1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
時は20XX年…人口の増加の影響か、食料不足が深刻であった
もはや肉や野菜はもちろん、たまごさえも貴重品になっていた
その世界に一人の元プロ野球選手が存在していた
その名は板東英二
彼は生粋のゆでたまご好きであり最近の食料不足に悩まされている
キィィィィィン
坂東「うっ!最近頭痛が酷いなぁ」
キィィィィン
坂東「くっ!また」
??「坂東…坂東…俺を捜せ…そして食すのだ」
坂東「この声は…たまご…?」
??「坂東…俺はお前を待っているぞ」
坂東「呼んでいる…!たまごが俺を呼んでいる」
こうして坂東は伝説のゆでたまごを求め旅に出るのであった
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:54:18.40 ID:DzvhoiXsO
長いわ、ほんばでぃぼー
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:56:22.33 ID:gEM6QBIVO
期待
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:56:26.90 ID:bCJ9PVeo0
続けたまえ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 21:59:14.51 ID:T33etuMc0
家を出てから三日くらい経っただろうか
辺りは一面の砂漠
坂東「ほんまに暑いわー!どうにかなってしまいそうやわ」
坂東が愚痴を漏らしていると前から大男が迫ってきた」
大男「おいジジィ、テメェ金持ってんか?」
坂東「持ってへんで!俺が持ってるのはこのレディウスの剣だけや」
レディウスの剣…坂東がそれを手に入れたのは一日前の事だ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:02:37.45 ID:T33etuMc0
〜前日〜
坂東「しかし家を出たは良いが…全く何処にあるか見当がつかないな」
その日の気温は30度、坂東は疲労は限界に達していた
坂東「あの洞窟で休んでいこか」
坂東「は〜生き返るで〜ん?何だアレは」
坂東は洞窟の奥に何か光る物を見た
坂東「ちょっと行ってみよか」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:07:39.33 ID:T33etuMc0
坂東「うわー明るい」
その光る物体の正体はなんとも見事な剣であった
剣「英二よ…この俺を持て、そして北へ進むのだ」
坂東「お前…話せるんか」
剣「佐用、さあ持て貴様なら私を使いこなせるだろう」
坂東「俺はピッチャーやからあまり細長いもんわな〜」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:11:36.24 ID:T33etuMc0
時は戻って現在
大男「何ふざけた事かましてるんだー!さっさと出せー!」
坂東「愚かな…死ぬぞ!」
剣が眩い青色に光る
大男「うっ!」
坂東「蒼聖龍虎裂打!」
大男「ぐはあああああ!!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:12:48.38 ID:gSDXNiEfO
期待
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:13:26.06 ID:l5smdl4H0
こんな意味の分からんスレにワクワクしている俺ガイル
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:15:57.97 ID:bCJ9PVeo0
SSって書いててもあんま反応無いときあるけどがんばって
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:19:42.90 ID:T33etuMc0
二日後、砂漠の向こうに一つの村が見えてきた
坂東「あれか…」
剣が青白く光る
坂東「どうやらそうみたいだな、レディウスもそう言ってる」
村の名はユザワヤ
と、そこに一人の老人が近寄って来る
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:25:18.21 ID:T33etuMc0
老人「アナタは…旅のお方ですか?」
坂東「そうや」
老人「ああ!あなたは運が悪い!今は最悪の状況です!」
坂東「どういう事だ!?」
老人「この村の村長が交代になったのですが!あの方はまるで宇宙人!恐ろしいほど残虐非道なのです」
坂東「どうやらソイツがたまごに関わってそうだな、会わせろ」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:30:21.41 ID:T33etuMc0
老人「村の東の方に行けば大きい建物があります…」
坂東「そこにいるんやな!」
坂東は東へ駆け出した
剣「大丈夫か英二…怪しい空気だ」
坂東「かまへんかまへん、俺は負けんでー」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:35:50.41 ID:T33etuMc0
10分くらい走ってるとそこに周りとは比べ物にならないくらいの大きな建物が有った
坂東「ここしかないな…」
キィィィィン
坂東「くっ!感じる!たまごや!」
剣「しかしこの村とたまごに何の関係が…」
坂東「行ってみたら分かるンちゃうか?」
坂東はその建物に入ってった
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:42:47.90 ID:T33etuMc0
ギィィィ
ドアが軋む
坂東「あの〜誰かいまへんか?」
「ようこそ我が神殿へ」
剣「気をつけろ!できるぞ!」
ベーツァー「待っていたよ…我が名はベーツァー」
坂東「ベーツァーだと!」
剣「どうした!坂東!」
坂東「ベーツァーはヘブライ語でたまごを意味する…やはり貴様…」
ベーツァー「フッ察したか」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:43:58.08 ID:vJC9JwLS0
面白いけど坂東の一人称は僕のほうがいいかもしれない
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:46:22.95 ID:vbvxdT+hO
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:47:20.18 ID:UDA2BQsp0
神SSの予感
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:48:47.34 ID:T33etuMc0
ベーツァー「俺と貴様は生まれた時から闘う運命に有ったのだEIJI」
板東「貴様…なぜ僕の名を!?どういうことだ」
ベーツァー「俺とお前はエッグ星のトップに立つ人物!コロンブスだ!」
板東「コロンブス…?」
ベーツァー「エッグ星の頂点に立つ物達はそう呼ばれる、コロンブスは俺とお前を含め三人!」
板東「何やと…」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:54:53.76 ID:T33etuMc0
ベーツァー「そして貴様の本名はジョセフ・エッグ・エイジ!人々はEIJIと呼ぶがな」
板東「そんなの信じられるか!」
ベーツァー「それならそれで良いがな!コロンブスは最終的には一人に絞られる…」
槍を取り出すベーツァー
ベーツァ「死ね!雷神鳳凰斬!」
板東「くっ!」
間一髪で避ける板東
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:55:09.72 ID:L+ouPx0u0
板東何歳だよwww
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 22:58:36.85 ID:T33etuMc0
坂東「やるしかないってか!いくぞレディウス!」
剣「おうよ!」
ベーツァー「行くぞ!導雷!」
坂東「蒼壁!」
青白い剣と赤紫の槍が交差し激しく光る
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:00:23.97 ID:FdzvJC1V0
さ・・・坂東?
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:03:37.30 ID:s8Kz1F5GO
レディウスのとこだけ妙にリアルに再生される
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:04:10.45 ID:T33etuMc0
ベーツァー「互角か!」
坂東「いや僕の勝ちや!」
ベーツァーが怯んだ一瞬の隙に板東はベーツァーの下に潜り込んだ
ベーツァー「しまった!」
板東「昇虎撃!」
ベーツァー「くはああああああああ!!」
激しく黄身を流しながら倒れるベーツァー
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:07:15.40 ID:l5smdl4H0
ヘブライ語で卵てwwwwwwwww
詳しすぎるだろ
激しく黄身を流しながらwwwwwww
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:09:35.16 ID:T33etuMc0
ベーツァー「流石だ坂東…昔のままだぜ…」
坂東「ベーツァー…」
ベーツァー「頼む坂東…俺の代わりに頂点になってくれ…」
坂東「ベーツァー…お前も僕も同じ運命を背負った物同士…」
剣「英二!たまごは!」
板東「そうやった!」
奥に有った棚からたまごを取り出す板東
板東「!?」
剣「どうした…」
板東「これは生卵!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:17:25.77 ID:T33etuMc0
ベーツァー「EIJI…お前宿卵をさがしているな」
板東「宿卵…?」
ベーツァー「そうだ…コロンブスにはそれぞれ宿命の卵を与えられる、俺は生卵、お前はゆでたまご、そして最後の一人が半熟卵…それが宿卵さ」
剣「俺達の旅はまだ終わってなかったって事か…」
ベーツァー「EIJI…お前はお前の宿卵を探せ…」
板東「ああ、分かった」
ベーツァー「そしてEIJI…俺の願いを一つ聞いてくれないか」
板東「何や…」
ベーツァー「この黄身の流れ方からして俺の命はあと少しだろう…だがせめて最後にその生卵を俺の口に収めたい…」
板東は微笑みながらベーツァーの口に生卵を流しその場を去っていった
〜第一章完〜
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:17:58.14 ID:bCJ9PVeo0
生卵www
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:18:43.70 ID:T33etuMc0
それでは一旦離脱します
気が向いたら第二章書きますノシ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:24:07.16 ID:PnBcTelqO
追い付いた・・・坂東www
全身全霊で期待
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:45:57.90 ID:l5smdl4H0
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:48:53.73 ID:R3XnovK70
坂東・・・?
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 23:58:23.16 ID:T33etuMc0
〜第二章〜
ベーツァーの村、ユザワヤを出発してから二日が経った
坂東は次の村へとたどり着いた
坂東「まずは腹ごしなえやな」
剣「あそこの酒場にいこうぜい」
酒場へと入る坂東
店員「いらっしゃい」
坂東「久しぶりに米が食いたいなぁ」
店員「すいません今切らしてますわ」
ちぇっと坂東は舌打ちした
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:03:11.00 ID:baCml4HF0
がっかりしながら辺りを見回す坂東
そこに男に絡まれてる青年を発見した
男「おいゴラ!テメェ食料持ってんだろ!」
青年「止めて下さい!これが最後なんです!」
坂東は深呼吸してそこに向かった
坂東「アンタね止めなさいよ、この青年嫌がってるじゃないか」
男「あんだとー!ジジィは黙ってろー!」
持ってた金属バットを振り下ろす男
坂東「愚かな」
剣を振り下ろす坂東
倒れ込む男
坂東「安心しろ峰打ちだ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:05:27.04 ID:vteI7eet0
俺の知ってる板東さんじゃない
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:07:47.50 ID:baCml4HF0
坂東「大丈夫か青年」
青年(この剣はレディウス…)
青年「アナタはもしかしてEIJIさん…?」
坂東「アンタ…僕を知ってるんか?」
青年「知ってるも何もわたしはエッグ人ですよ」
坂東「何やて!」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:10:48.64 ID:f8azsRx70
「峰打ちや」っていうかも。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:12:08.24 ID:baCml4HF0
青年「僕の名前はオムレです」
坂東「ツを付けたくなる名前やな」
オムレ「ベーツァーさんが倒されたと聞きましたがやはりアナタが…」
坂東「ああ、せや」
オムレ「仕方ありませんよね、それが宿命なんですから…」
坂東「俺はこの戦いを終わらせる為に戦う、そう決意したよ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:16:48.65 ID:baCml4HF0
オムレ「しかしコロンブスの頂点に立ったらその先に待ってるのは大卵皇の地位が…EIJIさんも当然それを狙って…」
坂東「大卵皇?なんやそれは」
オムレ「ええ!EIJIさん!?知らないって!まさかあなたエッグ人としての記憶を…!」
坂東「せや、しかし話しかけてくんねん、感じんねん、ゆでたまごが」
オムレ「そうですか…しかしそれがコロンブスの本能、実態ですよ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:22:05.45 ID:baCml4HF0
坂東はオムレにエッグ星の事について教えてもらった
大卵皇はエッグ星の神のような存在であり千年に一度変わり、後継者はコロンブスの中から一人決められる
しかし3年前、一部のエッグ人が暴走しヒヨコ人が誕生した
ヒヨコ人はエッグ人に反旗を翻したのである
エッグ星は後継者争いどころではなくなった為、コロンブスは地球へと送られ戦う事になったという
EIJIはその時に記憶を失い坂東家に拾われたという訳だ
ちなみにエッグ人は二つに分けられ黄身族と白身族がいる
EIJIとベーツァーは黄身族である
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:30:18.82 ID:baCml4HF0
坂東「なるほどな、で人との戦いは終わらないのか」
オムレ「今のところはそういう情報は…」
ドーーーーーン!!
坂東「何の音や!」
村人「大変だーーー!!UFOだ!逃げろオオオ!!」
坂東「何やてー!」
表に出る坂東
オムレ「あれは…」
坂東「どないしたん!?」
オムレ「アレはヒヨコ人の円盤です!」
坂東「何やて!!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:34:22.23 ID:baCml4HF0
ヒヨコ人「うわははは!!エッグ星は既に滅ぼした!」
オムレ「何だって!」
ヒヨコ人「だがここにまだエッグ人の生き残りが居るだろう…」
坂東「くっ」
ヒヨコ人「我が名はヒヨコ軍、総大将ピヨキング!」
ピヨキング「コロンブスは居てもらっては厄介だ、死んでもらうぞEIJI!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:36:57.75 ID:baCml4HF0
坂東「エッグ星が滅んだやて…貴様ぁー!!」
オムレ「この光は…」
坂東「うわあああああああ!!」
オムレ「これは…これは超エッグ人!まさか本当に居たとは…!」
坂東「いくで!レディウス」
剣「ホレ来た」
坂東「ピヨキング!貴様のトサカ一枚もこの世には残さへん!」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:46:54.72 ID:baCml4HF0
ピヨキング「フッ所詮エッグ人は卵どまり、ヒヨコには敵わない…」
坂東「行くで!蒼刺断!」
受け止めるピヨキング
ピヨキング「効かぬ効かぬ効かぬわぁ!」
ピヨキング「今度はコッチだ!絶裂雛砲!」
相手のくちばしから光線が放たれる
坂東「レディウス!!」
相手の攻撃を剣で受け止める坂東
ピヨキング「コイツ…今までのエッグ人とは違う…」
坂東「はああああ!!蒼反影!」
ピヨキング「くっ!」
坂東「倍返しや…」
ピヨキング「この程度…受け止めてくれる!」
だが耐えきれず吹っ飛ばされるピヨキング
ピヨキング「ぐはああああああああ!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:51:36.28 ID:baCml4HF0
ピヨキング「くっ眠っていたエッグ人の黄身を目覚めさせてしまったか…コロンブス…俺の敵う相手じゃなかった…」
ピヨキング絶命
オムレ「凄いや…超エッグ人…初めて見たや」
坂東「僕はもう後戻りできない…運命を受け止めるしか無いんやな」
村を立ち去る坂東、オムレはその後ろ姿をただ黙って見送ることしかできなかった
〜第二章完〜
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:52:38.22 ID:baCml4HF0
多分誰も見てないだろうけどここまで来たから今度続き書きます
それではノシ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/11(日) 00:59:07.13 ID:f8azsRx70
ノシ!
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
落ちたらまた立てて。