/zcX4kj70
今までの流れだとID:d2RCfZcMOさんは多分寝てる
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:09:17.13 ID:d2RCfZcMO
一応おきとるんだが
事故に関わったことないから
撥ねられたらどんくらいの怪我になるのかわかんなくて困ってる。
誰か助けて
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:18:58.47 ID:P1Xn1+d1O
事故の規模がどれくらいかで変わってくるけど、
そこまで深く考えなくてもいいのでは
自分の思うような設定にすればいいと思うぞ
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:19:05.35 ID:SJxog1cM0
それこそ死ぬ人もいれば打ちどころ良くてかすり傷程度の場合もあるし
好きな設定にすればいいと思うよ
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:34:20.75 ID:udw6pPI1O
脳震盪程度でいいんじゃね?
で、大袈裟に捉えたみんなが献身的にハーレム化
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:35:25.69 ID:oY22H7PP0
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:36:33.65 ID:y8cpGtofO
麻奈実がすがりついて泣くかんじのを見たい。
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:40:34.58 ID:d2RCfZcMO
ありがとう
リアルに生死さ迷うくらいの重傷にしたいんだけどどんくらいがいいかな
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:41:24.85 ID:P1Xn1+d1O
脳挫傷でいいじゃん
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:43:43.48 ID:TqaMTlei0
後遺症もおいしい
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:46:55.36 ID:oY22H7PP0
後遺症にも視力とか聴力とか失語症とかいろいろあるな…
どれもオタにとってかけたらキツイものだな
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:47:23.28 ID:d2RCfZcMO
一応完治してハッピーエンドにしたいんだが
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:49:30.28 ID:oY22H7PP0
くも膜下出血程度でいいんじゃね
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 20:56:23.33 ID:dO6b81NhO
一時的な記憶喪失
もう性転換でいいや
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:03:46.27 ID:y8cpGtofO
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:13:55.56 ID:P1Xn1+d1O
簡単な表現で、
交通事故に遭う
↓
意識不明の重体に陥る
↓
手術で完治
の流れとか
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:36:16.79 ID:0g2/Nu3n0
黒猫成分が足りない
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:41:54.36 ID:tBwVVEvg0
規制回避するのってどれくらいのペースで投下すりゃいいのさ
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 21:52:53.64 ID:ALRdIwB20
ほかのスレに書き込むといいらしい
それはいい事を聞いた
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:04:45.47 ID:/zcX4kj70
俺は4,5分おきにしてる
363 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/28(日) 22:07:23.56 ID:sFrCl+350
桐乃ために保守
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:13:46.47 ID:y8cpGtofO
俺は麻奈実のためにだ
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:16:45.91 ID:SJxog1cM0
あやせたんのために
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:30:34.82 ID:t48b+nIq0
今更だが7巻読了した。
支援
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:34:25.32 ID:C6wHfp6XO
>>361 クリスマスのSSのクオリティで黒猫√書いてくれたら嬉しい
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 22:44:44.48 ID:VXBWBiFhO
ほす
桐乃カワイイ
ほしゅ
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 23:00:28.14 ID:tuTP7XwfO
兄妹愛ssも良いけどたまには桐乃をけちょんけちょんにするssも良いよね!
メルルのEX人形の首をポキッて折ったりぶっかけたりさ
俺妹のSSってあんまり増えないな〜って思ってたが
よくよく考えりゃ、お前ら昔から兄,妹のSS書きまくってたなw
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 23:32:32.09 ID:d2RCfZcMO
医師「京介くんははっきりいって非常にまずい状態です。」
医師「撥ねられたあと頭を強打したらしく脳挫傷を引き起こしてしまいした。
我々も全力を尽くしてはいますが手術が成功したとしても今まで通りの京介くんとはいかないかも知れません…」
大介「そうですか…」
佳乃「息子をお願いします!!」
桐乃「あたしからもお願いします!!
あんな奴でもたった一人の兄貴なんです。
だから…!!」
医師「わかりました。最善を尽くします。」
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/28(日) 23:49:46.07 ID:d2RCfZcMO
数時間後
桐乃「手術は!手術はどうなったんですか!!」
医師「…無事に成功しました」
桐乃「ほんとうですか!?
ありがとうございます!!」
医師「しかし意識が戻らないとなんとも言えません。」
大介「…」
佳乃「でも命に別状はないんですよね?」
医師「はい」
佳乃「生きているならよかったわ…」
医師「一先ず本日はもう遅いので…
明日には面会できるので。」
大介「わかりました、ではありがとうございました。」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:08:32.37 ID:ckPSMkLN0
し
完結させてからまとめて投下がマナーよ
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:30:23.80 ID:GhBheNvl0
メモ帳で16kbくらいにまとめたから投下するわ。
流血は無いけど暴力描写注意ね。
7巻の嘘彼氏騒動からだからネタバレ注意。
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:31:17.11 ID:nxnm5Pq1O
完結するまでは保守
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 00:52:51.02 ID:7kR6mBRt0
ほしゅ
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 01:10:53.88 ID:9B5d/CpUO
「
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 01:49:28.89 ID:p/qt53YiO
ほ
ほ
ほ
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 02:34:30.45 ID:2BJfRL2f0
黒猫もあやせと同じ黒髪ロング・・・
そこら辺を追求するSSが怖い。まんじゅうくらい怖い
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 02:37:26.23 ID:B7dyTLLL0
>>5 ID:e4+awgo/0 京介×瀬菜 ※プレゼント選び
>>46 ID:n2Qn92XeO 京介×桐乃×黒猫×沙織 ※チョコ
>>75 ID:YMGc6mPo0 京介×あやせ×桐乃 ※カミングアウト
>>112 ID:qwdhUU2vO 京介×桐乃×黒猫×沙織 ※ハーレム
>>157 ID:Xu3OnFm30 京介×あやせ×麻奈実 ※3人デート
>>188 ID:q5kzZp2H0 京介・あやせ ※
>>156没√からの派生
>>224 ID:oWNgStb30 京介・桐乃・あやせ ※クリスマスイブ
>>278 ID:d2RCfZcMO 京介×桐乃 ※交通事故
>>309 ID:d2RCfZcMO 京介×あやせ ※取引
スレ内のSSをまとめてみた。※のタイトルは便宜上つけますた
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 03:06:42.84 ID:sL4POixEO
1日ぶりにきた、朝読みなおす
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 03:18:22.83 ID:hf9AqiS50
>>384 まとめ乙!
ここはエロパロかってくらいssあるなぁw
すばらしい
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 03:33:14.26 ID:j2ziNplvO
なんてGJ
☆
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:31:37.35 ID:9COWAhkD0
保守
9話のきりりん可愛かった
ほしゅ
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:49:57.39 ID:yPTP8UYG0
最近京介は普通普通言わなくなったな
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:28:44.72 ID:ehtnwWFSO
慣れて今の状態が普通になったんじゃね?
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 08:30:04.34 ID:NxgcERyE0
>>309からの沙織の派生√書いてるわけなんだが
桐乃*1 黒猫*2 あやせ*3 麻奈実*1 加奈子*1 瀬菜*1
桐乃&あやせ*1 麻奈実&あやせ*1
前スレあわせてこんだけ書いたら流石にネタが尽きた。誰かたすけて
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 09:09:28.50 ID:nIA84t7L0
桐乃、黒猫、あやせでの修羅場ルートがこわい
こわいから絶対書かないで
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 09:37:55.95 ID:NA+GhpPzO
麻奈実とくっついていちゃいちゃする話だと何度ry
次点で黒猫といちゃいちゃ
次次点で沙織といちゃいちゃ
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 10:06:02.36 ID:DzVnVuWK0
保守
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 10:59:50.20 ID:9ur8EfpIO
ほ
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 12:02:38.32 ID:NA+GhpPzO
保守。
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 13:02:14.68 ID:wWSThd8u0
復活 保守
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 13:58:47.25 ID:MPYoJx2+0
ほし
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 14:03:37.33 ID:eUw9aQqdO
>>384GJ
携帯メインなんでアンカーありがたい
読み直したいときもあるし、定期的にこのまとめがあるといいな
俺的にはカミングアウトがお気に入り
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 14:48:59.55 ID:35sc668o0
保守
アンカーのまとめいいね。便利
403 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/29(月) 15:42:07.32 ID:GnWeP64W0
桐乃のために保守
黒猫成分が足りない・・・
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 16:20:54.93 ID:MX8A+TXo0
>>384まとめありがとう
沙織分岐書いた。用事終わらせたら投下始めるよ。6時前には終わるよ
ちなみに
>>313-319までの流れは一緒でそこからの派生だよ。
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 16:22:59.29 ID:MX8A+TXo0
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 16:58:24.13 ID:dq99WlTA0
期待
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 17:04:28.30 ID:LfGQVTsy0
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:11:26.87 ID:3LB+nnmHO
支援期待保守。
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:17:06.65 ID:MX8A+TXo0
>>408それ
派生前が2巻直後を意識して書いたからこれもそのあたりになります。
今まで毎回時系列説明してなかったけどだいたいわかるし大丈夫だよね。
そういうわけで投下する
京介「やっべええええ!何も思いつかねえ!!」
俺が自室で頭を抱えて悩んでいると隣の壁からドン!という音が響く。
京介「すいませんね。チッ…誰のせいで悩んでると思ってるんだ。いい気なもんだ」
だがいつまでも悩んでるわけにもいかねえな。壁に穴が開いても困るし。
京介「こういう時は沙織に相談してみるか」
一人で考えて無理なら人の力を借りればいいのさ。生憎俺は妹違って凡人だからな。
空気を読むのが上手で、気配り上手な沙織ならきっといい案を授けてくれるに違いない。
原因が原因だけに沙織達にはできる限り相談したくなかったが仕方ない。
京介『というわけなんだが、何かいい案はないか?』
沙織『そんなこと簡単でござる。考えるまでもないですぞ京介氏』
さすが沙織だ!超頼りになるぜ。なんだ、最初からこいつを頼ればよかったのか。
京介『まじか!?で、俺は何をすればいいんだ?』
沙織『拙者を彼女として紹介すればよいのですよ』
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:19:13.00 ID:LfGQVTsy0
しえんた
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:22:09.85 ID:MX8A+TXo0
京介『はぁ!?お、おい、沙織お前何を言い出すんだ』
沙織『駄目ですか?ナイスアイディアだと思ったのですが』
京介『い、いや駄目というか……お前はそれでいいのかよ』
沙織『お気になさらず。元はと言えば拙者が夏コミにお誘いしたのが原因ですから。それに京介氏には常日頃からお世話になっておりますゆえ、たまには恩返しさせてほしいのです』
京介『普段世話になってるのは俺の方だよ。でも、今回は頼りにしてもいいか?』
沙織『はいでござる!』
翌日、再び公園であやせと待ち合わせる。
あやせ「で、準備とやらはできたんですか?」
京介「おう、ばっちりだ」
あやせ「じゃあ、早速お兄さんが桐乃に手を出さないという証拠を示してください」
京介「実は今日は、あやせに俺の彼女を紹介しようと思ってな」
あやせ「ええええええ!?お兄さん彼女いたんですか!?」
いくらなんでも驚きすぎじゃないか?こいつの中では俺って変態鬼畜兄貴なわけだからしょうがないけどよ。
京介「そうだ、俺には愛すべき彼女がいるんだ。だから間違っても桐乃に手を出すわけがない…そういうことだ」
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:24:37.73 ID:XGPhpN410
_ ∩
( ゚∀゚)彡 =≡C)ω・)
⊂彡
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:26:26.02 ID:MX8A+TXo0
あやせ「で、でも以前はあんなに大声で桐乃のことを愛していると叫んでいたじゃありませんか」
やめて!それはもう忘れさて!!
京介「ふっ、桐乃のことは今でも愛しているさ。あやせ、お前は何か勘違いしているようだな」
おえ…なんで俺はこんなセリフを吐いているんだ。自分で言ってて鳥肌がたっちまう。
だけど仕方ないよな、こいつの前では俺は妹大好きの変態でいなければならないのだから。
かわいくない妹のために。
あやせ「勘違い…ですか?」
京介「おう。俺と桐乃は確かに愛し合っている。しかし、それはあくまでも兄妹としてだ。お前はどうもいかがわしい方向に想像してしまったようだが本質は違う」
あやせ「そ、それは、お兄さんがいかがわしい本を持ち出してくるのが悪いんでしょう!」
あやせが顔を真っ赤にして糾弾してくる。
京介「うっ、それについては他に用意できなかっただけであってだな…」
京介「とにかくだ。俺は桐乃に手を出す気はないってことだ」
あやせ「……お兄さんの言い分はわかりました。で、その彼女さんはどうしたんです?」
京介「おう。学校が終わったらすぐ来てくれるらしいんだが、なにぶん住んでるとこが遠くてな」
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:31:02.53 ID:MX8A+TXo0
沙織は学校が終わり次第ここに来てくれる手筈になっている。昨日、相談が終わってからここまでの地図を送っておいたし大丈夫だろう。
あやせ「そうですか。お名前はなんていうんですか?」
京介「沙織っていうんだ。ちょっと変なやつなんだが、気の利くいいやつなんだよ」
あやせ「変…ですか?」
京介「ああ。そういえばあやせも一度見たことあるはずだ。あの時、桐乃の趣味がばれちまった時に、後ろにいた二人組のうちの一人なんだよ」
あやせ「……あの変な恰好したお二人ですか?」
とたんに怪訝な顔をするあやせ。まぁあの二人のうちのどちらかが彼女だと言われたらそうなるよな。たしかに見た目はヘンテコなやつらだからな。
京介「そのでかい方が俺の彼女だ。付き合いだしたのは最近なんだけどよ」
あやせ「……すごく今更ですけど、お兄さんって変わった趣味してらっしゃいますね」
京介「く……」
ここで否定できないのが悲しい。
あの時の沙織はオタクのテンプレのような服装にグルグル眼鏡、バンダナ、リュックまで背負っているというありえない恰好してたからなぁ…。まぁ、それ以外の恰好してるとこなんて見たことないんだけどさ。
なんてことを考えながら公園の入り口を眺めていると、制服を着た女性がこちらに走ってくるのが見えた。
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:35:37.56 ID:MX8A+TXo0
京介「ん?あやせ、お前の知り合いか?」
あやせ「いえ、違いますけど…」
じゃあ誰だ?っていうかすげえ美人だな。遠目からでも抜群のスタイルに整った顔立ちが確認できる。
謎の美女は俺達の前まで来るとすぐにこう言った。
沙織「京介さん、お待たせしてすいません」
京介「……あの、どちらさま…ですか?」
おそるおそる返事をする。おかしいな、こんな美人と知り合った記憶はないんだが。
沙織「いやですわ京介さん。あなたの彼女の沙織です」
京介「……ええええええええええええ!」
う、嘘だろ。沙織がこんなお嬢様なわけがない。だってあいつはグルグル眼鏡でバンダナで…。
俺、夢でも見ているのか?
あやせ「」
あやせなんてさっきから目を見開いて絶句している。
そりゃあそうだろう、あのオタクファッションにまみれたやつがこんな美人だったなんて誰にも想像できねえよ。
それにこいつは、オタクを偏見の目で見ていた過去があるから尚更驚いたことはずだ。
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:40:04.35 ID:MX8A+TXo0
沙織「あ、あの…京介さん?」
京介「ほ、ほんとに沙織なのか?」
沙織「はい。こちらが新垣あやせさんですか?初めまして、京介さんとお付き合いさせて頂いています、槇島沙織と申します」
そう挨拶すると沙織は丁寧なお辞儀をする。
我に返ったあやせも慌てて返事をする。
あやせ「あっ…は、初めまして!私、新垣あやせです」
・
・
・
こうして沙織とあやせの顔合わせは問題なく終了した。
あやせ「こんな美人な彼女さんがいるならとりあえずは一安心です」
京介「そうか、そりゃよかった」
どうやらうまくいったようだな。これであやせに命を狙われることもないだろう。
あやせ√は完全に消滅したわけだが命には代えられない。
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:40:25.72 ID:gO91SPJp0
4
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:45:20.13 ID:MX8A+TXo0
あやせ「沙織さん。桐乃のために、お兄さんをよろしくお願いします」
沙織「ふふ、まかせておいて下さい」
あやせ「では失礼します。今日はありがとうございました」
京介「おう気を付けて帰れよ」
ふぅ…なんとかなったぜ、こういったアイディアを即座に思いつくあたりさすが沙織だな。
京介「さて、俺達も帰るか」
沙織「……」
一安心したところで沙織に声をかけるが返事がない。
しかも、あやせが見えなくなると沙織は急に顔を両手で覆ってしまう。
京介「えっ?い、いきなりどうした?…………さ、沙織?」
沙織「……ご、ごめんなさい。さっきからずっと恥ずかしかったものですから…」
京介「え…恥ずかしいってどういう…」
俺は初めて沙織と会った時を思い出す。
「ですから拙者、普段はもう少し大人しい女の子なのですよ?」
……いくらなんでもこれはありえないだろ。まさかあの言葉がまじだったなんて。
ということは、恐らくこいつはキャラを意識的に使い分けることができるのだろう。
今の大人しい沙織が素の沙織で、俺達と遊ぶときはオタクのリーダーにふさわしい沙織、さっきのは俺の彼女役としての沙織だったわけだ。
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:50:29.51 ID:MX8A+TXo0
京介「…お前も無理してたんだな。すまん、こんなことに巻き込んでしまって」
沙織「あ…そ、そうじゃないんです。わ、わたし男性の方とお付き合いしたことってなくて……こうしてちゃんとお話をするのも京介さんが初めてで」
え?まじで?こんな美人なのに?女子校にでも通ってんのかね。
いや、それでなくても、一目見ただけでも完全に深層の令嬢のようなオーラ出てるし、やっぱり気後れしちゃうんだろうか。
俺だってあの沙織を知らなかったら会話すらできねえだろうしな。
沙織「あ、あの!」
京介「おおう!?ど、どうした?」
考え事をしているところに沙織が顔を近づけてくるもんだから思わずのけぞっちまった。
くそ…ふ、普段とのギャップが。
沙織「あ、あの…今日はありがとうございました」
京介「なんで沙織が礼を言うんだ?礼を言うのは俺の方だろ。今日はありがとな」
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:53:48.67 ID:MX8A+TXo0
沙織「そうじゃないんです。今日は私のわがままを聞いてくださってありがとうございました」
京介「わがまま?何のことだ?」
沙織「ふふっ、それがわかってしまったらわたしが困ってしまいますわ。だから、忘れてください」
そう言って微笑む沙織。ぐっ…なんで眼鏡はずしただけでこんな美人になるんだよ…どうせなら眼鏡かけた時に美人になれよ。
・
・
・
京介「今日はほんとに助かった。遠いところありがとな」
沙織「いえ、京介さんのためですから。では失礼します」
駅まで沙織を送り届け別れを告げる。
しかし沙織が改札をくぐろうとした時、何か思いついたようで立ち止まりこちらを振り返った。
そして、こちらに駆け寄ってきて、俺に耳打ちをする。
沙織「今度誰かに紹介して頂く時は“役”じゃ嫌ですよ?京介さん」
おわり。書いてて思ったけどこの√って彼女役によっていくらでも分岐させられるね。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:57:49.97 ID:3LB+nnmHO
乙!
さあ麻奈実だ。
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 18:59:22.98 ID:eUw9aQqdO
乙
フェイト√も可能だなんて胸熱
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:06:42.23 ID:XGPhpN410
乙
沙織好きの俺歓喜
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:09:13.82 ID:MX8A+TXo0
支援ありがとうございました
次何書くかは決めてないけど、
「黒猫の手作り弁当&イベント参加」
「あやせとくっつくが桐乃に構いすぎてあやせむくれる」
等の具体的なリクという名のネタ援助があると助かります
京介があやせにでれでれして桐乃が嫉妬するのが見たいです先生
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:20:05.32 ID:eUw9aQqdO
更に沙織恋人偽装が見たいです
あやせ「彼女の素顔もしらないなんて…あやしいです」
あやせ「本当に恋人なら、証拠をみせてください!」
とかw
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:21:01.29 ID:HLvftmK/0
頑張ってるなー支援です
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:22:13.52 ID:3LB+nnmHO
麻奈実とくっついてのほほんとデーとしてたら桐乃と遭遇してドタバタ、とか見たいですぜ。
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:25:01.38 ID:vpquadw6O
黒猫VSあやせが見たいです
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:33:01.34 ID:WvSsejmZ0
アニメ9話を見てワロタ
これを読んでさらにワロタ
しえん
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:38:46.85 ID:35sc668o0
他所のSSスレみたいに、ここもトリップつけるようにしたら?
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:49:37.48 ID:WvSsejmZ0
不要
トリップつけると叩くやつがいるからやめた方がいい
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:53:01.21 ID:FEFtLimN0
>>421 ・・・どうせなら眼鏡かけた時に美人になれよ。
クソ吹いた。
鼻からコーヒー吹いた。
俺のジョージアを返せwwwwwwww
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:53:39.60 ID:LfGQVTsy0
もう一つの俺妹SSスレも禿逸
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:54:00.16 ID:sTW/mdgCO
桐乃が病む展開かアカギ兄妹の爛れた生活を
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 19:59:06.41 ID:sXQALbF00
あやせにデレる京介→黒猫嫉妬が読みたいです
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:05:03.09 ID:MX8A+TXo0
次は麻奈実(orあやせ)とデート中に黒猫&桐乃に出会って二人で嫉妬√にするよ。
しかし、お前らよくそんなにネタが出てくるな
>>432-433 現状困らないしつけないでおくよ
「書いてくれてる人が複数いるから判別したい」という意見がでればまた考える
文体やクオリティでわかるだろうけど
>>435 あっちすごいね。クオリティ高須。
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:08:13.05 ID:35sc668o0
アンカーのまとめを見て、鳥あると便利かなと思った程度なのでスルーして
もうひとつのSSスレkwsk
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:12:09.33 ID:HLvftmK/0
あんまりムリしないでくれな
ID:MX8A+TXo0は早くて上手いから良いかもしれんが
441 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/29(月) 20:21:39.17 ID:GnWeP64W0
乙・保守
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:28:48.89 ID:XGPhpN410
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 20:55:17.08 ID:OpJIdLIo0
麻奈実との話を・・・
桐乃が絡むとなお良いです
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:00:36.53 ID:6kUOPD/Q0
萌えもエロもなく
ただ追いつめられる桐乃と
京介が大好きで京介>桐乃な黒猫を書きたくて書いたものがあるんだが
投下してもいい?
反対する理由はない
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:03:11.54 ID:MX8A+TXo0
>>444 俺はいつでも新しい書き手を待ってる。じゃんじゃんやってくれ。
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:03:41.56 ID:OpJIdLIo0
よろしく頼んます
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:03:52.95 ID:6kUOPD/Q0
暴力嫌いな人注意
あと7巻ネタバレ注意
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:05:24.83 ID:6kUOPD/Q0
「ウソなの!!付き合ってるとかウソなのっ!キスもしてないし……!ぜんぶ、でたらめだったのっ!」
「ウソ……だって?」
あたしの叫びに驚いた兄貴は、状況が把握できてないような、何も表情が読み取れない
拍子抜けしたような顔になった。
当然だと思う。さっきまでの会話の流れから今までのが全部演技だっただなんて思わないだろうから。
「……僕が代わりにもう一度言いますけど」
御鏡さんの説明の最中、
「とりあえず、僕が桐乃さんと付き合っているというのは」
兄貴の顔が一瞬。今まで見たこともないような能面みたいな無表情になって。
「嘘なんでs」
言い終わる前に、あたしの左頬が乾いた音を立てて炸裂した。
何が起きたか分からず、勢いのまま尻もちをつく。
叩かれた?私が?兄貴に?
痛い。いたい。
兄貴の右腕は振りぬかれた形のまま。
いたいよ。
床にへたり込んだあたしを、兄貴が見てる。今まで見たこともない冷たい目で。
左耳がきこえない。
まだ状況を把握できないでいる私に、生ゴミを見るみたいな視線を投げかけてる。
心臓がすごい速さで脈を打ってるのが分かる。
胸倉を掴まれて、強制的に立ち上がらせられる。
体に力が入らない。腕と足に鉛が入ってるみたい。
もう一度右腕を振り上げる兄貴。今度は平手じゃない。手が固く握り締められているのが見えた。
「――――お兄さんっ!?」
今まで固まっていた御鏡さんが兄貴を抑えようと駆け寄るけど
兄貴はその顔に思いっきり拳を叩きつけた。
「……っ」
「あぁ、顔か。悪い」
まるで何にも感じてないような抑揚のない声で言い放つと、胸倉をつかんだまま
優しい口調であたしに話しかけてきた。
450 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/29(月) 21:06:14.77 ID:GnWeP64W0
支援ですわ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:06:42.02 ID:6kUOPD/Q0
「なぁ、桐乃」
痛くて、怖くて、答えられないでいるあたしを見て、
一瞬だけ『困ったなぁ』みたいな感じで眉を八の字にして苦笑いして見せるけど
とても不自然な、作った顔だっていうのが分かった。
「ぁ……ぅっ、……はっ……」
舌が回らない。息が口から洩れるだけ。
「なあ、ちょっと落ちつけよ」
そう言って兄貴は左手をあたしから離すと自分の口の端に引っ掛けて
口の中をあたしに見せた。
「あ…………」
さっきあたしがビンタした時についたらしい傷から、まだ血が流れていた。
「お前さ、結局何がしてぇの?」
真っすぐあたしを見つめるその視線は、変わらずに生ゴミを見るような眼のまま。
「ぁ、たし、は……あたし、は、ただ」
声が震えて、どもる。
目の前に立っている男のひとが、たまらなく怖い。
「ただ、気づいて、ほ、欲しくて」
「彼氏がいるって、そう嘘ついてるってことに気づいて欲しかったのか?」
そう、だけど。そうじゃない。あたしが言ってるのはもっと
「ここは黙ってちゃあ分からねえからな。首振るだけでいいから、これはちゃんと答えろ」
そんなこと言われたって。違うから、あたしが兄貴に気づいて欲しかったのは
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:08:42.65 ID:6kUOPD/Q0
「いいから――――早く答えろって言ってんだろうが!!」
怒鳴られて、そこで初めて涙か溢れて来た。
「そんなくだらねぇ理由で親父凹ませてんのか!?あぁ!?」
兄貴が怒ってる。
「俺を殴ったのだって、どうせまたテメェの思い通りにいかなかったからとかそんな理由だろうが!!」
今までみたいに、あたしの為を思ってとかそんな理由じゃなくて。
「黒猫や沙織にまで迷惑かけて、んなにしてまで構って欲しかったのかテメェは!!」
『あたし以外』が『あたしのせいで』被った迷惑について――――『あたし以外』の為に本気で怒鳴ってる。
「――――っ、うっ、――ふっ、――ぅ」
胸がいっぱいになって、嗚咽が自然に漏れてくる。
「都合が悪くなったら、また妹ヅラか」
奥歯を噛みしめるようにして兄貴が言う。
「普段テメェが年下で女だからってどれだけお目こぼししてもらってるかも知らねぇで
調子に乗った口の利き方してるくせによ」
その目にはさっきまでの冷たさとはうって変わって、憎しみが強く表れていた。
「――――この状況で『弱さ』にすがりつく資格がテメェにあるとでも思ってんのか!?」
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:09:55.75 ID:6kUOPD/Q0
思いっきり肩をつかまれて、食器棚に叩きつけられた。
あたしのお気に入りのグラスが、兄貴のお茶碗が、床に落ちて割れる。
「何をしている!!」
音を聞いて奥から飛び出してきたお父さんが兄貴を取り押さえようとするけど、いつも通りにはいかなかった。
「離せっ!!親父、駄目なんだよこいつは!もうどうしようもねぇんだ!!一発ブン殴って――――」
「馬鹿者がぁ!!」
そう一喝すると同時にお父さんが何か柔道の技のようなのをかけようとして。
抵抗する兄貴がバランスを崩し、その勢いのまま倒れこんだ。
兄貴の右肩が曲がっちゃいけない方向に曲がって床に叩き伏せられた瞬間
ブチッ、と。鳥の軟骨を噛み切るような音がして。
「――っ、あ゛ぁあぁぁあぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!」
兄貴が叫んだ。
顔を真っ蒼にしたお父さんが、あわてて兄貴の上から退く。
兄貴の顔にはすぐに脂汗が浮かんで、顔色は土気色になっていく。
「京介!!」
お父さんはいつもの冷静さを完全に失っていたけど、すぐに復調して携帯で119番に連絡を付けていた。
「――ぁ――良かったなぁ、桐乃」
パニックで放心状態のあたしに、兄貴が言う
「……出来の良い……『か弱い娘』、を。『出来損ないの息子』から、守ってくれる……優しい親父でよ……」
吐き捨てるようなその言葉に、あたしは何も言い返せず。
ただ、涙を流すことしかできなかった。
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:12:34.73 ID:6kUOPD/Q0
その後すぐに病院に担ぎ込まれた兄貴は、
右肩の脱臼、右腕の開放骨折でそのまま手術を受けた。
折れた骨で神経が傷付いているとかで、後遺症が残るかも知れないらしい。
病院でそう説明を受けたお父さんは、この世の終わりのような顔をして頭を抱えてしまった。
こんなことになった原因――――あたしの狂言をお父さんとお母さんに伝えた時。
お父さんに殴られることも覚悟していたけど、そんなことはなかった。
兄貴のことで二人とも頭がいっぱいだったからだ。
次の日には入院が決まって、お母さんが兄貴の荷物を準備していた。
あたしは手伝うこともできなかった。お父さんから言われたから。
「気にせずに普段通り学校へ行け」って。
言われたとおりに学校へは行ったけど、どうしても駄目で
休み時間に気持ちが悪くなって吐き戻してしまった。
「大丈夫、桐乃?」
教室に戻ると、心配そうな顔をしたあやせが声をかけてきた。
いつもと変わらないあやせの様子にいくらか心が落ち着く。
「何でもないよ……大丈夫」
精一杯の虚勢を張って笑顔で答えるけど、どの程度の意味があるのか。
今朝鏡で見た自分の顔はひどいものだった。
泣き腫らした目はまだ治っていないし、クマもひどい。
左頬もまだほんの少し腫れている。
「大丈夫じゃないよ、どうしたの?お兄さんと何かあったの?」
お兄さん、兄貴。
その言葉を聞いただけで、一瞬身体が硬直する。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:13:44.82 ID:6kUOPD/Q0
「――――やっぱり、お兄さんなんだ」
私の反応を見逃さなかったあやせの顔が険しくなった。
いつも兄貴をボコボコにけなす時とは少し違う、本気で怒った時の表情。
あたしの趣味がバレた時の、相手を軽蔑するような顔だった。
「違うの、あやせ。あたしが悪いの」
ここで、あやせ相手に自分の非を認めたところで、何になるんだろうか。
「例えそうだとしても、女の子に手を上げるなんて――――」
「ごめん、もう今日はダメみたい。早退するね」
あやせがあたしを庇ってくれるのはうれしかったけど、兄貴が悪者にされるのを聞くのが辛かった。
何か言いたげなあやせを尻目に、鞄を持って教室を出る。
何をどうしたらいいかなんて分からない。
自分がやったことの重さに押し潰されそうだし、正直に言って怖い。
けど、兄貴に会いに行かなきゃいけない。そう思った。
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:14:51.76 ID:LfGQVTsy0
こわいけどわくわく
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:15:27.87 ID:7/zIFbLhO
おいおいすげーおもしれーよ
俺はこういうのを待ってたんだ
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:16:19.14 ID:6kUOPD/Q0
タクシーに乗って到着した大学病院。
なぜか兄貴の病室は個室だった。これが大部屋なら、まだお見舞に行くハードルも低かったかもしれないけど
これでは必然的に1対1の状況になってしまう。
昨日のことが脳裏に浮かんで、足が鈍る。
重くなった足を引きずって、病室のある階でエレベーターから降りると
ちょうどお父さんとお母さんが病室から出てくるところだった。
たった一日の間に少し老けたように見える二人は、一瞬だけ驚いた表情を見せると
すぐにあたしから目をそらした。
「学校はどうした」
「早退してきた。……兄貴は?」
「骨折で熱が出て、今は薬で寝てるわよ」
「……そう」
寝てる今なら、とりあえず顔を見るくらいは出来るかもしれない。
そう思ってドアノブにかけた手を、お父さんが掴み止める。
「何?」
「しばらく放っておきなさい」
ごもっともだけど、ここで引いてしまっては駄目だ。
「何で?……お見舞に来ただけじゃん」
「お前が行って、何が出来る?」
お父さんの手に力が入る。顔を見上げると、厳めしい顔に青筋が浮かんでいた。
「誰が悪いかなんて――――そんなの分かってるから、だから今あたしが謝らないといけないんじゃん!!」
そう叫んで、お父さんの手を振り払い、ドアを開ける。
近くの自然公園や競技場が臨める大きな窓からは夕日が差し込んで、部屋を金色に染め上げていた。
消されたテレビ、大きなベッド、兄貴の腕にはめられたギブス。
消毒液の匂いが漂う病室は純白で、清潔感と冷たさに満ちていた。
そんな真っ白な部屋の中、あたしの視線はある一点にくぎ付けになる。
他の調度と同じように白い、見舞客用の椅子。
ベッドのすぐ脇に置かれたそれに腰かけた、兄貴と同じデザインのブレザー。
小さな体躯に真っ黒な長髪。
あいつが――――黒猫が、兄貴の手を両手で握ってそこに居た。
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:17:33.96 ID:6kUOPD/Q0
「――――静かにして頂戴。目を覚ましてしまうわ」
こちらを一瞥すると、そう言い捨てる。
「な、んで。あんたが」
「田村先輩から聞いたのよ」
そんなことが聞きたいんじゃない。
「五更さんね、麻奈実ちゃんから事情聞いて早退してまで駆けつけてくれたのよ」
詰め寄ろうとするあたしの後ろからお母さんが言う。
「そんなことまでさせてしまって……本当に申し訳ない」
お父さんが黒猫に頭を下げる。
「いえ、そんな……やめてください」
あわてた黒猫がお父さんに向き直って、顔を上げるように懇願した。
早退、なんて。そんなのあたしだって、今こうしてここに居るじゃない。
「実は午前中から手がつけられなかったのよ、京介。お医者様から説明があったんだけど
それ聞いたらもうぐしゃぐしゃになっちゃって、――――当たり前よね」
聞きたくない、よ。
「でも、五更さんが来てお話ししてくれてからは落ち着いて。ついさっき寝たところなの」
ききたくない。
「お父様、お母様。しばらく桐乃さんとお話ししたいのですけれどよろしいでしょうか」
黒猫がそう言うと、後ろでドアが閉まった。
静かな病室に、音は兄貴の規則正しい寝息だけ。
点滴の薬剤が垂れ落ちるその音さえ聞こえて来そうな錯覚に陥る。
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:19:22.91 ID:0tND13pM0
いいぞいいぞこれは素晴らしいぞ
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:20:44.88 ID:gjvysD4WO
さるさん引っ掛かったでござる
ちょっと待ってね
あ
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:30:39.58 ID:gjvysD4WO
だめだ解けないわ規制。
なんとかならんか
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:31:37.86 ID:MX8A+TXo0
大人しく待ってるといい。30分もしたら解ける
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:36:42.67 ID:gjvysD4WO
把握した。
調べたら一定範囲内の自分のレスの割合なのか。
再開したら賑やかしにでも何か書き込んどくれ
面白いわくてか
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:40:16.89 ID:6kUOPD/Q0
「『ごめんな』って」
「え?」
静寂を破ったのは黒猫だった。
「泣きながら、そう言っていたわ。『桐乃があんな態度とって、本当にごめん』って」
胸に氷を突っ込まれたように、息が詰まる。
「腕の痛みや高熱に朦朧としながら、それでもただ私や沙織に申し訳ないって」
何も言えない。
「腕、動かなくなるわけではないらしいけれど。以前のように上に揚げる事は出来なくなるそうよ」
まだ知らない事実を黒猫の口から聞くということに対して、心が揺れる。
「そう、なんだ」
ただ、そう言うしかなかった。
「それと――聞いたわ、あなたの『彼氏』について」
来た。
何を言われるんだとしても、覚悟は出来ているつもりでいる。
兄貴をこんな目に合わせて、黒猫を怒らせて。
どう言われようと私が悪い。そこまで心を決めていたのに。
「――――」
何も言わない。
いや、言ってくれない。
寝ている兄貴を見つめたまま、じっとしている黒猫。
「何か、言えば?――――言いたいこと、あるんでしょ」
堪らなくなって、言葉に出てしまったあたしの気持ち。けど、それは。
「責められることで赦されたいだけの女に言う言葉は無いから」
黒猫の言葉で真っ向から叩き割られた。
しえ
支援
なんかその場にいた御鏡のほうが可哀想になってきた
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:42:22.33 ID:6kUOPD/Q0
「私は別に、気にしていないから。そもそも構って欲しいが故に口から出た出まかせだっていうのは分かっていたし、
あのタイミングでそれを言い出すのは……私と先輩の話している内容を聞かれたからでしょうから、私にも責任はあるわ」
憐れむような眼であたしを見ながら淡々と語る黒猫。
「けれどそれとは別に今の貴女は許せないわね」
細まった目が私を見据える。
「『兄貴に謝らなきゃ』」
ポツリと発せられたその一言は、あたしの思考の大半を占めていて、ここに来るまで頭の中で繰り返されていた言葉。
「――――どうせそんなことを考えていたんでしょう?」
図星を突かれて、何も言えない。けど。
「それって悪いことなの?あたしのせいでこんなことになったんだから。ごめんなさいって、そう思うのは普通でしょ!?」
「貴女の『謝りたい』は『あたしを許して欲しい』というだけで、傷付いた先輩に対する謝罪の気持ちではないのよ」
「そんなこと、ない」
「でなければ、学校を早退して駆けつけるだなんてことをするかしら?」
「何で!?兄貴が心配だから――――」
「心配だったら、どうして最初から付き添っていなかったのかしら?学校を休むなりなんなりできたでしょう?」
「――――っ」
「ただ単に、自分の中の罪悪感を解消したかったから。罪悪感に耐えられなくなったから。だから貴女は来たのよ。
そこに先輩への気持ちは欠片も存在していないわ」
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:42:33.06 ID:MX8A+TXo0
>>465 あと投下間隔。3〜5分おきくらいに投下するといい
最終的に桐乃の泣きデレは見られますか
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:45:18.83 ID:ibqDLBQ20
流石黒猫厨二臭全開
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:45:19.13 ID:wWSThd8u0
支援
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:45:26.10 ID:gjvysD4WO
>>471 俺、好きな子をいじめるタイプの小学生だったから・・・・・・
後はわかるな?
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:47:25.69 ID:6kUOPD/Q0
何も言い返せなかった。
言われた内容に対して反論できなかったというのもあるけど。
自分に対する謝罪に『気にしてない』と返した黒猫が、今は明らかに怒っていた。自分のことよりも、兄貴のことで。
それが怖い。あたしはここまで兄貴の為に怒れるだろうか。
「ハッキリ言うけれど、貴女に先輩を気遣う資格なんてないわ」
「なんで、あんたにそんなこと言われなきゃいけないのよ」
折れかけた心と裏腹に言葉が出た。
「あたしは妹で、あんたは他人じゃない」
最後の砦。この時点でもう負けを認めているようなものだ。そんなことは分かってる。
「あたしが兄貴の心配したり、許してもらおうとしたり――――その資格なら、あたしが妹ってだけで十分じゃん!
他人のあんたには分かんない!あたしと兄貴の関係は!」
しどろもどろになっているのが自分で分かるけど、言葉を止めてしまったら決壊しそう。
「絆、とでも言うのかしら?」
「……だったら何?」
くすくす、と黒猫が笑う。不出来な子供を可愛がる母親のような仕草で。
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:54:39.30 ID:6kUOPD/Q0
「とんだ絆もあったものね」
「何、言ってんの?……何を知ってるの?」
「貴女、先輩が時々薬を飲んでいるのを知っているかしら?」
突然、何の話だろう。そんなの知らない。見たことがないし、お父さんもお母さんもそんなことは言ってなかった。
そもそも兄貴が病院に行ってるのも、あたしは知らない。
「知らないみたいね。まぁ、問題はそこではなくて」
黒猫の、少し楽しそうな口調。嫌な予感がする、とても嫌な予感が。
「先輩が飲んでいた薬は、メイラックスというの。他にもいくつか処方されているみたいだけど、
さすがに私も全ては把握していないから……」
薬の名前がどういう意味を持つのかは分からない。けど、どういうことなのかというその雰囲気は少しだけ伝わってきて。
「問題はね、その薬。心療内科で出される鎮静剤で主に鬱病に処方されるものよ。数年前からずっと飲んでたみたいね」
その雰囲気が実体をもって、あたしを押しつぶした。
「病気の原因、分かるかしら?」
聞かなきゃよかった。
「私は先輩から聞いたのだけれど」
きかなきゃよかった
「こういうのは大抵、家庭か学校でのストレスが原因らしいわ。心当たりはない?」
もう嫌だよ
「――――御両親から言われたそうよ。『桐乃には気づかれないようにしてやってくれ』って。意味、分かるかしら?」
全部嘘だったんだ
「本来なら私がここで言うべきことではないのだろうけど。どうせもう御両親から説明されるだろうから言ってしまうわね」
あたしの趣味を守ってくれたのも
「私にそのことを教えてくれた時の先輩も、やっぱり泣いていたの」
あたしの為にしてくれたことも、全部。無理して、嫌々やってたんだ。
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:54:52.75 ID:3LB+nnmHO
やばいわ何これ面白すぎ支援。
し!え!ん!
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 21:58:02.45 ID:ibqDLBQ20
念願の弩シリアス期待支援
いいぞ、もっとやれ
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:02:57.32 ID:0tND13pM0
追い詰められる桐乃可愛いなあ
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:04:18.45 ID:8795DNDU0
支援
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:05:25.85 ID:6kUOPD/Q0
「――――さて、ここで当ててあげましょうか」
笑顔で楽しげに言う黒猫。
「『全部嘘だったんだ』」
「っ」
「『あたしを騙してたんだ』」
「!!」
「いくらストレスの原因とはいえ、自分の妹。その妹に心配をかけまいと病気のことを黙っていたとは考えないの?
言おうと思えば『お前のせいだ』とも言えたはずなのに。
不満はあれど、それを隠し続けたことは嘘なんかではなくて本当の思いやりだったとは考えないの?」
「ぁ」
「貴女の為に身を砕いて来たのも、貴女を守ろうという思い――――損得勘定抜きの、貴女の言う絆によるものだったとは考えないのね?」
「――だ、やだ」
「貴女の世界では、貴女だけが悲しく、貴女だけが被害者」
「やめてよ」
「やっぱり貴女には、資格がないわ」
「やめてよっ!!」
「『兄さん』には私が付いていてあげるから。気にせずに自己憐憫を楽しんでいるといいわ――――『桐乃ちゃん』」
「っ、うわぁあああああああああああぁああああああああああああああああああああああ!!」
頭の中が真っ白になって、反射的に黒猫に跳びかかった。
されるがままにあたしに押し倒された黒猫は、ニヤニヤと笑いながら手に握りこんでいたナースコールを押す。
看護師よりも先に、あたしの叫び声を聞いたお父さんとお母さんが入ってきてあたしを取り押さえた。
さっきまでのニヤついた顔を止めて、怯えたような表情を作る黒猫を見て殺意が湧いた。
お父さんが素早く後ろから私の襟を持ち、絞める。一瞬で意識が落ち、そこからの記憶はなくて。
冷たいリノリウムの床の上でお父さんに背中を押されて目が覚めた。
黒猫は、もういなかった。
もう二度と面会に行ってはいけないって、そうお父さんに言われた。
何も言い返せなくて、ただ悲しくて、悔しくて、家に帰って一晩中泣いた。
さるは00分か誰かに書き込んでもらう
若しくは他のスレに書き込んでくるのでも回避にはなる同じにスレに対する連投規制だかららしい
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:09:00.53 ID:0tND13pM0
この黒猫は白猫じゃなくて泥棒猫だな
486 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします:2010/11/29(月) 22:09:39.22 ID:GnWeP64W0
し、支援
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:11:08.30 ID:6kUOPD/Q0
それから、兄貴が退院してしばらく経つけど、あたしは兄貴に一度も会っていない。
お父さんとお母さんは兄貴が退院する前に独り暮らし用の部屋を用意して、
兄貴は家に帰ってくることなく退院すると直にそっちへ移った。
会いに行こうとすれば、行けたのかもしれない。いや、行ける。
けど、あの時のことを思うと体が動かなくなる。そして何より――――
お父さんが電話しているのを、少し聞いてしまったことがある。
『京介を、よろしくお願いします』
いるんだ、あいつが。兄貴の部屋に。
それを知ったところで、責める気なんて起きない。それをする資格がない。
だって、あたしなんかが傍にいるよりもあいつが居たほうがいいに決まってるから。
それでも、それが分かっていても。もしあたしが尋ねた時にあいつが兄貴の部屋にいたら。
そう考えるととても正気ではいられなくて、だから私は兄貴の部屋へ未だに行けていない。
いつか、兄貴に謝りたいけど。その気持ちすらあいつに指摘されたような汚いものではないかと思ってしまう。
くやしくて、みじめで、気が狂いそうになる。
いっそ、心が壊れてしまえばいいのに。
兄貴と同じように病気になれば、兄貴のせいで病気になれば。それはあたしの『資格』になるだろうか。
そんな薄汚れたことを考えてしまう自分に吐き気が湧いてくるけど。
それがまぎれもない自分の本心だってことも分かってる。やっぱり、あたしには資格がないみたい。
こうしてあたしは『兄貴』を失って、『妹』じゃなくなった。
「――――『お兄ちゃん』」
ずっと言いたくて言えなくて、そしてこれからもう言えなくなってしまった言葉を呟く。
聞いてくれる人は、私が傷付けて。私が壊してしまった。
終
THE END
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:16:11.36 ID:7/zIFbLhO
欲を言えばハッピーエンドが良かったが面白かった
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:16:46.35 ID:6kUOPD/Q0
オワタ。
黒猫は京介の部屋で爛れた性生活を展開してるよ。
黒猫もいなくなっちゃって沙織だけが事態を全て把握しつつ気を使ってくれるよ。
たまーに、ごくたまーに。
着替えとか取りに京介戻ってくるけど
タンスから服引っ張り出すのに不自由してるのを見て桐乃泣いちゃうよ。
出来たらだれか続き繋いでくれ
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:17:41.90 ID:3LB+nnmHO
ここで終わりだとお!
だが乙! 面白かったぜ!!
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:18:12.59 ID:ibqDLBQ20
乙!!たまにはこんなSSもいいなと改めて実感した
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:19:43.71 ID:K/3uXRLv0
これなにEND?
いやおもしとかったが
GJ!
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:19:54.00 ID:8795DNDU0
乙
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:21:09.62 ID:smN17Y7F0
まじ乙
素晴らしいハッピーエンドだった
機会があったらまたこの人のSSが読んでみたい
なんという胸熱展開
ここから桐乃が救われて兄貴に依存しちゃうような感じで
下げた後に上げる話が読みたいです^p^
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:27:15.42 ID:MX8A+TXo0
乙。なんか引き込まる感じだったわ
これ読んで桐乃と黒猫の泣きデレ嫉妬√を書くことにした。ないものは書けばいいんだそうしよう
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:31:56.12 ID:6kUOPD/Q0
息子の腕をヘシ折り娘に送襟絞かけて落とす親父パネェっす
御鏡君はいてもいなくてもどうでもいいからワンパンで退場。立場的にあの場で一番きついはずなのに。
読んでくれてありがとうございました。
今度は京介の四肢がバットでどうこうされるのでも書いて立てるからよろしく。
骨折れるのってエロいよね。
エロSS書いてると一本や二本は折れるよ。
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:36:14.03 ID:3LB+nnmHO
エロSSは骨が折れるよって意味おかしいだろwww
慣用句としての意味じゃないのかよwww
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 22:38:32.78 ID:eUw9aQqdO
読むのが辛かった
…だけど読んじゃう…悔しいビクンビクン
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:03:24.56 ID:3LB+nnmHO
ほっほっほ
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:04:14.41 ID:82IHFeseO
乙&ほ
事故の書き上がったら投下開始する
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:05:57.59 ID:WvSsejmZ0
期待
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:27:52.42 ID:sXQALbF00
乙超面白かった
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:30:26.74 ID:Sieuv1yp0
乙
才能あるな
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 23:55:13.95 ID:yK6DCB8O0
桐乃ハッピーエンドがみたい
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:15:51.56 ID:f1cRqWwL0
そろそろ軽いのでいいから沙織×京介のエロがみたい。
ず、ずっと下半身裸で待ってるんだからね!
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:33:59.98 ID:I05XUXVI0
前スレから見てくれてる人って多い?
前スレの麻奈実√の続編て形で書いても大丈夫かな
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:35:13.01 ID:NkSnWIYm0
かまわないかも
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:53:40.16 ID:i94a2JCG0
前スレのやつを覚えていない
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 00:54:43.71 ID:ZIq2mDxy0
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:00:02.59 ID:ZIq2mDxy0
このスレまとめ
>>5 ID:e4+awgo/0 京介×瀬菜 ※プレゼント選び
>>46 ID:n2Qn92XeO 京介×桐乃×黒猫×沙織 ※チョコ
>>75 ID:YMGc6mPo0 京介×あやせ×桐乃 ※カミングアウト
>>112 ID:qwdhUU2vO 京介×桐乃×黒猫×沙織 ※ハーレム
>>157 ID:Xu3OnFm30 京介×あやせ×麻奈実 ※3人デート
>>188 ID:q5kzZp2H0 京介×あやせ ※
>>156没√からの派生
>>224 ID:oWNgStb30 京介・桐乃×あやせ? ※クリスマスイブ
>>278 ID:d2RCfZcMO 京介×桐乃 ※交通事故
>>309 ID:/zcX4kj70 京介×あやせ ※取引
>>410 ID:MX8A+TXo0 京介×沙織 ※偽装彼女
>>449 ID:6kUOPD/Q0 京介・桐乃・黒猫 ※鬱展開
>>444 カタルシスを感じた。ワガママな桐乃に対する鬱屈が爆発するってのはよかった。黒猫の泥棒猫な感じはいまいちだけど。
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:02:48.00 ID:I05XUXVI0
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:08:00.80 ID:ohOsSVCD0
>>514 泣きながら桐乃を責める黒猫か
泥棒猫かのどっちかで悩んだけど
この後京介を独り占めさせるなら泥棒猫の方がいいかなと。
桐乃を追い詰めるのにも適してるし。
>>515 明日かーい
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:10:52.17 ID:oa4xXKy70
いいよいいよ〜
京介×黒猫ならどんなものでも俺得だから
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:12:25.47 ID:ijShjixkO
桐乃デレが読みたい
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:13:29.98 ID:scERf20DO
つかれた
もうすぐ事故ルート完結
規制読みして今から投下
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:15:37.03 ID:oa4xXKy70
wktkwktk
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:19:30.33 ID:scERf20DO
翌日
あたしは学校に行く気はなかった。
兄貴を看ててやりたかったから。
兄貴の傍にいたかったから。
兄貴に謝りたかったから。
なのに…お父さんは学校行けって。
『それが学生であるお前の仕事だ』だって。
お母さんは『学校終わってから来なさい』だって。
だから渋々学校に向かうことになった。
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:31:34.72 ID:scERf20DO
…
あやせ「桐乃、お兄さんの手術どうだった?」
桐乃「一応、無事に成功。」
あやせ「そうなんだ〜、よかったあぁ。」
桐乃「あやせ、ありがとね。」
あやせ「え、どうしたの桐乃?」
桐乃「お医者さんがね、通報が少しでも遅れてたら生きてなかったかもしれないって。
だから、ありがとう。」
あやせ「そんな、私は当たり前のことしたまででで…
逆に私と会わなければ事故に合わなかったかもしれないし…」
桐乃「そんなことないよ、あやせが責任感じることじゃないし
結局1番悪いのは轢き逃げなんかした犯人なんだから…」
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:35:20.24 ID:scERf20DO
あやせ「そうだね…」
あやせ「ねえ、桐乃?」
桐乃「どうかした?」
あやせ「ハーゲンダッツのストロベリー…、好きだったよね。」
桐乃「好きだけど…何?」
あやせ「…ごめん、やっぱなんでもない、忘れて。」
桐乃「?」
あやせは何かに気付いたような顔をしてる。
桐乃「あやせ、どうかしたの?」
あやせ「なんでもないよ。」
嘘。絶対何か隠してる。
あやせ「もうチャイムなるよ、教室に戻ろう。」
遮るようにあやせは行った。
そこまであやせが隠したいことってなんだろ…
考えてはみるものの答えは出なかった。
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:36:04.66 ID:vjpW8mT30
ふむふむ…
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:40:04.21 ID:scERf20DO
HR終了後足は自然と病院へと向かってた。
病院に着き兄貴の部屋へと駆ける。
ガラガラ
桐乃「兄貴っ!!」
大介「桐乃、病院では静かにしなさい。」
そんなこと聞いてはいなかった。
病室に入り真っ先に目についたのは医療機器に包まれた兄貴だった。
確かに医師は生きてると言った。
しかし自分一人じゃ息もできない状態…
ほぼ死んでると言っても過言ではない。
桐乃「ごめんね、兄貴っ!!」
言葉は自然と出た。
涙も自然と出た。
今まで泣いた涙とは意味が違う、重みが違う、格が違う。
ただ泣いて兄貴の手を握ることしか出来なかった。
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:44:27.55 ID:scERf20DO
気を利かしてくれたのか両親は外にでていった。
桐乃「あたしのせいでこんなになっちゃって…」
桐乃「このまま意識が戻って来ないなんてないよね?」
桐乃「あんな最後は嫌だよ…」
桐乃「嫌いなんて嘘だから!!
死んじゃえなんて嘘だから!!
ほんとは大好きに決まってんじゃん、馬鹿兄貴!!
嫌いな奴にあんな人生相談だれが頼むんだよ!
兄貴だから…好きだから頼んだに決まってるでしょ。
また人生相談があるんだ。
もちろん聞いてくれるよね。
だから兄貴…目を醒まして…お願いっ…!!」
言葉は尽きること無く出てきた。
選ぶ間もなく次々と。
目を真っ赤に腫らし
喉を枯らして
嗚咽まじりの声で叫んだ。
愚痴も強がりも建前も本音も全て。
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:50:05.53 ID:yJwbpvr00
wktk
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:50:40.20 ID:scERf20DO
大介「桐乃そろそろ帰るぞ」
桐乃「イヤッ、今日はずっとここにいる!!」
大介「子供の様な駄々をこねるな!!」
佳乃「そろそろ検診の時間なんだって
だからうちに帰ろう」
桐乃「うぅ…」
…
後で聞いた話しだけど兄貴は手術中に脳内血腫を併発しており昏睡状態となったらしい。
また快復は絶望的だと。
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:54:27.79 ID:scERf20DO
自分ができることは所詮神頼みしかないと悟り、
その日から千羽鶴を折りはじめた。
それから約二ヶ月半、あたしは毎日病院に通った。
部活も仕事も休んで…
ほぼ毎日あたし以外にもお見舞いに来てくれた。
両親はもちろん、地味子、地味子の家族も来た。
それに黒猫、沙織、あやせに加奈子、ブリジットちゃんも来てくれた。
他には瀬菜ちゃんとその兄貴、ゲー研の人達。
いろんな人が来てくれた。
しかし兄貴の意識はいっこうに戻らなかった。
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 01:59:24.22 ID:scERf20DO
基本的にはあたし一人で千羽鶴を作る予定だったけどみんなが手伝ってくれたおかげで二ヶ月半で完成できた。
桐乃「ほら兄貴、要約完成したんだー。
みんな手伝ってくれたんだよ。」
桐乃「…、それだけいろんな人に兄貴は思われてるんだよ。」
桐乃「ここに飾っとこうかな。
じゃー、今日はもう帰るね。」
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:01:00.66 ID:lKCw3OPb0
支援
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:06:17.87 ID:scERf20DO
翌日
桐乃「千羽鶴完成したんだー。
だから暇な時にでも来て。」
黒猫『…そうね、そろそろまた兄さんの顔みたいし
行こうかしら。』
桐乃「じゃー、今の話を高校のみんなに回しといて。」
黒猫『了解したわ。それじゃあ。』
桐乃「これで親しい人には連絡いったかなー。」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:09:59.52 ID:scERf20DO
その日の夕方
いつも通り兄貴のいる病室に行く。
ガラガラ
桐乃「げっ、黒いの。なんであんたが先にいるのよ。」
黒猫「悪い?別にそのくらいは人の自由だと思うのだけど。」
桐乃「まぁ、それは別にいいけどそこは私の席だから。」
黒猫「あら、名前でも書いてあるのかしら。」
桐乃「もういいわ、椅子持って来よ。」
などと騒いでいるうちに声かけた人はみんな揃っていた。
そしてみんなが帰り始めた1時間後奇跡が起こった。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:14:25.65 ID:scERf20DO
兄貴が目覚めたのだ。
京介「こ…こは?」
桐乃「え。」
京介「き…りの」
桐乃「意識あるの?あたしがわかるの?」
京介「き…りの…だ…ろ」
兄貴は喋りずらそうに答えてくれた。
桐乃「ありがとう…」
嬉しさのあまり泣きながらナースコールをした。
ほかのみんなも泣いていた。
そして検査をするというので全員病室を後にした。
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:19:03.18 ID:scERf20DO
…
しばらくして兄貴は無事に意識を取り戻せたらしい。
脳内血腫の合併を含む昏睡状態の重症脳挫傷では、致命率は44%、社会復帰は31%程度とまで言われているのに。
一命をとりとめ、意識も取り戻し、何一つ障害を持たずに快復したのである。
このことを奇跡と言わず何が奇跡か。
と担当の医師が言っていたそうだ。
記憶喪失√もみてみたい
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:22:01.51 ID:scERf20DO
桐乃「兄貴っ!!」
京介「桐乃…」
桐乃「もう大丈夫?ちゃんと話せる?気持ち悪くない?変な感じしない?」
京介「そんな一辺に聞かれても困る…
でも今のとこ異常無しって感じかな」
桐乃「そっかぁ…よかったぁ…」
京介「なぁ桐乃、またダッツのイチゴ味買ってやるからこないだのこと許してくれ。
俺が悪かった、ごめん。」
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:25:43.90 ID:scERf20DO
前にあやせが言おうとしてたのはこのことだったのか。
桐乃「うぅ…、そんなことまだ怒ってるわけないじゃん!!
あたしが家から追い出したから、あたしがあんたを事故に合わせたようなもんだから…
このまま意識がもどらなからどうしようって。
ずっとずっと心配だったんだから、この馬鹿兄貴!!」
急に涙が止まんなくなって兄貴にしがみつくように叫んだ。
京介「心配かけてごめんな、桐乃。」
桐乃「全くよ、この馬鹿!!」
京介「ありがとう、桐乃。」
兄貴がとても動きずらそうに抱きしめてくれた。
桐乃「え、ちょ///」
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:28:52.90 ID:7tC3NmYuO
周りにまだ人いるんだぜ
俺もニヨニヨ
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:32:04.60 ID:scERf20DO
京介「あの千羽鶴ほとんどお前が折ってくれたんだってな。」
京介「意識がないはずなのによくわからん鶴がこっちに導いてくれたんだ。
変な話しだけどよ」
京介「そんでその鶴ってのはそこにいる千羽鶴なんじゃねえかって。」
桐乃「何それ、変なの。アニメの見すぎじゃない。」
京介「それで鶴を折りはじめたお前が俺のことを助けてくれたと思うんだ。」
京介「だからありがとう。」
抱きしめられている腕の力がより強くなっている。
桐乃「ちょっと…離せ!!///」
京介「嫌だ、離さない。お前は俺の命の恩人だからな。」
京介「それと桐乃、俺も桐乃が大好きだ。」
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:37:06.88 ID:scERf20DO
桐乃「ほぇ?な、な、な、な、何い言ってるのあ、あんたは!!!」
京介「ん、何って別に事実だろ。」
桐乃「そうじゃなくて、じゃーなんで『俺も』って、あたかもあたしも好きみたいな言い方するの!?」
京介「違うのか?
意識ないときに夢で聞いたんだけど。」
桐乃「その意識どうなってんのよ!!
昏睡ってのは意識がない状態なのよ!!」
京介「んー、じゃあ実際はどうなんだよ。」
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:39:31.30 ID:oa4xXKy70
なにこの桐乃可愛すぎだろ…
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:47:15.20 ID:scERf20DO
桐乃「嫌いではない…」
京介「なら?」
桐乃「うー、好きだよバーカ!!
好きでもない奴のためにここまでやるわけないでしょ、この馬鹿兄貴!!
…てかこんなこと言わせんな、この変態兄貴っ!!」
京介「ありがとう、桐乃」
沙織「ふむふむ、よかったですなぁ、きりりん氏。
これで晴れて両思いでござる。」
桐乃「んなぁ!!いつからいたの、あんた達!!」
黒猫「ハーゲンダッツのストロベリー味のあたりから。」
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:49:19.27 ID:y3pXqsKiO
シエン
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:54:39.89 ID:+eSsKgdwO
>>530 ブリジットちゃんはともかく加奈子が来てくれたんだ なんか感動して涙出てきたわ
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 02:58:54.14 ID:scERf20DO
桐乃「あんたは気付いてたワケ?」
京介「あぁ、ずっと。」
桐乃「なのに、あんなこと言ったの?」
京介「別に事実だからいいかなって。」
桐乃「何考えてるのよこの馬鹿!!変態!!シスコン!!
やっぱあんたなんか嫌いよ、馬鹿!!」
京介「あれ、嫌われちまったな…
まぁ、待て桐乃。」
京介「ここにいるみんな、心配かけてごめん。
俺がこうしていられるのはみんなとこいつのおかげなんだと思う。」
桐乃「む。」
京介「だからみんな、ありがとう!
みんな大好きだ!!」
何よ、さっきのは冷やかしか…
京介「もちろん桐乃が1番だぞ。」
桐乃「馬鹿!!」
fin
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 03:02:53.58 ID:scERf20DO
疲れたー
最後のやり取りが1番書いてて楽しかったな
あと医療関係全く知らないから
「脳挫傷そんな甘くねえぞ、ゴルァ」とかは受け付けません。
それと俺はシリアスより
へらへらラブラブしてるの書くほうがいいや。
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 03:03:12.26 ID:aybUZbhV0
乙!
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 03:03:53.64 ID:oa4xXKy70
乙
原作もこの桐乃みたいにもっとデレるべき
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 03:09:47.91 ID:scERf20DO
にしても
>>218の要望とは違った感じになったなw
どうしてもラブラブしてもらわないとやる気が出ないんだw
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 04:14:12.29 ID:Mw7OKphOO
面白かった!乙!
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 04:59:43.31 ID:RA9Y3VKz0
乙
明日休みだからってこんな時間になるまで読み耽ってたわ
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 05:01:19.32 ID:scERf20DO
ついでにネタくれればまたなんか書くぞ
バジーナ素顔を親に紹介して驚かれるssが読みたいでごじゃる
彼女であるかどうかは書きやすい方で頼むでおじゃる
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 06:44:13.17 ID:60+PL6NC0
ハァハァ
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 07:56:39.89 ID:7tC3NmYuO
そろそろ麻奈実ルートが来るな保守。
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 09:25:30.24 ID:vjpW8mT30
黒猫成分が足りない
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 09:49:13.08 ID:f1cRqWwL0
黒猫の人生相談を受ける京介
保管庫欲しいな
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 10:00:55.63 ID:Une6SeTe0
自分の両親から人生相談を受ける京介
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 10:15:57.24 ID:0gBIQFXe0
大介「あのね...人生相談があるんだけど...」
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 10:32:12.07 ID:G1uhpEEYO
夜中にマウントビンタで親父を起こすのか…
ほ
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 12:12:54.03 ID:7tC3NmYuO
麻奈実「あのね、きょうちゃん。その、相談したいことがあって……」
うん、これが最良だな。
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 12:57:24.66 ID:f1cRqWwL0
いいぞ、もっとやれ
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 14:18:57.20 ID:JRhAmYhD0
復活tesついでに告知
今日はちょっと遅くなるよ
そのかわり2本立てだから許してね
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 14:21:27.62 ID:/JthYoxH0
許すに決まってんだろ
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 14:37:44.11 ID:bvRd8hEUO
落ちたのかと思ってかなり焦った
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 15:09:51.31 ID:abyRi3pHO
なんかこの中に伏見混ざってんじゃねってぐらい皆文章が伏見っぽいwww
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:01:42.35 ID:Yk6+w8tC0
なんか書こうと思ってんだけどさっぱり構想が浮かばない
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:04:17.14 ID:bvRd8hEUO
そんな時こそネタ募集
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:05:04.28 ID:cdIw+IZn0
桐乃をなんとか可愛くしようと書いてるけど遅筆すぎる
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:10:49.07 ID:MaNdQGG/0
9話見て黒猫が桐乃を「闇の住人」扱いしてたところから妄想膨らませたら、とっても鬱なSSができてしまった・・・
今日の夜か明日の夜投下しま
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:32:11.77 ID:DfCjWGgXO
書き手が増えたな
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 16:56:32.74 ID:+08znWa80
まだこのスレ続いてたのかw
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 17:50:23.53 ID:yp/SRF+h0
ほ
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 18:36:52.55 ID:wgOlubkMO
面白すぎる
保守
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 19:10:59.21 ID:xRt9PONzO
麻奈実さんマジ京介の嫁
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 19:50:00.86 ID:rdnp/rSD0
ほ
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 19:50:59.34 ID:JRhAmYhD0
もうしばらくかかりそうなので
誰か投下したい人がいたら始めちゃって下さい
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:12:42.55 ID:sX3okOpLO
ほぴゅ
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:12:58.48 ID:Up1k1UZSQ
量増えてきたからまとめ@wiki 作らないのか?
一度やってみたかったんだけど
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:16:49.87 ID:cdIw+IZn0
まだVIPのまとめはないっぽいな
ストパンはWikiあるな
だいぶ落ち着いた今でも一日2000hitくらいしてる
誰でもいいから麻奈実と付き合って地味子が嫉妬するやつ書けヨ
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:45:30.92 ID:mUNmtvOd0
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:45:44.21 ID:TmLTsrOY0
なにいってんだこいつ
酒にでも酔ったんじゃね?w
今日これから作ってみる @wiki
はじめてなので時間かかるかも
早朝あたりを目安に
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:49:51.96 ID:cdIw+IZn0
>>590 知識がないから手伝えないけど応援してる
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 20:56:08.98 ID:JRhAmYhD0
なんかまとめwikiができる流れになってる…まじありがとう。
前スレ麻奈実√の続きです。詳しくは
>>512のまとめ参照。時系列的には3巻なかばだよ。
√の都合上原作と比べて好意を持たれるのが早すぎるとか、原作の描写と乖離してる部分もあるけど気にしないで下さい。
今までもそうだったし大丈夫だよね。
というわけで投下開始
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:00:35.99 ID:JRhAmYhD0
年末、冬休みでとくにやることもない俺は、自身が一番落ち着ける場所、つまり田村家に連日のようにお邪魔していた。
クリスマスにあんなイベントが発生した今でもそれは変わらない。
翌日こそ爺ちゃん達の尋問をかわすのが大変だったが、それも無事に乗り越え、今は麻奈実の部屋でごろごろしているわけだ。
麻奈実「ねぇ、きょうちゃん。明日って暇かなぁ?」
ふいに、麻奈実がそう切り出した。
俺は半分眠ってしまっていた脳を起こすべく、麻奈実が入れてくれた茶をすする。
京介「ん〜?唐突にどうした?」
麻奈実「あ、あのね。お買いものに付き合って欲しいんだけど」
京介「なんだ、そんなことか。わかった、それくらいならいくらでも付き合ってやるよ」
こうして連日お邪魔させてもらってうまい茶も出してもらってるわけだし、それくらいはしないとバチが当たるってもんだ。
でも、俺が付き合わなきゃならない理由はなんだろうな。
荷物持ちだろうか?でも荷物持ちをさせる気なら、こいつは初めからそう頼むだろう。
麻奈実「えへへ、ありがときょうちゃん」
そう言って麻奈実はふにゃっとした笑顔を浮かべている。
こいつの顔を見ているとさっきの小さな疑問なんてどうでもよくなってしまう。
明日は荷物持ちだろうがなんだろうが付き合うよ。
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:05:05.11 ID:JRhAmYhD0
京介「ただいま」
桐乃「あ、今帰ってきたみたい。じゃあまた明日ね」
俺が田村家から帰宅し、玄関で靴を脱いでいると、リビングから桐乃の声が聞こえた。
来客者のものらしき靴は見えないし、また誰かと電話でもしているんだろう。
そんなことを考えていると、足音がこちらに近づいてきてリビングの扉が開かれた。
桐乃「あんた、明日暇でしょ?ちょっと買い物に付き合いなさいよ」
なんでお前の中では既に俺の予定が決まってるんだよ。
申し訳なさそうに聞いてきた麻奈実とはえらい違いである。
京介「あいにく暇じゃねえよ。俺だって用事があるんだ」
桐乃「はぁ?なにそれ?……まさか地味子と出掛けんの?」
ぐ…なかなか鋭いじゃないか。あと、地味子って言うな。
こいつはなぜか麻奈実のこと嫌いだし、できれば内緒にしておきたかったんだが仕方ない。
しかし、なんでそんなに麻奈実を敵視するんだ、お前らに接点なんてろくになかったろ。
京介「そうだけど、悪いかよ。それに俺だってお前と買い物に行くよりは麻奈実と行った方が楽だからな」
ふう、言ってやったぞ。たまには俺もはっきり言ってやらんとな。
それに桐乃には悪いがあっちが先約だからな。今回はお前のわがままを聞いてやれないよ。
桐乃「そうなんだ……あたしより地味子の方がいいんだ!?イブだって結局帰ってこなかったし!もう知らない!勝手にすれば!?」
そう言い残して桐乃は、階段をダンダン!と音を立てて駆け上っていく。
何をそんなにキレてるんだ?って言うかその言い草だとまるで俺が浮気したみたいじゃないか。
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:09:13.88 ID:JRhAmYhD0
麻奈実「おはよう〜、きょうちゃん」
いつもの間延びした挨拶。
これを聞くだけで何だか今日はいい一日になりそうだと思えるから不思議だ。
京介「おはよう。で、買い物ってどこに行くんだ?」
麻奈実「うん、今日はでぱーとに行こうと思ってるの」
デパートな。あいかわらず横文字に弱いおばあちゃんである。
しかし、そういうことか。この時期だとセールとかやってるだろうし、荷物が多くなることは簡単に想像がつく。
俺を誘った理由も案外荷物持ちで正解かもな。
京介「じゃあ、行くか」
麻奈実「うんっ」
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:14:39.14 ID:JRhAmYhD0
・
・
・
桐乃「…」
黒猫「動き出したわね。私たちも行きましょう」
「兄貴が地味子と出掛けるから来れないって」
そう連絡を受けたのが昨日の23時。
電話を切ってすぐに予定を聞いたはずだから、私に連絡をよこす気になるまでおよそ五時間もかかったことになるわね。どれだけ兄のことが好きなのかしら。
桐乃「ちょっと、なにもたもたしてんの。尾行しようって言ったのあんたなんだから、しっかりしなさいよね」
連絡を受けた後、私は尾行を提案した。
別に地味子との仲が気になるとかではなくって、単純に面白そうだったからよ?他意はないわ。
黒猫「安心なさい、どこへ隠れようと私の邪眼から逃れることはできないわ」
桐乃「はいはい、邪気眼の間違いでしょ」
くっ…この子は……まぁいいわ。確かに今はそれどころではないのだから。
べたに電柱の陰から頭だけ出して…なんてことはせずにきっちりと一定の距離を保ったまま歩いていく。堂々としていた方が案外ばれないものよ。
さすがに二人が曲がり角を曲がるときなんかは隠れたりするけれど。
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:18:31.54 ID:7TZX25NC0
ベルフェゴール( ´・ω・`)
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:19:17.94 ID:JRhAmYhD0
・
・
・
普段ならバスを使うんだが、今日は天気がよく絶好の散歩日和だったので歩いてデパートまで向かった。
普段歩かないところをのんびり歩いてみるというのは色々な発見があって面白い。
こんな店があったのかとか、こういう店ってなんでつぶれないんだろうとか、実に下らない話をしながらデパートへ向かう。
そんな下らない話に麻奈実は「それはお店の人も頑張ってるからだよ〜」と相変わらず曖昧で意味不明の返事をしてくれる。
俺にはこのくらい適当な返事がちょうどいいよ。
京介「結構遠いと思ったけど、話しながらだとすぐだったな」
麻奈実「うん。歩いてると思ったより寒くなかったね〜」
デパートに到着すると俺たちは衣料品を見て回ることにした。
何でもそこに麻奈実のお目当ての品があるらしい。
京介「やっぱり年末は混雑してんな」
俺が一人ぼやいていると麻奈実からお呼びがかかる。
麻奈実「きょうちゃ〜ん、ちょっとこっちきて」
京介「おう、どうした?」
麻奈実「これとこれなら、どっちがきょうちゃんに似合うかな?」
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:21:43.55 ID:xRt9PONzO
うおおっ麻奈実ルート来てた!
面白いぜ全力支援だぜ。
600 :
>>597ベルフェゴールの初出が5巻だからここでは一応まだ地味子なんだごめんね:2010/11/30(火) 21:24:29.09 ID:JRhAmYhD0
そう言うと麻奈実は、二種類のマフラーを差し出してきた。
が、なんでそんなことを俺にきくのかわからない。
そもそも俺はファッションというものに興味はなく、最低限ダサくない恰好で十分だと思っている。
これは決して差し出された2種類のマフラーの違いがわからなかった言い訳じゃないよ?
京介「わからん。っていうか何で俺に似合う必要があるんだよ」
麻奈実「え〜、それはいいからちょっと巻いてみて?」
麻奈実は制止する俺の言葉も聞かず、俺の首に手を回し、マフラーを巻いてくれた。
お前はどこの新婚さんだ。
そう頭の中で突っ込んでしまう……いかん、変に意識したせいか顔が赤くなってしまう。
くそ、今日は家の中でもないってのに妙に強気じゃないか。
麻奈実「う〜ん、どっちがいいかな〜」
俺が必死に羞恥に耐えているのをよそに、麻奈実はにこにことしながら悩んでいた。
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:29:21.98 ID:JRhAmYhD0
・
・
・
桐乃「あんた……大丈夫?」
黒猫「こ…これ…くらいなんでも…ないわ」
ようやくの思いでデパートの到着する。
まったく、なんでこの距離を歩くのかしら。
私は常に瘴気を発生させている分、ただでさえ人より純粋な体力面では劣ってしまうというのに。
桐乃「ほら、見失う前に行くよ」
黒猫「わ、わかってるわ」
わかってるから少し休ませて…。
二人は衣料品店を回っているようだった。
デパート内は年末のセールのせいもあってか、人はかなり多い。
これなら二人にばれることなくかなり近づくことができそうね。
そんなことを考えていると、魔王が生贄たる子羊の首に手をかけ、マフラーを巻く。
黒猫「く…あれは……さすがに」
こんな公共の場で見せつけるようにして戯れる二人。
いくら幼馴染とはいえ、やりすぎではないかしら?
この子の情報によるとイブは帰ってこなかったそうだし、二人はもうできてるのではなくて?
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:33:25.17 ID:JRhAmYhD0
そう考えると胸がちくり、と痛んだ。…この子も同じような思いをしているのかしら。
しかし、その思いは隣を見てすぐさま撤回されることになる。
桐乃「ぐぐ……ぐぎぎぎ……はぁはぁ」
でたわね大魔王。
黒猫「あ、あなた、少し落ち着きなさい。今とんでもない顔してるわよ」
桐乃「う、うるさい!これが落ち着いてなんかいられるかっての!!」
・
・
・
京介「なんかあっちが騒がしいな」
麻奈実「冬休みで子供も多いから、そのせいじゃないかなぁ」
子供にしたって騒ぎすぎだろ。
まったく、公共の場では静かにするもんだ。親の面が見てみたいぜ。
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:38:15.79 ID:xRt9PONzO
黒猫さんの冷ややかなツッコミ位置も素敵だわwww
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:38:19.50 ID:JRhAmYhD0
京介「しかし、それにしてもどっかで聞いた声だったような……」
そんなことを考えていると、あるものが目に留まる。
どこかで見たことのある茶髪と黒髪が棚の向こうに見えていた。
しかも、黒髪の方の頭にはご丁寧に猫耳のようなものまで見えている。
京介「俺の見間違い…じゃねえよな?」
あいつら…かなりおまぬけな状態だけど気づいてないのか?
俺は事実を確かめるべく行動に移す。
京介「麻奈実、俺ちょっとトイレ行ってくるわ」
わざと少し大きめの声で麻奈実に伝える。
麻奈実「うん。じゃあ私はここで待ってるね」
俺はトイレの方へ歩いていき、大きく迂回してあいつらの背後にまわる。
横目で確認したところあいつらはどうやら動く気がないらしい。
麻奈実を見張っていれば俺が戻ってくると踏んだのだろう。
京介「おう、お前ら。こんなところで奇遇だな?」
声をかけた瞬間、二人ともビクリと体をこわばらせ、ゆっくりとこっちを振り返る。
その動きは見事なシンクロ挙動を示していた。
こいつら、本当に相性いいな。
京介「で、何してるんだ?こんなところで」
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:43:37.58 ID:JRhAmYhD0
少し嫌味っぽく言い過ぎただろうか。
黒猫は目を見開いて視線を右へ左へとさまよわせている。
まるで、悪いことをしているのが親にばれてしまった子供のようだった。
黒猫「あ……その……これは違うの…いえ…その……ごめんなさい」
一方、桐乃は最初こそ黒猫と同じ仕草をしたものの、キッと俺を睨みつけたかと思うと怒りあらわにする。
桐乃「な、なによ!あたしたちがどこで何しようと勝手でしょ!?」
いやいや、むしろ怒るのはこっちだろ、何でお前がキレるんだ。
そもそも俺はまだ文句なんて言ってねえだろ。
確かにちょっと嫌味っぽい言い方だったけどさぁ。
騒ぎを聞きつけて麻奈実がやってくる。
こいつらで頭が見えたのだから、俺なら麻奈実の位置からでも顔が確認できたのだろう。
麻奈実「きょうちゃん?どうかしたの?」
京介「いやぁ、なんか桐乃が友達と俺達の後をつけてきてたみたいでさ」
桐乃「つ、つけてなんかない!」
嘘がバレバレすぎるだろ。
正直、このときの俺は尾行されたこともあってかちょっと不機嫌になってしまっていた。
だってそうだろ?いくら兄妹とはいえプライバシーってもんがあるし、いや兄妹だからこそ、その辺はしっかりしておきたい。
俺妹のwikipediaの項目が異様に充実してて噴いた
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:46:35.35 ID:4NubgTsW0
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:50:26.19 ID:AmHLs1L80
けいおんのページもすごかったが、
俺妹のページもなかなか・・・
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:51:21.24 ID:IpG6xEAk0
wikiきめぇwww
麻奈実可愛いよ麻奈実
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:54:02.07 ID:xRt9PONzO
麻奈実こそ俺妹の良心だよな。
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:55:32.22 ID:HlzFGF4b0
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 21:56:09.94 ID:daCsZmhM0
まだ黒猫成分が足りない
614 :
さるった…もっと投下間隔あけないとだめか:2010/11/30(火) 21:57:51.69 ID:JRhAmYhD0
麻奈実「あ、桐乃ちゃん。久しぶり〜。覚えてる?田村麻奈実です」
お、お前こんなときでも空気が読めないのか?
桐乃、黒猫「「……」」
だんまりを続ける桐乃と黒猫。
京介「はぁ…つけてないなら、何しに来てたんだよ。ここにはお前が買うようなお洒落なもんはないだろうが」
桐乃「う…そ、それは」
桐乃がなかなか答えられず言いよどんでいると、黒猫が意を決したように口を開く。
黒猫「……この子は、あなたが田村さんにうつつをぬかしているから拗ねてしまったのよ」
それを聞いて俺はわが耳を疑った。
桐乃が?誰が誰にうつつをぬかしてたから拗ねたって?
もう尾行されたとかプライバシーとかどうでもいい。
俺は黒猫の発言の真意を把握するべく頭を回転させる。
桐乃「ちっ、違う!それはあんたでしょ!うちの兄貴が来ないって知って露骨に落ち込んでたじゃん!」
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:05:09.97 ID:JRhAmYhD0
そして再びわが耳を疑う。俺はまだおじいちゃんになったつもりはないんだがな。
黒猫が?誰が来ないから落ち込んでたって?
京介「ちょ、ちょっと落ち着けお前ら!?大声で騒ぐんじゃない!」
なにこの修羅場っぽい雰囲気!?俺が一体何をしたっていうんだ!?
あ、あれはお隣の奥さん!やめて!そんな「いいネタを見つけたわ」みたいな顔して微笑まないで!!
京介「と、とりあえず場所を移そう。な?ここじゃ目立っちまう」
・
・
・
京介「で、一体どういうことなんだ?」
黒猫「言葉の通りよ。この子は、田村さんにお兄さんが取られてしまうと思って嫉妬に狂っているのよ」
再びありえないことを告げる黒猫。
桐乃「ちょ、ちょっとあんた!まだそんなこと!」
黒猫「黙りなさい、いい加減素直になったらどう?このままでは手遅れになるわよ」
桐乃「ぐ……」
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:05:26.01 ID:/JthYoxH0
wktk
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:06:36.27 ID:JY7oGPCF0
猿避け支援
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:10:37.03 ID:JRhAmYhD0
それからぽつりぽつりと心情を吐露していく桐乃。
俺と麻奈実と黒猫は黙ってそれを聞くしかなかった。
・
・
・
桐乃「イブの夜だって、どうせ独り身なあんたと一緒にゲームやってあげようと思って待ってたのに…!」
京介「桐乃……」
そこはあくまで「やってあげる」なんだな。
あらかた言い終えたのか桐乃はうつむいてしまう。
小刻みに肩がふるえていて、ひょっとしたら泣くのを我慢しているのかもしれない。
京介「お、おい。泣くなって。……俺はお前の兄貴でいることはやめないからさ」
桐乃「……ほんとに?」
顔をあげた桐乃の目は赤く充血していて、うっすらと涙がにじんでいた。
京介「ああ。お前も前に言ってたろ?好きなものは好きだ。それをやめてしまったら自分が自分でなくなるって。
だから好きでいることはやめないってさ」
桐乃「…うん」
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:14:10.43 ID:JRhAmYhD0
京介「だから俺はお前の兄貴でいることをやめない。まさか文句はないよな?」
桐乃「うん!」
そう言ってまぶしい笑顔をむけてくる。やっぱりお前は笑った方がかわいいよ。
黒猫「盛り上がってるところ悪いけれど、私と田村さんが置いてきぼりよ。なんとかなさい」
なんとかって言われてもどうすればいいんだよ。
桐乃の気持ちはお前が代弁してくれたからわかったけど、お前の気持ちはわかんねえぞ?
桐乃に聞こうにもその桐乃は安心したせいか、俺の服をぎゅっとつかんだまま、また泣きだしちゃったし。
麻奈実はというと、
麻奈実「うぅ〜よかったね。桐乃ちゃん」
なんて、涙を流して感動している。うん、こいつはほっとこう。
残る問題は黒猫か。
桐乃は俺にちゃんと兄貴でいて欲しかった。じゃあこいつは?
いくら考えても答えは出そうにない。
京介「俺は今、非常に切迫した状況にあるから単刀直入にきくが、お前の望みはなんだ?」
黒猫「ふっ、私の望みもその子と同じよ」
京介「それってお前も兄貴が欲しかったってことか?それとも…」
黒猫「それはあなたがこれから考えなさい。私はその子と違って気が長いのよ」
おわり
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:15:18.48 ID:JY7oGPCF0
ぬ
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:16:30.35 ID:daCsZmhM0
まだまだ黒猫成分が足りない
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:16:49.93 ID:EgQ1nXu20
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:17:25.12 ID:xRt9PONzO
うむ乙!
できればしっかり麻奈実とくっついてほしかった。
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:18:28.29 ID:/JthYoxH0
乙
隣の奥さん×隣の奥さん希望
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:18:51.17 ID:JRhAmYhD0
なんかただの桐乃√みたいになっちまってごめんね
ヒャッハー!次は二本立ての後編、あやせ√だぁ
妄想の赴くままノープランで書いたのでちょっと短いけど許して
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:19:37.80 ID:/JthYoxH0
許す。
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:25:34.71 ID:xRt9PONzO
許しちゃう許しちゃうもう全然許しちゃう
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:26:35.13 ID:JRhAmYhD0
あやせ「わ、私がですか!?」
マネージャー「そうよ。悪いとは思うけれどこれも事務所の方針だから…」
あやせ「……わかりました。でも一つだけ条件があります」
あやせ「お兄さん、相談があります」
京介「今回はなんだ?最近俺にメリットがあるような相談がない気がするんだが」
あやせ「う…それは、申し訳ないと思ってますけど」
俺から視線をそらし、困ったような顔をするあやせ。
今日もかわいいな。
あやせ「でも今回はお兄さんにもメリットはあると思います」
京介「そうなのか?」
あやせ「はい。お兄さんが私にし、執着しているならの話ですけど…」
そう言うとあやせは、恥ずかしそうにうつむいてしまったので、俺は調子に乗って言ったものだ。
京介「あやせのことは大好きだから問題ないぞ」
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:31:56.57 ID:JRhAmYhD0
あやせ「ま、またそんなこと言って私をからかって!どうせ、それも嘘なんでしょう!?」
京介「嘘じゃないよ。で、相談って何なんだ?」
あやせ「はぁ…実はお兄さんに私のマネージャーになって欲しいんです」
今日の東京の天気は晴れ。絶好のイベント日和だ。
京介「じゃあ、俺は外で待ってるから」
あやせ「はい」
加奈子「覗いてもいいけどよぉ、その場合後で金取るからな〜」
京介「お前みたいなちんちくりんなんて覗かねぇよ」
そう言い残し、部屋の外に出る。
中では加奈子が何やら叫んでいるようだったが扉越しでははっきりとは聞こえない。
しばらく待っていると、ガチャっと扉の開く音がして、ブリジットが顔を出した。
ブリジット「もう入って大丈夫ですよ」
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:39:22.42 ID:JRhAmYhD0
京介「おう」
もうわかっていると思うが、実は今回コスプレのイベントに来ている。
前回、加奈子が優勝したあのイベントの第三回である。
どうやら事務所の方針であやせ、加奈子、ブリジットの3人が参加することになったそうだ。
加奈子とブリジットはわかるがなんであやせまで?と思ったが、どうやら加奈子が一枚噛んでいるらしい。
自分をはめた相手への細やかな復讐だろうか。
部屋の中に入ると、加奈子とブリジットはいつものメルルとアルファの格好をしていた。
京介「さすがだな。いつ見てもそっくりだ」
加奈子「あったりめ〜だろぉ、加奈子を誰だと思ってんだヨ」
ブリジット「あ、ありがとうございます」
ほめてやるとそれぞれ違う反応を見せる二人。
京介「あれ?そういえばあやせは?」
加奈子「あやせならあっこでタオル被って震えてるぜ〜」
加奈子が指差す方を見るとタオルにくるまってこちらを睨み付けているあやせを見つけた。
おっかねぇ、俺はまだ何にもしてないだろ。
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:42:51.65 ID:JRhAmYhD0
京介「あやせ?そんなところでなにしてるんだ?」
あやせ「ち、近寄らないで下さい!変態!」
いや、近寄るも何も、話しかけただけじゃないですか。
加奈子「おめ〜、いつまでそうやってんだヨ。さっさと覚悟……決めろって!」
加奈子がそう言って無理矢理タオルをひっぺがす。
と、タオルで隠されていたあやせの肢体が露になる。
うむ、俺の見立ては正しかったようだ。素晴らしく似合っている。
あやせは今、タナトスエロスEXモードのコスプレをしていた。
あやせ「み、見ないで下さい!ぶち殺しますよ!!」
京介「お、おい、これからもっと多くの人に見られるんだぜ?今からそんなんで大丈夫かよ」
加奈子「そうだぜ〜?これから会場の男どもの視線があやせの全身を舐め回すように…」
あやせ「ひいぃぃ!?」
ぽかっと加奈子の頭をはたく。
加奈子「いって!あにすんだよぉ!」
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:43:42.07 ID:mp/tKY2zO
支援
尾行のはもうちょっと掘り下げて欲しかったかな
オチか山場がないと肩透かしされた感じが…
しえん
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:46:53.67 ID:JRhAmYhD0
京介「無駄に恐怖を煽るのはやめろ!あやせ、完全にびびってんじゃねえか!?」
加奈子「へ〜へ〜、すいませんねぇ」
ぐ、このガキは…ほんとに反省してんのか?
京介「あ〜、あやせ?加奈子はともかく、ブリジットだって出来てるんだ。お前なら大丈夫さ」
あやせ「お、お兄さん…そうですね。年下の子が頑張ってるのに私が頑張らないわけにはいかないですよね」
京介「おう、その意気だ。それに今回は特にパフォーマンスをするわけでもないらしいからよ」
前回、前々回と好評だったためか今回は参加者が多く、各参加者の三分のパフォーマンスはなくなり、代わりに自己PRを一言喋って終了となる。
京介「さ、そろそろ時間だ。三人とも、頑張ってこいよ!」
ブリジット「はい!」
加奈子「あいよ〜」
あやせ「行ってきます!」
俺が声をかけると三人はそれぞれに返事をしてステージへ向かった。
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:50:50.56 ID:JRhAmYhD0
実は事前にこっそり黒猫から聞いたのだが、今日も桐乃がくるらしい。
その際になるべく後ろの方で見ていてくれとお願いしておいた。
加奈子にも気付かなかった桐乃なら、至近距離ですらあやせに気付かないかもしれないが、念には念を入れないとな。
我ながらなんて素晴らしい気遣い。あやせ、俺に惚れてもいいよ?
ステージの方は順調に進みあやせの出番が近づいていく。
どうやら加奈子とブリジットは殿堂入り扱いのようで、今回はゲスト参加ということらしい。
そりゃあ仕方ないよな。あの二人にはよっぽどじゃないと勝てねえもん。
くらら「はーい!では次はエントリーナンバーさんじゅうなな番っ!あやちゃんです、どうぞ〜〜!」
あやちゃん?
あぁ、本名ででるのが恥ずかしいからあやで登録したわけか。
あやせがステージ中央に現れると加奈子の時に負けないくらいの声援が響いた。
メルルに出てくるタナトスと違って、恥ずかしそうにしている姿が大きなお友達には大ウケだったようだ。
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 22:56:34.64 ID:JRhAmYhD0
結果から言うと、なんとあやせは優勝してしまった。まぁ、元がいいから当然といえばそうかもしれないが。
イベントが無事終了したことを確認し、控え室まで戻る。
京介「さすがだなあやせ!」
あやせ「あまり嬉しくないですけどね」
ブリジット「そんなことないです!お姉さんのタナトスとっても可愛かったです!」
あやせ「あはは、ありがとう。ブリジットちゃん」
目を輝かせてあやせに駆け寄るブリジット。
さすがに小さな子を邪見にするわけにもいかないようで、素直に礼を言っている。
京介「さっ、やることやったし、帰ろうぜ」
後日、俺はあやせに呼び出され公園に来ていた。
何でも先日のイベントに関して話があるらしい。
京介「俺、なんかしたかな?」
お説教でもくらうんだろうか?正直、身に覚えはないが。
あやせ「お兄さん、お待たせしました」
京介「待ってねえよ、大丈夫だ。で、話ってなんだ?」
あやせ「はい。お兄さんに改めて一言お礼をと思って」
律儀なやつだ。終わってからもお礼は言ってたっていうのに。
京介「え?説教じゃないの?」
あやせ「違います!もう、そんなこと言ってると帰りますよ?」
京介「ははは。すまん、冗談だって」
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:03:56.59 ID:JRhAmYhD0
そこであやせは自身を落ち着けるように深呼吸をした。
あやせ「お兄さん、先日はどうもありがとうございました」
京介「おう。でも一つ聞いていいか?」
あやせ「はい?なんでしょう」
京介「結局メリットってなんだったんだ?あやせのコスプレが見られたってことか?」
あやせ「う…そ、それはですね」
京介「?」
あやせ「実はあの衣装は最初からもらえることになってまして、お兄さんがよければ…その、もう一回着てあげてもいいかな…なんて」
京介「あやせ!好きだ!結婚しよう!!」
あやせ「おまわりさ〜ん!こんな所に変態が!!」
京介「あやせ!俺が悪かった、だからやめて!逮捕されちゃう!!」
おわり
やっぱりノープランで書くもんじゃないね。
>>632 自分でもそう思ったんだが麻奈実も黒猫も桐乃もと思ったら全部中途半端に…
多くても2人√までが俺の限界のようだ
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:05:07.39 ID:qz/4vZjz0
あやせが可愛すぎて目が潰れそう
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:10:08.54 ID:X6c9MEJa0
4巻の「高坂京介専属ご一行様ハーレムパーティ会場」のレンタルルームから
京介がキレて家に帰ってしまう話を誰か、いつか書いてはくれないか。
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:10:18.73 ID:FsYSxWv50
GJだ
しかし黒猫分が不足してるな
公式で嫁のはずなのにどうしてこうなった…
乙
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:31:47.09 ID:bvRd8hEUO
公式で嫁だからだろw
そんなわけで閃いた麻奈美ネタを鋭意執筆ちぅ
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:31:48.97 ID:6/xGcvnk0
公式嫁だからこそ他キャラの妄想が広がるんじゃねーか
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:33:38.60 ID:xRt9PONzO
>>641 公式で嫁だからこそ二次創作では出番減るんだろ。本編で待遇いいんだからさ。
かくいう俺は麻奈実派ですがね……!
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:41:35.70 ID:YxBJqliX0
こんな季節だからクリスマスネタが多いけど
バレンタインネタはけっこういろいろ書けるんじゃね?
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:42:40.48 ID:JRhAmYhD0
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:48:47.28 ID:xRt9PONzO
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:51:54.37 ID:pHpgjnYB0
正月もあるんじゃね?
難しいか・・・
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/30(火) 23:58:30.33 ID:Up1k1UZSQ
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:13:12.87 ID:lYwg74jx0
>>650 まとめ製作ありがとうございます。超乙
とりあえず自分が書いた分はまとめて一つにしておいたよ
途中でこれで最後とか言ったせいで分かりにくかったようならごめんね
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:28:00.12 ID:I0x/Yaf70
原作の京介ってまじてあやせに対してこんなかんじなの?ラブリーマイエンジェルとか言っちゃうの?
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:28:08.03 ID:WQ6dgpsNO
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:28:29.58 ID:3wQMaz9SO
>>650 やるわw
マジ乙
やっはトリとかないとめんどくさそうだな
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 00:43:51.26 ID:53ykoxMJ0
黒猫分がたりない
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 01:02:05.62 ID:wZ5AZ9d10
ブリジットって女キャラの中でも良心な方だよな
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 01:14:52.73 ID:6OkJNE6i0
公式でくっついちゃうとどうも妄想の幅が狭まるんだよな
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 01:24:35.23 ID:wZ5AZ9d10
キョンとか上条さんも誰ともくっついてないからこそカップリング妄想しやすいんだよな
ハヤテのごとく!のハヤテも同じような状況だけどなぜかSS少ない
ハヤテは女じゃん
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:00:36.28 ID:+TykaTX7Q
>>660 むしろ妄想の材料が最も供給されるようになると思うんだけど
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:10:49.52 ID:lYwg74jx0
ふぅ、バレンタインネタ書き終えたぜ
ネタをだしてもらう+地の分少な目でいいならこのスピードで書けるな
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:20:09.03 ID:lYwg74jx0
>>666 把握。今日はもう寝るので明日書く
誰も投下してない今のうちに闇鍋ネタ具材安価
食べられるものでお願いします。無効は下
おやすみ
>>678-683
ラムネ
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 02:25:30.11 ID:Xa0j22Zv0
サボテン
桐乃チョコ(腹痛)
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 03:17:58.22 ID:17UEzUq20
wiki更新。2スレ目も反映
完結してるか分からないのと散らばってるのはひとまず除いておいた
SSごとのタイトル付けたいね
☆
ほ
ほ
☆ゅ
やっと追いついたほっしゅ!
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 05:59:52.97 ID:eFuFC2u00
赤城兄×京介希望
もしくは京介×御鏡希望
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 06:57:48.73 ID:eFuFC2u00
保守
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:00:51.55 ID:VhFmJGT70
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:10:43.30 ID:mwLjiaGmO
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:14:24.16 ID:iFRbKlka0
>>650 まとめwiki作成乙
このスレのSSしか掲載できないのかな
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 07:54:34.78 ID:AawiEqO8O
>>671 起きたら更新されてた乙です。
↓あたりも追加したいけど、念のため該当スレに報告したほうがいいよね
京介「あやせ、結婚しよう」 あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」
黒猫「よくぞここまで辿り着いたものね」親父「ここは私の家だ」
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 09:06:07.60 ID:7tjMWkhe0
ほ
パート1はどうした
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 09:31:15.74 ID:iFRbKlka0
(´;ω;`)ウッ…やっぱ現行スレだけか
とんかつとみせて、たわし。
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 10:06:20.48 ID:+Nm18rWPO
麻
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 10:33:30.69 ID:7tjMWkhe0
呂
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 11:04:40.78 ID:lYwg74jx0
おはよう。まとめ更新乙
2スレ目も自分のは一つにまとめておきました
まとめる側からするとトリとかあった方がいいの?もうスレも半分以上埋まってるけど
夜にはバレンタインネタ投下しにくるよ
とりあえず闇鍋ネタはラムネ、サボテン、チョコ、とんかつで行くよ
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 11:08:24.17 ID:+Nm18rWPO
おはよう待ってるぜ。
日付変わってID変わると、スレの流れを見ないと同一人物か判別できなくなるので
トリップあったほうが楽。
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 12:11:24.30 ID:CU8bRhGR0
まとめWikiに作者名入れたいし、トリ賛成
荒れるときはトリあろうがなかろうが荒れるし
読み手からすると誰が書いたよりも誰を書いたって方が重要だと思うけどな。
匿名板で作者を特定するのにこだわる必要は無いと思うし。
んな訳で、レス順で登場キャラと概要をつけたリストを作ってみた。
概要はZIq2mDxy0氏のを拝借してます。
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 12:57:42.13 ID:+Nm18rWPO
麻
一連の話であると思われる
1スレの130・131・134を纏めて登録しようとしたら、
編集モードを間違えて詰んだ。
編集モードの変更と分割されているやつの削除が出来ていない。
wikiの中の人後は頼んだ…
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:00:40.44 ID:5MIpUPh4P
京介「桐乃……お前それ……」
桐乃「え?ああこれ?ちょっと煩かったからさ」
京介「…………」
桐乃「いっつも家来てすぐ兄貴の部屋。ホントうざったくてさ」
京介「…………」
桐乃「話題も兄貴のことばっか。愛されてるね兄貴」
京介「…………」
桐乃「でも駄目。そんなの絶対駄目」
京介「…………」
桐乃「だって兄貴を愛して良いのは……」
京介「……くろ…ねこ…」
桐乃「私だけだもんね?」
!?
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:28:25.56 ID:HCe685DeO
>>698 基本、このスレ(桐乃「え?嘘でしょ」)のまとめでいいんじゃないかな
1スレ、2スレってまとめ方してるし、今ある他スレも、現行スレにリンクしてるだけだし
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:37:54.74 ID:CU8bRhGR0
雑多になるし、ここのまとめだけでいいよ
>>703 ぜひ続けてくださいお願いします><
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:41:25.62 ID:Rgz1jyHe0
>>695>>697 人によってはこの作者は安定していて面白いってことで選ぶ人もいるかなー
ということでとりあえず作者別を最初に作りました。トリップ等をしてもらわないと区別が困難ですが。
もしくは作者の方にどれとどれは自分なので同じ作者 などと言っていただかないと。
属性(カップリング)と概要
>>695さんがやったものと同じことを作者別にも追加したほうがいいですね
編集モードの変更と削除しました。
最近桐乃の様子がおかしい。
海外から俺が桐乃を連れ帰ってきた日から、そう思い始めた。
桐乃「兄貴!朝だぞ!早く起きろ!」
京介「…は?」
いつもなら朝は話すどころか目すら合わせないってのに。
桐乃「ほらアンタの鞄!さっさとする!」
京介「あ、ああ。…え?」
一体どうしたってんだ。
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 14:45:05.97 ID:iFRbKlka0
>>702>>704 そうですね、現状俺妹スレが一本化していないので
とりあえずこちらのスレをまとめていく形でトップページを変えておきます。
桐乃「〜♪〜♪」
京介「………なあ」
桐乃「ん?なに?」
京介「なんでお前一緒にきてんだ?」
桐乃「いいじゃない、途中まで一緒なんだし!」
京介「………」
前は俺が飯食う頃には学校に行ってたってのに。
麻奈美「京ちゃ〜ん!」
京介「おはよう麻奈美」
麻奈美「あれ?桐乃ちゃん?一緒なんて珍しいね!」
京介「ああ、なんだか知らんが途中までこいつも一緒だが、いいか?」
麻奈美「全然いいよ!桐乃ちゃん久しぶり〜!」
桐乃「………………」
京介「……桐乃?」
麻奈美逃げてー超逃げてー
桐乃「…………」
麻奈美「…え〜っと…桐乃ちゃん?」
京介「おい、桐乃。無視すんなよ」
桐乃「ねえどうしたの?兄貴」
京介「あ?」
桐乃「さっきっから独り言ばっかして」
麻奈美「……えっ」
京介「……なんだと」
桐乃「あ、ごめん!あたしこっからこっちだから!」
京介「おい、待て桐乃。どういうことd」
桐乃「じゃね〜!」
麻奈美「えっ、えっ?」
京介「………」
なんだってんだ。
あやせ『桐乃の様子が変?』
京介「ああ、今日の朝頃から少し変なんだ」
あやせ『いくらお兄さんがシスコンだからって自分の妹を女扱いだなんて』
京介「そうじゃねえよ!俺の問題じゃねえ!桐乃の方だ!」
あやせ『分かってますから怒鳴らないでください。切りますよ?』
京介「ぐっ……」
あやせ『でもまあ、確かに変ですね。桐乃』
京介「っ、本当か!」
あやせ『ええ。少し、ですけど』
あやせ『なんていうか、こう、怒ってる…感じですかね』
京介「怒ってる?」
あやせ『近寄りがたいオーラみたいなのが出てるんですよ』
京介「………」
あやせ『でもいつも通りですよ。友達とは話すし、授業でも変わった感じは見られないです』
あやせ『でもなんか…楽しくなさそうな感じが出てるんですよ』
京介「………そうか」
>>706 削除等ありがとうございます。
自分はここだけでなく他の俺妹SSも纏めてもらえると嬉しいと思います。
"1スレ目"の所は"桐乃「え?嘘でしょ?」1スレ目"に変更すれば良いと思いますし、
それほど煩雑にはならないかと。
過去ログを簡単に見る方法があるなら、私が纏めても良いのですが。
あやせ『心配して声かける人もいました。でもその都度取り繕った笑顔で返してます』
京介「………」
あやせ『お兄さん。一つ聞きます』
京介「…なんだ?」
あやせ『アッチで何があったんですか?』
京介「………」
京介「ふぅ……」
アッチで起きた一通りのことをあやせに教えた。
記録が伸びなかったこと。話す友達がいなかったこと。
好きなことができなかったこと。それで辛かったこと。
もちろん、エロゲであることは伏せておいたが。
京介「………」
「おまえがいないと寂しいんだよ!!」
「一緒に帰ろうぜ。じゃないと俺、死ぬかもしれない……」
「おまえはもう、頑張らなくていい。頑張らなくて良いんだ」
京介「………チッ」
京介「……ん、電話?」
Calling from :桐乃
京介「……」ピッ
桐乃「あ、兄貴?」
京介「おう、どうした。珍しいじゃねえかお前からなんて」
桐乃「いいじゃない。そういう気分なのよ」
京介「そうかい。で、何の用だ?」
桐乃「あのさ〜」
桐乃「あやせと何話してたの?」
京介「っ、」
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 15:25:33.51 ID:+Nm18rWPO
こえーまじでこえー
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 15:29:14.04 ID:AawiEqO8O
いいぞこれを待ってた
京介「……なんで知ってんだ?」
桐乃『いや、だってトイレで電話してたんだもん』
京介「……」
んなわけがないだろうが。
長い話になるから人目のないような場所に行くよう事前に俺は言った。
微かに車の通る音がしたから体育館裏だろう。
なのに、こいつは知ってる。俺とあやせが電話していたことを。
京介「…あ、ああ。えーっとな。おまえのことについて聞いてただけだ」
桐乃『あたし?なんで?』
京介「ほら、おまえ。朝変だっただろ?なんかあったのかなーって思ってさ」
桐乃『朝? なんのこと?』
京介「………」
桐乃『兄貴?』
麻奈美「京ちゃ〜ん」
京介「…麻奈美か」
麻奈美「今朝の桐乃ちゃん、どうしちゃったの?」
京介「…わからん」
麻奈美「なにか悪いことしちゃったかなぁ〜」
京介「……」
京介「わりい真奈美。今日は用事があるから先帰るわ」
真奈美「え?ああうん。バイバイ京ちゃん」
結局。桐乃は朝のことについてなんにも語らなかった。
いや、違う。語らなかったというよりはそのままを通していた感じだ。
桐乃『朝? えへへ。兄貴と二人っきりだったよね!』
桐乃『麻奈美先輩?…いたっけあんなやつ』
桐乃『それよりさ!駅前に新しいスイーツ店がさ〜』
京介「…………」
京介「…………おい」
桐乃「あー!兄貴っ!偶然じゃーん!」
んなわけねえだろうが!!
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 15:45:35.49 ID:iFRbKlka0
麻奈実とあやせェ・・・
京介「おまえ…部活は?」
桐乃「あ、うん。辞めてきた」
京介「はあ!?」
桐乃「めんどくさくなっちゃった♪」
京介「…お前……」
待ってたんだろ?
ずっと待ってたんだろ?俺を。
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 15:53:36.93 ID:HCe685DeO
しえん
早く帰ったからと言って高校と中学じゃ授業時間の差はハッキリしてる。
・ ・
なのに、こいつは偶然だと言った。
部活辞めて、早く帰れる以外のメリットなんざ……
京介「……待ってたのか。俺を」
桐乃「あ、やっぱバレる?だよねー♪」
待ち伏せしかねえよな。
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:24:31.61 ID:8Wl7BRdi0
てす
見てるやついんのか知らんが
>>730から
桐乃「ほら、なに突っ立ってんのよ。帰ろ!」
京介「…なにがあったんだ」
桐乃「え?」
京介「お前にいったい何があったんだよ!」
桐乃「何って」
京介「麻奈美無視して!あやせの後つけて!部活辞めて!」
桐乃「………」
京介「こんなの俺の知ってる桐乃じゃねえよ!」
よんでるぜ
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:28:27.27 ID:Es9jv2100
みてるよー
736 :
うい:2010/12/01(水) 17:29:28.30 ID:8Wl7BRdi0
京介「どうしたんだ!なにがお前を変えた!」
桐乃「………」
京介「答えろよ!!桐乃!!」
桐乃「………」
桐乃「………えへっ」
京介「、っ」
桐乃「兄貴の為だよ」ニコッ
だと思ってたよ。畜生。
桐乃「兄貴言ったじゃん?アッチでさ」
桐乃「【お前が居ないと寂しいんだよ!】【寂しくて死ぬかもしれねえ…】【お前はもう頑張らなくていい】ってさ」
桐乃「だから私、決めたの。私は好きに生きようって」
桐乃「兄貴が私に言ってくれたように、私はもう頑張らない」
桐乃「兄貴が寂しがらないように、私はいつでもそばにいるよ?」
京介「………」
違う!!そうじゃねえだろ!!
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:32:07.01 ID:4ydIboiVO
C
桐乃「兄貴の為に、邪魔な虫は取ってあげる」
桐乃「麻奈美もそうだし、あやせもそう」
桐乃「兄貴の為に、私はいつでも兄貴を見てる」
桐乃「兄貴の為なら私。死んでもいいんだよ?」
京介「……きり…の…」
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:33:51.90 ID:0FsEz7FY0
おほっ
桐乃「兄貴の為に生きるのが、私の幸せなの」ニコッ
おしまい
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:38:03.52 ID:ksT4xBedO
乙!
スレ落ちたのかと思ったらVIP鯖のメンテだったか
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 17:43:40.77 ID:M9eASwLCO
乙!
こえーまじでこえー。
暇があったらまた書く
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:09:39.95 ID:M9eASwLCO
麻
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:16:40.39 ID:Rd5Fz7/4O
乙
ヒヤッとしたとこで俺妹最後の良心麻奈美SS投下
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:20:18.90 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈美「京ちゃん、くりすますって予定入ってるかな?」
何寝ぼけたこと言ってんのかな、このおばあちゃんは。
京介「なぁ麻奈美、今月が何月か知ってるか?」
麻奈美「11月でしょー。いきなりどうしたの?」
京介「じゃあ今日は11日何日だかわかるか?」
麻奈美「んーと、24日!!」
京介「御名答、すごいぞ麻奈美。」
麻奈美「えへへ〜、そうでもないよー。」
京介「では最後の質問です。クリスマスは何月何日に行われるものですか?」
麻奈美「えーと、12月25日じゃないのかな?」
京介「ファイナルアンサー?」
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:22:45.43 ID:ksT4xBedO
>>747 「麻奈実」だよー
投下前にチェック推奨w
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:29:30.92 ID:Rd5Fz7/4O
ほんとだw
サーセン
麻奈実「ふえ?何それ?」
京介「復唱すればいいんだ」
ほんとにおばあちゃんだね、この娘は。
いや、むしろ最近のおばあちゃんのほうがよっぽどテレビに強いね、うん。
麻奈実「わ、わかった。繰り返せばいいんだね。」
京介「ではもう一度、ファイナルアンサー?」
麻奈実「ふぁ、ふぁいなるあんさー?」
…
長い沈黙が流れる。
そして先に沈黙を破ったのは…
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:30:38.04 ID:M9eASwLCO
おおっ俺得SS遂に来たぬるぽ支援。
だが麻奈実だ!
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:33:06.88 ID:2GJ0amNc0
黒猫成分が足りない
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:36:16.12 ID:M9eASwLCO
>>752 お前どんだけ張り付いて黒猫推してんだよ。
俺は張り付いて麻奈実推してるんだけどな。
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:39:01.97 ID:Rd5Fz7/4O
修正してきたZE
麻奈実「京ちゃん、まだk」
京介「正解!!」
ビクッと跳びはねるようなリアクションをとる麻奈実。
可愛いな、ちくしょう。
麻奈実「びっくりしたー、驚かさないでよー、もー。」
京介「ははは、悪い悪い。」
麻奈実「それでそのくいずはなんか意味あるの??」
あー、そうだすっかり忘れてた。
京介「まぁ、要するにだ。クリスマスまでちょうどあと一ヶ月あるわけだ。
だからいくらなんでも予定を聞くにしては早過ぎやしないかいってはなし。」
麻奈実「は、早めに聞いとかないと他の子にと、とられちゃうから///」
ぐっ、このおばあちゃん可愛いぞ。
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:44:59.20 ID:Rd5Fz7/4O
京介「誰もとらないと思うぞ」
麻奈実「で、でも一応…」
京介「んー、オーケーと言いたいところなんだが今年に限ってダメになるかも知れないんだ。」
冬コミが迫ってるしね。
急に用事がはいってドタキャンなんて麻奈実にしたくないからな。
京介「だから今はまだわからない、ごめん。」
麻奈実「そっかぁ、なら仕方ないよね。
ごめん、この話は忘れて…。」
すげー落ち込んでるじゃん。
俯いて泣きそうになって…
なんで俺なんかのために。
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:48:30.78 ID:Rd5Fz7/4O
…
せっかく麻奈実も勇気だして聞いてくれたんだよな。
クリスマスは無理かも知れないけど、
その勇気に俺も答えようじゃないか!!
京介「なぁ、麻奈実!!」
麻奈実「なに、京ちゃん…グスッ…」
京介「クリスマスはまだわからないけど明日は空いてるんだ。
だから麻奈実、明日俺とデートしてくれ。」
麻奈実「ほえ?い、いきなりすぎるよー、京ちゃん///」
京介「ダメか、麻奈美?」
麻奈実「だ、ダメじゃないよ、むしろ全然おっけーだよ。」
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:53:39.65 ID:Rd5Fz7/4O
京介「そっか、ありがとな。」
麻奈実「ううん、こちらこそありがとうね、京ちゃん。」
麻奈実「あ、そうだ!!今日はお店の手伝いしなきゃいけないんだった!!
だから今日はもう帰るね。」
京介「え、あぁ。」
麻奈実「じゃ、また明日ね、京ちゃーん!!」
京介「あ、おう」
どうしたんだ麻奈実の奴…
随分とまぁ急だな。
まぁいっか、明日に備えて俺も寝るかな。
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:58:36.94 ID:Rd5Fz7/4O
翌日
予定の15分前に到着。
麻奈実を待たせるわけにもいかないし、紳士としては当然の振る舞いかな。
って既にいるし…
京介「おーい麻奈実!!」
麻奈実「あ、京ちゃん!!おーい!!」
手をパタパタと降る麻奈実。
なんと愛くるしいおばあちゃんだ…
京介「わりぃ、待たせちまったか。」
麻奈実「ううん、今来たところだよ。」
絶対嘘だな。
麻奈実のことだから1時間くらい前からいたんじゃねーの。
まぁ、いっか。
本人がこれだしな。
京介「麻奈実、ありがとな。」
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 18:59:44.78 ID:ksT4xBedO
支援
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:05:26.84 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「ほえ!?な、なんのことかな!!」
京介「別になんでもいーだろ。」
麻奈実「そ、そーだね。どう致しまして、京ちゃん。」
京介「お、おう///」
満面の笑みを浮かべる麻奈実。
マジ天使。
京介「そ、それはそうと早く行こうぜ。
時間がもったいない。」
麻奈実「そ、そうだね。
じゃーどこいこっか?」
京介「そーだな…」
そーなんだよな、夕方5時からどこいけってんだよ。
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:09:40.57 ID:s/UFLHaR0
しえん
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:11:23.38 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「じゃ、じゃー公園でぶらぶらしながら決めるってのはどう?」
京介「そうだな、俺達らしくていいかもな。
ならそうと決まれば行こうぜ。」
…
麻奈実「ねー、京ちゃん?」
京介「ん、どうした?」
麻奈実「なんでデート、明日じゃなくて今日にしたの?
ほら明日は土曜日で学校お休みでしょ、なのになんでかなー。」
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:16:33.96 ID:bIWcEhnIO
このスレいつまであるんだよ
ツン→デレ→ヤンの流れが好み
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:18:15.99 ID:Rd5Fz7/4O
京介「まぁ、いろいろあるんだよ。」
麻奈実「むー、気になる…」
京介「別になんもねえよ。
ただなんとなく今日お前とデートしたくなっただけ。」
麻奈実「///」
麻奈実「えへへ、ならいいんだ!」
京介「おう!ときに麻奈実よ、さっきからいっこうに行く場所が決まらないんだが…」
麻奈実「うーん、ならこのまま公園でいいんじゃないかな、私達らしくて。」
京介「くすっ」
麻奈実「どうかしたの京ちゃん?」
京介「なんでもない。
いいよな公園、俺達らしくて!!」
麻奈実「うん!!」
京介「じゃあこのままふらついてるのもなんだし、せめてベンチでもいこうぜ。」
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:23:54.10 ID:15WVNEj70
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:23:54.79 ID:Rd5Fz7/4O
…
なんだかんだで小1時間くらいトークをくり広げてたわけでそろそろあったまってきただろ。
京介「なぁ、麻奈実。」
麻奈実「なぁに、京ちゃん。」
京介「あのさ麻奈実、いつもありがとな。」
麻奈実「どう致しまして。てゆーかどうしたの?改まって…」
京介「俺、いっつもお前に頼ってばっかじゃん、
勉強とかさ。
そうじゃなくてもイロイロお前から貰っちゃってるんだよ。」
麻奈実「そ、そうかなぁ。」
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:29:02.18 ID:Rd5Fz7/4O
京介「そうなんだよ。
最近やたらイライラすることがあってさ、
その度にお前の笑顔っていうか声っていうかよくわかんねぇけどお前に癒されてんだよ。
なんか変な言い方だけど心が洗われるっていうか救われるっていうかさ。
だからお前には言葉になんないくらいすげえ世話になってるんだよ。」
京介「だから麻奈実、いつもありがとな、ほんと感謝してる。」
麻奈実「う、うん…」
京介「コレ、そのいつもの感謝の御礼。
ちょっとっていうかかなり早いけどクリスマスプレゼント。」
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:34:02.13 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「え、いいの?」
京介「何も言わず受けとってくれ。」
麻奈実「うん…、開けていい?」
京介「あぁ。」
俺が選んだプレゼントはネックレス。
桐乃に言わせれば有りがちで普通なプレゼントだろうが、
だからこそ俺はこの普通のネックレスを選んだ。
俺の普通の日常を保ってくれてるのは麻奈実だからな。
麻奈実「こ、こんな高そうなもの貰えないよ〜。」
京介「別にそこまで高くねえよ。
それに言ったろ何も言わずに受け取ってくれって。」
まぁ安くもないけどな。
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:40:19.23 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「うん…、で、でも〜」
京介「…なら俺が付けてやるよ。」
麻奈実「ふえ〜!?」
京介「いいからほら。」
麻奈実「う、うん///」
こうして見ると麻奈実がいくら普通、地味顔と言ってもやはり可愛いものだ。
いや、こうして見なくても俺にとっては十分可愛いけどな。
京介「ほれ、付け終わったぞ。」
麻奈実「ど、どう?似合ってるかな?」
京介「似合ってる、とっても可愛いぞ。」
麻奈実「えへへ、ありがとう京ちゃん///」
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:44:10.00 ID:l0KsgxjR0
さるよけしえん
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:50:19.44 ID:VP3t14/60
京介爆散しろ…
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:52:28.04 ID:Rd5Fz7/4O
京介「おう、どう致しまして。」
麻奈実「大切にするね!」
京介「そうしてやってくれ。」
とりあえず今日のデートはこれで達成かな。
麻奈実「京ちゃん、実は私からもプレゼントがあるんだ。
受けとって貰えるかな…」
京介「いいぞ、断る理由はないからな。」
ゴソゴソ
麻奈実「じゃーん!!京ちゃんの為に作った手作りマフラーです!!」
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:57:06.03 ID:M9eASwLCO
なんて恥ずかしいおばあちゃんなんだ麻奈実……。
だがそれでこそ麻奈実。
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:00:06.83 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「京ちゃんも私にネックレス付けてくれたから、
私もマフラー巻いてあげるね。」
京介「俺は別にいいよ、自分で巻けるし…」
麻奈実「いいからいいから〜」
うっ、こういうのされてるほうはこんなに恥ずかしいのか…
麻奈実「はい、でーきた」
京介「おう、サンキューな///」
麻奈実「えへへ、どう致しましてー。」
ん、このマフラーなんか繋がってる気がするんだが。
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:07:17.59 ID:Rd5Fz7/4O
麻奈実「そしてこちら京ちゃんのとお揃いのマフラーです!」
麻奈実「ぺあるっくって言うんだってー。」
そういうことか。
通りでこのマフラーに違和感を覚えるわけだ…
京介「ま、麻奈実さん?」
麻奈実「どうしたの京ちゃん?」
京介「そのマフラーとこのマフラー。
繋がっちゃあいませんかい?」
…
麻奈実「ふえぇーーーーーーー!?」
加奈子SS書いてくれる猛者はおらぬか
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:14:59.38 ID:Rd5Fz7/4O
京介「お、落ち着け麻奈実」
麻奈実「き、昨日徹夜で作ったから寝ぼけて繋げちゃったのかなぁ…」
麻奈実「どどどどうしよう、ごめんね京ちゃん…
じゃ、じゃあちょっと長いけどこれ全部京ちゃんが使って?」
京介「いや、そんなわけにもいかんだろ!!」
麻奈実「そうだよねぇ…
ほんとどうしよう、ごめんね京ちゃん。」
はぁ、俺の想像の遥か上を行くな、麻奈実さんは。
>>650 おおwikiできたのか乙
帰ったらまとめようかと思ってたが必要なくなったか
ところでwikiってhtml,css使えないのかな?
スレ番名前日時IDの列が本文と同化してて若干見にくいw
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:35:30.20 ID:Rd5Fz7/4O
京介「落ち着け麻奈実、二人分なら二人で巻けばいいだけだろ。」
そう言い俺は麻奈実に残り半分のマフラーを巻いてやった。
麻奈実が俺に巻いてくれたように。
京介「な、これでいいだろ。」
麻奈実「う、うん…」
京介「これ、すっげえあったかいな。」
麻奈実「うん、ありがとう京ちゃん…」
麻奈実「来年こそはちゃんと二人分別々のマフラー編んでくるからね。」
京介「別にいいんじゃないか、これはこれで。」
麻奈実「そんなこと言ってー、嘘ばっかし…」
京介「嘘じゃねえよ。
俺は来年も麻奈実と一緒にこのマフラーを巻きたいんだよ。」
麻奈実「京ちゃんのばか///」
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:39:32.87 ID:Rd5Fz7/4O
どうやらうちのサンタクロースはあわてんぼうの上にドジでおっちょこちょいらしい。
だが俺にちゃんと大切なプレゼントを運んできてくれた。
俺はこのサンタクロースからいつまでプレゼントを貰えるのだろう。
来年かも知れないし、再来年かも知れない。
もしかしたら今年で最後かも知れない。
だけど俺はずっとこのサンタクロースからプレゼントからを貰い続けたい…そう願っている。
京介「なぁ、麻奈実?」
麻奈実「なあに、京ちゃん。」
京介「来年も再来年もその先もずっと、クリスマスにはこのマフラーを一緒に巻こうな。」
麻奈実「うん!!」
Fin
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:45:20.50 ID:2GJ0amNc0
乙。
黒猫成分が足りない
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:47:52.70 ID:ig2NHXbf0
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:49:32.82 ID:Es9jv2100
お疲れ様でした
あやせ成分が足りない
乙乙
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:51:07.42 ID:M9eASwLCO
乙!
まだ麻奈実成分を補給すべき
787 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 20:51:45.57 ID:KsRycRTT0
乙。そしてただいま
昨日言ってたバレンタインネタ投下していいかい?
まとめてくれる人のこともあるから、とりあえずトリつけるよ。
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:54:12.79 ID:ZW5RkKkBO
どんとこい
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:54:54.01 ID:M9eASwLCO
こいやあああああああああ
790 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 20:55:34.04 ID:KsRycRTT0
2月14日。
全国の男子生徒が、朝から下校完了まで常にそわそわし、ある者は歓喜し、また者は絶望に打ちひしがれる日。
打ちひしがれる者にはさらに追い打ちをかけるように母からの思いやりが待っている。
中には最初から我関せずというスタンスを貫く者もいるが、実際はそれも内心そわそわしている者と完全に悟りを開いている者に二分される。
どちらかというと俺はその後者だった。
赤城「高坂よ、もうすぐバレンタインだな」
京介「そうだけど、いきなりどうした」
赤城「お前、今年も田村さんからもらうの?」
京介「多分な。それがどうかしたか?」
赤城「くっそ…なんてうらやましい。な、なぁ俺にもくれるように頼んでくれねえか?」
京介「お断りだ。なんで俺がお前のチョコを工面せにゃならんのだ」
それでなくても恐らくこいつは多くのチョコをもらうはずだってのに。
腹の立つ野郎だ。
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:56:03.16 ID:ksT4xBedO
乙乙!
麻奈実いいよー
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:57:27.85 ID:l0KsgxjR0
しえんしえん
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:59:04.26 ID:HrBH2uSF0
794 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 20:59:08.67 ID:KsRycRTT0
赤城「そんな怖い顔すんなよ。ほんの冗談だって」
京介「話はそれだけか?」
赤城「…お前、田村さんのことになると不機嫌になりすぎだろ」
京介「うっせ、ほっとけ」
しかし、バレンタインか…あやせたん俺にチョコくれたりしないかな?
2/14夕方
京介「麻奈実、さっさと帰ろうぜ」
麻奈実「うん。きょうちゃん、今日は私の家に寄ってもらってもいい?」
京介「おう、わかった」
こいつが俺にチョコをくれるのはもはや恒例行事となっているので何も言わなくてもわかってしまう。
京介「今年はどんなのにしたんだ?」
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 20:59:24.64 ID:e7ziZJiNO
超絶支援
796 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:03:34.97 ID:KsRycRTT0
麻奈実「あと少しだからもうちょっと待っててね」
京介「おう」
いつもならこのままここで麻奈実の作ってくれたチョコを食べながら、ひとしきりのんびりした後帰宅するのだが、今年は違った。
婆ちゃんが出してくれた茶をすすりなが麻奈実を待っていると、
「さっさと帰ってこい」
と、桐乃からのお達しが届く。
麻奈実「おまたせ〜、きょうちゃん」
京介「悪い。なんか桐乃が早く帰ってこいって言っててさ、のんびりしてられないみたいだからそれ包んでくれるか?」
麻奈実「そっかぁ、それじゃあ仕方ないね。ちょっと待っててね」
麻奈実から、丁寧に包装されたチョコを受け取ると俺は少し早足で自宅へと向かう。
しかし、なんなんだ?俺に用事でもあんのか、桐乃のやつ。
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:07:31.97 ID:M9eASwLCO
桐乃、麻奈実にも麻奈実のチョコにも手を出したら許さんぞ
798 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:09:06.86 ID:KsRycRTT0
帰宅の途中でさらに携帯がなる。
京介「誰だ?」
携帯の画面にはあやせの文字。
うおおおお!?これはまさか、まさかひょっとするとひょっとするのか?
あやせ『いつもの公園で待っています』
京介『すぐ行く』
こうしてはいられない。桐乃には悪いがこれは…そう、いわば不可抗力だからな。
公園に着いてみるとあやせはひとりベンチに座っていた。
京介「悪い、待たせたか?」
あやせ「いえ、気にしないで下さい」
京介「そうか、で今日はどうしたんだ?」
半分答えのわかった質問をわざと投げかける。
あやせ「いつかの人生相談のお礼です。受け取ってもらえますか?」
京介「当たり前だ。いやぁ、しかしあやせから貰えるとは思わなかったぜ。やっぱりあやせは俺のこと…」
799 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:13:32.26 ID:KsRycRTT0
あやせ「ここに置いておくので後で回収して下さいね」
京介「ちょ、ちょっと待って!?いくらなんでもそれはひどいだろ!?お、俺が悪かった!!」
甘い言葉はこの際我慢しよう。せめて、せめて手渡しで……。
あやせ「う…仕方ないですね。お兄さん、いつもありがとうございます。これからも人生相談よろしくお願いしますね」
そう言って、ぽっと顔をあからめてチョコを渡してくるあやせマジ天使。
あやせとの別れを惜しみながらも俺は自宅へと歩を進めた。
これ以上遅くなったら、桐乃に何をされるかわかったもんじゃないからな。
京介「ただいま」
帰宅して玄関をあけると、すぐさま甘い匂いが鼻をつく。
京介「ん?この匂い…チョコレートか?」
沙織「おかえりなさいませご主人様!」
京介「沙織!?なんでおまえがここに!?」
黒猫「…私もいるわ」
京介「お、お前ら…なんでうちにいるんだ?」
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:17:22.78 ID:WDslKEM7O
支援支援支援しえーん!!
801 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:17:40.61 ID:KsRycRTT0
沙織「実は普段お世話になっている京介氏にバレンタインチョコのプレゼントでござる!」
黒猫「別に他意はないのよ…勘違いしないでちょうだい」
これでこそ、俺の今までの苦労が報われるというもの。
沙織の送ってきた同人誌でえらい目にあったり、黒猫と桐乃の緩衝剤になってやったり…
思い出したら泣けてきたぜ。
黒猫「ふっ…あまりの感動に涙がでてしまっているようね」
もう、そういうことでいいよ。
お前らのしてくれたことがありがたいのは確かだからな。
沙織「では京介氏、いつもいつもありがとうでござる。これはその気持ちです、受け取って下され」
黒猫「わざわざあなたのために作ったのよ。むしろあなたが感謝なさい」
京介「ありがとな、お前ら」
じわりと浮かんだ涙を袖で拭う。
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:18:44.64 ID:pKjVzwpy0
ふふふ...紫煙よ
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:21:44.79 ID:M9eASwLCO
804 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:22:15.72 ID:KsRycRTT0
京介「…あれ?そういえば桐乃はどうした?」
黒猫「あぁ、あの子は部屋に引きこもってるわ。よほど恥ずかしいのね」
沙織「まあまあ黒猫氏、きりりん氏はあれでも勇気を振り絞ったのですよ」
京介「なんのことだ?」
沙織「ふふっ、それは京介氏がご自分の部屋に入ればきっとわかりますぞ」
黒猫「私たちはこれでお暇するわ。あまり遅くなってもいけないから」
京介「なんだもう帰るのか?」
黒猫「ええ、私の目標は達成されたのだから」
沙織「私も自宅までは距離がありますゆえ」
京介「そうか。今日はありがとな、こんないいものもらっちまって」
沙織「さきほどもいいましたが、それは日ごろのお礼ですから、どうかお気になさらず」
黒猫「…それじゃあまた」
京介「おう、またな」
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:22:54.00 ID:jgHPwOGCO
わっふるわっふる
806 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:26:56.19 ID:KsRycRTT0
さて、沙織は俺の部屋に入ればわかると言っていたな。
これがエロゲだと自分にリボン巻いた桐乃がでてきそうな……いかん、なんて想像してるんだ俺は。
全力で邪な妄想を振り払い部屋のドアをあける。
すると、机の上に一つの袋が見えた。
京介「これ…か?」
そこにあったのは、「兄貴へ」と書かれた紙と桐乃からの精一杯の感謝の印だった。
京介「あいつ…ありがとな、桐乃」
おそらく隣で聞き耳を立てているであろう妹にそう呟く。
さて例年に反して今年は大量のチョコが頂けたわけだが、これはどうするべきか。
一気に食べるには多すぎるし、冷蔵庫に保存してお袋にあれこれ言われるのも避けたい。
京介「まあいいや。とりあえず開けてみるか」
麻奈実のチョコを開けてみる。
京介「へぇ、あいつ、今年は和菓子にしたのか」
飴細工で細やかな飾り付けがしてある。さすが和菓子屋の娘だ。
次いであやせのチョコを開けてみる。
京介「お、これ生チョコってやつか?」
あやせらしい、上品な感じのするチョコだな。
さらに黒猫と沙織のチョコを開ける。
807 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:30:28.47 ID:KsRycRTT0
京介「うお!黒猫のは猫の形になってやがる!沙織は……なんで眼鏡なんだ?」
黒猫は持ち前の器用さで猫の形をしたチョコを用意していた。今更だけどあいつすげえな。
沙織に関しては何も言うまい。俺にはあいつがわからないよ
京介「さて、最後は桐乃か」
最後に桐乃のチョコを開ける
京介「これは…?メダル?」
そこにはメダルの形をしたチョコが一枚収まっていた。
ちょうど表彰に使われそうなサイズである。
なんでメダル?まぁあいつの気持ちはわかったし、なんだって嬉しいよ、俺は。
京介「こうしてみると、チョコにさえあいつらの個性が表れてんな。個性強すぎだろ」
ははは、と声をあげて笑う。
桐乃のは正直よくわかんないけど。あいつが陸上やってるのと関係あるのかな。
808 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 21:33:22.49 ID:KsRycRTT0
そして再びすべてのチョコを見回してみると、その全てに手紙が入っていることに気づいた。
京介「ん?まさか愛の告白とかか〜?まいったね」
と浮かれながら手紙を手に取り読んでみると、そこには…
「一応感謝の印のつもりだけど、あんたもありがたく思うこと。あとホワイトデーは倍返しが基本だから」
「あやせちゃんからほわいとでーは倍返しが当然だと聞きました。期待しちゃってもいいよね?」
「人生相談のお礼です。ですが、ホワイトデーには…わかってますよね?」
「あなたがこの手紙を読むことで契約は成立したわ。ホワイトデーは覚悟なさい」
「いつもお世話になっているお礼です。しかしホワイトデーは別腹でござる!」
京介「」
おわり。短くてごめんね
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:43:17.21 ID:l0KsgxjR0
わっふるわっ・・・おつ!
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:45:45.33 ID:4ydIboiVO
乙
京介爆発しろ
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:47:22.44 ID:M9eASwLCO
乙!
京介俺と代われ!
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:52:26.91 ID:ksT4xBedO
乙乙
黒猫が「貴方、どれから食べるつもりかしら?」と詰め寄ったり、
桐乃が自分の出来の悪いチョコと他のを比べて拗ねちゃう続きをリクエスト(´・ω・`)
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:52:27.48 ID:ZW5RkKkBO
京介妹さんをください
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 21:57:24.72 ID:M9eASwLCO
815 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 22:04:04.72 ID:KsRycRTT0
>>812 ちょっと闇鍋後回しににしてそれ書いてくるわ
√分岐って形でいい?
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:08:14.94 ID:ksT4xBedO
ワーイ
書いてもらえるならなんでもいいお
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:10:11.71 ID:Rd5Fz7/4O
乙
バレンタインはまだまだ戦えるな
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:36:20.83 ID:l0KsgxjR0
ほしゅ
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 22:41:02.99 ID:2GJ0amNc0
まだ黒猫成分が足りない
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:01:43.27 ID:s/UFLHaR0
たまにはフェイトさんのことも思い出してあげて下さい
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:04:33.80 ID:n7mHZC/y0
フェイトさんアニメでは就職できてよかったね
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:06:30.60 ID:M9eASwLCO
>>821 原作じゃ高校生にたかるフリーターだもんなwww
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:07:18.32 ID:ZW5RkKkBO
ダメな時ほど輝くのがフェイトさんの魅力なのに
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:19:00.12 ID:KsRycRTT0
>>804からの派生だよ。書けたから投下していくよ
すごく短いけど許してね
825 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:21:54.95 ID:KsRycRTT0
京介「あれ?桐乃はどうした?」
黒猫「あぁ、あの子は部屋に引きこもってるわ。よほど恥ずかしいのね」
沙織「まあまあ黒猫氏、きりりん氏はあれでも勇気を振り絞ったのですよ」
京介「なんのことだ?」
黒猫「……ところであなたが持っているそれは何かしら?」
京介「あぁ、これか?これは帰ってくる途中に麻奈実とあやせから貰ったんだ」
黒猫「………」
京介「どうした黒猫?渋い顔して」
黒猫「…なんでもないわ」
沙織「はっはっは!京介氏は意外にもおもてになるのですなぁ!」
京介「い、いやぁそんなことねえよ。っていうか意外にってなんだ」
悪かったな地味面で。
桐乃「え?嘘でしょ?」
京介「…嘘じゃない…!俺はお前が好きだ!」
桐乃「…///…キ、キモっ…何言っちゃってんの?」
やっぱりそうなるよなー。
俺はため息をつく。てか告白してきた相手に「キモっ」はないだろう。
桐乃「で、でもそうねー…///アンタがそこまで言うんならデートぐらいしてあげてもいいケド」
すまんノープランで書いた。
どうしよう
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:25:28.78 ID:ksT4xBedO
書き貯めてから投下
よい子の約束だぞゾ!
828 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:25:56.87 ID:KsRycRTT0
沙織「いやいや、謙遜など必要ないですぞ?ここにいる黒猫氏だって京介氏を狙って…」
黒猫「さ、沙織!あなた何を!?」
京介「?」
黒猫「な、ななな、なんでもないの。沙織、それ以上言うと呪うわよ」
沙織「ははは、ほんの冗談でござるよ」
京介「?…まぁ、いいや。せっかく来てくれたんだ、茶でも出すから飲んでってくれよ」
黒猫「そう?ならありがたく頂戴するわ」
沙織「いいのですか?」
京介「おう、気にするな」
沙織「ではお言葉に甘えて。では、拙者はきりりん氏を呼んでくるでござる」
黒猫「私も行くわ」
そう言って、二人は二階へと上がっていく。
呼びに行くだけなら一人で十分だろうに。
しばらくすると沙織達が桐乃を連れて戻ってきた。
830 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:30:55.17 ID:KsRycRTT0
京介「えらく時間がかかったな」
沙織「申し訳ありませぬ。少々説得に時間を要しまして」
京介「説得?」
俺が不思議に思っていると黒猫が桐乃に何かを催促する。
黒猫「ほら、さっさとなさいな」
桐乃「……」
おずおずと前に出てきた桐乃は何か袋を持っていた。
ここまでくればいくら鈍い俺でもわかる。こいつが…?俺に?
桐乃「……いつも…ありがと。感謝してるから…その…上手にはできなかったけど……これっ!」
恥ずかしがりながらも手に持った袋を差し出してくる桐乃。
京介「桐乃…………ありがとな」
桐乃につられて俺まで顔が赤くなってしまう。
別に桐乃が妙にかわいかったせいじゃないよ?
831 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:35:13.47 ID:KsRycRTT0
京介「さ、さて…お茶も入ったし…せっかく貰ったんだから、今開けていいか?」
黒猫「…好きになさい」
沙織「構いませんぞ。是非開けてくだされ」
桐乃「……」
順に袋を開けていく。
麻奈実は和菓子
あやせは生チョコ
黒猫は猫の形をしたチョコ。
沙織は…眼鏡?
桐乃は…うん、大事なのは味だよ?
京介「まず、ひとつ聞いていいかな、沙織?」
沙織「はい、なんなりと。」
京介「これはどういう意味なんだ?」
沙織「あぁ、それはきりりん氏に京介氏は眼鏡フェチだと教わったものですから。喜んでいただけましたかな?」
…もはや俺にプライバシーは存在しないのか。
832 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:38:04.37 ID:KsRycRTT0
黒猫「…ところであなた、どれから食べるつもり?」
京介「えっ?」
沙織「それは拙者も気になるでござる。ここで一番最初に選ばれるということは、それすなわち京介氏の気持ちが一番その方に向いているということ」
桐乃「!!」
京介「い、いやいや!そんな無茶苦茶な!?」
黒猫「当然私のチョコよね、兄さん?」
沙織「いやいや、ここは京介氏の性癖的にストライクの眼鏡チョコが!」
桐乃「あんた、あたしのチョコが食べられないっての?」
京介「か、勘弁してくれ!」
結局、俺は全てのチョコを同時にかじるという荒業によってこの窮地を切り抜けた。
切り抜けたのだが……
京介「…………やばい。超腹痛い。毒でも盛られたのか?」
おわり
833 :
【大吉】 :2010/12/01(水) 23:41:33.52 ID:YioBZHc90
乙!
乙
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:45:28.84 ID:ksT4xBedO
乙!よかった
ありがとう(´∀`)
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:46:19.08 ID:VP3t14/60
乙
京介粉みじんになれ
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 23:47:44.14 ID:M9eASwLCO
乙!
838 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/01(水) 23:48:54.04 ID:KsRycRTT0
ふぅ、オワタ。今日はもう寝る
一応トリもつけておいたのでまとめの人よかったら利用してください
ちなみに1スレ目
>>2氏で纏めてもらってる野郎です
みんなおやすみ
839 :
加奈子大好き:2010/12/01(水) 23:51:50.20 ID:/cgdRAuIO
加奈子SS少なすぎワロエナイ。
加奈子「マネージャー揉んでー」
京介「……お前何言ってんの?」
加奈子「連日仕事で身体中こってんだよ。つかマネージャーロリコンだからいいじゃん。合法的にさわれんだしよ」
京介「俺はロリコンじゃねぇよ!」
加奈子「ああ、じゃあカナコンか。ぷぷ、それつまりロリコンじゃね? ウケるー」
京介「カナコンって何だよ! そもそもなんでお前は俺の部屋にいて、俺のベッドで寝てんだよ」
加奈子「だって暇だから来たら桐乃いねーしよー」
京介「アポなしで来る方が悪い。つか桐乃の部屋で待ってろって言っただろ」
京介「アポなしで来る方が悪い。つか桐乃の部屋で待ってろって言っただろ」
加奈子「だって暇なんだもんよー」
京介「知らんがな……」
加奈子「……」
京介「……」
加奈子「それ何食ってんの?」
京介「ブルーベリーヨーグルト」
加奈子「美味そうじゃん。ちょうだーい」
京介「仕方ねぇな。……ん」
加奈子「ん……、ちゅ……ぴちゃ……んぐ……ぷはっ。……結構イケんじゃん」
京介「だろ?」
END
言い忘れてた。◆5yGS6snSLSFg氏乙です
842 :
【大吉】 :2010/12/01(水) 23:54:28.07 ID:NunUT9/K0
乙〜
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:09:20.32 ID:lrU3fGZf0
乙です〜
擬音がエロイw
乙
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 00:33:07.27 ID:r0UvPbAuO
>>839なんだけど、加奈子の京介に対する具体的な呼び方ってあったっけ?
あったら教えてください
>>845 ない。
そもそも、存在自体「桐乃の兄」としか認識してないし接してない(マネージャー時は変装してるし新人マネージャーAとしか見てない)
はず
>>846 d。だよな。だから京介と加奈子の絡みは完全に妄想です。
ちなみに
>>840は口移しです。わかりづらいかw
SSスレにいると桐乃派に洗脳されていく不思議
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 01:46:21.98 ID:1E+jVbZ0O
wikiは携帯だと表示崩れるのが残念(´・ω・`)
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 01:49:32.95 ID:QIsEankb0
>>849 そこはエロパロスレの保管庫だろ
エロSSも専用のページを作れば問題ない
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 01:55:10.06 ID:0WEPYL0WO
このスレ埋まるまでにあと一個くらい書きたいなぁ
>>851 ああ、本当だ。エロパロwikiに載せるのは確かに違うね。
でもそれを言うならむしろエロパロスレで書くSSだと思うんだけどねぇ
なんかここと毛色が違いすぎて個人的に嫌だったんだ
まぁ、管理人さんに判断してもらおう。スマンカッタ
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 02:11:47.64 ID:8BQ+rb3F0
黒猫成分が足りない
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 02:14:16.65 ID:1E+jVbZ0O
黒猫成分の人、遅くまで乙です
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 02:59:40.02 ID:B+Pu3UTw0
わたくしとしてはあやせ成分がたらなくてよ?
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 04:41:08.78 ID:DpuSjmKVO
あやせ欠乏症だわ
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 05:22:22.12 ID:DpuSjmKVO
ほす
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 07:18:23.94 ID:DcM788ssP
個人的にいやだから削除してくれってなんなのこいつ
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 07:35:47.92 ID:KezIIbQH0
エロが嫌ならR-18注意とか欝注意とかタイトル横に書けば良いのでは?
あと京介×誰々ってのは良いとして、内容については記載しなくて良いんじゃないかな
って思うのは俺だけ?
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 07:39:12.55 ID:eyXen5jDO
コピペの
以下スルーヨロ>>ALL
と同じくらいのレベルの不快感
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 08:55:14.37 ID:TAi0myP30
あの...あやせさんはまだでしょうか...
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 08:56:54.20 ID:dud3FftA0
うちの兄貴と高坂先輩のからみもお願いします
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 09:09:09.22 ID:KezIIbQH0
ブリジットSSはまだか
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 09:43:07.11 ID:1E+jVbZ0O
>>860 内容はあった方が探すのに便利かな
でもいまのはちょっと簡潔すぎるかも…(´・ω・`)
エロかどうかは俺も特に気にならないけど、そもそも関係ないのスレのまで載せるのだっけ?という気はするな〜
このスレのだけでいい気がするが
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:07:47.45 ID:oITumxNTO
エロSS書かれて真っ赤になって怒るあやせを想像した
関連スレURLのところにまとめページへのリンク置いてみたよ
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:20:23.71 ID:PPjdWote0
おはよう。なんかスレ埋まりそうだね
最後になりそうだしリクという名のネタ援助カモーンщ(゚Д゚щ)
闇鍋もちゃんと使うよ
桐乃と京介の幼少時代
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:29:06.39 ID:mMKb6Swc0
あやせと桐乃のWヤンデレ化
京介が同人デビューのネタがどう見てもあやせで
>>867な状態
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:36:56.90 ID:KezIIbQH0
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:48:47.67 ID:yirPR/BNO
麻奈実がクリスマスの空気にのまれてうっかり京介に告白しちゃう話。
当然ハッピーエンドで……分かるな?
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 10:51:54.19 ID:KezIIbQH0
それを見ていた黒猫と桐乃が後ろから・・・
「兄さん・・・」
「兄貴・・・」
ドスッ ドスッ
こうですか、わかります
「ひどいよ兄貴! 自分だけ幸せになろうなんて」
馬乗りで刺されるんですね、分かります(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>866 ここが俺妹SS本スレって訳でもないんだし、
このスレが落ちてもSSスレ自体はでてくるだろうから
他のスレも纏めていったので良いんっじゃないかな
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 11:22:05.91 ID:yirPR/BNO
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 11:42:12.30 ID:1E+jVbZ0O
>>876 >>709 らしい
まぁもう載ってるからいいんじゃないかな
ふと思ったけど、次スレ行くのかな
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 11:54:31.34 ID:0WEPYL0WO
>>875 niceboat
次スレは俺妹SS総合とかで立てれば?
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 11:59:19.12 ID:KezIIbQH0
正直このスレのSSだけがまとめられるべき、みたいな空気がある
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 12:01:15.28 ID:oITumxNTO
あやせ「中に誰もいませんよ」
桐乃「地味子うざい地味子うざい」
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 12:42:39.10 ID:TY81MIie0
黒猫「私の席がない…」
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 12:54:32.78 ID:KezIIbQH0
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 12:56:08.69 ID:0WEPYL0WO
ヤンデレブーム来てるw
桐乃「あたしも兄貴の彼女になりたかった!!」
京介「お前らとは所詮遊びなんだよ
ちょっと甘い言葉掛けただけでパカッと股開きやがって」
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 13:04:48.95 ID:KezIIbQH0
京介ェ・・・
ヤリチン京介は去勢されるべき
そんな京介は首から上だけ遠洋航海に出れば(・∀・)イイ
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 13:34:48.16 ID:oITumxNTO
かな〜しみの〜
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 13:40:34.05 ID:AaaxbexO0
京介飛散しろ
ヤンデレって聞いて五寸釘ヤンデレドラマCD思い出した
たしか声京介と同じだった希ガス
声ありませんでした
パロディの主人公と勘違いしてた
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 14:35:44.04 ID:yQf1sdgL0
このスレ続けるなら製速いかね?
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 14:38:24.77 ID:QIsEankb0
製速は人が減って最終的には過疎る
適当にたったスレをwikiに収録して適当にこのスレみたいな状態になるスレがまた生まれるだろう
そういえば、前の無視スレの分は収録してあるの?
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 14:45:22.00 ID:EgntYV68O
桐乃は排除型ヤンデレではなく自分に自信があるわけだし調教型ヤンデレの方がありそう
897 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 14:53:20.56 ID:PPjdWote0
次スレ行くかはわからないけど俺が書くのはとりあえずこれで終わりだよ
もし次スレがたつようなら、たま〜にお邪魔させてもらって書きたいとも思う
ところで現状で、SS書いてくれてる人って何人いるんだろう?
さて、最後ってことで時系列もへったくれもない番外編みたいなお話だよ
このスレが埋まると困るので見切発車だけど投下してくよ
闇鍋の意味合いがちょっと違うけど許してね
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:01:18.71 ID:yirPR/BNO
期待
899 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:03:06.25 ID:PPjdWote0
沙織「第一回!京介氏争奪大闇鍋大会ぃ〜〜」
桐乃「…」
黒猫「…」
麻奈実「わ〜、なんか凄そうな名前」
あやせ「楽しみですね、お兄さん」
京介「…この際そのネーミングはいい。とりあえず俺を自由にしてくれ」
あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ
今日は休日で親も出かけているし、自宅でのんびり昼寝を楽しんでいたと思ったら、後ろでに手錠をかけられた上、椅子に拘束されていた。
あ、ありえねーと思うが云々。
しかも目の前には鍋の用意までされている。
あやせ「駄目ですよお兄さん。そんなことして、お兄さんが逃げちゃったらどうするんです?」
そう言って光彩の消えた瞳で見つめてくるあやせ。
こわい!こわいよこの子!
っていうかいつもと逆だろ!?なにかされたら困るから手錠使ってたんじゃなかったの?
900 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:07:23.68 ID:PPjdWote0
京介「に、逃げねえって。桐乃からも何とか言ってくれよ」
桐乃「うっさい。あんたはそこで黙って座ってればいいの」
京介「いやいや!?まずはこの状況の説明をだな!」
沙織「ではそれに関しては僭越ながら拙者から」
さすが沙織!こんなとき頼りになるのはやはりお前だ!!
そしてあわよくば俺の拘束をといてくれ。
沙織「京介氏の態度があまりにもあっちへふらふら、こっちへふらふらとしているものですから、腹に据えかねた女性陣が『それならば勝負で決めてしまおう』というわけになったのでござる」
京介「俺の疑問に対して何一つ答えが返ってきてねえ!?それどころか更に疑問が増えたぞ!」
だが、とりあえずお前らが何かしら怒っていることはわかった。
俺、生きて帰ることができるだろうか…
黒猫「鈍い雄ね。そんなことだからこんな事態になってしまったということがわからないの?」
京介「ぐ…悪かったな。じゃあその鈍い俺にもわかるように説明してくれませんかね?」
黒猫「う…そ、それは……沙織、あなたにまかせるわ」
沙織「いやぁ、瑠璃ちゃんは照れ屋さんですなぁ。ではひきつづき拙者がご説明を」
やっとこのありえない事態の詳細を把握することができる。
問題を解決するにはまず事態の把握が大切だからな。
901 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:11:14.38 ID:PPjdWote0
沙織「え〜、実はここにいる方々は全員京介氏に惚れておりまして」
京介「ストォォォップ!!なんだって!?俺に惚れてる!?」
沙織「何を驚いておられるのですか?あっちへ行ってはフラグを立て、こっちへ行ってはフラグを立てを繰り返してきたのは京介氏ではないですか」
京介「立ててねえよ!」
麻奈実「きょうちゃん、ふらぐってな〜に?」
京介「気がむいたら説明してやるから、今はちょっと静かにしててくれ」
くそっ、なんなんだこの展開は。
突っ込みどころが多すぎておかしくなりそうだ…こんな時、真壁君がいてくれたら…。
沙織「続けてもよいですか?」
京介「おう、もう好きにしてくれ…」
もう突っ込む気もおきねえよ…。
沙織「はいでござる。え〜、このままでは京介氏の取り合いが発生し、いつどこで誰がヤンデレ化するとも限りません。そこで!闇鍋大会を開き、その勝者が京介氏を手に入れるというイベントを開いたわけです」
京介「だいたいの経緯はわかった。色々とありえないが今はそれを受け入れよう。だが闇鍋でどうやって勝敗を決めるつもりだ?」
902 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:15:53.99 ID:PPjdWote0
桐乃「それはあんたが決めんの」
京介「えっ?」
あやせ「私たちが用意した物をお兄さんに食べてもらって、一番気に入ってもらえた人がお兄さんを手に入れるんです」
京介「えっ?えっ?何?闇鍋って言っても食うのは俺だけなの?」
麻奈実「そうだよ〜、私も頑張って作ったんだから」
京介「うおおおお!離せ!俺をここから解放しろ!俺はまだ死にたくないいいいいいい!!」
麻奈実「ひ、ひどい…きょうちゃん。そんなに私の作ったの食べたくない?」
と、目をうるませる麻奈実。
な、なんだこれじゃあまるで俺が悪いみたいじゃないか。
京介「うっ…い、いやそういうわけじゃないけどよ……」
沙織「では!京介氏の承諾も得られたところで早速始めるでござる!!」
京介「待て!一体俺がいつ承諾した!?」
903 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:20:07.15 ID:PPjdWote0
沙織「ちなみに採点基準はネタ度、意外性、愛情の三つなのでそれを考慮して順位を決めてくだされ」
京介「人の話を聞け!っていうか採点基準に美味しさの項目がないのはなぜだ!?ちゃんと食えるもんなんだろうな!?」
半分涙目になりつつ沙織に問い詰める。
あと最後の愛情ってなんだよ!
あやせ「じゃあこの目隠しをつけてくださいね」
京介「あ、あやせ…一生のお願いだ…この手錠をはずし…」
あやせ「だめです♪」
そんなあやせの笑顔を最後に俺の視界はさえぎられた。
沙織「ちなみに、食べさせる順はランダムですから、最終的に何番目の方が優勝か決めてくだされ」
京介「…もう好きにしてくれ………」
沙織「誰のものかわかると困ってしまうので司会進行は拙者が務めさせていただきます。では一番目の方どうぞ〜」
904 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:27:19.07 ID:PPjdWote0
レンゲが俺の口にそっとあてられる。口を開けろってことね。
口を開けると口の中に何かが放り込まれる。
うん、これとんかつだ。鍋につかってたせいかべちゃべちゃになってるけど。
くそっ、これ鍋にする意味なんてねえだろ…。普通に食わせてくれよ……。
とんかつには玉ねぎとしそが挟まっていた。
そのため、これを作ったのは麻奈実だと容易に想像がつく。
京介(あ〜、そういえば俺これ好きだって言ったことあったな。覚えててくれたのか。…愛情の採点基準はこういところでいいのか?)
…なんで俺は冷静に採点してるんだ……。
どうやら視界が遮られたことによってナチュラルに抵抗を諦めていたようだ。
沙織「採点の方はおすみですか?では二番目の方どうぞ〜」
再び口にレンゲがあてられる。
出汁の匂いのせいか、具の匂いがほとんどわからないため超怖い。
…なんかねばねばしてる。なにこれ?
食感とかはオクラに近いけど明らかに塊がでかいし、少し酸味があるようだ。
まさか腐ってるわけじゃないよね?
905 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:32:23.81 ID:PPjdWote0
沙織「あ、言い忘れましたが、何番目に何を食べたかは後で発表させて頂きますので、その後採点をお願いするでござる」
誰か助けて…
沙織「では三番目の方どうぞ〜」
……これは……口の中がしゅわしゅわするし甘ったるい………。
一応固形物も探してみるが見つからない。
京介(誰だよ…ラムネ入れたやつ……出汁とまざってえらい味になってんじゃねえか。吹き出さなかった自分を褒めてやりたい)
沙織「では四番目の方どうぞ〜」
次はなんだ?と待ち構えていると、突然誰かが俺の膝にすわる。
と、同時に周りが少しざわめく。
沙織の言ってたことが真実なら抜け駆けしやがってこの野郎ってところか?
自転車で二人乗りの際に、荷台に座る女の子のような座り方をイメージしたが、多分その座り方であってるだろう。
俺が戸惑っていると問答無用とばかりに口内にレンゲを押し込まれる。
あれ?ちょっと美味い。ひょっとしてウニか?
でもウニともちょっとちがうな。なんだろこれ。
906 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:41:17.19 ID:PPjdWote0
沙織「では最後の方どうぞ〜」
…あれ?
しばらく待ってもなにもこない。
…猛烈に嫌な予感がする、えらいものを食わされる予感が。
俺が恐怖におののいていると、再び誰かが俺の膝に座る。
しかも今度は恐らく俺と向き合うような恰好でだ。
京介(おいおい!?誰だこんな…)
と、俺の思考はそこで強制的に中断させられた。
俺の口に何か柔らかい物が触れたからだ。
俺が何かを喋るため口を開こうとした隙に口内に何かを流し込まれる。
京介(ぐぅぅぅぅぅぅっ!…こ、これはまさか…!)
正直、口の中の物の味などよくわからない。
俺がやっとの思いで冷静さを取り戻したころには、食い物はすでに胃へと消え、やたらと甘ったるい後味だけが残っていた。
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:43:12.41 ID:1E+jVbZ0O
しえん
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:43:58.35 ID:Spj/cTfz0
イイヨイイヨー
909 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:45:15.14 ID:PPjdWote0
・
・
・
沙織「途中えらいハプニングもありましたが、これで終了でござる。もう目隠しをとってもよいですぞ」
あやせ「お疲れ様です、お兄さん」
ああ、やっと終わった。…
沙織「ではお待ちかね!食材発表タイムでござる!」
京介「それ…どうしても聞かないと駄目か?」
黒猫「駄目に決まっているでしょう。どうやって採点する気なのかしら」
京介「へいへい…わかったよ」
沙織「ではエントリー1!とんかつ!!」
ああ、やっぱりな。
沙織「エントリー2!サボテン!」
さぼてん!?
サボテンなんてよく用意できたな………ちゃんと食用なんだろうな?そのサボテン。
沙織「エントリー3!ラムネ!!」
やっぱりか。鍋に液体入れるとか何を考えてるんだ?
飲む方のラムネかよw
固形物が見つからなかったのはサイズが小さくてレンゲの中で溶けたのかと思ってたじゃねーかw
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:49:13.65 ID:Spj/cTfz0
意図がまったくわからねえw
ラムネとサボテンは勝つ気ないだろ
913 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 15:50:50.98 ID:PPjdWote0
沙織「エントリー4!☆こと、ヒトデ!」
ヒトデ!?誰だかしらんがなんてもの食わせてくれるんだ!
…やっぱり聞かない方がよかった。
沙織「エントリー5!手作りチョコ!」
ははは、誰だよ。鍋にチョコとか。
あと、こいつとは何もなかった、何もなかったんだ。
沙織「さて、誰の具が一番ぐっときましたか?」
京介「誰のもこねえよ!まとも鍋の具が0じゃねえか!」
麻奈実「え〜、それは闇鍋だもん。仕方ないよ」
お前は闇鍋をなんだと思っているんだ。
あとこれは闇鍋とは言わねえ。嫌がらせって言うんだ。
黒猫「…どうでもいいから早く決めてくれないかしら」
あやせ「そうですよ、お兄さん。そもそもお兄さんが優柔不断だからこんなことになったのに、ここでも決められないんですか?」
こうなったのは絶対に俺のせいじゃないという自負があるんだが、今ここでそれを言うと俺の人生はここで終了するだろうな。
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:52:25.87 ID:yirPR/BNO
とんかつ一択だろ? な?
つか京介俺と代われ
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 15:52:35.45 ID:Spj/cTfz0
wktk
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:02:12.07 ID:QIsEankb0
>>914 なぜ京介の好みを把握してるのが麻奈実だけだと思うんだ?
とんかつは黒猫かもしれぬ
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:04:27.57 ID:yirPR/BNO
>>916 !!!!
くっそ……最高の良妻賢母か最低のウザ女か…………
919 :
さるった…もういやだ ◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 16:04:37.80 ID:PPjdWote0
俺が必死にこの場を切り抜ける方法を探す。
…あれ?これ詰んだんじゃね?
誰を選んでも俺が刺される未来しか見えないんですけど。
沙織がこの大会はヤンデレ化防止のためとか言ってたけどもう手遅れだよね?
俺生存√を探して女性陣を見上げると、みな一様に息をのんで俺の動向をうかがっていた。
どうでもいいいけど、沙織…お前いつのまに眼鏡とったんだ?
仕方ないここはこう言うしかない。
俺はキメ顔を作りこう言ってやった。
京介「俺はお前たちのうち誰かを選ぶなんてできない。だから…だから、お前たち全員俺の嫁にしてやる!お前らみたいな美少女なら大歓迎だ!!
俺に惚れてるんだろ!?だったら文句は言わせねえ!!ふははははは!!これで高坂京介専属ハーレムの完成だ!!」
もうど〜にでもな〜れ〜。
あやせ「…仕方ないです。とりあえず今回はそれでいいです」
黒猫「仕方ないわね。しかし、覚えておきなさい優しすぎるのは罪よ」
麻奈実「うん、きょうちゃんならそういうと思ってた」
沙織「京介さんがそうおっしゃるなら私はどこまでもついていきます。責任はとっていただきますが」
桐乃「チッ…」
なんか知らんが……助かったか?俺は無事俺生存√を選ぶことができたののか?
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:07:19.00 ID:yirPR/BNO
>>917 麻奈実以外で京介の好み知ってるとなると妹じゃね?
921 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 16:08:18.46 ID:PPjdWote0
黒猫「…それはそうとあなた。あんな抜け駆けは卑怯ではなくて?」
桐乃「そ、それは…もとはと言えば、最初に抜け駆けしたのはあんたじゃん!」
黒猫「う…あれは体が勝手に動いただけでわざとでは……」
沙織「お二人とも?まずは私たちに謝るのが先ではないですか?」
あやせ「そうですよ?黒猫さんはまだしも…桐乃?あれはどういうつもり?」
桐乃「あ、あやせ!?あれはくぁwせdrftgyふじこl」
麻奈実「まぁまぁ、みんな仲良くしないとだめだよ〜。」
京介「もうわけがわからん。でも、もう終わったんだろ?なら誰かこの拘束をといてくれ」
沙織「あら?すいません、京介さんのことすっかり忘れていましたわ」
ひでぇ…仮にも今回の騒ぎって俺争奪じゃなかったの?
>>918 どうでもいいけど
他キャラ貶すなよ地味子厨
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:10:24.72 ID:1E+jVbZ0O
お菓子じゃなくラムネ飲料の方かw
いい意味で作者は斜め上行ったなw
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:11:58.71 ID:ix4szCDO0
4番が黒猫で5番が桐乃か?
925 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 16:12:26.61 ID:PPjdWote0
あやせ「あなた達、今回はお兄さんの手前許してあげますけど、次やったらいくら桐乃でもぶち殺しますよ?」
かわいそうに。桐乃と黒猫は完全に怯えてしまっている。
どれくらい怯えているかと言うとあの二人が互いに抱き合って震えるくらい怯えている。
京介「……ん?ちょっと待て。あやせ、今何て言った?え?次があるの?」
麻奈実「うん。ケンカはいけないから一週間ごとにきょうちゃん係決めたらどうかなって私が提案したの」
沙織「そもそも、最初にお伝えしたでしょう?“第一回”と」
そんな…ってことはこれが一週間ごとに開催されるの?
はたして俺の精神はいつまでもつのだろうか…。
あやせ「次は私を選ばせて見せます!なんせ私はお兄さんにプロポーズされたこともあるんですから!!」
黒猫「ククク、それが何の意味を持つというの?それに私は同じ学校、同じ部活に所属しているのだからあなた達より接する時間は多いのよ?」
麻奈実「それなら、私は同じクラスだし、幼馴染だよ〜?」
沙織「う…こうなったら私はもう脱ぐしか……」
桐乃「あんたら、甘いわね。兄貴はシスコンなんだから、妹のあたしが一番有利に決まってんじゃん。ねっ、兄貴!!」
京介「」
おわり
乙
もっと読みたいでござる
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:14:45.14 ID:yirPR/BNO
乙!
>>922 それもそうだつい好みで喋っちまったスマン
928 :
◆5yGS6snSLSFg :2010/12/02(木) 16:21:21.37 ID:PPjdWote0
リクエストくれとか言った割にほぼ無視しちゃってごめんなさい。
SS書いてくれた人、保守支援してくれた人、ネタくれた人、ありがとうございました。
とりあえず書くのは少しお休みしたい。
もし次何か書くときはもっとクオリティを高いものを作れるように頑張ります。
またどっかであったらよろしくね。
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:39:39.08 ID:TY81MIie0
乙、面白かった
次はもっとドロドロしたやつ頼む
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 16:43:45.32 ID:1E+jVbZ0O
乙
またネタ暖めて書いてくれ
お疲れ様ー
そろそろ「え?嘘でしょ?」なのがみたい
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:07:02.16 ID:bsBt5rIu0
京介「桐乃すまん。おまえのけーきたべちまった。」
桐乃「え?嘘でしょ?」
fin
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:35:03.94 ID:5MhHTDxXO
京介「桐乃すまん。おまえのメルルのEX人形の頭からポッキリ折っちまった。」
桐乃「え?嘘でしょ?」
fin
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:35:39.90 ID:bVZ5Qvxd0
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:39:41.88 ID:+V1lS2ZcO
京介「家が爆発した……」
桐乃「え?嘘でしょ?」
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:41:56.51 ID:8Bn2aXm9P
京介「エロゲばっかやってたら大学落ちて家から追い出された」
桐乃「え?www嘘でしょwww」
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:41:58.58 ID:1E+jVbZ0O
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 17:53:44.84 ID:7LFqybaLO
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:03:52.95 ID:8BQ+rb3F0
黒猫成分が足りない
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:06:13.93 ID:yirPR/BNO
麻奈実成分が足りない
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:09:07.37 ID:PPjdWote0
桐乃成分が足りない
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:18:04.96 ID:7LFqybaLO
おっぱい成分が足りない
最近vipにSSスレが増えてるけど、エロパロスレでやりゃあいいんじゃねーの?
あっちもシチュスレ以外のアニメになったスレだとガチエロSSなんて殆どないし
どういう経緯なんだろ
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:34:56.50 ID:kvvgAaSD0
最近とな
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:35:33.51 ID:yirPR/BNO
俺妹でおっぱい成分というと誰なんだ。
瀬名か。
沙織とかフェイトとか巨乳って明言されてたっけ。
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:45:04.92 ID:KezIIbQH0
瀬菜ちゃんと沙織くらいじゃなかったっかな
フェイトさんはそういう描写なかった気がする
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:49:40.23 ID:TukP0b200
フェイトさんはちっぱい
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 18:51:09.31 ID:7LFqybaLO
エロパロは台本形式にうるさいところ多いしまた違うんじゃね
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 19:36:10.00 ID:TukP0b200
ぱいぱい
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 19:43:10.93 ID:Mvx4LOhn0
フェイトさんは絶壁だったはずだな
沙織は藤原紀香と同じ3サイズ
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:05:18.22 ID:4qi04Vsi0
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:26:23.94 ID:7LFqybaLO
やっぱりおっぱい
桐乃「これで……全部よ……」
麻奈美「これが……」
黒猫「先輩の……」
あやせ「へぇええ…」
沙織「……では皆の衆…」
沙織「これより!京介氏の私生活用品オークションを開始するでござる!」
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:34:40.95 ID:PPjdWote0
期待
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:36:11.08 ID:KezIIbQH0
期待age
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:36:25.58 ID:yirPR/BNO
期待支援
沙織「ではまず一品目……」
沙織「京介氏の枕with枕カバー!」
麻奈美「きょ、京ちゃんの枕……!」
黒猫「先輩の…匂いが…!」
桐乃「いきなりとんでもないもん出してきたわね…」
沙織「500円からスタートでござる!」
あやせ「5000円!!」
ま・く・き「!?」
沙織「おーっとあやせ氏早速いったー!」
桐乃「あやせ!アンタあんな奴の枕がそんなに欲しいの!?」
麻奈美「そ、そうだよあやせちゃん!枕なんて皆もう持ってるものだよぉ!」
あやせ「桐乃とお姉さんには悪いけど…」
あやせ「己の欲に勝るものなんてないのよ!!」
き・ま「!!」
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:44:27.61 ID:DpuSjmKVO
もっと読みたいでござる!!!もっと読みたいでござる!!!
支援
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:46:01.39 ID:KezIIbQH0
いいねいいね
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:47:22.41 ID:DpuSjmKVO
しょうがないからあやせには俺のよだれたっぷり布団with枕カバーをやろう
沙織「さー5000円!5000円でござるぞー!」
桐乃「じゃ、じゃあ!」
あやせ「桐乃はお兄さんの枕がそんなに欲しいの?」
桐乃「ぐっ!」
あやせ「お姉さんも。必要ないと思うなら買うことないですよ」
麻奈美「あうう……」
沙織「5000えーん。誰もいないでござるかー?」
麻奈美「いっ…」
沙織「おっ。真奈美氏!」
麻奈美「一万円!」
き・あ「!!!」
沙織「なんとあやせ氏の倍をいったー!これは強い!」
あやせ「お姉さん……」
麻奈美「ごめんねあやせちゃん……」
麻奈美「でも…でも私だって!」
麻奈美「京ちゃんの臭いは渡せない!!」
あやせ「ぐっ!」
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:51:11.75 ID:DpuSjmKVO
ありがてぇ…ありがてぇ…!!
桐乃「(二人とも…あんなに必死に…)」
ナラワタシハイチマンゴヒャク!
ズルイ! ジャアワタシハイチマンゴヒャクゴジュー!
オネエサンノホウガズルイデスヨ! ゴヒャクゴジュウイチ!
桐乃「(わ、私も…!)」
桐乃「あ〜、そーいえば私。枕今無いのよね〜」
ま・あ「…………」
桐乃「ちょーどよかったし、今かおっかな〜…なんて」
ま・あ「タタカウキノナイヤツハ ウセロ!!」
桐乃「!!!」
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 20:58:49.41 ID:KezIIbQH0
カタコトなっとるwww
あやせ「負けられない…この戦いだけは!」
麻奈美「絶対に勝つ!」
桐乃「…………」
桐乃「(な、なによ……あんな奴のなんか)」
ワーワーギャーギャー
桐乃「(兄貴の…)」
桐乃「(兄貴の枕なんか!!)」
沙織「ただいま11332円!まだ上がるでござるぞ!」
桐乃「……まん…」
沙織「きりりん氏!」
桐乃「三万よ!!!」
ま・あ「ナ、ナンダッテー!!!!!」
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:01:08.53 ID:KezIIbQH0
桐乃wwwwww
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:02:06.69 ID:DpuSjmKVO
桐乃は買わなくても内緒で借りればいいだろwww
内緒でパンツくんかしてるぐらいなんだしなwwww
桐乃「(そうよあいつも言ってた!私はもう頑張らなくていいんだ!)」
桐乃「(別にこの日の為にアイドル活動の金貯めてたわけじゃないんだから!)」
桐乃「(でもちょっとなら!ちょっとならいいわよね!)」
桐乃「(そうよ!これはヒマつぶしよ!金がありすぎるから処理に困ってるだけよ!)」
桐乃「別にお兄ちゃんの枕が欲しいわけじゃないんだからああああ!!!!」
沙織「本音がダダモレでござるな」
お金な分だけエロパロのアレよかマシに思える不思議w
あやせ「桐乃ェ……」
麻奈美「妹ェ……」
桐乃「ふ、ふん!これでどうよ!あんたら!」
あやせ「(でも確かに三万は高すぎる!)」
麻奈美「(次を考えたら今ここで使うのはまずいよぉ!)」
沙織「さんまーん!三万でござるぞー!」
桐乃「ふふん!」
沙織「もういないでござるかー?」
あやせ「(残念だけど…)」
麻奈美「(もう……)」
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:07:52.00 ID:MBUdEijAO
次スレはいい加減パー速創作でやれよ
枕ならこの中のだれでも
新しい枕を買ってプレゼント→今の枕寝心地良さそうだからくれで多少強引でももらえそう
沙織「…もういないようでござるな」
桐乃「や、やった!!」
ま・あ「っ!」ギロッ
桐乃「あ、こ、これで今日もよく眠れるなーっ」
「…………………………」
「五万よ」スッ
桐乃「!!? 誰!?」
あやせ「あなたは……」
麻奈美「まさか……」
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:12:37.46 ID:DpuSjmKVO
これはお嬢様なのを利用して沙織が入札するなwwww
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:12:43.01 ID:yirPR/BNO
麻奈実ー、新しい枕やるよプレゼントだ遠慮するな
今までの枕もう要らないだろ? おっなんだ寝心地良さそうじゃないか
じゃあこれ俺が貰ってやるよ
私だ
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:15:46.92 ID:kvvgAaSD0
黒猫氏ェ・・・
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:15:47.56 ID:6URaqSsm0
五万wwwwww
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:15:55.11 ID:DpuSjmKVO
俺「あ…あやせたん、い…今、どどどんな枕して寝てるの?
え?花柄?いいねぇ…!お…俺もは、は、花柄だしと、とと取り替えっこしようね!フヒッwwフヒヒッwww」
これでどうとでもなるだろ
黒猫「私よ」
桐乃「く、黒猫おおおおおおおオオオオオオオオ!!!!!」
沙織「やはり、隠れてたでござるか…!」
麻奈美「五更さん…!」
黒猫「貴方らはツメが甘すぎる」
黒猫「オークションとはこういうものよ!」
桐乃「く、……うおおおおおおおおおおオオオオオオオ!!!」
あやせ「(………誰?)」
風呂入ってくる
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:17:50.84 ID:yQf1sdgL0
京介に還元されるのか?
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:20:01.60 ID:7LFqybaLO
生活用品が全部新品になる
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:25:45.17 ID:KezIIbQH0
これ埋まっちまうな
988 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:27:59.33 ID:l5swZBug0
もし次スレに行くなら、普通の俺妹SSスレみたいにスレタイつけてくれ。
あとまとめwikiは涼宮ハルヒのSS in VIPとかを参考にしたら良いと思う。
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:29:38.93 ID:8BQ+rb3F0
まだまだ黒猫成分が足りない
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:35:22.47 ID:MBUdEijAO
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:39:58.05 ID:1E+jVbZ0O
って言われるから今のスレタイでいいよ
あくまで雑談で
五更家にとってて5万は大打撃だろ
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:43:47.42 ID:8BQ+rb3F0
黒猫成分が足りない
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:45:31.36 ID:15LpXhTKO
何でDELL製キーボードの「カタカナ」が「カ夕カナ」なのはどうして
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 17:56:51.07 ID:ALwEeFND0
?
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 17:59:00.98 ID:B4o8xNKMP
それはね…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 18:02:48.35 ID:g0rCMk5+0
お前を食べちゃうためさーーー!!!
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 18:04:39.40 ID:h5t4gDzp0
ぎゃああああああす!!
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 18:04:41.28 ID:EMFV3fVt0
うぇーん パパっ!こわいーっ
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 18:05:49.34 ID:uN+1x9nX0
DELL頭巾ちゃん危ない!!!!!!!パン!パン!!
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/06(水) 18:07:37.61 ID:BBJVFR1uO
ンギモッヂィイイイイイ
だれか立ててくれ、今スレ立て規制かかってて立てられない
なら立てるけどスレタイも板も変えなくておk?
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:50:03.92 ID:Xhm8DxQ90
nagata_
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:50:45.79 ID:Xhm8DxQ90
na
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:50:58.22 ID:elqxquUQO
出島関「God's and death(ごっつぁんです)」
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/02(木) 21:51:01.03 ID:YG3/iQs9O
あ
1001 :
1001:
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
中学生 遊戯王 新ジャンル VIPで本格的にRPG作ろうぜ XBOX360
全力で釣られるのがVIPPERだろ!w ポケモン コテデビューする ら
が カレシと別れそう・・・ 初心者 鬱病♀だけど 彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪ き
っ 唇スレ mixi招待するお 釣った厨房に安価でメールwwwww ☆
こ さみしい・・・誰かかまって 425はどこも変えてなかった ピカ厨 自 す
う 時代の流れ デブきめぇんだよ 捨てアド晒してメル友 メンヘラ 殺 た
い VIPヌクモリティ 顔晒し 馴れ合いスレ 「〜だお」 コテ雑 し
き 今のVIPが嫌ならVIPから出てけww A雑 大阪VIPPER集まれ!!☆ ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール VIPでMMO ネタにマジレスの嵐 す
く 隠れオタ skype パートスレ Skype mp3垂れ流し
な 住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン 二番煎じ
い 空気読め リア充 ニコニコ動画
>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
| | | / /| / レ \`ー ' | | / サーセンwwwwwwwwwwwwwww フ |
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