（　＾ω＾）は最低な王様なようです

むかしむかしのお話です

ふむ

あるところに野望に満ちた男がいました。


（　＾ω＾）｢どいつもコイツもブーン様の肥やしにしてやるお｣

やがて野望は暴走し、


（　＾ω＾）｢とりあえず黒魔術だお！｣

（　＾ω＾）｢ｸｸｸ…世界を僕の物にしてやるお！｣


禁忌にまで手は及びました。

支援しない

壷に幾つかの材料を入れていきます。

ヤモリのしっぽ、

蜘蛛の足、

満月の涙、

夜を溶かしたスープ、

置き去りにした悲しみの香辛料、

最後に男の生き血を少し、たらします


（　＾ω＾）｢さあ！邪悪な魔女さん！僕に力を貸すお！｣

支援

おもしろそう

もくもく、もくもく

壷から煙が立ち込めます。

そして立つのは一人の女性。


ξつ��-)ξ｢なによもう……｣


男が呼び出した、魔女。

どんな願いも叶え、代償に、

来世を貰う。

そんな伝説の、魔女。

しえん

これ　ガシャーンの人？

（　＾ω＾）｢へいへい！魔女さん！願いを叶えてくれお！｣

ξﾟ�听)ξ｢……いいけど、わかっているの？｣


願いを叶えるということ。

それは呪縛、死して逃れられない地獄への道。


（　＾ω＾）｢わかっているお！｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣

（　＾ω＾）｢それでも僕はどんな奴よりも偉くなりたいんだお！｣


そうして、

｢わかったわ｣

願いは始まりました。

しえーん

（　＾ω＾）は最低な王様なようです

王様「の」ようです
じゃね？

(*ﾟーﾟ)｢……｣


人々の足音に掻き消されそうな少女がいた。

純粋そうな瞳、しかしその実、何も見てはいない。

彼女には何も、ない。


(*ﾟーﾟ)｢今日はパン屋さんに行こう｣


そこならば残飯を貰えるかもしれない。

もしも駄目なら？

その時はその時だ。

しえしえ

ｗｋｗｋ

（　＾ω＾）｢ｸｯｸｯｸ…｣


男は歓喜していた。

手に入れた。力を。

この世で今、なによりも頼りになる力。

財力を。




ξﾟ�听)ξ｢三つまでなら聞くけど？｣

（　＾ω＾）｢どうしようも無いときに他はたのむお｣

ξﾟ�听)ξ｢ふうん｣

（　＾ω＾）｢お金があればなんだってできるお｣

ふむふむ

（　＾ω＾）｢王様になるには使用人が必要だお｣


金があれば、なんでも出来る。

食べ物が買える。

服が買える。

家が買える。

人が買える。

心だって、買える。

てくてくと町を歩いていく。

何を、買おうか。

支援

(*ﾟーﾟ)｢どうかパンを頂けないでしょうか？｣

(*ﾟーﾟ)｢どうにもお腹が空いて仕様が無いのです｣


媚びを売るのは慣れている。

始めは四つの時、数では既に数え切れないくらいに売った。


(*ﾟーﾟ)｢お願いします｣


それでも、


｢家無しは店にはいるんじゃない！｣

(*ﾟーﾟ)｢お願いします｣



うまく行かないときは、


(*；ー；)｢お願いします｣


どうしようもなく惨めになる。

7つの罰の人かな

しえしえ

.

とぼとぼと帰路に立つ。


(*ﾟーﾟ)｢……｣


ああ、死んでしまおうか。

それとも既に死んでいるような物か。

そんな少女にとって、



（　＾ω＾）｢さあさあ！誰か僕に命を買われたい物はいないかお！｣


目の前で人々に叫ぶ男は、


(*ﾟーﾟ)｢……｣


救いのようにも見えた。

ｗｋｗｋ

　　　　４

(*ﾟーﾟ)｢すみません｣

（　＾ω＾）｢なんだお？｣

(*ﾟーﾟ)｢買われたらどうなってしまうのでしょう｣

（　＾ω＾）｢ふふふ…それはとてもひどいことになるんだお！｣

(*ﾟーﾟ)｢ひどいこと？｣

（　＾ω＾）｢そうだおね、まず掃除や洗濯、食事の用意を全てさせるお！｣

(*ﾟーﾟ)｢それから？｣

（　＾ω＾）｢以上！｣

(*；ー；)｢やります！嗚呼、神様ありがとう！｣

（；＾ω＾）｢え！？｣

(*ﾟーﾟ)

（　＾ω＾）

ｗｋｗｋ

まずは一人目。

使用人の少女を男は買いました。


（　＾ω＾）｢え…ありがとうって…え…｣

(*ﾟーﾟ)｢さあ！何を致しましょうか！｣

（　＾ω＾）｢ええ……｣

（　＾ω＾）(もっと買われるって嫌がることな気が……)

(*ﾟーﾟ)｢さあ！｣

（　＾ω＾）｢えっとじゃあとりあえず、｣

(*ﾟーﾟ)｢はい！｣

（　＾ω＾）｢僕の住んでる小屋掃除で……｣

wktk

まず家買えよｗｗｗ

｢小屋…ですか…？｣

｢お城が建設に時間がかかるなんて知らなかったんだお……｣

｢小屋ですね！掃除します！｣

｢君はなんでそんな元気なんだお……｣

しえん

ブーンが悪い事しようとしてツンに懐かれる話を思い出した

しえん！

まずは一人目。

使用人の少女を男は買いました。

その様子を魔女は見ていました。

遠くからじっと見ていました。


ξﾟ�听)ξ｢それであなたの願いは叶うのかしらね｣

ξﾟ�听)ξ｢時間は追ってくるわよ｣

ξﾟ�听)ξ｢逃げ切れるかしら｣

ξ-��-)ξ｢……まぁ、いいか｣


｢私には関係ないからね｣


次の瞬間、彼女はそこには居ませんでした。

しえーん

その１ 使用人の話

おしまい

つぎつぎ！

お城が建った時まで時間は進みます。


（　＾ω＾）｢ｸｯｸｯｸ…ついに僕も一国一城の主だお……｣

(*ﾟーﾟ)(掃除が大変そう)

<ヽ｀∀´>(お城で迷いそうニダ…)

（　＾ω＾）(迷ったらどうしよう……)


次は先程まで居なかった<ヽ｀∀´>のお話です。

彼は男に雇われたコックでした。

ふむふむ

ほうほう

支援

彼の一日は朝食の準備から始まります。


<ヽ｀∀´>｢朝ごはんはキムチと、｣

<ヽ｀∀´>｢キムチと｣

<ヽ｀∀´>｢キムチニダ！｣

(*ﾟーﾟ)｢せめて卵ぐらい焼けるようになりましょうね…｣


実は彼、全く料理が出来ません。

雇われるまではコソドロでした。

コックなんて縁のない仕事だったのです。

おやおや

少女を雇って少しした日の事です。


（　＾ω＾）｢やはり王様にはコックが必要だお！｣

(*ﾟーﾟ)｢包丁も無いのにですか？｣

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）｢必要なんだお！｣


男が目指すのは誰よりも上に立つ存在。

自分のイメージを崩すわけにはいきません。

男は町にコックを探しにいきました。

支援

しえん

<ヽ｀∀´>｢……たったこれっぽっちニダ｣


手の平に硬貨を乗せて数える男がいました。

何日も何ヶ月もその行為を繰り返しました。

何日も何ヶ月も何年も。

数える硬貨はそんな毎日を変えてはくれません。


<ヽ｀∀´>｢お腹すいたニダ…｣

支援

しえんだよ

ふらふらといい匂いのする方へ歩きます。

何か買おう。

買って、それを食べて、考えよう。

こんな毎日はどうやったら変わるのか。


<ヽ｀∀´>｢……｣


そんな時です。


<ヽﾟ∀ﾟ>｢ニダｯ！｣


急に後ろから首を捕まれました。

しぃが作ればいいんじゃ…

しえんしえん！

（　･∀･） ｢なあなあオッサン｣

<ヽ；｀∀´>｢ああ…｣

（　･∀･） ｢泥棒は悪いことなんだよ？わかる？｣

<ヽ；｀∀´>｢あ、ああ……｣

（　･∀･） ｢わかってるよ。わかってないからするんだ、そうだろ？｣


首を掴んだのは盗んだお金の持ち主でした。


（＃･∀･）｢なんでこんなことするんかなあ！｣


ばきり、顔に痛みが走りました。

支援

何度も殴られました。

何度も蹴られました。

男、ニダーは謝るばかりです。


（＃･∀･）｢謝るくらいならなんでやるんかなあ！｣

<ヽ　∀　>｢ごめんなさい、ごめんなさい｣


悪い事なのは知っています。

人に迷惑がかかるのも知っています。

それでも彼にはそれしかなかったのです。

しえんぬ

しえん

頑張れモララー！

支援しておこう

辞められるなら辞めています。

別の道があるならば、そちらへと。

でも、無い。


<ヽ-∀->｢……｣


他に道があったなら。

そんな事を思いながら道端にニダーは倒れていました。

こんな思いも一回や二回じゃありません。

むう…

投下完了まであと何レスくらいあるんだろう

（　＾ω＾）｢コックはいないかおー｣


男はコックを探します。

自分の、自分だけのイメージの王になるために。

人々に聞いて回ります。


（　＾ω＾）｢コックにならないかお？｣


しかし男の格好はみずぼらしくは無くても、極々普通。

そんな格好の男の誘いに乗るものは誰もいませんでした。

>>67
俺も気になってたんだ、眠気が･･･

｢コックはいませんかおー｣

｢どこかにコックはいませんかおー｣



そんな声が聞こえます。

仕事の募集は稀にある事です。

だけれどニダーにそんな技術はありません。


<ヽ｀∀´>｢……｣


目を覚ましても、そこでその声を聞くだけでした。

すえん

しえしえ

おもしろそう

しえん

<ヽ｀∀´>｢……｣


いつからそうして居たのでしょう。

小一時間たったころです。


（；＾ω＾）｢全然見つからないお…｣


ふらふらと歩く男が見えました。


<ヽ｀∀´>(まだやってるニダ……)

了解した支援

長編じゃないなら完結させろよｗｗ

幸せに気付いたときにはもうって感じのながれか

（；＾ω＾）｢こんなことならしぃにコックも兼任で……｣

（；＾ω＾）｢いやっ！コックが作った物を使用人が運んで王様の場所まで持ってくるのが理想系だお！｣

（；＾ω＾）｢この町にコックはいないのかお……｣

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）｢……閃いたお｣

（　＾ω＾）｢どなたか！どなたか！｣

（　＾ω＾）｢コックになりたい人はいませんかお！｣




<ヽ；｀∀´>｢……｣


そんな馬鹿な。

遠くで聞いていたニダーは呆れます。

�C

しえんた

投下速度から、書き溜めてないと踏んだ

寝る

しえn �D

今から読む 支援

支援

思わず近づいて聞きます。


<ヽ；｀∀´>｢ちょっといいニダか？｣

（　＾ω＾）｢なんだお？｣

<ヽ；｀∀´>｢なんでそんなわけのわからない事を…｣

（　＾ω＾）｢わけがわからないなんて事はないお、最終的にコックが手に入ればいいんだお｣

（　＾ω＾）｢一刻も早く王様になるんだお！｣

<ヽ；｀∀´>(そのためコックは必要なのかニダ……)

（　＾ω＾）｢何なら君でもいいお！｣

<ヽ；｀∀´>｢えっ｣

支援

がんばれ支援

(*ﾟーﾟ)｢あ、お帰りなさい｣

（　＾ω＾）｢しぃ！みてくれお！｣

<ヽ；｀∀´>｢……｣

(*ﾟーﾟ)｢コックさんですか？｣

（　＾ω＾）｢そう！コック(未来の)だお！｣

<ヽ；｀∀´>(大丈夫…ニダ…？)


不安に満ちた始まりでした。

｢得意料理はなんなんですか？｣

｢……キムチニダ｣

｢始めて聞く料理だお……｣

｢きっと凄い料理ですね……｣






<ヽ；｀∀´>(不安ニダ……)

その２

コックの話 終わり

しえんえん

頭がパーになってきたんで一旦終わり。
支援ありがとう。
一応その５で終わる予定。

俺のコックを支援しろ

乙　また日を改めてか？

とりあえず乙
続き待ってるよ

一旦乙

>>93
お前が疲れてるのはわかった

>>94
そうですね早くて明日って感じです

面白い

この空気好き

乙
雰囲気がいいな

明日楽しみにしてる

おつ

乙

乙

乙

おもすれー！続き楽しみにしてるよ
乙！

いまからよむ

面白い

しえn

これはいい支援

とりあえず支援

しえん

ho

ほ

ふむ、面白いなこれ
どうなんのか楽しみ、保守

ほ

保守

ほ

る

ho

保守ありがとう
再開するよ

　　　　 　 j/／　　　 　 ／＼ヽ∨/／∠ヽ.　　　 ＼＼. ＼　　　　　　　　　＿＿＿＿____
　　　　　 _／　　　 　 ∠≠ﾆ二ﾆ≧=＜´　 ﾍ.　　 　 ', ﾍ＼ヽ.　　　　　 ／
　＿ -‐ ´／ 　, 　 -‐´､_,　'⌒｀^　 ､ ＼::＼　} l 　 　　ヽﾍ ヽ}　　　 　/　　　　 　 　 ＿|＿　＼
　 ￣ フ´, 　／　　　　　　　　　　　　 丶＼::V| |　　 　　 Vl　　 　 　 ,'　　 　 　 　 　 　 |＿___
.　　／／.／　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀Vヽl |　 　 　 ヽ ' .　　　　 |　　　　　　　　 ／| 　　 ヽ
　 / ,ｲ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 �Y/,　　 　 　 ヽ.＼　　　|. 　 ｌ　 　 　 　（_ノ　 ＿ノ
　 |/ /　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 　 ∨ﾍ.　　　　　 ﾄ､ ＼_　|. 　 |
.　　/ 　 　 / 　/　 l: 　 　 /　 l　　　　 　 　 　 ∨i　 　 ､ 　 |　￣ 　 !　　ｌ　　 　 　 lヽ│/　／
　　l│　　/　 ｲ　 ,ｲ.　 　 l　　ﾄ､ヽ　　 　 /　|　:l :|　　　|　　l　 　 　 | 　 ヽ＿ノ　　 !ｰ┼‐　|‐┬
　　| |　 　l_メ､」_,;./l 　 　 Ｌ　 ｌ　V　　　∧ / 　:|/　　　ﾊ.　 ト､　　　|　　　 　 　 　 |./│ヽ l　 |
　　| ﾄ.　　|.＿＿__ ヽ　 　 l´ヽ{ _⊥イ　ｲ　/ 　 /　 　 /　l/⌒ヽ　　 .|　　ー┼─　└── ｌ 　|
　　| | ヽ　| ､i┘::::i　 ＼　 | r┬┬‐┬ｧ V　 ,∧.　 　,' 　´　　　　 　 |　　 ｰ┼−
　　ﾚ 　 ヽ! 　ゝ- '　　　＼ｌ 　ｉ,.┘:::::ｉﾉ / ,／〉│ :|　{　　　　　　　　 |　 　 _⊥_　　　　 l　　　|
.　　　 　 7/l/l/　　　､　　　　 `'ｰ‐ ' ∠≠r'ﾉ:jﾉ　:|　|　　　　　　　　 | 　 (__丿 ヽ　　　 レ　　|
　　　　 λ　　　　｀i`ｧｰ-- ､　　/l/l/l ∧‐'.:|:::|　 ﾊ　',　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 　 l
　　　　　　`､ 　 　 ﾚ'　　　　', 　　 　,/| ::|　:|:::| ./　ヽ_＞　　　 　 ＿|　 　_＿|＿　 　 　 　_ノ
　　　　　　　 ` = ､ '､　　　　ﾉ　　,.イ∧'|:ｌ.:/ｌ:::|´　　　　　 　 　 　 ＼　 　 .＿|
　　　 　 　 　 　 　 ｀＞-r　 =ﾆi´､.,_｀::: |:| { |:::l　　　　　　　　　　 　 |　　.（＿|
　　　　　　　 　 _,.イ´ヽ.7　　 ／　 /:＼;八:V:ﾉ 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　 ノ
　　　　　　　／7:::::!　　○Ｏ'´　　/::::::::/ヽ.　　　　　　

ちょきちょき、ちょき。



(私はハートの形に切ってほしい)



ぱちぱち、ぱちん



(僕は綺麗に切り揃えて欲しいんだ、そのままの姿がいいんだよ)

｢わかってる、わかってるよ｣



じゃきじゃき、じゃきん



(ありがとう)(こんな風になりたかったんだ！)



(´･ω･`)｢どういたしまして｣

きた！

なんという時間に

僕は心を読めた。

人や、花や、木々の

どんな風に切れば木々が喜ぶかだって知っていた。

支援よ

嗚呼、だけど、

あなたの、あなたのためならば、




その３

庭師の話

しえんしえん

ショボンは心が読めました、

彼は庭師の息子に生まれ、

いつしか毎日仕事に励むようになりました。


(´･ω･`)｢どうしたいのさ｣

(星にしておくれよ、あの空に浮かぶ星に)

(´･ω･`)｢わかったよ｣


じゃきじゃき、じゃきん


(わあ嬉しいな！ありがとうショボン！)

(´･ω･`)｢どういたしまして｣

ふむふむ

植物の心を聞いて、切っていくと、

不思議と景色に彼等は溶け込んで、

世界を彩ってくれました。


｢やあ！これは綺麗な庭だ！｣

｢きっと良い庭師がいるんだろうね！｣


そんな声がよく聞こえてきました。


(*´･ω･`)(嬉しいな…)


ショボンもまんざらではありませんでした。

しえん！

しえん！

しええん

ある日の事です。

ショボンはある良家の家に雇われました。

ショボンの腕を見込まれて、の事でした。


(;´･ω･`)(緊張するな……)


そこで彼は、

衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になったのです。

>>137
おいこらｗｗ

ちょｗｗｗ

ってID違うじゃねーかｗｗ

何でだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗって突っ込もうとしたらお前誰だよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

｢紹介しておこうか、こちらが娘のクーだ｣


川 ﾟ -ﾟ)｢よろしく｣

(*´･ω･`)｢あ、よろしくお願いします｣




(*´･ω･`)(綺麗な人だな)


始めての恋をしました。

>>137
あまりにも不意打ちすぎてむしろ褒め称えたくなったｗｗｗｗｗｗｗｗ

しかし所詮、彼は庭師。

身分違いの恋に夢見る事など彼には出来ませんでした。


(´･ω･`)｢どうする？｣

(私はシルエットが三角形になるようにしてほしいな！)

(´･ω･`)｢はいはい｣


ちょきちょき、ぱちん

いつものように庭の手入れをしていた日の事です。

(綺麗な庭だな)

(;´･ω･`)(あ、)


声が、聞こえました。

それはこの家の、


川 ﾟ -ﾟ) ｢……｣


お嬢様の心の声でした。

ショボンは恋い焦がれました。

嗚呼、どうしたらあの人に見てもらえるだろう。

嗚呼、どうしたらあの人の心に触れられるだろう。

毎日、そんな事ばかり考えていました。

ちょきちょき、ちょき……


（-@∀@）｢どうしたショボン？元気ないぞ？｣

(´･ω･`)｢いや、ちょっと疲れただけだよ、大丈夫｣


仲間の庭師にもそんな事を言われてしまいました。

しえしえ

ある日、思いきってショボンはお嬢様に尋ねました。

午後の、彼女が庭でお茶をするときに勇気を出して。


(´･ω･`)｢お嬢様｣

川 ﾟ -ﾟ) ｢ん？｣

(´･ω･`)｢お嬢様は、その、どのような庭がお好きですか？｣

川 ﾟ -ﾟ) ｢？｣

川 ﾟ -ﾟ) ｢私は今の庭が好きだぞ？｣

(´･ω･`)｢そうですか｣


会話はそれだけ、ただそれだけでした。

でも、

(この庭は好きだ)

(しいて言うなら、)

(私が好きな庭は……)

(こんな……)

(それで……)


その会話の中で、

お嬢様の心を覗きました。

どんな庭が好きなのか、

それをショボンは理解したのです。

しえんよ

ｼｴﾝﾇ

あなたが望むならそうしよう。



ちょきちょき、ちょき。



あなたがそれが好きならば、



ぱちぱち、ぱちん。



あなたが少しでも喜んでくれるなら、



じゃきじゃき、じゃきん。



例えそれが報われない思いでも、

あれ、これどっかで読んだような…

>>153
庭師で既視感を覚えたなら俺もそうだ

(´･ω･`)｢……｣

(待ってくれ！なんでそんな形に！)


じゃきじゃき、じゃきん。


(´･ω･`)｢……｣

(私はハートの形がいいの！どうして！？)


ぱちぱち、ぱちん。




あなたが、あなたが望むなら。

ショボンは植物達の声を無視し続けました。

しえ

>>153>>154

え、マジで
ちょっと何の作品か教えて欲しい。

sien

せつないの

支援

すみませんとりあえず再開します。
自分ではオリジナルのつもりなのですが何かと酷似しているようなら教えてください。

気にせず続ければいいよ

ショボンは心を読まなくても優秀な技術を持っていました。


じゃきじゃき、じゃきん。

ぱちぱち、ぱちん。


(´･ω･`)(お嬢様の好みはこんな庭なんだな)


少し、心が痛みました。

植物達の声を無視して、勝手に切っていく事は、

まるで暴力を振るっているようでした。

やがて、


(頼むよ！どうして急に！)


彼には、


(聞いて……！いるん……！！)


ショボンには、


(……！……！！)


何も、


(…………)


何も、

(´･ω･`)｢静かだ……｣

(´-ω-`)｢とても、とても｣

(´-ω-`)｢押し潰されそうなくらい｣



心の声が聞こえなくなりました。

あぁショボン…支援

(´;ω;｀)

支援

やがて時が経ち、

お嬢様が結婚することになりました。


(´-ω-`)｢……｣


わかっていました、報われない、

元から叶わぬ恋なのです。


でも、一つだけ、一つだけショボンは望んでいました。

支援

結婚式では雇われている者たちが皆でお嬢様に贈り物をするのです。

コックは料理を、

使用人たちは職人に美しいネックレスを頼んだそうです。

そして、

そして庭師は、


｢ひとつ、何か植物のオブジェを作ろうじゃないか！｣


これがショボンの目標でした。

ふむ

支援します

オブジェは庭師が全員で作ります。

ただ、それを先導するリーダーは一人です。

長い間仕えました。

長い間庭の手入れをしてきました。

長い間お嬢様の望む庭を作ってきました。


(´･ω･`)(リーダーは、僕だ……)


ショボンはそう信じていました。

それで、それで僕の恋は報われる。

何か怖い…

しえん

支援

しえん

でも、


｢オブジェを作る、リーダーは｣


その願いは、


｢アサピーだ｣

（*-@∀@）｢本当ですか！？｣

｢ああ、君だ｣

（*-@∀@）｢頑張ります！｣


水泡に消えました。

(;´･ω･`)｢……え？｣


誰よりもお嬢様の好みを理解した。

誰よりもお嬢様好みの庭にした。

ずっとずっと、

たくさんの声を無視してまで、


(;´･ω･`)｢……｣


ショボンは呆然と立ち尽くすだけでした。

しえん

重いな……

支援

ショボン… ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡

ブーンまだー

支援

(´･ω･｀)

(´･ω･`)｢……｣


夜に一人で庭の木々を見ていた時です。

とても懐かしい、彼等の声が聞こえてきました。


(アサピーは望んだように切ってくれたよ)

(私達の声は聞こえなかったけどね)

(彼は私達を見てくれていたよ)


いやだ、聞きたくない。

ショボンは耳を塞いでうずくまりました。

ずっと、ずっと。

(´･ω･｀)もきゅ

支援

あなたのために切っていた。

あなたのために声を聞かなくなった。

あなたの望みを叶えたくて、

叶えたくて、


(´;ω;`)｢……｣


しくしくとショボンは泣くだけでした。

支援

おうふ

支援

結婚式の時です。

お嬢様と目が合いました。


川 ﾟ -ﾟ)

(´･ω･`)


とても透き通った目で、

ショボンには見つめる事など出来ず、


(;´･ω･`)｢……｣


思わず俯いてしまいました。

まるで、

まるでお嬢様の目が、

｢あの時の庭は素敵だったのに｣


と、語りかけてくるようで、

報われねえ…

支援

支援

それからショボンは腑抜けてしまいました。

何をしてもぼんやりとして、

仕事にも身が入らなくなりました。

そして、


(´･ω･`)｢さようなら……｣

｢さようなら｣


ショボンは庭師を、

解雇されてしまったのです。

ｼｮﾎﾞｰﾝ

こっからだろ、ショボン

(´；ω；｀)

小さい時から庭師の仕事だけを教えられてきました。

ただそれだけをやってきました。

それ以外の仕事なんて知りません。

色々な家の庭師になりました。

色々な家の要望に応えてきました。


｢いまいちだなぁ……｣

(´･ω･`)｢……｣

｢他の人のがいいや｣


いくら望みに応えても……いや、応えようとすればするほど、

ショボンからは魅力の無い物ばかり生まれました。

いつしかショボンはふらふらと、

ふらふらとふらふらと、

あてもなく、旅をするようになりました。

目的も何も、何も残っていないのに。

支援支援しっっえ〜ん

そんな毎日を何年も繰り返したある日の事です。


(;´･ω･`)｢うわぁ……｣


とても、とても汚いお城を見つけました。

城のあちらこちらにツタが張り、

木々は伸び放題。

ちっとも手入れがされていないようでした。


(;´･ω･`)｢これはひどい｣

しえしえ

(;´･ω･`)｢……｣


それは体に染み付いていたのかも知れません。

気がつけばショボンはハサミを手に持っていました。

伸び放題の木々をすこしづつ切り始めます。


ちょきちょき、ちょき。

ぱちぱち、ぱちん。


(;´･ω･`)｢……｣


何も考えず、ただ思うがままに切って行きます。

ショボンはそれをとても懐かしく感じました。

見てるよ

うむうむ！

えん

それは誰にも頼まれなかった事、


ぱちぱち、ぱちん。



それは自分で始めた事。



ちょきちょき、ちょき。



それは……



じゃきじゃき、じゃきん。

�C

これ絵本にしたいな
俺は出来ないけど

(……)

(´･ω･`)｢……｣

(……！)


そしていつしか、



(ねえ……！…！)

(´･ω･`)｢……｣


無くしたはずの、

おお・・・

しえんしえん！

(僕はまあるくなりたいんだ！)

(私はハートがいいの！)

(綺麗にしてくれよ！伸び放題でうんざりなんだ！)


無くしたはずの声達が、



(((頼むよ！ショボン！)))



(´;ω;`)｢うん、うん……｣


帰ってきたのです。

（ ；∀；）ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

よしよし！

うっ…

泣いた

（しえん！しえん！）

感動なんかしてないんだからっ

関係ないけどID:9SXdKmkJOが支援に熱心すぎる

それはいつしか忘れていた気持ち、


ちょきちょき、ちょき。

ぱちぱち、ぱちん。

じゃきじゃき、じゃきん。


彼等は話します。

どんな風に変わりたいか。

どんな風になりたいか。


(ショボン、君はどうしたい？)

(´;ω;`)｢僕は……｣

>>225
きっちり支援する質なんだ

衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になったのです。

やめろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>228
そこは最後を「なりたい」にしないと駄目だろう常考

2番煎じ

>>227が入ったのも痛い

(´;ω;`)｢僕は……｣


ずっと庭師として育てられた。

ずっと庭師として生きてきた。

だけどそれがずっと続いてきたのは、


(´;ω;`)｢庭師として…生きていたいよ……｣


それが本当に好きだったから。

しえーん

そんな時です。



｢な、なんか城が綺麗になってるお！｣

｢凄いですねー｣

｢魔法みたいニダ！｣



(´;ω;`)｢ん……？｣



何やら城から声が聞こえました。

しえしえ

（　＾ω＾）｢ん？｣

(*ﾟーﾟ) ｢あら｣

<ヽ｀∀´>｢ニダ｣


(´;ω;`)｢……人がいる？｣


放置されていると思っていた城から、

人が出てきたのです。


(ここの人だよ)

(太った人は王様なんだ)


植物達が教えてくれました。

なんだか心が温かくなった

支援

おいどうなってんだ庭師編で一つ出来上がってるぞｗｗｗｗ
比重がｗｗｗｗｗニダーｶﾜｲｿｽｗｗｗｗ

（　＾ω＾）｢これ、君がやったのかお？｣

(;´･ω･`)｢ええ…まあ……｣

（　＾ω＾）｢ふむふむ｣


王様は考えました。


（　＾ω＾）(きっと彼は一流の庭師なんだお)

（　＾ω＾）(僕が城に引き止めれば彼の雇い主はとっても困るに違いないお！)

（　＾ω＾）(ｸｯｸｯｸ…ノーとは言わせないお)

（　＾ω＾)９ｍ ｢君！｣

(;´･ω･`)｢は、はい！｣

（　＾ω＾)９ｍ｢ここの庭師になりたまえだお！｣

王様最高すぎる・・・

なんという…（ ；∀；）

かわいい

支援

ブーンのことだから庭師の存在忘れてた気も

｢え、いいんですか、やります！｣

｢え！？あ、もちろんだお！｣

｢わー凄いですね｣

｢綺麗な庭ニダ！｣

(何かおかしいお……まあいいお……)

その３

庭師の話 終わり

いいんだ

(´･ω･`)｢……｣

(´･ω･`)(ありがたい話しだ、本当に)

(´･ω･`)(でも、だからこそ、)

(´･ω･`)(気になった事がある)

(´-ω-`)(さっき少しだけ王様の心が読めた)

(´-ω-`)(王様、あなたは、)

(´-ω-`)(あなたはどうしてそんなにも……)

いいよいいよ！

(ずっと悲しんでいるのですか？)





その３

庭師の話 今度こそ終わり

乙！

いい話だ

ほほう

支援

乙

予定以上にその３が長くなってしまった……

支援どうもです。
疲れたんで少し休憩させてください。
出来たら今日のうちにその４も終わらせたい

�C

了解

とりあえず乙

これから見るけど乙しとくよ

なるほど、ショボンの力がブーンにも効くとか
なんというｗｋｔｋな展開

いいスレやで

ほ

ほ

このブーンは今のところいいことしてるな
どっから転がって最低になるのかな
それとも考えてることが最低ってだけか

良スレですなあ！

心が洗われたな。

ﾆﾀﾞｰだけ扱い軽い気がｗ

ほ

<丶｀Д´>少し扱いが酷いニダ<丶｀∀´>謝罪と賠償を（ｒｙ

というより庭師の話が長かっただけ

シエンタ

最低の行いしてるつもりでいいことすんだろ

今まで書いたの教えてくれたらうれしいな

保守ありがとう。再開します

>>275
終わったら晒しますね

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！

ある日の事です。


(*ﾟーﾟ)｢王様、買い出しに行ってきますね｣

（　＾ω＾）｢行ってくるお｣



<ヽ｀∀´>｢王様、キムチの材料買ってくるニダ｣

（　＾ω＾）｢行ってくるお｣



(´･ω･`)｢王様、僕も買い出しに行ってきます｣

（　＾ω＾）｢行ってくるお｣

よし支援だ

再開したか

ならば支援だ

しえん

号外速報
メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚
メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚
メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚
メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚
メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚メロクソ天国ぱくり発覚

（　＾ω＾）｢……｣

（　＾ω＾）｢お城って、もっとこう｣

（　＾ω＾）｢買いに行くんじゃなくて｣

（　＾ω＾）｢確か商人とかが…｣

（　ﾟωﾟ）｢そうだお！全然商人とかがこの城きてないお！｣

（；＾ω＾）｢ぬかったお！｣

（；＾ω＾）｢こうなったら一流の商人を捕まえてコキ使ってやるおおお！｣

（；＾ω＾）｢……｣

（；＾ω＾）｢と、とりあえず探しに町にいくお｣

>>282
日本語でおｋ

その４

商人の話

ペニスの商人支援

支援

ダイオードは商人です。

西から東、南から北、

注文があればどこへだって行きました。


/ ﾟ、。 ／｢はい、ご注文の物を２キロね｣

｢ありがとう商人さん！｣

/*ﾟ、。 ／｢いえいえ｣


あの町この町、

色々な町でかけられる｢ありがとう｣がダイオードは大好きでした。

おかえり支援

｢ダイオードさん！ダイオードさん！｣

/ ﾟ、。 ／｢ん？｣

l从･∀･ﾉ!ﾘ人｢こんにちはなのじゃー｣

/ ﾟ、。 ／｢こんにちは｣


ある日、一人の少女に声をかけられました。

少女はいいます。


l从･∀･ﾉ!ﾘ人｢私もダイオードさんみたいに笑顔を届けたいのじゃ！｣

/*ﾟ、。 ／｢照れるな｣

l从･∀･ﾉ!ﾘ人｢私も商人になるのじゃ！｣


嬉しいことです。

ダイオードはなんだか暖かい気持ちになりました。

/*ﾟ、。 ／(笑顔を届ける、か)


帰り道で少女の言葉を思い出します。

その度にダイオードの顔には微笑が浮かびました。


/*ﾟ、。 ／(ずっとこんな毎日ならいいな)


そう、ぼんやりと思いました。

�C

�B

なんという死亡フラグ

ブーンは３つまでかなえてもらえて、財力を得てあと２つってことでおｋ？

ダシダシシエン

けれども不穏な気配がありました。


/ ﾟ、。 ／｢槍、ですか｣

｢ああ槍だ！沢山頼むよ！｣

/ ﾟ、。 ／｢一体なんのために…｣

｢なあに、ちょっと城の警備を強くするだけだよ！｣

/ ﾟ、。 ／｢……そうですか｣


始めは西のお城の注文でした。

ダイオードはその要望に応えます。

それが商人の仕事だから。

ふむ…

うおおおおおお支援支援

次は東のお城です。


/ ﾟ、。 ／｢弓矢、ですか？｣

｢ああ！弓矢さ！とびきり精度の良いものを頼むよ！｣

/ ﾟ、。 ／｢一体どうして…｣

｢なあに！城で狩猟が流行っているだけさ！｣

/ ﾟ、。 ／｢……そうですか｣


何かがおかしい、そうダイオードは思いました。

けれどもダイオードは商人です。

それ以上は、何も言えませんでした。

ふむふむ

これいつ終わる？今から寝ても大丈夫？

北のお城も


｢剣を頼む！とびきり切れ味が良いものを！｣


南のお城も


｢鎧を頼むよ！どんな攻撃にも耐えられるやつをさ！｣


みんな、普段とは違いました。


/ ﾟ、。 ／(嫌な気持ちだ……)


ダイオードは不安でいっぱいでした。

今北
と見せかけて
真田板

支援

支援

けれどもダイオードは商人です。

深入りなんて出来ません。


/ ﾟ、。 ／(きっとこの仕事が終われば)

/ ﾟ、。 ／(いつも通りさ)


そう思いました。

いや、そう信じたかったのです。

ダイオードは荷物を運びます。

西から東、南から北へ

寝る前に支援！

切ないな･･･

ブーンいい王様すぎる･･･

しえん

大王弩っておすめすどっち

｢ありがとう！助かったよ！｣

｢ありがとう！これで大丈夫だ！｣

｢ありがとう！百人力だ！｣

｢ありがとう！これで安心だ！｣


西のお城も、東のお城も、

南のお城も、北のお城も、

みんな笑顔で｢ありがとう！｣といってくれました。

だけど、

ゴクリ

/ ﾟ、。 ／(嫌な気分)



その｢ありがとう｣がダイオードには、



/ ﾟ、。 ／(言葉はおんなじなのに、)



とても、とても、



/ ﾟ、。 ／(二度と、聞きたくない)



嫌な言葉に聞こえたのです。

しえんよ

そうして迎えたある日の事です。

おもしれえ支援

支援

とりゃああああ

支援

ダイオードは衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になったのです。

しえ

一回ウケたからって安易に真似するのやめろ寒いから

｢大変だよ！大変だよ！｣

/;ﾟ、。 ／｢どうしたんですか一体｣


商人仲間が大慌てでダイオードの下へ走って来ました。

息も絶え絶えで辛そうです。

なんとか落ち着かせよう、そう思った時でした。




｢戦争だよ！戦争が始まったんだ！｣




それはダイオードの視界すら歪めてしまう言葉でした。

どーん！

やっと追いついた……絵本みたいでなんか優しいな
支援

/ ；、。 ／｢戦争…ですか…｣


何でも無い、そう言っていたのに。

その言葉を信じて、いや……信じたかったのに。


｢ああ！西も東も南も北も！｣

｢みんな戦争を始めてしまった！｣

/ ；、。 ／(わかっていた……)

/ ；、。 ／(こうなることを私は……)


ダイオードの目からは、ぽろぽろと涙が落ちていました。

支援

読みやすくていい

戦争は全てを奪っていきました。

ある少女からは家族を、


(* ー )



またある男からも家族を、


<ヽ　∀　>



みんな奪っていきました。

なるほど

分かったお前ニーイｔ……うわぁぁぁぁ

やがて戦争は終わり、

西からも東からも南からも北からも、

支援

お城は見えなくなりました。

ああああ

支援

追いついたテラ支援

/ ﾟ、。 ／｢……｣


焼け落ちた町は復旧の兆しを見せています。


とんてんかんかん、とんてんかん。

とんてんかんかん、とんてんかん。


釘をうち、新しく家を建てる音も聞こえます。

でも、


/ ﾟ、。 ／(誰も笑顔じゃあ…無い……)


みんな悲しそうな顔をしていました。

しえん

支援

シ･ウェン

支援！

/ ﾟ、。 ／(私は……)


その時、いつかの言葉が頭に過ぎりました。


(私もダイオードさんみたいに笑顔を届けたいのじゃ)


/ ﾟ、。 ／(笑顔を、届ける……)

/ ﾟ、。 ／(私に出来る事は……)

すぃえん

支援

ダイオードは立ち上がり、動き出しました。


/ ﾟ、。 ／(私は笑顔を、)

/ ﾟ、。 ／(届けたいんだ)


西へ東へ

南から北へ

ありとあらゆる場所へ行きました。

しえ

支援

これ好きな感じ

/ ﾟ、。 ／｢これ、注文されてた医療品です｣

｢おおお！ありがとう！｣



そうして色々な場所へ行くうちに、



/ ﾟ、。 ／｢ご注文のお水です｣

｢まあ！ありがとう！助かるわ！｣


人々にも笑顔が見えはじめました。

｢ありがとう商人さん！｣

/*ﾟ、。 ／｢どういたしまして｣


行く先々で人々の、笑顔が見えるようになったころのことです。

ボロボロだった町も大分復旧していました。


/ ﾟ、。 ／(次の仕事は、)

/ ﾟ、。 ／(ここは……)

しえん

どっせええええええええええええええ

土星ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

(私もダイオードさんみたいに笑顔を届けたいのじゃ！｣)

/ ﾟ、。 ／(あの時の女の子がいた町……)

/ ﾟ、。 ／(思えば私が頑張れたのもあの子の言葉のおかげだ)


思い出すだけで、じんわりとダイオードは心が暖かくなりました。


/*ﾟ、。 ／(また、会えるといいな)


ダイオードはウキウキしていました。

あの子になんてお礼を言おう。

私は笑顔を届けられているだろうか？

そんな事を考えました。

む･･･

これは…

青酸

カリカリ梅･･･!!!

カリッとおいしい！

町ではやはり暖かい声がダイオードを迎えてくれました。


（*´_ゝ`）｢やあやあどうもダイオードさん！相変わらず美しいね！｣

（´<_｀；）｢兄者…ダイオードさんは男だぞ……｣

（　´_ゝ`）

（´<_｀；）

（＃´_ゝ`）｢し、知ってるよ！男に美しいって言ってもいいだろ！｣

（´<_｀；）｢兄者…キモいぞ……｣

/;ﾟ、。 ／｢と、とりあえずご注文の食料です……｣


特徴的な兄弟でした。

兄弟は一人を二人に分けたようなうりふたつの外見でした。

しお

えっ男なん？

しえん

（*´_ゝ`）｢おお！どうもありがとうございます！｣

（´<_｀　）｢ありがとうございますダイオードさん｣

/ ﾟ、。 ／｢いえいえ｣


そうだ、この二人にあの女の子の事を聞いてみよう。

そう、ダイオードは思いました。

特に深い理由などなく、ただ、なんとなく。


/ ﾟ、。 ／｢すみません、お二人さん、ちょっと女の子を知りませんか？｣


聞いてみたのです。

　　　　　　　　　　　　　　　 | │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈 　 !
　　　　　　　　　　　　　　　 |　|/ノ二__‐──ｧ　　 ヽﾆニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /⌒!|　 =彳ｏ｡ﾄ￣ヽ　　　　　'´ !o_ｼ｀ヾ　| i/ ヽ !
　　　　　　　　　　　　　　 ! ハ!|　　ー─　'　　i　　!　 　 `' 　 '' " 　 ||ヽ　l |
＿＿＿＿＿＿＿∧,､＿| | /ヽ!　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 |ヽ i　!＿ ＿_＿＿＿_
￣￣￣￣￣￣￣'`'`￣ ヽ { 　|　　 　 　 　 　 !　　　　　　　　　　　|ﾉ　 / ￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　 |　　　　　　　 _ 　 ,､　 　 　 　 　 　 !　, ′
　　　　　　　　　　　　　　　　＼ !　　 　 　 　 '-ﾞ　‐ ﾞ　　　　　　　　レ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀!　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　ﾞ　￣　 ￣ ｀　　　　 / |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |＼　　　 　 ー ─‐ 　 　 　 , ′ !
＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／

こ　こ　か　ら　超　濃　厚　な　ホ　モ　ス　レ　に　な　り　ま　す。

　　　　　　　　　　　ご　期　待　く　だ　さ　い　！　！

／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼／＼

ｲｲﾀﾞﾛｯ　ﾍﾍｯ　ｱｯｰ！


ここから平常運転に戻ります

ﾝｷﾞﾓｯﾁﾞi…

なんだよ

（　´_ゝ`）｢女の子ですか？｣

（´<_｀　）｢兄者に聞けばわかりますよ、リスト作ってるくらいだし｣

（　´_ゝ`）｢何故知っている……｣

（´<_｀　）｢昨日母者が見つけて燃やしてた｣

（　´_ゝ`）｢嘘だろ……俺のリストが……｣

（´<_｀　）｢諦めろ｣

/;ﾟ、。 ／｢あ、あの語尾に、のじゃー、って言ってた女の子なんですが｣

（　´_ゝ`）｢……ああ｣

（´<_｀　）｢妹者か……｣

母者ｗｗ

むう

（　´_ゝ`）｢妹者は俺と弟者の｣

（´<_｀　）｢妹でしてね｣


兄弟はぽつり、ぽつりと話し始めました。


/;ﾟ、。 ／｢……｣


ダイオードは不安を覚えました。

何か、何か二人の雰囲気が変わったように感じたのです。

支援

ひぃ

すえん

うわああ

ダイオードには


｢妹者は■■■ね｣

｢屋根が燃えて■■■■■｣


辛い、辛い、


｢それの下■■で｣

｢■■■■■くて｣


事実が待っていました。




｢■■■しまったんだ｣

寝る前にもいちど支援！

うあああ

ああああ

（１）■■■
（２）■■■■■
（３）■■
（４）■■■■■
（５）■■■


面白く埋めろ

し

え

気づけばダイオードは泣いていました。

胸が、痛んで、涙が、あふれました。


/ ;、。 ／


｢あんたは何も悪くないよ｣

｢ダイオードさんはみんなに笑顔を届けているさ｣


泣きじゃくるダイオードを兄弟は励ましました。

あなたは悪くない、ありがとう、と


/ ;、。 ／(それでも、それでも私は)

｜

しえしえ

支援

支援

/ 、 ／(自分が許せない……)

/ 、 ／(私が、私があの子を、)

/ 、 ／(殺してしまったような物だから)


(私もダイオードさんみたいに笑顔を届けたいのじゃ！｣)


/ ;、。 ／(君には、笑顔、届けられたのかな？)

あぴぴｗｗｗｗ

へ、へんだな……眼から墨汁が……

ダイオードはそれからも、それでも商人を続けました。


｢ありがとうねダイオードさん！｣

/ ﾟ、。 ／｢いえいえ｣


それは贖罪でした。

ごめんなさい、ごめんなさい。

ダイオードの心はいつもそれでいっぱいでした。

しお

ふむ

みそ

うう

>>396
ごめん

そうして町が完全に復旧したとき、


/ ﾟ、。 ／(私は……)

/ ﾟ、。 ／(これから何をすればいいのだろう…)


ダイオードには、


/ ﾟ、。 ／(私は……)


何もありませんでした。

生きる目的も、理由も、

ただ、商人という仕事だけが彼にはありました。

>>398
ええねん

ただ町に行き、

ただ注文を聞いて、

ただその通り商品を運ぶ、

そんな、そんな毎日でした。

商品を受け取る人は笑顔でも、


｢ありがとう！｣

/ ﾟ、。 ／｢いえいえ｣


ダイオードは笑顔ではありませんでした。

そんな、ある日の事です。

たいしじ

しえーん

早く

>>392
変だな

ダイオードの下へ一人の男がやってきました。


（　＾ω＾）｢君は商人かお！｣

/ ﾟ、。 ／｢そうですよ｣

（　＾ω＾）｢みつけたお！｣

（　＾ω＾）｢商人さん商人さん！僕のお城で働いてくれお！｣

/ ﾟ、。 ／｢嫌です｣

（　＾ω＾）｢あ、えと｣

/ ﾟ、。 ／｢絶対、嫌です｣

（　＾ω＾）

しえん

なんてこったい

あら

（ ゜ω゜）「お断りをお断り」

ダイオードが出るとか珍しいな

ダイオードはお城が嫌いでした。

大嫌いでした。


/ ﾟ、。 ／｢お城があって、領地があって、そんなのがあるから、人と人がバラバラになって｣

/ ﾟ、。 ／｢そんなんだから｣

（　＾ω＾）｢……｣

/ 、 ／｢戦争が…起こったんだ……｣

/ 、 ／｢あの子が、いなくなっちゃったんだ｣


ぽつぽつと、

ダイオードの感情がこぼれました。

しえん

/ 、 ／｢あの子はなにも、｣

/ 、 ／｢何も……｣

/ ;、。 ／｢悪くなかったのに……｣

（　＾ω＾）｢……｣


王様はただ、黙ってそれを聞き、


（　＾ω＾）ﾌｰ


ひとつ小さく息を吐き、


（　＾ω＾）｢商人さん｣


言いました。

支援

（　＾ω＾）｢とりあえずケツだせお｣

お腰に付けたキビ団子一つ私にくださいな

>>417
とりあえず校舎裏に来いや

>>417
西友ニトリ　あえず　IKEA

特殊な人物二人になるのか
しぃとニダの影が薄くなるな

（　＾ω＾）｢それでもお城に来てくれお｣

/#ﾟ、。 ／｢だから私は！｣

（　 ω ）｢僕は！偉くならなくちゃいけない！｣

（　 ω ）｢誰よりも！他の奴らなんかより！ずっと！｣

（　 ω ）｢僕の！僕の目的は！｣

/;ﾟ、。 ／

（　 ω ）


王様は、ダイオードにそっと耳打ちをしました。

しえんだ

（　 ω ）「みんなのケツをほることだお」

>>424
とりあえず校舎裏に来いや

俺は寝る！落とさないでくれよ！

>>424

/ ﾟ、。 ／｢……｣

（　＾ω＾）｢……｣

/ ﾟ、。 ／｢あなたは、｣

（　＾ω＾）｢なんだお｣

/ ﾟ、。 ／｢とても哀れな人だ｣

（　＾ω＾）｢なんとでもいえお｣

/ ﾟ、。 ／｢そんな理由で王様に、偉くなろうと？｣

（　＾ω＾）｢そんな、理由じゃないお｣

（　＾ω＾）｢それだけ、の理由だお｣

/ ﾟ、。 ／｢……｣

はいはいあぼんあぼん

こりゃ最低な王様だな……おもしろいぞ>>1、しえん

ふむ？

/ ﾟ、。 ／｢待っていてください｣

そう言うとダイオードはいそいそと支度を始めました。


（　＾ω＾）｢来てくれるのかお！？｣

/ ﾟ、。 ／｢……あなたは、私と同じですから｣

（　＾ω＾）｢来てくれるならなんだっていいお！｣


こうして商人は、

王様の下へ。

>>424
別のスレのブーン連れてくるなｗｗｗｗｗｗｗ

しえしえ

｢ただいまだお！商人を連れて来たお！｣

｢あ、王様、買い出し一年分終わりました｣

｢キムチも一年分買ったニダ！｣

｢ハサミも……｣

｢お！？おおお……｣

(私は必要なんだろうか……)

劉皇叔！？劉皇叔じゃないか！！

その４

商人の話 終わり

顔が

支援

一旦終わりです。その５は予定だとその３、その４より長いので明日投下させてください。

沢山の支度ありがとう。
ID:UeiTrvnF0は校舎裏

おつ〜

キムチ買ってんじゃねえよ作れよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

乙ー！

　　　`・+｡*・　　　　　(´･ω･`)
　　　　　｡*ﾟ　 ｡☆―⊂、　　つ　　
　　　｡*ﾟ　　　 ：　　　　　ヽ　 ⊃
　　　`+｡**ﾟ**ﾟ　　　　　　 ∪~

乙ー

ｵﾓｼﾛｲﾖｰ

もっとやれ

乙！

乙！

おちゅでした

追いついたところでちょうどその４が終わった
乙

乙！おもしろかった！
目から墨汁が出るくらい感激した

追い付いた！と思ったらまた明日か！

乙でした！

乙

乙、寝かせてくれてありがとう

すごくすきですこういうの

キムチ1年分って後半確実に酸っぱすぎるだろｗｗｗｗｗ
乙１

乙　その５も楽しみにしてるよ

age

よむほ

ほ

し

ほし

ほ

いいふいんきだね
乙とほしゅ

ほっしゅ

ほ

乙〜！

ほしゆ

不眠症支援

ラスト楽しみだわｗ

支援しておこうか

ほ

　　　○○○
　　○ ･ω･ ○　がおー
　　　○○○
　　.c(,_ｕｕﾉ

　　　　　　　　　　　　　　○。　　○
　　　　ミﾊｯｸｼｭ　　　○　　　　ｏ　　　○
　　　 ミ　｀д´∵°　。　ｏ　○
　　.c(,_ｕｕﾉ 　○　○　　　○


　　　　　　　　　　 　○○○○
　　　　　　　　　　　　　　　　　○
　 　　∧∧　　　　　　　　　○
　 　 ( ･ω･)　　　　　　　○　　　　○
　　.c(,_ｕｕﾉ　　　　　　○○○○○

ﾎｯｼｭｼﾞｴﾝ

ほ

変な顔文字じゃなければな

おいいいいいい

星

ほしゅ

まだまだ

わっふるわっふるほす

保守

ほ

ほっ

おい！

ほしゅage

ほ

しゅ

ぼふ

武器を任されるくらいの商人なら相当金持ってそうだな

さげ

保守

落ちそうだた

hosyu

は

ニート・無職・フリーターよ集え！過疎のためスレ一同をあげて宣伝中！
慣れ合い・愚痴・相談なんでもありの楽しいスレだよ！
本スレ　http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278391712/
避難所　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/4776/1248597354/

ぽ

ho

ほ

やべええおもしろい

ほしゅ

hosyu

ほしゅ

ニート・無職・フリーターよ集え！過疎のためスレ一同をあげて宣伝中！
慣れ合い・愚痴・相談なんでもありの楽しいスレだよ！
本スレ　http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278391712/
避難所　http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/4776/1248597354/

俺の心が保守しろと轟き叫ぶ

ほ

ほしゅっ

保守間隔短すぎクソワロタ

ほっちゅ

は

久々に良作だが落とさずに保守しっぱなしで残すのって作者のモチベ下がるんじゃね

ほ

>>509
むしろ「そこまで期待されてるんだ」って上がると思う

>>509>>511
キモいから黙って保守しとけよ

ふひひひひひひひひひひｈ

まだかな

全裸待機ヨシッ！

当方に迎撃の用意あり


完　全

了　裸

щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｰﾝ

　('A`)　　　　　ぶえーくしょいｗｗｗｗ
　<(　)>
　/ω＼

保守

保守ありがとうございます。
ようやくアレコレが終わったんで再開します

それとテンプレからコピペしてるけどＡＡおかしい？
携帯変えたばかりなんでちょっとわからない

（　＾ω＾）ξﾟ�听)ξ(´･ω･`)(*ﾟーﾟ) <ヽ｀∀´> / ﾟ、。 ／

きたああああああああああああああああああああああああああああああああああ

>>520
待ってたぜ！
AAは問題なし

wktk

>>522

把握。
投下します

おかえりおかしくないと思ふ

彼は王様になりました。

使用人を見つけました。

コックを見つけました。

庭師を見つけました。

商人を見つけました。


彼は、自分の目標としていた王様になったのです。

ツヅキハヤクー

おかえりーぬ

よし支援

ぐちゃ

ξﾟ�听)ξ｢それで？｣

（　＾ω＾）｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢あなたの本当の願いは、｣


王様が、本当に、本当に、願っていたことは、


ξﾟ�听)ξ｢叶ったの？｣

（　＾ω＾）｢……まだだお｣


未だに叶ってはいませんでした。

ξﾟ�听)ξ｢……｣

（　＾ω＾）｢……｣


こうして魔女と話す事は何回目でしょう。

毎回おんなじ内容です。


｢あなたの願いは叶ったの？｣


答えはいつも同じでした。

ふむ

おうおう

ξﾟ�听)ξ｢ま、どうでもいいけどね｣

（　＾ω＾）｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢でもね、｣

（　＾ω＾）｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢時間はどんどん近づくわ｣

（　＾ω＾）｢わかっているお｣


終わりはいつもこの会話。

そうして魔女はどこかへ行ってしまうのです。

しえーん

支援

（　＾ω＾）｢……｣


王様一人の部屋に、響く音。


コンコン、げほげほ、

コンコン、げほげほ、


（　 ω ）｢……｣


王様の、咳込む音でした。

誰にも聞かせていない、音でした。

なんと

いう

ことでしょう・・・

(*ﾟーﾟ) ｢ねえ王様！今日はお皿をピカピカにしたんですよ！｣

（　＾ω＾）｢これは凄いお！輝いているお！｣


それでも毎日は続きます。


(*ﾟーﾟ) ｢今日はお部屋の隅々まで磨いたんですよ！｣

（　＾ω＾）｢おおう！滑ってしまいそうだお！｣


毎日は、続きます。

支援

ニダーの話が薄すぎるｗｗｗｗ

<ヽ｀∀´> ｢王様！新しいキムチ料理ニダ！｣

（　＾ω＾）｢おっお！これは辛くて美味しいお！｣


王様はそんな毎日を、


<ヽ｀∀´> ｢王様！キムチ以外の料理を作ったニダ！｣

（　＾ω＾）｢流石我がコックだお！これで僕もより一層偉くなるお！｣


いつしか好きになり、

待ってた支援！
今さらだがAA問題無し

しえんよ

(´･ω･`)｢どうですか王様｣

（　＾ω＾）｢流石ショボンだお。美しい庭だお｣


いつしか大切に思うようになり、


(´･ω･`)ｱｲｶｯﾁｭｰ

（；＾ω＾）｢ん？｣

(´･ω･`)｢いえ、なんでもないです｣


いつしか、

衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になったのです。

/ ﾟ、。 ／｢今日は美味しいお肉ですよ｣

（　＾ω＾）｢素晴らしいお！夕食が楽しみだお！｣


そんな毎日が、


/ ﾟ、。 ／｢まあキムチ……｣

（　＾ω＾）｢キムチ……｣


何より愛おしく思うようになりました。

ｱｲｶｯﾁｭｰｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

でも、

ｱｲｶｯﾁｭｰｗｗｗｗｗ

全力しえええん

元美容師の庭師・・・だと・・・

こいコノヤロー

でも？

し

み

ショボン美容師の人なのか？

大切で

愛おしくて、

かけがいの無いものでも、

しえ

王様の願いには変わりません。


コンコン、げほげほ、

コンコン、げほげほ、


（　 ω ）｢……｣


だから、だから、


だから王様は……

ｗｗｋｔｋ

支援

（　＾ω＾）｢おまえら全員クビ｣

(*ﾟーﾟ)

<ヽ｀∀´>

(´･ω･`)

/ ﾟ、。 ／

（　＾ω＾）｢野垂れ死ねバーカ｣



そういう道しか選べなかったのです。

私怨

なんだとー

>>566
はあく

ブーン･･･

＊＊＊＊＊


｢しつもんがありまーす｣

｢なんだい？｣

｢魔女は伝説だとききました｣

｢そうだね｣

｢どうして伝説なのですか？｣

｢それはね、｣

しえしえ

｢坊やに、魔女は願いを叶えると教えたね｣

｢はい、教えてもらいました｣

｢大抵の願いってのはね、｣

｢はい｣

｢魔女に頼む必要なんて無いんだ｣

｢？｣

ブーン、、、

支援

うーん

しえん

｢地位が欲しい男は魔女を呼ぼうとした｣

｢……｣

｢だけど魔女を呼ぶよりも、努力して偉くなる方がずっと簡単だったんだ｣

｢……｣

支援

｢お金が欲しい男がいた｣

｢……｣

｢だけど同じような伝説の錬金術を探すほうが、｣

｢……｣

｢ずっとずっと簡単だったんだ｣

｢……｣

｢魔女には代償として来世も奪われるからね、みんなそっちを選んだ｣

しえん

しえん

代償は来世か……
もってことはまだあったりするのか

しっし

支援

｢じゃあ、じゃあどうして王様は魔女を選んだんですか？｣

｢……世界のどこにもね、｣

｢……｣

｢人を生き返らせる伝説はなかった｣

｢魔女なら？｣

｢魔女でも無理さ｣

｢じゃあどうして！｣

｢魔女はね、自分が無いんだ｣

｢自分が？｣

しえん

支援

ふむ

王様!?

｢魔女を呼び出すために必要な、悲しみの香辛料、呼び出す者の生き血、｣

｢……｣

｢その中にある、気持ちから魔女は、姿を作る、顔も性格も、｣

｢……｣

｢魔女の姿がここの文献に無いのはそういう理由なんだ｣

｢じゃあ、王様は｣

｢……｣


＊＊＊＊＊

その５

王様の話

うお、わざわざすまん

wktk

しえんだ！

資源

私怨

本編支援！

それは彼がまだ、幼かった日の事です。


（　＾ω＾）｢僕は王様になるお！｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢ふーん｣

（　＾ω＾）｢そしたらツンはお妃様だお！｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢……ありがとう｣

（　＾ω＾）｢約束だお！｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢うん……｣


それは子供達の約束、

どこにでもある、小さな約束。

ぉぉ…

しえん

支援

二人はとても仲良しでした。


ξ*ﾟ�听)ξ｢お花の飾りはこうやって作るの｣

（　＾ω＾）｢おおー、ツンは物知りさんだお！｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢ふ、普通だよ｣

（　＾ω＾）｢それでも僕は知らなかったお！だから凄いお！｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢ありがとう……｣


毎日のように二人は遊びました。

二人は毎日を輝くような笑顔で過ごしていました。

あああ…しえん

しえしえ

やがて二人が大人に近づいていって、

関わり方が変わっても、


（　＾ω＾）｢今日はお仕事だお！｣

ξﾟ�听)ξ｢……気をつけてね｣

（　＾ω＾）｢おっおｗｗｗｗツンにそう言って貰えるだけで百人力だおｗｗｗ｣

ξ*ﾟ�听)ξ｢バカ……｣


二人はとても仲良しでした。

だけど……そんな日々は続きませんでした。

４

支援。

しえん

西のお城と、

東のお城と、

南のお城と、

北のお城が、

みんながみんな、


戦争を始めたのです。

ああ…そういう展開か…支援

支援…

そうやって繋がっていくのか

ダイオードの闇

ふむふむ

二人は離れる事になりました。

男は戦場へ、


（　＾ω＾）｢待っててくれお｣

ξ；�凵G)ξ｢絶対…帰って来てね……｣

（　＾ω＾）｢もちろんだお！｣


彼女を守るために、

戦場へ。

si

支援

しえん

なるほどダイオードが・・・いや、こうなったらもう誰も責められねえよな

あれこんな台詞を最近サッカーで聞いた気がする支援

殺しました、

何人も何人も、


（＃ ω ）｢うおおおおお！！｣


ただ、ただ守りたかったから、

ただ、ただ彼女の下へ帰りたかったから、


（　；ω；）｢うおおおおお！！！｣


その、一心で、

何人も、何人も、

殺しました。

支援支援支援

お、おかしいな、画面がぼやけるんだけど

（　；ω；）｢うおおおおお！！！｣


その、一心で、

何人も、何人も、

犯しました。

王様…

だけど、だけど、

戦争が終わって、

ようやく、ようやく戦争が終わって、

切ねェ…

>>625
自覚あるんかしらんけど普通に荒らしだからなそれ　NGしたけど

（　 ω ）｢……｣


彼が自分の居た場所へ帰った時には、

ビッグアイでルッキングしたげて

生まれたままの姿になっていました。

（　 ω ）｢どうして無いんだお……｣

（　 ω ）｢僕の家も、向かいのおじさんな家も｣

（　 ω ）｢となりのおばさんの家も、公園も、僕の町も｣

（　 ω ）｢ツンの、家も……｣

（　 ω ）｢どうして……｣

（　；ω；）｢どうして何も無いんだお！！！｣




｢どうして！！！！！｣

ブーン・・・

　＿＿＿ 　　　　　　　♪　　∩∧__,∧
/　||￣￣||　　　　　　　　　_ ヽ（ ＾ω＾ ）7
|.....||＿＿|| 　　　　　　　　/｀ヽJ　　　,‐┘
|￣￣＼三　 /￣￣￣/ 　´｀ヽ､_　 ノ
|　　　　|　( ./　　　　 / 　　　　　｀) ）　♪

何も、残ってはいませんでした。

支援

むう…

終わるまで絶対寝ない

支援
これは楽しい、でもおじさんな家で笑ったのは内緒

｢あの村？｣

｢ああ襲われたんだって？｣

｢きっとみんな■■ちゃいないよ｣

｢みんなみんな■■じまった｣

｢酷いことをするよな｣

伏せんといて…

しえしえ

支援

不快な言葉を何度も聞きました。

何度も、何度も、


（　 ω ）｢生きてるお｣


だけど彼は、


（　 ω ）｢きっとツンは生きてるお｣

（　 ω ）｢死体が無いお、墓が無いお｣

（＃ ω ）｢だから絶対に生きてるお！｣


それを信じようとはしませんでした。

>>640
ちきしょう、お前のせいで見直して気づいちまった……

支援

死者の思い出に縋る愚か者め…!

とは言えない

彼は探しました。

ツンを、大切な人を、

西へ東へ、

南へ北へ、

彼は探しました。

だけど、


（　 ω ）｢見つからないお｣


西も東も、


（　 ω ）｢見つからないお｣


南も北も、


（＃ ω ）｢どうして見つからないんだお！！！｣


どこにも彼女はいませんでした。

しえ

（　；ω；）｢……｣


西にも東にも南にも北にも、

どこを旅しても、

彼女はいませんでした。


（　；ω；）｢ツン……｣


悲しみに沈みそうな、

そんな時でした。

彼がそれを、

思い出したのは。

これ原作あんの？オリジナル？すげえおもしろい

しえん

支援

恋空（笑）で泣いてるスイーツどもに見せてやりたい

｢僕は王様になるお！｣

｢ふーん｣

｢そしたらツンはお妃様だお！｣

｢……ありがとう｣

｢約束だお！｣

｢うん……｣



それは幼い日の約束。

>>655
忍空に見えた…ふぅ

（　＾ω＾）｢僕は、｣


もしも偉くなったら、

もしも王様になったら、

彼女が僕を、

彼女が僕を見つけてくれるかも知れない。


（　＾ω＾）｢王様に、なるお｣


もう一度、会えるかも知れない。

支援だ

支援

支援

http://jbbs.livedoor.jp/internet/9386/
規制されてるやつココにきてみな

支援

彼女を探す旅で彼は色々な事を知っていました。

魔法のような事だって、

錬金術だって、

なんだって知っていました。

だけど、

それでも彼は、



（　＾ω＾）｢へいへい！魔女さん！願いを叶えてくれお！｣

ξﾟ�听)ξ｢……いいけど、わかっているの？｣




魔女を、呼びました。

>>662　うんこうんこうるせえよｗｗｗｗｗｗｗ

>>662なんでみんなうんこうんこいってんだよｗｗｗｗｗｗｗ

もしかしたら、

もしかしたら、彼はわかっていたのかも知れません。

彼女が、

彼女が、もういない事を。

それでも彼は、王様は、

いびつに歪んだ夢を、それだけを信じて、






（； ω ）｢ガハッ！ガハッ……ツン｣


生きてきたのです。

行ったのか

>>655
精神疾患でも患ってんのかお前

ぎぎぎ

切ない

支援

（； ω ）｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣


それはもう何回目かすらわからない会話の時でした。


ξﾟ�听)ξ｢このまま、終わる？｣
（； ω ）｢……｣


ただ、


ξﾟ�听)ξ｢まだ二つ、願いを叶えられるのに……｣

（； ω ）｢……｣


今日は少しだけ違いました。

衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になりたい

ほう

（； ω ）｢セクロスが……したいんだお｣

それは彼の記憶が魔女に影響したのかもしれません。


ξﾟ�听)ξ｢このままだと、死んじゃうよ？｣

（　 ω ）｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢ねえ、それでもいいの？｣

（　 ω ）｢……｣

ξ；�凵G)ξ｢ねえったら！｣


それは、

まるで、彼女が言うような言葉、

まぁこの行数、改行の多さで五分間隔だから持てあますのは分かるが
ここまで産まれたままの姿になりすぎだろ

……

泣ける

ヒント：ID

だけど、


（　 ω ）｢……いいんだお｣

ξ；�凵G)ξ｢……｣

（　 ω ）｢もう……いいんだお魔女さん……｣

（　 ω ）｢ツンは、ツンはきっと、｣


王様は、彼は、


（　；ω；）｢死んでしまったんだお……｣


疲れてしまっていました。

これはある意味リアルタイムで見たくなかった

しえん

ξ；�凵G)ξ｢……｣

（　 ω ）｢もう叶えられる願いなんて、しらないお｣

ξ；�凵G)ξ｢……｣

（　 ω ）｢……彼等に、｣

ξ；�凵G)ξ｢彼等？｣

（　＾ω＾）｢僕が、追い出してしまった彼等のために、｣



｢使ってくれお｣

しえんよ

ふたつめの願いは、

家臣達の幸せ

支援活動

支援

（； ω ）｢来世をかえすんだお・・・」

/ ﾟ、。 ／｢無くしたい事？｣

ξﾟ�听)ξ｢そう、無くしたい事｣

ダイオードは城を追い出されても商人でした。

魔女の存在を知っても、

｢ああ、そうだったのか｣

と納得するだけでした。

いくら願いでも無条件に幸せには出来ません。

だから、代わりに彼等の、

後悔した事や、

忘れたい記憶を、

無くすことにしたのです。

>690ここまでの感動を返せってなるぞ

支援

だけど、


/ ﾟ、。 ／｢無いよ｣

ξﾟ�听)ξ｢無い？｣


ダイオードはそれを断りました。


/ ﾟ、。 ／｢ああ、私に消したい事なんて無いんだ｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣

/ ﾟ、。 ／｢忘れたい過去はあるけどね｣

/ ﾟ、。 ／｢……でも、それは忘れちゃいけない事だ｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣

/ ﾟ、。 ／｢絶対に、忘れちゃいけない事なんだ｣

支援

しえんた

しえんぬ

このスレ保存する

しえん

ξﾟ�听)ξ｢そう……｣

/ ﾟ、。 ／｢ああ、だから他な奴のとこへ行きなよ｣

ξﾟ�听)ξ｢……わかったわ｣


そういって、魔女が別の家臣の下へ行こうとした時です。


/ ﾟ、。 ／｢ああ、代わりと言ったらなんだけど｣


ダイオードは言いました。

支援

/ ﾟ、。 ／｢王様を幸せにしてやってくれ、彼は私と同じだから｣

ああ、そうか皆戦争被害者なのかしえん

(´･ω･`)｢消したい事？｣

ξﾟ�听)ξ｢そう、消したい事｣


次は庭師のショボンです。

彼もまた、事情を話すと、

｢ああ、知ってるよ｣、と言いました。

支援

支援

スクリーンがくもってよく見えなくなってきた

>>702
ショボン＝ルージアルは戦争関係なくね？

>>705
つハンカチ

でも、


(´･ω･`)｢消したい事なんて無いよ｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣


ショボンもまた、

消す事を、断りました。


(´･ω･`)｢無いんだ、消したい事なんて｣


ショボンの両目は、全てを見透かしているようでした。

支援

>>707
名前欄はどういうアレなの？

>>710別スレで使ったらうっかり定着させちゃってそのまま直すの忘れてしまっていたの

しえんしえん

支援

(´･ω･`)｢後悔している事はあるけれど｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣

(ねえショボン！僕は星がいいなあ！)

(ショボン、四角とかはできないかなあ)


その時、魔女にも、声が聞こえました。


(´･ω･`)｢声の大切さに気づけた、だから、いらないよ｣

ξﾟ�听)ξ｢そう……｣


そうして魔女が他の家臣の下へ行こうとした時です。


(´･ω･`)｢ああ、代わりに頼みたいんだけど｣


ショボンが言いました。

風呂上がり支援

なにこのとっても素敵な話

sienn

(´･ω･`)｢王様を幸せにしておくれ、また声が聞こえたのは彼のおかげみたいな物だから｣

>>706
ショボンの名前なげーな

絵本になったら買う

つ◇ω；）ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

好奇心で覗いたら目から汗が出てきたでござる

そうして次はコックです。


｢いまさら何しに来たんだよ！｣

<ヽ;｀∀´> ｢ごめんなさいニダ。本当に、すみませんニダ｣


だけれど魔女は彼に近づけません。

彼が沢山の人に謝っていたから。

ずっと、ずうっと。

本当良作。久々にブーン小説にあえた

sienn

しえん

ニダー改心してやがって泣かせるわ

今日中は無理っぽいな
まー夜更しも少しできるし
最後までしえん

｢これ、お詫びの料理ニダ……キムチじゃないニダ……｣

｢いらねえよ！そんなもん！｣


そんなやりとりを何回もニダーはしていました。

何回も何回も、

そして、


｢……まあ、受け取ってやるよ、二度と盗みなんてするなよ｣

<ヽ*｀∀´>｢ありがとうございますニダ！｣


許してくれる人も、

出てきました。

みんなよんでくれ・・・

うるせえな
泣いてんだよ今

ニダー…

ああああああ目からあああああ

しえんよ

これだからVIPはやめられない

支援

支援

支援支援

すばらしい

そうして、ようやく話せるようになりました。


<ヽ｀∀´> ｢消したい事？｣

ξﾟ�听)ξ｢そう、消したい事｣


ニダーも魔女の事を聞いても驚きませんでした。

｢王様は凄いから何でも出来るニダ｣、と言うだけでした。

ただただニコニコしてました。

頑張れ>>1！

このきむちはなんだろう〜♪

これはほんのキムチですが・・・

>742-743
ちょっと表出ろ

やっぱ夜中に終わるか……
ここまで来たら最後まで見届けたい、が

>>744 あやうく俺も外に出る所でした。

そして、


<ヽ｀∀´> ｢消したい事なんて無いニダ｣

ξﾟ�听)ξ｢何も？｣

<ヽ｀∀´> ｢なあんにも無いニダ｣


ニダーも二人のように、


<ヽ｀∀´> ｢後悔している事はあるニダ｣

<ヽ｀∀´> ｢でもそれを忘れちゃいけないニダ｣


言ったのです。

ﾆﾀﾞｰ良かったな（´；ω；）

ｷﾑﾁﾏｺｳｽｹ｢ﾁｮｰｷﾑﾁいいｯ!｣

このキムチは食べられないよ
支援

ニダーがかわええ

しえーん

才能の無駄使い極まりない

キムチやめれwwww

<ヽ｀∀´> ｢さ！まだまだ謝る人は沢山いるニダ！｣

ξﾟ�听)ξ｢そう……｣

<ヽ｀∀´> ｢頑張るニダ！｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣


そうして魔女がまた別の家臣の下へ行こうとした時です。


<ヽ｀∀´> ｢あ！もしよければ！｣


ニダーが言いました。

これはいいニダー、いや稀なニダー

なんだこのキムチパレードｗｗｗｗｗｗｗ

支援

<ヽ｀∀´> ｢王様に幸せを！王様はウリを助けてくれたニダ！｣

何を言うかわかってても涙が･･･

支援

衣服を脱ぎ捨て産まれたままのキムチになったのです。

うんうん

ダメだ眼球が決壊した

なにそれこわい

ところでこのキムチをどう思う？

あああ・・・ここで仕事に行かないと・・・。
お前ら最後まで見届けてやってくれ。
たのんだぞ・・・。

(*ﾟーﾟ) ｢消したい事？｣

ξﾟ�听)ξ｢そう、消したい事｣


最後は使用人のしぃでした。


(*ﾟーﾟ) ｢……｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣


彼女は、


(*ﾟーﾟ) ｢あるよ、消したい事｣

ξﾟ�听)ξ｢それは、なに？｣

(*ﾟーﾟ) ｢……｣


彼女だけは、

支援

｢王様と会ってからの記憶を消して欲しいな｣

消す事を、願いました。

おい　しぃふざけんな
キムチぶっかけるぞ

いやいやここは何かあるんだろう

多分しぃは強い子

予想外

予想通りにならないのが>>1の凄い所。

(*ﾟーﾟ) ｢あんな楽しい毎日なんてなかった｣

ξﾟ�听)ξ｢……｣

(*ﾟーﾟ) ｢もう、来ない日々なら、消して欲しい｣

ξﾟ�听)ξ｢……いいの？｣

(*ﾟーﾟ) ｢うん……｣

ξﾟ�听)ξ｢……わかった｣

(*ﾟーﾟ) ｢……｣


そうして、魔女が魔法を唱えようとしたときです。

キムチがとんできました。

むむっ

>>777
おいやめろ

　キムチ、おいしいです。

おいついた！！
支援んー！！！

寝る前しえん

目から雨漏り
助けてくらしあん

<<777
屋上

>>777,780
そんなもんじゃ揺るがない

支援

まさかのみす
しにたい

ｲｷﾛ

>>787
し、しぬな・・・
ほら一緒屋上行こうぜ
あ、キムチ食うか？

｢……！！！｣

ξ;ﾟ�听)ξ｢……！！！！｣


無理矢理に口を押さえ付けられました。


ξ;ﾟ�听)ξ｢ちょっと！何するの！｣

(*；ー；)｢駄目っ！絶対に駄目っ！｣

ξ;ﾟ�听)ξ｢あなたが望んだのよ！？｣

(*；ー；)｢忘れたい！忘れたいけど！｣





｢それでも毎日は本当に楽しかった！｣

00:00までのばすのかな

ｗｋｗｋ

支援

やべぇ落ちそう……


支援！支援！

ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ( ；∀；)

荒らしになってるって自覚ないんだろうなぁ

支援

頑張れ支援

支援控えないと埋まりそうだな

>>796
すまんやっぱ私情とかうるさいだけだよな……
ROMるわ

ξ;ﾟ�听)ξ｢……｣

(*；ー；)｢私…楽しかった……本当に…楽しかった……｣

ξ;ﾟ�听)ξ｢……｣

(*；ー；)｢ごめんなさい、わがまま言って｣

(*；ー；)｢私…やっぱり何も、消したく無い……｣

(*；ー；)｢忘れたく、ない……｣

ξ;ﾟ�听)ξ｢……｣

支援

しぃ・・・！

ξ;ﾟ�听)ξ｢じゃあ、何も、望まないのね？｣

(*；ー；)｢……うん｣

ξ;-��-)ξ｢……わかったわ｣


ああ、またか、

そう思い、城に魔女が戻ろうとした時です。


(*；ー；)｢もし、もしよかったら！｣


しぃが叫びました。

支援

(*；ー；)｢王様に幸せを！あの人が拾ってくれたから楽しい日々に会えた！｣

そうして、

商人と、

庭師と、

コックと、

使用人な願いを抱いて、

魔女は城へ戻りました。

>>777にやられた('A`)

>>796のレスの後からみんな大人しくなっててワロタ

昨日から楽しみにして読んでる

支援

おお、0時で>>1のIDが変わっただけか
荒らしが書いたのかと思った

携帯だからか、よく「の」が「な」になってるね
それを差し引いても十分いい話だからおｋだけど

ここまで来たなら支援

支援します

shine
違った
sienn

>>815
輝いてるから間違ってもないぞ

tanasinn

（　 ω ）｢……｣


そして、


（　 ω ）(なんだお……)


そして王様の病は治り、


（　 ω ）(なんだか…暖かいお……)

｢…！……！！｣

（　 ω ）(何か、何か聞こえるお……)

｢…様！王様！｣

（　 ω ）(みんなの…声？)


そして彼の周りには、

しえん

〜〜！！

ｗｋｗｋ

支援

支援支援支援支援支援
ラストwktk

衣服を脱ぎ捨て産まれたままの姿になった家来達が

ｲｲｽﾚﾀﾞﾅｰ（ ；∀；）

(*；ー；)｢王様！王様！｣


使用人の少女と、


<ヽ*｀∀´>｢起きたニダ！｣


泥棒だったコックと、


(´･ω･`)｢よかった……｣


心の読める庭師と、


/ ﾟ、。 ／｢……｣


過去と向き合う商人と、

ｼｴﾝ(・∀・ )っ/凵⌒☆ﾁﾝﾁﾝ

>>824
体育館裏

と、！

idてす

支援！支援！支援

と！！！！

(´;ω;`)ﾌﾞﾜｯ

もうほんとに画面ぼやけてどうしようもない
賠償を要求するニダ

>>834
つキムチ
俺も画面が水に沈んでる

｢本当に、｣


彼が聞いた声は、


（　 ω ）(え……)

（　 ω ）｢……まさか｣


そして、



｢本当に王様になったんだ……｣



そしてそれは、彼が求め続けていた、

画面がキムチでぼやけて見えない

なんだ、嫁生きてたのか


良かったのう…

支援支援
ツンktkr！？

支援

まさにブワッ状態なわけなんだが

目からキムチが・・・

ああああああ！！！！

ξ*ﾟーﾟ)ξ｢おめでとうブーン｣

おおっ？

支援

支援

しぃぃぃぃぃぃあ

彼女の、声でした。

ツン!?

うおおおおおおお！！！！！！！生きてたああああああ！

>>842のせいで目がいてえええええええええ！

キターーー！！！

何やってんだ俺
しのう

しえん

良作支援

そこで王様は目覚めました。


（；ﾟωﾟ）｢ツン！｣


聞いた、確かに聞いた。

彼女の声を、求めつづけた、

彼女の声を。


（；ﾟωﾟ）｢……｣


だけど、彼の周りには誰もいませんでした。

あんなにも、あんなにもリアルに、

声が聞こえたのに。

(´;ω;｀)

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！

うわああああ

>>851 早漏乙　支援

やっぱりそうだよな・・・

yYiA07u80

yYiA07u80

（　 ω ）｢やっぱり……｣


嗚呼、何も、何も無いんだ。

僕には、何も、無い。

再び王様が悲しみに染まり始めた時です。


(*ﾟーﾟ) ｢王様｣


そこに使用人の少女が、いました。

どういうことだ
支援

>>860候だった、死にたい

支援

支援

ひさしぶりに泣いた
ありがとう

支援

ん？誰か呼んだ？

支媛

支援ぬ

（　 ω ）｢しぃかお｣

(*ﾟーﾟ) ｢悲しい、夢を……見たんですか？｣

（　 ω ）｢……そうだお、悲しい、とても悲しい夢だお｣

（　 ω ）｢僕に、何も無い事を、実感してしまう……｣

（　 ω ）｢悲しい…夢だお……｣

(*ﾟーﾟ) ｢王様｣

（　 ω ）｢なんだお｣

(*ﾟーﾟ) ｢私には家族がいません｣

(*ﾟーﾟ) ｢戦争で失いました｣

(*ﾟーﾟ) ｢コックのニダーさんも、そうらしいです｣

（　 ω ）｢……｣

すごい良い物語ってことを前提で言うけどさ
>>691の流れがな
なんで記憶無くしてあげようってなったのかがちょい分からん、というか無理やり気味
いかにもこの後の｢忘れたいことありません｣っていう感動に持っていこうとしてる感じで

いや、もうさっきから涙止まらないんですけどね

支援

支援

なんでブーン系書く人って文才ある人ばっかなん？
へこむわ

支援

(*ﾟーﾟ) ｢でも、でも私は、手には、まだ残っている物があります｣

（　 ω ）｢……｣

(*ﾟーﾟ) ｢王様、あなたがくれたのです｣

(*ﾟーﾟ) ｢私だけじゃない……｣

(*；ー；)｢ニダーさんや、ショボンさんや、きっとダイオードさんだって！｣

(*；ー；)｢王様がくれた物を持ってるはずです！｣

（　 ω ）｢……｣

(*；ー；)｢王様……それでも、あなたには、あなたの手には、｣

(*；ー；)｢何もありませんか？｣

>>873
じゃあ黙ってればいいじゃない。

>>876
ブーン系書く人が天才なのではなく、天才がブーンを選んでるだけの事です

無条件で幸せには出来ないからでいいんでないの？

>>879
どくしゃさま　こわいです

ぽたり、と

涙が落ちました。

>>873
無条件に幸せを与えることは出来ない
だから奪うことにした。不幸の記憶を
そうすればきっと幸せになれる

これじゃダメなのかい

そういうことは作品投下が終わってから話そうじゃないか
今は黙って支援だ

考察は終わってからにして欲しいな

減速
盛り上がったら泣きを見るぞ

>>882
まとめブログのコメント欄にでも書いてればいいような書き込み多すぎる

だな　�C

http://img14.gazo-ch.net/bbs/14/img/200807/96439.jpg
保守　支援

>>890
グロ中尉

>>890
グロ中尉

（　；ω；）｢……あるお｣

（　；ω；）｢僕には…沢山の物が、まだ……｣


ハラハラと、王様の目からは涙が落ちていました。


泣いて、泣いて

泣いて。

部屋には二人の泣く音だけが響いていました。

それと、

>>890

うおおおおおおおお！！！！！

よくやった！！！！！！！！！！

<ヽ;｀∀´>｢王様泣いてるから励ましに入るニダ！｣

(；´･ω･`)｢やめなよ｣

/;ﾟ、。 ／｢やめといた方が……｣

<ヽ；｀∀´> ｢な、なんで？｣

(´･ω･`)/ ﾟ、。 ／｢空気を読んで｣


部屋の外では不安そうにしている彼等もいました。